(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明に係る実施の形態について説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
【0013】
図1は、売上データ管理システム100のシステム構成図である。
図1に示すように、売上データ管理システム100は、サーバ装置10と、複数の売上データ処理装置20,20,・・・と、が通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されて構成されている。売上データ管理システム100は、飲食店、食料品店等の店舗における商品の売上データ等の情報を管理するものである。
【0014】
サーバ装置10は、各店舗に設置された売上データ処理装置20から送信される売上データを収集し、管理する。
通信ネットワークNは、インターネットであるものとし、無線、専用線、LAN(Local Area Network)等を含んでもよい。
【0015】
売上データ処理装置20は、各店舗に設置され、従業員等のオペレータの操作に応じて、売上対象商品の売上データの登録を行う登録処理、当日の売り上げを点検する点検処理、閉店後に売り上げを確定する精算処理等を行う。売上データ処理装置20としては、ECR、POS(Point Of Sales)端末等が含まれる。
【0016】
図2に、売上データ処理装置20の機能的構成を示す。
売上データ処理装置20は、CPU(Central Processing Unit)21と、入力部22と、表示部23と、記憶部24と、RAM(Random Access Memory)25と、ROM(Read Only Memory)26と、印字部27と、ドロア28と、通信部29と、を備え、各部はバス30を介して接続されている。
【0017】
CPU21は、売上データ処理装置20の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPU21は、ROM26に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM25に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
【0018】
入力部22は、表示部23の画面上に形成されたタッチパネル221を備え、オペレータによるタッチ入力に応じた操作信号をCPU21に出力する。タッチパネル221は、表示部23に表示される操作画面上の所定の領域をオペレータが指定する際に用いられる。
入力部22は、各種ハードキーを備え、各キー操作に応じた操作信号をCPU21に出力する構成としてもよい。
また、入力部22は、バーコードを読み取るバーコードリーダやバーコードスキャナ等を備え、読み取りデータをCPU21に出力する。
【0019】
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成され、CPU21からの表示制御信号に従って画面表示を行う。
【0020】
記憶部24は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性メモリ等により構成され、情報を読み出し及び書き込み可能に記憶する。具体的に、記憶部24には、部門テーブルT1、商品テーブルT2、定番商品テーブルT3、売上データファイル241が記憶されている。
【0021】
図3に、部門テーブルT1の例を示す。部門テーブルT1には、売上データ処理装置20が設置された店舗において扱われる商品の分類である部門毎に、部門コードと、部門名と、が対応付けられている。部門コードは、各部門(商品の分類)を識別するための識別コードである。部門名は、各部門の名称である。
なお、部門名は、適宜変更可能である。例えば、ビール、日本酒、ワイン等の商品に対して「酒」という部門が設定され、りんご、みかん、バナナ等の商品に対して「果物」という部門が設定される。
【0022】
図4に、商品テーブルT2の例を示す。商品テーブルT2には、売上データ処理装置20が設置された店舗において扱われる商品毎に、商品コードと、商品名と、単価と、部門コードと、が対応付けられている。商品コードは、各商品に対応する識別情報である。商品名は、各商品の名称である。単価は、各商品の金額である。部門コードは、各商品が属する部門の部門コードである。商品テーブルT2に含まれる各商品は、各店舗において売上データ処理装置20が導入される際に登録されたり、各店舗で扱われる商品が増える際に追加されたりする。
【0023】
図5に、定番商品テーブルT3の例を示す。定番商品テーブルT3には、売上データ処理装置20において定番商品として設定された商品毎に、定番群名と、キー位置と、商品コードと、が対応付けられている。ここでは、10画面分の定番商品が設定可能となっており、定番群名に含まれる数字は、何番目の画面の定番商品であるかを示している。キー位置は、売上データ登録時に、定番商品として設定されているものの中から売上対象商品を選択する画面(
図12参照)において各商品に対応する定番商品選択キーが表示される表示領域を示す情報である。キー位置を特定する方法としては、予め各表示領域に対して割り振られた識別情報を用いてもよいし、画面上の座標により指定してもよい。商品コードは、定番商品として設定された商品の商品コードである。
【0024】
