(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
類似の参照番号および様々な図面内の記号は、類似の要素を示す。
【0012】
以下の詳細な説明は、宅配便業者と受領者との間の通信のコストを低減するための宅配便発送方法および装置ならびに電子デバイスを説明しており、配達効率を向上させる一方で、自宅にて宅配便を受領する体験を享受することを可能にしている。開示した実施形態の様々な修正、変更、および置換がなされ得るとともに当業者とって容易に明らかとなるであろう、そして、本開示の範囲から逸脱しない限り、定義済みの一般的な原理を他の実施形態および応用に適用することができる。いくつかの事例においては、説明した発明の特定事項についての理解を得る必要がなく、当業者の技術内にある、1つまたは複数の技術的詳細は、1つまたは複数の説明した実施形態を曖昧なものにしないように省略され得る。本開示は、説明または図示した実施形態に限定されることを意図しておらず、説明した原理および特徴と矛盾しない最大の範囲として扱われるべきである。
【0013】
いくつかの実施形態においては、説明した発明特定事項は、宅配便を発送するサービスプロセスを改善するために使用され得る。特に、宅配便業者は、宅配便業者と受領者との間の通信を経て決定された指定の宅配時間に宅配便を配達する。あるいは、宅配便業者と受領者との間の電話通信をすることなく宅配便を指定の安全な場所(例えば、ロッカー)に直接発送し得る。
【0014】
発明の詳細な説明は、宅配便業者を使用して受領者まで宅配便を配達するプロセスを説明している。その説明では、宅配便を受領する受領者が位置属性を有し得ることを説明している。受領者についての獲得した場所が受領者の宛先と一致していると決定された場合には、このことは、受領者の宛先において宅配便を受領することができる少なくとも一人の受領者が存在していることを示すために使用される。
【0015】
この時、宅配便の宅配についての通知が宅配便業者に送信される。宅配便業者が受領者まで宅配便を効率的に配達することができるように、通知は受領者の宛先を含む情報を含んでいる。このように、配達物の配達時間について受領者(例えば、電話によって)と事前に通信することが不要となるため通信のコストを節約しており、指定の安全な場所に宅配便を配達する必要性も不要となる。結果として、受領者が自宅にて宅配便を受領することを容易にしている。
【0016】
図1は、本開示の実施形態による、宅配便配達のための方法100の例を図示しているフローチャートである。
【0017】
102において、システム100は、宅配便がシステム内に存在しており受領者に発送する必要があると決定する。102から、方法100は106に進む。
【0018】
104において、宅配便業者は、彼/彼女の所在地の測位を実施する。104から、方法100は106に進む。
【0019】
106において、システム100は、宅配便業者に近い場所に宅配便の配達を必要とする受領者の宛先が存在しているかどうかを決定する。決定は、宅配便業者場所が受領者の位置と一致しているかどうかに関してなされる。加えて、システム100は、データベースから受領者の宛先を読み込む。106から、方法100は110に進む。
【0020】
108において、システム100は、アプリケーションを介して対応する宅配便を受領することができる受領者(または、複数の受領者)の場所情報を獲得する。例えば、アプリケーションは、受領者の測位情報がリアルタイムに決定されるTAOBAOアプリケーションを含み得る。測位情報は、受領者の場所が変化することに伴って絶えず更新され得るし、測位情報は、TAOBAOアプリケーションを備えているモバイルデバイスなどの端末に測位要求を送信することによって獲得され得る。例えば、他のアプリケーションとしては、CAINIAO、TAOBAO、ALIBABA、COURIER、または別のeコマースアプリケーションを含む。108から、方法100は106に進む。
【0021】
110において、システムは、受領者の宛先が受領者の獲得した測位情報と一致しているかどうかを決定する。受領者の宛先と受領者の獲得した測位情報とが特定されて場所が一致していると決定されると、宅配便業者のためのシステム100は、受領者まで宅配便を配達するために経路を計画する。加えて、システム100は、計画経路を宅配便業者に送信する。112において、宅配便業者は、システム100によって配信される計画経路に従って、正確かつ迅速に指定の受領者の宛先まで宅配便を配達する。112から、方法100は116に進む。
【0022】
同時に、114において、システムはまた、宅配便業者がドアまで宅配便を配達した際に家にいる誰かが宅配便についてサインをすることができることを確かにするために、受領者に宅配便の宅配の通知を送信し得る。114から、方法100は116に進む。
【0023】
116において、システム100は、宅配便を受領するために家に誰かがいるという指示を(例えば、モバイルコンピューティングデバイス上で実行中のアプリケーションの使用によって)受領者から受信する。116の後に、方法100は停止する。
【0024】
図2Aは、本開示の実施形態による、宅配便配達のためのシステム200の例を図示しているブロック図である。システム200は、ネットワークサービスプラットフォーム202と、宅配便業者端末204と、関連アカウント処理208とを図示している。ある例においては、ネットワークサービスプラットフォーム202は、例えば、ショッピングプラットフォームであり得る。ネットワークサービスプラットフォーム202は、宅配便発送方法を実行する宅配便業者のプロセスを実行するために、宅配便発送装置206が提供され得る。ネットワークサービスプラットフォーム202は、宅配便発送装置206と、データベース210とを含み、宅配便発送装置206は、要求受信モジュール212と、データ検索モジュール214と、受領者測位モジュール218と、宅配便配達通知モジュール216と、経路計画モジュール220と、アカウント関連付けモジュール222とをさらに含む。データベース210は、宅配便配達内容情報224を含む。関連アカウント処理モジュール208は、非購入者アカウント226と、購入者アカウント228とを含む。
【0025】
いくつかの実施形態においては、要求受信モジュール212は、宅配便業者端末によって送信された宅配便配達要求を受信するように構成され、宅配便配達要求は、宅配便業者の識別情報と、宅配便業者が位置している場所を示す第1の測位情報とを含む。宅配便業者の識別情報は、宅配便業者の身元を識別するための宅配便業者の番号であり得る。第1の測位情報は、宅配便業者端末204に搭載されたGPS測位モジュールによって測位を通じて生成した測位情報であり得るし、測位情報は、宅配便業者の移動に伴い絶えず変更され得る。宅配便配達要求は、現在の宅配便業者の場所に従って現在の宅配便業者に宅配便の宅配についての通知を発行するように、宅配便発送装置に要求するために使用される。
【0026】
データ検索モジュール214は、宅配便業者の識別情報と第1の測位情報とに従って、宅配便業者が位置している場所の所定の近傍内にある受領者の宛先に対応する宅配便配達内容情報をデータベース210から検索するように構成され、データベース210は、複数の宅配便配達内容情報を記憶しており、複数の宅配便配達内容情報の各々は、宅配便業者の識別情報と、受領者の宛先の情報と、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報とを含む。宅配便業者の識別情報は、宅配便業者の身元を識別するために使用され、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報は、購入者アカウントが商品についての注文を発行した際の購入商品の受領者の宛先に関する関連付けの様態における1つまたは複数の関連アカウントのセットに関連する。これらの関連アカウントは、購入者アカウントそのもの、または他の非購入者アカウントを含み得る。これらの関連アカウントを設定する目的は、宅配便業者が受領者に宅配便を配達する際の受領者として、これらの関連アカウントに対応するユーザを取り込むことによって、宅配便を受領することにある。データ検索モジュール214は、宅配便業者の第1の測位情報に従って、第1の測位情報の中にある宅配便業者の場所に合致している受領者の宛先に対応する宅配便配達内容情報をデータベース210から検索する。
【0027】
受領者測位モジュール218は、検索された宅配便配達内容情報の中にある関連アカウント208の情報に従って、関連アカウントにログインしている端末から、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報を測位するように構成される。受領者は、関連アカウント208に対応する実在のユーザであり得るし、第2の測位情報は、宅配便を受領することができる受領者の測位情報であり、測位情報は、関連アカウント208情報の情報、すなわち、関連アカウントに対応する実在のユーザの測位情報を使用して、これらのアカウントにログインしている端末からシステムによって獲得される。
【0028】
宅配便配達通知モジュール216は、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致している場合には、宅配便業者端末204に宅配便の宅配についての通知を送信するように構成され、通知は、受領者の宛先の情報を含む。第2の測位情報と受領者の宛先の情報との間の一致は、第2の測位情報に対応する地理的領域と受領者の宛先の情報とが互いに一致しているものとして認識され得る。宅配便業者にとっては、宅配便配達のターゲット所在地として取り込まれた第2の測位情報に対応する地理的領域は、受領者の宛先と異なるものではない。
【0029】
いくつかの実施形態においては、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致している。例として、受領者の宛先は、第2の測位情報に対応する事前に設定された範囲に含まれ得る。加えて、受領者は、1つまたは複数のアカウントを含み得る。例えば、1つの配達の宛先が、TAOBAOなどの同一のeコマースアプリケーションにおける複数のオンラインショッピングアカウントに対応し得る。同一の配達の宛先に結び付けられた異なるアカウントの所有者は、互いに既知の関係であり、互いに信頼関係があり得る。いくつかの実施形態においては、アカウント所有者の少なくとも一人がその特定の配達の宛先に位置している場合には(第2の測位情報を使用)、システムは、個人がその特定の宛先に位置しており配達物を受領する/引き受けることができるものとみなす。いくつかの実施形態においては、受領者測位モジュール218は、測位送信ユニットと、測位受信ユニットとをさらに含み得る。受領者測位モジュール218は、検索された宅配便配達内容情報の中にある関連アカウントの情報に従って、関連アカウント208にログインしている端末から、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報を測位するように構成される。この測位モジュールは、アカウントにログインしている端末が現時点位置している場所の測位情報を獲得するために、測位要求を関連アカウント208にログインしている端末に送信するように構成される、測位送信ユニットを含み得る。いくつかの実施形態においては、測位受信ユニットは、関連アカウントにログインしている端末によって返信された測位情報を受信し、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報として測位情報を使用するように構成される。
【0030】
