(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6963337
(24)【登録日】2021年10月19日
(45)【発行日】2021年11月5日
(54)【発明の名称】容器蓋に結合する密閉パッキン
(51)【国際特許分類】
B65D 51/16 20060101AFI20211025BHJP
B65D 43/02 20060101ALI20211025BHJP
B65D 47/32 20060101ALI20211025BHJP
B65D 53/02 20060101ALI20211025BHJP
【FI】
B65D51/16
B65D43/02
B65D47/32
B65D53/02
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2020-563418(P2020-563418)
(86)(22)【出願日】2020年1月28日
(65)【公表番号】特表2021-526110(P2021-526110A)
(43)【公表日】2021年9月30日
(86)【国際出願番号】KR2020001264
(87)【国際公開番号】WO2020222403
(87)【国際公開日】20201105
【審査請求日】2020年11月9日
(31)【優先権主張番号】10-2019-0051373
(32)【優先日】2019年5月2日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517415908
【氏名又は名称】ネオフラム インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】NEOFLAM INC.
(74)【代理人】
【識別番号】110000660
【氏名又は名称】Knowledge Partners 特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】キム、ヒュン ドン
(72)【発明者】
【氏名】ユン、ジュ ヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム、ジェイ ウク
【審査官】
小川 克久
(56)【参考文献】
【文献】
韓国登録特許第10−1953326(KR,B1)
【文献】
韓国登録実用新案第20−0311423(KR,Y1)
【文献】
欧州特許出願公開第1332982(EP,A1)
【文献】
韓国登録特許第10−1685441(KR,B1)
【文献】
特表2010−532734(JP,A)
【文献】
韓国登録特許第10−1616828(KR,B1)
【文献】
登録実用新案第3124084(JP,U)
【文献】
韓国公開特許第10−2010−0078576(KR,A)
【文献】
中国実用新案第202967024(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 51/16
B65D 43/02
B65D 47/32
B65D 53/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器蓋(10)の中央側に打孔し形成された第1空気移動孔(11)に結合して、加圧の有無によって、前記容器蓋(10)を容器(20)に密着する容器蓋に結合する密閉パッキン(100)において、
前記容器蓋(10)の上部に結合し、中央側に、前記第1空気移動孔(11)と連通される第2空気移動孔(111)が打孔し形成される密閉板(110)と、
前記第2空気移動孔(111)の端に上部方向へ突出し形成されて、弾性変形される多数個の弾性支持レグ(120)と、
前記弾性支持レグ(120)と、前記弾性支持レグ(120)の間に空気が移動する第3空気移動孔(121)と、
前記密閉板(110)の上部に曲面を成して、弾性変形が可能に具備し、内側上部に前記弾性支持レグ(120)の上部が結合し、内側に空間で構成された加圧室(131)が形成される加圧部材(130)と、で構成されることを特徴とする容器蓋に結合する密閉パッキン(100)。
【請求項2】
前記加圧部材(130)は、その断面が半円形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の容器蓋に結合する密閉パッキン(100)。
【請求項3】
前記加圧部材(130)の上部側の周囲には、前記加圧部材(130)の中央を加圧する過程において、前記加圧部材(130)の下部側の外側面が上部方向へ引っ繰り返ることをガイドするように折り畳みガイド溝(132)が陥没し形成されることを特徴とする請求項1に記載の容器蓋に結合する密閉パッキン(100)。
【請求項4】
前記加圧部材(130)の厚さは、上部中央から下部末端へ行くほど厚くなることを特徴とする請求項2に記載の容器蓋に結合する密閉パッキン(100)。
【請求項5】
