特許第6963655号(P6963655)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6963655
(24)【登録日】2021年10月19日
(45)【発行日】2021年11月10日
(54)【発明の名称】薪割り装置
(51)【国際特許分類】
   B27L 7/06 20060101AFI20211028BHJP
   B27L 7/08 20060101ALI20211028BHJP
【FI】
   B27L7/06
   B27L7/08
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2020-102191(P2020-102191)
(22)【出願日】2020年6月12日
(65)【公開番号】特開2021-824(P2021-824A)
(43)【公開日】2021年1月7日
【審査請求日】2020年7月10日
(31)【優先権主張番号】特願2019-115937(P2019-115937)
(32)【優先日】2019年6月22日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】394019288
【氏名又は名称】水沢 利栄
(74)【代理人】
【識別番号】100085246
【弁理士】
【氏名又は名称】岡本 清一郎
(72)【発明者】
【氏名】水沢 利栄
【審査官】 磯田 真美
(56)【参考文献】
【文献】 特表2016−506321(JP,A)
【文献】 米国特許第04782867(US,A)
【文献】 中国特許出願公開第106863527(CN,A)
【文献】 米国特許出願公開第2018/0229395(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B27L 7/00 − 7/08
B26B 23/00
N27B 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右対向する1対の支柱部材を具える支持台と該支持台に着脱可能に装着される鉈とを具える薪割り装置であって、
左右1対の該支柱部材には、該鉈の刃体を、該刃体の一側部に設けられている刃部を上向きにしてその長さ方向の先端部から挿入させ得る左右の挿入開口部が設けられており、
左右の該挿入開口部に該刃体の前記先端部側の部分と該刃体の基端部側の部分が挿入されて該刃体が左右の前記支柱部材間に架け渡され、且つ該刃体の他側縁が左右の該挿入開口部の底部で支持された鉈装着状態で、上向きの前記刃部の上端に薪の下端を当てて該薪の上端を下方向に打圧することにより該薪を該刃体で割ることができる一方、前記刃体を左右の前記挿入開口部から引き抜くことによって前記鉈を前記支持台から取り外すことができ、
一対の前記支柱部材が木製であり、左右の前記挿入開口部の前記底部に、前記刃体の前記他側縁を下方から支持する金属製の受片が設けられていることを特徴とする薪割り装置。
【請求項2】
前記受片は、前記支柱部材を貫通するボルト軸であり、該貫通状態にある該ボルト軸の上端部が前記挿入開口部の底部に存することを特徴とする請求項1記載の薪割り装置。
【請求項3】
左右の前記挿入開口部に前記刃体が挿入された状態で、前記刃体の基端部を前記刃体の前記先端部よりも高く位置させることによって前記刃部の上端を、水平面に対して所要角度に傾斜させることを特徴とする請求項1又は2記載の薪割り装置。
【請求項4】
前記刃部の傾斜角度を調節可能としたことを特徴とする請求項3記載の薪割り装置。
【請求項5】
1対の前記支柱部材の下部間が連結部材で連結されており、該連結部材の上端部は、該上端部の前後の部分が逆方向で下方に傾斜する山形状傾斜面として形成されており、該山形状傾斜面の頂部が前記刃部の略真下に位置することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の薪割り装置。
【請求項6】
前記山形状傾斜面は、該山形状傾斜面に当接する山形状の金属製カバー片で被覆されていることを特徴とする請求項5記載の薪割り装置。
【請求項7】
