(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記印刷指示と、可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信したことによって前記無線通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、該印刷指示にしたがって印刷するように制御する制御手段
をさらに有する請求項1から9のいずれか一項に記載の印刷装置。
前記印刷指示と、可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信したことによって前記無線通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、前記可視光通信の送信を停止し、前記印刷指示と、前記無線通信を行っていることを示す情報を受信しない場合に、前記可視光通信の送信を停止しないように制御する通信制御手段
をさらに有する請求項1から10のいずれか一項に記載の印刷装置。
【発明を実施するための形態】
【0075】
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
【0076】
本実施の形態は、携帯端末100と印刷装置150によって構成されている。携帯端末100は、印刷装置150に対して印刷指示(印刷ジョブ、プリントジョブともいわれる)を行うものであって、印刷装置150は、携帯端末100から印刷指示を受け取って、印刷を行うものである。例えば、印刷装置150を臨時に利用しなければならない場面(出張先等の印刷装置150を1回だけ利用するような場合等)では、携帯端末100と印刷装置150間の通信を行うための設定を行うのは、煩わしいことである。本実施の形態によれば、このような場合でも、ユーザーによる操作での通信設定(少なくとも印刷指示の送信先である印刷装置150の選択操作)をすることなく、ユーザーの携帯端末100から印刷指示を行い、印刷装置150で印刷をすることができるようになる。
【0077】
携帯端末100と印刷装置150間の通信(特に、印刷装置150から携帯端末100への通信)として、可視光通信を用いる。
可視光通信とは、LED(Light Emitting Diode)などが発光する可視光の強度を変化させて変調させることによる通信をいう。例えば、標準規格として、以下のものがある。
・JEITA CP−1221/1222/1223(電子情報技術産業協会)
片方向4.8kbpsの主に照明光通信用である。
JEITA CP−1221 可視光通信システム 2007年3月
http://www.jeita.or.jp/japanese/standard/book/CP−1221
JEITA CP−1222 可視光IDシステム 2007年6月
http://www.jeita.or.jp/japanese/standard/book/CP−1222
JEITA CP−1223 可視光ビーコンシステム 2013年5月
http://www.jeita.or.jp/japanese/standard/book/CP−1223
可視光源から、簡単な情報やその可視光源に固有なID情報を放射送信させることで、ものの識別、位置情報の提供、各種案内システムの構築など様々な応用を図るものである。
・ARIB STD−T50 4.0版(電波産業会)2009年12月
下り可視光、上り赤外を用いた光LAN(赤外光LANの可視光拡張)である。
http://www.arib.or.jp/english/html/overview/doc/1−STD−T50v4_0.pdf
・IrDA「可視光通信標準規格」1.0版(可視光通信コンソーシアムとIrDAの共同) 2009年2月
IrDAの可視光通信拡張、互換性確保規格である。
・IEEE 802.15.7 (2009年1月)
規格リリース済みの可視光通信規格である。
・IEEE 802.15.SG7a
イメージセンサーを使った可視光通信規格である。
【0078】
印刷装置150から可視光通信用の発光を行い、光を当てた携帯端末100に対し、印刷装置150と通信を行うためのその印刷装置150を特定するための情報(以下、特定情報ともいう)を送信する。ここで「印刷装置150と通信を行うため」における「通信」とは、通信先を特定するための特定情報が必要な通信であって、可視光通信以外の通信をいう。例えば、WiFi(Wireless Fidelity)、近距離無線通信のブルートゥース(Bluetooth(登録商標))等の無線通信であってもよい。また「印刷装置150を特定するための特定情報」とは、通信の相手先を特定する(ペアリング等)ための情報であって、一般的には、機器の名称、アドレス等といわれるものであって、具体的には、IP(Internet Protocol)アドレス、MACアドレス(Media Access Control address)、メールアドレス、端末名等が該当する。
そして、携帯端末100は、可視光通信によって、印刷装置150からその特定情報(印刷装置150と通信を行うための印刷装置150を特定するための情報)を受信する。
次に、携帯端末100は、その特定情報にしたがって、通信(その特定情報で設定される通信であって、可視光通信以外の通信)の設定を行い、その通信を用いて印刷指示を印刷装置150に送信する。
そして、印刷装置150は、携帯端末100からその通信によって印刷指示を受信し、その印刷指示にしたがった印刷を行う。
なお、この一連の処理において、携帯端末100で、印刷指示の送信先を選択する操作を入力する必要はない。
【0079】
携帯端末100は、
図1の例に示すように、可視光通信モジュール105、通信モジュール110、通信制御モジュール115、ユーザーインタフェースモジュール120、ファイル記憶モジュール125、印刷装置リスト管理モジュール130を有している。携帯端末100は、一般的にモバイル端末ともいわれ、例えば、携帯電話(スマートフォンを含む)、ノートPC(Personal Computer)、ウェアラブル端末(例えば、腕時計型端末、メガネ型端末等)等が該当する。可視光通信(少なくとも送信用の可視光通信)ができるものであり、ユーザーの操作にしたがって印刷指示を印刷装置150に送信するものである。
【0080】
可視光通信モジュール105は、撮像モジュール107a、撮像用照明モジュール107bを有しており、通信制御モジュール115と接続されている。可視光通信モジュール105は、可視光通信(可視光通信用の受光、発光)を行う。また、撮像モジュール107a、撮像用照明モジュール107bを制御して、可視光通信を行うようにしてもよい。可視光通信モジュール105は、可視光通信によって、印刷装置150と通信を行うためのその印刷装置150を特定するための特定情報を受信する。その特定情報を通信制御モジュール115に渡す。
また、可視光通信モジュール105は、携帯端末100が有しているカメラと同じ向きに設置されていてもよい。この場合、カメラで撮影した画像をユーザーインタフェースモジュール120のディスプレイに表示させることによって、ユーザーが可視光通信の送信先(印刷装置150)を確認できるようにしてもよい。
撮像モジュール107aは、可視光通信の受光装置としての機能を有する。つまり、印刷装置150から可視光通信で送信されてきた情報を受信する。具体的には、カメラの受光部が該当する。
撮像用照明モジュール107bは、可視光通信の発光装置としての機能を有する。つまり、印刷装置150に対して、可視光通信で情報を送信する。具体的には、カメラの撮像用照明(ストロボ用照明等)が該当する。撮像モジュール107a、撮像用照明モジュール107bは、カメラの受光部、撮像用照明としての機能を有しているとともに、標準規格の可視光通信装置としての機能を有している。
通信モジュール110は、通信制御モジュール115と接続されている。通信モジュール110は、印刷装置150との間で通信(可視光通信以外の通信)を行う。通信モジュール110は、通信制御モジュール115による制御によって、可視光通信モジュール105が受信した特定情報にしたがって、通信によって印刷指示を印刷装置150に送信する。
【0081】
通信制御モジュール115は、可視光通信モジュール105、通信モジュール110、ユーザーインタフェースモジュール120、ファイル記憶モジュール125と接続されている。通信制御モジュール115は、可視光通信モジュール105を介して、可視光通信によって、印刷装置150と通信を行うためのその印刷装置150を特定するための特定情報を受信する。そして、その特定情報にしたがって、通信によって印刷指示を印刷装置150に送信するように通信モジュール110を制御する。可視光通信を用いることによって、ユーザーにとって、発信源(印刷装置150等)、受信先(携帯端末100等)、通信経路が目に見えるので、通信範囲がわかりやすい。
また、通信制御モジュール115は、通信モジュール110を制御して、印刷指示の送信先である印刷装置150を選択するユーザーの操作入力を受け付けることなく、その印刷指示を印刷装置150に送信するようにしてもよい。
【0082】
また、通信制御モジュール115は、可視光通信モジュール105を制御して、印刷装置150を特定するための特定情報の送信指示を送信してもよい。ここで、「印刷装置150を特定するための特定情報の送信指示」は、携帯端末100が印刷装置150との通信を開始するために必要な特定情報を要求する指示である。
また、通信制御モジュール115は、可視光通信モジュール105を制御して、「印刷装置150を特定するための情報」を受信した場合は、可視光通信の受信を停止するようにしてもよい。「印刷装置150を特定するための特定情報」の余分な受信を停止するためである。
また、通信制御モジュール115は、可視光通信モジュール105が、可視光通信によって、印刷装置150から印刷装置150の特性又は状態を受信した場合、その特性又は状態にしたがって、印刷指示を生成するようにしてもよい。そして、通信制御モジュール115は、通信モジュール110を制御して、その生成した印刷指示を送信するようにしてもよい。
また、通信制御モジュール115は、通信モジュール110を制御して、「可視光通信によって印刷装置150を特定するための特定情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報」と印刷指示を、印刷装置150に送信するようにしてもよい。
【0083】
ユーザーインタフェースモジュール120は、通信制御モジュール115、ファイル記憶モジュール125、印刷装置リスト管理モジュール130と接続されている。ユーザーインタフェースモジュール120は、タッチスクリーン、音声、視線、ジェスチャ、マウス、キーボード等を用いたユーザーの操作を受け付ける。ユーザーの操作として、印刷指示等がある。また、ユーザーインタフェースモジュール120は、液晶ディスプレイ、スピーカー、振動装置等によって、情報をユーザーに知らせる。また、ユーザーインタフェースモジュール120は、印刷装置150から印刷指示を受信した旨を示す情報を受信した場合は、その旨の提示を行うようにしてもよい。その提示を受けたユーザーは、可視光通信を中止する操作(可視光通信の受光の停止、可視光通信の光を携帯端末100の可視光センサー(受光センサー)からはずすこと等)を行うこととなる。
また、ユーザーインタフェースモジュール120は、可視光通信によって「印刷装置150を特定するための特定情報」を受信している場合は、ユーザーが可視光を携帯端末100に当てる動作(動作を続けることを含む)の示唆を提示するようにしてもよい。可視光通信によって印刷装置150を特定するための特定情報を受信する際に、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
ファイル記憶モジュール125は、通信制御モジュール115、ユーザーインタフェースモジュール120と接続されている。ファイル記憶モジュール125は、印刷対象となるファイルを記憶している。通信制御モジュール115は、印刷指示として、印刷対象であるファイルを含めてもよい。
【0084】
印刷装置リスト管理モジュール130は、ユーザーインタフェースモジュール120と接続されている。印刷装置リスト管理モジュール130は、ユーザーに印刷装置150を選択させるための選択リスト(印刷装置リスト)を管理する。その選択リスト内には、例えば、特定情報(人間が認識しやすいように、特定情報から抽出した印刷装置150の名称等を含めてもよい)がある。
そして、印刷装置リスト管理モジュール130は、可視光通信モジュール105で特定情報を受信した場合、無線通信の送信先として印刷装置を選択するための選択リストに受信した特定情報を追加しない。
また、印刷装置リスト管理モジュール130は、通信モジュール110で特定情報を受信した場合、選択リストに受信した特定情報を追加するようにしてもよい。つまり、可視光通信で特定情報を受信した場合は、選択リストに含めず、無線通信で特定情報を受信した場合は、選択リストに含めるようにしてもよい。可視光通信を利用する場合は、一時的な利用が主であることから、選択リストの見やすさを保ち、さらに、特定情報の漏洩を防ぐためである。一方、無線通信で特定情報を受信した場合は、継続的な利用が主であることから、今後の利便性を図るために、特定情報を選択リストに含める。
【0085】
印刷装置150は、
図1の例に示すように、可視光通信モジュール155、通信モジュール160、通信制御モジュール165、ユーザーインタフェースモジュール170、印刷制御モジュール175、ファイル記憶モジュール180、印刷モジュール185、発光制御モジュール190、接近検知モジュール195を有している。印刷装置150は、一般的に、プリンタ、プリンタ機能を有する複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等が該当する。
【0086】
可視光通信モジュール155は、撮像モジュール157a、撮像用照明モジュール157bを有しており、通信制御モジュール165、発光制御モジュール190と接続されている。可視光通信モジュール155は、携帯端末100との間で、可視光通信(可視光通信用の受光、発光)を行う。また、撮像モジュール157a、撮像用照明モジュール157bを制御して、可視光通信を行うようにしてもよい。可視光通信モジュール155は、可視光通信によって、印刷装置150と通信を行うための印刷装置150を特定するための特定情報を携帯端末100に送信する。
撮像モジュール157aとして、例えば、
図3で後述する接近検知用カメラ320又は顔撮像用カメラ340が該当する。
撮像用照明モジュール157bとして、例えば、
図3で後述する接近検知用照明330又は顔撮像用照明350が該当する。
通信モジュール160は、通信制御モジュール165と接続されている。通信モジュール160は、携帯端末100との間で通信(可視光通信以外の通信)を行う。通信モジュール160は、携帯端末100から通信によって印刷指示を受信する。その印刷指示を通信制御モジュール165に渡す。
【0087】
通信制御モジュール165は、可視光通信モジュール155、通信モジュール160、ユーザーインタフェースモジュール170、印刷制御モジュール175、ファイル記憶モジュール180と接続されている。通信制御モジュール165は、可視光通信によって、「印刷装置150を特定するための特定情報」を携帯端末100に送信するように可視光通信モジュール155を制御する。そして、通信モジュール160を介して、携帯端末100からの印刷指示を受信する。
また、通信制御モジュール165は、複数回、「印刷装置150を特定するための特定情報」を送信するようにしてもよい。印刷指示のヘッダ部分を受信できずに、可視光通信による受信が始まることがあるからである。つまり、可視光を携帯端末100の可視光センサーに当てる前に、可視光通信を始めてしまうことがあり得るからである。
