(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記作業実績情報統合部が統合する前記作業実績情報には、前記端末装置に入力された後、可搬性を有する記憶媒体を用いて前記サーバへ転送された前記作業実績情報が含まれる、
請求項1から請求項4の何れか1項に記載の作業実績管理システム。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、各実施形態に係る作業実績管理システムについて、
図1〜
図11を参照しながら詳しく説明する。
【0013】
<実施形態>
(システム構成)
図1は、第一実施形態に係る作業実績管理システムの一例を示す図である。
作業実績管理システム1は、工場や倉庫などで作業員が行った作業の着完情報を管理するシステムである。作業実績管理システム1は、作業実績情報を記憶するサーバ10、スマートフォンやタブレット、ウェアラブル端末などの携帯型の端末装置20A、作業場所に設置されたノート型PC又はデスクトップ型PCなどの端末装置20B、作業場所や作業対象に設けられた温度センサやカメラ等の各種センサ40、通信機能を有し、作業に用いられる機器や工具(まとめて工具50と記載する。)、事務室などに設置されたPCなどの管理用端末装置30、USBなどの可搬性のある記憶媒体60、を含んで構成される。サーバ10と、端末装置20A,20B、センサ40、工具50、管理用端末装置30はネットワークを介して有線または無線の通信が可能なように接続されている。
なお、端末装置20A、20B、センサ40、工具50の数は図示したものに限らず、これらは2台以上存在してもよい。以下、工場の作業実績を管理する場合を例に説明を行う。
【0014】
例えば、作業員は、端末装置20Aを携帯して、自分が担当する作業に取り掛かる際に作業の開始を示す情報を端末装置20Aへ入力し、作業が完了すると作業の完了を示す情報を端末装置20Aへ入力する。あるいは、作業員は、作業の開始と終了の際に、作業場所に設置された端末装置20Bに作業の開始や終了を示す情報を入力する。端末装置20A、20Bには、例えば、作業の開始、終了、中断、再開、取消を入力することができる。作業の開始、終了、中断、再開、取消を示す情報をまとめて作業実績情報と呼ぶ。なお、作業の中断は、休憩などで一時的に作業から離れるときに入力され、休憩から作業に復帰する際に再開が入力される。また、作業の取消は、一度、作業の開始を入力したものの、実際には作業を行わなかった場合(例えば、誤って開始を入力した場合や、作業の予定が変更になった場合など)に入力される。
作業員が作業実績情報を入力すると、端末装置20A、20Bは、入力された作業実績情報を、ネットワークを介して、サーバ10へ送信する。サーバ10は、作業実績情報を受信してデータベース(作業実績DB)に登録する。作業実績DBには、作業員ごとに、実行した作業の識別情報、開始時刻、中断時刻、再開時刻、終了時刻などが登録される。
【0015】
作業実績情報は、管理用端末装置30を経由してサーバ10へ転送されても良い。例えば、端末装置20A、20Bが、作業管理情報を管理用端末装置30へ送信し、管理用端末装置30がこれを受信し、サーバ10へ転送する。あるいは、管理用端末装置30は、作業実績情報を表示装置へ出力し、管理者が各作業員の作業状況を確認する。管理者は、確認が済んだ作業実績情報について、管理用端末装置30に対して確認済みの操作を行う。すると、管理用端末装置30は、管理者が確認済みの操作を行った作業実績情報をサーバ10へ送信する。
【0016】
作業実績情報は、ネットワークを介さずにUSBなどの持ち運びが可能な記憶媒体60によってサーバ10へ転送(コピー)されても良い。例えば、端末装置20Bから記憶媒体60へ作業実績情報をコピーする。そして、担当者が記憶媒体60をサーバ10まで搬送し、記憶媒体60からサーバ10へコピーする。あるいは、担当者が、作業実績情報をコピーした記憶媒体60を管理用端末装置30へ搬送し、管理用端末装置30へコピーする。その後は、管理用端末装置30からサーバ10へネットワークを介して送信してもよいし、再び管理用端末装置30からサーバ10へ記憶媒体60を用いて作業実績情報を転送してもよい。あるいは、端末装置20A,20Bから管理用端末装置30へネットワークを介して作業実績情報を送信し、管理用端末装置30からサーバ10へ記憶媒体60を用いて作業実績情報を転送してもよい。
【0017】
また、作業実績情報は、必ずしも端末装置20A,20Bへ入力されるとは限らない。例えば、ある作業を行うと、その作業に関する機器や媒体のセンサ情報が変化することが分かっている場合(例えば、表面処理工程の処理槽の水や薬液の温度が変化する)、センサ40の検出値に基づいて、作業開始、作業中、作業終了を判断し、その作業の担当者の作業実績情報として作業実績DBに登録してもよい。また、センサ40がカメラの場合、カメラが撮影した画像を解析して、作業の開始、終了などを判定し、その画像が撮影された時刻を、作業の開始時刻、終了時刻として、作業実績DBに登録してもよい。また、通信機能付きのトルクレンチを用いてボルトの締結作業を行うような作業工程の場合、トルクレンチ(工具50)が送信する制御信号(例えば、作業中は、工具50からトルク値が送信される。)に基づいて、締結作業の開始、終了を判断し、締結作業の担当者の作業実績情報として作業実績DBに登録してもよい。
