特許第6961711号(P6961711)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6961711
(24)【登録日】2021年10月15日
(45)【発行日】2021年11月5日
(54)【発明の名称】ページング方法及びページング装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 68/00 20090101AFI20211025BHJP
   H04W 88/04 20090101ALI20211025BHJP
【FI】
   H04W68/00
   H04W88/04
【請求項の数】12
【全頁数】28
(21)【出願番号】特願2019-551293(P2019-551293)
(86)(22)【出願日】2017年4月1日
(65)【公表番号】特表2020-511839(P2020-511839A)
(43)【公表日】2020年4月16日
(86)【国際出願番号】CN2017079317
(87)【国際公開番号】WO2018170948
(87)【国際公開日】20180927
【審査請求日】2020年3月11日
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2017/077939
(32)【優先日】2017年3月23日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(72)【発明者】
【氏名】リウ、ジェンファ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、ニン
【審査官】 篠田 享佑
(56)【参考文献】
【文献】 特表2012−525737(JP,A)
【文献】 特表2013−530606(JP,A)
【文献】 韓国公開特許第10−2009−0045183(KR,A)
【文献】 特開2009−232027(JP,A)
【文献】 Nokia, Alcatel-Lucent Shanghai Bell,Paging and Idle Mode procedures of remote UE,3GPP TSG RAN WG2 #97 R2-1701084,2017年02月17日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1−4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ページング方法であって、
遠隔端末装置が状態情報を確定することと、
前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、前記状態情報が前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定するために前記ネットワーク装置によって用いられることとを含み、
前記状態情報は前記遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを示すことに用いられ、及び前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置するか否かを示すことに用いられる、前記ページング方法。
【請求項2】
前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、
前記遠隔端末装置がエアインタフェースメッセージを介して前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信すること、又は、
前記遠隔端末装置が前記中継端末装置を介して前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信することを含むことを特徴とする
請求項に記載のページング方法。
【請求項3】
前記遠隔端末装置が状態情報を確定することは、
前記遠隔端末装置が前記遠隔端末装置とネットワーク装置との間のリンク品質情報、及び、前記遠隔端末装置と前記遠隔端末装置との加入関係及び/又は接続関係を有する中継端末装置との間のリンク品質情報に基づいて前記状態情報を確定することを含むことを特徴とする
請求項1又は2に記載のページング方法。
【請求項4】
前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、
前記遠隔端末装置が第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信すること、又は
前記遠隔端末装置が第一のコアネットワーク装置へ前記状態情報を送信すること、又は
前記遠隔端末装置が少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信することを含むことを特徴とする
請求項1−3のいずれか一項に記載のページング方法。
【請求項5】
前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信した後、前記ページング方法はさらに、
前記遠隔端末装置が前記状態情報に基づき、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することを含むことを特徴とする
請求項4に記載のページング方法。
【請求項6】
前記遠隔端末装置が前記状態情報に基づき、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することは、
前記状態情報が、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置することを示すことに用いられる場合、前記遠隔端末装置がエアインタフェースメッセージを監視し、前記エアインタフェースメッセージを介し、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信された前記ページングメッセージを受信することを含むことを特徴とする
請求項に記載のページング方法。
【請求項7】
前記遠隔端末装置が前記状態情報に基づき、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することは、
前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、前記遠隔端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信することを含むことを特徴とする
請求項に記載のページング方法。
【請求項8】
前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、前記遠隔端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信することは、
前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置する場合、前記遠隔端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信することを含むことを特徴とする
請求項に記載のページング方法。
【請求項9】
ページング装置であって、
遠隔端末装置の状態情報を受信するように構成される送受信モジュールと、
前記状態情報に基づき、前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定するように構成される確定モジュールとを備え、
前記送受信モジュールはさらに前記ページング方式に応じて前記遠隔端末装置をページングするように構成される、
前記状態情報は前記遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを示すことに用いられ、及び前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置するか否かを示すことに用いられる、前記ページング装置。
【請求項10】
前記ページング方式はエアインタフェースメッセージを介してページングすること又は前記遠隔端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有する中継端末装置を介してページングすることを含むことを特徴とする
請求項に記載のページング装置。
【請求項11】
前記確定モジュールは具体的に、
前記状態情報が、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置することを示すことに用いられる場合、前記遠隔端末装置のページング方式としてエアインタフェースメッセージを介してページングすることを確定するように構成されることを特徴とする
請求項9又は10に記載のページング装置。
【請求項12】
ページング装置であって、
請求項1−のいずれか一項に記載のページング方法を実行するように構成される、前記ページング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は2017年3月23日に中国特許庁に提出された、出願番号がPCT/CN2017/077939であり、発明の名称が「ページング方法及びページング装置」であるPCT特許出願に対する優先権を主張し、その全ての内容が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本出願の実施例は通信分野に関し、特に通信分野におけるページング方法及びページング装置に関する。
【背景技術】
【0003】
セルラー通信システムでは、ネットワーク装置はエアインタフェースメッセージを介して端末装置へページングメッセージを送信することができ、端末装置はネットワーク装置のページングメッセージを受信するが、セルラー通信及び装置間(D2D:Device−to−Device)通信が混在するシーンでは、ネットワーク装置がどのように端末装置を正確にページングするかは解決すべき緊急の問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例によるページング方法及びページング装置は、ネットワーク装置が遠隔端末装置を正確にページングすることを保証することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の態様によるページング方法は、ネットワーク装置が遠隔端末装置の状態情報を受信することと、前記ネットワーク装置が前記状態情報に基づき、前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定することと、前記ネットワーク装置が前記ページング方式に応じて前記遠隔端末装置をページングすることとを含む。
【0006】
したがって、本出願の実施例では、ネットワーク装置は遠隔端末装置の状態情報に基づき、遠隔端末装置をページングするページング方式を確定し、これにより、ネットワーク装置のブラインドページングによって引き起こされるページング失敗を回避し、それによってネットワーク装置が遠隔端末装置を正確にページングすることを保証することができる。
【0007】
選択可能に、前記状態情報は前記遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを示すことに用いられ、及び/又は、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置するか否かを示すことに用いられる。
【0008】
選択可能に、状態情報は端末装置が接続状態にあるか否かの情報、又は端末装置がアイドル状態にあるか否かの情報などであってもよく、本出願の実施例において状態情報は具体的に限定されず、ネットワーク装置がページング方式を確定するためのいかなる情報であってもよい。
【0009】
したがって、本出願の実施例では、端末装置はそれ自身の状態情報を報告し、ネットワーク装置は状態情報に基づき、端末装置をどの方式でページングするかを確定し、これにより、遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置しない場合、ネットワーク装置がエアインタフェースメッセージを用いる時に引き起こされるページング失敗を回避することができ、遠隔端末装置と中継端末装置の間に信頼関係がない場合、ネットワーク装置が中継端末装置を用いてページングする時に引き起こされるページング失敗を回避することもでき、本出願の実施例によるページング方法によれば、ネットワーク装置はページングする時に端末装置の状態情報に基づいてページングし、これにより、ページングの正確性を保証できる。
