(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本発明に係る仕訳データ作成装置、仕訳データ作成方法および仕訳データ作成プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0014】
[1.概要]
多店舗展開する業態においては、本部一括精算をとることが多い。このため、従来は、店舗ごとに発生した経費を特定することが難しかった。
【0015】
そこで、本実施形態では、例えば、多店舗展開する業態において店舗ごとに仮想口座(バーチャル口座)を割り当てることによって、光熱費等の引き落としは本部口座から行いながらも、各店舗分の費用を特定した仕訳計上を行えるようにした。
【0016】
本実施形態に係る処理の概要について、
図2を用いて説明する。まず、
図2の「口座引落データ取込」に示すように、入出金明細データ106aに相当するエレクトロニックバンキングデータ(EBデータ)がシステムに取り込まれる。次に、
図2の「口座引落データ紐づけ処理」に示すように、取り込まれたEBデータに対して、決済口座マスタ106b、費目マスタ106c、仕入先マスタ106d、店舗マスタ106eおよび入手金データ紐づけマスタ106fを紐づけた(結合した)データであるマスタ紐づけ後口座引落データ106gが作成される。最後に、
図2の「仕訳データ連携処理」に示すように、作成されたマスタ紐づけ後口座引落データ106gを基にして仕訳データ106hが作成され、作成された仕訳データ106hは会計へと送信される。以下、具体的な構成および動作について説明する。
【0017】
[2.構成]
本実施形態に係る仕訳データ作成装置100の構成の一例について、
図1を参照して説明する。
図1は、仕訳データ作成装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0018】
仕訳データ作成装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、仕訳データ作成装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0019】
仕訳データ作成装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。仕訳データ作成装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0020】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、仕訳データ作成装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、仕訳データ作成装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
【0021】
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0022】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
【0023】
記憶部106は、例えば、入出金明細データ106aと、決済口座マスタ106bと、費目マスタ106cと、仕入先マスタ106dと、店舗マスタ106eと、入出金データ紐づけマスタ106fと、仕訳元データとしてのマスタ紐づけ後口座引落データ106gと、仕訳データ106hと、を備えている。
【0024】
以下においては、多店舗展開する業態における各店舗に該当するA店、B店およびC店のそれぞれに対して、以下のように仮想口座が割り当てられるものとして説明を進める。すなわち、A店に対してはXX銀行_YY支店_A店口座(仮想口座番号:8000001)が割り当てられ、B店に対してはXX銀行_YY支店_B店口座(仮想口座番号:8000002)が割り当てられ、C店に対してはXX銀行_YY支店_C店口座(仮想口座番号:8000003)が割り当てられるものとする。なお、当該3つの仮想口座に対応する実在する口座は、XX銀行_YY支店の口座1つのみである。このため、経費等の引落は、実在するXX銀行_YY支店の口座1つのみから行いながらも、前記3つの仮想口座番号を知ることができれば、店舗ごと(A店、B店およびC点ごと)にどれだけの費用が発生したかを把握することができる。
【0025】
入出金明細データ106aは、銀行システムから出力されるEBデータである。入出金明細データ106aは、
