【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の態様によるページング方法は、ネットワーク装置が遠隔端末装置の状態情報を受信することと、前記ネットワーク装置が前記状態情報に基づき、前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定することと、前記ネットワーク装置が前記ページング方式に応じて前記遠隔端末装置をページングすることとを含む。
【0006】
したがって、本出願の実施例では、ネットワーク装置は遠隔端末装置の状態情報に基づき、遠隔端末装置をページングするページング方式を確定し、これにより、ネットワーク装置のブラインドページングによって引き起こされるページング失敗を回避し、それによってネットワーク装置が遠隔端末装置を正確にページングすることを保証することができる。
【0007】
選択可能に、前記状態情報は前記遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを示すことに用いられ、及び/又は、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置するか否かを示すことに用いられる。
【0008】
選択可能に、状態情報は端末装置が接続状態にあるか否かの情報、又は端末装置がアイドル状態にあるか否かの情報などであってもよく、本出願の実施例において状態情報は具体的に限定されず、ネットワーク装置がページング方式を確定するためのいかなる情報であってもよい。
【0009】
したがって、本出願の実施例では、端末装置はそれ自身の状態情報を報告し、ネットワーク装置は状態情報に基づき、端末装置をどの方式でページングするかを確定し、これにより、遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置しない場合、ネットワーク装置がエアインタフェースメッセージを用いる時に引き起こされるページング失敗を回避することができ、遠隔端末装置と中継端末装置の間に信頼関係がない場合、ネットワーク装置が中継端末装置を用いてページングする時に引き起こされるページング失敗を回避することもでき、本出願の実施例によるページング方法によれば、ネットワーク装置はページングする時に端末装置の状態情報に基づいてページングし、これにより、ページングの正確性を保証できる。
【0010】
選択可能に、該ネットワーク装置は端末装置と接続関係を有する第一のアクセスネットワーク装置であってもよく、該ネットワーク装置は端末装置と接続関係を有する第一のコアネットワーク装置であってもよく、該ネットワーク装置は第一のアクセスネットワーク装置と同一のネットワークカバレッジエリア又は同一のページングエリアに位置する少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置であってもよく、本出願の実施例はこれに限定されない。
【0011】
選択可能に、状態情報が遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを示すことに用いられる場合、前記状態情報が遠隔端末装置と中継端末装置の間の加入関係及び/又は接続関係を示すことは、遠隔端末装置が加入関係及び/又は接続関係を取得し、中継端末装置を介してネットワーク装置へ状態情報を送信することであってもよく、中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を取得してネットワーク装置へ状態情報を送信することであってもよい。
【0012】
選択可能に、状態情報は前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が信頼関係を有するか否かを示すこともできる。
【0013】
いくつかの実施形態では、前記ページング方式はエアインタフェースメッセージを介してページングすること又は前記遠隔端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有する中継端末装置を介してページングすることを含む。
【0014】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が前記状態情報に基づき、前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定することは、前記状態情報が、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置することを示すことに用いられる場合、前記ネットワーク装置が前記遠隔端末装置のページング方式としてエアインタフェースメッセージを介してページングすることを確定することを含む。
【0015】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が前記状態情報に基づき、前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定することは、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、前記ネットワーク装置が前記遠隔端末装置のページング方式として前記中継端末装置を介してページングすることを確定することを含む。
【0016】
いくつかの実施形態では、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、前記ネットワーク装置が前記遠隔端末装置のページング方式が中継端末装置を介してページングすることであることを確定することは、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置する場合、前記ネットワーク装置が前記遠隔端末装置のページング方式として前記中継端末装置を介してページングすることを確定することを含む。当然、ネットワーク装置はエアインタフェースメッセージを用いて遠隔端末装置をページングすることもでき、本出願の実施例はこれに限定されない。具体的にどの方式を用いてページングするかはプロトコルによって定められてもよい。
【0017】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が前記状態情報に基づき、前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定することは、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有しないことを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置しない場合、前記ネットワーク装置が前記遠隔端末装置のページング方式として前記中継端末装置を介してページングすることを確定することを含む。
【0018】
いくつかの実施形態では、前記状態情報は、前記遠隔端末装置の位置するネットワークの識別情報及び前記遠隔端末装置と前記ネットワークの識別情報に対応するネットワーク装置との間のリンク品質情報を含む。
【0019】
いくつかの実施形態では、前記状態情報は、前記遠隔端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有する中継端末装置の識別情報及び前記遠隔端末装置と前記中継端末装置との間のリンク品質情報を含む。
【0020】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が遠隔端末装置の状態情報を受信することは、前記ネットワーク装置がエアインタフェースメッセージを介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信することを含む。
【0021】
選択可能に、第一のアクセスネットワーク装置はエアインタフェースメッセージを介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信し、又は少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置はエアインタフェースメッセージを介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信し、又は第一のコアネットワーク装置はエアインタフェースメッセージを介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信する。
