【実施例】
【0014】
図1および
図2に示すように、実施例に係る折り畳み椅子20は、浴室10の壁12に固定される一対の支持体22,22と、一対の支持体22,22の間に配置された座板(回転体)24とを備えている。折り畳み椅子20は、座板24に設けられた支持軸26が、支持体22に設けられた軸受28で支持されて、支持体22に対して座板24が回転可能に構成されている(
図3および
図4参照)。折り畳み椅子20は、支持軸26を下側にして壁12に沿わせて起立させた起立姿勢(第1姿勢、
図7(a))と、起立姿勢から下方(手前)に倒して、座面を水平にした使用姿勢(第2姿勢、
図8(b))との間で、座板24を姿勢変位できるようになっている。そして、折り畳み椅子20は、起立姿勢から使用姿勢へ向かう座板24の姿勢変位を制御するスローダウン機構を備えている。
【0015】
図2に示すように、折り畳み椅子20は、浴室10において浴槽14とカウンター16との間に配置され、座板24を起立姿勢に収納することで、浴槽14とカウンター16との間にスペースを設けることができる。また、折り畳み椅子20は、座板24を使用姿勢に引き出すことで、浴槽14とカウンター16との間を塞いで、使用者が座板24に座った状態から横にずれることで浴槽14に入ることができるように補助する。なお、支持軸26と軸受28による座板24の支持構造は、左右対称な構成であるので、片方のみ説明する。同様に、左右の支持構造に対応して左右のそれぞれ設けられるスローダウン機構は、左右対称な構成であるので、片方のみ説明する。
【0016】
図5および
図6に示すように、支持体22は、後部が壁12に固定されて、座板24にかかる荷重を主に受ける支持本体32と、該支持本体32に取り付けられ、支持体22における座板24の側面に相対する面をなす支持カバー34とから構成されている。支持本体32は、例えばアルミ合金などの剛性を有する材料で、座板24側が開口する箱状に形成されている。また、支持本体22の前部には、孔形状の軸受28が、上側に偏った位置に設けられている。支持カバー34は、例えばポリアセタール(POM)などの樹脂で形成され、箱形に形成された支持本体32の開口を塞ぐように、支持本体32に取り付けられる。
【0017】
図3および
図4に示すように、支持軸26は、座板24の側面から左右方向に突出するように設けられている。支持軸26の周面には、全周に亘って凹溝26aが形成されており、実施例では、丸棒状のステンレス等の金属材料からなる支持軸26の軸方向に離れて、複数条(実施例では3条)の凹溝26aが設けられている。そして、凹溝26aのそれぞれには、ゴム等の弾性体であるOリング36が嵌め合わされている。支持軸26は、軸受28に嵌め合わせることで、支持軸26よりも外径が大きいOリング36が、軸受28の内面に弾力的に当接するようになっている。このように、支持軸26と軸受28との支持構造は、Oリング36と軸受28の内面との摺接負荷によって、座板24の姿勢変位に抵抗を与えるように構成されている。なお、支持軸26と軸受28との支持構造は、起立姿勢から倒伏姿勢へ姿勢変位させた際に、座板24の自重により姿勢変位を継続する程度の抵抗に設定されている。
【0018】
図7〜
図9に示すように、実施例に係るスローダウン機構は、座板24(支持体または回転体の一方)の側面に設けられ、支持体22(支持体または回転体の他方)へ向けて支持軸26の軸方向に突出する係合部38と、支持体22に設けられ、係合部38と引っ掛かることで、座板24の姿勢変位を制御する制御機構部40とを備えている。係合部38は、例えばステンレス等の金属を材料とする丸棒状に形成されて、座板24の側面において支持軸26よりも起立姿勢で下側(倒伏姿勢で後側、以下、支持側という)に位置するように、支持軸26と並べて配置されている。実施例の係合部38は、支持軸26よりも小径で、支持軸26よりも座板24の側面から突出寸法が短く設定されている。
【0019】
