(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0014】
<実施例1>
図1は、本発明の実施例の診療行為・施策効果分析システムの構成図である。
【0015】
本システムは、外部DB連携部103と、発症イベント検出部104と、発症知識データベース105と、発症−診療行為関係抽出部106と、発症時系列情報畳み込み部107と、評価指標算出部108と、診療効果抽出部109と、画面構成処理部110と、入力部111と、表示部112とを有する。外部DB連携部103は本システム外にあるデータベースと連携する機能であり、例えば、外部DB連携部103は、診療行為データベース101や臨床データベース102に蓄積されたデータを取得するが、他のデータベースと連携してもよい。
【0016】
入力部111は、ユーザからの入力を受けるインターフェースである。表示部112は、プログラムの実行結果をユーザが視認可能な形式で出力するインターフェースである。
【0017】
本システムのハードウエア構成を説明する。
図2は、本実施例の診療行為・施策効果分析システムのハードウエア構成図である。
【0018】
入力装置200は、入力部111を構成するキーボードやマウスやペンタブレットなどであり、ユーザからの入力を受けるインターフェースである。出力装置201は、表示部112を構成する液晶表示装置やCRT(Cathode−Ray Tube)などのディスプレイ装置であり、プログラムの実行結果をユーザが視認可能な形式で出力するインターフェースである。出力装置201は、プリンタなど紙媒体に出力する装置でもよい。なお、診療行為・施策効果分析システムにネットワークを介して接続された端末が入力装置200及び出力装置201を提供してもよい。
【0019】
中央処理装置203は、プログラムを実行するプロセッサ(演算装置)である。具体的には、プロセッサがプログラムを実行することによって、外部DB連携部103と、発症イベント検出部104と、発症−診療行為関係抽出部106と、発症時系列情報畳み込み部107と、評価指標算出部108と、診療効果抽出部109と、画面構成処理部110とが実現される。なお、プロセッサがプログラムを実行して行う処理の一部を、他の形式の(例えばハードウエアによる)演算装置(例えば、FPGA)で実行してもよい。
【0020】
メモリ202は、不揮発性の記憶素子であるROM及び揮発性の記憶素子であるRAMを含む。ROMは、不変のプログラム(例えば、BIOS)などを格納する。RAMは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶素子であり、プロセッサ11が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを一時的に格納する。
【0021】
補助記憶装置204は、例えば、磁気記憶装置(HDD)、フラッシュメモリ(SSD)等の大容量かつ不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置204は、中央処理装置203がプログラムの実行時に使用するデータ及び中央処理装置203が実行するプログラムを格納する。具体的には、補助記憶装置204は、発症知識データベース105を格納する。なお、発症知識データベース105の一部又は全部は、プログラムの実行に伴い、メモリ202に短期的に格納される。また、プログラムは、補助記憶装置204から読み出されて、メモリにロードされて、中央処理装置203によって実行される。
【0022】
診療行為・施策効果分析システムは、図示を省略するが、所定のプロトコルに従って、他の装置との通信を制御する通信インターフェースを有する。
【0023】
中央処理装置203が実行するプログラムは、リムーバブルメディア(CD−ROM、フラッシュメモリなど)又はネットワークを介して診療行為・施策効果分析システムに導入され、非一時的記憶媒体である不揮発性の補助記憶装置204に格納される。このため、診療行為・施策効果分析システムは、リムーバブルメディアからデータを読み込むインターフェースを有するとよい。
【0024】
診療行為・施策効果分析システムは、物理的に一つの計算機上で、又は、論理的又は物理的に構成された複数の計算機上で構成される計算機システムであり、複数の物理的計算機資源上に構築された仮想計算機上で動作してもよい。
【0025】
図3に、本実施例のシステムが実行する処理の概要のフローチャートであり、
図4は、
図3に示す処理の一部(S302〜S305)のシーケンス図である。
【0026】
まず、表示部112が条件設定・処理結果表示画面(
図5)を表示すると、ユーザは、入力部111を介して、分析対象の疾患(病名)とQI指標と期間を入力する(S301)。
【0027】
次に、発症イベント検出部104は、発症知識データベース105を参照して、ステップS301にて入力された分析対象の期間における、入力された病名に対応する診療行為や検査の情報を、診療行為データベース101及び臨床データベース102から抽出する(S302)。すなわち、ステップS302では、当該病名を発症した可能性がある患者の情報(発症イベント)を抽出される。ステップS302の処理の詳細は、