【0010】
選択可能に、該ネットワーク装置は端末装置と接続関係を有する第一のアクセスネットワーク装置であってもよく、該ネットワーク装置は端末装置と接続関係を有する第一のコアネットワーク装置であってもよく、該ネットワーク装置は第一のアクセスネットワーク装置と同一のネットワークカバレッジエリア又は同一のページングエリアに位置する少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置であってもよく、本出願の実施例はこれに限定されない。
【0011】
選択可能に、状態情報が遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを示すことに用いられる場合、前記状態情報が遠隔端末装置と中継端末装置の間の加入関係及び/又は接続関係を示すことは、遠隔端末装置が加入関係及び/又は接続関係を取得し、中継端末装置を介してネットワーク装置へ状態情報を送信することであってもよく、中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を取得してネットワーク装置へ状態情報を送信することであってもよい。
【0012】
選択可能に、状態情報は前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が信頼関係を有するか否かを示すこともできる。
【0013】
いくつかの実施形態では、前記ページング方式はエアインタフェースメッセージを介してページングすること又は前記遠隔端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有する中継端末装置を介してページングすることを含む。
【0014】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が前記状態情報に基づき、前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定することは、前記状態情報が、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置することを示すことに用いられる場合、前記ネットワーク装置が前記遠隔端末装置のページング方式としてエアインタフェースメッセージを介してページングすることを確定することを含む。
【0015】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が前記状態情報に基づき、前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定することは、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、前記ネットワーク装置が前記遠隔端末装置のページング方式として前記中継端末装置を介してページングすることを確定することを含む。
【0016】
いくつかの実施形態では、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、前記ネットワーク装置が前記遠隔端末装置のページング方式が中継端末装置を介してページングすることであることを確定することは、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置する場合、前記ネットワーク装置が前記遠隔端末装置のページング方式として前記中継端末装置を介してページングすることを確定することを含む。当然、ネットワーク装置はエアインタフェースメッセージを用いて遠隔端末装置をページングすることもでき、本出願の実施例はこれに限定されない。具体的にどの方式を用いてページングするかはプロトコルによって定められてもよい。
【0017】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が前記状態情報に基づき、前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定することは、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有しないことを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置しない場合、前記ネットワーク装置が前記遠隔端末装置のページング方式として前記中継端末装置を介してページングすることを確定することを含む。
【0018】
いくつかの実施形態では、前記状態情報は、前記遠隔端末装置の位置するネットワークの識別情報及び前記遠隔端末装置と前記ネットワークの識別情報に対応するネットワーク装置との間のリンク品質情報を含む。
【0019】
いくつかの実施形態では、前記状態情報は、前記遠隔端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有する中継端末装置の識別情報及び前記遠隔端末装置と前記中継端末装置との間のリンク品質情報を含む。
【0020】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が遠隔端末装置の状態情報を受信することは、前記ネットワーク装置がエアインタフェースメッセージを介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信することを含む。
【0021】
選択可能に、第一のアクセスネットワーク装置はエアインタフェースメッセージを介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信し、又は少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置はエアインタフェースメッセージを介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信し、又は第一のコアネットワーク装置はエアインタフェースメッセージを介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信する。
【0022】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が遠隔端末装置の状態情報を受信することは、前記ネットワーク装置が前記中継端末装置を介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信することを含む。
【0023】
選択可能に、第一のアクセスネットワーク装置は中継端末装置を介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信し、又は少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置は中継端末装置を介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信し、又は第一のコアネットワーク装置は中継端末装置を介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信する。
【0024】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置は第一のアクセスネットワーク装置である。第一のアクセスネットワーク装置は遠隔端末装置に接続されるアクセスネットワーク装置であってもよく、このようにして遠隔端末装置は状態情報を第一のアクセスネットワーク装置に直接送信することができる。
【0025】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が遠隔端末装置の状態情報を受信することは、前記第一のアクセスネットワーク装置が前記遠隔端末装置から送信された前記遠隔端末装置の状態情報を受信することを含む。
【0026】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が遠隔端末装置の状態情報を受信することは、前記第一のアクセスネットワーク装置が第一のコアネットワーク装置から送信された前記状態情報を受信し、前記第一のコアネットワーク装置から送信された前記状態情報が前記遠隔端末装置から前記第一のコアネットワーク装置に送信されることを含む。
【0027】
選択可能に、ネットワーク装置が第一のアクセスネットワーク装置であってもよく、遠隔端末装置は第一のコアネットワーク装置へ状態情報を送信し、第一のコアネットワーク装置は前記状態情報を第一のアクセスネットワーク装置に送信し、第一のアクセスネットワーク装置は遠隔端末装置をページングするページング方式を確定する。
【0028】
選択可能に、ネットワーク装置が第一のコアネットワーク装置であってもよく、このようにして第一のコアネットワーク装置は遠隔端末装置をページングするページング方式を確定し、そして確定されたページング方式の情報を端末装置に接続される第一のアクセスネットワーク装置に送信することができる。
【0029】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置が第一のアクセスネットワーク装置であり、前記ネットワーク装置が遠隔端末装置の状態情報を受信することは、前記第一のアクセスネットワーク装置が少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置から送信された前記状態情報を受信し、前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置から送信された前記状態情報が前記遠隔端末装置から前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置に送信されることを含む。
【0030】
選択可能に、ネットワーク装置が少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置であってもよく、遠隔端末装置は少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ状態情報を送信し、少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置は前記状態情報を第一のアクセスネットワーク装置に送信し、第一のアクセスネットワーク装置は遠隔端末装置をページングするページング方式を確定する。少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置は第一のアクセスネットワーク装置と異なり、少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置と第一のアクセスネットワーク装置は同一のネットワークカバレッジに位置するアクセスネットワーク装置であってもよく、又は少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置と第一のアクセスネットワーク装置は同一のページングエリアに位置するアクセスネットワーク装置であってもよい。
【0031】
選択可能に、ネットワーク装置は、少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置であってもよく、このようにして少なくとも一つのアクセスネットワーク装置は遠隔端末装置をページングするページング方式を確定し、そして確定されたページング方式の情報を端末装置に接続される第一のアクセスネットワーク装置に送信することができる。
【0032】
いくつかの実施形態では、前記第一のアクセスネットワーク装置が第一のコアネットワーク装置から送信された前記状態情報を受信することは、前記第一のアクセスネットワーク装置が前記第一のコアネットワーク装置から送信された第一のページングリクエストメッセージを受信し、前記第一のページングリクエストメッセージに前記状態情報が含まれることを含む。ページングが第一のコアネットワーク装置によって開始されたページングであってもよく、このようにして、第一のコアネットワーク装置は遠隔端末装置をページングする時に、第一のアクセスネットワーク装置へ第一のページングリクエストメッセージを送信し、該第一のページングリクエストメッセージに状態情報が含まれ、第一のアクセスネットワーク装置は第一のページングリクエストメッセージに含まれる状態情報に基づいてページング方式を確定する。