図6に、売上データファイル241の例を示す。売上データファイル241には、日付と、時刻と、伝票番号と、売上対象と、個数と、金額と、が対応付けられている。日付、時刻は、それぞれ、売上データの登録が行われた日付、時刻である。伝票番号は、各伝票を特定するための識別情報である。売上対象は、売上対象の商品に対応する商品コード、又は、売上対象の商品が属する部門に対応する部門コードである。個数は、売上対象商品の個数である。金額は、売上対象商品の単価に個数を掛けた値である。
【0025】
RAM25は、揮発性のメモリである。RAM25には、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等が格納される。
【0026】
ROM26は、各種プログラム及び各種データを記憶する読み出し専用の半導体メモリである。ROM26には、定番商品設定プログラムP1、売上データ登録プログラムP2、部門毎集計プログラムP3が記憶されている。
定番商品設定プログラムP1は、定番商品を設定する処理を実行させるためのプログラムである。
売上データ登録プログラムP2は、売上データを登録する処理を実行させるためのプログラムである。
部門毎集計プログラムP3は、売上データを部門毎に集計する処理を実行させるためのプログラムである。
【0027】
印字部27は、サーマルプリンタ等により構成される。印字部27は、レシート用、ジャーナル用のロール紙を有し、CPU21から入力される指示に従って、各ロール紙に対して金額等のデータを印字する。
【0028】
ドロア28は、硬貨や紙幣等の現金を収納する引出し部と、この引出し部を開放させる開放部とを有する。ドロア28は、例えば、CPU21の指示に応じて、開放部により引出し部が開けられる。
【0029】
通信部29は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークNを介して接続されたサーバ装置10等の外部機器との間でデータの送受信を行う。例えば、通信部29は、売上データ処理装置20において登録された売上データ(売上データファイル241)をサーバ装置10に送信する。
【0030】
CPU21は、定番商品の設定時において、表示部23に定番商品設定画面(
図8参照)を表示させる。この際、CPU21は、定番商品設定画面の定番商品選択領域に記憶部24に記憶されている商品テーブルT2に含まれる商品を表示させるとともに、定番商品設定画面のキー位置選択領域に当該キー位置選択領域を複数の領域に分割した複数のキー位置を表示させる。CPU21は、定番商品選択領域においてタッチパネル221から選択された商品の商品コードを定番商品の商品コードとして記憶部24の定番商品テーブルT3に記憶させ、キー位置選択領域においてタッチパネル221から選択されたキー位置を定番商品選択領域において選択された商品の商品コードと対応付けて記憶部24の定番商品テーブルT3に記憶させる。
【0031】
また、CPU21は、表示部23に売上登録画面(
図10〜
図12参照)を表示させる。売上登録画面には、第1の表示領域としてのメニュー領域と、第2の表示領域としてのメニューカテゴリー領域と、が含まれる。
【0032】
CPU21は、商品の分類を識別するための部門コードが割り当てられているとともに商品情報(商品コード、商品名)に対応させて金額情報(単価)が割り当てられている複数の商品選択キーのうち、部門コードが互いに共通な商品選択キーをメニュー領域に一覧表示又は並列表示させる。
一覧表示とは、表示対象物の全てを表示領域内に表示することをいう。
並列表示とは、表示対象物の一部を表示領域内に表示することであって、画面切替操作に伴い、表示される表示対象物の範囲を変更可能な表示をいう。
【0033】
CPU21は、メニュー領域に一覧表示又は並列表示させる商品選択キーを部門コードに基づいて選択するための部門選択キー(第1のコード選択キー、コード選択キー)を、メニュー領域とは異なるメニューカテゴリー領域に一覧表示又は並列表示させる。メニューカテゴリー領域に表示される部門選択キーは、記憶部24に記憶されている部門テーブルT1に含まれる複数の部門のそれぞれに対応するものである。
【0034】
CPU21は、部門コードが割り当てられている一方で金額情報が非割り当てな部門選択キー(第2のコード選択キー)をメニュー領域に一覧表示又は並列表示させる。メニュー領域に表示される部門選択キーは、記憶部24に記憶されている部門テーブルT1に含まれる複数の部門のそれぞれに対応するものである。
【0035】
CPU21は、メニュー領域に商品選択キーを一覧表示又は並列表示させる代わりにメニュー領域に部門選択キーを一覧表示又は並列表示させるための部門キー(表示切替キー)をメニューカテゴリー領域に部門選択キーとともに表示させる。
【0036】
CPU21は、割り当てられている部門コードにかかわらず商品選択キーをメニュー領域に一覧表示又は並列表示させる。
CPU21は、メニュー領域に一覧表示又は並列表示される商品選択キーのうち所定のモード(定番商品の設定モード)のときに選択された商品選択キーを定番商品選択キー(特定商品選択キー)としてメニュー領域に一覧表示又は並列表示させる。
【0037】
CPU21は、メニュー領域に商品選択キーを一覧表示又は並列表示させる代わりにメニュー領域に定番商品選択キーを一覧表示又は並列表示させるための定番キー(表示切替キー)をメニューカテゴリー領域に部門選択キーとともに表示させる。
【0038】
