特許第6961808号(P6961808)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6961808
(24)【登録日】2021年10月15日
(45)【発行日】2021年11月5日
(54)【発明の名称】エネルギー貯蔵システム
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/34 20060101AFI20211025BHJP
   H02J 3/32 20060101ALI20211025BHJP
   H02J 3/38 20060101ALI20211025BHJP
   H02J 3/46 20060101ALI20211025BHJP
【FI】
   H02J7/34 J
   H02J7/34 E
   H02J3/32
   H02J3/38 110
   H02J3/46
【請求項の数】16
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2020-515877(P2020-515877)
(86)(22)【出願日】2018年5月10日
(65)【公表番号】特表2020-535781(P2020-535781A)
(43)【公表日】2020年12月3日
(86)【国際出願番号】KR2018005380
(87)【国際公開番号】WO2019059487
(87)【国際公開日】20190328
【審査請求日】2020年3月17日
(31)【優先権主張番号】10-2017-0121234
(32)【優先日】2017年9月20日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】593121379
【氏名又は名称】エルエス、エレクトリック、カンパニー、リミテッド
【氏名又は名称原語表記】LS ELECTRIC CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100217940
【弁理士】
【氏名又は名称】三並 大悟
(72)【発明者】
【氏名】リー、ジ−ホン
【審査官】 宮本 秀一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−109784(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0006607(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J1/00−7/12
H02J7/34−13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
系統及び前記系統に連携したDC配電網の電力を管理するエネルギー貯蔵システムにおいて、
前記系統と前記DC配電網との間に連結されて、前記DC配電網の電圧を制御する第1のコンバータ;
前記DC配電網に連結されて、前記DC配電網の電圧を感知する第2のコンバータ;
前記第2のコンバータに連結され、前記第2のコンバータによって充放電が制御されるバッテリ;
前記第1のコンバータに並列に連結される整流器;及び、
前記第1及び第2のコンバータと前記整流器を制御し、前記第1のコンバータの状態に基づいて、前記整流器の駆動有無と前記DC配電網の限界電圧を決定する第1の上位制御機とを含
前記第1の上位制御機は、前記限界電圧に基づいて前記第2のコンバータが前記バッテリを充放電させるように、前記第2のコンバータを制御する、エネルギー貯蔵システム。
【請求項2】
前記DC配電網の限界電圧は、
第1の限界電圧と、前記第1の限界電圧より電圧レベルの高い第2の限界電圧とを含む、
請求項1に記載のエネルギー貯蔵システム。
【請求項3】
前記第1の上位制御機は、
前記第1のコンバータに問題が発生した場合、前記第1のコンバータの駆動を中断し、前記整流器の駆動を開始して、前記DC配電網の限界電圧を前記第1の限界電圧と決定する、
請求項2に記載のエネルギー貯蔵システム。
【請求項4】
前記第1の上位制御機は、
前記第1のコンバータの前記問題が解決された場合、前記第1のコンバータの駆動を開始し、前記整流器の駆動を中断して、前記DC配電網の限界電圧を前記第2の限界電圧と決定する、
請求項3に記載のエネルギー貯蔵システム。
【請求項5】
前記第1のコンバータが故障して、前記DC配電網の電圧が前記第2の限界電圧より低い場合、
前記第2のコンバータは、前記バッテリを放電させ、
前記第1の上位制御機は、前記系統の故障有無を判断し、前記判断結果に基づいて、前記第2のコンバータと前記整流器を制御する、
請求項2に記載のエネルギー貯蔵システム。
【請求項6】
前記系統が故障した場合、
前記第1の上位制御機は、前記第2のコンバータの動作モードに対する指令を生成して、前記第2のコンバータに提供し、
前記第2のコンバータは、前記第1の上位制御機から提供された前記指令に基づいて、前記バッテリを放電させる作業を続ける、
請求項5に記載のエネルギー貯蔵システム。
【請求項7】
前記系統の状態が正常である場合、
前記第1の上位制御機は、前記第2のコンバータの動作モードに対する第1指令及び前記整流器の動作モードに対する第2指令を生成して、前記第1指令を前記第2のコンバータに提供し、前記第2指令を前記整流器に提供し、
前記第2のコンバータは、前記第1指令に基づいて、前記バッテリを放電させる作業を中断し、
前記整流器は、前記第2指令に基づいて、前記系統から提供されたAC電圧をDC電圧に整流して、前記DC配電網に提供する、
請求項5に記載のエネルギー貯蔵システム。
【請求項8】
前記第1のコンバータにメンテナンス作業が必要である場合、
前記第1の上位制御機は、前記第1のコンバータの駆動を中断して、前記整流器の駆動を開始する、
請求項2に記載のエネルギー貯蔵システム。
【請求項9】
前記整流器が故障して、前記DC配電網の電圧が前記第1の限界電圧より低い場合、
前記第2のコンバータは、前記バッテリを放電させ、
前記第1の上位制御機は、前記系統の故障有無を判断し、前記判断結果に基づいて、前記第2のコンバータと前記第1のコンバータを制御する、
請求項2に記載のエネルギー貯蔵システム。
【請求項10】
前記系統が故障した場合、
前記第1の上位制御機は、前記第2のコンバータの動作モードに対する指令を生成して、前記第2のコンバータに提供し、
前記第2のコンバータは、前記第1の上位制御機から提供された前記指令に基づいて、前記バッテリを放電させる作業を続ける、
請求項9に記載のエネルギー貯蔵システム。
【請求項11】
前記系統の状態が正常である場合、
前記第1の上位制御機は、前記第2のコンバータの動作モードに対する第1指令及び前記第1のコンバータの動作モードに対する第2指令を生成して、前記第1指令を前記第2のコンバータに提供し、前記第2指令を前記第1のコンバータに提供し、
前記第2のコンバータは、前記第1指令に基づいて、前記バッテリを放電させる作業を中断し、
前記第1のコンバータは、前記第2指令に基づいて、前記系統から提供されたAC電圧をDC電圧に変換して前記DC配電網に提供する、
請求項9に記載のエネルギー貯蔵システム。
【請求項12】
前記第2のコンバータは、
前記DC配電網の電圧と前記DC配電網の限界電圧を比較し、前記比較結果に基づいて、前記バッテリの充放電を制御する、
請求項1に記載のエネルギー貯蔵システム。
【請求項13】
前記DC配電網に連結された第3のコンバータ;
前記第3のコンバータに連結され、前記第3のコンバータによって電圧が制御される第1負荷;及び、
前記第3のコンバータを制御する第2の上位制御機をさらに含む、
請求項1に記載のエネルギー貯蔵システム。
【請求項14】
前記DC配電網に連結された第4のコンバータ;
前記第4のコンバータに連結され、前記第4のコンバータによって電圧が制御される第2負荷;
前記第4のコンバータを制御する第3の上位制御機;
前記DC配電網に連結された第5のコンバータ;
