(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御部は、前記液体の炭酸化レベルが選択された炭酸化レベルに達した場合に、前記空気解放弁を開放するように構成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の炭酸化装置。
前記制御部は、プログラムされた炭酸化スキームに従って、前記ガス解放弁を開放させる動作と前記空気解放弁の開放の動作とを繰り返すように構成されている、請求項6に記載の炭酸化装置。
【発明の概要】
【0005】
本発明の実施形態によれば、炭酸化装置が提供され、前記炭酸化装置は、可動壁付きの空気室であって、前記
空気室内の気圧が増加した場合に、前記可動壁が外方向に移動して
炭酸化装置の缶ホルダーに保持されたガス缶のガス解放弁のピンを押し込ませるように構成された空気室と、前記
空気室に空気を維持するように閉止可能な空気解放弁と、大気から前記
空気室に空気を吸い込んで、前記
空気室内の気圧を増加させるように作動可能な空気ポンプと、前記空気解放弁を閉止すると共に前記空気ポンプを作動して、前記
空気室内の前記気圧を増加させて前記可動壁を外方向に移動させ、前記
ガス缶の前記ガス解放弁を開放して、前記
ガス缶からガスを解放させて液体を炭酸化すると共に、前記空気解放弁を開放して前記ガス解放弁を閉止可能とするように構成された制御部と、を備えている。
【0006】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記炭酸化装置は、前記可動壁の前記外方向への移動によって先端側に押されて前記ピンを押し込むように構成されたプランジャーを更に備えている。
【0007】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記制御部は、前記空気解放弁が開放された場合に、前記空気ポンプの動作を停止するように構成されている。
【0008】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記制御部は、前記液体の炭酸化レベルが選択された炭酸化レベルに達した場合に、前記空気解放弁を開放するように構成されている。
【0009】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記選択された炭酸化レベルの到達は、前記ガス解放弁が開放されている時間の長さによって示される。
【0010】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記制御部は、前記ガス解放弁が開放された後、所定の間隔後に、前記空気解放弁を開放するように構成されている。
【0011】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記制御部は、プログラムされた炭酸化スキームに従って、前記ガス解放弁を開放させる動作と前記空気解放弁の開放の動作とを繰り返すように構成されている。
【0012】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記空気解放弁は、常開のソレノイド弁を備えている。
【0013】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記炭酸化装置は、
前記炭酸化装置の傾斜を検知する傾斜センサーを更に備え、前記制御部は、
前記炭酸化装置の検知された傾斜角度が、閾値の傾斜角度を超えない場合のみ、前記空気解放弁を閉止する、又は、前記空気ポンプを作動させるように構成されている。
【0014】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記可動壁はピストンである。
【0015】
本発明の実施形態によれば、炭酸化装置用の空気弁作動機構が提供され、前記機構は、可動壁付きの空気室であって、前記可動壁が、前記室内の気圧が増加した場合に外方向に移動するように構成された空気室と、前記室内に空気を維持するように閉止可能な空気解放弁と、前記空気解放弁が閉止された場合に、大気から前記室に空気を吸い込み、前記室内の気圧を増加させるように作動可能な空気ポンプと、を備え、前記可動壁は、前記可動壁が外方向に移動された場合に、ガス缶のガス解放弁を開放するように構成され、解放された前記ガスが、前記ガスによって炭酸化されるべき液体に導かれる。
【0016】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記機構は、前記可動壁の前記外方向への移動によって先端側に押されるように構成されたプランジャーを備え、前記プランジャーが先端側へ押された場合に、前記プランジャーの先端が前記ガス解放弁のピンを押し込んで前記ガス解放弁を開放するように構成されている。
【0017】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記空気解放弁は、常開のソレノイド弁を備えている。
