(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6966084
(24)【登録日】2021年10月25日
(45)【発行日】2021年11月10日
(54)【発明の名称】装置、方法、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20211028BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】20
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2018-500986(P2018-500986)
(86)(22)【出願日】2016年11月4日
(86)【国際出願番号】JP2016082887
(87)【国際公開番号】WO2017145447
(87)【国際公開日】20170831
【審査請求日】2018年5月11日
【審判番号】不服2020-3479(P2020-3479/J1)
【審判請求日】2020年3月13日
(31)【優先権主張番号】特願2016-32276(P2016-32276)
(32)【優先日】2016年2月23日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(74)【代理人】
【識別番号】100194515
【弁理士】
【氏名又は名称】南野 研人
(72)【発明者】
【氏名】川村 武人
【合議体】
【審判長】
渡邊 聡
【審判官】
上田 智志
【審判官】
中野 浩昌
(56)【参考文献】
【文献】
特開2016−12233(JP,A)
【文献】
特表2012−510116(JP,A)
【文献】
特開2013−15902(JP,A)
【文献】
特開2013−73278(JP,A)
【文献】
特開2009−86940(JP,A)
【文献】
特開2012−108613(JP,A)
【文献】
特開2013−62720(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
旅行者のために少なくとも一人の通訳案内士を募集する通訳案内士募集支援装置であり、
記憶部、制御部、出力部を含み、
前記記憶部は、
募集者の情報が記憶される募集者情報データベースと、応募者の情報が記憶される応募者情報データベースを含み、
前記募集者の情報は、前記募集者のリクエスト情報を含み、
前記応募者の情報は、前記応募者を特定する特定情報と、前記リクエスト情報に対応する前記応募者の対応情報を含み、
前記制御部は、
前記リクエスト情報と前記対応情報とを照合し、前記リスクエスト情報に適合する前記対応情報を有する前記応募者を選択し、
前記出力部は、
前記選択された前記応募者のリストを出力し、
前記募集者が、通訳案内士の紹介所、旅行会社、及び、前記両者に所属する人員の少なくとも一者であり、
前記応募者が、通訳案内士であり、
前記募集者情報データベースに、さらに、前記旅行者の情報が記憶され、
前記制御部は、
さらに、前記応募者の情報と前記旅行者の情報とを照合し、
前記出力部は、
前記応募者のリストに、前記応募者の情報と前記旅行者の情報との照合結果を含ませて出力する、ことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記募集者は、第三者である依頼者からの依頼に基づき人材を募集する募集者であることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記制御部は、
さらに、前記リクエスト情報と前記対応情報との適合度から、前記応募者のランキングを決定し、
前記出力部は、
前記応募者のリストを前記ランキングとして出力することを特徴とする請求項1又は2記載の装置。
【請求項4】
前記出力部は、
さらに、前記リクエスト情報と前記対応情報との適合度合を出力することを特徴とする請求項3記載の装置。
【請求項5】
前記出力部は、
前記ランキングがn位(nは、正の整数)の前記応募者の情報を出力した後、前記n位の応募者が削除されると、前記ランキングがn+1位の前記応募者の情報を出力することを特徴とする請求項3又は4記載の装置。
【請求項6】
前記出力部は、
さらに、前記応募者のリストにおいて、前記対応情報のうち、重要度の高いものを強調して出力することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記応募者情報データベースに、前記応募者のアピールポイントを記憶可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記リクエスト情報は、前記応募者に要求されるスキル、資格、経験及び実績からなる群から選択される少なくとも一つの情報を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記制御部は、
さらに、前記選択された前記応募者のうち、一人以上の適任者を採用該当者として選択可能であり、
