(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記1つ以上のメモリが、実行されたときに、前記1つ以上のプロセッサに前記光検出器に連続的にアクセスさせて、異なる並列ランダム化出力信号を連続的に収集させる、さらなる命令を格納する、請求項2に記載のランダム化発生光学システム。
前記1つ以上のメモリが、実行されたときに、前記1つ以上のプロセッサに前記光検出器に定期的にまたは制御信号に応答してアクセスさせて、各アクセスが異なる並列ランダム化出力信号をもたらす、さらなる命令を格納する、請求項2に記載のランダム化発生光学システム。
前記光検出器が、画素のアレイから形成された画素化された光検出器であり、前記アレイ内の前記画素の少なくともいくつかが、ランダム化エネルギーを同時に受信して、各々がランダムな、並列ランダム化出力信号を集合的に形成する、並列画素出力信号を生成する、請求項1に記載のランダム化発生光学システム。
前記複数の偏光子素子が、複数の電気的に制御可能な偏光子回転子を含み、前記光学システムが、前記複数の電気的に制御可能な偏光子回転子のうちの少なくとも1つに電気的に結合されて、前記電気的に制御可能な偏光子回転子のうちの前記少なくとも1つのための電圧制御信号に摂動信号を印加し、それにより前記ランダム化エネルギーの上部に周期定常信号を形成する処理装置をさらに備える、請求項6に記載のランダム化発生光学システム。
前記光検出器に定期的にまたは制御信号に応答してアクセスして、各アクセスが異なる並列ランダム化出力信号をもたらすことさらに含む、請求項12に記載のランダム化を生成するための方法。
前記複数の電気的に制御可能な偏光子回転子が、電気的に制御された取り付けステージを通して調整可能である配向を有する偏光子または波長板を含む、請求項18に記載のランダム化を生成するための方法。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本技術は、最初にコヒーレントであってもなくてもよい入射光ビームからランダム化されたエネルギーまたは光出力を発生させるために複屈折を適用する。光複屈折現象は、材料が入射する電界の方向及び材料の原子構造の整列に応じて、入射する非偏光または偏光された光ビームを2つの明確に異なる状態に分割するときに生じる。複屈折材料は、「混合量子(偏光)状態」の単一光子を一方向または他方向にランダムに偏光させるビームスプリッタの形態の乱数発生器で既に使用されている。これらの装置は、1つの光子で動作する1ステージ装置であるため、大部分のコンピュータアプリケーションの場合のように、非常に大きなランダム化ビットストリームが必要なアプリケーションでは本質的に実用的ではない。さらに、この技法はしばしば高い割合のゼロビットを生成するため、一度に1つの光子のランダム化でさえ疑問の余地があり、これは補正されなければならない。
【0014】
図1は、第1のキャビティミラー106及び第2のキャビティミラー108によって画定されるビーム源102及び光学キャビティ104を有する光学システム100を示す。ビーム源102は、例として、アークランプ、フラッシュランプ、電気スパーク、無電極ランプ、エキシマランプ、蛍光ランプ、高輝度放電ランプ、ホロカソードランプ、誘導ランプ、ネオンランプ、アルゴンランプ、プラズマランプ、キセノンフラッシュランプ、様々なフィラメントまたはガスを使用するランプ、さらには太陽光などのような、非コヒーレントビーム源であってもよい。図示のものを含む他の例では、連続動作型(CW)またはパルス型(q−スイッチ、モードロックまたはパルスポンピング)のいずれであっても、ビーム源102は、ダイオードレーザ、VCSELアレイ、またはレーザ使用ガス管、固体構造体、光ファイバ、フォトニック結晶、半導体、ダイス、自由電子または他のエキゾチック媒体、などのようなコヒーレントなビーム源であってもよい。ビーム源102は、可視、近赤外、中赤外、長赤外、紫、または他の好適なスペクトル方式でビーム放射を生成することができる。さらに、いくつかの例では、ビーム源は複数の波長成分にわたってビーム放射を含むことができ、例えば、複数の異なる光検出器を使用する場合、各波長
成分が光学システムによって別々にランダム化される。
【0015】
図示の例では、ビーム源102は、キャビティ104に入射するビームを生成し、ミラー106を介してキャビティに導入され、ミラー106は、外部ビームに対して部分的に透明であってもよく、(図示のように)孔を有してもよく、またはビームがキャビティ104の軸に対して非90°の角度をなすように入射していてもよい。すなわち、いくつかの例では、ビーム源102からの入射ビームは、第1ミラー106の入力孔を通って入り、同じ入力孔を通ってキャビティ104から出る。他の例では、入射ビームは、
図2の光学システム100’に示されているように、ミラー108の出射孔を通ってキャビティの反対側に出てもよい(出射孔を有するミラー108’であるが、出射孔を有しないミラー108以外は同一の参照番号を有する)。入力ビームの入力角度及びランダム化されたエネルギーの出射角度は、いくつかの例では異なっていてもよく、他の例では同じ(またはほぼ同じ)であってもよい。出射孔のサイズは、光学システム100によって発生するランダム化されたエネルギーのビーム広がりと一致するように選択されてもよい。
