(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記撮像手段により使用者の顔をマッサージ前に撮像し、前記記憶部に記憶し、使用者がマッサージ後、使用者の顔を前記撮像手段により撮像し、前記制御部が、前記マッサージ後の使用者の顔を前記表示部に表示するとともに、マッサージ前の顔を前記記憶部から呼び出し前記表示部でマッサージ前後の顔を比較する請求項1又は2に記載のマッサージ機。
前記制御部は、前記望診手段による望診結果からマッサージコースを特定し、又は使用者に対して推奨し、機械的選択又は使用者の選択により特定されたマッサージコースに基づいてマッサージ部が使用者にマッサージを施す請求項4に記載のマッサージ機。
血圧、体重及び脈拍のうち少なくとも一つを測定することができる装置を備え、当該装置によって測定された使用者の測定データが前記記憶部に記憶される請求項1乃至7のいずれかに記載のマッサージ機。
前記撮像手段は、前記マッサージ部の方向と、当該マッサージ部と反対の方向とを向くよう回動することが可能なように前記マッサージ部に設けられている、請求項14に記載のマッサージ機。
【背景技術】
【0002】
マッサージ機は、東洋医学に基づいた家庭用治療器である。マッサージ機の効果は、首のこり、肩こり、腰痛等の緩和等が認められている。一般にマッサージ機は使用者が自己の身体状態、例えば疲労具合等からマッサージ機に予め記録されたマッサージコースを使用者が選択することで、マッサージ部が使用者にマッサージを施す。しかしながら、使用者が東洋医学の知識を有したうえでマッサージ機を使用しているとは限らないので、使用者が選択したマッサージコースが必ずしも使用者の疲労を効果的に解消するとは限らない。
【0003】
例えば特許文献1に開示されているマッサージ機は、被施療者を含む撮像画像の画像処理にかかる負荷を軽減し、撮像画像から被施療者に係る情報を効率よく取得してマッサージの動作制御に実用的なレベルで利用でき、被施療者による手動操作の手間を軽減して使い勝手を向上させられるマッサージ機を提供することを課題とする。
【0004】
特許文献1に開示されているマッサージ機は、かかる課題を解決するためにマッサージ機本体側部に、位置センサが設けられたスタンドが配置され、該スタンドに、撮像手段と入力手段と表示手段とを備えたリモコンが設置可能に構成され、識別処理手段、状態判断手段、コース選定手段及びマッサージ実行手段を備えた制御部を具備している。
【0005】
特許文献1のマッサージ機は、目標とする身体部位のイメージを有するように構成されていないので、使用者の現在の身体部位と目標とする身体部位のイメージとを比較することができない。
【0006】
特許文献2に開示されているマッサージ機は、画像データによって被施療者の患部の位置や大きさを特定し、マッサージ手段を制御して、効果の高いマッサージを施すことができるマッサージ機を提供することを課題とする。
【0007】
特許文献2に開示されているマッサージ機は、かかる課題を解決するために患部支持部と、被施療者の患部をマッサージするマッサージ手段と、患部支持部の画像を撮影する撮像手段と、撮像手段にて撮影された画像データに基づいてマッサージ手段の動作を制御する制御手段とを具備しており、撮像手段としては、CCDカメラを用いて被施療者の肩位置を特定することが開示されている。
【0008】
特許文献2には、マッサージ機が撮像手段により撮像された画像データから被施療者の患部の位置、輪郭、形状等を特定し、特定された患部の位置情報等に基づいてマッサージ手段の動作を制御し、被施療者がマッサージ中に姿勢や座り方を変えても正確な患部位置にマッサージを施すことができることが開示されている。そのため、撮像されたデータを被施療者に表示して操作をさせることを必要としないので該マッサージ機は表示装置を有していない。従って、マッサージコースを提示することも使用者の身体部位の画像を被施療者に表示することもできない。
【0009】
特許文献3に開示されている健康度測定システムは、体の部位の情報に基づく総合的な健康度の判定を容易で客観的に行える健康度測定技術を提供することを課題とする。
【0010】
特許文献3には、かかる課題を解決するために舌、顔、瞳を撮像する撮像手段と、舌、顔、瞳に関するn種類の特徴量を計測する計測手段と、前記n種類の特徴量を入力情報として所定の処理を行い、1種類の出力情報を生成する処理手段とを具備している健康度測定システムが開示されている。
【0011】
特許文献3には、舌、顔、瞳の状態から受診者の健康度を測定するシステムを開示しているが、舌、顔、瞳の状態から得られた健康度に応じたマッサージを受診者に施す点についての開示はない。従って、マッサージ部を有していないので、受診者にマッサージを施すことができない。
【0012】
特許文献4には、一般人でも容易に行うことのできる手技を施術することにより、頬下部のたるみを改善し、口角を引き上げやすくし、様々な表情を取りやすくすること、さらに、このような美容方法の施術効果を客観的に評価できるようにすることを課題とする。
【0013】
特許文献4には、人が行う施術前後においてカメラで顔画像を撮影し、施術前後を比較して改善効果が客観的に評価できるようにすることを開示している。
【0014】
特許文献4には、美容方法の施術の前後に、顎載せ台に顎を載せている被施術者の正面顔画像を撮り、施術後の画像において、顎の先端近傍から水平方向へ、顎が顎載せ台に接触している部分よりも外側で、かつ、フェイスラインの水平方向上の最大突出部より内側に存在する位置Pから顔のフェイスラインに接線を引いて接点をQとし、水平線と直線PQとがなす角度をθとし、施術前の画像においても位置Pより前記同一の角度θの直線を引き、フェイスラインとの交点をRとし、PQとPRの長さの違いを提示する、頬下のフェイスラインのたるみ改善効果の提示方法が開示されている。しかし、被施術者に評価に応じたマッサージを指導する点についての開示はない。従って、改善効果の評価に応じたマッサージを施術者に指導することはできない。
【0015】
特許文献5には、比較的簡単な方法でマッサージの効果に対する客観的な評価を行うことが可能なマッサージ評価方法及び装置、並びにプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを課題とする。
【0016】
特許文献5には、頭皮へのマッサージ施術前後においてカメラで顔画像を撮影し、頭皮へのマッサージ施術前後の顔を比較して顔の物理的性質の変化に基づくマッサージの効果が得られることが開示されている。
【0017】
術
特許文献5には、マッサージ施術前後の顔を撮像する撮像手段と、前記マッサージ施術前後に前記撮像手段により撮像された像を比較する比較手段と、前記比較手段での比較結果からマッサージ施術前後の顔の物理的性質の変化に基づきマッサージ師が行った(使用者ではない)マッサージの効果を評価する評価手段を具備するマッサージの評価装置が開示されている。撮像手段としては、CCDカメラや赤外線カメラを用いることが開示されている。しかし、顔の物理的性質の変化に基づいた評価に応じたマッサージを施術者に指導する点についての開示はない。従って、マッサージ効果の評価に応じたマッサージを施術者に指導することはできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
本発明は、前述の特許文献1〜5の欠点を解消し、撮像手段により撮像された使用者の施術前の身体部位のイメージと、目標とすべき身体部位のイメージを表示部に表示して比較し、比較した結果からマッサージ機による最適なマッサージコースを使用者が選択又は機械的選択により選択し、選択されたマッサージを使用者に施すこと、あるいはマッサージ機による機械的なマッサージに加え、使用者自身の手により最適なマッサージを表示部に表示されたインストラクションに従って実施することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0020】
