【実施例】
【0012】
図1は、本発明の一実施例としての充電システムを搭載した電力装置20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電力装置20は、電気自動車などに搭載され、図示するように、モータ32と、パワー制御ユニット(以下、「PCU」という)34と、メインバッテリ36と、システムメインリレーSMRと、装置側コネクタ60,62と、AC充電器66と、充電用リレーCHR,DCRと、補機バッテリ80と、DC/DCコンバータ82と、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)50と、を備える。
【0013】
モータ32は、例えば同期発電電動機として構成されている。PCU34は、インバータなどを有し、モータ32の駆動に用いられると共に電力ライン39aに接続されている。モータ32は、PCU34がECU50により制御されることにより、回転駆動される。
【0014】
メインバッテリ36は、例えば定格電圧が200Vや250Vなどのリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、電力ライン39aに接続されている。
【0015】
システムメインリレーSMRは、電力ライン39aにおけるメインバッテリ36とPCU34との間に設けられている。このシステムメインリレーSMRは、電力ライン39aの正極側ラインに設けられた正極側リレーSMRBと、電力ライン39aの負極側ラインに設けられた負極側リレーSMRGと、プリチャージ用抵抗Rおよびプリチャージ用リレーSMRPが負極側リレーSMRGをバイパスするように直列に接続されたプリチャージ回路SMRCと、を備える。ここで、プリチャージ回路SMRCは、メインバッテリ36からPCU34側に電力を供給する際に、正極側リレーSMRBと負極側リレーSMRGとをオンする前に電力ライン39aに取り付けるコンデンサ37を充電する(プリチャージを行なう)ための回路である。システムメインリレーSMRは、ECU50によってオンオフ制御されることにより、メインバッテリ36側とPCU34やコンデンサ37側との接続および接続の解除を行なう。
【0016】
装置側コネクタ60,62は、電力装置20の筐体に設けられた充電口64に配置されている。装置側コネクタ60は、外部の交流電源90からの電力ライン91が接続される電源側コネクタ92と接続可能に構成されている。装置側コネクタ62は、外部の直流電源94からの電力ライン95が接続される電源側コネクタ96と接続可能に構成されている。
【0017】
AC充電器66は、図示しないが、外部の交流電源90から装置側コネクタ60を介して電力ライン61へ供給された交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータやAC/DCコンバータから出力される直流電力を昇圧して電力ライン39aへ出力する第1DC/DCコンバータ,AC/DCコンバータから出力される直流電力を降圧して電力ライン67aへ出力する第2DC/DCコンバータなどを備える。AC充電器66は、ECU50により制御されている。
【0018】
充電用リレーCHRは、電力ライン39aにおけるメインバッテリ36とAC充電器66やコンデンサ38との間に設けられている。この充電用リレーCHRは、電力ライン39aの正極側ラインに設けられた正極側リレーCHRBと、電力ライン39aの負極側ラインに設けられた負極側リレーCHRGと、プリチャージ抵抗Rおよびプリチャージ用リレーCHRPが負極側リレーCHRGをバイパスするように直列に接続されたプリチャージ回路CHRCと、を備える。ここで、プリチャージ回路CHRCは、AC充電器66からの電力を用いてメインバッテリ36を充電する際に、正極側リレーCHRBと負極側リレーCHRGとをオンする前にコンデンサ38を充電する(プリチャージを行なう)ための回路である。また、プリチャージ用抵抗Rは、プリチャージ回路SMRCとプリチャージ回路CHRCとで共用されている。充電用リレーCHRは、ECU50によってオンオフ制御されることにより、メインバッテリ36側とAC充電器66やコンデンサ38側との接続および接続の解除を行なう。
【0019】
充電用リレーDCRは、システムメインリレーSMRとPCU34との間と装置側コネクタ62とに接続される電力ライン39bに設けられている。充電用リレーDCRは、電力ライン39bの正極側ラインに設けられた正極側リレーDCRBと、電力ライン39bの負極側ラインに設けられた負極側リレーDCRGと、を備える。充電用リレーDCRは、ECU50によってオンオフ制御されることにより、システムメインリレーSMRやDC/DCコンバータ82と装置側コネクタ62との接続および接続の解除を行なう。
【0020】
補機バッテリ80は、例えば定格電圧が12Vや15Vなどのリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、DC/DCコンバータ82を介して電力ライン39aに接続されると共に電力ライン67aに接続されている。補機バッテリ80は、電力ライン67aに接続された補機84へ電力を供給する。
【0021】