【0016】
キャビティ104は、方解石、石英、ルビー、ルチル、サファイア、炭化ケイ素、トルマリン、ジルコン、フッ化マグネシウム、ニオブ酸リチウム、氷、ホウ酸ベリリウム、ホウ砂、Epsom塩、マイカ−黒雲母、マイカ−白雲母、オリビン、ペロブスカイト、トパーズ、ウレックサイト、及び外部磁場との相互作用による誘導性複屈折を有する材料などの複屈折媒体110である。複屈折媒体110は、高速及び低速軸の両方を生じる2つの屈折率間の差によって特徴付けられてもよい。これらの明確に異なる屈折率は、入射ビームを2つに分割し、出射ビームの分離は、これらの屈折率間の差(Δn=n
e−n
0)の関数である。
【0017】
複屈折媒体110は、互いに整列しているか、互いに直交しているか、または互いに対して傾斜している偏光軸を有することができる2つの偏光子素子(板)112の間に位置決めされる。これらの偏光子素子は、例えば直線偏光子または円偏光子であってもよい。いくつかの例では、これらの偏光子板112は、ビームがキャビティ104を横断するときに部分偏光状態の回転を提供する波長板の代わりである。さらに他の例では、これらの偏光子は、例えば、電気的に回転可能な液晶板を含む回転可能な素子である。すなわち、ランダム化を達成するために、動作中に偏光板112の偏光軸を固定することができ、他の例では、板112は、ランダム化プロセスの間にそれらの偏光軸が変化するように、動作中に回転することができる。例えば、後述するように、ランダム化されたエネルギー出力内に情報を埋め込むために、変化する偏光軸を使用することができる。
【0018】
図示されていないが、いくつかの例では、キャビティ104は、ミラー表面の1つに沿ったある位置に埋め込まれた光子検出器と、ビーム内の光子の一部または全部の偏光を変えることによって情報をインプリントするために使用することができる複屈折材料またはキャビティを出ることが許される前にビームを集束または屈折させる他の材料の表面に沿ったネマティック結晶ゲルのような素子をさらに含む。これらの素子は、偏光回転子または集束素子の外側層を有する中央複屈折材料からなる単一材料として、または機械構造を介して別々に保持されて、層に組み合わせることができる。
【0019】
動作中、ミラー106、108は、入射ビームを密閉複屈折媒体110と繰り返し相互作用させる反射キャビティを形成する。このように、キャビティ104は、主に中央媒体の複屈折の程度に応じて、光学遅延またはFabry−Perotキャビティ(例えば、
図9)として構成することができる。複屈折媒体110は、
図3に示すように、入射ビームのエネルギーを複数のビームに分割する。偏光板112は、入射ビームの偏光を回転させ、媒体110の複屈折軸に対して「混合量子」状態を維持し、分割されたビームが各トラバーサルを発生する。したがって、この構成は、キャビティ104の各トラバーサルで
ビームエネルギーを細分化することを可能にする。すなわち、偏光板112は、キャビティ軸に直交するy軸に対する角度の偏光軸を有することができる。例えば、偏光板112は、y軸に対して22.5°の角度を形成することができるが、偏光回転を生成するために0°でない鋭角を使用することができる。
図3は、複屈折媒体上の入射ビームの細分化を示す。入射ビームは、2つの新しい状態に細分化される、すなわち、例によれば、媒体の複屈折軸に沿ったものと、媒体の複屈折軸に垂直なものとがある。キャビティ内のビームがキャビティを横断するとき、
図4に示すように、ビーム分岐プロセスが行われ、キャビティは、新たに偏光された細分化ビームを生成するビームを連続的に分割する。すなわち、初期入力ビームはキャビティを横断し、各往復、または構成に応じて各単一移動は、
図4に示すように、増加する、分岐ビームとも呼ばれる、増加する数のビームを発生させる。
【0020】
各トラバーサルごとに複屈折媒体を出るビーム(例えば、
図3参照)は、垂直偏光状態を有する2つのビーム成分に分離される。板112の偏光軸の角度に依存して、各トラバーサルごとにこれらのビーム成分は、複屈折媒体に入射した後、それぞれさらに分割し、このプロセスは、少なくともランダム化閾値に達し、かつランダム化されたエネルギーが発生するまで、継続及び増加する。
図1及び2のもののような構成については、板112の偏光軸が、各トラバーサルの前に、これらのビーム出射ビーム成分の偏光軸に対して回転され、分割はキャビティの一方向移動または各往復移動の2回に生じる。しかしながら、板112の偏光軸の1つがビーム成分の偏光軸の1つに対して45°の角度に沿って一定に保持される構成の場合、分割は各往復移動で行われる。さらに、例えば、LC回転素子を可変電圧源に接続することによって、偏光子または偏光子回転子の動作を制御することによって、往復移動の分割量を1回のトラバーサルから次のトラバーサルに調整することができる。
【0021】
