【文献】
Intel Corporation,Discussion on FeD2D scenarios,3GPP TSG RAN WG2#93bis R2-162720,2016年04月02日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記情報生成部は、グラント情報、送信デバイス識別子及び受信デバイス識別子を第1制御情報の情報フィールドに追加して、第1制御情報を生成する、請求項1に記載の中継デバイス。
前記情報取得部は、前記第1制御情報の情報フィールドから、グラント情報及び前記グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を抽出する、請求項12に記載の端末デバイス。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例によるグラント情報の送信方法、グラント情報の受信方法、中継デバイス、基地局及び移動局について説明する。図面の記載において、同一の参照符号は、常に同一の要素を示す。ただし、ここで述べる実施例は例示的なものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものでないことが理解されるべきである。また、ここで述べるUEは、例えば、移動端末(或いは、移動局と呼ぶ)または固定端末など様々な類型のユーザ端末を含むことができる。また、便宜上、以下の記載において、UE、端末デバイス及び移動局が互換的に使用される場合もある。
【0014】
まずは、
図1を参照しながら本発明の実施例を応用可能な無線通信システム100について説明する。
図1は、本発明の実施例を応用可能な無線通信システム100を示す。
【0015】
図1に示す通信システム100において、基地局110は、通信システムの全帯域幅(例えば、LTEシステムの帯域幅)を使用してもよく、狭帯域モノのインターネット(NB−IoT)を通じて端末デバイスと通信してもよい。ここで、狭帯域モノのインターネット(NB−IoT)の帯域幅は、全帯域幅より小さい。通信システム100は、狭帯域モノのインターネットを通じて、端末デバイス121、122、123、及び124と通信することができる(
図1の点線に示すように)。
【0016】
また、端末デバイス121〜124の間にデバイス・トゥ・デバイス通信を行うことができる。端末デバイス121〜124のうちの1つの端末デバイスが他の端末デバイスとデバイス・トゥ・デバイス通信を行うことのために、基地局110は、デバイス・トゥ・デバイス通信におけるデータ送信デバイスとデータ受信デバイスに対して、例えば、グラント情報などを含む制御シグナリングを送信する必要がある。ネットワークのカバレッジ範囲を拡大するために、基地局110は、スロットバンドリング技術を採用して端末デバイス121〜124と伝送を行うことができる。しかし、上述したように、基地局110がスロットバンドリング技術を採用して端末デバイス121〜124へ伝送を行うと、ユーザデバイスの高電力消費とリソースの浪費が引き起こされる。
【0017】
本発明の実施例は、グラント情報の送信方法及び受信方法を改善した。以下、図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。本発明による実施例において、デバイス・トゥ・デバイス通信を行う必要のある各端末デバイスのグラント情報は、基地局によって中継デバイスに送信され、且つ、中継デバイスによって各端末デバイスに送信される。
【0018】
まずは、
図2を参照しながら本発明の実施例による基地局によって実行されるグラント情報の送信方法200について説明する。
図2は、本発明の一例による基地局によって実行されるグラント情報の送信方法200のフローチャートを示す。
【0019】
ステップS201において、デバイス間伝送のためのグラント情報、及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を特定する。例えば、第1時刻において、端末デバイス121と端末デバイス122の間においてデバイス・トゥ・デバイス通信を行い、且つ、端末デバイス123と端末デバイス124の間においてデバイス・トゥ・デバイス通信を行うことが希望される。ステップS201において、端末デバイス121と端末デバイス122の間のデバイス・トゥ・デバイス通信のための第1グラント情報、及び当該第1グラント情報に対応する送信デバイス(即ち、端末デバイス121)の識別子と受信デバイス(即ち、端末デバイス122)の識別子を特定し、そして、端末デバイス123と端末デバイス124の間のデバイス・トゥ・デバイス通信のための第2グラント情報、及び当該第2グラント情報に対応する送信デバイス(即ち、端末デバイス123)の識別子と受信デバイス(即ち、端末デバイス124)の識別子を特定する。
【0020】
ステップS202において、中継デバイスに対して、グラント情報、及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を送信する。本発明による実施例において、中継デバイスは、基地局に接続する端末デバイスのうちの特定端末デバイスであってもよい。また、基地局は、通信システムの全帯域幅を通じて中継デバイスと通信することができる。
【0021】
図1に示すように、通信システム100は、中継デバイスとして機能する端末デバイス130を更に含む。また、
