(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載のコンタクトレンズ用ケースは、洗浄が容易に行えるものの、元々どの程度汚れていたのか、また、これに伴いどの程度の洗浄が必要となるのか、洗浄後どの程度汚れが落ちているのか、といった、表面の汚れの状態を認識することができない。
【0008】
そして、上記のように、洗浄したとしても汚れの程度が判然としないことを起因として、コンタクトレンズの着用者は、洗浄する行為自体が億劫になり、ひいては、着用することも憚られる、という問題があった。
【0009】
本発明は上記のような実状に鑑みてなされたものであり、コンタクトレンズに付着した汚れを容易に視認することができ、利便性を向上させたコンタクトレンズ用ケースを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明は、コンタクトレンズを保管するコンタクトレンズ用ケースであって、
上方に向かって開口するケース本体と、前記ケース本体の開口を開閉可能に覆って設けられる蓋部と、前記ケース本体の内部に光を照射する照射部と、を備え、
前記ケース本体は、前記コンタクトレンズを収容する収容空間が設けられた収容部を有し、
前記蓋部は、前記収容空間に収容された前記コンタクトレンズを、外部から視認可能とする窓部を有し、
前記照射部は、前記収容空間に向かって紫外線を発するブラックライトである。
【0011】
本発明によれば、照射部が収容空間に向かって紫外線を発するブラックライトであることにより、コンタクトレンズに付着した、通常肉眼では視認できない汚れを可視化することができ、汚れの程度を容易に視認することが可能となる。
【0012】
これにより、使用者は、コンタクトレンズを洗浄した後、本コンタクトレンズ用ケースにより、表面が納得のいく程度まできれいになったか否かを迅速に確認することができるため、ストレスなく、安心してコンタクトレンズを着用することが可能となる。
【0013】
本発明の好ましい形態では、前記収容部は、前記収容空間の底面を構成する載置部を有し、前記載置部は、透光性を有し、前記照射部は、前記載置部の下方に設けられている。
【0014】
このような構成とすることで、簡素な構成で、コンタクトレンズ全体に漏れなく紫外線を照射することが可能となる。
【0015】
本発明の好ましい形態では、前記ケース本体は、前記収容空間を開閉可能に覆って設けられるキャップ部を有し、前記キャップ部は、透光性を有している。
【0016】
このような構成とすることで、コンタクトレンズやその保存液が、収容空間内部から外部に飛び出してしまうことを防止しつつ、付着した汚れを視認することが可能となる。
【0017】
本発明の好ましい形態では、前記ケース本体は、その内部に、前記収容部を着脱可能に固定する着脱手段を有する。
【0018】
このような構成とすることで、本コンタクトレンズ用ケースを持ち運ぶ際等に、収容部の位置がずれることがなく、特段収容部の位置を調整せずとも、迅速に付着した汚れを視認することが可能となる。
【0019】
本発明の好ましい形態では、前記窓部には、拡大レンズが設けられている。
【0020】
このような構成とすることで、付着した汚れをより明確に視認することが可能となる。
【0021】
本発明の好ましい形態では、前記コンタクトレンズの使用期限を表示するタイマー部を備える。
【0022】
このような構成とすることで、コンタクトレンズを交換するタイミングを一目で把握することが可能となる。
【0023】
本発明の好ましい形態では、前記窓部及び前記収容部は、それぞれ一対設けられている。
【0024】
このような構成とすることで、左右のコンタクトレンズを同時に保管しておくことが可能となる。
【0025】
本発明の好ましい形態では、前記蓋部は、人又は動物の顔を模した外観に構成され、前記一対の窓部は、それぞれ前記顔の目に相当する位置に設けられている。
【0026】