図7〜
図9に示すように、制御機構部40は、支持体22に設けられ、座板24の起立姿勢から倒伏姿勢への姿勢変位に伴う係合部38の移動経路に沿って形成された受部42と、この受部42に設けられ、座板24の起立姿勢から倒伏姿勢への姿勢変位に伴う係合部38の移動経路上に重なるように突出して、該係合部38と当接可能な規制部44,46とを備えている。また、支持体22は、受部42における規制部44,46の突出方向と反対側に空間があくように設けられて、係合部38と規制部44,46との当接に伴う受部42の弾性変形を許容する空間部48を備えている。制御機構部40は、支持体22の支持カバー34に設けられている。
【0020】
図5に示すように、支持カバー34には、軸受28の下側から後側にかけて開口し、支持軸26を軸受28に挿入した際に、係合部38を受け入れ可能な係合開口50が形成されて、この係合開口50の長辺の一部を画成するように受部42が設けられている。係合開口50は、座板24の起立姿勢と倒伏姿勢との間の姿勢変位に伴う係合部38の移動を許容するように、座板24の姿勢変位角度以上に亘って延在している。折り畳み椅子20は、座板24の起立姿勢で係合部38が係合開口50の下側の開口縁に当たって、座板24の起立姿勢を越えた姿勢変位が規制される。なお、折り畳み椅子20は、支持軸26を通る鉛直線から倒伏姿勢から離れる方向へわずかに倒した状態で起立姿勢となり、座板24が自重により倒伏姿勢に向けて倒れないようになっている(
図7(a)参照)。また、座板24の倒伏姿勢においては、係合部38が係合開口50の上側に当たらない。倒伏姿勢にでは、座板24の支持側の上面に設けられた当接部52が、支持本体32の上部に設けられた当接受部54に当たって、支持カバー34ではなく、支持本体32によって座板24からかかる荷重を受けるようになっている(
図8(b)参照)。
【0021】
図5に示すように、受部42は、係合開口50における軸受28よりも遠い側の長辺を画成し、軸受28を中心とする円弧状に延在している。受部42は、係合部38と摺接するように、係合部38の移動経路に対してクリアランスがゼロで配置されている。受部42は、座板24の姿勢変位に伴って移動する係合部38の移動を妨げないようになっている。
【0022】
図5に示すように、規制部44,46は、受部42から係合開口50の内側(軸受28側)へ向けて突出するように形成されている。規制部44,46は、円弧状の突出端側が先細りになる突起形状であって、係合部38の移動経路と少なくとも一部が重なっている。規制部44,46は、係合部38の半径を越えて当該係合部38の移動経路と重ならない小さな突出寸法で形成されており、規制部44,46と係合部38の移動経路との重なり量を調節することで、係合部38の姿勢変位に係る抵抗を制御可能である。受部42は、座板24に臨む支持カバー34の表面から裏側へ延出しており、この受部42の左右に亘って規制部44,46が設けられている(
図6参照)。
【0023】
図5に示すように、受部42には、座板24の起立姿勢から倒伏姿勢への姿勢変位に伴う係合部38の移動方向に離れて、複数の規制部44,46が設けられ、実施例では、規制部44,46が2箇所に設けられている。すなわち、スローダウン機構は、座板24の姿勢変位に際して、2つの角度で座板24に抵抗を与えるように構成されている。実施例では、壁12の垂直方向を0°とした際に、起立姿勢と倒伏姿勢との間において座板24が壁12に対して45°になった第1規制姿勢で、係合部38と第1規制部44とが当たる。また、壁12の垂直方向を0°とした際に、座板24が壁12に対して65°(水平面に対して25°)になった第2規制姿勢で、係合部38と、第1規制部44よりも上側に配置された第2規制部46とが当たるように設定されている。このように、スローダウン機構は、起立姿勢から倒伏姿勢に倒れる際に、座板24のモーメントが最も作用する角度で第1規制部44と係合部38との当接により抵抗を与え、倒伏姿勢になる直前で第2規制部46と係合部38との当接により抵抗を与える2段階となっている。ここで、第1規制部44および第2規制部46の間隔と、係合部38の外径寸法とは、第1規制部44および第2規制部46の間に係合部38が位置した際に、第1規制部44および第2規制部46の間に係合部38が嵌まり込む関係になっている。