図1の矢印151に示すように、ステップ202において、中継デバイス130に対して、グラント情報、及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を送信する。例えば、ステップS202において、中継デバイス130に対して、上記第1グラント情報及び当該第1グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子、並びに、上記第2グラント情報及び当該第2グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を送信することができる。
【0022】
本発明の一例によれば、ステップS202において、通信システムの全帯域幅(例えば、LTEシステムの帯域幅)を用いて、中継デバイスに対して、グラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を送信することができる。例えば、ステップS202において、PDSCH(物理下り共有チャネル)を用いて送信することができる。また、例えば、ステップS202において、PDSCH及び/又はPDCCH(物理下り制御チャネル)を用いて送信することもできる。
【0023】
ステップS203において、スケジューリング情報を特定する。スケジューリング情報は、グラント情報及び前記グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を中継デバイスが送信する時刻を指示するものである。その後、ステップS204において、スケジューリング情報によって指示される時刻において、中継デバイスがグラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子及び受信デバイス識別子を送信するように、中継デバイスに対してスケジューリング情報を送信する。グラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子に類似するように、ステップS204において、通信システムの全帯域幅(例えば、LTEシステムの帯域幅)を用いて、中継デバイスに対して、スケジューリング情報を送信することができる。例えば、ステップS204において、PDSCHを用いて送信することができる。また、例えば、ステップS204において、PDSCH及び/又はPDCCHを用いて送信することもできる。
【0024】
なお、ここで、中継デバイス130に対してグラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を送信すること(即ち、ステップS202)が実行されてから、スケジューリング情報を特定すること(即ち、ステップS203)及び中継デバイスに対してスケジューリング情報を送信すること(即ち、ステップS204)が実行されるような例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ステップS201に基づいて、デバイス間伝送のためのグラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を特定した後、スケジューリング情報を特定することができる。その後、中継デバイスに対して、グラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子、並びに、スケジューリング情報を同時に送信することができる。
【0025】
これで分かるように、本実施例において、基地局は、複数のデバイス間伝送に対するグラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を中継デバイスに送信し、且つ、スケジューリング情報を中継デバイスに送信することによって、デバイス間伝送しようとする端末デバイスにグラント情報及び対応するデバイス識別子を送信するように中継デバイスに指示することができる。よって、端末デバイスの電力消費及びリソースの浪費が低減される。また、本発明において、通信システムの全帯域幅を通じて中継デバイスへの送信を行うことができ、よって、中継デバイスの電力消費を低減した。
【0026】
次は、
図3を参照しながら本発明の実施例による中継デバイスによって実行されるグラント情報の送信方法300について説明する。
図3は、本発明の一例による中継デバイスによって実行されるグラント情報の送信方法300のフローチャートを示す。
【0027】
ステップS301において、デバイス間伝送のためのグラント情報及び前記グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を受信する。具体的には、中継デバイスは、基地局から送信された、デバイス間伝送のグラント情報及び前記グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を受信することができる。本発明の一例によれば、中継デバイスは、基地局が通信システムの全帯域幅を通じて送信した、デバイス間伝送のグラント情報及び前記グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を受信することができる。例えば、中継デバイスは、基地局がPDSCHを用いて送信した上記情報を受信することができる。また、例えば、中継デバイスは、基地局がPDCCH及び/又はPDSCHを用いて送信した上記情報を受信することができる。
【0028】