また、印刷装置150が「印刷装置150を特定するための特定情報」を複数回送信した場合は、携帯端末100の通信制御モジュール115は、前回受信したものと同じであるか否かを判断し、同じである場合は、その受信を破棄するようにしてもよい。
【0088】
また、印刷装置150は、人の所在を検知する人感センサーを有していてもよい。人感センサーが人の所在を検知した場合、通信制御モジュール165は、可視光通信モジュール155に、可視光通信を開始するように制御してもよい。ここで「人の所在を検知する」には、人が近づくことを検知することを含む。例えば、人感センサーは、赤外線、超音波、可視光等が用いられる。また、これらの組み合わせ、例えば、赤外線と超音波との組み合わせを用いてもよいし、赤外線等のみであってもよい。
また、通信制御モジュール165は、携帯端末100から可視光通信によって、印刷装置150を特定するための特定情報の送信指示を受信した場合、印刷装置150は可視光通信を開始するように可視光通信モジュール155を制御してもよい。
また、通信制御モジュール165は、通信モジュール160が印刷指示を受信した場合、可視光通信のための発光を停止するように可視光通信モジュール155を制御してもよい。「印刷装置150を特定するための特定情報」の余分な送信を停止するためである。ここで「通信モジュール160が印刷指示を受信した場合」とは、印刷指示であるデータ全ての受信を完了した場合であってもよいし、印刷指示を受信したことが判明した時点であってもよい。
【0089】
また、通信制御モジュール165は、可視光通信モジュール155を制御して、可視光通信によって、印刷装置150の特性又は状態を送信するようにしてもよい。印刷装置150の特性として、例えば、使用可能な用紙サイズ、解像度、カラー又は白黒の指定可能性、片面又は両面の指定可能性等がある。印刷装置150の状態として、例えば、プリント可能、故障、用紙切れ等がある。
また、通信制御モジュール165は、印刷指示とともに、「可視光通信によって印刷装置150を特定するための特定情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報」を受信した場合に、その印刷指示にしたがって印刷するように制御してもよい。可視光通信を経て印刷指示を受け付けた場合と、可視光通信を経ずに印刷指示を受け付けた場合とを区別するためである。なお、受信しなかった場合は、受信するまで待機する等の制御をすることとなる。
【0090】
ユーザーインタフェースモジュール170は、通信制御モジュール165、印刷制御モジュール175と接続されている。ユーザーインタフェースモジュール170は、タッチスクリーン、音声、視線、ジェスチャ、マウス、キーボード等を用いたユーザーの操作を受け付ける。また、ユーザーインタフェースモジュール170は、液晶ディスプレイ、スピーカー、振動装置等によって、情報をユーザーに知らせる。
印刷制御モジュール175は、通信制御モジュール165、ユーザーインタフェースモジュール170、ファイル記憶モジュール180、印刷モジュール185と接続されている。印刷制御モジュール175は、通信制御モジュール165が受信した印刷指示にしたがって、印刷モジュール185を用いて印刷処理を行わせる。
ファイル記憶モジュール180は、通信制御モジュール165、印刷制御モジュール175と接続されている。ファイル記憶モジュール180は、通信制御モジュール165が受信した印刷指示内のファイルを記憶する。
またユーザーインタフェースモジュール170は、可視光通信によって送信する場合は、ユーザーが可視光を携帯端末100に当てる動作の示唆を提示するようにしてもよい。可視光通信によって送信する際に、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
印刷モジュール185は、印刷制御モジュール175と接続されている。印刷モジュール185は、印刷制御モジュール175の制御にしたがって、印刷処理を行う。
【0091】
接近検知モジュール195は、発光制御モジュール190と接続されている。接近検知モジュール195は、人の所在を検知する。ここでの検知対象の人は、印刷装置150を用いて印刷を行おうとしているユーザーであって、携帯端末100を所持している者である。
発光制御モジュール190は、可視光通信モジュール155、接近検知モジュール195と接続されている。発光制御モジュール190は、接近検知モジュール195が人の所在を検知した場合、低消費電力モードを維持したまま、可視光通信モジュール155による可視光通信による送信(発光)を開始するように制御する。印刷装置150には、プリントを待機している状態である低消費電力モードと、プリントが可能な状態であるプリントモード(スタンバイモードともいわれる)がある。低消費電力モードの消費電力は、プリントモードより少ない。プリントモードでは、画像形成部の予熱が行われており、画像形成部でプリントが実行可能又はプリントの実行が行われる。さらに、低消費電力モードとして、複数段階のモードがあってもよい。例えば、ヒーター部の温度を下げ、かつモーターが停止している状態である低電力モードと、主電源が切れ、最も電力を節約できる状態である自動オフモード(スリープモードともいわれる)等がある。「低消費電力モードを維持したまま」とは、プリントモード以外の状態であることをいい、例えば、前述の低電力モード、自動オフモードのいずれかであればよい。したがって、自動オフモードから低電力モードへ遷移したとしても、「低消費電力モードを維持したまま」の範疇である。また、低消費電力モードでは、ディスプレイ等を消灯することもあるが、本実施の形態では、「低消費電力モードを維持したまま」、可視光通信以外に、ディスプレイ等での表示を行うこともある。つまり、ディスプレイ等以外の部品、装置等が電力を節約している状態であればよい。したがって、ディスプレイ等が点灯したことのみをもって、低消費電力モードが解除されたとはいえない。
【0092】
ここで、可視光通信モジュール155、印刷装置リスト管理モジュール130等の機能を説明する。
可視光通信モジュール155は、無線通信の送信先として本印刷装置150を特定するための特定情報を、撮像用照明モジュール157bを用いて、携帯端末100に対して、可視光通信によって送信する。
そして、通信モジュール160は、携帯端末100から、特定情報にしたがった無線通信によって印刷指示を受信する。
【0093】
また、可視光通信モジュール155は、無線通信の送信先として本印刷装置150を特定するための特定情報を、低消費電力モードを維持したまま、携帯端末100に対して、可視光通信によって送信する。
そして、通信モジュール160は、携帯端末100から、特定情報にしたがった無線通信によって印刷指示を受信する。
【0094】
また、可視光通信モジュール155は、無線通信の送信先として本印刷装置150を特定するための特定情報を、可視光通信によって送信する。
そして、通信モジュール160は、携帯端末100から、特定情報にしたがった無線通信によって印刷指示を受信する。
接近検知モジュール195は、人の所在を検知する。
発光制御モジュール190は、接近検知モジュール195が人の所在を検知した場合、低消費電力モードを維持したまま、可視光通信モジュール155は可視光通信を開始するように可視光通信モジュール155を制御する。この場合、撮像用照明モジュール157bを用いて、可視光通信による送信を行うようにしてもよい。
また、撮像モジュール157aは、人の接近を検知するための検知用撮像装置又は顔を撮像するための顔撮像装置であってもよい。
撮像用照明モジュール157bは、検知用撮像装置又は顔撮像装置のいずれかの近傍に存在するように設置してもよい。
【0095】
また、可視光通信モジュール155は、無線通信の送信先として本印刷装置150を特定するための特定情報を、可視光通信によって携帯端末100の受光部に送信する。
そして、ユーザーインタフェースモジュール170は、可視光通信によって特定情報を携帯端末100に送信する場合は、ユーザーが可視光を携帯端末100の受光部に当てる動作の示唆を提示する。
【0096】
また、可視光通信モジュール105は、無線通信の送信先として印刷装置150を特定するための特定情報を、可視光通信によって受信する。
そして、通信モジュール110は、特定情報を、無線通信によって受信する。
そして、印刷装置リスト管理モジュール130は、可視光通信モジュール105で特定情報を受信した場合、無線通信の送信先として選択リストに受信した特定情報を追加しない。
また、印刷装置リスト管理モジュール130は、通信モジュール110で特定情報を受信した場合、選択リストに受信した特定情報を追加する。
なお、無線通信は、可視光通信を含めるものとしてもよいし、可視光通信とは異なる通信(具体的には、WiFi、ブルートゥース等)としてもよい。いずれかに限定してもよい。
【0097】
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例等を示す説明図である。
図2(a)の例に示すように、携帯端末100と印刷装置150間で可視光通信を行う。例えば、携帯端末100は、印刷装置150からの可視光通信による光を受け、「印刷装置150を特定するための特定情報」を受信する。そして、携帯端末100は、「印刷装置150を特定するための特定情報」を設定して、印刷装置150と通信可能の状態にする。前述したように、ここでの可能とする通信は、可視光通信以外の通信である。その通信を用いて、携帯端末100は、印刷装置150に印刷指示を送信する。印刷装置150は、携帯端末100から送信されてきたファイルを印刷する。ユーザーは、印刷済みの用紙を印刷装置150から取り出す。
印刷装置150の可視光通信装置は、外部(携帯端末100)から光を当てることができる領域(例えば、前面部分、上面部分)に備え付けられている。
【0098】
図2(a)の例では、携帯端末100と印刷装置150は離れているが、可視光通信が可能であれば密接していてもよい。例えば、
図2(b1)に示すように、印刷装置150の上面部分に携帯端末100の携帯端末置場220を備えてもよい。
そして、例えば、
図2(b2)に示すように、携帯端末置場220の上側面に可視光通信装置225を備えてもよい。また、携帯端末置場220の底面に可視光通信装置230を備えてもよい。可視光通信装置225は、携帯端末置場220の上側面の全面であってもよい。可視光通信装置230は、携帯端末置場220の底面の全面であってもよい。また、可視光通信装置225(可視光通信装置230)は、上側面、右側面、左側面、下側面、底面にあってもよいし、それらの全面であってもよい。携帯端末100の可視光通信装置の位置に合わせて設置すればよい。
さらに、携帯端末置場220の全体(上側面、下側面、右側面、左側面、底面)に可視光通信装置225(可視光通信装置230)を設置してもよい。携帯端末100がどのように置かれても、又は、どのような機種の携帯端末100にも対応するためである。
【0099】
一方、携帯端末100は、
図2(b3)の例に示すように、携帯端末100の側面に可視光通信装置250を備えていてもよい。また、
図2(b4)の例に示すように、カメラ260の近辺に可視光通信装置255を備えていてもよい。この場合、前述したように、可視光通信の通信相手側(印刷装置150)をカメラ260で撮影して、携帯端末100のディスプレイに表示することによって、通信相手を確認することができるようになる。また、カメラ260(撮像と発光の両方の機能を備えているカメラ260)は、可視光通信装置(受光センサー、発光装置、又はその組み合わせ)255の機能を備えていてもよい。もちろんのことながら、その場合、
図2(b4)の例に示すような可視光通信装置255は不要となり、カメラ260(撮像モジュール107aの一例)だけでよい。また、携帯端末100に備え付けられているストロボ用照明(撮像用照明モジュール107bの一例)、ディスプレイ等を可視光通信における発光装置として利用してもよい。
【0100】
図3は、印刷装置150の具体例を示す説明図である。
印刷装置150は、所在検知用センサー310、接近検知用カメラ320、接近検知用照明330、顔撮像用カメラ340、顔撮像用照明350を有している。ここで、接近検知用カメラ320又は顔撮像用カメラ340は撮像モジュール157aの一例であり、接近検知用照明330又は顔撮像用照明350は撮像用照明モジュール157bの一例である。可視光通信装置として、接近検知用カメラ320と接近検知用照明330の組み合わせ、又は顔撮像用カメラ340と顔撮像用照明350の組み合わせを用いることによって、可視光通信装置を新たに設置する必要がなくなり、コストダウンとなる。所在検知用センサー310は接近検知モジュール195の一例である。
なお、破線はカメラ(接近検知用カメラ320、顔撮像用カメラ340)の撮像範囲(検知範囲)を示しており、一点鎖線は照明(接近検知用照明330、顔撮像用照明350)の照明範囲を示している。接近検知用カメラ320と接近検知用照明330は互いに近接した位置に設置されている。同様に、顔撮像用カメラ340と顔撮像用照明350は互いに近接した位置に設置されている。接近検知用カメラ320と接近検知用照明330の組み合わせは、顔撮像用カメラ340と顔撮像用照明350の組み合わせの位置よりも低い位置に設置されている。顔撮像用カメラ340は、ユーザー390の顔を撮像するためだからである。
【0101】
接近検知用カメラ320と接近検知用照明330の組み合わせ、顔撮像用カメラ340と顔撮像用照明350の組み合わせは、いずれか一方が装備されていてもよいし、一方が他方を兼用するようにしてもよい。例えば、携帯端末100は、接近検知用照明330から可視光通信で受信し、接近検知用カメラ320に発光(返信)してもよいし、顔撮像用照明350から可視光通信で受信し、顔撮像用カメラ340に発光(返信)してもよい。
また、印刷装置150に、接近検知用カメラ320と接近検知用照明330、顔撮像用カメラ340と顔撮像用照明350が設置されている場合は、可視光通信装置として、接近検知用カメラ320と接近検知用照明330の組み合わせ、又は顔撮像用カメラ340と顔撮像用照明350の組み合わせのいずれか一方を用いるようにしてもよいし、両方の組み合わせを用いるようにしてもよい。両方の組み合わせを用いた場合は、一方の組み合わせを用いた場合よりも携帯端末100の検知範囲が広くなる。また、両方の組み合わせを用いた場合は、発光を同期させるようにしてもよい。いずれの受光装置(接近検知用カメラ320、顔撮像用カメラ340)が受光しても対応することができるようになる。この場合、携帯端末100は、接近検知用照明330から可視光通信で受信し、顔撮像用カメラ340に発光(返信)してもよいし、顔撮像用照明350から可視光通信で受信し、接近検知用カメラ320に発光(返信)してもよい。
接近検知用カメラ320は、人を撮像することにより人の接近を検知する。
顔撮像用カメラ340は、人の顔を撮像する。印刷装置150が設置されている部屋全体を撮像してもよい。
所在検知用センサー310の検知範囲は、接近検知用カメラ320の検知範囲より広く、遠くから検知できる。所在検知用センサー310は、接近検知用カメラ320や顔撮像用カメラ340より、消費電力が低い(少ない)。
【0102】
図4〜6は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。なお、ステップPとして印刷装置150の処理、ステップKとして携帯端末100の処理、ステップUとしてユーザー390の動作について説明する。
印刷装置150は以下の処理を行う。
ステップP302では、印刷装置150本体は低消費電力モードである。印刷装置150の可視光通信規格に基づく可視光通信用LEDライトの発光を停止している。
ステップU302では、ユーザーの動作として、印刷装置150の可視光通信開始用スイッチを押す、又は、印刷装置150に接近する。
