(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ネットワークアクセスモードが切り替えられる時にデータサービスのサービス状態が中断されることを回避するために、本発明の実施例はネットワーク接続方法及び装置を提供する。前記技術的解決手段は以下のとおりであるである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例の第一の態様によれば、ネットワーク接続方法は、
セルラネットワークを介してネットワークに接続している状態で、アクセス可能な非セルラネットワークの無線信号が検出されたか否かを判定することと、
前記無線信号が検出された場合、現在の処理されているデータサービスのサービス状態が第一のプリセット条件を満たしているか否かを確定し、前記第一のプリセット条件が、ネットワークアクセスモードの切り替え過程において前記データサービスのサービス品質に影響を与えない条件を意味することと、
前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしている場合、前記無線信号に基づいてネットワーク接続を行うこととを含む。
【0007】
選択可能に、現在の処理されているデータサービスのサービス状態が第一のプリセット条件を満たしているか否かを確定することは、
前記サービス状態によってネットワークデータが現在伝送されていないことを確定した場合、前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていることを確定すること、
前記サービス状態によってネットワークデータが現在伝送されていることを確定した場合、前記ネットワークデータが第二のプリセット条件を満たしている場合、前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていることを確定すること、
前記サービス状態によってアプリケーションプログラムが現在実行されていることを確定した場合、前記アプリケーションプログラムが指定されたアプリケーションプログラムではない場合、前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていることを確定すること、
前記サービス状態によって伝送待ちネットワークデータが現在存在しないことを確定した場合、前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていることを確定すること、
前記サービス状態によって伝送待ちネットワークデータが現在存在することを確定した場合、現在の時間と前記伝送待ちネットワークデータの伝送開始時間との間の伝送時間間隔がプリセット時間間隔より大きい場合、前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていることを確定すること、
前記サービス状態により、指定されたウェブページが現在開かれていないことを確定した場合、前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていることを確定すること、
前記サービス状態により、指定されたウェブページが現在開かれていることを確定した場合、前記指定されたウェブページのページ状態が現在指定された状態にない場合、前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていることを確定することのうちの少なくとも一つを含む。
【0008】
選択可能に、前記ネットワークデータが第二のプリセット条件を満たしている場合、前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていることを確定することは、
前記ネットワークデータのデータタイプが指定されたタイプではない場合、前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていることを確定すること、
前記ネットワークデータが前記指定されたアプリケーションプログラムのデータではない場合、前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていることを確定すること、
前記ネットワークデータの伝送レートがプリセットレート閾値より小さい場合、前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていることを確定することのうちの少なくとも一つを含む。
【0009】
選択可能に、現在の処理されているデータサービスのサービス状態が第一のプリセット条件を満たしているか否かを確定した後、
前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていなく、且つ前記サービス状態によってネットワークデータが現在伝送されていること又は伝送待ちネットワークデータが存在することを確定した場合、前記ネットワークデータの伝送過程を監視することと、
前記ネットワークデータの伝送が完了したことを監視した場合、又は前記ネットワークデータの伝送周期がプリセット伝送周期より大きい場合、前記無線信号に基づいてネットワーク接続を行うこととをさらに含む。
【0010】
選択可能に、現在の処理されているデータサービスのサービス状態が第一のプリセット条件を満たしているか否かを確定した後、
前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていなく、且つ前記サービス状態により、指定されたアプリケーションプログラムが現在実行されていることを確定した場合、前記指定されたアプリケーションプログラムの実行状態を監視することと、
前記指定されたアプリケーションプログラムの実行が停止したことを監視した場合、前記無線信号に基づいてネットワーク接続を行うこととをさらに含む。
【0011】
選択可能に、現在の処理されているデータサービスのサービス状態が第一のプリセット条件を満たしているか否かを確定した後、
前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていなく、且つ前記サービス状態により、指定されたウェブページが現在開かれており、且つ前記指定されたウェブページのページ状態が現在指定された状態であることを確定した場合、前記指定されたウェブページのページ状態を監視することと、
前記指定されたウェブページのページ状態が前記指定された状態でないことを監視した場合、前記無線信号に基づいてネットワーク接続を行うこととをさらに含む。
【0012】
選択可能に、現在の処理されているデータサービスのサービス状態が第一のプリセット条件を満たしているか否かを確定した後、
前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていない場合、前記無線信号に基づき、前記非セルラネットワークにアタッチ又は接続することと、
前記サービス状態を監視し続けることと、
前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていることを監視した場合、ネットワーク接続を行うこととを含む。
【0013】
選択可能に、前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしている場合、前記無線信号に基づいてネットワーク接続を行うことは、
前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしている場合、前記無線信号に基づき、前記非セルラネットワークにアタッチ又は接続することと、
前記セルラネットワークを切断することなく、非セルラネットワークを介してデータサービスを処理できるかどうかを判定することと、