また、ステップS301において受信したグラント情報及びその対応するデバイス識別子は、特定時刻に、当該中継デバイスの信号のカバレッジ範囲内においてデバイス・トゥ・デバイス通信を行う必要のある全てのグラント情報及びその対応するデバイス識別子であってもよい。言い換えれば、ステップS301において受信したグラント情報及びその対応するデバイス識別子は、デバイス・トゥ・デバイス通信を行う端末デバイスの1グループのグラント情報(即ち、1つのグラント情報)及びその対応するデバイス識別子を含むこともできるし、同一時刻にデバイス・トゥ・デバイス通信を行う必要のあるデバイス・トゥ・デバイス通信を行う端末デバイスの複数のグループのグラント情報(即ち、複数のグラント情報)、及び複数のグラント情報のうちの各グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を含むこともできる。
【0029】
次いで、ステップS302において、グラント情報、送信デバイス識別子及び受信デバイス識別子に基づいて第1制御情報を生成する。例えば、第1制御情報は、情報フィールドとチェックフィールドを含むことができる。本発明の一例によれば、グラント情報、送信デバイス識別子及び受信デバイス識別子を第1制御情報の情報フィールドに追加して、第1制御情報を生成することができる。
【0030】
本発明の他の例によれば、グラント情報と受信デバイス識別子を、第1制御情報の情報フィールドに追加し、送信デバイス識別子を用いて、第1制御情報のチェックフィールドをスクランブルし、且つ、前記情報フィールドとスクランブルされたチェックフィールドとに基づいて第1制御情報を生成することができる。よって、端末デバイスは、第1制御情報のチェックフィールドを自分のデバイス識別子でデスクランブルし、自分が送信デバイスであるか否かを特定することができる。これで、第1制御情報に用いられるシグナリングオーバヘッドを低減した。
【0031】
ステップS303において、生成された第1制御情報を送信する。例えば、中継デバイスは、デバイス・トゥ・デバイス通信を通じて、端末デバイスに対して、生成された第1制御情報を送信することができる(
図1の矢印152〜155に示すように)。デバイス・トゥ・デバイス通信において、デバイスの間では、スケジューリング割り当て(Scheduling Assignment、SA)リソースプールにおけるSAリソース(例えば、時間と周波数リソース)ブロックを通じて、第2制御情報を送信し、且つ、データプールにおけるデータブロックを通じてデータを送信することができる。また、スケジューリング割り当てリソースプールにおけるSAリソースブロックを通じて制御情報を送信する際に、デフォルトパラメータを用いて制御情報のチェックフィールドをスクランブルすることができる。
【0032】
本発明の一例によれば、ステップS303において、スケジューリング割り当てリソースプールにおけるリソースブロックを用いて前記第1制御情報を送信することができる。上述したように、デフォルトパラメータを用いることなく、送信デバイス識別子を用いて第1制御情報のチェックフィールドをスクランブルし、且つ、前記情報フィールドとスクランブルされたチェックフィールドとに基づいて第1制御情報を生成することができる。かかる場合、中継デバイスがSAリソースブロックを通じて送信した情報には、デフォルトパラメータを通じてスクランブルされる情報が存在し、送信デバイス識別子を通じてスクランブルされる第1制御情報も存在する。中継デバイスから送信された情報が、デフォルトパラメータを通じてスクランブルされたものであるか、又は送信デバイス識別子を通じてスクランブルされたものであるかを特定することができないため、中継デバイスから送信された情報を受信する端末デバイスは、受信した情報に対して、デフォルトパラメータによるデスクランブル、及び当該デバイス自身の識別子によるデスクランブルをそれぞれに試す必要がある。
【0033】
また、本発明の他の例によれば、スケジューリング割り当てリソースプールとデータリソースプールに加えて、デバイス・トゥ・デバイス通信に対してユニキャスト(unicast)リソースプールも設定されている。ステップS303において、ユニキャストリソースプールにおけるリソースブロックを用いて前記第1制御情報を送信することができる。上述したように、送信デバイス識別子を用いて第1制御情報のチェックフィールドをスクランブルし、且つ、前記情報フィールドとスクランブルされたチェックフィールドとに基づいて第1制御情報を生成することができる。また、端末デバイスがデスクランブルを行うように、デフォルトパラメータを用いて第1制御情報と異なる第2制御情報をスクランブルし、SAリソースブロックを用いて第2制御情報を送信することができる。
【0034】
具体的には、
図3に示す方法は、前記グラント情報と異なる他の制御情報を、第2制御情報の情報フィールドに追加し、前記送信デバイス識別子と異なる第2識別子を用いて第2制御情報のチェックフィールドをスクランブルし、前記第2制御情報の情報フィールドと第2制御情報のスクランブルされたチェックフィールドに基づいて、第2制御情報を生成し、スケジューリング割り当てリソースプールにおけるリソースブロックを用いて前記第2制御情報を送信することを更に含む。
【0035】
したがって、中継デバイスから送信された情報を受信する端末デバイスは、ユニキャストリソースプールにおけるリソースブロックを用いて送信された第1制御情報を、当該デバイス自身の識別子でデスクランブルし、SAリソースを用いて送信された第2制御情報を、デフォルトパラメータでデスクランブルすることによって、SAリソースブロックを通じて送信された情報を2回デスクランブルする必要があるという問題点を回避する。
【0036】
本発明の他の例によれば、ステップS303において、データリソースプールにおけるリソースブロックを用いて前記第1制御情報を送信することができる。
【0037】