【0103】
ステップP304では、人の接近を検知する。この可視光通信で送信するデータは、印刷装置150のアドレス又は端末名を含む。アドレス又は端末名は、可視光通信とは異なる無線通信(WiFi等)で通信先を示す特定情報の一例である。ステップP304では、「人の接近を検知する」の代わりに、「可視光通信開始スイッチが押されたことを検知する」でもよい。ステップP304の詳細な処理については、
図7又は
図8の例に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップP306では、印刷装置150から携帯端末100への通信として、印刷装置150のアドレス又は端末名を含む可視光を発光する。アドレス又は端末名は、WiFi無線通信で通信先を示す特定情報の一例である。例えば、IPアドレス、メールアドレス又は端末名等が該当する。
【0104】
ステップP308では、プリントジョブを受信したか否かを判断し、受信した場合はステップP316へ進み、それ以外の場合はステップP310へ進む。プリントジョブの受信とは、受信開始、又は、受信完了を意味する。
ステップP310では、予め定められた時間(例えば、5分等)が経過したか否かを判断し、経過した場合はステップP312へ進み、それ以外の場合はステップP311Aへ進む。なお、この「予め定められた時間」は、ステップP306でのアドレス等を送信した時点からの経過時間である。
ステップP311Aでは、人の離脱(印刷装置150と人との距離が閾値以上)を検知したか否かを判断し、検知した場合はステップP311Bへ進み、それ以外の場合はステップP308へ戻る。また、顔の認識を行っている場合は、ステップP304で検知した人と同一人物であるか否かによって判断してもよい。なお、ステップP310、ステップP311Aの判断処理は、いずれを先に行ってもよい。
ステップP311Bでは、「接近した人から、プリントジョブを受信しなかった」旨の表示をし、ステップP314へ進む。
【0105】
ステップP312では、「予め定められた時間が経過したが、プリントジョブを受信しなかった」旨の表示をする。
ステップP314では、可視光通信用LEDライトの発光を停止する。ステップP302に戻る。
ステップU308では、ユーザーの動作として、印刷装置150が「予め定められた時間が経過したが、プリントジョブを受信しなかった」旨の表示をした場合(ステップP312又はステップP314)、ユーザーは、このフローの最初からの処理(ステップP302等)を繰り返す。
【0106】
ステップP316では、プリントジョブを受信した場合、可視光通信用LEDライトの発光を停止する。プリントジョブを受信した場合、発光する必要がなくなるので、消費電力を減らすため、発光を停止する。また、発光を停止することで、携帯端末100のユーザーに、印刷装置150がプリントジョブを受信したことを通知することとなる。したがって、携帯端末100が「印刷装置150のアドレスを受光したことを示す、音/表示/振動」をしない場合でも、ユーザーは、可視光センサーをプリントしたい印刷装置150が発光している可視光からはずせることがわかる。印刷装置150の可視光通信用LEDとは別のコンソールパネルに受信完了を表示することを行ってもよいが、可視光通信用LEDの発光を停止させた方が、ユーザーにとって見やすくなり、また、コンソールパネルへの表示が不要になる。なお、ステップP314でも「発光を停止する」こととなるが、ステップP314では「予め定められた時間が経過した後」に発光を停止するが、このステップP316では「予め定められた時間が経過する前」(一般的には、アドレス等の送信直後)に発光を停止するので、ユーザーにとっても判別は可能である。
【0107】
ステップU310では、ユーザーの動作として、印刷装置150が可視光通信用LEDライトの発光を停止したら、ユーザーは、携帯端末100を移動させて、携帯端末100の可視光センサーを、プリントしたい印刷装置150の発光からはずす。
【0108】
ステップP318では、WiFi等でプリントジョブを受信した後の印刷装置150本体動作は、通常のWiFi経由でプリントジョブを受信した場合と同等の動作である。印刷装置150本体の低消費電力モードを解除し、プリントモードにする。プリントジョブにしたがって、プリントする。
ステップP320では、プリント終了後に、印刷装置150本体を低消費電力モードにする。そして、ステップP302に戻る。
【0109】
一方、携帯端末100は以下の処理を行う。
ステップK302では、ユーザーにより、画像ファイルアイコンが選択される。プリンタの選択操作は入力されない。
ステップK304では、「可視光通信でアドレス受信開始」アイコンがクリックされたか否かを判断し、クリックされた場合はステップK306へ進み、それ以外の場合はクリックされるまで待機する。
ステップK306では、可視光センサーを可視光通信受光モードにする。可視光通信規格に基づいた可視光の受光を開始する。
【0110】
ステップU304では、ユーザーの動作として、携帯端末100の可視光センサーを、プリントしたい印刷装置150が発光している可視光に当てる。
ステップK308では、可視光センサーが、可視光通信規格に基づく可視光を受光したか否かを判断し、受光した場合はステップK310へ進み、それ以外の場合は受光するまで待機する。
ステップK310では、受光した可視光には、印刷装置150のアドレスが含まれているか否かを判断し、含まれている場合はステップK312へ進み、それ以外の場合はステップK308へ戻る。
【0111】
ステップK312では、可視光センサーの可視光通信受光モードを解除し、可視光センサーの動作を停止する。
ステップK314では、印刷装置150のアドレスを受光したことを示す、音、表示、振動等を発生する。
ステップU306では、携帯端末100が「印刷装置150のアドレスを受光したことを示す提示処理」をしたら、ユーザーの動作として、携帯端末100を移動させて、携帯端末100の可視光センサーを、プリントしたい印刷装置150が発光している可視光からはずすことを行う。
なお、ステップK314の動作は必須ではない。ステップK314の動作があると、印刷装置150のアドレスの受光完了したことを、ユーザーが知ることができる。そして、ユーザーは、携帯端末100を印刷装置150が発光している可視光からはずすタイミングがわかることとなる。
【0112】
ステップK315では、印刷装置リスト管理モジュール130は、印刷先の選択リストに受理した印刷装置150に関する情報(特定情報)を追加しない。従来、WiFi等の無線通信で印刷装置150のアドレスや名前を受信した場合、印刷先の選択リストに印刷装置150の名前を登録していた。そして、ユーザーが印刷したい場合、印刷先の選択リストから印刷したい印刷装置150を選択することが行われていた。従来のように印刷先の選択リストに印刷装置150の名前を登録すると、印刷先の選択リストの項目数が多くなり、印刷先の選択リストから印刷先の印刷装置150を選択しづらくなる。本実施の形態のように、印刷先の選択リストに受信した印刷装置150の特定情報を追加しないならば、印刷先の印刷装置150を選択しやすくなり、使いやすくなる。
【0113】
ステップK316では、ユーザーによって選択された画像ファイルをプリントするための、プリントジョブを作成する。
ステップK318では、受信した印刷装置150のアドレス宛に、無線通信(WiFi等)を用いて、プリントジョブを送信する。プリントジョブの送信に、WiFi以外の通信を使用してもよい。例えば、Bluetooth等が該当する。
ステップK320では、携帯端末100から印刷装置150にプリントジョブを送信する。ここでは、無線通信(WiFi等)経由となる。例えば、プリント用プロトコル又はメールを用いてもよい。さらに、プリントジョブに付加的な情報として、ユーザーID、パスワードを含んでもよい。
【0114】
ステップK322では、可視光通信で受信した印刷装置150のアドレス又は端末名をメモリから削除する。なお、このステップK322は、行わなくてもよい。
本実施の形態を用いない場合(従来技術のようにWiFiのみによる通信を用いた場合)は、予めプリントジョブの送信先である印刷装置150のアドレスを携帯端末100に設定する必要があり、その設定操作はユーザーにとって困難である場合がある。そのため、一度設定した印刷装置150のアドレスを不揮発性メモリに記憶し、次回のプリントジョブ送信時に再利用していた。
本実施の形態では、可視光通信によって送信先印刷装置150のアドレスを簡単に受信できるので、一度受信した印刷装置150のアドレスを記憶し再利用する必要がない。印刷装置150のアドレスを削除することにより、携帯端末100のプリンタ選択リストに不要な印刷装置名が記憶されなくなるので、ユーザーは見やすくなると共に、印刷装置150に関する特定情報の漏洩を防ぐことができる(セキュリティが向上する)。
ステップK322では、印刷装置150のアドレス又は端末名を携帯端末100のメモリから削除している。しかし、印刷履歴(ログ)、例えば、印刷指示を行った日時、場所(携帯端末100のGPS(Global Positioning System)利用)、印刷ページ数、用紙サイズ、カラー/白黒の別等を記憶しておく。後の印刷料金の請求があった場合に、料金の確認のためである。
【0115】
図7は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
図4に例示したフローチャートのステップP304の詳細例(1)であり、印刷装置150で可視光通信開始スイッチが押されたことを検知する場合の処理である。
ステップS702では、印刷装置150は低消費電力モードである。
ステップS704では、可視光通信開始スイッチが押されたか否かを判断し、押された場合はステップS706へ進み、それ以外の場合はステップS702へ戻る。
【0116】
ステップS706では、低消費電力モードを維持したままである。可視光発光モードにし、可視光通信用LED照明の発光をして可視光通信の送信をする。
ステップS708では、ユーザーIDとパスワードの入力を待つ。ユーザーIDとパスワードが入力されたら、予め登録されているユーザーIDとパスワードと比較し、ユーザー認証をする。
ステップS710では、ユーザーの認証ができたか否かを判断し、できた場合はステップP304へ戻り(ステップS799)、それ以外の場合はステップS708へ戻る。
【0117】
図8は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
図4に例示したフローチャートのステップP304の詳細例(2)であり、印刷装置150が人の接近を検知する場合の処理である。
ステップS802では、印刷装置150は低消費電力モードである。所在検知用センサー310で、物(人を含む)が所在検知用センサー310の検知範囲内に入ったことを検知する。
ステップS804では、所在検知用センサー310が、検知したか否かを判断し、検知した場合はステップS806へ進み、それ以外の場合はステップS802へ戻る。
【0118】
ステップS806では、印刷装置150は低消費電力モードを維持したままである。接近検知用照明330を点灯させる。可視光発光モードにし、可視光通信用LED照明の発光をして可視光通信の送信をする。この場合、接近検知用照明330を用いて可視光通信の送信をしてもよい。
低消費電力モードを維持したまま、可視光発光モードにしているのは、次の理由からである。
可視光発光モードで可視光を発光した後で、ただちにユーザーがプリントジョブを印刷装置150に送信するとは限らない。ユーザーがプリントジョブを送信しない場合や、プリントジョブを送信するまでに時間がかかる場合がある。そのような場合、可視光発光モードにする際に、低消費電力モードを維持せずにプリントモードにしてしまうと、無駄にプリントモードにすることになり、消費電力が多くなる。低消費電力モードを維持したまま、可視光発光モードにすることにより、消費電力を減らすことができる。
【0119】
ステップS808では、印刷装置150は低消費電力モードである。接近検知用カメラ320で人を撮像する。撮像した動画像を解析し、人がだんだん印刷装置150に近づいて距離A以内になったら、人の接近を検知したと判断する。また、人がだんだん印刷装置150から遠くなり距離B以上になったら、人の離脱を検知したと判断する。
人の接近を検知する距離Aと離脱を検知する距離Bは、同じでもよいし異なっていてもよい。閾値としての距離Bは距離Aよりも長い方がよりよい。例えば、人が印刷装置150に接近して印刷装置150が可視光を発光した後で、ユーザーはその位置から違う位置(例えば、一歩下がった位置、可視光発光部・受光部の正面の位置等)で可視光の受光やプリントジョブの送信を行うことがあり、そのような場合(特に、遠ざかる位置に移動した場合)でも可視光通信の受信とプリントジョブの送信を確実に実行できるようになる。
また、人の所在を検知した後は、人の所在を検知する距離を異ならせてもよい。例えば、検知後の距離Dは検知前の距離Cよりも長くしてもよい。可視光通信で印刷指示を行うことを見た他の人が印刷指示を行う場合、遠い位置から印刷指示を行うことがあり、そのような場合でも印刷指示を確実にできるようになる。なお、1回目の印刷指示があった後から予め定められた期間内を距離Dとし、その後は距離Cに戻すようにしてもよい。また、その期間内に次の印刷指示があった場合は、期間を初期化してもよい。つまり、その期間内に複数の印刷指示があった場合は、最後の印刷指示があった後から予め定められた期間内を距離Dとし、その後は距離Cに戻すようにしてもよい。
なお、閾値として距離(距離A、距離B、距離C、距離D)を用いて説明したが、センサーの感度を閾値としてもよい。例えば、遠くの人の所在を検知可能とするようにセンサーの感度を設定すること、近くの人しか検知できないようにセンサーの感度を設定すること、としてもよい。
【0120】
ステップS810では、人の接近又は離脱を検知したか否かを判断し、離脱を検知しない、かつ、接近を検知しない場合はステップS808へ戻り、離脱を検知した場合はステップS812へ進み、接近を検知した場合はステップS814へ進む。
ステップS812では、低消費電力モードを維持したままである。接近検知用照明330を消灯させる。可視光発光モードを解除し、可視光通信用LED照明を消灯し可視光通信の送信を停止する。
ステップS814では、低消費電力モードを維持したままである。顔撮像用照明350を点灯させる。可視光発光モードにし、可視光通信用LED照明の発光をして可視光通信の送信をする。顔撮像用照明350を用いて可視光通信の送信をしてもよい。
ステップS816では、低消費電力モードを維持したままである。撮像した顔画像と、予め登録されているユーザーの顔画像と比較することによってユーザーの認証をする。
ステップS818では、ユーザーの認証ができたか否かを判断し、できた場合はステップP304へ戻り(ステップS899)、それ以外の場合はステップS814へ戻る。
【0121】
図10は、本実施の形態(携帯端末100)による処理例を示す説明図である。具体的には、フローチャートのステップK302、ステップK304における表示例である。
携帯端末100は、ディスプレイ600を有している。
図10の例は、ディスプレイ600に表示している内容を示している。
ディスプレイ600は、3つの領域として、画像表示領域610、コマンド表示領域620、メッセージ表示領域630を有している。
画像表示領域610には、画像Aアイコン612、画像Bアイコン614、画像Cアイコン616、画像Dアイコン618を表示する。
コマンド表示領域620には、「可視光でプリンタアドレスを受光し、WiFiで印刷ジョブを送信」アイコン622、「可視光でプリンタアドレスを受光し、Bluetoothで印刷ジョブを送信」アイコン624を表示する。
メッセージ表示領域630には、メッセージを表示する。メッセージ表示領域630には、例えば「印刷したい画像を選択し、コマンドをクリックしてください。」と表示する。
