(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
(第1実施形態)
以下、パルスパターン生成装置の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、インバータ10は、インバータ回路20と、インバータ制御装置30と、を備える。インバータ制御装置30は、ドライブ回路31と、制御部32と、を備える。本実施形態のインバータ10は、モータ60を駆動するためのものである。
【0012】
インバータ回路20は、6つのスイッチング素子Q1〜Q6と、6つのダイオードD1〜D6と、を備える。スイッチング素子Q1〜Q6としては、IGBTを用いている。正極母線Lpと負極母線Lnとの間に、u相上アームを構成するスイッチング素子Q1と、u相下アームを構成するスイッチング素子Q2が直列接続されている。正極母線Lpと負極母線Lnとの間に、v相上アームを構成するスイッチング素子Q3と、v相下アームを構成するスイッチング素子Q4が直列接続されている。正極母線Lpと負極母線Lnとの間に、w相上アームを構成するスイッチング素子Q5と、w相下アームを構成するスイッチング素子Q6が直列接続されている。スイッチング素子Q1〜Q6にはダイオードD1〜D6が逆並列接続されている。正極母線Lp、負極母線Lnには平滑コンデンサCを介してバッテリBが接続されている。
【0013】
スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2の間は、モータ60のu相端子に接続されている。スイッチング素子Q3とスイッチング素子Q4の間は、モータ60のv相端子に接続されている。スイッチング素子Q5とスイッチング素子Q6の間は、モータ60のw相端子に接続されている。上下のアームを構成するスイッチング素子Q1〜Q6を有するインバータ回路20は、スイッチング素子Q1〜Q6のスイッチング動作に伴いバッテリBの電圧である直流電圧を交流電圧に変換してモータ60に供給することができるようになっている。モータ60は、3つのコイルU,V,Wをスター結線した三相交流モータである。モータ60としては、誘導モータ、IPMモータ、SPMモータなど、どのような種類のモータを用いてもよい。
【0014】
各スイッチング素子Q1〜Q6のゲート端子にはドライブ回路31が接続されている。ドライブ回路31は、制御信号に基づいてインバータ回路20のスイッチング素子Q1〜Q6をスイッチング動作させる。
【0015】
インバータ10は、モータ60の電気角θを検出する位置検出部61と、モータ60のu相電流Iuを検出する電流センサ62と、モータ60のv相電流Ivを検出する電流センサ63と、電源電圧Vdcを検出する電圧センサ64と、を備える。
【0016】
制御部32はマイクロコンピュータにより構成されている。制御部32は、減算部33と、トルク制御部34と、トルク/電流指令値変換部35と、減算部36,37と、電流制御部38と、d,q/u,v,w変換回路39と、座標変換部40と、速度演算部41と、を備える。
【0017】
速度演算部41は、位置検出部61により検出される電気角θから速度ωを演算する。減算部33は、指令速度ω*と速度演算部41により演算された速度ωとの差分Δωを算出する。トルク制御部34は、速度ωの差分Δωからトルク指令値T*を演算する。
【0018】
トルク/電流指令値変換部35は、トルク指令値T*を、d軸電流指令値Id*およびq軸電流指令値Iq*に変換する。例えば、トルク/電流指令値変換部35は、記憶部(図示略)に予め記憶される目標トルクとd軸電流指令値Id*およびq軸電流指令値Iq*とが対応付けられたテーブルを用いてトルク/電流指令値変換を行う。
【0019】
座標変換部40は、電流センサ62,63によるu相電流Iuおよびv相電流Ivからモータ60のw相電流Iwを求め、位置検出部61により検出される電気角θに基づいて、u相電流Iu、v相電流Ivおよびw相電流Iwをd軸電流Idおよびq軸電流Iqに変換する。なお、d軸電流Idはモータ60に流れる電流において、界磁を発生させるための電流ベクトル成分であり、q軸電流Iqはモータ60に流れる電流において、トルクを発生させるための電流ベクトル成分である。
【0020】
減算部36は、d軸電流指令値Id*とd軸電流Idとの差分ΔIdを算出する。減算部37は、q軸電流指令値Iq*とq軸電流Iqとの差分ΔIqを算出する。電流制御部38は、差分ΔIdおよび差分ΔIqに基づいてd軸電圧指令値Vd*およびq軸電圧指令値Vq*を算出する。
【0021】
d,q/u,v,w変換回路39は、電気角θと、d軸電圧指令値Vd*と、q軸電圧指令値Vq*と、電源電圧Vdcを入力して各スイッチング素子Q1〜Q6の制御信号をドライブ回路31に出力する。
【0022】
図2に示すように、d,q/u,v,w変換回路39は、d,q/u,v,w変換部50と、変調率算出部51と、パルスパターン決定部52と、信号生成部53と、を備える。
【0023】
d,q/u,v,w変換部50は、角度情報(ロータの位置)である電気角θに基づいてd軸電圧指令値Vd*、及び、q軸電圧指令値Vq*を、u,v,w相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に座標変換する。