【0018】
ここで、ネットワークが常に通信可能な状態にあればよいが、例えば、端末装置20Aが無線通信でネットワークに接続されている場合、作業場所によっては電波の受信状況が劣悪であるため通信ができない場合がある。従来の作業着完システムでは、通信ができない状況では作業実績情報がサーバ10の作業実績DBへ登録できないことが多い。一般的な工場などでは、アクセスポイントの増強により、通信ができない状況を回避することが可能であるが、大規模工場の場合、常に良好な通信状態を実現できるようにアクセスポイントを増強することが現実的でなかったり、工場で扱う製品の性質によっては、単純にアクセスポイントを増強するだけでは、通信ができない状況を回避することが困難であったりする場合がある。そこで、本実施形態では、通信が不安定な状態でも、各作業員が作業実績情報を不自由なく登録することができ、また、サーバ側では、通信状況が良好なタイミングを利用して、全ての作業員の作業実績情報を収集することができる機能を提供する。具体的には、(1)オフライン状態(通信不可能な状態)での作業実績情報の登録機能、(2)オンライン状態(通信可能な状態)になった際の作業実績情報のデータ転送機能、(3)オフライン状態で登録した作業実績情報とオンライン状態で登録した作業実績情報を論理的に統合する機能、を提供する。次に
図2を参照して、これら(1)〜(3)の機能を実現するための機能構成について説明する。
【0019】
図2は、一実施形態に係る作業実績管理システムの機能ブロック図である。
サーバ10は、表示部11と、取得部12と、制御部13と、作業実績情報統合部131と、通信状態監視部132と、出力部14と、通信部15と、記憶部16と、を備える。
表示部11は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等を用いた表示装置である。
取得部12は、記憶媒体60によって転送された作業実績情報を取得し、作業実績情報統合部131へ出力する。
制御部13は、作業実績情報の登録や最新の作業実績情報の端末装置20A、20Bへの送信等を行う。制御部13は、作業実績情報統合部131と、通信状態監視部132と、を備える。
作業実績情報統合部131は、複数の端末装置20から送信された作業実績情報や、記憶媒体60によって転送された作業実績情報を統合する。例えば、オフライン状態の端末装置20がオンライン状態となった場合に、当該端末装置20から送信された作業実績情報と、オンライン状態の端末装置20から送信された登録済みの作業実績情報とを、所定のルール(ジョブ用ルール、人用ルール)に基づいて論理的に整合するように統合する。
通信状態監視部132は、端末装置20の通信状態を監視し、一定時間通信不可能な状態にある端末装置20を抽出する。
出力部14は、統合後の作業実績情報や一定時間通信不可能な端末装置20の識別情報などを表示部11に出力する。
通信部15は、他の装置と通信を行う。また、通信部15は、他の装置との通信が可能な状態か否かを検出し、その結果を通信状態監視部132へ出力する。
記憶部16は、作業実績DBや、端末装置20から受信した作業実績情報を記憶する。
【0020】
端末装置20A、20Bを総称して端末装置20と記載する。
端末装置20は、表示部21と、入力部22と、制御部23と、出力部24と、通信部25と、記憶部26と、を備える。
表示部21は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等を用いた表示装置である。
入力部22は、キーボード、マウス、タッチパネル等を含み、作業員の操作に対応する操作信号を制御部23へ出力する。
制御部23は、通信状態に応じて、作業員が入力した作業実績情報を、通信部25を用いてサーバへ送信したり、記憶部26に記録したりする。また、制御部23は、作業実績情報の入力画面(例えば、後述する作業実績登録画面200)を生成する。
出力部24は、作業実績情報の入力画面を表示部21へ出力する。また、出力部24は、オフライン状態中に入力された作業実績情報を記憶媒体60へ出力する。
通信部25は、他の装置と通信を行う。また、通信部25は、他の装置との通信が可能な状態か否かを検出し、その結果を制御部23へ出力する。
記憶部26は、サーバ10の作業実績情報DBと同様の作業実績情報DB(ローカル)等を記憶する。
以下、端末装置20Aが備える表示部を表示部21Aのように記載する。他の機能部についても同様である。
【0021】
管理用端末装置30は、表示部31と、入力部32と、制御部33と、出力部34と、通信部35と、記憶部36と、を備える。
表示部31は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等を用いた表示装置である。
入力部32は、キーボード、マウス、タッチパネル等を含み、管理者の操作に対応する操作信号を制御部33へ出力する。
制御部33は、作業実績情報を、通信部35を用いてサーバ10へ転送したり、出力部34を用いて記憶媒体60へ出力したりする。