図10の例では、画像Aアイコン612と画像Bアイコン614が選択されたことを示している。この後、「可視光でプリンタアドレスを受光し、WiFiで印刷ジョブを送信」アイコン622又は「可視光でプリンタアドレスを受光し、Bluetoothで印刷ジョブを送信」アイコン624がクリックされると、フローチャートのステップK304の「Yes」に移動する。
【0122】
図11は、本実施の形態(携帯端末100)による処理例を示す説明図である。具体的には、フローチャートのステップK306、ステップU304における表示例である。
「可視光でプリンタアドレスを受光し、WiFiで印刷ジョブを送信」アイコン622が、ユーザーの選択によって選択されている。
メッセージ表示領域630には、例えば「カメラの受光部をプリンタが発光している可視光に当ててください。」と表示する。この表示により、ユーザーは実施すべき動作(具体的には、カメラの受光部を携帯端末100からの光に当てる動作)がわかりやすくなる。なお、ここでの「カメラの受光部」は可視光センサーを意味する。ユーザーは、可視光センサーを、プリントしたい印刷装置150が発光している可視光に当てる動作を行うこととなる。
【0123】
図12は、本実施の形態(携帯端末100)による処理例を示す説明図である。具体的には、フローチャートのステップK308からステップK314、ステップU306における表示例である。
「可視光でプリンタアドレスを受光し、WiFiで印刷ジョブを送信」アイコン622が、ユーザーの選択によって選択されている。
メッセージ表示領域630には、例えば「プリンタのアドレスの受光を完了しました。カメラの受光部を可視光に当てることを終了してください。」と表示する。なお、ここでの「カメラの受光部」は可視光センサーを意味する。
印刷装置150のアドレスの受光を完了した場合、ユーザーが実施すべき動作を、メッセージ表示領域630に表示する。この表示により、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
【0124】
図13は、本実施の形態(携帯端末100)による処理例を示す説明図である。具体的には、フローチャートのステップK316、ステップK318における表示例である。
「可視光でプリンタアドレスを受光し、WiFiで印刷ジョブを送信」アイコン622が、ユーザーの選択によって選択されている。
メッセージ表示領域630には、例えば「WiFiで印刷ジョブを送信しています。」と表示する。
これらのステップでは、受信した印刷装置150のアドレス宛に、無線通信(WiFi等)を用いて、プリントジョブを送信する。「可視光でプリンタアドレスを受光し、Bluetoothで印刷ジョブを送信」アイコン624が選択された場合、「Bluetoothで印刷ジョブを送信しています。」と表示する。
【0125】
図14は、本実施の形態(携帯端末100)による処理例を示す説明図である。具体的には、フローチャートのステップK322における表示例である。
「可視光でプリンタアドレスを受光し、WiFiで印刷ジョブを送信」アイコン622が、ユーザーの選択によって選択されている。
メッセージ表示領域630には、例えば「印刷ジョブの送信を完了しました。」と表示する。ユーザーは、印刷装置150でのプリントアウトを待てばよいことになる。
【0126】
図15は、本実施の形態(印刷装置150)による処理例を示す説明図である。具体的には、フローチャートのステップU302、ステップP304における表示例である。
表示装置1100は、ディスプレイ1110を有している。
ディスプレイ1110は、コマンド表示領域1120、メッセージ表示領域1140を有している。
コマンド表示領域1120には、コピーアイコン1122、FAXアイコン1124、スキャンアイコン1126、ジョブ管理アイコン1128、ユーザー管理アイコン1130、「可視光でアドレスを発光」アイコン1132を表示する。
メッセージ表示領域1140には、メッセージを表示する。
「可視光でアドレスを発光」アイコン1132が、ユーザーの選択によって選択されている。
メッセージ表示領域1140には、例えば「可視光でアドレスを発光中です。携帯端末のカメラの受光部を可視光に当ててください。印刷ジョブの受信待ち状態です。」と表示する。
なお、
図15の例は、印刷装置150に可視光通信開始用アイコン(「可視光でアドレスを発光」アイコン1132に相当)がある場合に、そのアイコンが選択された後の画面を示している。
図15の例では、印刷装置150が可視光通信規格に基づき発光している。ユーザーが実施すべき動作を、メッセージ表示領域1140に表示する。この表示により、ユーザーは実施すべき動作(具体的には、カメラの受光部を携帯端末100からの光に当てる動作)がわかりやすくなる。
【0127】
図16は、本実施の形態(印刷装置150)による処理例を示す説明図である。具体的には、フローチャートのステップU302、ステップP304(なお、
図16、
図17の例を用いて後述するステップP1504、ステップP1604)における表示例である。つまり、「可視光でアドレスを発光」アイコン1132の表示を行わずに、人の接近を検知した場合、携帯端末100がアドレス発光のための指示を含む発光を行い、それを印刷装置150が受光した場合における表示例である。
コマンド表示領域1120には、コピーアイコン1122、FAXアイコン1124、スキャンアイコン1126、ジョブ管理アイコン1128、ユーザー管理アイコン1130を表示する。
メッセージ表示領域1140には、例えば「可視光でアドレスを発光中です。携帯端末のカメラの受光部を可視光に当ててください。印刷ジョブの受信待ち状態です。」と表示する。
印刷装置150の可視光通信開始の指示が不要の場合や、常に発光している場合は、「可視光でアドレスを発光」アイコン1132を表示していない。印刷装置150が可視光通信規格に基づき発光している場合、ユーザーが実施すべき動作を、メッセージ表示領域1140に表示する。この表示により、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
【0128】
図17は、本実施の形態(印刷装置150)による処理例を示す説明図である。具体的には、フローチャートのステップP316における表示例である。
メッセージ表示領域1140には、例えば「印刷ジョブの受信を完了しました。携帯端末のカメラの受光部を可視光に当てることを終了してください。」と表示する。
印刷ジョブの受信を完了した場合、可視光通信用LEDライトの発光を停止する。
なお、「可視光でアドレスを発光」アイコン1132を表示している場合、そのアイコンを選択された状態から元の状態(選択されていない状態)に戻す。
ユーザーが実施すべき動作を、メッセージ表示領域1140に表示する。この表示により、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
【0129】
図18は、本実施の形態(印刷装置150)による処理例を示す説明図である。具体的には、フローチャートのステップP318における表示例である。
メッセージ表示領域1140には、例えば「ジョブを印刷しています。」と表示する。プリントジョブにしたがって印刷中であることを示している。なお、そのプリントジョブの印刷を完了した場合、「ジョブの印刷を完了しました。」と表示する。
【0130】
図19は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
図4に例示のフローチャートのステップP302、P304を
図19に例示のステップP1702に入れ替えてもよい。
ステップP1702では、可視光通信用LEDライトは、常に発光させる。この可視光は、印刷装置150のアドレス又は端末名を含む。ここでも、低消費電力モードを維持したまま、発光させてもよい。
この場合、人のスイッチ操作が不要になる、印刷装置150に人が接近しなくてもプリントジョブを送信可能になる、又は、携帯端末100からアドレス発光のための指示を含む可視光の発光処理が不要になる。ステップP302、P304等の場合に比べて、消費電力が増えるが、許容できる範囲である。
【0131】
図20は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
図4に例示のフローチャートのステップK304、K306を
図20に例示のステップK1804に入れ替えてもよい。
ステップK304、ステップK306は、「可視光通信でアドレス受信開始」アイコンがクリックされた後に、可視光受光を開始する場合のフローである。
一方、このステップK1804では、常に可視光センサーを動作させて、可視光通信を受光させる。受光は、発光に比較して電力使用が少ないためである。この場合、「可視光通信でアドレス受信開始」アイコン(具体的には、
図10等に例示した「可視光でプリンタアドレスを受光し、WiFiで印刷ジョブを送信」アイコン622又は「可視光でプリンタアドレスを受光し、Bluetoothで印刷ジョブを送信」アイコン624)がクリックされるのを待つことが不要になる。つまり、ユーザーの「可視光通信でアドレス受信開始」アイコンの「クリック」動作が不要になる。ユーザーは、画像ファイルアイコンを選択し、印刷装置150が発光している可視光を携帯端末100で受光するだけで、選択した画像ファイルをプリントすることができる。
【0132】
図21は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
図4に例示のフローチャートのステップP306を
図21に例示のステップP1906に入れ替えてもよい。
ステップP1906では、印刷装置150が携帯端末100に、印刷装置150のアドレス又は端末名を含む可視光を発光する。アドレス又は端末名は、WiFi無線通信で通信先を示す特定情報の一例である。例えば、IPアドレス、メールアドレス又は端末名等が該当する。さらに、可視光には、印刷装置150のプリント特性(使用可能な用紙サイズ、解像度、カラー/白黒、片面/両面等)や状態(プリント可能、故障等)を含めるようにしてもよい。
【0133】
図22は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
図5に例示のフローチャートのステップK312を
図22に例示のステップK2012に入れ替えてもよい。
ステップK2012では、常に可視光センサーを動作させる。
この場合、ステップK312の、「センサーの動作を停止する」動作が不要になる。
【0134】
図23は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
図5に例示のフローチャートのステップK316を
図23に例示のステップK2116に入れ替えてもよい。
ステップK2116では、ステップP1906で、可視光が、印刷装置150のプリント特性(使用可能な用紙サイズ、解像度等)を含んでいる場合、そのプリント特性に合わせた画像処理等(例えば、用紙の選択指示、画像の拡大縮小、カラー画像から白黒への変換処理等)を行い、プリントジョブを作成する。
【0135】
図24は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
図5に例示のフローチャートのステップK320を
図24に例示のステップK2220、
図5に例示のフローチャートのステップP308を
図24に例示のステップP2208に入れ替えてもよい。
ステップK2220では、携帯端末100から印刷装置150への通信として、この可視光通信フローに基づくプリントジョブであることを示す情報(「可視光通信によって印刷装置150を特定するための特定情報を受信したことによって通信(ステップK2220の通信)を行っていることを示す情報」)を含める。
ステップP2208では、可視光通信フローに基づくプリントジョブを受信したかを判断し、受信した場合はステップP316へ進み、それ以外の場合はステップP310へ進む。
ステップP310では、予め定められた時間(例えば、5分等)が経過したか否かを判断し、経過した場合はステップP312へ進み、それ以外の場合はステップP311Aへ進む。
ステップP311Aでは、人の離脱(印刷装置150と人との距離が閾値以上)を検知したか否かを判断し、検知した場合はステップP311Bへ進み、それ以外の場合はステップP2208へ戻る。また、顔の認識を行っている場合は、ステップP304で検知した人と同一人物であるか否かによって判断してもよい。なお、ステップP310、ステップP311Aの判断処理は、いずれを先に行ってもよい。
【0136】
ステップP2208の処理を行わない場合、この可視光通信フローと無関係なプリントジョブをWiFi等で受信した場合でも、印刷装置150は発光を停止してしまい、このフローを終了してしまうので、ユーザーは再度このフローを開始しなければならないこととなってしまう。
ステップP2208の処理を行う場合、この可視光通信フローを経ない無関係なプリントジョブを受信しても、フローを終了しない。印刷装置150は、可視光通信フローに基づくプリントジョブを受信するまで待つ。したがって、ユーザーの期待通りに動作することとなる。なお、待機している間に、この可視光通信フローを経ない無関係なプリントジョブにしたがって、プリントを行うようにしてもよい。
【0137】
図25を参照して、本実施の形態の携帯端末100、印刷装置150のハードウェア構成例について説明する。
図25に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等によって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部2517と、プリンタ等のデータ出力部2518を備えたハードウェア構成例を示している。なお、携帯端末100では、データ読み取り部2517と、データ出力部2518を不要としてもよい。
【0138】
CPU(Central Processing Unit)2501は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、可視光通信モジュール105、通信モジュール110、通信制御モジュール115、ユーザーインタフェースモジュール120、印刷装置リスト管理モジュール130、可視光通信モジュール155、通信モジュール160、通信制御モジュール165、ユーザーインタフェースモジュール170、印刷制御モジュール175、印刷モジュール185、発光制御モジュール190、接近検知モジュール195等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
【0139】
ROM(Read Only Memory)2502は、CPU2501が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)2503は、CPU2501の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス2504により相互に接続されている。
【0140】
ホストバス2504は、ブリッジ2505を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス2506に接続されている。
【0141】
キーボード2508、マウス等のポインティングデバイス2509は、操作者により操作されるデバイスである。ディスプレイ2510は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等があり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。また、ポインティングデバイス2509とディスプレイ2510の両方の機能を備えているタッチスクリーン等であってもよい。
【0142】
