(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このような従来の特許文献1〜特許文献2のように、方向指示器の点滅状態を「シーケンシャル点灯状態」とする場合に、以下のような問題がある。
【0008】
すなわち、例えば、信号待ち、高速道路での渋滞などにおける「一時停止状態」において、左右の方向指示器を、進路変更の方向に点滅させる場合、または、左右の方向指示器を同時に点滅させて、ハザードランプとして点滅させる場合がある。
【0009】
この場合には、上記のように、例えば、進路変更の方向に、複数のLEDが車両の幅方向内側から外側に向かって、シーケンシャルに点灯する「シーケンシャル点灯状態」とすることが行われ、これにより、例えば、他の車両の運転者や、自転車、歩行者からも分かりやすくなる。
【0010】
このような「シーケンシャル点灯状態」は、複数のLEDが車両の幅方向内側から外側に向かって順番に点灯していくため、視認性の向上につながっている。
しかしながら、一方、例えば、路側帯、駐車スペースなどにおける「停車状態」において、路側帯側の方向指示器を、「シーケンシャル点灯状態」とする場合、左右の方向指示器を同時に点滅させて、ハザードランプとして点滅させる場合には、このような「シーケンシャル点灯状態」では、必要以上に目立つため、乗員および周辺の歩行者にとっては煩わしいものとなっている。
【0011】
また、このような「停車状態」において、例えば、ビル、商店などの窓ガラスに「シーケンシャル点灯状態」が反射して、周囲の歩行者、自転車などの視界の妨げとなることもある。
【0012】
このような現状に鑑み、本発明の少なくとも一つの実施形態は、自動車などの車両の方向指示器の点灯制御において、車両の停止状態を、例えば、信号待ち、高速道路での渋滞などにおける「一時停止状態」か、例えば、路側帯、駐車スペースなどにおける「停車状態」か否かを判定して、「一時停止状態」の場合には、シーケンシャル点灯状態とし、停車状態の場合には、全点灯状態とすることが可能な方向指示器の点滅制御装置及び該点滅制御装置を備えた車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前述した目的を達成するために発明されたものであって、本発明の少なくとも一つの実施形態は、車両の方向指示器の点滅状態を制御するための方向指示器の点滅制御装置であって、前記車両の停止状態を、停車状態か一時停止状態か否かを判定する車両の停止状態判定部と、前記車両の停止状態判定部における判定結果に基づいて、方向指示器の点滅状態を、停車状態の場合には、全点灯状態とし、一時停止状態の場合には、シーケンシャル点灯状態とするように切り替え制御する点灯状態切り替え制御部と、を備えることを特徴とする。
【0014】
このように構成することによって、停止状態判定部により、車両の停止状態が、停車状態か一時停止状態か否かを判定し、点灯状態切り替え制御部により、車両の停止状態の判定結果に基づいて、方向指示器の点滅状態を、停車状態の場合には、全点灯状態とし、一時停止状態の場合には、シーケンシャル点灯状態とするように切り替え制御することができる。
【0015】
従って、自動車などの車両の方向指示器の点灯制御において、車両の停止状態を、例えば、信号待ち、高速道路での渋滞などにおける「一時停止状態」か、例えば、路側帯、駐車スペースなどにおける「停車状態」か否かを判定して、「一時停止状態」の場合には、シーケンシャル点灯状態とし、停車状態の場合には、全点灯状態とすることが可能である。
【0016】
これにより、「一時停止状態」の場合には、シーケンシャル点灯状態であるので、他の車両の運転者や、自転車、歩行者からも分かりやすく、また、「停車状態」の場合には、全点灯状態であるので、必要以上に目立つことなく、乗員および周辺の歩行者にとっては煩わしいものでなく、周囲の歩行者、自転車などの視界の妨げとなることがない。
【0017】
また、幾つかの実施形態では、前記車両の停止状態判定部は、前記車両のシフトレバーが、パーキング位置にあると判定した場合に、車両の停止状態を、停車状態と判定し、前記点灯状態切り替え制御部は、前記車両の停止状態判定部における停車状態の判定結果に基づいて、方向指示器の点滅状態を、シーケンシャル点灯状態から全点灯状態へと切り替え制御するように構成されていることを特徴とする。
