特許第6960007号(P6960007)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6960007
(24)【登録日】2021年10月12日
(45)【発行日】2021年11月5日
(54)【発明の名称】農業用止水シート
(51)【国際特許分類】
   A01G 9/14 20060101AFI20211025BHJP
   A01G 13/02 20060101ALI20211025BHJP
【FI】
   A01G9/14 S
   A01G9/14 N
   A01G13/02 B
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2020-33469(P2020-33469)
(22)【出願日】2020年2月28日
【基礎とした実用新案登録】実用新案登録第3219974号
【原出願日】2018年11月21日
(65)【公開番号】特開2020-89390(P2020-89390A)
(43)【公開日】2020年6月11日
【審査請求日】2020年2月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】000165088
【氏名又は名称】恵和株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000556
【氏名又は名称】特許業務法人 有古特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】北里 辰範
【審査官】 中村 圭伸
(56)【参考文献】
【文献】 特開平10−309138(JP,A)
【文献】 実開平04−003544(JP,U)
【文献】 特開2004−136919(JP,A)
【文献】 特開2017−211423(JP,A)
【文献】 特開昭58−193624(JP,A)
【文献】 韓国公開特許第10−2005−0039824(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01G 9/14
A01G 13/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に沿った一方向に線状に延び、平面視において前記一方向と垂直な方向に離隔し、前記表面の一部が厚み方向に折り曲げ容易に加工された加工部である2以上の折曲部を備え
2本の前記折曲部に挟まれた領域とその外側の領域とが一体的に連続し、且つ、前記2本の折曲部に挟まれた領域が、平坦に形成されている、農業用止水シート。
【請求項2】
折曲部が、厚み方向に窪んでなる請求項1に記載の農業用止水シート。
【請求項3】
表面に沿った一方向に線状に延び、前記表面の一部が厚み方向に折り曲げ容易に加工された加工部である少なくとも1本の折曲部を備え、
平面視において、前記折曲部が波状に形成されている、農業用止水シート。
【請求項4】
平面視において、前記折曲部は、複数の線分がジグザグに折れ曲がることで前記波状に形成されている、請求項3に記載の農業用止水シート。
【請求項5】
平面視において、前記折曲部が破線状に形成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の農業用止水シート。
【請求項6】
記折曲部が、直線状に延びている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の農業用止水シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、農業用ハウスに用いられる農業用止水シートに関する。
【背景技術】
【0002】
農作物の生育設備として、例えば、骨材に囲まれた内部空間をガラス板や軟質シート等で覆うことにより構成された農業用ハウスが知られている。この農業用ハウスには、農作物を保温すると共に地表付近から水等が内部空間へ浸入するのを防止する目的で、側部や妻部の下側に、特許文献1に開示されるように農業用止水シートが設けられる場合がある。
【0003】
農業用止水シートを農業用ハウスに設ける場合、例えば、溝部を有する長尺状のフレーム部材を骨材に取付け、当該フレーム部材の溝部に農業用止水シートの一部を入れた状態で、スプリングにより農業用止水シートを溝部の溝幅方向の内壁に押圧する。これにより、農業用止水シートがフレーム部材に固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3114858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
農業用止水シートは、長期間の使用に耐えうる耐久性を持たせるため、例えば、ある程度の厚み寸法を有するように製造されて強度が高められる。これにより、農業用止水シートのコシが強くなることで、農業用止水シートをフレーム部材の溝部内でフレーム部材に固定する際の作業性が低下するおそれがある。
【0006】
