【課題を解決するための手段】
【0020】
本目的は、方法に関する特許請求の範囲の請求項1およびプラントに関する特許請求の範囲の請求項10の主題によって達成される。
【0021】
共同の設備におけるアンモニアおよび尿素の調製では、本発明によると、粗合成ガス流は、圧縮後に2つの副流、すなわち第1の合成ガス副流と第2の合成ガス副流とに分割され、第1の合成ガス副流だけが液体アンモニアでスクラブされる。この方策は、二酸化炭素をやはり含む第2の合成ガス副流を、例えば尿素合成において得られる水性尿素溶液をストリッピングするために利用することができるという利点を有する。したがって、そのようなストリッピングのために追加の二酸化炭素をプラントに導入する必要がない。共同の設備におけるアンモニアおよび尿素の調製は、当技術分野では「尿素およびアンモニアの統合合成」とも呼ばれる。
【0022】
本出願において2つの副流への分割が言及される場合、これは、合成ガス流が、組成が同じままで2つの副流に分割され、次いで、この副流が、分割後に、別々のルートを介してさらに運ばれ、後続の工程で様々なやり方でさらに処理されることを意味する。したがって、この分割は、個々のガス成分が合成ガス流から分離され、結果として異なる組成を有する2つの合成ガス流が生成されるようなやり方での合成ガス流の分離ではない。
【0023】
合成ガス流の2つの副流への分割百分率は、もちろん広い範囲で変えることができ、すなわち、必ずしも等しい体積割合を有する2つの副流への分割が起こるというわけではない。
【0024】
本発明により提案された解決策は、上記の公知の方法の欠点を回避し、また設備の2つの副プラントの別々の始動および別々の運転、ならびに全負荷未満でのこれらのそれぞれの運転も可能にする。これは、以下に記載されるさらなるプラント部分によって達成される。さらに、資本コストの削減および比エネルギー消費の改善が、本発明による解決策によって達成される。
【0025】
驚くことに、本発明の方法によって、従来の尿素合成において必要とされるような、二酸化炭素の圧縮のための装置を実際に省略できることが分かった。さらに、従来のアンモニア合成において必要とされるような二酸化炭素スクラブのための装置は、本発明の方法を実施する際に省かれる。
【0026】
二酸化炭素圧縮機のための蒸気消費量が節約されるため、設備全体に対するエネルギー消費の大幅な削減を得ることができる。加えて、補助装置(駆動タービン、中間冷却器、オイルシステムなど)を含む二酸化炭素圧縮機および二酸化炭素スクラブの省略は、プラントの資本コストの極めて大幅な減少をもたらす。
【0027】
さらに、尿素合成への水の追加導入は、本発明の方法によって大部分回避される。これは、高温および尿素合成圧力よりもわずかに高い圧力レベルで、水およびアンモニアでスクラブする際に形成されるスクラビング溶液から二酸化炭素を追い出すことができるからである。脱離圧力を増加させることで、尿素合成に十分な純度で二酸化炭素を得ることが可能であり、特に、水の割合が著しく減少する。
【0028】
二酸化炭素の脱離に必要な熱量、およびまた合成ガス圧縮機の追加要件に必要な蒸気量、ならびにまたさらなる蒸気量および熱量を、統合されたアンモニア/尿素プラントにおける蒸気システムの限定された変更によって利用可能にすることができる。さらに、従来の方法において二酸化炭素スクラブによって消費された熱を、蒸気システムによって利用することができる。
【0029】
本発明のさらなる実施形態は、好ましくはアンモニアおよび尿素の統合された、アンモニアのみであってもよい調製のための方法を提供し、本発明の方法は、以下の工程、
a.水素、窒素および二酸化炭素を含み、かつ、比較的少量のメタン、アルゴン、二酸化炭素を含んでいてもよく、場合によってはヘリウムを含む粗合成ガス流を提供することと、
b.粗合成ガス流を第1の粗合成ガス流と第3の粗合成ガス流とに分割してもよいことと、
c.第3の粗合成ガス流を水およびアンモニアを含むスクラビング溶液でスクラビングして、二酸化炭素が枯渇した予備精製合成ガス流および二酸化炭素が富化されたスクラビング溶液を形成してもよいことと、
d.二酸化炭素が富化されたスクラビング溶液から二酸化炭素を追い出して、圧縮された二酸化炭素流を形成してもよいことと、
e.予備精製合成ガス流を第3の粗合成ガス流と混合して、混合された合成ガス流を形成してもよいことと、
f.混合された合成ガス流を圧縮して、圧縮された合成ガス流を形成してもよいことと、
g.圧縮された合成ガス流を第1の合成ガス流と第2の合成ガス流とに分割することと、
h.液体アンモニアを含む組成物を提供することと、
i.液体アンモニアを含む組成物を用いて、第1の合成ガス流、任意選択でステップ(k)からのストリッピングガス流、および任意選択でステップ(d)からの圧縮された二酸化炭素流をスクラビングして、二酸化炭素が枯渇した精製合成ガス流および凝縮物を形成することと、
j.