以上まとめると、メニューカテゴリー領域においてタッチパネル221から部門キーが選択された場合に、CPU21は、記憶部24に記憶されている部門テーブルT1に含まれる複数の部門に対応する部門選択キーをメニュー領域に表示させる。
タッチパネル221からメニュー領域に一覧表示又は並列表示された部門選択キーの何れかが選択された場合に、CPU21は、金額情報入力手段としての入力部22を介して入力された金額情報を、選択された部門選択キーに対応する部門コードに対応付けて売上登録する。
【0039】
メニューカテゴリー領域においてタッチパネル221から複数の部門選択キーのうち何れかが選択された場合に、CPU21は、選択された部門選択キーに対応する部門に属する商品の商品コード、商品名及び単価を記憶部24に記憶されている商品テーブルT2から読み出し、各商品に対応する商品選択キーをメニュー領域に表示させる。CPU21は、メニュー領域に表示されている商品選択キーのうちタッチパネル221から選択された商品選択キーに対応する商品の商品コードと当該商品の金額(単価)とを対応付けて登録する。
【0040】
メニューカテゴリー領域においてタッチパネル221から定番キーが選択された場合に、CPU21は、定番商品の商品コードを記憶部24に記憶されている定番商品テーブルT3から読み出し、当該商品コードに対応する商品名及び単価を記憶部24に記憶されている商品テーブルT2から読み出し、各定番商品に対応する定番商品選択キーをメニュー領域に表示させる。この際、CPU21は、定番商品の商品コード及び当該定番商品のキー位置を記憶部24に記憶されている定番商品テーブルT3から読み出し、各定番商品に対応する定番商品選択キーをメニュー領域の読み出されたキー位置に対応する領域に表示させる。CPU21は、メニュー領域に表示されている定番商品選択キーのうちタッチパネル221から選択された定番商品選択キーに対応する定番商品の商品コードと当該定番商品の金額(単価)とを対応付けて登録する。
【0041】
次に、売上データ処理装置20における動作について説明する。
図7は、売上データ処理装置20において実行される定番商品設定処理を示すフローチャートである。この処理は、入力部22から定番商品の設定が指示された場合に実行される処理であって、CPU21とROM26に記憶されている定番商品設定プログラムP1との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
【0042】
まず、CPU21は、定番商品設定画面を表示部23に表示させる(ステップS1)。
【0043】
図8に、表示部23に表示される定番商品設定画面40の例を示す。
定番商品設定画面40には、定番群名表示領域41、キー位置選択領域42、定番商品選択領域43、「上へ」キーB1、「下へ」キーB2、「上へ」キーB3、「下へ」キーB4、クリアキーB5、取消キーB6、保存キーB7等が含まれる。
【0044】
定番群名表示領域41は、定番群名(定番1〜定番10)が表示される領域である。異なる定番群に属する定番商品を設定する際には、「上へ」キーB1又は「下へ」キーB2を操作して、定番群名表示領域41に表示される定番群名を変更する。
【0045】
キー位置選択領域42は、15個の領域42A〜42Oに分割されており、各領域42A〜42Oは、売上登録画面50Cのメニュー領域57(
図12参照)において、各定番商品選択キーが表示される位置に対応している。
【0046】
定番商品選択領域43は、キー位置選択領域42において選択されたキー位置に対応付けられる商品を選択するための領域である。CPU21は、記憶部24に記憶されている商品テーブルT2から商品コードと商品名の組み合わせを取得し、定番商品選択領域43に表示させる。定番商品選択領域43において表示されていない商品を表示させるためには、「上へ」キーB3又は「下へ」キーB4を操作して、表示範囲を変更する。
【0047】
クリアキーB5は、キー位置選択領域42においてキー位置が選択された状態、又は、定番商品選択領域43において商品が選択された状態で、この選択の解除を指示するためのキーである。
取消キーB6は、定番商品設定画面40において設定された定番商品の取り消しを指示するためのキーである。
保存キーB7は、定番商品設定画面40において設定された定番商品の保存を指示するためのキーである。
【0048】
次に、CPU21は、オペレータのタッチパネル221からの操作により、設定対象の定番群の変更が指示されたか否かを判断する(ステップS2)。具体的には、CPU21は、定番商品設定画面40において、「上へ」キーB1又は「下へ」キーB2が押下されたか否かを判断する。
【0049】
設定対象の定番群の変更が指示された場合には(ステップS2;YES)、CPU21は、変更後の定番群に対応するキー位置選択領域42を表示させる(ステップS3)。CPU21は、キー位置選択領域42において、既に商品が対応付けられている領域に対しては、当該領域に商品名を表示させ、まだ商品が対応付けられていない領域に対しては、当該領域を空欄で表示させる。
【0050】
ステップS2において、設定対象の定番群の変更が指示されない場合(ステップS2;NO)、又は、ステップS3の後、CPU21は、オペレータのタッチパネル221からの操作により、定番商品設定画面40のキー位置選択領域42において、キー位置の選択を受け付け、当該選択されたキー位置を示す情報をRAM25に格納する(ステップS4)。
【0051】