前記第5のコンバータによって制御され、前記第1負荷、前記第2負荷、前記系統及び前記バッテリのうち少なくとも一つに供給する電力を生成する分散電源システム;及び、
前記第5のコンバータと前記分散電源システムを制御する第4の上位制御機をさらに含む、
請求項13に記載のエネルギー貯蔵システム。
【請求項15】
前記第1〜第4の上位制御機は、相互間の通信を介して制御情報を共有する、
請求項14に記載のエネルギー貯蔵システム。
【請求項16】
前記第1のコンバータは、前記系統から提供されたAC電圧をDC電圧に変換して前記DC配電網に提供するか、前記DC配電網から提供されたDC電圧をAC電圧に変換して前記系統に提供し、
前記第2のコンバータは、前記DC配電網から提供されたDC電圧をDC電圧に変換して前記バッテリに提供するか、前記バッテリから提供されたDC電圧をDC電圧に変換して前記DC配電網に提供し、
前記第3のコンバータは、前記DC配電網から提供されたDC電圧をAC電圧に変換して前記第1負荷に提供し、
前記第4のコンバータは、前記DC配電網から提供されたDC電圧をDC電圧に変換して前記第2負荷に提供し、
前記第5のコンバータは、前記分散電源システムから提供されたAC電圧をDC電圧に変換して前記DC配電網に提供する、
請求項14に記載のエネルギー貯蔵システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無停電電力供給が可能なエネルギー貯蔵システムに関する。
【背景技術】
【0002】
エネルギー貯蔵システム(Energy Storage System)は、生産した電力を発電所、変電所及び送電線等を含む各々の連携システムに貯蔵した後、電力を要する時期に選択的且つ効率よく使用して、エネルギー効率を高めるシステムである。
【0003】
エネルギー貯蔵システムは、時間帯及び季節別の変動の大きい電気負荷を平準化して、全般的な負荷率を向上させる場合、発電単価を低くすることができ、電力設備の増設に要する投資費と運転費等を節減することができて、電気料を引き下げてエネルギーを節約することができる。
【0004】
かかるエネルギー貯蔵システムは、電力系統における発電、送配電、需用家に設置して利用されており、周波数調整(Frequency Regulation)、新再生エネルギーを利用した発電機の出力安定化、尖頭負荷の低減(Peak Shaving)、負荷平準化(Load Leveling)、非常電源等の機能として使用されている。
【0005】
また、エネルギー貯蔵システムは、貯蔵方式によって大きく物理的エネルギー貯蔵と化学的エネルギー貯蔵とに区分される。物理的エネルギー貯蔵としては、揚水発電、圧縮空気貯蔵、弾み車等を利用した方法があり、化学的エネルギー貯蔵としては、リチウムイオンバッテリ、鉛蓄電池、Nas電池等を利用した方法がある。
【0006】
ただし、従来には、エネルギー貯蔵システムのうち系統側コンバータ(すなわち、系統のAC電圧をDC電圧に変換してDC配電網に提供するコンバータ)に問題が発生したとき、系統事故の有無を感知しにくいだけでなく、DC配電網の電圧制御も難しくなるという問題があった。
【0007】
また、従来には、エネルギー貯蔵システムのあらゆる構成要素が共通した上位制御機によって制御されるところ、一部の構成要素を分離して、他社の設備と混用しにくいという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、非常運転の対応が可能であり、他社の設備との互換性が改善したエネルギー貯蔵システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明のエネルギー貯蔵システムは、系統及び系統に連携したDC(Direct Current)配電網の電力を管理するエネルギー貯蔵システムにおいて、系統とDC配電網との間に連結されて、DC配電網の電圧を制御する第1のコンバータ、DC配電網に連結されて、DC配電網の電圧を感知する第2のコンバータ、第2のコンバータに連結され、第2のコンバータによって充放電が制御されるバッテリ、第1のコンバータに並列に連結される整流器、及び第1及び第2のコンバータと整流器を制御し、第1のコンバータの状態に基づいて、整流器の駆動有無とDC配電網の限界電圧を決定する第1の上位制御機とを含む。
【0010】
前記DC配電網の限界電圧は、第1の限界電圧と、第1の限界電圧より電圧レベルの高い第2の限界電圧とを含む。
【0011】
前記第1の上位制御機は、第1のコンバータに問題が発生した場合、第1のコンバータの駆動を中断し、整流器の駆動を開始して、DC配電網の限界電圧を第1の限界電圧と決定する。
【0012】
前記第1の上位制御機は、第1のコンバータの問題が解決された場合、第1のコンバータの駆動を開始し、整流器の駆動を中断して、DC配電網の限界電圧を第2の限界電圧と決定する。
【0013】
前記第1のコンバータが故障して、DC配電網の電圧が第2の限界電圧より低い場合、第2のコンバータは、バッテリを放電させて、第1の上位制御機は、系統の故障有無を判断し、判断結果に基づいて、第2のコンバータと整流器を制御する。
【0014】
前記系統が故障した場合、第1の上位制御機は、第2のコンバータの動作モードに対する指令を生成して第2のコンバータに提供し、第2のコンバータは、第1の上位制御機から提供された指令に基づいて、バッテリを放電させる作業を続ける。
【0015】
前記系統の状態が正常である場合、第1の上位制御機は、第2のコンバータの動作モードに対する第1指令及び整流器の動作モードに対する第2指令を生成し、第1指令を第2のコンバータに提供して、第2指令を整流器に提供し、第2のコンバータは、第1指令に基づいて、バッテリを放電させる作業を中断し、整流器は、第2指令に基づいて、系統から提供されたAC電圧をDC電圧に整流してDC配電網に提供する。
【0016】
前記第1のコンバータにメンテナンス作業が必要である場合、第1の上位制御機は、第1のコンバータの駆動を中断して、整流器の駆動を開始する。
【0017】
前記整流器が故障して、DC配電網の電圧が第1の限界電圧より低い場合、第2のコンバータは、バッテリを放電させて、第1の上位制御機は、系統の故障有無を判断し、判断結果に基づいて、第2のコンバータと第1のコンバータを制御する。
【0018】
前記系統が故障した場合、第1の上位制御機は、第2のコンバータの動作モードに対する指令を生成して、第2のコンバータに提供し、第2のコンバータは、第1の上位制御機から提供された指令に基づいて、バッテリを放電させる作業を続ける。
【0019】
前記系統の状態が正常である場合、第1の上位制御機は、第2のコンバータの動作モードに対する第1指令及び第1のコンバータの動作モードに対する第2指令を生成し、第1指令を第2のコンバータに提供して、第2指令を第1のコンバータに提供し、第2のコンバータは、第1指令に基づいて、バッテリを放電させる作業を中断し、第1のコンバータは、第2指令に基づいて、系統から提供されたAC電圧をDC電圧に変換してDC配電網に提供する。
【0020】
前記第2のコンバータは、DC配電網の電圧とDC配電網の限界電圧とを比較し、比較結果に基づいて、バッテリの充放電を制御する。
【0021】
前記DC配電網に連結された第3のコンバータ、第3のコンバータに連結され、第3のコンバータによって電圧が制御される第1負荷、及び第3のコンバータを制御する第2の上位制御機をさらに含む。
【0022】
前記DC配電網に連結された第4のコンバータ、第4のコンバータに連結され、第4のコンバータによって電圧が制御される第2負荷、第4のコンバータを制御する第3の上位制御機、DC配電網に連結された第5のコンバータ、第5のコンバータによって制御され、第1負荷、第2負荷、系統及びバッテリのうち少なくとも一つに供給する電力を生成する分散電源システム、及び第5のコンバータと分散電源システムを制御する第4の上位制御機とをさらに含む。
【0023】
前記第1〜第4の上位制御機は、相互間の通信を介して制御情報を共有する。
【0024】