そこで本発明は、農業用止水シートをフレーム部材に固定する際の作業性が低下するのを良好に防止可能にすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る農業用止水シートは、表面に沿った一方向に線状に延び、前記表面の一部が厚み方向に折り曲げ容易に加工された加工部である少なくとも1本の折曲部を備える。
【0008】
上記構成によれば、農業用止水シートは、折曲部において厚み方向に折り曲げ容易に加工されているため、小さい力でも折曲部において容易に折り曲げることができる。従って、例えば、フレーム部材の溝部に農業用止水シートの一部を入れる際、農業用止水シートの折曲部が形成された部分を溝部の内部に配置することで、農業用止水シートの一部を溝部内に容易に配置できる。これにより、農業用止水シートが折り曲げられた反発で溝部から飛び出すのを防止できる。よって、農業用止水シートをフレーム部材の溝部内でフレーム部材に固定し易くできる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、農業用止水シートをフレーム部材に固定する際の作業性が低下するのを良好に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】第1実施形態に係る農業用止水シートの正面図である。
図2図1の農業用止水シートのフレーム部材の溝部に固定したときの正面図である。
図3図1の農業用止水シートをフレーム部材の溝部に固定したときの農業用止水シート及びフレーム部材の断面図である。
図4図1の農業用止水シートの一部をフレーム部材の溝部に入れたときの農業用止水シート及びフレーム部材の断面図である。
図5】従来の農業用止水シートの一部をフレーム部材の溝部に入れたときの農業用止水シート及びフレーム部材の断面図である。
図6】第2実施形態に係る農業用止水シートの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の各実施形態について、各図を参照して説明する。
【0012】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る農業用止水(遮水)シート1の正面図である。図2は、図1の農業用止水シート1のフレーム部材2の溝部2aに固定したときの正面図である。図3は、図1の農業用止水シート1をフレーム部材2の溝部2aに固定したときの農業用止水シート1及びフレーム部材2の断面図である。図4は、図1の農業用止水シート1の一部をフレーム部材2の溝部2aに入れたときの農業用止水シート1及びフレーム部材2の断面図である。
【0013】
図1〜3に示される農業用止水シート1は、農業用ハウスの被覆材として用いられる。農業用止水シート1は、例えば、農業用ハウスの側部及び妻部の下側に配置され、下部が地中20に埋設された状態で使用される。農業用止水シート1の下部は、地中20において鉛直方向に延び、地表から一定の深さまでの範囲において、農業用ハウスの外側と内側との土壌を区画する。これにより農業用止水シート1は、地表及びその付近から、水等の液体や小動物が農業用ハウスの内部空間に浸入するのを防止する。
【0014】
農業用止水シート1は、農業用ハウスの骨材に取り付けられた1以上のフレーム部材(軟質フィルム止め)2に固定される。フレーム部材2は、長尺状の板部である本体部2bと、本体部2bの幅方向両側から本体部2bの厚み方向一方側に突出する一対の側部2cとを有する。フレーム部材2には、本体部2bと一対の側部2cとにより形成されて本体部2bの長手方向に延びる溝部2aが設けられている。このようなフレーム部材2としては、例えば、東都興業株式会社製「ビニペット」を挙げることができるが、これに限定されない。
【0015】
本実施形態の農業用止水シート1は、農業用ハウスの内部に外光が入射するのを防止する遮光性を有する。農業用止水シート1の色は、一例として銀色であるが、黒色や白色等でもよい。農業用止水シート1は、柔軟性及び高耐久性を有する材料(一例としてMCPE(メタロセン触媒ポリエチレン)等のポリオレフィンやEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体))により構成される。
【0016】
農業用止水シート1の最大厚み寸法は適宜設定可能であるが、一例として1mm以下(ここでは700μm以下)の範囲の値に設定される。農業用止水シート1には、虫忌避剤等の各種添加剤が添加されていてもよい。また農業用止水シート1は、遮光性を有していなくてもよい。また農業用止水シート1は、2層以上のフィルムが積層されてなる積層体であってもよい。
【0017】
図1に示すように、農業用止水シート1は、表面に沿った一方向(図1では横方向)に延び、表面の一部が少なくとも1本(ここでは2本)の折曲部1aを備える。折曲部1aは、農業用止水シート1の表面の一部が厚み方向に折り曲げ容易に加工された加工部である。折曲部1aは、一例として、農業用止水シート1が部分的に厚み方向に窪んでなる。
【0018】
本実施形態の折曲部1aは、平面視において、波状に形成されている。折曲部1aは、前記一方向に垂直な方向に規則的に蛇行しながら形成されている。平面視において、折曲部1aは、複数の線分がジグザグに折れ曲がることで波状に形成されている。言い換えると、平面視において、折曲部1aは、複数の直線部分を有する。本実施形態では、各折曲部1aの波の位相は一致しているが、異なっていてもよい。