【0018】
このように構成することによって、車両のシフトレバーが、パーキング位置にある場合には、例えば、路側帯、駐車スペースなどにおいて車両が完全に停止した状態、すなわち、「停車状態」であるので、車両の停止状態を、停車状態と判定し、この場合に、方向指示器の点滅状態を、シーケンシャル点灯状態から全点灯状態へと切り替え制御される。
【0019】
これにより、「停車状態」の場合には、全点灯状態であるので、必要以上に目立つことなく、乗員および周辺の歩行者にとっては煩わしいものでなく、周囲の歩行者、自転車などの視界の妨げとなることがない。
【0020】
また、幾つかの実施形態では、前記車両の停止状態判定部は、前記車両のシフトレバーが、ニュートラル位置にあると判定するとともに、前記車両のフットブレーキ、パーキングブレーキの少なくともいずれか一方が、ブレーキ状態にあると判定した場合であって、所定の時間が経過した場合に、車両の停止状態を、停車状態と判定し、前記点灯状態切り替え制御部は、前記車両の停止状態判定部における停車状態の判定結果に基づいて、方向指示器の点滅状態を、シーケンシャル点灯状態から全点灯状態へと切り替え制御するように構成されていることを特徴とする。
【0021】
このように構成することによって、車両のシフトレバーが、ニュートラル位置にあり、車両のフットブレーキ、パーキングブレーキの少なくともいずれか一方が、ブレーキ状態にある場合であって、所定の時間が経過した場合には、車両の発進の意思がない場合であるので、例えば、路側帯、駐車スペースなどにおいて車両が完全に停止した状態、すなわち、「停車状態」であるので、車両の停止状態を、停車状態と判定し、この場合に、方向指示器の点滅状態を、シーケンシャル点灯状態から全点灯状態へと切り替え制御される。
【0022】
これにより、「停車状態」の場合には、全点灯状態であるので、必要以上に目立つことなく、乗員および周辺の歩行者にとっては煩わしいものでなく、周囲の歩行者、自転車などの視界の妨げとなることがない。
【0023】
また、幾つかの実施形態では、前記車両の停止状態判定部は、前記車両のシフトレバーが、ドライブ位置にあると判定するとともに、前記車両のフットブレーキが、ブレーキ状態にあると判定した場合に、車両の停止状態を、一時停止状態と判定し、前記点灯状態切り替え制御部は、前記車両の停止状態判定部における一時停止状態の判定結果に基づいて、方向指示器の点滅状態を、全点灯状態からシーケンシャル点灯状態へと切り替え制御するように構成されていることを特徴とする。
【0024】
このように構成することによって、車両のシフトレバーが、ドライブ位置にあり、車両のフットブレーキが、ブレーキ状態にある場合には、例えば、信号待ち、高速道路での渋滞などにおける場合であって、車両の発進の意思がある場合であるので、車両が一時的に停止した状態、すなわち、「一時停止状態」であるので、車両の停止状態を、「一時停止状態」と判定し、この場合に、方向指示器の点滅状態を、全点灯状態からシーケンシャル点灯状態へと切り替え制御される。
【0025】
これにより、「一時停止状態」の場合には、シーケンシャル点灯状態であるので、他の車両の運転者や、自転車、歩行者からも分かりやすい。
【0026】
また、幾つかの実施形態では、前記車両の停止状態判定部は、前記車両のシフトレバーが、ニュートラル位置にあると判定するとともに、前記車両のフットブレーキ、パーキングブレーキの少なくともいずれか一方が、ブレーキ状態にあると判定した場合に、車両の停止状態を、一時停止状態と判定し、前記点灯状態切り替え制御部は、前記車両の停止状態判定部における一時停止状態の判定結果に基づいて、方向指示器の点滅状態を、全点灯状態からシーケンシャル点灯状態へと切り替え制御するように構成されていることを特徴とする。
【0027】
このように構成することによって、車両のシフトレバーが、ニュートラル位置にあり、車両のフットブレーキ、パーキングブレーキの少なくともいずれか一方が、ブレーキ状態にある場合には、例えば、信号待ち、高速道路での渋滞などにおける場合であって、車両の発進の意思がある場合であるので、車両が一時的に停止した状態、すなわち、「一時停止状態」であるので、車両の停止状態を、「一時停止状態」と判定し、この場合に、方向指示器の点滅状態を、全点灯状態からシーケンシャル点灯状態へと切り替え制御される。