【0018】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記可動壁はピストンである。
【0019】
本発明の実施形態によれば、炭酸化装置を、前記炭酸化装置の制御部によって作動させる方法が提供され、前記方法は、空気解放弁を閉止して、前記装置の空気室からの空気の解放を防止するステップと、空気ポンプを作動して、大気から前記室へ空気を送り込んで前記室内の気圧を増加させて前記室の可動壁を外方向に移動させ、前記装置に取り付けられたガス缶のガス解放弁を開放させて前記缶からガスを解放し、解放された前記ガスが液体に導かれて前記液体を炭酸化するステップと、前記ガス解放弁が開放された後所定の時間間隔の経過後に、前記空気解放弁を開放して前記室から空気を解放して、前記ガス解放弁を閉止可能とするステップと、を含んでいる。
【0020】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記方法は、前記所定の時間間隔後に、前記空気ポンプの動作を停止するステップを含む。
【0021】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記所定の時間間隔は、選択された炭酸化レベルに対応する。
【0022】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記所定の時間間隔は、前記缶からのガスを解放する炭酸化パルスの長さを含む。
【0023】
さらに、本発明の実施形態によれば、前記方法は、炭酸化パルスを繰返して適用するステップを含む。
【0024】
さらに、本発明の実施形態によれば、炭酸化パルスを繰り返して適用することは、前記適用された炭酸化パルスのシーケンスが選択された炭酸化レベルに対応する場合に終了する。
【発明を実施するための形態】
【0032】
(発明の詳細な説明)
以下の詳細な説明において、多くの特別な詳細が、発明の完全な理解を与えるために、明らかにされる。しかし、本発明は、これらの特別な詳細なしに実施されることが、同業者によって理解されるであろう。他の例においては、公知の方法、手順及び要素が、本発明を不明瞭にしないように、詳細に記載されていない。
【0033】
発明の実施形態はこの点に制限されないが、例えば、「処理する」、「コンピューターで計算する」、「計算する」、「決定する」、「設定する」、「解析する」、「調べる」などの用語を用いる検討は、コンピューターのレジスター及びメモリー内で物理的(例えば、電子的)な量として表されるデータを操作する、及び/又は、そのデータを、動作及び又は処理を実行するための命令を保存する、コンピューターのレジスター及び/又はメモリー、又は、他の非一時的な情報記憶媒体(例えばメモリー)内の物理的な量として同様に表される他のデータに変換する、コンピューター、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティングシステム、又はその他の電気的なコンピューター装置の動作及び/又は処理に言及してもよい。発明の実施形態はこの点に制限されないが、ここで使用される、「複数」の用語は、例えば、「複数」及び「2つ以上」を含んでもよい。「複数」の用語は、明細書を通して、2つ以上の成分、装置、要素、パラメータ等を記載するように使用される。明白に述べられていない限り、ここで記載される方法の実施形態は、特別な順序又はシーケンスに拘束されない。さらに、記載された方法の実施例及びその要素のいくつかは、同時に、時間上の同じ時点で、又は、同じ時刻に起こる、又は、実行されることができる。他に示されない限り、ここで使用される接続詞「又は」は、全てを含んだ(述べられた選択肢のいくつか及び全て)として理解されるべきである。
【0034】
本発明の実施形態において、電動式炭酸化装置は、加圧ガスをガス缶から解放する空気圧機構を含む。缶から解放されたガスは、炭酸化ヘッドに流れてもよい。炭酸化ヘッドにおいて、ガスは、炭酸化ヘッドに保持されているボトルの液状内容物に注がれて、液状内容物を炭酸化してもよい。
【0035】
炭酸化は、典型的には、水又は他の液体の加圧された二酸化炭素への注入を言うが、ここに記載された炭酸化装置及び方法は、水又は他の液体の二酸化炭素又は他のガスへの注入を含むことが理解されるべきである。
【0036】
空気圧機構は、壁付きの空気室を含み、壁は、室内の気圧が増加した場合に外方向へ移動可能である。壁が外方向へ移動すると、壁は、ガス缶のガス解放弁の協力構造と係合し、缶からガスを解放してもよい。例えば、可動壁の外方向への移動は、ガス解放弁のピンを押し込み、弁を開放してもよい。
【0037】
ここで使用されるように、空気室の可動壁は、移動可能な剛性壁又はピストン、又は、外方向へ変形可能な部分を少なくとも含む壁又はダイヤフラムのことでもよい。後者の場合、壁の一部が外方向へ膨らむ、又は、内方向へ収縮するような壁の変形は、ここでは、壁の移動としても呼ばれる。
【0038】