HDD(Hard Disk Drive)2511は、ハードディスク(フラッシュメモリ等であってもよい)を内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU2501によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクは、ファイル記憶モジュール125、ファイル記憶モジュール180等としての機能を実現させる。さらに、その他の各種データ、各種コンピュータ・プログラム等が格納される。
【0143】
ドライブ2512は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体2513に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース2507、外部バス2506、ブリッジ2505、及びホストバス2504を介して接続されているRAM2503に供給する。なお、リムーバブル記録媒体2513も、データ記録領域として利用可能である。
【0144】
接続ポート2514は、外部接続機器2515を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート2514は、インタフェース2507、及び外部バス2506、ブリッジ2505、ホストバス2504等を介してCPU2501等に接続されている。通信部2516は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。ここでの通信として、前述したように、可視光通信、可視光通信以外の無線通信等が含まれる。データ読み取り部2517は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部2518は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
【0145】
なお、
図25に示す携帯端末100、印刷装置150のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、
図25に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに
図25に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
【0146】
また、前述の実施の形態の説明内での比較処理において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
【0147】
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分又は全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
【0148】
なお、本実施の形態の可視光通信で使用する可視光は、天井の照明のような拡散した可視光でもよく、また、懐中電灯のような収束した可視光でもよい。収束した可視光を使用する場合、拡散した可視光を使用する場合と比較して、希望する送信先だけに可視光を当てることが容易になり、ユーザーが使いやすくなる。
【0149】
前述の実施の形態は以下のように把握してもよい。そして、もちろんのことながら、これらと組み合わせてもよい。
[A1]第2の通信の送信先として本画像出力装置を特定するための情報を、可視光通信によって送信する送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記情報にしたがった前記第2の通信によって印刷指示を受信する受信手段
を有し、
前記受信手段が印刷指示を受信した場合、前記送信手段は、可視光通信のための発光を停止する、
画像出力装置。
【0150】
[A2]人の所在を検知する検知手段
をさらに有し、
人の所在を検知した場合、前記送信手段は可視光通信を開始する、
[A1]に記載の画像出力装置。
【0151】
[A3]前記携帯情報処理装置から可視光通信によって、本画像出力装置を特定するための情報の送信指示を受信した場合、前記送信手段は可視光通信を開始する、
[A1]又は[A2]に記載の画像出力装置。
【0152】
[A4]前記送信手段は、可視光通信によって、本画像出力装置の特性又は状態を送信する、
[A1]から[A3]のいずれか一項に記載の画像出力装置。
【0153】
[A5]前記印刷指示とともに、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって前記第2の通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、該印刷指示にしたがって印刷するように制御する制御手段
をさらに有する[A1]から[A4]のいずれか一項に記載の画像出力装置。
【0154】
[A6]前記可視光通信によって送信する場合は、ユーザーが可視光を携帯情報処理装置に当てる動作の示唆を提示する提示手段
をさらに有する[A1]から[A5]のいずれか一項に記載の画像出力装置。
【0155】
[A7]第2の通信の送信先として本画像出力装置を特定するための情報を、可視光通信によって送信する送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記情報にしたがった前記第2の通信によって印刷指示を受信する受信手段と、
前記印刷指示とともに、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって前記第2の通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、前記可視光通信の送信を停止し、前記印刷指示とともに、前記第2の通信を行っていることを示す情報を受信しない場合に、前記可視光通信の送信を停止しないように制御する制御手段
を有する画像出力装置。
【0156】
[A8]第2の通信の送信先として画像出力装置を特定するための情報を、可視光通信によって受信する第1の受信手段と、
前記情報にしたがって、前記第2の通信によって印刷指示を前記画像出力装置に送信する第1の送信手段
を有する携帯情報処理装置と、
前記第2の通信の送信先として本画像出力装置を特定するための情報を、可視光通信によって送信する第2の送信手段と、
前記携帯情報処理装置から、前記情報にしたがった前記第2の通信によって印刷指示を受信する第2の受信手段
を有し、
前記第2の受信手段が印刷指示を受信した場合、前記第2の送信手段は、可視光通信のための発光を停止する、
画像出力装置
を具備する画像出力システム。
【0157】
[A9]前記第1の送信手段は、
前記印刷指示の送信先である前記画像出力装置を選択する操作を受け付けることなく、該印刷指示を前記画像出力装置に送信する、
[A8]に記載の画像出力システム。
【0158】
[A10]前記第1の受信手段は、前記情報を受信した場合は、可視光通信の受信を停止する、
[A8]又は[A9]に記載の画像出力システム。
【0159】
[A11]前記第2の送信手段は、可視光通信によって、前記画像出力装置の特性又は状態を送信し、
前記携帯情報処理装置は、
前記第1の受信手段が、可視光通信によって、前記画像出力装置から該画像出力装置の特性又は状態を受信した場合、該特性又は状態にしたがって、前記印刷指示を生成する生成手段
をさらに有し、
前記第1の送信手段は、前記生成手段によって生成された前記印刷指示を送信する、
[A8]から[A10]のいずれか一項に記載の画像出力システム。
【0160】
[A12]前記第1の送信手段は、可視光通信によって前記画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって前記第2の通信を行っていることを示す情報を前記印刷指示とともに送信する、
[A8]から[A11]のいずれか一項に記載の画像出力システム。
【0161】
[A13]前記携帯情報処理装置は、
前記可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信している場合は、ユーザーが可視光を携帯情報処理装置に当てる動作の示唆を提示する提示手段
をさらに有する[A8]から[A12]のいずれか一項に記載の画像出力システム。
【0162】
[A14]前記携帯情報処理装置は、
前記第1の送信手段による送信の後に、前記第1の受信手段によって受信した画像出力装置を特定するための情報を削除する削除手段
をさらに有する[A8]から[A13]のいずれか一項に記載の画像出力システム。
【0163】
[A15]前記第1の送信手段は、可視光通信によって前記画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって前記第2の通信を行っていることを示す情報を前記印刷指示とともに送信する、
[A8]から[A14]のいずれか一項に記載の画像出力システム。
【0164】
[A16]送信手段を有する画像出力装置に含まれているコンピュータに、
第2の通信の送信先として本画像出力装置を特定するための情報を、前記送信手段から可視光通信によって送信することと、
携帯情報処理装置から、前記情報にしたがった前記第2の通信によって印刷指示を受信することと、
前記印刷指示を受信した場合、前記可視光通信のための発光を停止させること
を実行させるための画像処理プログラム。
【0165】
[A17]送信手段を有する画像出力装置に含まれているコンピュータに、
第2の通信の送信先として本画像出力装置を特定するための情報を、前記送信手段から可視光通信によって送信することと、
携帯情報処理装置から、前記情報にしたがった前記第2の通信によって印刷指示を受信することと、
前記印刷指示とともに、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって前記第2の通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、前記可視光通信の送信を停止し、前記印刷指示とともに、前記第2の通信を行っていることを示す情報を受信しない場合に、前記可視光通信の送信を停止しないように制御すること
を実行させるための画像処理プログラム。
【0166】
そして、前述の発明は、以下の効果を有する。
[A1]の画像出力装置によれば、可視光通信によって、画像出力装置を特定するための情報を受信することができる。また、印刷指示を受信した場合、可視光通信のための発光を停止することができる。
【0167】
[A2]の画像出力装置によれば、人の所在を検知した場合、可視光通信を開始することができる。
【0168】
[A3]の画像出力装置によれば、携帯情報処理装置から可視光通信によって、本画像出力装置を特定するための情報の送信指示を受信した場合、可視光通信を開始することができる。
【0169】
[A4]の画像出力装置によれば、可視光通信によって、本画像出力装置の特性又は状態を送信することができる。
【0170】
[A5]の画像出力装置によれば、印刷指示とともに、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、その印刷指示にしたがって印刷するように制御することができる。
【0171】
[A6]の画像出力装置によれば、可視光通信によって送信する際に、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
【0172】
[A7]の画像出力装置によれば、印刷指示とともに、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、可視光通信の送信を停止し、印刷指示とともに、通信を行っていることを示す情報を受信しない場合に、可視光通信の送信を停止しないように制御することができる。
【0173】
[A8]の画像出力システムによれば、可視光通信によって、画像出力装置を特定するための情報を受信することができる。また、印刷指示を受信した場合、可視光通信のための発光を停止することができる。
【0174】
[A9]の画像出力システムによれば、画像出力装置を選択する操作を受け付けることなく、印刷指示を画像出力装置に送信することができる。
【0175】
[A10]の画像出力システムによれば、情報を受信した場合は、可視光通信の受信を停止することができる。
【0176】
[A11]の画像出力システムによれば、画像出力装置の特性又は状態にしたがって、印刷指示を生成することができる。
【0177】
[A12]の画像出力システムによれば、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報を印刷指示とともに送信することができる。
【0178】
[A13]の画像出力システムによれば、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信する際に、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
【0179】
[A14]の画像出力システムによれば、第1の送信手段による送信の後に、第1の受信手段によって受信した画像出力装置を特定するための情報を削除することができる。
【0180】
[A15]の画像出力システムによれば、第1の送信手段は、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報を印刷指示とともに送信することができる。
【0181】
[A16]の画像処理プログラムによれば、可視光通信によって、画像出力装置を特定するための情報を受信することができる。また、印刷指示を受信した場合、可視光通信のための発光を停止することができる。
【0182】
[A17]の画像処理プログラムによれば、印刷指示とともに、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、可視光通信の送信を停止し、印刷指示とともに、通信を行っていることを示す情報を受信しない場合に、可視光通信の送信を停止しないように制御することができる。
【0183】
また、前述の実施の形態は以下のように把握してもよい。
[B1]第2の通信の送信先として本画像出力装置を特定するための情報を、可視光通信によって送信する送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記情報にしたがった前記第2の通信によって印刷指示を受信する受信手段と、
予め定められた時間内に前記印刷指示を受信しなかった場合、前記可視光通信の動作を停止させ、印刷指示を受けなかった旨を提示する提示手段
を有する画像出力装置。
【0184】
[B2]人の所在を検知する検知手段
をさらに有し、
人の所在を検知した場合、前記送信手段は可視光通信を開始する、
[B1]に記載の画像出力装置。
【0185】
[B3]前記携帯情報処理装置から可視光通信によって、本画像出力装置を特定するための情報の送信指示を受信した場合、前記送信手段は可視光通信を開始する、
[B1]又は[B2]に記載の画像出力装置。
【0186】
[B4]前記送信手段は、可視光通信によって、本画像出力装置の特性又は状態を送信する、
[B1]から[B3]のいずれか一項に記載の画像出力装置。
【0187】
[B5]前記印刷指示とともに、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって前記第2の通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、該印刷指示にしたがって印刷するように制御する制御手段
をさらに有する[B1]から[B4]のいずれか一項に記載の画像出力装置。
【0188】
[B6]前記可視光通信によって送信する場合は、ユーザーが可視光を携帯情報処理装置に当てる動作の示唆を提示する提示手段
をさらに有する[B1]から[B5]のいずれか一項に記載の画像出力装置。
【0189】