i.(j
1)二酸化炭素が枯渇した精製合成ガス流からのアンモニアの合成、および
ii.(j
2)水性尿素組成物を形成するために凝縮物からの尿素の合成と、
iii.(k)ステップ(g)からの第2の合成ガス流によってステップ(j2)からの水性尿素組成物をストリッピングしてもよいことと、を含む。
本発明のこの可能な変形形態では、粗合成ガス流は、圧縮前に2つの副流に分割されて、第3の(粗)合成ガス副流と、圧縮機に供給される粗合成ガス流とを形成し、第3の(粗)合成ガス副流は、スクラビング装置内で水およびアンモニアを含むスクラビング溶液でスクラブされて、二酸化炭素が枯渇した予備精製合成ガス流と、二酸化炭素が富化されたスクラビング溶液とを形成し、次いで、予備精製合成ガス流は、粗合成ガス流と再び混合されて、粗合成ガス流と共に圧縮機に供給される。
【0030】
二酸化炭素は、脱離装置内で尿素合成のレベルよりも高い圧力でスクラビング溶液から追い出すことができる。
【0031】
本発明の方法は、アンモニアおよび尿素を調製するのに役立つ。この場合、アンモニアおよび尿素の統合された調製が好ましくは行われ、すなわち、アンモニアの調製において生成されたアンモニアの少なくとも一部および/または形成された二酸化炭素の少なくとも一部が、その後の尿素の調製に使用される。しかしながら、本発明によると、少なくとも一時的にもっぱらアンモニアを調製することも可能である。
【0032】
本発明の方法は、完全に統合された方法でアンモニアおよび尿素の合成を可能にする。説明の目的のために、用語「アンモニアプラント」は、以下ではアンモニア合成に別個に使用されるすべての装置を指し、用語「尿素プラント」は、尿素の合成に別個に使用されるすべての装置を指す。
【0033】
本発明による概念は、4つの異なる運転モード、
i.全負荷または部分負荷で完全に統合されたモードでの両方のプラントの運転(ケースI)と、
ii.アンモニアプラントの単独運転(ケースII)と、
iii.代替の完全に統合されたモードでの両方のプラントの運転(ケースIII)と、
iv.代替の完全に統合されたモードでのアンモニアプラントの単独運転(ケースIV)と、を可能にする。
【0034】
すなわち、アンモニアプラントは、4つのケースすべてにおいて、全負荷または部分負荷運転で運転されるが、同時に、尿素プラントは、全負荷または部分負荷のいずれかで運転され(ケースIおよびIII)、あるいは全く運転されない(ケースIIおよびIV)。
【0035】
本発明の方法の工程(a)では、水素、窒素、および二酸化炭素を含み、かつ、比較的少量のメタン、アルゴン、二酸化炭素を含んでいてもよく、場合によってはヘリウムを含む粗合成ガス流が提供される。
【0036】
本発明の方法の工程(a)では、本発明に従って「粗合成ガス流」と呼ばれる合成ガスが提供される。この粗合成ガス流は、その組成の点で、特に二酸化炭素含有量に関して、工程(c)で得られる「予備精製合成ガス流」および工程(i)で得られる「精製合成ガス流」とは異なる。基本的に、合成ガス流中の二酸化炭素の含有量は、本発明の方法の過程においてさらに一層継続的に減少する。
【0037】
ここで、H
2、N
2、およびCO
2は、好ましくは粗合成ガス流の主成分である。粗合成ガス流は、好ましくは、メタン、アルゴン、一酸化炭素、および/またはヘリウムなどの不活性な成分をさらに含んでいてもよい。粗合成ガス流は、好ましくは炭化水素から、より好ましくは天然ガスおよび蒸気の形態の水から得られる。そのような粗合成ガス流を生成するのに適した方法は当業者に知られており、これに関しては、例えば、A.Nielsen,I.Dybkjaer,Ammonia−Catalysis and Manufacture,Springer Berlin 1995,chapter 6,pages 202−326;M.Appl,Ammonia.Principles and Industrial Practice,WILEY−VCH Verlag GmbH 1999のすべてを参照されたい。好ましい実施形態では、粗合成ガス流の少なくとも一部は、蒸気改質および/または自己熱改質によって提供される。
【0038】
本発明の方法の工程(a)で提供される合成ガス流は、合成ガスに対する従来の処理手段、例えば、ヘリウム除去、天然ガスの脱硫、および/またはCOのCO
2への変換にさらされてもよい。
【0039】
工程(a)で提供される粗合成ガス流は、好ましくは、COのCO
2への変換などの少なくとも1つに事前にさらされている。
【0040】
しかしながら、粗合成ガス流は、特に好ましくは、従来の合成ガスの提供において通常COのCO
2へのそのような変換の後に続く処理手段、例えばCO