図6で詳述する。
【0028】
次に、発症−診療行為関係抽出部106は、診療行為データベース101に蓄積された各診療行為や施策について、S302で抽出された発症イベントの時期との時系列関係(例えば、時間の前後関係を示す相対日時)を算出する(S303)。ステップS303の処理の詳細は、
図12で詳述する。
【0029】
次に、発症時系列情報畳み込み部107が、S303で処理された各診療行為や施策に対して、S303で算出された時系列情報及び各診療行為や施策の実施量を考慮した特徴量を生成する(S304)。
【0030】
次に、評価指標算出部108が、診療行為データベース101と臨床データベース102から、医療の質を評価する指標値を算出する(S305)。
【0031】
最後に、診療効果抽出部109が、S304にて生成された診療行為や施策の特徴量と、S305にて算出された指標値の特徴量の初期値とを説明変数とし、S305にて算出された効果の特徴量(例えば、指標値)を目的変数として、効果が高い診療行為や施策を抽出する(S306)。ステップS306の処理の詳細は、
図16で詳述する。なお、指標値の特徴量の初期値は、分析対象の期間における指標値の変化量を把握するために使用され、患者間で基礎的数値の差を埋めることができる。なお、患者間で基礎的数値の差がなければ、初期値を用いる必要はない。
【0032】
図5は、ステップS301において、表示部112が表示する条件設定・処理結果表示画面の例を示す図である。
【0033】
条件設定・処理結果表示画面は、条件設定領域501及び処理結果提示領域502を含む。条件設定領域501には、本システムによる処理を実行するための「有効性分析」ボタン5011と、分析条件を設定するためのプルダウンによる選択肢入力欄を表示する。図示した例では、糖尿病患者の2013年から2016年のデータを用いて、血糖コントロールに影響を及ぼす効果が高い診療行為や施策を抽出する条件が設定されている。
【0034】
次に、
図6を参照して、ステップS302の詳細について説明する。
【0035】
まず、発症イベント検出部104は、外部DB連携部103を介して、診療行為データベース101から対象患者の診療行為や施策のデータを取得し、臨床データベース102から臨床データを取得する(S3021)。
【0036】
図7に示すように、診療行為データは、患者属性(患者コード、性別、年齢など)、診療行為(処方された薬剤や検査内容など)及び実施日を含む。診療行為データは、医療機関が行う診療行為の他、診療行為以外の施策(例えば、健康指導、食事指導、定期的な運動など)も含むとよい。
図8に示すように、臨床データは、患者コード、検査実施日及び検査値を含む。なお、診療行為データベース101は、患者に対して行われた全ての診療行為や施策が正しく入力されているとは限らず、欠落を含む場合がある。また、臨床データベース102に記録されている検査は、患者が定期的に受けていない場合がある。すなわち、診療行為データベース101及び臨床データベース102のいずれも、入力漏れがある可能性がある。
【0037】
次に、発症イベント検出部104は、発症の定義に基づいて、臨床データから発症日候補を抽出する(S3022)。糖尿病の例では、クリニカルガイドラインにて定義されているように、HbA1cの値が6.5%以上が閾値であり、患者コードP0の患者の発症日候補として14年7月を抽出し、患者コードP1の発症日候補として13年5月を抽出する。
【0038】
次に、発症イベント検出部104は、発症知識データベース105から抽出した発症知識データと合致する診療行為や施策について、絶対日(実施日)及び患者コードを抽出する(S3023)。発症知識データは、
図9に示すように、疾病と診療行為や施策との関係が記録されており、具体的には、糖尿病と関連する診療行為としてDPP4阻害薬の処方、SGLT2阻害薬の処方、及びHbA1c検査が記録されている。
【0039】
本実施例では、予め発症知識データベース105を登録しているが、診療行為データ及び臨床データを用いて、疾患と関連する診療行為や施策を抽出してもよい。例えば、
図10に示すように発症知識生成部113を設け、発症知識生成部113が、診療行為データと臨床データを参照して、疾患と関連する診療行為や施策を抽出し、発症知識データベース105してもよい。具体的には、診療行為データの病名と相関が高い診療行為や施策を抽出したり、臨床データの発症定義(例えば、HbA1cの値が6.5%以上)と相関が高い診療行為や施策を抽出する。
図7から
図9に図示したデータを用いると、(P0、DPP4、13/5/1)、(P0、SGLT2、13/6/1)、(P1、HbA1c検査、14/5/1)を抽出できる。体温測定は発症知識データに定義されていないため、ステップS3023では抽出されない。
【0040】
次に、S3022で抽出された発症日候補とS3023で抽出された絶対日から、患者毎に最も古い日時を疾患の発症時期に決定する(S3024)。本例では、患者コードP0の患者は、ガイドラインの定義に従うとHbA1cの値が6.5%以上になった14年7月1日が発症日となるが、S3023にて抽出したDPP4阻害薬の処方日が13年5月1日であるため、13年5月1日を発症日として発症日管理テーブル(
