(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6961036
(24)【登録日】2021年10月14日
(45)【発行日】2021年11月5日
(54)【発明の名称】洗浄モジュール及びそれを備えたサンプル分析装置、並びに洗浄方法
(51)【国際特許分類】
G01N 35/02 20060101AFI20211025BHJP
【FI】
G01N35/02 E
【請求項の数】20
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2020-78889(P2020-78889)
(22)【出願日】2020年4月28日
(65)【公開番号】特開2021-85869(P2021-85869A)
(43)【公開日】2021年6月3日
【審査請求日】2020年4月28日
(31)【優先権主張番号】201911204425.3
(32)【優先日】2019年11月29日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518344542
【氏名又は名称】シェンチェン・ニュー・インダストリーズ・バイオメディカル・エンジニアリング・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002066
【氏名又は名称】特許業務法人筒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジュー,リアン
(72)【発明者】
【氏名】トン,シュアイ
(72)【発明者】
【氏名】イー,ワングアン
(72)【発明者】
【氏名】イン,リー
(72)【発明者】
【氏名】フー,イー
(72)【発明者】
【氏名】バン,ディンピン
【審査官】
外川 敬之
(56)【参考文献】
【文献】
中国特許出願公開第110501513(CN,A)
【文献】
特開平10−038892(JP,A)
【文献】
特開平02−044257(JP,A)
【文献】
特開2004−333259(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 35/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスク本体(11)を含むディスク本体アセンブリ(10)と、
廃液吸引ステーションと洗浄ステーションまで移動可能な廃液吸引針(24)を含む洗浄アセンブリ(20)と、を含み、
前記廃液吸引ステーションは、前記廃液吸引針(24)が廃液吸引を行う時の動作位置であり、
前記洗浄ステーションは、前記廃液吸引針(24)の洗浄を行う時の動作位置であり、
前記洗浄アセンブリ(20)と前記ディスク本体(11)とは相対的に移動可能であり、
前記洗浄ステーションと前記廃液吸引ステーションは、平面視で、前記ディスク本体(11)の内側に位置する
ことを特徴とする洗浄モジュール。
【請求項2】
前記ディスク本体(11)には、複数の反応容器載置部(111)が設けられており、
前記廃液吸引ステーションは反応容器載置部(111)内に位置し、
前記洗浄ステーションは反応容器載置部(111)の下方に位置することを特徴とする請求項1に記載の洗浄モジュール。
【請求項3】
前記洗浄アセンブリ(20)は洗浄プール(25)をさらに含み、
前記洗浄ステーションは前記洗浄プール(25)内に位置し、
前記洗浄プール(25)は反応容器載置部(111)の下方に位置することを特徴とする請求項2に記載の洗浄モジュール。
【請求項4】
前記洗浄プール(25)の側壁に液体流入口(251)を有し、前記洗浄プール(25)の底壁に液体流出口(252)が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の洗浄モジュール。
【請求項5】
前記洗浄アセンブリ(20)は、鉛直方向に沿って前記洗浄ステーション及び/又は前記廃液吸引ステーションまで移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の洗浄モジュール。
【請求項6】
前記ディスク本体アセンブリ(10)は、前記ディスク本体(11)に接続されて前記ディスク本体(11)を回転駆動する第1の駆動部(12)をさらに含み、
前記ディスク本体(11)には、複数の反応容器載置部(111)が設けられており、
隣り合う2つの前記反応容器載置部(111)の間には、貫通孔(112)が設けられており、
前記複数の反応容器載置部(111)の中心と前記複数の貫通孔(112)の中心とは、同一の同心円上に位置することを特徴とする請求項1に記載の洗浄モジュール。
【請求項7】
前記洗浄アセンブリ(20)は第2の駆動部(21)と、取付部(22)と、伝動部(23)と、を含み、
前記第2の駆動部(21)は、前記伝動部(23)に接続され、
前記伝動部(23)は、前記取付部(22)に接続されて前記取付部(22)を鉛直方向で上下移動させることを特徴とする請求項6に記載の洗浄モジュール。
【請求項8】