【0033】
選択可能に、ページングが第一のコアネットワーク装置によって開始されたページングであってもよく、第一のコアネットワーク装置は受信された状態情報に基づき、遠隔端末装置をページングするページング方式を確定し、第一のコアネットワーク装置が遠隔端末装置をページングする必要がある場合、第一のコアネットワーク装置はページング方式の関連情報を第一のページングリクエストメッセージに含ませて第一のアクセスネットワーク装置に送信することができ、第一のアクセスネットワーク装置は第一のページングリクエストメッセージに含まれるページング方式の関連情報に基づいて遠隔端末装置をページングする。
【0034】
いくつかの実施形態では、前記第一のアクセスネットワーク装置が少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置から送信された前記状態情報を受信することは、前記第一のアクセスネットワーク装置が前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワークから送信された第二のページングリクエストメッセージを受信し、前記第二のページングリクエストメッセージに前記状態情報が含まれることを含む。ページングが少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置によって開始されたページングであってもよく、このようにして、第二のアクセスネットワーク装置は遠隔端末装置をページングする時に、第一のアクセスネットワーク装置へ第二のページングリクエストメッセージを送信し、該第二のページングリクエストメッセージに状態情報が含まれ、第一のアクセスネットワーク装置は第一のページングリクエストメッセージに含まれる状態情報に基づいてページング方式を確定する。
【0035】
選択可能に、ページングが少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置によって開始されたページングであってもよく、少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置は受信された状態情報に基づき、遠隔端末装置をページングするページング方式を確定し、少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置が遠隔端末装置をページングする必要がある場合、少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置はページング方式の関連情報を第二のページングリクエストメッセージに含ませて第一のアクセスネットワーク装置に送信することができ、第一のアクセスネットワーク装置は第一のページングリクエストメッセージに含まれるページング方式の関連情報に基づいて遠隔端末装置をページングする。
【0036】
第二の態様によるページング方法は、遠隔端末装置が状態情報を確定することと、前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、前記状態情報が前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定するために前記ネットワーク装置によって用いられることとを含む。
【0037】
選択可能に、遠隔端末装置はネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信又は監視することができる。
【0038】
選択可能に、前記状態情報は前記遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを示すことに用いられ、及び/又は、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置するか否かを示すことに用いられる。
【0039】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、前記遠隔端末装置がエアインタフェースメッセージを介して前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信することを含む。
【0040】
選択可能に、前記遠隔端末装置がエアインタフェースメッセージを介して第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、又は前記遠隔端末装置はエアインタフェースメッセージを介して第一のコアネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、又は前記遠隔端末装置はエアインタフェースメッセージを介して少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信する。
【0041】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、前記遠隔端末装置が前記中継端末装置を介して前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信することを含む。
【0042】
選択可能に、前記遠隔端末装置が中継端末装置を介して第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、又は前記遠隔端末装置は中継端末装置を介して第一のコアネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、又は前記遠隔端末装置は中継端末装置を介して少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信する。
【0043】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置が状態情報を確定することは、前記遠隔端末装置が前記遠隔端末装置とネットワーク装置との間のリンク品質情報に基づいて前記状態情報を確定することを含む。
【0044】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置が状態情報を確定することは、前記遠隔端末装置と、前記遠隔端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有する中継端末装置との間のリンク品質情報に基づいて前記状態情報を確定することを含む。
【0045】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、前記遠隔端末装置が第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信することを含む。
【0046】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、前記遠隔端末装置が第一のコアネットワーク装置へ前記状態情報を送信することを含む。
【0047】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、前記遠隔端末装置が少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、前記第一のアクセスネットワーク装置が前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置と異なることを含む。
【0048】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信した後、前記方法はさらに前記遠隔端末装置が前記状態情報に基づき、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することを含む。
【0049】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置が前記状態情報に基づき、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することは、前記状態情報が、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置することを示すことに用いられる場合、前記遠隔端末装置がエアインタフェースメッセージを監視し、前記エアインタフェースメッセージを介し、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信された前記ページングメッセージを受信することを含む。
【0050】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置が前記状態情報に基づき、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することは、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、前記遠隔端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信することを含む。
【0051】
いくつかの実施形態では、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、前記遠隔端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信することは、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置する場合、前記遠隔端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信することを含む。当然、遠隔端末装置はエアインタフェースメッセージを用いてページングメッセージを受信することもでき、本出願の実施例はこれに限定されない。具体的にどの方式を用いてページングメッセージを受信するかはプロトコルによって定められてもよく、又はネットワークによって設定されてもよい。
【0052】
いくつかの実施形態では、前記遠隔端末装置が前記状態情報に基づき、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することは、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有しないことを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置しない場合、前記遠隔端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信することを含む。
【0053】
第三の態様によるページング装置は、上記第一の態様又は第一の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。具体的には、該装置は、上記第一の態様又は第一の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するためのユニットを備える。
【0054】
第四の態様によるページング装置は、上記第二の態様又は第二の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。具体的には、該装置は、上記第二の態様又は第二の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するためのユニットを備える。
【0055】
第五の態様によるページングシステムは、第三の態様又はそのいずれかの選択可能な実施形態における装置と第四の態様又はそのいずれかの選択可能な実施形態における装置を備える。
【0056】
第六の態様によるページング装置は、メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェースと通信インタフェースを備えることができる。ここで、メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェースと通信インタフェースの間に通信接続があり、該メモリが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、前記命令が実行される場合、前記プロセッサが前記通信インタフェースによって第一の態様の方法を実行し、そして入力されたデータ及び情報を受信し、操作結果などのデータを出力するように入力/出力インタフェースを制御する。