次に、CPU21は、オペレータのタッチパネル221からの操作により、定番商品設定画面40の定番商品選択領域43において、商品の選択を受け付け、当該選択された商品を示す情報をRAM25に格納する(ステップS5)。
【0052】
次に、CPU21は、設定対象の定番群に対応する定番群名と、ステップS4において選択されたキー位置と、ステップS5において選択された商品の商品コードと、を対応付けて、定番商品テーブルT3に登録する(ステップS6)。すなわち、CPU21は、定番商品選択領域43においてオペレータが選択した商品の商品コードを、定番商品の商品コードとして記憶部24の定番商品テーブルT3に記憶させるとともに、キー位置選択領域42においてオペレータが選択したキー位置を、この商品コードと対応付けて記憶部24の定番商品テーブルT3に記憶させる。
【0053】
図8に示す例では、定番群名「定番1」のキー位置選択領域42において、上から1段目、左から1列目の領域42Aに対して「商品01」が既に対応付けられた状態で、上から3段目、左から3列目の領域42Iに対して「商品02」が新たに対応付けられている。
【0054】
ここで、CPU21は、オペレータのタッチパネル221からの操作により、定番商品の設定の終了が指示されたか否かを判断する(ステップS7)。例えば、CPU21は、定番商品設定画面40の保存キーB7が押下された場合には、定番商品の設定の終了が指示されたと判断する。
定番商品の設定の終了が指示されない場合には(ステップS7;NO)、ステップS2に戻り、処理が繰り返される。
【0055】
ステップS7において、定番商品の設定の終了が指示された場合には(ステップS7;YES)、定番商品設定処理が終了する。
【0056】
なお、上記定番商品設定処理では、ステップS4においてキー位置が選択され、その後、ステップS5において商品が選択される場合について説明したが、処理の順序については限定されず、商品が選択された後でキー位置が選択されることとしてもよい。
【0057】
図9は、売上データ処理装置20において実行される売上データ登録処理を示すフローチャートである。この処理は、入力部22から売上データの登録が指示された場合に実行される処理であって、CPU21とROM26に記憶されている売上データ登録プログラムP2との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
【0058】
まず、CPU21は、売上登録画面を表示部23に表示させる(ステップS11)。
CPU21は、売上登録画面のメニューカテゴリー領域に、部門キー、複数の部門選択キー、定番キーを表示させる(ステップS12)。
【0059】
図10に、表示部23に表示される売上登録画面50Aの例を示す。
売上登録画面50Aには、合計金額表示領域51、明細表示領域52、金額表示領域53、数字入力キー54、「×」キー55、メニューカテゴリー領域56、メニュー領域57、お支払キーB11等が含まれる。
【0060】
合計金額表示領域51には、売上データ登録処理において登録された売上データの合計金額が表示される。
明細表示領域52には、売上データ登録処理において登録された売上対象(商品名・部門名)、個数、金額が表示される。
金額表示領域53には、部門で売上データを登録する際に入力される金額が表示される。
数字入力キー54は、金額や個数を入力する際に用いられる。
「×」キー55は、同一商品を複数個分登録する際に押下される。
【0061】
メニューカテゴリー領域56には、部門キー56A、定番キー56Bが表示されるとともに、複数の部門選択キー(部門01キー56C、部門02キー56D、・・・等)が並列表示される。メニューカテゴリー領域56には、「右へ」キーB21と、「左へ」キーB22と、が含まれる。メニューカテゴリー領域56において、表示されていない部門選択キーを表示させるためには、「右へ」キーB21又は「左へ」キーB22を操作して、表示範囲を変更する。
お支払キーB11は、1伝票における売上データの登録の終了を指示するためのキーである。
【0062】
次に、CPU21は、オペレータのタッチパネル221からの操作により、売上登録画面のメニューカテゴリー領域56において、何れかのキーの選択を受け付ける。
CPU21は、オペレータのタッチパネル221からの操作により、メニューカテゴリー領域56において、部門キー56Aが選択されたか否かを判断する(ステップS13)。
【0063】
メニューカテゴリー領域56において、部門キー56Aが選択された場合には(ステップS13;YES)、CPU21は、記憶部24に記憶されている部門テーブルT1から各部門名を取得し、売上登録画面50Aのメニュー領域57に複数の部門名(部門01、部門02、・・・)に対応する部門選択キーを表示させる(
図10参照)(ステップS14)。メニュー領域57に表示される部門選択キーには、それぞれ、部門コードが割り当てられているが、金額情報は割り当てられていない。また、メニュー領域57には、部門選択キーが並列表示されている。
メニュー領域57には、「上へ」キーB12、「下へ」キーB13が含まれる。部門選択キーの表示範囲を変更する際には、「上へ」キーB12又は「下へ」キーB13を操作する。
【0064】
次に、CPU21は、オペレータの操作により、数字入力キー54から売上対象商品の金額の入力を受け付け、当該入力された金額をRAM25に格納する(ステップS15)。CPU21は、入力された金額を金額表示領域53に表示させる。