データサービスを処理できる場合、ネットワークアクセスモードを前記セルラネットワークから前記非セルラネットワークに切り替え、前記無線信号に基づいてネットワーク接続を行うこととを含む。
【0014】
選択可能に、前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしている場合、前記無線信号に基づいてネットワーク接続を行うことは、
前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしている場合、ネットワーク状態を取得し、前記ネットワーク状態が前記セルラネットワークの現在の信号強度、前記セルラネットワークの現在の伝送速度、前記無線信号の現在の信号強度のうちの少なくとも一つを含むことと、
前記ネットワーク状態が第三のプリセット条件を満たしているか否かを確定し、前記第三のプリセット条件が前記セルラネットワークの現在の信号強度が第一のプリセット強度閾値より小さいこと、前記セルラネットワークの現在の伝送速度がプリセット伝送速度より小さいこと及び前記無線信号の現在の信号強度が第二のプリセット強度閾値より大きいことのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記ネットワーク状態が前記第三のプリセット条件を満たしている場合、ネットワークアクセスモードを前記セルラネットワークから前記非セルラネットワークに切り替え、前記無線信号に基づいてネットワーク接続を行うこととを含む。
【0015】
本発明の実施例の第二の態様によるネットワーク接続装置は、上記第一の態様又は第一の態様におけるいずれかの可能な実施形態で提供されるネットワーク接続方法を実行するための少なくとも一つのモジュールを備える。
【0016】
本発明の実施例の第三の態様による端末は、送信機、受信機、メモリとプロセッサを備え、前記メモリ、前記送信機と前記受信機がそれぞれ前記プロセッサに接続され、前記メモリがプログラムコードを記憶し、前記プロセッサがプログラムコードを呼び出し、上記第一の態様に記載されるネットワーク接続方法を実行するように構成される。
【0017】
本発明の実施例の第四の態様によるコンピュータ可読媒体は、上記第一の態様又は第一の態様におけるいずれかの可能な実施形態で提供されるネットワーク接続方法を実行するための一つ又は一つ以上の命令を記憶する。
【発明の効果】
【0018】
本発明の実施例による技術的解決策は、本発明の実施例において、セルラネットワークを介してネットワークに接続している状態で、アクセス可能な非セルラネットワークの無線信号を検出する時に、ネットワークアクセスモードの切り替えによるデータサービス中断を回避するために、現在の処理されているデータサービスのサービス状態が第一のプリセット条件を満たしているか否かを確定することができるという有益な効果を有する。該第一のプリセット条件がネットワークアクセスモードの切り替え過程において該データサービスのサービス品質に影響を与えない条件であるため、サービス状態が第一のプリセット条件を満たしている時に、無線信号に基づいてネットワーク接続を行うことができ、これにより現在のデータサービスの円滑な進行が保証される。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の実施例における技術的解決策をより明確に説明するために、以下に実施例の記述において必要な図面を簡単に説明するが、明らかに、以下に記載する図面は本発明のいくつかの実施例だけであり、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる
本発明の目的、技術的解決策と利点をより明確にするために、以下に図面と組み合わせて本発明の実施形態をさらに詳しく説明する。
【0021】
本明細書で言及される「モジュール」は一般的にメモリに記憶された、いくつかの機能を実行できるプログラム又は命令を指し、本明細書で言及される「サブモジュール」は、通常、論理的に分けられる機能構造を指し、該「サブモジュール」は純粋なハードウェア、又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせで実現されてもよい。
【0022】
本明細書で言及される「複数」は2つ又は2つ以上を意味する。「及び/又は」は、関連するオブジェクトの関連関係を記述するためのものだけであり、3種類の関係が存在してもよいことを示し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在すること、AとBが同時に存在すること、Bが単独で存在することの3つの状況を示すことができる。文字「/」は、一般的に前後にある関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0023】
本発明の実施例を詳細に説明する前に、まず本発明の実施例の応用シーンを説明する。現在、端末がセルラネットワークに接続される過程でアクセス可能な非セルラネットワークのカバレッジエリアに移動する場合、該端末は、ネットワークアクセスモードをセルラネットワークから非セルラネットワークに自動的に切り替えることができる。しかし、ネットワークアクセスモードの切り替え過程においてネットワーク接続の一時的な中断が引き起こされることが多いため、ユーザが端末を介してデータサービスを処理している場合、該データサービスが中断される可能性があり、ユーザに不便をもたらす。例えば、該端末がセルラネットワークを介してオンラインビデオを再生し、又はビデオ通信を処理している場合、ネットワークアクセスモードの切り替えを行う時に、該オンラインビデオの再生が中断される可能性があり、又は、該ビデオ通信が中断される可能性がある。しかし、現在、該問題を解決する技術が非常に複雑であり、しかも技術の応用が多く制限され、その結果、ネットワークアクセスモードの切り替え効率が低い。したがって、本発明の実施例では、ネットワークアクセスモードの切り替えによるデータサービス中断を回避することができ、それによって現在のデータサービスの円滑な実行を保証することができるネットワーク接続方法が提供される。
【0024】
図1は本発明の実施例によるネットワーク接続方法のフローチャートであり、
図1を参照し、該方法は以下のステップを含む。
【0025】
ステップ101において、端末はセルラネットワークを介してネットワークに接続している状態で、アクセス可能な非セルラネットワークの無線信号が検出されたか否かを判定する。
【0026】
ここで、該無線信号はWIFI(Wireless Fidelity:ワイヤレスフィデリティ)信号であってもよいし、非セルラネットワークの他の無線信号であってもよい。
【0027】
説明すべきものとして、端末がアクセス可能な非セルラネットワークの無線信号が検出されたか否かを判定する操作について関連技術を参照することができ、本発明の実施例はこれに対して説明を省略する。
【0028】
また、該無線信号が検出された場合、該端末が下記ステップ102−ステップ103の操作に従って該無線信号に基づいてネットワーク接続を行うか否かを確定するため、ネットワークアクセスモードの切り替えが行われない場合がある。しかし、セルラネットワークの消費を節約するために、ユーザは、ネットワークアクセスモードの切り替えを早めにしようとする可能性があり、この時に該端末は、無線信号が検出されたことを振動、着信音、ウィンドウポップアップなどによりユーザに通知することができ、それによってユーザは該通知情報を受信する時に、ネットワークアクセスモードを手動で切り替えることができる。
【0029】
ステップ102において、端末は、該無線信号を検出した場合、現在の処理されているデータサービスのサービス状態が第一のプリセット条件を満たしているか否かを確定し、該第一のプリセット条件がネットワークアクセスモードの切り替え過程において該データサービスのサービス品質に影響を与えない条件を意味する。
【0030】