いくつかの実施形態においては、宅配便発送装置206は、経路計画モジュール220を含む。経路計画モジュール220は、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致していると決定された後に、第1の測位情報と受領者の宛先の情報とに従って、この宅配便配達の計画経路の情報を生成するように構成される。加えて、宅配便業者が位置している場所から始まる、すなわち、第1の測位情報に対応する場所から始まり受領者の宛先で終わる計画経路を決定する。
【0031】
宅配便配達通知モジュールは、宅配便業者が迅速かつ正確に受領者の宛先へと届けることができるように、計画経路の情報を宅配便業者端末204に送信するようにさらに構成され得る。
【0032】
宅配便配達通知モジュール216は、宅配便の宅配についての通知を宅配便業者端末204に送信した後に、第2の測位情報から、受領者の宛先の情報の地理的位置に最も近い測位情報を抽出し、宅配便業者から宅配便の到着を待機するように受領者の宛先に位置している関連アカウント208に対応する実在のユーザに通知するために、測位を通じて第2の測位情報を獲得した端末に宅配便の宅配についての通知を送信するようにさらに構成され得る。
【0033】
加えて、宅配便発送装置206は、アカウント関連付けモジュール208を含む。アカウント関連付けモジュール208は、宅配便の購入者アカウント228に関して、関連付けする形で受領者の宛先に対して購入者アカウント228以外の1つまたは複数のアカウントを設定する動作に応答して、購入者アカウント228と他のアカウントの各々とをそれぞれ受領者の宛先に関連付けられたアカウントとして取り込むように構成される。例えば、購入者アカウント228が指定の受領者の宛先におけるものである場合には、購入者アカウント228以外の1つまたは複数のアカウントが、関連付けする形でその受領者の宛先に対して設定される。この時、他のアカウントと購入者アカウントとが受領者の宛先に関連付けられたアカウントとしてローカルで記憶されてもよく、ネットワークサービスプラットフォーム202が対応する宅配便を発送する場合には、データ検索モジュール214の検索を容易にするために、受領者の宛先と関連アカウントとがデータベース210に記憶される。
【0034】
宅配便発送装置206は、宅配便業者端末204によって送信された宅配便配達要求を受信した後に、宅配便業者の識別情報と第1の測位情報とに従って、宅配便業者が位置している場所に合致している受領者の宛先に対応する宅配便配達内容情報をデータベース210から検索する。宅配便発送装置206は、宅配便配達内容情報の中にある関連アカウントの情報に従って測位を通じて第2の測位情報を獲得し、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致しているかどうかに従って宅配便の宅配についての通知を発行する。このように、宅配便の宅配についての通知が、宅配便業者のリアルタイムな場所に従って正確に発行され得る。ある適用可能なシナリオにおいては、上述したプロセスは、宅配便配達内容情報の中にある関連アカウントの情報に従って測位を通じて第2の測位情報を獲得し、宅配便の宅配についての通知を発行することのみを含むように簡略化され得る。宅配便の宅配についての通知のこのような発行は、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致しているかどうかに従う。このことは、宅配便業者の現在の場所に注意を払うことなく、ドアまで宅配便を配達するように宅配便業者に通知する目的を実施する。
【0035】
いくつかの実施形態においては、受領者測位モジュール218は、データベース210に記憶されている宅配便配達内容情報の中にある関連アカウントの情報に従って、関連アカウント208にログインしている端末から、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報を測位するように構成される。データベース210は、複数の宅配便配達内容情報を記憶しており、複数の宅配便配達内容情報の各々は、宅配便業者の識別情報と、受領者の宛先の情報と、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報とを含む。
【0036】
宅配便発送装置206のいくつかの実施形態においては、受領者測位モジュール218は、宅配便業者端末204によって送信された宅配便配達要求に従って第2の場所情報を測位するのではなく、データベース210に現時点記憶されている宅配便配達内容情報に従って第2の場所情報を直接測位する。
【0037】
宅配便配達通知モジュール216は、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致している場合には、宅配便業者の識別情報に従って、宅配便業者端末204に宅配便の宅配についての通知を送信するように構成され、通知は、受領者の宛先の情報を含む。受領者の宛先の情報と一致している第2の測位情報が存在していると特定した後に、宅配便発送装置は、宅配便業者の識別情報に従って、宅配便の宅配についての通知を宅配便業者端末204に送信する。結果として、通知を発行するステップを簡素化している。
【0038】
図2Bは、本開示の実施形態による、宅配便配達のためのシステム201の例を図示している別のブロック図である。いくつかの実施形態においては、システム201は、宅配便発送装置を簡略化している。すなわち、
図2B中の宅配便発送装置206は、受領者測位モジュール218と、宅配便配達通知モジュール216とを含む。
【0039】
受領者測位モジュール218は、データベース210に記憶されている宅配便配達内容情報224の中にある関連アカウントの情報に従って、関連アカウントにログインしている端末から、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報を測位するように構成され、データベースは、複数の宅配便配達内容情報224を記憶しており、複数の宅配便配達内容情報224の各々は、宅配便業者の識別情報と、受領者の宛先の情報と、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報とを含む。
図2Bの簡略化された宅配便発送装置206においては、受領者測位モジュール218は、宅配便業者端末によって送信された宅配便配達要求に従って第2の場所情報を測位するのではなく、データベースに現時点記憶されている宅配便配達内容情報224に従って第2の場所情報を直接測位する。
【0040】
宅配便配達通知モジュール216は、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致している場合には、宅配便業者の識別情報に従って、宅配便業者端末204に宅配便の宅配についての通知を送信するように構成され、通知は、受領者の宛先の情報を含む。受領者の宛先の情報と一致している第2の測位情報が存在していると特定した後に、宅配便発送装置206は、宅配便業者の識別情報に従って、宅配便の宅配についての通知を宅配便業者端末204に送信する、それによって、通知を発行するステップを簡素化している。
【0041】
さらに、
図2Bにおいて簡略化された宅配便発送装置206は、
図2A中の宅配便発送装置の同様の機能を実施するために、経路計画モジュール220と、アカウント関連付けモジュール222と、他のモジュールとをさらに含み得る。
【0042】
図3Aは、本開示の実施形態による、宅配便配達のための方法300の例を図示しているフローチャートである。提示を明確にするために、以下の説明は、本説明における他の図に即して方法300を一般的に説明している。しかしながら、方法300が、例えば、任意のシステム、環境、ソフトウェア、およびハードウェアによって、または、必要に応じて、システムと、環境と、ソフトウェアと、ハードウェアとの組合せによって、行われ得ることは理解されよう。いくつかの実施形態においては、方法300の様々なステップは、並列して、組み合わせて、ループして、または任意の順序で動作され得る。
【0043】
310において、宅配便発送装置206は、宅配便業者端末204によって送信された宅配便配達要求を受信する。宅配便配達要求は、宅配便業者の識別情報と、宅配便業者が位置している場所を示す第1の測位情報とを含む。特に、宅配便業者は、宅配便を配達する際に宅配便業者端末204を所持してもよい。宅配便業者端末204は、測位機能を含む携帯電話などのモバイルデバイスであり得る。宅配便業者端末204は、リアルタイムに、宅配便業者が位置している場所の測位情報を、すなわち、第1の測位情報を収集し、宅配便配達要求を送信することによって宅配便発送装置206に宅配便業者の識別情報と第1の測位情報とをレポートし得る。ある例においては、宅配便業者は、宅配便配達要求を宅配便発送装置206に送信するように宅配便業者端末204を制御し得る、または、宅配便業者端末204は、第1の測位情報を収集するプロセスにおいて、周期的に宅配便発送装置に宅配便配達要求を送信する。310から、方法300は320に進む。
【0044】
320において、宅配便発送装置206は、データベース210から宅配便業者が位置している場所に合致している受領者の宛先に対応する宅配便配達内容情報を検索する。宅配便配達内容情報は、宅配便業者の識別情報と第1の測位情報とに従って、検索される。データベース210は、複数の宅配便配達内容情報を記憶しており、複数の宅配便配達内容情報の各々は、宅配便業者の識別情報と、受領者の宛先の情報と、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報とを含む。
【0045】
詳細には、宅配便業者端末204に宅配便の宅配についての通知を正確に送信するために、データベース210は、日々完遂される宅配便配達タスクに先立ってネットワークサービスプラットフォーム202において設定される。データベース210は、同日においてドアまでまだ配達され終えていない複数の宅配便配達内容情報を記憶しており、宅配便配達内容情報の各々は、宅配便に対応する宅配便業者の識別情報と、受領者の宛先の情報と、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報とを含む。受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報は、宅配商品を購入するために購入者アカウント228であり得るし、受領者の宛先のアクションバーにおいて購入者アカウントによって能動的に追加された他の非購入者アカウント226でもあり得る。例えば、TAOBAOなどのアプリケーションを用いて、受領者の宛先がTAOBAOアカウントAに対して設定されている場合には、他の非購入者アカウント226として機能するTAOBAOアカウントBとTAOBAOアカウントCとが受領者の宛先の関連アカウントとしてTAOBAOアカウントAとともに設定される。こうすることの目的は、TAOBAOアカウントAと、TAOBAOアカウントBと、TAOBAOアカウントCとに対応する実在のユーザをそれぞれ宅配便を受領する受領者として取り込むことによって、宅配便業者がドアまで宅配便を配達することを容易にすることにある。このことは宅配便にサインすることを実施する。ある例においては、TAOBAOアカウントBとTAOBAOアカウントCとに対応する実在のユーザは、TAOBAOアカウントAに対応する実在のユーザと馴染みのある者である。そのため、彼らは、タイミング良く後者のために宅配便を受領し得る。
【0046】
宅配便配達要求を受信した後に、宅配便発送装置206は、データベース210から宅配便業者が位置している場所に合致している受領者の宛先に対応する宅配便配達内容情報を検索する。宅配便発送装置206は、宅配便業者の識別情報と宅配便配達要求において搬送された第1の測位情報とに従って、宅配便配達内容情報を検索する。
【0047】