[B7]前記印刷指示とともに、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって前記第2の通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、前記可視光通信の送信を停止し、前記印刷指示とともに、前記第2の通信を行っていることを示す情報を受信しない場合に、前記可視光通信の送信を停止しないように制御する制御手段
をさらに有する[B1]から[B6]のいずれか一項に記載の画像出力装置。
【0190】
[B8]第2の通信の送信先として画像出力装置を特定するための情報を、可視光通信によって受信する第1の受信手段と、
前記情報にしたがって、前記第2の通信によって印刷指示を前記画像出力装置に送信する第1の送信手段
を有する携帯情報処理装置と、
第2の通信の送信先として本画像出力装置を特定するための情報を、可視光通信によって送信する第2の送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記情報にしたがった前記第2の通信によって印刷指示を受信する第2の受信手段と、
予め定められた時間内に前記印刷指示を受信しなかった場合、前記可視光通信の動作を停止させ、印刷指示を受けなかった旨を提示する提示手段
を有する画像出力装置
を具備する画像出力システム。
【0191】
[B9]前記第1の送信手段は、
前記印刷指示の送信先である前記画像出力装置を選択する操作を受け付けることなく、該印刷指示を前記画像出力装置に送信する、
[B8]に記載の画像出力システム。
【0192】
[B10]前記第1の受信手段は、前記情報を受信した場合は、可視光通信の受信を停止する、
[B8]又は[B9]に記載の画像出力システム。
【0193】
[B11]前記第2の送信手段は、可視光通信によって、前記画像出力装置の特性又は状態を送信し、
前記携帯情報処理装置は、
前記第1の受信手段が、可視光通信によって、前記画像出力装置から該画像出力装置の特性又は状態を受信した場合、該特性又は状態にしたがって、前記印刷指示を生成する生成手段
をさらに有し、
前記第1の送信手段は、前記生成手段によって生成された前記印刷指示を送信する、
[B8]から[B10]のいずれか一項に記載の画像出力システム。
【0194】
[B12]前記第1の送信手段は、可視光通信によって前記画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって前記第2の通信を行っていることを示す情報を前記印刷指示とともに送信する、
[B8]から[B11]のいずれか一項に記載の画像出力システム。
【0195】
[B13]前記携帯情報処理装置は、
前記可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信している場合は、ユーザーが可視光を携帯情報処理装置に当てる動作の示唆を提示する提示手段
をさらに有する[B8]から[B12]のいずれか一項に記載の画像出力システム。
【0196】
[B14]前記携帯情報処理装置は、
前記第1の送信手段による送信の後に、前記第1の受信手段によって受信した画像出力装置を特定するための情報を削除する削除手段
をさらに有する[B8]から[B13]のいずれか一項に記載の画像出力システム。
【0197】
[B15]前記第1の送信手段は、可視光通信によって前記画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって前記第2の通信を行っていることを示す情報を前記印刷指示とともに送信する、
[B8]から[B14]のいずれか一項に記載の画像出力システム。
【0198】
[B16]送信手段と提示手段とを有する画像出力装置に含まれているコンピュータに、
第2の通信の送信先として本画像出力装置を特定するための情報を、前記送信手段から可視光通信によって送信させることと、
携帯情報処理装置から、前記情報にしたがった前記第2の通信によって印刷指示を受信することと、
予め定められた時間内に前記印刷指示を受信しなかった場合、前記可視光通信の動作を停止させ、前記提示手段に印刷指示を受けなかった旨を提示させること
を実行させるための画像処理プログラム。
【0199】
そして、前述の発明は、以下の効果を有する。
[B1]の画像出力装置によれば、可視光通信によって、本画像出力装置と通信を行うための画像出力装置を特定するための情報を送信することができる。
【0200】
[B2]の画像出力装置によれば、人の所在を検知した場合、可視光通信を開始することができる。
【0201】
[B3]の画像出力装置によれば、携帯情報処理装置から可視光通信によって、本画像出力装置を特定するための情報の送信指示を受信した場合、可視光通信を開始することができる。
【0202】
[B4]の画像出力装置によれば、可視光通信によって、本画像出力装置の特性又は状態を送信することができる。
【0203】
[B5]の画像出力装置によれば、印刷指示とともに、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、その印刷指示にしたがって印刷するように制御することができる。
【0204】
[B6]の画像出力装置によれば、可視光通信によって送信する際に、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
【0205】
[B7]の画像出力装置によれば、印刷指示とともに、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、可視光通信の送信を停止し、印刷指示とともに、通信を行っていることを示す情報を受信しない場合に、可視光通信の送信を停止しないように制御することができる。
【0206】
[B8]の画像出力システムによれば、可視光通信によって、画像出力装置を特定するための情報を送受信することができる。
【0207】
[B9]の画像出力システムによれば、画像出力装置を選択する操作を受け付けることなく、印刷指示を画像出力装置に送信することができる。
【0208】
[B10]の画像出力システムによれば、情報を受信した場合は、可視光通信の受信を停止することができる。
【0209】
[B11]の画像出力システムによれば、画像出力装置の特性又は状態にしたがって、印刷指示を生成することができる。
【0210】
[B12]の画像出力システムによれば、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報を印刷指示とともに送信することができる。
【0211】
[B13]の画像出力システムによれば、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信する際に、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
【0212】
[B14]の画像出力システムによれば、第1の送信手段による送信の後に、第1の受信手段によって受信した画像出力装置を特定するための情報を削除することができる。
【0213】
[B15]の画像出力システムによれば、第1の送信手段は、可視光通信によって画像出力装置を特定するための情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報を印刷指示とともに送信することができる。
【0214】
[B16]の画像処理プログラムによれば、可視光通信によって、画像出力装置と通信を行うための画像出力装置を特定するための情報を送信することができる。
【0215】
また、前述の実施の形態は以下のように把握してもよい。
[C1]撮像手段と、
撮像用照明手段と、
無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、前記撮像用照明手段を用いて、可視光通信によって送信する送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信する受信手段
を有する印刷装置。
【0216】
[C2]無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、低消費電力モードを維持したまま、可視光通信によって送信する送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信する受信手段
を有する印刷装置。
【0217】
[C3]無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって送信する送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信する受信手段と、
人の所在を検知する検知手段
を有し、
前記検知手段が人の所在を検知した場合、低消費電力モードを維持したまま、前記送信手段は可視光通信を開始する、
印刷装置。
【0218】
[C4]撮像手段と、
撮像用照明手段
をさらに有し、
前記送信手段は、前記撮像用照明手段を用いて、可視光通信による送信を行う、
[C3]に記載の印刷装置。
【0219】
[C5]前記撮像手段は、人の接近を検知するための検知用撮像手段又は顔を撮像するための顔撮像手段であり、
前記撮像用照明手段は、前記検知用撮像手段又は前記顔撮像手段のいずれかの近傍に存在する、
[C1]又は[C4]に記載の印刷装置。
【0220】
[C6]前記受信手段が印刷指示を受信した場合、前記送信手段は、可視光通信のための発光を停止する、
[C1]から[C5]のいずれか一項に記載の印刷装置。
【0221】
[C7]無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって携帯情報処理装置の受光部に送信する送信手段と、
前記可視光通信によって前記特定情報を前記携帯情報処理装置に送信する場合は、ユーザーが可視光を前記携帯情報処理装置の受光部に当てる動作の示唆を提示する提示手段
を有する印刷装置。
【0222】
[C8]前記携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信する受信手段
をさらに有し、
前記受信手段が印刷指示を受信した場合、前記送信手段は、可視光通信のための発光を停止する、
[C7]に記載の印刷装置。
【0223】
[C9]前記携帯情報処理装置から可視光通信によって、本印刷装置を特定するための情報の送信指示を受信した場合、前記送信手段は可視光通信を開始する、
[C1]から[C8]のいずれか一項に記載の印刷装置。
【0224】
[C10]前記送信手段は、可視光通信によって、本印刷装置の特性又は状態を送信する、
[C1]から[C9]のいずれか一項に記載の印刷装置。
【0225】
[C11]前記印刷指示と、可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信したことによって前記無線通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、該印刷指示にしたがって印刷するように制御する制御手段
をさらに有する[C1]から[C10]のいずれか一項に記載の印刷装置。
【0226】
[C12]前記印刷指示と、可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信したことによって前記無線通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、前記可視光通信の送信を停止し、前記印刷指示と、前記無線通信を行っていることを示す情報を受信しない場合に、前記可視光通信の送信を停止しないように制御する通信制御手段
をさらに有する[C1]から[C11]のいずれか一項に記載の印刷装置。
【0227】
[C13]予め定められた時間内に前記印刷指示を受信しなかった場合、前記可視光通信の動作を停止させ、印刷指示を受けなかった旨を提示する提示手段
をさらに有する[C1]から[C12]のいずれか一項に記載の印刷装置。
【0228】
[C14]前記無線通信は、可視光通信とは異なる通信である、
[C1]から[C13]のいずれか一項に記載の印刷装置。
【0229】
[C15]無線通信の送信先として印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって受信する第1受信手段と、
前記特定情報を、前記無線通信によって受信する第2受信手段と、
前記第1受信手段で前記特定情報を受信した場合、前記無線通信の送信先として印刷装置を選択するための選択リストに受信した前記特定情報を追加しないリスト管理手段
を有する携帯情報処理装置。
【0230】
[C16]前記リスト管理手段は、前記第2受信手段で前記特定情報を受信した場合、前記選択リストに受信した前記特定情報を追加する、
[C15]に記載の携帯情報処理装置。
【0231】
[C17]前記特定情報にしたがって、前記無線通信によって印刷指示を前記印刷装置に送信する送信手段
をさらに有する[C15]又は[C16]に記載の携帯情報処理装置。
【0232】
[C18]前記送信手段は、
前記印刷指示の送信先である前記印刷装置を選択する操作を受け付けることなく、該印刷指示を前記印刷装置に送信する、
[C15]から[C17]のいずれか一項に記載の携帯情報処理装置。
【0233】
[C19]前記第1受信手段は、前記特定情報を受信した場合は、可視光通信の受信を停止する、
[C15]から[C18]のいずれか一項に記載の携帯情報処理装置。
【0234】
[C20]前記第1受信手段が、可視光通信によって、前記印刷装置から該印刷装置の特性又は状態を受信した場合、該特性又は状態にしたがって、前記印刷指示を生成する生成手段
をさらに有し、
前記送信手段は、前記生成手段によって生成された前記印刷指示を送信する、
[C17]、又は、[C17]を直接又は間接に引用する[C18]若しくは[C19]のいずれか一項に記載の携帯情報処理装置。
【0235】
[C21]前記送信手段は、可視光通信によって前記印刷装置を特定するための情報を受信したことによって前記無線通信を行っていることを示す情報と前記印刷指示を送信する、
[C15]から[C20]のいずれか一項に記載の携帯情報処理装置。
【0236】
[C22]前記可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信している場合は、ユーザーが可視光を携帯情報処理装置に当てる動作の示唆を提示する提示手段
をさらに有する[C15]から[C21]のいずれか一項に記載の携帯情報処理装置。
【0237】
[C23]前記送信手段による送信の後に、前記第1受信手段によって受信した印刷装置を特定するための情報を削除する削除手段
をさらに有する[C15]から[C22]のいずれか一項に記載の携帯情報処理装置。
【0238】
[C24]前記無線通信は、可視光通信とは異なる通信である、
[C15]から[C23]のいずれか一項に記載の携帯情報処理装置。
【0239】
[C25]撮像手段と、
撮像用照明手段と、
無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、前記撮像用照明手段を用いて、可視光通信によって送信する送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信する受信手段
を有する印刷装置と、
前記印刷装置から、可視光通信によって前記特定情報を受信する受信手段と、
前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を送信する送信手段
を有する携帯情報処理装置
を具備する印刷システム。
【0240】
[C26]無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、低消費電力モードを維持したまま、可視光通信によって送信する送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信する受信手段