前記洗浄アセンブリ(20)は、前記取付部(22)に取り付けられ、前記取付部(22)とともに上下移動する廃液吸引針(24)をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の洗浄モジュール。
【請求項9】
前記洗浄ステーションは、前記廃液吸引針(24)が前記貫通孔(112)を通過して洗浄されるステーションであることを特徴とする請求項8に記載の洗浄モジュール。
【請求項10】
洗浄プール(25)をさらに含み、
前記廃液吸引針(24)が前記貫通孔(112)を通過した後少なくとも一部が前記洗浄プール(25)内に入るように、前記貫通孔(112)は前記洗浄プール(25)に対応して設けられることを特徴とする請求項9に記載の洗浄モジュール。
【請求項11】
前記洗浄アセンブリ(20)は注液針(26)をさらに含み、
前記注液針(26)と前記廃液吸引針(24)とは対をなして前記取付部(22)に取り付けられ、
同一の対をなす前記注液針(26)と前記廃液吸引針(24)のうち、前記注液針(26)は前記廃液吸引針(24)の下流に位置し、
対をなす前記注液針(26)の液体流出口と前記廃液吸引針(24)の液体流入口との水平距離は隣り合う前記貫通孔(112)の中心と前記反応容器載置部(111)の中心との距離に一致することを特徴とする請求項8に記載の洗浄モジュール。
【請求項12】
前記注液針(26)と前記廃液吸引針(24)とは複数対設けられ、複数対の前記廃液吸引針(24)と前記注液針(26)は前記同心円上に配置されることを特徴とする請求項11に記載の洗浄モジュール。
【請求項13】
前記取付部(22)は板状構造であり、
複数対の前記廃液吸引針(24)と前記注液針(26)は間隔をあけて前記取付部(22)に配置されることを特徴とする請求項12に記載の洗浄モジュール。
【請求項14】
前記貫通孔(112)の中心から隣り合う2つの反応容器載置部(111)の中心までの距離は等しいことを特徴とする請求項7に記載の洗浄モジュール。
【請求項15】
前記第2の駆動部(21)は、駆動モーターであり、
前記伝動部(23)は、前記第2の駆動部(21)の回転軸に取り付けられたギヤ(231)と、前記ギヤ(231)に係合されるラック(232)とを含み、
前記ラック(232)は、前記取付部(22)に接続されて前記取付部(22)を上下移動させ、
前記伝動部(23)は、前記ラック(232)が固定され、スライド溝を有するスライド板(233)と、前記第2の駆動部(21)に固定され、前記スライド溝に嵌合されるガイドレールを有する固定板(234)とをさらに含み、
前記取付部(22)は、前記スライド板(233)に取り付けられることを特徴とする請求項7乃至14のうちのいずれか1項に記載の洗浄モジュール。
【請求項16】
前記反応容器載置部(111)は取付貫通孔であり、反応容器は前記取付貫通孔内に載置されることを特徴とする請求項6乃至14のうちのいずれか1項に記載の洗浄モジュール。
【請求項17】
前記ディスク本体(11)は中心軸を貫通する中心孔を有し、前記伝動部(23)は前記中心孔内に貫設されることを特徴とする請求項7乃至14のうちのいずれか1項に記載の洗浄モジュール。
【請求項18】
前記第1の駆動部(12)は、駆動モーターと、同期ベルトと、前記ディスク本体(11)の底部に取り付けられ、前記中心孔に合う取付孔を有する同期プーリーと、を含み、
前記第1の駆動部(12)は、前記同期ベルトを介して前記同期プーリーに接続されることを特徴とする請求項17に記載の洗浄モジュール。
【請求項19】
反応容器検出センサー(50)と液体検出センサー(60)とをさらに含み、
前記反応容器検出センサー(50)と前記液体検出センサー(60)はいずれも反応容器に対応して設けられることを特徴とする請求項6乃至14のうちのいずれか1項に記載の洗浄モジュール。
【請求項20】
前記洗浄アセンブリ(20)は廃液吸引針(24)と、注液針(26)と、固定フレームと、をさらに含み、
前記ディスク本体(11)は中心を通る中心孔を有し、前記固定フレームは前記中心孔内に貫設され、
前記注液針(26)は前記固定フレームに固定され、
前記廃液吸引針(24)は前記取付部(22)に取り付けられ、
前記伝動部(23)は前記ディスク本体(11)の中心孔内に位置することを特徴とする請求項7に記載の洗浄モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器の技術分野に関し、具体的に、洗浄モジュール及びそれを備えたサンプル分析装置、並びに洗浄方法に関する。
【背景技術】
【0002】
サンプル分析装置の中の化学発光免疫分析装置を例として、化学発光免疫分析技術は最近全世界で高速に発展している高感度及び高特異性の分析機器であり、臨床検査室において血液や、尿、他の体液等のサンプルの各項目の免疫指標の検出に用いられ、その原理は抗体抗原反応と化学発光との2つの技術を結合して、高特異性と高感度に達することである。
【0003】
