【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る力覚センサは、密閉式で、高pH洗浄及び殺菌(自動洗浄及び/又は高圧蒸気滅菌等)に関連する環境ストレスに耐えうるよう構成され、そのような過程の間に流体の進入を最小化及び/又は削減することで、力覚センサがより再使用に耐えうる仕様となっている。
【0006】
本発明の一つの特徴として、力覚センサは、基板、複数の感知素子、シール、及びカバープレートを備える。基板は、近位面及び遠位面を備え、複数の感知素子は、基板の遠位面に結合される。シールは、基壁部及び、基壁部から近位に延伸するフランジを備える。フランジは、基板の遠位面に対して位置決めされ、シールの基壁部及び基板の遠位面との間に空洞を形成し、その内部に複数の感知素子を配置する。カバープレートは、シール上に位置決めされ、基板に固定される。カバープレートは、シール上に閉め力を加えて、空洞への流体の進入を防ぐ。
【0007】
本実施態様によれば、シールは、低硬度材料で製作される。実施態様によっては、シールはシリコーンで製作される。
【0008】
基板の遠位面は、第一及び第二の側方半体を備え、複数の感知素子は、遠位面の第一側方半体上に配置する。シールは、基板の遠位面の第一側方半体を覆うように寸法及び形状を決める。カバープレートは、第一及び第二の側方部分を有する面駆体を備え、第一側方部分はシールの基壁部に当接する。
【0009】
本実施態様によれば、カバープレートは、面駆体から近位に延伸する第一及び第二レールを備え、第一及び第二レールは、基板の遠位面の第一及び第二の平縁にそれぞれ隣接するよう操作可能に固定される。実施態様によっては、カバープレートは、基板の側面に取り付けられる複数の脚を備える。
【0010】
可撓ケーブルは、複数の感知素子に電気的に結合することができ、シール及び基板の遠位面との間で延伸することができる。実施態様によっては、シールは、フランジから延伸する縁を備え、カバープレートの第一レールは、基板の遠位面の第一平縁に対して縁を固定する。
【0011】
シールは、シールの基壁部から遠位に延伸する突起部を備え、カバープレートは、シールの突起部に取り付けられた開口部を備える。
【0012】
本実施態様によれば、力覚センサは、遠位コネクタハウジング及び手術装置のアダプタ部品のトロカール接続ハウジングとの間に配置される。手術装置は、電動式ハンドル部品、アダプタ部品、及びアダプタ部品の遠位コネクタハウジングに取外し可能に固定されるエンドエフェクタを備える。力覚センサは、荷重経路に沿ってエンドエフェクタが表示する力を測定するよう構成されてもよい。
【0013】
本発明の別の特徴として、力覚センサは、基板、複数の感知素子、受けプレート及びカバープレートを備える。基板は、近位面及び遠位面を備え、複数の感知素子は、基板の遠位面に結合される。受けプレートは、本体と、開口部を有しそれを通過するよう形成される突起のある中央部分とを備える。受けプレートは、基板の遠位面に取り付けられ、複数の感知素子は、開口部内に配置され、そこで密閉式にシールされる。カバープレートは、受けプレート上に位置決めされ、基板に溶接される。
【0014】
本実施態様によれば、基板は、中間壁によって連結される第一及び第二の側方半体を備え、第一側方半体は、第二側方半体よりも高さが低い。実施態様によっては、受けプレートは、基板の第一側方半体に溶接され、受けプレートの本体は、第一及び第二の側方半体間の高さの差と同じ高さである。
【0015】
シール材は、受けプレートの開口部内の複数の感知素子上に配置される。シールを、追加又は代替品として受けプレート上に配置してもよい。実施態様により、シールは、基壁部及び、基壁部の外周全体周りに配置され、そこから近位に延伸するフランジを備える。フランジは、基板の遠位面に対して位置決めすることができ、受けプレートの突起のある中央部分を収容する空洞を形成し、カバープレートは、シール上に閉め力を加えて、空洞への流体の進入を防ぐ。
【0016】
可撓ケーブルは、複数の感知素子に電気的に結合することができ、受けプレート及び基板の遠位面との間に延伸することができる。
【0017】
本実施態様によれば、力覚センサは、遠位コネクタハウジング及び手術装置のアダプタ部品のトロカール接続ハウジングとの間に配置する。手術装置は、電動式ハンドル部品、アダプタ部品、及びアダプタ部品のコネクタハウジングに取外し可能に固定されるエンドエフェクタを備える。力覚センサは、荷重経路に沿って、エンドエフェクタが表示する力を計測するよう構成されてもよい。
【0018】
他の特徴、特長及び利点は、本明細書、図面及び請求項の記載事項から明らかになるであろう。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
近位面及び遠位面を備える基板と;
前記基板の前記遠位面に結合される複数の感知素子と;
基壁部と前記基壁部から近位に延伸するフランジとを備えたシールであって、
前記フランジが前記基板の前記遠位面に対して位置決めされ、前記シールの前記基壁部及び前記基板の前記遠位面との間に空洞を形成し、その内部に前記複数の感知素子を配置する、前記シールと;
前記シール上に位置決めされ、前記基板に固定されるカバープレートであって、
前記カバープレートは、前記シール上に閉め力を加えて、前記空洞への流体の進入を防ぐ、前記カバープレートと、を備える力覚センサ。
