特許第6966140号(P6966140)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6966140シーツの交換を容易にするベッドフレーム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6966140
(24)【登録日】2021年10月25日
(45)【発行日】2021年11月10日
(54)【発明の名称】シーツの交換を容易にするベッドフレーム
(51)【国際特許分類】
   A47C 21/02 20060101AFI20211028BHJP
【FI】
   A47C21/02 Z
【請求項の数】3
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2021-506034(P2021-506034)
(86)(22)【出願日】2019年4月19日
(65)【公表番号】特表2021-518801(P2021-518801A)
(43)【公表日】2021年8月5日
(86)【国際出願番号】CN2019083387
(87)【国際公開番号】WO2019201329
(87)【国際公開日】20191024
【審査請求日】2020年11月4日
(31)【優先権主張番号】201820583904.5
(32)【優先日】2018年4月20日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520406511
【氏名又は名称】无錫霊冪家具制造有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【弁理士】
【氏名又は名称】美恵 英樹
(72)【発明者】
【氏名】王 呉怡
【審査官】 小原 正信
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2017/0105543(US,A1)
【文献】 特表2015−525615(JP,A)
【文献】 中国実用新案第203815016(CN,U)
【文献】 中国実用新案第202751057(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C 21/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シーツの交換を容易にするベッドフレームであって、
その上にマットレスを載置するための回転モジュール(102)が設けられたベース(100)を含み、
ベース(100)と回転モジュール(102)との間に位置するスライドモジュール(103)と、
スライドモジュール(103)とベース(100)との間に位置し、スライドモジュール(103)をベース(100)の長手方向に沿ってスライドさせるスライド機構(200)と、
スライドモジュール(103)と回転モジュール(102)との間に位置し、回転モジュール(102)をスライドモジュール(103)の中軸線を軸心線として回転させる回転機構(300)とをさらに含み、
前記スライド機構(200)は、ベース(100)に設けられた少なくとも2本のスライドレール(201)又はスライド溝(203)を含み、
スライドレール(201)又はスライド溝(203)は、ベース(100)の長手方向に沿って設けられ、
回転モジュール(102)の底面には、スライドレール(201)と係合するスライダ(202)が設けられて、又は、回転モジュール(102)の底面には、スライド溝(203)に嵌め込むスライド部材(204)が設けられ、スライド部材(204)は、スライド溝(203)を転動可能であり、前記スライド部材(204)は、プーリ又はユニバーサルボールであり、
前記回転機構(300)は、回転モジュール(102)とスライドモジュール(103)との間に設けられた回転アセンブリ(301)を含み、
回転モジュール(102)は、回転アセンブリ(301)により回転可能であり、
前記回転アセンブリ(301)は、スライドモジュール(103)に設けられた軸受ブロック(3013)を含み、前記回転モジュール(102)には、軸受ブロック(3013)に回転可能に接続された回転軸(3014)が設けられ、又は、
前記回転アセンブリ(301)は、上面が回転モジュール(102)に固着され、底面がスライドモジュール(103)に固着された大型回転盤(3015)を含み、又は、
前記回転アセンブリ(301)は、上面が回転モジュール(102)に固着され、底面がスライドモジュール(103)に固着された小型回転盤(3011)を含み、スライドモジュール(103)には、小型回転盤(3011)を囲んで設けられた複数の回転部材(3012)が更に設けられ、前記回転部材(3012)は、ユニバーサルボールまたはユニバーサルホイールである
