特許第6964295号(P6964295)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6964295
(24)【登録日】2021年10月21日
(45)【発行日】2021年11月10日
(54)【発明の名称】流体充填装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 3/04 20060101AFI20211028BHJP
【FI】
   B65B3/04
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-94670(P2018-94670)
(22)【出願日】2018年5月16日
(65)【公開番号】特開2019-199278(P2019-199278A)
(43)【公開日】2019年11月21日
【審査請求日】2020年5月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】503410627
【氏名又は名称】株式会社コーセン社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100176256
【弁理士】
【氏名又は名称】相田 隆敬
(73)【特許権者】
【識別番号】000002853
【氏名又は名称】ダイキン工業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000108890
【氏名又は名称】株式会社ダイキンアプライドシステムズ
(73)【特許権者】
【識別番号】302042494
【氏名又は名称】富山科学工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 耕作
(72)【発明者】
【氏名】中西 洋允
【審査官】 新田 亮二
(56)【参考文献】
【文献】 特表2014−521405(JP,A)
【文献】 特開2001−058697(JP,A)
【文献】 特開2016−094255(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
可撓性を有し内部が略真空に保たれた状態の複数の容器に所定量の流体をそれぞれ充填するための流体充填装置であって、
前記流体が流入する流入口と、前記複数の容器にそれぞれ接続される複数の流出口と、を有し、可撓性を有するノズルと、
内部が略真空に保たれた状態の前記ノズルに接続され、前記ノズル内の圧力を検出する圧力検出部と、
前記ノズルを介した前記複数の容器への前記流体の充填を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記圧力検出部に検出された圧力が所定値に達した場合に前記複数の容器への前記流体の充填を停止させ
上記流体充填装置は、
互いに対向する第1の当接面と第2の当接面を有し、前記第1の当接面と前記第2の当接面との間に前記容器がそれぞれ配置される複数の配置部と、
前記複数の配置部にそれぞれ設けられ、前記流体が充填されて膨張した容器が、対応する第1の当接面に所定以上の圧力で当接すると当接信号を送信する複数の充填監視部と、
前記当接信号を受信し、前記複数の充填監視部から当接信号を受信したか否かにより、異なる報知を行う報知部と、を更に備える
ことを特徴とする流体充填装置。
【請求項2】
前記容器は、重ね合わされた一対の略平面状の可撓性素材の端部を接合することにより形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の流体充填装置。
【請求項3】
前記ノズルは、重ね合わされた一対の略平面状の可撓性素材の端部を接合することにより形成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の流体充填装置。
【請求項4】
前記報知部は、前記複数の充填監視部の全てから当接信号を受信したか否かにより、異なる報知を行う
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の流体充填装置。
【請求項5】
前記第1の当接面と前記第2の当接面との間の距離は、変更可能である
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の流体充填装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に所定量の流体を正確に充填するための流体充填装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、複数のノズルを介して複数の容器にそれぞれ所定量の液体を充填する方法として、各ノズルが容器に所定量の液体を充填するのに必要な時間を液体の圧力ごとに記憶しておき、充填時間が各ノズルに対応した時間になった際に各ノズルの開閉弁を閉じるものが知られている。(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−219995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術では、各ノズルが容器に所定量の液体を充填するのに必要な時間を液体の圧力ごとに求める作業に労力を要すると共に、ノズルごとに開閉弁の制御を行う複雑な機構が必要となる。