【0024】
図9に示すように、第2規制部46は、起立姿勢側で係合部38に当たる第1規制部44よりも、係合部38の移動経路との重なり量がわずかに大きくなるように突出している。すなわち、スローダウン機構は、起立姿勢側の第1規制部44と比べて係合部38の移動経路との重なり量が大きくなるように突出する倒伏姿勢側の第2規制部46を備えている。そして、第1規制部44を係合部38が乗り越えるときよりも、第2規制部46を係合部38が乗り越えるときの方が抵抗が大きくなるように構成されている。
【0025】
図9に示すように、各規制部44,46は、座板24の起立姿勢から倒伏姿勢への姿勢変位に伴って係合部38と当たる第1規制面44a,46aと、座板24の倒伏姿勢から起立姿勢への姿勢変位に伴って係合部38と当たる第2規制面44b,46bとについて、係合部38の移動方向に対する角度が異なっている。第1規制面44a,46aおよび第2規制面44b,46bは、係合部38の移動方向に対して鈍角で交差するように形成されて、座板24の姿勢変位に伴って係合部38が規制部44,46を乗り越えるように案内する。具体的には、第1規制面44a,46aが、第2規制面44b,46bよりも係合部38の移動方向に対して立てた角度で形成され、第1規制面44a,46aが第2規制面44b,46bよりもわずかに直角に近い角度で延在している。すなわち、スローダウン機構は、第1規制面44a,46aで案内されて規制部44,46を係合部38が乗り越えるときよりも、第2規制面44b,46bで案内されて規制部44,46を係合部が乗り越えるときの方が抵抗が小さくなるように構成されている。
【0026】
図5および
図6に示すように、空間部48は、支持カバー34を貫通するように形成された開口であり、係合開口50に臨む受部42に沿って軸受28を中心とする細長い円弧状に延在している。空間部48は、受部42において規制部44,46が突出する側と反対側に空間をあけるように配置されて、受部42を板ばねのように弾性変位可能にしている。空間部48は、受部42における規制部44,46の後側位置に対応して、少なくとも設けられる。実施例の空間部48は、受部42における規制部44,46の後側位置だけでなく、当該位置から係合部38の移動方向に広く延在して、受部42のほぼ全域に亘って対応するように形成されている。
【0027】
図5に示すように、空間部48には、規制部44,46の後側位置に対応して、弾力性を有する弾性部材56が配置されている。実施例の弾性部材56は、耐水性に優れ、タイプAデュロメータ硬さ90のニトリルゴム(NBR)からなる丸柱状の棒状体であり、支持カバー34における規制部44,46の後側に空間部48を挟んで対向配置された保持片58,58の間に挟まれて設置されている(
図6参照)。なお、空間部48には、各保持片58に対応して支持カバー34の表側に位置決め片60(
図9参照)が突出して形成され、位置決め片60によって一対の保持片58,58で挟んだ弾性部材56の表側への移動を規制して位置決めしている。弾性部材56は、係合部38と規制部44,46との当接に伴う受部42の弾性変形方向に対向する空間部48の開口縁間に挟まれて、当該開口縁間を埋めている。また、第1規制部44に対応する弾性部材56と第2規制部46に対応する弾性部材56との間は、隙間があいている。空間部48は、弾性部材56の両側が該弾性部材56で塞がれずにあいている。なお、弾性部材56は、得るべき抵抗との関係で調整されるが、JIS K6253に準拠して測定されるタイプAデュロメータ硬さで、A80〜A90のものを用いることが望ましい。A80より小さい場合、硬さが不足し、十分な抵抗が得られなくなるおそれがある。また、耐水性に優れるものが望ましく、ニトリルゴム以外にも水素化ニトリルゴムやエチレンプロピレンゴム、スチレンブタジエンゴム、フッ素ゴム等が挙げられる。