説明すべきものとして、データサービスは端末がネットワークを介して処理することができるサービス、例えば音声通話、ビデオ通話、ビデオ再生のアップロード又はダウンロードなどを意味する。該サービス状態はデータサービスを処理する時の端末の状態を意味する。また、該第一のプリセット条件は予め設定されてもよく、例えば、該第一のプリセット条件はネットワークデータが現在伝送されていないこと、指定されたアプリケーションプログラムが現在実行されていないこと、伝送待ちネットワークデータが現在存在しないことなどの少なくとも一つを含むことができる。
【0031】
ここで、端末が現在の処理されているデータサービスのサービス状態が第一のプリセット条件を満たしているか否かを確定する操作は、以下の方式のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0032】
第一の方式において、端末が該サービス状態により、ネットワークデータが現在伝送されていないことを確定した場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0033】
ここで、該端末が現在ネットワークデータを伝送しない場合、ネットワークアクセスモードの切り替えによって引き起こされるネットワーク中断が端末に影響を与えなく、したがって、端末が該サービス状態により、ネットワークデータが現在伝送されていないことを確定した場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定することができる。
【0034】
説明すべきものとして、ネットワークデータは端末がネットワークを介して伝送したビデオデータ、オーディオデータ、画像データなどを含むことができる。ネットワークデータが現在伝送されていないことは、端末が現在セルラネットワークを介していかなるデータの伝送を行わないことを意味することができる。例えば、該端末が現在ネットワークデータを伝送していないことは、端末が現在ネットワークを介して音声通話を行いこと、ネットワークを介してビデオ通話を行わないこと、ネットワークを介してビデオ再生又はビデオダウンロードを行わないことなどを含むことができる。
【0035】
第二の方式において、端末が該サービス状態によってネットワークデータが現在伝送されていることを確定した場合、該ネットワークデータが第二のプリセット条件を満たしている場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0036】
ここで、端末が該サービス状態によってネットワークデータが現在伝送されていることを確定した場合、現在伝送されているネットワークデータがユーザが重要なデータではない可能性があり、ネットワークが中断されると、ユーザはオンライン体験が影響を受けると感じない。したがって、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしているか否かをさらに判定するために、該端末はさらにネットワークデータが第二のプリセット条件を満たしているか否かを判定することができ、具体的な操作は下記の(1)−(3)方式のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0037】
(1)該ネットワークデータのデータタイプが指定されたタイプではない場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0038】
(2)該ネットワークデータが該指定されたアプリケーションプログラムのデータではない場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0039】
(3)該ネットワークデータの伝送レートがプリセットレート閾値より小さい場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0040】
説明すべきものとして、該指定されたタイプは予め設定されたタイプであってもよく、例えば該指定されたタイプはビデオ、オーディオ、画像などであってもよい。該指定されたアプリケーションプログラムは同様に予め設定されてもよく、例えば、該指定されたアプリケーションプログラムは即時通信アプリケーションプログラム、ビデオ再生アプリケーションプログラムなどであってもよく、設定された指定アプリケーションプログラムの数が一つであってもよいし、複数であってもよい。該プリセットレート閾値は同様に設定されてもよく、例えば、該プリセットレート閾値は20ビット/秒、30ビット/秒などであってもよい。
【0041】
第三の方式において、端末が該サービス状態によってアプリケーションプログラムが現在実行されていることを確定した場合、該アプリケーションプログラムが指定されたアプリケーションプログラムではない場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0042】
ここで、該端末が該サービス状態によってアプリケーションプログラムが現在実行されていることを確定した場合、ネットワークアクセスモードの切り替えによって引き起こされるネットワーク中断が現在実行されているアプリケーションプログラムのみに影響を与え、該アプリケーションプログラムが指定されたアプリケーションプログラムではない場合、該ネットワーク中断が該指定されたアプリケーションプログラムに影響を与えなく、したがって、端末が該サービス状態によってアプリケーションプログラムが現在実行されていることを確定し、且つ該アプリケーションプログラムが指定されたアプリケーションプログラムではない場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定することができる。
【0043】
例えば、指定されたアプリケーションプログラムがビデオ再生アプリケーションプログラムであり、且つ現在実行されているアプリケーションプログラムが即時通信アプリケーションプログラムである場合、サービス状態が第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0044】
第四の方式において、端末が該サービス状態によって伝送待ちネットワークデータが現在存在しないことを確定した場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0045】
説明すべきものとして、伝送待ちネットワークデータは伝送開始時点から伝送されるネットワークデータであってもよく、該伝送待ちネットワークデータは端末オペレーティングシステムのキャッシュデータ、指定されたアプリケーションプログラムのキャッシュデータ、セルラネットワークモデムのキャッシュデータなどを含むことができる。
【0046】
ここで、該端末が該サービス状態によって伝送待ちネットワークデータが現在存在しないことを確定した場合、ネットワーク中断が発生するか否かにかかわらず、端末に影響を与えなく、したがって、端末が該サービス状態によって伝送待ちネットワークデータが現在存在しないことを確定した場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定することができる。
【0047】
第五の方式において、該サービス状態によって伝送待ちネットワークデータが現在存在することを確定した場合、現在の時間と該伝送待ちネットワークデータの伝送開始時間との間の伝送時間間隔がプリセット時間間隔より大きいと、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0048】
ここで、該現在時間と該伝送待ちネットワークデータの伝送開始時間の間の伝送間隔がプリセット時間間隔より大きい場合、ネットワークアクセスモードの切り替えによって引き起こされるネットワークの一時的な中断が後の伝送待ちネットワークデータの伝送に影響を与えなく、したがって、該伝送時間間隔が該プリセット時間間隔より大きい場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0049】