図4に示すように、各トラバーサルでは、初期ビームは、個々の光子のスケールに達するまで、そのエネルギーを細分化させる(分岐)。これが起こると、光子は、ランダムな横断運動量を獲得する。これにより、キャビティを出て光検出器に入射するビームの強度が、他のタイプの変動または光学ノイズとは非常に異なるスケールで変動する。この誘導ノイズは、ショットノイズに見られるように、全ビーム出力に比例し、全出力の平方根には比例しない、すなわち、発生したエネルギーには、ショットノイズ装置に勝る、著しく明確に異なる識別特性ならびに数値的優位性が与えられる。発生したエネルギーはランダム化された分布を有し、例えば光検出器における出力ビーム強度はランダム(ノイズ)である。画素化された検出器の場合、そのノイズは各画素に同時に現れ、並行して読み出すことができる。
【0022】
換言すれば、光学システム100及び100’は、乱数発生(RNG)の目的のために複屈折の改善された使用を生成する技術の例である。1回の遭遇では、
図3のように、複屈折媒体を離れて、最初は非偏光または「混合量子」(偏光)状態のビームが、媒体によって画定される軸に沿って2つの明確に異なる偏光状態に分割される。このビームを同じ媒体に単に反射させるだけでは、通常はほとんど効果が得られず、円形の複屈折の場合には最初の分割も元のままであり得る。しかしながら、本技術は、キャビティ内でのビームの連続的な回転を提供し、ビームの偏光が、各トラバーサルで、キャビティ内でビームの分割が連続的に起こるように回転される。しかしながら、ビーム分岐が増加すると、ランダム化閾値に達し、その後ランダム化エネルギーがキャビティ内で生成される。そのランダム化エネルギーは、キャビティの外側で利用されて使用され、光検出器によって検出される並列ランダム化の全領域を発生させる。
【0023】
キャビティの閾値数のパス(例えば、E
beam〜2
(トラバーサル数))の後、入射ビームはランダム化されたエネルギー分布に変換され、キャビティ104から除去され、
光検出器114、例えば、画素アレイ光検出器に提供される。
【0024】
ランダム化されたエネルギー分布は、部分的に反射する表面、アパーチャもしくは孔を介して、または例えば平面ミラーが使用される場合には、ミラーの側面からのものを含む、多くの技術によってキャビティ104から除去され得る。Fabry−Perotキャビティ構成(
図9参照)では、一方のキャビティミラーは高度に反射性であり、他方のキャビティミラーは、キャビティからランダム化されたエネルギーを除去するためにビームが部分反射ミラーを出入りすることを可能にするように部分的に反射性である。光学システム100のいくつかの実装形態では、ランダム化エネルギーのみがキャビティ104を逃げる。いくつかの例では、例えば、出力がいくつかの非ランダム成分を有する場合、キャビティから出力されるランダム化エネルギーに対して外部フィルタリングを実行することができる。このフィルタリングは、キャビティ104を有するか、その外部にある物理的フィルタによって達成されてもよい。いくつかの例では、このフィルタリングは、例えば、各画素のDCレベルを一定レベルに設定することによって、または各画素の時間期間にわたって平均化を実行することによって、または画素での強度測定値を収集する前に各画素が飽和時間期間を可能にすることによって実行することができる。
【0025】
1つのミラー内の孔またはミラー側のある角度を介してビームが導入される光学遅延に基づく構成では、
図1及び
図2に示されているように、ビームは、逃げ出すことができる入射点に戻るまで、またはビームがキャビティを横切り、反対側のキャビティミラーの孔または側面を通って逃げるまで、キャビティを横断する。これらの例は、曲面ミラーの場合に特に有効である。
【0026】
図5及び
図6は、ランダム化を生成するための光学システムの他の構成例を示す。
図5の光学システム200において、ビーム源102は、ある角度及び平面で、第1のミラー204と平行な、また平面でもある、第2のキャビティミラー206を有するキャビティ205を画定する、第1のキャビティミラー204の外側エッジの外側から入射ビームを提供する。複屈折媒体210を取り囲むように2枚の偏光板208が設けられている。板208は、板112と同様に、固定された、もしくは回転可能な偏光軸を有する、偏光子、または波長板もしくは液晶板、または他の好適な偏光子であってもよい。これらの偏光子は直線偏光子であってもよいが、他の例では円偏光子であってもよい。平面ミラー204、206で形成されたキャビティの場合、ビームは幾何学的形状のために単にキャビティから出る。ビームは、キャビティの左下に非90°の角度で入射し、次いで、左上からいくつかのトラバーサル後、ランダム化 されたエネルギー線が、画像処理装置214に接続された光検出器212に入射する。
図5は、システムの片側に光検出器212を有する光学システム200を示す。
図6は、他方の側の光検出器212を示す(したがって、200’と表示されている)。
【0027】