前記出力部は、
さらに、前記採用該当者として選択された前記応募者のリストを出力可能であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
旅行者のために少なくとも一人の通訳案内士を募集する通訳案内士募集支援方法であり、
募集者のリクエスト情報を含む募集者の情報を記憶する募集者情報記憶工程と、
応募者を特定する特定情報と、前記募集者のリクエスト情報に対応する前記応募者の対応情報とを含む応募者の情報を記憶する応募者情報記憶工程と、
前記リクエスト情報と前記対応情報とを照合し、前記リクエスト情報に適合する前記対応情報を有する前記応募者を選択する選択工程と、
前記選択された前記応募者のリストを出力する出力工程と、
を含み、
前記募集者が、通訳案内士の紹介所、旅行会社、及び、前記両者に所属する人員の少なくとも一者であり、
前記応募者が、通訳案内士であり、
前記募集者情報記憶工程において、
さらに、前記旅行者の情報を記憶し、
前記選択工程において、
さらに、前記応募者の情報と前記旅行者の情報とを照合し、
前記出力工程において、
前記応募者のリストに、前記応募者の情報と前記旅行者の情報との照合結果を含ませて出力することを特徴とする方法。
【請求項11】
前記募集者は、第三者である依頼者からの依頼に基づき人材を募集する募集者であることを特徴とする請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記選択工程において、
さらに、前記リクエスト情報と前記対応情報との適合度から、前記応募者のランキングを決定し、
前記出力工程において、
前記応募者のリストを前記ランキングとして出力することを特徴とする請求項10又は11記載の方法。
【請求項13】
前記出力工程において、
さらに、前記リクエスト情報と前記対応情報との適合度合を出力することを特徴とする請求項12記載の方法。
【請求項14】
前記出力工程において、
前記ランキングがn位(nは、正の整数)の前記応募者の情報を出力した後、前記n位の応募者を削除すると、前記ランキングがn+1位の前記応募者の情報を出力することを特徴とする請求項12又は13記載の方法。
【請求項15】
前記出力工程において、
さらに、前記応募者のリストにおいて、前記対応情報のうち、重要度の高いものを強調して出力することを特徴とする請求項10から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記応募者情報記憶工程において、さらに、前記応募者のアピールポイントを記憶することを特徴とする請求項10から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記リクエスト情報は、前記応募者に要求されるスキル、資格、経験及び実績からなる群から選択される少なくとも一つの情報を含むことを特徴とする請求項10から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記選択工程において、
さらに、前記選択された前記応募者のうち、一人以上の適任者を採用該当者として選択可能であり、
前記出力工程において、
さらに、前記採用該当者として選択された前記応募者のリストを出力可能であることを特徴とする請求項10から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
請求項10から18のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項20】
請求項19記載のプログラムを記録していることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装置、方法、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、外国人観光客の急増により、国家資格である通訳案内士(通訳ガイド)の需要が増している。現状、通訳案内士を束ねる事業所(通訳案内士の紹介所等)では、電話で依頼を受け、ノートに記録する等、アナログでの応対となっており、適任の通訳案内士の探索が容易ではない。この問題は、通訳案内士の探索に限られず、例えば、人材派遣業等における募集内容に適した派遣スタッフの探索等にも共通する。人材派遣を支援するものとしては、例えば、特許文献1に記載の人材派遣システム及び人材派遣方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−16173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、募集者のリクエストに適合した応募者を容易に探索可能な新たな手法が求められている。
【0005】
そこで、本発明は、募集者のリクエストに適合した応募者を容易に探索可能な装置及び方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の装置は、