説明すべきものとして、該プリセット時間間隔は予め設定されてもよく、例えば、該プリセット時間間隔は30秒、1分間、2分間などである。
【0050】
第六の方式において、端末が該サービス状態により、指定されたウェブページが現在開かれていないことを確定した場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0051】
ここで、端末が該サービス状態により、指定されたウェブページが現在開かれていないことを確定した場合、ネットワークアクセスモードの切り替えによって引き起こされるネットワーク中断が該指定されたウェブページに影響を与えなく、したがって、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定することができる。
【0052】
説明すべきものとして、該指定されたウェブページは予め設定されてもよく、例えば、該指定されたウェブページはショッピングページ、銀行公式ウェブサイトなどであってもよい。
【0053】
例えば、該指定されたウェブページがショッピングページであり、現在開かれているウェブページがゲームウェブページである場合、該端末は該サービス状態が第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0054】
第七の方式において、端末が該サービス状態により、指定されたウェブページが現在開かれていることを確定した場合、該指定されたウェブページのページ状態が現在指定された状態にない場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0055】
ここで、端末が該サービス状態により、指定されたウェブページが現在開かれていることを確定した場合、ネットワークの一時的な中断が該指定されたウェブページにいかなる影響を与えない可能性があり、したがって、該端末は該指定されたウェブページのページ状態により、さらに該サービス状態が第一のプリセット条件を満たしているか否かを確定することができる。また、該指定状態は予め設定されてもよく、例えば、該指定状態はオンラインショッピング支払い待ち状態、オンラインバンキング確定待ち状態などであってもよい。
【0056】
説明すべきものとして、上記の少なくとも一つの方式の判定結果に基づき、該サービス状態が第一のプリセット条件を満たしている場合、該端末は下記ステップ203の操作を実行することができる。
【0057】
また、端末が該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを確定する操作は、以下の方式のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0058】
第一の方式において、該端末が該サービス状態によってネットワークデータが現在伝送されていることを確定した場合、該伝送されているネットワークデータが第二のプリセット条件を満たしていないと、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを確定する。
【0059】
ここで、現在伝送されているネットワークデータがユーザが大切にするデータではない可能性があり、ネットワークが中断されると、ユーザはオンラインエクスペリエンスが影響を受けると感じないが、該ネットワークデータが重要なデータである場合、ネットワークが中断されると、大きな影響を与える可能性があり、ユーザのオンラインエクスペリエンスが悪い。したがって、端末はさらに該伝送されているネットワークデータが第二のプリセット条件を満たしているか否かを確定することができ、該伝送されているネットワークデータが第二のプリセット条件をみたしていない場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを確定する。端末が伝送されているネットワークデータが第二のプリセット条件を満たしていないことを確定し、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを確定する操作は、下記(1)−(3)方式のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0060】
(1)該ネットワークデータのデータタイプが指定されたタイプではない場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを確定する。
【0061】
(2)該ネットワークデータが該指定されたアプリケーションプログラムのデータではない場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを確定する。
【0062】
(3)該ネットワークデータの伝送レートがプリセットレート閾値より小さい場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを確定する。
【0063】
説明すべきものとして、該端末が該サービス状態によってネットワークデータが現在伝送されていることを確定した場合、該端末はさらに該サービス状態が第一のプリセット条件を満たしていないことを直接確定することができる。しかし、端末が該サービス状態が第一のプリセット条件を満たしていないことを直接確定すると、該端末はネットワークアクセスモードの切り替えを行わなく、依然としてセルラネットワークを介してネットワークデータの伝送を行う可能性がある。端末が現在ビデオダウンロードなどのネットワークを消費するデータサービスを実行していると、セルラネットワークの浪費を引き起こす可能性がある。したがって、一般的には、端末は上記第一の方式の操作により該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを確定することができ、それによって該セルラネットワークに対する消費を節約する。
【0064】
第二の方式において、端末が該サービス状態によってアプリケーションプログラムが現在実行されていることを確定した場合、該アプリケーションプログラムが指定されたアプリケーションプログラムであると、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていいないことを確定する。
【0065】
ここで、該端末が該サービス状態によってアプリケーションプログラムが現在実行されていることを確定した場合、ネットワークアクセスモードの切り替えによって引き起こされるネットワーク中断が現在実行されているアプリケーションプログラムに影響を与え、該アプリケーションプログラムが指定されたアプリケーションプログラムであると、該ネットワーク中断が該指定されたアプリケーションプログラムに影響を与え、したがって、端末が該サービス状態によってアプリケーションプログラムが現在実行されていることを確定し、且つ該アプリケーションプログラムが指定されたアプリケーションプログラムである場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを確定することができる。
【0066】
例えば、指定されたアプリケーションプログラムがビデオ再生アプリケーションプログラムであり、且つ現在実行されているアプリケーションプログラムがビデオ再生アプリケーションプログラムである場合、サービス状態が第一のプリセット条件を満たしていないことを確定する。
【0067】
第三の方式において、端末が該サービス状態によって伝送待ちネットワークデータが現在存在することを確定した場合、該伝送時間間隔が該プリセット時間間隔以下であると、ネットワークアクセスモードの切り替えによって引き起こされるネットワークの一時的な中断が該伝送待ちネットワークデータの伝送に影響を与える可能性があり、したがって、該伝送時間間隔が該プリセット時間間隔以下である場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを確定する。