【0065】
次に、CPU21は、オペレータのタッチパネル221からの操作により、メニュー領域57に表示されている部門選択キーの中から、売上対象商品が属する部門として何れかの部門(部門選択キー)の選択を受け付け、選択された部門を示す情報をRAM25に格納する(ステップS16)。
【0066】
次に、CPU21は、ステップS16で選択された部門と、ステップS15で入力された金額と、を対応付けて、記憶部24の売上データファイル241に登録する(ステップS17)。具体的には、CPU21は、選択された部門の部門コードを売上データファイル241の「売上対象」フィールドに格納し、入力された金額を売上データファイル241の「金額」フィールドに格納する。
また、CPU21は、明細表示領域52の売上対象欄に、選択された部門に対応する部門名を表示させ、明細表示領域52の金額欄に、入力された金額を表示させる。ここで、同一商品を複数個分登録する場合には、「×」キー55が押下された後、数字入力キー54の個数に該当する数字が押下される。この場合、CPU21は、明細表示領域52の個数欄に、入力された商品の個数を表示させ、明細表示領域52の金額欄に、売上対象商品の単価に個数を掛けた値を表示させる。CPU21は、売上データファイル241内のデータも同様に変更する。
【0067】
ステップS13において、部門キー56Aが選択されない場合には(ステップS13;NO)、CPU21は、オペレータのタッチパネル221からの操作により、メニューカテゴリー領域56において、部門選択キー(部門01キー56C、部門02キー56D、・・・等)が選択されたか否かを判断する(ステップS18)。
【0068】
メニューカテゴリー領域56において、部門01キー56C、部門02キー56D、・・・の何れかの部門選択キーが選択された場合には(ステップS18;YES)、CPU21は、選択された部門選択キーに対応する部門に属する商品(商品コード、商品名)及び当該商品の金額(単価)を記憶部24の商品テーブルT2から読み出す(ステップS19)。
CPU21は、売上登録画面のメニュー領域57に、選択された部門選択キーに対応する部門に属する商品の商品選択キーを表示させる(ステップS20)。
【0069】
図11に、メニューカテゴリー領域56において部門選択キーが選択された場合に表示部23に表示される売上登録画面50Bの例を示す。売上登録画面50Bにおいて、売上登録画面50Aと同様の画面構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図11は、部門選択キーのうち部門01キー56Cが押下された状態を示している。
また、売上登録画面50Bのメニュー領域57には、選択された部門01キー56Cに対応する「部門01」に属する商品の商品選択キーが並列表示されている。
【0070】
CPU21は、メニュー領域57を表示させる際に、メニューカテゴリー領域56において選択された部門選択キーに対応する部門の部門コードを含むレコードを商品テーブルT2から抽出し、抽出されたレコードに含まれる商品名と単価(金額)をメニュー領域57内の各商品選択キーに表示させる。メニュー領域57に表示される商品選択キーは、メニューカテゴリー領域56において選択された部門選択キーに対応する部門に属する商品に対応するものであるという点で、各商品選択キーには、それぞれ、部門コードが割り当てられている。また、商品選択キーは、商品テーブルT2において商品名や単価が登録されている商品に対応するものであるという点で、各商品選択キーには、それぞれ、商品情報に対応する金額情報が割り当てられている。また、メニュー領域57に表示される商品選択キーに割り当てられている部門コードは、メニューカテゴリー領域56において選択された部門選択キーに対応する部門コードであるという点で共通している。
メニュー領域57には、「上へ」キーB14、「下へ」キーB15が含まれる。商品選択キーの表示範囲を変更する際には、「上へ」キーB14又は「下へ」キーB15を操作する。
【0071】
次に、CPU21は、オペレータのタッチパネル221からの操作により、メニュー領域57に表示されている商品選択キーの中から何れかの商品(商品選択キー)の選択を受け付け、当該選択された商品を示す情報をRAM25に格納する(ステップS21)。
【0072】
次に、CPU21は、ステップS21で選択された商品と、当該商品の金額と、を対応付けて、売上データファイル241に登録する(ステップS22)。具体的には、CPU21は、選択された商品の商品コードを売上データファイル241の「売上対象」フィールドに格納し、この商品の金額を売上データファイル241の「金額」フィールドに格納する。
また、CPU21は、明細表示領域52の売上対象欄に、選択された商品の商品名を表示させ、明細表示領域52の金額欄に、選択された商品の金額を表示させる。
【0073】
ステップS18において、部門選択キーが選択されない場合には(ステップS18;NO)、CPU21は、オペレータのタッチパネル221からの操作により、メニューカテゴリー領域56において、定番キー56Bが選択されたか否かを判断する(ステップS23)。
【0074】
メニューカテゴリー領域56において、定番キー56Bが選択された場合には(ステップS23;YES)、CPU21は、定番商品、当該商品の金額、当該商品のキー位置を記憶部24の定番商品テーブルT3及び商品テーブルT2から読み出す(ステップS24)。具体的には、CPU21は、定番商品テーブルT3から定番商品の商品コードとキー位置の組み合わせを取得し、各商品コードに対応する商品名と単価を商品テーブルT2から取得する。