化学発光分析装置において、より精確な測定結果を得るために、反応容器中の反応溶液を分離し洗浄する必要がある。一般的な分離して洗浄する方式は、反応容器へ洗浄液を注液針で注入して十分に混合した後、廃液吸引針で廃液を吸引し、その後、注射と吸引とを複数回繰り返して、最終的に分離洗浄プロセス全体を完成する。分離洗浄過程において、廃液吸引針を反応容器内に入れて廃液を吸引することを必要とするので、廃液吸引針によるクロス汚染を回避するため、通常廃液吸引針に別途に洗浄を行う必要がある。従来の廃液吸引針の洗浄方式では、通常、廃液吸引針が廃液の吸引を完了した後に上方へ移動させ、その後洗浄プールの上方に移動させ、そして、下方へ移動させ、洗浄プールに入れて廃液吸引針の洗浄を行い、廃液吸引針の洗浄を完了した後、廃液吸引針を次の反応容器の上方へ移動させて継続して動作させる。上述した廃液吸引針の洗浄方式によると、洗浄プールが通常分離洗浄モジュール全体の外周に配置されるので、該廃液吸引針洗浄方式を用いる分離洗浄モジュールが機器で占める空間が大きく、廃液吸引針を洗浄する時間が長く、効率が低く、同時に複数方向の駆動装置を設けて廃液吸引針の移動を実現する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、既存技術における洗浄モジュールの占有空間が大きく、廃液吸引針を洗浄するための移動時間が長く、効率が低い問題を解決できる洗浄モジュール及びそれを備えたサンプル分析装置、並びに洗浄方法を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の一態様によると、ディスク本体を含むディスク本体アセンブリと、廃液吸引ステーションと洗浄ステーションとを有する洗浄アセンブリと、を含み、廃液吸引ステーションは洗浄アセンブリが廃液吸引を行う時の動作位置であり、洗浄ステーションは洗浄アセンブリの洗浄を行う時の動作位置であり、洗浄アセンブリとディスク本体とは相対的に移動可能であり、洗浄ステーションと廃液吸引ステーションはいずれもディスク本体内に位置する洗浄モジュールを提供する。
【0006】
さらに、ディスク本体には、複数の反応容器載置部が設けられており、廃液吸引ステーションは反応容器載置部内に位置し、洗浄ステーションは反応容器載置部の下方に位置する。
【0007】
さらに、洗浄アセンブリは洗浄プールをさらに含み、洗浄ステーションは洗浄プール内に位置し、洗浄プールは反応容器載置部の下方に位置する。
【0008】
さらに、洗浄プールの側壁に液体流入口を有し、洗浄プールの底壁に液体流出口が設けられている。
【0009】
さらに、洗浄アセンブリは、鉛直方向に沿って洗浄ステーション及び/又は廃液吸引ステーションまで移動可能である。
【0010】
さらに、ディスク本体アセンブリは、ディスク本体に接続されてディスク本体を回転駆動する第1の駆動部をさらに含み、ディスク本体には、複数の反応容器載置部が設けられており、隣り合う2つの反応容器載置部の間には、貫通孔が設けられており、複数の反応容器載置部の中心と複数の貫通孔の中心とは、同一の同心円上に位置する。
【0011】
さらに、洗浄アセンブリは第2の駆動部と、取付部と、伝動部と、を含み、第2の駆動部は、伝動部に接続され、伝動部は、取付部に接続されて取付部を鉛直方向で上下移動させる。
【0012】
さらに、洗浄アセンブリは、取付部に取り付けられ、取付部とともに上下移動する廃液吸引針をさらに含む。
【0013】
さらに、洗浄ステーションは、廃液吸引針が貫通孔を通過して洗浄されるステーションである。
【0014】
さらに、洗浄モジュールは洗浄プールをさらに含み、廃液吸引針が貫通孔を通過した後少なくとも一部が洗浄プール内に入るように、貫通孔は洗浄プールに対応して設けられる。
【0015】
さらに、洗浄アセンブリは注液針をさらに含み、注液針と廃液吸引針とは対をなして取付部に取り付けられ、同一の対をなす注液針と廃液吸引針のうち、注液針は廃液吸引針の下流に位置し、対をなす注液針の液体流出口と廃液吸引針の液体流入口との水平距離は隣り合う貫通孔の中心と反応容器載置部の中心との距離に一致する。
【0016】
さらに、注液針と廃液吸引針とは複数対設けられ、複数対の廃液吸引針と注液針は同心円上に配置される。
【0017】
さらに、取付部は板状構造であり、複数対の廃液吸引針と注液針は間隔をあけて取付部に配置される。
【0018】
さらに、貫通孔の中心から隣り合う2つの反応容器載置部の中心までの距離は等しい。
【0019】
さらに、第2の駆動部は、駆動モーターであり、伝動部は、第2の駆動部の回転軸に取り付けられたギヤと、ギヤに係合されるラックとを含み、ラックは、取付部に接続されて取付部を上下移動させ、伝動部は、ラックが固定され、スライド溝を有するスライド板と、第2の駆動部に固定され、スライド溝に嵌合されるガイドレールを有する固定板とをさらに含み、取付部は、スライド板に取り付けられる。
【0020】
さらに、反応容器載置部は取付貫通孔であり、反応容器は取付貫通孔内に載置される。
【0021】
さらに、ディスク本体は中心軸を貫通する中心孔を有し、伝動部は中心孔内に貫設される。
【0022】
さらに、第1の駆動部は、駆動モーターと、同期ベルトと、ディスク本体の底部に取り付けられ、中心孔に合う取付孔を有する同期プーリーと、を含み、第1の駆動部は、同期ベルトを介して同期プーリーに接続される。