図3に示すように、例えば、計上日、銀行コード、銀行名、支店コード、支店名、仮想口座の口座番号を識別するための仮想口座番号(口座番号)、入払区分、仮想口座についての入出金額(金額)および入出金額の内容を表す文字(摘要)等を含む。入払区分としては、例えば、仮想口座への入金を意味する入金区分または仮想口座からの出金を意味する出金区分等が存在するが、
図3においては、入払区分が出金区分であり、これに伴い、金額が出金額である場合の例を示している。入払区分を「出金」に指定すれば、例えば、入出金明細データ106aに含まれる入金データは除外して、仕訳データ106hを作成することができる。以下の説明においては、入払区分が出金区分であり、金額が出金額であると仮定して説明を進める。
【0026】
決済口座マスタ106bは、口座情報(仮想口座)と勘定科目とを紐づけるためのマスタである。決済口座マスタ106bは、
図3に示すように、例えば、仮想口座に対応する決済口座コード(決済口座コード)、決済口座名、銀行コード、銀行名、支店コード、支店名、仮想口座番号(口座番号)、総勘定科目コード、総勘定科目名、補助科目コード、補助科目名、補助内訳科目コードおよび補助内訳科目名等を含む。
【0027】
費目マスタ106cは、費目コードと費目勘定科目とを紐づけるためのマスタである。費目マスタ106cは、
図3に示すように、例えば、前記入出金額についての科目名(総勘定科目名)、総勘定科目コード、当該科目名に対応する費目コード(費目コード)および費目名等を含む。
【0028】
仕入先マスタ106dは、仕入先情報(入出金明細データ106aにおける金額を引き落とす側である○○電気および××水道局)を格納するためのマスタである。仕入先情報は、仕訳データ106hにおいては取引先情報としてセットされる。仕入先マスタ106dは、
図3に示すように、例えば、店舗の取引先を識別するための先コード(仕入先コード)および仕入先名等を含む。
【0029】
店舗マスタ106eは、店舗情報(入出金明細データ106aにおける金額を引き落とされる側であるA店、B店およびC店)を格納するためのマスタである。店舗情報は、仕訳データ106hにおいては部門情報としてセットされる。店舗マスタ106eは、
図3に示すように、例えば、前記仮想口座を有する店舗を識別するための店舗コード(店舗コード)および店舗名等を含む。
【0030】
入出金データ紐づけマスタ106fは、入出金データ106aを基に、決済口座マスタ106b、費目マスタ106c、仕入先マスタ106dおよび店舗マスタ106eを紐づけるためのマスタである。入出金データ紐づけマスタ106fは、
図3に示すように、例えば、決済口座コード、入払区分、入出金額の内容を表す文字(摘要)に対応する紐づけ文字(紐づけ文字)、費目コード、先コード(仕入先コード)および店舗コード等を含む。紐づけ文字は、入出金額の内容を表す文字とのあいまい検索での紐づけが可能な文字とする。例えば、「デンキリョウ」、「デンキダイ」および「デンキダイキン」という3つの摘要に対して、当該3つの摘要に共通する文字列である「デンキ」という紐づけ文字を設定すれば、摘要と紐づけ文字とを紐づけることができる。
【0031】
マスタ紐づけ後口座引落データ106gは、入出金明細データ106aに含まれる情報と入出金データ紐づけマスタ106fに含まれる情報とを結合したデータであり、仕訳データ106hの元データともいえる。マスタ紐づけ後口座引落データ106gは、
図3に示すように、例えば、計上日、銀行コード、銀行名、支店コード、支店名、仮想口座番号(口座番号)、入払区分、入出金額(金額)、入出金額の内容を表す文字(摘要)、決済口座コード、費目コード、先コード(仕入先コード)および店舗コード等を含む。
【0032】
仕訳データ106hは、マスタ紐づけ後口座引落データ106gから発生させる(作成する)仕訳のデータである。仕訳データ106hにおいては、費用(借方本体金額および借方消費税)は、部門別(借方部門コード別)かつ取引先別(借方取引先コード別)に管理され、仮想口座は実口座に集約されている。仕訳データ106hは、
図3に示すように、例えば、仕訳番号、行番号、借方科目コード、科目名(借方科目名)、入出金額(借方本体金額と借方消費税の合計額)、店舗コード(借方部門コード)、先コード(借方取引先コード)、貸方科目コード、貸方科目名、貸方補助科目コード、貸方補助科目名、貸方補助内訳科目コードおよび貸方補助内訳科目名等を含む。
【0033】
制御部102は、仕訳データ作成装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
【0034】
