(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
光透過性材料によって指針延在方向に沿って延在し前記指針延在方向の一方側の端部である後端部から遠ざかるにしたがって細く形成された第1光透過体、及び、光透過性材料によって前記指針延在方向に沿って延在し前記指針延在方向と交差する指針幅方向に沿って板状に形成され前記第1光透過体側の接続面が当該第1光透過体に接続され前記接続面とは反対側の視認面側から前記第1光透過体の露出部分を覆う第2光透過体、を有する指針発光体を備え、
前記指針発光体は、前記指針幅方向に沿った断面視にて前記第1光透過体及び前記第2光透過体がT字状に形成されており、
前記第1光透過体は、
前記後端部に設けられ入射した入射光を反射する第1反射面と、
前記入射光の光軸方向である指針光軸方向において前記第2光透過体とは反対側の端部に設けられ、前記第1反射面により反射された前記入射光を前記指針光軸方向に沿って前記第2光透過体側に反射する第2反射面と、
前記指針光軸方向において前記第2光透過体側の端部に設けられ、前記第2光透過体の前記接続面の前記指針幅方向の中央に接続され、前記第2反射面により反射された前記入射光を前記指針光軸方向に沿って前記第2光透過体側に出射する出射面と、を有し、
前記第2光透過体は、前記視認面が前記指針幅方向に沿って平面状に形成され且つ当該視認面の前記指針幅方向の角が面取りされた形状であることを特徴とする車両表示装置用指針。
前記第2光透過体は、前記視認面に設けられ入射する入射光の一部を反射すると共に当該入射光の残りを透過する反射部材を有する請求項1に記載の車両表示装置用指針。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載の自発光指針は、斬新な態様で指針延在部を発光させることが望まれている。
【0005】
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、斬新な態様で発光することができる車両表示装置用指針、及び、車両表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両表示装置用指針は、光透過性材料によって指針延在方向に沿って延在し前記指針延在方向の一方側の端部である後端部から遠ざかるにしたがって細く形成された第1光透過体、及び、光透過性材料によって前記指針延在方向に沿って延在し前記指針延在方向と交差する指針幅方向に沿って板状に形成され前記第1光透過体側の接続面が当該第1光透過体に接続され前記接続面とは反対側の視認面側から前記第1光透過体の露出部分を覆う第2光透過体、を有する指針発光体を備え、
前記指針発光体は、前記指針幅方向に沿った断面視にて前記第1光透過体及び前記第2光透過体がT字状に形成されており、前記第1光透過体は、前記後端部に設けられ入射した入射光を反射する第1反射面と、前記入射光の光軸方向である指針光軸方向において前記第2光透過体とは反対側の端部に設けられ、前記第1反射面により反射された前記入射光を前記指針光軸方向に沿って前記第2光透過体側に反射する第2反射面と、前記指針光軸方向において前記第2光透過体側の端部に設けられ、前記第2光透過体の前記接続面
の前記指針幅方向の中央に接続され、前記第2反射面により反射された前記入射光を前記指針光軸方向に沿って前記第2光透過体側に出射する出射面と、を有
し、前記第2光透過体は、前記視認面が前記指針幅方向に沿って平面状に形成され且つ当該視認面の前記指針幅方向の角が面取りされた形成された形状であることを特徴とする。
【0007】
また、上記車両表示装置用指針において、前記第2光透過体は、前記視認面に設けられ入射する入射光の一部を反射すると共に当該入射光の残りを透過する反射部材を有することが好ましい。
【0008】
また、上記車両表示装置用指針において、前記第2反射面は、凹凸形状に形成された拡散層を有することが好ましい。
【0009】
また、本発明に係る車両表示装置は、光を照射する光源と、回転駆動可能な回転軸を有する駆動部と、前記光源、及び、前記駆動部を収容する筐体と、前記回転軸に接続され回転駆動される指針とを備え、前記指針は、光透過性材料によって指針延在方向に沿って延在し前記指針延在方向の一方側の端部である後端部から遠ざかるにしたがって細く形成された第1光透過体、及び、光透過性材料によって前記指針延在方向に沿って延在し前記指針延在方向と交差する指針幅方向に沿って板状に形成され前記第1光透過体側の接続面が当該第1光透過体に接続され前記接続面とは反対側の視認面側から前記第1光透過体の露出部分を覆う第2光透過体、を有する指針発光体を備え、
前記指針発光体は、前記指針幅方向に沿った断面視にて前記第1光透過体及び前記第2光透過体がT字状に形成されており、前記第1光透過体は、前記後端部に設けられ前記光源から入射した入射光を反射する第1反射面と、前記入射光の光軸方向である指針光軸方向において前記第2光透過体とは反対側の端部に設けられ、前記第1反射面により反射された前記入射光を前記指針光軸方向に沿って前記第2光透過体側に反射する第2反射面と、前記指針光軸方向において前記第2光透過体側の端部に設けられ、前記第2光透過体の前記接続面
の前記指針幅方向の中央に接続され、前記第2反射面により反射された前記入射光を前記指針光軸方向に沿って前記第2光透過体側に出射する出射面と、を有
し、前記第2光透過体は、前記視認面が前記指針幅方向に沿って平面状に形成され且つ当該視認面の前記指針幅方向の角が面取りされた形成された形状であることを特徴とする。