空気ポンプは、室内へ大気から空気を送り込むように作動可能である。空気が室内に送り込まれると、室からの空気の解放を可能とする空気解放弁が閉止されてもよい。空気が室内へ送り込まれ続けると、室内の空気は圧縮され、室内の空気圧が増加する。室内の増加した圧力が、可動壁を外方向に移動させてもよい。可動壁の外方向への移動は、プランジャーの基端を押して、プランジャーを、ガス缶のガス解放弁のピンに向けて先端方向に移動させてもよい。プランジャーの先端がピンを押すと、ガス解放弁が開いて缶からガスを解放してもよい。缶からのガスは、その後、液体のボトル又は他の容器に向けられ、液体を炭酸化してもよい。
【0039】
炭酸化装置の制御部は、液体の炭酸化のレベルを監視してもよい。例えば、炭酸化のレベルは、炭酸化するガスがガス缶から解放される時間、液体に導入されたガスの圧力、液体に導入されたガスの体積、又は、他の関連する量の1つ以上によって示されてもよい。それゆえ、制御部は、缶からのガスの解放の持続時間、装置の導管を通るガスの流量比、液体へ導入されたガスの圧力、又は、他の炭酸化の程度を示す指標の1つ以上を監視するように構成されてもよい。
【0040】
例えば、炭酸化のレベルは、炭酸化装置の使用者によって、例えば、炭酸化装置の制御の動作によって選択可能であってもよく、固定されていても、又は、自動的に選択されてもよい。
【0041】
所定レベルの炭酸化が達成された場合、例えば、所望レベルの炭酸化に対応する所定の時間が経過した場合、制御部は、ガス缶からガスの解放を停止してもよい。例えば、空気解放弁が開かれて空気ポンプの作動が停止されて、室から空気を逃げさせてもよい。室からの空気の解放は、室内の気圧を低下させてもよい。その結果、缶のガス解放弁の閉止機構(例えば、バネ又は他の弾力要素)が、ガス解放弁のピンを外方向に押してもよい。ガス解放弁は、それゆえ、閉止されてもよい。ピンの外方向への移動は、プランジャーを、空気室の可動壁に向けて基端方向へ押してもよい。ピンの基端方向への移動は、空気を室に送り込む前に、空気室の可動壁を内側、例えば、実質的に元の位置へ移動させてもよい。
【0042】
空気作動ガス解放機構は、ここに記載されるように、電動式ポンプ及びガス缶からガスを解放する弁を使用し、電動式機構の他の形式以上に有利であってもよい。例えば、機械的機構は、機械的伝達を含む。機械的伝達は、電気モーターの回転運動を、ガス缶の解放弁のピンを押すロッド又はプランジャーの直線運動に変換するように構成される。例えば、そのような機械的伝達は、カム、ロッド、アーム、レバー、及び、同様の要素を含む。ロッド、アーム及びレバーのような直線要素は、ヒンジジョイントで互いに接続する。そのような機械的伝達は、加えられた力の内の振動が、動かなくなったり、他に動作に影響したりする力又は運動の成分を導く場合、故障しやすい(例えば、加えられた力が、正しい作動が実質的に縦向きの力を要求する横向きの力の成分を含んでいる)。様々な要素又はそれらの接続における電位変動又は公差は、各製造された炭酸化装置の正しい動作を確実にするために、高価又は時間のかかる校正又は調整処置を必要とする。
【0043】
一方、本発明の実施形態によれば、空気作動ガス解放機構の空気伝達は、回転運動を直線運動に変換する機械要素を必要としない。例えばポンプの回転運動は、室内の気圧によって直線運動に変換される。気圧は、全表面に垂直力を及ぼし、機構を動かなくする横向きの力、又は、製造された炭酸化装置間の変化の可能性を低減する。
【0045】
図1は、本発明の実施形態に係る、空気作動付きの炭酸化装置の要素を模式的に示している。
【0046】
炭酸化装置10は、外ハウジングが取り外されて示されて、ハウジングによって覆われる炭酸化装置10の要素が示されている。
【0047】
炭酸化装置10は、二酸化炭素又は他のガスなどのガスを、ガス缶20から、炭酸化ヘッド34へ送るように構成されている。炭酸化される液体(例えば、水、水ベースの飲料、又は他の液体)を含むボトル36は、炭酸化ヘッド34に装着されてもよい。ガスは、ヘッド入口31とボトル36内に搬送される。
【0048】
ガス缶20は、円筒状又は他の形状であり、缶ホルダー21で、炭酸化装置10に取り付けられてもよい。ガス缶20は、液状化されたガス、加圧されたガス、又は、その2つの組合せ(例えば、液状化されたガスの一部が蒸発して、液状化されたガスの上方で加圧されたガスの層を形成する)を保持するように構成されてもよい。
【0049】
ユーザーは、ユーザー制御部46を作動させて、炭酸化装置10に、ボトル36内の液体の炭酸化を開始させてもよい。例えば、作動されたユーザー制御部46は、複数の提供された炭酸化レベル(
図3参照)、例えば、高(H)、中(M)、又は、低(L)から、所望の炭酸化レベルを選択してもよい。制御部の他の形式が備えられてもよい。空気弁作動機構40の制御部42は、選択されたユーザー制御部46に従って、空気弁作動機構40の要素を作動させてもよい。
【0050】