【0024】
変調率算出部51は、電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*と、電源電圧Vdcに基づき、変調率Keu,Kev,Kewを算出する。変調率算出部51は、電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を電源電圧Vdcで除算した値であり、電圧指令値(電圧振幅)Vu*,Vv*,Vw*と電源電圧Vdcの比率である。
【0025】
パルスパターン決定部52は、電気角θと変調率Keu,Kev,Kewに基づいて、スイッチング素子Q1〜Q6のスイッチングパターンであるパルスパターンを決定する。パルスパターンは、マップM1としてメモリなどの記憶部に記憶されている。パルスパターンは、電気角θと変調率Keu,Kev,Kewに対応付けて設定されている。
【0026】
図3に示すように、マップM1は、オン指示信号とオフ指示信号とのそれぞれが、電気角θ及び変調率Keu,Kev,Kewに対応付けられた情報である。
図3には、u相の変調率Keuと電気角θに対応付けられたマップM1の一例を示す。オン指示信号は、上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5をオンし、下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6をオフすることを指示する信号である。オフ指示信号は、上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5をオフし、下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6をオンすることを指示する信号である。
【0027】
マップM1は、オン指示信号からオフ指示信号への切り替え、及び、オフ指示信号からオン指示信号への切り替えを指示する電気角θであるパルス角を示すものである。
図3には、オン指示信号とオフ指示信号との切り替えを行うパルス角として、θ1,θ2,θ3,θ4,θ5,θ6を図示する。
【0028】
なお、
図3では、u相のマップM1のうち電気角θが0°〜90°までのマップM1を図示している。マップM1を電気角θが0°の位置で線対称にすると0°〜−90°までのマップとなり、電気角θが−90°〜90°までのマップを点対称に反転させると90°〜270°のマップとなる。v相、w相のマップM1は、u相のマップM1に対して、電気角θが120°,240°ずれたものである。
【0029】
信号生成部53は、パルスパターン決定部52で決定されたパルスパターンに基づき、制御信号を生成する。信号生成部53は、パルスパターンに基づき、上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5と下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6のオン/オフを切り替える際のデッドタイムを設定するとともに、制御信号を生成する。これにより、インバータ10のスイッチング素子Q1〜Q6は、予め定められたパルスパターンでスイッチング制御されることになる。
【0030】
次に、上記したパルスパターンを生成するパルスパターン生成装置について説明する。
図4に示すように、パルスパターン生成装置70は、モータ60のコイルに線間電圧を加える線間電圧印加部71と、モータ60のコイルに誘起電圧を加える誘起電圧印加部72と、を備える。コイルは、線間電圧が加えられる2つのコイルであり、本実施形態では、u相のコイルUとv相のコイルVの2つのコイルとする。パルスパターン生成装置70は、モータ60の駆動状況を模擬することで、パルスパターンを生成する装置である。
【0031】
線間電圧印加部71は、コイルU,Wに、モータ60の駆動時にコイルU,Wに加わる電圧である線間電圧を仮想的に印加する。誘起電圧印加部72は、モータ60の駆動時に生じる誘起電圧をコイルU,Wに仮想的に印加する。線間電圧は、バッテリBの電圧から定まる。誘起電圧は、解析や、実測などにより導出されている。例えば、磁界解析を用いて、モータ60を回転させたときに発生する電圧を算出したり、モータ60の端子をオシロスコープなどの測定器で測定することで誘起電圧を導出することができる。線間電圧をコイルU,Vに加えたときに流れる電流と、誘起電圧をコイルU,Vに加えたときに流れる電流とは、逆向きの電流となる。
図5に示すように、線間電圧印加部71と、誘起電圧印加部72とは、コイルU,Vの直列接続体75と、線間電圧を発生させる電圧源と、誘起電圧を加える電圧源とを接続した簡易回路C1として表現することができる。
【0032】
パルスパターン生成装置70は、線間電圧と、誘起電圧とをコイルU,Vに加えたときにコイルU,V(簡易回路C1)に流れる電流iを算出する電流算出部73と、電流iから電流実効値I
rmsを算出する電流実効値算出部74と、を備える。電流算出部73は、以下の(1)式から電流iを算出する。