前記第1のコンバータは、系統から提供されたAC電圧をDC電圧に変換してDC配電網に提供するか、DC配電網から提供されたDC電圧をAC電圧に変換して系統に提供し、第2のコンバータは、DC配電網から提供されたDC電圧をDC電圧に変換してバッテリに提供するか、バッテリから提供されたDC電圧をDC電圧に変換してDC配電網に提供し、第3のコンバータは、DC配電網から提供されたDC電圧をAC電圧に変換して第1負荷に提供し、第4のコンバータは、DC配電網から提供されたDC電圧をDC電圧に変換して第2負荷に提供し、第5のコンバータは、分散電源システムから提供されたAC電圧をDC電圧に変換してDC配電網に提供する。
【発明の効果】
【0025】
前述したように、本発明によれば、系統側コンバータに問題が発生したとき、整流器を介して非常運転の対応が可能であり、構成要素別の分離制御が可能な構造により他社の設備との互換性の改善が可能であるという長所がある。
【0026】
上述した効果と本発明の具体的な効果は、以下の発明を実施するための具体的な事項を説明すると共に記述する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の実施形態によるエネルギー貯蔵システムを説明するための概略図。
図2図1のエネルギー貯蔵システムの制御流れを説明するための手順図。
図3図1のエネルギー貯蔵システムの制御流れを説明するための手順図。
図4図1のエネルギー貯蔵システムの制御流れを説明するための手順図。
図5図1のバッテリの充電方式を説明するためのグラフ。
図6図1の第1のコンバータ及び整流器の選択的駆動によるDC配電網の電圧変化を説明するためのグラフ。
図7図1の第1のコンバータ及び整流器の選択的駆動によるDC配電網の電圧変化を説明するためのグラフ。
図8図1の第1のコンバータ及び整流器の選択的駆動によるDC配電網の電圧変化を説明するためのグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0028】
前述した目的、特徴及び長所は、添付の図面を参照して詳細に後述され、これにより、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明の技術的思想を容易に実施することができる。本発明の説明において、本発明に係る公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすると判断される場合には詳細な説明を省略する。以下では、添付の図面を参照して、本発明による好ましい実施形態を詳説する。図面における同じ参照符号は、同一又は類似の構成要素を示すものに使われる。
【0029】
以下では、図1を参照して、本発明の実施形態によるエネルギー貯蔵システムを説明する。
【0030】
図1は、本発明の実施形態によるエネルギー貯蔵システムを説明する概略図である。
【0031】
先ず、図1を参照すれば、本発明の実施形態によるエネルギー貯蔵システムは、系統10及び系統10に連携したDC配電網20(すなわち、DC系統)の電力を管理することができる。
【0032】
参考に、系統10は例えば、発電所、変電所、送電線等を含んでいてもよい。また、図面に示していないが、DC配電網20は、バッテリ180と第2のコンバータ150との間の領域も含んでいてもよい。
【0033】
具体的には、本発明の実施形態によるエネルギー貯蔵システムは、第1のコンバータ100、整流器110、第2のコンバータ150、バッテリ180、第3のコンバータ200、第1負荷230、第4のコンバータ250、第2負荷280、第5のコンバータ300、分散電源システム330、第1の上位制御機350、第2の上位制御機360、第3の上位制御機370、第4の上位制御機380とを含んでいてもよい。
【0034】
参考に、エネルギー貯蔵システムは、第1負荷230及び第2負荷280のほか、追加負荷をさらに含むか、第1負荷230及び第2負荷280のうちいずれか負荷のみを含んでいてもよい。
【0035】
ただし、説明の便宜のため本発明では、エネルギー貯蔵システムが第1負荷230及び第2負荷280を含むことを例に挙げて説明する。
【0036】
第1のコンバータ100は、系統10とDC配電網20との間に連結され、系統10のAC(Alternating Current)電圧をDC(Direct Current)電圧に変換して、DC配電網20に伝達することができる。もちろん、第1のコンバータ100は、DC配電網20のDC電圧をAC電圧に変換して、系統10に伝達することもできる。
【0037】
これにより、第1のコンバータ100は、AC−DCコンバータであってもよい。
【0038】
また、第1のコンバータ100は、系統10が正常運転であるとき、DC配電網20の電圧を制御するためにDC電圧制御モードで駆動されてもよい。
【0039】
参考に、系統10に事故が発生した場合(すなわち、系統10が停電するか分離された場合)、第1のコンバータ100は、ゲート信号をターンオフ(turn−off)して駆動を中断することで、系統10を遮断することができる。
【0040】
もちろん、系統10が復電した場合には、第1のコンバータ100がさらに駆動を開始することができる。
【0041】
また、第1のコンバータ100は、系統10事故の発生を感知し、感知結果を第1の上位制御機350へ提供することができる。
【0042】
ここで、第1のコンバータ100は、系統10の電圧/周波数の異常、過電流の異常等に基づいて、系統10事故の発生有無及び事故の種類を感知することができる。
【0043】
第2のコンバータ150は、DC配電網20に連結されて、バッテリ180の充放電を制御することができる。
【0044】
具体的には、第2のコンバータ150は、DC配電網20から提供されたDC電圧をDC電圧に変換してバッテリ180に提供するか、バッテリ180から提供されたDC電圧をDC電圧に変換してDC配電網20に提供することができる。
【0045】
これにより、第2のコンバータ150は、DC−DCコンバータであってもよい。
【0046】
ここで、DC電圧をDC電圧に変換するという意味は、DC電圧を他のレベルのDC電圧に昇圧するか減圧することを意味し得る。
【0047】
また、第2のコンバータ150は、例えば、系統10に事故が発生するか、DC配電網20の電圧流れに問題が発生した場合、非常運転モードで駆動され、系統10に事故が発生していない状態(すなわち、系統10が正常駆動されて、DC配電網20の電圧流れに問題がない場合)、ピーク低減モードで駆動されてもよい。
【0048】
具体的には、第2のコンバータ150は、系統10が正常運転であるとき、バッテリ180の電力を制御するために電力制御モードで駆動されてもよい。
【0049】
特に、第2のコンバータ150は、系統10が正常運転であるとき、電力制御モードのうちピーク低減モードで駆動されてもよい。
【0050】
これにより、第2のコンバータ150は、第1及び第2負荷230、280の消費電力と、系統10及び分散電源システム330の供給電力に基づいて、バッテリ180の充電又は放電を決定し、前記決定に基づいて、バッテリ180を予め設定された正常SOC(State of Charge)範囲内で充電又は放電させることができる。
【0051】
すなわち、例えば、第2のコンバータ150は、最大負荷時間(負荷の電力消費量が最大であるとき)には、バッテリ180を予め設定された正常なSOC範囲内で放電させ、最小負荷時間(負荷の電力消費量が最小であるとき)には、バッテリ180を予め設定された正常なSOC範囲内で充電させることで、ピーク低減機能を行うことができる。
【0052】
第2のコンバータ150のバッテリ充放電方法に対する具体的な内容は、後述する。
【0053】
参考に、正常なSOC範囲は、バッテリ180が過度に充電又は放電されることを防ぐるために、設定された範囲で使用者によって流動的に変更することができる。
【0054】