記憶部、制御部及び出力部を含み、
前記記憶部は、
募集者の情報が記憶される募集者情報データベースと、応募者の情報が記憶される応募者情報データベースとを含み、
前記募集者の情報は、前記募集者のリクエスト情報を含み、
前記応募者の情報は、前記応募者を特定する特定情報と、前記リクエスト情報に対応する前記応募者の対応情報とを含み、
前記制御部は、
前記リクエスト情報と前記対応情報とを照合し、前記リクエスト情報に適合する前記対応情報を有する前記応募者を選択し、
前記出力部は、
前記選択された前記応募者のリストを出力することを特徴とする。
【0007】
本発明の方法は、
募集者のリクエスト情報を含む募集者の情報を記憶する募集者情報記憶工程と、
応募者を特定する特定情報と、前記募集者のリクエスト情報に対応する前記応募者の対応情報とを含む応募者の情報を記憶する応募者情報記憶工程と、
前記リクエスト情報と前記対応情報とを照合し、前記リクエスト情報に適合する前記対応情報を有する前記応募者を選択する選択工程と、
前記選択された前記応募者のリストを出力する出力工程と、
を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の装置及び方法によれば、募集者のリクエストに適合した応募者を容易に探索可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、本発明の装置の構成の一例を示す模式ブロック図である。
【
図2】
図2は、募集者の情報の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、応募者の情報の一例の一部を示す図である。
【
図4】
図4は、応募者の情報の一例の別の部分を示す図である。
【
図5】
図5は、応募者の情報の一例のさらに別の部分を示す図である。
【
図6】
図6は、応募者のリストの出力例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の装置、方法、プログラム及び記録媒体について、応募者が、通訳案内士である場合を例にとって説明する。ただし、本発明は、以下の説明に限定されない。また、後述のとおり、本発明は、通訳案内士の探索以外にも、幅広く利用可能である。
【0011】
図1は、本発明の装置の構成の一例を示す模式ブロック図である。図示のように、本例の装置1は、記憶部10、制御部20及び出力部30を含む。記憶部10は、募集者の情報が記憶される募集者情報データベース(DB)11と、応募者の情報が記憶される応募者情報DB12とを含む。本発明の方法は、例えば、本発明の装置1を用いて実施可能である。本発明の装置は、例えば、システムでもよい。
【0012】
前記募集者としては、例えば、通訳案内士の紹介所、旅行会社、及びそれらに所属するスタッフ(社員、所員等)があげられる。前記募集者は、第三者である依頼者からの依頼に基づき人材を募集する募集者でもよい。この場合、前記募集者は、前記第三者(前記依頼者)と前記応募者とを仲介する仲介者と言うこともできる。例えば、旅行会社と通訳案内士とを仲介する通訳案内士の紹介所又はそのスタッフは、通訳案内士の探索についてのノウハウを所持しており、より適切なリクエスト情報を設定可能であるため、前記募集者として好ましい。
【0013】
前記募集者の情報は、前記募集者のリクエスト情報を含む。
図2に、前記募集者の情報の一例を示す。
図2は、募集者情報DB11に記憶させる前記募集者の情報の入力画面の一例を示したものである。前記募集者の情報は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話等を用いて、それらのディスプレイに表示される前記入力画面に前記募集者が情報を入力することで、募集者情報DB11に記憶させることが可能である。
【0014】
図2に示す例では、前記リクエスト情報に、入力が必須の項目として「*」が付されている。前記リクエスト情報としては、例えば、前記応募者(本例では通訳案内士)を募集する旅行の日程(
図2における「日程」)、前記旅行の内容(
図2における「タイトル」)、前記旅行において前記応募者に取り扱いが求められる言語(
図2における「言語」)、募集締切日、採用予定日等があげられる。ただし、これらは例示に過ぎず、前記リクエスト情報は、例えば、前記応募者に要求されるスキル、資格、経験、実績等、様々な情報を含み得る。例えば、前記リクエスト情報として、前記応募者に、歴史に強い、和食に詳しい、特定の地域に詳しいこと等を要求してもよいし、旅程管理主任者、旅行業務取扱主任者、介護福祉士、看護師等の資格を有することを要求してもよいし、茶道、着物の着付け、華道、書道、通訳等の経験があることを要求してもよいし、大人数の旅行者のガイド経験があることを要求してもよい。なお、
図2における「言語」において、中国語は、繁体語と簡体語に分けてもよい。
【0015】