【0028】
これにより、「一時停止状態」の場合には、シーケンシャル点灯状態であるので、他の車両の運転者や、自転車、歩行者からも分かりやすい。
【0029】
また、本発明の少なくとも一つの実施形態は、前述のいずれかに記載の方向指示器の点滅制御装置を備えることを特徴とする車両である。
【発明の効果】
【0030】
本発明によれば、停止状態判定部により、車両の停止状態が、停車状態か一時停止状態か否かを判定し、点灯状態切り替え制御部により、車両の停止状態の判定結果に基づいて、方向指示器の点滅状態を、停車状態の場合には、全点灯状態とし、一時停止状態の場合には、シーケンシャル点灯状態とするように切り替え制御することができる。
【0031】
従って、自動車などの車両の方向指示器の点灯制御において、車両の停止状態を、例えば、信号待ち、高速道路での渋滞などにおける「一時停止状態」か、例えば、路側帯、駐車スペースなどにおける「停車状態」か否かを判定して、「一時停止状態」の場合には、シーケンシャル点灯状態とし、停車状態の場合には、全点灯状態とすることが可能である。
【0032】
これにより、「一時停止状態」の場合には、シーケンシャル点灯状態であるので、他の車両の運転者や、自転車、歩行者からも分かりやすく、また、「停車状態」の場合には、全点灯状態であるので、必要以上に目立つことなく、乗員および周辺の歩行者にとっては煩わしいものでなく、周囲の歩行者、自転車などの視界の妨げとなることがない。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいてより詳細に説明する。
ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれらに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0035】
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
【0036】
図1は、本発明の一実施形態に係る方向指示器の点滅制御装置の概略を示す構成ブロック図である。
図1に示すように、本発明の点滅制御装置10は、例えば、自動車などの車両において、車両の方向指示器の点滅状態を制御するための方向指示器の点滅制御装置である。
【0037】
図1に示すように、方向指示器の点滅装置8は、点滅制御装置10、方向指示器30を備え、また、車両の車速を検知するための車速センサ12を備えている。車速センサ12は、入力インターフェース14を介して、方向指示器の点滅状態を制御するための点滅制御装置10の制御部16の停止状態判定部18に、検知結果が入力されるようになっている。
【0038】
また、点滅装置8は、シフトレバーの位置を検知するためのシフト位置センサ20を備えている。シフト位置センサ20は、車速センサ12と同様に、入力インターフェース14を介して、方向指示器の点滅状態を制御するための点滅制御装置10の制御部16の停止状態判定部18に、検知結果が入力されるようになっている。
【0039】
さらに、点滅装置8は、フットブレーキの状態が、ブレーキ状態にあるか否かを検知するためのフットブレーキセンサ22を備えている。フットブレーキセンサ22は、車速センサ12と同様に、入力インターフェース14を介して、方向指示器の点滅状態を制御するための点滅制御装置10の制御部16の停止状態判定部18に、検知結果が入力されるようになっている。
【0040】
また、点滅装置8は、例えば、サイドブレーキなどのパーキングブレーキの状態が、ブレーキ状態にあるか否かを検知するためのパーキングブレーキセンサ24を備えている。パーキングブレーキセンサ24は、車速センサ12と同様に、入力インターフェース14を介して、方向指示器の点滅状態を制御するための点滅制御装置10の制御部16の停止状態判定部18に、検知結果が入力されるようになっている。
【0041】
この停止状態判定部18には、後述するように、これらの車速センサ12、シフト位置センサ20、フットブレーキセンサ22、パーキングブレーキセンサ24のそれぞれの検知結果に基づいて、車両の停止状態を、停車状態か一時停止状態か否かを判定するように構成されている。
【0042】