炭酸化装置10の空気弁作動機構40は、缶ガス解放弁25を作動して、ガス缶20からガスを解放させてもよい。空気弁作動機構40の空気ポンプ48は、制御部42によって作動されて、大気から空気を空気取入口50を通して引き込み、取入導管56を通して空気を空気室12へ送ってもよい。例えば、空気ポンプ48は、大気から空気を引き込み、その空気を加圧しながら空気室12に送り込むように構成された、エアコンプレッサー、ファン、ブロアー、蛇腹、プランジャー、又は他の機構を含んでもよい。空気ポンプ48が作動している間、制御部42は、空気解放弁52を閉止して、空気室12から空気が空気吹出口54を通って大気へ解放されることを防止してもよい。例えば、空気解放弁52は、電圧が印加されるまで開いたままの常開型ソレノイド弁を含んでもよい。常閉型弁、又は、他の作動原理に基づく弁のような、他の形式の弁が使用されてもよい。
【0051】
空気解放弁52が閉止されている間の空気ポンプ48の作動は、空気室12内の気圧を増加させてもよい。増加した気圧は、缶ガス解放弁25を開放し、ガスを解放して、ボトル36内の液体内容物を炭酸化してもよい。
【0052】
制御部42が、ボトル36の液体内容物の炭酸化が完了したこと(例えば、ユーザー制御部46の作動によって決定された長さの時間が経過した後、又は、炭酸化の終了を他の方法で判定した後)、又は、一連の炭酸化パルスのプログラムされた炭酸化スキームの炭酸化パルスが完了したこと(例えば、缶ガス解放弁25が開いてから所定の時間が経過した後)を判定すると、空気が空気室12から解放されてもよい。例えば、空気解放弁52が開放され、空気ポンプ48の作動が停止されてもよい。それゆえ、空気は、流出導管57及び空気吹出口54を通って空気室12から排気されてもよい。その結果としての空気室12内の気圧の減少は、缶ガス解放弁25の閉止機構が、缶ガス解放弁25を閉止することを可能としてもよい。
【0053】
図2Aは、ガスを缶から解放させる空気弁作動機構付きの、
図1に示される炭酸化装置の断面を模式的に示している。
【0054】
炭酸化装置10の要素は、ハウジング11に収容される、又は、ハウジング11に取り付けられてもよい。ハウジング11は、ハウジング11の他の区域に対して、回転する、又は、他の方法で移動する、又は、変位するように構成された1つ以上の区域を含んでもよい。
【0055】
缶ガス解放弁25が開放されると、ガスは、ガス缶20から、炭酸化ヘッド34に取り付けられたボトル36に送られてもよい。
【0056】
炭酸化装置10の空気弁作動機構40は、缶ガス解放弁25を作動して、ガスをガス缶20から解放させてもよい。
【0057】
ガス缶20は、缶ホルダー21によって炭酸化装置10に取り付けられてもよい。例えば、缶ホルダー21は、ネジ23a又は他の構造を有し、それらは、ガス缶20の缶ガス解放弁25の対応するネジ23b又は他の構造と協働して、ガス缶20を炭酸化装置10に保持してもよい。
【0058】
空気弁作動機構40による缶ガス解放弁25の動作は、ガス缶20からガスを解放してもよい。例えば、缶ガス解放弁25の弁プランジャー24は、ガス缶20に押し込まれ、加圧されたガスをガス金具28を介して解放することを可能としてもよい。内方向の押圧力が弁プランジャー24に及ばなくなると、缶弁閉止部材26は、弁プランジャー24を外方向に押し、ガスの解放を防止してもよい。例えば、缶弁閉止部材26は、弁プランジャー24が内方向に押された際に圧縮されるバネ、又は、他の弾力性の要素を含んでもよい。
【0059】
いくつかの場合、缶ホルダー21は、過剰圧力装置を備えてもよい。過剰圧力装置は、缶ガス解放弁25が閉止し損なった場合に、ガス缶20からのガスの流出を防ぐように構成されてもよい。例えば、缶弁閉止部材26が損傷したり他の理由で動かなくなったりした場合、弁プランジャー24が損傷したり、曲がったり、傾斜して、正確な運動が防止された場合、又は、弁プランジャー24の正しい運動を防止する異物が缶ガス解放弁25に入り込んだ場合、缶ガス解放弁25は閉止し損なうことがある。過剰圧力装置は、弁プランジャー24(又はプランジャー18)が押し込まれていない場合、ガスの流路を閉止する密閉システム(例えば、プラスチック又は他の適切な材料)を含んでもよい。過剰圧力装置は、弁プランジャー24が押し込まれると、ガスを再度流通させ、弁プランジャー24が押し込まれなくなると、再度流れを停止してもよい。
【0060】
空気弁作動機構40は、空気室12を含んでもよい。空気室12は、可動壁を含む。示された例では、可動壁はピストン14を含む。
【0061】
制御部42が、空気弁作動機構40を作動して缶ガス解放弁25を開放すると、空気ポンプ48が作動されて、大気から空気を空気取入口50を通して取り入れてもよい。空気は、取入導管56及び空気入口開口15を通って、空気室12に送り込まれてもよい。空気解放弁52は閉止されて、空気の、空気出口開口16及び流出導管57を通った空気吹出口54及び大気への排気を防止してもよい。
【0062】
空気が空気室12に送り込まれて加圧されると、気圧は、空気室12内で増加し、増加した圧力が、外方向移動19をもって、ピストン14を外方向へ移動させる。ピストン14の外方向移動19(