【0068】
例えば、該伝送開始時間が現在時間であり且つ該指定された時間間隔が30秒である場合、この時にネットワークアクセスモードを切り替えると、該ネットワークデータを伝送することができなく、したがって、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを確定する。
【0069】
説明すべきものとして、該端末が該サービス状態によって伝送待ちネットワークデータが現在存在することを確定した場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを直接確定する。しかし、端末が該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを直接確定すると、該端末はネットワークアクセスモードの切り替えを行わなく、依然としてセルラネットワークを介して他のデータサービスの処理を行い、その結果、セルラネットワークが浪費される。同時に、該伝送時間間隔が該プリセット時間間隔より大きい場合、現在ネットワーク中断が発生するか否かにかかわらず、後の該伝送待ちネットワークデータに対する伝送に影響を与えない。したがって、一般的には、端末は上記第三の方式の操作により該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを確定することができ、それによって該セルラネットワークに対する消費を節約する。
【0070】
第四の方式において、端末が該サービス状態により、指定されたウェブページが現在開かれていることを確定した場合、該指定されたウェブページに対する一時的なネットワーク中断の影響が小さく、後の該指定されたウェブページに対する端末の操作に影響を与えなく、したがって、該端末は該指定されたウェブページのページ状態が指定された状態にあるか否かを確定し続けることができる。該指定されたウェブページのページ状態が現在指定された状態であると、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを確定する。
【0071】
説明すべきものとして、該端末が該サービス状態により、指定されたウェブページが現在開かれていることを確定した場合、該端末は現在のサービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを直接確定することができる。該端末が該サービス状態により、指定されたウェブページが現在開かれていることを確定した場合、該指定されたウェブページに対する一時的なネットワーク中断の影響が小さく、端末が現在のサービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを直接確定すると、該端末はネットワークアクセスモードの切り替えを行わなく、依然としてセルラネットワークを介して他のデータサービスの処理を行い、その結果、セルラネットワークが浪費される。したがって、一般的には、端末は上記第四の方式の操作により該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを確定することができ、それによって該セルラネットワークに対する消費を節約する。
【0072】
説明すべきものとして、上記の少なくとも一つの方式の判定結果に基づき、該サービス状態が第一のプリセット条件を満たしていない場合、該端末は下記ステップ204の操作を実行することができる。
【0073】
ステップ103において、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしている場合、端末は該無線信号に基づいてネットワーク接続を行う。
【0074】
ここで、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしている場合、該端末は該無線信号に基づいてネットワーク接続を直接行うことができる。当然、非セルラネットワークのネットワーク状態が良くない場合があり、その結果、端末が該非セルラネットワークに接続した後にデータサービスを処理する効率が低くなる。又は、該端末が該非セルラネットワークに接続された後に、データサービスを処理できない場合がある可能性がある。したがって、上記場合を回避するために、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしている場合、該端末が該無線信号に基づいてネットワーク接続を行う方式はさらに以下の2つの方式を含むことができる。
【0075】
(1)該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしている場合、該端末は該無線信号に基づき、非セルラネットワークにアタッチ又は接続され、該セルラネットワークを切断することなく、該非セルラネットワークを介してデータサービスを処理できるかどうかを判定し、データサービスを処理できる場合、ネットワークアクセスモードを該セルラネットワークから該非セルラネットワークに切り替え、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行うことができる。
【0076】
ここで、該端末は該セルラネットワークを切断することなく、非セルラネットワークを介してデータの伝送を行い、該データの伝送が成功できるか否かを判定し、該データの伝送が成功できる場合、端末が該非セルラネットワークを介してデータサービスを処理することができることを確定し、該データの伝送が成功できない場合、端末が該非セルラネットワークを介してデータサービスを処理することができないことを確定する。
【0077】
説明すべきものとして、端末は、上記方式だけでなく、他の方式により、該セルラネットワークを切断することなく、該非セルラネットワークを介してデータサービスを処理できるかどうかを判定することができる。
【0078】
説明すべきものとして、上記第一の方式により、端末が該非セルラネットワークに接続されるがデータサービスを処理できない場合を回避することができ、それによってユーザのネットワークエクスペリエンスが向上する。
【0079】
また、端末が該非セルラネットワークを介してデータサービスを処理できないことを確定した場合、ネットワーク切り替えを行わない。
【0080】
(2)該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしている場合、該端末はネットワーク状態を取得することができ、該ネットワーク状態が該セルラネットワークの現在の信号強度、該セルラネットワークの現在の伝送速度、該無線信号の現在の信号強度のうちの少なくとも一つを含み、該ネットワーク状態が第三のプリセット条件を満たしているか否かを確定し、該第三のプリセット条件が該セルラネットワークの現在の信号強度が第一のプリセット強度閾値より小さいこと、該セルラネットワークの現在の伝送速度がプリセット伝送速度より小さいこと、該無線信号の現在の信号強度が第二のプリセット強度閾値より大きいことのうちの少なくとも一つを含み、該ネットワーク状態が該第三のプリセット条件を満たしている場合、ネットワークアクセスモードを該セルラネットワークから該非セルラネットワークに切り替え、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行う。
【0081】