また、本発明に係る車両表示装置用指針は、光透過性材料によって指針延在方向に沿って延在し前記指針延在方向の一方側の端部である後端部から遠ざかるにしたがって細く形成された第1光透過体、及び、光透過性材料によって前記指針延在方向に沿って延在し前記指針延在方向と交差する指針幅方向に沿って板状に形成され前記第1光透過体側の接続面が当該第1光透過体に接続され前記接続面とは反対側の視認面側から前記第1光透過体の露出部分を覆う第2光透過体、を有する指針発光体を備え、前記指針発光体は、前記指針幅方向に沿った断面視にて前記第1光透過体及び前記第2光透過体がT字状に形成されており、前記第1光透過体は、前記後端部に設けられ入射した入射光を反射する第1反射面と、前記入射光の光軸方向である指針光軸方向において前記第2光透過体とは反対側の端部に設けられ、前記第1反射面により反射された前記入射光を前記指針光軸方向に沿って前記第2光透過体側に反射する第2反射面と、前記指針光軸方向において前記第2光透過体側の端部に設けられ、前記第2光透過体の前記接続面の前記指針幅方向の中央に接続され、前記第2反射面により反射された前記入射光を前記指針光軸方向に沿って前記第2光透過体側に出射する出射面と、を有し、前記第2光透過体は、前記視認面が前記指針幅方向に沿って弧状に形成され且つ目視位置側に突出された形状であることを特徴とする。
また、車両表示装置は、光を照射する光源と、回転駆動可能な回転軸を有する駆動部と、前記光源、及び、前記駆動部を収容する筐体と、前記回転軸に接続され回転駆動される指針とを備え、前記指針は、光透過性材料によって指針延在方向に沿って延在し前記指針延在方向の一方側の端部である後端部から遠ざかるにしたがって細く形成された第1光透過体、及び、光透過性材料によって前記指針延在方向に沿って延在し前記指針延在方向と交差する指針幅方向に沿って板状に形成され前記第1光透過体側の接続面が当該第1光透過体に接続され前記接続面とは反対側の視認面側から前記第1光透過体の露出部分を覆う第2光透過体、を有する指針発光体を備え、前記指針発光体は、前記指針幅方向に沿った断面視にて前記第1光透過体及び前記第2光透過体がT字状に形成されており、前記第1光透過体は、前記後端部に設けられ前記光源から入射した入射光を反射する第1反射面と、前記入射光の光軸方向である指針光軸方向において前記第2光透過体とは反対側の端部に設けられ、前記第1反射面により反射された前記入射光を前記指針光軸方向に沿って前記第2光透過体側に反射する第2反射面と、前記指針光軸方向において前記第2光透過体側の端部に設けられ、前記第2光透過体の前記接続面の前記指針幅方向の中央に接続され、前記第2反射面により反射された前記入射光を前記指針光軸方向に沿って前記第2光透過体側に出射する出射面と、を有し、前記第2光透過体は、前記視認面が前記指針幅方向に沿って弧状に形成され且つ目視位置側に突出された形状であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る車両表示装置用指針、及び、車両表示装置は、指針延在方向に沿って延在し後端部から遠ざかるにしたがって細く形成された第1光透過体、及び、指針延在方向に沿って延在し指針延在方向と交差する指針幅方向に沿って板状に形成され第1光透過体側の接続面が当該第1光透過体に接続され接続面とは反対側の視認面側から第1光透過体の露出部分を覆う第2光透過体、を有する指針発光体を備える。そして、第1光透過体は、入射光を反射する第1反射面と、第1反射面により反射された入射光を第2光透過体側に反射する第2反射面と、第2反射面により反射された入射光を第2光透過体側に出射する出射面とを有する。この構成により、車両表示装置用指針、及び、車両表示装置は、斬新な態様で発光することができる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【0013】
〔実施形態〕
本実施形態に係る車両表示装置用指針としての指針1は、
図1に示すように、車両に搭載される車両表示装置100に適用される。車両表示装置100は、いわゆる車載メータを構成するものであり、例えば、車両のダッシュボードに設けられたインストルメントパネルに搭載され、車両の運転に供される情報として当該車両に関する種々の情報を表示する。
【0014】
なお、
図1等に示す車両表示装置100の幅方向Xとは、典型的には、この車両表示装置100が適用される車両の車幅方向に相当する。車両表示装置100の奥行き方向Yとは、典型的には、この車両表示装置100が適用される車両の前後方向に相当する。また、車両表示装置100の前面側とは、奥行き方向Yにおいて車両の運転席と対面する側、つまり、目視位置EPが位置する側である。ここで、目視位置EPは、典型的には、車両表示装置100が適用される車両におけるいわゆるアイレンジ内に位置するものとして予め想定される。ここで、アイレンジとは、「自動車の運転者アイレンジ」であり、車両に応じて予め定まる運転者の視点が位置する領域に相当する。アイレンジは、典型的には、車両において運転者の目の位置の分布を統計的に表したものであり、例えば、運転者が運転席に座った状態で所定割合(例えば、95%)の運転者の目の位置が含まれる領域に相当する。一方、車両表示装置100の背面側とは、奥行き方向Yにおいて前面側とは反対側であり、典型的には、インストルメントパネルの内部に収容される側である。車両表示装置100の高さ方向Zとは、典型的には、この車両表示装置100が適用される車両の高さを示す方向に相当し、例えば、鉛直方向に沿った方向である。また、以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、車両表示装置100がインストルメントパネルに組み付けられた状態での方向を表す。
【0015】