【0022】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が遠隔端末装置の状態情報を受信することは、前記ネットワーク装置が前記中継端末装置を介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信することを含む。
【0023】
選択可能に、第一のアクセスネットワーク装置は中継端末装置を介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信し、又は少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置は中継端末装置を介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信し、又は第一のコアネットワーク装置は中継端末装置を介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信する。
【0024】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置は第一のアクセスネットワーク装置である。第一のアクセスネットワーク装置は遠隔端末装置に接続されるアクセスネットワーク装置であってもよく、このようにして遠隔端末装置は状態情報を第一のアクセスネットワーク装置に直接送信することができる。
【0025】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が遠隔端末装置の状態情報を受信することは、前記第一のアクセスネットワーク装置が前記遠隔端末装置から送信された前記遠隔端末装置の状態情報を受信することを含む。
【0026】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が遠隔端末装置の状態情報を受信することは、前記第一のアクセスネットワーク装置が第一のコアネットワーク装置から送信された前記状態情報を受信し、前記第一のコアネットワーク装置から送信された前記状態情報が前記遠隔端末装置から前記第一のコアネットワーク装置に送信されることを含む。
【0027】
選択可能に、ネットワーク装置が第一のアクセスネットワーク装置であってもよく、遠隔端末装置は第一のコアネットワーク装置へ状態情報を送信し、第一のコアネットワーク装置は前記状態情報を第一のアクセスネットワーク装置に送信し、第一のアクセスネットワーク装置は遠隔端末装置をページングするページング方式を確定する。
【0028】
選択可能に、ネットワーク装置が第一のコアネットワーク装置であってもよく、このようにして第一のコアネットワーク装置は遠隔端末装置をページングするページング方式を確定し、そして確定されたページング方式の情報を端末装置に接続される第一のアクセスネットワーク装置に送信することができる。
【0029】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が第一のアクセスネットワーク装置であり、前記ネットワーク装置が遠隔端末装置の状態情報を受信することは、前記第一のアクセスネットワーク装置が少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置から送信された前記状態情報を受信し、前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置から送信された前記状態情報が前記遠隔端末装置から前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置に送信されることを含む。
【0030】
選択可能に、ネットワーク装置が少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置であってもよく、遠隔端末装置は少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ状態情報を送信し、少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置は前記状態情報を第一のアクセスネットワーク装置に送信し、第一のアクセスネットワーク装置は遠隔端末装置をページングするページング方式を確定する。少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置は第一のアクセスネットワーク装置と異なり、少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置と第一のアクセスネットワーク装置は同一のネットワークカバレッジに位置するアクセスネットワーク装置であってもよく、又は少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置と第一のアクセスネットワーク装置は同一のページングエリアに位置するアクセスネットワーク装置であってもよい。
【0031】
選択可能に、ネットワーク装置は、少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置であってもよく、このようにして少なくとも一つのアクセスネットワーク装置は遠隔端末装置をページングするページング方式を確定し、そして確定されたページング方式の情報を端末装置に接続される第一のアクセスネットワーク装置に送信することができる。
【0032】
いくつかの実施形態では、前記第一のアクセスネットワーク装置が第一のコアネットワーク装置から送信された前記状態情報を受信することは、前記第一のアクセスネットワーク装置が前記第一のコアネットワーク装置から送信された第一のページングリクエストメッセージを受信し、前記第一のページングリクエストメッセージに前記状態情報が含まれることを含む。ページングが第一のコアネットワーク装置によって開始されたページングであってもよく、このようにして、第一のコアネットワーク装置は遠隔端末装置をページングする時に、第一のアクセスネットワーク装置へ第一のページングリクエストメッセージを送信し、該第一のページングリクエストメッセージに状態情報が含まれ、第一のアクセスネットワーク装置は第一のページングリクエストメッセージに含まれる状態情報に基づいてページング方式を確定する。
【0033】
選択可能に、ページングが第一のコアネットワーク装置によって開始されたページングであってもよく、第一のコアネットワーク装置は受信された状態情報に基づき、遠隔端末装置をページングするページング方式を確定し、第一のコアネットワーク装置が遠隔端末装置をページングする必要がある場合、第一のコアネットワーク装置はページング方式の関連情報を第一のページングリクエストメッセージに含ませて第一のアクセスネットワーク装置に送信することができ、第一のアクセスネットワーク装置は第一のページングリクエストメッセージに含まれるページング方式の関連情報に基づいて遠隔端末装置をページングする。
【0034】
いくつかの実施形態では、前記第一のアクセスネットワーク装置が少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置から送信された前記状態情報を受信することは、前記第一のアクセスネットワーク装置が前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワークから送信された第二のページングリクエストメッセージを受信し、前記第二のページングリクエストメッセージに前記状態情報が含まれることを含む。ページングが少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置によって開始されたページングであってもよく、このようにして、第二のアクセスネットワーク装置は遠隔端末装置をページングする時に、第一のアクセスネットワーク装置へ第二のページングリクエストメッセージを送信し、該第二のページングリクエストメッセージに状態情報が含まれ、第一のアクセスネットワーク装置は第一のページングリクエストメッセージに含まれる状態情報に基づいてページング方式を確定する。
【0035】