ここで、セルラネットワークの信号強度又は伝送速度が低い場合、データサービスに対する現在の端末の処理効率に影響を与える可能性があり、それによってユーザのネットワークエクスペリエンスが低下する。また、非セルラネットワークの信号強度が低い場合、端末が該低い信号強度で該非セルラネットワークにアクセスすると、後のネットワーク中断が発生する可能性があり、その結果、端末はデータサービスの処理を行うことができなく、同様にユーザのネットワークエクスペリエンスが低下する。したがって、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしている場合、該端末はさらにネットワーク状態を取得し、該ネットワーク状態に応じて、さらに該無線信号に基づいてネットワーク接続を行うか否かを判定することができる。
【0082】
説明すべきものとして、第一のプリセット強度閾値は予め設定されてもよく、例えば該第一のプリセット強度閾値は30db(デシベル)、40db(デシベル)などであってもよい。該第二のプリセット強度閾値は同様に予め設定されてもよく、例えば該第二のプリセット強度閾値は50db、60dbなどであってもよい。該プリセット伝送速度は同様に予め設定されてもよく、例えば、該プリセット伝送速度は20kb/s、30kb/sなどであってもよい。
【0083】
また、実際の応用中、該ネットワーク状態は該セルラネットワークの現在の信号強度、該セルラネットワークの現在の伝送速度、該無線信号の現在の信号強度のうちの少なくとも一つだけでなく、セルラネットワーク規格、非セルラネットワーク規格などを含むことができる。該セルラネットワーク規格は4G LTE、3G WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)/TD−SCDMA(Time Division−Synchronous Code Division Multiple Access:時分割−同期符号分割多元接続)/CDMA2000(Code Division Multiple Access:コード分割多元接続2000)などを含むことができ、該非セルラネットワーク規格はIEEE802.11a/b/g/n/ac/ad(Institute of Electrical and Electronics Engineers:国際電気電子技術者協会802.11a/b/g/n/ac/ad)などを含むことができる。
【0084】
ここで、該ネットワーク状態が該セルラネットワーク規格と非セルラネットワーク規格を含む場合、記憶されたセルラネットワーク規格と該非セルラネットワーク規格とのマッチング関係に応じて、該セルラネットワーク規格が該無線信号に対応する非セルラネットワーク規格とマッチングするか否かを判定し、該セルラネットワーク規格が該無線信号に対応する非セルラネットワーク規格とマッチングする場合、ネットワークアクセスモードを該セルラネットワークから該非セルラネットワークに切り替え、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行う。
【0085】
説明すべきものとして、該セルラネットワーク規格と該非セルラネットワーク規格とのマッチング関係は予め設定されてもよく、例えば、該セルラネットワーク規格と該非セルラネットワーク規格とのマッチング関係は該セルラネットワーク規格4G LTEが非セルラネットワーク規格IEEE802.11acとマッチングすること、該セルラネットワーク規格3G WCDMAが非セルラネットワーク規格IEEE802.11gとマッチングすることなどを含む。
【0086】
例えば、該セルラネットワーク規格が4G LTEである場合、該セルラネットワーク規格4G LTEとマッチングする非セルラネットワーク規格がIEEE802.11acであるため、該無線信号に対応する非セルラネットワーク規格がIEEE802.11acであると、該端末は該セルラネットワーク規格が該非セルラネットワーク規格とマッチングすることを確定し、ネットワークアクセスモードを該セルラネットワークから該非セルラネットワークに切り替え、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行う。
【0087】
ステップ104において、該サービス状態が第一のプリセット条件を満たしていない場合、該端末はネットワークアクセスモードを切り替えなく、セルラネットワークを介して現在のデータサービスを処理し続ける。
【0088】
ここで、サービス状態が第一のプリセット条件を満たしていない場合、該端末がネットワークアクセスモードの切り替えを直接行うと、ネットワークが中断され、それによってデータサービスに対する端末の処理に影響を与える。したがって、該サービス状態が第一のプリセット条件を満たしていない場合、該端末は、該無線信号によってネットワーク接続を行うことなく、現在のデータサービスを処理し続けることができる。
【0089】
さらに、ユーザがセルラネットワークを消費することを回避し、ユーザのネットワークエクスペリエンスを向上させるために、該サービス状態が第一のプリセット条件を満たしていない場合、該端末はさらに以下の少なくとも一つの状況で、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行うことができる。
【0090】
第一の状況において、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていなく、且つ端末が該サービス状態によってネットワークデータが現在伝送されていること又は伝送待ちネットワークデータが存在することを確定した場合、該ネットワークデータの伝送過程を監視し、該ネットワークデータの伝送が完了したことを監視した場合、又は該ネットワークデータの伝送周期がプリセット伝送周期より大きい場合、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行う。
【0091】
ここで、ネットワークデータの伝送が完了される場合、ネットワーク中断が発生してもいかなる影響を与えなく、したがって、端末は該ネットワークの伝送が終了することを監視する時に、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行うことができる。また、該データ伝送の周期が長い場合、ネットワークデータの伝送が基本的に完了されることを示し、この時にネットワーク中断が発生すると、ネットワークデータの伝送に影響を与えなく、したがって、本発明の実施例では、該ネットワークデータの伝送周期がプリセット伝送周期より大きい時に、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行うことができる。
【0092】
説明すべきものとして、該プリセット伝送周期は予め設定されてもよく、例えば、該プリセット伝送周期は100ms(ミリ秒)、200ミリ秒などであってもよい。
【0093】
第二の状況において、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていなく、且つ端末が該サービス状態により、指定されたアプリケーションプログラムが現在実行されていることを確定した場合、該指定されたアプリケーションプログラムの実行状態を監視し、該指定されたアプリケーションプログラムの実行が停止されたことを監視した場合、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行うことができる。
【0094】
説明すべきものとして、端末が該指定されたアプリケーションプログラムの実行状態を監視する操作について関連技術を参照することができ、本発明の実施例はこれに対して説明を省略する。
【0095】
第三の状況において、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていなく、且つ端末が該サービス状態により、指定されたウェブページが現在開かれており、且つ該指定されたウェブページのページ状態が現在指定された状態であることを確定した場合、該指定されたウェブページのページ状態を監視し、該指定されたウェブページのページ状態が該指定された状態にないことを監視した場合、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行う。