すなわち、第2のコンバータ150は、前述した方法によりバッテリ180の電圧及び電流を制御することで、バッテリ180のSOCを管理及び監視することができ、バッテリ180に電圧の異常又は過電流の異常が発生しないようにすることで、バッテリ180を保護することができる。
【0055】
また、第2のコンバータ150は、DC配電網20の電圧をリアルタイムで感知することで、系統10事故時、非常運転モードで直ちにモードを切り替えるようにスタンバイ(Stand−by)することができる。
【0056】
例えば、第2のコンバータ150は、DC配電網20の電圧変化率(すなわち、時間によるDC電圧変化率)を感知するか、DC配電網20の現在電圧が予め設定されたDC配電網20の限界電圧の以下に下がるか否かを感知することができる。
【0057】
ここで、限界電圧は、UPSモードの駆動開始の基準電圧になり得る。よって、DC配電網20の現在電圧がDC配電網20の限界電圧より低い場合、第2のコンバータ150は、系統10に問題が発生するか、DC配電網20の電圧流れに問題が発生したと判断して、バッテリ180を放電させることができる。一方、DC配電網20の現在電圧がDC配電網20の限界電圧より高い場合、第2のコンバータ150は、DC配電網20に余裕電圧があると判断して、バッテリ180を充電させることができる。
【0058】
一方、系統10に事故が発生した場合、第1のコンバータ100は、駆動が中断するところ、第2のコンバータ150がDC配電網20の電圧を制御することができる。
【0059】
具体的には、第2のコンバータ150は、系統10に事故が発生した場合、第1の上位制御機350から系統事故の感知結果を提供されるか、DC配電網20の電圧を感知することで、系統10に事故が発生したか否かを把握することができる。また、第2のコンバータ150は、系統事故の感知結果に基づいて、DC配電網20の電圧を制御することができる。
【0060】
そして、第2のコンバータ150は、前述したように、系統10に事故が発生するか、DC配電網20の電力流れに問題が発生した場合、電力制御モードのうち非常運転モードで駆動されてもよい。
【0061】
第2のコンバータ150は、非常運転モードで駆動される場合、バッテリ180のSOCを感知し、感知されたバッテリ180のSOCに基づいて、SOCが最小状態(後述する最小SOC)になるまで、バッテリ180を放電させて、第1及び第2負荷230、280に電力を供給することができる。
【0062】
参考に、第2のコンバータ150は、バッテリ180の状態情報及びDC配電網20の電圧情報等を感知して、第1の上位制御機350へ提供することができる。
【0063】
整流器110は、第1のコンバータ100に並列に連結されてもよい。
【0064】
具体的には、整流器110は、系統10とDC配電網20との間に連結され、第1のコンバータ100に問題が発生した場合、第1の上位制御機350によって駆動されてもよい。
【0065】
すなわち、第1のコンバータ100に問題が発生した場合、第1のコンバータ100は、駆動を中断し、整流器110は、駆動を開始することができる。
【0066】
一方、第1のコンバータ100が正常状態である場合、第1のコンバータ100は、正常に駆動され、整流器110は、駆動が中断してもよい。
【0067】
ここで、第1のコンバータ100に問題が発生した場合、例えば、第1のコンバータ100にメンテナンスが必要である場合(例えば、定期点検次元のメンテナンス)と、第1のコンバータ100が故障した場合とを含んでいてもよい。
【0068】
また、整流器110は、系統10のAC電圧をDC電圧に整流して、DC配電網20に伝達することができ、例えば、ダイオード整流器(Diode Rectifier)を含んでいてもよいが、これに限定されるものではない。
【0069】
そして、系統10に事故が発生した場合(すなわち、系統10が停電するか分離された場合)、整流器110は、系統10事故の発生を感知し、感知結果を第1の上位制御機350へ提供することができる。
【0070】
ここで、整流器110は、系統10の電圧/周波数の異常、過電流の異常等に基づいて、系統10事故の発生有無及び事故の種類を感知することができる。
【0071】
また、整流器110は、第1の上位制御機350によって第1のコンバータ100と選択的に駆動され、選択的駆動によってDC配電網20の電圧が変化するところ、これに対する具体的な内容は、後述する。
【0072】
第3のコンバータ200は、DC配電網20に連結されて、第1負荷230の電圧を制御することができる。
【0073】
具体的には、第3のコンバータ200は、DC配電網20から提供されたDC電圧をAC電圧に変換して、第1負荷230に提供することができる。すなわち、第3のコンバータ200は、第1負荷230の電力状態を制御することができる。
【0074】
これにより、第3のコンバータ200は、DC−ACコンバータであってもよく、第1負荷230は、AC負荷であってもよい。
【0075】
また、第3のコンバータ200は、第1負荷230の消耗電力(すなわち、必要電力)及び状態(例えば、電圧及び周波数の異常、過電流の異常等)等を感知して、第2の上位制御機360に提供することができる。
【0076】
第4のコンバータ250は、DC配電網20に連結されて、第2負荷280の電圧を制御することができる。
【0077】
具体的には、第4のコンバータ250は、DC配電網20から提供されたDC電圧をDC電圧に変換して、第2負荷280に提供することができる。すなわち、第4のコンバータ250は、第2負荷280の電力状態を制御することができる。
【0078】
これにより、第4のコンバータ250は、DC−DCコンバータであってもよく、第2負荷280は、DC負荷であってもよい。
【0079】
ここで、DC電圧をDC電圧に変換するという意味は、DC電圧を他のレベルのDC電圧に昇圧するか減圧することを意味し得る。
【0080】
また、第4のコンバータ250は、第2負荷280の消耗電力(すなわち、必要電力)及び状態(例えば、電圧及び周波数の異常、過電流の異常等)等を感知して、第3の上位制御機370に提供することができる。
【0081】
第5のコンバータ300は、DC配電網20に連結されて、分散電源システム330を制御することができる。
【0082】
具体的には、第5のコンバータ300は、分散電源システム330から提供されたAC電圧をDC電圧に変換して、DC配電網20に提供することができる。
【0083】
これにより、第5のコンバータ300は、AC−DCコンバータであってもよく、分散電源システム330は、AC電力を生成して出力するシステムであってもよい。
【0084】
もちろん、図面に示していないが、分散電源システム330がDC電力を生成して出力するシステムである場合、第5のコンバータ300は、DC−DCコンバータであってもよい。
【0085】
ただし、説明の便宜のため本発明の実施形態では、第5のコンバータ300がAC−DCコンバータであることを例に挙げて説明する。
【0086】
また、第5のコンバータ300は、分散電源システム330の出力電力(すなわち、生産電力)及び状態(例えば、電圧及び周波数の異常、過電流の異常等)等を感知して、第4の上位制御機380に提供することができる。
【0087】
バッテリ180は、第2のコンバータ150に連結され、第2のコンバータ150によって充放電が制御されてもよい。
【0088】
また、バッテリ180は、少なくとも一つ以上のバッテリセルからなってもよく、各バッテリセルは、複数のベアセルを含んでいてもよい。
【0089】
第1負荷230は、第3のコンバータ200に連結され、第3のコンバータ200によって電圧(すなわち、電力)が制御されてもよい。また、第1負荷230は例えば、AC負荷であってもよい。
【0090】
第2負荷280は、第4のコンバータ250に連結され、第4のコンバータ250によって電圧(すなわち、電力)が制御されてもよい。また、第2負荷280は例えば、DC負荷であってもよい。
【0091】
分散電源システム330は、第5のコンバータ300によって制御され、第1負荷230、第2負荷280、系統10及びバッテリ180のうち少なくとも一つに供給する電力を生成することができる。
