【文献】
Huawei, Hisilicon,Solution for key issue 6: Co-ordination the Session and Service Continuity with the Application-aware UP Path (Re)selection[online],3GPP TSG SA WG2 #116bis S2-164628,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_116BIS_Sanya/Docs/S2-164628.zip>,2016年08月23日
【文献】
Huawei, HiSilicon,Application-influenced SSC and UP management[online],3GPP TSG SA WG2 #119 S2-171066,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_119_Dubrovnik/Docs/S2-171066.zip>,2017年02月07日
【文献】
Huawei, HiSilicon,Application-friendly UP Management[online],3GPP TSG SA WG2 #118bis S2-170370,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_118BIS_Spokane/Docs/S2-170370.zip>,2017年01月23日
【文献】
Huawei, HiSilicon,Update of Solution 6.5.5: Application-aware UP Path (Re)selection[online],3GPP TSG SA WG2 #116bis S2-165152,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_116BIS_Sanya/Docs/S2-165152.zip>,2016年09月03日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
セッション管理機能エンティティによって、端末にサービスを提供するターゲットユーザプレーン機能エンティティを選択する前記ステップの後、かつ前記セッション管理機能エンティティによって第1のルーティングルールを前記ターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信する前記ステップの前に、
前記セッション管理機能エンティティによって、第2のルーティングルールを前記ターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信するステップであって、前記第2のルーティングルールが、宛先アドレスが前記第2のASのアドレスであるデータがソースユーザプレーン機能エンティティに送信されることを含み、前記第2のASが、前記端末に現在サービスを提供しているASである、ステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本出願の実施形態における技術的解決策を理解しやすくするために、以下では最初に、本出願に関連する技術について簡単に説明する。
【0042】
本出願の実施形態におけるトンネルは、次世代((Next generation、N)インタフェース3(略してN3)N3トンネルおよびNインタフェース9(略してN9)トンネルを含む。N3トンネルは、アクセスデバイス(例えば、基地局)とUPFエンティティとの間のトンネルである。N9トンネルは、UPFエンティティ間のトンネルである。一般に、N3トンネルは、セッション粒度のトンネルであり、N9トンネルは、セッション粒度のトンネルまたはデバイス粒度のトンネルであり得る。
【0043】
セッション粒度のトンネルは、トンネルのリソースが1つのPDUセッションに対して確立され、トンネルが1つのPDUセッションのみに使用されることを意味する。セッション粒度の1つのトンネルは、1つのルーティングルールのみを含み、このルーティングルールのみが、データを転送するためのトンネルに対応し得る。加えて、セッション粒度のトンネルのライフサイクルは、1つのPDUセッションのライフサイクルである。具体的には、PDUセッションが消されるまたは解放されるとき、セッション粒度のトンネルも解放される必要がある。
【0044】
デバイス粒度のトンネルは、1つ以上のPDUセッションに対して確立されるトンネルリソースであり、このトンネルは、1つ以上のPDUセッションに使用され得る。デバイス粒度の1つのトンネルは、1つ以上のルーティングルールを含み得、1つ以上のルーティングルールのそれぞれは、データを転送するためのトンネルに対応し得る。加えて、デバイス粒度のトンネルのライフサイクルは、トンネルに対応する複数のPDUセッションのライフサイクルである。具体的には、デバイス粒度のトンネルがM個のPDUセッションに対応すると仮定される場合、トンネルに対応する複数のPDUセッションの最初のM−1個のPDUセッションが消されるまたは解放されるとき、対応するPDUセッションに対応するルーティングルールのみが解放され、デバイス粒度のトンネルは、トンネルに対応する複数のPDUセッションのM番目のPDUセッションが消されるまたは解放されるときにのみ解放され得る。もちろん、トンネルに対応する複数のPDUセッションのM番目のPDUセッションが消されるまたは解放されるとき、デバイス粒度のトンネルは代わりに保持されてもよく、これにより、トンネルはその後再確立される必要がなくなる。これは本出願の実施形態では特に限定されない。
【0046】
本出願の実施形態におけるルーティングルールは、具体的には、サービスデータをネクストホップデバイスにルーティングするためのルールである。
【0047】
例えば、以下の実施形態におけるターゲットUPFエンティティの第1のルーティングルールは、宛先アドレスが第1のASのアドレスであるデータが第1のASに送信されることを含む。これは具体的には、宛先アドレスが第1のASのアドレスであるサービスデータのネクストホップデバイスが第1のASであることを意味する。
【0048】
代わりに、例えば、以下の実施形態におけるターゲットUPFエンティティの第2のルーティングルールは、宛先アドレスがAS1のアドレスであるデータがソースUPFエンティティに送信されることを含む。これは具体的には、宛先アドレスがAS1のアドレスであるサービスデータのネクストホップデバイスがソースUPFエンティティであることを意味する。
【0049】
代わりに、例えば、ターゲットUPFエンティティの第3のルーティングルールは、宛先アドレスがアンカーデータネットワーク(anchor data network、DN、A−DN)のアドレスであるデータまたは宛先アドレスがデフォルトであるデータがA−UPFエンティティに送信されることを含む。これは具体的には、宛先アドレスがA−DNのアドレスであるサービスデータまたは宛先アドレスがデフォルトであるサービスデータのネクストホップデバイスがA−UPFエンティティであることを意味する。
【0050】
代わりに、例えば、ソースUPFエンティティの第4のルーティングルールは、宛先アドレスが端末のアドレスであるデータがターゲットUPFエンティティに送信されることを含む。これは具体的には、宛先アドレスが端末のアドレスであるサービスデータのネクストホップデバイスがターゲットUPFエンティティであることを意味する。
【0051】
代わりに、例えば、ソースUPFエンティティの第5のルーティングルールは、宛先アドレスが端末のアドレスであるデータがターゲット基地局に送信されることを含む。これは具体的には、宛先アドレスが端末のアドレスであるサービスデータのネクストホップデバイスがターゲット基地局であることを意味する。
【0053】
本出願の実施形態における経路情報は、Aのトンネルアップリンク情報またはBのトンネルダウンリンク情報の少なくとも1つを含み、AとBとの間のトンネルを確立するために使用される。Aのトンネルアップリンク情報は、 A側のトンネルのエンドポイントアドレスおよびAのアドレスなどを含み得る。Bのトンネルダウンリンク情報は、 B側のトンネルのエンドポイントアドレスおよびBのアドレスなどを含み得る。これは本出願の実施形態では特に限定されない。
【0054】
本出願の実施形態における経路情報は、ルーティングルールを含んでもよいし、またはルーティングルールを含まなくてもよいことに留意されたい。以下の実施形態は、経路情報がルーティングルールを含まない例を使用して説明される。ここでは一般的な説明が提供されており、以下では詳細は再度説明されない。
【0055】
以下は、本出願の実施形態における添付の図面に関連して、本出願の実施形態における技術的解決策を説明する。本出願の説明では、特に明記しない限り、「/」は「または」を意味する。例えば、A/Bは、AまたはBを表し得る。本明細書において、「および/または」は、関連付けられた対象を説明するための関連性の関係のみを説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、以下の3つのケース、すなわち、Aのみが存在するケース、AおよびBの両方が存在するケース、およびBのみが存在するケースを表し得る。加えて、本出願の説明において、「複数」は、特に明記しない限り、2つまたは2つより多くを意味する。加えて、本出願の実施形態における技術的解決策を明確に説明するために、「第1」および「第2」などの用語は、本出願の実施形態では、同じ機能または目的を基本的に有する同じ項目または同様の項目を区別するために使用される。当業者は、「第1」および「第2」などの用語が数または実行シーケンスを限定せず、「第1」および「第2」などの用語が明確な違いを示さないことを理解し得る。例えば、本出願の実施形態における第1のASおよび第2のASは、同じASであり得るし、または異なるASであり得る。これは本出願の実施形態では特に限定されない。
【0056】
本出願の実施形態で説明されているネットワークアーキテクチャおよびサービスシナリオは、本出願の実施形態の技術的解決策をより明確に説明することを意図されており、本出願の実施形態で提供される技術的解決策に対する限定を構成しない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの発展および新しいサービスシナリオの出現に伴って、本出願の実施形態で提供される技術的解決策が同様の技術的問題にも適用可能であることを知り得る。
【0057】
図1は、本出願の一実施形態によるサービス継続性実現システム10の概略アーキテクチャ図である。サービス継続性実現システム10は、セッション管理機能エンティティ101および制御デバイス102を含み、複数のユーザプレーン機能エンティティをさらに含み得る。例えば、複数のユーザプレーン機能エンティティは、ターゲットユーザプレーン機能エンティティ103およびソースユーザプレーン機能エンティティ104を含み得る。
【0058】
初期状態では、セッション管理機能エンティティ101は、ソースユーザプレーン機能エンティティ104と通信する。
【0059】
端末が移動した後、セッション管理機能エンティティ101は、端末にサービスを提供するターゲットユーザプレーン機能エンティティ103を選択し、第1のメッセージを制御デバイス102に送信するように構成される。
【0060】
制御デバイス102は、セッション管理機能エンティティ101から第1のメッセージを受信し、第1のASの指示情報をセッション管理機能エンティティ101に送信するように構成される。
【0061】
セッション管理機能エンティティ101は、制御デバイス102から第1のASの指示情報を受信し、第1のASの指示情報に基づいて第1のルーティングルールをターゲットユーザプレーン機能エンティティ103に送信し、第1のルーティングルールが、宛先アドレスが第1のASのアドレスであるデータが第1のASに送信されることを含む、ようにさらに構成される。
【0062】
ターゲットユーザプレーン機能エンティティ103は、セッション管理機能エンティティ101から第1のルーティングルールを受信し、PDUセッションが確立された後に第1のルーティングルールに従ってサービスデータを送信するように構成される。
【0063】
任意選択で、
図1のセッション管理機能エンティティ101および制御デバイス102は、互いに直接通信してもよいし、または別のネットワークデバイスによる転送を通じて互いに通信してもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0064】
任意選択で、
図1のセッション管理機能エンティティ101およびターゲットユーザプレーン機能エンティティ103は、互いに直接通信してもよいし、または別のネットワークデバイスによる転送を通じて互いに通信してもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0065】
本出願のこの実施形態で提供されるサービス継続性システムによれば、一態様では、セッション管理機能エンティティが、端末にサービスを提供するターゲットユーザプレーン機能エンティティを選択した後、セッション管理機能エンティティは、第1のASの指示情報を受信し、第1のASの指示情報に基づいて第1のルーティングルールをターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信し得、これにより、ターゲットユーザプレーン機能エンティティは、第1のルーティングルールに従ってサービスデータを送信し得る。したがって、ユーザプレーン機能エンティティのハンドオーバプロセスにおいてサービス継続性が確保され得る。別の態様では、第1のルーティングルールは、宛先アドレスが第1のASのアドレスであるデータが第1のASに送信されることである。これにより、ターゲットユーザプレーン機能エンティティが、第1のASのアドレスに送信されるべきデータを最初にリモートデータネットワーク(data network、DN)に、次に第1のASにルーティンすることが防止される。したがって、端末から第1のASへの経路は最短になり、レイテンシは制御可能である。
【0066】
任意選択で、サービス継続性実現システム10は、将来の5Gネットワークおよび将来の別のネットワークに適用されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。以下は、サービス継続性実現システム10が現在の5Gネットワークに適用される2つの典型的なシナリオを提供する。
【0068】
サービス継続性実現システム10が現在の5Gネットワークに適用される場合、可能な適用可能なアーキテクチャは、
図2に示されているULCLアーキテクチャである。ULCLシナリオでは、1つのPDUセッションに対して複数のUPFエンティティが存在し得、ローカルオフロードは、ULCLを使用して実施され得る。複数のUPFエンティティは、少なくとも1つのローカルUPFエンティティおよびリモートUPFエンティティを含む。少なくとも1つのローカルUPFエンティティは、例えば、ローカルUPFエンティティ1、ローカルUPFエンティティ2、…、およびローカルUPFエンティティnを含み得る。具体的には、
図1のセッション管理機能エンティティ101は、ULCLアーキテクチャのセッション管理機能(session management function、SMF)エンティティであり得、
図1の制御デバイス102は、ULCLアーキテクチャのASコントローラ(controller)であり得、
図1のターゲットユーザプレーン機能エンティティは、ULCLアーキテクチャのUPFエンティティ、例えばローカルUPFエンティティ1であり得、
図1のソースユーザプレーン機能エンティティは、ULCLアーキテクチャのローカルUPFエンティティ1とは異なるUPFエンティティ、例えばローカルUPFエンティティ2であり得る。加えて、
図2に示されているように、ULCLアーキテクチャは、端末、アクセスデバイス、アクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)エンティティ、ULCL、ならびに複数のデータネットワーク(data network、DN)をさらに含み得る。複数のDNは、1つのリモートDNおよび複数のローカルDNを含む。複数のローカルDNは、例えば、DN1、DN2、…、およびDNnを含み得る。
【0069】
端末は、次世代(next generation、N)ネットワークインタフェース1(略してN1)を使用してAMFエンティティと通信し、アクセスデバイスを使用してULCLと通信する。アクセスデバイスは、Nインタフェース2(略してN2)を使用してAMFエンティティと通信し、Nインタフェース3(略してN3)を使用してULCLと通信する。AMFエンティティは、Nインタフェース11(略してN11)を使用してSMFエンティティと通信する。SMFエンティティは、Nインタフェース4(略してN4)を使用してUPFエンティティ(リモートUPFエンティティおよびローカルUPFエンティティを含む)ならびにULCLと通信する。ULCLは、Nインタフェース9(略してN9)を使用してUPFエンティティ(リモートUPFエンティティおよびローカルUPFエンティティを含む)と通信する。UPFエンティティ(リモートUPFエンティティおよびローカルUPFエンティティを含む)は、Nインタフェース6(略してN6)を使用してDN(リモートDNおよびローカルDNを含む)と通信する。