CPU21は、売上登録画面のメニュー領域57に、定番商品選択キーを表示させる(ステップS25)。
【0075】
図12に、メニューカテゴリー領域56において定番キー56Bが選択された場合に表示部23に表示される売上登録画面50Cの例を示す。売上登録画面50Cにおいて、売上登録画面50Aと同様の画面構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
また、売上登録画面50Cのメニュー領域57には、定番商品選択キーが並列表示されている。
【0076】
CPU21は、メニュー領域57を表示させる際に、定番商品テーブルT3から表示対象の定番群名を含むレコードを抽出し、抽出されたレコードに含まれるキー位置と商品コードを取得する。そして、CPU21は、取得された商品コードに対応する商品名と単価を商品テーブルT2から取得し、商品の商品名と単価(金額)をメニュー領域57内の各定番商品選択キーに表示させる。この際、CPU21は、定番商品テーブルT3から取得されたキー位置に基づいて、各定番商品選択キーの表示領域(キーの配置)を決定する。定番商品選択キーは、割り当てられている部門コード(商品テーブルT2において商品に対応する部門コード)にかかわらずメニュー領域57に表示されるものである。
メニュー領域57には、「上へ」キーB16、「下へ」キーB17が含まれる。異なる定番群に属する定番商品選択キーを表示させる際には、「上へ」キーB16又は「下へ」キーB17を操作して、メニュー領域57に表示される定番商品選択キーの定番群を変更する。
【0077】
次に、CPU21は、オペレータのタッチパネル221からの操作により、メニュー領域57に表示されている定番商品(定番商品選択キー)の中から何れかの定番商品の選択を受け付け、当該選択された商品を示す情報をRAM25に格納する(ステップS26)。
【0078】
次に、CPU21は、ステップS26で選択された商品と、当該商品の金額と、を対応付けて、売上データファイル241に登録する(ステップS27)。具体的には、CPU21は、選択された商品の商品コードを売上データファイル241の「売上対象」フィールドに格納し、この商品の金額を売上データファイル241の「金額」フィールドに格納する。
また、CPU21は、明細表示領域52の売上対象欄に、選択された商品の商品名を表示させ、明細表示領域52の金額欄に、選択された商品の金額を表示させる。
【0079】
ステップS23において、定番キー56Bが選択されない場合(ステップS23;NO)、ステップS17、ステップS22、又は、ステップS27の後、CPU21は、オペレータのタッチパネル221からの操作により、売上データの登録の終了が指示されたか否かを判断する(ステップS28)。具体的には、CPU21は、売上登録画面50A,50B,50Cにおいて、お支払キーB11が押下されたか否かを判断する。
売上データの登録の終了が指示されない場合には(ステップS28;NO)、ステップS13に戻り、処理が繰り返される。
【0080】
ステップS28において、売上データの登録の終了が指示された場合には(ステップS28;YES)、売上データ登録処理が終了する。
【0081】
なお、上記売上データ登録処理では、ステップS15において売上対象商品の金額が入力され、その後、ステップS16において売上対象商品が属する部門が選択される場合について説明したが、処理の順序については限定されず、売上対象商品が属する部門が選択された後で売上対象商品の金額が入力されることとしてもよい。
【0082】
図13は、売上データ処理装置20において実行される部門毎集計処理を示すフローチャートである。この処理は、入力部22から部門毎の集計が指示された場合に実行される処理であって、CPU21とROM26に記憶されている部門毎集計プログラムP3との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
【0083】
まず、CPU21は、RAM25内に設けられた、各部門コードに対応する部門合計金額の記憶領域を初期化する(ステップS31)。
【0084】
次に、CPU21は、オペレータの入力部22からの操作により、集計対象範囲の指定を受け付け、当該指定された集計対象範囲を示す情報をRAM25に格納する(ステップS32)。例えば、集計対象とする日付や時刻の範囲が指定される。
【0085】
次に、CPU21は、記憶部24に記憶されている売上データファイル241から集計対象範囲のレコードを抽出する(ステップS33)。
【0086】
次に、CPU21は、抽出されたレコードのうち、未処理のレコードがあるか否かを判断する(ステップS34)。未処理のレコードがある場合には(ステップS34;YES)、CPU21は、処理対象のレコードの「売上対象」フィールドの情報が商品コードであるか否かを判断する(ステップS35)。
【0087】
処理対象のレコードの「売上対象」フィールドの情報が商品コードである場合には(ステップS35;YES)、CPU21は、当該商品コードに対応する部門コードを商品テーブルT2から取得する(ステップS36)。
【0088】