さらに、停止状態判定部18には、点灯状態切り替え制御部26が接続されている。
そして、点灯状態切り替え制御部26は、出力インターフェース28を介して、例えば、車両のフロントの方向指示器、リアの方向指示器、サイドミラーに付設された方向指示器、タクシーなどの屋根(天井)に付設された方向指示器などの方向指示器30に接続されている。
【0043】
この点灯状態切り替え制御部26は、停止状態判定部18における停車状態か一時停止状態か否か判定結果に基づいて、後述するように、方向指示器30の点滅状態を、停車状態の場合には、全点灯状態とし、一時停止状態の場合には、シーケンシャル点灯状態とするように切り替え制御するように構成されている。
【0044】
なお、
図1に示したように、点滅制御装置10には、記憶部32が備えらえられており、予め所定のプログラムが記憶され、このプログラムに基づいて、停止状態判定部18、点灯状態切り替え制御部26において、所定の制御が行われるように構成されている。
【0045】
このように構成されることによって、自動車などの車両の方向指示器の点灯制御において、車両の停止状態を、例えば、信号待ち、高速道路での渋滞などにおける「一時停止状態」か、例えば、路側帯、駐車スペースなどにおける「停車状態」か否かを判定して、「一時停止状態」の場合には、シーケンシャル点灯状態とし、停車状態の場合には、全点灯状態とすることが可能である。
【0046】
これにより、「一時停止状態」の場合には、シーケンシャル点灯状態であるので、他の車両の運転者や、自転車、歩行者からも分かりやすく、また、「停車状態」の場合には、全点灯状態であるので、必要以上に目立つことなく、乗員および周辺の歩行者にとっては煩わしいものでなく、周囲の歩行者、自転車などの視界の妨げとなることがない。
【0047】
次に、幾つかの実施形態を
図2、3、8に示す。
図2は、本発明の方向指示器の点滅制御装置10を備えた自動車などの車両40の正面図を示している。
【0048】
図2に示したように、車両40には、ヘッドランプ42の下部に設けた方向指示器44、サイドミラー46に設けた車両の方向指示器48からなる方向指示器30が備えられている。
【0049】
これらの方向指示器44、48は、車両40の幅方向に複数の整列配置された、例えば、LEDなどのランプ44a、48aから構成されている。
そして点滅制御装置10は、
図3の制御概略図に示した車両40の運転状態に基づいて方向指示器44、48をシーケンシャル点灯及び点滅作動させる。
【0050】
基本的には、停止状態判定部18における判定結果に基づいて、点灯状態切り替え制御部26により、方向指示器30の点滅状態を、停車状態の場合には、全点灯状態(
図8(A)、(B)参照)とし、一時停止状態の場合には、シーケンシャル点灯状態(
図8(C)、(D)参照)とするように切り替え制御するように構成されている。
【0051】
なお、
図8(A)は、停車状態の場合であって、左右の方向指示器30が、全点灯状態である場合を示し、
図8(B)は、停車状態の場合であって、例えば、左側の路側帯に停車して、左側の方向指示器30が、全点灯状態である場合を示している。
【0052】
この場合、左側通行の国の仕様の車両では、
図8(B)のように、左側の方向指示器30が、全点灯状態であるが、右側通行の国の仕様の車両では、図示しないが、右側の方向指示器30が、全点灯状態となる。
【0053】
また、
図8(C)は、一時停止状態であって、左右の方向指示器30が、例えば、LEDなどのランプ30aが、
図8(C)の矢印で示したように、シーケンシャル点灯状態である場合を示し、
図8(D)は、一時停止状態であって、例えば、信号待ちなどで、一時停止状態で、左側に進む場合であって、左側の方向指示器30が、
図8(D)の矢印で示したように、シーケンシャル点灯状態である場合を示している。
【0054】
なお、図示しないが、右側に進む場合には、右側の方向指示器30が、シーケンシャル点灯状態となる。
また、「シーケンシャル点灯状態」とは、複数のLEDなどのランプが車両の幅方向内側から外側に向かって順番に所定時間の間隔で点灯していく状態をいう。「全点灯状態」とは、複数のLEDなどのランプの全てが同時に一定周期で点滅する状態をいう。
【0055】
停止状態判定部18、点灯状態切り替え制御部26においては、