請求項1に係る発明は、使用者に対してマッサージを行うマッサージ部と、前記マッサージ部を制御する制御部と、使用者の身体部位を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された身体部位のイメージを記憶する記憶部と、前記撮像手段により撮像された身体部位を表示する表示部と、を備えるマッサージ機に関する。
【0021】
請求項2に係る発明は、前記記憶部は撮像された身体部位のイメージを補正する補正基準を記憶し、撮像された身体部位のイメージを前記補正基準に基づいて補正し、目標とする身体部位のイメージを生成する目標イメージ生成手段をさらに備え、前記表示部は、前記目標とする身体部位のイメージを表示し、前記記憶部には、予め標準化された各身体部位に対する症状又は状態並びに複数のマッサージコースの情報が記憶されており、前記情報は、前記標準化された身体部位とその症状又は状態と所定の1又は複数のマッサージコースを組み合わせた情報であり、前記撮像された各身体部位のイメージと前記情報とを比較して、使用者の身体の症状又は状態を特定する望診手段をさらに備え、前記制御部は、前記望診手段による望診結果から1又は複数のマッサージコースを特定し、前記表示部は、特定された1又は複数のマッサージコースを、表示することによって使用者に対して推奨し、前記表示部は表示された前記マッサージコースの中から一つを選択する選択手段を備え、推奨されたマッサージコースから使用者が前記選択手段により選択し又は前記制御部が機械的に選択したマッサージコースについて、以下の(a)又は(b)の操作を行うことからなる請求項1に記載のマッサージ機。
(a)前記制御部が選択されたマッサージコースを前記マッサージ部に送信し、前記マッサージ部が使用者にマッサージを行う。
(b)使用者の前記身体部位に対してマッサージすべきインストラクションを出すマッサージ指導手段をさらに備え、
前記マッサージ指導手段が出す前記インストラクションに基づいて使用者自身がマッサージを行う。
【0022】
請求項3に係る発明は、前記身体部位が顔である請求項2に記載のマッサージ機に関する。
【0023】
請求項4に係る発明は、前記撮像手段により使用者の顔をマッサージ前に撮像し、前記記憶部に記憶し、使用者がマッサージ後、使用者の顔を前記撮像手段により撮像し、前記制御部が、前記マッサージ後の使用者の顔を前記表示部で表示するとともに、マッサージ前の顔を前記記憶部から呼び出し前記表示部でマッサージ前後の顔を比較する請求項1乃至3のいずれかに記載のマッサージ機に関する。
【0024】
請求項5に係る発明は、前記撮像手段は前記身体部位として使用者の顔、手、爪又は舌を撮像し、前記記憶部は撮像された使用者の顔、手、爪又は舌のイメージを記憶し、前記記憶部には予め標準化された各身体部位に対する症状又は状態並びにマッサージコースの情報が記憶されており、前記情報は、前記標準化された身体部位とその症状又は状態と所定の1又は複数のマッサージコースを組み合わせた情報であり、撮像された各身体部位のイメージと前記情報とを比較して、使用者の身体の症状又は状態を特定する望診手段をさらに備えた請求項1に記載のマッサージ機に関する。
【0025】
請求項6に係る発明は、前記制御部は、前記望診手段による望診結果からマッサージコースを特定し、又は使用者に対して推奨し、機械的選択又は使用者の選択により特定されたマッサージコースに基づいてマッサージ部が使用者にマッサージを施す請求項5に記載のマッサージ機に関する。
【0026】
請求項7に係る発明は、使用者の身体症状に対する質問項目を前記表示部に表示する表示手段と、前記表示手段により表示された質問項目に対して回答する回答手段と、前記回答手段で回答した回答内容に対応する問診結果を前記表示部に表示する問診手段と、を備える請求項1乃至6のいずれかに記載のマッサージ機に関する。
【0027】
請求項8に係る発明は、予め標準化された各身体部位に対する症状又は状態並びにマッサージコースの情報が記憶されている記憶部と、前記問診手段による問診結果と前記情報とを比較して、使用者の身体の部位の状態を検索する検索手段を備え、前記問診結果により前記検索手段が前記各身体部位に対する症状又は状態並びにマッサージコースの情報のいずれの身体部位の症状又は状態に該当するか特定し、前記情報は、前記標準化された身体部位とその症状又は状態と所定の1又は複数のマッサージコースからなり、特定された身体部位の症状又は状態に対応するマッサージコースを特定し、使用者の選択又は機械的選択により特定されたマッサージコースに基づいてマッサージ部が使用者にマッサージを施す、請求項7に記載のマッサージ機に関する。
【0028】
請求項9に係る発明は、血圧、体重及び脈拍のうち少なくとも一つを測定することができる装置を備え、当該装置によって測定された使用者の測定データが前記記憶部に記憶される請求項1乃至8のいずれかに記載のマッサージ機に関する。
【0029】
請求項10に係る発明は、操作部と表示部とを含む操作装置をさらに備える請求項1乃至9のいずれかに記載のマッサージ機に関する。
【0030】
請求項11に係る発明は、ネットワークを介して通信する通信部を備える請求項1乃至10のいずれかに記載のマッサージ機に関する。
【0031】
請求項12に係る発明は、スマートフォン、タブレット型通信装置からなる群から選択される外部端末を備え、ネットワークを介して接続されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のマッサージ機に関する。
【0032】
請求項13に係る発明は、前記操作装置が、音声入力発生装置をさらに備える請求項10に記載のマッサージ機に関する。
【0033】
請求項14に係る発明は、使用者の顔を撮像する撮像手段と、撮像された前記使用者の顔のイメージを記憶する記憶部と、撮像された前記顔のイメージを処理する制御部と、処理された前記顔のイメージを複数表示する表示部と、使用者にインストラクションを出すメイク指導手段とを備え、前記表示部は複数のメイクコースの中から一つを選択する選択手段を備え、前記記憶部には、予め複数のメイクコースと複数のインストラクションが互いに対応付けされて記憶されており、この後次の(a)又は(b)の操作を行うことからなるマッサージ機に関する。
(a)制御部が撮像された前記使用者の顔のイメージに基づいてメイクコースを行った場合の使用者の顔のイメージを複数作成し、表示部に表示し、使用者は前記表示部に表示された前記作成された顔のイメージに対応する前記複数のメイクコースの中から好適なメイクコースを前記表示部の選択手段によって選択し、選択された前記好適なメイクコースを前記メイク指導手段が出したインストラクションに基づいて使用者自身がメイクを行う。
(b)制御部が撮像された前記使用者の顔のイメージから目標とするイメージを作成し、作成された目標とするイメージに基づいてメイクコースを行った場合の使用者の顔のイメージを複数作成し、表示部に表示する。使用者は前記表示部に表示された前記作成された顔のイメージに対応する前記複数のメイクコースの中から好適なメイクコースを前記表示部の選択手段によって選択し、選択された前記好適なメイクコースを前記メイク指導手段が出したインストラクションに基づいて使用者自身がメイクを行う。
【0034】