【0070】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、ローカルUPFエンティティおよびULCLは一緒にまたは別々に配置されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。ローカルUPFエンティティおよびULCLが別々に配置される場合、ULCLは、UPFエンティティを使用して実施され得る。ここでは一般的な説明が提供されており、以下では詳細は再度説明されない。
【0071】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、ローカルUPFエンティティは、ローカルサービスアンカー(anchor)である。ローカルASは、ローカルUPFエンティティに通信可能に接続されるDNに配置され、端末は、ローカルUPFエンティティを使用してローカルASにアクセスし得る。
【0072】
本出願のこの実施形態における通信接続は、直接接続であってもよいし、または別のネットワークデバイスを使用することによる接続であってもよいことに留意されたい。ここでは一般的な説明が提供されており、以下では詳細は再度説明されない。
【0073】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、リモートUPFエンティティは、インターネットプロトコル(internet protocol、IP)アンカーである。UPFエンティティが変更されなければ、IPアドレスは変更されないままである。リモートASは、リモートUPFエンティティに通信可能に接続されるDNに配置され得、端末は、リモートUPFエンティティを使用してリモートASにアクセスし得る。もちろん、端末は、リモートUPFエンティティに通信可能に接続されるDNを使用して別の端末と通信し得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0074】
図2では、アップリンクデータに関して、ULCLは、SMFエンティティによって配信されるオフロードルールに従って、ローカルサービスをローカルUPFエンティティに転送し、非ローカルサービスをリモートUPFエンティティに転送する。
【0075】
このシナリオでは、URLLCサービスを使用する端末に関して、端末の移動プロセスにおいて、リモートUPFエンティティは変更されないままであり、したがって、IPアドレスは変更されないままである。しかしながら、端末とASとの間の経路が最短になるように、ローカルUPFエンティティのハンドオーバおよびASのハンドオーバが実行される必要があり得る。ASコントローラは、ASのトポロジー情報を維持し、ローカルUPFエンティティの位置情報および/または端末の位置情報に基づいてAS選択または再選択を実行し得る。したがって、ローカルUPFエンティティのハンドオーバが実行される必要があるとき、SMFエンティティは、端末とASとの間の最短経路を実現する目的でAS再選択を実施するためにASコントローラと相互作用する必要がある。
【0076】
図2は、異なるローカルUPFエンティティが異なるDNのASと通信する例を示していることに留意されたい。もちろん、代わりに、異なるローカルUPFエンティティは、同じDNのASと通信してもよい。言い換えれば、ローカルUPFエンティティのハンドオーバが行われた後、ASのハンドオーバは行われなくてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0078】
シナリオ 任意選択で、サービス継続性実現システム10が現在の5Gネットワークに適用される場合、別の可能な適用可能なアーキテクチャは、
図3に示されているものである。
図3に示されているネットワークアーキテクチャは、シングルアンカーPDUセッションシナリオに対応する。具体的には、1つのPDUセッションは、1つのUPFエンティティに対応する。具体的には、
図1のセッション管理機能エンティティ101は、
図3のSMFエンティティであり得、
図1の制御デバイス102は、
図3のASコントローラであり得、
図1のターゲットユーザプレーン機能エンティティは、
図3のUPFエンティティ1であり得、
図1のソースユーザプレーン機能エンティティは、
図3のUPFエンティティ2であり得る。加えて、
図3に示されているように、ネットワークアーキテクチャは、端末、アクセスデバイス、AMFエンティティ、およびDNをさらに含み得る。ASは、DNに配置される。端末とASとの間の経路が最短になるように、通常、UPFエンティティおよびASはローカルに配置される必要がある。もちろん、低いエンドツーエンドレイテンシ要件を有するサービスの場合、UPFエンティティおよびASはローカルに配置されなくてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0079】
端末は、N1を使用してAMFエンティティと通信し、アクセスデバイスを使用してUPFエンティティ(UPFエンティティ1からUPFエンティティnを含む)と通信する。アクセスデバイスは、N2を使用してAMFエンティティと通信し、N3を使用してUPFエンティティ(UPFエンティティ1からUPFエンティティnを含む)と通信する。AMFエンティティは、N11を使用してSMFエンティティと通信する。SMFエンティティは、N4を使用してUPFエンティティ(UPFエンティティ1からUPFエンティティnを含む)と通信する。UPFエンティティ(UPFエンティティ1からUPFエンティティnを含む)は、N6を使用してDN(DN1からDNnを含む)と通信する。
【0080】
このシナリオでは、URLLCサービスを使用する端末に関して、端末の移動プロセスにおいて、UPFエンティティのハンドオーバおよびASのハンドオーバが実行される必要があり得る。ASコントローラは、ASのトポロジー情報を維持し、ローカルUPFエンティティの位置情報および/または端末の位置情報に基づいてAS選択または再選択を実行し得る。したがって、UPFエンティティのハンドオーバが実行される必要があるとき、SMFエンティティは、端末とASとの間の最短経路を実現する目的でAS再選択を実施するためにASコントローラと相互作用する必要がある。
【0081】
図3は、異なるUPFエンティティが異なるDNのASと通信する例を示していることに留意されたい。もちろん、代わりに、異なるUPFエンティティは、同じDNのASと通信してもよい。言い換えれば、UPFエンティティのハンドオーバが行われた後、ASのハンドオーバは行われなくてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0082】
図2および
図3のネットワーク要素間のインタフェースの名称は単なる例であり、インタフェースは、具体的な実施時には他の名称を有し得ることに留意されたい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0083】
図2および
図3のアクセスデバイス、AMFエンティティ、SMFエンティティ、UPFエンティティ、AS、およびASコントローラなどは単なる名称であり、これらの名称はデバイスに対する限定を構成しないことに留意されたい。5Gネットワークおよび他の将来のネットワークでは、アクセスデバイス、AMFエンティティ、SMFエンティティ、UPFエンティティ、AS、およびASコントローラは、他の名称を有し得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。例えば、UPFエンティティは、代わりにUPに置き換えられ得、ASは、代わりにアプリケーション管理プラットフォームまたはモバイルエッジコンピューティング(mobile edge computing、MEC)プラットフォームに置き換えられ得、ASコントローラは、代わりに車車間・路車間(vehicle to everything communication、V2X)通信制御機能(Control Function)エンティティなどに置き換えられ得る。ここでは一般的な説明が提供されており、以下では詳細は再度説明されない。
【0084】
任意選択で、本出願のこの実施形態における端末(terminal)は、様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、およびワイヤレス通信機能を有するコンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスを含み得る。端末は、加入者ユニット(subscriber unit)、セルラー電話(cellular phone)、スマートフォン(smart phone)、ワイヤレスデータカード、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)コンピュータ、タブレットコンピュータ、ワイヤレスモデム(modem)、ハンドヘルド(handheld)デバイス、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、コードレス電話(cordless phone)またはワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)端末、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局(mobile station、MS)、および端末デバイス(terminal device)などをさらに含み得る。説明を簡単にするために、上述されたデバイスは、本出願ではまとめて端末と呼ばれる。
【0085】
任意選択で、本出願のこの実施形態におけるアクセスデバイスは、コアネットワークにアクセスするデバイスである。例えば、アクセスデバイスは、基地局、ブロードバンドネットワークゲートウェイ(broadband network gateway、BNG)、集約スイッチ、または非3GPPアクセスデバイスであり得る。基地局は、様々な形態のマクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局、およびアクセスポイントなどを含み得る。
【0086】
任意選択で、本出願のこの実施形態におけるAMFエンティティは、登録管理、モビリティ管理、および合法的傍受などの機能を担当する。
【0087】
任意選択で、本出願のこの実施形態におけるSMFエンティティおよびASコントローラの機能については、
図1の説明を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。加えて、SMFエンティティは、セッションの確立、セッションの変更、セッションの解放、ならびに端末のIPアドレスの割り当ておよび管理などの他のセッション関連の制御機能を含むセッション管理と、UPFエンティティの選択および制御と、合法的傍受とを実行するようにさらに構成される。
【0088】
任意選択で、本出願のこの実施形態におけるUPFエンティティは、端末のパケットの転送および統計収集などの処理機能を担当し得る。例えば、UPFエンティティは、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)およびパケットデータネットワークゲートウェイ(packet data network gateway、PGW)のユーザプレーン機能を実行し得る。代わりに、UPFエンティティは、ソフトウェア定義ネットワーキング(software defined network、SDN)スイッチ(Switch)であってもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0089】
任意選択で、
図1のセッション管理機能エンティティ101および制御デバイス102は、1つの物理デバイスによって実施されてもよいし、または複数の物理デバイスによって共同で実施されてもよいし、または物理デバイスの論理機能モジュールであってもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0090】
例えば、
図4に示されているように、
図1のセッション管理機能エンティティ101および制御デバイス102の両方は、
図4の通信デバイスによって実施され得る。
【0091】
図4は、本出願の一実施形態による通信デバイスのハードウェア構造の概略図である。通信デバイス400は、少なくとも1つのプロセッサ401、通信バス402、メモリ403、および少なくとも1つの通信インタフェース404を含む。
【0092】
プロセッサ401は、本出願の解決策のプログラムの実行を制御するように構成された汎用中央処理装置(central processing unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application−specific integrated circuit、ASIC)、または1つ以上の集積回路であり得る。
【0093】
通信バス402は、上記の構成要素間で情報を送信するために経路を含み得る。
【0094】
通信インタフェース404は、トランシーバなどの装置であり、別のデバイスまたはイーサネット(登録商標)、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)、もしくはワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area networks、WLAN))などの通信ネットワークと通信するように構成される。
【0095】
メモリ403は、読み出し専用メモリ(read−only memory、ROM)もしくは静的情報および命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイス、 ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)もしくは情報および命令を記憶することができる別のタイプの動的記憶デバイスであってもよいし、または電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read−only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read−only memory、CD−ROM)もしくは別のコンパクトディスク記憶装置、光ディスク記憶装置(圧縮光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、およびブルーレイ光ディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体もしくは別の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形式のしかるべきプログラムコードを保持もしくは記憶することができ、かつコンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体であってもよいが、これらに限定されない。メモリは、独立して存在してもよく、バスを使用してプロセッサに接続される。代わりに、メモリは、プロセッサと統合されてもよい。
【0096】
メモリ403は、本出願の解決策を実行するためのアプリケーションプログラムコードを記憶するように構成され、アプリケーションプログラムコードは、プロセッサ401の制御下で実行される。プロセッサ401は、本出願の以下の実施形態で提供されるサービス継続性実現方法を実施するために、メモリ403に記憶されたアプリケーションプログラムコードを実行するように構成される。
【0097】
具体的な実施時、一実施形態では、プロセッサ401は、1つ以上のCPU、例えば、
図4のCPU0およびCPU1を含み得る。
【0098】
具体的な実施時、一実施形態では、通信デバイス400は、複数のプロセッサ、例えば、
図4のプロセッサ401およびプロセッサ408を含み得る。これらのプロセッサのそれぞれは、シングルコア(single−CPU)プロセッサであってもよいし、またはマルチコア(multi−CPU)プロセッサであってもよい。ここでのプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つ以上のデバイス、回路、および/または処理コアであってもよい。
【0099】
具体的な実施時、一実施形態では、通信デバイス400は、出力デバイス405および入力デバイス406をさらに含み得る。出力デバイス405は、プロセッサ401と通信し、複数の方法で情報を表示し得る。例えば、出力デバイス405は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、発光ダイオード(light emitting diode、LED)表示デバイス、陰極線管(cathode ray tube、CRT)表示デバイス、またはプロジェクタ(projector)であってもよい。入力デバイス406は、プロセッサ401と通信し、複数の方法でユーザ入力を受信し得る。例えば、入力デバイス406は、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、または検知デバイスであってもよい。