ECU50は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
【0022】
ECU50には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。ECU50に入力される信号としては、例えば、モータ32の回転子の回転位置を検出する回転位置センサからのモータ32の回転子の回転位置θmや、メインバッテリ36の端子間に取り付けられた電圧センサ36aからのメインバッテリ36の電圧Vmb,メインバッテリ36の出力端子に取り付けられた電流センサ36bからのメインバッテリ36の電流Imb,メインバッテリ36に取り付けられた温度センサからのメインバッテリ36の温度Tmbを挙げることができる。また、コンデンサ37の端子間に取り付けられた電圧センサ37aからのコンデンサ37の電圧VL1や、コンデンサ38の端子間に取り付けられた電圧センサ38aからのコンデンサ38の電圧VL2も挙げることができる。さらに、装置側コネクタ62に印加される電圧を検出する電圧センサ39cからのコネクタ電圧Vcや、装置側コネクタ60,62に取り付けられると共に装置側コネクタ60,62と電源側コネクタ92,94との接続を検出する図示しない接続検出センサからの接続検出信号、装置側コネクタ60,62の漏電を検知する漏電検知装置からの漏電検知信号なども挙げることができる。補機バッテリ80の端子間に取り付けられた電圧センサ80aからの補機電圧Vaも挙げることができる。加えて、起動スイッチ52からの起動信号も挙げることができる。
【0023】
ECU50からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。ECU50から出力される信号としては、例えば、PCU34への制御信号や、システムメインリレーSMRへの制御信号,充電用リレーCHRへの制御信号,充電用リレーDCRへの制御信号,AC充電器66への制御信号,DC/DCコンバータ82への制御信号を挙げることができる。ECU50は、電流センサ36bからのメインバッテリ36の電流Imbの積算値に基づいてメインバッテリ36の蓄電割合SOCmbを演算している。
【0024】
こうして構成された実施例の電力装置20では、ECU50は、ユーザにより起動スイッチ52がオンされると、システムメインリレーSMRをオンしてレディオンする(作動可能とする)。システムメインリレーSMRをオンする際の接続処理では、正極側リレーSMRBおよびプリチャージ用リレーSMRPをオンしてコンデンサ37のプリチャージ(充電)を行なった後に、負極側リレーSMRGをオンすると共にプリチャージ用リレーSMRPをオフする。なお、コンデンサ37のプリチャージ(充電)は、正極側リレーSMRBおよびプリチャージ用リレーSMRPのオンによって、メインバッテリ36の正極,正極側リレーSMRB,コンデンサ37,プリチャージ用リレーSMRP,プリチャージ用抵抗R,メインバッテリ36の負極からなる閉回路が形成されることにより、行なわれる。そして、その後に、起動スイッチ52がオフされると、システムメインリレーSMRをオフしてレディオフする。
【0025】
実施例の電力装置20では、起動スイッチ52がオフのときに、ユーザにより装置側コネクタ62と電源側コネクタ96とが接続されると、ECU50は、充電用リレーDCRに閉固着異常が生じているか否かを判定する。充電用リレーDCRの閉固着異常の判定は、以下のように行なわれる。
【0026】
ECU50は、システムメインリレーSMRをオンとするようにシステムメインリレーSMRへ制御信号を出力し、充電用リレーDCRをオフとするように充電用リレーDCRへ制御信号を出力する。そして、電圧センサ39cからの電圧Vcが判定電圧Vref1(例えば、0V,5V,10Vなど)を超えているときには、充電用リレーDCRの正極側リレーDCRB,負極側リレーDCRGが共に閉固着している両極閉固着異常が発生していると判定する。電圧センサ39cからの電圧Vcが判定電圧Vref1以下であるときには、両極閉固着異常が発生しておらず、充電用リレーDCRの正極側リレーDCRB,負極側リレーDCRGのうちのいずれかだけが閉固着する片極閉固着異常が発生している、または、正極側リレーDCRB,負極側リレーDCRGの両方が閉固着していないと判定する。
【0027】
次に、システムメインリレーSMRをオンとするようにシステムメインリレーSMRへ制御信号を出力し、充電用リレーDCRの正極側リレーDCRBをオフ,負極側リレーDCRGをオンとするように充電用リレーDCRへ制御信号を出力する。そして、電圧センサ39cからの電圧Vcが判定電圧Vref2(例えば、0V,5V,10Vなど)を超えているときには、正極側リレーDCRGBが閉固着している片極閉固着異常が発生していると判定する。電圧センサ39cからの電圧Vcが判定電圧Vref2以下であるときには、正極側リレーDCRGBが閉固着している片極閉固着異常が発生していないと判定する。
【0028】
さらに、システムメインリレーSMRをオンとするようにシステムメインリレーSMRへ制御信号を出力し、充電用リレーDCRの正極側リレーDCRBをオン,負極側リレーDCRGをオフとするように充電用リレーDCRへ制御信号を出力する。そして、電圧センサ39cからの電圧Vcが判定電圧Vref3(例えば、0V,5V,10Vなど)を超えているときには、負極側リレーDCRGが閉固着している片極閉固着異常が発生していると判定する。電圧センサ39cからの電圧Vcが判定電圧Vref3以下であるときには、負極側リレーDCRGが閉固着している片極閉固着異常が発生していないと判定する。