【0005】
そこで、本発明は、簡易な構造でありながら所定量の流体を正確に充填することのできる流体充填装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、可撓性を有し内部が略真空に保たれた状態の複数の容器に所定量の流体をそれぞれ充填するための流体充填装置であって、前記流体が流入する流入口と、前記複数の容器にそれぞれ接続される複数の流出口と、を有し、可撓性を有するノズルと、内部が略真空に保たれた状態の前記ノズルに接続され、前記ノズル内の圧力を検出する圧力検出部と、前記ノズルを介した前記複数の容器への前記流体の充填を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記圧力検出部に検出された圧力が所定値に達した場合に前記複数の容器への前記流体の充填を停止させることを特徴とする流体充填装置を提供している。
【0007】
このような構成によれば、ノズル内と複数の容器内の圧力は、パスカルの原理により同一になるため、一の圧力検出部で検出された圧力に基づき、全ての容器に対して所定量の流体を充填することが可能となる。また、全ての容器内の圧力を検出するのに一の圧力検出部で済むので、圧力検出部の校正の労力も少なく、簡易かつ安価に所定量の流体を充填することが可能となる。
【0008】
また、前記容器は、重ね合わされた一対の略平面状の可撓性素材の端部を接合することにより形成されていることが好ましい。
【0009】
このような構成によれば、容器の内部が容易に略真空に保たれるので、圧力検出部により検出される圧力の信頼度が高まり、所定量の流体を精度よく充填することが可能となる。
【0010】
また、前記ノズルは、重ね合わされた一対の略平面状の可撓性素材の端部を接合することにより形成されていることが好ましい。
【0011】
このような構成によれば、ノズルの内部が容易に略真空に保たれるので、圧力検出部により検出される圧力の信頼度が高まり、所定量の流体を精度よく充填することが可能となる。
【0012】
また、互いに対向する第1の当接面と第2の当接面を有し、前記第1の当接面と前記第2の当接面との間に前記容器がそれぞれ配置される複数の配置部と、前記複数の配置部にそれぞれ設けられ、前記流体が充填されて膨張した容器が、対応する第1の当接面に所定以上の圧力で当接すると当接信号を送信する複数の充填監視部と、前記当接信号を受信し、前記複数の充填監視部から当接信号を受信したか否かにより、異なる報知を行う報知部と、を更に備えたことが好ましい。
【0013】
このような構成によれば、圧力検出部により検出された圧力が所定値になり、充填が停止された場合であっても、報知部による報知により、複数の容器が適切に膨張したか否かを判断することができる。従って、いずれかのノズルに詰まりや折れ曲がりが生じ、いずれかの容器への充填が失敗している場合であっても、その旨を認識することが可能となり、一の圧力検出部で検出された圧力に基づき充填を制御する構成によって生じ得る課題が解決される。
【0014】
また、前記報知部は、前記複数の充填監視部の全てから当接信号を受信したか否かにより、異なる報知を行うことが好ましい。
【0015】
このような構成によれば、簡易な構造で、全ての容器が適切に膨張したか否かを判断することが可能となる。
【0016】
また、前記第1の当接面と前記第2の当接面との間の距離は、変更可能であることが好ましい。
【0017】
このような構成によれば、各容器が所定量又は所定量近くまで充填されて膨張した際に、より正確に当接信号を送信することが可能となる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の流体充填装置によれば、簡易な構造でありながら所定量の流体を正確に充填することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の実施の形態による流体充填装置の全体図
図2】本発明の実施の形態による容器の説明図
図3】本発明の実施の形態によるノズルの説明図
図4】本発明の実施の形態による充填監視機構の説明図
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態による流体充填装置1について、図1図4を参照して説明する。
【0021】
流体充填装置1は、可撓性を有し内部が略真空に保たれた状態の複数の容器2に所定量の流体をそれぞれ充填するためのものであって、図1に示すように、ポンプ3と、ノズル4と、圧力検出部5と、充填監視機構6と、制御部7と、報知部8と、を備えている。本実施の形態では、“流体”として液体を採用する。
【0022】