【0100】
通信デバイス400は、汎用通信デバイスまたは専用通信デバイスであり得る。具体的な実施時、通信デバイス400は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、パームトップコンピュータ(personal digital assistant、PDA)、携帯電話、タブレットコンピュータ、ワイヤレス端末デバイス、組み込みデバイス、または
図4のものと同様の構造を有するデバイスであってもよい。通信デバイス400のタイプは、本出願のこの実施形態では限定されない。
【0101】
以下は、
図1から
図4に関連して、本出願の実施形態で提供されるサービス継続性実現方法を詳細に説明する。
【0102】
最初に、
図1に示されているサービス継続性実現システム10に関連して、
図5は、本出願の一実施形態によるサービス継続性実現方法の概略フローチャートである。セッション管理機能エンティティ101と、制御デバイス102と、ターゲットユーザプレーン機能エンティティ103との間の相互作用が関連し、以下のステップが含まれる。
【0103】
S501.セッション管理機能エンティティは、端末にサービスを提供するターゲットユーザプレーン機能エンティティを選択する。
【0104】
S502.セッション管理機能エンティティは、第1のメッセージを制御デバイスに送信し、これにより、制御デバイスは、セッション管理機能エンティティから第1のメッセージを受信する。
【0105】
S503.制御デバイスは、第1のASの指示情報をセッション管理機能エンティティに送信し、これにより、セッション管理機能エンティティは、制御デバイスから第1のASの指示情報を受信する。
【0106】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第1のASの指示情報は、第1のASの位置情報、第1のASの識別子情報、またはASが変更されないことを示す情報などであり得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0107】
S504.セッション管理機能エンティティは、第1のASの指示情報に基づいて第1のルーティングルールをターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信し、これにより、ターゲットユーザプレーン機能エンティティは、セッション管理機能エンティティから第1のルーティングルールを受信し、第1のルーティングルールは、宛先アドレスが第1のASのアドレスであるデータが第1のASに送信されることを含む。
【0108】
ルーティングルールの関連する説明については、実施形態の前書き部分の説明を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
【0109】
本出願のこの実施形態で提供されるサービス継続性実現方法によれば、一態様では、セッション管理機能エンティティが、端末にサービスを提供するターゲットユーザプレーン機能エンティティを選択した後、セッション管理機能エンティティは、第1のASの指示情報を受信し、第1のASの指示情報に基づいて第1のルーティングルールをターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信し得、これにより、ターゲットユーザプレーン機能エンティティは、第1のルーティングルールに従ってサービスデータを送信し得る。したがって、ユーザプレーン機能エンティティのハンドオーバプロセスにおいてサービス継続性が確保され得る。別の態様では、第1のルーティングルールは、宛先アドレスが第1のASのアドレスであるデータが第1のASに送信されることである。これにより、ターゲットユーザプレーン機能エンティティが、第1のASのアドレスに送信されるべきデータを最初にリモートDNに、次に第1のASにルーティンすることが防止される。したがって、端末から第1のASへの経路は最短になり、レイテンシは制御可能である。
【0110】
ステップS501、S502、およびS504におけるセッション管理機能エンティティの動作は、メモリ403に記憶されているアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、
図4に示されている通信デバイス400のプロセッサ401によって実行され得る。これは本出願のこの実施形態では限定されない。
【0111】
ステップ503における制御デバイスの動作は、メモリ403に記憶されているアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、
図4に示されている通信デバイス400のプロセッサ401によって実行され得る。これは本出願のこの実施形態では限定されない。
【0112】
次に、
図1に示されているサービス継続性実現システム10が
図2に示されているシナリオ1に適用される例を使用して、
図5に示されているサービス継続性実現方法が詳細に説明される。
【0113】
初期状態では、端末は、アクセスデバイス(ここではソース基地局であると仮定される)およびローカルUPFエンティティ2(ここではソースUPFエンティティと呼ばれる)を使用してAS1と通信すると仮定される。加えて、端末は、ソースUPFエンティティおよびリモートUPFエンティティ(ここではA−UPFエンティティと呼ばれる)を使用してリモートDN(ここではA−DNと呼ばれる)と通信する。
図6Aおよび
図6Bは、本出願の一実施形態によるサービス継続性実現方法の概略フローチャートである。端末と、ソース基地局と、ターゲット基地局と、ソースUPFエンティティと、ローカルUPFエンティティ1(ここではターゲットUPFエンティティと呼ばれる)と、A−UPFエンティティと、AMFエンティティと、SMFエンティティと、ASコントローラと、AS1と、AS2との間の相互作用が関連し、以下のステップが含まれる。
【0114】
S601.端末が移動すると、ソース基地局は、無線ハンドオーバを開始する。
【0115】
ソース基地局によってエアインタフェースハンドオーバを開始する具体的な実施態様については、既存の解決策を参照されたい。ここでは詳細は説明されない。
【0116】
S602.エアインタフェースハンドオーバを完了した後、ターゲット基地局は、経路切り替え要求をSMFエンティティに送信し、これにより、SMFエンティティは、ターゲット基地局から経路切り替え要求を受信する。
【0117】
経路切り替え要求は、ターゲット基地局のN3トンネルアップリンク情報および端末の位置情報などを含む。ターゲット基地局のN3トンネルは、具体的には、ターゲット基地局とターゲットUPFエンティティとの間のトンネルである。ターゲット基地局のN3トンネルアップリンク情報は、具体的には、ターゲット基地局側のターゲット基地局のN3トンネルのエンドポイントアドレスおよびターゲット基地局のアドレスなどを含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0118】
S603.SMFエンティティは、端末の位置情報に基づいて、端末にサービスを提供するターゲットUPFエンティティを選択する。
【0119】
任意選択で、端末の位置がソースUPFエンティティのサービス範囲を越えている場合、SMFエンティティは、ローカルUPFエンティティの再選択が実行される必要があると判断し得る。
【0120】
任意選択で、SMFエンティティは、端末の位置情報、SMFエンティティによって管理されるローカルUPFエンティティのサービス機能、またはSMFエンティティによって管理されるローカルUPFエンティティの負荷ステータスの少なくとも1つに基づいて、端末にサービスを提供するターゲットUPFエンティティを選択し得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0121】
S604.SMFエンティティは、N4セッション確立要求1をターゲットUPFエンティティに送信し、これにより、ターゲットUPFエンティティは、SMFエンティティからN4セッション確立要求1を受信する。
【0122】
任意選択で、N4セッション確立要求1は、第2のルーティングルールを含み得る。第2のルーティングルールは、宛先アドレスがAS1のアドレスであるデータがソースUPFエンティティに送信されることを含む。
【0123】
任意選択で、N4セッション確立要求1は、第1の経路情報を含み得る。第1の経路情報は、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間の転送経路を確立するために使用される。
【0124】
本出願のこの実施形態における第1の経路情報は、ソースUPFエンティティの第1のN9トンネルダウンリンク情報を含み得る。任意選択で、本出願のこの実施形態における第1の経路情報は、ターゲットUPFエンティティの第1のN9トンネルアップリンク情報をさらに含み得る。ソースUPFエンティティの第1のN9トンネルおよびターゲットUPFエンティティの第1のN9トンネルは、具体的には、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルである。ソースUPFエンティティの第1のN9トンネルダウンリンク情報は、具体的には、ソースUPFエンティティ側のソースUPFエンティティの第1のN9トンネルのエンドポイントアドレスおよびソースUPFエンティティのアドレスなどを含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。ターゲットUPFエンティティの第1のN9トンネルアップリンク情報は、具体的には、ターゲットUPFエンティティ側のターゲットUPFエンティティの第1のN9トンネルのエンドポイントアドレスおよびターゲットUPFエンティティのアドレスなどを含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。ソースUPFエンティティの第1のN9トンネルダウンリンク情報は、SMFエンティティによって割り当てられてもよいし、またはソースUPFエンティティによって割り当てられてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。ターゲットUPFエンティティの第1のN9トンネルアップリンク情報は、SMFエンティティによって割り当てられてもよいし、またはターゲットUPFエンティティによって割り当てられてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0125】
任意選択で、N4セッション確立要求1は、第3のルーティングルールを含み得る。第3のルーティングルールは、宛先アドレスがA−DNのアドレスであるデータまたは宛先アドレスがデフォルトであるデータがA−UPFエンティティに送信されることを含む。
【0126】
任意選択で、N4セッション確立要求1は、第3の経路情報を含み得る。第3の経路情報は、ターゲットUPFエンティティとA−UPFエンティティとの間の転送経路を確立するために使用される。
【0127】
本出願のこの実施形態における第3の経路情報は、A−UPFエンティティの第2のN9トンネルダウンリンク情報を含み得る。任意選択で、本出願のこの実施形態における第3の経路情報は、ターゲットUPFエンティティの第2のN9トンネルアップリンク情報をさらに含み得る。A−UPFエンティティの第2のN9トンネルおよびターゲットUPFエンティティの第2のN9トンネルは、具体的には、A−UPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルである。A−UPFエンティティの第2のN9トンネルダウンリンク情報は、具体的には、A−UPFエンティティ側のA−UPFエンティティの第2のN9トンネルのエンドポイントアドレスおよびA−UPFエンティティのアドレスなどを含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。ターゲットUPFエンティティの第2のN9トンネルアップリンク情報は、具体的には、ターゲットUPFエンティティ側のターゲットUPFエンティティの第2のN9トンネルのエンドポイントアドレスおよびターゲットUPFエンティティのアドレスなどを含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。A−UPFエンティティの第2のN9トンネルダウンリンク情報は、SMFエンティティによって割り当てられてもよいし、またはA−UPFエンティティによって割り当てられてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。ターゲットUPFエンティティの第2のN9トンネルアップリンク情報は、SMFエンティティによって割り当てられてもよいし、またはターゲットUPFエンティティによって割り当てられてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0128】
任意選択で、N4セッション確立要求1は、第7の経路情報を含み得る。第7の経路情報は、ターゲットUPFエンティティとターゲット基地局との間の転送経路を確立するために使用される。
【0129】
本出願のこの実施形態における第7の経路情報は、経路切り替え要求内の、ターゲット基地局のN3トンネルアップリンク情報を含み得る。任意選択で、ターゲットUPFエンティティのN3トンネルダウンリンク情報がSMFエンティティによって割り当てられる場合、第7の経路情報は、ターゲットUPFエンティティのN3トンネルダウンリンク情報をさらに含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。ターゲットUPFエンティティのN3トンネルは、具体的には、ターゲット基地局とターゲットUPFエンティティとの間のトンネルである。ターゲットUPFエンティティのN3トンネルダウンリンク情報は、具体的には、ターゲットUPFエンティティ側のターゲットUPFエンティティのN3トンネルのエンドポイントアドレスおよびターゲットUPFエンティティのアドレスなどを含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。もちろん、ターゲットUPFエンティティのN3トンネルダウンリンク情報は、代わりに、ターゲットUPFエンティティによって割り当てられてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0130】
加えて、N4セッション確立要求1は、現在のPDUセッションの他のユーザプレーン情報、例えば、データパケット統計収集および報告ルールならびにサービス品質(quality of service、QoS)ルールをさらに含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0131】
任意選択で、N4セッション確立要求1に含まれる情報は、異なるメッセージを使用してターゲットUPFエンティティに送信されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0132】
S605.ターゲットUPFエンティティは、セッション確立応答1をSMFエンティティに送信し、これにより、SMFエンティティは、ターゲットUPFエンティティからセッション確立応答1を受信する。
【0133】
S606.SMFエンティティは、N4セッション確立要求2をソースUPFエンティティに送信し、これにより、ソースUPFエンティティは、SMFエンティティからN4セッション確立要求2を受信する。
【0134】
任意選択で、N4セッション確立要求2は、第4のルーティングルールを含み得る。第4のルーティングルールは、宛先アドレスが端末のアドレスであるデータがターゲットUPFエンティティに送信されることを含む。
【0135】
任意選択で、N4セッション確立要求2は、第2の経路情報を含み得る。第2の経路情報は、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間の転送経路を確立するために使用される。
【0136】
本出願のこの実施形態における第2の経路情報は、ターゲットUPFエンティティの第1のN9トンネルアップリンク情報を含み得る。任意選択で、本出願のこの実施形態における第2の経路情報は、ソースUPFエンティティの第1のN9トンネルダウンリンク情報をさらに含み得る。
【0137】
任意選択で、N4セッション確立要求2は、第1のトンネル削除指示情報をさらに含み得る。第1のトンネル削除指示情報は、ソースUPFエンティティのN3トンネルを削除するか、またはソースUPFエンティティのN3トンネルを無効に設定するように命令するために使用される。ソースUPFエンティティのN3トンネルは、具体的には、ソースUPFエンティティとソース基地局との間のトンネルである。
【0138】