を有する印刷装置と、
前記印刷装置から、可視光通信によって前記特定情報を受信する受信手段と、
前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を送信する送信手段
を有する携帯情報処理装置
を具備する印刷システム。
【0241】
[C27]無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって送信する送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信する受信手段と、
人の所在を検知する検知手段
を有し、
前記検知手段が人の所在を検知した場合、低消費電力モードを維持したまま、前記送信手段は可視光通信を開始する、
印刷装置と、
前記印刷装置から、可視光通信によって前記特定情報を受信する受信手段と、
前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を送信する送信手段
を有する携帯情報処理装置
を具備する印刷システム。
【0242】
[C28]無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって携帯情報処理装置の受光部に送信する送信手段と、
前記可視光通信によって前記特定情報を前記携帯情報処理装置に送信する場合は、ユーザーが可視光を前記携帯情報処理装置の受光部に当てる動作の示唆を提示する提示手段
を有する印刷装置と、
前記印刷装置から、可視光通信によって前記特定情報を受信する受信手段
を有する携帯情報処理装置
を具備する印刷システム。
【0243】
[C29]無線通信の送信先として印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって受信する第1受信手段と、
前記特定情報を、前記無線通信によって受信する第2受信手段と、
前記第1受信手段で前記特定情報を受信した場合、前記無線通信の送信先として印刷装置を選択するための選択リストに受信した前記特定情報を追加しないリスト管理手段
を有する携帯情報処理装置と、
無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって送信する送信手段
を有する印刷装置
を具備する印刷システム。
【0244】
[C30]撮像手段と撮像用照明手段と送信手段と受信手段を有する印刷装置であるコンピュータに、
無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、前記撮像用照明手段を用いて、可視光通信によって送信することを前記送信手段に行わせることと、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信することを前記受信手段に行わせること
を実行させるための印刷処理プログラム。
【0245】
[C31]送信手段と受信手段を有する印刷装置であるコンピュータに、
無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、低消費電力モードを維持したまま、可視光通信によって送信することを前記送信手段に行わせることと、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信することを前記受信手段に行わせること
を実行させるための印刷処理プログラム。
【0246】
[C32]送信手段と受信手段と検知手段を有する印刷装置であるコンピュータに、
無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって送信することを前記送信手段に行わせることと、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信することを前記受信手段に行わせることと、
人の所在を検知することを前記検知手段に行わせること
を実行させ、
前記検知手段が人の所在を検知した場合、低消費電力モードを維持したまま、前記送信手段に可視光通信を開始させる、
印刷処理プログラム。
【0247】
[C33]送信手段と提示手段を有する印刷装置であるコンピュータに、
無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって携帯情報処理装置の受光部に送信することを前記送信手段に行わせることと、
前記可視光通信によって前記特定情報を前記携帯情報処理装置に送信する場合は、ユーザーが可視光を前記携帯情報処理装置の受光部に当てる動作の示唆を提示することを前記提示手段に行わせること
を実行させるための印刷処理プログラム。
【0248】
[C34]第1受信手段と第2受信手段とリスト管理手段を有する携帯情報処理装置であるコンピュータに、
無線通信の送信先として印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって受信することを前記第1受信手段に行わせることと、
前記特定情報を、前記無線通信によって受信することを前記第2受信手段に行わせることと、
前記第1受信手段で前記特定情報を受信した場合、前記無線通信の送信先として印刷装置を選択するための選択リストに受信した前記特定情報を追加しないことを前記リスト管理手段に行わせること
を実行させるための携帯情報処理プログラム。
【0249】
そして、前述の発明は、以下の効果を有する。
[C1]の印刷装置によれば、印刷装置を特定するための情報を送信するために、印刷装置の撮像用照明部が可視光通信の発光部を兼ねることができる。
【0250】
[C2]の印刷装置によれば、低消費電力モードを解除する場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0251】
[C3]の印刷装置によれば、低消費電力モードを解除する場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0252】
[C4]の印刷装置によれば、印刷装置を特定するための情報を送信するために、印刷装置の撮像用照明部が可視光通信の発光部を兼ねることができる。
【0253】
[C5]の印刷装置によれば、撮像手段として、検知用撮像手段又は顔撮像手段を用いることができる。
【0254】
[C6]の印刷装置によれば、発光を停止しない場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0255】
[C7]の印刷装置によれば、可視光通信によって送信する際に、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
【0256】
[C8]の印刷装置によれば、発光を停止しない場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0257】
[C9]の印刷装置によれば、携帯情報処理装置から可視光通信によって、本印刷装置を特定するための情報の送信指示を受信した場合、可視光通信を開始することができる。
【0258】
[C10]の印刷装置によれば、可視光通信によって、本印刷装置の特性又は状態を送信することができる。
【0259】
[C11]の印刷装置によれば、印刷指示とともに、可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、その印刷指示にしたがって印刷するように制御することができる。
【0260】
[C12]の印刷装置によれば、印刷指示とともに、可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、可視光通信の送信を停止し、印刷指示とともに、通信を行っていることを示す情報を受信しない場合に、可視光通信の送信を停止しないように制御することができる。
【0261】
[C13]の印刷装置によれば、可視光通信によって、本印刷装置と通信を行うための印刷装置を特定するための情報を送信することができる。
【0262】
[C14]の印刷装置によれば、無線通信として、可視光通信とは異なる通信を用いることができる。
【0263】
[C15]の携帯情報処理装置によれば、可視光通信によって受信した特定情報を選択リストに含めないようにすることができる。
【0264】
[C16]の携帯情報処理装置によれば、無線通信によって受信した特定情報を選択リストに含めるようにすることができる。
【0265】
[C17]の携帯情報処理装置によれば、無線通信によって印刷指示を印刷装置に送信することができる。
【0266】
[C18]の携帯情報処理装置によれば、印刷装置を選択する操作を受け付けることなく、印刷指示を印刷装置に送信することができる。
【0267】
[C19]の携帯情報処理装置によれば、情報を受信した場合は、可視光通信の受信を停止することができる。
【0268】
[C20]の携帯情報処理装置によれば、印刷装置の特性又は状態にしたがって、印刷指示を生成することができる。
【0269】
[C21]の携帯情報処理装置によれば、可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報を印刷指示とともに送信することができる。
【0270】
[C22]の携帯情報処理装置によれば、可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信する際に、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
【0271】
[C23]の携帯情報処理装置によれば、送信手段による送信の後に、第1受信手段によって受信した印刷装置を特定するための情報を削除することができる。
【0272】
[C24]の携帯情報処理装置によれば、無線通信として、可視光通信とは異なる通信を用いることができる。
【0273】
[C25]の印刷システムによれば、印刷装置を特定するための情報を送信するために、印刷装置の撮像用照明部が可視光通信の発光部を兼ねることができる。
【0274】
[C26]の印刷システムによれば、低消費電力モードを解除する場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0275】
[C27]の印刷システムによれば、低消費電力モードを解除する場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0276】
[C28]の印刷システムによれば、可視光通信によって送信する際に、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
【0277】
[C29]の印刷システムによれば、可視光通信によって受信した特定情報を選択リストに含めないようにすることができる。
【0278】
[C30]の印刷処理プログラムによれば、印刷装置を特定するための情報を送信するために、印刷装置の撮像用照明部が可視光通信の発光部を兼ねることができる。
【0279】
[C31]の印刷処理プログラムによれば、低消費電力モードを解除する場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0280】
[C32]の印刷処理プログラムによれば、低消費電力モードを解除する場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0281】
[C33]の印刷処理プログラムによれば、可視光通信によって送信する際に、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
【0282】
[C34]の携帯情報処理プログラムによれば、可視光通信によって受信した特定情報を選択リストに含めないようにすることができる。
【0283】
また、前述の実施の形態は以下のように把握してもよい。
[D1]撮像手段と、
撮像用照明手段と、
無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、前記撮像用照明手段を用いて、可視光通信によって送信する送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信する受信手段
を有する印刷装置。
【0284】
[D2]無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、低消費電力モードを維持したまま、可視光通信によって送信する送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信する受信手段
を有する印刷装置。
【0285】
[D3]無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって送信する送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信する受信手段と、
人の所在を検知する検知手段
を有し、
前記検知手段が人の所在を検知した場合、低消費電力モードを維持したまま、前記送信手段は可視光通信を開始する、
印刷装置。
【0286】
[D4]撮像手段と、
撮像用照明手段
をさらに有し、
前記送信手段は、前記撮像用照明手段を用いて、可視光通信による送信を行う、
[D3]に記載の印刷装置。
【0287】
[D5]前記撮像手段は、人の接近を検知するための検知用撮像手段又は顔を撮像するための顔撮像手段であり、
前記撮像用照明手段は、人の接近を検知するための検知用照明手段又は顔を撮像するための顔撮像用照明手段であり、前記検知用撮像手段又は前記顔撮像手段のいずれかの近傍に存在する、
[D1]又は[D4]に記載の印刷装置。
【0288】
[D6]前記受信手段が印刷指示を受信した場合、前記送信手段は、可視光通信のための発光を停止する、
[D1]から[D5]のいずれか一項に記載の印刷装置。
【0289】
[D7]無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって携帯情報処理装置の受光部に送信する送信手段と、
前記可視光通信によって前記特定情報を前記携帯情報処理装置に送信する場合は、ユーザーが可視光を前記携帯情報処理装置の受光部に当てる動作の示唆を提示する提示手段
を有する印刷装置。
【0290】
[D8]前記携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信する受信手段
をさらに有し、
前記受信手段が印刷指示を受信した場合、前記送信手段は、可視光通信のための発光を停止する、
[D7]に記載の印刷装置。
【0291】
[D9]前記携帯情報処理装置から可視光通信によって、本印刷装置を特定するための情報の送信指示を受信した場合、前記送信手段は可視光通信を開始する、
[D1]から[D8]のいずれか一項に記載の印刷装置。
【0292】
[D10]前記送信手段は、可視光通信によって、本印刷装置の特性又は状態を送信する、
[D1]から[D9]のいずれか一項に記載の印刷装置。
【0293】
[D11]前記印刷指示と、可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信したことによって前記無線通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、該印刷指示にしたがって印刷するように制御する制御手段
をさらに有する[D1]から[D10]のいずれか一項に記載の印刷装置。
【0294】
[D12]前記印刷指示と、可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信したことによって前記無線通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、前記可視光通信の送信を停止し、前記印刷指示と、前記無線通信を行っていることを示す情報を受信しない場合に、前記可視光通信の送信を停止しないように制御する通信制御手段