前記募集者の情報は、前記リクエスト情報以外の情報を含んでもよい。前記リクエスト情報以外の前記募集者の情報としては、例えば、前記募集者の情報の最終更新日時、募集開始日、採用決定日、募集番号、前記旅行の参加人数、
図2の備考欄に示すような旅行者の情報等があげられる。また、
図2に示す例では、その画面の下部に、募集リストが表示されている。前記リクエスト情報以外の前記募集者の情報としては、例えば、前記募集リスト内に入力される前記旅行の開始時間、終了時間、集合場所、集合時間、前記応募者への謝金、当該募集の担当者等もあげられる。前記募集リストには、例えば、
図2に示すように、さらに、前記旅行の開始日の日付を入力する欄、前記応募者の役割を選択する欄等を設けてもよい。また、前記募集リストには、
図2には示していないが、例えば、さらに、前記募集者が募集者情報DB11又は後述の制御部20に動作を指示するための「募集」、「採用」、「採用確認」等のボタン、新たな募集について入力するときに行を追加するボタン、不要となった行を削除するためのボタン、備考欄、コメント欄等を設けてもよい。前記「採用」ボタンは、募集状況に応じて、「修正」に変更されるものとしてもよい。前記募集番号は、前記募集リストに新たな行が追加されたときに、自動的に採番されてもよい。
【0016】
図2には示していないが、前記募集者の情報の入力画面には、例えば、さらに、「一時保存」、「募集中」、「採用済」、「キャンセル」、「削除」等の募集状況を表示する欄を設けてもよい。このとき、前記募集リストは、例えば、前記募集状況が「募集中」であるときに、後述の制御部20で選択された応募者の氏名、得意分野、アピールポイント等を表示する画面を呼び出し可能なものとしてもよい。また、前記募集リストは、例えば、前記募集状況が「採用済」であるときに、後述の制御部20で採用該当者として選択された応募者の氏名、連絡先等を表示する画面を呼び出し可能なものとしてもよい。また、
図2の下端に示すように、前記入力画面には、例えば、さらに、前記募集者が募集者情報DB11又は後述の制御部20に動作を指示するための「募集キャンセル」、「削除」、「一時保存」、「募集開始」、「更新」、「採用決定」等のボタンを設けてもよい。
【0017】
図2に例示するような前記募集者の情報は、前記募集者のみに閲覧可能としてもよいし、前記募集者以外の者(例えば、前記第三者である依頼者、前記応募者等)にも閲覧可能としてもよい。前記募集者以外の者も閲覧可能であれば、例えば、その閲覧者は、前記募集者が、前記応募者に過酷な労働条件を課していないか等を把握可能である。前記募集者の情報を、前記募集者以外の者にも閲覧可能とする場合には、前記募集者の情報のうち、前記募集者以外の者が閲覧可能な項目を制限し、所定の項目については、前記募集者以外の者が閲覧できないようにしてもよい。
【0018】
前記応募者の情報は、前記応募者を特定する特定情報と、前記リクエスト情報に対応する前記応募者の対応情報とを含む。
図3から
図5に、前記応募者の情報の一例を示す。
図3から
図5は、それぞれ、応募者情報DB12に記憶させる前記応募者の情報の入力画面において、「基本情報」、「資格情報」、「希望条件・経歴」のタブが選択された状態の一例を示したものである。前記応募者の情報は、例えば、PC、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話等を用いて、それらのディスプレイに表示された前記入力画面から前記応募者が情報を入力することで、応募者情報DB12に記憶させることが可能である。
【0019】
図3は、前記応募者の情報の入力画面において、「基本情報」のタブが選択された状態の一例を示したものである。
図3に示す例では、入力が必須の項目に、「*」が付されている。
図3に示す画面には、主に、前記応募者を特定する特定情報が入力される。前記応募者を特定する特定情報としては、例えば、前記応募者の氏名(
図3における「氏名」)等があげられる。また、前記応募者を特定する特定情報は、例えば、前記応募者に付されたID等であってもよい。
【0020】
前記応募者の情報は、例えば、さらに、
図3における「郵便番号」・「住所」・「電話番号」及び「メールアドレス」等のような前記応募者の連絡先、性別、国籍、生年月日、学歴、職歴、海外経験・期間、
図3の「基本情報に関する特記事項」の欄に示すような情報等の前記応募者を特定する特定情報及び後述の対応情報以外の情報を含んでもよい。また、
図3には示していないが、このような情報として、例えば、さらに、前記応募者の顔写真、年齢、入会年月・ログインパスワード等の管理上の情報等を含ませてもよい。前記応募者が連絡先を複数有する場合には、前記応募者の情報に、複数の連絡先を含ませてもよい。また、前記応募者の年齢は、前記応募者の生年月日が入力されたときに、自動的に計算して表示されてもよい。
【0021】
図3に示す入力画面には、その下端に示すように、例えば、さらに、前記応募者が応募者情報DB12又は後述の出力部30に動作を指示するための「印刷」、「保存」等のボタンを設けてもよい。また、