選択可能に、ページングが少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置によって開始されたページングであってもよく、少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置は受信された状態情報に基づき、遠隔端末装置をページングするページング方式を確定し、少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置が遠隔端末装置をページングする必要がある場合、少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置はページング方式の関連情報を第二のページングリクエストメッセージに含ませて第一のアクセスネットワーク装置に送信することができ、第一のアクセスネットワーク装置は第一のページングリクエストメッセージに含まれるページング方式の関連情報に基づいて遠隔端末装置をページングする。
【0036】
第二の態様によるページング方法は、遠隔端末装置が状態情報を確定することと、前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、前記状態情報が前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定するために前記ネットワーク装置によって用いられることとを含む。
【0037】
選択可能に、遠隔端末装置はネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信又は監視することができる。
【0038】
選択可能に、前記状態情報は前記遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを示すことに用いられ、及び/又は、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置するか否かを示すことに用いられる。
【0039】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、前記遠隔端末装置がエアインタフェースメッセージを介して前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信することを含む。
【0040】
選択可能に、前記遠隔端末装置がエアインタフェースメッセージを介して第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、又は前記遠隔端末装置はエアインタフェースメッセージを介して第一のコアネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、又は前記遠隔端末装置はエアインタフェースメッセージを介して少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信する。
【0041】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、前記遠隔端末装置が前記中継端末装置を介して前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信することを含む。
【0042】
選択可能に、前記遠隔端末装置が中継端末装置を介して第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、又は前記遠隔端末装置は中継端末装置を介して第一のコアネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、又は前記遠隔端末装置は中継端末装置を介して少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信する。
【0043】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置が状態情報を確定することは、前記遠隔端末装置が前記遠隔端末装置とネットワーク装置との間のリンク品質情報に基づいて前記状態情報を確定することを含む。
【0044】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置が状態情報を確定することは、前記遠隔端末装置と、前記遠隔端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有する中継端末装置との間のリンク品質情報に基づいて前記状態情報を確定することを含む。
【0045】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、前記遠隔端末装置が第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信することを含む。
【0046】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、前記遠隔端末装置が第一のコアネットワーク装置へ前記状態情報を送信することを含む。
【0047】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、前記遠隔端末装置が少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、前記第一のアクセスネットワーク装置が前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置と異なることを含む。
【0048】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信した後、前記方法はさらに前記遠隔端末装置が前記状態情報に基づき、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することを含む。
【0049】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置が前記状態情報に基づき、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することは、前記状態情報が、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置することを示すことに用いられる場合、前記遠隔端末装置がエアインタフェースメッセージを監視し、前記エアインタフェースメッセージを介し、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信された前記ページングメッセージを受信することを含む。
【0050】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置が前記状態情報に基づき、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することは、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、前記遠隔端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信することを含む。
【0051】
いくつかの実施形態では、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、前記遠隔端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信することは、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置する場合、前記遠隔端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信することを含む。当然、遠隔端末装置はエアインタフェースメッセージを用いてページングメッセージを受信することもでき、本出願の実施例はこれに限定されない。具体的にどの方式を用いてページングメッセージを受信するかはプロトコルによって定められてもよく、又はネットワークによって設定されてもよい。