【0092】
具体的には、分散電源システム330は、化石燃料、原子力燃料、新材生エネルギーのうち一つ以上を利用して電力を生産することができる。
【0093】
すなわち、分散電源システム330は、例えば、太陽光発電システム、風力発電システム、潮力発電システムのような新材生エネルギーを利用した新材生発電システムであってもよい。
【0094】
参考に、分散電源システム330が風力発電システムであり、AC電力を生成する場合、第5のコンバータ300は、AC−DCコンバータであってもよく、分散電源システム330が太陽光発電システムでDC電力を生成する場合、第5のコンバータ300は、DC−DCコンバータであってもよい。
【0095】
第1の上位制御機350は、第1及び第2のコンバータ100、150と整流器110を制御し、第1のコンバータ100の状態に基づいて、整流器110の駆動有無とDC配電網20の限界電圧を決定することができる。
【0096】
第1のコンバータ100が駆動中であり、整流器110が駆動中断状態である場合を前提にしてこれを説明すれば、次のとおりである。
【0097】
具体的には、第1の上位制御機350は、第1のコンバータ100に問題が発生した場合、第1のコンバータ100の駆動を中断し、整流器110の駆動を開始して、DC配電網20の限界電圧を第1の限界電圧と決定することができる。
【0098】
もちろん、第1の上位制御機350は、第1のコンバータ100の問題が解決された場合、第1のコンバータ100の駆動を開始(すなわち、再開)し、整流器110の駆動を中断して、DC配電網20の限界電圧を第2の限界電圧と決定することができる。
【0099】
参考に、第1の上位制御機350は、第1のコンバータ100の状態が正常である場合、第1のコンバータ100の駆動を維持し、整流器110の駆動中断状態を維持して、DC配電網20の限界電圧を第2の限界電圧と決定することができる。
【0100】
参考に、第1の限界電圧値と第2の限界電圧値は、使用者によって予め設定することができ、第2の限界電圧は、第1の限界電圧より電圧レベルが高くてもよい。
【0101】
また、第1の上位制御機350は、第1及び第2のコンバータ100、150と整流器110を制御及び監視し、第2〜第4の上位制御機360、370、380と相互間の通信を介して制御情報を共有することができる。
【0102】
具体的には、第1の上位制御機350は例えば、PLC(Programmable Logic Controller)又はEMS(Energy Magagement System)を含んでいてもよく、各々の構成要素(例えば、第1及び第2のコンバータ100、150と整流器110のみならず、系統10、バッテリ180等)と通信して、現在の動作状態を判断することができる。
【0103】
参考に、第1の上位制御機350は例えば、バッテリ180のSOC情報、バッテリ180の充放電情報、系統10の電圧、電流情報、DC配電網20の電圧情報等を第1及び第2のコンバータ100、150と整流器110のうち少なくとも一つから受信することができる。
【0104】
また、第1の上位制御機350は例えば、高速通信に基づいて(例えば、CAN(Controller Area Network))具現することができ、第1及び第2のコンバータ100、150、整流器110、第2〜第4の上位制御機360、370、380と有線又は無線方式により通信することができる。
【0105】
そして、第1の上位制御機350は、エネルギー貯蔵システムのあらゆるシーケンス動作をコントロールして、それぞれの状況によって各構成要素に指令を下して動作を行わせてもよい。
【0106】
ただし、本発明において、第1の上位制御機350は、第2〜第4の上位制御機360、370、380、第1及び第2のコンバータ100、150、整流器110と重複する機能及び役割(例えば、第2のコンバータ150の非常運転モード(すなわち、UPSモード)機能)は、行わなくてもよい。
【0107】
第2の上位制御機360は、第3のコンバータ200を制御することができる。
【0108】
具体的には、第2の上位制御機360は、第3のコンバータ200を制御及び監視し、第1、第3及び第4の上位制御機350、370、380と相互間の通信を介して制御情報を共有することができる。
【0109】
具体的には、第2の上位制御機360は例えば、PLC(Programmable Logic Controller)を含んでいてもよく、各々の構成要素(例えば、第3のコンバータ200及び第1負荷230等)と通信して、現在の動作状態を判断することができる。
【0110】
参考に、第2の上位制御機360は例えば、第1負荷230の消耗電力情報、第1負荷230の状態情報(例えば、電圧及び周波数の異常、過電流の異常等)等を第3のコンバータ200から受信することができる。
【0111】
また、第2の上位制御機360は例えば、高速通信に基づいて(例えば、CAN(Controller Area Network))具現することができ、第3のコンバータ200、第1、第3及び第4の上位制御機350、370、380と有線又は無線方式により通信することができる。
【0112】
そして、第2の上位制御機360は、第3のコンバータ200のシーケンス動作をコントロールして、状況によって第3のコンバータ200に指令を下して動作を行わせてもよい。
【0113】
ただし、本発明において、第2の上位制御機360は、第3のコンバータ200と重複する機能及び役割は、行わなくてもよい。
【0114】
第3の上位制御機370は、第4のコンバータ250を制御することができる。
【0115】
具体的には、第3の上位制御機370は、第4のコンバータ250を制御及び監視し、第1、第2及び第4の上位制御機350、360、380と相互間の通信を介して制御情報を共有することができる。
【0116】
具体的には、第3の上位制御機370は例えば、PLC(Programmable Logic Controller)を含んでいてもよく、各々の構成要素(例えば、第4のコンバータ250及び第2負荷280等)と通信して、現在の動作状態を判断することができる。
【0117】
参考に、第3の上位制御機370は例えば、第2負荷280の消耗電力情報、第2負荷280の状態情報(例えば、電圧及び周波数の異常、過電流の異常等)等を第4のコンバータ250から受信することができる。
【0118】
また、第3の上位制御機370は例えば、高速通信に基づいて(例えば、CAN(Controller Area Network))具現することができ、第4のコンバータ250、第1、第2及び第4の上位制御機350、360、380と有線又は無線方式により通信することができる。
【0119】
そして、第3の上位制御機370は、第4のコンバータ250のシーケンス動作をコントロールして、状況によって第4のコンバータ250に指令を下して動作を行わせてもよい。
【0120】
ただし、本発明において、第3の上位制御機370は、第4のコンバータ250と重複する機能及び役割は、行わなくてもよい。
【0121】
第4の上位制御機380は、第5のコンバータ300と分散電源システム330を制御することができる。
【0122】
具体的には、第4の上位制御機380は、第4のコンバータ250と分散電源システム330を制御及び監視し、第1〜第3の上位制御機350、360、370と相互間の通信を介して制御情報を共有することができる。
【0123】
具体的には、第4の上位制御機380は例えば、PLC(Programmable Logic Controller)を含んでいてもよく、各々の構成要素(例えば、第5のコンバータ300及び分散電源システム330等)と通信して、現在の動作状態を判断することができる。
【0124】
参考に、第4の上位制御機380は例えば、分散電源システム330の生産電力情報等を第5のコンバータ300又は分散電源システム330から受信することができる。
【0125】