図3には示していないが、前記入力画面には、例えば、さらに、印刷(出力)を希望する項目を選択するためのチェックボックスを設けてもよい。これらについては、
図4及び
図5において同様である。
【0022】
図4は、前記応募者の情報の入力画面において、「資格情報」のタブが選択された状態の一例を示したものである。
図4に示す画面には、主に、前記対応情報が入力される。前記対応情報としては、例えば、前記応募者が取得している通訳案内士資格言語(
図4における「通訳案内士資格言語」)、茶道、着物の着付け、華道、書道、通訳等の経験の有無及び旅程管理主任者、旅行業務取扱管理者等の資格の有無(
図4における「資格」及び「上記資格の補足及び上記以外の資格」)、
図4の「特記事項(得意分野、アピールポイント等)」の欄に示すような前記応募者の得意分野、アピールポイントについての情報等があげられる。
【0023】
前記応募者の情報は、例えば、さらに、通訳案内士資格取得年月、通訳案内士登録番号、各言語の習得度(
図4における「言語習得度」)、前記各言語以外の言語についての情報、上記言語の補足、内部評価等の前記応募者を特定する特定情報及び前記対応情報以外の情報を含んでもよい。なお、
図4における「言語習得度」において、中国語は、繁体語と簡体語に分けてもよい。
【0024】
図5は、前記応募者の情報の入力画面において、「希望条件・経歴」のタブが選択された状態の一例を示したものである。前記対応情報は、前述の
図4に示すものに加え、例えば、さらに、
図5に示す前記応募者がガイドを希望する前記旅行の地域及び曜日のチェックリスト、前記応募者の経歴書等もあげられる。
図5に示す経歴書において、「分類」は、例えば、観光ガイド、ロングツアーガイド、VIP(Very Important Person)ガイド、バスガイド、通訳、その他等から選択可能とされていてもよい。また、前記経歴書には、
図5には示していないが、例えば、さらに、前記募集者が設定した実習であった場合のチェックボックス、行を追加するボタン、不要となった行を削除するためのボタン等を設けてもよい。
【0025】
前記応募者の情報の入力画面は、
図3から
図5に示すタブに加え、さらに、「受講履歴」、「入会金・会費」、「その他」等のタブを有してもよい。前記応募者の情報は、例えば、さらに、これらのタブが選択された状態の画面において入力される前記応募者の各年の研修受講履歴、前記応募者の入会金・会費の支払についての情報、スタッフ管理用の情報等の前記応募者を特定する特定情報及び前記対応情報以外の情報を含んでもよい。本発明の装置は、さらに、応募者情報DB12への前記応募者の情報の入力に応じて、前記募集者から前記応募者に前記研修の開催案内を電子メール等で配信する手段を含んでもよい。また、「入会金・会費」のタブは、前記募集者が前記応募者から入会金や会費を徴収する形態を想定したものであり、このような形態をとらない場合には不要である。
【0026】
前記応募者の情報は、前記応募者と前記募集者の双方が閲覧可能であることが好ましい。
【0027】
前記募集者の情報の記憶(募集者情報記憶工程)と、前記応募者の情報の記憶(応募者情報記憶工程)との実施順序に制限はなく、いずれが先に実施されてもよいし、両者が同時期に実施されてもよい。
【0028】
制御部20は、前記リクエスト情報と前記対応情報とを照合し、前記リクエスト情報に適合する前記対応情報を有する前記応募者を選択する。制御部20としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)等があげられる。制御部20により前記対応情報との適合が照合される前記リクエスト情報は、前記募集者が任意に設定可能であり、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、前記募集者は、制御部20に、複数の所定の前記リクエスト情報に適合する前記対応情報を全て有する前記応募者のみを選択させることも可能である。具体的には、例えば、前記募集者は、制御部20に、前記旅行において前記応募者に取り扱いが求められる言語、前記旅行の地域、前記旅行の日程(曜日)の3つのリクエスト情報に適合する前記対応情報を全て有する前記応募者のみを選択させることも可能である。
【0029】
出力部30は、前記選択された前記応募者のリストを出力する。出力部30は、前記応募者のリストに加え、
図2から
図5に例示したような前記募集者の情報及び前記応募者の情報も出力可能であることが好ましい。出力部30としては、例えば、ディスプレイ、プリンター等があげられる。
【0030】
図6は、前記応募者のリストの出力例を示す図である。本例は、前記リクエスト情報として、前記旅行において前記応募者に取り扱いが求められる言語がスペイン語に設定され、それに適合する前記対応情報を有する前記応募者が選択されたリストが出力された場合に該当し、選択された前記応募者が、氏名のアルファベット順に並べられている。