このような構成とすることで、機能面だけでなく、その見た目を契機として、需要者に購買意欲を喚起させることが可能となる。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、コンタクトレンズに付着した汚れを容易に視認することができ、利便性を向上させたコンタクトレンズ用ケースを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係るコンタクトレンズ用ケースについて説明する。
なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、これらの図において、符号Xは、本実施形態に係るコンタクトレンズ用ケースを示す。
【0030】
以下、
図1及び
図2を用いて、コンタクトレンズ用ケースXの外部構成等について詳述する。
【0031】
図1及び
図2に示すように、コンタクトレンズ用ケースXは、上方に向かって開口し、略お椀状に概略構成されたケース本体1と、ケース本体1の開口を開閉可能に覆って設けられ、略お椀状に概略構成された蓋部2と、ケース本体1の内部に光を照射する照射部3(
図3等参照)と、コンタクトレンズL(
図3等参照)の使用期限を表示するタイマー部4と、を備えている。
【0032】
ケース本体1には、特に
図2(b)に示されるように、側方に突設された一対の耳部1aと、コンタクトレンズ用ケースXを所定の面に安定的に載置するための支持部1bと、照射部3の照射状態のON/OFFを制御するための照射ボタン1cと、バッテリーB(
図5(b)参照)を充電するための充電孔1dと、が設けられている。
【0033】
一対の耳部1aは、本実施形態では、猫の両耳を模した形態となされている。
【0034】
支持部1bは、輪状に形成され、ケース本体1の底面から下方に突設されている。
【0035】
照射ボタン1cは、背面視で支持部1bの内側に設けられ、本実施形態では、猫の掌球を模した形状となされた物理ボタンである。
また、照射ボタン1cは、指球を模して、照射ボタン1cの周縁に配置された4つの円形状の突起と合わせて、猫の肉球を想起させる外観となされている。
【0036】
充電孔1dは、支持部1bの外側近傍に配置されている。
【0037】
蓋部2は、収容空間S(
図4及び
図5(a)参照)に収容されたコンタクトレンズLを、外部から視認可能とする窓部21を有している。
【0038】
窓部21は、蓋部2を貫通する、略円形状に構成された貫通孔であり、
図2(a)における左右方向に間隔を置いて、一対設けられている。
【0039】
ここで、蓋部2には、窓部21の他、蓋部2の略中央に配置された鼻部2aと、鼻部2aの下方に配置された口部2bと、鼻部2aの左右に一対配置された髭部2cと、が設けられている。
なお、鼻部2aや口部2b、髭部2cは、蓋部2の表面から突出されることにより構成されても良いし、単に蓋部2の表面に描画されることで構成されていても良い。
【0040】
このように構成することで、特に
図2(a)に示されるように、コンタクトレンズ用ケースXを正面から見た際、一対の窓部21が、動物の顔の目に相当する位置に設けられることとなり、一対の耳部1aと合わせて、コンタクトレンズ用ケースXは、猫の顔を模した外観となる。
【0041】
なお、外観を模する対象となる動物は、必ずしも猫である必要はなく、例えば、犬や熊、猿等であっても良いし、人の顔を対象としても良く、任意に設計変更可能である。
【0042】
照射部3は、収容空間Sに向かって紫外線を発するブラックライトである。
【0043】
タイマー部4は、カウントダウンタイマーとして構成されており、残り時間を表示する表示モニター4aと、カウントダウンを開始させるスタートボタン4bと、表示されている残り時間を初期表示に戻すリセットボタン4cと、により構成されている。
【0044】
表示モニター4aは、背面視で支持部1bの内側に設けられており、本実施形態では、コンタクトレンズ用ケースXに2週間使い捨てのコンタクトレンズLを保管することを想定した表示となされている。
即ち、表示モニター4aには、14日の期間が設定され、その初期表示として、残りの日と時間が表示されている。