また、第4の上位制御機380は例えば、高速通信に基づいて(例えば、CAN(Controller Area Network))具現することができ、第5のコンバータ300、第1〜第3の上位制御機350、360、370と有線又は無線方式により通信することができる。
【0126】
そして、第4の上位制御機380は、第5のコンバータ300のシーケンス動作をコントロールして、状況によって第5のコンバータ300に指令を下して動作を行わせてもよい。
【0127】
ただし、本発明において、第4の上位制御機380は、第5のコンバータ300と重複する機能及び役割は、行わなくてもよい。
【0128】
結果的に、前述した特徴により、第1〜第4の上位制御機350、360、370、380の回路及び構成要素がより単純になり得るし、通信連結の複雑度が低減するにつれて、通信信号に対する干渉が低減するだけでなく、動作中の誤りが発生する確率も低減し得る。これにより、エネルギー貯蔵システムの性能及び信頼性が改善し得る。
【0129】
また、エネルギー貯蔵システムの各構成要素が別の上位制御機によってそれぞれ制御されるところ、構成要素別に分離して、他社の設備と混用できるようになった。
【0130】
すなわち、例えば、第1及び第2のコンバータ150と整流器110がA社により製造され、第3のコンバータ200がB社により製造され、第4のコンバータ250がC社により製造され、第5のコンバータ300がD社により製造される場合も互いに混用可能である。
【0131】
前述したように、本発明によれば、第1のコンバータ100に問題が発生したとき、整流器110を介して非常運転の対応が可能であり、構成要素別の分離制御が可能な構造を介して他社の設備との互換性改善が可能であるという長所がある。
【0132】
以下では、図2図5を参照して、図1のエネルギー貯蔵システムの制御流れを説明する。
【0133】
図2図4は、図1のエネルギー貯蔵システムの制御流れを説明するための手順図である。図5は、図1のバッテリの充電方式を説明するためのグラフである。
【0134】
より具体的には、図2図4には、図1の第1の上位制御機350及び第2のコンバータ150の制御流れが説明されている。
【0135】
図1及び図2を参照すれば、先ず、第2のコンバータ150がスタンバイ(Stand By)状態であるとき、第1の上位制御機350は、第1のコンバータ100に問題が発生したか否かを感知する(S100)。
【0136】
具体的には、第1の上位制御機350は、第1のコンバータ100から第1のコンバータ100の状態情報を提供されることができ、提供された第1のコンバータ100の状態情報に基づいて、第1のコンバータ100に問題が発生したかか否かを感知することができる。
【0137】
第1のコンバータ100に問題が発生した場合、第1の上位制御機350は、DC配電網20の限界電圧(Vdc_Limit)を第1の限界電圧(VL1;例えば、570V)と決定する(S110)。
【0138】
具体的には、第1の上位制御機350は、第1のコンバータ100に問題が発生した場合、第1のコンバータ100の駆動を中断し、整流器110の駆動を開始して、整流器110の出力電圧レベル(例えば、600V)に基づいて、DC配電網の限界電圧(Vdc_Limit)を第1の限界電圧(VL1;例えば、570V)と決定することができる。
【0139】
一方、第1のコンバータ100に問題が発生していない場合(すなわち、第1のコンバータ100が正常に駆動される場合)、第1の上位制御機350は、DC配電網の限界電圧(Vdc_Limit)を第2の限界電圧(VL2;例えば、630V)と決定する(S120)。
【0140】
具体的には、第1の上位制御機350は、第1のコンバータ100が正常に駆動される場合、第1のコンバータ100の駆動状態を維持し、整流器110の駆動中断状態を維持し、第1のコンバータ100の出力電圧レベル(例えば、700V)に基づいて、DC配電網の限界電圧(Vdc_Limit)を第2の限界電圧(VL2;例えば、630V)と決定することができる。
【0141】
参考に、第1のコンバータ100の出力電圧レベルが整流器110の出力電圧レベルより高くてもよいところ、これにより、第2の限界電圧(VL2)が第1の限界電圧(VL1)より高くてもよい。
【0142】
DC配電網の限界電圧(Vdc_Limit)が決定されると、第2のコンバータ150は、DC配電網の限界電圧(Vdc_Limit)をDC配電網の電圧(Vdc)と比較する(S150)。
【0143】
具体的には、第1の上位制御機350は、第2のコンバータ150にDC配電網の限界電圧情報を提供することができ、第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350から提供されたDC配電網の限界電圧(Vdc_Limit)をDC配電網の電圧(Vdc;すなわち、リアルタイム電圧)と比較することができる。
【0144】
また、第2のコンバータ150は、比較結果に基づいて、バッテリ180の充放電を制御することができる。
【0145】
先ず、図1及び図3を参照すれば、DC配電網20の電圧がDC配電網の限界電圧(Vdc_Limit)より低い場合、第2のコンバータ150は、バッテリ220のSOCが最小SOC(SOC Min)より大きいか否かを判断する(S200)。
【0146】
参考に、DC配電網の電圧(Vdc)がDC配電網の限界電圧(Vdc_Limit)より低くなる理由は、例えば、第1のコンバータ100又は整流器110が故障するか、系統10に問題が発生して、DC配電網20へ系統10の電力が好適に供給されないからである。
【0147】
一方、バッテリ180のSOCが最小SOC(SOC Min)より大きい場合、第2のコンバータ150は、DC配電網電圧制御(DC Grid Voltage Control)を行う(S220)。
【0148】
すなわち、第2のコンバータ150は、非常運転モード(すなわち、UPSモード)で駆動されて、バッテリ180を放電させることで、DC配電網20を介して第1負荷230及び第2負荷280に無停電で電力を供給することができる。
【0149】
このとき、第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350に非常運転モードで動作することを知らせる指令を伝達することができる。
【0150】
ただし、第2のコンバータ150から第1の上位制御機350へ指令が伝達するためにかかる時間は、第2のコンバータ150が非常運転モードで動作するためにかかる時間より長いため、第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350から動作モードに対する指令を受信する前に、能動的に先に動作することができる。
【0151】
参考に、第2のコンバータ150は、DC配電網電圧制御を行いながら、第1の上位制御機350から駆動中断指令(CMD STOP)が受信されるか否かを確認することができる(S230)。
【0152】
すなわち、第1の上位制御機350から駆動中断指令(CMD STOP)が受信された場合、第2のコンバータ150は、駆動を中断(DC/DC Converter STOP)することができる(S330)。
【0153】
一方、第1の上位制御機350から駆動中断指令(CMD STOP)が受信されない場合、第2のコンバータ150は、総動作時間(CNT++)が第2の反応単位時間(Delay)より大きいか否かを判断することができる(S250)。
【0154】
具体的には、第2のコンバータ150は、総動作時間(CNT++)が第2の反応単位時間(Delay)より小さい場合、S200ステップに戻り、以前のステップらを繰り返すことができる。
【0155】
参考に、第1の反応単位時間は、第2のコンバータ150がバッテリ180のSOCを感知し、感知結果に基づいて、DC配電網電圧制御を行う(すなわち、S200及びS220)際にかかる時間を意味し、総動作時間(CNT++)は、第1の反応単位時間を累積した時間を意味する。また、第2の反応単位時間(Delay)は、第2のコンバータ150が第1の上位制御機350から第2のコンバータ150の動作モードに対する指令を受信するまでにかかる時間(例えば、ディレイ時間(Delay)であり、後述する図6のD1又は図8のD2)を意味し得る。