2除去または最終精製に事前にさらされていない。従来の方法における最終精製のための実行可能な手段は、特にメタン化、メタノール化、極低温精製(窒素スクラブ)、銅スクラブ、またはそれらの組合せである。しかしながら、工程(a)で提供される粗合成ガス流は、好ましくはそのようなさらなる処理手段にかけられていない。
【0041】
粗合成ガス流中のCO
2の含有量は、好ましくは1体積%〜25体積%、より好ましくは10体積%〜20体積%の範囲にある。
【0042】
粗合成ガス流は、好ましくは熱統合を受ける。熱統合は、特に好ましくは、COのCO
2への変換の後に行われる。
【0043】
本発明の方法の工程(b)では、粗合成ガス流は、本方法の一実施形態において、第1の粗合成ガス流と第2の粗合成ガス流とに分割される。
【0044】
好ましい実施形態では、第1の粗合成ガス流は、第2の粗合成ガス流よりも大きい。別の好ましい実施形態では、第2の粗合成ガス流は、第1の粗合成ガス流よりも大きい。
【0045】
好ましい実施形態では、第2の粗合成ガス流に対する第1の粗合成ガス流の相対比は、1:20〜1:1、より好ましくは1:15〜1:1、さらにより好ましくは1:10〜1:1の範囲にある。別の好ましい実施形態では、第1の粗合成ガス流に対する第2の粗合成ガス流の相対比は、1:20〜1:1、より好ましくは1:15〜1:1、さらにより好ましくは1:10〜1:1の範囲にある。さらに好ましい実施形態では、第2の粗合成ガス流に対する第1の粗合成ガス流の相対比は、1:20〜20:1、より好ましくは1:15〜15:1、さらにより好ましく1:10〜10:1の範囲にある。この比は、プロセスの経過中に変化してもよい。
【0046】
本発明の方法の工程(c)では、第1の粗合成ガス流は、本方法の一実施形態において、水およびアンモニアを含むスクラビング溶液でスクラブされる。ここでは、二酸化炭素が枯渇した予備精製合成ガス流および二酸化炭素が富化されたスクラビング溶液が形成される。
【0047】
合成ガスを水およびアンモニアを含むスクラビング溶液でスクラブするのに適したスクラビング塔は、当業者に知られている。
【0048】
水およびアンモニアを含む工程(c)のスクラビング溶液において、アンモニアの割合は、好ましくは1〜50重量%の範囲、より好ましくは5〜45重量%の範囲、さらにより好ましくは10〜40%重量の範囲、最も好ましくは15〜35重量%の範囲、特に20〜25重量%の範囲にある。
【0049】
二酸化炭素が富化されたスクラビング溶液は、好ましくは、液体の形態で存在し、二酸化炭素が枯渇した予備精製合成ガス流から分離され得る。スクラビング溶液中の二酸化炭素は、好ましくは、カルバマート、炭酸水素塩、および炭酸塩の形態で主として化学的に結合している。
【0050】
二酸化炭素が枯渇した予備精製合成ガス流は、好ましくは5体積%以下、より好ましくは10体積%以下、さらにより好ましくは15体積%以下、特に好ましくは20体積%以下の二酸化炭素を含有する。
【0051】
本発明によれば、予備精製合成ガス流中の二酸化炭素の割合は、粗合成ガス流中よりも小さい。
【0052】
本発明の方法の工程(d)では、二酸化炭素は、本方法の一実施形態において、二酸化炭素が富化されたスクラビング溶液から追い出され、圧縮された二酸化炭素流を形成する。
【0053】
二酸化炭素は、好ましくは、高温でかつ尿素合成圧力よりもわずかに高い圧力レベルで工程(c)からのスクラビング溶液から追い出される。研究により、尿素合成のために十分な純度でこの高圧レベルで二酸化炭素を得ることが可能であること、および水の割合を特に著しく減少させることができることが示された。二酸化炭素流がさらなる工程において尿素合成に供給される場合、尿素合成への余計な水の導入が大部分回避される。
【0054】
好ましい実施形態では、二酸化炭素の脱離に必要な熱量は、アンモニア/尿素設備内の蒸気システムの限定された変更によって利用可能にすることができる。さらにより好ましくは、従来の方法において二酸化炭素スクラブによって消費される熱を蒸気システムによって利用することができる。
【0055】
圧縮された二酸化炭素流は、好ましくは、本発明の方法の工程(c)が行われる装置、すなわち吸収塔とは異なる装置、すなわち脱離塔で形成される。工程(c)のためのスクラビング塔および工程(d)のための脱離塔は、共同装置、すなわちアンモニア−水スクラブに合体される。
【0056】
圧縮された二酸化炭素流は、好ましくは少なくとも10体積%、より好ましくは少なくとも15体積%、さらにより好ましくは少なくとも20体積%、特に好ましくは少なくとも25体積%の二酸化炭素を含有する。加えて、圧縮された二酸化炭素流は、アンモニアおよび水を含むことができる。
【0057】
本発明の方法の工程(e)では、工程(c)からの予備精製合成ガス流は、本方法の一実施形態において、工程(b)からの第2の粗合成ガス流と混合されて、混合された合成ガス流を形成する。
【0058】