例として、宅配便業者の番号が、宅配便業者の識別情報として取り込まれる。このような番号は、宅配便業者端末204の電話番号であり得る。宅配便発送装置206は、宅配便業者が現時点位置している場所(第1の測位情報に対応する場所)に合致しているとともに、現在の宅配便配達要求内の宅配便業者と同一の番号を有している、受領者の宛先に対応する宅配便配達内容情報を検索する。そのため、宅配便業者が現時点位置している場所に合致していることは、宅配便業者が例えば100メートル未満などといった一定の距離範囲未満に位置している場所までの距離として認識され得る。320から、方法300は330に進む。
【0048】
330において、宅配便発送装置206は、検索された宅配便配達内容情報の中にある関連アカウントの情報に従って、関連アカウント208にログインしている端末から測位される、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報を決定する。
【0049】
詳細には、宅配便発送装置206は、検索された宅配便配達内容情報から受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報を抽出し、これらの関連アカウントに対応する実在のユーザが、受領者の宛先に対応する宅配便の受領者として取り込まれ得る。これらの関連アカウントを使用して、これらの関連アカウントに対応する実在のユーザなどといった、宅配便を現時点受領することができる受領者が、これらの受領者の第2の測位情報を獲得するために測位される。
【0050】
例えば、これらの関連アカウントにログインしている端末が、受領者の測位情報を獲得するために測位され、その測位情報が、第2の測位情報として取り込まれる。330から、方法300は340に進む。
【0051】
340において、宅配便の宅配についての通知は、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致している場合には、宅配便業者端末204に送信される、ここで、通知は、受領者の宛先の情報を含む。第2の測位情報と受領者の宛先の情報との間の一致は、第2の測位情報に対応する地理的領域が受領者の宛先に一致しているものとして、または、受領者の宛先が第2の測位情報に対応する事前に設定された範囲内に含まれているものとして、認識され得る。例えば、第2の測位情報に対応する場所を少なくとも100メートルの半径を有する円の中心とした円形の領域などの地理的情報であり得る。
【0052】
第2の測位情報が受領者の宛先に対応する情報と一致している場合には、このことは、受領者の宛先における宅配便の受領についてサインをすることができる受領者が存在していることを示す。そのため、時間までに受領者の家のドアまで宅配便を配達するように宅配便業者に通知するために、宅配便の宅配についての通知が宅配便業者端末204に送信され、通知は受領者の宛先の情報を含む。さらに、宅配便発送装置206は、受領者の宛先が第2の測位情報に対応する事前に設定された範囲に含まれているように、第2の測位情報と受領者の宛先の情報との間の一致を解釈する。加えて、1つまたは複数のアカウントが受領者の宛先に関連付けられ得る。
【0053】
検索された宅配便配達内容情報の中にある関連アカウントの情報に従って、関連アカウントにログインしている端末から、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報を測位するステップは、(i)アカウントにログインしている端末が現時点位置している場所の測位情報を獲得するために、測位要求を関連アカウントにログインしている端末に送信するステップと、(ii)関連アカウントにログインしている端末によって返信された測位情報を受信し、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報として測位情報を使用するステップとを含み得る。
【0054】
詳細には、宅配便発送装置206が測位要求を関連アカウント208にログインしている端末に送信した後に、関連アカウント208が現時点オンラインのログイン状態であるとともにログインユーザが測位要求に気付き測位を認めた場合には、端末は、端末の現在の場所情報を獲得し、宅配便発送装置に測位情報を返信する動作を実行する。測位情報を受信した後に、宅配便発送装置は、宅配便を現時点受領することができる受領者(関連アカウント208に対応する実在のユーザ)の第2の測位情報として測位情報を決定する。
【0055】
第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致していると宅配便発送装置206が決定した後に、宅配便発送装置206は、第1の測位情報と受領者の宛先の情報とに従って、この宅配便配達のための計画経路の情報を生成する。返信に際して、宅配便発送装置206は、計画経路の情報を宅配便業者端末204に送信する。いくつかの例においては、計画経路の情報は、マップモードまたはテキストモードで宅配便業者端末204上に表示され得る。
【0056】
宅配便発送装置206が宅配便の宅配についての通知を宅配便業者端末204に送信した後に、宅配便発送装置206は、第2の測位情報から受領者の宛先の情報に最も近い地理的位置を有する第2の測位情報を抽出する。結果として、宅配便発送装置206は、測位を通じて第2の測位情報を獲得した端末に宅配便の宅配についての通知を送信する。
【0057】
いくつかの実施形態においては、受領者の宛先が複数の関連アカウントの情報に対応している場合には、および、これらの関連アカウントの情報に従って宅配便を受領することができる複数の受領者の第2の測位情報がアカウントにログインしている端末から獲得された場合には、宅配便発送装置206は、第2の測位情報から受領者の宛先の情報に最も近い地理的位置を有する第2の測位情報を抽出し、宅配便発送装置206は、測位を通じて第2の測位情報を獲得した端末に宅配便の宅配についての通知を送信する。結果として、受領者は、サインをする必要がある受領者の宛先となっている宅配便が存在していることを気付かされ、その結果、宅配便業者がドアまで配達物を配達した際に宅配便についてサインをするために誰かが受領者の宛先にいることを保証している。
【0058】
さらに、宅配便の購入者アカウントに関して、関連付けする形で受領者の宛先に対して購入者アカウント以外の1つまたは複数の他のアカウントを設定する動作に応答して、購入者アカウント208と他のアカウントの各々とが受領者の宛先に関連付けられたアカウントとしてそれぞれ取り込まれる。
【0059】
例えば、受領者の宛先がTAOBAOアカウントAに対して設定されている場合には、他の非購入者アカウント226として機能するTAOBAOアカウントBとTAOBAOアカウントCとが受領者の宛先の関連アカウントとしてTAOBAOアカウントAとともに設定される。そのような設定の目的は、TAOBAOアカウントAと、TAOBAOアカウントBと、TAOBAOアカウントCとに対応する実在のユーザをそれぞれ宅配便を受領する受領者として取り込むことによって、宅配便業者がドアまで宅配便を配達することを容易にすることにある。このことは宅配便にサインすることを可能にする。TAOBAOアカウントBとTAOBAOアカウントCとに対応する実在のユーザは、TAOBAOアカウントAに対応する実在のユーザと既知の関係であり、宅配便を受領し得る。
【0060】
いくつかの実施形態においては、購入者アカウント228が受領者の宛先に関連付けられたアカウントであると特定する動作の後に、宅配便発送装置206は、購入者アカウント228と他の非購入者アカウント226とをともに含む関連アカウントを、受領者の宛先に関してアカウントに関連付けられたアカウントとして設定する。加えて、宅配便発送装置206は、宅配便配達内容情報224を形成するために、対応する宅配便を配達する場合には、データベース210に関連アカウントを事前に記憶している。
【0061】
宅配便発送方法は、宅配便業者端末204によって送信された宅配便配達要求を受信するステップを含む。宅配便配達要求は、宅配便業者の識別情報と、第1の測位情報とを含む。宅配便発送装置206は、宅配便業者が位置している場所に合致している受領者の宛先に対応する宅配便配達内容情報をデータベース210から検索する。データベース210は、複数の宅配便配達内容情報を記憶しており、複数の宅配便配達内容情報の各々は、宅配便業者の識別情報と、受領者の宛先の情報と、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報とを含む。宅配便発送装置206は、検索された宅配便配達内容情報の中にある関連アカウントの情報に従って、関連アカウントにログインしている端末から、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報を測位する。宅配便発送装置206は、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致している場合には、宅配便業者端末204に宅配便の宅配についての通知を送信する。通知は、受領者の宛先の情報を含む。そのため、宅配便業者と受領者との間の通信のコストを低減させ、配達の効率を向上させており、受領者も自宅にて宅配便を受領することを享受することを可能にしている。
【0062】
図3Bは、本開示の実施形態による、宅配便配達のための方法301の例を図示しているフローチャートである。提示を明確にするために、以下の説明は、本説明における他の図に即して方法301を一般的に説明している。しかしながら、方法301が、例えば、任意のシステム、環境、ソフトウェア、およびハードウェアによって、または、必要に応じて、システムと、環境と、ソフトウェアと、ハードウェアとの組合せによって、行われ得ることは理解されよう。いくつかの実施形態においては、方法300の様々なステップは、並列して、組み合わせて、ループして、または任意の順序で動作され得る。
【0063】
350において、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報が、データベース210に記憶されている宅配便配達内容情報224の中にある関連アカウントの情報に従って、関連アカウントにログインしている端末から測位される、ここで、データベースは、複数の宅配便配達内容情報224を記憶しており、複数の宅配便配達内容情報224の各々は、宅配便業者の識別情報と、受領者の宛先の情報と、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報とを含む。
【0064】
特に、関連アカウントの情報は、データベース210内の宅配便配達内容情報224の各々から抽出されてもよく、これらの関連アカウントに対応する実在のユーザがすべて、宅配便配達内容情報224の中にある受領者の宛先に対応する宅配便の受領者として取り込まれ得る。その後、これらの関連アカウントを使用して、宅配便を現時点受領することができる受領者が、すなわち、これらの関連アカウントに対応する実在のユーザが、これらの受領者の第2の測位情報を獲得するために測位される。例えば、これらの関連アカウントにログインしている端末が、受領者の測位情報を獲得するために測位され、その測位情報が、第2の測位情報として取り込まれる。350から、方法301は360に進む。
【0065】
360において、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致している場合には、宅配便の宅配についての通知が、宅配便業者の識別情報に従って、宅配便業者端末に送信される、ここで、通知は、受領者の宛先の情報を含む。
【0066】
第2の測位情報と受領者の宛先の情報との間の一致は、第2の測位情報に対応する地理的領域が受領者の宛先と一致しているものとして、または、受領者の宛先が第2の測位情報に対応する事前に設定された範囲に(例えば、第2の測位情報に対応する場所を円の中心とし100メートルの半径を有する円形の領域に)含まれているものとして、認識され得る。