制御部102は、機能概念的に、(1)前記決済口座マスタを参照して、前記入出金明細データに含まれる前記仮想口座番号に対応する前記決済口座コードを取得し、更に、前記入出金データ紐づけマスタを参照して、前記取得した決済口座コードと紐づく前記店舗コードを取得する店舗コード取得手段としての店舗コード取得部102aと、(2)前記入出金明細データに含まれる前記入出金額および前記店舗コード取得手段で取得した前記店舗コードを含む仕訳元データを作成する仕訳元データ作成手段としての仕訳元データ作成部102bと、(3)前記仕訳元データに含まれる前記入出金額および前記店舗コードを含む仕訳データを作成する仕訳データ作成手段としての仕訳データ作成部102cと、を備えている。
【0035】
店舗コード取得部102aは、決済口座マスタ106bを参照して、入出金明細データ106aに含まれる仮想口座番号に対応する決済口座コードを取得し、更に、入出金データ紐づけマスタ106fを参照して、前記取得した決済口座コードと紐づく店舗コードを取得する。
【0036】
店舗コード取得部102aは、以下のようにして、店舗コードに加えて、費目コードも取得することができる。すなわち、店舗コード取得部102aは、決済口座マスタ106bを参照して、入出金明細データ106aに含まれる仮想口座番号に対応する決済口座コードを取得し、更に、入出金データ紐づけマスタ106fを参照して、前記取得した決済口座コードおよび入出金明細データ106aに含まれる入出金額の内容を表す文字に対応する紐づけ文字と紐づく店舗コードおよび費目コードを取得することができる。
【0037】
店舗コード取得部102aは、以下のようにして、店舗コードおよび費目コードに加えて、先コードも取得することができる。すなわち、店舗コード取得部102aは、決済口座マスタ106bを参照して、入出金明細データ106aに含まれる仮想口座番号に対応する決済口座コードを取得し、更に、入出金データ紐づけマスタ106fを参照して、前記取得した決済口座コードおよび入出金明細データ106aに含まれる入出金額の内容を表す文字に対応する紐づけ文字と紐づく店舗コード、費目コードおよび先コードを取得することができる。
【0038】
仕訳元データ作成部102bは、入出金明細データ106aに含まれる入出金額および店舗コード取得部102aで取得した店舗コードを含む仕訳元データ(マスタ紐づけ後口座引落データ106g)を作成する。
【0039】
仕訳元データ作成部102bは、以下のようにして、入出金額および店舗コードに加えて、費目コードも仕訳元データ(マスタ紐づけ後口座引落データ106g)に含ませてもよい。すなわち、仕訳元データ作成部102bは、入出金明細データ106aに含まれる入出金額ならびに店舗コード取得部102aで取得した店舗コードおよび費目コードを含む仕訳元データ(マスタ紐づけ後口座引落データ106g)を作成することができる。
【0040】
仕訳元データ作成部102bは、以下のようにして、入出金額、店舗コードおよび費目コードに加えて、先コードも仕訳元データ(マスタ紐づけ後口座引落データ106g)に含ませてもよい。すなわち、仕訳元データ作成部102bは、入出金明細データ106aに含まれる入出金額ならびに店舗コード取得部102aで取得した店舗コード、費目コードおよび先コードを含む仕訳元データ(マスタ紐づけ後口座引落データ106g)を作成することができる。
【0041】
仕訳データ作成部102cは、仕訳元データ(マスタ紐づけ後口座引落データ106g)に含まれる入出金額および店舗コードを含む仕訳データ106hを作成する。
【0042】
仕訳データ作成部102cは、以下のようにして、入出金額および店舗コードに加えて、科目名も仕訳データ106hに含ませてもよい。すなわち、仕訳データ作成部102cは、費目マスタ106cを参照して、仕訳元データ(マスタ紐づけ後口座引落データ106g)に含まれる費目コードと紐づく科目名を取得し、当該取得した科目名ならびに仕訳元データ(マスタ紐づけ後口座引落データ106g)に含まれる入出金額および店舗コードを含む仕訳データ106hを作成することができる。
【0043】
仕訳データ作成部102cは、以下のようにして、入出金額、店舗コード、科目名に加えて、先コードも仕訳データ106hに含ませてもよい。すなわち、仕訳データ作成部102cは、費目マスタ106cを参照して、仕訳元データ(マスタ紐づけ後口座引落データ106g)に含まれる費目コードと紐づく科目名を取得し、当該取得した科目名ならびに仕訳元データ(マスタ紐づけ後口座引落データ106g)に含まれる入出金額、店舗コードおよび先コードを含む仕訳データ106hを作成することができる。
【0044】
[3.処理の具体例]
以下、本実施形態に係る処理の具体例について