請求項15に係る発明は、ネットワークを介して外部端末と通信可能な通信部を更に備え、前記撮像手段は、前記マッサージ部の方向の視野と、当該マッサージ部と反対の方向の視野とを撮像できるように前記マッサージ部に設けられ、前記マッサージ機は、マッサージモードとセキュリティモードとを有し、前記マッサージモードにおいて、前記撮像手段は、前記マッサージ部の方向の視野に位置する使用者の身体部位を撮像し、前記表示部が前記撮像された身体部位を表示し、且つ、前記制御部は前記マッサージ部を制御し、前記セキュリティモードにおいて、前記撮像手段は、マッサージ部と反対の方向の視野を撮像し、且つ、前記制御部は、前記撮像されたイメージを前記通信部によって前記外部端末に送信する、請求項1乃至13のいずれかに記載のマッサージ機に関する。
【0035】
請求項16に係る発明は、前記撮像手段は、前記マッサージ部の方向と、当該マッサージ部と反対の方向とを向くよう回動することが可能なように前記マッサージ部に設けられている、請求項15に記載のマッサージ機に関する。
【0036】
請求項17に係る発明は、前記撮像手段がCCD(固体撮像素子)カメラである請求項1乃至16のいずれかに記載のマッサージ機に関する。
【0037】
請求項18に係る発明は、前記撮像手段がデジタルカメラである請求項1乃至16のいずれかに記載のマッサージ機に関する。
【発明の効果】
【0038】
請求項1に係るマッサージ機によれば、撮像手段により使用者の身体部位を撮像すると、撮像された身体部位のイメージが記憶部に記憶され表示部に表示される。その結果、使用者は、マッサージ前の身体部位とマッサージ後における身体部位を撮像し、撮像された身体部位のイメージを表示部に表示することによりマッサージ前後の身体部位のイメージを家庭でも容易に比較することができる。
【0039】
請求項2に係るマッサージ機によれば、前記撮像手段により使用者の身体部位を撮像すると、撮像された身体部位のイメージが記憶部に記憶され、補正されて目標とする身体部位のイメージが生成され、この目標とする身体部位のイメージが表示部に表示される。さらに、撮像された各身体部位のイメージと、標準化された身体部位とその症状又は状態と所定の1又は複数のマッサージコースを組み合わせた情報とを比較して、使用者の身体の症状又は状態を特定する望診が行われる。その望診結果から1又は複数のマッサージコースが特定され、前記表示部が、特定された1又は複数のマッサージコースを表示することによって使用者に対して推奨し、推奨されたマッサージコースから使用者が選択し又は制御部が機械的に選択したマッサージコースについて、以下の(a)又は(b)の操作が行われ、それに応じて以下の効果が得られる。
(a)制御部が選択されたマッサージコースを前記マッサージ部に送信し、マッサージ部が使用者にマッサージを行うので、使用者は、機械的選択による好適なマッサージを受けることができる。
(b)マッサージ指導手段が使用者の前記身体部位に対してマッサージすべきインストラクションを出し、このインストラクションに基づいて使用者自身がマッサージを行うので、目標とすべき身体部位のイメージに近づくマッサージを好適に行え、且つ家庭でも容易に実行できる。
【0040】
請求項3に係るマッサージ機によれば、前記身体部位が顔であるので、体調の変化が現れやすい顔を好適にケアすることができる。
【0041】
請求項4に係るマッサージ機によれば、前記撮像手段により使用者の身体部位を撮像すると、撮像された身体部位のイメージが記憶部に記憶され表示部に表示される。前記撮像手段により使用者の顔をマッサージ前に撮像するとこれが記憶部に記憶される。使用者がマッサージ後、使用者の顔を前記撮像手段により撮像すると、制御部により、前記マッサージ後の使用者の顔が表示部に表示されるとともに、マッサージ前の顔が記憶部から呼び出され前記表示部でマッサージ前後の顔が比較される。使用者は、自動的にマッサージ前後における顔のイメージを比較でき、且つマッサージ効果を確認できる。
【0042】
請求項5に係るマッサージ機によれば、前記撮像手段により撮像された使用者の顔、手、爪又は舌のイメージと、前記記憶部に記憶された標準化された各身体部位に対する症状又は状態並びにマッサージコースの情報とが比較されて、使用者の身体の症状又は状態が特定される望診手段が備えられている。使用者は、マッサージ機による望診を受けて身体部位の状態を判断することができる。
【0043】
請求項6に係るマッサージ機によれば、前記制御部により前記望診手段による望診結果からマッサージコースが特定される。又は使用者に対して推奨される。前記制御部によって、機械的選択又は使用者の選択により特定されたマッサージコースの情報に基づいたマッサージが使用者に施される。使用者は、前記望診の結果から、身体部位の状態に対応した特定のマッサージコースを機械的選択又は使用者の選択により受けることができる。
【0044】
請求項7に係るマッサージ機によれば、表示部に表示された質問項目が回答されると回答内容に対応した問診結果が表示部に表示される。使用者は、東洋医学の知識を有していなくても、前記問診を行うことにより東洋医学に基づいた効果の高いマッサージコースを選択することができる。
【0045】
請求項8に係るマッサージ機によれば、予め標準化された各身体部位に対する症状又は状態並びにマッサージコースの情報が記憶部に記憶され、検索手段により、前記問診手段による問診結果と前記情報とが比較されて、使用者の身体部位の状態が検索され、前記問診結果により前記検索手段が前記各身体部位に対する症状又は状態並びにマッサージコースの情報のいずれの身体部位の症状又は状態に該当するか特定される。前記情報は、前記標準化された身体部位とその症状又は状態と所望のコースからなる。特定された身体部位の症状又は状態に対応するマッサージコースが特定され、使用者の選択又は機械的選択により特定されたマッサージコースに基づいてマッサージ部が使用者にマッサージを施す。その結果、マッサージ機によって問診を行い、且つ問診結果に応じて好適なマッサージを使用者に施すことができる。
【0046】
請求項9に係るマッサージ機によれば、備え付けの装置によって、使用者の血圧、体重及び脈拍のうち少なくとも一つを測定することができる。使用者は、マッサージ前後において、血圧、体重及び脈拍のうち少なくとも一つを測定することによって、マッサージの効果を確認することができる。
【0047】
請求項10に係るマッサージ機によれば、操作部と表示部とを含む操作装置をさらに備えるので、マッサージに必要な指令、データ等を入力し、且つ表示を好適に行うことができる。
【0048】
請求項11に係るマッサージ機によれば、ネットワークを介して通信する通信部を備えるので、マッサージ機が、ネットワークを介して、使用者のスマートフォン、タブレット型通信装置等に必要な情報を送受信することができる。
【0049】
請求項12に係るマッサージ機によれば、スマートフォン、タブレット型通信装置からなる群から選択される外部端末を備え、ネットワークを介して接続されるので、マッサージ機が、ネットワークを介して、使用者の外部端末に必要な情報を送受信することができる。
【0050】
請求項13に係るマッサージ機によれば、前記操作装置が、音声入力発生装置を備えるので、必要な音声情報を入力又は発生することができる。
【0051】
請求項14に係る発明は、使用者の顔を撮像する撮像手段と、撮像された前記使用者の顔のイメージを記憶する記憶部と、撮像された前記顔のイメージを処理する制御部と、処理された前記顔のイメージを複数表示する表示部と、使用者にインストラクションを出すメイク指導手段とを備え、前記表示部は複数のメイクコースの中から一つを選択する選択手段を備え、前記記憶部には、予め複数のメイクコースと複数のインストラクションが互いに対応付けされて記憶されており、以下の(a)又は(b)の操作が行われ、それに応じて以下の効果が得られる。