図11)に記録する。
【0041】
次に、ステップS303の詳細を説明する。
図12は、ステップS303の詳細なフローチャートであり、
図13は、
図12に示す処理の一部(S3031〜S3032)のシーケンス図である。
【0042】
まず、発症−診療行為関係抽出部106は、発症イベント検出部104から、患者ごとの発症日(例えば、
図11に示す発症日管理テーブル)を取得する(S3031)。
【0043】
次に、発症−診療行為関係抽出部106は、外部DB連携部103を介して臨床データベース102にアクセスし、対象患者の診療行為や施策とその絶対日を取得する(S3032)。
図7に示す例では、(P0、DPP4、13/5/1)、(P0、SGLT2、13/6/1)、(P1、HbA1c検査、14/5/1)、(P1、体温測定、14/5/1)を取得する。
【0044】
最後に、発症−診療行為関係抽出部106は、各患者の診療行為や施策毎に、発症日から実施日までの相対日を計算する(S3033)。計算された相対日は、
図14に示す診療行為時系列情報テーブルに記録される。
【0045】
次に、ステップS304の詳細について二つの方法を説明する。一つ目は早期診療の重要性に着目した方法であり、二つ目は継続的な診療行為や施策の実施の重要性に着目した方法である。
【0046】
一つ目の方法では、早期診療の重要性に着目し、発症時系列情報畳み込み部107が、説明変数のデータセットを生成する際、同じ行為であっても早期に実施した診療行為や施策のインスタンスに重み付けをして加算する。これによって、早期診断・治療を重視しつつ時系列成分を圧縮した説明変数のデータセットを生成する。具体的には、以下の数式1を用いて、診療行為や施策j毎に特徴量Xijを算出する。数式1によると、発症日から実施日までの相対日が小さい診療行為や施策の特徴量Xijが大きくなり、早期診断・早期治療に貢献した診療行為や施策に大きな重み付けができる。
【0048】
なお、M(i)は患者iにおける糖尿病を発症した日、診療行為や施策の群A={A1,A2,…,AJ}(例えば、A1=DPP4、A2=SGLT2)とすると、糖尿病発症日からの相対日Rij(t)を算出でき、重み付け要素となる単調減少関数f(t)を乗じて算出できる。
【0049】
二つ目の方法では、継続的に実施されている診療行為や施策が重要である点に着目し、発症時系列情報畳み込み部107が、説明変数のデータセットを生成する際、同じ行為であっても継続して実施された診療行為や施策のインスタンスに重み付けをして加算する。これによって、治療行為の継続性を重視しつつ時系列成分を圧縮した説明変数のデータセットを生成する。具体的には、以下の数式2を用いて、診療行為や施策j毎に特徴量Xijを算出する。数式2によると、定期的な間隔で多数回実施される診療行為や施策の特徴量Xijが大きくなり、複数回行われる診療行為や施策でも不定期な間隔や一時期に集中して実施される特徴量Xijが小さくなり、継続性が病状改善に貢献した診療行為や施策に大きな重み付けができる。なお、数式2でも、Rij(t)は数式1と同じに定義され、時間の経過と共に減少する単調減少関数f(t)を要素として、重み付けをする。
【0051】
ステップS304によって算出される特徴量は、
図15に示す診療行為特徴量テーブルに記録される。
図15に示すように、数式2で計算される特徴量は、時系列で整理された診療行為や施策の時間的な近さ(早期診断)と継続性と回数とを考慮して、時系列成分を圧縮して生成されるものである。
【0052】
次に、ステップS305の詳細を説明する。ステップS305で計算される評価指標は、医療の質を評価する指標であり、Quality Indicatorなどと呼ばれている。例えば、糖尿病の分野では、糖尿病患者のHbA1cの血糖コントロールが6.5%未満の患者割合などが使われる。そのため、評価指標算出部108は、外部DB連携部103を介して、臨床データベース102から臨床データを取得し、HbA1cの値が6.5%以上であれば1となり、6.5%未満であれば0となるように評価指標を算出する。
【0053】
最後に、
図16を参照して、ステップS306の詳細を説明する。
【0054】
まず、診療効果抽出部109は、発症時系列情報畳み込み部107が生成した診療行為や施策の特徴量(
図15に示す診療行為特徴量テーブル)を取得する(S3061)。
【0055】
次に、評価指標算出部108を介して、効果の特徴量の初期値を取得する(S3062)。図示した例では、条件設定・処理結果表示画面(
図5)において対象期間を2013年からと指定しているため、2013年の評価指標を取得する。なお、前述したように、指標値の特徴量の初期値は任意に使用すればよい。
【0056】
次に、S3061の結果とS3062の結果とを統合して、患者毎の特徴量ベクトルを作成する(S3063)。このように、説明変数として利用される特徴ベクトルを生成することによって既存の選択手法を利用可能となり、システムへの実装が容易になる。
【0057】
次に、評価指標算出部108を介して、効果の特徴量の最終結果を取得する(S3064)。図示した例では、条件設定・処理結果表示画面(