【0028】
〔実施例の作用〕
次に、実施例の作用について説明する。起立姿勢(
図7(a))にある座板24を手前側に引くと、自重により座板24が倒伏姿勢に向けて姿勢変位する。この際に、Oリング36と軸受28との摺動により座板24の姿勢変位スピードがある程度抑えられている。座板24が45°の第1規制姿勢に至ると、係合部38と第1規制部44の第1規制面44aとが当接し(
図7(b))、これにより座板24が停止または姿勢変位スピードが抑えられる。また、座板24が45°の第1規制姿勢を越えて25°の第2規制姿勢に至ると、係合部38と第2規制部46の第1規制面46aとが当接し(
図8(a))、これにより座板24が停止または更に姿勢変位スピードが抑えられる。そして、座板24が第2規制姿勢を越えて倒伏姿勢に至ると、座板24の当接部52と支持体22の当接受部54との当接によって倒伏姿勢で座板24が保持される(
図8(b))。このように、折り畳み椅子20は、スローダウン機構によって、起立姿勢から倒伏姿勢へ向かう姿勢変位が多段的に停止またはゆっくりになるように制御されているので、安全である。特に、第1規制部44および/または第2規制部46において係合部38との当接により座板24を停止させるように構成することで、使用者が意図せず起立姿勢から座板24が倒れても、浴槽14やカウンター16と座板24との間で、指や腕や脚などの身体を挟むといった問題が起こらない。このように、前記スローダウン機構によれば、座板24の姿勢変位を適切に制御できる。
【0029】
前記スローダウン機構は、座板24の姿勢変位に際して係合部38が規制部44,46に当接することで、座板24の姿勢変位に抵抗を与えることができる。この際に、規制部44,46が形成された受部42に沿って設けられた空間部48の存在によって、係合部38と規制部44,46との当接に伴い受部42の弾性変形が許容されるので、規制部44,46によって係合部38を弾力的に受け止めることができる。また、係合部38が規制部44,46を乗り越える際に、空間部48の存在によって、規制部44,46が設けられた受部42の弾性変形が許容されるので、係合部38が規制部44,46を乗り越えるときの座板24の操作負荷を抑えることができる。そして、空間部48の存在により受部42を弾性変形し易くできるので、受部42の破損を防止できると共に、係合部38と規制部44,46との当接に伴う衝撃を、受部42の弾性変位により分散し得るので、係合部38や規制部44,46の破損を防止することができる。
【0030】
前記スローダウン機構は、受部42の弾性変形を利用する構成であるので、オイルダンパーのように液漏れの心配もなく、浴室10のような寒暖の差が激しい環境であっても、機能に影響がなく、使用することができる。また、スローダウン機構は、支持体22における支持カバー34に制御機構部40を設けてあるので、コイルばねや板ばねなどを別途組み込む構成のように大型化することを回避でき、小型化することができる。更に、規制部44,46および受部42を樹脂で構成することができ、湿気が多い浴室10などの環境であっても、制御機構部40の腐食を回避できる。
【0031】
前記スローダウン機構は、係合部38との当接により規制部44,46から受部42にかかる力を、規制部44,46に対応して空間部48に配置された弾性部材56で弾力的に受けるので、座板24を適切に受け止めることができると共に、係合部38や規制部44,46や受部42をより破損し難くすることができる。特に、弾性部材56として受部42よりも弾性率が高いものを用いることで、樹脂製の受部42の撓み易さを補償して、係合部38と規制部44,46とが当接した際に適切な抵抗を与えることができる。これにより、係合部38の相対的な移動に、適度な抵抗を与えることができる。また、弾性部材56は、受部42の弾性変形方向に空間部48の開口縁に挟まれているが、当該弾性変形方向と交差する方向に隙間があいているので、係合部38と規制部44,46とが当接して力がかかった際に空間部48を用いて変形が許容される。従って、受部42の適切な弾性変形を発現し得る。