【0057】
第七の態様によるページング装置は、メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェースと通信インタフェースを備えることができる。ここで、メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェースと通信インタフェースの間に通信接続があり、該メモリが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、前記命令が実行される場合、前記プロセッサが前記通信インタフェースによって第二の態様の方法を実行し、そして入力されたデータ及び情報を受信し、操作結果などのデータを出力するように入力/出力インタフェースを制御する。
【0058】
第八の態様によるコンピュータ可読媒体は、端末装置で実行されるためのプログラムコードを記憶し、前記プログラムコードが第一の態様又はその様々な実施形態における方法を実行するための命令を含む。
【0059】
第九の態様によるコンピュータ可読媒体は、ネットワーク装置で実行されるためのプログラムコードを記憶し、前記プログラムコードが第二の態様又はその様々な実施形態における方法を実行するための命令を含む。
【0060】
第十の態様によるページング方法は、中継端末装置が遠隔端末装置の状態情報を確定し、前記状態情報が前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定するためにネットワーク装置によって用いられることと、前記中継端末装置が前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信することとを含む。
【0061】
本出願によるページング方法では、中継端末装置は遠隔端末装置の状態情報をネットワーク装置に送信し、そのためネットワーク装置は受信された状態情報に基づき、遠隔端末装置をページングするページング方式を確定することができ、これにより、ネットワーク装置のブラインドページングによって引き起こされるページング失敗を回避し、それによってネットワーク装置が遠隔端末装置を正確にページングすることを保証することができる。
【0062】
選択可能に、前記状態情報は前記遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを示すことに用いられ、及び/又は、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置するか否かを示すことに用いられる。
【0063】
選択可能に、状態情報は前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が信頼関係を有するか否かを示すこともできる。
【0064】
いくつかの実施形態では、前記中継端末装置が前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、前記中継端末装置がエアインタフェースメッセージを介して前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信することを含む。
【0065】
いくつかの実施形態では、前記ネットワーク装置は第一のアクセスネットワーク装置である。
【0066】
ここで、前記中継端末装置が前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信することは、
前記中継端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信すること、又は、
前記中継端末装置が第一のコアネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、前記第一のコアネットワーク装置が前記状態情報を前記第一のアクセスネットワーク装置に送信することに用いられること、又は、
前記中継端末装置が少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置が前記状態情報を前記第一のアクセスネットワーク装置に送信することに用いられることを含む。
【0067】
いくつかの実施形態では、前記方法はさらに前記中継端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することと、前記中継端末装置が前記遠隔端末装置へ前記ページングメッセージを送信することとを含む。
【0068】
第十一の態様によるページング装置は、上記第十の態様又は第十の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。具体的には、該装置は、上記第十の態様又は第十の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0069】
第十二の態様によるページング装置は、メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェースと通信インタフェースを備えることができる。ここで、メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェースと通信インタフェースの間に通信接続があり、該メモリが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、前記命令が実行される場合、前記プロセッサが前記通信インタフェースによって第十の態様又はその様々な実施形態における方法を実行し、そして入力されたデータ及び情報を受信し、操作結果などのデータを出力するように入力/出力インタフェースを制御する。
【0070】
第十三の態様によるコンピュータ可読媒体は、端末装置で実行されるためのプログラムコードを記憶し、前記プログラムコードが第十の態様又はその様々な実施形態における方法を実行するための命令を含む。
【図面の簡単な説明】
【0071】
図1】本出願の実施例の一つの応用シーンを示す図である。
図2】本出願の実施例によるページング方法を示す図である。
図3】本出願の実施例による別のページング方法を示す図である。
図4】本出願の実施例によるページング装置を示す図である。
図5】本出願の実施例による別のページング装置を示す図である。
図6】本出願の実施例によるページングシステムを示す図である。
図7】本出願の実施例によるページング装置を示す図である。
図8】本出願の実施例による別のページング装置を示す図である。
図9】本出願の実施例による別のページング方法を示す図である。
図10】本出願の実施例による別のページング装置を示す図である。
図11】本出願の実施例による別のページングシステムを示す図である。
図12】本出願の実施例による別のページング装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0072】
理解すべきものとして、本出願の実施例の技術的解決策は様々な通信システム、例えばグローバルモバイル通信(GSM:Global System for Mobile Communication)システム、符号分割多元アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、長期進化型(LTE:long term evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)、汎用移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、グローバル相互接続マイクロ波アクセス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN:wireless local area network)又は将来の第五世代無線通信システム(5G:the fifth Generation)などに応用されてもよい。
【0073】
本出願の実施例では、端末装置はユーザ装置(UE:user equipment)、移動ステーション(MS:mobile station)、移動端末(Mobile Terminal)又は将来の5Gネットワークにおける端末装置などとして呼ばれてもよく、該端末装置は、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)を介して一つ又は複数のコアネットワークと通信を行うことができ、例えば、端末装置は移動電話(又は「セルラー」電話と呼ばれる)又は無線通信機能を備えたコンピュータなどであってもよく、例えば、端末はさらにポータブル型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型又は車載移動端末であってもよく、それらが無線アクセスネットワークと音声及び/又はデータを交換する。
【0074】
本出願の実施例では、アクセスネットワーク装置はGSM又はCDMAにおける基地局コントローラ(BSC:base station controller)であってもよく、WCDMAにおける無線ノードコントローラ(RNC:radio node controller)であってもよく、LTEにおける進化型基地局(evolved node B、「eNB又はe−NodeB」と略称)、又は中継局又はアクセスポイント、又は車載装置、ウェアラブル装置及び将来の5Gネットワークにおけるアクセスネットワーク装置であってもよく、本出願はこれらに限定されない。
【0075】
本出願の実施例では、コアネットワーク装置はモビリティ管理エンティティ(MME:mobility management entity)と汎用パケット無線サービス(GPRS:general packet radio service)サービスのサ―ビングサポートノード(SGSN:serving GPRS support node)を含む。
【0076】
図1は本出願の実施例の応用シーンを示す図である。
【0077】
ネットワーク装置110は、セルラー端末装置140とエアインタフェース通信を行うことに用いられ、そして中継端末装置120を介して遠隔端末装置130と通信することに用いられてもよく、例えば、ネットワーク装置110は中継端末装置120へページングメッセージを送信することができ、該ページングメッセージが遠隔端末装置130をページングすることに用いられる。
【0078】
中継端末装置120は、ネットワーク装置110と通信することに用いられ、又は遠隔端末装置130と通信することに用いられ、又は遠隔端末装置130のアップリンクデータをネットワーク装置110に転送することに用いられ、ネットワーク装置110のダウンリンクデータを遠隔端末装置130に転送することに用いられ、中継端末装置120と遠隔端末装置130との通信がD2D通信と呼ばれてもよく、D2D通信が端末装置間の直接通信技術であり、隣接する中継端末装置120と遠隔端末装置130はネットワーク装置110によって転送する必要がなく、直接接続リンクによってデータ伝送を行い、中継端末装置120と遠隔端末装置130との通信が広いネットワークカバレッジで高いデータレート、低い遅延と低い電力消費を達成することができ、周波数リソースの利用率を向上させ、リソース空間分割多重化を得ることができるという利点を有する。理解すべきものとして、本出願の実施例では、D2Dとはセルラーシステムがライセンスバンドリソースを用いた端末直接通信技術をセルラーシステムと共有し、統一された混合セルラーとD2Dネットワークを形成することを意味する。
【0079】
遠隔端末装置130は、中継端末装置120と通信することに用いられる。又は、遠隔端末装置130がネットワーク装置110のカバレッジに位置する場合、遠隔端末装置130はネットワーク装置110と直接通信することができ、遠隔端末装置130がネットワーク装置110のカバレッジに位置しない場合、遠隔端末装置130は中継端末装置120を介してネットワーク装置110と通信することができる。
【0080】
セルラー端末装置140はセルラー通信によってネットワーク装置110と直接通信することに用いられる。
【0081】
理解すべきものとして、本出願の実施例の応用シーンでは、中継端末装置120が遠隔端末装置130とネットワーク装置110の通信を支援する場合、遠隔端末装置130と中継端末装置120はD2D通信モードを用いるが、中継端末装置120とネットワーク装置はセルラー通信モードを用いる。中継端末装置120は半二重モードを用いてデータを受信及び転送し、そして受信及び転送過程にセルラー通信モードをD2D通信モードに変換し、又はD2D通信モードをセルラー通信モードに変換する。