【0045】
スタートボタン4b及びリセットボタン4cは、それぞれ、各耳部1aに物理ボタンとして設けられている。
なお、スタートボタン4b及びリセットボタン4cは、必ずしも各耳部1aに設ける必要はなく、照射ボタン1cと同様に、支持部1bの内側等に設けられていても良い。
【0046】
ここで、使用者は、スタートボタン4bを一度押下することによりカウントダウンを開始させた後、再度押下することにより、カウントダウンを一時停止させることができる。
また、例えば、スタートボタン4bとリセットボタン4cを同時に押下することで、表示モニター4aを設定モードに遷移させ、スタートボタン4b又はリセットボタン4cの何れかの押下により、設定期間を変更することが可能な構成としても良い。
このように構成することで、使用者は、保管するコンタクトレンズの種類に適した期間を、自由に設定することができる。
【0047】
ケース本体1の開口端の一部には、ケース本体1と蓋部2とを連結するヒンジ部h1が設けられており、ケース本体1と蓋部2とは、ヒンジ部h1を軸に、相互に回動可能に構成されている。
なお、ヒンジ部h1は、本実施形態では、リビングヒンジとなされているが、これに限られず、例えば、プラスチック製の蝶番等としても良い。また、ケース本体1と蓋部2とは、必ずしもヒンジ部h1により一体形成されている必要はなく、別体に構成し、例えば、それぞれの開口端に雄ねじ及び雌ネジを設けることで、互いに着脱可能としても良い。
【0048】
また、ケース本体1における、ヒンジ部h1と対向する開口端の一部には、蓋部2によるケース本体1の閉状態を維持するための、係止手段h2が設けられている。
係止手段h2は、全体が可撓性素材により形成されており、ケース本体1の開口端を部分的に切除することにより形成された窪みr(
図3及び
図4参照)に設けられている。
なお、係止手段h2の構成については、
図5(b)を用いて後述する。
【0049】
以下、
図3〜
図5を用いて、コンタクトレンズ用ケースXの内部構成等について詳述する。
【0050】
図3及び
図4に示すように、ケース本体1は、コンタクトレンズL及びその保存液が収容される収容空間Sが設けられた一対の収容部11と、収容空間Sを開閉可能に覆って設けられる一対のキャップ部12と、収容部11を着脱可能に固定する一対の着脱手段13と、を有している。
なお、
図4は、
図3の拡大分解斜視図であり、蓋部2は省略している。
【0051】
また、ケース本体1は、収容部11が載置される一対の基台部14と、一対の基台部14が載置され、ケース本体1の内部を上下に区画する仕切台部15と、をさらに有している。
なお、一対の照射部3及び一対の基台部14は、仕切台部15上に固定されている。
【0052】
一対の収容部11は、半透明のプラスチック等の素材で形成されることにより全体が透光性を有しており、それぞれ、略円筒状の収容部本体11aと、収容部本体11aの底部に設けられることで収容空間Sの底面を構成する、略円板状の載置部11bと、を含む。
また、各載置部11bは、細長の連結部jにより連結されている。
【0053】
各収容部本体11aは、その上部の外径が、下部の外径よりも小径に構成されることで、段付き形状となされている。
【0054】
各キャップ部12は、有底円筒状に構成され、半透明のプラスチック等の素材で形成されることにより透光性を有している。
また、各収容部本体11aの上段部の外周面には雄ネジ(図示せず)が形成され、各キャップ部12の内周面には雌ネジ(図示せず)が形成されており、これらを介して、各キャップ部12を、各収容部本体11aに着脱可能に取付けることができる。
【0055】
なお、各キャップ部12の構成はこれに限られず、例えば、各キャップ部12を可撓性素材により形成し、リビングヒンジを介して、各収容部本体11aの開口端に連結させておく構成としても良い。
この場合、雄ネジや雌ネジは形成されず、各キャップ部12を各収容部本体11aの開口に被せ、下方に押し込むことで、各キャップ部12が、各収容部本体11aに嵌合させられる。
【0056】