【0023】
さらに、洗浄モジュールは反応容器検出センサーと液体検出センサーとをさらに含み、反応容器検出センサーと液体検出センサーはいずれも反応容器に対応して設けられる。
【0024】
さらに、洗浄アセンブリは廃液吸引針と、注液針と、固定フレームと、をさらに含み、ディスク本体は中心を通る中心孔を有し、固定フレームは中心孔内に貫設され、注液針は固定フレームに固定され、廃液吸引針は取付部に取り付けられ、伝動部はディスク本体の中心孔内に位置する。
【0025】
本発明の他の一態様によると、サンプル分析装置本体と、上述した洗浄モジュールである洗浄モジュールとを含むサンプル分析装置を提供する。
【0026】
本発明の他の一態様によると、(A)廃液吸引針を廃液吸引ステーションに位置させ、廃液吸引針を下方へ移動させて反応容器内の廃液を吸引するステップと、(B)廃液の吸引を完了し、廃液吸引針を上方へ移動させるステップと、(C)ディスク本体によって反応容器を洗浄ステーションへ回転させるステップと、(D)廃液吸引針を下方へ移動させ、ディスク本体を通過させて洗浄プールに入れるステップと、(E)洗浄プールが洗浄液を噴射して廃液吸引針に洗浄を行う時、注液針によって反応容器内へ洗浄液を注入するステップと、(F)廃液吸引針の洗浄、及び注液針による注液を完了し、廃液吸引針を上方へ移動させるステップと、(G)ディスク本体を継続して回転させ、廃液吸引針を次の廃液吸引ステーションに位置させるステップと、を含む洗浄方法を提供する。
【0027】
さらに、ステップ(A)の前に、反応容器内へ洗浄液を注入するステップをさらに含む。
【0028】
さらに、ディスク本体には、洗浄プールに対応して設けられた貫通孔が設けられており、廃液吸引針は、貫通孔を通過して洗浄プールに入って洗浄が行われる。
【発明の効果】
【0029】
本発明の技術案によれば、洗浄モジュールの動作時、洗浄ステーションと廃液吸引ステーションがいずれもディスク本体内に位置するため、洗浄アセンブリを洗浄アセンブリとディスク本体の外部まで移動させて洗浄と廃液吸引の作業を行う必要がなく、上記構造によって、洗浄モジュールの占有空間が小さくなり、廃液吸引針の移動時間が短くなり、洗浄効率が高くなる。本発明の技術案は、従来技術における洗浄モジュールの占有空間が大きく、廃液吸引針を洗浄するための移動時間が長く、効率が低い問題を有効に解決できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
本願の一部となる図面は本発明をさらに理解させるためのものであり、本発明の例示的な実施例及びその説明は本発明を不当に限定するものではなく本発明を解釈するためのものである。
【
図1】本発明に係る洗浄モジュールの実施例の立体構造を示す模式図である。
【
図3】
図1の洗浄モジュールの洗浄アセンブリの構造を示す模式図である。
【
図4】
図1の洗浄モジュールのディスク本体の平面模式図である。
【
図5】
図1の洗浄モジュールの第1の駆動部の取付構造を示す模式図である。
【
図6】
図1の洗浄モジュールの磁気吸着構造の取付構造を示す模式図である。
【
図7】
図1の洗浄モジュールの反応容器検出センサー及び液体検出センサーの取付構造を示す模式図である。
【
図8】
図1の洗浄モジュールのディスク本体アセンブリの断面模式図である。
【
図9】
図1の洗浄モジュールの洗浄アセンブリの構造を示す模式図である。
【
図10】
図1の洗浄モジュールの混合アセンブリの構造を示す模式図である。
【
図11】
図1の洗浄モジュールの洗浄プールの構造を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
なお、矛盾しない限り、本願の実施例及び実施例中の特徴を互いに組み合わせることができる。以下、図面を参照しつつ実施例を結合して本発明を詳しく説明する。
【0032】
なお、以下の詳細な説明は、すべて例示的なものであり、本願の更なる説明を意図するものである。別段の定義がない限り、本明細書において用いるすべての科学技術用語は、本願が属する技術分野の当業者に一般的に理解されるものと同じ意味を有する。
【0033】
説明の便宜上、ここでは、図面に示すあるデバイス又は特徴と他のデバイス又は特徴との空間的な位置関係を説明するために、「の上に」、「の上方に」、「の上面に」、「上の」など、空間的に相対的な用語を用いることができる。これらの空間的に相対的な用語は、図面に示す配向の他に、使用時又は動作時のデバイスの様々な配向も包含するものと意図されていることを理解されたい。例えば、図中のデバイスをひっくり返した場合、「他のデバイス又は構造の上方」又は「他のデバイス又は構造の上」と述べられたデバイスは、「他のデバイス又は構造の下方」又は「他のデバイス又は構造の下」に配向されることになる。したがって、例示的な用語「の上」は、「の上」と「の下」という両方の配向を含むことができる。該デバイスは、その他の配向にすることもでき(90度回転する又はその他の配向になる)、本明細書で使用する空間的に相対的な記述は、それに応じて解釈されるものとする。