具体的には、車両表示装置100は、車両に関する種々の情報を表示する表示部101と、樹脂材料等によって構成され表示部101等を収容する筐体102とを備える。表示部101は、車両表示装置100の各部を収容する筐体102内に配置されると共に各種情報の表示面が奥行き方向Yの前面側に露出する。筐体102は、例えば、奥行き方向Yの背面側に配置される背面カバー、背面カバーの奥行き方向Yの前面側に配置されるケース本体、ケース本体の奥行き方向Yの前面側に配置される見返し部材等を含んで構成され、これらによって区画される空間部内に表示部101が配置される。そして、筐体102は、見返し部材に形成される開口を介して各表示部101の表示面が奥行き方向Yの前面側に露出する。ここでは、表示部101は、一例として、車両に関する情報として、車速を表示する速度計101A、走行用動力源の出力回転数を表示する回転計101B等を含んで構成される。速度計101A、回転計101Bは、それぞれ文字板103、指針1等を含んで構成され、車両に関する種々の計測値を当該指針1によってアナログ式で表示するアナログ計器である。文字板103は、車両に関する情報として、例えば、速度、出力回転数等の計測値を表し指針1によって指し示される指標部やウォーニング表示用の図柄等が描かれている。文字板103は、例えば、透明生地のポリカーボネイト製シートであり、暗色系のインクによって、上記指標部やウォーニング表示用の図柄等に対応した形状が中抜きされた印刷が施される。表示部101は、光源部から照射される光が、文字板103において指標部やウォーニング表示用の図柄等が切り抜きされた部分を透過することで当該指標部やウォーニング表示用の図柄等が表示状態となる。指針1によって指し示される指標部は、この指針1の先端の回動軌跡に沿った円弧、当該円弧に沿って等間隔で付された複数の目盛、数字等を含んで構成される。指針1は、表示部101の一部を構成し、車両に関する情報を指し示す。指針1は、文字板103の奥行き方向Yの前面側に位置し、車両に関する種々の計測値(速度、出力回転数等)に応じて指標部の所定の位置を指し示す。各表示部101は、指針1によって現在の速度、出力回転数が指し示される。
【0016】
以下、
図2、
図3、
図4、
図5、
図6の各図を参照して上記のような車両表示装置100に適用される指針1の各構成について詳細に説明する。なお、以下で説明する指針1において、互いに交差する第1方向、第2方向、及び、第3方向のうち、第1方向を「指針延在方向X1」とし、第2方向を「指針光軸方向Y1」とし、第3方向を「指針幅方向Z1」とする。ここでは、指針延在方向X1と指針光軸方向Y1と指針幅方向Z1とは、相互に略直交する。典型的には、指針光軸方向Y1は、奥行き方向Yに沿った方向である。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、指針1の各部が互いに組み付けられた状態での方向を表す。また、速度計101Aの指針1と回転計101Bの指針1とは、略同様の構成であるのでここでは共通の説明とする。
【0017】
ここでまず、指針1を回転駆動させるための構成について説明する。指針1は、
図5に示すように、筐体102(
図1参照)内に配置される駆動部としてのモータ104によって回転駆動される。モータ104は、筐体102内に配置される配線板105の奥行き方向Yの前面側の実装面に実装される。モータ104は、指針1の駆動源であり、回転駆動可能である回転軸106を有する。回転軸106は、モータ104のロータ軸を構成するものである。また、車両表示装置100は、モータ104と配線板105との間の実装面に実装される光源107を備え、回転軸106は、指針光軸方向Y1(奥行き方向Y)に対して、当該光源107と対向する位置に設けられ、指針光軸方向Y1に沿って延在する。モータ104、光源107は、配線板105の実装面に実装されて筐体102(
図1参照)内に収容される。光源107は、奥行き方向Y(指針光軸方向Y1)の前面側に向けて光を照射するものである。つまりここでは、光源107による光の照射方向、言い換えれば、光源107の光軸方向は、指針光軸方向Y1に沿った方向である。光源107は、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子等によって構成されるがこれに限らない。そして、本実施形態の回転軸106は、光を透過する光透過性の樹脂材料によって形成され、奥行き方向Y(指針光軸方向Y1)に対して光源107と対向すると共にモータ104から奥行き方向Yに沿って柱状に延在するようにして奥行き方向Yの前面側に突設される。回転軸106は、光源107側とは反対側の端部、すなわち、奥行き方向Yの前面側の端部に指針1が接続される。回転軸106は、光源107から照射された光を指針1側に導く導光軸として機能する。すなわち、回転軸106は、光源107から照射された光が当該光源107側の端部に入射し、当該入射した光を奥行き方向Yの前面側の指針1側に導光し出射する。指針1は、文字板103の奥行き方向Yの前面側に位置し、回転軸106に接続されモータ104が駆動することで回転駆動されると共に光源107からの光によって発光する。
【0018】
より具体的には、本実施形態の指針1は、
図2、
図3、
図4、
図5、
図6に示すように、接続基部としての指針基部2と、指針発光体3と、指針遮光体としての指針キャップ4とを備え、上記のように回転軸106を介して導光された光によって指針発光体3の全体が発光する。
【0019】
具体的には、指針基部2は、
図3、
図5等に示すように、回転軸106と指針発光体3とを接続し、指針発光体3を回転軸106に一体回転可能に支持する接続支持部材である。指針基部2は、接続板21と、円筒軸部22とを有し、これらが光を遮光する遮光性の樹脂材料によって一体に形成される。
【0020】