出力部34は、作業実績情報を記憶媒体60へ出力する。また、出力部34は、作業実績情報を表示部31へ出力する。
通信部35は、他の装置と通信を行う。例えば、通信部35は、端末装置20から作業実績情報を受信し、サーバ10へ作業実績情報を送信する。また、通信部35は、他の装置との通信が可能な状態か否かを検出し、その結果を制御部33へ出力する。
記憶部36は、作業実績情報などを記憶する。
【0022】
センサ40は、制御部41と、通信部42と、記憶部43と、を備える。
制御部41は、オンライン状態でセンサ40が検出した検出値を、通信部42を用いてサーバ10へ送信する。制御部41は、オフライン状態でセンサ40が検出した検出値を記憶部43に記録する。制御部41は、オフライン状態からオンライン状態に変化すると、オフライン状態中に記憶部43に記録した検出値を、通信部42を用いてサーバ10へ送信する。
通信部42は、センサ40が検出した検出値を送信する。また、通信部42は、サーバ10との通信が可能な状態か否かを検出し、その結果を制御部41へ出力する。
記憶部43は、センサ40が検出した検出値を記憶する。
【0023】
工具50は、制御部51と、通信部52と、記憶部53と、を備える。
制御部51は、オンライン状態で工具50が出力した制御信号を、通信部52を用いてサーバ10へ送信する。制御部51は、オフライン状態で工具50が出力した制御信号を記憶部53に記録する。制御部51は、オフライン状態からオンライン状態に変化すると、オフライン状態中に記憶部53に記録した制御信号を、通信部52を用いてサーバ10へ送信する。
通信部52は、工具50が出力した制御信号を送信する。また、通信部52は、サーバ10との通信が可能な状態か否かを検出し、その結果を制御部51へ出力する。
記憶部53は、工具50が出力した制御信号を記憶する。
【0024】
次に
図3〜
図6を用いて作業実績情報の統合処理について説明する。
図3〜
図6は、それぞれ、一実施形態に係る作業実績情報の統合処理を説明する第1〜第4の図である。
まず、
図3を参照する。
図3に作業員Aが使用する端末装置20A1と、作業員Bが使用する端末装置20A2の通信状況の変化を示す。期間T1において、端末装置20A1、20A2は共にオンライン状態である。期間T2において、端末装置20A1はオンライン状態、端末装置20A2はオフライン状態である。期間T3において、端末装置20A1、20A2は共にオンライン状態である。ここで、期間T1において、作業員Aと作業員Bは、共にジョブ1を実行する。期間T2において、作業員Aと作業員Bは、共にジョブ2を実行する。
【0025】
端末装置20A1の表示部21A1には、作業実績登録画面200A1が表示される。これは、制御部23A1が生成した入力画面である。端末装置20A2の表示部21A2にも同様の画面が表示される。ここで、端末装置20A1,20A2が共にオンライン状態であるとする。例えば、作業員Aは、ジョブ1を開始する際に開始ボタンを押下する。すると、制御部23A1は、ジョブ1の開始を示す情報を、通信部25を用いてサーバ10へ送信する。サーバ10では、作業実績情報統合部131が、作業員Aによるジョブ1の開始時刻を作業実績情報DB161へ登録する。また、端末装置20A1,20A2は、それぞれ作業実績情報DB261A1(ローカル)、作業実績情報DB261A2(ローカル)を保持している。サーバ10と端末装置20A1,20A2は通信を行って、作業実績情報DB161に登録された作業実績情報を取得する。例えば、端末装置20A1では、制御部23A1が、記憶部26A1の作業実績情報DB261A1(ローカル)へ、サーバ10から取得した作業実績情報を登録する。端末装置20A2でも同様である。つまり、端末装置20A1,20A2が共にオンライン状態の場合、端末装置20A1でジョブ1の開始を入力すると、端末装置20A2でもその情報が共有される。すると、端末装置20A2の制御部23A2は、作業実績登録画面200A2において開始ボタンを押下できないように制御する。作業員Bは、ジョブ1を開始する際に開始ボタンではなく、参加ボタンを押下する。作業員Aがジョブ1の開始を入力した段階で、ジョブ1は既に開始しているので、作業員Bがジョブ1の開始を入力できるとすると、既に開始されているジョブ1が再度開始されることになり矛盾が生じる。このため、制御部23A2は、作業員Bがジョブ1の開始を入力することができないように端末装置20A2の開始ボタンを無効化し、代わりに既に開始されたジョブ1に参加するという入力を行うよう作業実績登録画面200A2を制御する。このように2台が共にオンライン状態にある場合、サーバ10の作業実績情報DB161に登録された情報が端末装置20A1,20A2でも共有され、サーバ10に登録される(つまり、端末装置20A1,20A2に入力される)作業実績情報に矛盾が生じないように入力画面(作業実績登録画面200A1、200A2)が制御される。
【0026】
次に
図4を参照する。
図4の上