【0034】
以下、図面を参照して、本願に係る例示的な実施形態をさらに詳しく説明する。ただし、これらの例示的な実施形態は、複数の異なる形態で実施することが可能であり、ここで説明した実施形態のみに限定されないと解釈すべきである。なお、これらの実施形態は、本願の開示を徹底的かつ完全なものにして、これらの例示的な実施形態の構想を十分に当業者に伝えるためのものであり、図面において、明瞭にするために、層と領域の厚みを拡大し、同じ符号で同じ部件を示すため、それらの説明は省略する。
【0035】
図1乃至
図11に示すように、本実施例の洗浄モジュールは、ディスク本体アセンブリ10と、洗浄アセンブリ20と、を含む。ディスク本体アセンブリ10はディスク本体11を含む。洗浄アセンブリ20は廃液吸引針24を含み、廃液吸引針24は洗浄ステーションと廃液吸引ステーションとを有し、洗浄アセンブリ20とディスク本体11とは相対的に移動することが可能であり、洗浄ステーションと廃液吸引ステーションが位置する同一の直線方向は、洗浄アセンブリ20とディスク本体11との相対移動方向に垂直する。廃液吸引ステーションとは、廃液吸引針24が廃液吸引を行う時の動作位置であり、洗浄ステーションとは、廃液吸引針24の洗浄を行う時の動作位置である。
【0036】
本実施例の技術案によれば、洗浄モジュールは、動作時、洗浄アセンブリ20とディスク本体11との相対移動によって、廃液の吸引と洗浄作業を実現するので、洗浄アセンブリ20を洗浄アセンブリ20とディスク本体11との相対移動の軌跡の外部まで移動させる必要がなく、上記構造と稼動方式によって、洗浄モジュールの占有空間が小さく、廃液吸引針の移動時間が短く、洗浄効率が高い。本実施例の技術案によれば、既存技術における洗浄モジュールの占有空間が大きく、廃液吸引針を洗浄するための移動時間が長く、効率が低い問題を有効に解決できる。なお、本実施例において、洗浄プールは不動に固定され、即ち、洗浄ステーションは不動に固定され、反応容器はディスク本体11の回転によって移動し、廃液吸引ステーションにおける廃液吸引針24は鉛直方向のみで移動し、水平方向では移動しないが、廃液吸引針24に対応して反応容器は変化する。
【0037】
図1乃至
図11に示すように、本実施例の洗浄モジュールは、ディスク本体アセンブリ10と、洗浄アセンブリ20と、を含む。ディスク本体アセンブリ10は、ディスク本体11と、第1の駆動部12と、を含み、第1の駆動部12はディスク本体11に接続されてディスク本体11を回転駆動し、ディスク本体11には、複数の反応容器載置部111が設けられており、隣り合う2つの反応容器載置部111間には、貫通孔112が設けられ、複数の反応容器載置部111の中心と複数の貫通孔112の中心とは同一の同心円上に位置する。洗浄アセンブリ20は、第2の駆動部21と、取付部22と、伝動部23と、を含み、第2の駆動部21は伝動部23に接続され、伝動部23は取付部22に接続されて取付部22を鉛直方向で上下移動させる。洗浄ステーションは反応容器載置部111内に位置し、廃液吸引ステーションは反応容器載置部111の下方に位置する。洗浄モジュールは動作時に、ディスク本体11の回転によって反応容器載置部111と貫通孔112とを移動させ、洗浄アセンブリの第2の駆動部21は伝動部23によって取付部22を上下移動させばよく、水平移動は行う必要がなくなり、上記構造は、洗浄アセンブリの、取付部22を水平移動させるための駆動部を省く一方、洗浄アセンブリの動作効率を大幅に向上させ、さらに、上述した洗浄モジュールの占有空間が小さくなる。
【0038】
なお、本実施例の洗浄モジュールはベースをさらに含む。第1の駆動部12はベースに取り付けられ、第2の駆動部21もベースに取り付けられる。取付部22の水平移動の代わりに、ディスク本体を回転させる。同心円は、半径が同じである円も、半径が異なる円も含む。
【0039】
図1、
図3及び
図9に示すように、本実施例の技術案において、洗浄アセンブリ20は、取付部22に取り付けられ、取付部22とともに上下移動する廃液吸引針24をさらに含む。動作時に、廃液吸引針は鉛直下方へ移動して第n個の反応容器中の廃液を吸引し、その後、廃液吸引針24は鉛直上方へ移動し、この時、廃液吸引針24の最低点は反応容器の最高点より高く、ディスク本体11が継続して回転し、廃液吸引針24が第n個の反応容器の後ろの一番目の貫通孔112の鉛直方向の上方に位置すると、ディスク本体11が回転を停止し、廃液吸引針24が鉛直下方へ移動して貫通孔112を通過し洗浄プール25に入り、洗浄プール内の洗浄液により廃液吸引針24に洗浄を行い、洗浄が完了した後、廃液吸引針24は鉛直上方へ移動し、廃液吸引針24の最低点は反応容器の最高点より高く、ディスク本体11が継続して回転し、廃液吸引針24が第n+1個の反応容器の上方に位置すると、ディスク本体11が回転を停止し、廃液吸引針24が第n+1個の反応容器内の廃液を吸引し、上記ステップを繰り返す。上記構造は、ディスク本体11の移動によって、廃液吸引針24の水平移動を低減し、洗浄効率を向上させ、また、廃液吸引針24を洗浄アセンブリ20とディスク本体11との相対移動の軌跡の外側に移動させる必要がなく、洗浄モジュールの占有空間を減少させる。本実施例の技術案によれば、効率を向上させ、駆動部件を省き、洗浄モジュールの占有空間を減少させる。