光学システム100及び200は、光子の数に比例するスケール上のランダムなビームエネルギーだけでなく、ランダムな統計的ノイズ(出現する光子数の平方根レベルで)によって特徴付けられるランダム化されたエネルギーを発生する。ビームエネルギーは、0と最大値との間で変動する。この光学的にランダム化されたエネルギーをランダム化されたデジタル信号に変換するために、光検出器114及び212は、ランダム化処理装置116及び214にそれぞれ電気的に結合される。これらのランダム化処理装置116/214は、読み出し回路または他のプロセッサなどの光検出器114及び212それぞれ(当然のことながら、416も同様)に埋め込まれたプロセッサとして実現することができる。または、処理装置116/214は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ワークステーションなどのような別個の装置であってもよい。いくつかの例では、処理装置116は、有線または無線接続を介して光検出器114に結合されてもよい。いくつかの例では、処理装置116/214は通信ネットワークを介して光検出器11
4/212に結合されてもよく、例えば処理装置116/212はサーバまたは他の場所に遠隔に位置してもよい。
【0028】
光検出器114/212の画素アレイは、キャビティ104/205からランダム化エネルギーを受信し、各画素は、「1」または「0」のいずれかのデジタル出力信号を生成する。各画素は、並列に出力信号を生成し、その結果、画素は、並列画素出力信号を生成する。これらの並列画素出力信号は、連続的に、または対応する光検出器の各読み取りサイクルで生成することができる。集合的に、これらの並列画素出力信号は、対応する光検出器の並列ランダム化出力信号を形成する。例えばランダム化エネルギーによって完全に照射された場合、12×12画素アレイは、最大144個の並列出力信号、すなわち144個の異なる値からなる並列ランダム化出力信号を生成することができ、ランダム化プロセッサは、Nビットの乱数に変換でき、Nは144以下、例えば128ビットである。
図7Aは、光検出器114/212上の第1のランダム化されたエネルギー画素パターンを示す。ランダム化されたエネルギーパターンは、例えばCWビーム源が使用される場合には、連続的に読み出されてもよく、例えばパルス化ビーム源が使用される場合には、周期的にパターンが読み出されてもよい。ビームがキャビティに入ることが可能であれば、レーザが駆動されている限り、光検出器が読み出しのためにアクセスされるたびに、パターンは自動的に変化し、更新されることを続ける。
図7Bは、別の時点で取得されたランダム化されたエネルギーパターンの別の例を示す。
【0029】
出射ビームのエネルギーは、電子的に記録され、処理装置116/214によって記録される一連の「1」ビット及び「0」ビットに変換される。次に、処理装置116/214は、光検出器114/212の画素によって記録された値からNビット長さの乱数を生成する。そのビット長Nは、光検出器114/212の画素数と同じであってもよく、総画素数の何らかの部分集合であってもよい。いくつかの例では、Nは2
n(2、4、8、16、32、64、128、256など)に等しい整数である。次いで、乱数は、処理装置116/214/416の1つ以上の固定コンピュータ可読メモリに格納される。本明細書の処理装置は、1つ以上のプロセスと、1つ以上のプロセッサによって実行可能な命令を格納する1つ以上のメモリと、を含むことができる。これらの装置は、入力装置(キーボード、キーパッドなど)、ディスプレイ、ならびに携帯型装置及び他の処理装置などの周辺機器に接続するための入力/出力コネクタを含むことができる。装置は、有線通信または無線通信を介して通信ネットワークに結合するためのネットワークインタフェースを含むことができる。処理装置116/214は、任意の所望の時間に光検出器114/212にアクセスし、特にランダム化が連続的に変化するときに、CWで動作するビーム源の場合には新たな乱数を得ることができる。光検出器は、処理装置116/214によってアクセスされ得るメモリ内に検出されたランダム化画素値を格納するように、その読み出しをバッファすることができることが理解されよう。本明細書の技術は、さらなる例として、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)などの専用論理回路として実装することもできる。コンピュータプログラムの実行に好適なプロセッサは、一例として、汎用マイクロプロセッサ及び専用マイクロプロセッサ、ならびに任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つ以上のプロセッサを含む。一般に、プロセッサは、読み出し専用メモリまたはランダムアクセスメモリ、またはその両方から命令及びデータを受信する。コンピュータは、命令を実行するためのプロセッサと、命令及びデータを格納するための1つ以上のメモリ装置と、を含む。しかしながら、一般に、コンピュータは、データ、例えば磁気、光磁気ディスク、または光ディスクを格納するための1つ以上の大容量記憶装置からデータを受信するか、またはデータを転送するか、またはその両方を行うことを含むか、またはそのために動作可能に結合されてもよい。しかしながら、コンピュータはそのような装置を有する必要はない。さらに、コンピュータを別の装置に埋め込むこともできる。コンピュータプログラム命令及びデータを格納するのに好適なコンピュータ可読媒体には、一例として、EPROM、EEP
