(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6963461
(24)【登録日】2021年10月19日
(45)【発行日】2021年11月10日
(54)【発明の名称】遮音壁
(51)【国際特許分類】
E01F 8/00 20060101AFI20211028BHJP
E01B 19/00 20060101ALI20211028BHJP
【FI】
E01F8/00
E01B19/00 C
【請求項の数】10
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-206072(P2017-206072)
(22)【出願日】2017年10月25日
(65)【公開番号】特開2019-78081(P2019-78081A)
(43)【公開日】2019年5月23日
【審査請求日】2020年8月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000231110
【氏名又は名称】JFE建材株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000958
【氏名又は名称】特許業務法人 インテクト国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100120237
【弁理士】
【氏名又は名称】石橋 良規
(72)【発明者】
【氏名】神谷 洋介
【審査官】
深田 高義
(56)【参考文献】
【文献】
再公表特許第2015/152340(JP,A1)
【文献】
特開2000−336766(JP,A)
【文献】
実開昭56−144113(JP,U)
【文献】
特開2014−077254(JP,A)
【文献】
実公昭52−003285(JP,Y2)
【文献】
実開昭58−099310(JP,U)
【文献】
特開2002−142654(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E01F 8/00
E01B 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の間隔で設置される支柱と、遮音パネルと、前記支柱間に前記遮音パネルを取り付けるための取付け手段と、前記支柱に沿って垂直に張り渡された、前記遮音パネルの落下を防止する落下防止ワイヤとを備えた遮音壁において、
前記遮音パネルは、板状の遮音材と、前記遮音材の周囲に取り付けられた、上枠、下枠および縦枠からなる枠体と、前記枠体の背面側に取り付けられた背面板とからなり、前記取付け手段は、前記縦枠に取り付けられ、前記落下防止ワイヤは、前記背面板側に取り付けられたワイヤ保持金具に挿通され、
前記支柱は、形鋼からなり、前記取付け手段は、前記支柱の前面側フランジに挿通される断面コ字状の取付け部材と、前記前面側フランジの前面と前記取付け部材との間に配され、前記取付け部材を前記前面側フランジに押圧して、前記遮音パネルを固定する固定ばねとを備え、前記前面側フランジに挿入された前記取付け部材は、ストッパにより前記前面側フランジの所定高さ位置に保持されることを特徴とする遮音壁。
【請求項2】
前記支柱は、H形鋼からなることを特徴とする、請求項1に記載の遮音壁。
【請求項3】
前記遮音材は、吸音材からなることを特徴とする、請求項1または2に記載の遮音壁。
【請求項4】
前記吸音材は、ポリエステル繊維成形材からなることを特徴とする、請求項3に記載の遮音壁。
【請求項5】
前記ワイヤ保持金具は、Jボルトからなることを特徴とする、請求項1から4の何れか1つに記載の遮音壁。
【請求項6】
前記Jボルトは、前記背面板に間隔をあけて2本取り付けられていることを特徴とする、請求項5に記載の遮音壁。
【請求項7】
前記固定ばねは、折畳みと折畳みの解除が可能であり、前記固定ばねを折り畳んだ状態で前記取付け部材に固定され、前記取付け部材が前記ストッパに当接した後、折畳みを解除して前記遮音パネルを前記前面側フランジに押圧することを特徴とする、請求項1から6の何れか1つに記載の遮音壁。
【請求項8】
前記ストッパは、前記前面側フランジの背面に設けられた突起からなることを特徴とする、請求項1から7の何れか1つに記載の遮音壁。
【請求項9】
前記ストッパは、前記前面側フランジに形成された開口と、前記取付け部材に設けられた、前記開口に挿入される突起とからなることを特徴とする、請求項1から7の何れか1つに記載の遮音壁。
【請求項10】
前記縦枠は、前記取付け部材にボルトにより固定されることを特徴とする、請求項1から9の何れか1つに記載の遮音壁。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、遮音壁、特に、遮音パネルの取付け、取替え、および、点検が容易に行え、さらに、遮音パネルの落下防止ワイヤの点検が容易に行える遮音壁に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、高速道路、一般道路、鉄道等の側部に沿って遮音壁を設置して、車両の走行に伴って発生する騒音の低減を図っている。
