【課題を解決するための手段】
【0021】
フッ素化反応物質を用いて基板から層を除去するエッチング方法が開示される。フッ素化反応物質の蒸気を、基板上の層が収容される反応器中に導入し、その層の少なくとも一部と反応させて、揮発性フッ素化種を形成する。揮発性フッ素化種は反応器から除去される。本開示の方法は以下の態様の1つ以上を含むことができる:
・フッ素化反応物質が、式MF
x(付加物)
n(式中、Mは周期表の元素であり;xは2〜6(両端の値を含む)の範囲であり;nは0〜5(両端の値を含む)の範囲であり;付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、またはメチルシアニドから選択される中性有機分子である)で表されること;
・MがTi、Zr、Hf、V、Ta、Mo、およびWからなる群から選択される元素であること;
・MがTi、Zr、Hf、V、Mo、およびWからなる群から選択される元素であること;
・MがPであること;
・フッ素化反応物質が、式MF
x(式中、Mは周期表のIV族の元素(すなわち、Ti、Zr、またはHf)であり、xは2〜6(両端の値を含む)の範囲である)で表されること;
・フッ素化反応物質が、式MF
x(式中、Mは周期表のV族の元素(すなわち、V、Nb、またはTa)であり、xは2〜6(両端の値を含む)の範囲である)で表されること;
・フッ素化反応物質が式MF
x(式中、MはMoまたはWであり、xは2〜6(両端の値を含む)の範囲である)で表されること;
・フッ素化反応物質がTiF
4であること;
・フッ素化反応物質がZrF
4であること;
・フッ素化反応物質がHfF
4であること;
・フッ素化反応物質がVF
5であること;
・フッ素化反応物質がNbF
5であること;
・フッ素化反応物質がTaF
5であること;
・フッ素化反応物質がMoF
6であること;
・フッ素化反応物質がWF
6であること;
・フッ素化反応物質がPF
3であること;
・フッ素化反応物質がPF
5であること;
・フッ素化反応物質が、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される溶媒をさらに含むこと;
・フッ素化反応物質が、式MF
x(付加物)
n(式中、Mは周期表の元素であり、xは2〜6(両端の値を含む)の範囲であり、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子である)で表されること;
・フッ素化反応物質が、式MF
x(付加物)
n(式中、Mは周期表のIV族の元素(すなわち、Ti、Zr、またはHf)であり、xは2〜6(両端の値を含む)の範囲であり、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子である)で表されること;
・フッ素化反応物質が、式MF
x(付加物)
n(式中、Mは周期表のV族の元素(すなわち、V、Nb、またはTa)であり、xは2〜6(両端の値を含む)の範囲であり、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子である)で表されること;
・フッ素化反応物質が、式MF
x(付加物)
n、(式中、MはMoまたはWであり、xは2〜6(両端の値を含む)の範囲であり、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子である)で表されること;
・フッ素化反応物質が、TiF
4(付加物)
n(式中、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子である)であること;
・フッ素化反応物質が、ZrF
4(付加物)
n(式中、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子である)であること;
・フッ素化反応物質が、NbF
5(付加物)
n(式中、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子である)であること;
・フッ素化反応物質がTaF
5(付加物)
nであり、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子であること;
・フッ素化反応物質がNbF
5(SEt
2)であること;
・フッ素化反応物質がNbF
4(SEt
2)であること;
・フッ素化反応物質がTaF
5(SEt
2)であること;
・フッ素化反応物質がTaF
4(SEt
2)
2であること;
・基板が酸化ケイ素であること;
・基板がシリコンウエハであること;
・基板がステンレス鋼であること;
・基板が酸化アルミニウムであること;
・基板が窒化アルミニウムであること;
・層が窒化物層であること;
・窒化物層が、窒化チタン、窒化バナジウム、窒化クロム、窒化マンガン、窒化鉄、窒化コバルト、窒化ニッケル、窒化銅、窒化亜鉛、窒化ガリウム、窒化ゲルマニウム、窒化ストロンチウム、窒化イットリウム、窒化ジルコニウム、窒化ニオブ、窒化モリブデン、窒化ルテニウム、窒化ロジウム、窒化パラジウム、窒化銀、窒化カドミウム、窒化インジウム、窒化スズ、窒化アンチモン、窒化テルル、窒化セシウム、窒化ハフニウム、窒化タンタル、窒化タングステン、窒化レニウム、窒化オスミウム、窒化ランタン、窒化セリウム、窒化プラセオジム、窒化ネオジム、窒化ガドリニウム、窒化ジスプロシウム、窒化エルビウム、窒化イッテルビウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、窒化ハフニウムジルコニウム、チタン酸ハフニウム、窒化ハフニウムイットリウム、窒化ジルコニウムイットリウム、アルミン酸チタン、窒化ジルコニウムエルビウム、窒化ジルコニウムランタン、窒化ジルコニウムジスプロシウム、窒化ハフニウムジスプロシウム、窒化ハフニウムランタン、窒化チタンエルビウム、および窒化チタンイットリウムからなる群から選択されること;