図3を用いて詳細に説明する。本項目においては、多店舗展開する業態における各店舗に該当するA店、B店およびC店のうち、A店についての仕訳データ106hを作成する場合を具体的に説明する。なお、各マスタおよび各データにおける内容は、
図3に示すとおりであるとする。
【0045】
(店舗コード取得処理)
店舗コード取得部102aは、
図3に示すように、決済口座マスタ106bを参照して、入出金明細データ106aに含まれる仮想口座番号(A店の仮想口座番号:8000001)に対応する決済口座コード(決済口座マスタ106bにおける「100」)を取得する。この際、店舗コード取得部102aは、
図3に示すように、決済口座マスタ106bを参照して、入出金データ106aに含まれる仮想口座番号(A店の仮想口座番号:8000001)に対応する総勘定科目コード(決済口座マスタ106bにおける「1000」)、総勘定科目名(決済口座マスタ106bにおける「普通預金」)、補助科目コード(決済口座マスタ106bにおける「0009」)、補助科目名(決済口座マスタ106bにおける「XX銀行」)、補助内訳科目コード(決済口座マスタ106bにおける「00100001」)および補助内訳科目名(決済口座マスタ106bにおける「YY支店」)を取得してもよい。
【0046】
店舗コード取得部102aは、更に、
図3に示すように、入出金データ紐づけマスタ106fを参照して、前記取得した決済口座コード(100)および入出金明細データ106aに含まれる入出金額の内容を表す文字(A店についての摘要:デンキリョウ)に対応する紐づけ文字(入出金データ紐づけマスタ106fにおける「デンキ」)と紐づく店舗コード(入出金データ紐づけマスタ106fにおける「T100」)、費目コード(入出金データ紐づけマスタ106fにおける「H100」)および先コード(入出金データ紐づけマスタ106fにおける「S100」)を取得する。
【0047】
(仕訳元データ作成処理)
仕訳元データ作成部102bは、
図3のマスタ紐づけ後口座引落データ106gに示すように、入出金明細データ106aに含まれる入出金額(A店の出金額:10,800円)ならびに店舗コード取得部102aで取得した店舗コード(T100)、費目コード(H100)および先コード(S100)を含むマスタ紐づけ後口座引落データ106gを作成する。仕訳元データ作成部102bは、更に、
図3のマスタ紐づけ後口座引落データ106gに示すように、入出金明細データ106aに含まれる計上日(2017/4/1)、銀行コード(0009)、銀行名(XX銀行)、支店コード(230)、支店名(YY支店)、仮想口座番号(8000001)、入払区分(出金)、摘要(デンキリョウ)および店舗コード取得部102aで取得した決済口座コード(100)をマスタ紐づけ後口座引落データ106gに含ませてもよい。
【0048】
言い換えると、仕訳元データ作成部102bは、入出金明細データ106aと入出金データ紐づけマスタ106fとを結合することにより、マスタ紐づけ後口座引落データ106gを作成することができる。
【0049】
(仕訳データ作成処理)
仕訳データ作成部102cは、
図3に示すように、費目マスタ106cを参照して、マスタ紐づけ後口座引落データ106gに含まれる費目コード(H100)と紐づく科目名(費目マスタ106cにおける総勘定科目名「電気代」)を取得する。この際、仕訳データ作成部102cは、
図3に示すように、費目マスタ106cを参照して、マスタ紐づけ後口座引落データ106gに含まれる費目コード(H100)と紐づく総勘定科目コード(費目マスタ106cにおける総勘定科目コード「2000」)を取得してもよい。
【0050】
仕訳データ作成部102cは、更に、
図3の仕訳データ106hに示すように、前記取得した科目名(仕訳データ106hにおける借方科目名「電気代」)ならびにマスタ紐づけ後口座引落データ106gに含まれる入出金額(仕訳データ106hにおける借方本体金額「10,000円」と借方消費税「800円」の合計額「10,800円」)、店舗コード(仕訳データ106hにおける借方部門コード「T100」)および先コード(仕訳データ106hにおける借方取引先コード「S100」)を含む仕訳データ106hを作成する。仕訳データ作成部102cは、更に、
図3の仕訳データ106hに示すように、仕訳番号(S0000000001)、行番号(1)、店舗コード取得部102aで取得した総勘定科目コード(仕訳データ106hにおける貸方科目コード「1000」)、総勘定科目名(仕訳データ106hにおける貸方科目名「普通預金」)、補助科目コード(仕訳データ106hにおける貸方補助科目コード「0009」)、補助科目名(仕訳データ106hにおける貸方補助科目名「XX銀行」)、補助内訳科目コード(仕訳データ106hにおける貸方補助内訳科目コード「00100001」)および補助内訳科目名(仕訳データ106hにおける「YY支店」)を仕訳データ106hに含ませてもよい。