【0067】
第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致している場合には、受領者の宛先における宅配便のためにサインをすることができる受領者が存在していることを示している。この時、時間までにドアまで宅配便を配達するように宅配便業者に通知するために、宅配便の宅配についての通知が宅配便業者端末に送信され、通知は受領者の宛先の情報を含む。
【0068】
本実施形態によって提供した宅配便発送方法301は、
図3Aに示した方法のステップを簡略化したものであり、データベース210内の宅配便配達内容情報224の各々の中にある関連アカウントの情報に従って、関連アカウントにログインしている端末から、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報を直接測位するステップと、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致している場合には、宅配便業者の識別情報に従って、宅配便業者端末204に宅配便の宅配についての通知を送信するステップであって、通知は、受領者の宛先の情報を含む、ステップとを含む。それによって、宅配便業者と受領者との間の通信のコストを低減させ、配達効率を向上させており、受領者も自宅にて宅配便を受領することを享受することを可能にしている。
【0069】
図4は、本開示の実施形態による、宅配便配達のためのシステム400の例を図示している別のブロック図である。システム400は、要求受信モジュール410と、データ検索モジュール420と、受領者測位モジュール430と、宅配便配達通知モジュール440とを含む。
【0070】
いくつかの実施形態においては、要求受信モジュール410は、宅配便業者端末204によって送信された宅配便配達要求を受信するように構成される。宅配便配達要求は、宅配便業者の識別情報と、宅配便業者が位置している場所を示す第1の測位情報とを含む。
【0071】
いくつかの実施形態においては、データ検索モジュール420は、宅配便業者の識別情報と第1の測位情報とに従って、宅配便業者が位置している場所に合致している受領者の宛先に対応する宅配便配達内容情報をデータベース210から検索するように構成される。データベース210は、複数の宅配便配達内容情報を記憶しており、複数の宅配便配達内容情報の各々は、宅配便業者の識別情報と、受領者の宛先の情報と、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報とを含む。
【0072】
いくつかの実施形態においては、受領者測位モジュール430は、検索された宅配便配達内容情報の中にある関連アカウントの情報に従って、関連アカウントにログインしている端末から、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報を測位するように構成される。
【0073】
いくつかの実施形態においては、宅配便配達通知モジュール440は、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致している場合には、宅配便業者端末204に宅配便の宅配についての通知を送信するように構成される。宅配についての通知は、受領者の宛先の情報を含む。いくつかの実施形態においては、第2の測位情報は、受領者の宛先の情報と一致しており、受領者の宛先は、第2の測位情報に対応する事前に設定された範囲を含む。さらに、受領者の宛先に関連付けられた1つまたは複数のアカウントが存在する。
【0074】
図5は、本開示の実施形態による、宅配便配達のためのシステム500を図示している別のブロック図である。システム500は、測位送信ユニット431と、測位受信ユニット432とを含む。
【0075】
いくつかの実施形態においては、測位送信ユニット431は、アカウントにログインしている端末が現時点位置している場所の測位情報を獲得するために、測位要求を関連アカウント208にログインしている端末に送信するように構成される。
【0076】
いくつかの実施形態においては、測位受信ユニット432は、関連アカウントにログインしている端末によって返信された測位情報を受信し、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報として測位情報を使用するように構成される。
【0077】
図6は、本開示の実施形態による、宅配便配達のためのシステム600の例を図示している別のブロック図である。システム600は、アカウント関連付けモジュール460と、要求受信モジュール410と、データ検索モジュール420と、受領者測位モジュール430と、宅配便配達通知モジュール440と、経路計画モジュール450とを含む。
【0078】
いくつかの実施形態においては、経路計画モジュール450は、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致していると宅配便発送装置206が決定した後に、第1の測位情報と受領者の宛先の情報とに従って、この宅配便配達の計画経路の情報を生成するように構成される。決定に基づいて、宅配便配達通知モジュール440は、計画経路の情報を宅配便業者端末204に送信するようにさらに構成される。
【0079】
いくつかの実施形態においては、宅配便配達通知モジュール440は、第2の測位情報から、受領者の宛先の情報に最も近い地理的位置を有する測位情報を抽出するようにさらに構成される。加えて、宅配便配達通知モジュール440は、測位を通じて第2の測位情報を獲得した端末に宅配便の宅配についての通知を送信するように構成される。
【0080】
いくつかの実施形態においては、アカウント関連付けモジュール460は、宅配便の購入者アカウント228に関して、関連付けする形で受領者の宛先に対して非購入者アカウント226などといった購入者アカウント以外の1つまたは複数のアカウントを設定する動作に応答して、購入者アカウントと他の非購入者アカウントの各々とをそれぞれ受領者の宛先に関連付けられたアカウントとして取り込むように構成される。
【0081】
いくつかの実施形態においては、宅配便発送装置206は、宅配便業者端末204によって送信された宅配便配達要求を受信する。宅配便配達要求は、宅配便業者の識別情報と、第1の測位情報とを含む。宅配便発送装置206は、データベース210から、宅配便業者が位置している場所に合致している受領者の宛先に対応する宅配便配達内容情報を検索する。データベース210は、複数の宅配便配達内容情報を記憶している。複数の宅配便配達内容情報の各々は、宅配便業者の識別情報と、受領者の宛先の情報と、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報とを含む。宅配便発送装置206は、検索された宅配便配達内容情報の中にある関連アカウントの情報に従って、関連アカウントにログインしている端末から、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報を測位する。宅配便発送装置206は、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致している場合には、宅配便業者端末204に宅配便の宅配についての通知を送信する。通知は、受領者の宛先の情報を含む。結果として、宅配便業者と受領者との間の通信のコストを低減させ、配達効率を向上させており、受領者は自宅にて宅配便を受領する体験を享受することを可能にしている。
【0082】
図7は、本開示の実施形態による、宅配便配達のためのシステムの例を図示している別のブロック図である。
【0083】
いくつかの実施形態においては、受領者測位モジュール430は、検索された宅配便配達内容情報の中にある関連アカウントの情報に従って、関連アカウントにログインしている端末から、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報を測位するように構成される。データベース210は、複数の宅配便配達内容情報を記憶している。複数の宅配便配達内容情報の各々は、宅配便業者の識別情報と、受領者の宛先の情報と、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報とを含む。
【0084】
いくつかの実施形態においては、宅配便配達通知モジュール440は、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致している場合には、宅配便業者の識別情報に従って、宅配便業者端末204に宅配便の宅配についての通知を送信するように構成され、通知は、受領者の宛先の情報を含む。
【0085】
本実施形態において提供した宅配便発送装置は、
図4に示した装置を簡略化したものであり、データベース210内の宅配便配達内容情報224の各々の中にある関連アカウントの情報に従って、関連アカウントにログインしている端末から、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報を直接測位し、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致している場合には、宅配便配達内容情報の中にある宅配便業者の識別情報に従って、宅配便業者端末204に宅配便の宅配についての通知を送信し、通知は、受領者の宛先の情報を含む。それによって、宅配便業者と受領者との間の通信のコストを低減させ、配達効率を向上させており、受領者も自宅にて宅配便を受領することを享受することを可能にしている。
【0086】
図8は、本開示の実施形態による、宅配便配達のための電子デバイス800の例を図示しているブロック図である。電子デバイス800は、メモリ810と、プロセッサ820とを含む。メモリ810は、プログラムを記憶するように構成される。
【0087】
上記プログラムに加えて、メモリ810は、電子デバイスに対する動作をサポートするための他の様々なデータを記憶するようにさらに構成され得る。データの例としては、電子デバイス上で処理される、任意のアプリケーションもしくは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、またはビデオを含む。
【0088】
メモリ810は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、リードオンリーメモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクなどといった、任意のタイプの揮発性もしくは不揮発性ストレージデバイスまたはその組合せによって実装され得る。
【0089】
プロセッサ820は、メモリ810に結合されており、宅配便業者端末によって送信された宅配便配達要求を受信することであって、宅配便配達要求は、宅配便業者の識別情報と、宅配便業者が位置している場所を示す第1の測位情報とを含む、ことと、宅配便業者の識別情報と第1の測位情報とに従って、宅配便業者が位置している場所に合致している受領者の宛先に対応する宅配便配達内容情報をデータベースから検索することであって、データベースは、複数の宅配便配達内容情報を記憶しており、複数の宅配便配達内容情報の各々は、宅配便業者の識別情報と、受領者の宛先の情報と、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報とを含む、ことと、検索された宅配便配達内容情報の中にある関連アカウントの情報に従って、関連アカウントにログインしている端末から、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報を測位することと、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致している場合には、宅配便業者端末に宅配便の宅配についての通知を送信することであって、通知は、受領者の宛先の情報を含む、こととをするためにメモリ810内のプログラムを実行するように構成される。