各着脱手段13は、弾性素材により形成された、2つの着脱手段構成体13aにより構成されている。
また、各着脱手段構成体13aは、各基台部14の上面周縁部から上方に突設され、互いに対向するように配置されている。
なお、着脱手段構成体13aの数は2つに限られず、各収容部11のケース内部での安定性を向上させるために、3つ以上設けても良い。
【0057】
各着脱手段構成体13aは、上方に延びる第一構成部13a1と、第一構成部13a1の上端から、側方に向かって延びる第二構成部13a2と、により構成されることで、逆L字状となされている。
【0058】
ここで、各基台部14に各収容部11を載置する際、使用者は、各収容部11を各基台部14の上面に向かって押し込む。
これにより、各第一構成部13a1は、各載置部11bにより外方に押圧され、その弾性力により、外方に向かってやや湾曲しつつ、各収容部11を挟持する態様となる。
なお、各第一構成部13a1の高さは、各載置部11bの高さと略同一に構成されている。
【0059】
そして、使用者は、各収容部11をさらに下方に押し込むことで、各載置部11bが各第一構成部13a1により挟持されつつ、各載置部11bが各基台部14に載置される。
また、このとき、各第二構成部13a2が各載置部11bの上面に当接され、各収容部11は、
図3に示す状態となり、各基台部14上に安定的に載置される。
なお、各収容部11を各基台部14に各収容部11から取り外す際、使用者は、各収容部11を上方に持ち上げるのみで、各着脱手段構成体13aがその弾性力により変形し、容易に取り外すことができる。
【0060】
各基台部14は、略円筒状に構成され、その内部に各照射部3が配置されている。
また、各基台部14は、各照射部3が各基台部14の上面よりも上方に突出しない程度の高さに構成されている。
【0061】
図5(a)は、
図2(a)におけるPP´線断面図であり、仕切台部15の下方に形成され、後述するバッテリーB等が格納される格納空間wについては省略し、各照射部3については断面図で示していない。。
図5(b)は、
図2(a)におけるQQ´線断面図であり、格納空間wに格納されているバッテリーB等は断面図で示していない。
【0062】
図5に示すように、各収容部11を各着脱手段13に取付け、蓋部2により、ケース本体1を閉状態とすることで、各照射部3の直上に、各窓部21が配置される。
また、各コンタクトレンズLは、載置部11bを介して、照射部3により紫外線が照射される。
【0063】
また、
図5(a)に示すように、各窓部21には、拡大レンズ21aがはめ込まれている。
これにより、使用者は、各窓部21及びキャップ部12介して、各コンタクトレンズLを、拡大された状態で視認することができる。
なお、本実施形態では、拡大レンズ21aは平凸レンズとなされているが、これに限られず、両凸レンズや凸メニスカスレンズ等であっても良い。
【0064】
また、
図5(b)に示すように、仕切台部15の下方に形成される格納空間wには、バッテリーB及び制御部Cが格納されている。
【0065】
バッテリーBは、上記した充電孔1dを介して、充電用の所定のケーブルと接続することで、繰り返しの充電が可能である。
なお、充電端子の規格としては、USB端子やLightning端子等、種々の規格が採用され得る。また、公知のワイヤレス充電器を用いることで、電磁誘導等による非接触充電(ワイヤレス充電)が可能な構成としても良い。
この他、格納空間wに、乾電池やボタン電池等を交換可能に収容する空間を設け、これらの電池により制御部Cを駆動させる構成としても良いし、この構成と、充電式のバッテリーBを用いた構成と、を併用しても良い。
【0066】
制御部Cは、バッテリーBや各照射部3、タイマー部4と電気的に接続されている。
これにより、制御部Cは、照射ボタン1cの操作に基づく、各照射部3の照射状態のON/OFFの切り替えや、スタートボタン4bやリセットボタン4cの操作に基づく、表示モニター4aの表示態様(カウントダウンの実行や設定モードへの遷移)を制御する。
【0067】
また、