図3に示したように、概略以下の様に制御される。
【0056】
(1)車両のシフトレバーが、パーキング位置にある場合。
この場合には、例えば、路側帯、駐車スペースなどにおいて車両が完全に停止した状態、すなわち、「停車状態」であるので、車両の停止状態を、停車状態と判定し、この場合に、方向指示器の点滅状態を、シーケンシャル点灯状態から全点灯状態へと切り替え制御される。
【0057】
これにより、「停車状態」の場合には、全点灯状態であるので、必要以上に目立つことなく、乗員および周辺の歩行者にとっては煩わしいものでなく、周囲の歩行者、自転車などの視界の妨げとなることがない。
【0058】
(2)車両のシフトレバーが、ニュートラル位置にあり、車両のフットブレーキ、パーキングブレーキの少なくともいずれか一方が、ブレーキ状態にある場合であって、所定の時間が経過した場合。
この場合には、信号待ちなどと違って、例えば、3分間など、所定の時間が経過した場合には、車両の発進の意思がない場合であるので、例えば、路側帯、駐車スペースなどにおいて車両が完全に停止した状態、すなわち、「停車状態」であるので、車両の停止状態を、停車状態と判定し、この場合に、方向指示器の点滅状態を、シーケンシャル点灯状態から全点灯状態へと切り替え制御される。
【0059】
これにより、「停車状態」の場合には、全点灯状態であるので、必要以上に目立つことなく、乗員および周辺の歩行者にとっては煩わしいものでなく、周囲の歩行者、自転車などの視界の妨げとなることがない。
【0060】
(3)車両のシフトレバーが、ドライブ位置にあり、車両のフットブレーキが、ブレーキ状態にある場合。
この場合には、例えば、信号待ち、高速道路での渋滞などにおける場合であって、車両の発進の意思がある場合であるので、車両が一時的に停止した状態、すなわち、「一時停止状態」であるので、車両の停止状態を、「一時停止状態」と判定し、この場合に、方向指示器の点滅状態を、全点灯状態からシーケンシャル点灯状態へと切り替え制御される。
【0061】
これにより、「一時停止状態」の場合には、シーケンシャル点灯状態であるので、他の車両の運転者や、自転車、歩行者からも分かりやすく、また、「停車状態」の場合には、全点灯状態であるので、必要以上に目立つことなく、乗員および周辺の歩行者にとっては煩わしいものでなく、周囲の歩行者、自転車などの視界の妨げとなることがない。
【0062】
(4)車両のシフトレバーが、ニュートラル位置にあり、車両のフットブレーキ、パーキングブレーキの少なくともいずれか一方が、ブレーキ状態にある場合。
この場合には、例えば、信号待ち、高速道路での渋滞などにおける場合であって、車両の発進の意思がある場合であるので、車両が一時的に停止した状態、すなわち、「一時停止状態」であるので、車両の停止状態を、「一時停止状態」と判定し、この場合に、方向指示器の点滅状態を、全点灯状態からシーケンシャル点灯状態へと切り替え制御される。
【0063】
これにより、「一時停止状態」の場合には、シーケンシャル点灯状態であるので、他の車両の運転者や、自転車、歩行者からも分かりやすく、また、「停車状態」の場合には、全点灯状態であるので、必要以上に目立つことなく、乗員および周辺の歩行者にとっては煩わしいものでなく、周囲の歩行者、自転車などの視界の妨げとなることがない。
【0064】
次に、幾つかの実施形態として上記(1)〜(4)の制御の詳細を
図4〜
図7のフローチャートに示す。これらフローチャートを基に説明する。
【0065】
(1)の制御の場合。
図4に示したように、ステップS1において、制御が開始され、ステップS2において、車速センサ12の検知結果から、車速が0(ゼロ)であるか否かが判断される。
【0066】
ステップS2において、車速が0であると判断された場合には、ステップS3に進み、シフト位置センサ20の検知結果から車両のシフトレバーが、パーキング位置にあるか否かが判断される。
【0067】
一方、ステップS2において、車速が0でないと判断された場合には、再びステップS2に進み、ステップS2において、車速センサ12に検知結果から、車速が0であるか否かが判断される。
【0068】
そして、ステップS3において、車両のシフトレバーが、パーキング位置にあると判断された場合には、ステップS4に進み、ステップS4において、停止状態判定部18により、「停車状態」と判断される。