【0090】
さらに、
図8に示しているように、電子デバイスは、通信アセンブリ830と、電源アセンブリ840と、オーディオアセンブリ850と、ディスプレイ860と、他のアセンブリとをさらに含む。
図8は、アセンブリの一部を例示的に示したものに過ぎず、電子デバイスが
図8に示したアセンブリのみを含むことを示しているわけではない。
【0091】
通信アセンブリ830は、電子デバイスと他のデバイスとの間の有線通信または無線通信を容易にするように構成される。電子デバイスは、WiFi、2Gもしくは3G、またはその組合せなどの通信標準規格に基づいて無線ネットワークに接続され得る。例示的な実施形態においては、通信アセンブリ830は、ブロードキャストチャネルを介して外部にあるブロードキャスト管理システムからブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施形態においては、通信アセンブリ830は、短距離通信を促すように構成される、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含み得る。例えば、NFCモジュールは、無線自動識別(RFID)技術、赤外線通信協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、Bluetooth(登録商標)(BT)技術、および他の技術に基づいて実装され得る。
【0092】
電源アセンブリ840は、電子デバイスの様々なアセンブリに電力を供給するように構成される。電源アセンブリ840は、電力管理システムと、1つまたは複数の電源と、電子デバイスの生成、管理、および電力分配に関連付けられた他のアセンブリとを含み得る。
【0093】
オーディオアセンブリ850は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント850は、電子デバイスが電話モード、録音モード、および音声認識モードなどの動作モードである場合に外部オーディオ信号を受信するように構成される、マイクロフォン(MIC)を含む。受信したオーディオ信号は、メモリ810にさらに記憶され得る、または、通信アセンブリ830によってさらに送信され得る。いくつかの実施形態においては、オーディオアセンブリ850は、オーディオ信号を出力するように構成される、ラウドスピーカをさらに含み得る。
【0094】
ディスプレイ860は、液晶ディスプレイ(LCD)およびタッチパネル(TP)を含み得る画面を含む。画面がタッチパネルを含む場合には、画面は、ユーザから入力信号を受信するように構成されるタッチスクリーンとして実装され得る。タッチパネルは、タッチパネル上でのタッチ、スライド、およびジェスチャを感知するように構成される、1つまたは複数のタッチセンサを含む。タッチセンサは、タッチまたはスライドのアクションの境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライドの動作に関連する期間および圧力も検出し得る。
【0095】
図9は、本開示の実施形態による、宅配便配達のための電子デバイス900の例を図示している別のブロック図である。電子デバイス900は、メモリ910と、プロセッサ920とを含む。メモリ910は、プログラムを記憶するように構成される。
【0096】
上記プログラムに加えて、メモリ910は、電子デバイスに対する動作をサポートするための他の様々なデータを記憶するようにさらに構成され得る。データの例としては、電子デバイス上で処理される、任意のアプリケーションもしくは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、またはビデオを含む。
【0097】
メモリ910は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、リードオンリーメモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクなどといった、任意のタイプの揮発性もしくは不揮発性ストレージデバイスまたはその組合せによって実装され得る。
【0098】
プロセッサ920は、メモリ910に結合されており、データベースに記憶されている宅配便配達内容情報の中にある関連アカウントの情報に従って、関連アカウントにログインしている端末から、宅配便を現時点受領することができる受領者の第2の測位情報を測位することであって、データベースは、複数の宅配便配達内容情報を記憶しており、複数の宅配便配達内容情報の各々は、宅配便業者の識別情報と、受領者の宛先の情報と、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報とを含む、ことと、第2の測位情報が受領者の宛先の情報と一致している場合には、宅配便業者の識別情報に従って、宅配便業者端末に宅配便の宅配についての通知を送信することであって、通知は、受領者の宛先の情報を含む、こととをするためにメモリ910内のプログラムを実行するように構成される。
【0099】
さらに、
図9に示しているように、電子デバイスは、通信アセンブリ930と、電源アセンブリ940と、オーディオアセンブリ950と、ディスプレイ960と、他のアセンブリとをさらに含み得る。
図9アセンブリの一部を例示的に示したものに過ぎず、電子デバイスが
図9に示したアセンブリのみを含むことを示しているわけではない。
【0100】
通信アセンブリ930は、電子デバイスと他のデバイスとの間の有線通信または無線通信を容易にするように構成される。電子デバイスは、WiFi、2Gもしくは3G、またはその組合せなどの通信標準規格に基づいて無線ネットワークに接続され得る。例示的な実施形態においては、通信アセンブリ930は、ブロードキャストチャネルを介して外部にあるブロードキャスト管理システムからブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施形態においては、通信アセンブリ930は、短距離通信を促すように構成される、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含み得る。例えば、NFCモジュールは、無線自動識別(RFID)技術、赤外線通信協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、Bluetooth(登録商標)(BT)技術、および他の技術に基づいて実装され得る。
【0101】
電源アセンブリ940は、電子デバイスの様々なアセンブリに電力を供給するように構成される。電源アセンブリ940は、電力管理システムと、1つまたは複数の電源と、電子デバイスの生成、管理、および電力分配に関連付けられた他のアセンブリとを含み得る。
【0102】
オーディオアセンブリ950は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント950は、電子デバイスが電話モード、録音モード、および音声認識モードなどの動作モードである場合に外部オーディオ信号を受信するように構成される、マイクロフォン(MIC)を含む。受信したオーディオ信号は、メモリ910にさらに記憶され得る、または、通信アセンブリ930によってさらに送信され得る。いくつかの実施形態においては、オーディオアセンブリ950は、オーディオ信号を出力するように構成される、ラウドスピーカをさらに含み得る。
【0103】
ディスプレイ960は、液晶ディスプレイ(LCD)およびタッチパネル(TP)を含み得る画面を含む。画面がタッチパネルを含む場合には、画面は、ユーザから入力信号を受信するように構成されるタッチスクリーンとして実装され得る。タッチパネルは、タッチパネル上でのタッチ、スライド、およびジェスチャを感知するように構成される、1つまたは複数のタッチセンサを含む。タッチセンサは、タッチまたはスライドのアクションの境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライドのアクションに関連する期間および圧力も検出し得る。
【0104】
図10は、本開示の実施形態による、説明したアルゴリズム、方法、関数、プロセス、フロー、および手順に関連する計算機能性を提供するために使用される、コンピュータ実施システム1000の例を図示しているブロック図である。図示した実施形態においては、システム1000は、コンピュータ1002と、ネットワーク1030とを含む。
【0105】
図示したコンピュータ1002は、コンピューティングデバイスの物理もしくは仮想インスタンス、またはコンピューティングデバイスの物理もしくは仮想インスタンスの組合せを含む、サーバ、デスクトップコンピュータ、ラップトップ/ノードブックコンピュータ、無線データポート、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、これらのデバイス内の1つまたは複数のプロセッサ、別のコンピューティングデバイス、またはコンピューティングデバイスの組合せなどといった、任意のコンピューティングデバイスを含むことを意図している。加えて、コンピュータ1002は、ユーザ情報を受け取ることができる、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、別の入力デバイス、または入力デバイスの組合せなどの入力デバイスと、グラフィックタイプのユーザインターフェース(UI)(もしくはGUI)または他のUI上に、デジタルデータ、視覚、オーディオ、別のタイプの情報、または複数のタイプの情報の組合せを含む、コンピュータ1002の動作に関連する情報を伝達する出力デバイスとを含み得る。
【0106】
コンピュータ1002は、本開示において説明した発明特定事項を行うためのクライアント、ネットワークコンポーネント、サーバ、データベースもしくは別の持続性手段、別の役割、または役割の組合せとして分散コンピューティングシステムにおける役割を果たし得る。図示したコンピュータ1002は、ネットワーク1030と通信可能なように結合される。いくつかの実施形態においては、コンピュータ1002の1つまたは複数のコンポーネントは、クラウドコンピューティングベース、ローカル、グローバル、別の環境、または環境の組合せを含む、環境内で動作するように構成され得る。
【0107】
高次においては、コンピュータ1002は、説明した発明特定事項に関連するデータおよび情報を受信、送信、処理、記憶、または管理するように動作可能な電子コンピューティングデバイスである。いくつかの実施形態によれば、コンピュータ1002はまた、アプリケーションサーバ、電子メールサーバ、ウェブサーバ、キャッシュサーバ、ストリーミングデータサーバ、別のサーバ、またはサーバの組合せを含む、サーバを含み得るまたはそのようなサーバと通信可能なように結合され得る。
【0108】
コンピュータ1002は、(例えば、別のコンピュータ1002上で動作しているクライアントソフトウェアアプリケーションから)ネットワーク1030を介して要求を受信し、ソフトウェアアプリケーションまたはソフトウェアアプリケーションの組合せを使用して受信した要求を処理することによって受信した要求に応答する。加えて、要求はまた、内部ユーザから(例えば、コマンドコンソールからまたは別の内部アクセス方法によって)、外部もしくは第三者、または他のエンティティ、個人、システム、もしくはコンピュータからコンピュータ1002に送信され得る。
【0109】