図6に示すように、前記応募者のリストは、前記応募者の氏名に加え、例えば、電話番号、メールアドレス等の前記応募者の連絡先、前記応募者の性別等を含むことが好ましい。
【0031】
制御部20は、さらに、前記リクエスト情報と前記対応情報との適合度から、前記応募者のランキングを決定し、出力部30は、前記応募者のリストを前記ランキングとして出力してもよい。具体的には、例えば、制御部20により前記対応情報との適合が照合される前記リクエスト情報が3つある場合に、適合する前記対応情報を3つ有する前記応募者を1位、適合する前記対応情報を2つ有する前記応募者を2位、適合する前記対応情報を1つ有する前記応募者を3位とするランキングを決定し、前記応募者をランキング順に並べた前記応募者のリストを出力してもよい。順位が同じ前記応募者が複数いる場合には、例えば、同順位の前記応募者については、氏名のアルファベット順に並べる等すればよい。これにより、前記募集者が、より容易に適任の前記応募者を探索可能となる。
【0032】
前記募集者が、さらに容易に適任の前記応募者を探索可能とするために、出力部30は、さらに、前記リクエスト情報と前記対応情報との適合度合を出力してもよい。具体的には、例えば、制御部20により前記対応情報との適合が照合される前記リクエスト情報が5つある場合に、適合する前記対応情報を4つ有する前記応募者は適合度合80%、適合する前記対応情報を1つ有する前記応募者は適合度合20%等と、前記ランキングに加えて、前記適合度合を出力してもよい。また、出力部30は、前記ランキングがn位(nは、正の整数)の前記応募者の情報を出力した後、前記n位の応募者が削除されると、前記ランキングがn+1位の前記応募者の情報を出力してもよい。
【0033】
出力部30は、前記応募者のリストにおいて、前記対応情報のうち、重要度の高いものを強調して出力してもよい。具体的には、例えば、前記対応情報のうち、介護福祉士資格を有することが重要である場合、前記応募者のリストにおいて、介護福祉士資格を有するとの情報を、色、太さ等の書体の変更や、蛍光、点滅等で、強調して出力してもよい。これにより、前記募集者が、より容易に適任の前記応募者を探索可能となる。
【0034】
制御部20は、さらに、前記選択された前記応募者のうち、一人以上の適任者を採用該当者として選択可能であり、出力部30は、さらに、前記採用該当者として選択された前記応募者のリストを出力可能であってもよい。前記採用該当者としての選択は、例えば、
図2に示す採用決定ボタン等で実施可能である。
【0035】
本発明の装置において、募集者情報DB11に、さらに、前記旅行者の情報が記憶され、制御部20は、さらに、前記応募者の情報と前記旅行者の情報とを照合し、出力部30は、前記応募者のリストに、前記応募者の情報と前記旅行者の情報との照合結果を含ませてもよい。具体的には、例えば、前記旅行者が教員であるとの情報を募集者情報DB11に記憶させ、前記応募者のリストに、前記応募者の教員経験の有無を含ませてもよい。このように、さらに、前記旅行者の情報を用いれば、例えば、前記旅行者と年代が近い前記応募者や、前記旅行者と性別が同じ前記応募者等、前記旅行者と共通点のある前記応募者を容易に探索することが可能となる。これにより、前記募集者が、前記旅行者によりふさわしい前記応募者を容易に探索可能となる。さらに、例えば、前記旅行者の情報を用いた前記応募者の採用実績を蓄積することで、前記募集者である通訳案内士の紹介所等が、前記第三者の前記依頼者である前記旅行業者等に、前記旅行のモデルケース(例えば、前記旅行者が高齢であれば、寺社仏閣めぐり等)を提案することも可能となる。
【0036】
つぎに、本発明のプログラムは、前述の方法を、コンピュータで実行可能なプログラムである。本発明のプログラムは、例えば、記録媒体に記録されていてもよい。前記記録媒体としては、特に限定されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。
【0037】
ここまで、本発明について、前記応募者が通訳案内士である場合を例にとって説明したが、本発明によれば、例えば、通訳、介護福祉士、家庭教師、スポーツ指導者等の通訳案内士以外の様々な募集においても、募集者のリクエストに適合した応募者を容易に探索可能である。
【0038】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
【0039】
この出願は、2016年2月23日に出願された日本出願特願2016−032276を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明によれば、募集者のリクエストに適合した応募者を容易に探索可能な装置を提供でき、その用途は制限されず、いかなる種類の応募者の探索にも利用可能である。
【符号の説明】
【0041】
1 装置
10 記憶部
11 募集者情報DB
12 応募者情報DB
20 制御部
30 出力部