前記第2空気移動孔(111)の大きさは、ユーザーが指で前記加圧部材(130)の中央を加圧して、前記加圧部材(130)が引っ繰り返った状態で前記加圧部材(130)の下部中央部が、前記第2空気移動孔(111)に嵌められて抑止嵌合状態が発生されない大きさで形成されることを特徴とする請求項1に記載の容器蓋に結合する密閉パッキン(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器蓋に結合する密閉パッキンに関し、弾性材質で形成され、簡単な構造で構成された密閉パッキンを介して、ユーザーが一回のタッチだけで容器と容器蓋の間を密閉したり、密閉を解除することができることを特徴とする容器蓋に結合する密閉パッキンに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、食堂または家庭で食べ物を保管する場合、食べ物が空気と接触して傷むことを防止し、食べ物特有のにおいが外部に漏れることを防止するために密閉力が優れている密閉容器を使っている。
【0003】
良い密閉容器は、食べ物が傷まなくて、においが漏れないように密閉力が優秀で、冷蔵庫や食品収納庫に保管できるように保管性が容易で、大きさなどの使用目的に 適合するように作られた容器と見ることができる。
【0004】
このような密閉容器は、ビニール袋に比べて、ずっと食べ物を新鮮な状態で維持することができ、においを完全に遮断し、ビニール袋と違って半永久的に使用でき、環境にやさしいという点で、その使用がますます増えている傾向である。
【0005】
一方、密閉容器は、食べ物を保管する時には、容器本体と、容器蓋を最大限に密閉し、食べ物を取り出す場合には、簡単な動作により、容器蓋を容易に開くことができるようすることが重要である。
【0006】
このような機能的な特徴を持つ密閉容器は、様々な実施例を介して公開されており、その中に、下記特許文献1の「真空用密閉パッキンを利用した真空用密閉蓋(大韓民国登録特許公報第10-1953326号)」が掲示されている。
前記特許文献1の「真空用密閉パッキンを利用した真空用密閉蓋」は、容器の内部を真空状態に形成することができる真空形成手段を具備した蓋本体と、
前記蓋本体の枠部位に固定設置されて容器の内壁面に密着し、容器を密閉することと共に容器を密閉した状態で、真空形成手段の作動により、容器内で真空が誘導される場合に、容器の外周縁上端面に圧着し、容器内部を真空状態に維持することができる真空パッキン部材と、そして、
前記真空パッキン部材を前記蓋本体の枠部位に結合し固定することができるように、前記蓋本体の枠に形成されるパッキン結合手段と、を含み、
前記真空のパッキン部材は、前記蓋本体の枠部位に密着するように固定し設置されるパッキンボディ部と、
前記パッキンボディ部の下端部から外側へ延長されるように形成され、所定曲面を有し、上部に曲がる形状で突出するようにパッキン翼部が形成されて、前記パッキン翼部が容器の内壁面に密着し、上方向へ変形して、容器を密閉する密閉パッキン部と、そして、
前記密閉パッキン部によって容器を密閉した状態で、容器内で真空が誘導される場合に、容器の外周縁上端面に圧着し、容器内の真空状態を維持することができるように、前記パッキン翼部の上部に所定間隔を有するように、前記パッキンボディ部の上端部から水平を成し、外側へ延長されるように形成される真空パッキン部と、を含み、
前記真空パッキン部には、容器の上部面に密着する底面に多数の凹凸部が形成され、前記密閉パッキン部のパッキン翼部から内側へ水平を成し突出するように延長され、前記蓋本体の底部に密着し支持されるパッキン支持部が形成され、前記パッキン結合手段は、前記蓋本体の枠部位に真空パッキン部材を結合し固定することができるように、前記蓋本体の枠に隣接して下部へ凹入(おうにゅう)するように形成される凹入部と、
前記凹入部の外側端部から上部へ折り曲げられるように、垂直部が形成され、前記垂直部に前記真空パッキン部材のパッキンボディ部が密着するように設置される垂直結合部と、
前記垂直結合部の外側端部で水平を成し、外側へ折り曲げられるように、水平部が形成されて、前記水平部に前記真空パッキン部材の真空のパッキン部が密着するように設置される水平結合部と、そして、
前記水平結合部の水平部の外側端部から下部へ折り曲げられるように形成され、前記真空パッキン部材の真空パッキン部の端部を支持する係止部と、で構成され、 前記垂直結合部には、前記真空パッキン部材を固定することができるパッキン固定部と、が形成され、
前記パッキンの固定部は、前記垂直部から内側へ凹入するように嵌合溝部が折り曲げられるように形成され、前記嵌合溝部に対応するように、前記パッキンボディ部から突出するように嵌合突部が形成され、前記嵌合突部が前記嵌合溝部に嵌められるように固定することを特徴とするものとして、昇降動作でパッキンとともに容器の中の蒸気排出、及び、真空状態をもっと簡単に遂行することができるという長所があった。
【0007】