好ましい実施形態では、予備精製合成ガス流は、第2の粗合成ガス流よりも大きい。好ましい実施形態では、予備精製合成ガス流は、第2の粗合成ガス流よりも小さい。
【0059】
好ましい実施形態では、予備精製合成ガス流と第2の粗合成ガス流との相対比は、1:20〜1:1、より好ましくは1:15〜1:1、さらにより好ましくは1:10〜1:1の範囲にある。別の好ましい実施形態では、予備精製合成ガス流と第2の粗合成ガス流との相対比は、20:1〜1:1、より好ましくは15:1〜1:1、さらにより好ましくは10:1〜1:1の範囲にある。さらに好ましい実施形態では、予備精製合成ガス流と第2の粗合成ガス流との相対比は、1:20〜20:1、より好ましくは1:15〜15:1、さらにより好ましくは1:10〜10:1の範囲にある。この比は、プロセスの経過中に変化してもよい。
【0060】
混合された合成ガス流中の二酸化炭素の割合は、好ましくは、粗合成ガス流中よりも小さいが、予備精製された第1の合成ガス流中よりも高い。
【0061】
混合された合成ガス流中の二酸化炭素の含有量は、好ましくは少なくとも5体積%、より好ましくは少なくとも10体積%、さらにより好ましくは少なくとも15体積%、特に好ましくは少なくとも20体積%の二酸化炭素である。さらなる実施形態では、混合された合成ガス流は、好ましくは、メタン、アルゴン、一酸化炭素、および/またはヘリウムなどの不活性な成分をさらに含むことができる。
【0062】
本発明の方法の工程(f)では、工程(e)からの混合された合成ガス流を圧縮して圧縮された合成ガス流を形成する。
【0063】
本発明の方法の工程(f)の後に、すべてのさらなる工程(g)〜(i)および工程(j
2)における尿素合成が、好ましくは、いずれの場合も、少なくとも145バールの共通の圧力レベルで、または尿素に対する合成圧力よりもわずかに高い圧力で行われる。ここでは、尿素の工業的合成において通常起こるような圧力降下が、さらなる工程(g)〜(i)および(j
2)を行う際に起こり得る。本発明の方法の工程(f)で達成される圧力レベルは、好ましくは、これらの圧力降下を克服するのに十分に高い。
【0064】
しかしながら、工程(j
1)におけるアンモニア合成は、好ましくは、著しく高い圧力レベル、例えば200〜350バールで行うこともできる。
【0065】
さらなる好ましい実施形態では、本発明の方法の工程(f)の後のすべてのさらなる工程(g)〜(j)が共通の圧力レベルで行われる。本発明の方法の工程(f)〜工程(j)の後に、ガス流のさらなる圧縮が行われないのがより好ましい。
【0066】
尿素合成を行う前に、工程(d)の後にガス流がCO
2圧縮機によって再び圧縮されない実施形態が特に好ましい。
【0067】
本発明の方法の工程(g)では、工程(f)からの圧縮された合成ガス流は、第1の合成ガス流と第2の合成ガス流とに分割される。
【0068】
好ましい実施形態では、第1の合成ガス流は第2の合成ガス流よりも大きい。好ましい実施形態では、第1の合成ガス流は第2の合成ガス流よりも小さい。
【0069】
好ましい実施形態では、第1の合成ガス流と第2の合成ガス流との相対比は、1:20〜1:1、より好ましくは1:15〜1:1、さらにより好ましくは1:10〜1:1の範囲にある。別の好ましい実施形態では、第1の合成ガス流と第2の合成ガス流との相対比は、20:1〜1:1、より好ましくは15:1〜1:1、さらにより好ましくは10:1〜1:1の範囲にある。さらに好ましい実施形態では、第1の合成ガス流と第2の合成ガス流との相対比は、1:20〜20:1、より好ましくは1:15〜15:1、さらにより好ましくは1:10〜10:1の範囲にある。この比は、プロセスの経過中に変化してもよい。
【0070】
本発明の方法の工程(h)では、液体アンモニアを含む組成物が提供される。
【0071】
工程(h)のための液体アンモニアは、好ましくはその全体が工程(j
1)によって供給される。
【0072】
別の好ましい実施形態では、工程(j
2)からの水性尿素組成物は、工程(g)からの第2の合成ガス流でストリッピングすることによって工程(k)においてさらに精製される。その後、第2の合成ガス流は、好ましくは工程(i)において第1の合成ガス流と混合され、工程(d)からの圧縮された二酸化炭素流と混合されてもよい。
【0073】
本発明の方法の工程(i)では、工程(h)からの液体アンモニアを含む組成物で工程(g)からの第1の合成ガス流がスクラブされ、工程(k)からのストリッピングガス流がスクラブされてもよく、工程(d)からの圧縮された二酸化炭素流がスクラブされてもよい。ここでは、二酸化炭素が枯渇した精製合成ガス流および凝縮物が形成される。
【0074】
液体アンモニアを含む組成物で合成ガスをスクラブするのに適したスクラビング塔は、当業者に知られている。
【0075】