また、ステップS301において、複数のグラント情報及び複数のグラント情報のうちの各グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を受信した場合、本発明の一例によれば、ステップS302において、各グラント情報及び当該グラント情報に対応するデバイス識別子に基づいて第1制御情報を生成することによって、各グラント情報に基づいて当該グラント情報に対応する第1制御情報を生成する。ステップS303において、スケジューリング割り当てリソースプールにおけるリソースブロック又はユニキャストリソースプールにおけるリソースブロックを用いて、各グラント情報ごとに生成された第1制御情報を送信することができる。
【0038】
本発明の他の例によれば、ステップS302において、複数のグラント情報、及び複数のグラント情報のうちの各グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子に基づいて、第1制御情報を生成してもよく、これによって、各グラント情報に対して第1制御情報を生成することなく、複数のグラント情報に関する第1制御情報を生成する。ステップS303において、データリソースプールにおけるデータブロックを用いて、複数のグラント情報に対して共同に生成された第1制御情報を送信する。
【0039】
また、
図3に示す方法は、スケジューリング情報を受信することをさらに含むことができる。例えば、基地局から送信されたスケジューリング情報を受信することができる。ステップS303において、スケジューリング情報に基づいて第1制御情報を送信することができる。例えば、ステップS303において、スケジューリング情報に指示されたサブフレームにおいて第1制御情報を送信することができる。好ましくは、所定時間帯内又はスケジューリング情報に指示された時間帯内に、第1制御情報の全体の送信が完了することができない場合、
図3に示す方法は、第1制御情報のうち送信されていない部分を廃棄することをさらに含むことができる。
【0040】
これで分かるように、本実施例において、中継デバイスは、基地局から受信したグラント情報、及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子に基づいて、制御情報を生成し、且つ、生成された制御情報を端末デバイスに送信し、これによって、基地局が端末デバイスにグラント情報などを送信する必要がなく、端末デバイスの電力消費とリソースの浪費を低減する。また、本実施例における中継デバイスは、通信システムの全帯域幅を通じて、基地局からグラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を受信し、且つ、デバイス・トゥ・デバイス通信の方式で端末デバイスに対して、生成された第1制御情報を送信することができる。よって、中継デバイスと端末デバイスの電力消費を低減した。
【0041】
次は、
図4を参照しながら本発明の実施例による端末デバイスによって実行されるグラント情報の受信方法400について説明する。
図4は、本発明の一例による端末デバイスによって実行されるグラント情報の受信方法400のフローチャートを示す。
【0042】
ステップS401において、第1制御情報を受信し、ここで、第1制御情報は、グラント情報、及び前記グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子に関する情報を含んでもよい。例えば、端末デバイスは、中継デバイスからデバイス・トゥ・デバイスを通じて送信された第1制御情報を受信することができる。上記のステップS303を結合して説明したように、端末デバイスは、スケジューリング割り当てリソースプールにおけるSAリソースブロック、ユニキャストリソースプールにおけるユニキャストリソースブロック、又はデータリソースプールにおけるデータリソースを通じて、第1制御情報を受信することができる。
【0043】
ステップS402において、第1制御情報に基づいて、グラント情報及び前記グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を特定する。上記のステップS302を結合して説明したように、本発明の一例によれば、第1制御情報は、情報フィールドとチェックフィールドを含むことができ、且つ、グラント情報、送信デバイス識別子及び受信デバイス識別子は、第1制御情報の情報フィールドに追加されている。ステップS402において、第1制御情報の情報フィールドから、グラント情報及び前記グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を抽出することができる。
【0044】
本発明の他の例によれば、グラント情報と受信デバイス識別子は、第1制御情報の情報フィールドに追加されることができ、且つ、第1制御情報のチェックフィールドは、送信デバイス識別子によってスクランブルされる。ステップS402において、第1制御情報の情報フィールドから、グラント情報及びグラント情報に対応する受信デバイス識別子を抽出し、その後、端末デバイスの識別子を用いて第1制御情報のチェックフィールドをデスクランブルすることによって、端末デバイスが送信デバイスであるか否かを特定する。
【0045】
ステップS403において、送信デバイス識別子及び受信デバイス識別子に基づいて前記端末デバイスが送信デバイス又は受信デバイスであると特定された場合、グラント情報によって指示されるリソースを用いて送信又は受信を行う。
【0046】