しかし、前記特許文献1の「真空用密閉パッキンを利用した真空用密閉蓋」は、真空パッキン部材、パッキン結合手段、真空形成手段などの構成要素が多くて、部品が破損したり、破損の時に交替費用がたくさんかかり、使用の容易性が低下するという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述した問題点を解決するために考案されたもので、本発明の目的は、弾性材質で形成され、簡単な構造で構成された密閉パッキンを介して、ユーザーが一回のタッチだけで容器と容器蓋の間を密閉したり、密閉を解除することができる容器蓋に結合する密閉パッキンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記のような問題点を解決するために、本発明に係る容器蓋に結合する密閉パッキンは、容器蓋(10)の中央側に打孔し形成された第1空気移動孔(11)に結合して、加圧の有無によって、前記容器蓋(10)を容器(20)に密着する容器蓋に結合する密閉パッキン(100)において、前記容器蓋(10)の上部に結合し、中央側に、前記第1空気移動孔(11)と連通される第2空気移動孔(111)が打孔し形成される密閉板(110)と、
前記第2空気移動孔(111)の端に上部方向へ突出し形成されて弾性変形される多数個の弾性支持レグ(120)と、
前記弾性支持レグ(120)と、前記弾性支持レグ(120)の間に空気が移動する第3空気移動孔(121)と、
前記密閉板(110)の上部に曲面を成して、弾性変形が可能に具備し、内側上部に前記弾性支持レグ(120)の上部が結合し、内側に空間で構成された加圧室(131)が形成される加圧部材(130)と、で構成されることを特徴とする。
【0010】
また、前記加圧部材(130)は、その断面が半円形状で形成されることを特徴とする。
【0011】
また、前記加圧部材(130)の上部側の周囲には、前記加圧部材(130)の中央を加圧する過程で、前記加圧部材(130)の下部側の外側面が上部方向へ引っ繰り返ることをガイドするように折り畳みガイド溝(132)が陥没し形成されることを特徴とする。
【0012】
また、前記加圧部材(130)の厚さは、上部中央から下部末端へ行くほど厚くなることを特徴とする。
【0013】
また、前記第2空気移動孔(111)の大きさは、ユーザーが指で前記加圧部材(130)の中央を加圧して、前記加圧部材(130)が引っ繰り返った状態で、前記加圧部材(130)の下部中央部が前記第2空気移動孔(111)に嵌められて抑止嵌合状態が発生されない大きさで形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
以上のように、本発明によれば、弾性材質で形成され、簡単な構造で構成された、密閉パッキンを介して、ユーザーが一回のタッチだけで容器と容器蓋の間を密閉したり、密閉を解除することができるという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の好ましい実施例に係る容器蓋に結合する密閉パッキンが容器蓋に装着された姿を示す斜視図である。
【
図2】本発明の好ましい実施例に係る容器蓋に結合する密閉パッキンの閉じた状態の姿を示す斜視図である。
【
図3】本発明の好ましい実施例に係る容器蓋に結合する密閉パッキンの開いた状態の姿を示す斜視図である。
【
図4】本発明の好ましい実施例に係る容器蓋に結合する密閉パッキンの作動過程を示す実施例図である。
【
図5】本発明の好ましい実施例に係る容器蓋に結合する密閉パッキンの作動過程を示す実施例図である。
【
図6】本発明の好ましい実施例に係る容器蓋に結合する密閉パッキンの作動過程を示す実施例図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して、本発明の一実施例に係る容器蓋に結合する密閉パッキン(100)を詳細に説明する。まず、図面の中に、同一の構成要素または部品は、可能な限り同一の参照符号で示す。本発明を説明することにおいて、関わった公知機能あるいは構成に関する具体的な説明は、本発明の要旨を曖昧でないようにするために省略する。
【0017】
図2または
図3を参照すると、本発明の一実施例に係る容器蓋に結合する密閉パッキン(100)は、大きく、密閉板(110)、弾性支持レグ(120)、及び、加圧部材(130)で構成される。
【0018】
まず、密閉板(110)について説明する。前記密閉板(110)は、
図1、
図2または
図4に示すように、容器蓋(10)の上部に形成された第1空気移動孔(11)の位置に合わせて結合する構成要素として、前記密閉板(110)の中央には、前記第1空気移動孔(11)と連通される第2空気移動孔(111)が打孔し形成されることにより、容器(20)内の空気を外部へ排出したり、外部の空気を前記容器(20)内に引き込むことが可能に前記容器(20)内の圧力変化ができる。
【0019】
一方、前記第2空気移動孔(111)の大きさは、
図5に示すように、ユーザが指で前記加圧部材(130)の中央を加圧して、前記加圧部材(130)が引っ繰り返った状態で、前記加圧部材(130)の下部中央部が前記第2空気移動孔(111)に嵌められて抑止嵌合状態が発生しない大きさで形成されることが好ましい。