接続板21は、円筒軸部22の指針光軸方向Y1の前面側に設けられ、指針発光体3を接続する部分である。接続板21は、略円形板状に形成され、開口部21aと、組み付け孔部21bと、溝部21cとを有する。開口部21aは、指針光軸方向Y1に沿って開口され、後述する指針発光体3の円柱軸部33が挿入される。組み付け孔部21bは、指針キャップ4が組み付けられる部分であり、ここでは、2つ設けられる。溝部21cは、指針延在方向X1Xに沿って溝状に形成され、後述する指針発光体3の指針プリズム部材31が嵌合される。
【0021】
円筒軸部22は、回転軸106と指針発光体3とを接続するいわゆる袴とも呼ばれる部分である。円筒軸部22は、内部が中空の円筒状に形成され、接続板21から指針光軸方向Y1の背面側に沿って突出して形成される。円筒軸部22は、内部の中空状の部分が接続板21を貫通し、指針光軸方向Y1の両側に開口している(
図5等参照)。円筒軸部22は、指針光軸方向Y1の背面側の端部開口に回転軸106が嵌合され、指針光軸方向Y1の前面側の開口部21aに指針発光体3の円柱軸部33が挿入され指針プリズム部材31が溝部21cに嵌合されることで、回転軸106と指針発光体3とを接続する。
【0022】
指針発光体3は、回転軸106を介して導光された光によって発光する発光部材である。本実施形態の指針発光体3は、第1光透過体としての指針プリズム部材31と、第2光透過体としての指針指示部材32と、円柱軸部33と、被支持部34とを有し、これらが組み合わせられることで構成される。
【0023】
指針プリズム部材31は、光を屈折して分散させる光学部材である。指針プリズム部材31は、光透過性材料によって指針延在方向X1に沿って延在し、指針延在方向X1の一方側の端部である後端部31eから遠ざかるにしたがって細く形成される。指針プリズム部材31は、本体部31aと、第1反射面31bと、第2反射面31cと、出射面31dとを含んで構成され、これらが光を透過する光透過性の樹脂材料によって一体に形成される。
【0024】
本体部31aは、円柱軸部33から指針延在方向X1に沿って延在し、板状に形成された板状部材である。本体部31aは、円柱軸部33から遠ざかるにしたがって細く形成される。本体部31aは、略三角形を成す一対の平面部が形成され、当該平面部が指針光軸方向Y1に沿って設けられる。本体部31aは、指針光軸方向Y1の前面側に平坦な上面部31fが形成され、指針光軸方向Y1の背面側に平坦な底面部31gが形成される。
【0025】
第1反射面31bは、入射した入射光を反射する部分である。第1反射面31bは、本体部31aの後端部31eに設けられる。第1反射面31bは、例えば、本体部31aの後端部31eが指針光軸方向Y1に交差する方向に沿って斜めに切り欠かれた形状に形成される。第1反射面31bは、平坦状に形成され、底面部31gとの成す角度が鋭角(例えば、45°程度)になるように形成される。第1反射面31bは、円柱軸部33を介して入射した入射光を底面部31g側に反射する。
【0026】
第2反射面31cは、光を拡散して反射する部分である。第2反射面31cは、本体部31aの底面部31gに設けられる。言い換えれば、第2反射面31cは、指針光軸方向Y1において指針指示部材32とは反対側に位置する底面部31g(端部)に設けられる。第2反射面31cは、凹凸形状に形成された拡散層31hを有する(
図6等参照)。拡散層31hは、例えば、拡散性のある着色料が底面部31gにホットスタンプや塗装、蒸着等により形成される。拡散層31hは、着色された色によって指針発光体3の発光色(表示色)を自由に設定することができる。第2反射面31cは、本体部31aの形状に合わせて指針延在方向X1に沿って延在する。第2反射面31cは、第1反射面31bにより反射された入射光を拡散することで指針光軸方向Y1に沿って指針指示部材32側に反射する。
【0027】
出射面31dは、光を出射する部分である。出射面31dは、本体部31aの上面部31fに設けられる。言い換えれば、出射面31dは、指針光軸方向Y1において指針指示部材32側の上面部31f(端部)に設けられる。出射面31dは、本体部31aの形状に合わせて指針延在方向X1に沿って延在する。出射面31dは、指針指示部材32の接続面32aに接続される。出射面31dは、第2反射面31cにより拡散され反射された入射光を指針光軸方向Y1に沿って指針指示部材32側に出射する。
【0028】
指針指示部材32は、光を透過する光学部材である。指針指示部材32は、光透過性材料によって指針延在方向X1に沿って指針プリズム部材31と同等の長さ又は指針プリズム部材31よりも長く延在し、目視位置EPから視認される視認面32bを有する板状に形成される。つまり、指針指示部材32は、指針延在方向X1に沿って細長い線状の板状に形成される。そして、指針指示部材32は、視認面32bが指針幅方向Z1に沿って弧状(アール状)に形成される。つまり、視認面32bは、目視位置EP側に突出した凸状に形成される。視認面32bは、指針光軸方向Y1の前面側、つまり目視位置EP側に向けて配置される。指針指示部材32は、指針プリズム部材31側の接続面32aが指針プリズム部材31の出射面31dに接続される。指針指示部材32は、例えば、接続面32aの指針幅方向Z1の略中央に指針プリズム部材31の出射面31dが指針延在方向X1に沿って接続される。つまり、指針指示部材32は、指針プリズム部材31の出射面31dが指針指示部材32の接続面32aの指針幅方向Z1の略中央に、指針延在方向X1に沿ってライン状に設けられる。指針発光体3は、指針幅方向Z1及び指針光軸方向Y1に沿った断面視にて指針プリズム部材31及び指針指示部材32がT字状に形成される。指針指示部材32は、視認面32b側から指針プリズム部材31の露出部分を覆う。指針指示部材32は、例えば、指針1が回動することが可能な可動範囲において、指針プリズム部材31が目視位置EPから直接視認されないように覆う(
図6参照)。指針指示部材32は、当該指針指示部材32の指針幅方向Z1の長さと指針プリズム部材31の指針光軸方向Y1の長さとの比率を調整することにより、指針プリズム部材31が目視位置EPから直接視認されないように覆うことができる。