凝縮物は、液体の形態で存在し、精製合成ガス流から分離され得る。好ましい実施形態では、凝縮物は、工程(i)が行われるスクラビング塔において精製合成ガス流から分離される。
【0076】
凝縮物中で、二酸化炭素は、好ましくは、尿素合成のための出発材料であるカルバミン酸アンモニウムの形態で主に存在する。加えて、凝縮物は、炭酸水素アンモニウムおよび炭酸アンモニウムなどの他のアンモニウム塩、ならびにまた未反応のNH
3およびCO
2を含むことができる。
【0077】
二酸化炭素が枯渇した精製合成ガス流は、依然としてCO
2および/またはCOの残留物を含有することがある。精製合成ガス流は、好ましくは0.05モル%以下、より好ましくは0.04モル%以下、特に好ましくは0.03モル%以下の二酸化炭素を含有する。本発明によると、精製合成ガス流中の二酸化炭素の割合は、第1の合成ガス流中よりも小さい。精製合成ガス流中の二酸化炭素の割合は、500ppm未満である。
【0078】
好ましい実施形態では、従来の尿素合成において必要とされるカルバマート凝縮器は、本発明の方法の工程(i)において液体アンモニアを含む組成物でスクラブすることによって置き換えられる。
【0079】
本発明の方法の工程(j)では、アンモニアおよび尿素が合成される。工程(j
1)では、アンモニアが工程(i)からの二酸化炭素が枯渇した精製合成ガス流から合成される。工程(j
2)では、尿素が工程(i)からの凝縮物から合成され、水性尿素組成物を形成する。
【0080】
工程(j
2)における尿素の合成は、好ましくは従来の尿素反応器中で行われ、その構造は、当業者に知られている。
【0081】
好ましい実施形態では、工程(j
2)における尿素の合成は、カルバミン酸アンモニウムが尿素と水に変換される吸熱部分反応のみを含む。
【0082】
カルバミン酸アンモニウムは、工程(i)において既に形成されているため、カルバミン酸アンモニウムを形成するための発熱反応は、もはや吸熱反応に必要なエネルギーを完全にはカバーできず、その結果、尿素反応器は、好ましくは、外部からさらに加熱されなければならない。
【0083】
工程(j
2)における尿素の合成は、100〜300バールの範囲、より好ましくは120〜200バールの範囲、さらにより好ましくは140〜160バールの範囲の圧力で行われる。
【0084】
工程(j
1)における精製合成ガス流からのアンモニア合成は、好ましくは、従来のアンモニア反応器において行われ、その構造は、当業者には知られている。
【0085】
好ましい実施形態では、工程(i)からの精製合成ガス流は、アンモニア合成の前にさらなる精製工程、例えばメタン化にかけられる。これらの方法は、アンモニア合成のための先行技術であり、当業者に知られている。
【0086】
アンモニア反応器中で形成されたガス状NH
3の少なくとも一部が凝縮されることが好ましく、その目的のために、ガス流は、好ましくは、最初に熱交換器を通過し、続いて凝縮装置を通過する。ここでは、ガス流は、好ましくは+5℃〜−40℃の範囲、より好ましくは0℃〜−35℃の範囲、−5℃〜−33℃範囲、または−10℃〜−30℃の範囲の温度に冷却される。
【0087】
アンモニアプラントにおける従来のCO
2スクラブは、好ましくは、本発明のプロセスにおいて省略され、これは、粗合成ガス流を工程(c)による水およびアンモニアならびに/または工程(i)による液体アンモニアを含むスクラビング溶液でスクラブすることによって置き換えられる。同様に、普通ならば尿素合成に必要とされるCO2圧縮機が省かれる。
【0088】
好ましい実施形態では、本発明の方法は、工程(j
2)からの水性尿素組成物が工程(g)からの第2の合成ガス流によってストリッピングされる追加の工程(k)を含む。ここでは、ストリッピングガス流および精製された水性尿素溶液が形成される。
【0089】
工程(j
2)において生成された水性尿素組成物は、実質的に、尿素、水、カルバミン酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウムおよび炭酸アンモニウムなどの他のアンモニウム塩、ならびに未反応のNH
3およびCO
2を含む。カルバミン酸アンモニウムは、熱的に分解されるべきであり、NH
3およびCO
2は、溶液から除去されなければならず、次いで、尿素合成のための反応プロセスのために再利用され得る。この除去は、好ましくは、工程(g)からの第2の合成ガス流でストリッピングすることによって工程(k)に従って達成される。ストリッピング法は、尿素プラントのための先行技術であり、当業者に知られている。
【0090】
本発明の方法の工程(i)におけるスクラビングは、好ましくは、
工程(h)において前に提供された液体アンモニアを含む組成物と、
工程(k)からのストリッピングガス流と、
を混合することによって得られる組成物を使用して行われる。
【0091】