【0020】
また、前記密閉板(110)は、後述する加圧部材(130)と連結されて、前記加圧部材(130)が前記容器蓋(10)の上部側に位置されることができる。
【0021】
次に、弾性支持レグ(120)について説明する。前記弾性支持レグ(120)は、
図3または
図4に示すように、前記密閉板(110)に打孔し形成された前記第2空気移動孔(111)の端周辺に上部方向へ多数個突出し形成されるシリコンなどの弾性変形が可能な弾性材質で構成された構成要素として、前記加圧部材(130)と連結されて、前記加圧部材(130)が上、下方向へ移動して上、下運動によって引っ繰り返ったり、元の状態を回復することをガイドする。
【0022】
また、前記弾性支持レグ(120)と、前記弾性支持レグ(120)の間には、空気が移動する第3空気移動孔(121)が形成されることにより、前記第1空気移動孔(11)と第2空気移動孔(111)を介して移動される空気を外部へ排出したり、外部の空気を前記容器(20)内に引き込むことを可能にして、前記容器(20)内の圧力の変化ができる。
【0023】
次に、加圧部材(130)について説明する。前記加圧部材(130)は、
図2、
図3または
図4に示すように、曲面形状で形成され、前記密閉板(110)の上部を覆った状態で、前記弾性支持レグ(120)と連結され、可変の有無によって前記容器(20)内の圧力を変化させる構成要素として、シリコンなどの弾性変形が可能な弾性材質で構成され、加圧室(131)、折り畳みガイド溝(132)を含む。
【0024】
前記加圧室(131)は、前記加圧部材(130)と、前記密閉板(110)の間の内側空間をいい、前記加圧室(131)は、前記加圧部材(130)のポンピング動作による可変の有無によって、真空状態または大気圧の状態になって、前記容器(20)内の圧力が変化することをガイドする。
【0025】
前記折り畳みガイド溝(132)は、前記加圧部材(130)の上部側の周囲表面に円形状に陥没し形成される一種の溝として、前記折り畳みガイド溝(132)により、
図5に示すように、前記加圧部材(130)の中央を加圧して、前記加圧部材(130)が引っ繰り返る過程で、前記折り畳みガイド溝(132)の境界にある前記加圧部材(130)の外側面が折れて、前記加圧部材(130)の下部側の外側面が上部方向に引っ繰り返ることをガイドして、前記加圧部材(130)が簡単に引っ繰り返ることができる。
【0026】
一方、前記加圧部材(130)は、その断面が半円形状で形成され、角がある四角形状である場合よりも、前記加圧部材(130)が容易に引っ繰り返ることができる。
【0027】
また、本発明において、
図4に示すように、前記加圧部材(130)の厚さは、上部中央から下部末端へ行くほど厚くなることが特徴である。これにより、前記加圧部材(130)が容易に引っ繰り返ることができる。
【0028】
以下では、
図4〜
図5を参照して、本発明の好ましい実施例に係る容器蓋に結合する密閉パッキン(100)を介して、密閉した容器(20)を密閉解除するための動作を説明する。
【0029】
まず、
図4に示すように、本発明の好ましい実施例に係る容器蓋に結合する密閉パッキン(100)が元の状態である場合には、前記容器蓋(10)と前記容器(20)の間は密閉状態になる。
【0030】
次に、
図5に示すように、ユーザが前記加圧部材(130)の上部中央側を加圧すると、前記加圧部材(130)は、弾性変形が行われ、前記加圧室(131)は、収縮状態になり、以後、
図6に示すように、前記加圧部材(130)が完全に引っ繰り返れば、前記容器(20)内の空気が第1、2、3、空気移動孔(11、111、121)を介して外部に排出され、前記容器(20)内の圧力が大気圧の状態になって、前記容器蓋(10)と前記容器(20)の間の密閉力が低くなり、前記容器(20)から前記容器蓋(10)を容易に脱去することができる
【0031】
逆に、前記加圧部材(130)が引っ繰り返った状態で元の状態に変形した後、前記加圧部材(130)の上部中央側を加圧すると、前記加圧室(131)が膨張状態から収縮状態となり、ユーザーが前記加圧部材(130)で指を離し、押した圧力を除去すると、前記加圧室(131)は、再び膨張状態になって、前記容器(20)内の圧力が大気圧よりも低くなり、前記容器蓋(10)と前記容器(20)の間が密着して密閉状態になる。
【0032】
図面と明細書で最適の実施例を開示した。ここで特定の用語を用いたが、これは単に本発明を説明するための目的で用いたものであり、意味の限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために用いたものではない。従って、当該技術分野の通常の知識を有する者であれば、多様な変形および均等な他の実施例が可能であることを理解すべきである。また、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められる。