コンピュータ1002のコンポーネントの各々は、システムバス703を使用して通信し得る。いくつかの実施形態においては、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアの組合せおよびソフトウェアを含む、コンピュータ1002のコンポーネントのいずれかまたはすべては、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)1012、サービスレイヤ1013、またはAPI1012とサービスレイヤ1013との組合せを使用してシステムバス1003を介したインターフェースで接続している。API1012は、ルーチン、データ構造、およびオブジェクトクラスのための仕様を含み得る。API1012は、コンピュータ言語的に独立したものか依存したものかのいずれかであり得るし、インターフェース全体、単一の機能、またはAPIのセットさえも指し得る。サービスレイヤ1013は、コンピュータ1002またはコンピュータ1002に通信可能なように結合されている他のコンポーネント(図示していてもいなくても)にソフトウェアサービスを提供する。コンピュータ1002の機能性は、サービスレイヤ1013を使用してすべてのサービス顧客に対してアクセス可能となり得る。サービスレイヤ1013によって提供されているものなどといった、ソフトウェアサービスは、所定のインターフェースを介して再利用可能な所定の機能性を提供している。例えば、インターフェースは、拡張マークアップ言語(XML)フォーマット、別のフォーマット、またはフォーマットの組合せでデータを提供する、JAVA(登録商標)、C++、別のコンピューティング言語、またはコンピューティング言語の組合せで書かれたソフトウェアであり得る。コンピュータ1002の統合されたコンポーネントとして図示しているが、代替の実施形態では、コンピュータ1002の他のコンポーネントまたはコンピュータ1002に通信可能なように結合されている他のコンポーネント(図示していてもいなくても)に関連するスタンドアロンコンポーネントとしてAPI1012またはサービスレイヤ1013を図示することもできる。さらに、API1012またはサービスレイヤ1013の任意またはすべてのパーツを、本開示の範囲から逸脱しない限り、別のソフトウェアモジュールの子モジュールまたはサブモジュール、企業アプリケーション、またはハードウェアモジュールとして実装し得る。
【0110】
コンピュータ1002は、インターフェース1004を含む。単一のインターフェース1004として図示しているが、2つ以上のインターフェース1004が、特定のニーズ、要望、またはコンピュータ1002の特定の実施形態に従って、使用され得る。インターフェース1004は、分散環境におけるネットワーク1030と通信可能なようにリンクしている別のコンピューティングシステム(図示していてもいなくても)と通信するためにコンピュータ1002によって使用される。一般的に、インターフェース1004は、ネットワーク1030と通信するように動作可能であり、ソフトウェアで符号化されたロジック、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組合せを含む。より詳細には、インターフェース1004は、ネットワーク1030またはインターフェース1004のハードウェアが図示したコンピュータ1002の内部および外部の物理信号を通信するように動作可能となるように、通信に関連する1つまたは複数の通信プロトコルをサポートするソフトウェアを含み得る。
【0111】
コンピュータ1002は、プロセッサ1005を含む。単一のプロセッサ1005として図示しているが、2つ以上のプロセッサ1005が、特定のニーズ、要望、またはコンピュータ1002の特定の実施形態に従って、使用され得る。一般的に、プロセッサ1005は、命令を実行し、データを操作してコンピュータ1002の動作および本開示において説明したような任意のアルゴリズム、方法、関数、プロセス、フロー、および手順を行う。
【0112】
コンピュータ1002はまた、コンピュータ1002のためのデータ、ネットワーク1030(図示していてもいなくても)と通信可能なようにリンクされた別のコンポーネント、またはコンピュータ1002と別のコンポーネントとの組合せを保持し得る、データベース1006を含む。例えば、データベース1006は、本開示と矛盾しない、データを記憶しているインメモリ、従来型、または別のタイプのデータベースであり得る。いくつかの実施形態においては、データベース1006は、特定のニーズ、要望、またはコンピュータ1002の特定の実施形態およびその説明した機能性による、2つ以上の異なるデータベースタイプの組合せ(例えば、インメモリデータベースおよび従来型データベースのハイブリッド)であり得る。単一のデータベース1006として図示しているが、同一または異なるタイプの2つ以上のデータベースが、特定のニーズ、要望、またはコンピュータ1002の特定の実施形態およびその説明した機能性に従って、使用され得る。データベース1006をコンピュータ1002の統合コンポーネントとして図示しているが、代替の実施形態においては、データベース1006はコンピュータ1002の外部に存在し得る。図示しているように、データベース706は、上記で説明した宅配便配達内容情報1016を保持する。
【0113】
コンピュータ1002はまた、コンピュータ1002のためのデータ、ネットワーク1030(図示していてもいなくても)と通信可能なようにリンクされた別のコンポーネントもしくはコンポーネント、またはコンピュータ1002と別のコンポーネントとの組合せを保持し得る、メモリ1007を含む。メモリ1007は、本開示と矛盾しない任意のデータを記憶し得る。いくつかの実施形態においては、メモリ1007は、特定のニーズ、要望、またはコンピュータ1002の特定の実施形態およびその説明した機能性による、2つ以上の異なるタイプのメモリの組合せ(例えば、半導体ストレージと磁気ストレージとの組合せ)であり得る。単一のメモリ1007として図示しているが、同一もしくは異なるタイプの2つ以上のメモリ1007が、特定のニーズ、要望、またはコンピュータ1002の特定の実施形態およびその説明した機能性に従って、使用され得る。メモリ1007をコンピュータ1002の統合コンポーネントとして図示しているが、代替の実施形態においては、メモリ1007はコンピュータ1002の外部に存在し得る。
【0114】
アプリケーション1008は、本開示において説明した機能性に特に関連する、特定のニーズ、要望、またはコンピュータ1002の特定の実施形態に従って、機能性を提供する、アルゴリズムに関するソフトウェアエンジンである。例えば、アプリケーション1008は、1つまたは複数のコンポーネント、モジュール、またはアプリケーションとして機能を果たし得る。さらに、単一のアプリケーション1008として図示しているが、アプリケーション1008は、コンピュータ1002上の複数のアプリケーション1008として実装され得る。加えて、コンピュータ1002に統合されているものとして図示しているが、代替の実施形態においては、アプリケーション1008は、コンピュータ1002の外部に存在し得る。
【0115】
コンピュータ1002はまた、電源1014を含み得る。電源1014は、ユーザ交換可能または非ユーザ交換可能のいずれかとなるように構成され得る、再充電可能または非再充電可能バッテリを含み得る。いくつかの実施形態においては、電源1014は、(再充電、スタンバイ、または別の電力管理機能性を含む)電力変換または管理回路を含み得る。いくつかの実施形態においては、電源1014は、例えば、コンピュータ1002に電力供給するまたは再充電可能バッテリを再充電するために、コンピュータ1002が壁のソケットまたは別の電源に差し込むことを可能にする電源プラグを含み得る。
【0116】
各コンピュータ1002がネットワーク1030を介して通信する、コンピュータ1002を含むコンピュータシステムに関連するまたは外部にある任意の数のコンピュータ1002が存在する。さらに、「クライアント」、「ユーザ」という用語、または他の適切な専門用語が、本開示の範囲から逸脱しない限り、必要に応じて、相互交換可能に使用され得る。さらに、本開示は、多くのユーザが1つのコンピュータ1002を使用し得ること、または、1人のユーザが複数のコンピュータ1002を使用し得ることを考慮している。
【0117】
発明特定事項の説明した実施形態は、単独または組合せで1つまたは複数の特徴を含み得る。
【0118】
例えば、第1の実施形態においては、コンピュータ実施方法は、宅配便業者端末から、宅配便業者の識別情報と、宅配便業者の所在地に対応する第1の測位情報とを示す宅配便配達要求を受信するステップと、データベースにおいて、受領者の宛先に対応する宅配便配達内容情報を検索するステップと、宅配便業者の識別情報と宅配便業者の所在地に対応する第1の測位情報とが検索された受領者の宛先にとっての近傍内にあると決定するステップと、検索された宅配便配達内容情報の中にあるアカウントに対応する宅配便を受領することができる受領者の第2の測位情報を決定するステップと、宅配便業者端末に、受領者の決定した第2の測位情報が検索された受領者の宛先と一致している場合には、宅配便配達要求において特定された宅配便を配達するために通知を提供するステップとを含む。
【0119】
上記および他の説明した実施形態は各々、必要に応じて、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0120】
下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第1の特徴としては、データベースは、複数の宅配便業者の識別情報と、複数の受領者の宛先の情報と、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報とを含む、複数の宅配便配達要求を記憶している。
【0121】
上記または下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第2の特徴としては、第2の測位情報が検索された受領者の宛先と一致していると決定したことに応答して、第1の測位情報と検索された受領者とに従って、宅配便配達要求のための計画経路の情報を生成するステップをさらに含む。
【0122】
上記または下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第3の特徴としては、検索された受領者の宛先まで宅配便を配達するために、宅配便業者端末に生成した計画経路の情報を提供するステップをさらに含む。
【0123】
上記または下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第4の特徴としては、宅配便を受領することができる受領者の第2の測位情報を決定するステップは、第2の測位情報から、検索された受領者の宛先の情報に最も近い地理的位置を有する情報を抽出するステップをさらに含む。
【0124】
上記または下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第5の特徴としては、受領者の第2の測位情報が検索された受領者の宛先と一致していると決定することは、受領者の宛先が第2の測位情報の存在範囲と一致していると決定することをさらに含む。
【0125】
上記または下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第6の特徴としては、宅配便業者の識別情報は、宅配便業者端末の電話番号を含む。
【0126】