・窒化物層が、窒化チタン、窒化ジルコニウム、窒化ハフニウム、窒化バナジウム、窒化ニオブ、窒化タンタル、窒化モリブデン、窒化タングステン、またはそれらの組合せであること;
・層が金属層であること;
・金属層がタングステンであること;
・金属層がモリブデンであること;
・金属層が4族の金属(Ti、Hf、Zr)であること;
・金属層が5族の金属(V、Nb、Ta)であること;
・層が酸化物層であること;
・酸化物層が、酸化スカンジウム(Sc
2O
3)、酸化チタン(TiO
2)、酸化バナジウム(VO
2、V
2O
3、V
2O
5)、酸化クロム(CrO、CrO
2、CrO
3、CrO
5、Cr
8O
21)、酸化マンガン(MnO、Mn
3O
4、Mn
2O
3、MnO
2、Mn
2O
7)、酸化鉄(FeO
2、Fe
2O
3、Fe
3O
4、Fe
4O
5)、酸化コバルト(CoO、Co
2O
3、Co
3O
4)、酸化ニッケル(NiO、Ni
2O
3)、酸化銅(CuO、Cu
2O)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ガリウム(Ga
2O
3、GeO、GeO
2)、酸化ゲルマニウム(GeO
2)、酸化ストロンチウム(SrO)、酸化イットリウム(Y
2O
3)、酸化ジルコニウム(ZrO
2)、酸化ニオブ(Nb
2O
5)、酸化モリブデン(MoO
2、MoO
3)、酸化ルテニウム(RuO
2)、酸化ロジウム(Rh
2O
3)、酸化インジウム(In
2O
3)、酸化スズ(SnO、SnO
2)、酸化アンチモン(Sb
2O
3)、酸化テルル(TeO
2)、酸化セシウム(Cs
11O
3、Cs
4O、Cs
7O、Cs
2O)、酸化バリウム(BaO)、酸化ルテチウム(Lu
2O
3)、酸化ハフニウム(HfO
2)、酸化タンタル(Ta
2O
5)、酸化タングステン(W
2O
3、WO
2、WO
3、W
2O
5)、酸化レニウム(Rh
2O
7、RhO
2、RhO
3)、酸化オスミウム(OsO
2、OsO
4)、酸化イリジウム(IrO
2)、酸化白金(PtO
2)、酸化金(Au
2O
3)、酸化ビスマス(Bi
2O
3)、酸化ランタン(La
2O
3)、酸化セリウム(Ce
2O
3)、酸化プラセオジム(Pr
2O
3)、酸化ネオジム(Nd
2O
3)、酸化ガドリニウム(Gd
2O
3)、酸化ジスプロシウム(Dy
2O
3)、酸化エルビウム(Er
2O
3)、酸化イッテルビウム(Yb
2O
3)、またはそれらのあらゆる混合物であること;
・酸化物層が酸化チタン(TiO
2)であること;
・酸化物層が酸化ジルコニウム(ZrO
2)であること;
・酸化物層が酸化ハフニウム(HfO
2)であること;
・酸化物層が酸化ニオブ(Nb
2O
5)であること;
・酸化物層が酸化モリブデン(MoO
2、MoO
3)であること;
・酸化物層が酸化タンタル(Ta
2O
5)であること;
・酸化物層が酸化タングステン(W
2O
3、WO
2、WO
3、W
2O
5)であること;
・酸化物層をCVD、ALD、またはPVDによって堆積すること;
・金属層を酸化させて酸化物層を形成すること;
・金属層を1ステップで完全に酸化させること;
・金属層が約0.5nm〜約200nm(両端の値を含む)の範囲の厚さを有すること;
・金属層の表面のみが酸化されるように、金属層の上部を酸化させること;
・金属層の酸化した部分が、約0.2nm〜約200nm(両端の値を含む)の範囲の厚さを有すること;
・O
2、H
2O、O
3、H
2O
2、N
2O、ジシロキサン、アルコール、カルボン酸、Oプラズマおよびそのラジカル、またはそれらの組合せから選択される酸化剤を使用して金属層を酸化させること;
・金属層を酸化させて金属酸化物層を形成し、続いて同じ処理装置中で金属酸化物層を除去すること;
・ある処理チャンバー中で金属層を酸化させて金属酸化物層を形成し、続いて異なる処理チャンバー中で金属酸化物層を除去すること;
・金属層を酸化させて金属酸化物層を形成するステップと、金属酸化物層を除去するステップとを2回以上繰り返して、目標金属層除去厚さを実現すること;
・金属窒化物層を酸化させて金属酸窒化物層を形成し、続いて同じ処理装置中で金属酸窒化物層を除去すること;
・ある処理チャンバー中で金属窒化物層を酸化させて金属酸窒化物層を形成し、続いて異なる処理装置中で金属酸窒化物層を除去すること;
・金属窒化物層を酸化させて金属酸窒化物層を形成するステップと、金属酸窒化物層を除去するステップとを2回以上繰り返して、目標金属層除去厚さを実現すること;
・金属基板から酸化物層を選択的にエッチングすること;
・Al
2O
3基板からNb
2O
5層を選択的にエッチングすること;
・Al
2O
3基板からTa
2O
5層を選択的にエッチングすること;
・Al
2O
3基板からTiO
2層を選択的にエッチングすること;
・Al
2O
3基板からZrO
2層を選択的にエッチングすること;
・Al
2O
3基板からHfO
2層を選択的にエッチングすること;
・SiO
2基板からNb
2O
5層を選択的にエッチングすること;
・SiO
2基板からTa
2O
5層を選択的にエッチングすること;
・SiO
2基板からTiO
2層を選択的にエッチングすること;
・SiO
2基板からZrO
2層を選択的にエッチングすること;
・SiO
2基板からZrO
2層を選択的にエッチングすること;
・タングステン基板から酸化タングステン層を選択的にエッチングすること;
・モリブデン基板から酸化モリブデン層を選択的にエッチングすること;
・タンタル基板から酸化タンタル層を選択的にエッチングすること;
・ニオブ基板から酸化ニオブ層を選択的にエッチングすること;
・バナジウム基板から酸化バナジウム層を選択的にエッチングすること;
・ハフニウム基板から酸化ハフニウム層を選択的にエッチングすること;