ROM、及びフラッシュメモリ装置、磁気ディスク、例えば内部ハードディスクまたはリムーバブルディスク、光磁気ディスク、及びCD ROM及びDVD−ROMディスクなどの半導体メモリ装置を含むすべての形態の不揮発性メモリ、媒体及びメモリ装置が含まれる。プロセッサ及びメモリは、専用論理回路によって補完または組み込むことができる。
【0030】
画素化光検出器を使用してエネルギー出力を捕捉することにより、ランダム分布は、機密情報の暗号化、ノイズのシミュレーション(例えば、様々なシステムのMonte Carloシミュレーション)、及び乱数生成を必要とする任意のアプリケーションに使用されるビットの並列セットを提供することができる。すなわち、各画素はランダムである異なるビットに対応する。したがって、Nビットの乱数の各ビットは真にランダムである。
【0031】
上述のように、いくつかの例では、偏光子の偏光軸は、動作中に回転するように電気的に(または機械的に)制御されてもよく、軸は振動することさえある。偏光板112としては、例えば、液晶回転子を用いることができる。これらの液晶回転子は、偏光方向に固定して保持することができる。しかしながら、他の例では、印加電圧を使用して素子の偏光軸を変えて、キャビティ内のビーム分割をさらに制御することができる。
図1は、ランダム化処理装置116によって制御され、変調電圧信号を送信し、偏光子素子112の回転を制御するオプションの波形発生器及び電圧制御器118を有する実装例を示す。このような構成では、制御電圧に印加される摂動信号を使用して印加電圧を正弦波状に増加または減少させて、偏光回転の程度の変化を生じさせることができる。回転量、回転速度、及び変調波形は、光学キャビティの特性、キャビティ往復時間、現在のトラバーサル数、ランダム化エネルギーを達成するために必要なトラバーサルの閾値数、及び任意の他の好適な物理的要因に従ってすべて制御することができる。変調された電圧信号は、ランダム化されたエネルギーに関する情報、例えばランダム化された数の送信元を検証するために信頼できる受信機ステーションによって使用され得る暗号化ヘッダのような情報を与えるように制御されてもよい。いずれにしても、偏光板または波長板が使用される例であっても、これらの素子は、偏光子を回転させてその向きを調整することができる取り付けステージ上に取り付けることができる。このような機械的な回転は、手作業によるものであってもよく、取り付けステージに対する電気的な制御であってもよい。
【0032】
偏光子素子の実際の偏光配向が調節されて、連続的にまたは周期的に、及びキャビティの往復時間、複屈折の量、及び他の要因に応じて時限的に調整が行われ得る。このような偏光方向の制御は、ランダムな出力を重ね合わせた周期定常信号と呼ぶものを導入することができる。この周期定常信号は、例えば、光学システムによって生成されるランダム化されたエネルギー内に埋め込まれた変調信号であってもよい。
【0033】
偏光回転子は、
図1及び2の構成のように、複屈折媒体210のいずれかの側の単一の対の回転子として実現することができ、セグメント偏光回転子の実施形態例300を示す、
図8に示されているように、キャビティを通るビームの経路を横断するいくつかのセグメントに分離することができる。2枚の平面ミラー302、304は、複屈折媒体306を取り囲んでいる。ミラーの少なくとも1つの表面を横断するのは、複数の偏光回転子セグメント308(代表的な数のみが示されている)であり、それぞれが2つのミラー302、304の間のキャビティの特定のトラバーサルに対応する入射ビームと相互作用するように位置する。各トラバーサルは、ビームがミラーの直径を上回るときに、偏光回転子セグメントを経験する。幾何形状に応じて、いくつかのビームは、次の偏光回転子セグメント308を十分に横断する前に、複数のトラバーサルにわたって同一の偏光回転子308に入射することができる。セグメント化されたアプローチでは、各偏光回転子セグメント308は、同じ偏光回転を生成するように動作してもよく、またはそれぞれが個別に制
御されてもよい。セグメント308のサイズは、ランダム化閾値に達するためのビーム形状及び幅ならびにトラバーサル数に基づいて設定することができる。液晶または他の方法で実装される場合、セグメント308は、セグメントの中心にあるビームスポットの入射を最大にするように、そして入射角によって決定できるように、セグメントを離間させる機械的構造体に取り付けることができる。図示されていないが、同様に、整合する対のセグメントがミラー304のために形成されてもよい。
【0034】