【0082】
図2は本出願の実施例によるページング方法200を示す概略フローチャートである。図2に本出願の実施例によるページング方法のステップ又は動作が示されるが、これらのステップ又は動作が例だけであり、本出願の実施例はさらに他の動作又は図2の各動作の変形を実行することができ、該方法200は以下を含む。
【0083】
S210において、遠隔端末装置は状態情報を確定する。
【0084】
選択可能に、前記状態情報は前記遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを示すことに用いられ、及び/又は、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置するか否かを示すことに用いられる。
【0085】
S220において、前記遠隔端末装置はネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、前記状態情報が前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定することに用いられる。
【0086】
図3は本出願の実施例によるページング方法300を示す概略フローチャートである。図3に本出願の実施例によるページング方法のステップ又は動作が示されるが、これらのステップ又は動作が例だけであり、本出願の実施例はさらに他の動作又は図3の各動作の変形を実行することができ、該方法300は以下を含む。
【0087】
S310において、ネットワーク装置は遠隔端末装置の状態情報を受信する。
【0088】
選択可能に、前記状態情報は前記遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを示すことに用いられ、及び/又は、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置するか否かを示すことに用いられる。
【0089】
S320において、前記ネットワーク装置は前記状態情報に基づき、前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定する。
【0090】
選択可能に、前記ページング方式はエアインタフェースメッセージを介してページングすること又は前記遠隔端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有する中継端末装置を介してページングすることを含む。
【0091】
S330において、前記ネットワーク装置は前記ページング方式に応じて前記遠隔端末装置をページングする。
【0092】
したがって、本出願の実施例では、端末装置はそれ自身の状態情報を報告し、ネットワーク装置は状態情報に基づき、端末装置をどの方式でページングするかを確定し、例えば、状態情報が遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、ネットワーク装置は中継端末装置を介して遠隔端末装置へページングメッセージを送信することを確定することができ、遠隔端末装置は中継端末装置によって送信されたページングメッセージを受信し、状態情報が、遠隔端末装置が現在ネットワークカバレッジに位置することを示す場合、ネットワーク装置はエアインタフェースメッセージを介して遠隔端末装置へページングメッセージを送信することができ、遠隔端末装置はエアインタフェースでページングメッセージを監視し、このようにして、ネットワーク装置は遠隔端末装置の異なる状態情報に基づいて異なる方式を選択して遠隔端末装置をページングすることができ、これにより、遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置しない場合、ネットワーク装置がエアインタフェースメッセージを用いる時に引き起こされるページング失敗を回避することができ、また、遠隔端末装置と中継端末装置の間に信頼関係がない場合、ネットワーク装置が中継端末装置を用いてページングすることによって引き起こされるページング失敗を回避することもでき、本出願の実施例におけるページング方法により、ページングの正確性を保証できる。
【0093】
一つの選択可能な実施例として、S210は、前記遠隔端末装置が前記遠隔端末装置とネットワークカバレッジに位置するネットワーク装置との間のリンク品質情報、及び/又は、前記遠隔端末装置と前記遠隔端末装置との加入関係及び/又は接続関係を有する中継端末装置との間のリンク品質情報に基づいて前記状態情報を確定することを含む。したがって、前記状態情報は、前記遠隔端末装置の位置するネットワークの識別情報及び前記遠隔端末装置と前記ネットワークの識別情報に対応するネットワーク装置との間のリンク品質情報、及び/又は、前記遠隔端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有する中継端末装置の識別情報及び前記遠隔端末装置と前記中継端末装置との間のリンク品質情報を含む。
【0094】
具体的には、遠隔端末装置は受信された基準信号受信電力(Reference Signal Receiving Power、「RSRP」と略称)に基づいてリンク品質情報を確定することができ、例えばRSRPが第一の閾値より大きい場合、現在のリンク品質が通信ニーズを満たしていることができると考えられてもよく、該遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置すると考えられてもよく、RSRPが第一の閾値以下である場合、現在のリンク品質が通信ニーズを満たしていないと考えられてもよく、該遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置しないと考えられてもよく、遠隔端末装置は、報告する時に、通信ニーズを満たしているリンク品質情報を報告することができ、又は通信ニーズを満たしていないリンク品質情報を報告することもでき、本出願の実施例はこれに限定されない。遠隔端末装置はそれ自体と中継端末装置の間のリンク品質に基づき、前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを確定することもでき、遠隔端末装置と中継端末装置の間のRSRPが第二の閾値より大きい場合、遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有すると考えられてもよく、遠隔端末装置と中継端末装置の間のRSRPが第二の閾値以下である場合、遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有しないと考えられてもよい。遠隔端末装置は報告する時に、加入関係及び/又は接続関係を有するという情報を報告することができ、加入関係及び/又は接続関係を有しないという情報を報告することもでき、本出願の実施例はこれに限定されない。当然、遠隔端末装置が中継端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有するか否かという情報を報告することができる以外、中継端末装置は、遠隔端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有するか否かという情報を報告することもでき、本出願の実施例はこれに限定されない。
【0095】
一つの選択可能な実施例として、S220は、前記遠隔端末装置がエアインタフェースメッセージを介してネットワーク装置へ前記状態情報を送信することを含み、S310は、前記ネットワーク装置がエアインタフェースメッセージを介して前記状態情報を受信することを含む。具体的には、遠隔端末装置が、それ自体がネットワークのカバレッジに位置することを確定した場合、遠隔端末装置はエアインタフェースメッセージを介してネットワーク装置へ状態情報を送信し、遠隔端末装置がそれ自体がネットワークのカバレッジに位置しないことを確定した場合、遠隔端末装置は中継端末装置を介してネットワーク装置へ状態情報を送信し、即ち、この場合、遠隔端末装置はまずそれ自体がネットワーク装置のカバレッジに位置するか否かを判定し、位置すれば、エアインタフェースメッセージを用いて状態情報を報告し、位置しなければ、中継端末装置を用いて状態情報を報告する。
【0096】
一つの選択可能な実施例として、S220は、前記遠隔端末装置が前記中継端末装置を介して前記状態情報を送信することを含み、S310は、前記ネットワーク装置が前記中継端末装置を介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信することを含む。具体的には、遠隔端末装置が、それ自体が中継端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有することを確定した場合、遠隔端末装置は中継端末装置を用いてネットワーク装置へ状態情報を報告することを確定する。この場合、遠隔端末装置はまずそれ自体が中継端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを判定し、有すれば、中継端末装置を用いてネットワーク装置へ状態情報を報告し、より具体的には、遠隔端末装置が中継端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有しないことを確定した場合、遠隔端末装置はそれ自体がネットワークのカバレッジに位置するか否かを判定し、遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置する場合、エアインタフェースメッセージによって状態情報を報告し、遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置しない場合、中継端末装置によって状態情報を報告する。
【0097】
一つの選択可能な実施例として、前記ネットワーク装置が第一のアクセスネットワーク装置であり、S220は、前記遠隔端末装置が第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信することを含み、S310は、前記第一のアクセスネットワーク装置が遠隔端末装置の状態情報を受信することを含む。
【0098】
一つの選択可能な実施例として、S220は、前記遠隔端末装置が第一のコアネットワーク装置へ前記状態情報を送信することと、前記第一のコアネットワーク装置が前記第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信することとを含み、S310は、前記第一のアクセスネットワーク装置が第一のコアネットワーク装置から送信された前記状態情報を受信することを含む。選択可能に、前記第一のコアネットワーク装置は第一のページングリクエストメッセージを介して前記第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、前記第一のアクセスネットワーク装置は前記第一のコアネットワーク装置から送信された第一のページングリクエストメッセージを受信し、前記第一のページングリクエストメッセージに前記状態情報が含まれる。
【0099】
一つの選択可能な実施例として、S220は、前記遠隔端末装置が少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信することと、前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置が前記第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信することとを含み、S310は、前記第一のアクセスネットワーク装置が前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置から送信された前記状態情報を受信することを含む。選択可能に、前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置は第二のページングリクエストメッセージを介して前記第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、前記第一のアクセスネットワーク装置は前記少なくとも一つの第二のコアネットワーク装置から送信された第二のページングリクエストメッセージを受信し、前記第二のページングリクエストメッセージに前記状態情報が含まれる。