【0040】
図6、
図7及び
図11に示すように、本実施例の技術案において、洗浄アセンブリ20は洗浄プール25をさらに含み、廃液吸引ステーションは前記洗浄プール25内に位置し、洗浄プール25は反応容器載置部111の下方に位置する。廃液吸引針24が貫通孔112を通過した後洗浄プール25内に入るように、洗浄プール25はディスク本体11の下に位置し、貫通孔112に対応する。洗浄プール25は、ディスク本体11の下の空間が充分に利用され、洗浄アセンブリ20が占める機器空間が大幅に減少する一方、廃液吸引針24による廃液の吸引と洗浄が同時に独立して行われ、洗浄モジュールの洗浄効率が大幅に向上するように配置されている。
【0041】
図11に示すように、本実施例の技術案において、洗浄プール25の側壁に液体流入口251を有し、洗浄プール25の底壁に液体流出口252が設けられている。上記構造は、加工コストが低く、容易に設けられ、洗浄液が洗浄プール25の側壁から流入して「湧き出る様子」に容易になり、洗浄が比較的に便利である。具体的に、洗浄プール25内にサージ(surge)洗浄筒が設けられており、サージ洗浄筒は液体流入口に連通され、廃液吸引針24は、洗浄時、サージ洗浄筒内に位置し、サージ洗浄筒の上面は洗浄プール25の上面より低く、上記構造によって、洗浄液を節約でき、洗浄液がサージ洗浄筒にいっぱい充填さればよく、洗浄プール25にいっぱい充填される必要はない。液体流出口は洗浄プール25の底壁に設けられ、洗浄後の洗浄液を容易に排出しきることが可能となる。
【0042】
図3に示すように、本実施例の技術案において、洗浄アセンブリ20は注液針26をさらに含み、注液針26と廃液吸引針24とは対をなして取付部22に取り付けられ、同一の対をなす注液針26と廃液吸引針24のうち、注液針26は廃液吸引針24の下流に位置し、
図2に示すように、対をなす注液針26の液体流出口と廃液吸引針24の液体流入口との距離D1は、隣り合う貫通孔と反応容器載置部111との距離D2に一致する。注液針26は、反応容器内の廃液の吸引が完了した後、反応容器内へ洗浄液を注射することができるように配置されている。具体的に、廃液吸引針24が第n個の反応容器内の廃液を吸引した後、ディスク本体11が継続して回転し、ディスク本体11が第n個の反応容器の後ろの一番目の貫通孔112まで回転して廃液吸引針24の真下に位置すると、注液針26が第n個の反応容器の真上に位置し、取付部22が下方へ移動し、廃液吸引針24が洗浄プール25に入って洗浄が行われ、同時に、注液針26により第n個の反応容器内へ洗浄液を注射する。廃液吸引針24と注液針26とが同時に作動して、時間を大幅に節約し、効率を向上させる。なお、下流とは、ディスク本体11が回転する際、ディスク本体11が次に回転する方向を言う。例えば、第n+1個の反応容器が第n個の反応容器の下流に位置する。
【0043】
図1乃至
図3に示すように、本実施例の技術案において、注液針26と廃液吸引針24は複数対設けられており、複数対の廃液吸引針24と注液針26は同心円上に配置される。これにより、反応容器での洗浄が一層徹底的である。具体的に、複数対の注液針26と廃液吸引針24は4対であり、4対の注液針26と廃液吸引針24は間隔をあけて配置され、最後の1対の注液針26と廃液吸引針24は廃液吸引針24のみがあるか、又は注液針26のみがあることができる。
【0044】
図1乃至
図3に示すように、取付部22は板状構造であり、複数対の廃液吸引針24と注液針26は取付部22に均一に配置される。なお、1つの廃液吸引針24と1つの注液針26が1対の廃液吸引針24と注液針を構成する。取付部22は3/4の円環板(three―quarter annular plate)であり、3つの突出板があり、上記構造は、取付部22の材料使用量を大幅に減少させる。取付部22の切り欠かれた1/4の円環板によって、次のプロセスの操作に便利であり、例えば次のプロセスで反応容器を取り出す場合、取付部22が次のプロセスの部品に干渉することがない。
【0045】
図1乃至
図3に示すように、本実施例の技術案において、取付部22は退避部を有し、廃液吸引針24は最初の廃液吸引針24と最終の廃液吸引針24とを含み、退避部は最初の廃液吸引針24と最終の廃液吸引針24との間に位置する。これにより、取付部22が次のプロセスに干渉することがない。具体的に、退避部は切り欠かれた1/4の円環板である。
【0046】
図4に示すように、本実施例の技術案において、貫通孔112から隣り合う2つの反応容器載置部111までの距離は等しい。上記構造によって、ディスク本体11は回転中に強い規則性を有し、廃液の吸引及び廃液吸引針24の洗浄のための回転距離が等しい。
【0047】