(a)制御部が撮像された前記顔のイメージに基づいてメイクコースを行った場合の使用者の顔のイメージを複数作成し、表示部に表示し、使用者は前記表示部に表示された前記作成された顔のイメージに対応する前記複数のメイクコースの中から好適なメイクコースを前記表示部の選択手段によって選択し、選択された前記好適なメイクコースを前記メイク指導手段が出したインストラクションに基づいて使用者自身がメイクを行う。従って、使用者は、自分の顔を所望のイメージにするのに好適なメイクコースを選択することができる。しかも、そのメイクコースをインストラクションに従って好適に行うことができ、且つ、家庭でも容易に行うことができる。
(b)制御部が撮像された前記使用者の顔のイメージから目標とするイメージを作成し、作成された目標とするイメージに基づいてメイクコースを行った場合の使用者の顔のイメージを複数作成し、表示部に表示する。使用者は前記表示部に表示された前記作成された顔のイメージに対応する前記複数のメイクコースの中から好適なメイクコースを前記表示部の選択手段によって選択し、選択された前記好適なメイクコースを前記メイク指導手段が出したインストラクションに基づいて使用者自身がメイクを行う。従って、使用者は、目標とする顔のイメージ、すなわち、本来の自分の顔を認識し、その上で、自分の顔を所望のイメージにするのに好適なメイクコースを選択するので、より好適に、自分の顔を所望のイメージにすることができる。しかも、そのメイクコースをインストラクションに従って好適に行うことができ、且つ、家庭でも容易に行うことができる。
【0052】
請求項15に係るマッサージ機によれば、ネットワークを介して外部端末と通信可能であり、前記撮像手段が、前記マッサージ部の方向の視野と、当該マッサージ部と反対の方向の視野とを撮像できるように前記マッサージ部に設けられ、前記マッサージ機は、マッサージモードとセキュリティモードとを有し、前記マッサージモードにおいて、前記撮像手段は、前記マッサージ部の方向の視野に位置する使用者の身体部位を撮像し、前記表示部が前記撮像された身体部位を表示し、且つ、前記セキュリティモードにおいて、前記撮像手段は、前記マッサージ部と反対の方向の視野を撮像し、且つ、前記制御部は、前記撮像手段によって撮像されたイメージを前記通信部によって前記外部端末に送信するので、使用者が、外部端末によって、マッサージ機が置かれた室内を監視することができる。また、留守中のペットの見守りにも利用できる。
【0053】
請求項16に係るマッサージ機によれば、前記撮像手段が、前記マッサージ部の方向と、当該マッサージ部と反対の方向とを向くよう回動することが可能なように前記マッサージ部に設けられているので、使用者の身体部位を撮像する撮像手段を利用して、使用者が、マッサージ機が置かれた室内を監視することができる。
【0054】
請求項17に係るマッサージ機によれば、前記撮像手段がCCD(固体撮像素子)カメラであるので、感度が高いという効果がある。
【0055】
請求項18に係るマッサージ機によれば、前記撮像手段がデジタルカメラであるので、汎用性が高く、コストを抑えることができる。
【発明を実施するための形態】
【0057】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、すべての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付してその重複する説明を省略する。
【0058】
[構成]
図1は、本発明の実施形態1に係るマッサージ機のハードウエア上の構成を示す模式図である。
図2は、本発明の実施形態1に係るマッサージ機の斜視図である。
図3は、本発明の実施形態1に係るマッサージ機における操作装置の正面図である。
図4は、本発明の実施形態1に係るマッサージ機の制御機能のブロック図である。
図5は、本発明の実施形態1に係るマッサージ機の通信システムを示す全体構成図である。
図6(A)は本発明の実施形態1に係るマッサージ機の表示部に示された複数の動作モードを選択する画面の一例を示す図である。
図6(B)は、本発明の実施形態1に係るマッサージ機の表示部に示された複数のマッサージコースを選択する画面の一例を示す図である。
図7は、本発明の実施形態1に係るマッサージ機の表示部に示されたイメージを選択する画面の一例を示す図である。
図8(A)は、本発明の実施形態1に係るマッサージ機の表示部に示された望診の結果から複数のマッサージコースを選択する画面の一例を示す図である。
図8(B)は、手動マッサージ冶具の一例を示す図である。
図8(C)は、手動マッサージ冶具の他の例を示す図である。
図9は、本発明の実施形態1に係るマッサージ機の表示部に示された問診の質問事項を選択する画面の一例を示す図である。
図10は、望診マッサージモードの動作の一例を示すフローチャートである。
図11は、各身体部位とその状態及び症状とマッサージコースの関係を示した表である。
図12は、
図11の舌の身体部位症状を示す図である。
図13は、マッサージ機が設置される部屋の状態の一例を示す図である。
図14は、セキュリティモードの動作の一例を示すフローチャートである。
図15は、メイクコースのメイク手順の一例を示す図である。
図16は、メイクコースのシーン別メイクのイメージの一例を示す図である。
図1及び
図2を参照すると、マッサージ機1は、使用者にマッサージを施すものである。マッサージ機1は、公知のものを用いることができ、使用者にマッサージを施すことができるものであれば、特に限定されない。マッサージ機1は、ハードウエアとして、例えば、マッサージ部2と、制御装置7と、操作装置8と、通信部11と、を備える。
【0059】
マッサージ部2は、座部3と、背凭れ部4と、フットレスト5とを含む。座部3は、基台17の上に設けられる。背凭れ部4は、後方に傾いた基準姿勢を取るように設けられ、リクライニング機構C1によって、後方への傾きが変化させられるように構成されている。リクライニング機構C1としては、公知のものが使用できることはいうまでもない。
【0060】
座部3の中央部、背凭れ部4の下方、及びフットレスト5の中央には、エアセル15が設けられている。エアセル15は、公知のものが採用されるのであるが、図示されない空圧機構によって駆動され、使用者の身体を押圧する。
背凭れ部4の内部は、背凭れ部4の長手方向に延びる、ガイドレール16が設けられており、このガイドレール16に沿って上方及び下方に移動可能にマッサージユニット13が設けられている。マッサージユニット13は、例えば、電動モーター(図示せず)と電動モーターの出力軸(図示せず)に直結された減速装置(図示せず)から構成され、図示されない移動機構によって駆動される。マッサージユニット13及び駆動機構は特定のものに限定されるものではなく公知のものも利用できる。
【0061】
マッサージユニット13には、左右一対の施療子13aが設けられている(
図2参照)。施療子13aは、この実施例では上下一対の揉み玉とされている(
図1参照)。施療子13aは、前記駆動機構によって駆動される。施療子13aは、「揉み」と「叩き」の2つの動作モードを有し、後述するように制御装置7(
図1参照)により、「揉み」又は「叩き」いずれかの動作モードで動作する。当該制御装置7は基台17の内部に設けられている。
【0062】
このように構成されたマッサージ部2は、エアセル15よる「押圧」、施療子13aによる「揉み」及び「叩き」の動作を適宜組み合わせることにより所望のマッサージを使用者に施す。
支持部材18の上端には、操作装置8が設けられている。支持部材18の他端は基台17の内部に導入されていて、制御装置7に接続されている。
基台17の内部には、制御装置7及び通信部11が設けられている。制御装置7は、公知のものを採用することができ、例えば、マイクロコントローラ、プロセッサ、論理回路等で構成される。本実施形態において制御装置7は、マイクロコントローラを採用しているが、マイクロコントローラに限定されるものではない。支持部材18の上端には、姿勢変更機構19を介して操作装置8が設けられている。