【0096】
説明すべきものとして、上記の少なくとも一つの状況により、端末は現在の処理されているデータサービスを中断することなく、現在の処理されているデータサービスを終了した後に、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行うことができ、それによってネットワークアクセスモードの切り替えによるデータサービス中断を回避し、現在のデータサービスの円滑な処理を保証し、ユーザのネットワークエクスペリエンスを向上させる。同時に、該端末も後のインターネットアクセスのためのセルラネットワーク消費を節約する。
【0097】
さらに、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていない場合、該端末はさらに該無線信号に基づき、該非セルラネットワークにアタッチ又は接続され、該サービス状態を監視し続け、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを監視した場合、ネットワーク接続を行うことができる。
【0098】
ここで、該端末は該サービス状態をリアルタイムに監視することができ、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていないことを確定する指定時間長の後に、該サービス状態を監視することもできる。ステップ102の操作を新たに実行し、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしているか否かを判定する。該指定時間長は予め設定されてもよく、例えば、該指定時間長は1分間、5分間、10分間などであってもよい。
【0099】
説明すべきものとして、該端末は該無線信号に基づき、まず非セルラネットワークにアタッチ又は接続され、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしている時に、ネットワーク接続を継続して行い、再度のアタッチ又は接続を必要とせず、これによりネットワーク接続の速度を向上させる。
【0100】
本発明の実施例では、端末はセルラネットワークを介してネットワークに接続している状態で、アクセス可能な非セルラネットワークの無線信号を検出する時に、現在の処理されているデータサービスのサービス状態が第一のプリセット条件を満たしているか否かを判定し、第一のプリセット条件を満たしている時に、無線信号に基づいてネットワーク接続を行うことができる。該第一のプリセット条件を満たしていない場合、該サービス状態を監視し、該現在のデータサービスの処理が完了されたことを監視した場合、無線信号に基づいてネットワーク接続を行い、これによりネットワークアクセスモードの切り替えによるデータサービス中断を回避し、現在のデータサービスの円滑な実行を保証し、さらにユーザのネットワークエクスペリエンスを向上させることができる。また、該無線ネットワークに基づいてネットワーク接続を行う前に、該端末はさらにネットワーク状態を取得することができ、該ネットワーク状態により、さらに該無線信号に基づいてネットワーク接続を行うか否かを確定し、それによってネットワーク接続の信頼性を向上させることができる。
【0101】
図2Aは本発明の実施例によるネットワーク接続装置であり、
図2Aを参照し、該装置は判定モジュール201、確定モジュール202と第一の接続モジュール203を備える。
【0102】
判定モジュール201は、セルラネットワークを介してネットワークに接続している状態で、アクセス可能な非セルラネットワークの無線信号が検出されたか否かを判定するように構成される。
【0103】
確定モジュール202は、該無線信号が検出された場合、現在の処理されているデータサービスのサービス状態が第一のプリセット条件を満たしているか否かを確定するように構成され、該第一のプリセット条件がネットワークアクセスモードの切り替え過程において該データサービスのサービス品質に影響を与えない条件を意味する。
【0104】
第一の接続モジュール203は、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしている場合、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行うように構成される。
【0105】
選択可能に、
図2Bを参照し、該確定モジュール202は下記のサブモジュールのうちの少なくとも一つを含む。
【0106】
第一の確定サブモジュール2021は、該サービス状態により、ネットワークデータが現在伝送されていないことを確定した場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定するように構成される。
【0107】
第二の確定サブモジュール2022は、該サービス状態によってネットワークデータが現在伝送されていることを確定した場合、該ネットワークデータが第二のプリセット条件を満たしている場合、前記サービス状態が前記第一のプリセット条件を満たしていることを確定するように構成される。
【0108】
第三の確定サブモジュール2023は、該サービス状態によってアプリケーションプログラムが現在実行されていることを確定した場合、該アプリケーションプログラムが指定されたアプリケーションプログラムではない場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定するように構成される。
【0109】
第四の確定サブモジュール2024は、該サービス状態によって伝送待ちネットワークデータが現在存在しないことを確定した場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定するように構成される。
【0110】
第五の確定サブモジュール2025は、該サービス状態によって伝送待ちネットワークデータが現在存在することを確定した場合、現在の時間と該伝送待ちネットワークデータの伝送開始時間との間の伝送時間間隔がプリセット時間間隔より大きいと、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定するように構成される。
【0111】
第六の確定サブモジュール2026は、該サービス状態により、指定されたウェブページが現在開かれていないことを確定した場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定するように構成される。
【0112】
第七の確定サブモジュール2027は、該サービス状態により、指定されたウェブページが現在開かれていることを確定した場合、該指定されたウェブページのページ状態が現在指定された状態にない場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定するように構成される。
【0113】
選択可能に、該第二の確定サブモジュール2022は下記方式のうちの少なくとも一つを実行するように構成される。
【0114】
該ネットワークデータのデータタイプが指定されたタイプではない場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0115】
該ネットワークデータが該指定されたアプリケーションプログラムのデータではない場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0116】
該ネットワークデータの伝送レートがプリセットレート閾値より小さい場合、該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを確定する。
【0117】
選択可能に、
図2Cを参照し、該装置はさらに、