任意選択で、N4セッション確立要求2は、第2のトンネル削除指示情報をさらに含み得る。第2のトンネル削除指示情報は、ソースUPFエンティティの第2のN9トンネルを削除するか、またはソースUPFエンティティの第2のN9トンネルを無効に設定するように命令するために使用される。ソースUPFエンティティの第2のN9トンネルは、具体的には、ソースUPFエンティティとA−UPFエンティティとの間のトンネルである。
【0139】
加えて、N4セッション確立要求2は、現在のPDUセッションの他のユーザプレーン情報、例えば、データパケット統計収集および報告ルールならびにQoSルールをさらに含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0140】
任意選択で、N4セッション確立要求2に含まれる情報は、異なるメッセージを使用してソースUPFエンティティに送信されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0141】
S607.ソースUPFエンティティは、セッション確立応答2をSMFエンティティに送信し、これにより、SMFエンティティは、ソースUPFエンティティからセッション確立応答2を受信する。
【0142】
ステップS604の第1の経路情報およびステップS606の第2の経路情報の両方が、ソースUPFエンティティの第1のN9トンネルダウンリンク情報およびターゲットUPFエンティティの第1のN9トンネルアップリンク情報を含む場合、第1の経路情報は、第2の経路情報と同じであってもよいことに留意されたい。もちろん、代わりに、ステップS604の第1の経路情報は、ステップS606の第2の経路情報と異なってもよい。例えば、第1の経路情報は、ソースUPFエンティティの第1のN9トンネルダウンリンク情報のみを含み、第2の経路情報は、ターゲットUPFエンティティの第1のN9トンネルアップリンク情報のみを含む。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0143】
S608.SMFエンティティは、N4セッション確立要求3をA−UPFエンティティに送信し、これにより、A−UPFエンティティは、SMFエンティティからN4セッション確立要求3を受信する。
【0144】
任意選択で、N4セッション確立要求3は、第4のルーティングルールを含み得る。第4のルーティングルールは、宛先アドレスが端末のアドレスであるデータがターゲットUPFエンティティに送信されることを含む。
【0145】
任意選択で、N4セッション確立要求3は、第4の経路情報を含み得る。第4の経路情報は、A−UPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間の転送経路を確立するために使用される。
【0146】
本出願のこの実施形態における第4の経路情報は、ターゲットUPFエンティティの第2のN9トンネルアップリンク情報を含み得る。任意選択で、本出願のこの実施形態における第4の経路情報は、A−UPFエンティティの第2のN9トンネルダウンリンク情報をさらに含み得る。
【0147】
任意選択で、N4セッション確立要求3は、第2のトンネル削除指示情報をさらに含み得る。第2のトンネル削除指示情報は、A−UPFエンティティの第1のN9トンネルを削除するか、A−UPFエンティティの第1のN9トンネルを無効に設定するように命令するために使用される。A−UPFエンティティの第1のN9トンネルは、具体的には、ソースUPFエンティティとA−UPFエンティティとの間のトンネルである。
【0148】
加えて、N4セッション確立要求3は、現在のPDUセッションの他のユーザプレーン情報、例えば、データパケット統計収集および報告ルールならびにQoSルールをさらに含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0149】
任意選択で、N4セッション確立要求3に含まれる情報は、異なるメッセージを使用してソースUPFエンティティに送信されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0150】
S609.A−UPFエンティティは、セッション確立応答3をSMFエンティティに送信し、これにより、SMFエンティティは、A−UPFエンティティからセッション確立応答3を受信する。
【0151】
ステップS604の第3の経路情報およびステップS608の第4の経路情報の両方が、A−UPFエンティティの第2のN9トンネルダウンリンク情報およびターゲットUPFエンティティの第2のN9トンネルアップリンク情報を含む場合、第3の経路情報は、第4の経路情報と同じであってもよいことに留意されたい。もちろん、代わりに、ステップS604の第3の経路情報は、ステップS608の第4の経路情報と異なってもよい。例えば、第3の経路情報は、A−UPFエンティティの第2のN9トンネルダウンリンク情報のみを含み、第4の経路情報は、ターゲットUPFエンティティの第2のN9トンネルアップリンク情報のみを含む。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0152】
S610.SMFエンティティは、経路切り替え応答をターゲット基地局に送信し、これにより、ターゲット基地局は、SMFエンティティから経路切り替え応答を受信する。
【0153】
任意選択で、経路切り替え応答は、第8の経路情報を含み得る。第8の経路情報は、ターゲット基地局とターゲットUPFエンティティとの間の転送経路を確立するために使用される。
【0154】
本出願のこの実施形態における第8の経路情報は、ターゲットUPFエンティティのN3トンネルダウンリンク情報を含み得る。任意選択で、本出願のこの実施形態における第8の経路情報は、ターゲット基地局のN3トンネルアップリンク情報をさらに含み得る。
【0155】
加えて、経路切り替え応答は、現在のPDUセッションの他のユーザプレーン情報、例えば、データパケット統計収集および報告ルールならびにQoSルールをさらに含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0156】
任意選択で、経路切り替え応答に含まれる情報は、異なるメッセージを使用してターゲット基地局に送信されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0157】
ステップS604の第7の経路情報およびステップS610の第8の経路情報の両方が、ターゲットUPFエンティティのN3トンネルダウンリンク情報およびターゲット基地局のN3トンネルアップリンク情報を含む場合、第7の経路情報は、第8の経路情報と同じであってもよいことに留意されたい。もちろん、代わりに、ステップS604の第7の経路情報は、ステップS610の第8の経路情報と異なってもよい。例えば、第7の経路情報は、ターゲット基地局のN3トンネルアップリンク情報のみを含み、第2の経路情報は、ターゲットUPFエンティティのN3トンネルダウンリンク情報のみを含む。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0158】
S611.ターゲット基地局は、ソース基地局リソースを解放する。
【0159】
ターゲット基地局によってソース基地局リソースを解放する具体的な実施態様については、既存の解決策を参照されたい。ここでは詳細は説明されない。
【0160】
結論として、ステップS604からステップS611は、
ソースUPFエンティティとソース基地局との間のトンネルおよびソースUPFエンティティとA−UPFエンティティとの間のトンネル
を削除するために実行され得る。
【0161】
ステップS604からステップS611は、
ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルおよびターゲットUPFエンティティとA−UPFエンティティとの間のトンネル
を確立するために実行され得る。
【0162】
言い換えれば、ステップS604からステップS611を実行することによって、ターゲットUPFエンティティが、現在のPDUセッションに追加され得る。このようにして、端末とAS1との間の通信が維持され得る。この場合、ターゲットUPFエンティティは、PDUセッション経路におけるUPFエンティティの共通ホップと考えられ得る。対応するサービス送信経路は、
端末<−>ターゲット基地局<−>ターゲットUPFエンティティ<−>ソースUPFエンティティ<−>AS1、および
端末<−>ターゲット基地局<−>ターゲットUPFエンティティ<−>A−UPFエンティティ<−>A−DN
である。
【0163】
ステップS604およびS605、ステップS606およびS607、ならびにステップS608およびS609を実行するのに必須のシーケンスが存在するわけではないことに留意されたい。ステップS604およびS605、ステップS606およびS607、ならびにステップS608およびS609のうちの任意のステップのグループが最初に実行されてもよく、次に他の2つのステップのグループのうちの任意のステップのグループが実行されてもよく、最後に最後のステップのグループが実行されてもよい。例えば、ステップS604およびS605が最初に実行されてもよく、次にステップS606およびS607が実行されてもよく、最後にステップS608およびS609が実行されてもよい。もちろん、代わりに、ステップS604およびS605、ステップS606およびS607、ならびにステップS608およびS609は同時に実行されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0164】
ステップS604からステップS610が、N9トンネル(ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルならびにターゲットUPFエンティティとA−UPFエンティティとの間のトンネルを含む)がセッション粒度のN9トンネルである例を使用して説明されていることに留意されたい。もちろん、代わりに、N9トンネルは、デバイス粒度のN9トンネルであってもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0165】
N9トンネルがデバイス粒度のN9トンネルであるときに、デバイス粒度のN9トンネルが存在しない場合、デバイス粒度のN9トンネルは、セッション粒度のN9トンネルを確立する上記の方法で確立される。
【0166】
デバイス粒度のN9トンネルが存在する場合、デバイス粒度のN9トンネルが確立される必要がない場合があり、PDUセッションに対応するルーティングルールのみが配信される。例えば、SMFエンティティは、第2のルーティングルールをターゲットUPFエンティティに送信し、これにより、ターゲットUPFエンティティは、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルを介して、宛先アドレスがAS1のアドレスであるデータをソースUPFエンティティに送信し得る。代わりに、例えば、SMFエンティティは、第4のルーティングルールをソースUPFエンティティに送信し、これにより、ソースUPFエンティティは、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルを介して、宛先アドレスが端末のアドレスであるデータをターゲットUPFエンティティに送信し得る。代わりに、例えば、SMFエンティティは、第3のルーティングルールをターゲットUPFエンティティに送信し、これにより、ターゲットUPFエンティティは、ターゲットUPFエンティティとA−UPFエンティティとの間のトンネルを介して、宛先アドレスがA−DNのアドレスであるデータをA−UPFエンティティに送信し得る。代わりに、例えば、SMFエンティティは、第4のルーティングルールをA−UPFエンティティに送信し、これにより、A−UPFエンティティは、ターゲットUPFエンティティとA−UPFエンティティとの間のトンネルを介して、宛先アドレスが端末のアドレスであるデータをターゲットUPFエンティティに送信し得る。
【0167】
N9トンネルがデバイス粒度のN9トンネルである場合、通常、デバイス粒度のN9トンネルは、存在せず、以下のシナリオの場合に、すなわち、
1.ソースUPFエンティティまたはターゲットUPFエンティティの電源がオンされる場合、
2.デバイス粒度のN9トンネルに対応する第1のルーティングルールが確立される必要がある場合、および
3.他の場合
に新しく確立される必要がある。
【0168】
S612.SMFエンティティは、第1のメッセージをASコントローラに送信し、これにより、ASコントローラは、SMFエンティティから第1のメッセージを受信する。
【0169】
任意選択で、本出願のこの実施形態における第1のメッセージは、PDUセッション変更メッセージであり得る。
【0170】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第1のメッセージは、ターゲットUPFエンティティの位置情報または端末の位置情報の少なくとも1つを含み得る。ターゲットUPFエンティティの位置情報または端末の位置情報の少なくとも1つは、端末にサービスを提供するASはAS2であると決定するために使用される。
【0171】
任意選択で、SMFエンティティは、ローカルポリシーに従って、第1のメッセージがASコントローラに送信される必要があると判断し得る。ローカルポリシーは、サービスタイプまたは5G QoS識別子(5G QoS indicator、5QI)を含み得る。
【0172】
代わりに、SMFエンティティは、このようなタイプのメッセージにサブスクライブし得る。さらに、UPFエンティティが変更された後、SMFエンティティは、第1のメッセージをASコントローラに送信するようにトリガされる。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0173】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、SMFエンティティは、ASコントローラと直接通信してもよいし、またはネットワーク露出機能(network exposure function、NEF)エンティティまたはポリシー制御機能(policy control function、PCF)エンティティを使用してASコントローラと通信してもよい。ここでは一般的な説明が提供されており、以下では詳細は再度説明されない。
【0174】
ステップS612およびステップS604からS611を実行するのに必須のシーケンスが存在するわけではないことに留意されたい。ステップS612は、ステップS604からS611の前に実行されてもよい。代わりに、ステップS604からS611は、ステップS612の前に実行されてもよい。代わりに、ステップS612およびステップS604からS611は同時に実行されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0175】
S613.ASコントローラは、第1のメッセージに基づいて、端末にサービスを提供するASはAS2であると決定する。
【0176】
任意選択で、ASコントローラは、第1のメッセージに含まれる、ターゲットUPFエンティティの位置情報または端末の位置情報の少なくとも1つに基づいて、端末にサービスを提供するASはAS2であると決定し得る。
【0177】
S614.ASコントローラは、AS同期要求をAS1に送信し、これにより、AS1は、ASコントローラからAS同期要求を受信し、AS同期要求は、端末に関する情報をAS2と同期するようにAS1に要求するために使用される。
【0178】
端末に関する同期情報は、サービス認証情報、履歴データ、およびコンテキストなどを含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0179】
本出願のこの実施形態におけるAS同期要求は別の名称を有する場合もあり、名称はメッセージに対する限定を構成しないことに留意されたい。例えば、AS同期要求は、ASハンドオーバ要求と呼ばれる場合もある。ここでは一般的な説明が提供されており、以下では詳細は再度説明されない。
【0180】
S615.AS1は、端末に関する情報をAS2と同期する。
【0181】
S616.AS1は、AS同期応答をASコントローラに送信し、これにより、ASコントローラは、AS1からAS同期応答を受信し、同期応答は、AS1とAS2との間の同期が完了したことを示すために使用される。
【0182】
任意選択で、AS2は、AS同期応答をASコントローラに送信してもよく、これにより、ASコントローラは、AS2からAS同期応答を受信し、AS同期応答は、AS1とAS2との間の同期が完了したことを示すために使用される。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0183】
本出願のこの実施形態におけるAS同期応答は別の名称を有する場合もあり、名称はメッセージに対する限定を構成しないことに留意されたい。例えば、AS同期応答は、ASハンドオーバ応答と呼ばれる場合もある。ここでは一般的な説明が提供されており、以下では詳細は再度説明されない。
【0184】
S617.ASコントローラは、AS2の指示情報をSMFエンティティに送信し、これにより、SMFエンティティは、ASコントローラからAS2の指示情報を受信する。