請求項1〜6の何れかに記載の薪割り装置を構成する支持台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は薪割り装置に関するものであり、より詳しくは、薪を安全に且つ能率的に割ることができ、又手入れも容易である薪割り装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えばキャンプ等の野外活動で薪割りを行う場合、薪の上端に鉈の刃を当てて行うことが多くみられる。該鉈を用いる薪割りは、重く且つ危険な鉈を片手で持ち該鉈の刃部を薪の上端に当て該鉈を上下させる人力作業を繰り返す必要があり作業能率が悪かった。又、薪割りの際に作業者の手が鉈の刃に触れて怪我をする恐れがあり危険でもあった。
【0003】
そこで、薪割りを人力で安全且つ能率的に行うことができるようにせんとして、特許文献1 が開示する薪割り器が提供されている。該薪割り器は、薪の上端に鉈の刃を当てるのではなく、薪割り作業を行う場所に設置した立設刃の刃先に薪の下端を乗せ、該薪の上端をハンマーで下方向に打圧することによって薪の下部に刃先を切込ませ、更にハンマーで打圧することによって薪割りを行うように構成されていた。該薪割り器は、立設する長刃と、該長刃の一端と連結すると共に所定角度開いて立設する2枚以上の傾斜刃とから構成されており、該長刃には外側から所定長さの水平刃先を設けると共に該水平刃先から中央に向かって下がった傾斜刃先を設け、該傾斜刃の刃先が中央に向かって下がるように配置されてなる特殊形態の刃を有するものであった。
【0004】
そのため、かかる特別構成の薪割り器によるときには、刃先を研ぐ等の薪割り器の手入れを容易に行うことができない問題があった他、危険な刃がむき出しの状態にあるために慎重に運搬する必要があった。又、このような特殊形態の刃を有することから該薪割り器の製造コストが高くついて製品価格が高くなり、キャンプ等の野外活動において誰でもが気軽に入手できるものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−305256号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はかかる従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、薪を安全に且つ能率的に割ることができるだけでなく、手入れを容易に行うことができ、安全に運搬でき、しかも製造コストを低減し得る薪割り装置の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る薪割り装置の第1の態様は、左右対向する1対の支柱部材を具える支持台と該支持台に着脱可能に装着される鉈とを具える薪割り装置であって、左右1対の該支柱部材には、該鉈の刃体を、該刃体の一側部に設けられている刃部を上向きにしてその長さ方向の先端部から挿入させ得る左右の挿入開口部が設けられている。そして、左右の該挿入開口部に該刃体の前記先端部側の部分と該刃体の基端部側の部分が挿入されて該刃体が左右の前記支柱部材間に架け渡され、且つ該刃体の他側縁が左右の該挿入開口部の底部で支持された鉈装着状態で、上向きの前記刃部の上端(刃先)に薪の下端を当てて該薪の上端を下方向に打圧することにより該薪を該刃体で割ることができる。又、前記刃体を左右の前記挿入開口部から引き抜くことによって前記鉈を前記支持台から取り外すことができることを特徴とするものである。
【0008】
本発明に係る薪割り装置の第2の態様は、前記第1の態様において、一対の前記支柱部材が木製であり、左右の前記挿入開口部の前記底部に、前記刃体の前記他側縁を下方から支持する金属製の受片が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明に係る薪割り装置の第3の態様は、前記第2の態様において、前記受片は、前記支柱部材を貫通するボルト軸であり、貫通状態にある該ボルト軸の上端部が前記挿入開口部の底部に存することを特徴とするものである。
【0010】