図401に端末装置20A1、20A2が共にオンライン状態にある期間T1に入力された時系列の作業実績情報を示す。この例では、作業員Aが、10時にジョブ1の開始を入力(開始ボタンを押下)し、作業員Bが、10時30分にジョブ1への参加を入力(参加ボタンを押下)し、作業員Bが、11時30分にジョブ1の完了を入力(完了ボタンを押下)し、作業員Aが、12時00分にジョブ1の完了を入力(完了ボタンを押下)している。サーバ10では、入力された作業実績情報を、その都度受信し、作業実績情報統合部131が、受信した作業実績情報を、作業実績情報DB161へ登録する。例えば、作業実績情報統合部131は、10時00分に作業員Aによるジョブ1の開始を登録し、10時30分に作業員Bによるジョブ1への参加を登録し、11時00分には、作業員Bによるジョブ1の完了の入力と、作業員Aがジョブ1を継続していることに基づいて、作業員Bのジョブ1からの離脱を登録する。また、作業実績情報統合部131は、11時30分には、作業員Aによるジョブ1の完了の入力と、作業員Bが既にジョブ1の完了を入力していることに基づいてジョブ1の完了を登録する。統合後の作業実績情報を
図4の下
図402に示す。作業実績情報DB161には、下
図402に例示する情報が登録される。
【0027】
次に期間T2となり、作業員Aと作業員Bがジョブ2に着手する。
図5を参照する。
図5の上
図501に端末装置20A1がオンライン状態、端末装置20A2がオフライン状態である期間T2において入力された時系列の作業実績情報を示す。この例では、作業員Aが、10時00分にジョブ2の開始を入力(開始ボタンを押下)し、作業員Aが、10時30分にジョブ2の完了を入力(完了ボタンを押下)している。サーバ10では、これらの作業実績情報を、その都度オンラインで受信し、作業実績情報統合部131が、受信した作業実績情報を、作業実績情報DB161へ登録する。作業実績情報DB161には、例えば、作業員Aが10時00分にジョブ2を開始し、10時30分にジョブ2を完了したことを示す情報が登録される。
【0028】
期間T1と異なり、端末装置20A2は、オフライン状態の為、サーバ10の作業実績情報DB161に登録された最新の作業実績情報を共有することができない。したがって、端末装置20A2では、開始ボタンが押下可能になっている。
図501によると、作業員Bは、11時00分にジョブ2の開始を入力(開始ボタンを押下)し、作業員Bは、11時30分にジョブ2の完了を入力(完了ボタンを押下)している。端末装置20A2は、オフライン状態の為、入力された作業実績情報はサーバ10へ送信されず、制御部23A2が、記憶部26A2が記憶する作業実績情報DB261A2(ローカル)へ作業実績情報を登録する。作業実績情報DB261A2(ローカル)には、例えば、作業員Bが11時00分にジョブ2を開始し、11時30分にジョブ2を完了したことを示す情報が登録される。
【0029】
次に期間T3となると、端末装置20A2の通信状態は、オフライン状態からオンライン状態となる。すると、制御部23A2が、オフライン状態中に、作業実績情報DB261A2(ローカル)へ登録した作業実績情報を、サーバ10へ送信する。サーバ10は、この作業実績情報を受信し、作業実績情報統合部131が、受信した作業実績情報と、既に作業実績情報DB161へ登録されたジョブ2に関する作業実績情報について、統合処理を行う。サーバ10の記憶部16には、オフライン状態中に端末装置20A2に登録された作業実績情報を、端末装置20A1から送信された作業実績情報と矛盾なく論理的に整合するように統合するための“ジョブ用ルール”と“人用ルール”が登録されていて、作業実績情報統合部131は、これらのルールに基づいて統合処理を行う。まず、作業実績情報統合部131は、“ジョブ用ルール”に基づいて、ジョブ2の観点で論理的に整合するように作業実績情報を統合する。例えば、記憶部16に、「最初に入力されたジョブ2の開始と、最後に入力されたジョブ2の完了を採用する」という“ジョブ用ルール1”が登録されている場合、作業実績情報統合部131は、
図5の下
図502に示すように作業実績情報を補正する。つまり、作業実績情報統合部131は、
図5の上
図501の内容を、10時00分にジョブ2が開始され、11時30分にジョブ2が完了するという内容に統合し、作業実績情報DB161へ登録する。これにより、10時00分に開始されたジョブ2が、再び11時00分に開始される、あるいは、10時30分に完了したはずのジョブ2が、再び11時00分に開始される、といった矛盾を解消することができる。また、例えば、記憶部16に、「最初に入力されたジョブ2の開始と、最初に入力されたジョブ2の完了を採用する」という“ジョブ用ルール2”が登録されている場合、作業実績情報統合部131は、
図5の下
図503に示すように作業実績情報を補正する。つまり、作業実績情報統合部131は、
図5の上
図501の内容を、10時00分にジョブ2が開始され、10時30分にジョブ2が完了するという内容に統合し、作業実績情報DB161へ登録する。これにより、ジョブ2の観点から見た場合に生じる上記の矛盾が解消される。また、例えば、記憶部16に、「最後に入力されたジョブ2の開始と、最後に入力されたジョブ2の完了を採用する」という“ジョブ用ルール3”が登録されている場合、作業実績情報統合部131は、
図5の下