【0185】
任意選択で、AS2の指示情報は、AS2の位置情報であってもよい。
【0186】
S618.SMFエンティティは、オフロードルール更新要求をターゲットUPFエンティティに送信し、これにより、ターゲットUPFエンティティは、SMFエンティティからオフロードルール更新要求を受信し、オフロードルール更新要求は、第1のルーティングルールを含み、第1のルーティングルールは、宛先アドレスがAS2のアドレスであるデータがAS2に送信されることを含む。
【0187】
さらに、SMFエンティティからオフロードルール更新要求を受信した後、ターゲットUPFエンティティは、第1のルーティングルールをローカルオフロードルールに追加し得る。このようにして、ターゲットUPFエンティティは、宛先アドレスがAS2のアドレスであるデータをAS2に送信し得る。これにより、ターゲットUPFエンティティが、AS2のアドレスに送信されるべきデータを、最初にULCLデフォルトルールに従ってA−UPFエンティティに送信し、次にA−DNを使用してAS2に送信することが防止される。したがって、端末からAS2への経路は最短になり、レイテンシは制御可能である。
【0188】
加えて、ターゲットUPFエンティティのローカルオフロードルールは、第2のルーティングルールおよび第3のルーティングルールをさらに含む。したがって、ターゲットUPFエンティティは、引き続き、ステップS610のサービス送信経路に従ってデータを送信する、すなわち、引き続き、宛先アドレスがAS1であるデータをソースUPFエンティティに送信し、デフォルトルールに従って別のデータパケットをA−UPFエンティティに送信する。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0189】
この場合、対応するサービス送信経路は、
端末<−>ターゲット基地局<−>ターゲットUPFエンティティ<−>AS2、
端末<−>ターゲット基地局<−>ターゲットUPFエンティティ<−>ソースUPFエンティティ<−>AS1、および
端末<−>ターゲット基地局<−>ターゲットUPFエンティティ<−>A−UPFエンティティ<−>A−DN
である。
【0190】
S619.ターゲットUPFエンティティは、オフロードルール更新応答をSMFエンティティに送信し、これにより、ASコントローラは、SMFエンティティからオフロードルール更新応答を受信し、オフロードルール更新応答は、ローカルオフロードルールが確立されたことおよびネットワーク側の経路の準備が整ったことを示すために使用される。
【0191】
S620.SMFエンティティは、第7のメッセージをASコントローラに送信し、これにより、ASコントローラは、SMFエンティティから第7のメッセージを受信し、第7のメッセージは、端末をAS1からAS2に切り替えるように命令するために使用される。
【0192】
S621.ASコントローラは、第7のメッセージに基づいて端末をAS1からAS2に切り替える。
【0193】
S622.ASコントローラは、第8のメッセージをSMFエンティティに送信し、これにより、SMFエンティティは、ASコントローラから第8のメッセージを受信し、第8のメッセージは、端末がAS1からAS2に切り替えられたことを示すために使用される。
【0194】
S623.SMFエンティティは、N4セッション変更要求をターゲットUPFエンティティに送信し、これにより、ターゲットUPFエンティティは、SMFエンティティからN4セッション変更要求を受信する。
【0195】
任意選択で、N9トンネルがセッション粒度のN9トンネルである場合、N4セッション変更要求は、第1の指示情報を含んでもよく、第1の指示情報は、第2のルーティングルールおよび第1の経路情報を削除する、すなわち、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルを削除するように命令するために使用される。
【0196】
任意選択で、N9トンネルがデバイス粒度のN9トンネルである場合、以下の2つの可能な実施態様が存在する。
【0197】
方法1:ターゲットUPFエンティティにおいて、第2のルーティングルールに加えて、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルに対応する別のルーティングルールが存在する場合、N4セッション変更要求は、第2の指示情報を含み得、第2の指示情報は、第2のルーティングルールを削除するように命令するために使用される。
【0198】
代わりに、ターゲットUPFエンティティにおいて、第2のルーティングルールを除いて、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルに対応する他のルーティングルールが存在しない場合、N4セッション変更要求は、第1の指示情報を含み得、第1の指示情報は、第2のルーティングルールおよび第1の経路情報を削除するように、すなわち、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルを削除するように命令するために使用される。
【0199】
方法2:ターゲットUPFエンティティにおいて、第2のルーティングルールに加えて、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルに対応する別のルーティングルールが存在するどうかに関係なく、N4セッション変更要求は、第2の指示情報のみを含み、第2の指示情報は、第2のルーティングルールを削除するように命令するために使用される。言い換えれば、N9トンネルがデバイス粒度のトンネルであり、ユーザプレーンリソースが解放されるとき、デバイス粒度のトンネルは解放されず、現在のPDUセッションに対応するルーティングルールのみが削除される。
【0200】
第2のルーティングルールおよび第1の経路情報の関連する説明については、ステップS604を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
【0201】
任意選択で、N4セッション変更要求に含まれる情報は、異なるメッセージを使用してターゲットUPFエンティティに送信されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0202】
S624.ターゲットUPFエンティティは、N4セッション変更応答をSMFエンティティに送信し、これにより、SMFエンティティは、ターゲットUPFエンティティからN4セッション変更応答を受信する。
【0203】
S625.SMFエンティティは、N4セッション解放要求をソースUPFエンティティに送信し、これにより、ソースUPFエンティティは、SMFエンティティからN4セッション解放要求を受信する。
【0204】
N4セッション解放要求は、ソースUPFエンティティの、端末に対応するユーザプレーン情報を削除するように要求するために使用される。
【0205】
任意選択で、N9トンネルがセッション粒度のN9トンネルである場合、N4セッション解放要求は、第3の指示情報を含んでもよく、第3の指示情報は、第4のルーティングルールおよび第2の経路情報を削除する、すなわち、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルを削除するように命令するために使用される。
【0206】
任意選択で、N9トンネルがデバイス粒度のN9トンネルである場合、以下の2つの可能な実施態様が存在する。
【0207】
方法1:ソースUPFエンティティにおいて、第4のルーティングルールに加えて、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルに対応する別のルーティングルールが存在する場合、N4セッション解放要求は、第4の指示情報を含み得、第4の指示情報は、第4のルーティングルールを削除するように命令するために使用される。
【0208】
代わりに、ソースUPFエンティティにおいて、第4のルーティングルールを除いて、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルに対応する他のルーティングルールが存在しない場合、N4セッション解放要求は、第3の指示情報を含み得、第3の指示情報は、第4のルーティングルールおよび第2の経路情報を削除するように、すなわち、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルを削除するように命令するために使用される。
【0209】
方法2:ソースUPFエンティティにおいて、第4のルーティングルールに加えて、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルに対応する別のルーティングルールが存在するかどうかに関係なく、N4セッション解放要求は、第4の指示情報のみを含み、第4の指示情報は、第4のルーティングルールを削除するように命令するために使用される。言い換えれば、N9トンネルがデバイス粒度のトンネルであり、ユーザプレーンリソースが解放されるとき、デバイス粒度のトンネルは解放されず、現在のPDUセッションに対応するルーティングルールのみが削除される。
【0210】
第4のルーティングルールおよび第2の経路情報の関連する説明については、ステップS606を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
【0211】
任意選択で、第4のルーティングルールおよび第2の経路情報に加えて、端末に対応するユーザプレーン情報は、パケット検出ルールおよびQoSルールなどをさらに含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0212】
任意選択で、N4セッション解放要求に含まれる情報は、異なるメッセージを使用してソースUPFエンティティに送信されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0213】
S626.ソースUPFエンティティは、N4セッション解放応答をSMFエンティティに送信し、これにより、SMFエンティティは、ソースUPFエンティティからN4セッション解放応答を受信する。
【0214】
結論として、ステップS623からステップS626は、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルを削除するために実行され得る。この場合、端末とAS1との間の通信は終了する。対応するサービス送信経路は、
端末<−>ターゲット基地局<−>ターゲットUPFエンティティ<−>AS2、および
端末<−>ターゲット基地局<−>ターゲットUPFエンティティ<−>A−UPFエンティティ<−>A−DN
である。
【0215】
ステップS623およびS624ならびにステップS625およびS626を実行するのに必須のシーケンスが存在するわけではないことに留意されたい。ステップS623およびS624は、ステップS625およびS626の前に実行されてもよい。代わりに、ステップS625およびS626は、ステップS623およびS624の前に実行されてもよい。代わりに、ステップS623およびS624ならびにステップS625およびS626は同時に実行されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0216】
本出願のこの実施形態で提供されるサービス継続性実現方法によれば、一態様では、SMFエンティティが、端末にサービスを提供するターゲットUPFエンティティを選択した後、SMFエンティティは、AS2の指示情報を受信し、AS2の指示情報に基づいて第1のルーティングルールをターゲットUPFエンティティに送信し得、これにより、ターゲットUPFエンティティは、端末がAS1からAS2に切り替えられた後、第1のルーティングルールに従ってサービスデータを送信し得る。加えて、端末がAS1からAS2に切り替えられるまで、SMFエンティティは、端末とAS1との間のサービス接続を維持し続け得る。したがって、ハンドオーバプロセスにおいてサービス継続性を確保するために、UPFエンティティのハンドオーバおよびASエンティティのハンドオーバの両方が行われるシナリオで、シームレスなサービスデータハンドオーバが実施され得る。別の態様では、第1のルーティングルールは、宛先アドレスがAS2であるデータがAS2に送信されることである。これにより、ターゲットUPFエンティティが、AS2のアドレスに送信されるべきデータを、最初にA−DNに、次にAS2にルーティングすることが防止され得る。したがって、端末からAS2への経路は最短になり、レイテンシは制御可能である。
【0217】
ステップS603、S604、S606、S608、S610、S612、S618、S620、S621、S623、およびS625におけるSMFエンティティの動作は、メモリ403に記憶されているアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、
図4に示されている通信デバイス400のプロセッサ401によって実行され得る。これは本出願のこの実施形態では限定されない。
【0218】
ステップS613、S614、S617、S621、およびS622におけるASコントローラの動作は、メモリ403に記憶されているアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、
図4に示されている通信デバイス400のプロセッサ401によって実行され得る。これは本出願のこの実施形態では限定されない。
【0219】
任意選択で、初期状態では、端末は、アクセスデバイス(ここではソース基地局であると仮定される)およびローカルUPFエンティティ2(ここではソースUPFエンティティと呼ばれる)を使用してAS1と通信すると仮定される。加えて、端末は、ソースUPFエンティティおよびリモートUPFエンティティ(ここではA−UPFエンティティと呼ばれる)を使用してリモートDN(ここではA−DNと呼ばれる)と通信する。
図7Aおよび
図7Bは、本出願の一実施形態による別のサービス継続性実現方法の概略フローチャートである。端末と、ソース基地局と、ターゲット基地局と、ソースUPFエンティティと、ローカルUPFエンティティ1(ここではターゲットUPFエンティティと呼ばれる)と、A−UPFエンティティと、AMFエンティティと、SMFエンティティと、ASコントローラと、AS1との間の相互作用が関連し、以下のステップが含まれる。
【0220】
ステップS701からS712は、ステップS601からS612と同じである。詳細については、
図6Aおよび
図6Bに示されている実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
【0221】
S713.ASコントローラは、第1のメッセージに基づいて、端末にサービスを提供するASはAS1であると決定する。
【0222】
任意選択で、ASコントローラは、第1のメッセージに含まれる、ターゲットUPFエンティティの位置情報または端末の位置情報の少なくとも1つに基づいて、端末にサービスを提供するASはAS1であると決定し得る。
【0223】
S714.ASコントローラは、AS1の指示情報をSMFエンティティに送信し、これにより、SMFエンティティは、ASコントローラからAS1の指示情報を受信する。
【0224】
任意選択で、AS1の指示情報は、AS1の位置情報、AS1の識別子情報、またはAS1が変更されないことを示す情報などであり得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0225】
ASコントローラからAS1の指示情報を受信した後、SMFエンティティは、AS1の指示情報に基づいて、ASのハンドオーバは行われないと決定し得る。例えば、AS1の指示情報がAS1の位置情報である場合、AS1の位置情報は、現在のASの位置情報と比較され得、AS1の位置情報が現在のASの位置情報と同じである場合、ASのハンドオーバは行われないと決定される。
【0226】
S715.SMFエンティティは、N4セッション変更要求をターゲットUPFエンティティに送信し、これにより、ターゲットUPFエンティティは、SMFエンティティからN4セッション変更要求を受信する。
【0227】
N4セッション変更要求は、第1のルーティングルールを含む。第1のルーティングルールは、宛先アドレスがAS1のアドレスであるデータがAS1に送信されることを含む。さらに、SMFエンティティから第1のルーティングルールを受信した後、ターゲットUPFエンティティは、第1のルーティングルールをローカルオフロードルールに追加し得る。
【0228】
任意選択で、N9トンネルがセッション粒度のN9トンネルである場合、N4セッション変更要求は、第1の指示情報を含んでもよく、第1の指示情報は、第2のルーティングルールおよび第1の経路情報を削除する、すなわち、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルを削除するように命令するために使用される。
【0229】
任意選択で、N9トンネルがデバイス粒度のN9トンネルである場合、以下の2つの可能な実施態様が存在する。