ことを特徴とするシーツの交換を容易にするベッドフレーム。
【請求項2】
前記ベース(100)には、それぞれスライドモジュール(103)がスライド移動する初期位置と終端位置とに位置する2つのストッパ(105)が設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシーツの交換を容易にするベッドフレーム。
【請求項3】
前記スライドモジュール(103)には、小型回転盤(3011)に関して対象に設けられた2つの位置決め部材(104)が更に設けられ、
回転モジュール(102)の底面には、位置決め部材(104)と係合する位置決め溝(106)が設けられ、
2つの位置決め部材(104)を結ぶ線は、スライドモジュール(103)のスライド方向に対して垂直である、
ことを特徴とする請求項に記載のシーツの交換を容易にするベッドフレーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベッドフレームの分野に関し、特にシーツの交換を容易にするベッドフレームに関する。
【背景技術】
【0002】
ホテル等の宿泊施設において、シーツを交換する場合、ベッドを壁から引き出してマットレスを移動させることによりシーツを交換することが行われているが、ベッドやマットレス量が重いため、引っ張るのに手間がかかる。
【0003】
従来、特許文献1には、ライニングフレームが摺動可能なホテル用ベッドが開示され、背もたれを有するベッドフレームと、ベッドフレームに設けられた支持用のライニングフレームを含み、ライニングフレームの下方とベッドフレームの上方との間に互いに摺動可能な摺動装置が設けられ、前記摺動装置が、摺動用のレールと、このレールに係合して摺動する摺動ユニットとを有する引出し式摺動装置であり、ベッドフレームの上方とライニングフレームの下方とにおいて、ベッドフレームとライニングフレームとの間の互いに対応する位置関係で、レールと摺動ユニットとがそれぞれベッドフレーム、ライニングフレームに固着されている。
【0004】
このようなライニングフレームが摺動可能なホテル用ベッドは、ライニングフレームを外側へ引き出してシーツを交換するのに便利である。しかし、シーツを交換する際に、作業者は、シーツを完全にライニングフレームとマットレスとの間に詰め込むために、ライニングフレームを1周する必要があり、作業者に手間がかかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】中国実用新案第203815016号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は,シーツの交換を容易にする利点を有するシーツの交換を容易にするベッドフレームを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の上記技術的目的は、以下の技術手段によって達成される。
シーツの交換を容易にするベッドフレームであって、その上にマットレスを載置するための回転モジュールが設けられたベースを含み、ベースと回転モジュールとの間に位置するスライドモジュールと、スライドモジュールとベースとの間に位置し、スライドモジュールをベースの長手方向に沿ってスライドさせるスライド機構と、スライドモジュールと回転モジュールとの間に位置し、回転モジュールをスライドモジュールの中軸線を軸心線として回転させる回転機構とをさらに含む。
【0008】
上記構成を採用することによって、シーツ交換が必要な場合には、スライド機構によりスライドモジュール及びそれ以上の部材を引き出し、その後回転機構により回転モジュールを回転させることにより、作業者がベッドフレームの回りを移動することなく、回転モジュールとマットレスとの間にシーツを詰め込むことができ、時間と手間が省け、迅速であり便利である。
【0009】
さらに、前記スライド機構は、ベースに設けられた少なくとも2本のスライドレールを含み、スライドレールは、ベースの長手方向に沿って設けられ、回転モジュールの底面には、スライドレールと係合するスライダが設けられている。
【0010】
上記構成を採用することによって、スライドレールとスライダとが係合して摩擦抵抗が小さいだけでなく、スライドレールがスライドモジュールのスライド移動経路を規定し、スライドモジュールがスライド移動経路からずれることを回避する。
【0011】
更に、前記スライド機構は、ベースに設けられた少なくとも2本のスライド溝を含み、スライド溝は、ベースの長手方向に沿って設けられ、回転モジュールの底面には、スライド溝に嵌め込むスライド部材が設けられ、スライド部材は、スライド溝を転動可能であり、前記スライド部材は、プーリ又はユニバーサルボールである。
【0012】