容器2は、重ね合わされた一対の略平面状の可撓性素材21の端部を接合することにより形成されている。例えば、重ね合わされた一対の略平面状の可撓性素材21の端部を圧着した上で、外側の余分な部分を切除することにより形成される。これにより、未充填状態には、図2(a)に示すように、容器2の内分は略真空に保たれているが、流体の充填時には、容器2は、図2(b)に示すように、略真空を保ったまま膨張することになる。なお、図2では、理解容易のために、可撓性素材21の外側の余分な部分を多く残したが、ギリギリの位置で圧着されたものや、ギリギリまで切除されたものであってもよい。
【0023】
容器2を形成する可撓性素材21としては、ポリ塩化ビニルや軟質ビニル等、様々なものが考えられる。なお、図2(a)においては、理解容易のために、一対の略平面状の可撓性素材21の間に空間が設けられているが、実際には設けられていない。
【0024】
また、本実施の形態では、所定量の流体を充填した際に、一対の可撓性素材21は、距離Lを有するまで膨張するものとする。
【0025】
ポンプ3は、タンクAに貯留された流体を吸い上げ、ノズル4に送出する。
【0026】
ノズル4は、ポンプ3から送出された流体が流入する流入口41と、複数の容器2にそれぞれ接続される複数の流出口42と、を有している。ノズル4も、容器2と同様に、重ね合わされた一対の略平面状の可撓性素材43の端部を接合することにより形成されている。例えば、重ね合わされた一対の略平面状の可撓性素材43の端部を圧着した上で、外側の余分な部分を切除することにより形成される。これにより、未充填状態には、図3(a)に示すように、ノズル4の内分は略真空に保たれているが、流体の充填時には、図3(b)に示すように、ノズル4は、略真空を保ったまま膨張することになる。なお、図3では、理解容易のために、可撓性素材43の外側の余分な部分が多く残したが、ギリギリの位置で圧着されたものや、ギリギリまで切除されたものであってもよい。
【0027】
ノズル4を形成する可撓性素材43としては、ポリ塩化ビニルや軟質ビニル等、様々なものが考えられる。なお、図3(a)においては、理解容易のために、一対の略平面状の可撓性素材43の間に空間が設けられているが、実際には設けられていない。
【0028】
圧力検出部5は、ノズル4に接続され、ノズル4内の圧力を検出する。詳細には、ノズル4に形成された接続孔(図示せず)に接続されることで、ノズル4内の圧力を検出する。
【0029】
充填監視機構6は、図1に示すように、各容器2に対して設けられており、図4に示すように、それぞれ、配置部61と、充填監視部62と、を備えている。
【0030】
各配置部61は、互いに対向する第1の当接面61aと第2の当接面61bと、を有している。第1の当接面61aと第2の当接面61bとの間の距離は、所定量の流体を充填した際の容器2の一対の可撓性素材21間の距離Lに略同一であり、第1の当接面61aと第2の当接面61bとの間には、図4(a)に示すように、未充填状態(略真空状態)の容器2が配置される。
【0031】
充填監視部62は、図4(b)に示すように、流体が充填されて膨張した容器2が、対応する第1の当接面61aに所定以上の圧力で当接すると当接信号を送信するように、各配置部61に設けられている。従って、第1の当接面61aと第2の当接面61bとの間の距離Lは、容器2の容量や形状、流体の充填量に応じて、変更可能であることが好ましい。本実施の形態では、第1の当接面61aに、流体が充填されて膨張した容器2に押圧されるスイッチを充填監視部62として採用するものとする
【0032】
制御部7は、ノズル4を介した複数の容器2への流体の充填を制御する。詳細には、圧力検出部5に検出された圧力が所定値に達した場合にポンプ3から複数の容器2への流体の充填を停止させる。
【0033】
このような構成により、ノズル4の複数の流出口42にそれぞれ複数の容器2が接続されている場合、ノズル4と複数の容器2内の圧力は、パスカルの原理により同一になる。従って、一の圧力検出部5で検出された圧力に基づき、全ての容器2に対して所定量の流体を充填することが可能となる。
【0034】
なお、充填終了後には、容器2の流入口41との接続口の所定位置を熱シール等することで、空気が入らないように所定量の流体を各容器2内に密封することが好ましい。
【0035】
また、流体の充填は、ノズル4及び容器2内を略真空状態にするために、ポンプ3を逆転させた後で開始することが好ましい。
【0036】
報知部8は、充填監視部62からの当接信号を受信し、複数の充填監視部62の全てから当接信号を受信したか否かにより、異なる報知を行う。例えば、複数の充填監視部62の全てから当接信号を受信したか否かにより、(異なる色の)点灯を行ったり、(異なる種類の)音声を発したりすること等が考えられる。
【0037】
ここで、上記したように、ノズル4と複数の容器2内の圧力は、パスカルの原理により同一になるため、いずれかのノズル4に詰まりや折れ曲がりが生じて充填が正常に行われていなかったとしても、圧力検出部5に検出された圧力が所定値に達していれば、制御部7は、ポンプ3から複数の容器2への流体の充填を停止させてしまう。
【0038】
しかしながら、本実施の形態では、複数の充填監視部62の全てから当接信号を受信したか否かにより、異なる報知を行うので、充填の停止後に全ての容器2への流体の充填が完了したか否かを確認することが可能となる。