【0033】
【数1】
ただし、LはコイルUとコイルVとの合成インダクタンス、i
0は、時刻t=0のときにコイルUに流れる電流である。
【0034】
(1)式から把握できるように、電流iは、線間電圧に加えて、誘起電圧を考慮したものとなっている。電流iは、モータ60の駆動時にモータ60のコイルU,Vに流れると想定される電流である。電流iにより得られる電流波形は、線間電圧と誘起電圧との大小関係により傾きが変化することになる。
【0035】
電流実効値算出部74は、電流算出部73が算出した電流iにより得られる電流波形から電流実効値I
rmsを算出する。電流iは、誘起電圧を考慮したものとなっているため、誘起電圧を考慮していない電流波形に比べて、実際のモータ60の駆動状況に近い電流波形を得ることができる。
【0036】
図6には、線間電圧による波形L1と、電流iにより得られる電流波形L2との対応関係を示している。電流波形L2から把握できるように、誘起電圧を考慮した場合、線間電圧が0[V]となるときは線間電圧<誘起電圧となり、電流波形L2の傾きが負となる。これに対し、誘起電圧を考慮しない場合、誘起電圧に起因する電流が考慮されず、線間電圧が0[V]となるときに電流の値が維持される。即ち、電流波形の傾きが0になる。このように、誘起電圧を考慮する場合と、考慮しない場合で、電流波形が異なるものになる。
【0037】
図4に示すように、パルスパターン生成装置70は、パターン生成部76を備える。パターン生成部76は、電流実効値I
rmsに基づきパルスパターンを生成する。パルスパターンは、電流実効値I
rmsを評価項目とした評価関数から生成されているといえる。パターン生成部76は、電流実効値I
rmsが最小となるようにパルスパターンを生成する。これにより、
図3に示すマップM1、即ち、パルスパターンが生成される。
【0038】
図7に示すマップM2は、誘起電圧を考慮せずに線間電圧のみを用いて生成したパルスパターンのマップである。
図7から把握できるように、誘起電圧を考慮せずに生成されたパルスパターンでは、誘起電圧を考慮して生成されたパルスパターンとパルス角θ11,θ12,θ13,θ14,θ15,θ16が異なることがわかる。
【0039】
本実施形態の作用について説明する。
インバータ10の各スイッチング素子Q1〜Q6は、パルスパターン生成装置70で生成されたパルスパターンでスイッチング制御される。このパルスパターンは、電流実効値I
rmsが最小になるように定められたパルスパターンである。このパルスパターンでスイッチング素子Q1〜Q6をスイッチング制御することで、電流実効値I
rmsが小さくなるようにスイッチング動作が行われることになる。
【0040】
第1実施形態の効果について説明する。
(1−1)電流算出部73は、線間電圧と誘起電圧をコイルU,Vに加えたときに流れる電流iを算出している。モータ60の駆動時には、誘起電圧が発生する。電流算出部73は、モータ60の駆動時にコイルU,Vに加えられる電圧だけではなく、誘起電圧も考慮して電流iを算出している。このため、誘起電圧を考慮せずに電流iを算出する場合に比べて、実際のモータ60の駆動時にコイルU,Vに流れる電流を模擬しているといえる。これにより、モータ60のコイルU,Vに実際に流れる電流と、算出される電流iとの差を小さくすることができる。電流iと、モータ60のコイルU,Vに実際に流れる電流との差が大きいと、パルスパターン生成装置70でパルスパターンを生成しても、所望の電流波形を得ることができない。電流iと、モータ60のコイルU,Vに実際に流れる電流との差を小さくすることで、所望の電流波形を得られるパルスパターンを生成することができる。特に、誘起電圧の大きいIPMモータやSPMモータなどをモータ60として用いる場合、誘導モータよりも大きな効果を得ることができる。
【0041】
(1−2)パターン生成部76は、電流実効値I
rmsが最小となるようにパルスパターンを生成する。高調波損失は、電流実効値I
rmsに比例するため、電流実効値I
rmsが最小となるようなパルスパターンでスイッチング素子Q1〜Q6をスイッチング制御することで、高調波損失を低減させることができる。
【0042】
(第2実施形態)
以下、パルスパターン生成装置の第2実施形態について説明する。第2実施形態のパルスパターン生成装置は、電流の算出方法が第1実施形態とは異なる。他の構成は、第1実施形態と同様である。
【0043】
図8に示すように、第1実施形態では、2相分のコイルを想定してパルスパターンを生成していたのに対し、第2実施形態では、3相分のコイルを想定してパルスパターンを生成する。詳細にいえば、3相分のコイルU,V,Wと、3相分の誘起電圧印加部91,92,93と、3相分の相電圧印加部81,82,83と、を備える簡易回路C2を想定してパルスパターンを生成する。相電圧印加部81,82,83は、モータ60の駆動時に各コイルU,V,Wに印加される電圧である相電圧を仮想的にコイルU,V,Wに加える。相電圧は、バッテリBの電圧から算出することができる。
【0044】
図9に示すように、空間ベクトルによって相電流は異なる。