これで分かるように、本実施例において、端末デバイスは、中継デバイスから送信される第1制御情報を受信し、デバイス・トゥ・デバイス通信に関するグラント情報、及び前記グラント情報に対応するデバイス識別子を取得し、これによって、狭帯域モノのインターネットを通じて基地局からグラント情報などを受信する必要がなくなり、端末デバイスの電力消費とリソースの浪費を低減することができた。また、本実施例において、端末デバイスは、中継デバイスから送信された第1制御情報をデバイス・トゥ・デバイス通信の方式で受信する。よって、中継デバイスと端末デバイスの電力消費を低減した。
【0047】
以下、
図5を参照しながら本発明の実施例による基地局について説明する。
図5は、本発明の実施例による基地局500のブロック図を示す。
図5に示すように、基地局500は、特定部510と送信部520を含む。この2つの部に加えて、基地局500は、他の部品をさらに含んでよい。しかし、これらの部品は本発明の実施例の内容と関係がないため、ここでは、その図示と説明を省略する。また、本発明の実施例による基地局500が実行する下記動作の具体的な詳細は、上記の
図1〜2を参照しながら説明した詳細と同様であるため、ここでは、重複を回避するために、同じ詳細に対する重複説明を省略する。基地局100と類似するように、基地局500は、
図1に示す無線通信システム100において使用されうる。
【0048】
特定部510は、デバイス間伝送のためのグラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を特定する。例えば、
図1に示す通信システムにおいて、第1時刻において、端末デバイス121と端末デバイス122の間のデバイス・トゥ・デバイス通信を行い、且つ、端末デバイス123と端末デバイス124の間のデバイス・トゥ・デバイス通信を行うことが希望される。特定部510は、端末デバイス121と端末デバイス122の間のデバイス・トゥ・デバイス通信のための第1グラント情報、及び当該第1グラント情報に対応する送信デバイス(即ち、端末デバイス121)の識別子と受信デバイス(即ち、端末デバイス122)の識別子を特定し、且つ、端末デバイス123と端末デバイス124の間のデバイス・トゥ・デバイス通信のための第2グラント情報、及び当該第2グラント情報に対応する送信デバイス(即ち、端末デバイス123)の識別子と受信デバイス(即ち、端末デバイス124)の識別子を特定する。
【0049】
送信部520は、中継デバイスに対して、グラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を送信する。本発明による実施例において、中継デバイスは、基地局に接続する端末デバイスのうちの特定端末デバイスであってもよい。また、基地局は、通信システムの全帯域幅を通じて中継デバイスと通信することができる。
【0050】
図1に示すように、通信システム100は、中継デバイスとして機能する端末デバイス130を更に含む。また、
図1の矢印151に示すように、送信部520は、中継デバイス130に対して、グラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を送信する。例えば、送信部520は、中継デバイス130に対して、上記第1グラント情報及び当該第1グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子、並びに、上記第2グラント情報及び当該第2グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を送信することができる。
【0051】
本発明の一例によれば、送信部520は、通信システムの全帯域幅(例えば、LTEシステムの帯域幅)を用いて、中継デバイスに対して、グラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を送信することができる。例えば、送信部520は、PDSCH(物理下り共有チャネル)を用いて送信することができる。また、例えば、送信部520は、PDSCH及び/又はPDCCH(物理下り制御チャネル)を用いて送信することもできる。
【0052】
特定部510は、スケジューリング情報を特定し、ここで、スケジューリング情報は、グラント情報及び前記グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を中継デバイスが送信する時刻を、中継デバイスに指示するものである。その後、送信部520は、中継デバイスがスケジューリング情報によって指示される時刻においてグラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子及び受信デバイス識別子を送信するように、中継デバイスに対してスケジューリング情報を送信する。グラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子に類似するように、送信部520は、通信システムの全帯域幅(例えば、LTEシステムの帯域幅)を用いて、中継デバイスに対してスケジューリング情報を送信することができる。例えば、ステップS204において、PDSCHを用いて送信することができる。また、例えば、ステップS204において、PDSCH及び/又はPDCCHを用いて送信することもできる。
【0053】
これで分かるように、本実施例において、基地局は、複数のデバイス間伝送に対するグラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を中継デバイスに送信し、且つ、スケジューリング情報を中継デバイスに送信することによって、デバイス間伝送しようとする端末デバイスにグラント情報及び対応するデバイス識別子を送信するように中継デバイスに指示することができる。よって、端末デバイスの電力消費及びリソースの浪費を低減した。また、本発明において、通信システムの全帯域幅を通じて中継デバイスへの送信を行うことができ、これによって、中継デバイスの電力消費を低減した。