姿勢変更機構19は、例えば、ユニバーサルジョイント等の互いに直交する3軸の周りに回動自在に構成されている。このように回動できるものであればユニバーサルジョイントに限られるものではない。かかる構成により、操作装置8を、任意の方向に傾けることができる。操作装置8は支持部材18の中心軸ax1の周りに回動自在であり、所望の角度位置に手動で回動させることができ、所望の回動位置で保持できる、いかなるものも採用することができる。この他公知のステッピングモータのような自動回転駆動装置も採用することができる。姿勢変更機構19は、例えば図示されない3軸の回動機構によって駆動される。
【0063】
図3は、
図2の操作装置8の構成を示す正面図である。
図3を参照すると、操作装置8は、撮像手段81と、表示部82と、パネル入力部83と、操作部84と、音声入力発生装置85とを備える。
撮像手段81は、例えば、操作装置8の上部の中央に設けられる。撮像手段81は、小型のデジタルカメラで構成される。このデジタルカメラは、イメージセンサとして、例えば、CCDセンサ、CMOSセンサ等の固体撮像素子が用いられる。
【0064】
撮像手段81は、支持部材18(
図1参照)が起立している(上下方向に延びている)状態において、撮像手段81は、マッサージ部2の方向の視野に位置する使用者の身体部位をインカメラで撮像し、マッサージ部2と反対の方向の視野をアウトカメラで撮像することができる。あるいは、操作装置8を支持部材18の上端部の中心軸の周りに回動させることにより、その向きを180度回動させることができる。これにより、撮像手段81をマッサージ部2の内側に向けることにより、使用者を撮像することができ、撮像手段81をマッサージ部2の外側に向けることにより、マッサージ機1の周囲を監視することができる(セキュリティモード参照)。このセキュリティモードにおける監視機能については、後述する。
【0065】
表示部82は、特に限定されないが、液晶表示パネル、有機ELパネル等で構成される。また、本実施形態1では、タッチセンサーが埋め込まれ、タッチパネルが用いられるがこれに限定されない。表示部82の下方に、タッチパネルのパネル入力部83が配置される。
操作部84は、マッサージ機1の電源ボタン84a、緊急停止ボタン84b、背凭れ部4の傾きを調整するリクラニイングボタン84c、フットレスト5の傾きを調整するフットレストボタン84d、施療子13aの位置を調整する位置調整ボタン84e、動作モード選択ボタン84f、及び撮像手段81のシャッタボタン84gを含む。音声入力発生装置85は、例えば、マイク/スピーカで構成される。
【0066】
フラッシュ86は、操作装置8の一方の側(ここでは、使用者から見て左側)の上面に出没可能に設けられている。フラッシュ86が引っ込んでいる状態でフラッシュ86の上面を押すと、フラッシュ86が飛び出し、フラッシュ86が飛び出している状態でフラッシュ86の上面を押すと、フラッシュ86が引っ込む。フラッシュ86が飛び出した状態で撮像すると、被写体に少し斜め上方からフラッシュ光が照射されるので、撮像されたイメージ(以下、撮像イメージという)に被写体の凹凸に応じた適度の影が映る。また、フラッシュ光で撮像するので、撮像イメージの色が適切に保たれ、画像処理の精度が向上する。脈拍計87は、操作装置8の側面から延びるアーム部材の先端に設けられている。脈拍計87は例えば一対の板状の電極を有していて、使用者が当該一対の電極で指を挟むことによって、脈拍を計測することができるものを採用できるが、これに限られず当業者に自明のものはすべて使用することができる。計測された脈拍は、制御部49に送られ、制御部49によって記憶部48に記憶されるとともに、表示部82に表示される。
【0067】
図4は、
図1のマッサージ機1のすべての構成を示すブロック図である。
図4を参照すると、マッサージ機1は、制御部49に、マッサージ部2、通信部11、姿勢変更機構19、望診手段41、問診手段42、質問手段43、回答手段44、検索手段45、選択手段46、マッサージ指導手段47、記憶部48、撮像手段81、表示部82、パネル入力部83、操作部84、音声入力/発生装置85、及び脈拍計で構成される測定手段87が電気的に接続されている。
記憶部48は、マイクロコントローラの内部メモリ(RAM、ROM)及び外部メモリ(ハードディスク等)で構成される。望診手段41、問診手段42、質問手段43、回答手段44、検索手段45、選択手段46、マッサージ指導手段47及びメイク指導手段50は、記憶部48に格納された所定の制御プログラムを制御部49が読み出して実行することにより実現される機能ブロックであり、実際には、制御部49が、望診手段41、問診手段42、質問手段43、回答手段44、検索手段45、選択手段46、マッサージ指導手段47、メイク指導手段50として動作する。
【0068】
図4及び
図5を参照すると、マッサージ機1は、通信部11によって、ネットワーク(公衆回線)20を介して、スマートフォン、タブレット型通信装置のような外部端末23の他、例えば、マッサージメーカのサーバ21、セキュリティ会社22及びパーソナルコンピュータ(PC)24と接続される。
【0069】
本実施形態のマッサージ機1は動作モードとして、「ヘルスケアモード」、「望診モード」、「問診モード」、「問診+望診モード」、「ビューティーメイクモード」、「セキュリティモード」の6つのモードを有する。操作部84の動作モード選択ボタン84fを押すことによって、動作モードを切り替えることができ、表示部82に動作モードが表示される(
図6(A)参照)。
<ヘルスケアモード>
本実施形態に係るマッサージ機1のヘルスケアモードでの動作について説明する。
図3及び
図4を参照すると動作モード選択ボタン84fが押され、ヘルスケアモードが選択される。記憶部48には予め複数のマッサージコースと、複数の目標とする身体部位のイメージとが互いに対応付けられて記憶されている。目標とする身体部位のイメージは、顔を例に挙げると、使用者の顔から理想の顔に補正された(導き出された)ものである。そのための補正基準は、例えば、使用者に予め年齢を登録してもらうことにより年代ごとの補正係数を設定し、撮像した顔に対してシミ、くすみ又はシワの補正を行うこと、若い人はシワ等が少ないため、補正率は予め高めに設定し、年を重ねるほど、補正率を低くすること、その他目・鼻・口の位置を測定し、各パーツの位置から理想の輪郭を判定すること、現在の顔の各パーツはそのままで、輪郭だけを拡大・縮小して、理想の顔を表示すること、顔黄金比の女性用マスクを用いて、顔のバランスが理想と現実でどれだけ離れているかチェックすること、撮像した顔の左右差をチェックすることで、どれくらい歪みがあるかを判定すること等が挙げられる。撮像手段により撮像された顔のイメージを補正基準に基づいて補正し、イメージを生成する。
図6(B)を参照すると、使用者は、選択手段46によって、表示部82に表示された複数のマッサージコースの中から一つを選択する。
図7及び
図8(A)、
図8(B)、
図8(C)を参照すると、複数の目標とする身体部位のイメージのうち撮像された身体部位に対応する目標とする身体部位のイメージIdおよび複数のマッサージコースが記憶部48から読み出されて表示部82に表示され、表示された目標とする身体部位のイメージIdが使用者の選択又は機械的選択によって選択され、選択された前記目標とする身体部位のイメージが表示部82に表示される。この後、次の(a)又は(b)の操作が行われる。
(a)使用者が表示部82に表示された目標とする身体部位のイメージIdに基づいて複数のマッサージコースの中から好適なマッサージコースを表示部82の選択手段46によって選択し、選択された好適なマッサージコースを制御部49に送信すると、制御部49がマッサージコースをマッサージ部2に送信する。マッサージ部2が使用者にマッサージを行う。
(b)