第2の実施形態においては、非一時的コンピュータ可読媒体は、宅配便業者端末から、宅配便業者の識別情報と、宅配便業者の所在地に対応する第1の測位情報とを示す宅配便配達要求を受信するステップと、データベースにおいて、受領者の宛先に対応する宅配便配達内容情報を検索するステップと、宅配便業者の識別情報と宅配便業者の所在地に対応する第1の測位情報とが検索された受領者の宛先にとっての近傍内にあると決定するステップと、検索された宅配便配達内容情報の中にあるアカウントに対応する宅配便を受領することができる受領者の第2の測位情報を決定するステップと、宅配便業者端末に、受領者の決定した第2の測位情報が検索された受領者の宛先と一致している場合には、宅配便配達要求において特定された宅配便を配達するために通知を提供するステップとを含む動作を行うようにコンピュータシステムによって実行可能な1つまたは複数の命令を記憶している。
【0127】
上記および他の説明した実施形態は各々、必要に応じて、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0128】
下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第1の特徴としては、データベースは、複数の宅配便業者の識別情報と、複数の受領者の宛先の情報と、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報とを含む、複数の宅配便配達要求を記憶している。
【0129】
上記または下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第2の特徴としては、第2の測位情報が検索された受領者の宛先と一致していると決定したことに応答して、第1の測位情報と検索された受領者とに従って、宅配便配達要求のための計画経路の情報を生成するステップをさらに含む。
【0130】
上記または下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第3の特徴としては、検索された受領者の宛先まで宅配便を配達するために、宅配便業者端末に生成した計画経路の情報を提供するステップをさらに含む。
【0131】
上記または下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第4の特徴としては、宅配便を受領することができる受領者の第2の測位情報を決定するステップは、第2の測位情報から、検索された受領者の宛先の情報に最も近い地理的位置を有する情報を抽出するステップをさらに含む。
【0132】
上記または下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第5の特徴としては、受領者の第2の測位情報が検索された受領者の宛先と一致していると決定することは、受領者の宛先が第2の測位情報の存在範囲と一致していると決定することをさらに含む。
【0133】
上記または下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第6の特徴としては、宅配便業者の識別情報は、宅配便業者端末の電話番号を含む。
【0134】
第3の実施形態においては、コンピュータ実施システムは、1つまたは複数のコンピュータと、1つまたは複数のコンピュータと相互運用可能なように結合されるとともに1つまたは複数の命令を記憶する有形非一時的機械可読メディアを有する1つまたは複数のコンピュータメモリデバイスとを含み、1つまたは複数の命令は、1つまたは複数のコンピュータによって実行されると、宅配便業者端末から、宅配便業者の識別情報と、宅配便業者の所在地に対応する第1の測位情報とを示す宅配便配達要求を受信するステップと、データベースにおいて、受領者の宛先に対応する宅配便配達内容情報を検索するステップと、宅配便業者の識別情報と宅配便業者の所在地に対応する第1の測位情報とが検索された受領者の宛先にとっての近傍内にあると決定するステップと、検索された宅配便配達内容情報の中にあるアカウントに対応する宅配便を受領することができる受領者の第2の測位情報を決定するステップと、宅配便業者端末に、受領者の決定した第2の測位情報が検索された受領者の宛先と一致している場合には、宅配便配達要求において特定された宅配便を配達するために通知を提供するステップとを含む、1つまたは複数の動作を行う。
【0135】
上記および他の説明した実施形態は各々、必要に応じて、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0136】
下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第1の特徴としては、データベースは、複数の宅配便業者の識別情報と、複数の受領者の宛先の情報と、受領者の宛先に関連付けられたアカウントの情報とを含む、複数の宅配便配達要求を記憶している。
【0137】
上記または下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第2の特徴としては、第2の測位情報が検索された受領者の宛先と一致していると決定したことに応答して、第1の測位情報と検索された受領者とに従って、宅配便配達要求のための計画経路の情報を生成するステップをさらに含む。
【0138】
上記または下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第3の特徴としては、検索された受領者の宛先まで宅配便を配達するために、宅配便業者端末に生成した計画経路の情報を提供するステップをさらに含む。
【0139】
上記または下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第4の特徴としては、宅配便を受領することができる受領者の第2の測位情報を決定するステップは、第2の測位情報から、検索された受領者の宛先の情報に最も近い地理的位置を有する情報を抽出するステップをさらに含む。
【0140】
上記または下記の特徴のいずれかと組み合わせることが可能な第5の特徴としては、受領者の第2の測位情報が検索された受領者の宛先と一致していると決定することは、受領者の宛先が第2の測位情報の存在範囲と一致していると決定することをさらに含む。
【0141】
本明細書において説明した発明特定事項および機能動作の実施形態は、本明細書において開示した構造およびそれらの構造的均等物を含む、デジタル電子回路の形で、有形に具現化されたコンピュータソフトウェアまたはファームウェアの形で、コンピュータハードウェアの形で、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数で実装され得る。説明した発明特定事項のソフトウェア実施形態は、1つまたは複数のコンピュータプログラムとして実装され得る、すなわち、コンピュータもしくはコンピュータ実施システムによる実行のためにまたはコンピュータもしくはコンピュータ実施システムの動作を制御する実行のために有形非一時的コンピュータ可読媒体上に符号化されたコンピュータプログラム命令の1つまたは複数のモジュールとして実装され得る。あるいは、または加えて、プログラム命令は、コンピュータまたはコンピュータ実施システムによる実行のために受信機装置への伝送のための情報を符号化するために生成された、例えば、機械生成された電気信号、光信号、または電磁気信号といった、人為的に生成した伝搬信号内に/上に符号化され得る。コンピュータ記憶媒体は、機械可読ストレージデバイス、機械可読ストレージ回路基板、ランダムもしくはシリアルアクセスメモリデバイス、またはコンピュータ記憶媒体の組合せであり得る。1つまたは複数のコンピュータを構成するということは、ソフトウェアが1つまたは複数のコンピュータによって実行される際に、特定のコンピューティング動作が行われるように、1つまたは複数のコンピュータがハードウェア、ファームウェア、もしくはソフトウェア(またはハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの組合せ)を導入済みであることを意味する。
【0142】
「リアルタイム」、「実時間」、「即時」、「リアル(ファスト)タイム(RFT)」、「ニアリアルタイム(NRT)」、「擬似リアルタイム」という用語、または(当業者によって理解されているような)同様の用語は、アクションとレスポンスとが実質的に同時に生じたと個人が知覚するようにアクションとレスポンスとが時間的にほぼ同時となっていることを意味している。例えば、データにアクセスする個人のアクションを受けてのデータの表示に対するレスポンスについての(または表示の開始についての)時間差は、1ミリ秒(ms)未満、1秒(s)未満、または5秒未満であり得る。要求されたデータを、即座に表示する(または表示について開始する)必要はないが、説明したコンピューティングシステムの処理限界と、例えば、データを、収集、正確に評価、分析、処理、記憶、または送信するのに必要な時間とを考慮しつつも、いかなる意図的な遅延もなく表示する(または表示について開始する)。
【0143】
「データ処理装置」、「コンピュータ」、または「電子コンピュータデバイス」という用語(または当業者によって理解されるような同等の用語)は、データ処理ハードウェアを指し、例として、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、または複数のプロセッサもしくはコンピュータを含む、処理データのためのあらゆる種類の装置、デバイス、およびマシンを含む。コンピュータはまた、特殊用途ロジック回路、例えば、中央処理ユニット(CPU)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、またはASIC(特定用途向け集積回路)であり得るまたはさらに含み得る。いくつかの実施形態においては、コンピュータもしくはコンピュータ実施システムまたは特殊用途ロジック回路(またはコンピュータもしくはコンピュータ実施システムもしくは特殊用途ロジック回路の組合せ)は、ハードウェアベースまたはソフトウェアベース(またはハードウェアベースおよびソフトウェアベースの両方の組合せ)であり得る。コンピュータは、必要に応じて、コンピュータプログラムのための実行環境を作成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、または実行環境の組合せを構成するコードを含み得る。本開示は、例えば、LINUX、UNIX(登録商標)、WINDOWS(登録商標)、MAC OS、ANDROID(登録商標)、IOS、別のオペレーティングシステム、またはオペレーティングシステムの組合せといった、いくつかのタイプのオペレーティングシステムを有するコンピュータまたはコンピュータ実施システムの使用を考慮している。
【0144】
プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、ユニット、モジュール、ソフトウェアモジュール、スクリプト、コード、または他のコンポーネントとも称し得るまたは記載され得る、コンピュータプログラムは、コンパイル型もしくはインタプリタ型言語、または宣言型もしくは手続き型言語を含む、任意の形式のプログラミング言語で書かれ得るし、コンピューティング環境において使用するために、例えば、スタンドアロンプログラム、モジュール、コンポーネント、またはサブルーチンとして、といったことを含む任意の形式で、デプロイされ得る。コンピュータプログラムは、ファイルシステム内のファイルに対応し得るが、必ずしも必要ではない。プログラムは、例えば、マークアップ言語ドキュメントに記憶されている1つまたは複数のスクリプトといった、他のプログラムまたはデータを保持するファイルの一部に、当該のプログラム専用の単一のファイルに、または、例えば、1つまたは複数のモジュール、サブプログラム、またはコードの部分を記憶するファイルといった、複数の協調ファイルに、記憶され得る。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上で、または、1つのサイトに位置しもしくは複数のサイトわたって分散され、通信ネットワークによって相互接続された、複数のコンピュータ上で、実行されるようにデプロイされ得る。