【0054】
以下、
図6を参照しながら本発明の実施例による中継デバイスについて説明する。
図6は、本発明の実施例による中継デバイス600のブロック図を示す。
図6に示すように、中継デバイス600は、受信部610、情報生成部620および送信部630を含む。この3つの部に加えて、中継デバイス600は、他の部品をさらに含んでよい。しかし、これらの部品は本発明の実施例の内容と関係がないため、ここでは、その図示と説明を省略する。また、本発明の実施例による中継デバイス600が実行する下記動作の具体的な詳細は、上記の
図3を参照しながら説明した詳細と同様であるため、ここでは、重複を回避するために、同じ詳細に対する重複説明を省略する。
【0055】
受信部610は、デバイス間伝送のためのグラント情報及び前記グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を受信する。具体的には、中継デバイスは、基地局から送信された、デバイス間伝送のグラント情報及び前記グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を受信することができる。本発明の一例によれば、中継デバイスは、基地局によって通信システムの全帯域幅を通じて送信された、デバイス間伝送のグラント情報及び前記グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を受信することができる。例えば、中継デバイスは、基地局がPDSCHを用いて送信した上記情報を受信することができる。また、例えば、中継デバイスは、基地局がPDCCH及び/又はPDSCHを用いて送信した上記情報を受信することができる。
【0056】
また、受信部610が受信したグラント情報及びその対応するデバイス識別子は、特定時刻に、当該中継デバイスの信号のカバレッジ範囲内においてデバイス・トゥ・デバイス通信を行う必要のある全てのグラント情報及びその対応するデバイス識別子であってもよい。言い換えれば、受信部610が受信したグラント情報及びその対応するデバイス識別子は、デバイス・トゥ・デバイス通信を行う端末デバイスの1グループのグラント情報(即ち、1つのグラント情報)及びその対応するデバイス識別子を含むこともできるし、同一時刻にデバイス・トゥ・デバイス通信を行う必要のあるデバイス・トゥ・デバイス通信を行う端末デバイスの複数のグループのグラント情報(即ち、複数のグラント情報)、及び複数のグラント情報のうちの各グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を含むこともできる。
【0057】
次いで、情報生成部620は、グラント情報、送信デバイス識別子及び受信デバイス識別子に基づいて第1制御情報を生成する。例えば、第1制御情報は、情報フィールドとチェックフィールドを含むことができる。本発明の一例によれば、情報生成部620は、グラント情報、送信デバイス識別子及び受信デバイス識別子を第1制御情報の情報フィールドに追加して、第1制御情報を生成することができる。
【0058】
本発明の他の例によれば、情報生成部620は、第1追加モジュール、第1スクランブリングモジュール及び第1生成モジュールを含むことができる。具体的には、第1追加モジュールはグラント情報と受信デバイス識別子を第1制御情報の情報フィールドに追加する。第1スクランブリングモジュールは、送信デバイス識別子を用いて第1制御情報のチェックフィールドをスクランブルする。次いで、第1生成モジュールは、前記情報フィールドとスクランブルされたチェックフィールドとに基づいて第1制御情報を生成する。よって、端末デバイスは、第1制御情報のチェックフィールドを自分のデバイス識別子でデスクランブルし、自分が送信デバイスであるか否かを特定することができる。これで第1制御情報に用いられたシグナリングオーバヘッドを低減した。
【0059】
送信部630は、生成された第1制御情報を送信する。例えば、中継デバイスは、デバイス・トゥ・デバイス通信を通じて、端末デバイスに対して、生成された第1制御情報を送信することができる(
図1の矢印152〜155に示すように)。デバイス・トゥ・デバイス通信において、デバイスの間では、スケジューリング割り当て(Scheduling Assignment、SA)リソースプールにおけるSAリソース(例えば、時間と周波数リソース)ブロックを通じて制御情報を送信し、且つ、データプールにおけるデータブロックを通じてデータを送信することができる。また、スケジューリング割り当てリソースプールにおけるSAリソースブロックを通じて制御情報を送信する際に、デフォルトパラメータを用いて制御情報のチェックフィールドをスクランブルすることができる。
【0060】
本発明の一例によれば、送信部630は、スケジューリング割り当てリソースプールにおけるリソースブロックを用いて前記第1制御情報を送信することができる。上述したように、デフォルトパラメータを用いることなく、送信デバイス識別子を用いて第1制御情報のチェックフィールドをスクランブルし、且つ、前記情報フィールドとスクランブルされたチェックフィールドとに基づいて第1制御情報を生成することができる。かかる場合、中継デバイスがSAリソースブロックを通じて送信した情報には、デフォルトパラメータを通じてスクランブルされる情報が存在し、送信デバイス識別子を通じてスクランブルされる第1制御情報も存在する。中継デバイスから送信された情報が、デフォルトパラメータを通じてスクランブルされたものであるか、又は送信デバイス識別子を通じてスクランブルされたものであるかを特定することができないため、中継デバイスから送信された情報を受信する端末デバイスは、受信した情報に対して、デフォルトパラメータによるデスクランブル、及び当該デバイス自身の識別子によるデスクランブルをそれぞれに試す必要がある。