上記構成を採用することによって、スライド部材がスライド溝内で回転モジュールをスライドさせるので、便利である。
【0013】
さらに、前記回転機構は、回転モジュールとスライドモジュールとの間に設けられた回転アセンブリを含み、回転モジュールは、回転アセンブリにより回転可能である。
【0014】
上記構成を採用することによって、回転アセンブリによって回転モジュールをスライドモジュールに対して回転させることにより、シーツの交換を容易に行うことができる。
【0015】
さらに、前記回転アセンブリは、スライドモジュールに設けられた軸受ブロックを含み、前記回転モジュールには、軸受ブロックに回転可能に接続された回転軸が設けられている。
【0016】
上記構成を採用することによって、回転軸が軸受ブロックに係合し、これにより回転モジュールがスライドモジュールに対して回転可能となり、これによりシーツの交換が容易になる。
【0017】
さらに、前記回転アセンブリは、上面が回転モジュールに固着され、底面がスライドモジュールに固着された大型回転盤を含む。
【0018】
上記構成を採用することによって、回転モジュールが大型回転盤によってスライドモジュールに対して回動可能となり、シーツの交換が容易になる。
【0019】
さらに、前記回転アセンブリは、上面が回転モジュールに固着され、底面がスライドモジュールに固着された小型回転盤を含み、スライドモジュールには、小型回転盤を囲んで設けられた複数の回転部材を更に設けられ、前記回転部材は、ユニバーサルボールまたはユニバーサルホイールである。
【0020】
上記構成を採用することによって、回転部材が小型回転盤の回転領域を広くし、小型回転盤のサイズを小さくし、材料を節約することができる。
【0021】
さらに、前記ベースには、それぞれスライドモジュールがスライド移動する初期位置と終端位置とに位置する2つのストッパが設けられている。
【0022】
上記構成を採用することによって、スライドモジュールが初期位置にあるときは、回転モジュールのスライドを回避することができ、スライドモジュールが終端位置にあるときは、作業者が回転モジュールを回転させることが容易になる。
【0023】
さらに、前記スライドモジュールには、小型回転盤に関して対象に設けられた2つの位置決め部材が更に設けられ、回転モジュールの底面には、位置決め部材と係合する位置決め溝が設けられ、2つの位置決め部材を結ぶ線は、スライドモジュールのスライド方向に対して垂直である。
【0024】
上記構成を採用することによって、このように回転モジュールが180度回転すると、回転モジュールとスライドモジュールとがちょうど相対的に固定され、回転モジュールのがたつきが回避される。
【発明の効果】
【0025】
以上のように、本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
1、スライド機構と回転機構との協働により、作業者は、一箇所に立つだけでシーツを交換することができ、作業者の手間と時間を大幅に省くことができる。
2、シーツの交換が完了する度にマットレスがちょうど180度回転されるので、マットレスの寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1図1は、実施例1におけるベッドフレームの側面図である。
図2図2は、実施例1におけるベッドフレームの分解図である。
図3図3は、実施例1におけるベースの構造を示す図である。
図4図4は、実施例1におけるスライドモジュールの構造を示す図である。
図5図5は、実施例1における回転モジュールの底面の構造を示す図である。
図6図6は、実施例2におけるスライド機構の構造を示す図である。
図7図7は、実施例3における回転機構の構造を示す図である。
図8図8は、実施例4における回転機構の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、図面を参照して本発明をさらに詳細に説明する。
【0028】
(実施例1)
シーツの交換を容易にするベッドフレームであって、図1に示すように、一端にヘッドボード101が設けられた矩形状のベース100を含む。ベース100の上方には、マットレスを載置するための回転モジュール102が設けられ、本実施例では、スライドモジュール102は、1枚のベッドプレートである。回転モジュール102とベース100との間には、さらにスライドモジュール103が設けられ、本実施例では、スライドモジュール103は、1枚のスライドプレートである。スライドモジュール103とベース100との間には、スライド機構200が設けられ、スライドモジュール103と回転モジュール102との間には回転機構300が設けられている。
【0029】