図7を参照すると、表示部82に表示された撮像された身体部位のイメージCsに基づいて、使用者の身体部位に対してマッサージすべきインストラクションA、B、C、Dを出すマッサージ指導手段47を備え、マッサージのインストラクションA、B、C、Dに基づいて使用者自身によってマッサージを行う。
【0070】
図8(A)を参照すると、例えば、インストラクションAは「首回り」、インストラクションBは「こめかみ」、インストラクションCは「おでこ」、インストラクションDは「口角」をマッサージするようにインストラクションを与え、使用者はそのインストラクションに従い、使用者自身の手でマッサージを行う。
この使用者自身によるマッサージは、自らの手で行うマッサージに加え、
図6(A)を参照すると、使用者が操作装置8のパネル入力部83の「ヘルスケアモード」ボタンを押すことで、手動マッサージ冶具を使用したマッサージコースを選択すると使用者は手動マッサージ冶具を用いて手動マッサージ冶具によるマッサージを行うことができる。例えば、
図8(B)及び
図8(C)に図示するような手動マッサージ冶具M1(株式会社MTGの商品「ReFa AURA」)、M2(株式会社MTGの商品「ReFa CARAT」)が表示部82に表示される。手動マッサージ冶具M1は顔面をつまみ流しマッサージを行い、手動マッサージ冶具M2は顔面を押し流しマッサージを行う。例えば、インストラクションA〜Dの表示部に表示された各インストラクションを見ながら、使用者自身で手動マッサージ冶具を使って、マッサージを行う。
【0071】
<望診マッサージモード>
本実施形態に係るマッサージ機1の望診モードでの動作について説明する。
図10を参照すると、動作モード選択ボタン84f(
図3参照)が押され、望診モードが選択されると(
図10のS1)、身体部位の撮像動作に進む(S2)。撮像手段81は身体部位として使用者の顔、手、爪又は舌を撮像する(S3)。ついで、記憶部48は撮像手段81によって撮像された使用者の顔、手、爪又は舌のイメージを記憶する。記憶部48には予め標準化された各身体部位に対する症状又は状態並びにマッサージコースの情報が記憶されている。ここで情報とは、マッサージコースにおける身体部位とその症状又は状態と所望のコースを組み合わせた情報のことをいう。望診手段41は、撮像手段81によって撮像された各身体部位のイメージと前述の情報とを比較して、使用者の身体の症状又は状態を特定する手段である(S4)。
記憶部48には、この撮像データを識別データと対応させて記憶部48に記憶されている。望診手段41は、記憶部48に記憶されているマッサージコースにおける身体部位とその症状又は状態と所望のコースを組み合わせた情報を参照する。制御部49は望診手段41による望診結果からマッサージコースを特定し(S5)、又は使用者に対して推奨し、機械的選択(S6、S7)又は使用者の選択(S8)により特定されたマッサージコースのいずれかを選択する(S9)。これにより所望のマッサージコースに基づいてマッサージ部2が使用者にマッサージを施す(S10)。
【0072】
図11は、マッサージコースにおける身体部位とその症状又は状態と所望のコースを組み合わせたものを示す表である。「身体部位」は、複数の標準化された標準身体部位である。「症状」は、身体部位毎に規定された所定の複数の身体部位症状である。「特徴量」は、表中各症状の有無を判断するに際に着目すべき各身体部位の属性である。
図11には、4つの身体部位について6つの特徴量が規定され、この6つの特徴量について15種類の症状が規定されている。
具体的には、「顔」、「手の平」、「爪」及び「舌」の4つの身体部位が規定され、これらの「顔」、「手の平」、「爪」及び「舌」の4つの身体部位について、それぞれ、標準の身体部位の輪郭が記憶部に記憶されている。
そして、顔について、「顔色」、「吹き出物」、及び「シミ」の3つの特徴量が規定されている。「顔色」ついて、「顔色が青い」、「顔色が赤い」、及び「顔色が黄色っぽい」という3つの症状が規定されている。「吹き出物」について、「吹き出物が髪の生え際に存在する」、「吹き出物が口まわりに存在する」、「吹き出物が小鼻に存在する」という症状が規定されている。「シミ」について、「シミが顔に存在する」という症状が規定されている。
【0073】
手について、「手の平の状態」という特徴量が規定されている。「手の平の状態」ついて、「親指の下が青〜緑っぽい」、「小指の付け根付近が紫である」、及び「5本の指を合わせた状態で指の間に隙間が多い」という3つの症状が規定されている。
爪について「爪の色」という特徴量が規定されている。「爪の色」ついて、「爪の色が赤紫である」、及び「爪の色が白い」という2つの症状が規定されている。
舌について「舌の形態」という特徴量が規定されている。
【0074】
図12は、舌の症状の外観を示す図である(出典:祥泉針灸整骨院ホームページ)。「舌の形態」について、例えば、「淡胖白膩苔」(
図12の(a))、「歯痕黄苔舌」(
図12の(b))、及び「木苺舌」(
図12の(c))という症状が規定されている。「淡胖白膩苔」は、「舌体が肥大して歯形(歯痕)が著明。舌苔が厚く白い」という症状である。「歯痕黄苔舌」は、「舌体が肥大して歯形(歯痕)が著明。舌苔が厚く黄色い」という症状である。「木苺舌」は、「舌が赤く、舌尖の部分が特に赤い点がはっきりと見える」という症状である(出典:祥泉針灸整骨院ホームページ)。
【0075】
望診マッサージでは、撮像データから特定された身体部位について規定されている「特徴量」を抽出し、この抽出された「特徴量」がその対応する「症状」に相当する状態を示している場合には、被写身体部位が当該「症状」を示していると判定し、被写身体部位の症状が当該「症状」であると特定する。そうでない場合には、被写身体部位が当該「症状」を示していないと判定する。
具体的には、「特徴量」を抽出し、且つ被写身体部位の症状を特定する。
【0076】
<マッサージ特定工程>
マッサージ特定工程では、画像処理/症状特定工程で特定(判定)された身体部位症状を、記憶部48に記憶されたマッサージコースにおける身体部位とその症状又は状態と所望のコースを組み合わせた情報と対比し、当該身体部位症状に対応するマッサージコースを特定する。
具体的には、身体部位症状「顔色が青い」に対応する健康状態は、「肝臓、膵臓の機能障害を起こしやすい状態」である。この健康状態に対応する身体のツボは、肝兪及び膵愈である。身体部位症状「顔色が青い」に、これらのツボを刺激するマッサージコース「全身疲労回復」が対応付けられている。
【0077】
身体部位症状「顔色が赤い」に対応する健康状態は、「心臓のトラブル、血液循環がうまくいっていない」である。この健康状態に対応する身体のツボは、心兪及び隔愈である。身体部位症状「顔色が赤い」に、これらのツボを刺激するマッサージコース「遠心」が対応付けられている。
身体部位症状「顔色が黄色っぽい」に対応する健康状態は、「胃腸の働きが落ちている、肝臓や胆嚢の不調」である。この健康状態に対応する身体のツボは、胃兪、胆愈、及び肝愈である。身体部位症状「顔色が黄色っぽい」に、これらのツボを刺激するマッサージコース「体重チャレンジ」が対応付けられている。
【0078】
身体部位症状「吹き出物が髪の生え際に存在する」に対応する健康状態は、「膀胱の不調」である。この健康状態に対応する身体のツボは、膀胱兪である。身体部位症状「吹き出物が髪の生え際に存在する」に、これらのツボを刺激するマッサージコース「腰中心」が対応付けられている。
身体部位症状「吹き出物が口まわりに存在する」に対応する健康状態は、「胃腸の不調」である。この健康状態に対応する身体のツボは、胃兪及び大腸愈である。上述のマッサージコース「体重チャレンジ」は、上述のツボに加えて大腸愈をも刺激するので、身体部位症状「吹き出物が口まわりに存在する」に、マッサージコース「体重チャレンジ」が対応付けられている。