【0061】
また、本発明の他の例によれば、スケジューリング割り当てリソースプールとデータリソースプールに加えて、デバイス・トゥ・デバイス通信に対してユニキャスト(unicast)リソースプールも設定されている。送信部630は、ユニキャストリソースプールにおけるリソースブロックを用いて前記第1制御情報を送信することができる。上述したように、送信デバイス識別子を用いて第1制御情報のチェックフィールドをスクランブルし、且つ、前記情報フィールドとスクランブルされたチェックフィールドとに基づいて第1制御情報を生成することができる。また、端末デバイスがデスクランブルを行うように、デフォルトパラメータを用いて第1制御情報と異なる第2制御情報をスクランブルし、SAリソースブロックを用いて第2制御情報を送信することができる。
【0062】
具体的には、情報生成部620は、第2追加モジュール、第2スクランブリングモジュール及び第2生成モジュールをさらに含むことができる。第2追加モジュールは、前記グラント情報と異なる他の制御情報を、第2制御情報の情報フィールドに追加することができる。第2スクランブリングモジュールは、前記送信デバイス識別子と異なる第2識別子を用いて第2制御情報のチェックフィールドをスクランブルすることができる。第2生成モジュールは、前記第2制御情報の情報フィールドと第2制御情報のスクランブルされたチェックフィールドとに基づいて、第2制御情報を生成することができる。送信部630は、スケジューリング割り当てリソースプールにおけるリソースブロックを用いて前記第2制御情報を送信する。
【0063】
したがって、中継デバイスから送信された情報を受信する端末デバイスは、ユニキャストリソースプールにおけるリソースブロックを用いて送信された第1制御情報を、当該デバイス自身の識別子でデスクランブルし、SAリソースを用いて送信された第2制御情報を、デフォルトパラメータでデスクランブルすることによって、SAリソースブロックを通じて送信された情報を2回デスクランブルする必要があるという問題点を回避する。
【0064】
本発明の他の例によれば、送信部630は、データリソースプールにおけるリソースブロックを用いて前記第1制御情報を送信することができる。
【0065】
また、受信部610が、複数のグラント情報及び複数のグラント情報のうちの各グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を受信した場合、本発明の一例によれば、情報生成部620は、各グラント情報及び当該グラント情報に対応するデバイス識別子に基づいて第1制御情報を生成することによって、各グラント情報に基づいて当該グラント情報に対応する第1制御情報を生成することができる。送信部630は、スケジューリング割り当てリソースプールにおけるリソースブロック又はユニキャストリソースプールにおけるリソースブロックを用いて、各グラント情報ごとに生成された第1制御情報を送信することができる。
【0066】
本発明の他の例によれば、情報生成部620は、複数のグラント情報、及び複数のグラント情報のうちの各グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子に基づいて、第1制御情報を生成してもよく、これによって、各グラント情報に対して第1制御情報を生成することなく、複数のグラント情報に関する第1制御情報を生成することができる。送信部630は、データリソースプールにおけるデータブロックを用いて、複数のグラント情報に対して共同に生成された第1制御情報を送信する。
【0067】
また、受信部610は、スケジューリング情報を受信することをさらに含むことができる。例えば、受信部610は、基地局から送信されたスケジューリング情報を受信することができる。送信部630は、スケジューリング情報に基づいて第1制御情報を送信することができる。例えば、送信部630は、スケジューリング情報に指示されたサブフレームにおいて第1制御情報を送信することができる。好ましくは、所定時間帯内又はスケジューリング情報に指示された時間帯内に、第1制御情報の全体の送信が完了することができない場合、
図6に示す中継デバイスは、第1制御情報のうち送信されていない部分を廃棄することもできる。
【0068】
これで分かるように、本実施例において、中継デバイスは、基地局から受信したグラント情報、及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子に基づいて、制御情報を生成し、且つ、生成された制御情報を端末デバイスに送信し、これによって、基地局が端末デバイスにグラント情報などを送信する必要がなく、端末デバイスの電力消費とリソースの浪費を低減した。また、本実施例における中継デバイスは、通信システムの全帯域幅を通じて、基地局からグラント情報及びグラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を受信し、且つ、デバイス・トゥ・デバイス通信の方式で端末デバイスに対して、生成された第1制御情報を送信することができる。よって、中継デバイスと端末デバイスの電力消費を低減した。