スライド機構200は、図2及び図3に示すように、ベース100の長手方向に沿って設けられた互いに平行な3本のスライドレール201を含み、3本のスライドレール201は、ベース100上に均等に配列されている。回転モジュール102の底面には、スライドレール201に係合するスライダ202が設けられ、スライドレール201は、スライダ202に嵌め込まれ、回転モジュール102を引っ張るだけで、回転モジュール102をスライドレール201の長手方向にスライドさせることができる。スライドレール201の長さは、ベース100の長さの3分の1から3分の2の間が好ましいが、これに限定されず、回転モジュール102が引き出されて回転する際にヘッドボード101に接触しないものであればよい。
【0030】
また、スライドレール201の数は、3本に限定されず、2本以上であってもよい。
【0031】
図3に示すように、ベース100には、スライドモジュール103がスライド移動する初期位置と終端位置とにそれぞれ位置する2つのストッパ105が設けられ、スライドモジュール103が初期位置にあるとき、回転モジュール102(図2参照)のスライドを防止し、スライドモジュール103が終端位置にあるとき、作業者が回転モジュール102(図2参照)を回転させるのに便利である。ストッパ105には、弾性位置決めピンが用いられている。
【0032】
図2及び図4に示すように、回転機構300は、スライドモジュール103と回転モジュール102との間に設けられた回転アセンブリ301を含む。回転アセンブリ301は、上面が回転モジュール102に固着され、底面がスライドモジュール103に固着接続された小型回転盤3011を含む。スライドモジュール103には、小型回転盤3011の周囲に均等に設けられた回転部材3012が更に設けられている。回転部材3012は、好ましくはユニバーサルボールであり、次にユニバーサルホイール等の類似部材を選択することができる。回転部材3012は、回転モジュール102を支持するとともに、回転部材3012自体が自転可能であり、小型回転盤3011の作用面積を拡大することに相当する。
【0033】
図4及び図5に示すように、スライドモジュール103には、弾性位置決めピンを用いた対称に設けられた2つの位置決め部材104が更に設けられ、回転モジュール102の底面には、位置決め部材104に係合する位置決め溝106が設けられている。2つの位置決め部材104は、小型回転盤3011に対して対称に設けられ、2つの位置決め部材104を結ぶ線は、スライドモジュール103のスライド方向に対して垂直である。このように回転モジュール102が180度回転すると、ちょうど回転モジュール102とスライドモジュール103とが相対的に固定され、回転モジュール102のがたつきが回避される。
【0034】
具体的な実施手順として、シーツ交換を行う場合には、作業者が回転モジュール102を回転させやすい状態にするまで、ベッドボード101から離れる方向に沿って回転モジュール102を引き出し、スライドモジュール103によって回転モジュール102をスライドレール201に沿ってスライドさせ、しかも回転モジュール102が回転中にベッドボード101に当たらないようにすることで、作業者が1つの定位置に立った状態で回転モジュール102を回転させ、マットレスと回転モジュール102との間にシーツを詰め込むことができ、手間と時間とを省くことができる。
【0035】
(実施例2)
シーツの交換を容易にするベッドフレームであって、実施例1と異なる点として、図6に示すように、スライド機構200がベース100に設けられたスライド溝203を含み、スライド溝203がベース100の長手方向に沿って設けられ、スライド溝203の本数が3本に設けられ、3本のスライド溝203がベース100に均等に設けられている点である。スライド溝203の本数は、3本に限定されるものではなく、必要に応じて2本以上設けることができる。回転モジュール102(図2参照)の底面には、スライド溝203に嵌め込むスライド部材204が設けられている。スライド部材204は、プーリ又はユニバーサルボールであり、本実施例では、スライド部材204は、プーリであることが好ましい。スライド部材204は、スライド溝203を転動可能である。これにより、回転モジュール102(図2参照)は、スライド溝203の長手方向に沿ってスライドし、回転モジュール102(図2参照)を引き出すことができる。
【0036】
(実施例3)
シーツの交換を容易にするベッドフレームであって、実施例1と異なる点として、図7に示すように、回転アセンブリ301は、スライドモジュール103の中心に設けられた軸受ブロック3013を含み、回転モジュール102には、軸受ブロック3013に回転可能に接続された回転軸3014が設けられ、回転軸3014が軸受ブロック3013に回転可能に接続されている点である。これにより回転モジュール102が回転可能となり、シーツの交換が容易になる。