【0029】
指針指示部材32は、反射部材としてのハーフミラー32cが視認面32bに設けられる。ハーフミラー32cは、例えば、ホットスタンプや塗装、蒸着等により視認面32bに形成される。ハーフミラー32cは、入射する入射光の一部を反射すると共に当該入射光の残りを透過する。例えば、ハーフミラー32cは、指針光軸方向Y1から入射する入射光を反射光として反射すると共に当該入射光の一部を透過光として透過する。ハーフミラー32cは、例えば、反射光の強度と透過光の強度とが略同じ反射部材である。ハーフミラー32cは、指針光軸方向Y1の前面側、つまり目視位置EP側が、指針光軸方向Y1の背面側より明るい場合、目視位置EPから鏡面(例えば、金属面)として視認される。一方、ハーフミラー32cは、指針光軸方向Y1の前面側、つまり目視位置EP側が、指針光軸方向Y1の背面側より暗い場合、目視位置EPから半透明部材のように視認される。本実施形態では、ハーフミラー32cは、指針プリズム部材31が発光していない場合、目視位置EPからハーフミラー32cの全体が鏡面(例えば、金属面)として視認される。一方、ハーフミラー32cは、指針プリズム部材31が発光している場合、目視位置EPから指針プリズム部材31のライン状に発光したライン光が視認されると共に、ハーフミラー32cのライン光以外の部分が鏡面として視認される。
【0030】
円柱軸部33は、指針プリズム部材31の後端部31eから指針光軸方向Y1に沿って円柱状に形成される部分である。円柱軸部33は、指針基部2の円筒軸部22の内側に挿通され、指針光軸方向Y1に沿ってモータ104の回転軸106と同一直線上に配置される。円柱軸部33は、回転軸106を介して導光された光が指針光軸方向Y1に沿って入射する。
【0031】
被支持部34は、指針基部2の接続板21に支持される部分であり、指針プリズム部材31の本体部31aの後端部31eから指針幅方向Z1の両側に板状に突出して形成される(
図3等参照)。各被支持部34は、円柱軸部33の指針光軸方向Y1の前面側に設けられる。各被支持部34は、それぞれ組み付け孔部34aが形成される。各組み付け孔部34aは、指針キャップ4が組み付けられる部分であり、ここでは、各被支持部34に1つずつ、合計2つ設けられる。各組み付け孔部34aは、指針基部2の接続板21の各組み付け孔部21bと指針光軸方向Y1に沿って同一直線上に位置する。
【0032】
指針キャップ4は、指針プリズム部材31から漏れる光を遮光する部材である。指針キャップ4は、遮光性材料によって蓋状に形成され、指針プリズム部材31の後端部31eを含む部分を覆う。指針キャップ4は、筒部41と、上面部42と、複数の突起部43と、図示しない複数の爪部とを有する。筒部41は、指針光軸方向Y1に沿って円筒状に形成された部分である。筒部41は、指針延在方向X1の一方側に開口部41aを有し、この開口部41aを介して指針プリズム部材31が指針延在方向X1に延在する。上面部42は、筒部41の指針光軸方向Y1の前面側を閉塞する部分である。各突起部43は、上面部42の筒部41側に設けられ、指針光軸方向Y1に沿って突起状に形成された部分であり、ここでは、2つ設けられる。各突起部43は、被支持部34の各組み付け孔部34a及び接続板21の各組み付け孔部21bと同一直線上に位置する。各突起部43は、指針キャップ4が指針発光体3及び指針基部2に組み付けられた状態で、接続板21の各組み付け孔部21b及び被支持部34の各組み付け孔部34aに挿通される。各爪部は、筒部41の上面部42とは反対側の端部内側に設けられ、指針基部2の接続板21の外周縁に係止する。指針キャップ4は、各突起部43が指針発光体3の被支持部34の各組み付け孔部34a及び指針基部2の接続板21の各組み付け孔部21bに挿通され、各爪部が指針基部2の接続板21の外周縁に係止されることで、指針発光体3及び指針基部2に組み付けられる。指針キャップ4は、指針発光体3及び指針基部2に組み付けられた状態で、指針プリズム部材31の後端部31eから指針光軸方向Y1の前面側、指針幅方向Z1の両側、及び、指針延在方向X1の後方側から漏れる光を遮光する。
【0033】
上記のように構成される指針1は、指針発光体3の円柱軸部33が指針基部2の円筒軸部22に挿入され且つ指針プリズム部材31が接続板21の溝部21cに嵌合される。そして、指針1は、指針キャップ4の各突起部43が指針発光体3の被支持部34の各組み付け孔部34a及び指針基部2の接続板21の各組み付け孔部21bに挿入され、指針キャップ4の各爪部が指針基部2の接続板21の外周縁に引っ掛けられ係止する。この係止により、指針1は、指針基部2、指針発光体3、及び、指針キャップ4が一体化される。指針1は、指針基部2、指針発光体3、及び、指針キャップ4が一体化された状態で、指針基部2の円筒軸部22の内側に回転軸106が嵌合され、当該回転軸106と一体回転可能に接続される。
【0034】
そして、指針1は、光源107から回転軸106を介して指針発光体3の円柱軸部33に入射した光が指針プリズム部材31の第1反射面31bにより反射される。指針1は、第1反射面31bにより反射された光が指針プリズム部材31の本体部31aにより指針延在方向X1に沿って当該指針プリズム部材31の先端側に導光される。このとき、指針1は、指針プリズム部材31の本体部31aの先端側に導光される光が第2反射面31cで拡散、反射し指針光軸方向Y1に沿って出射面31dから出射される。指針1は、指針プリズム部材31の第1反射面31bから先端側に向けて細く形成されているので、第1反射面31bにより反射した光を第2反射面31cにより拡散、反射しつつ先端部側に向けて収束させ、指針プリズム部材31の本体部31aを均等に発光させる。指針1は、出射面31dから出射された光が指針光軸方向Y1に沿って指針指示部材32を透過する。この結果、指針1は、