図3)は、室横壁13によって、横方向において規制されてもよい。例えば、ピストン14は、円形を有し、室横壁13は、円筒壁であってもよい。ピストン14、及び、室横壁13の断面は、同じ形状(例えば、楕円、矩形、多角形、又は、他の形状)を有してもよい。ピストン14は、室横壁13に対してその方向を傾けたり、又は、変化させたりすることなく、室横壁13に沿ってピストン14をスライドさせるように形成され、又は、構成されてもよい。ピストン14は、ピストン14と室横壁13との間の空気室12からガスの逃げを低減、又は、制限するように構成されてもよい(例えば、低摩擦ガスケット又はブラシのような、低摩擦密閉構造を有する)。あるいは、又は、ピストン14に加えて、可動壁は、空気室12内の気圧が増加したときに外方向に膨らむ、変形可能、又は、弾性ダイヤフラムを含んでもよい。
【0063】
ボトル36(又は、炭酸化される液体の他の容器)は、炭酸化ヘッド34に取り付けられてもよい。例えば、炭酸化ヘッド34は、ボトルホルダー35を含んでもよい。ボトルホルダー35は、ボトル36を炭酸化ヘッド34に保持するための構造、例えば、示される様な引き込み可能クランプ、を含んでもよい。あるいは、又は、さらに、ボトルホルダー35は、ボトル36を炭酸化ヘッド34に保持するためのネジ、又は他の構造を含んでもよい。ボトルホルダー35は、加圧されたガスが、ガス注入ワンド32の先端開口33を通してボトル36に導入されている際に、ボトル36を炭酸化ヘッド34に保持するように構成されている。ボトルホルダー35は、ボトルホルダー35と係合するように設けられた構造を持つようにそれぞれ構成された、1つ以上の特別な形式のボトル36を保持するように構成されてもよい。ボトル36は、炭酸化中、ボトル36内に形成される所定の圧力に耐えるように構成されてもよい。そのようなボトル36がボトルホルダー35によって保持されて、ボトル36が所定のレベル(典型的には、ボトル36に記されている)まで液体で満たされると、ガス注入ワンド32の少なくとも先端開口33が、ボトル36の液体内容物に浸される。
【0064】
缶ガス解放弁25が開放されてガス缶20からガスが解放されると、解放されたガスは、ガス金具28から、ガス導管30を通って、ガス注入ワンド32へ流れてもよい。それゆえ、ガス缶20から解放されたガスは、炭酸化ヘッド34に保持されたボトル36の液体内容物を炭酸化してもよい。
【0065】
制御部42は、電気回路構成要素、又は、1つ以上の処理ユニットを含んでもよい。制御部42を作動させる電力は、電力接続を介して、例えば、交流線電圧を、制御部42の作動に適切な直流電圧に変換する変換器に供給されてもよい。あるいは、又は、さらに、制御部42は、直流電源(例えば、蓄電池、又は、他の電源)によって電力を供給されてもよい。制御部42は、電力を、空気弁作動機構40の要素に制御可能に供給する制御可能なスイッチ、接点、又は他の要素を含んでもよい(例えば、空気ポンプ48、空気解放弁52、センサー44、又は他の要素)。
【0066】
図2Bは、缶のガス解放弁を閉止可能とする空気弁作動機構を有する、
図2Aに示される炭酸化装置の断面を模式的に示している。
【0067】
ピストン14は、空気室12内に引き込まれ、缶弁閉止部材26が缶ガス解放弁25の閉止することを可能としている。
【0068】
図3は、
図1に示される炭酸化装置の空気弁作動機構の動作を模式的に示している。
【0069】
ユーザーは、ユーザー制御部46を操作して、炭酸化装置に、炭酸化ヘッド34に装着されたボトル内の液体の炭酸化を開始させる。例えば、操作されたユーザー制御部46は、高(H)、中(M)、又は低(L)等の複数の提供された炭酸化レベルから、所望の炭酸化レベルを選択してもよい。他の形式の制御が提供されてもよい。空気弁作動機構40の制御部42は、選択されたユーザー制御部46に従って、空気弁作動機構40の他の要素を作動してもよい。
【0070】
制御部42は、1つ以上のセンサー44によって検知された1つ以上の検知された状態に従って、要素を作動してもよい。ガスを解放する空気弁作動機構40の動作は、1つ以上の状態がセンサー44で検知された場合に、制限されたり、又は、防止されたりしてもよい。例えば、センサー44の傾斜センサーが、炭酸化装置10の傾斜が、閾値の傾斜角度を超えたり、又は、傾斜角度の所定の範囲から外れたりしたことを示すと、ガスの解放を防止してもよい。あるいは、又は、さらに、他の検知された状態が、ガスの解放を防止することになってもよい(例えば、ボトルがないこと又は炭酸化ヘッド34に不適切に保持されたボトル、ガス缶20がないこと又は缶ホルダー21へ不適切に保持されたガス缶、ガス導管30、空気取入口50、又は空気吹出口54等の開口又は導管の閉塞、要素の動作不良、ボトル内の過剰なガス圧力を示す検知された条件、又は、他に示された条件)。
【0071】
1つ以上のセンサー44は、1つ以上の圧力センサー(例えば、炭酸化ヘッド34に保持されたボトルの内容物の炭酸化の、又は他の、ガス缶20からガス導管30へのガスの解放を検知するための)、タイマー(例えば、処理の時間を計測するための、一例として、異なるレベルの炭酸化を得ることに対応する、有効炭酸化の異なる時間を計測するための)、接点又は他の機械的センサー(例えば、缶ホルダー21によって保持されたガス缶20、炭酸化ヘッド34に保持されたボトル、弁ピン22の位置、又は、他の機械的センサーを検知するための)、温度センサー又は他の環境条件のセンサー、又は、他のセンサーを含んでもよい。