ステップS35において、処理対象のレコードの「売上対象」フィールドの情報が商品コードでない場合(ステップS35;NO)、すなわち、処理対象のレコードの「売上対象」フィールドの情報が部門コードである場合、又は、ステップS36の後、CPU21は、部門コードに対応する部門合計金額に、処理対象のレコードに含まれる金額を加算する(ステップS37)。そして、ステップS34に戻り、処理が繰り返される。
【0089】
ステップS34において、未処理のレコードがない場合(ステップS34;NO)、すなわち、抽出された全てのレコードについて処理が終了した場合には、CPU21は、部門毎に算出された部門合計金額を表示部23に表示させる(ステップS38)。
以上で、部門毎集計処理が終了する。
【0090】
以上説明したように、本実施の形態によれば、売上登録画面のメニューカテゴリー領域56に部門選択キー(部門01キー56C、部門02キー56D、・・・等)とともに部門キー56Aを表示させ、部門キー56Aが選択された場合に、部門コードは割り当てられているが金額情報は割り当てられていない複数の部門選択キーをメニュー領域57に表示させるので、オペレータは売上対象としてメニュー領域57から何れかの部門選択キーを選択することができる。したがって、未登録の商品がある場合や商品数が多い場合でも、直感的かつ簡便な操作で売上登録が可能な操作画面を提供することができる。部門キー56Aを選択することで、たとえ商品が全く登録されていなかったとしても、売上データ処理装置20を直ぐに利用可能となるため、操作性を向上させることができる。また、各部門に分類されて登録されている商品数が多い場合には、部門キー56Aを選択することで、多数の商品選択キーの中から目的の商品選択キーを探す作業を回避することができる。
【0091】
また、メニュー領域57に表示された部門選択キーの何れかが選択された場合に、入力された金額情報を選択された部門選択キーに対応する部門コードと対応付けて売上登録するので、売上データ処理装置20の導入時における商品の事前設定や運用時における商品の追加登録をすることなく、直ちに売上データの登録が可能となる。
【0092】
また、売上登録画面のメニューカテゴリー領域56に部門選択キー(部門01キー56C、部門02キー56D、・・・等)とともに定番キー56Bを表示させ、定番キー56Bが選択された場合に、予め設定された定番商品に対応する定番商品選択キーをメニュー領域57に表示させるので、オペレータはメニューカテゴリー領域56において部門選択キーを選択することなく、売上対象としてメニュー領域57から何れかの定番商品選択キーを選択することができる。したがって、商品数が多い場合でも、直感的かつ簡便な操作で売上登録が可能な操作画面を提供することができる。商品数が多い場合には、多数の商品選択キーの中から目的の商品選択キーを選択するよりも、予め定番商品として設定されている商品のみが抽出された定番商品選択キーの中から選択する方が、作業効率が良く、選択ミスも防止できる。
【0093】
また、メニューカテゴリー領域56において、部門という枠で売上対象商品の金額を登録するための部門キー56A、定番商品の中から選択された商品とその金額とを対応付けて登録するための定番キー56B、まず部門を選択し、選択された部門に属する商品の中から選択された商品とその金額とを対応付けて登録するための部門選択キー(部門01キー56C、部門02キー56D、・・・等)を選択可能であるため、オペレータが臨機応変に売上登録方法を変更することができる。
【0094】
また、定番商品として表示される商品とそのキー位置を選択することで、容易に定番商品を設定することができ、各定番商品に対応する定番商品選択キーの配置をオペレータが使いやすいように設定することができる。
【0095】
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る売上データ処理装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0096】
例えば、
図10〜
図12では、各選択キー(部門選択キー、商品選択キー、定番商品選択キー)が並列表示される場合を例示したが、全ての選択キーがメニューカテゴリー領域56又はメニュー領域57に表示可能な場合には、一覧表示されることとしてもよい。
【0097】
また、売上登録画面のメニューカテゴリー領域56において部門キー56Aが選択され、部門コードに対して金額を対応付けて登録したデータ(以下、部門入力データという。)に対して、後から商品コードを入力可能としてもよい。具体的には、オペレータが入力部22から売上データファイル241に含まれる日付・時刻の範囲や伝票番号を指定すると、CPU21は、指定された条件を満たす部門入力データを抽出する。そして、個々の部門入力データに対してオペレータが入力部22から商品コードを入力すると、CPU21は、売上データファイル241内の部門入力データの売上対象を、入力された商品コードに置き換えて更新する。
【0098】
また、上記実施の形態では、商品が複数のグループ(部門)に分類されている場合について説明したが、商品が分類される部門が階層構造(大分類・中分類・小分類等)をなしていてもよい。
【0099】
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
【0100】
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