【0003】
特許文献1には、遮音壁の一例が開示されている。以下、この遮音壁を従来遮音壁といい、図面を参照しながら説明する。
【0004】
図11は、従来遮音壁を示す部分斜視図である。
【0005】
図11に示すように、従来遮音壁は、H形鋼からなる支柱21と、支柱21間に取り付けられた遮音パネル22とを備えている。
【0006】
遮音パネル22は、枠体23に取り付けられた、表面板26と板状吸音材24からなり、支柱21の前面側のフランジ21aの前面にボルト25により固定されている。
図11において、前面側(本線側)を(A)で示し、背面側(民地側)を(B)で示す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2007−146640号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述した従来遮音壁によれば、遮音パネル22が支柱21の本線側のフランジ21aの前面にボルト25により固定されているので、事故等により遮音パネル22が損傷した場合、遮音パネル22の交換が本線側から行えるといった利点がある。
【0009】
しかしながら、遮音パネル22は、ボルト25により支柱21に取り付けられているので、遮音パネル22の取付け、取替え、および、点検を行う際のボルト25の締付けや取外しに時間と手間がかかるといった問題があった。
【0010】
また、特許文献1には記載されていないが、通常、遮音パネル22の落下防止ワイヤは、遮音パネル22と背面パネル(特許文献1の
図2参照)との間に設けられているので、落下防止ワイヤの点検時には、パネルを取り外す必要があった。
【0011】
従って、この発明の目的は、遮音パネルの取付け、取替え、および、点検が容易に行えるとともに、遮音パネルの落下防止ワイヤの点検が容易に行える遮音壁を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とする。
【0013】
請求項1に記載の発明は、所定の間隔で設置される支柱と、遮音パネルと、前記支柱間に前記遮音パネルを取り付けるための取付け手段と、前記支柱に沿って垂直に張り渡された、前記遮音パネルの落下を防止する落下防止ワイヤとを備えた遮音壁において、前記遮音パネルは、板状の遮音材と、前記遮音材の周囲に取り付けられた、上枠、下枠および縦枠からなる枠体と、前記枠体の背面側に取り付けられた背面板とからなり、前記取付け手段は、前記縦枠に取り付けられ、前記落下防止ワイヤは、前記背面板側に取り付けられたワイヤ保持金具に挿通され
、前記支柱は、形鋼からなり、前記取付け手段は、前記支柱の前面側フランジに挿通される断面コ字状の取付け部材と、前記前面側フランジの前面と前記取付け部材との間に配され、前記取付け部材を前記前面側フランジに押圧して、前記遮音パネルを固定する固定ばねとを備え、前記前面側フランジに挿入された前記取付け部材は、ストッパにより前記前面側フランジの所定高さ位置に保持されることに特徴を有するものである。
【0015】
請求項
2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、前記支柱は、H形鋼からなることに特徴を有するものである。
【0016】
請求項
3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、前記遮音材は、吸音材からなることに特徴を有するものである。
【0017】
請求項
4に記載の発明は、請求項
3に記載の発明において、前記吸音材は、ポリエステル繊維成形材からなることに特徴を有するものである。
【0018】
請求項
5に記載の発明は、請求項1から
4の何れか1つに記載の発明において、前記ワイヤ保持金具は、Jボルトからなることに特徴を有するものである。
【0019】
請求項
6に記載の発明は、請求項
5に記載の発明において、前記Jボルトは、前記背面板に間隔をあけて2本取り付けられていることに特徴を有するものである。
【0020】
請求項
7に記載の発明は、請求項
1から6の何れか1つに記載の発明において、前記固定ばねは、折畳みと折畳みの解除が可能であり、前記固定ばねを折り畳んだ状態で前記取付け部材に固定され、前記取付け部材が前記ストッパに当接した後、折畳みを解除して前記遮音パネルを前記前面側フランジに押圧することに特徴を有するものである。
【0021】
請求項
8に記載の発明は、請求項
1から7の何れか1つに記載の発明において、前記ストッパは、前記前面側フランジの背面に設けられた突起からなることに特徴を有するものである。
【0022】
請求項
9に記載の発明は、請求項
1から7の何れか1つに記載の発明において、前記ストッパは、前記前面側フランジに形成された開口と、前記取付け部材に設けられた、前記開口に挿入される突起とからなることに特徴を有するものである。
【0023】
請求項
10に記載の発明は、請求項
1から9の何れか1つに記載の発明において、前記縦枠は、前記取付け部材にボルトにより固定されることに特徴を有するものである。