【0029】
ECU50は、充電用リレーDCRに両極閉固着異常および片極閉固着異常が発生していないと判定したときには、外部の直流電源94からの電力でメインバッテリ36を充電する外部DC充電の実行を許可して、システムメインリレーSMRおよび充電用リレーDCRを共にオンするようにシステムメインリレーSMRおよび充電用リレーDCRへ制御信号を出力して、外部DC充電を実行する。ECU50は、メインバッテリ36が満充電である(メインバッテリ36の電圧Vmbや蓄電割合SOCmbが満充電電圧Vmbflや満充電割合SOCmbflに至った)ときなどには、システムメインリレーSMRおよび充電用リレーDCRをオフするようにシステムメインリレーSMRおよび充電用リレーDCRへ制御信号を出力して、外部DC充電の実行を終了する。充電用リレーDCRに両極閉固着異常または片極閉固着異常が発生しているときには、充電用リレーDCRとシステムメインリレーSMRを共にオフし、外部DC充電を禁止する。
【0030】
また、実施例の電力装置20では、起動スイッチ52がオフのときに、ユーザにより装置側コネクタ60と電源側コネクタ92とが接続されると、ECU50は、後述する外部の交流電源90からの電力でメインバッテリ36と補機バッテリ80とを充電する外部AC充電を許可するか否かを判定する許否判定処理を実行する。そして、外部AC充電が許可されているときには、充電用リレーCHRをオンし、AC充電器66からの電力でメインバッテリ36と補機バッテリ80とを充電する。ECU50は、メインバッテリ36が満充電である(メインバッテリ36の電圧Vmbや蓄電割合SOCmbが満充電電圧Vmbflや満充電割合SOCmbflに至った)ときなどには、充電用リレーCHRをオフして、外部AC充電の実行を終了する。
【0031】
次に、こうして構成された実施例の電力装置の20の動作、特に、外部AC充電を許可するか否かを判定する許否判定処理について説明する。
図2は、ECU50により実行される許否判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、起動スイッチ52がオフの状態で装置側コネクタ60と電源側コネクタ92とが接続されたときに実行される。
【0032】
本ルーチンが実行されると、ECU50のCPUは、上述した充電用リレーDCRの閉固着異常の判定で充電用リレーDCRに両極閉固着異常が生じているか否かの判定が既になされているか否かと、充電用リレーDCRに両極閉固着異常が発生しているか否かと、装置側コネクタ62に漏電が発生したことを示す漏電履歴があるか否かを判定する処理を実行する(ステップS100)。両極閉固着異常の判定がなされていないときや、両極閉固着異常が発生しているときや、装置側コネクタ62に漏電が発生したことを示す漏電履歴があるときには、外部AC充電を実行するためにシステムメインリレーSMRをオンすると、ユーザが装置側コネクタ62に接触したときにメインバッテリ36の電圧がユーザへ印加される可能性があると判断して、電力装置20の起動を禁止して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。こうした処理により、その後、起動スイッチ52がオンされたときに電力装置20が起動されないから、ユーザの保護を図ることができる。
【0033】
ステップS100で両極閉固着異常が生じているか否かの判定が既になされており、且つ、充電用リレーDCRに両極閉固着異常が発生しておらず、且つ、漏電履歴がないときには、続いて、上述した充電用リレーDCRに片極閉固着異常が発生しているか否かの判定が既になされているか否かと、充電用リレーDCRに片極閉固着異常が発生しているか否かと、を判定する(ステップS110)。充電用リレーDCRに片極閉固着異常が発生しているか否かの判定がなされており、且つ、充電用リレーDCRに片極閉固着異常が発生していないときには、充電用リレーDCRが閉固着していないからユーザが装置側コネクタ62に接触してもメインバッテリ36の電圧がユーザへ印加されることはないと判断して、外部AC充電を許可して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。この場合、その後のシステムメインリレーSMRの接続も許可する。こうした処理により、外部AC充電を実行することができる。
【0034】
ステップS110で、充電用リレーDCRに片極閉固着異常が発生しているか否かの判定が既になされていて、充電用リレーDCRに片極閉固着異常が発生していると判定されているときには、続いて、何らかの要因でシステムメインリレーSMRの接続要求があるか否かを判定する(ステップS120)。システムメインリレーSMRの接続要求がないときには、充電用リレーDCRに片極閉固着異常が発生しているもののシステムメインリレーSMRの接続要求がななくシステムメインリレーSMRがオンされてないことから、ユーザが装置側コネクタ62に接触してもメインバッテリ36の電圧がユーザへ印加されることはないと判断して、外部AC充電を許可して(ステップS170)、本ルーチンを終了する。この場合、その後、システムメインリレーSMRがオンされるとメインバッテリ36の電圧がユーザへ印加される可能性があることから、システムメインリレーSMRの接続は不許可とする。これにより、ユーザの保護を図りつつ、外部AC充電を実行することができる。