図504に示すように作業実績情報を補正する。つまり、作業実績情報統合部131は、
図5の上
図501の内容を、11時00分にジョブ2が開始され、11時30分にジョブ2が完了するという内容に統合し、作業実績情報DB161へ登録する。これにより、ジョブ2についての上記の矛盾が解消され、倫理的に整合した作業実績情報に補正される。
【0030】
次に、作業実績情報統合部131は、“人用ルール”に基づいて、作業員A、Bの観点で論理的に統合する。例えば、記憶部16に、「一人の作業員について、(1つのジョブについて)開始または参加ではじまり、完了または離脱で終了する。開始の前に中断、完了が発生しない。完了の後に開始、参加、中断、再開が発生しない」という人用ルールが登録されている場合、作業実績情報統合部131は、
図5の下
図502については補正を行い、
図5の下
図503、504については補正を行わない。これは、
図502の場合、作業員Aはジョブ2を開始し、その後、完了や離脱が記録されておらず、作業員Bについては、完了だけが記録されていて、開始や参加が記録されていない為である。
図502について補正を行う場合、例えば、作業実績情報統合部131は、10時00分に作業員Aがジョブ2を開始し、10時30分に作業員Aがジョブ2から離脱し、11時00分に作業員Bがジョブ2に参加し、11時30分に作業員Bがジョブ2を完了するといった内容に補正してもよい。このような統合処理(補正処理)によって、オフライン状態中に入力された作業実績情報と、他の端末装置20に入力された作業実績情報とを矛盾なく統合することができる。
【0031】
なお、上記した“ジョブ用ルール1”〜“ジョブ用ルール3”、“人用ルール”は、一例であって、ルールの内容自体は任意であって良い。
また、上記例では、端末装置20A1をオンライン状態としたが、期間T2において、端末装置20A1,20A2が共にオフライン状態であってもよい。また、通信状態に関係なく、端末装置20A1,20A2の少なくとも何れか一方について、記憶媒体60を用いたサーバ10への転送により、作業実績情報がサーバ10へ到達する時刻に、端末間で所定以上の差が生じる場合にも、上記例と同様にして、作業実績情報統合部131は、複数の端末装置20の作業実績情報を論理的に整合するように統合することができる。また、1台の端末装置20について、ある期間t1ではオンライン状態、その後の期間t2ではオフライン状態となったような場合でも、上記と同様の処理によって、当該端末装置20に入力された作業実績情報を矛盾なく統合することができる。
【0032】
図6に統合処理のより複雑な例を示す。
図6の上
図601に端末装置20A1がオンライン状態、端末装置20A2がオフライン状態の期間において入力された時系列の作業実績情報を示す。この例では、作業員Aが、端末装置20A1に対し、10時00分にジョブ3の開始を入力し、11時00分にジョブ3の取消を入力(取消ボタンを押下)し、12時00分にジョブ3の開始を入力し、13時00分にジョブ3の中断を入力(中断ボタンを押下)している。サーバ10では、これらの作業実績情報をオンラインでその都度、受信し、作業実績情報統合部131が、受信した作業実績情報を、作業実績情報DB161へ登録する。
【0033】
また、作業員Bは、端末装置20A2に対し、10時30分にジョブ3の開始を入力し、11時00分にジョブ3の取消を入力し、12時00分にジョブ3の開始を入力し、13時00分にジョブ3の中断を入力している。端末装置20A2の制御部23A2は、作業実績情報DB261A2(ローカル)へ作業実績情報を登録する。
【0034】
その後、端末装置20A2の通信状態がオンライン状態となると、制御部23A2は、通信部25A2を用いて、作業実績情報DB261A2(ローカル)に登録した作業実績情報を、サーバ10へ送信する。すると、作業実績情報統合部131は、所定の“ジョブ用ルール”および“人用ルール”に基づいて、例えば、
図602に示すように作業実績情報を統合する。
【0035】
次に
図7を用いて、端末装置20に作業実績情報が入力されたときの処理について説明する。
図7は、一実施形態に係る端末装置の処理の一例を示す第1のフローチャートである。
作業員が作業実績情報を端末装置20へ入力する。入力部22は、作業実績情報を取得し(ステップS1)、制御部23に入力された作業実績情報を出力する。制御部23は、通信部25を用いて、通信状態を確認する(ステップS2)。通信可能な状態の場合(ステップS2;Yes)、制御部23は、通信部25を用いて、作業実績情報とその入力時刻とをサーバ10へ送信する(ステップS3)。作業実績情報をサーバ10へ送信すると、サーバ10は、統合処理を行って、作業実績情報DB161を更新する。サーバ10は、受信した作業実績情報に関係するジョブについての最新の作業実績情報を作業実績情報DB161から読み出して、端末装置20へ送信する。サーバ10は、最新の作業実績情報を他の全ての端末装置20へ送信してもよい。端末装置20では、制御部23が、通信部25を介して、サーバ10から送信された最新の作業実績情報を取得する(ステップS4)。制御部23は、取得した最新の作業実績情報を作業実績情報DB261(ローカル)に書き込んで更新する(ステップS5)。また、通信可能な状態ではない場合(ステップS2;No)、制御部23は、作業員が入力した作業実績情報を、作業実績情報DB261(ローカル)に登録する(ステップS6)。制御部23は、登録対象の作業実績情報に未送信フラグと現在時刻を付して作業実績情報DB261へ登録する。