【0069】
ステップS4において、停止状態判定部18により「停車状態」と判断された後、ステップS5において、点灯状態切り替え制御部26により方向指示器30の点滅状態を、停車状態の場合であるので、全点灯状態とされる。そして、ステップS6において、S1へのリターン処理がなされる。
【0070】
(2)の制御の場合。
図5に示したように、ステップS3において、車両のシフトレバーが、パーキング位置にないと判断された場合には、ステップS7に進み、車両のシフトレバーが、ニュートラル位置にあるか否かが判断される。
【0071】
そして、ステップS7において、車両のシフトレバーが、ニュートラル位置にあると判断された場合には、ステップS8に進み、車両のフットブレーキ、パーキングブレーキの少なくともいずれか一方が、ブレーキ状態にあるか否かが判断される。
【0072】
ステップS8において、車両のフットブレーキ、パーキングブレーキの少なくともいずれか一方が、ブレーキ状態にあると判断された場合には、ステップS9に進み、この状態が、例えば、3分間など、所定の時間が経過したか否かが判断される。
【0073】
そして、ステップS9において、所定の時間が経過したと判断された場合には、ステップS10に進み、ステップS10において、停止状態判定部18により「停車状態」と判断される。
【0074】
ステップS10において、停止状態判定部18により「停車状態」と判断された後、ステップS11において、点灯状態切り替え制御部26により方向指示器30の点滅状態を、停車状態の場合であるので、全点灯状態とされる。そして、ステップS12において、リターン処理がなされる。
【0075】
一方、ステップS
8において、
ステップS8の状態でないと判断され場合には、ステップS12において、S1へのリターン処理がなされる。
【0076】
(3)の制御の場合。
図6に示したように、ステップS7において、車両のシフトレバーが、ニュートラル位置にないと判断された場合には、ステップS13に進み、車両のシフトレバーが、ドライブ位置にあるか否かが判断される。
【0077】
そして、ステップS13において、車両のシフトレバーが、ドライブ位置にあると判断された場合には、ステップS14に進み、車両のフットブレーキが、ブレーキ状態にあるか否かが判断される。
【0078】
ステップS14において、車両のフットブレーキが、ブレーキ状態にあると判断された場合には、ステップS15に進み、ステップS15において、停止状態判定部18により「一時停止状態」と判断される。
【0079】
ステップS15おいて、停止状態判定部18により「一時停止状態」と判断された後、ステップS16において、点灯状態切り替え制御部26により方向指示器30の点滅状態を、一時停止状態の場合であるので、シーケンシャル点灯状態とされる。そして、ステップS17において、S1へのリターン処理がなされる。
【0080】
一方、ステップS13において、車両のシフトレバーが、ドライブ位置にないと判断された場合には、ステップS17において、S1へのリターン処理がなされる。
【0081】
また、ステップS14において、車両のフットブレーキが、ブレーキ状態にないと判断された場合には、ステップS17において、S1へのリターン処理がなされる。
【0082】
(4)の制御の場合。
図7に示したように、ステップS
9において、
所定の時間が経過してないと判断された場合には、ステップS18に進み、ステップS18において、停止状態判定部18により「一時停止状態」と判断される。
【0083】
ステップS18おいて、停止状態判定部18により「一時停止状態」と判断された後、ステップS19において、点灯状態切り替え制御部26により方向指示器30の点滅状態を、一時停止状態の場合であるので、シーケンシャル点灯状態とされる。そして、ステップS20において、S1へのリターン処理がなされる。
【0084】
以上、本発明の好ましい実施態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施形態では、車両として、自動車に適用したが、例えば、トロリーバス、フォークリフト、電車などその他の車両一般に適用できるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。