【0069】
以下、
図7を参照しながら本発明の実施例による端末デバイスについて説明する。
図7は、本発明の実施例による端末デバイス700のブロック図を示す。
図7に示すように、端末デバイス700は、受信部710、情報取得部720および送信部730を含む。この3つの部に加えて、端末デバイス700は、他の部品をさらに含んでよい。しかし、これらの部品は本発明の実施例の内容と関係がないため、ここでは、その図示と説明を省略する。また、本発明の実施例による端末デバイス700が実行する下記動作の具体的な詳細は、上記の
図4を参照しながら説明した詳細と同様であるため、ここでは、重複を回避するために、同じ詳細に対する重複説明を省略する。
【0070】
受信部710は、第1制御情報を受信し、ここで、第1制御情報は、グラント情報、及び前記グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子に関する情報を含んでもよい。例えば、端末デバイスは、中継デバイスからデバイス・トゥ・デバイスを通じて送信された第1制御情報を受信することができる。本発明の一例によれば、端末デバイスは、スケジューリング割り当てリソースプールにおけるSAリソースブロック、ユニキャストリソースプールにおけるユニキャストリソースブロック、又はデータリソースプールにおけるデータリソースを通じて、第1制御情報を受信することができる。
【0071】
情報取得部720は、第1制御情報に基づいて、グラント情報及び前記グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を特定する。本発明の一例によれば、第1制御情報は、情報フィールドとチェックフィールドを含むことができ、且つ、グラント情報、送信デバイス識別子及び受信デバイス識別子は、第1制御情報の情報フィールドに追加されている。情報取得部720は、第1制御情報の情報フィールドから、グラント情報及び前記グラント情報に対応する送信デバイス識別子と受信デバイス識別子を抽出することができる。
【0072】
本発明の他の例によれば、グラント情報と受信デバイス識別子は、第1制御情報の情報フィールドに追加されることができ、且つ、第1制御情報のチェックフィールドは、送信デバイス識別子によってスクランブルされる。情報取得部720は、第1制御情報の情報フィールドから、グラント情報及びグラント情報に対応する受信デバイス識別子を抽出し、その後、端末デバイスの識別子を用いて第1制御情報のチェックフィールドをデスクランブルすることによって、端末デバイスが送信デバイスであるか否かを特定する。
【0073】
送信デバイス識別子及び受信デバイス識別子に基づいて前記端末デバイスが送信デバイス又は受信デバイスであると特定された場合、受信部710または送信部730は、グラント情報によって指示されるリソースを用いて送信又は受信を行う。
【0074】
これで分かるように、本実施例において、端末デバイスは、中継デバイスから送信される第1制御情報を受信し、デバイス・トゥ・デバイス通信に関するグラント情報、及び前記グラント情報に対応するデバイス識別子を取得し、これによって、狭帯域モノのインターネットを通じて基地局からグラント情報などを受信する必要がなくなり、端末デバイスの電力消費とリソースの浪費を低減することができた。また、本実施例において、端末デバイスは、中継デバイスから送信された第1制御情報をデバイス・トゥ・デバイス通信の方式で受信する。よって、中継デバイスと端末デバイスの電力消費を低減した。
【0075】
上述した基地局500、中継デバイス600および端末デバイス700の操作は、ハードウェアによって実現されてもよく、プロセッサで実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよく、あるいは、両者の組み合わせによって実現されてもよい。例えば、プロセッサで実行されるソフトウェアモジュールによって、基地局における特定部、中継デバイスにおける情報生成部、及び端末デバイスにおける情報取得部を実現することができる。ソフトウェアモジュールは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリ、ROM(読み出し専用メモリ)、EPROM(消去可能プログラム可能ROM)、EEPROM(電気的に消去可能なプログラム可能ROM)、レジスタ、ハードドライブ、リムーバブルディスク、及びCD−ROMなどの任意の形式の記憶媒体に設置されてよい。
【0076】
このような記憶媒体は、プロセッサが該記憶媒体に情報を書き込んだり、該記憶媒体から情報を読み取ったりできるように、プロセッサに接続されている。このような記憶媒体は、プロセッサに集積されてもよい。このような記憶媒体またはプロセッサは、ASICに設置されてもよい。このようなASICは、基地局500、中継デバイス600および端末デバイス700に設置されてもよい。このような記憶媒体およびプロセッサは、ディスクリート構成要素として、基地局500、中継デバイス600および端末デバイス700に設置されてもよい。
【0077】
したがって、上述した実施例を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者によって、本発明は、ここで説明した実施例に限定されるものではないことが自明であろう。本発明は、請求の範囲によって限定された本発明の範囲を逸脱しない範囲で、修正又は変更した態様として適用可能である。したがって、明細書における説明は、例示の説明に過ぎず、本発明を制限するものではない。