身体部位症状「吹き出物が小鼻に存在する」に対応する健康状態は、「呼吸器系の不調」である。この健康状態に対応する身体のツボは、肺兪である。身体部位症状「吹き出物が小鼻に存在する」に、このツボを刺激するマッサージコース「ストレス解消」が対応付けられている。
【0079】
身体部位症状「シミが顔に存在する」に対応する健康状態は、「肝臓の不調、ストレス」である。この健康状態に対応する身体のツボは、心兪及び肝兪である。上述のマッサージコース「ストレス解消」は、上述のツボに加えて心兪及び肝兪をも刺激するので、身体部位症状「シミが顔に存在する」に、マッサージコース「ストレス解消」が対応付けられている。
【0080】
身体部位症状「親指の下が青〜緑っぽい」に対応する健康状態は、「腸がゆるんでいる、冷えの状態」である。この健康状態に対応する身体のツボは、小腸兪である。上述のマッサージコース「遠心」は、上述のツボに加えて小腸兪をも刺激するので、身体部位症状「親指の下が青〜緑っぽい」に、マッサージコース「遠心」が対応付けられている。
身体部位症状「小指の付け根付近が紫である」に対応する健康状態は、「循環と排泄機能に異常がある」である。この健康状態に対応する身体のツボは、大腸愈、小腸兪である。上述のマッサージコース「遠心」は、上述のツボに加えて大腸兪をも刺激するので、身体部位症状「小指の付け根付近が紫である」に、マッサージコース「遠心」が対応付けられている。
身体部位症状「5本の指を合わせる際に指の間に隙間が多い」に対応する健康状態は、「胃腸機能が弱い」である。この健康状態に対応する身体のツボは、胃兪、大腸愈であるので、身体部位症状「5本の指を合わせた状態で指の間に隙間が多い」に、胃兪、大腸愈を刺激するマッサージコース「体重チャレンジ」が対応付けられている。
【0081】
身体部位症状「爪の色が赤紫である」に対応する健康状態は、「砂糖や甘いものの摂りすぎ、消化、循環、排泄機能に異常」である。この健康状態に対応する身体のツボは、膵愈、脾兪である。上述のマッサージコース「体重チャレンジ」は、膵愈、脾兪をも刺激するので、身体部位症状「爪の色が赤紫である」に、マッサージコース「体重チャレンジ」が対応付けられている。
身体部位症状「爪の色が白い」に対応する健康状態は、「血液の循環が悪い、貧血、ジュース、砂糖などの甘いものの摂りすぎ」である。この健康状態に対応する身体のツボは、隔兪、膵愈、脾兪である。上述のマッサージコース「遠心」は、上述のツボに加えて膵愈、脾兪をも刺激するので、身体部位症状「爪の色が白い」に、マッサージコース「遠心」が対応付けられている。
【0082】
身体部位症状「淡胖白膩苔」に対応する健康状態は、「冷たい飲食物の摂りすぎにより、体内に過剰な水が溜まり、食欲不振、下痢、足腰が重だるい、疲れやすいなどの症状が現れる」である。この健康状態に対応する身体のツボは、心兪、腎兪、膀胱愈、小腸兪、肝兪である。マッサージコース「求心」又は「活力アップ」は、これらのツボを刺激するので、身体部位症状「淡胖白膩苔」に、マッサージコース「求心」又は「活力アップ」が対応付けられている。
身体部位症状「歯痕黄苔舌」に対応する健康状態は、「暴飲暴食などによる消化器系の湿熱、慢性胃炎、脂肪肝、アレルギー性疾患などによく見られる。胸やけ、便秘、口の中が粘る、口臭があるなどの症状が現れる」である。この健康状態に対応する身体のツボは、胃兪、肺兪、脾兪である。上述のマッサージコース「全身疲労回復」又は「体重チャレンジ」は、これらのツボを刺激するので、身体部位症状「歯痕黄苔舌」に、マッサージコース「全身疲労回復」又は「体重チャレンジ」が対応付けられている。
身体部位症状「木苺舌」に対応する健康状態は、「不安神経症、不眠症などの精神的な疾患に多く見られる。特に女性では、自律神経失調症、更年期障害などの場合もある。」である。この健康状態に対応する身体のツボは、心兪、失眠、天柱、風池である。上述のマッサージコース「ストレス解消」又は「遠心」は、これらのツボを刺激するので、身体部位症状「木苺舌」に、マッサージコース「ストレス解消」又は「遠心」が対応付けられている。
【0083】
以上に説明したツボを刺激するマッサージの内容は、多数考えられるので、実験、経験等により適宜規定される。また、予め規定された上述のマッサージコースの他、身体部位症状に合わせて、その都度、適宜なマッサージを作成してもよい。
望診手段は、特定された身体部位症状を、以上のようなマッサージコースにおける身体部位とその症状又は状態と所望のコースを組み合わせた情報とを対比し、当該身体部位症状に対応するマッサージコースを特定する。
【0084】
<問診モード>
本実施形態に係るマッサージ機1の問診モードでの動作について説明する。
図9を参照すると表示部82は使用者の自覚症状を確認するため撮像された使用者の身体部位のイメージCsと質問手段43がいくつかの質問事項Q(例えば図示されているような「質問1 体調が良い」)を表示する。使用者が表示された質問事項Qについて回答手段44として回答ボタンA1、A2を押すことで回答すると、問診手段42が回答に対応する問診結果を表示部82に表示する。検索手段45は、問診結果と記憶部に記憶されている予め標準化された各身体部位に対する症状又は状態並びにマッサージコースの情報とを比較して、使用者の身体部位の状態を検索する。検索手段45は、予め標準化された各身体部位に対する症状又は状態並びにマッサージコースの情報と問診結果から使用者に最適なマッサージコースを選定し、表示部82に表示して使用者に提案する。あるいは使用者がコース選択ボタンSLを押すことでマッサージコースを選択することができる。尚、問診モード中動きを途中で終了させることも可能であり、それは使用者が終了ボタンEを押すことで終了させることができる。例えば使用者の目の下にクマがある場合、クマの原因を問診によって導き出す。質問事項Qの「冷え性ですか」が選択されると症状が青クマ、「スマートフォン又はパーソナルコンピュータを長時間みていませんか」が選択されると、症状が青クマ又は黒クマと判断される。その結果、原因が血行不良と判断され、遠心コースが表示部82に表示して提案される。
質問事項Qの「夜、眠れていますか」が選択されると、症状が青クマ若しくは黒クマ、睡眠不足が原因と判断され、眠りを誘うコースが提案される。
【0085】
<望診+問診モード>
本実施形態に係るマッサージ機1の望診+問診モードでの動作について説明する。
図3を参照すると動作モード選択ボタン84fを押して、望診+問診モードを選択すると、身体部位の撮像動作に進む。例えば、撮像手段81が使用者の顔を撮像すると、記憶部48は撮像手段81によって撮像された使用者の顔のイメージを記憶する。記憶部48には予め標準化された顔の症状又は状態並びにマッサージコースの情報が記憶されている。ここで情報とは、マッサージコースにおける身体部位とその症状又は状態と所望のコースを組み合わせた情報のことをいう。望診手段41は、撮像手段81によって撮像された顔のイメージと前述の情報とを比較して、使用者の身体の症状又は状態を特定する。
望診の結果、使用者の顔の症状又は状態が判明すると、表示部82には使用者の自覚症状を確認するため撮像された使用者の顔のイメージと質問手段43によっていくつかの質問事項Qが表示される。使用者が表示された質問事項Qについて回答手段44として回答ボタンA1、A2を押すことで回答すると、問診手段42によって問診結果が表示部82に表示される。検索手段45は、問診結果と記憶部に記憶されている予め標準化された各身体部位に対する症状又は状態並びにマッサージコースの情報とを比較して、使用者の身体部位の状態を検索する。制御部49は、望診結果と問診結果から使用者の症状又は状態を識別し使用者に最適なマッサージコースを選定し、表示部82に表示して使用者に提案する。
【0086】
<望診+測定結果>