商品の分類を識別するための識別コードが割り当てられているとともに商品情報に対応させて金額情報が割り当てられている複数の商品選択キーのうち前記識別コードが互いに共通な前記商品選択キーを第1の表示領域に一覧表示又は並列表示させる第1の表示制御手段と、
前記第1の表示制御手段が前記第1の表示領域に一覧表示又は並列表示させる前記商品選択キーを前記識別コードに基づいて選択するための第1のコード選択キーを前記第1の表示領域とは異なる第2の表示領域に一覧表示又は並列表示させる第2の表示制御手段と、
前記識別コードが割り当てられている一方で前記金額情報が非割り当てな第2のコード選択キーを前記第1の表示領域に一覧表示又は並列表示させる第3の表示制御手段と、
を備え、
前記第2の表示制御手段は、前記第1の表示制御手段が前記第1の表示領域に前記商品選択キーを一覧表示又は並列表示させる代わりに前記第3の表示制御手段が前記第1の表示領域に前記第2のコード選択キーを一覧表示又は並列表示させるための表示切替キーを前記第2の表示領域に前記第1のコード選択キーとともに表示させることを特徴とする売上データ処理装置。
<請求項2>
前記第3の表示制御手段により前記第1の表示領域に一覧表示又は並列表示された前記第2のコード選択キーの何れかが選択された場合に、金額情報入力手段を介して入力された金額情報を該選択された前記第2のコード選択キーに対応する識別コードに対応付けて売上登録する売上登録手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。
<請求項3>
商品の分類を識別するための識別コードが割り当てられているとともに商品情報に対応させて金額情報が割り当てられている複数の商品選択キーのうち前記識別コードが互いに共通な前記商品選択キーを第1の表示領域に一覧表示又は並列表示させる第1の表示制御手段と、
前記第1の表示制御手段が前記第1の表示領域に一覧表示又は並列表示させる前記商品選択キーを前記識別コードに基づいて選択するためのコード選択キーを前記第1の表示領域とは異なる第2の表示領域に一覧表示又は並列表示させる第2の表示制御手段と、
割り当てられている識別コードにかかわらず前記商品選択キーを前記第1の表示領域に一覧表示又は並列表示させる第3の表示制御手段と、
を備え、
前記第3の表示制御手段は、前記第1の表示制御手段により前記第1の表示領域に一覧表示又は並列表示される前記商品選択キーのうち所定のモードのときに選択された前記商品選択キーを特定商品選択キーとして前記第1の表示領域に一覧表示又は並列表示させ、
前記第2の表示制御手段は、前記第1の表示制御手段が前記第1の表示領域に前記商品選択キーを一覧表示又は並列表示させる代わりに前記第3の表示制御手段が前記第1の表示領域に前記特定商品選択キーを一覧表示又は並列表示させるための表示切替キーを前記第2の表示領域に前記コード選択キーとともに表示させることを特徴とする売上データ処理装置。
<請求項4>
商品の分類を識別するための識別コードが割り当てられているとともに商品情報に対応させて金額情報が割り当てられている複数の商品選択キーのうち前記識別コードが互いに共通な前記商品選択キーを第1の表示領域に一覧表示又は並列表示させる第1の表示制御ステップと、
前記第1の表示制御ステップで前記第1の表示領域に一覧表示又は並列表示させる前記商品選択キーを前記識別コードに基づいて選択するための第1のコード選択キーを前記第1の表示領域とは異なる第2の表示領域に一覧表示又は並列表示させる第2の表示制御ステップと、
前記識別コードが割り当てられている一方で前記金額情報が非割り当てな第2のコード選択キーを前記第1の表示領域に一覧表示又は並列表示させる第3の表示制御ステップと、
を含み、
前記第2の表示制御ステップでは、前記第1の表示制御ステップとして前記第1の表示領域に前記商品選択キーを一覧表示又は並列表示させる代わりに前記第3の表示制御ステップとして前記第1の表示領域に前記第2のコード選択キーを一覧表示又は並列表示させるための表示切替キーを前記第2の表示領域に前記第1のコード選択キーとともに表示させることを特徴とする選択キー表示方法。
<請求項5>
商品の分類を識別するための識別コードが割り当てられているとともに商品情報に対応させて金額情報が割り当てられている複数の商品選択キーのうち前記識別コードが互いに共通な前記商品選択キーを第1の表示領域に一覧表示又は並列表示させる第1の表示制御ステップと、
前記第1の表示制御ステップで前記第1の表示領域に一覧表示又は並列表示させる前記商品選択キーを前記識別コードに基づいて選択するためのコード選択キーを前記第1の表示領域とは異なる第2の表示領域に一覧表示又は並列表示させる第2の表示制御ステップと、
割り当てられている識別コードにかかわらず前記商品選択キーを前記第1の表示領域に一覧表示又は並列表示させる第3の表示制御ステップと、
を含み、
前記第3の表示制御ステップでは、前記第1の表示制御ステップで前記第1の表示領域に一覧表示又は並列表示される前記商品選択キーのうち所定のモードのときに選択された前記商品選択キーを特定商品選択キーとして前記第1の表示領域に一覧表示又は並列表示させ、
前記第2の表示制御ステップでは、前記第1の表示制御ステップとして前記第1の表示領域に前記商品選択キーを一覧表示又は並列表示させる代わりに前記第3の表示制御ステップとして前記第1の表示領域に前記特定商品選択キーを一覧表示又は並列表示させるための表示切替キーを前記第2の表示領域に前記コード選択キーとともに表示させることを特徴とする選択キー表示方法。