・ジルコニウム基板から酸化ジルコニウム層を選択的にエッチングすること;
・チタン基板から酸化チタン層を選択的にエッチングすること;
・窒化物基板から酸化物層または酸窒化物層を選択的にエッチングすること;
・窒化タングステン基板から酸化タングステンまたは酸窒化タングステン層を選択的にエッチングすること;
・窒化モリブデン基板から酸化モリブデン層または酸窒化モリブデン層を選択的にエッチングすること;
・窒化タンタル基板から酸化タンタル層または酸窒化タンタル層を選択的にエッチングすること;
・窒化ニオブ基板から酸化ニオブまたは酸窒化ニオブ層を選択的にエッチングすること;
・窒化バナジウム基板から酸化バナジウム層または酸窒化バナジウム層を選択的にエッチングすること;
・窒化ハフニウム基板から酸化ハフニウム層または酸窒化ハフニウム層を選択的にエッチングすること;
・窒化ジルコニウム基板から酸化ジルコニウム層または酸窒化ジルコニウム層を選択的にエッチングすること;
・チタン基板から酸化チタン層を選択的にエッチングすること;
・基板から層の少なくとも一部を熱エッチングすること;
・プロセス中にプラズマを全く使用しないこと;
・反応器中に不活性ガスを導入すること;
・不活性ガスが、N
2、He、Ar、Xe、Kr、およびNeからなる群から選択されること;
・不活性ガスがArであること;
・反応器に導入する前に、フッ素化反応物質と不活性ガスとを混合して混合物を生成すること;
・不活性ガスとは別に、フッ素化反応物質を反応器中に導入すること;
・不活性ガスを反応器中に連続的に導入し、フッ素化反応物質を反応器中にパルスで導入すること;
・不活性ガスが、反応器中に導入されるフッ素化反応物質および不活性ガスの全体積の約25%v/v〜約95%v/vを含むこと;
・プロセス全体の間、フッ素化反応物質の蒸気を反応器中に連続的に導入すること;
・プロセス中にフッ素化反応物質の蒸気を反応器中にパルシングすること;
・反応器から除去された揮発性フッ素化種を分析すること;
・四重極質量分析計によって揮発性フッ素化種の排気を測定すること;
・チャンバーは約0Torr〜約500Torr(両端の値を含む)の範囲の圧力を有すること;
・チャンバーは、約50mtorr〜約20torr(両端の値を含む)の範囲の圧力を有すること;
・約0.1sccm〜約1slm(両端の値を含む)の範囲の流量でエッチガスをチャンバーに導入すること;
・約50℃〜約500℃(両端の値を含む)の範囲の温度に基板を維持すること;および
・約100℃〜約400℃(両端の値を含む)の範囲の温度に基板を維持すること。
【0022】
式MF
x(付加物)
n(式中、Mは周期表の元素であり;xは2〜6(両端の値を含む)の範囲であり;nは0〜5(両端の値を含む)の範囲であり;付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、またはメチルシアニドから選択される中性有機分子である)で表されるフッ素化反応物質を含むエッチング組成物も開示される。本開示の酸化物層エッチング組成物は、以下の態様の1つ以上を含むことができる:
・nが0であること;
・MがTi、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Mo、およびWからなる群から選択される元素であること;
・MがTi、Zr、Hf、V、Ta、Mo、およびWからなる群から選択される元素であること;
・MがTi、Zr、Hf、V、Mo、およびWからなる群から選択される元素であること;
・フッ素化反応物質が、式MF
x(式中、Mは周期表のIV族の元素(すなわち、Ti、Zr、またはHf)であり、xは4である)で表されること;
・フッ素化反応物質が式MF
x(式中、Mは周期表のV族の元素(すなわち、V、Nb、またはTa)であり、xは5である)で表されること;
・フッ素化反応物質が、式MF
x(式中、MはMoまたはWであり、xは6である)で表されること;
・フッ素化反応物質がTiF
4であること;
・フッ素化反応物質がZrF
4であること;
・フッ素化反応物質がHfF
4であること;
・フッ素化反応物質がVF
5であること;
・フッ素化反応物質がNbF
5であること;
・フッ素化反応物質がTaF
5であること;
・フッ素化反応物質がMoF
6であること;
・フッ素化反応物質がWF
6であること;
・エッチング組成物が、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される溶媒をさらに含むこと;
・フッ素化反応物質が式MF
x(付加物)
n(式中、Mは周期表の元素であり、xは2〜6(両端の値を含む)の範囲であり、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子である)で表されること;
・フッ素化反応物質が式MF
x(付加物)
n(式中、Mは周期表のIV族の元素(すなわち、Ti、Zr、またはHf)であり、xは2〜6(両端の値を含む)の範囲であり、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子である)で表されること;
・フッ素化反応物質が式MF
x(付加物)
n(式中、Mは周期表のV族の元素(すなわち、V、Nb、またはTa)であり、xは2〜6(両端の値を含む)の範囲であり、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子である)で表されること;
・フッ素化反応物質が式MF
x(付加物)
n(式中、MはMoまたはWであり、xは2〜6(両端の値を含む)の範囲であり、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子である)で表されること;
・フッ素化反応物質がTiF
4(付加物)
n(式中、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子である)であること;