【0036】
なお、ステップS4、S5の処理については、端末装置20が作業実績情報を送信したタイミングとは独立して、所定の制御周期で端末装置20がサーバ10へ問い合わせを行い、最新の作業実績情報を取得し、作業実績情報DB261を更新するようにしてもよい。
【0037】
センサ40の場合、センサ40が検出対象を検出する度に、制御部41が、上記のステップS2、S3又はS6を実行する。工具50の場合、作業員が工具50の操作を行う度に、制御部51が、上記のステップS2、S3又はS6を実行する。
【0038】
次に
図8を用いて、端末装置20に作業実績情報への入力が行われていないときの処理について説明する。
図8は、一実施形態に係る端末装置の処理の一例を示す第2のフローチャートである。
制御部23は、所定の制御周期で以下の処理を行う。まず、制御部23は、通信部25を用いて通信状態の確認を行う(ステップS11)。通信可能な状態の場合(ステップS11;Yes)、制御部23は、作業実績情報DB261(ローカル)を参照してサーバ10へ送信されずに蓄積されたデータがあるか否かを判定する(ステップS12)。例えば、制御部23は、未送信フラグが付された作業実績情報の有無によってこの判定を行う。蓄積されたデータがある場合(ステップS12;Yes)、制御部23は、通信部25を用いて蓄積された作業実績情報とその登録時刻をサーバ10へ送信する(ステップS13)。サーバ10は、作業実績情報を受信して、統合処理を行って、最新の作業実績情報を端末装置20へ送信する。端末装置20は、最新の作業実績情報を取得し(ステップS14)、作業実績情報DB261(ローカル)を更新する(ステップS15)。蓄積されたデータがない場合(ステップS12;No)、処理を行わない。
また、通信可能な状態ではない場合(ステップS12;No)、制御部23は、作業実績情報DB261(ローカル)を参照して、所定時間以上蓄積されたままとなっている作業実績情報が有るか否かを判定する(ステップS16)。例えば、制御部23は、未送信フラグが付された作業実績情報の登録時刻と現在時刻に基づいて、ステップS16の判定を行う。所定時間以上蓄積されたままとなっている作業実績情報が存在する場合(ステップS16;Yes)、制御部23は、出力部24を用いてアラームを出力する(ステップS17)。例えば、出力部24は、通信状態が良好なエリアへ移動することを促すメッセージや、端末装置20を事務室に持ち込んで、管理用端末装置30へ作業実績情報をコピーすることを促すメッセージ等を表示部21に表示する。所定時間以上蓄積されたままとなっている作業実績情報が存在しない場合(ステップS16;No)、処理を行わない。
【0039】
センサ40の場合、所定の時間周期で、制御部41が、上記のステップS11、S12、S13を実行する。工具50の場合、所定の時間周期で、制御部51が、上記のステップS11、S12、S13を実行する。
【0040】
次に
図9を用いて、端末装置20、センサ40、工具50から作業実績情報等を受信したときのサーバ10の処理について説明する。
図9は、一実施形態に係るサーバの処理の一例を示す第1のフローチャートである。
作業実績情報統合部131は、通信部15を介して、作業実績情報を取得する(ステップS21)。作業実績情報統合部131は、作業実績情報とともに送信された時刻情報に基づいて、オンラインで送信された情報か否かを判定する(ステップS22)。オンライン状態で送信された作業実績情報の場合(ステップS22;Yes)、制御部23は、所定のルールに基づいて、作業実績情報を作業実績情報DB161へ登録する(ステップS23)。オンライン状態で送信された作業実績情報ではない場合(ステップS22;No)、作業実績情報統合部131は、作業実績情報とともに送信された時刻情報が所定時間(例えば、24時間)以上前であれば、その作業実績情報を無効とする(ステップS24)。作業実績情報統合部131は、時刻情報が所定時間以内の作業実績情報を対象として、所定の“ジョブ用ルール”と“人用ルール”に基づいて、
図5を用いて説明した統合処理を行い、作業実績情報DB161を更新する(ステップS25)。このとき、作業実績情報統合部131は、バックアップのために、記憶部16における作業実績情報DB161とは別の領域に、端末装置20から受信した作業実績情報を記録しておく。制御部13は、最新の作業実績情報を端末装置20へ送信する(ステップS26)。
【0041】
管理用端末装置30の経由や記憶媒体60を用いることによって、サーバ10への転送が遅れた作業実績情報についてもステップS22の判定がNoとなり、ステップS24、25の処理が実行される。
【0042】