【0230】
方法1:ターゲットUPFエンティティにおいて、第2のルーティングルールに加えて、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルに対応する別のルーティングルールが存在する場合、N4セッション変更要求は、第2の指示情報を含み得、第2の指示情報は、第2のルーティングルールを削除するように命令するために使用される。
【0231】
代わりに、ターゲットUPFエンティティにおいて、第2のルーティングルールを除いて、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルに対応する他のルーティングルールが存在しない場合、N4セッション変更要求は、第1の指示情報を含み得、第1の指示情報は、第2のルーティングルールおよび第1の経路情報を削除するように、すなわち、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルを削除するように命令するために使用される。
【0232】
方法2:ターゲットUPFエンティティにおいて、第2のルーティングルールに加えて、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルに対応する別のルーティングルールが存在するどうかに関係なく、N4セッション変更要求は、第2の指示情報のみを含み、第2の指示情報は、第2のルーティングルールを削除するように命令するために使用される。言い換えれば、N9トンネルがデバイス粒度のトンネルであり、ユーザプレーンリソースが解放されるとき、デバイス粒度のトンネルは解放されず、現在のPDUセッションに対応するルーティングルールのみが削除される。
【0233】
第2のルーティングルールおよび第1の経路情報の関連する説明については、ステップS704を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
【0234】
任意選択で、N4セッション変更要求に含まれる情報は、異なるメッセージを使用してターゲットUPFエンティティに送信されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0235】
S716.ターゲットUPFエンティティは、N4セッション変更応答をSMFエンティティに送信し、これにより、SMFエンティティは、ターゲットUPFエンティティからN4セッション変更応答を受信する。
【0236】
ステップS715における第1の指示情報または第2の指示情報は、第2のルーティングルールを削除するように命令するために使用される。したがって、ターゲットUPFエンティティは、ソースUPFエンティティによる転送なしに、宛先アドレスがAS1のアドレスであるデータをAS1に直接送信し得る。このようにして、端末からAS1への経路は最短になり、レイテンシは制可能である。
【0237】
加えて、ターゲットUPFエンティティのローカルオフロードルールは、第3のルーティングルールをさらに含む。したがって、ターゲットUPFエンティティは、引き続き、デフォルトルールに従って別のデータパケットをA−UPFエンティティに送信する。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0238】
この場合、対応するサービス送信経路は、
端末<−>ターゲット基地局<−>ターゲットUPFエンティティ<−>AS1、および
端末<−>ターゲット基地局<−>ターゲットUPFエンティティ<−>A−UPFエンティティ<−>A−DN
である。
【0239】
S717.SMFエンティティは、N4セッション解放要求をソースUPFエンティティに送信し、これにより、ソースUPFエンティティは、SMFエンティティからN4セッション解放要求を受信する。
【0240】
N4セッション解放要求は、ソースUPFエンティティの、端末に対応するユーザプレーン情報を削除するように要求するために使用される。
【0241】
任意選択で、N9トンネルがセッション粒度のN9トンネルである場合、N4セッション変更要求は、第3の指示情報を含んでもよく、第3の指示情報は、第4のルーティングルールおよび第2の経路情報を削除する、すなわち、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルを削除するように命令するために使用される。
【0242】
任意選択で、N9トンネルがデバイス粒度のN9トンネルである場合、以下の2つの可能な実施態様が存在する。
【0243】
方法1:ソースUPFエンティティにおいて、第4のルーティングルールに加えて、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルに対応する別のルーティングルールが存在する場合、N4セッション解放要求は、第4の指示情報を含み得、第4の指示情報は、第4のルーティングルールを削除するように命令するために使用される。
【0244】
代わりに、ソースUPFエンティティにおいて、第4のルーティングルールを除いて、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルに対応する他のルーティングルールが存在しない場合、N4セッション解放要求は、第3の指示情報を含み得、第3の指示情報は、第4のルーティングルールおよび第2の経路情報を削除するように、すなわち、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルを削除するように命令するために使用される。
【0245】
方法2:ソースUPFエンティティにおいて、第4のルーティングルールに加えて、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルに対応する別のルーティングルールが存在するかどうかに関係なく、N4セッション解放要求は、第4の指示情報のみを含み、第4の指示情報は、第4のルーティングルールを削除するように命令するために使用される。言い換えれば、N9トンネルがデバイス粒度のトンネルであり、ユーザプレーンリソースが解放されるとき、デバイス粒度のトンネルは解放されず、現在のPDUセッションに対応するルーティングルールのみが削除される。
【0246】
第4のルーティングルールおよび第2の経路情報の関連する説明については、ステップS706を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
【0247】
任意選択で、第4のルーティングルールおよび第2の経路情報に加えて、端末に対応するユーザプレーン情報は、パケット検出ルールおよびQoSルールなどをさらに含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0248】
任意選択で、N4セッション解放要求に含まれる情報は、異なるメッセージを使用してソースUPFエンティティに送信されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0249】
S718.ソースUPFエンティティは、N4セッション解放応答をSMFエンティティに送信し、これにより、SMFエンティティは、ソースUPFエンティティからN4セッション解放応答を受信する。
【0250】
ステップS715からステップS718は、ソースUPFエンティティとターゲットUPFエンティティとの間のトンネルを削除するために実行され得る。
【0251】
ステップS715およびS716ならびにステップS717およびS718を実行するのに必須のシーケンスが存在するわけではないことに留意されたい。ステップS717およびS718は、ステップS715およびS716の前に実行されてもよい。代わりに、ステップS715およびS716が、ステップS717およびS718の前に実行されてもよい。代わりに、ステップS715およびS716ならびにステップS717およびS718は同時に実行されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0252】
本出願のこの実施形態で提供されるサービス継続性実現方法によれば、一態様では、SMFエンティティが、端末にサービスを提供するターゲットUPFエンティティを選択した後、SMFエンティティは、AS1の指示情報を受信し、AS1の指示情報に基づいて第1のルーティングルールをターゲットUPFエンティティに送信し得、これにより、ターゲットUPFエンティティは、第1のルーティングルールに従ってサービスデータを送信し得る。加えて、ASコントローラがASのハンドオーバが行われるかどうかを決定するまで、SMFエンティティは、端末とAS1との間のサービス接続を維持し続け得る。したがって、ハンドオーバプロセスにおいてサービス継続性を確保するために、UPFエンティティのハンドオーバが行われるシナリオで、シームレスなサービスデータハンドオーバが実施され得る。別の態様では、第1のルーティングルールは、宛先アドレスがAS1であるデータがAS1に送信されることである。これにより、ターゲットUPFエンティティが、AS1のアドレスに送信されるべきデータを、最初にA−DNに、次にAS1にルーティングすることが防止され得る。したがって、端末からAS1への経路は最短になり、レイテンシは制御可能である。
【0253】
ステップS703、S704、S706、S708、S710、S712、S715、およびS717におけるSMFエンティティの動作は、メモリ403に記憶されているアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、
図4に示されている通信デバイス400のプロセッサ401によって実行され得る。これは本出願のこの実施形態では限定されない。
【0254】
ステップS713およびS714におけるASコントローラの動作は、メモリ403に記憶されているアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、
図4に示されている通信デバイス400のプロセッサ401によって実行され得る。これは本出願のこの実施形態では限定されない。
【0255】
以下では、
図1に示されているサービス継続性実現システム10が
図3に示されているシナリオ2に適用される例を使用して、
図5に示されているサービス継続性実現方法を詳細に説明する。
【0256】
初期状態では、端末は、アクセスデバイス(ここではソース基地局であると仮定される)およびUPFエンティティ2(ここではソースUPFエンティティと呼ばれる)を使用してAS1と通信すると仮定される。
図8Aおよび
図8Bは、本出願の一実施形態によるサービス継続性実現方法の概略フローチャートである。端末と、ソース基地局と、ターゲット基地局と、ソースUPFエンティティと、UPFエンティティ1(ここではターゲットUPFエンティティと呼ばれる)と、AMFエンティティと、SMFエンティティと、ASコントローラと、AS1と、AS2との間の相互作用が関連し、以下のステップが含まれる。
【0257】
ステップS801およびS802は、ステップS601およびS602と同じである。詳細については、
図6Aおよび
図6Bに示されている実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
【0258】
S803.SMFエンティティは、UPFエンティティの再選択が実行される必要があると判断する。
【0259】
任意選択で、端末の位置がソースUPFエンティティのサービス範囲を越えている場合、SMFエンティティは、ローカルUPFエンティティの再選択が実行される必要があると判断し得る。
【0260】
S804.SMFエンティティは、N4セッション確立要求をソースUPFエンティティに送信し、これにより、ソースUPFエンティティは、SMFエンティティからN4セッション確立要求を受信する。
【0261】
任意選択で、N4セッション確立要求は、第5のルーティングルールを含み得る。第5のルーティングルールは、宛先アドレスが端末のアドレスであるデータがターゲット基地局に送信されることを含む。
【0262】
任意選択で、N4セッション確立要求は、第9の経路情報を含み得る。第9の経路情報は、ソースUPFエンティティと基地局との間の転送経路を確立するために使用される。
【0263】
本出願のこの実施形態における第9の経路情報は、ステップS802における経路切り替え要求内の、ターゲット基地局のN3トンネルアップリンク情報を含み得る。任意選択で、本出願のこの実施形態における第9の経路情報は、ソースUPFエンティティのN3トンネルダウンリンク情報をさらに含み得る。ソースUPFエンティティのN3トンネルおよびターゲット基地局のN3トンネルは、具体的には、ソースUPFエンティティとターゲット基地局との間のトンネルである。ターゲット基地局のN3トンネルアップリンク情報は、具体的には、ターゲット基地局側のターゲット基地局のN3トンネルのエンドポイントアドレスおよびターゲット基地局のアドレスなどを含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。ソースUPFエンティティのN3トンネルダウンリンク情報は、具体的には、ソースUPFエンティティ側のソースUPFエンティティのN3トンネルのエンドポイントアドレスおよびソースUPFエンティティのアドレスなどを含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。ソースUPFエンティティのN3トンネルダウンリンク情報は、SMFエンティティによって割り当てられてもよいし、またはソースUPFエンティティによって割り当てられてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0264】
任意選択で、N4セッション確立要求は、第1のトンネル削除指示情報をさらに含み得る。第1のトンネル削除指示情報は、ソースUPFエンティティのN3トンネルを削除するか、またはソースUPFエンティティのN3トンネルを無効に設定するように命令するために使用される。ソースUPFエンティティのN3トンネルは、具体的には、ソースUPFエンティティとソース基地局との間のトンネルである。
【0265】
加えて、N4セッション確立要求は、現在のPDUセッションの他のユーザプレーン情報、例えば、データパケット統計収集および報告ルールならびにQoSルールをさらに含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0266】
任意選択で、N4セッション確立要求に含まれる情報は、異なるメッセージを使用してソースUPFエンティティに送信されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0267】
S805.ソースUPFエンティティは、セッション確立応答をSMFエンティティに送信し、これにより、SMFエンティティは、ソースUPFエンティティからセッション確立応答を受信する。
【0268】
S806.SMFエンティティは、経路切り替え応答をターゲット基地局に送信し、これにより、ターゲット基地局は、SMFエンティティから経路切り替え応答を受信する。
【0269】
任意選択で、経路切り替え応答は、第10の経路情報を含み得る。第10の経路情報は、ターゲット基地局とソースUPFエンティティとの間の転送経路を確立するために使用される。
【0270】
本出願のこの実施形態における第10の経路情報は、ソースUPFエンティティのN3トンネルダウンリンク情報を含み得る。任意選択で、本出願のこの実施形態における第10の経路情報は、ターゲット基地局のN3トンネルアップリンク情報をさらに含み得る。
【0271】
加えて、経路切り替え応答は、現在のPDUセッションの他のユーザプレーン情報、例えば、データパケット統計収集および報告ルールならびにQoSルールをさらに含み得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0272】
任意選択で、経路切り替え応答に含まれる情報は、異なるメッセージを使用してターゲット基地局に送信されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0273】
ステップS804の第9の経路情報およびステップS806の第10の経路情報の両方が、ソースUPFエンティティのN3トンネルダウンリンク情報およびターゲット基地局のN3トンネルアップリンク情報を含む場合、第9の経路情報は、第10の経路情報と同じであってもよいことに留意されたい。もちろん、代わりに、ステップS804の第9の経路情報は、ステップS806の第10の経路情報と異なってもよい。例えば、第9の経路情報は、ターゲット基地局のN3トンネルアップリンク情報のみを含み、第10の経路情報は、ソースUPFエンティティのN3トンネルダウンリンク情報のみを含む。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0274】
S807.ターゲット基地局は、ソース基地局リソースを解放する。
【0275】
ターゲット基地局によってソース基地局リソースを解放する具体的な実施態様については、既存の解決策を参照されたい。ここでは詳細は説明されない。
【0276】