図5)において対象期間を2016年までと指定しているため、2016年の評価指標を取得する。
【0058】
最後に、効果の特徴量の最終結果に影響を及ぼす特徴を、S3063にて生成した特徴量ベクトルから選択する(S3065)。具体的には、S3063で出力する特徴量ベクトルを説明変数とし、S3064にて出力される変数を目的変数として、線形回帰モデル(binary logistic regressionなど)や非線形モデル(Random Forest, Gradient Boostなど)などの特徴選択手法を用いて選択する。
【0059】
画面構成処理部110は、このような手順によって計算された高い効果の診療行為や施策を、表示部112に表示するための表示データを生成する。例えば、
図17に示すように、演算結果を処理結果提示領域502に表示する。
図17によると、評価指標に最も影響がある診療行為や施策は、SGLT2阻害薬であることが分かる。
【0060】
発症時系列情報畳み込み部107が実行する処理(S304)は、本発明の実施例で最も重要である。本実施例では、「実施有無に加えて、時系列成分も考慮して有効な診療行為や施策を抽出する」という課題に対して、説明変数のデータセットを生成する際に、同じ行為であっても早期に実施したイベントのインスタンスに重み付けをして加算することで、時系列成分を圧縮しつつ早期診断・早期治療の観点を考慮した説明変数のデータセットを生成する。このステップS304の処理は、「早期実施」という概念を導入するにあたり、ステップS302とステップS303の処理を同時に導入することによって実現可能になる。
【0061】
以上に説明したように、本発明の実施例によると、分析対象の期間及び疾患を受け付ける入力部111と、発症イベントを抽出する発症イベント検出部104と、発症イベント検出部104が抽出した発症イベントの時期と、診療行為及び施策の実施時期との時系列関係(相対日)を算出する発症−診療行為関係抽出部106と、発症−診療行為関係抽出部106が算出した時系列関係と、診療行為及び施策の実施回数とに基づいて、時系列関係を考慮した診療行為及び施策の特徴量を生成する発症時系列情報畳み込み部107と、診療行為及び施策の履歴(診療行為データベース101)と患者の検査結果を含む臨床データ(臨床データベース102)とから、医療の質を表す指標値を算出する評価指標算出部108と、列関係を考慮した診療行為及び施策の特徴量を生成するが抽出した診療行為及び施策の特徴量を説明変数とし、評価指標算出部108が算出した指標値を目的変数として、指標値が良好で効果が高い診療行為及び施策を抽出する診療効果抽出部109と、を備えるので、一つの機関で作成されたデータベースでは発症イベントが欠損している場合でも、発症イベントを適確に推測し、発症イベントと診療行為や施策の実施日との相対的時間を算出できる。そして、説明変数の数を増さずに時系列成分を説明変数に反映することによって、過学習を低減し、計算時間を削減可能な診療効果を記述するモデルを作成できる。
【0062】
また、発症時系列情報畳み込み部107は、発症イベントと時間的に近いタイミングで実施した診療行為及び施策に大きな値を与えるように(例えば、前述した数式1を用いて)特徴量を生成するので、早期発見・早期治療などの時系列関係を考慮した効果が高い診療行為や施策を抽出できる。
【0063】
また、発症時系列情報畳み込み部107は、継続的に実施された診療行為及び施策に大きな値を与えるように、(例えば、前述した数式2を用いて)特徴量を生成するので、継続性を考慮した効果が高い診療行為や施策を抽出できる。
【0064】
また、診療行為及び施策と疾病との関係を含む知識データを記録する発症知識データベース105と、診療行為及び施策の履歴(診療行為データベース101)と臨床データベース102とから疾患と関連する診療行為及び施策を抽出して、発症知識データベース105に記録する発症知識生成部113とを備えるので、疾患と関連する診療行為や施策を自動的に抽出できる。
【0065】
また、診療効果抽出部109は、発症時系列情報畳み込み部107が抽出した診療行為の特徴量、及び、評価指標算出部108が抽出した分析対象の期間の初期における指標値を説明変数とし、評価指標算出部108が抽出した分析対象の期間の終期における指標値を目的変数として、指標値が良好で効果が高い診療行為及び施策を抽出するので、分析対象の期間における指標値の変化を適確に把握できる。
【0066】
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
【0067】
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウエアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
【0068】
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
【0069】
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。