図6(B)を参照すると、撮像手段81は、身体部位として使用者の顔、手、爪又は舌を撮像する。ついで、記憶部48は撮像手段81によって撮像された使用者の顔、手、爪又は舌のイメージを記憶する。記憶部48には予め標準化された各身体部位に対する症状又は状態並びにマッサージコースの情報が記憶されている。ここで情報とは、マッサージコースにおける身体部位とその症状又は状態と所望のコースを組み合わせた情報のことをいう。望診手段41は、撮像手段81によって撮像された各身体部位のイメージと前述の情報とを比較して、使用者の身体の症状又は状態を特定する手段である。
図4を参照すると、記憶部48には、この撮像データを識別データと対応させて記憶している。望診手段41は、記憶部48に記憶されているマッサージコースにおける身体部位とその症状又は状態と所望のコースを組み合わせた情報を参照する。ここで、脈拍計87で使用者の身体部位を測定した場合、測定した身体情報と、望診結果とを組み合わせた最適なマッサージコースを制御部49が表示部82に表示して使用者に推奨する。
なお、マッサージ機1が脈拍計87に替えて、血圧計又は体重計を備えてもよく、あるいは、別体の脈拍計87、血圧計又は体重計を電気的に有線又は無線で接続してもよい。血圧、体重及び脈拍がそれぞれ血圧計、体重計及び脈拍計87によって測定されると、その各測定データは、記憶部48に記憶される。尚、血圧、体重及び脈拍を測定する装置をすべて具備する必要はなく、それらのうち、少なくとも1つを備えていればよい。このように、血圧計、体重計及び脈拍計87のうち少なくとも1つを備えていれば、マッサージ治療の使用前後にそれらの装置を用いて、血圧、体重及び脈拍を測定しておくことによって、使用者がマッサージの効果を確認することができる。また、血圧計、体重計及び脈拍計87のうち少なくとも1つで使用者の身体部位を測定した場合、測定した身体情報と、望診結果とを組み合わせることにより、最適なマッサージコースを制御部49が表示部82に表示して使用者に推奨することができる。さらにこの3つのうちの2つ以上を組み合わせてもよい。
【0087】
<ビューティーメイクモード>
本実施形態に係るマッサージ機1のビューティーメイクモードでの動作について説明する。
図15及び
図16を参照すると、選択ボタン84f(
図3参照)を押して、ビューティーメイクモードを選択すると、身体部位の撮像動作に進む。撮像手段81は使用者の顔を撮像する。ついで、記憶部48は撮像手段81によって撮像された使用者の顔のイメージを記憶する。記憶部48には、予め複数のメイクコースと複数のインストラクションが互いに対応付けられて記憶されており、以下の(a)又は(b)の操作が行われる。
(a)制御部49が撮像された使用者の顔のイメージに基づいてメイクコースを行った場合の使用者の顔のイメージ(Im(12)〜Im(14))を複数作成する。この複数作成された使用者の顔のイメージ(Im(12)〜Im(14))は表示部82に表示される。これらの複数の顔のイメージ(Im(12)〜Im(14))は、それぞれ、複数のメイクコースと対応付けられていて、表示部82に表示される。なお、参照符号Im(11)は、撮像された顔のイメージを示す。使用者は表示部82に表示された顔のイメージIm(12)、顔のイメージIm(13)及び顔のイメージIm(14)のいずれかを、タッチすることによって選択する。従って、複数の顔のイメージ(Im(12)〜Im(14))は、選択手段46を構成する。これにより、選択された顔のイメージに対応するメイクコースが選択される。すると、メイク指導手段50が、この選択されたメイクコースについて、その対応するインストラクションを表示部82に表示する。使用者は、表示部82に表示されたインストラクションに基づいて自らがメイクを行う。具体的には、例えば、
図15に示されるように初期状態(メイク直前の状態)Im(1)、目のメイクIm(2)、頬のメイクIm(3)、唇のメイクIm(4)のようにメイクの方法、順番等が表示部82に表示される。この表示に従って、使用者がメイクを行う。
従って、使用者は、自分の顔を所望のイメージにするのに好適なメイクコースを選択することができる。しかも、そのメイクコースをインストラクションに従って好適に行うことができ、且つ、家庭でも容易に行うことができる。
(b)制御部49が撮像された使用者の顔のイメージから目標とするイメージを作成し、作成された目標とするイメージに基づいてメイクコースを行った場合の使用者の顔のイメージ(Im(12)〜Im(14))を複数作成する。この複数作成された使用者の顔のイメージ(Im(12)〜Im(14))は表示部82に表示される。これらの複数の顔のイメージ(Im(12)〜Im(14))は、それぞれ、複数のメイクコースと対応付けられていて、表示部82に表示される。なお、参照符号Im(11)は、撮像された顔のイメージを示す。使用者は表示部82に表示された顔のイメージIm(12)、顔のイメージIm(13)及び顔のイメージIm(14)のいずれかを、タッチすることによって選択する。従って、複数の顔のイメージ(Im(12)〜Im(14))は、選択手段46を構成する。これにより、選択された顔のイメージに対応するメイクコースが選択される。すると、メイク指導手段50が、この選択されたメイクコースについて、その対応するインストラクションを表示部82に表示する。使用者は、表示部82に表示されたインストラクションに基づいて使用者自身がメイクを行う。具体的には、例えば、目のメイクIm(2)、頬のメイクIm(3)、唇のメイクIm(4)のようにメイクの方法、順番等が表示部82に表示される。この表示に従って、使用者がメイクを行う。
従って、使用者は、目標とする顔のイメージ、すなわち、本来の自分の顔を認識し、その上で、自分の顔を所望のイメージにするのに好適なメイクコースを選択するので、より好適に、自分の顔を所望のイメージにすることができる。しかも、そのメイクコースをインストラクションに従って好適に行うことができ、且つ、家庭でも容易に行うことができる。
【0088】
<セキュリティモード>
本実施形態に係るマッサージ機1のセキュリティモードでの動作について説明する。
図4及び
図5を参照すると、マッサージ機1はネットワーク(公衆回線)20を介してセキュリティ会社22又は外部端末23と通信可能な通信部11を備え、
図3及び
図13を参照すると撮像手段81は、マッサージ部2の方向(内側)と、当該マッサージ部2と反対方向(外側)とを向くように回動自在にマッサージ部2に設けられており、操作装置8の表示部82を部屋RのドアDの方に向けられる。なお、撮像手段81をインカメラとアウトカメラとで構成し、マッサージ部2の方向の視野をインカメラで撮像し、マッサージ部2と反対の方向の視野をアウトカメラで撮像してもよい。
図3及び
図14を参照すると、操作装置8の動作モード選択ボタン84fが押すことにより、「セキュリティモード」に切り替わる(
図14のS111)。セキュリティモードに切り替わると、撮像手段としてのカメラ81を備えた操作装置8が姿勢変更機構19を介して回動し、カメラ81が外側(マッサージ部2と反対方向)を向く(S112)。ここで、操作装置8は姿勢変更機構19を介してカメラ81を外側に固定してもよく、一定範囲を回動し続けても又は一定時間ごとに撮像する方向を変えてもよい。制御部49は、逐次撮像される画像(動画)をリアルタイムで画像処理し、画像中に移動物体が存在するか否か判定する。動画中の移動物体の検知方法は、公知の方法を用いることができる。例えば、画面中のあるまとまった部分(ブロック)が、連続する画面において、残りの部分に対し相対的に移動する場合に、当該まとまった部分を移動物体として検知することができる。制御部49が移動物体を検知すると(S113)、通信部11にその情報が送信され(S114)、通信部11からネットワーク20を介してセキュリティ会社22又は外部端末23にその情報が送信される(S115)。