図7に示すように、発光状態において目視位置EPから見て指針指示部材32の視認面32bの略中央に指針延在方向X1に沿ってライン状に発光した指針プリズム部材31のライン光が視認される。指針1は、指針キャップ4が指針プリズム部材31の後端部31eを覆うことで回転軸106を介して導光された光のうちの漏れ光を遮光する。一方、指針1は、
図8に示すように、非発光状態において目視位置EPから見て指針プリズム部材31が視認されず、指針指示部材32のハーフミラー32cの全体が鏡面(例えば、金属面)として視認される。
【0035】
以上のように、実施形態に係る指針1は、指針プリズム部材31及び指針指示部材32を有する指針発光体3を備える。指針プリズム部材31は、光透過性材料によって指針延在方向X1に沿って延在し指針延在方向X1の一方側の端部である後端部31eから遠ざかるにしたがって細く形成される。指針指示部材32は、光透過性材料によって指針延在方向X1に沿って延在し、指針延在方向X1と交差する指針幅方向Z1に沿って板状に形成される。そして、指針指示部材32は、指針プリズム部材31側の接続面32aが当該指針プリズム部材31に接続され、接続面32aとは反対側の視認面32b側から指針プリズム部材31の露出部分を覆う。指針プリズム部材31は、第1反射面31bと、第2反射面31cと、出射面31dとを有する。第1反射面31bは、指針プリズム部材31の後端部31eに設けられ、入射した入射光を反射する。第1反射面31bは、入射光の光軸方向である指針光軸方向Y1において指針指示部材32とは反対側の端部である底面部31gに設けられ、第1反射面31bにより反射された入射光を指針光軸方向Y1に沿って指針指示部材32側に反射する。出射面31dは、指針光軸方向Y1において指針指示部材32側の端部である上面部31fに設けられ、指針指示部材32の接続面32aに接続され、第2反射面31cにより反射された入射光を指針光軸方向Y1に沿って指針指示部材32側に出射する。
【0036】
この構成により、指針1及び車両表示装置100は、指針プリズム部材31が第1反射面31bから遠ざかるに従って細く形成されているので、第1反射面31bから入射した入射光を第2反射面31cにより反射しつつ先端部側に向けて収束させることができる。この結果、指針1及び車両表示装置100は、指針プリズム部材31を均等に発光することができる。また、指針1及び車両表示装置100は、指針発光体3が発光していない状態(非発光状態)において、指針指示部材32の視認面32bが視認され当該視認面32bとは反対側の指針プリズム部材31が視認されることを抑制できる。この構成により、指針1及び車両表示装置100は、非発光状態で指針プリズム部材31を運転者(乗員)に隠した状態で板状の指針指示部材32を視認させることができ、あたかも指針1が薄く形成されているかのように視認させることができ意匠性を向上できる。一方、指針1及び車両表示装置100は、指針発光体3が発光している状態(発光状態)において、指針プリズム部材31の出射面31dから出射した光が指針光軸方向Y1に沿って指針指示部材32を透過する。この発光により、指針1及び車両表示装置100は、視認位置EPから見て指針指示部材32の内部(裏側)から指針プリズム部材31をライン状に発光させることができる。この発光により、指針1及び車両表示装置100は、指針発光体3を斬新な態様で発光することができる。この結果、指針1及び車両表示装置100は、非発光状態における薄板の金属調による視認と、発光状態におけるライン状の斬新な態様による視認とを実現することができ、意匠性を高めることができる。
【0037】
また、上記指針1において、指針指示部材32は、視認面32bに設けられ入射する入射光の一部を反射すると共に当該入射光の残りを透過するハーフミラー32cを有する。この構成により、指針指示部材32は、指針プリズム部材31が発光していない場合、目視位置EPからハーフミラー32cの全体が鏡面(例えば、金属面)として視認され、一枚の平板として視認させることができる。また、指針指示部材32は、指針プリズム部材31が発光している場合、目視位置EPから一枚の平板として鏡面(例えば、金属面)が視認されると共に、指針プリズム部材31によるライン状に発光したライン光が視認される。この結果、指針1は、斬新な態様で視認させることができる。また、指針指示部材32は、接続面32aに指針プリズム部材31が接続されているので、この指針プリズム部材31を補強リブとして作用させることができる。この作用により、指針指示部材32は、ハーフミラー32cの形成時にホットスタンプ等により熱を加える場合、当該指針指示部材32が熱変形することを抑制することができる。また、指針指示部材32は、指針プリズム部材31の接続により体積が増加するので、ホットスタンプ等により熱を加える場合に放熱効果を高めることができ、指針指示部材32が熱変形することを抑制することができる。
【0038】
また、上記指針1において、第2反射面31cは、凹凸形状に形成された拡散層31hを有する。この構成により、第2反射面31cは、第1反射面31bにより反射された入射光を拡散層31hにより拡散することで、指針プリズム部材31の本体部31aを均等に発光させることができる。
【0039】
〔変形例〕
次に、実施形態の変形例について説明する。指針指示部材32は、視認面32bが目視位置EP側に突出した弧状に形成される例について説明したが、これに限定されない。例えば、指針指示部材32Aは、
図9に示すように、視認面32bを指針幅方向Z1に沿って平面状に形成し且つ視認面32bの指針幅方向Z1の角を面取りしてC面を形成してもよい。指針指示部材32Aは、平面状且つC面に形成された視認面32bにハーフミラー32cが形成される。この構成により、指針指示部材32Aは、ハーフミラー32cが形成された視認面32bを目視位置EPから金属面を強調して視認させることができる。また、指針指示部材32Bは、