本発明に係る薪割り装置の第4の態様は、前記第1〜3の何れかの態様において、左右の前記挿入開口部に前記刃体が挿入された状態で、前記刃体の基端部を前記刃体の前記先端部よりも高く位置させることによって前記刃部の上端(刃先)を、水平面に対して所要角度に傾斜させることを特徴とするものである。
【0011】
本発明に係る薪割り装置の第5の態様は、前記第4の態様において、前記刃部の傾斜角度を調節可能としたことを特徴とするものである。
【0012】
本発明に係る薪割り装置の第6の態様は、前記第1〜第5の態様において、1対の前記支柱部材の下部間が連結部材で連結されており、該連結部材の上端部は、該上端部の前後の部分が逆方向で下方に傾斜する山形状傾斜面として形成されており、該山形状傾斜面の頂部が前記刃部の略真下に位置することを特徴とするものである。
【0013】
本発明に係る薪割り装置の第7の態様は、前記第6の態様において、前記山形状傾斜面は、該山形状傾斜面に当接する山形状の金属製カバー片で被覆されていることを特徴とするものである。
【0014】
本発明に係る支持台は、前記第1〜第7の態様の薪割り装置を構成する支持台である。
【発明の効果】
【0015】
本発明によるときは、薪を安全に且つ能率的に割ることができるだけでなく、手入れを容易に行うことができ、又安全に運搬でき、しかも製造コストを低減し得る薪割り装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明に係る薪割り装置を、支持台と鉈とに分解して示す一部断面正面図である。
図2】本発明に係る薪割り装置を示す斜視図である。
図3】本発明に係る薪割り装置の使用状態を説明する説明図である。
図4】ボルト軸としての受片を挿入開口部の底部に設けた状態を示す断面図である。
図5】一対の支柱部材の下部相互を連結する連結部材の上端部を構成する山形状傾斜面の作用を説明する説明図である。
図6】刃部の上端を水平面に対して傾斜させてなる薪割り装置を示す正面図である。
図7】本発明に係る薪割り装置の使用態様の一例を示す説明図である。
図8】本発明に係る薪割り装置の使用態様の他の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0017】
図1〜4において本発明に係る薪割り装置1は、左右対向する一対の支柱部材2,3を具える支持台5と該支持台5に対して着脱可能に装着される鉈6とを具えている。左右一対の該支柱部材2,3には、該鉈6の刃体7を、該刃体7の一側部9に設けられている刃部10を上向きにしてその長さ方向の先端部11から挿入させ得る左右の挿入開口部12,13が設けられている。
【0018】
そして図2〜3に示すように、該刃体7の前記先端部11側の部分15と該刃体7の基端部側の部分16が左右の該挿入開口部12,13に挿入されて、該刃体7が左右の前記支柱部材2,3間に架け渡され、この状態で、刃体7の他側縁17が左右の該挿入開口部12,13の底部19,20で支持される。かかる鉈装着状態21( 図2〜3) で、上向きの前記刃部10の上端22(刃先)8に薪23の下端25を当てて該薪23の上端26をハンマーで下方向に打圧することにより、該薪23を該刃体7で割ることができる。そして該薪割り作業が終了した後は、前記刃体7を左右の前記挿入開口部12,13から引き抜くことによって、前記鉈6を前記支持台5から取り外すことができる。該鉈6の装着時及び取り外し時における該鉈6の挿入方向及び引き抜き方向を、図3に矢印F1,F2で示している。
【0019】
以下、これをより具体的に説明する。前記支持台5は本実施例においては全体が木製であり、左右対向する一対の支柱部材2,3が台座27に立設され、一対の該支柱部材2,3の下部間は連結部材29で連結されている。該連結部材29の上端部30は、図2図5に示すように、該上端部30の前後の部分31,32が逆方向で下方に傾斜する山形状傾斜面33を呈しており、該山形状傾斜面33の頂部35が前記刃部19の略真下に位置する。
【0020】