【0156】
これにより、第2のコンバータ150は、総動作時間(CNT++)が第2の反応単位時間(Delay)より大きい場合、第1の上位制御機350から提供された指令がUPSモード駆動指令(CMD UPS)であるか否かを判断する(S270)。
【0157】
具体的には、総動作時間(CNT++)が第2の反応単位時間(Delay)より大きい場合、第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350から動作モードに対する指令を受信した状態であるため、第1の上位制御機350から提供された指令がUPSモード駆動指令(CMD UPS)であるか否かを判断することができる。
【0158】
第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350から提供された指令がUPSモード駆動指令(CMD UPS)である場合、DC配電網電圧制御(DC GRID VOLTAGE CONTROL)を行う(S280)。
【0159】
具体的には、第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350からUPSモード駆動指令(CMD UPS)を提供された場合、DC配電網電圧制御(DCGRID VOLTAGE CONTROL)によってバッテリ180の放電作業を続けることができる。
【0160】
参考に、第2のコンバータ150は、DC配電網電圧制御を行いながら、第1の上位制御機350から駆動中断指令(CMD STOP)が受信されるか否かを確認することができる(S310)。
【0161】
すなわち、第1の上位制御機350から駆動中断指令(CMD STOP)が受信された場合、第2のコンバータ150は、駆動を中断することができる(S330)。
【0162】
一方、第1の上位制御機350から駆動中断指令(CMD STOP)が受信されていない場合、第2のコンバータ150は、S270ステップに戻ってもよい。
【0163】
かかる過程により、第2のコンバータ150は、バッテリ180の放電作業を行うことができ、S200ステップにおけるバッテリ180のSOCが最小SOC(SOC Min)より小さいか、S270ステップにおける第1の上位制御機350から提供された指令がUPSモード駆動指令(CMD UPS)ではない場合、第2のコンバータ150は、スタンバイ状態であってもよい(S290)。
【0164】
参考に、バッテリ180のSOCが最小SOC(SOC Min)より小さいということは、バッテリ180の放電に充分な電力を備えなかった状態を意味する。
【0165】
また、第2のコンバータ150は、スタンバイ状態にあると共に、第1の上位制御機350から駆動中断指令(CMD STOP)が受信されるか否かを確認することができる(S300)。
【0166】
これにより、第1の上位制御機350から駆動中断指令(CMD STOP)が受信された場合、第2のコンバータ150は、駆動を中断することができ(S330)、一方、第1の上位制御機350から駆動中断指令(CMD STOP)が受信されていない場合、第2のコンバータ150は、最初開始ステップ(Start)に戻ってもよい。
【0167】
次いで、図1図4及び図5を参照すれば、DC配電網の電圧(Vdc)がDC配電網の限界電圧(Vdc_Limit)より大きい場合、第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350から提供された指令が充電指令(CMD Charge)であるか否かを確認する(S400)。
【0168】
具体的には、第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350から提供された指令が充電指令(CMD Charge)ではない場合、最初開始ステップ(Start)に戻ってもよい。
【0169】
一方、第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350から提供された指令が充電指令(CMD Charge)である場合、該充電指令(CMD Charge)がノーマルモード(例えば、ピーク低減モード)で充電せよという指令(CMD Normal And Charge)であるか否かを確認することができる(S420)。
【0170】
具体的には、第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350から提供された指令がノーマルモードで充電せよという指令(CMD Normal And Charge)ではない場合、該指令が駆動中断指令(CMD STOP)であるか否かを確認することができる(S450)。
【0171】
該指令が駆動中断指令(CMD STOP)である場合、第2のコンバータ150は、駆動を中断し(S510)、駆動中断指令(CMD STOP)ではない場合、第2のコンバータ150は、スタンバイ状態であってもよい(S460)。
【0172】
参考に、第2のコンバータ150は、スタンバイ状態である場合、最初開始ステップ(Start)に戻ってもよい。
【0173】
一方、第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350から提供された指令がノーマルモードで充電せよという指令(CMD Normal And Charge)である場合、バッテリ180のSOC(すなわち、バッテリ180の電圧レベル)に基づいて、駆動モードを決定する(S440)。
【0174】
具体的には、バッテリ180の電圧レベルがOVL(Over Volatage Limit;以下、OVL)である場合、第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350から提供された指令が駆動中断指令(CMD STOP)であるか否かを確認することができる(S450)。
【0175】
該指令が駆動中断指令(CMD STOP)である場合、第2のコンバータ150は、駆動を中断し(S510)、駆動中断指令(CMD STOP)ではない場合、第2のコンバータ150は、スタンバイ状態であってもよい(S460)。
【0176】
また、バッテリ220の電圧レベルが第2領域(Region2)にある場合、すなわち、バッテリ180の電圧レベルがOVL(Over Voltage Limit)より低く、最大電圧レベル(Voltage max)より高い場合、第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350から提供された指令が駆動中断指令(CMD STOP)であるか否かを確認することができる(S470)。
【0177】
該指令が駆動中断指令(CMD STOP)である場合、第2のコンバータ150は、駆動を中断し(S510)、駆動中断指令(CMD STOP)ではない場合、第2のコンバータ150は、「CVモード(CV mode;Constant Voltage mode)」でバッテリ180を充電する(S480)。
【0178】
一方、バッテリ220の電圧レベルが第1領域(Region1)にある場合、すなわち、バッテリ180の電圧レベルが最大電圧レベル(Voltage max)より低く、UVL(Under Voltage Limit;以下、UVL)より大きい場合、第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350から提供された指令が駆動中断指令(CMD STOP)であるか否かを確認することができる(S490)。
【0179】