図10に示すように、視認面32bを指針幅方向Z1に沿って平面状に形成してもよい。指針指示部材32Bは、平面状に形成された視認面32bにハーフミラー32cが形成される。この構成により、指針指示部材32Bは、ハーフミラー32cが形成された視認面32bを目視位置EPから金属面として視認させることができる。
【0040】
反射部材は、ハーフミラー32cに限定されない。例えば、反射部材は、反射部材の一方の面は鏡のように見え、他方の面は反射部材を透過した先が見える部材であればハーフミラー32c以外でもよい。
【0041】
〔参考例〕
次に、実施形態の参考例について説明する。本参考例の指針201は、
図11、
図12、
図13、
図14、
図15、
図16、
図17に示すように、接続基部としての指針ステム202と、指針発光体203と、バランサ204と、指針遮光体としての指針キャップ205とを備え、上記のように回転軸106を介して導光された光によって指針発光体203の全体が発光する。
【0042】
具体的には、指針ステム202は、回転軸106と指針発光体203とを接続し、指針発光体203を回転軸106に一体回転可能に支持する接続支持部材である。指針ステム202は、基部221と、円筒軸部222と、バランサ支持部223とを有し、これらが光を遮光する遮光性の樹脂材料によって一体に形成される。基部221は、指針延在方向X1に沿って延在する板状に形成され指針光軸方向Y1の一方側の面に指針発光体203を支持する部分である。基部221は、円筒軸部222が接続される部分が略円形板状に形成され、当該略円形板状の部分に組み付け孔部221aが形成される(
図12等参照)。組み付け孔部221aは、指針キャップ205が組み付けられる部分である。円筒軸部222は、回転軸106と指針発光体203とを接続する部分であり、内部が中空の円筒状に形成される。円筒軸部222は、指針光軸方向Y1の一方の端部開口に回転軸106が嵌合され、指針光軸方向Y1の他方の端部開口に後述する指針発光体203の軸部231aが嵌合されることで、回転軸106と軸部231aとを一体回転可能に接続する。バランサ支持部223は、バランサ204を支持する部分であり、基部221とは指針延在方向X1の反対側に設けられる。
【0043】
指針発光体203は、回転軸106を介して導光された光によって発光する発光部材であり、指針本体を構成する。本実施形態の指針発光体203は、指針プリズム部材231と、光透過性キャップ232と、拡散層233とを有し、これらが組み合わせられることで構成される。指針プリズム部材231は、光透過性材料によって指針延在方向X1に沿って延在して形成され、軸部231aに入射した光を第1出射面231eから指針光軸方向Y1に沿って前面側に出射するものである。指針プリズム部材231は、軸部231aと、本体部231bと、被支持部231cと、導光中空部231dと、第1出射面231eとを有し、これらが光を透過する光透過性の樹脂材料によって一体に形成される。軸部231aは、指針光軸方向Y1に沿って柱状に形成される部分であり、上述したように、指針ステム202の円筒軸部222を介して回転軸106と一体回転可能に接続される(
図14等参照)。軸部231aは、当該回転軸106を介して導光された光が指針光軸方向Y1に沿って入射する入射部として機能する。本体部231bは、軸部231aの端部から指針延在方向X1に沿って延在して形成される部分である。本体部231bは、指針光軸方向Y1に対して軸部231a側とは反対側の面が第1出射面231eを構成する。複数の被支持部231cは、指針ステム202の基部221の略円形板状の部分に支持される部分であり、それぞれ組み付け孔部231fが形成される(
図12等参照)。組み付け孔部231fは、指針キャップ205が組み付けられる部分である。導光中空部231dは、軸部231aと本体部231bとの接続部分、ここでは、当該接続部分の本体部231b側に中空状に形成される部分である(
図12等参照)。導光中空部231dは、当該導光中空部231dを形成する面が軸部231aに入射した光を指針延在方向X1に反射し拡散させて本体部231bの全体に導光する反射導光面として機能する。第1出射面231eは、指針プリズム部材231において、回転軸106から軸部231aに入射し、導光中空部231dによって指針延在方向X1に反射、拡散され本体部231bに導光された光を指針光軸方向Y1に沿って当該指針光軸方向Y1の前面側に出射する面である。
【0044】
光透過性キャップ232は、光透過性材料によって指針延在方向X1に沿って延在する。そして、光透過性キャップ232は、指針光軸方向Y1に対して第1出射面231eと対向して形成され、第1出射面231eから出射され入射面232bに入射した光を第2出射面232cから指針光軸方向Y1に沿って前面側に出射するものである。光透過性キャップ232は、本体部232aと、入射面232bと、第2出射面232cとを有し、これらが光を透過する光透過性の樹脂材料によって一体に形成される。本体部232aは、指針プリズム部材231の本体部231bの形状に合わせて指針延在方向X1に沿って延在して形成される。本体部232aは、指針光軸方向Y1に対して指針プリズム部材231の第1出射面231eと対向する面、すなわち、指針光軸方向Y1の背面側の面が入射面232bを構成する。一方、本体部232aは、指針光軸方向Y1に対して指針プリズム部材231の第1出射面231eと対向する面とは反対側の面、すなわち、指針光軸方向Y1の前面側の面が第2出射面232cを構成し、当該第2出射面232cが指針光軸方向Y1の前面側の意匠面として機能する。本体部232aは、指針光軸方向Y1の前面側から見て意匠性を高めた形状に形成される。本体部232aは、例えば、指針延在方向X1において指針幅方向Z1の幅長が異なる意匠が形成される。具体的には、本体部232aは、例えば矢の形状に形成され、指針延在方向X1の先端部232dが鏃形状に形成され、指針延在方向X1の後端部232eが矢羽形状に形成される。本体部232aは、その先端部232dの指針幅方向Z1の長さが後述する指針キャップ205の指針幅方向Z1の長さと同等である(