【0100】
理解すべきものとして、本出願の実施例では、状態情報がどの装置に報告されるかについて3つの方式がある。第一の方式において、遠隔端末装置は前記遠隔端末装置と接続関係を有する第一のアクセスネットワーク装置へ状態情報を直接報告することができ、第一のアクセスネットワーク装置は状態情報に基づき、前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定する。第二の方式において、遠隔端末装置は前記遠隔端末装置と接続関係を有する第一のコアネットワーク装置へ状態情報を報告することができ、第一のコアネットワーク装置は該状態情報を第一のアクセスネットワーク装置に送信し、第一のアクセスネットワーク装置は状態情報に基づき、遠隔端末装置をページングするページング方式を確定し、又は第一のコアネットワーク装置は前記状態情報に基づき、遠隔端末装置をページングするページング方式を確定し、そして前記ページング方式と関連する情報を第一のアクセスネットワーク装置に送信し、例えば該ページング方式の関連情報が中継端末装置の識別情報などであってもよく、本出願の実施例はこれに限定されない。第三の方式において、遠隔端末装置は少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ状態情報を報告することができ、少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置は該状態情報を第一のアクセスネットワーク装置に送信し、第一のアクセスネットワーク装置は状態情報に基づき、遠隔端末装置をページングするページング方式を確定し、又は少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置は前記状態情報に基づき、遠隔端末装置をページングするページング方式を確定し、そして前記ページング方式と関連する情報を第一のアクセスネットワーク装置に送信し、例えば該ページング方式の関連情報が中継端末装置の識別情報などであってもよい。説明すべきものとして、ここでの第一のアクセスネットワーク装置と少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置は同じ第一のコアネットワーク装置のカバレッジに位置するアクセスネットワーク装置、又は同一のページングエリアに位置するアクセスネットワーク装置であってもよく、本出願の実施例はこれに限定されない。当然、第一のアクセスネットワーク装置は少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置のうちの各第二のアクセスネットワーク装置と異なる。
【0101】
ネットワーク装置が前記状態情報に基づき、前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定することは以下のいくつかの方式に分けられる。
【0102】
第一の方式において、前記状態情報が、前記遠隔端末装置がネットワークカバレッジに位置することを示すことに用いられる場合、前記ネットワーク装置は、前記遠隔端末装置のページング方式としてエアインタフェースメッセージを介してページングすることを確定する。この方式において、前記状態情報が、遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置することを示すことに用いられる場合、遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かに関わらず、ネットワーク装置はエアインタフェースメッセージを用いてページングメッセージを送信する。
【0103】
第二の方式において、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、前記ネットワーク装置が前記遠隔端末装置のページング方式として前記中継端末装置を介してページングすることを確定する。この方式において、前記状態情報が遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置するか否かに関わらず、ネットワーク装置は中継端末装置を用いてページングメッセージを送信する。
【0104】
第三の方式において、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置する場合、前記ネットワーク装置は前記遠隔端末装置のページング方式として前記中継端末装置を介してページングすることを確定する。
【0105】
第四の方式において、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置する場合、前記ネットワーク装置は前記遠隔端末装置のページング方式としてエアインタフェースメッセージを介してページングすることを確定する。
【0106】
第五の方式において、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有しないことを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置する場合、前記ネットワーク装置は前記遠隔端末装置のページング方式として前記中継端末装置を介してページングすることを確定する。
【0107】
一つの選択可能な実施例として、前記遠隔端末装置がネットワーク装置へ前記状態情報を送信した後、前記方法200はさらに前記遠隔端末装置が前記状態情報に基づき、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することを含む。
【0108】
前記遠隔端末装置が前記状態情報に基づき、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することは以下のいくつかの方式を含む。
【0109】
第一の方式において、前記状態情報が、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置することを示すことに用いられる場合、前記遠隔端末装置はエアインタフェースメッセージを監視し、前記エアインタフェースメッセージを介し、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信された前記ページングメッセージを受信する。この方式において、前記状態情報が、遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置することを示すことに用いられる場合、遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かに関わらず、遠隔端末装置は、エアインタフェースメッセージを用いてページングメッセージを受信する。
【0110】
第二の方式において、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、前記遠隔端末装置は前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信する。この方式において、前記状態情報が遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置するか否かに関わらず、ネットワーク装置は中継端末装置を用いてページングメッセージを受信する。
【0111】
第三の方式において、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置する場合、前記遠隔端末装置は前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信する。
【0112】
第四の方式において、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置する場合、前記遠隔端末装置はエアインタフェースメッセージを監視し、前記エアインタフェースメッセージを介し、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信された前記ページングメッセージを受信する。
【0113】
第五の方式において、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有しないことを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置しない場合、前記遠隔端末装置は前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信する。
【0114】
理解すべきものとして、遠隔端末装置は以上の5つの方式のいずれか一つを用いてページングメッセージを受信し、ネットワーク装置は対応する方式を用いてページングメッセージを送信し、具体的には、端末装置が第一の方式を用いてページングメッセージを受信する場合、ネットワーク装置は第一の方式を用いてページングメッセージを送信し、端末装置が第二の方式を用いてページングメッセージを受信する場合、ネットワーク装置は第二の方式を用いてページングメッセージを送信し、端末装置が第三の方式を用いてページングメッセージを受信する場合、ネットワーク装置は第三の方式を用いてページングメッセージを送信し、端末装置が第四の方式を用いてページングメッセージを受信する場合、ネットワーク装置は第四の方式を用いてページングメッセージを送信し、端末装置が第五の方式を用いてページングメッセージを受信する場合、ネットワーク装置は第五の方式を用いてページングメッセージを送信する。具体的にどの方式を用いるかは、プロトコルによって定められてもよく、又はネットワークによって設定されてもよく、本出願の実施例はこれに限定されない。
【0115】
説明すべきものとして、本出願の実施例では、遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置するか否かは、遠隔端末装置がアクセスネットワーク装置のカバレッジに位置するか否か、又は遠隔端末装置がコアネットワーク装置のカバレッジに位置するか否か、又は遠隔端末装置が同一のページングエリアの複数のアクセスネットワーク装置のカバレッジに位置するか否かであってもよく、端末装置がどのネットワークのカバレッジに位置すると、状態情報はどのネットワークの識別情報、及び該ネットワークとのリンク品質情報であってもよい。
【0116】
図4は本出願の実施例によるページング装置400の概略ブロック図であり、該装置は方法300におけるネットワーク装置であってもよい。図4に示すように、該装置400は送受信モジュール410と確定モジュール420を備える。
【0117】
送受信モジュール410が遠隔端末装置の状態情報を受信するように構成される。
【0118】
確定モジュール420は、前記状態情報に基づき、前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定するように構成される。
【0119】
前記送受信モジュール410はさらに前記ページング方式に応じて前記遠隔端末装置をページングするように構成される。
【0120】
一つの選択可能な実施例として、前記状態情報は前記遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを示すことに用いられ、及び/又は、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置するか否かを示すことに用いられる。
【0121】
一つの選択可能な実施例として、前記ページング方式はエアインタフェースメッセージを介してページングすること又は前記遠隔端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有する中継端末装置を介してページングすることを含む。
【0122】
一つの選択可能な実施例として、前記確定モジュール420は具体的に前記状態情報が、前記遠隔端末装置がネットワークカバレッジに位置することを示すことに用いられる場合、前記遠隔端末装置のページング方式としてエアインタフェースメッセージを介してページングすることを確定するように構成される。
【0123】
一つの選択可能な実施例として、前記確定モジュール420は具体的に、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、前記遠隔端末装置のページング方式として前記中継端末装置を介してページングすることを確定するように構成される。