該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていなく、且つ該サービス状態によってネットワークデータが現在伝送されていること又は伝送待ちネットワークデータが存在することを確定した場合、前記ネットワークデータの伝送過程を監視するように構成される第一の監視モジュール204と、
該ネットワークデータの伝送が完了したことを監視した場合、又は該ネットワークデータの伝送周期がプリセット伝送周期より大きい場合、前記無線信号に基づいてネットワーク接続を行うように構成される第二の接続モジュール205とを備える。
【0118】
選択可能に、
図2Dを参照し、該装置はさらに、
該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていなく、且つ該サービス状態により、指定されたアプリケーションプログラムが現在実行されていることを確定した場合、該指定されたアプリケーションプログラムの実行状態を監視するように構成される第二の監視モジュール206と、
該指定されたアプリケーションプログラムの実行が停止したことを監視した場合、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行うように構成される第三の接続モジュール207とを備える。
【0119】
選択可能に、
図2Eを参照し、該装置はさらに、
該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていなく、且つ該サービス状態により、指定されたウェブページが現在開かれており、且つ該指定されたウェブページのページ状態が現在指定された状態であることを確定した場合、該指定されたウェブページのページ状態を監視するように構成される第三の監視モジュール208と、
該指定されたウェブページのページ状態が該指定された状態にないことを監視した場合、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行うように構成される第四の接続モジュール209とを備える。
【0120】
選択可能に、
図2Fを参照し、該装置はさらに、
該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていない場合、該無線信号に基づき、該非セルラネットワークにアタッチ又は接続するように構成される接続モジュール210と、
該サービス状態を監視し続けるように構成される第四の監視モジュール211と、
該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしていることを監視した場合、ネットワーク接続を行うように構成される第五の接続モジュール212とを備える。
【0121】
選択可能に、
図2Gを参照し、該第一の接続モジュール203は、
該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしている場合、該無線信号に基づき、該非セルラネットワークにアタッチ又は接続するように構成される接続サブモジュール2031と、
該セルラネットワークを切断することなく、該非セルラネットワークを介してデータサービスを処理できるかどうかを判定するように構成される判定サブモジュール2032と、
データサービスを処理できる場合、ネットワークアクセスモードを該セルラネットワークから該非セルラネットワークに切り替え、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行うように構成される第一の接続サブモジュール2033とを含む。
【0122】
選択可能に、
図2Hを参照し、該第一の接続モジュール203は、
該サービス状態が該第一のプリセット条件を満たしている場合、ネットワーク状態を取得するように構成され、該ネットワーク状態が該セルラネットワークの現在の信号強度、該セルラネットワークの現在の伝送速度、該無線信号の現在の信号強度のうちの少なくとも一つを含む取得サブモジュール2034と、
該ネットワーク状態が第三のプリセット条件を満たしているか否かを確定するように構成され、第三のプリセット条件が該セルラネットワークの現在の信号強度が第一のプリセット強度閾値より小さいこと、該セルラネットワークの現在の伝送速度がプリセット伝送速度より小さいこと及び該無線信号の現在の信号強度が第二のプリセット強度閾値より大きいことのうちの少なくとも一つを含む第八の確定サブモジュール2035と、
該ネットワーク状態が該第三のプリセット条件を満たしている場合、ネットワークアクセスモードを該セルラネットワークから該非セルラネットワークに切り替え、該無線信号に基づいてネットワーク接続を行うように構成される第二の接続サブモジュール2036とを含む。
【0123】
上述したように、本発明の実施例では、端末はセルラネットワークを介してネットワークに接続している状態で、アクセス可能な非セルラネットワークの無線信号を検出する時に、現在の処理されているデータサービスのサービス状態が第一のプリセット条件を満たしているか否かを判定し、第一のプリセット条件を満たしている時に、無線信号に基づいてネットワーク接続を行うことができる。該第一のプリセット条件を満たしていない場合、該サービス状態を監視し、該現在のデータサービスの処理が完了されたことを監視した場合、無線信号に基づいてネットワーク接続を行い、これによりネットワークアクセスモードの切り替えによるデータサービス中断を回避し、現在のデータサービスの円滑な実行を保証することができ、さらにユーザのネットワークエクスペリエンスを向上させる。また、該無線ネットワークに基づいてネットワーク接続を行う前に、該端末はさらにネットワーク状態を取得し、該ネットワーク状態により、さらに該無線信号に基づいてネットワーク接続を行うか否かを確定することができ、そのためネットワーク接続の信頼性が向上する。
【0124】
図3は本発明の実施例による端末の構造図である。該端末はプロセッサ31、受信機32、送信機33、メモリ34とバス35を備える。
【0125】
プロセッサ31は、一つ又は一つ以上の処理コアを含み、プロセッサ31はソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することにより、各種の機能アプリケーション及び情報処理を実行する。
【0126】
受信機32と送信機33は、一つの通信コンポーネントとして実現されてもよく、該通信コンポーネントが一つの通信チップであってもよく、通信チップに受信モジュール、送信モジュールと情報を変調及び/又は復調し、無線信号によって該情報を受信又は送信するためのモデムモジュールなどが含まれてもよい。
【0127】
メモリ34はバス35を介してプロセッサ31に接続される。
【0128】
メモリ34はソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶することに用いられてもよい。
【0129】
メモリ34は少なくとも一つの機能によって記述されたるプリケーションプログラムモジュール36を記憶することができる。プリケーションプログラムモジュール36は生成モジュール361、送信モジュール362と受信モジュール363を含むことができる。
【0130】
プロセッサ31は生成モジュール361を実行して上記各方法の実施例における生成ステップに関連する機能を実施することに用いられ、プロセッサ31は送信モジュール362を実行して上記各方法の実施例における送信ステップに関連する機能を実施することに用いられ、プロセッサ31は受信モジュール363を実行して上記各方法の実施例における受信ステップに関連する機能を実施することに用いられる。
【0131】
メモリ34は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクなどの任意のタイプの揮発性又は不揮発性記憶装置又はそれらの組み合わせにより実現されてもよい。