センサ40から作業中であることを示す計測値を受信した場合、例えば、作業実績情報統合部131は、そのような計測値(例えば、作業員が作業中の場合、閾値上の温度が検出される。)を最初に受信した時刻をジョブの開始、計測値を最後に受信した時刻をジョブの完了、とみなして作業実績情報を作成し、作業実績情報DB161へ登録を行う。工具50の場合、作業中であることを示す制御信号を最初に受信した時刻をジョブの開始、そのような制御信号を最後に受信した時刻をジョブの完了、とみなして作業実績情報を作成し、作業実績情報DB161へ登録を行う。また、センサ40、工具50が複数あり、作成した作業実績情報の開始から完了までの時間帯が重複する場合、作業実績情報統合部131は、センサ40や工具50に基づく作業実績情報についても統合処理を行う。
【0043】
次にサーバ10による端末装置20の通信状態を監視する処理について説明する。
図10は、一実施形態に係るサーバの処理の一例を示す第2のフローチャートである。
通信状態監視部132は、所定の制御周期で以下の処理を行う。通信状態監視部132は、通信部25を用いて、各端末装置20との通信状態を確認する(ステップS31)。通信状態監視部132は、確認した各端末装置20の通信状態(オンライン状態か、オフライン状態か)を確認した時刻と対応付けて、記憶部16に記録する。通信状態監視部132は、所定時間以上、オフライン状態となっている端末装置20が有るか否かを判定する(ステップS32)。所定時間以上、オフライン状態となっている端末装置20が存在する場合(ステップS32;Yes)、通信状態監視部132は、そのような端末装置20の識別情報を抽出し、出力部14を用いてアラームを出力する(ステップS33)。例えば、出力部14は、オフライン状態が継続している端末装置20の識別情報や、その端末装置20を使用する作業員の名前などを表示部11に表示する。管理者は、表示された情報を参照して、該当する端末装置20を使用する作業員に、端末装置20を良好な通信環境へ持っていくことを促すなどして、作業実績情報がサーバ10へ送信されるようにする。
なお、ステップS32にて、通信状態監視部132は、最後に作業実績情報が送信されてから所定時間以上経過している端末装置20を抽出してもよい。
【0044】
以上説明したように、作業実績管理システム1によれば、(1)端末装置20が作業実績情報DB261(ローカル)を備えるので、オフライン状態であっても作業実績情報を登録することができる。(2)作業実績情報DB261(ローカル)にオフライン状態における作業実績情報が登録されているので、通信状況が、オフライン状態からオンライン状態になった際に、端末装置20は、作業実績情報をサーバ10へ送信することができる。(3)作業実績情報統合部131により、オフライン状態で登録した作業実績情報とオンライン状態で登録した作業実績情報を論理的に整合するように統合し、作業実績情報DB161に登録することができる。(4)また、サーバ10、端末装置20は、オフライン状態が続くとアラームを出力する機能を有しているので、適切な対処を行うことにより、サーバ10は、端末装置20から作業実績情報を漏れなく収集することができる。例えば、通信が安定しない環境では、全ての端末装置20が終始オンライン状態、全ての端末装置20が終始オフライン状態、一部の端末装置20が終始オフライン状態、オフライン状態となる端末装置20が不規則に切り替わる状態などが発生し得るが、上記(1)〜(4)の機能により、作業員は、通信状態に依存せず、常に端末装置20へ作業実績情報を入力することができ、サーバ10は、各端末装置20へ入力された作業実績情報を広く、欠落なく収集し、論理的に整合した作業実績情報に補正して管理することができる。これにより、通信状態が不安定な環境でも、精度の高い作業実績管理を行うことができる。
【0045】
以上、製造工場での作業実績を管理する場合を例に説明を行ったが、本開示の作業実績管理システム1は、工場のみならずあらゆる業種の作業実績管理に用いることができる。例えば、倉庫における荷物の搬入、搬出、配置換え作業、宅配などの運送業、建築現場の作業、小売店における各種作業、オフィスでの文書作成や設計作業、事務作業などにも適用することができる。
【0046】
図11は、各実施形態に係る作業実績管理システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、入出力インタフェース904、通信インタフェース905を備える。
上述のサーバ10、端末装置20は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各機能は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
【0047】
なお、サーバ10、端末装置20の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各機能部による処理を行ってもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、CD、DVD、USB等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行しても良い。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
【0048】