【発明の効果】
【0024】
この発明によれば、遮音パネルの支柱への取付けにボルトを使用しないことによって、遮音パネルの取付け、取替え、および、点検が容易に行える。
【0025】
また、この発明によれば、遮音パネルの落下防止ワイヤを、遮音パネルの背面板側に張り渡すことにより、遮音パネルの落下防止ワイヤの点検が容易に行える。
【0026】
また、この発明によれば、ワイヤ保持金具としてJボルトを使用することによって、落下防止ワイヤからの遮音パネルの取外しを容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図3】遮音パネル交換時の、この発明の遮音壁を示す概略平面図である。
【
図6】この発明の遮音壁を支柱に差し込んだ状態を示す側面図である。
【
図7】折畳みを解除した、この発明における固定ばねを示す側面図である。
【
図8】折畳みを解除した、この発明における固定ばねを示す平面図である。
【
図9】折り畳んだ、この発明における固定ばねを示す側面図である。
【
図10】この発明におけるワイヤ保持金具としてのJボルトを示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
この発明の遮音壁の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
【0029】
図1は、この発明の遮音壁を示す部分斜視図、
図2は、この発明の遮音壁を示す概略平面図、
図3は、遮音パネル交換時の、この発明の遮音壁を示す概略平面図、
図4は、この発明の遮音壁を示す部分断面図、
図5は、この発明の遮音壁を示す側面図、
図6は、この発明の遮音壁を支柱に差し込んだ状態を示す側面図、
図7は、 折畳みを解除した、この発明における固定ばねを示す側面図、
図8は、折畳みを解除した、この発明における固定ばねを示す平面図、
図9は、折り畳んだ、この発明における固定ばねを示す側面図、
図10は、この発明におけるワイヤ保持金具としてのJボルトを示す平面図である。
【0030】
図1から
図10において、1は、H形鋼からなる支柱であり、後述するように、支柱1の前面側フランジ1aに、遮音パネル2が取り付けられる。支柱1の前面側フランジ1aの背面には、遮音パネル2の高さ間隔ごとにストッパ3が突設されている。
【0031】
なお、支柱1は、H形鋼に限定されず、I形鋼や溝形鋼等の形鋼であってもよい。
【0032】
図2において、前面側(本線側)を(A)で示し、背面側(民地側)を(B)で示す(以下、同様)。
【0033】
ストッパ3は、前面側フランジ1aの背面に突設されたL字状の突起からなり、前面側フランジ1aの上端から挿入された、後述する取付け部材9が入り込み、載置されることによって、遮音パネル2が支柱1の所定高さ位置に保持される。なお、ストッパ3は、L字状の突起以外に、ボルトを前面側フランジ1aにナットにより固定したものでもよい。
【0034】
ストッパ3は、前面側フランジ1aに形成された開口(図示せず)と、取付け部材9に突設された、前記開口に挿入される突起(図示せず)とからなるものであってもよい。
【0035】
2は、遮音パネルである。遮音パネル2は、板状の遮音材4と、遮音材4の周囲に取り付けられた、上枠5a、下枠5bおよび縦枠5cからなる枠体5と、枠体5の背面側に取り付けられた背面板6とからなっている。遮音材4は、ポリエステル繊維成形材からなる吸音材からなっている。なお、遮音材4は、樹脂板からなる透光材であってもよい。遮音材4を樹脂板からなる透光材とした場合、背面板6は、不要となるので、この場合には、後述するワイヤ保持金具13は、透光材の背面側に取り付ける。
【0036】
7は、遮音パネル2を支柱1間に取り付けるための取付け手段である。取付け手段7は、枠体5の縦枠5cにボルト8により取り付けられ、支柱1の前面側フランジ1aが挿通される断面コ字状の取付け部材9と、前面側フランジ1aの前面と取付け部材9との間に配され、取付け部材9を前面側フランジ1aに押圧して、遮音パネル2を固定する固定ばね10とからなっている。なお、取付け部材9の長さを複数枚の遮音パネル2の合計長さとしてもよい。これによって、ストッパ3の数を減らすことができる。
【0037】
固定ばね10は、取付け部材9の前面板9aの内面にボルト11により固定される(
図1から
図4参照)。前面板9aの端部には、前面板9aを内側に直角に折り曲げることによって、フランジ9cが形成されている。フランジ9cは、支柱1の前面側フランジ1aに当接する(
図1参照)。
【0038】
固定ばね10が取り付けられる部分のフランジ9cには、切欠き9bが形成されている(
図1参照)。切欠き9bは、固定ばね10の折畳みと折畳みの解除を行う際に使用するドライバー等の工具の挿入口である。
【0039】
固定ばね10は、
図7から
図9に示すように、板ばねを渦巻き状に折り曲げたものからなり、一方端部(M)には、ボルト11が挿通されるボルト孔10aと、後述する第2係合片10dが挿入される開口10bを設けた第1係合片10cとが形成されている。第1係合片10cは、ボルト孔10aの下方部の固定ばね10の一部を内側に打ち抜くことにより形成されている。