結論として、ステップS804からステップS807は、ソースUPFエンティティとソース基地局との間のトンネルを削除するために実行され得る。
【0277】
ステップS804からステップS806は、ソースUPFエンティティとターゲット基地局との間のトンネルを確立するために実行され得る。
【0278】
言い換えれば、ステップS804からステップS807を実行することによって、端末とAS1との間の通信が維持され得る。この場合、対応するサービス送信経路は、
端末<−>ターゲット基地局<−>ソースUPFエンティティ<−>AS1
である。
【0279】
S808.SMFエンティティは、PDUセッション再確立通知を端末に送信し、これにより、端末は、SMFエンティティからPDUセッション再確立通知を受信し、PDUセッション再確立通知は、再確立されるべきPDUセッションの識別子(PDU session ID)を含む。
【0280】
ステップS804からS807およびステップS808を実行するのに必須のシーケンスが存在するわけではないことに留意されたい。ステップS804からS807は、ステップS808の前に実行されてもよい。代わりに、ステップS808は、ステップS804からS807の前に実行されてもよい。代わりに、ステップS804からS807およびステップS808は同時に実行されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0281】
S809.端末は、新しいPDUセッション(ここでは第2のPDUセッションと呼ばれる)を確立する手順を開始し、SMFエンティティは、第2のPDUセッションを確立するプロセスで、端末にサービスを提供するターゲットUPFエンティティを選択する。
【0282】
任意選択で、第2のPDUセッションを確立するプロセスにおいて、端末は、第2のPDUセッションの識別子および古いPDUセッション(ここでは第1のPDUセッションと呼ばれる)の識別子をSMFエンティティに送信し得、これにより、SMFエンティティは、端末から第1のPDUセッションの識別子および第2のPDUセッションの識別子を受信し、第1のPDUセッションの識別子および第2のPDUセッションの識別子に基づいて、第1のPDUセッションと第2のPDUセッションとの間のマッピング関係を維持する。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0283】
ステップS810からS815は、ステップS612からS617と同じである。詳細については、
図6Aおよび
図6Bに示されている実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
【0284】
S816.SMFエンティティは、N4セッション変更要求をターゲットUPFエンティティに送信し、これにより、ターゲットUPFエンティティは、SMFエンティティからN4セッション変更要求を受信する。
【0285】
N4セッション変更要求は、第1のルーティングルールを含む。第1のルーティングルールは、宛先アドレスがAS2のアドレスであるデータがAS2に送信されることを含む。
【0286】
S817.ターゲットUPFエンティティは、N4セッション変更応答をSMFエンティティに送信し、これにより、SMFエンティティは、ターゲットUPFエンティティからN4セッション変更応答を受信し、N4セッション変更応答は、端末とAS2との間のボトムレイヤネットワークパイプラインの確立が完了したことを示すために使用される。
【0287】
現在、2つのセッション、すなわち、第1のPDUセッションおよび第2のPDUセッションが存在する。したがって、現在、対応するサービス送信経路は、端末<−>ターゲット基地局<−>ソースUPFエンティティ<−>AS1、および
端末<−>ターゲット基地局<−>ターゲットUPFエンティティ<−>AS2
である。
【0288】
ステップS818からS820は、ステップS620からS622と同じである。詳細については、
図6Aおよび
図6Bに示されている実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
【0289】
S821.SMFエンティティは、第6のメッセージを端末に送信し、これにより、端末は、SMFエンティティから第6のメッセージを受信し、第6のメッセージは、第1のPDUセッションを解放するように端末に命令するために使用される。
【0290】
S822.端末は、第6のメッセージに基づいて第1のPDUセッションを解放する。
【0291】
端末によって第1のPDUセッションを解放する手順については、従来技術を参照されたい。ここでは詳細は説明されない。
【0292】
本出願のこの実施形態で提供されるサービス継続性実現方法によれば、一態様では、SMFエンティティが、端末にサービスを提供するターゲットUPFエンティティを選択した後、SMFエンティティは、AS2の指示情報を受信し、AS2の指示情報に基づいて第1のルーティングルールをターゲットUPFエンティティに送信し得、これにより、ターゲットUPFエンティティは、端末がAS1からAS2に切り替えられた後、第1のルーティングルールに従ってサービスデータを送信し得る。加えて、端末がAS1からAS2に切り替えられるまで、SMFエンティティは、端末とAS1との間のサービス接続を維持し続け得る。したがって、ハンドオーバプロセスにおいてサービス継続性を確保するために、UPFエンティティのハンドオーバおよびASエンティティのハンドオーバの両方が行われるシナリオで、シームレスなサービスデータハンドオーバが実施され得る。別の態様では、第1のルーティングルールは、宛先アドレスがAS2であるデータがAS2に送信されることである。これにより、ターゲットUPFエンティティが、AS2のアドレスに送信されるべきデータを、最初にリモートDNに、次にAS2にルーティングすることが防止され得る。したがって、端末からAS2への経路は最短になり、レイテンシは制御可能である。
【0293】
ステップS803、S804、S806、S808、S809、S810、S816、S818、S819、S821、およびS822におけるSMFエンティティの動作は、メモリ403に記憶されているアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、
図4に示されている通信デバイス400のプロセッサ401によって実行され得る。これは本出願のこの実施形態では限定されない。
【0294】
ステップS811、S812、S815、S819、およびS820におけるASコントローラの動作は、メモリ403に記憶されているアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、
図4に示されている通信デバイス400のプロセッサ401によって実行され得る。これは本出願のこの実施形態では限定されない。
【0295】
任意選択で、初期状態では、端末は、アクセスデバイス(ここではソース基地局であると仮定される)およびUPFエンティティ2(ここではソースUPFエンティティと呼ばれる)を使用してAS1と通信すると仮定される。
図9Aおよび
図9Bは、本出願の一実施形態によるサービス継続性実現方法の概略フローチャートである。端末と、ソース基地局と、ターゲット基地局と、ソースUPFエンティティと、UPFエンティティ1(ここではターゲットUPFエンティティと呼ばれる)と、AMFエンティティと、SMFエンティティと、ASコントローラと、AS1との間の相互作用が関連し、以下のステップが含まれる。
【0296】
ステップS901からS910は、ステップS801からS810と同じである。詳細については、
図8Aおよび
図8Bに示されている実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
【0297】
S911.ASコントローラは、第1のメッセージに基づいて、端末にサービスを提供するASはAS1であると決定する。
【0298】
任意選択で、ASコントローラは、第1のメッセージに含まれる、ターゲットUPFエンティティの位置情報または端末の位置情報の少なくとも1つに基づいて、端末にサービスを提供するASはAS1であると決定し得る。
【0299】
S912.ASコントローラは、AS1の指示情報をSMFエンティティに送信し、これにより、SMFエンティティは、ASコントローラからAS1の指示情報を受信する。
【0300】
任意選択で、AS1の指示情報は、AS1の位置情報、AS1の識別子情報、またはAS1が変更されないことを示す情報などであり得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0301】
ASコントローラからAS1の指示情報を受信した後、SMFエンティティは、AS1の指示情報に基づいて、ASのハンドオーバは行われないと決定し得る。例えば、AS1の指示情報がAS1の位置情報である場合、AS1の位置情報は、現在のASの位置情報と比較され得、AS1の位置情報が現在のASの位置情報と同じである場合、ASのハンドオーバは行われないと決定される。
【0302】
S913.SMFエンティティは、N4セッション変更要求をターゲットUPFエンティティに送信し、これにより、ターゲットUPFエンティティは、SMFエンティティからN4セッション変更要求を受信する。
【0303】
N4セッション変更要求は、第1のルーティングルールを含む。第1のルーティングルールは、宛先アドレスがAS1のアドレスであるデータがAS1に送信されることを含む。
【0304】
S914.ターゲットUPFエンティティは、N4セッション変更応答をSMFエンティティに送信し、これにより、SMFエンティティは、ターゲットUPFエンティティからN4セッション変更応答を受信し、N4セッション変更応答は、端末とAS2との間のボトムレイヤネットワークパイプラインの確立が完了したことを示すために使用される。
【0305】
現在、2つのセッション、すなわち、第1のPDUセッションおよび第2のPDUセッションが存在する。したがって、現在、対応するサービス送信経路は、端末<−>ターゲット基地局<−>ソースUPFエンティティ<−>AS1、および
端末<−>ターゲット基地局<−>ターゲットUPFエンティティ<−>AS2
である。
【0306】
S915.SMFエンティティは、第6のメッセージを端末に送信し、これにより、端末は、SMFエンティティから第6のメッセージを受信し、第6のメッセージは、第1のPDUセッションを解放するように端末に命令するために使用される。
【0307】
S916.端末は、第6のメッセージに基づいて第1のPDUセッションを解放する。
【0308】
端末によって第1のPDUセッションを解放する手順については、従来技術を参照されたい。ここでは詳細は説明されない。
【0309】
本出願のこの実施形態で提供されるサービス継続性実現方法によれば、一態様では、SMFエンティティが、端末にサービスを提供するターゲットUPFエンティティを選択した後、SMFエンティティは、AS1の指示情報を受信し、AS1の指示情報に基づいて第1のルーティングルールをターゲットUPFエンティティに送信し得、これにより、ターゲットUPFエンティティは、第1のルーティングルールに従ってサービスデータを送信し得る。加えて、ASコントローラがASのハンドオーバが行われるかどうかを決定するまで、SMFエンティティは、端末とAS1との間のサービス接続を維持し続け得る。したがって、ハンドオーバプロセスにおいてサービス継続性を確保するために、UPFエンティティのハンドオーバが行われるシナリオで、シームレスなサービスデータハンドオーバが実施され得る。別の態様では、第1のルーティングルールは、宛先アドレスがAS1であるデータがAS1に送信されることである。これにより、ターゲットUPFエンティティが、AS1のアドレスに送信されるべきデータを、最初にリモートDNに、次にAS1にルーティングすることが防止され得る。したがって、端末からAS1への経路は最短になり、レイテンシは制御可能である。
【0310】
ステップS903、S904、S906、S908、S909、S910、S913、S915、およびS916におけるSMFエンティティの動作は、メモリ403に記憶されているアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、
図4に示されている通信デバイス400のプロセッサ401によって実行され得る。これは本出願のこの実施形態では限定されない。
【0311】
ステップS911およびS912におけるASコントローラの動作は、メモリ403に記憶されているアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、
図4に示されている通信デバイス400のプロセッサ401によって実行され得る。これは本出願のこの実施形態では限定されない。
【0312】
上記は、ネットワーク要素間の相互作用の観点から、本出願の実施形態で提供される解決策を主に説明している。上記の機能を実施するために、セッション管理機能エンティティおよび制御デバイスは、これらの機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本明細書に開示されている実施形態で説明されている例との組み合わせにおいて、ユニットおよびアルゴリズムステップが、ハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせを使用して実施され得ることを容易に気付くはずである。機能がハードウェアとコンピュータソフトウェアによって作動されるハードウェアとのどちらを使用して実行されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計上の制約に依存する。当業者は、特定の用途ごとに、機能を実施するために異なる方法を使用し得るが、その実施態様は本出願の範囲を超えると考えられるべきではない。
【0313】
本出願の実施形態では、セッション管理機能エンティティおよび制御デバイスは、上記の方法の例に基づいて機能モジュールに分割され得る。例えば、各機能モジュールは、対応する各機能に基づく分割によって得られ得るし、または2つ以上の機能が、1つの処理モジュールに統合され得る。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実施され得るし、またはソフトウェア機能モジュールの形態で実施され得る。本出願の実施形態において、モジュール分割は、例であり、単なる論理的な機能分割であることに留意されたい。実際の実施時には、別の分割方法が使用されてもよい。
【0314】
例えば、各機能モジュールが、対応する各機能に基づいた分割によって得られる場合、
図10は、上記の実施形態におけるセッション管理機能エンティティ100の可能な概略構造図である。セッション管理機能エンティティ100は、選択モジュール1001、送信モジュール1002、および受信モジュール1003を含む。選択モジュール1001は、端末にサービスを提供するターゲットユーザプレーン機能エンティティを選択するように構成される。送信モジュール1002は、第1のメッセージを制御デバイスに送信するように構成される。受信モジュール1003は、制御デバイスから第1のASの指示情報を受信するように構成される。送信モジュール1002は、第1のASの指示情報に基づいて第1のルーティングルールをターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信するようにさらに構成される。第1のルーティングルールは、宛先アドレスが第1のASのアドレスであるデータが第1のASに送信されることを含む。
【0315】
任意選択で、送信モジュール1002は、選択モジュール1001が、端末にサービスを提供するターゲットユーザプレーン機能エンティティを選択した後、かつ第1のルーティングルールがターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信される前に、第2のルーティングルールをターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信するようにさらに構成される。第2のルーティングルールは、宛先アドレスが第2のASのアドレスであるデータがソースユーザプレーン機能エンティティに送信されることを含み、第2のASは、端末に現在サービスを提供しているASであり、ソースユーザプレーン機能エンティティは、第2のASに通信可能に接続されているユーザプレーン機能エンティティである。
【0316】
任意選択で、送信モジュール1002は、選択モジュール1001が、端末にサービスを提供するターゲットユーザプレーン機能エンティティを選択した後に、第1の経路情報をターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信するようにさらに構成され、送信モジュール1002は、選択モジュール1001が、端末にサービスを提供するターゲットユーザプレーン機能エンティティを選択した後に、第2の経路情報をソースユーザプレーン機能エンティティに送信するようにさらに構成される。第1の経路情報および第2の経路情報は、ターゲットユーザプレーン機能エンティティとソースユーザプレーン機能エンティティとの間の転送経路を確立するために使用される。