【0019】
なお折曲部1aは、平面視において波状ではなく例えば直線状に形成されていても差し支えない。また折曲部1aは、上記したように、農業用止水シート1が部分的に厚み方向に窪んでなるのが耐久性等を得る上で好ましいが、例えば、農業用止水シート1をその表面に沿った一方向に断続的(ミシン目状)に貫通させることで形成されていても差し支えない。
【0020】
折曲部1aは、農業用止水シート1を厚み方向に貫通させることなく形成されている。折曲部1aの幅寸法L1は、適宜設定可能であるが、例えば0.5mm以上10mm以下の範囲の値に設定される。また別の例では、折曲部1aの幅寸法L1は、後述するスプリング3の外径よりも大きい値に設定される。
【0021】
農業用止水シート1の折曲部1a内での厚み寸法は、適宜設定可能であるが、一例として、農業用止水シート1の最大厚み寸法の1/5,1/4,1/3のいずれかを下限値とし、1/2,2/3,3/4のいずれかを上限値とする範囲の値に設定される。
【0022】
農業用止水シート1では、平面視において、前記一方向と垂直な方向に離隔して2本の折曲部1aが配置されている。2本の折曲部1aの間の最短距離L2は、適宜設定可能であるが、例えば10mm以上100mm以下の範囲の値に設定される。また別の例では、最短距離L2は、フレーム部材2の溝部2aの溝幅寸法に合わせて設定される。
【0023】
折曲部1aの長手方向に垂直な断面形状は、一例として矩形状である。折曲部1aの長手方向に垂直な断面形状は、これに限定されず、折曲部1aの外部への開放側から反対側に向けて溝幅寸法が減少する逆三角形状でもよいし、U字形状でもよい。
【0024】
農業用止水シート1は、厚み寸法が薄い各折曲部1aに沿って容易に折り曲げられるように構成されている。図2に示すように、農業用止水シート1は、折曲部1aが形成された部分がフレーム部材2の溝部2aに入れられた状態で、折曲部1aにおいて折り曲げられ、平面視において蛇行するように形成された金属線からなるスプリング3により、溝部2aの溝幅方向両側の内壁に押圧されて溝部2aに固定される。
【0025】
ここで図5は、従来の農業用止水シート101の一部をフレーム部材2の溝部2aに入れたときの農業用止水シート101及びフレーム部材2の断面図である。フレーム部材2に農業用止水シート101を固定する場合、施工者は、例えば、農業用止水シート101を窪ませてフレーム部材2の溝部2aに農業用止水シート101の一部を入れた状態で、溝部2aの溝幅方向に付勢されるスプリング3(図3参照)を溝部2aの内部に入れ、農業用止水シート101を溝部2aの溝幅方向の内壁に押圧する。これにより、農業用止水シート101をフレーム部材2に固定する。
【0026】
しかしながら、農業用止水シート101はコシが強く、復元力が比較的大きい場合がある。図5に示すように、この場合、農業用止水シート101を折り曲げてフレーム部材2の溝部2aに入れようとすると、農業用止水シート101が折り曲げられた反発でフレーム部材2の溝部2aから飛び出すおそれがある。従って施工者は、例えば、農業用止水シート101の一部をフレーム部材2の溝部2aの内部に押し留めながら、農業用止水シート101をスプリング3によりフレーム部材2の溝部2aに固定する作業が要求され、作業性が低下すると共に作業負担が増大する。このような作業性低下の問題は、例えば、農業用止水シート101の復元力が高いほど顕著となる。
【0027】
これに対して本実施形態の農業用止水シート1は、折曲部1aが形成されており、折曲部1aでは厚み寸法が低減されているため、折曲部1aにおいて折り曲げられた場合には復元力が低減される。従って、農業用止水シート1の折曲部1aが形成された部分をフレーム部材2の溝部2aに入れ、溝部2a内で折曲部1aにおいて農業用止水シート1を折り曲げることで、農業用止水シート1を比較的簡単に折り曲げることができ、フレーム部材2の溝部2a内に農業用止水シート1の一部が入れられた状態を保持し易くできる。このため、農業用止水シート1をスプリング3によりフレーム部材2の溝部2a内に固定する際の作業性を向上できる。
【0028】
また、コシが強い従来の農業用止水シート101をスプリング3によりフレーム部材2の溝部2a内に固定する際、農業用止水シート101が溝部2a内とその周辺において皺や撓みを生じたり、農業用止水シート101とフレーム部材2との間に隙間が生じたりするおそれがある。
【0029】
これに対して本実施形態の農業用止水シート1は、折曲部1aで折り曲げられることにより、農業用止水シート1に無理な力が及びにくく、皺や撓みを生じにくい。また、農業用止水シート1とフレーム部材2との間に隙間を生じにくい。このため、農業用止水シート1をスプリング3によりフレーム部材2の溝部2a内に適切に固定できると共に、農業用ハウスの美観が農業用止水シート1の皺や撓みにより低下するのを防止できる。また、農業用ハウスの保温性が上記隙間により低下するのを防止できる。
【0030】