いずれにしても、回転する偏光子を使用する本明細書の光学システムは、任意の周期定常信号、すなわち最終出力に埋め込まれ、ビットを暗号化するために使用されるランダム化エネルギー(ノイズ)の上部で変調された信号の強度を制御することができる。1つ以上の偏光子を変更することができるので、光学システムによって生成されたノイズを、追加の特徴として変調することができる。周期定常信号は、使用者が変調されたノイズを所定の周波数で送出することを可能にする。受信者は、そのノイズ変調を検出して、ノイズに続いて受信された信号が特定の送信者によって送信されたかどうかを判断する。光学システムでは、ランダム化中に少なくとも1つの回転子を連続的に回転させることができる。他の例では、2つ以上の(分割されていれば)回転子はランダム化の間に連続的に回転される。
【0035】
結果として得られる重ね合わされた信号(周期定常信号)は、以前に割り当てられた、または合意された周波数での送信の検証を通じて、暗号化された情報の受信者を検証する方法を提供することができる。例えば、送信機ステーションは、本明細書で説明する光学システムランダマイザを含むことができる。その送信機ステーションは、乱数を発生させることができ、その後、例えば、有線電気接続を介して、またはネットワークがセキュリティ保護されているか、保護されていないか、または部分的に保護されているかにかかわらず、ネットワークを介した無線接続を介して、その乱数を受信機ステーションに送信することができる。乱数は、乱数を発生させるために使用された当初のランダム化エネルギー内に埋め込まれた周期定常信号から決定された二次データとともに送信されてもよい。その二次データは、乱数のどの部分がその二次データを含むかを第三者が検出できないように、乱数内に埋め込むことができる。しかしながら、その二次データを有する検証された受信者、例えば、ランダム化プロセスの間に偏光軸を変調するために使用される波形を知っている受信者は、確認のために乱数内の二次データを識別し、その数が有効な送信機ステーションからのものであることを確認することができる。すなわち、正弦波であるかどうかにかかわらず、電圧に適用される正確な重ね合わせ(または摂動)波形は、送信装置または受信装置へのソースから別個に伝達されてもよい。あるいは、他の例では、受信装置は、重ね合わされた波形を格納し、その波形を使用して受信信号を解読することができる。重ね合わされた正弦波信号は、受信者に何らかの脅威を警告するために、またはその分野における機器の迅速なチェックを行って、それらのランダム化プロセスを評価するために、さらに使用されてもよい。
【0036】
図9は、Fabry−Perot構成の別の光学システム400を示す。入力ビーム(ビーム源からのもの図示せず=)は、部分的に反射性であり、第2の部分反射ミラー406とともにキャビティ404を形成する第1の集束ミラー402に入射する。したがって、入力ビームは、孔を通るのではなく、ミラーの部分反射率を介してキャビティ404に導入される。発生したランダム化されたエネルギーとそれがどのように出力されるかについても同じことが言える。図示の例では、ミラー402の反射率は、ミラー406の反射率よりも実質的に高くてもよい。偏光子板408は、複屈折性サンプル410の反対側に示されている。ランダム化エネルギー出力は、ランダム化処理装置416に結合された光検出器412に供給される。
【0037】
本発明者らは、光学システムを通るビームの各トラバーサルで発生するようになされた
複屈折分割により光ビーム(例えば、レーザビームまたは他の任意の源)の光エネルギーを再分配するために使用される光学複屈折に基づくランダム化発生器を示した。各パスで分割を保証するために、キャビティ内に載置された光学素子を使用してビーム偏光が回転される。限定はされないが、液晶(LC)などの回転子を使用して、動作に必要な「混合量子」状態を維持することができる。この分割は、入射ビーム源に関連する光子数の統計的限界に達すると、ビームエネルギーのランダム化を誘導する。一例では、1Wの入力ビームが使用される場合、利用可能な光子は約6×10
18であり、複屈折材料の約63回のトラバーサル後にエネルギーを合計2
63(〜6×10
+18)回分割し、キャビティ内に残留し連続的に混合状態に回転する光子は、出力エネルギー分布が入力ビームの元の予測可能でコヒーレントな特性を保持しないように、ランダム横断運動量(すなわち、ランダムウォーキング)を獲得し始める。このランダム化閾値に達するために必要なトラバーサルの数は、E
beam〜2
(トラバーサルの数)によって決定される。
【0038】
したがって、本発明の技術は、i)擬似ランダム、数学アルゴリズムに依存しない真のランダム性を提供する生成されたシーケンスと、ii)光検出器上に読出し可能なランダム化の並列ビットストリーム(並列演算にとって重要な)と、iii)多くの産業目的で必要とされる非常に高速なビット生成(検出器からの読み出し時間によって主に制限される)と、iv)ビーム源の偏光の回転を変更して、他の種類の乱数発生器では利用できない変調信号または周期定常機能を提供する能力と、を生成することができる。
【0039】
他の実施例では、
図10に示すように、単一パスランダム化システムを作成するために、キャビティ構成を多層複屈折構造体と置き換える。システム500において、複屈折構造体502は、複数の当接層から形成され、各後続層は、前の入射層とミスアライメントされた複屈折軸を有する。このような構成では、ビームは各表面を同様に分割し、次の層に対するさらなる分割が生じるように次の層に対して回転状態が続き、最終的に分岐が構造体からのランダム化エネルギーを生成する。ランダムウォーキングにつながる分岐を生成する積層システム500に対して、構造体502の積層は、層に埋め込まれた大規模な液晶または他の制御された偏光子をさらに含むことができる。