【0040】
固定ばね10の他方端部(N)は、山状に折り曲げられ、山状に折り曲げられ部分の上部には、固定ばね10の一部を外側に打ち抜くことにより第2係合片10dが形成されている。
【0041】
図9に示すように、固定ばね10を折り畳むには、固定ばね10の他方端部(N)を、第2係合片10dが第1係合片10cの開口10bに挿入されるまで、弾性力に抗して内側に寄せる。これによって、固定ばね10を折り畳むことができる。
【0042】
一方、固定ばね10の折畳みを解除するには、固定ばね10の他方端部(N)を、
図9に示す状態から第2係合片10dが第1係合片10cの開口10bから外れるまでさらに内側に寄せる。これによって、固定ばね10の折畳みを解除することができる。
【0043】
固定ばね10の折畳みと折畳みの解除操作は、何れも、取付け部材9に形成された切欠き9bからドライバー等の工具を挿入することによって行うことができる。
【0044】
12は、支柱1に沿って垂直に張り渡された、遮音パネル2の落下を防止する落下防止ワイヤである。落下防止ワイヤ12は、遮音パネル2の背面板6に取り付けられた、後述するJボルトからなるワイヤ保持金具13に挿通されている。
【0045】
13は、落下防止ワイヤ12が挿通されるJボルトからなるワイヤ保持金具であり、遮音パネル2の背面板6にボルト14を介して2本、間隔をあけて取り付けられている。なお、ワイヤ保持金具は、2本に限定されない。このように、落下防止ワイヤ12は、遮音パネル2の背面板6側に張り渡されるので、落下防止ワイヤ12がH形鋼の支柱1内に張り渡されている場合に比べて、落下防止ワイヤ12の点検が容易に行える。
【0046】
また、ワイヤ保持金具13として、両端部の長さが異なるJボルトを使用することによって、
図3に示すように、ワイヤ保持金具13と背面板6との間に落下防止ワイヤ12を取り外す隙間(P)をあけることができるので、遮音パネル2の取外しが容易に行える。すなわち、Jボルトのボルト14を緩めて背面板6から離せば、Jボルトの短い方の端部と背面板6との間に隙間(P)をあけることができる。
【0047】
このように構成されている、この発明の遮音壁は、以下に説明するようにして構築される。
【0048】
折り畳んだ固定ばね10を、取付け部材9の前面板9aの内面にボルト11により固定する。
【0049】
次いで、固定ばね10が固定された取付け部材9を、遮音パネル2の縦枠5cにボルト8により固定する。
【0050】
次いで、取付け部材9を遮音パネル2とともに、支柱1の前面側フランジ1aの上端から挿入する。前面側フランジ1aには、ストッパ3が取り付けられているので、遮音パネル2は、
図6に示すように、取付け部材9がストッパ3に当接するまで挿入される。この際、ワイヤ保持金具13としてのJボルトに落下防止ワイヤ12を挿通する。
【0051】
次いで、取付け部材9のフランジ9cの切欠き9b(
図1参照)からドライバー等の工具を挿入し、第2係合片10dが第1係合片10cの開口10bから外れるまでさらに固定ばね10の他方端部(N)を内側に寄せる。これによって、固定ばね10の折畳みが解除されるので、固定ばね10の弾性力によって、遮音パネル2は、支柱1に固定される。
【0052】
上記作業を遮音パネル2ごとに行った後、落下防止ワイヤ12を固定することによって、遮音壁が構築される。
【0053】
事故等によって、一部の遮音パネル2が損傷し、新しい遮音パネルと交換する場合には、損傷した遮音材4を取り外した後、ボルト8を外し、ワイヤ保持金具13としてのJボルトを緩めて、落下防止ワイヤ12を隙間(P)から取り外す。そして、固定ばね10を折り畳むか、あるいは、支柱間隔中央側にスライドさせて、取付け部材9を支柱1から取り外す。この後、新しい遮音パネルを取り付ければ、損傷した遮音パネル2の交換が容易かつ短時間に行える。
【0054】
以上、説明したように、この発明によれば、遮音パネル2の支柱1への取付けにボルトを使用しないことによって、遮音パネル2の取付け、取替え、および、点検が容易に行える。
【0055】
また、この発明によれば、遮音パネル2の落下防止ワイヤ12を、遮音パネル2の背面板側に張り渡すことにより、遮音パネル2の落下防止ワイヤ12の点検が容易に行える。
【0056】
また、この発明によれば、ワイヤ保持金具13としてJボルトを使用することによって、落下防止ワイヤ12からの遮音パネル2の取外しを容易に行える。
【符号の説明】
【0057】
1:支柱
1a:前面側フランジ
2:遮音パネル
3:ストッパ
4:遮音材
5:枠体
5a:上枠
5b:下枠
5c:縦枠
6:背面板
7:取付け手段
8:ボルト
9:取付け部材
9a:前面板
9b:切欠き
9c:フランジ
10:固定ばね
10a:ボルト孔
10b:開口
10c:第1係合片
10d:第2係合片
11:ボルト
12:落下防止ワイヤ
13:ワイヤ保持金具
14:ボルト
21:支柱
21a:前面側フランジ
22:遮音パネル
23:枠体
24:吸音材
25:ボルト
26:表面板