【0035】
ステップS120でシステムメインリレーSMRの接続要求があると判定されたときには、続いて、電圧センサ80aからの補機電圧Vaを入力し(ステップS130)、補機電圧Vaが判定電圧Vrefaより高いか否かを判定する(ステップS140)。ここで、判定電圧Vrefaは、AC充電器66からの電力で補機バッテリ80を充電しても補機84の駆動により補機バッテリ80の電圧が低下してバッテリ上がりが発生する可能性がある否かを判定するための閾値であり、補機電圧Vaの定格電圧より若干低い電圧(例えば、定格電圧が12Vの場合、11Vなど)に設定される。補機電圧Vaが判定電圧Vrefaより高いときには、補機バッテリ80にバッテリ上がりが発生する可能性はないと判断して、外部AC充電を許可して(ステップS170)、本ルーチンを終了する。この場合、その後、システムメインリレーSMRがオンされるとメインバッテリ36の電圧がユーザへ印加される可能性があることから、システムメインリレーSMRの接続は不許可とする。これにより、ユーザの保護を図りつつ、外部AC充電を実行することができる。
【0036】
ステップS140で補機バッテリVaが判定電圧Vrefa以下であるときには、AC充電器66からの電力で補機バッテリ80を充電しても補機84の駆動により補機バッテリ80の電圧が低下してバッテリ上がりが発生する可能性があると判断して、外部AC充電を不許可にして(ステップS180)、本ルーチンを終了する。この場合、その後のシステムメインリレーSMRの接続は不許可とし、補機84の駆動を停止させる。これにより、補機バッテリ80のバッテリ上がりを抑制することができる。
【0037】
このように、ステップS110で充電用リレーDCRに片極閉固着異常が発生しているか否かの判定がなされていなかったり、充電用リレーDCRに片極閉固着異常が発生している場合であって、ステップS120でシステムメインリレーSMRの接続要求がないと判定されたときや、ステップS120でシステムメインリレーSMRの接続要求があると判定されてステップS140で補機電圧Vaが判定電圧Vrefaより高いと判定されたときには、外部AC充電を許可し、AC充電器66からの電力でメインバッテリ36を充電する。これにより、ステップS110で充電用リレーDCRに片極閉固着異常が発生しているか否かの判定がなされていなかったり、充電用リレーDCRに片極閉固着異常が発生している場合に、一律に外部AC充電を不許可にするものに比して、AC充電器66からの電力でメインバッテリ36を充電する機会を増加させることができる。これにより、メインバッテリ36の蓄電量を回復させることができ、モータ32やPCU34が駆動できなくなることを抑制できる。
【0038】
以上説明した実施例の充電システムを搭載した電力装置20によれば、ユーザにより装置側コネクタ60と電源側コネクタ92とが接続されている際に、充電用リレーDCRに片極閉固着異常が発生しているか否かの判定がなされていなかったり、充電用リレーDCRに片極閉固着異常が発生している場合において、システムメインリレーSMRの接続要求がないとき、または、システムメインリレーSMRの接続要求があり且つ補機バッテリ80補機電圧Vaが判定電圧Vrefaより高いときには、外部AC充電を許可にすると共にシステムメインリレーSMRをオフすることにより、モータ32やPCU34が駆動できなくなることを抑制できる。
【0039】
実施例の充電システムを搭載した電力装置20では、ステップS100で装置側コネクタ62に漏電が発生したことを示す漏電履歴があるか否かを判定しているが、装置側コネクタ62に漏電が発生したことを示す漏電履歴があるか否かは判定しなくてもよい。
【0040】
実施例の充電システムを搭載した電力装置20では、蓄電装置としてメインバッテリ36を備えているが、メインバッテリ36に代えてキャパシタを備えていてもよい。同様に、補機バッテリ80に代えてキャパシタを備えていてもよい。
【0041】
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、メインバッテリ36が「第1蓄電装置」に相当し、システムメインリレーSMRが「メインリレー」に相当し、補機バッテリ80が「第2蓄電装置」に相当し、電力装置20が「電力装置」に相当し、装置側コネクタ60が「第1コネクタ」に相当し、AC充電器66が「交流充電装置」に相当し、装置側コネクタ62が「第2コネクタ」に相当し、正極側リレーDCRBが「正極側リレー」に相当し、負極側リレーDCRGが「負極側リレー」に相当し、充電用リレーDCRが「充電用リレー」に相当する。
【0042】
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
【0043】
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。