該指令が駆動中断指令(CMD STOP)である場合、第2のコンバータ150は、駆動を中断し(S510)、駆動中断指令(CMD STOP)ではない場合、第2のコンバータ150は、「CCモード(CC mode;Constant Current mode)」でバッテリ180を充電する(S500)。
【0180】
ここで、最大電圧レベル(Voltage max)と最低電圧レベル(Voltage min)との間の電圧は、公称電圧(Nominal Voltage)を含んでいてもよく、最低電圧レベル(Voltage min)は、バッテリ180の放電作業を続けるか否かの基準になる最小SOC(SOC Min)に相当し、UVLは、バッテリ180を保護するために要する最小限の電圧レベルに相当し得る。
【0181】
参考に、第2のコンバータ150は、バッテリ180を前述したSOC範囲内でCVモード又はCCモードで充電した後、充電作業が完了すれば、最初開始ステップ(Start)に戻ってもよい。
【0182】
前述した制御方法により、第2のコンバータ150が第1のコンバータ100又は整流器110の駆動有無に合わせてバッテリ180の充放電を制御することで、バッテリ180の充放電効率を改善することができる。
【0183】
以下では、図6図8を参照して、図1の第1のコンバータ100及び整流器110の選択的駆動によるDC配電網20の電圧変化を説明する。
【0184】
図6図8は、図1の第1のコンバータ及び整流器の選択的駆動によるDC配電網の電圧変化を説明するためのグラフである。
【0185】
先ず、図1及び図6を参照すれば、第1のコンバータ100が故障したときのDC配電網20の電圧変化を示している。
【0186】
具体的には、第1のコンバータ100が正常に駆動される場合、DC配電網20は、第1のコンバータ100を介して特定レベルの電圧(VN;例えば、700V)を提供されてもよい。
【0187】
ただし、第1のコンバータ100が故障した場合、第1のコンバータ100は、系統10から提供された電力をDC配電網20へ好適に提供することができないところ、DC配電網の電圧(Vdc)が減少するようになる。
【0188】
DC配電網の電圧(Vdc)が減少して、第2の限界電圧(VL2;例えば、630V)より低くなる場合、第2のコンバータ150は、これを感知して、バッテリ180を放電させることができる。
【0189】
このとき、第2のコンバータ150がバッテリ放電作業を開始するまで一定時間(T1;例えば、約12ms)がかかり、前記一定時間(T1)は、A区間に相当する。
【0190】
第2のコンバータ150は、バッテリ放電作業(すなわち、非常運転モード)を介してB区間でDC配電網の電圧(Vdc)を第2の限界電圧(VL2)以上の正常範囲の電圧(例えば、650V)に増加させた後、維持することができる。
【0191】
このとき、第1の上位制御機350は、特定時間(D1;例えば、約8s)の間、系統10の故障有無を判断し、判断結果に基づいて、第2のコンバータ150と整流器110を制御することができる。
【0192】
具体的には、系統10の状態が正常である場合、第1の上位制御機350は、第2のコンバータ150の動作モードに対する第1指令及び整流器110の動作モードに対する第2指令を生成して、第1指令を第2のコンバータ150に提供し、第2指令を整流器110に提供することができる。
【0193】
これにより、第2のコンバータ150は、図6に示したように、第1指令に基づいて、バッテリ180を放電させる作業を中断し、整流器110は、第2指令に基づいて、系統10から提供されたAC電圧をDC電圧に整流して、C区間で特定レベルの電圧(VR;例えば、600V)をDC配電網20に提供することができる。
【0194】
一方、系統10が故障した場合、図6には示していないが、第1の上位制御機350は、第2のコンバータ150の動作モードに対する指令を生成して、第2のコンバータ150に提供し、第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350から提供された指令に基づいて、バッテリ180を放電させる作業を続けることができる。
【0195】
次いで、図1及び図7を参照すれば、第1のコンバータ100にメンテナンス作業を要する場合のDC配電網20の電圧変化が示されている。
【0196】
具体的には、第1のコンバータ100が正常に駆動される場合、DC配電網20は、第1のコンバータ100を介して特定レベルの電圧(VN;例えば、700V)を提供されてもよい。
【0197】
ただし、第1のコンバータ100にメンテナンス作業が必要である場合、第1の上位制御機350は、第1のコンバータ100の駆動を中断し、整流器110の駆動を開始することができる。
【0198】
これにより、図7に示したように、整流器110は、系統10から提供されたAC電圧をDC電圧に整流して、D区間で特定レベルの電圧(VR;例えば、600V)をDC配電網20に提供することができる。
【0199】
最後に、図1及び図8を参照すれば、整流器110が故障したときのDC配電網20の電圧変化が示されている。
【0200】
具体的には、整流器110が正常に駆動される場合、DC配電網20は、整流器110を介して特定レベルの電圧(VR;例えば、600V)を提供されてもよい。
【0201】
ただし、整流器110が故障した場合、整流器110は、系統10から提供された電力をDC配電網20へ好適に提供することができないところ、DC配電網の電圧(Vdc)が減少するようになる。
【0202】
DC配電網の電圧(Vdc)が減少して、第1の限界電圧(VL1;例えば、580V)より低くなる場合、第2のコンバータ150は、これを感知して、バッテリ180を放電させることができる。
【0203】
このとき、第2のコンバータ150がバッテリ放電作業を開始するまで一定時間(T2;例えば、約5〜12ms)がかかり、前記一定時間(T2)は、E区間に相当する。
【0204】
第2のコンバータ150は、バッテリ放電作業(すなわち、非常運転モード)を介してF区間でDC配電網の電圧(Vdc)を第1の限界電圧(VL1)以上の正常範囲の電圧(VU;例えば、650V)に増加させた後、維持することができる。
【0205】
このとき、第1の上位制御機350は、特定時間(D2;例えば、約3s)の間、系統10の故障有無を判断し、判断結果に基づいて、第2のコンバータ150と第1のコンバータ100を制御することができる。
【0206】
具体的には、系統10の状態が正常である場合、第1の上位制御機350は、第2のコンバータ150の動作モードに対する第1指令及び第1のコンバータ100の動作モードに対する第2指令を生成して、第1指令を第2のコンバータ150に提供し、第2指令を第1のコンバータ100に提供することができる。
【0207】
これにより、第2のコンバータ150は、図8に示したように、第1指令に基づいて、バッテリ180を放電させる作業を中断し、第1のコンバータ100は、第2指令に基づいて、系統10から提供されたAC電圧をDC電圧に変換して、G区間における特定レベルの電圧(VN;例えば、700V)をDC配電網20に提供することができる。
【0208】
一方、系統10が故障した場合、図8には示していないが、第1の上位制御機350は、第2のコンバータ150の動作モードに対する指令を生成して、第2のコンバータ150に提供し、第2のコンバータ150は、第1の上位制御機350から提供された指令に基づいて、バッテリ180を放電させる作業を続けることができる。
【0209】
前述したように、本発明によれば、第1のコンバータ100、第2のコンバータ150、整流器110が好適に連携して駆動されることで、DC配電網20の電圧が正常な電圧範囲を脱する問題を防ぐことができる。
【0210】
前述した本発明は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者にとって本発明の技術的思想を脱しない範囲内で様々な置換、変形及び変更が可能であるため、前述した実施形態及び添付の図面によって限定されるものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8