図9には、一例として、空間ベクトルとu相電流との対応関係を示している。なお、空間ベクトルは、3相のスイッチング素子Q1〜Q6のスイッチングパターンともいえる。
図9に示すV0〜V7の0,1は、それぞれ、各相のスイッチング素子Q1〜Q6のオン/オフを示す。0は上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5がオフであり、下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6がオンの状態を示す。1は上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5がオンであり、下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6がオフの状態を示す。V0〜V7の3つの0,1は左から順にu相、v相、w相に対応している。
図9に示すLはコイルUのインダクタンスであり、EはバッテリBの電圧であり、Vemfは誘起電圧である。
図9に示すように、電流算出部73は、空間ベクトルに応じて、u相電流を算出することができる。
【0045】
図10には、空間ベクトルの遷移により得られた電流波形L21と、解析により得られた電流波形L22とを示す。電流波形L21は、解析により得られた電流波形L22と近似していることがわかる。即ち、空間ベクトル及び誘起電圧を考慮することで得られたu相電流(電流i)は、モータ60の駆動時に実際にコイルUに流れる電流との差が少ないといえる。
【0046】
第2実施形態の効果について説明する。
(2−1)電流算出部73は、空間ベクトル及び誘起電圧を考慮して電流iを算出する。このため、実際のモータ60の駆動時にコイルUに流れる電流をより模擬できる。
【0047】
各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。各実施形態及び以下の変形例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○各実施形態において、パルスパターンを生成するときのコイルU,V,Wのインダクタンスを可変としてもよい。コイルU,V,Wのインダクタンスは、各コイルU,V,Wを流れる電流の値や、モータ60の回転位置によって変化する。電流iを算出するときに、電流の値や、モータ60の回転位置を加味したインダクタンスを用いることで、電流iと、モータ60の駆動時にコイルU,V,Wに実際に流れる電流との差を更に低減させることができる。
【0048】
○各実施形態において、パルスパターン生成装置70は、インバータ10に搭載されていてもよい。この場合、コイルUの劣化具合を検出できる検出部や、コイルUの劣化具合を推定できる推定部を設けることで、パルスパターンの生成に用いられるコイルUのインダクタンスを補正する。これにより、コイルUの劣化具合を考慮したパルスパターンを生成することができる。パルスパターンをコイルUの劣化具合に応じて更新していくことで、インバータ10に適したパルスパターンによりスイッチング素子Q1〜Q6のスイッチング制御を行うことができる。
【0049】
○各実施形態において、パターン生成部76は、電流実効値I
rmsが最小となるパルスパターンに限られず、任意の電流波形を出力できるパルスパターンなどを生成するようにしてもよい。
【0050】
○各実施形態において、変調率は、1相分のみ算出されていてもよい。この場合、1相分の変調率を3相共通の変調率として制御が行われる。
○第1実施形態において、パルスパターン生成装置70は、3つのコイルU,V,Wをデルタ結線した三相交流モータを駆動する際のパルスパターンを生成してもよい。この場合、電流算出部73は、1相分のコイルに相電圧及び誘起電圧を加えたときに流れる電流(相電流)を算出する。即ち、簡易回路C1の線間電圧印加部71が相電圧印加部となり、直列接続体75が1相分のコイルとなる。
【0051】
○第2実施形態において、パルスパターン生成装置70は、3つのコイルU,V,Wをデルタ結線した三相交流モータを駆動する際のパルスパターンを生成してもよい。この場合、
図11に示すように、簡易回路C3は、デルタ結線された3相分のコイルU,V,Wと、3相分の誘起電圧印加部91,92,93と、3相分の相電圧印加部(線間電圧印加部)81,82,83と、を備えたものとなる。この場合、空間ベクトルに対応するu相電流の傾きとしては、
図12の表に示すようになる。なお、
図12に示すV0〜V6の1は、上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5がオン、下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6がオフの状態を示す。0は、上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5、及び、下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6の両方がオフの状態を示す。−1は、上アームスイッチング素子Q1,Q3,Q5がオフ、下アームスイッチング素子Q2,Q4,Q6がオンの状態を示す。