そして、左右一対の該支柱部材2,3には、前記鉈6の前記刃体7を、該刃体7の前記一側部9に設けられている刃部10を上向きにしてその長さ方向の先端部11(図1〜2)から挿入させ得る左右の前記挿入開口部12,13が設けられている。図2〜3は、左右の該挿入開口部12,13に前記刃体7の前記先端側の部分15と前記刃体7の基端部側の部分16が挿入されて該刃体7が左右の前記支柱部材2,3間に架け渡された状態を示している。本実施例においては、左右の該挿入開口部12,13は前記刃体7の横断面形状に略合致させて設けられている。そのため該刃体7は、安定した架け渡し状態で前記一対の支柱部材2,3に保持され、前記刃部10の上端22が水平状態を呈している。該架け渡された状態で、前記のように、該刃体7の前記他側縁17が該挿入開口部12,13の底部19,20で支持される。
【0021】
本実施例においては、一対の前記支柱部材2,3が木製であるため、ハンマーによる前記打圧時に、左右の前記挿入開口部12,13の前記底部19,20に掛る衝撃によって該底部19, 20が変形する恐れがある。そこで本実施例においては、前記挿入開口部12,13の前記底部19,20に、前記刃体7の前記他側縁17を下方から支持する金属製の受片37,37を設けている。該受片37,37は、例えば、前記支柱部材2,3を貫通するボルト軸39を以って構成できる。そのために図1図4に示すように、前記挿入開口部12,13の下側部位40で、前記支柱部材2,3を該挿入開口部12,13の幅方向(前後方向)に貫通する貫通孔41,41を設け、該貫通孔41,41に前記ボルト軸39,39を挿通させている。
【0022】
該貫通孔41,41の夫々に挿通されたボルト軸39,39の一端に設けられているボルト頭42,42は、図4に示すように該貫通孔41,41の一方の端部の縁部分43に座金44を介して当接する一方、該ボルト軸39,39の他端部分45,45には、図4に示すように、座金44を介してナット46,46が螺締され、これによって該ボルト軸39,39が前記支柱部材2,3に固定されている。該ボルト軸39,39の夫々の上端47,47は、前記挿入開口部12,13の底部19,20に存する。
【0023】
前記刃体7が左右の前記支柱部材2, 3間に架け渡され且つ該刃体7の前記他側縁17が前記挿入開口部12,13の底部19,20で支持された鉈装着状態21で、図3に示すように、上向きの前記刃部10の上端22に薪23の下端25を当てて該薪23の上端26をハンマーで下方向に打圧すると、該薪23を該刃体7で割ることができる。この際における該打圧時の衝撃を前記ボルト39(前記受片37)で支持できるため、木製の前記支柱部材2, 3に設けられている前記挿入開口部12,13の底部19,20を保護できることとなる。
【0024】
本実施例においては前記したように、木製である前記左右の支柱部材2, 3の下部49, 49を補強するために、該支柱部材2, 3の下部49,49間が前記連結部材29で連結されている。該連結部材29は木製であり、その上端部30は、前記したように山形状傾斜面33を呈している(図2図5)。該山形状傾斜面33は、本実施例においては二等辺三角形状の傾斜面として形成されており、その頂角は例えば60度に設定されている。
【0025】
該連結部材29の上端部30をかかる山形状傾斜面33として構成しているのは、前記薪23の長さが長い場合、図5(A)に示すように、該薪23の下端側の、前記刃体7によって割られて開いた部分50に前記山形状傾斜面33を入り込ませて、該薪23の割れをより円滑に行わせるためである。この際における該山形状傾斜面33の前記打圧に伴う損傷を防止するために、図5(B)に示すように、該山形状傾斜面32を、これに当接する山形状の鉄製等の金属製カバー片51で被覆するのがよい。
【0026】
図6は、左右の前記挿入開口部12,13で前記刃体7が支持され且つ前記刃部10の上端(刃先)22が、水平面に対して所要角度に傾斜した状態を示している。このように構成する場合、薪23の材質等に応じて最適の傾斜角度が得られるように、該刃部10の該上端22の傾斜角度を調節可能とするのがよい。該傾斜角度は、例えば30度までの角度に設定する。図6はその一例を示すものであり、前記刃体7の基端部(鉈6の柄体52が存する側の端部)53を図3に示す場合よりも高く位置させ、前記刃部10の上端22を前記先端部11に向けて下方に傾斜させた状態を示している。この傾斜角度の設定は、前記刃体7の基端部53と前記挿入開口部13(図6における右側の挿入開口部)の底部20(図1)との間に角度調整片を介在させたり、或いは、前記ボルト軸39等の前記受片37の上下位置を例えば2段階に高さ調整可能に構成する等して行うことができる。