【0124】
一つの選択可能な実施例として、前記確定モジュール420は具体的に、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置する場合、前記遠隔端末装置のページング方式として前記中継端末装置を介してページングすることを確定するように構成される。
【0125】
一つの選択可能な実施例として、前記確定モジュール420は具体的に、前記状態情報が前記遠隔端末装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有しないことを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置しない場合、前記遠隔端末装置のページング方式として前記中継端末装置を介してページングすることを確定するように構成される。
【0126】
一つの選択可能な実施例として、前記状態情報は、前記遠隔端末装置の位置するネットワークの識別情報及び前記遠隔端末装置と前記ネットワークの識別情報に対応するネットワーク装置との間のリンク品質情報、及び/又は、前記遠隔端末装置と加入関係及び/又は接続関係を有する中継端末装置の識別情報及び前記遠隔端末装置と前記中継端末装置との間のリンク品質情報を含む。
【0127】
一つの選択可能な実施例として、前記送受信モジュール410は具体的にエアインタフェースメッセージを介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信するように構成され、又は、前記中継端末装置を介し、前記遠隔端末装置から送信された前記状態情報を受信するように構成される。
【0128】
一つの選択可能な実施例として、前記装置400は第一のアクセスネットワーク装置であり、前記送受信モジュール410は具体的に、第一のコアネットワーク装置から送信された前記状態情報を受信するように構成され、前記第一のコアネットワーク装置から送信された前記状態情報が前記遠隔端末装置から前記第一のコアネットワーク装置へ送信され、又は、少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置から送信された前記状態情報を受信するように構成され、前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置から送信された前記状態情報が前記遠隔端末装置から前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置に送信される。
【0129】
一つの選択可能な実施例として、前記送受信モジュールは具体的に、
前記第一のコアネットワーク装置から送信された第一のページングリクエストメッセージを受信するように構成され、前記第一のページングリクエストメッセージに前記状態情報が含まれる。
【0130】
一つの選択可能な実施例として、前記送受信モジュールは具体的に、
前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置から送信された第二のページングリクエストメッセージを受信するように構成され、前記第二のページングリクエストメッセージに前記状態情報が含まれる。
【0131】
図5は本出願の実施例によるページング装置500の概略ブロック図であり、該装置は方法200における端末装置であってもよい。図5に示すように、該装置500は確定モジュール510と送受信モジュール520を備える。
【0132】
確定モジュール510が状態情報を確定するように構成される。
【0133】
送受信モジュール520はネットワーク装置へ前記状態情報を送信するように構成され、前記状態情報が前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定するために前記ネットワーク装置によって用いられる。
【0134】
一つの選択可能な実施例として、前記状態情報は前記遠隔端末装置と中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有するか否かを示すことに用いられ、及び/又は、前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置するか否かを示すことに用いられる。
【0135】
一つの選択可能な実施例として、前記送受信モジュール520は具体的にエアインタフェースメッセージを介して前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信するように構成され、又は、前記中継端末装置を介して前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信するように構成される。
【0136】
一つの選択可能な実施例として、前記確定モジュール510は具体的に前記装置500とネットワーク装置との間のリンク品質情報、及び/又は、前記装置と、前記装置と前記装置と加入関係及び/又は接続関係を有する中継端末装置との間のリンク品質情報に基づき、前記状態情報を確定するように構成される。
【0137】
一つの選択可能な実施例として、前記送受信モジュール520は具体的に第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信するように構成され、又は、第一のコアネットワーク装置へ前記状態情報を送信するように構成され、又は、少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信するように構成され、前記第一のアクセスネットワーク装置が前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置と異なる。
【0138】
一つの選択可能な実施例として、前記送受信モジュール520はさらに前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信した後、前記状態情報に基づいて前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信するように構成される。
【0139】
一つの選択可能な実施例として、前記送受信モジュール520は具体的に、前記状態情報が、前記装置がネットワークのカバレッジに位置することを示すことに用いられる場合、エアインタフェースメッセージを監視し、前記エアインタフェースメッセージを介し、前記第一のアクセスネットワーク装置から送信された前記ページングメッセージを受信するように構成される。
【0140】
一つの選択可能な実施例として、前記送受信モジュール520は具体的に、前記状態情報が前記装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられる場合、前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信するように構成される。
【0141】
一つの選択可能な実施例として、前記送受信モジュール520は具体的に、前記状態情報が前記装置500と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有することを示すことに用いられ、そして前記装置がネットワークのカバレッジに位置する場合、前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信するように構成される。
【0142】
一つの選択可能な実施例として、前記送受信モジュール520は具体的に、前記状態情報が前記装置と前記中継端末装置が加入関係及び/又は接続関係を有しないことを示すことに用いられ、そして前記遠隔端末装置がネットワークのカバレッジに位置しない場合、前記第一のアクセスネットワーク装置から前記中継端末装置を介して送信された前記ページングメッセージを受信するように構成される。
【0143】
図6は本出願の実施例によるページングシステム600を示す図であり、該ページングシステム600は装置400と装置500を備える。
【0144】
図7は本出願の実施例によるページング装置700の概略ブロック図であり、例えば該装置は方法300におけるネットワーク装置であってもよい。図7に示すように、該装置700は、メモリ710、プロセッサ720、入力/出力インタフェース730、通信インタフェース740を備える。ここで、メモリ710、プロセッサ720、入力/出力インタフェース730と通信インタフェース740は内部接続パスを介して接続され、該メモリ710が命令を記憶するように構成され、該プロセッサ720が該メモリ710に記憶された命令を実行し、入力されたデータ及び情報を受信し、操作結果などのデータを出力するように入力/出力インタフェース730を制御し、そして信号を送信するように通信インタフェース740を制御するように構成される。
【0145】
ここで、入力/出力インタフェース730は遠隔端末装置の状態情報を受信するように構成され、プロセッサ720は前記状態情報に基づき、前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定するように構成され、入力/出力インタフェース730はさらに前記ページング方式に応じて前記遠隔端末装置をページングするように構成される。
【0146】
理解すべきものとして、本出願の実施例では、該プロセッサ720は汎用の中央プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、又は関連プログラムを実行して本出願の実施例による技術的解決策を実現するための一つ又は複数の集積回路を用いうことができる。
【0147】
また、理解すべきものとして、通信インタフェース740は例えば送受信機のような送受信装置を用い、装置700と他の装置又は通信ネットワークの間の通信を実現するがこれに限定されない。
【0148】
該メモリ710は読み取り専用メモリとランダムアクセスメモリを含み、そしてプロセッサ720へ命令とデータを提供することができる。プロセッサ720の一部は不揮発性ランダムアクセスメモリを含むことができる。例えば、プロセッサ720は装置タイプの情報を記憶することもできる。
【0149】
理解すべきものとして、該装置700は方法300におけるネットワーク装置に対応してもよく、方法300におけるネットワーク装置の対応する機能を実現することができ、簡潔にするために、ここで説明を省略する。
【0150】
図8は本出願の実施例によるページング装置800の概略ブロック図であり、該装置は方法200における端末装置であってもよい。図8に示すように、該装置800は、メモリ810、プロセッサ820、入力/出力インタフェース830、通信インタフェース840を備える。ここで、メモリ810、プロセッサ820、入力/出力インタフェース830と通信インタフェース840は内部接続パスを介して接続され、該メモリ810が命令を記憶するように構成され、該プロセッサ820が該メモリ810に記憶された命令を実行し、入力されたデータ及び情報を受信し、操作結果などのデータを出力するように入力/出力インタフェース830を制御し、そして信号を送信するように通信インタフェース840を制御するように構成される。
【0151】
ここで、プロセッサ820は状態情報を確定するように構成され、入力/出力インタフェース830はネットワーク装置へ前記状態情報を送信するように構成され、前記状態情報が前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定することに用いられる。
【0152】
理解すべきものとして、該装置800は方法200における端末装置に対応してもよく、方法200における端末装置の対応する機能を実現することができ、簡潔にするために、ここで説明を省略する。
【0153】
理解すべきものとして、本出願の実施例では、該プロセッサ820は汎用のCPU、マイクロプロセッサ、ASIC、又は関連プログラムを実行し、本出願の実施例による技術的解決策を実現するための一つ又は複数の集積回路を用いることができる。
【0154】
また、理解すべきものとして、通信インタフェース840は例えば送受信機のような送受信装置を用い、装置800と他の装置又は通信ネットワークの間の通信を実現するがこれに限定されない。
【0155】
該メモリ810は読み取り専用メモリとランダムアクセスメモリを含み、そしてプロセッサ720へ命令とデータを提供することができる。プロセッサ820の一部は不揮発性ランダムアクセスメモリを含むことができる。例えば、プロセッサ820は装置タイプの情報を記憶することもできる。