農業用止水シート1は、例えば、Tダイ押出成形法に基づき、Tダイを用いて樹脂材料からなるシート部材を連続的に製造すると共に、当該シート部材が冷却成形される前に当該シート部材の表面に回転刻印刃を押圧して折曲部1aを形成するように加工されることで製造される。なお、農業用止水シート1の製造方法は、これに限定されない。
【0031】
以上説明したように、本実施形態の農業用止水シート1は、折曲部1aにおいて厚み方向に折り曲げ容易に加工されているため、小さい力でも折曲部1aにおいて容易に折り曲げることができる。従って、例えば、フレーム部材2の溝部2aに農業用止水シート1の一部を入れる際、農業用止水シート1の折曲部1aが形成された部分を溝部2aの内部に配置することで、農業用止水シート1の一部を溝部2a内に容易に配置できる。これにより、農業用止水シート1が折り曲げられた反発で溝部2aから飛び出すのを防止できる。よって、農業用止水シート1をフレーム部材2の溝部2a内でフレーム部材2に固定し易くできる。
【0032】
また農業用止水シート1は、折曲部1aが厚み方向に窪んでなるため、折曲部1aにおいて折り曲げ容易に構成されると共に、耐久性を良好に維持できる。
【0033】
また農業用止水シート1は、平面視において、折曲部1aが波状に形成されているので、折曲部1aの形状における波の振幅幅に対応する領域内で農業用止水シート1を容易に折り曲げることができる。よって、農業用止水シート1を固定しようとするフレーム部材2の溝部2aの溝幅や、溝部2aの長手方向に垂直な断面形状が異なる場合でも、農業用止水シート1をフレーム部材2の溝部2a内に固定し易くできる。
【0034】
また農業用止水シート1では、平面視において、折曲部1aが、複数の線分がジグザグに折れ曲がることで波状に形成されているので、折曲部1aを比較的簡単な形状により形成できる。また、折曲部1aの各線分に沿って農業用止水シート1を折り曲げ易くすることができ、折り曲げられた農業用止水シート1に無理な力が及ぶのを防止して、皺や撓み、上記隙間が生じるのを防止できる。
【0035】
また農業用止水シート1は、平面視において、前記一方向と垂直な方向に離隔して(最短距離L2をおいて)2本の折曲部1aが配置されている。このため例えば、フレーム部材2の溝部2aに農業用止水シート1の一部を入れる際、最短距離L2をおいて溝部2aの底側の溝幅方向両端に対応する位置で農業用止水シート1を折り曲げると共に、溝部2aの開口側の溝幅方向両端に対応する位置で農業用止水シート1を折り曲げることができる。よって、溝部2aの内部形状に追従して農業用止水シート1を溝部2aの内部に一層配置し易くすることができる。
【0036】
なお、農業用止水シート1が備える折曲部1aの本数は、少なくとも1本であればよいが、2本以上であれば、サイズや形態の異なる複数種類のフレーム部材2に対しても農業用止水シート1を固定し易くすることができ、農業用止水シート1の汎用性を高められるので望ましい。以下、第2実施形態について、第1実施形態との差異を中心に説明する。
【0037】
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る農業用止水シート11の正面図である。図6に示すように、農業用止水シート11は、平面視において、折曲部11aが破線状に形成されている。折曲部11aは、表面に沿った一方向(図6では横方向)に全体として直線状に延びている。
【0038】
上記構成を有する農業用止水シート11においても、第1実施形態の農業用止水シート1と同様の効果が奏される。また例えば、破線の長手方向に隣接する線分間の間隔、及び、破線の長手方向に隣接する線分の長さ寸法のうち少なくともいずれかを調節することで、農業用止水シート11の折り曲げ易さを調整し易くすることができる。
【0039】
本発明は、各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でその構成を変更、追加、又は削除することができる。各実施形態は、互いに任意に組み合わせてもよく、例えば1つの実施形態中の一部の構成を、他の実施形態に適用してもよい。農業用止水シートは、下部が地中20に埋設されなくてもよく、例えば、コンクリートにより形成された土台の上方に用いられてもよい。
【0040】
また、農業用止水シートを貫通させずに折曲部を形成する場合、折曲部は、農業用止水シートの両面に設けられていてもよい。この場合、農業用止水シートの両面に設けられた折曲部は、農業用止水シートの厚み方向に重なる位置に配置されていてもよい。また、農業用止水シートの一方の表面の一部を窪ませると共に、農業用止水シートの当該窪ませた部分の反対の表面を突出させることで折曲部が形成されてもよい。この場合、折曲部が形成されている部分と形成されていない部分での厚み寸法を同一としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0041】
以上のように、本発明によれば、農業用止水シートをフレーム部材に固定する際の作業性が低下するのを良好に防止できる優れた効果を有する。従って、この効果の意義を発揮できる農業用止水シートとして広く適用すると有益である。
【符号の説明】
【0042】
1,11 農業用止水シート
1a,11a 折曲部
図1
図2
図3
図4
図5
図6