本発明の方法のさらなる好ましい実施形態では、工程(k)からのストリッピングガス流は、工程(i)において第1の合成ガス流と混合され、工程(d)からの圧縮された二酸化炭素流の少なくとも一部と混合されてもよく、工程(h)からの液体アンモニアを含む組成物と混合される。
【0092】
ストリッピングガス流の成分は、好ましくは、液体アンモニアを含む組成物と混合することによって尿素合成にフィードバックされる。
【0093】
特に好ましい実施形態では、以下の成分、
工程(h)において前に提供された液体アンモニアを含む組成物と、
工程(g)からの第1の合成ガス流と、
好ましくは工程(k)からのストリッピングガス流と、
任意選択で工程(d)からの圧縮された二酸化炭素流の少なくとも一部と、
を工程(i)に従ってスクラブにおいて反応させて、精製された合成ガス流および凝縮物を得る。
【0094】
好ましい実施形態では、本発明の方法は、高純度合成ガス流を形成するために、工程(i)からの二酸化炭素が枯渇した精製合成ガス流がメタン化にかけられ、高純度合成ガス流が工程(j
1)に従ってアンモニア合成に移送される追加の工程(i
*)を含む。COおよびCO
2をメタンに水素化するための適切な方法は、当業者に知られている。
【0095】
工程(i
*)からの高純度合成ガス流中のCO
2の含有量は、本発明によると、精製合成ガス流中よりも小さく、好ましくは最大500ppm、より好ましくは500ppm未満の範囲にある。さらにより好ましくは、高純度合成ガス流は、実質的にH
2およびN
2および不活性ガスのみをさらに含む。
【0096】
好ましい実施形態では、高純度合成ガス流は、工程(j
1)におけるNH
3の合成に供給される。
【0097】
好ましい実施形態では、本発明の方法は、工程(d)からの圧縮された二酸化炭素流の少なくとも一部が工程(h)からの液体アンモニアを含む組成物と混合される追加の工程(d
*)を含む。
【0098】
本発明の方法の好ましい実施形態では、工程(d)からの圧縮された二酸化炭素流の全量は、工程(h)からの液体アンモニアを含む組成物と混合され、工程(i)による他のガス流と混合されてもよい。本方法の変形形態は、好ましくは、部分負荷または全負荷のいずれにおいても完全に統合されたモード(ケースI)で尿素プラントの運転に用いられる。
【0099】
好ましい実施形態では、本発明の方法は、工程(d)からの圧縮された二酸化炭素流の少なくとも一部が排出される追加の工程(l)を含む。
【0100】
本発明の方法の好ましい実施形態では、工程(d)からの圧縮された二酸化炭素流の全量が排出される。本方法の変形形態は、好ましくは、アンモニアプラントの単独運転で使用される(ケースII)。
【0101】
さらなる好ましい実施形態では、圧縮された二酸化炭素流は、排出の前にタービンを通過する。
【0102】
さらにより好ましくは、圧縮された二酸化炭素流中に存在する水およびアンモニアは、排出の前に分離および/または回収される。これを行うための方法は、当業者に知られている。
【0103】
特に好ましい実施形態では、圧縮された二酸化炭素流は、特に好ましくは圧縮された二酸化炭素流が減圧され精製された後に、空気中に排出される。これを行う方法は、当業者に知られている。
【0104】
ケース(II)による運転の場合、アンモニア合成のみが行われ、尿素合成は行われず、工程(i)は、好ましくは行われない。
【0105】
アンモニアの単独合成の場合、工程(b)、(e)、(g)、(i)、および(k)は、特に好ましくは行われず、工程(f)において、圧縮され次いでアンモニアが合成されるのは、工程(e)からの混合された合成ガス流ではなく、代わりに、工程(i
*)によるメタン化によって形成された合成ガス流である。
【0106】
本発明は、アンモニアおよび尿素、または(必要に応じて)アンモニアのみを調製するためのプラントをさらに提供し、このプラントは、互いに能動的に連通している以下の構成要素、
水素、窒素、および二酸化炭素を含み、かつ、比較的少量のメタン、アルゴン、二酸化炭素を含んでいてもよく、場合によってはヘリウムを含む粗合成ガス流を提供するように構成された装置と、
圧縮された合成ガス流を形成するために、粗合成ガス流を圧縮するように構成された少なくとも1つの圧縮機と、
二酸化炭素が枯渇した精製合成ガス流および凝縮物を形成するためにアンモニアを含む組成物で、圧縮された合成ガス流をスクラブするように構成された少なくとも1つのスクラビング塔と、
精製合成ガス流からアンモニアを合成するように構成された少なくとも1つの第1の反応器と、
水性尿素組成物を形成するために凝縮物から尿素を合成するように構成された少なくとも1つの第2の反応器と、
を備え、