図9に示すように、本実施例の技術案において、第2の駆動部21は駆動モーターであり、伝動部23はギヤ231とラック232とを含み、ギヤ231は第2の駆動部21の回転軸に取り付けられ、ラック232はギヤ231に係合され、ラック232は取付部22に接続されて取付部22を上下移動させる。ギヤ231とラック232の協働によって、取付部22が移動中に比較的に安定的である。なお、ラック232は取付部22に直接又は間接的に接続されることができる。
【0048】
図9に示すように、本実施例の技術案において、伝動部23はスライド板233と固定板234とをさらに含み、ラック232はスライド板233に固定され、スライド板233はスライド溝を有し、固定板234は第2の駆動部21に固定され、固定板234はスライド溝に嵌合されるガイドレールを有し、取付部22はスライド板233に取り付けられる。スライド溝とガイドレールによる位置制限によって、取付部22は移動中に移動位置が一層正確になる。具体的に、ラック232は鉛直方向に沿って設けられている。
【0049】
図1乃至
図3に示すように、本実施例の技術案において、反応容器載置部111は取付貫通孔であり、反応容器は取付貫通孔内に載置される。取付貫通孔は加工が比較的に簡単であり、使用が比較的に便利である。これにより、後続の反応容器の混合作業の便宜を図れる。
【0050】
図10に示すように、本実施例の技術案において、洗浄モジュールは混合アセンブリ30をさらに含み、混合アセンブリ30は反応容器載置部111の下部に位置し、かつ注液針26の下流に位置する。混合アセンブリ30は、反応容器内の液体の洗浄が一層徹底的になるように設けられている。
【0051】
図10に示すように、本実施例の技術案において、混合アセンブリ30は第3の駆動部31と、昇降フレーム32と、偏心ローター構造33と、を含み、昇降フレーム32は第3の駆動部31に取り付けられ、偏心ローター構造33は昇降フレーム32に取り付けられ、偏心ローター構造33は、反応容器に接触する混合位置と、反応容器から離れた退避位置と、を有する。上記構造は、加工コストが低く、操作が便利である。なお、第3の駆動部31はリニアモーター、電動プッシュロッド等であることができる。本実施例では、リニアモーターで駆動させることが好ましい。昇降フレーム32はスライドブロックとガイドレールの構造である。リニアモーターは1つあり、昇降フレーム32に複数の混合アセンブリ30が設けられており、4つの注液針26に対応して4つの混合アセンブリ30が設けられることができ、1つのリニアモーターにより同時に4つの混合アセンブリ30を駆動して昇降させることで、駆動装置の数を大幅に低減する。
【0052】
図10に示すように、本実施例の技術案において、偏心ローター構造33は偏心モーターと偏心モーターに設けられた混合ローターとを含み、混合ローターは上部に係合孔を有し、反応容器が係合孔内に位置し、反応容器内の液体が均一に混合されるようにする。上記構造は、加工コストが低く、混合効果に優れる。具体的に、混合ローターは下部に取付孔を有し、取付孔の一側壁に切り欠きを有し、切り欠きの両側に貫通孔を有し、ボルトが貫通孔を貫通して偏心モーターの回転軸に締め付けられる。
【0053】
図8に示すように、本実施例の技術案において、洗浄モジュールは磁気吸着構造40をさらに含み、磁気吸着構造40は混合アセンブリ30の下流に位置し、磁気吸着構造40は反応容器のディスク本体11の中心軸に近い側に位置する。磁気吸着構造40は、均一に混合された磁気ビーズが高速に集中し、具体的には、磁気ビーズが反応容器のディスク本体11の中心軸に近い側に集まるように設けられている。注液針の注液方向は反応容器のディスク本体11の中心軸に近い側から離れる方向であり、これにより、磁気ビーズの飛び散りを回避することができる。具体的に、磁気吸着構造40は4セットであり、4セットの磁気吸着構造40はそれぞれ、4対の廃液吸引針24と注液針26との間に位置する。
【0054】
図1乃至
図4に示すように、本実施例の技術案において、ディスク本体11は中心軸を貫通する中心孔を有し、伝動部23は中心孔内に貫設される。上記構造によって、洗浄モジュールの構造が比較的にコンパクトになる。具体的に、廃液吸引針24の管路と注液針の管路はいずれも中心孔を通過し、これにより、管路の距離が等しくなり、さらに、管路内の背圧が同じになる。
【0055】
図8に示すように、本実施例の技術案において、第1の駆動部12は駆動モーターと、同期ベルトと、同期プーリーと、を含み、同期プーリーはディスク本体11の底部に取り付けられ、中心孔に合う取付孔を有し、第1の駆動部12は同期ベルトを介して同期プーリーに接続される。上記構造は、加工コストが低く、容易に設けられ、同期ベルトの配置が距離の影響を受けることがない。もちろん、同期ベルトと同期プーリーをギヤ構造に入れ替えすることもできる。
【0056】
図7に示すように、本実施例の技術案において、洗浄モジュールは反応容器検出センサー50と液体検出センサー60とをさらに含み、反応容器検出センサー50と液体検出センサー60はいずれも反応容器に対応して設けられる。反応容器検出センサー50を設けることで、反応容器の漏れを回避することができ、例えば、ある反応容器載置部内に反応容器が載置されていない場合に即時に検出することができる。液体検出センサー60を設けることで、反応容器内への洗浄液の注入を忘れることを回避することができる。具体的に、反応容器検出センサーと液体検出センサーは最初の反応容器に対応する。