【0072】
制御部42が炭酸化処理を開始すると、空気解放弁52が閉止されて空気ポンプ48が作動され、空気室12内の気圧を増加させてもよい。気圧が空気室12内で増加すると、増加した圧力はピストン14を、外方向への移動19をもって外方向へ移動させてもよい。
【0073】
ピストン14が、空気室12から、外方向への移動19をもって外方向へ移動すると、ピストン14は、プランジャー18の基端を押してもよい。例えば、ピストン14の先端は、プランジャー18の基端に係合するように構成された構造を有してもよい。それゆえ、プランジャー18は、ガス缶20の缶ガス解放弁25に向かって先端方向に移動されてもよい。
【0074】
プランジャー18の先端の動きは、缶ガス解放弁25の弁プランジャー24(例えば、ガス缶20の外部からアクセス可能な弁プランジャー24の端部を示す弁ピン22)の弁ピン22を、ガス缶20に押し込んでもよい。弁プランジャー24の内方向への押し込みは、ガス缶20からガスを解放させてもよい。解放されたガスは、ガス流出62として、ガス金具28を通して流れてもよい。ガス流出62は、ガス導管30を通ってガス注入ワンド32に流れ込み、先端開口33から流れ出る。それゆえ、ガス流出62は、炭酸化ヘッド34に保持され、先端開口33が浸されたボトル36によって含まれる液体を炭酸化してもよい。缶ホルダー21は、ガスの、ガス金具28を通って以外の缶ホルダー21の部分を通ってガスが逃げることを防ぐための密閉構造17(例えば、Oリング又は他のガスケット、又は、他の密閉構造)を含んでもよい。
【0075】
ガス流出62は、ボトル36の液体内容物の炭酸化レベルが、所定の炭酸化レベルに達するまで、又は、一連の炭酸化パルスのプログラムされた炭酸化スキームの炭酸化パルスが完了するまで、継続されてもよい。例えば、所定の炭酸化レベル、又は、炭酸化パルスの終了は、ユーザー制御部46のユーザーの選択に従って判定されてもよい。選択された炭酸化レベルは、ガス缶20からのガスの解放時間を判定してもよい。あるいは、又は、さらに、炭酸化レベルの到達は、1つ以上のセンサー44による読取に応じて示されてもよい(例えば、ガス流量メーター、ボトル36内の液体のガス内容物を計測するセンサー、又は、他のセンサー)。
【0076】
炭酸化ヘッド34は、ボトル36内の気圧が所定のレベルを超えたときに、ガスを大気へ逃がすことのできる圧力逃し弁(図示省略)を含んでもよい。例えば、圧力逃がし弁は、ボトル36内の炭酸化されているガスの圧力によって開放される弾性要素(例えば、フラップ、キャップ、バネ、又は他の弾性又は弾力性の要素)を含んでもよい。
【0077】
所定の炭酸化レベルが到達されて示されると、制御部42は、空気ポンプ48の作動を停止してもよい。制御部42は、空気ポンプ48の作動の停止の前、停止に連続して、又は、停止に続いて、空気解放弁52を開く、又は、閉止電圧の空気解放弁52への印加を停止して空気解放弁52を開放可能としてもよい。大気圧以上の圧力において空気室12内に保持されている空気は、空気出口開口17、流出導管57、及び空気吹出口54を通って、空気室12から大気へ逃げてもよい。
【0078】
空気室12内の圧力が減少すると、缶弁閉止部材26は、弁プランジャー24を、ガス缶20から外方向へ押してもよい。弁プランジャー24の弁ピン22の外方向への移動は、プランジャー18及びピストン14を、空気室12内に押し込んでもよい。ピストン14の空気室12への押し込みは、さらに、空気を、空気室12から空気吹出口54を通して送り出してもよい。弁プランジャー24は、缶ガス解放弁25がガス缶20を閉止するまで外方向に押され、ガス缶20からのガスのさらなる流出を防止してもよい。
【0079】
缶ガス解放弁25(又は、過剰圧力装置)がガス流出62を停止すると、ボトル36は、炭酸化ヘッド34から取り外されてもよい。例えば、ロック機構が開放されて、ボトルホルダー35からのボトルの取り外しを可能としてもよい。炭酸化ヘッド34は、ボトル36内の気圧が、大気圧に近い圧力に減少するまで、ボトルホルダー35がボトル36を解放することを防止する機構を備えてもよい。例えば、ボトルホルダー35は、ボトル36が前向きに傾斜するまで、ボトル36を保持するように構成されてもよい、又は、機械的又は他のガス解放機構が他の方法で作動して過剰なガスを解放する。気圧が減少すると、ボトル36は、ボトルホルダー35から取り外されてもよい。
【0080】
制御部42は、炭酸化装置10の空気動作の方法を実行するように構成されてもよい。例えば、制御部42は、炭酸化装置10の要素を、その方法を実行させるように設計された電気回路要素を含んでもよい。あるいは、又は、さらに、制御部42は、例えば、制御部42のデータ記憶ユニット又はメモリーに保存されているような、プログラムされた命令に従って作動するように構成された処理装置を含んでもよい。