・フッ素化反応物質がZrF
4(付加物)
n(式中、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子である)であること;
・フッ素化反応物質がNbF
5(付加物)
n(式中、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子である)であること;
・フッ素化反応物質がTaF
5(付加物)
nであり、nは1〜5(両端の値を含む)の範囲であり、付加物は、THF、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、グリム、ジグリム、トリグリム、ポリグリム、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィド、およびメチルシアニドからなる群から選択される中性有機分子であること;
・フッ素化反応物質がNbF
5(SEt
2)であること;
・フッ素化反応物質がNbF
4(SEt
2)
2であること;
・フッ素化反応物質がTaF
5(SEt
2)であること;
・フッ素化反応物質がTaF
4(SEt
2)
2であること;
・エッチング組成物が約95%w/w〜約100%w/wの間のフッ素化反応物質を含むこと;
・エッチング組成物が約5%w/w〜約50%w/wの間のフッ素化反応物質を含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のAlを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のAsを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のBaを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のBeを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のBiを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のCdを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のCaを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のCrを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のCoを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のCuを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のGaを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のGeを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のHfを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のZrを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のInを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のFeを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のPbを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のLiを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のMgを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のMnを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のNiを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のKを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のNaを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のSrを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のThを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のSnを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のTiを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のUを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppbw〜約500ppbwの間のZnを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppmw〜約500ppmwの間のClを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppmw〜約500ppmwの間のBrを含むこと;
・エッチング組成物が約0ppmw〜約500ppmwの間のIを含むこと;および
・エッチング組成物が約0.0%w/w〜0.1%w/wの間のCl
2を含むこと。
【0023】
本発明の性質および目的のさらなる理解のために、同様の要素に同一または類似の参照番号が与えられている添付の図面とともに以下の詳細な説明を参照すべきである。