【0317】
任意選択で、送信モジュール1002は、選択モジュール1001が、端末にサービスを提供するターゲットユーザプレーン機能エンティティを選択した後に、第3のルーティングルールをターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信するようにさらに構成される。第3のルーティングルールは、宛先アドレスが第1のデータネットワークのアドレスであるデータがリモートユーザプレーン機能エンティティに送信されることを含み、リモートユーザプレーン機能エンティティは、第1のデータネットワークに通信可能に接続されるユーザプレーン機能エンティティである。
【0318】
任意選択で、送信モジュール1002は、選択モジュール1001が、端末にサービスを提供するターゲットユーザプレーン機能エンティティを選択した後に、第3の経路情報をターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信するようにさらに構成され、送信モジュール1002は、選択モジュール1001が、端末にサービスを提供するターゲットユーザプレーン機能エンティティを選択した後に、第4の経路情報をリモートユーザプレーン機能エンティティに送信するようにさらに構成される。第3の経路情報および第4の経路情報は、ターゲットユーザプレーン機能エンティティとリモートユーザプレーン機能エンティティとの間の転送経路を確立するために使用される。
【0319】
任意選択で、送信モジュール1002は、第1のルーティングルールをターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信した後に、第2のメッセージをターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信するようにさらに構成される。第2のメッセージは、第2のルーティングルールを削除するように要求するために使用される。
【0320】
任意選択で、送信モジュール1002は、第1のルーティングルールをターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信した後に、第3のメッセージをターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信するようにさらに構成される。第3のメッセージは、第1の経路情報を削除するように要求するために使用される。
【0321】
任意選択で、送信モジュール1002は、第1のルーティングルールをターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信した後に、第4のメッセージをソースユーザプレーン機能エンティティに送信するようにさらに構成される。第4のメッセージは、ソースユーザプレーン機能エンティティの、端末に対応するユーザプレーン情報を削除するように要求するために使用され、ユーザプレーン情報は、第2の経路情報を含む。
【0322】
任意選択で、送信モジュール1002は、選択モジュール1001が、端末にサービスを提供するターゲットユーザプレーン機能エンティティを選択する前に、第5の経路情報をターゲット基地局に送信するようにさらに構成され、送信モジュール1002は、選択モジュール1001が、端末にサービスを提供するターゲットユーザプレーン機能エンティティを選択する前に、第6の経路情報をソースユーザプレーン機能エンティティに送信するようにさらに構成される。第5の経路情報および第6の経路情報は、ターゲット基地局とソースユーザプレーン機能エンティティとの間の転送経路を確立するために使用され、ソースユーザプレーン機能エンティティは、端末と第1のPDUセッションを現在確立しているユーザプレーン機能エンティティであり、ターゲット基地局は、ターゲットユーザプレーン機能エンティティに現在通信可能に接続されている基地局である。
【0323】
任意選択で、選択モジュール1001は、第5のメッセージを端末に送信し、第5のメッセージが、第2のPDUセッションを確立するように要求するために使用され、第2のPDUセッションを確立するプロセスにおいて、端末にサービスを提供するターゲットユーザプレーン機能エンティティを選択するように特に構成される。
【0324】
任意選択で、送信モジュール1002は、第1のルーティングルールをターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信した後に、第6のメッセージを端末に送信するように構成される。第6のメッセージは、第1のPDUセッションを解放するように要求するために使用される。
【0325】
任意選択で、送信モジュール1002は、第1のルーティングルールをターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信した後に、第7のメッセージを制御デバイスに送信するようにさらに構成される。第7のメッセージは、端末を第2のASから第1のASに切り替えるように要求するために使用され、第2のASは、端末に現在サービスを提供しているASである。
【0326】
任意選択で、受信モジュール1003は、送信モジュール1002が第7のメッセージを制御デバイスに送信した後に、制御デバイスから第8のメッセージを受信するようにさらに構成される。第8のメッセージは、端末が第2のASから第1のASに切り替えられたことを示すために使用される。
【0327】
上記の方法の実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能の説明において引用され得、ここでは詳細は再度説明されない。
【0328】
各機能モジュールが統合的な方法の分割によって得られる場合、
図11は、上記の実施形態におけるセッション管理機能エンティティ110の可能な概略構造図である。セッション管理機能エンティティ110は、処理モジュール1101および通信モジュール1102を含む。処理モジュール1101は、
図10の選択モジュール1001によって実行され得る動作を実行するように構成され得る。通信モジュール1102は、
図10の受信モジュール1003および送信モジュール1002によって実行され得る動作を実行するように構成され得る。詳細については、
図10に示されている実施形態を参照されたい。本出願のこの実施形態では、詳細は再度説明されない。
【0329】
上記の方法の実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能の説明において引用され得、ここでは詳細は再度説明されない。
【0330】
この実施形態では、セッション管理機能エンティティは、各機能モジュールが対応する各機能に基づいた分割によって得られる形態で提示されるか、またはセッション管理機能エンティティは、各機能モジュールが統合的な方法の分割によって得られる形態で提示される。ここでの「モジュール」は、特定用途向け集積回路(Application−Specific Integrated Circuit、ASIC)、回路、1つ以上のソフトウェアプログラムもしくはファームウェアプログラムを実行するプロセッサおよびメモリ、集積論理回路、ならびに/または上記の機能を提供し得る別の構成要素であり得る。単純な実施形態では、当業者は、セッション管理機能エンティティ100またはセッション管理機能エンティティ110が
図4に示されている形態であり得ることを理解し得る。例えば、
図10の選択モジュール1001、送信モジュール1002、および受信モジュール1003は、
図4のプロセッサ401およびメモリ403を使用して実施され得る。具体的には、選択モジュール1001、送信モジュール1002、および受信モジュール1003は、メモリ403に記憶されているアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、プロセッサ401を使用して実施され得る。これは本出願のこの実施形態では限定されない。代わりに、例えば、
図11の処理モジュール1101および通信モジュール1102は、
図4のプロセッサ401およびメモリ403を使用して実施され得る。具体的には、処理モジュール1101および通信モジュール1102は、メモリ403に記憶されているアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、プロセッサ401を使用して実施され得る。これは本出願のこの実施形態では限定されない。
【0331】
本出願のこの実施形態で提供されるセッション管理機能エンティティは、サービス継続性実現方法を実行するように構成され得る。したがって、セッション管理機能エンティティによって得られ得る技術的効果については、上記の方法の実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
【0332】
例えば、各機能モジュールが、対応する各機能に基づいた分割によって得られる場合、
図12は、上記の実施形態における制御デバイスの可能な概略構造図である。制御デバイス120は、受信モジュール1201および送信モジュール1202を含む。受信モジュール1201は、セッション管理機能エンティティから第1のメッセージを受信するように構成される。送信モジュール1202は、第1のASの指示情報をセッション管理機能エンティティに送信するように構成される。第1のASの指示情報は、第1のルーティングルールをターゲットユーザプレーン機能エンティティに送信するようにセッション管理機能エンティティに命令するために使用され、第1のルーティングルールは、宛先アドレスが第1のASのアドレスであるデータが第1のASに送信されることを含む。
【0333】
任意選択で、
図12に示されているように、制御デバイス120は、切り替えモジュール1203をさらに含む。受信モジュール1201は、送信モジュール1202が第1のASの指示情報をセッション管理機能エンティティに送信した後に、セッション管理機能エンティティから第7のメッセージを受信するようにさらに構成される。第7のメッセージは、端末を第2のASから第1のASに切り替えるように命令するために使用され、第2のASは、端末に現在サービスを提供しているASである。切り替えモジュール1203は、第7のメッセージに基づいて端末を第2のASから第1のASに切り替えるように構成される。
【0334】
上記の方法の実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能の説明において引用され得、ここでは詳細は再度説明されない。
【0335】
各機能モジュールが統合的な方法の分割によって得られる場合、
図13は、上記の実施形態における制御デバイス130の可能な概略構造図である。制御デバイス130は、通信モジュール1301を含む。通信モジュール1301は、
図12の受信モジュール1201および送信モジュール1202によって実行され得る動作を実行するように構成され得る。詳細については、
図12に示されている実施形態を参照されたい。本出願のこの実施形態では、詳細は再度説明されない。
【0336】
任意選択で、
図13に示されているように、本出願のこの実施形態で提供される制御デバイス130は、処理モジュール1302をさらに含み得る。処理モジュール1302は、
図12の切り替えモジュール1203によって実行され得る動作を実行するように構成され得る。詳細については、
図12に示されている実施形態を参照されたい。本出願のこの実施形態では、詳細は再度説明されない。
【0337】
上記の方法の実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能の説明において引用され得、ここでは詳細は再度説明されない。
【0338】
この実施形態では、制御デバイスは、各機能モジュールが対応する各機能に基づいた分割によって得られる形態で提示されるか、または制御デバイスは、各機能モジュールが統合的な方法の分割によって得られる形態で提示される。ここでの「モジュール」は、特定用途向け集積回路(Application−Specific Integrated Circuit、ASIC)、回路、1つ以上のソフトウェアプログラムもしくはファームウェアプログラムを実行するプロセッサおよびメモリ、集積論理回路、ならびに/または上記の機能を提供し得る別の構成要素であり得る。単純な実施形態では、当業者は、制御デバイス120または制御デバイス130が
図4に示されている形態であり得ることを理解し得る。例えば、
図12の受信モジュール1201、送信モジュール1202、および切り替えモジュール1203は、
図4のプロセッサ401およびメモリ403を使用して実施され得る。具体的には、受信モジュール1201、送信モジュール1202、および切り替えモジュール1203は、メモリ403に記憶されているアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、プロセッサ401を使用して実施され得る。これは本出願のこの実施形態では限定されない。代わりに、例えば、
図13の処理モジュール1302および通信モジュール1301は、
図4のプロセッサ401およびメモリ403を使用して実施され得る。具体的には、処理モジュール1302および通信モジュール1301は、メモリ403に記憶されているアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、プロセッサ401を使用して実施され得る。これは本出願のこの実施形態では限定されない。
【0339】
本出願のこの実施形態で提供される制御デバイスは、サービス継続性実現方法を実行するように構成され得る。したがって、制御デバイスによって得られ得る技術的効果については、上記の方法の実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
【0340】
上記の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせを使用して実施され得る。実施形態を実施するためにソフトウェアプログラムが使用される場合、実施形態の全部または一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実施され得る。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上でロードされて実行されると、本出願の実施形態による手順または機能の全部または一部が生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得るし、またはあるコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信され得る。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタル加入者回線(Digital Subscriber Line、DSL))の方法またはワイヤレス(例えば、赤外線、無線、もしくはマイクロ波)の方法で、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つ以上の使用可能な媒体を組み込んだ、サーバもしくはデータセンタなどのデータ記憶デバイスであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、もしくは磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、または半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(Solid State Disk、SSD))などであり得る。
【0341】
本出願は実施形態に関連して説明されているが、保護を主張する本出願を実施するプロセスにおいて、当業者は、添付の図面、開示されている内容、および添付の特許請求の範囲を見ることによって、開示されている実施形態の別の変形を理解および実施し得る。特許請求の範囲において、「備える(comprising)」は、別の構成要素または別のステップを除外せず、「ある(a)」または「1つの(one)」は複数の意味を除外しない。単一のプロセッサまたは別のユニットは、特許請求の範囲に挙げられているいくつかの機能を実施し得る。いくつかの手段が、互いに異なる従属請求項に記録されているが、これは、これらの手段がより良い効果を生み出すために組み合わされ得ないことを意味しない。
【0342】
本出願は、特定の特徴およびその実施形態に関連して説明されているが、明らかに、本出願の精神および範囲から逸脱することなく、特定の特徴および実施形態に関して様々な変更および組み合わせが行われ得る。これに対応して、本明細書および添付の図面は、添付の特許請求の範囲によって規定される本出願の単なる例示の説明であり、本出願の範囲に該当する任意のまたはすべての変更、変形、組み合わせ、または均等物と考えられる。明らかに、当業者は、本出願の精神および範囲から逸脱することなく、本出願に対して様々な変更および変形を行い得る。本出願は、これらの変更および変形が以下の特許請求の範囲およびその均等な技術によって規定される保護範囲内に入るならば、本出願のこれらの変更および変形を包含することを意図されている。