をさらに有する[D1]から[D11]のいずれか一項に記載の印刷装置。
【0295】
[D13]予め定められた時間内に前記印刷指示を受信しなかった場合、前記可視光通信の動作を停止させ、印刷指示を受けなかった旨を提示する第2の提示手段
をさらに有する[D1]から[D12]のいずれか一項に記載の印刷装置。
【0296】
[D14]前記無線通信は、可視光通信とは異なる通信である、
[D1]から[D13]のいずれか一項に記載の印刷装置。
【0297】
[D15]無線通信の送信先として印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって受信する第1受信手段と、
前記特定情報を、前記無線通信によって受信する第2受信手段と、
前記第1受信手段で前記特定情報を受信した場合、前記無線通信の送信先として印刷装置を選択するための選択リストに受信した前記特定情報を追加しないリスト管理手段
を有する携帯情報処理装置。
【0298】
[D16]前記リスト管理手段は、前記第2受信手段で前記特定情報を受信した場合、前記選択リストに受信した前記特定情報を追加する、
[D15]に記載の携帯情報処理装置。
【0299】
[D17]前記特定情報にしたがって、前記無線通信によって印刷指示を前記印刷装置に送信する送信手段
をさらに有する[D15]又は[D16]に記載の携帯情報処理装置。
【0300】
[D18]前記送信手段は、
前記印刷指示の送信先である前記印刷装置を選択する操作を受け付けることなく、該印刷指示を前記印刷装置に送信する、
[D15]から[D17]のいずれか一項に記載の携帯情報処理装置。
【0301】
[D19]前記第1受信手段は、前記特定情報を受信した場合は、可視光通信の受信を停止する、
[D15]から[D18]のいずれか一項に記載の携帯情報処理装置。
【0302】
[D20]前記第1受信手段が、可視光通信によって、前記印刷装置から該印刷装置の特性又は状態を受信した場合、該特性又は状態にしたがって、前記印刷指示を生成する生成手段
をさらに有し、
前記送信手段は、前記生成手段によって生成された前記印刷指示を送信する、
[D17]、又は、[D17]を直接又は間接に引用する[D18]若しくは[D19]のいずれか一項に記載の携帯情報処理装置。
【0303】
[D21]前記送信手段は、可視光通信によって前記印刷装置を特定するための情報を受信したことによって前記無線通信を行っていることを示す情報と前記印刷指示を送信する、
[D15]から[D20]のいずれか一項に記載の携帯情報処理装置。
【0304】
[D22]前記可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信している場合は、ユーザーが可視光を携帯情報処理装置に当てる動作の示唆を提示する提示手段
をさらに有する[D15]から[D21]のいずれか一項に記載の携帯情報処理装置。
【0305】
[D23]前記送信手段による送信の後に、前記第1受信手段によって受信した印刷装置を特定するための情報を削除する削除手段
をさらに有する[D15]から[D22]のいずれか一項に記載の携帯情報処理装置。
【0306】
[D24]前記無線通信は、可視光通信とは異なる通信である、
[D15]から[D23]のいずれか一項に記載の携帯情報処理装置。
【0307】
[D25]撮像手段と、
撮像用照明手段と、
無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、前記撮像用照明手段を用いて、可視光通信によって送信する送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信する受信手段
を有する印刷装置と、
前記印刷装置から、可視光通信によって前記特定情報を受信する受信手段と、
前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を送信する送信手段
を有する携帯情報処理装置
を具備する印刷システム。
【0308】
[D26]無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、低消費電力モードを維持したまま、可視光通信によって送信する送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信する受信手段
を有する印刷装置と、
前記印刷装置から、可視光通信によって前記特定情報を受信する受信手段と、
前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を送信する送信手段
を有する携帯情報処理装置
を具備する印刷システム。
【0309】
[D27]無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって送信する送信手段と、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信する受信手段と、
人の所在を検知する検知手段
を有し、
前記検知手段が人の所在を検知した場合、低消費電力モードを維持したまま、前記送信手段は可視光通信を開始する、
印刷装置と、
前記印刷装置から、可視光通信によって前記特定情報を受信する受信手段と、
前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を送信する送信手段
を有する携帯情報処理装置
を具備する印刷システム。
【0310】
[D28]無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって携帯情報処理装置の受光部に送信する送信手段と、
前記可視光通信によって前記特定情報を前記携帯情報処理装置に送信する場合は、ユーザーが可視光を前記携帯情報処理装置の受光部に当てる動作の示唆を提示する提示手段
を有する印刷装置と、
前記印刷装置から、可視光通信によって前記特定情報を受信する受信手段
を有する携帯情報処理装置
を具備する印刷システム。
【0311】
[D29]無線通信の送信先として印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって受信する第1受信手段と、
前記特定情報を、前記無線通信によって受信する第2受信手段と、
前記第1受信手段で前記特定情報を受信した場合、前記無線通信の送信先として印刷装置を選択するための選択リストに受信した前記特定情報を追加しないリスト管理手段
を有する携帯情報処理装置と、
無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって送信する送信手段
を有する印刷装置
を具備する印刷システム。
【0312】
[D30]撮像手段と撮像用照明手段と送信手段と受信手段を有する印刷装置であるコンピュータに、
無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、前記撮像用照明手段を用いて、可視光通信によって送信することを前記送信手段に行わせることと、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信することを前記受信手段に行わせること
を実行させるための印刷処理プログラム。
【0313】
[D31]送信手段と受信手段を有する印刷装置であるコンピュータに、
無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、低消費電力モードを維持したまま、可視光通信によって送信することを前記送信手段に行わせることと、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信することを前記受信手段に行わせること
を実行させるための印刷処理プログラム。
【0314】
[D32]送信手段と受信手段と検知手段を有する印刷装置であるコンピュータに、
無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって送信することを前記送信手段に行わせることと、
携帯情報処理装置から、前記特定情報にしたがった前記無線通信によって印刷指示を受信することを前記受信手段に行わせることと、
人の所在を検知することを前記検知手段に行わせること
を実行させ、
前記検知手段が人の所在を検知した場合、低消費電力モードを維持したまま、前記送信手段に可視光通信を開始させる、
印刷処理プログラム。
【0315】
[D33]送信手段と提示手段を有する印刷装置であるコンピュータに、
無線通信の送信先として本印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって携帯情報処理装置の受光部に送信することを前記送信手段に行わせることと、
前記可視光通信によって前記特定情報を前記携帯情報処理装置に送信する場合は、ユーザーが可視光を前記携帯情報処理装置の受光部に当てる動作の示唆を提示することを前記提示手段に行わせること
を実行させるための印刷処理プログラム。
【0316】
[D34]第1受信手段と第2受信手段とリスト管理手段を有する携帯情報処理装置であるコンピュータに、
無線通信の送信先として印刷装置を特定するための特定情報を、可視光通信によって受信することを前記第1受信手段に行わせることと、
前記特定情報を、前記無線通信によって受信することを前記第2受信手段に行わせることと、
前記第1受信手段で前記特定情報を受信した場合、前記無線通信の送信先として印刷装置を選択するための選択リストに受信した前記特定情報を追加しないことを前記リスト管理手段に行わせること
を実行させるための携帯情報処理プログラム。
【0317】
そして、前述の発明は、以下の効果を有する。
[D1]の印刷装置によれば、印刷装置を特定するための情報を送信するために、印刷装置の撮像用照明部が可視光通信の発光部を兼ねることができる。
【0318】
[D2]の印刷装置によれば、低消費電力モードを解除する場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0319】
[D3]の印刷装置によれば、低消費電力モードを解除する場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0320】
[D4]の印刷装置によれば、印刷装置を特定するための情報を送信するために、印刷装置の撮像用照明部が可視光通信の発光部を兼ねることができる。
【0321】
[D5]の印刷装置によれば、撮像手段として、検知用撮像手段又は顔撮像手段を用いることができる。
【0322】
[D6]の印刷装置によれば、発光を停止しない場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0323】
[D7]の印刷装置によれば、可視光通信によって送信する際に、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
【0324】
[D8]の印刷装置によれば、発光を停止しない場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0325】
[D9]の印刷装置によれば、携帯情報処理装置から可視光通信によって、本印刷装置を特定するための情報の送信指示を受信した場合、可視光通信を開始することができる。
【0326】
[D10]の印刷装置によれば、可視光通信によって、本印刷装置の特性又は状態を送信することができる。
【0327】
[D11]の印刷装置によれば、印刷指示とともに、可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、その印刷指示にしたがって印刷するように制御することができる。
【0328】
[D12]の印刷装置によれば、印刷指示とともに、可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報を受信した場合に、可視光通信の送信を停止し、印刷指示とともに、通信を行っていることを示す情報を受信しない場合に、可視光通信の送信を停止しないように制御することができる。
【0329】
[D13]の印刷装置によれば、可視光通信によって、本印刷装置と通信を行うための印刷装置を特定するための情報を送信することができる。
【0330】
[D14]の印刷装置によれば、無線通信として、可視光通信とは異なる通信を用いることができる。
【0331】
[D15]の携帯情報処理装置によれば、可視光通信によって受信した特定情報を選択リストに含めないようにすることができる。
【0332】
[D16]の携帯情報処理装置によれば、無線通信によって受信した特定情報を選択リストに含めるようにすることができる。
【0333】
[D17]の携帯情報処理装置によれば、無線通信によって印刷指示を印刷装置に送信することができる。
【0334】
[D18]の携帯情報処理装置によれば、印刷装置を選択する操作を受け付けることなく、印刷指示を印刷装置に送信することができる。
【0335】
[D19]の携帯情報処理装置によれば、情報を受信した場合は、可視光通信の受信を停止することができる。
【0336】
[D20]の携帯情報処理装置によれば、印刷装置の特性又は状態にしたがって、印刷指示を生成することができる。
【0337】
[D21]の携帯情報処理装置によれば、可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信したことによって通信を行っていることを示す情報を印刷指示とともに送信することができる。
【0338】
[D22]の携帯情報処理装置によれば、可視光通信によって印刷装置を特定するための情報を受信する際に、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
【0339】
[D23]の携帯情報処理装置によれば、送信手段による送信の後に、第1受信手段によって受信した印刷装置を特定するための情報を削除することができる。
【0340】
[D24]の携帯情報処理装置によれば、無線通信として、可視光通信とは異なる通信を用いることができる。
【0341】
[D25]の印刷システムによれば、印刷装置を特定するための情報を送信するために、印刷装置の撮像用照明部が可視光通信の発光部を兼ねることができる。
【0342】
[D26]の印刷システムによれば、低消費電力モードを解除する場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0343】
[D27]の印刷システムによれば、低消費電力モードを解除する場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0344】
[D28]の印刷システムによれば、可視光通信によって送信する際に、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
【0345】
[D29]の印刷システムによれば、可視光通信によって受信した特定情報を選択リストに含めないようにすることができる。
【0346】
[D30]の印刷処理プログラムによれば、印刷装置を特定するための情報を送信するために、印刷装置の撮像用照明部が可視光通信の発光部を兼ねることができる。
【0347】
[D31]の印刷処理プログラムによれば、低消費電力モードを解除する場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0348】
[D32]の印刷処理プログラムによれば、低消費電力モードを解除する場合に比べて、消費電力を低くすることができる。
【0349】
[D33]の印刷処理プログラムによれば、可視光通信によって送信する際に、ユーザーは実施すべき動作がわかりやすくなる。
【0350】
[D34]の携帯情報処理プログラムによれば、可視光通信によって受信した特定情報を選択リストに含めないようにすることができる。