【0156】
図9が本出願の実施例による別のページング方法であり、図9に示す方法1000で説明した中継端末装置と遠隔端末装置及びネットワーク装置とのインタラクションが方法200及び300における説明と同じであり、繰り返しを回避するために、関連説明を適切に省略することが理解されてもよい。
【0157】
図9に示すように、方法1000は以下を含む。
【0158】
S1010において、中継端末装置は遠隔端末装置の状態情報を確定し、前記状態情報が前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定するためにネットワーク装置によって用いられる。
【0159】
S1020において、前記中継端末装置は前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信する。
【0160】
一つの選択可能な実施例として、S1020は、前記中継端末装置がエアインタフェースメッセージを介して前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信することを含む。
【0161】
一つの選択可能な実施例として、前記ネットワーク装置は第一のアクセスネットワーク装置であり、ここで、S1010は、
前記中継端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信すること、又は、
前記中継端末装置が第一のコアネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、前記第一のコアネットワーク装置が前記状態情報を前記第一のアクセスネットワーク装置に送信することに用いられること、又は、
前記中継端末装置が少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信し、前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置が前記状態情報を前記第一のアクセスネットワーク装置に送信することに用いられることを含む。
【0162】
また、一つの選択可能な実施例として、前記方法1000はさらに、
前記中継端末装置が前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信することと、
前記中継端末装置が前記遠隔端末装置へ前記ページングメッセージを送信することとを含む。
【0163】
図10は本出願の実施例によるページング装置2000の概略ブロック図であり、該装置は方法1000における中継端末装置であってもよい。図10に示すように、該装置2000は以下を備える。
【0164】
確定モジュール2010は、遠隔端末装置の状態情報を確定するように構成され、前記状態情報が前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定するためにネットワーク装置によって用いられる。
【0165】
送受信モジュール2020は前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信するように構成される。
【0166】
したがって、本出願の実施例によるページング装置は、遠隔端末装置の状態情報を確定し、ネットワーク装置へ該状態情報を送信し、そのためネットワーク装置は、遠隔端末装置の状態情報に基づき、遠隔端末装置をページングするページング方式を確定し、これにより、ネットワーク装置のブラインドページングによって引き起こされるページング失敗を回避し、それによってネットワーク装置が遠隔端末装置を正確にページングすることを保証することができる。
【0167】
一つの選択可能な実施例として、前記送受信モジュール2020は具体的にエアインタフェースメッセージを介して前記ネットワーク装置へ前記状態情報を送信するように構成される。
【0168】
一つの選択可能な実施例として、前記ネットワーク装置は第一のアクセスネットワーク装置であり、
ここで、前記送受信モジュール2020は具体的に、
前記第一のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信するように構成され、又は、
第一のコアネットワーク装置へ前記状態情報を送信するように構成され、前記第一のコアネットワーク装置が前記状態情報を前記第一のアクセスネットワーク装置に送信することに用いられ、又は、
少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置へ前記状態情報を送信するように構成され、前記少なくとも一つの第二のアクセスネットワーク装置が前記状態情報を前記第一のアクセスネットワーク装置に送信することに用いられる。
【0169】
一つの選択可能な実施例として、前記送受信モジュール2020は具体的に、
前記第一のアクセスネットワーク装置から送信されたページングメッセージを受信し、
前記遠隔端末装置へ前記ページングメッセージを送信するように構成される。
【0170】
図11は本出願の実施例によるページングシステム3000を示す図であり、該ページングシステム3000は装置400、装置500及び装置2000を備える。
【0171】
図12は本出願の実施例によるページング装置4000の概略ブロック図であり、該装置は方法1000における中継端末装置であってもよい。図12に示すように、該装置4000は、メモリ4010、プロセッサ4020、入力/出力インタフェース4030、及び通信インタフェース4040を備える。ここで、メモリ4010、プロセッサ4020、入力/出力インタフェース4030及び通信インタフェース4040は内部接続パスを介して接続され、該メモリ4010が命令を記憶するように構成され、該プロセッサ4020が該メモリ4010に記憶された命令を実行し、入力されたデータ及び情報を受信し、操作結果などのデータを出力するように入力/出力インタフェース4030を制御し、そして信号を送信するように通信インタフェース4040を制御するように構成される。
【0172】
ここで、プロセッサ4020は遠隔端末装置の状態情報を確定するように構成され、前記状態情報が前記遠隔端末装置をページングするページング方式を確定するためにネットワーク装置によって用いられ、入力/出力インタフェース4030はネットワーク装置へ前記状態情報を送信するように構成される。
【0173】
理解すべきものとして、該装置4000は方法1000における中継端末装置に対応してもよく、方法1000における中継端末装置の対応する機能を実現することができ、簡潔にするために、ここで説明を省略する。
【0174】
理解すべきものとして、本出願の実施例では、該プロセッサ4020は汎用のCPU、マイクロプロセッサ、ASIC、又は関連プログラムを実行し、本出願の実施例による技術的解決策を実現するための一つ又は複数の集積回路を用いることができる。
【0175】
また、理解すべきものとして、通信インタフェース4040は例えば送受信機のような送受信装置を用い、装置4000と他の装置又は通信ネットワークの間の通信を実現するがこれに限定されない。
【0176】
該メモリ4010は読み取り専用メモリとランダムアクセスメモリを含み、そしてプロセッサ4020へ命令とデータを提供することができる。プロセッサ4020の一部は不揮発性ランダムアクセスメモリを含むことができる。例えば、プロセッサ4020は装置タイプの情報を記憶することもできる。
【0177】
理解すべきものとして、本明細書では用語「及び/又は」は、関連するオブジェクトの関連関係を記述するためのものだけであり、3種類の関係が存在してもよいことを示し、A及び/又はBは、Aが単独で存在すること、AとBが同時に存在すること、Bが単独で存在することの3つの状況を示すことができる。また、本明細書では文字「/」は、一般的に前後にある関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0178】
本出願の様々な実施例では、上記各プロセスの番号の大きさが実行順序を意味せず、各プロセスの実行順序はその機能と内部論理で確定されるべきであり、本出願の実施例の実施プロセスのいかなる限定を構成すべきではないと理解すべきである。
【0179】
当業者であれば、本明細書で開示された実施例と組み合わせて説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実現されてもよいと理解できる。これらの機能がハードウェア又はソフトウェアで実行されるかは、技術的解決策の特定応用と設計制約条件に依存する。当業者は各特定の応用に対して異なる方法を用いて記述される機能を実現することが可能であるが、このような実現は本出願の範囲を超えると見なしてはならない。
【0180】
当業者は、便利及び簡潔に説明するために、上記のシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスについて、前記方法の実施例における対応するプロセスを参照できるため、ここでは説明を省略することを明確に理解することができる。
【0181】
本出願が提供する、いくつかの実施例では、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方式により実現されてもよいと理解すべきである。例えば、上記の装置の実施例は例示的なものだけであり、例えば、前記ユニットの区分は、論理機能的区分だけであり、実際に実施する時に他の区分方式もあり得て、例えば複数のユニット又は構成要素は組み合わせられてもよく、又は別のシステムに統合されてもよく、又はいくつかの特徴が無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、示される又は議論される相互結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインタフェース、装置又はユニットを介する間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形態であってもよい。
【0182】
分離部材として説明された前記ユニットは物理的に分離するものであってもよく又は物理的に分離するものでなくてもよく、ユニットとして表示された部材は物理ユニットであってもよく又は物理ユニットでなくてもよく、即ち一つの箇所に位置してもよく、又は複数のネットワーク要素に分布してもよい。実際のニーズに応じてそのうちの一部又は全てのユニットを選択して本実施例の技術的解決策の目的を達成することができる。
【0183】
また、本出願の各実施例における各機能ユニットは一つの処理ユニットに統合されてもよく、個々のユニットは単独で物理的に存在してもよく、二つ又は二つ以上のユニットは一つのユニットに統合されてもよい。
【0184】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形態で実現され且つ独立した製品として販売又は使用される時に、一つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。このような理解に基づき、本出願の技術的解決策は本質的に又は従来技術に寄与する部分又は該技術的解決策の部分がソフトウェア製品の形で実現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品がコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイス等であってもよい)に本出願の様々な実施例に記載された方法の全て又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む、記憶媒体に記憶される。前記憶媒体はUディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM:Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
【0185】
以上は、本出願の実施例の具体的な実施形態だけであるが、本出願の保護範囲はこれに制限されず、当業者が本出願で開示された技術範囲内で容易に想到し得る変化又は入れ替わりが全て本出願の保護範囲以内に含まれるべきである。従って、本出願の保護範囲は前記請求項の保護範囲に準拠するべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
図11
図12