【0040】
本明細書を通して、複数の事例が単一の事例として説明した構成要素、動作、または構造を実装することができる。1つ以上の方法が、別個の動作として示され、記載されている個々の動作が、個々の動作の一つ以上を同時に行ってもよく、動作が図示の順序で実行される必要はない。例示的構成において別個の構成要素として提示された構造と機能が組み合わされた構造または構成要素として実装することができる。同様に、単一の構成要素として提示された構造と機能は、別個の構成要素として実装することができる。これら及び他の変形、修正、追加、及び改良は重要で、本明細書主題の範囲内に含まれる。
【0041】
さらに、特定の実施形態は、ロジックまたは多数のルーチン、サブルーチン、アプリケーション、または命令を含むように本明細書に記載されている。これらは、ソフトウェア(例えば、機械可読媒体または送信信号に具現化されたコード)またはハードウェアのいずれかを構成することができる。ハードウェアでは、ルーチン、など、特定の動作を実行することができる有形のユニットであり、特定の方法で構成または配置することができる。例示的な実施形態では、1つ以上のコンピュータシステム(例えば、スタンドアロン、クライアントまたはサーバコンピュータシステム)、またはコンピュータシステムの1つ以上のハードウェアモジュール(例えば、プロセッサまたはプロセッサ群)は、例えばソフトウェア(例えば、アプリケーションまたはアプリケーションの部分)によって本明細書に記載されるように特定の操作を実行するように動作するハードウェアモジュールとして構成されていてもよい。
【0042】
様々な実施形態では、ハードウェアモジュールは、機械的または電子的に実行されても
よい。例えば、特定の動作を実行するために、ハードウェアモジュールが永久的に設定されている専用回路またはロジック(例えば、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向け集積回路(ASIC)などの専用プロセッサのような)を含んでいてもよい。ハードウェアモジュールは、一時的に特定の動作を実行するためのソフトウェアで構成されているプログラマブルロジックまたは回路(例えば、汎用プロセッサまたは他のプログラマブルプロセッサ内に包含される)を含んでもよい。機械的に、専用及び恒久的に構成された回路において、または一時的に構成された回路(例えば、ソフトウェアによって構成された)において、ハードウェアモジュールを実装する決定は、コスト及び時間を考慮することによって駆動され得ることが理解されよう。
【0043】
したがって、「ハードウェアモジュール」という用語は、または特定の方法で動作するためにまたは本明細書に記載された特定の動作を実行するために物理的に構築され、永続的に構成され(例えばハードワイヤード)一時的に構成される(例えばプログラムされる)実体である、有形の実体を包含するように解釈するべきである。ハードウェアモジュールが一時的に構成されている(例えば、プログラムされている)実施形態を考慮すると、各ハードウェアモジュールは、ある時点のいずれか事例で構成またはインスタンス化される必要はない。例えば、ハードウェアモジュールがソフトウェアを使用して構成された汎用プロセッサを備える場合、汎用プロセッサは異なる時間に異なるハードウェアモジュールとして構成されてもよい。したがって、ソフトウェアは、例えば、特定のハードウェアモジュールをある時点で構成し、異なる時点で異なるハードウェアモジュールを構成するように、プロセッサを構成することができる。
【0044】
ハードウェアモジュールは、他のハードウェアモジュールに情報を提供し、他のハードウェアモジュールから情報を受信することができる。したがって、記載されたハードウェアモジュールは、通信可能に結合されているとみなされてもよい。このようなハードウェアモジュールの複数が同時に存在する場合、ハードウェアモジュールを接続する信号伝送(例えば、適切な回路及びバスを介して)によって通信を達成することができる。複数のハードウェアモジュールが異なる時間に構成またはインスタンス化される実施形態において、そのようなハードウェアモジュール間の通信は、例えば、複数のハードウェアモジュールがアクセスするメモリ構造内の情報の格納及び検索によって達成され得る。例えば、1つのハードウェアモジュールは、動作を実行し、その動作の出力を、通信可能に結合されたメモリ装置に格納することができる。さらなるハードウェアモジュールは、後で、格納装置にアクセスして格納された出力を取り出して処理することができる。ハードウェアモジュールはまた、入力装置または出力装置との通信を開始し、リソース(例えば、情報の集合)上で動作することもできる。
【0045】