【0052】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置が前記状態情報に基づき、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することは、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有しないことを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置しない場合、前記遠隔端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信することを含む。
【0053】
第三の態様によるページング装置は、上記第一の態様又は第一の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。具体的には、該装置は、上記第一の態様又は第一の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するためのユニットを備える。
【0054】
第四の態様によるページング装置は、上記第二の態様又は第二の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。具体的には、該装置は、上記第二の態様又は第二の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するためのユニットを備える。
【0055】
第五の態様によるページングシステムは、第三の態様又はそのいずれかの選択可能な実施形態における装置と第四の態様又はそのいずれかの選択可能な実施形態における装置を備える。
【0056】
第六の態様によるページング装置は、メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェースと通信インタフェースを備えることができる。ここで、メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェースと通信インタフェースの間に通信接続があり、該メモリが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、前記命令が実行される場合、前記プロセッサが前記通信インタフェースによって第一の態様の方法を実行し、そして入力されたデータ及び情報を受信し、操作結果などのデータを出力するように入力/出力インタフェースを制御する。
【0057】
第七の態様によるページング装置は、メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェースと通信インタフェースを備えることができる。ここで、メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェースと通信インタフェースの間に通信接続があり、該メモリが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、前記命令が実行される場合、前記プロセッサが前記通信インタフェースによって第二の態様の方法を実行し、そして入力されたデータ及び情報を受信し、操作結果などのデータを出力するように入力/出力インタフェースを制御する。
【0058】
第八の態様によるコンピュータ可読媒体は、端末装置で実行されるためのプログラムコードを記憶し、前記プログラムコードが第一の態様又はその様々な実施形態における方法を実行するための命令を含む。
【0059】
第九の態様によるコンピュータ可読媒体は、ネットワーク装置で実行されるためのプログラムコードを記憶し、前記プログラムコードが第二の態様又はその様々な実施形態における方法を実行するための命令を含む。
【0060】
第十の態様によるページング方法は、中継端末装置が遠隔端末装置の状態情報を確定し、前記状態情報が前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定するためにネットワーク装置によって用いられることと、前記中継端末装置が前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信することとを含む。
【0061】
本出願によるページング方法では、中継端末装置は遠隔端末装置の状態情報をネットワーク装置に送信し、そのためネットワーク装置は受信された状態情報に基づき、遠隔端末装置をページングするページング方式を確定することができ、これにより、ネットワーク装置のブラインドページングによって引き起こされるページング失敗を回避し、それによってネットワーク装置が遠隔端末装置を正確にページングすることを保証することができる。
【0062】
選択可能に、前記状態情報は前記遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを示すことに用いられ、及び/又は、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置するか否かを示すことに用いられる。
【0063】
選択可能に、状態情報は前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が信頼関係を有するか否かを示すこともできる。
【0064】
いくつかの実施形態では、前記中継端末装置が前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、前記中継端末装置がエアインタフェースメッセージを介して前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信することを含む。
【0065】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置は第一のアクセスネットワーク装置である。
【0066】
ここで、前記中継端末装置が前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、
前記中継端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信すること、又は、
前記中継端末装置が第一のコアネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、前記第一のコアネットワーク装置が前記状態情報を前記第一のアクセスネットワーク装置に送信することに用いられること、又は、
前記中継端末装置が少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置が前記状態情報を前記第一のアクセスネットワーク装置に送信することに用いられることを含む。
【0067】
いくつかの実施形態では、前記方法はさらに前記中継端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することと、前記中継端末装置が前記遠隔端末装置へ前記ページングメッセージを送信することとを含む。
【0068】
第十一の態様によるページング装置は、上記第十の態様又は第十の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。具体的には、該装置は、上記第十の態様又は第十の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0069】
第十二の態様によるページング装置は、メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェースと通信インタフェースを備えることができる。ここで、メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェースと通信インタフェースの間に通信接続があり、該メモリが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、前記命令が実行される場合、前記プロセッサが前記通信インタフェースによって第十の態様又はその様々な実施形態における方法を実行し、そして入力されたデータ及び情報を受信し、操作結果などのデータを出力するように入力/出力インタフェースを制御する。
【0070】
第十三の態様によるコンピュータ可読媒体は、端末装置で実行されるためのプログラムコードを記憶し、前記プログラムコードが第十の態様又はその様々な実施形態における方法を実行するための命令を含む。