以上のとおり、本開示に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0049】
<付記>
各実施形態に記載の作業実績管理システム1、作業管理方法およびプログラムは、例えば以下のように把握される。
【0050】
(1)第1の態様に係る作業実績管理システム1は、1または複数の端末装置20と、サーバ10と、を含み、前記端末装置20は、作業の実行状況を示す作業実績情報を記憶するデータベース(作業実績情報DB261(ローカル))と、前記作業実績情報の入力を受け付け、通信可能な状態であれば、前記作業実績情報を、前記サーバ10へ送信し、通信不可能な状態であれば、前記作業実績情報を、前記データベースに登録する制御部と、を備え、前記サーバ10は、前記端末装置から送信された前記作業実績情報を取得し、それらを論理的に整合するように統合する作業実績情報統合部131、を備える。
【0051】
(2)第2の態様に係る作業実績管理システム1は、(1)の作業実績管理システム1であって、前記作業実績情報統合部131は、一つの作業に注目したときにその作業の実績として論理的に整合する作業実績が記録されるように(“ジョブ用ルール”に基づいて)、前記作業実績情報を統合する。
【0052】
(3)第3の態様に係る作業実績管理システム1は、(1)〜(2)の作業実績管理システム1であって、前記作業実績情報統合部131は、一つの作業員に注目したときにその作業員の作業の実績として論理的に整合する作業実績が記録されるように(“人用ルール”に基づいて)、前記作業実績情報を統合する。
【0053】
(4)第4の態様に係る作業実績管理システム1は、(1)〜(3)の作業実績管理システム1であって、前記端末装置20から送信された前記作業実績情報には、前記端末装置20と前記サーバ10との通信が不可能なときに入力された作業実績情報が含まれる。
【0054】
(5)第5の態様に係る作業実績管理システム1は、(1)〜(4)の作業実績管理システム1であって、前記作業実績情報統合部131が統合する前記作業実績情報には、前記端末装置20に入力された後、可搬性を有する記憶媒体60を用いて前記サーバ10へ転送された前記作業実績情報が含まれる。
【0055】
(6)第6の態様に係る作業実績管理システム1は、(1)〜(5)の作業実績管理システム1であって、更に中間端末装置(管理用端末装置30)を含み、前記作業実績情報統合部131が統合する前記作業実績情報には、前記端末装置20に入力された後、前記中間端末装置を経由して前記サーバ10へ転送された前記作業実績情報が含まれる。
【0056】
(7)第7の態様に係る作業実績管理システム1は、(1)〜(6)の作業実績管理システム1であって、前記作業実績情報は、作業の開始、作業への参加、作業の中断、作業の再開、作業の完了、作業の取消、の何れかとその入力時刻とを含む。
【0057】
(8)第8の態様に係る作業実績管理システム1は、(1)〜(7)の作業実績管理システム1であって、前記制御部23は、通信不可能な状態から通信可能な状態へ変化すると、前記データベース(作業実績情報DB261(ローカル))に登録した前記作業実績情報を、前記サーバ10へ送信する。
【0058】
(9)第9の態様に係る作業実績管理システム1は、(1)〜(8)の作業実績管理システム1であって、前記サーバ10は、所定時間以上、通信が不可能な状況が継続している前記端末装置20を抽出する通信状態監視部132と、前記通信状態監視部132が抽出した前記端末装置20の識別情報を出力する出力部14と、を更に備える。
【0059】
(10)第10の態様に係る作業実績管理システム1は、(1)〜(9)の作業実績管理システム1であって、通信手段(通信部42)を有するセンサ40と、通信手段(通信部52)を有する作業に用いられる機器(工具50)と、を更に備え、前記作業実績情報統合部131は、前記センサ40の通信手段が送信した前記センサによる検出値、前記機器(工具50)の通信手段が送信した前記機器の制御信号に基づいて作業実績情報を作成する。
【0060】
(11)第11の態様に係る作業実績管理方法は、端末装置が、作業の実行状況を示す作業実績情報を取得するステップと、前記端末装置が、サーバとの通信状態を確認するステップと、通信不可能な状態であれば、前記端末装置が、前記作業実績情報を、前記端末装置が備えるデータベースに登録するステップと、通信可能な状態であれば、前記端末装置が、前記作業実績情報を、前記サーバへ送信するステップと、前記サーバが、前記端末装置から送信された前記作業実績情報を取得し、それらを論理的に整合するように統合するステップと、を有する。
【0061】
(12)第12の態様に係るプログラムは、端末装置のコンピュータに、作業の実行状況を示す作業実績情報を取得するステップと、サーバとの通信状態を確認するステップと、通信不可能な状態であれば、前記作業実績情報を、前記端末装置が備えるデータベースに登録するステップと、通信可能な状態であれば、前記作業実績情報を、前記サーバへ送信するステップと、を実行させ、前記サーバのコンピュータに、前記端末装置から送信された前記作業実績情報を取得し、それらを論理的に整合するように統合するステップ、を実行させる。