【0051】
以上説明したように、A店についての仕訳データ106h(
図3における、仕訳番号S0000000001の行のデータ)を作成することができる。なお、B店についての仕訳データ106h(
図3における、仕訳番号S0000000002の行のデータ)およびC店についての仕訳データ106h(
図3における、仕訳番号S0000000003の行のデータおよび仕訳番号S0000000004の行のデータ)も、同様の方法により作成することができる。
【0052】
そして、A店についての仮想口座からの出金額である10,800円、B店についての仮想口座からの出金額である21,600円およびC店についての仮想口座からの出金額である76,000円(32,400円+43,200円)が集約されて、合計額108,000円がXX銀行_YY支店の実口座からの実際の出金額となる。
【0053】
(効果)
このように、本実施形態に係る仕訳データ作成装置100によれば、各店舗に対して仮想口座を割り当てることにより、店舗ごとの入出金額を含む仕訳データを作成することができる。これにより、例えば、店舗ごとに発生した経費を容易に特定することができる。
図3の仕訳データ106hの例でいえば、経費である借方本体金額「10,000円」と紐づく借方部門コードは「T100」であることから、経費が発生した店舗は、借方部門コード「T100」に対応する「A店」であると把握することができる。
【0054】
また、本実施形態に係る仕訳データ作成装置100によれば、例えば、各入出金額がどの店舗で発生した経費かという情報のみならず、各入出金額の科目名および店舗の取引先も同時に特定することができる。
図3の仕訳データ106hの例でいえば、経費である借方本体金額「10,000円」と紐づく科目名は借方科目名「電気代」であることから、科目名は、「電気代」であると把握することができる。また、また、経費である借方本体金額「10,000円」と紐づく取引先は借方取引先コード「S100」であることから、取引先は、借方取引先コード「S100」に対応する○○電気であると把握することができる。
【0055】
そして、本実施形態に係る仕訳データ作成装置100によれば、例えば、仮想口座を用いることにより、発生部門を特定し、摘要項目を元に、発生科目を特定し、仕訳を自動計上することができる。また、支払処理は、口座引落のため発生せず、預金口座から出金した仕訳のみを計上すればよい。
【0056】
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0057】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0058】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0059】
また、仕訳データ作成装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0060】
例えば、仕訳データ作成装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて展開データ作成装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0061】
また、このコンピュータプログラムは、仕訳データ作成装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0062】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0063】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0064】
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0065】
また、仕訳データ作成装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、仕訳データ作成装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0066】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。