【0039】
以上説明したように、本実施の形態による流体充填装置1では、ノズル4内及びノズル4に接続された複数の容器2内の圧力を一の圧力検出部5で検出し、検出された圧力が所定値に達した場合にポンプ3から複数の容器2への流体の充填を停止させる。
【0040】
このような構成によれば、ノズル4内と複数の容器2内の圧力は、パスカルの原理により同一になるため、一の圧力検出部5で検出された圧力に基づき、全ての容器2に対して所定量の流体を充填することが可能となる。また、全ての容器2内の圧力を検出するのに一の圧力検出部5で済むので、圧力検出部5の校正の労力も少なく、簡易かつ安価に所定量の流体を充填することが可能となる。
【0041】
また、本実施の形態による流体充填装置1では、容器2は、重ね合わされた一対の略平面状の可撓性素材21の端部を接合することにより形成されている。
【0042】
このような構成によれば、容器2の内部が容易に略真空に保たれるので、圧力検出部5により検出される圧力の信頼度が高まり、所定量の流体を精度よく充填することが可能となる。
【0043】
また、本実施の形態による流体充填装置1では、ノズル4は、重ね合わされた一対の略平面状の可撓性素材43の端部を接合することにより形成されている。
【0044】
このような構成によれば、ノズル4の内部が容易に略真空に保たれるので、圧力検出部5により検出される圧力の信頼度が高まり、所定量の流体を精度よく充填することが可能となる。
【0045】
また、本実施の形態による流体充填装置1では、圧力検出部5とは別に、充填監視部62により容器2の膨張を監視し、複数の充填監視部62の全てから当接信号を受信したか否かにより、報知部8が異なる報知を行う。
【0046】
このような構成によれば、圧力検出部5により検出された圧力が所定値になり、充填が停止された場合であっても、報知部8による報知により、全ての容器2が適切に膨張したか否かを判断することができる。従って、いずれかのノズル4に詰まりや折れ曲がりが生じ、いずれかの容器2への充填が失敗している場合であっても、その旨を認識することが可能となり、一の圧力検出部5で検出された圧力に基づき充填を制御する構成によって生じ得る課題が解決される。
【0047】
また、本実施の形態による流体充填装置1では、第1の当接面61aと第2の当接面61bとの間の距離Lは、変更可能である。
【0048】
このような構成によれば、各容器2が所定量又は所定量近くまで充填されて膨張した際に、より正確に当接信号を送信することが可能となる。
【0049】
尚、本発明の流体充填装置は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
【0050】
例えば、上記実施の形態では、充填監視部62として、第1の当接面61aに設けられたスイッチを採用したが、その他の構成を用いてもよい。
【0051】
例えば、第1の当接面61aが第2の当接面61bから離れることができるように僅かな遊びを設けておき、第1の当接面61aが膨張した容器2によって押圧された際に、第1の当接面61aの背面に設けたスイッチが押圧される構成等が考えられる。
【0052】
また、上記実施の形態では、圧力検出部5に検出された圧力が所定値に達した場合に、制御部7がポンプ3から複数の容器2への流体の充填を停止させたが、その他の構成を用いてもよい。
【0053】
例えば、ノズル4の流入口41、又は、複数の流出口42に開閉スイッチを設け、制御部7は、圧力検出部5に検出された圧力が所定値に達した場合に、当該スイッチを閉じるように制御してもよい。
【0054】
また、上記実施の形態では、報知部8は、複数の充填監視部62の全てから当接信号を受信したか否かにより、異なる報知を行ったが、各充填監視部62からの当接信号の受信に応じた報知を行ってもよい。
【0055】
例えば、複数の充填監視部62にそれぞれ対応したランプを設け、当接信号を受信した場合に点灯(消灯)する構成等が考えられる。
【0056】
また、上記実施の形態では、ノズル4内の圧力を検出したが、このことは、パスカルの原理により、容器2内の圧力を検出することと等しく、本発明の“圧力検出部”は、容器2内の圧力を検出する場合も含むことになる。
【0057】
また、上記実施の形態では、内部を略真空に保つために、容器2及びノズル4は、重ね合わされた一対の略平面状の可撓性素材21及び43の端部を接合することにより形成されていたが、充填される量の誤差許容範囲によっては、必ずしもこのような構成でなくてもよい。
【0058】
例えば、一般的に、ノズル4の内部よりも複数の容器2の内部の方が、容積は遥かに大きい。従って、多少の誤差が認められている場合には、複数の容器2の内部を略真空に保てば、略真空にすることが難しい円筒ノズル等をノズル4として用いることもできる。
【符号の説明】
【0059】
1 流体充填装置
2 容器
3 ポンプ
4 ノズル
5 圧力検出部
6 充填監視機構
7 制御部
8 報知部
21 可撓性素材
41 流入口
42 流出口
43 可撓性素材
61 配置部
61a 第1の当接面
61b 第2の当接面
62 充填監視部
A タンク
図1
図2
図3
図4