(項目2)
前記シールは、低硬度材料で製作することを特徴とする、上記項目に記載の力覚センサ。
(項目3)
前記シールは、シリコーンで製作することを特徴とする、上記項目のいずれかに記載の力覚センサ。
(項目4)
前記基板の前記遠位面は、第一及び第二の側方半体を備え、前記複数の感知素子は、前記遠位面の前記第一側方半体上に配置されることを特徴とする、上記項目のいずれかに記載の力覚センサ。
(項目5)
前記シールは、前記基板の前記遠位面の前記第一側方半体を覆うように寸法及び形状を決めることを特徴とする、上記項目のいずれかに記載の力覚センサ。
(項目6)
前記カバープレートは、第一及び第二の側方部分を有する面駆体を備え、前記第一側方部分は、前記シールの前記基壁部に当接することを特徴とする、上記項目のいずれかに記載の力覚センサ。
(項目7)
前記カバープレートは、前記面駆体から延伸する第一及び第二レールを備え、前記第一及び第二レールは、前記基板の前記遠位面の第一及び第二の平縁にそれぞれ隣接するように操作可能に固定されることを特徴とする、上記項目のいずれかに記載の力覚センサ。
(項目8)
前記カバープレートは、前記基板の側面に取り付けられる複数の脚を備えることを特徴とする、上記項目のいずれかに記載の力覚センサ。
(項目9)
前記複数の感知素子に電気的に結合され、前記シール及び前記基板の前記遠位面との間で延伸する可撓ケーブルをさらに備えることを特徴とする、上記項目のいずれかに記載の力覚センサ。
(項目10)
前記シールは、前記フランジから延伸する縁を備え、前記カバープレートの前記第一レールは、前記基板の前記遠位面の第一平縁に対して前記縁を固定することを特徴とする、上記項目のいずれかに記載の力覚センサ。
(項目11)
前記シールは、前記シールの前記基壁部から延伸する突起部を備え、前記カバープレートは、前記シールの前記突起部に取り付けられた前記カバープレート内に開口部を備えることを特徴とする、上記項目のいずれかに記載の力覚センサ。
(項目12)
電動式ハンドル部品と;
遠位コネクタハウジングとトロカール接続ハウジングとを備えたアダプタ部品と;
前記アダプタ部品の前記遠位コネクタハウジングに取外し可能に固定されたエンドエフェクタと;を備える手術装置であって、
項目1に記載の力覚センサは、前記遠位コネクタハウジング及び前記トロカール接続ハウジングとの間に配置され、荷重経路に沿って前記エンドエフェクタが表示する力を測定するよう構成されることを特徴とする、手術装置。
(項目13)
近位面と遠位面を備えた基板と;
前記基板の前記遠位面に結合される複数の感知素子と;
本体と、開口部を有しそれを通過するよう形成される突起のある中央部分とを備えた受けプレートであって、
前記受けプレートが、前記基板の前記遠位面に取り付けられ、前記複数の感知素子は、前記開口部内に配置され、そこで密封式にシールされる、前記受けプレートと;
前記受けプレート上に位置決めされ、前記基板に溶接されるカバープレートと、を備える力覚センサ。
(項目14)
前記基板は、中間壁によって連結される第一及び第二の側方半体を備え、前記第一側方半体は、前記第二の側方半体よりも高さが低いことを特徴とする、上記項目に記載の力覚センサ。
(項目15)
前記受けプレートは、前記基板の前記第一側方半体に溶接され、前記受けプレートの前記本体は、前記第一及び第二の側方半体の高さの差と同じ高さであることを特徴とする、上記項目のいずれかに記載の力覚センサ。
(項目16)
シール材は、前記受けプレートの前記開口部内の前記複数の感知素子上に配置されることを特徴とする、上記項目のいずれかに記載の力覚センサ。
(項目17)
シールは、前記受けプレート上に配置され、前記シールは、基壁部及び、前記基壁部の外周全体周りに配置され、そこから近位に延伸するフランジを備え、前記フランジは、前記基板の前記遠位面に対して位置決めされ、前記受けプレートの突起のある中央部分を収容する空洞を形成し、前記カバープレートは、前記シール上に閉め力を加えて、前記空洞への流体の進入を防ぐことを特徴とする、上記項目のいずれかに記載の力覚センサ。
(項目18)
前記複数の感知素子に電気的に結合され、前記受けプレート及び前記基板の前記位面との間に延伸する可撓ケーブルをさらに備えることを特徴とする、上記項目のいずれかに記載の力覚センサ。
(項目19)
電動式ハンドル部品と;
遠位コネクタハウジングとトロカール接続ハウジングとを備えたアダプタ部品と;
前記アダプタ部品の前記遠位コネクタハウジングに取外し可能に固定されたエンドエフェクタと;を備える手術装置であって、
上記項目に記載の力覚センサは、前記遠位コネクタハウジング及び前記トロカール接続ハウジングとの間で配置され、荷重経路に沿って前記エンドエフェクタが表示する力を測定するよう構成されることを特徴とする、手術装置。
(摘要)
力覚センサは、基板、複数の感知素子、シール及びカバープレートを備える。基板は、近位面及び遠位面を備え、複数の感知素子は、基板の遠位面に結合される。シールは、基壁部及び、基壁部から近位に延伸するフランジを備える。フランジは、基板の遠位面に対して位置決めされ、シールの基壁部及び基板の遠位面間との間に空洞を形成し、その内部に複数の感知素子を配置する。カバープレートは、シール上に位置決めされ、基板に固定される。カバープレートは、シール上に閉め力を加えて、空洞への流体の進入を防ぐ。