【0081】
図4は、本発明の実施形態に係る、炭酸化装置の空気動作の方法を示すフローチャートである。
【0082】
ここに示されるいくつかのフローチャートに関して、示された方法の、フローチャートのブロックによって表される個々の動作への分割は、簡易性と明確性のみに対して選択されていることが理解されるべきである。示された方法の個々の動作への他の分割は、等価な結果をもって可能である。示された方法の個々の動作へのそのような他の分割は、示された方法の他の実施形態を表すとして理解されるべきである。
【0083】
同様に、他に示されない限り、ここに参照されるいくつかのフローチャートのブロックによって表される動作の実行順序は、簡易性と明確性のみに対して選択されている。示された方法の動作は、等価の結果をもって、他の順序、又は同時に実行されてもよい。示された方法のそのような並べ替えは、示された方法の他の実施形態を表わすとして理解されるべきである。
【0084】
空気動作方法100は、炭酸化ヘッド34に接続されたボトル36の液体内容物を炭酸化させる命令が受信されると、炭酸化装置10の制御部42によって実行されてもよい(ブロック110)。例えば、命令は、炭酸化装置10のユーザーによるユーザー制御部46の作動によって、又は、作動に応じて発生してもよい。命令は、ボトル36内の内容物が炭酸化される炭酸化レベルを示してもよい。あるいは、又は、さらに、命令は、炭酸化されていない液体のボトル36が炭酸化ヘッド34に保持されていることが検知された場合に受信されてもよい。
【0085】
制御部42は、空気解放弁52を閉止してもよい(ブロック120)。例えば、制御部42は、ソレノイドに電流を印加したり、又は、他の方法で、空気解放弁52を閉止させたりしてもよい。
【0086】
空気解放弁52の閉止の前、閉止に連続して、又は、閉止に続いて、制御部42は空気ポンプ48を作動して、大気から空気を引き込み、空気を空気室12内で加圧してもよい(ブロック130)。
【0087】
空気ポンプ48の作動と空気解放弁52の閉止との組合せは、空気室12内の気圧を増加し、ピストン14を外方向に押し出してもよい。ピストン14の外方向への動きは、(例えば、弁ピン22を内方向に押圧するプランジャー18を介して)缶ガス解放弁25を開放し、ガス缶20からガスを解放して、ボトル36の内容物を炭酸化してもよい。
【0088】
制御部42は、所定の条件が満たされた場合のみに、空気解放弁52を閉止する、空気ポンプ48を作動させる、又はその両方を行うように構成されて、ボトル36の内容物を炭酸化してもよい。例えば、炭酸化処理は、センサー44が、所定の条件、又は条件の範囲から外れた条件を示さない場合のみに進行してもよい。例えば、制御部42は、センサー44の傾斜センサーによって検知された傾斜が、所定の傾斜を超えない場合に、炭酸化処理を進めないように構成されてもよい。炭酸化処理は、センサー44によって検知された他の条件次第であってもよい。
【0089】
炭酸化処理は、所定の時間間隔が経過するまで継続してもよい(ブロック140)。ガスがガス缶20から解放される間の時間(例えば、缶ガス解放弁25が開放された後、又は、缶ガス解放弁25が開放されることが予測された時間後、例えば、空気解放弁52が閉止されたときに空気ポンプ48の作動開始後)は、所定の時間間隔が経過するまで監視されてもよい。所定の時間間隔は、選択された炭酸化レベルに対応してもよい。あるいは、又は、さらに、一つの炭酸化パルスの時間間隔は、プログラムされた炭酸化スキームに従って予め決定されてもよい(この場合、炭酸化レベルは、一連の炭酸化パルスによって決定され、ガスが、各パルス中にガス缶20から解放される)。例えば、ガス缶20からのガスの解放の持続は、制御部42又はセンサー44と協働する、又は、制御部42と他の方法でアクセス可能なタイマーによって監視されてもよい。
【0090】
所定の時間間隔が経過していない場合、空気ポンプ48の作動及び空気解放弁52の閉止を継続する(ブロック120に戻る)。
【0091】
炭酸化が完了すると、制御部42は、空気解放弁52を開放させる(ブロック150)。例えば、制御部42は、空気解放弁52のソレノイドへの電流を遮断してもよく、又は、他の方法で空気解放弁52を開放させてもよい。
【0092】
空気解放弁52の開放の前、開放に連続して、開放に続いて、制御部42は空気ポンプ48の作動を停止してもよい。
【0093】
空気は、それゆえ、空気室12から大気へ排気されてもよく、空気室12内の気圧を減少させることができる。その結果、缶ガス解放弁25は閉止されて、ガス缶20から液体へのガスの流れを停止してもよい。例えば、缶弁閉止部材26は、缶ガス解放弁25を閉止可能としてもよい。缶ガス解放弁25の閉止は、ピストン14(例えば、弁ピン22及びプランジャー18を介して)を、空気室12に内方向に押し込んでもよい。いくつかの場合(例えば、缶弁閉止部材26の不具合時に適切に作動するために)、過剰圧力装置は、缶ガス解放弁25を閉止してもよい。
【0094】