図5(b)に示すように、係止手段h2は、窪みrから上方に突設された係止手段本体h21と、係止手段本体h21から側方に突設された係止解除部h22とにより構成されている。
【0068】
係止手段本体h21は、薄板状体であり、その上方に、側方に向かってやや突出した係止突起mが設けられている。
係止突起mは、蓋部2の開口端であって、窪みrの直上に設けられた、係止溝nに係止されている。
【0069】
このように構成することで、ヒンジ部h1を軸とした蓋部2の回動動作が制御され、ケース本体1の閉状態が安定的に維持される。
また、使用者は、係止解除部h22を押圧することで、係止手段本体h21が湾曲し、係止突起mと係止溝nの係止状態が解消され、容易にケース本体1を開状態(
図3に示す状態)とすることができる。
【0070】
本実施形態によれば、コンタクトレンズ用ケースXは、以下のような効果を奏する。
【0071】
即ち、本実施形態によれば、照射部3が収容空間Sに向かって紫外線を発するブラックライトであることにより、コンタクトレンズLに付着した、通常肉眼では視認できない汚れを可視化することができ、汚れの程度を容易に視認することができる。
【0072】
また、照射部3が、載置部11bの下方に設けられていることで、簡素な構成で、コンタクトレンズL全体に漏れなく紫外線を照射することができ、コンタクトレンズ用ケースXの利便性が向上する。
【0073】
また、収容空間Sを開閉可能に覆って設けられるキャップ部12により、コンタクトレンズLやその保存液が、収容空間S内部から外部に飛び出してしまうことを防止しつつ、付着した汚れを視認することができる。
【0074】
また、着脱手段13により、コンタクトレンズ用ケースXを持ち運ぶ際等に、収容部11の位置がずれることがなく、特段収容部11の位置を調整せずとも、迅速に付着した汚れを視認することができる。
【0075】
また、窓部21に拡大レンズ21aが設けられていることで、付着した汚れをより明確に視認することができる。
【0076】
また、タイマー部4により、コンタクトレンズLを交換するタイミングを一目で把握することができる。
【0077】
また、窓部21及び収容部11が、それぞれ一対設けられていることで、左右のコンタクトレンズLを同時に保管しておくことができる。
【0078】
また、蓋部2が、耳部1aと合わせて、猫の顔を模した外観に構成されていることで、機能面だけでなく、その見た目を契機として、需要者に購買意欲を喚起させることができる。
【0079】
なお、上述の実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0080】
例えば、本実施形態では、照射部3を載置部11bの下方に設ける構成としたが、照射部3を、ケース本体1の内側面や蓋部2の内面に設け、側方や斜め上方から、各コンタクトレンズLに紫外線を照射する構成としても良い。
【0081】
また、本実施形態では、着脱手段13として、弾性の着脱手段構成体13aを用いた例を示したが、例えば、載置部11bの底面と基台部14の上面とに、極性の異なる磁石を設けておき、磁着により、載置部11bを基台部14に取り付ける構成としても良い。
なお、上記のように照射部3を載置部11bの下方に設けない構成とする場合、基台部14は、必ずしも必要ではない。
【0082】
また、本実施形態では、照射部3を各収容部11に合わせて一対設ける構成としたが、例えば、照射部3を細長形状とすることにより、1つの照射部3で、各収容部11の収容空間Sを照射可能な構成としても良い。
【解決手段】コンタクトレンズLを保管するコンタクトレンズ用ケースXであって、上方に向かって開口するケース本体1と、ケース本体1の開口を開閉可能に覆って設けられる蓋部2と、ケース本体1の内部に光を照射する照射部3と、を備え、ケース本体1は、コンタクトレンズLを収容する収容空間Sが設けられた収容部11を有し、蓋部2は、収容空間Sに収容されたコンタクトレンズLを、外部から視認可能とする窓部を有し、照射部3は、収容空間Sに向かって紫外線を発するブラックライトである。