【0145】
様々な図に示したプログラムの部分は、様々なオブジェクト、方法、または他のプロセスを使用して説明した特徴および機能性を実施する、ユニットまたはモジュールなどの、個々のコンポーネントであり得る一方で、プログラムは、必要に応じて、代わりに、多数のサブユニット、サブモジュール、サードパーティサービス、コンポーネント、ライブラリ、および他のコンポーネントを含み得る。反対に、様々なコンポーネントの特徴および機能性は、必要に応じて、単一のコンポーネントに組合され得る。計算による決定を行うために使用される閾値は、静的に、動的に、または静的および動的の両方で決定され得る。
【0146】
説明した方法、プロセス、またはロジックフローは、本開示と矛盾しない機能性の1つまたは複数の例を表し、開示を説明または図示した実施形態に限定することを意図しておらず、説明した原理および特徴と矛盾しない最大の範囲として扱われるべきである。説明した方法、プロセス、またはロジックフローは、入力データを操作して出力データを生成することによって機能を行うように1つまたは複数のコンピュータプログラムを実行する1つまたは複数のプログラマブルコンピュータによって行われ得る。方法、プロセス、またはロジックフローはまた、例えば、CPU、FPGA、またはASICといった、特殊用途ロジック回路によって行われ得るし、コンピュータはまた、そのような特殊用途ロジック回路として実装され得る。
【0147】
コンピュータプログラムの実行のためのコンピュータは、汎用または特殊用途マイクロプロセッサ、その両方、または別のタイプのCPUに基づき得る。一般的に、CPUは、命令およびデータをメモリから受信しメモリに書き込むことになる。コンピュータの必須の要素は、命令を行うまたは実行するためのCPUと、命令およびデータを記憶するための1つまたは複数のメモリデバイスとである。一般的に、コンピュータはまた、例えば、磁気、光磁気ディスク、または光ディスクといった、データを記憶するための1つまたは複数のマスストレージデバイスを含むことになる、または、そのようなマスストレージデバイスからデータを受信もしくはそのようなマスストレージデバイスにデータを送信もしくはその両方を行うことが動作可能なように結合されることになる。しかしながら、コンピュータは、そのようなデバイスを必ずしも有する必要はない。さらに、コンピュータは、例えば、モバイル電話、携帯情報端末(PDA)、モバイルオーディオもしくはビデオプレーヤ、ゲームコンソール、全地球測位システム(GPS)受信機、またはポータブルメモリストレージデバイスといった、別のデバイスに組み込まれ得る。
【0148】
コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するための非一時的コンピュータ可読媒体は、例として、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、相変化メモリ(PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、およびフラッシュメモリデバイスといった、半導体メモリデバイスと、例えば、テープ、カートリッジ、カセット、内部/リムーバブルディスクといった、磁気デバイスと、光磁気ディスクと、例えば、デジタル多用途ディスク/デジタルビデオディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD) ROM、DVD+/-R、DVD-RAM、DVD-ROM、高精細/高密度(HD)-DVD、およびBLU-RAY/BLU-RAY DISC(BD)といった、光学メモリデバイスと、他の光学メモリ技術とを含む、すべての形式の永続的/非永続的または揮発性/不揮発性メモリ、メディア、およびメモリデバイスを含み得る。メモリは、キャッシュ、クラス、フレームワーク、アプリケーション、モジュール、バックアップデータ、ジョブ、ウェブページ、ウェブページテンプレート、データ構造、データベーステーブル、動的情報を記憶するリポジトリ、または、任意のパラメータ、変数、アルゴリズム、命令、ルール、制約、もしくは参照を含む、他の適切な情報を含む、様々なオブジェクトまたはデータを記憶し得る。加えて、メモリは、ログ、ポリシー、セキュリティもしくはアクセスデータ、または報告ファイルなどといった、他の適切なデータを含み得る。プロセッサおよびメモリは、特殊用途ロジック回路によって補完され得る、またはそれに組み込まれ得る。
【0149】
ユーザとのインタラクションを提供するために、本明細書において説明した発明特定事項の実施形態は、ユーザに情報を表示するための、例えば、CRT(陰極線管)、LCD(液晶ディスプレイ)、LED(発光ダイオード)、またはプラズマモニタといった、表示デバイスと、ユーザがコンピュータに入力を提供することを可能にする、キーボードおよび例えばマウス、トラックボール、またはトラックパッドといったポインティングデバイスとを有するコンピュータ上で実施され得る。入力はまた、感圧性のタブレットコンピュータサーフェスなどのタッチスクリーン、静電容量式もしくは電気式センシングを使用するマルチタッチスクリーン、または別のタイプのタッチスクリーンを使用して、コンピュータに提供され得る。他のタイプのデバイスは、ユーザとのインタラクションを行うために使用され得る。例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式の感覚フィードバック(視覚、聴覚、触覚、またはフィードバックタイプの組合せなど)であり得る。ユーザからの入力は、音響、音声、または触覚入力を含む任意の形式で受信され得る。加えて、コンピュータは、ユーザによって使用されるクライアントコンピューティングデバイスにドキュメントを送信することおよびそのようなクライアントコンピューティングデバイスからドキュメントを受信することによって(例えば、ユーザのモバイルコンピューティングデバイス上のウェブブラウザから受信した要求に応答してウェブブラウザにウェブページを送信することによって)、ユーザとのインタラクションを行い得る。
【0150】
「グラフィックユーザインターフェース」または「GUI」という用語は、1つまたは複数のグラフィックユーザインターフェースおよび特定のグラフィックユーザインターフェースのディスプレイの各々を説明するために単数形または複数形で使用され得る。したがって、GUIは、情報を処理してユーザにその情報の結果を効率的に提示する、ウェブブラウザ、タッチスクリーン、またはコマンドラインインターフェース(CLI)を含むがそれらに限定されない、任意のグラフィックユーザインターフェースを表し得る。一般に、GUIは、多数のユーザインターフェース(UI)要素を含み得るし、その一部またはすべては、インタラクティブフィールド、プルダウンリスト、およびボタンなどといった、ウェブブラウザに関連付けられる。これらのおよび他のUI要素は、ウェブブラウザの機能に関連し得るまたは表し得る。
【0151】
本明細書において説明した発明特定事項の実施形態は、例えば、データサーバのような、バックエンドコンポーネントを含む、または、例えば、アプリケーションサーバといった、ミドルウェアコンポーネントを含む、または、例えば、ユーザが本明細書において説明した発明特定事項の実施形態とやり取りすることを可能にするグラフィックユーザインターフェースまたはWebブラウザを有するクライアントコンピュータといった、フロントエンドコンポーネントを含む、または、1つまたは複数のそのようなバックエンド、ミドルウェア、またはフロントエンドコンポーネントの任意の組合せを含む、コンピューティングシステムの形式で実装され得る。システムのコンポーネントは、例えば、通信ネットワークといった、任意の形式または媒体の有線もしくは無線デジタルデータ通信(またはデータ通信の組合せ)によって相互接続され得る。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線アクセスネットワーク(RAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(WIMAX)、例えば、802.11a/b/g/nもしくは802.20(または、802.11xと802.20との組合せもしくは本開示と矛盾しない他のプロトコル)を使用する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、インターネット、別の通信ネットワーク、または通信ネットワークの組合せのすべてまたは一部を含む。通信ネットワークは、ネットワークノード間で、例えば、インターネットプロトコル(IP)のパケット、フレームリレーのフレーム、非同期転送モード(ATM)のセル、音声、ビデオ、データ、または他の情報を用いて通信し得る。
【0152】
コンピューティングシステムは、クライアントとサーバとを含み得る。クライアントとサーバとは、一般的に互いにリモートにあり、通常は通信ネットワークを介してやりとりする。クライアントとサーバとの関係は、それぞれのコンピュータ上で動作し互いにクライアントサーバ関係を有するコンピュータプログラムによって生まれる。
【0153】
本明細書は多くの特定の実施形態の詳細を含んでいるが、これらを、いかなる発明概念についての範囲に対するまたは主張し得るものについての範囲に対する限定として解釈すべきではなく、むしろ特定の発明概念についての特定の実施形態に固有であり得る特徴の説明として解釈すべきである。別個の実施形態に即して本明細書において説明したある特徴もまた、組み合わせることで単一の実施形態で実施され得る。反対に、単一の実施形態に即して説明した様々な特徴もまた、別々に複数の実施形態でまたは任意のサブコンビネーションで実施され得る。さらに、上記で説明した特徴をある組合せで動作するものとして説明することはできるが、たとえ最初はそのように主張していたとしても、いくつかのケースにおいては、主張した組合せのうちの1つまたは複数の特徴を組合せから削除し得るし、主張した組合せをサブコンビネーションまたはサブコンビネーションの変形とし得る。
【0154】
発明特定事項の特定の実施形態を説明してきた。説明した実施形態の他の実施、変更、および置換も、当業者には明らかなように、以下の特許請求の範囲の範囲内にある。動作を特定の順序で図面または特許請求の範囲を説明しているが、このことを、示した特定の順序でもしくは一連の順序でそのような動作を行う必要があると理解すべきではないし、または、望ましい結果を得るために図示した動作のすべてを行う必要があると理解すべきではない(一部の動作はオプションとみなし得る)。ある環境においては、マルチタスク処理または並行処理(またはマルチタスク処理と並行処理との組合せ)が、有利であり得るし、適切とみなされる場合には行われ得る。
【0155】
さらに、上記で説明した実施形態における様々なシステムモジュールおよびコンポーネントの分離または集積が、すべての実施形態においてそのような分離または集積を必要とすると理解すべきではなく、説明したプログラムコンポーネントおよびシステムは一般的に単一のソフトウェア製品に一緒に統合され得るまたは複数のソフトウェア製品にパッケージ化され得ると理解されたい。
【0156】
それゆえ、上記で説明した例示的な実施形態は、本開示を定義または制約するものではない。他の変化、置換、および変更もまた、本開示の精神および範囲から逸脱しない限り可能である。
【0157】
さらに、任意の主張した実施形態は、少なくともコンピュータ実施方法と、コンピュータ実施方法を行うコンピュータ可読命令を記憶している非一時的コンピュータ可読媒体と、コンピュータ実施方法または非一時的コンピュータ可読媒体に記憶された命令を行うように構成されるハードウェアプロセッサと相互運用可能なように結合されたコンピュータメモリを含む、コンピュータシステムとに適用可能となるとみなす。