缶ガス解放弁25が閉止されると、ボトル36の炭酸化ヘッド34からの取り外しが可能とされてもよい。例えば、ボトルホルダー35が、ボトル36が前方へ傾斜するまで、ボトル36を保持するように構成されてもよい、又は、機械的又は他のガス解放機構が他の方法で作動されて、ボトル36から過剰なガスを解放してもよい。ボトル36内の気圧が減少されると、ボトル36がボトルホルダー35から取り外されてもよい。
【0095】
本発明の実施形態によれば、選択された炭酸化レベルの到着は、一連の炭酸化パルスのプログラムされたスキームによって決定されてもよい。各炭酸化パルスは、時間間隔の持続の間、ガス缶20からボトル36の液体内容物へのガスの注入を含む。例えば、各時間間隔の持続は、選択された炭酸化レベルに関連するプログラムされたスキームに従って決定されてもよい。
【0096】
図5は、本発明の実施形態に係る、複数の炭酸化パルス付きの炭酸化装置の空気動作方法を示すフローチャートである。
【0097】
空気動作方法200は、炭酸化ヘッド34に接続されたボトル36の液体内容物を選択された炭酸化レベルに炭酸化する命令を受け取ると、炭酸化装置10の制御部42によって実行されてもよい(ブロック210)。例えば、命令は、炭酸化装置10のユーザーによるユーザー制御部46の作動によって、又は、作動に応じて発生してもよい。
【0098】
制御部42は、空気ポンプ48を作動させて大気から空気を引き込み、空気を空気室12で圧縮しながら空気解放弁52を閉止させることによって、炭酸化パルスの適用を開始させてもよい(ブロック220)。空気ポンプ48の作動と空気解放弁52の閉止との組み合わせは、空気室12内の気圧を増加させて、ピストン14を外方向に押す。ピストン14の外方向への動きは(例えば、弁ピン22を内方向に押すプランジャー18を介して)、缶ガス解放弁25を開き、ガス缶20からガスを解放して、炭酸化ヘッド34に保持されたボトル36の内容物を炭酸化してもよい。
【0099】
制御部42は、例えば、1つ以上のセンサー44によって検知されたような、所定の条件が満たされた場合のみに、空気解放弁52を閉止する、空気ポンプ48を作動させる、又はその両方を行うように構成されて、ボトル36の内容物を炭酸化してもよい。例えば、制御部42は、センサー44の傾斜センサーによって検知された傾斜が、所定の傾斜を超えない場合に、炭酸化処理を進めないように構成されてもよい。
【0100】
プログラムされた炭酸化スキームによって決定された所定の時間間隔後、制御部42は、空気解放弁52を開放させることで、炭酸化パルスを終了してもよい(ブロック230)。空気解放弁52の開放の前、開放に連続して、開放に続いて、制御部42は空気ポンプ48の作動を停止してもよい。
【0101】
空気は、それゆえ、空気室12から大気に排気されてもよく、空気室12内の気圧を減少させることができる。その結果、缶ガス解放弁25は閉止可能であり、ガス缶20から液体へのガスの流れを停止してもよい。
【0102】
炭酸化パルスの適用(ブロック220及び230によって示される動作を含む各炭酸化パルスの適用)のシーケンスは、繰り返して適用されたパルスのシーケンスが、選択された炭酸化レベルに対応する炭酸化パルスのスキームの完了に対応するかどうかを決定するように監視されてもよい(ブロック240)。
【0103】
炭酸化パルスの適応されたシーケンスが、プログラムされた炭酸化スキームを完了させていない場合、他の炭酸化パルスが実行されてもよい(ブロック220及び230の動作の繰返し)。
【0104】
実行された炭酸化パルスが、選択された炭酸化レベルに関連する炭酸化スキームを完了させた場合、炭酸化パルスの実行が終了してもよい(ブロック250)。ボトル36は、炭酸化ヘッド34から取り外されてもよい。例えば、ボトルホルダー35が、ボトル36が前方へ傾斜するまで、ボトル36を保持するように構成されてもよい、又は、機械的又は他のガス解放機構が他の方法で作動されて、ボトル36から過剰なガスを解放する。ボトル36内の気圧が減少されると、ボトル36がボトルホルダー35から取り外されてもよい。
【0105】
異なる実施形態がここに開示される。ある実施形態の特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わされてもよく、それゆえ、ある実施形態は、複数の実施形態の特徴の組み合わせでもよい。発明の実施形態の前記の記載は、図面と記載の目的として表されている。網羅していること、又は、発明を開示された正確な形式に限定することは意図されていない。当業者であれば、上記の教示に照らして、多くの修正、変形、置換、変更及び等価物が可能であることを理解すべきである。従って、添付のクレームは、本発明の真の主旨の範囲内に入るような全ての修正及び変更をカバーすることを意図していることが理解されるべきである。
【0106】
本発明の明確な特徴はここに示されて記載されているが、多くの変形、置換、変化及等価物が、本技術の同業者に見出されるであろう。それゆえ、添付されたクレームは、発明の真の意図内においてそのような変形や変更の全てをカバーするように意図されていることが理解されるべきである。