本発明に従って、本プラントは、圧縮機の下流に位置し、かつ、圧縮機からの圧縮された合成ガス流を第1の合成ガス流と第2の合成ガス流とに分割するように構成された少なくとも1つの装置をさらに備え、第1の合成ガス流のみをスクラビング塔に供給することができる第1の導管が、分割装置からスクラビング塔に通じており、本プラントは、ストリッパをさらに備え、第2の合成ガス流のみをストリッパに供給することができる第2の導管が、分割装置からストリッパに通じており、水性尿素組成物を第2の反応器からストリッパまで運ぶことができる、第2の反応器からストリッパに至る導管が設けられている。
本発明によるプラントでは、尿素の需要がない場合、アンモニアのみを同じ設備で調製することができる。ここで、本発明によるプラントは、その柔軟性の点で先行技術から知られている解決策とは異なる。加えて、本発明のプラントは、有利には、部分負荷でのみ運転することができ、プロセスの始動フェーズおよび/またはシャット・ダウンフェーズにおいて特定の運転モードを提供することができる。
【0107】
本発明のプラントは、好ましくは、流動方向において圧縮機の上流に位置し、かつ、粗合成ガス流を2つの副流に分割することができる第2の分割装置をさらに備え、第1の副流のための第1の導管が第2の分割装置から圧縮機に出て、第3の副流のための第2の導管が第2の分割装置からスクラビング装置に出て、このスクラビング装置が、粗合成ガスの第3の副流を水およびアンモニアを含むスクラビング溶液でスクラブして、二酸化炭素が枯渇した予備精製合成ガス流および二酸化炭素が富化されたスクラビング溶液を形成し、かつ、二酸化炭素が富化されたスクラビング溶液から二酸化炭素を追い出して、圧縮された二酸化炭素流を形成するように構成されており、ここで、スクラビング装置の下流でかつ圧縮機の上流でスクラビング装置からの予備精製された第3の合成ガス副流を第1の合成ガス副流と混合して、導管を介して圧縮機に供給されることができる混合された合成ガス流を形成するための手段が設けられている。
【0108】
本発明の好ましいさらなる実施形態は、アンモニアおよび尿素の好ましくは統合された調製のためのプラントを提供し、本プラントは、互いに能動的に連通している以下の構成要素、
(A)水素、窒素および二酸化炭素を含み、かつ、比較的少量のメタン、アルゴン、二酸化炭素を含んでいてもよく、場合によってはヘリウムを含む粗合成ガス流を提供するように構成された装置と、
(B)粗合成ガス流を第1の粗合成ガス流と第3の粗合成ガス流とに分割するように構成された装置と、
(C)水およびアンモニアを含むスクラビング溶液で(B)からの第3の粗合成ガス流をスクラブして、二酸化炭素が枯渇した予備精製合成ガス流、二酸化炭素が富化されたスクラビング溶液および圧縮された二酸化炭素流を形成するように構成された装置と、
(D)(C)からの予備精製された第3の合成ガス流を(B)からの第1の粗合成ガス流と混合して、混合された合成ガス流を形成するための手段と、
(E)合成ガス流、例えば(D)からの混合された合成ガス流を圧縮して、圧縮された合成ガス流を形成するように構成された圧縮機と、
(F)(E)からの圧縮された合成ガス流を第1の合成ガス流と第2の合成ガス流とに分割するように構成された装置と、
(G)(F)からの第1の合成ガス流を液体アンモニアを含む組成物でスクラブして、二酸化炭素が枯渇した精製合成ガス流および凝縮物を形成するように構成されたスクラビング塔と、
(H)(G)からの混合された合成ガス流からアンモニアを合成するように構成された反応器と、
(I)(G)からの凝縮物から尿素を合成して、水性尿素組成物を形成するように構成された反応器と、
を備える。
【0109】
本発明の方法に関連して記載された好ましい実施形態はすべて、本発明のプラントに同様に適用され、したがって、現時点では繰り返されない。
【0110】
本発明のプラントは、粗合成ガス流を提供するように構成された装置を含む。本装置は、好ましくは、蒸気改質装置および/または自己熱改質装置を含む。プラントが自己熱改質装置を含む場合、自己熱改質装置中で形成されるCO
2の量は、圧力または蒸気/炭素比などの反応パラメータを変えることによって制御することができる。プラントの好ましい実施形態は、COをCO
2に変換するように構成された装置および/または熱統合するように構成された装置をさらに備える。
【0111】
本発明のプラントは、好ましくは、粗合成ガス流を第1の粗合成ガス流と第3の粗合成ガス流とに分割するように構成された装置を備える。本装置は、好ましくは、本発明の方法を実行しながら、粗合成ガス流の体積比を変えることができるように構成される。
【0112】
本発明のプラントは、好ましくは、水およびアンモニアを含むスクラビング溶液で(B)からの第3の粗合成ガス流をスクラブして二酸化炭素が枯渇した予備精製合成ガス流および二酸化炭素が富化されたスクラビング溶液を形成し、かつ、二酸化炭素が富化されたスクラビング溶液から二酸化炭素を追い出して圧縮された二酸化炭素流を形成するように構成された装置を備える。