図16参照)。また、本体部232aは、その後端部232eの指針幅方向Z1の長さが指針キャップ205の指針幅方向Z1の長さと同等である。また、本体部232aは、先端部232dと後端部232eとの間の中間部232fの指針幅方向Z1の長さが指針キャップ205の指針幅方向Z1の長さよりも短い(
図15参照)。なお、光透過性キャップ232は、本体部232aの意匠が上述の例に限定されず、他の意匠であってもよい。
【0045】
入射面232bは、光透過性キャップ232において、指針プリズム部材231の第1出射面231eから出射された光が入射する面である。第2出射面232cは、光透過性キャップ232において、入射面232bに入射した光を指針光軸方向Y1に沿って当該指針光軸方向Y1の前面側に出射する面である。光透過性キャップ232は、第2出射面232cが光を屈折させて発散させるレンズを構成するように湾曲して曲面状に形成される(
図16等参照)。ここでは、第2出射面232cは、指針光軸方向Y1、及び、指針幅方向Z1に沿った断面視(
図16参照)にて指針光軸方向Y1に対して入射面232bとは反対側、すなわち、出射側に突出した凸部状に形成される。拡散層233は、光を拡散させる層である。本実施形態の拡散層233は、指針プリズム部材231の第1出射面231eに密着して設けられ、指針プリズム部材231の第1出射面231eから出射され光透過性キャップ232の入射面232bに入射する光を拡散させる。バランサ204は、指針ステム202に支持される指針発光体203との重量バランスを調整する部分である。バランサ204は、指針ステム202のバランサ支持部223に収容され支持される。
【0046】
指針キャップ205は、指針発光体203に装着され一部の光を遮光する遮光部材である。指針キャップ205は、遮光性材料によって指針延在方向X1に沿って延在して形成され、指針プリズム部材231を指針幅方向Z1の両側から覆い指針プリズム部材231から指針幅方向Z1に沿って漏れる光を遮光する。指針キャップ205は、軸部カバー部251と、スリット部252とを有し、これらが光を遮光する遮光性の樹脂材料によって一体に形成される。軸部カバー部251は、ドーム状に形成され、指針プリズム部材231の第1出射面231e側から装着され指針プリズム部材231の一部を覆う。スリット部252は、側壁部252aを有し、当該側壁部252aによって指針プリズム部材231の本体部231bを収容する中空状部252bが形成された部分である。スリット部252は、軸部カバー部251が指針プリズム部材231に装着された状態で、上記中空状部252b内に指針プリズム部材231における本体部231bが収容され、上記開口から当該本体部231bの第1出射面231e、及び、拡散層233を指針光軸方向Y1前面側に露出させ、指針プリズム部材231の本体部231bから指針幅方向Z1に沿って漏れる光を遮光する。
【0047】
以上で説明した参考例に係る指針201によれば、指針発光体203と、指針キャップ205とを備える。指針発光体203は、指針プリズム部材231と、光透過性キャップ232と、拡散層233とを有する。指針プリズム部材231は、光透過性材料によって指針延在方向X1に沿って延在して形成され、入射した光を第1出射面231eから指針延在方向X1と交差する指針光軸方向Y1に沿って出射する。光透過性キャップ232は、光透過性材料によって指針延在方向X1に沿って延在する。そして、光透過性キャップ232は、指針光軸方向Y1に対して第1出射面231eと対向し指針延在方向X1において指針幅方向Z1の幅長が異なる意匠が形成され、第1出射面231eから出射され入射した光を第2出射面232cから指針光軸方向Y1に沿って出射する。拡散層233は、第1出射面231eから出射され光透過性キャップ232に入射する光を拡散させる。指針キャップ205は、遮光性材料によって指針延在方向X1に沿って延在して形成され、指針プリズム部材231を指針光軸方向Y1及び指針延在方向X1と交差する指針幅方向Z1の両側から覆い指針プリズム部材231から指針幅方向Z1に沿って漏れる光を遮光する。そして、光透過性キャップ232は、形成された意匠により少なくとも指針幅方向Z1に対して第2出射面232cから光を出射する。
【0048】
この構成により、指針201、車両表示装置100は、指針発光体203において、指針プリズム部材231に入射した光が第1出射面231eから指針光軸方向Y1に沿って出射され、光透過性キャップ232に入射し第2出射面232cから指針光軸方向Y1に沿って出射されることで指針発光体203の全体が発光する。このとき、指針201、車両表示装置100は、指針キャップ205の側壁部252a等によって指針プリズム部材231から指針幅方向Z1に沿って漏れる光が遮光されることで指針光軸方向Y1前面側、すなわち、運転者等によって視認される側への発光領域以外の発光領域を限定し指針発光体203の輪郭をシャープに見せることができる。また、指針201、車両表示装置100は、光源107からの光を効率的に運転者等によって視認される側へ出射することができ、ロスを抑制することができ、輝度の低下を抑制することができる。その上で、指針201、車両表示装置100は、拡散層233による光の拡散、及び、光透過性キャップ232の意匠によって斬新な態様で発光することができる。