【0032】
前記スローダウン機構は、規制部44,46が係合部38の移動方向に離れて受部42に複数設けられているので、座板24の起立姿勢から倒伏姿勢への姿勢変位に際して、抵抗を複数回与えることができるので、座板24の姿勢変位をより好適に制御することができる。また、座板24が倒伏姿勢側に位置することでより自重がかかるようになっても、倒伏姿勢側の第2規制部46が、起立姿勢側の第1規制部44よりも係合部38の移動経路との重なり量を大きくしあるので、自重分を見込んで座板24に対して抵抗を適切に与えることができる。従って、座板24が手前側に展開してきてもスローダウン機構によって適切に制御されるので、安全性を高くし得る。
【0033】
前記スローダウン機構は、起立姿勢から倒伏姿勢からの姿勢変位に伴う係合部38が当たる規制部44,46の第1規制面44a,46aが比較的立てた角度で設定されているので、係合部38を第1規制面44a,46aで受け止めることができる。これにより、起立姿勢から倒伏姿勢へ下降する座板24を、倒伏姿勢に至る前に適切に制御することができる。また、倒伏姿勢から起立姿勢からの姿勢変位に伴う係合部38が当たる規制部44,46の第2規制面44b,46bが比較的寝かした角度で設定されているので、係合部38が規制部44,46を乗り越え易い。これにより、倒伏姿勢から起立姿勢へ持ち上げて戻す際に、座板24にかかる負荷を軽減することができる。
【0034】
実施例の浴室10によれば、前述したスローダウン機構によって座板24の姿勢変位が適切に制御される折り畳み椅子20を備えているので、使い勝手がよく、折り畳み椅子の姿勢変位に際する安全性が高い。
【0035】
(変更例)
前述した構成に限定されず、例えば以下のようにも変更することができる。
(1)実施例では、浴室に設置される折り畳み椅子にスローダウン機構を適用したが、これに限らず、玄関や階段などの建物や、屋外のベンチなどに適用してもよい。また、折り畳み椅子に限らず、支持体に対して軸支された回転体を有する様々なものに適用可能である。
(2)実施例では、支持軸を座板(回転体)に設け、軸受を支持体に設けたが、これに限らず、軸受を座板(回転体)に設け、支持軸を支持体に設けてよい。
(3)実施例では、係合部を座板(回転体)に設け、制御機構部を支持体に設けたが、これに限らず、制御機構部を座板(回転体)に設け、係合部を支持体に設けてよい。また、支持軸と係合部とを同じものに設ける構成に限らない。
(4)実施例は、一対の支持体によって座板(回転体)の両側を支持する構成であるが、これに限らず、1つの支持体によって座板(回転体)を片持ち支持する構成であってもよい。
(5)実施例では、一対の支持体のそれぞれに対応してスローダウン機構を設けたが、これに限らず、一方の支持体だけに対応してスローダウン機構を設ける構成であってもよい。
(6)実施例では、弾性部材としてゴムを例示したが、これに限らず、発泡体やエラストマーやその他の弾力性を有するものを使用することができる。また、弾性部材は、中実なものに限らず、円筒形などのパイプ形状であってもよい。
(7)実施例では、受部に規制部を2つ設けたが、これに限らず、1つまたは3つ以上であってもよい。また、規制部の位置は、座板(回転体)の45°または25°に対応する配置に限らず、その他の角度であってもよい。
(8)浴室は、実施例で説明した折り畳み椅子の設置位置に限らず、浴槽やカウンターや扉などの配置に応じて、折り畳み椅子を適宜の位置に配置可能である。