【0113】
本発明のプラントは、好ましくは、(C)からの予備精製合成ガス流を(B)からの第1の粗合成ガス流と混合して混合された合成ガス流を形成するための手段を備える。
【0114】
本発明のプラントは、合成ガス流、例えば、(D)からの混合された合成ガス流を圧縮して、圧縮された合成ガス流を形成するように構成された圧縮機を備える。
【0115】
好ましい実施形態では、プラントは、さらなる圧縮機を備えない。装置は、特に好ましくは、従来の尿素合成において通例のいかなるCO
2圧縮機も備えない。
【0116】
本発明のプラントは、(E)からの圧縮された合成ガス流を第1の合成ガス流と第2の合成ガス流とに分割するように構成された装置を備える。
【0117】
本発明のプラントは、液体アンモニアを含む組成物で(F)からの第1の合成ガス流をスクラブして二酸化炭素が枯渇した精製合成ガス流および凝縮物を形成するように構成されたスクラビング塔を備える。
【0118】
本発明のプラントは、(G)からの精製合成ガス流からアンモニアを合成するように構成された反応器を備える。
【0119】
本発明のプラントは、(G)からの凝縮物から尿素を合成して水性尿素組成物を形成するように構成された反応器を備える。
【0120】
本発明のプラント、好ましくは、NH
3の合成のために従来のプラントにおいてCO変換の後に頻繁に使用されるような従来のCO
2スクラブのためのいかなる装置も備えず、普通ならば尿素合成にさらに必要とされる周辺部分全体を含むいかなるCO
2圧縮機も備えない。
【0121】
好ましい実施形態では、本発明のプラントは以下の構成要素、
(F)からの第2の合成ガス流で(I)からの水性尿素組成物をストリッピングしてストリッピングガス流および精製水性尿素溶液を形成するように構成された装置(J)、
(J)からのストリッピングガス流を(G)からの液体アンモニアを含む組成物と混合するための手段(K)、および/または
(G)からの二酸化炭素が枯渇した精製合成ガス流のメタン化を行って高純度合成ガス流を形成するように構成された装置(L)、
をさらに備える。
【0122】
さらなる好ましい実施形態では、本発明のプラントは、以下の構成要素、
(C)からの圧縮された二酸化炭素流の少なくとも一部を(G)からの液体アンモニアを含む組成物と混合するための手段(M)、
(H)からのアンモニアの少なくとも一部を(G)からの液体アンモニアを含む組成物と混合するための手段(N)、および/または
工程(C)からの圧縮された二酸化炭素流の少なくとも一部を排出するように構成された装置(O)、
をさらに備える。
【0123】
装置(O)は、好ましくは、排出される前に圧縮された二酸化炭素流が運ばれるタービンを備える。装置(O)は、さらにより好ましくは、排出される前に圧縮された二酸化炭素流中に存在する水とアンモニアを分離するようにおよび/または回収するように構成された装置も備える。装置(O)のさらなる好ましい実施形態は、二酸化炭素を空気中に放出するように構成された装置を備える。
【0124】
本発明の方法に関連して記載された好ましい実施形態はすべて、プラントの好ましい実施形態に同様に適用され、したがって、現時点では繰り返されない。
【0125】
本発明による概念の好ましい実施形態では、尿素プラントを同時に運転することなくアンモニアプラントのみが運転される(ケースII)。この場合、二酸化炭素は、好ましくは、従来の方法と同様に、空気中に放出されるか、またはさらなる隣接する尿素プラントに送られる。
【0126】
本発明のプラントを使用する好ましい単独のアンモニア合成(ケースII)では、本発明による方法は、以下の工程、
水素、窒素および二酸化炭素を含み、かつ、比較的少量のメタン、アルゴン、二酸化炭素を含んでいてもよく、場合によってはヘリウムを含む粗合成ガス流を提供することと、
水およびアンモニアを含むスクラビング溶液で粗合成ガス流をスクラビングして二酸化炭素が枯渇した予備精製合成ガス流および二酸化炭素が富化されたスクラビング溶液を形成することと、
二酸化炭素が富化されたスクラビング溶液から二酸化炭素を追い出して圧縮された二酸化炭素流を形成することと、
予備精製合成ガス流をメタン化して高純度合成ガス流を形成することと、
混合された合成ガス流を圧縮して圧縮された高純度合成ガス流を形成するように構成された圧縮機に高純度合成ガス流を移送することと、
アンモニアを合成するように構成された反応器に圧縮された高純度合成ガス流を移送することと、
アンモニアを合成することと、
を含む。
【0127】
本発明の方法についての対応する工程ステップに関して上記されたことは、単独のアンモニア合成にも同様に当てはまる。
【0128】
本発明のプラントは、本発明の方法を行うのに特に適している。したがって、本発明のさらなる態様は、本発明の方法における本発明のプラントの使用を提供する。