【0057】
他の実施可能な技術案として、洗浄アセンブリ20は廃液吸引針24と、注液針26と、固定フレームと、をさらに含み、ディスク本体11は中心を通る中心孔を有し、固定フレームは中心孔内に貫設され、注液針26は固定フレームに固定され、固定フレームは注液針26の固定に用いられ、廃液吸引針24は取付部22に取り付けられ、伝動部23は中心孔内に貫設され、廃液吸引針24を駆動して鉛直方向で上下移動させる。上記構造の廃液吸引針24と注液針26は、分けて設けられることができ、このような構造によって、加工コストが低くなり、着脱が便利になる。他の実施例において、固定フレームはディスク本体11の側部に位置してもよい。
【0058】
本願は、サンプル分析装置本体と洗浄モジュールとを含むサンプル分析装置をさらに提供する。洗浄モジュールは上述した洗浄モジュールである。本願のサンプル分析装置は、洗浄を行う時の効率が高く、洗浄モジュールの構造が簡単であり、部品数が少ない。本サンプル分析装置の作動プロセスは磁気吸着などのプロセスをさらに含む。
【0059】
本願は、洗浄方法をさらに提供し、洗浄方法は、(A)廃液吸引針24を廃液吸引ステーションに位置させ、廃液吸引針24を下方へ移動させて反応容器内の廃液を吸引するステップと、(B)廃液の吸引を完了し、廃液吸引針24を上方へ移動させるステップと、(C)ディスク本体11によって反応容器を洗浄ステーションへ回転させるステップと、(D)廃液吸引針24を下方へ移動させ、ディスク本体11を通過させて洗浄プール25に入れるステップと、(E)洗浄プール25が洗浄液を噴射して廃液吸引針24に洗浄を行うとともに、注液針26によって反応容器内へ洗浄液を注入するステップと、(F)廃液吸引針24の洗浄、及び注液針26による注液を完了し、廃液吸引針24を上方へ移動させるステップと、(G)ディスク本体を継続して回転させて、廃液吸引針24を次の廃液吸引ステーションに位置させるステップと、を含む。
【0060】
上述した洗浄方法において、廃液吸引針24に洗浄を行う同時に注液針26も注液作業を完了することによって、洗浄効率が高く、洗浄プール25がディスク本体の内部に位置するので、外周の空間を占めず、洗浄モジュールの占有空間を減少させ、ディスク本体11と洗浄アセンブリ20との相対回転中に、廃液の吸引、液体の注液、洗浄等の一連の作業を実現することができ、反応容器内の溶液の洗浄を完了する。ステップ(A)の前に、反応容器内に洗浄液を注入するステップをさらに含む。ディスク本体11に貫通孔112が設けられており、貫通孔112は洗浄プール25に対応して設けられ、廃液吸引針24は貫通孔112を通過して洗浄プール25に入って洗浄される。
【0061】
なお、ここで用いた用語は、具体的な実施形態を説明するためのものであり、本願の例示的な実施形態を限定するものではない。例えば、文脈によって明示されていない限り、本明細書において、単数の形態も複数の形態を含み、また、本明細書において「包含」及び/又は「含む」という用語を使用した場合、特徴、ステップ、動作、部件、アセンブリ及び/又はそれらの組み合わせが存在することを示すものと理解すべきである。
【0062】
なお、本願の明細書、特許請求の範囲及び上記図面における用語「第1」、「第2」等は、類似した対象を区別するためのものであり、必ずしも特定の順序又は優先順位を記述するものではない。ここで説明した本願の実施形態が、例えばここでの説明又は図示以外の順序でも実施できるように、このように使用されたデータは、適宜入れ替えてもよいと理解すべきである。また、用語「含む」、「備える」及びそれらのいかなる変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図され、例えば、一連のステップ又は手段を含む過程、方法、システム、製品又は設備は、明確に挙げたステップ又は手段には限定されず、明確に挙げていないか又はこれらの過程、方法、システム、製品又は設備に固有の、他のステップ又は手段を含んでもよい。
【0063】
以上は、本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者であれば本発明に様々な修正や変形が可能である。本発明の精神や原則内での全ての修正、置換、改良などは本発明の保護範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0064】
上記図面には、以下の符号を含む。
10ディスク本体アセンブリ
11ディスク本体
111反応容器載置部
112貫通孔
12第1の駆動部
20洗浄アセンブリ
21第2の駆動部
22取付部
23伝動部
231ギヤ
232ラック
233スライド板
234固定板
24廃液吸引針
25洗浄プール
251液体流入口
252液体流出口
26注液針
30混合アセンブリ
31第3の駆動部
32昇降フレーム
33偏心ローター構造
40磁気吸着構造
50反応容器検出センサー
60液体検出センサー