本明細書で説明される例示的方法の様々な動作は、関連する動作を実行するように一時的に(例えば、ソフトウェアによって)構成されるか、または永続的に構成される1つ以上のプロセッサによって少なくとも部分的に実行され得る。一時的または永続的に構成されようと、そのようなプロセッサは、1つ以上の動作または機能を実行するように動作するプロセッサ実装モジュールを構成することができる。本明細書で言及されるモジュールは、いくつかの実施形態の例では、プロセッサ実装モジュールを備えることができる。
【0046】
同様に、本明細書で説明される方法またはルーチンは、少なくとも部分的にプロセッサ実装型であってもよい。例えば、方法の動作の少なくとも一部は、1つ以上のプロセッサまたはプロセッサ実装ハードウェアモジュールによって実行されてもよい。特定の動作の性能は、単一の機械内に存在するだけでなく、複数の機械にまたがって展開される、1つ以上のプロセッサに分散されてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、1つ以上のプロセッサは、単一の場所(例えば、家庭環境、オフィス環境内、またはサーバファーム)に位置することができ、他の実施形態では、プロセッサは、多数の場所にわたって分配さ
れてもよい。
【0047】
特定の動作の性能は、単一の機械内に存在するだけでなく、複数の機械にまたがって展開される、1つ以上のプロセッサに分散されてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、1つ以上のプロセッサまたはプロセッサ実装モジュールは、単一の地理的場所(例えば、家庭環境、オフィス環境、またはサーバファーム内)に配置されてもよい。他の例示的な実施形態では、1つ以上のプロセッサまたはプロセッサ実装モジュールは、いくつかの地理的場所に分散されてもよい。
【0048】
特に明記しない限り、「処理する」、「演算する」、「計算する」、「決定する」、「提示する」、「表示する」などの単語を使用する本明細書の議論は、1つ以上のメモリ(例えば、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、またはその組み合わせ)内の物理的(例えば、電子的、磁気的、もしくは光学的)量として表されるデータ、レジスタ、または情報を受信、格納、送信、または表示する他の機械構成要素を操作または変換する機械(例えばコンピュータ)の動作またはプロセスを参照することができる。
【0049】
本明細書で使用される場合、「一実施形態」または「実施形態」のいずれかの言及は、実施形態に関連して説明された特定の要素、特徴、構造または特性が少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。本明細書の様々な場所における「一実施形態では」という語句の出現は、必ずしもすべてが同じ実施形態を参照しているとは限らない。
【0050】
いくつかの実施形態は、それらの派生語とともに「結合される(coupled)」及び「接続される(connected)」という表現を使用して説明されてもよい。例えば、いくつかの実施形態は、2つ以上の要素が物理的または電気的に直接的に接触していることを示すために「結合された」という用語を使用して説明することができる。しかしながら、「結合された」という用語は、2つ以上の要素が互いに直接接触しておらず、依然として互いに協働しまたは相互作用していることを意味してもよい。実施形態はこの文脈に限定されない。
【0051】
本明細書で使用される場合、用語「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、「含む(includes)」、「含んでいる(including)」、「有する(has)」、「有している(having)」またはそれらの他の変形は、非排他的な含有を包含することを意図する。例えば、要素のリストを含むプロセス、方法、物品、または器具は、必ずしもそれらの要素に限定されるものではなく、明示的に列挙されていないか、またはそのようなプロセス、方法、物品または器具に固有の他の要素を含むことができる。さらに、反対のことが明示的に述べられていない限り、「または」は包括的でありまたは、及び排他的ではなくまたは、を指す。例えば、条件AまたはBは、次の任意の一つを満足し、Aが真(または存在)、Bが偽(または存在しない)、Aが偽(または存在しない)、Bが真(または存在)、及びAとBの両方が真である(または存在する)。
【0052】
さらに、「1つの(a)」または「1つの(an)」の使用は、本明細書の実施形態の要素及び構成要素を説明するために用いられる。これは、単に便宜上のためであり、説明の一般的な意味を与えるためである。この説明及び以下の特許請求の範囲は、1つまたは少なくとも1つを含むように読むべきであり、単数は、それが他の意味であることが明らかでない限り、複数を含む。
【0053】
この詳細な説明は、すべての可能な実施形態を説明することは不可能ではないにしても実用的ではないため、単なる一例として解釈されるべきであり、すべての可能な実施形態を説明するものではない。現在の技術または本出願の出願日後に開発された技術のいずれ
かを使用して、多数の代替実施形態を実装することができる。