【0027】
このように刃部10の上端22を傾斜状態にすると、前記薪23の上端26をハンマーで打圧したときに前記刃部10の前記上端22が該薪23の下端部分55に徐々に食い込むことになるため、薪割りをより円滑に行い得る利点がある。又このように刃部10の上端22を傾斜状態にすると前記鉈6は、上方に向けての抜け方向とは逆方向(図6において矢印で示す方向)に重力が作用する姿勢で前記支持台5に装着されることとなるため、該鉈6を、より安定状態で前記支持台5に取り付けることができる。
【0028】
かかる構成を有する薪割り装置1を用いて行う薪割りは、図3図6に示すように、薪23の下端25を鉈6の刃部10の上端22に乗せ、その後、該刃部10から遠い該薪23の上端26をハンマーで下方向に打圧するものであり、該打圧によって、該刃部10を該薪23の下端部分55に切り込ませて薪割りを行うものである。該薪割りは、この点で、重く且つ危険な鉈を片手で持ち該鉈の刃部を薪の上端に当てて薪割りを行う従来の鉈利用の薪割りとは明らかに異なる。
【0029】
図7〜8は、薪23を割る際において該薪23の上端26をハンマー56で打圧した状態の一例を示すものである。図7における薪23は比較的長いものである。図8における薪23は比較的短いものであり、この場合は、該薪23を持つ手57を前記支柱部材2, 3の何れか一方の上端59に載せることができるため、前記ハンマー56による打圧を、より安定状態で行うことができる。
【0030】
従って、キャンプ等の野外活動で薪割りを行う場合、小学校の低学年生であっても手が鉈の刃に触れることなく安全に薪割りでき、しかも簡易且つ能率的に薪割りを行うことができる。
【0031】
図3において矢印F2で示すように前記鉈6を引き抜くことによって、該鉈6を前記支持台5から取り外すことができる。従って本発明に係る前記薪割り装置1を運搬する際は、該薪割り装置1を、前記鉈6が取り外された支持台5(図1)と、鞘に収容した鉈6とに分けて運搬できる。かかることから、該薪割り装置1を安全に運搬できることとなる。このように取り外された鉈6は、鉈単独でも、その本来の用途に使用できる。又、鉈6を取り外すことができるため、刃を研ぐことが容易である等、該薪割り装置1の手入れを容易に行うことができる利点がある。
【0032】
又本発明に係る薪割り装置1で用いる刃体7は、特殊な専用のものではなく入手し易い市販の鉈であるため、該薪割り装置の製造コストを低減できることとなる。又、手持ちの鉈を用いて薪割り装置を構成することも可能であり、この場合は、前記支持台5だけを購入すれば該支持台5に手持ちの鉈を組み合わせることによって薪割り装置1をより安価に構成できることとなる。
【0033】
本発明に係る薪割り装置1の構成は、次のように変更可能である。即ち、前記挿入開口部12,13の内の、前記刃体7の先端部11側の部分15が挿入される挿入開口部12は、その外端が閉じた開口部であってもよい。又、前記刃体7は前記挿入開口部12,13に安定状態に装着されるものであるが、その装着手段は、係合手段や押圧手段、保着手段等、刃体6を安全に固定できる各種手段を採用できる。又、前記鉈6は、前記実施例で示した片刃であることの他、両刃であってもよい。
【符号の説明】
【0034】
1 薪割り装置
2 支柱部材
3 支柱部材
5 支持台
6 鉈
7 刃体
9 一側部
10 刃部
11 先端部
12 挿入開口部
13 挿入開口部
15 先端部側の部分
16 基端部側の部分
17 他側縁
19 底部
20 底部
22 上端
23 薪
25 下端
26 上端
27 台座
29 連結部材
30 山形状傾斜面
35 頂部
37 受片
39 ボルト軸
41 貫通孔
49 下部
51 カバー片
56 ハンマー
59 上端
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8