【0037】
(実施例4)
シーツの交換を容易にするベッドフレームであって、実施例1と異なる点として、図8に示すように、回転アセンブリ301は、上面が回転モジュール102に固着され、底面がスライドモジュール103に固着された大型回転盤3015を含む点である。回転モジュール102は、大型回転盤3015によって回転可能であり、シーツの交換を容易にすることができる。
【0038】
上記の実施例は、本発明の説明のためのものに過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者は、本明細書を読んだ後、必要に応じて本実施例に対する創造的な貢献を伴わない修正を行ってもよいが、本発明の請求範囲内であれば、特許法によって保護される。
【0039】
[付記]
[付記1]
シーツの交換を容易にするベッドフレームであって、
その上にマットレスを載置するための回転モジュール(102)が設けられたベース(100)を含み、
ベース(100)と回転モジュール(102)との間に位置するスライドモジュール(103)と、
スライドモジュール(103)とベース(100)との間に位置し、スライドモジュール(103)をベース(100)の長手方向に沿ってスライドさせるスライド機構(200)と、
スライドモジュール(103)と回転モジュール(102)との間に位置し、回転モジュール(102)をスライドモジュール(103)の中軸線を軸心線として回転させる回転機構(300)とをさらに含む、
ことを特徴とするシーツの交換を容易にするベッドフレーム。
【0040】
[付記2]
前記スライド機構(200)は、ベース(100)に設けられた少なくとも2本のスライドレール(201)を含み、
前記スライドレール(201)は、ベース(100)の長手方向に沿って設けられ、
回転モジュール(102)の底面には、スライドレール(201)と係合するスライダ(202)が設けられている、
ことを特徴とする付記1に記載のシーツの交換を容易にするベッドフレーム。
【0041】
[付記3]
前記スライド機構(200)は、ベース(100)に設けられた少なくとも2本のスライド溝(203)を含み、
前記スライド溝(203)は、ベース(100)の長手方向に沿って設けられ、
回転モジュール(102)の底面には、スライド溝(203)に嵌め込むスライド部材(204)が設けられ、
スライド部材(204)は、スライド溝(203)を転動可能であり、
前記スライド部材(204)は、プーリ又はユニバーサルボールである、
ことを特徴とする付記1に記載のシーツの交換を容易にするベッドフレーム。
【0042】
[付記4]
前記回転機構(300)は、回転モジュール(102)とスライドモジュール(103)との間に設けられた回転アセンブリ(301)を含み、
回転モジュール(102)は、回転アセンブリ(301)により回転可能である、
ことを特徴とする付記2又は3に記載のシーツの交換を容易にするベッドフレーム。
【0043】
[付記5]
前記回転アセンブリ(301)は、スライドモジュール(103)に設けられた軸受ブロック(3013)を含み、
前記回転モジュール(102)には、軸受ブロック(3013)に回転可能に接続された回転軸(3014)が設けられている、
ことを特徴とする付記4に記載のシーツの交換を容易にするベッドフレーム。
【0044】
[付記6]
前記回転アセンブリ(301)は、上面が回転モジュール(102)に固着され、底面がスライドモジュール(103)に固着された大型回転盤(3015)を含む、
ことを特徴とする付記4に記載のシーツの交換を容易にするベッドフレーム。
【0045】
[付記7]
前記回転アセンブリ(301)は、上面が回転モジュール(102)に固着され、底面がスライドモジュール(103)に固着された小型回転盤(3011)を含み、
スライドモジュール(103)には、小型回転盤(3011)を囲んで設けられた複数の回転部材(3012)を更に設けられ、
前記回転部材(3012)は、ユニバーサルボールまたはユニバーサルホイールである、
ことを特徴とする付記4に記載のシーツの交換を容易にするベッドフレーム。
【0046】
[付記8]
前記ベース(100)には、それぞれスライドモジュール(103)がスライド移動する初期位置と終端位置とに位置する2つのストッパ(105)が設けられている、
ことを特徴とする付記1に記載のシーツの交換を容易にするベッドフレーム。
【0047】
[付記9]
前記スライドモジュール(103)には、小型回転盤(3011)に関して対象に設けられた2つの位置決め部材(104)が更に設けられ、
回転モジュール(102)の底面には、位置決め部材(104)と係合する位置決め溝(106)が設けられ、
2つの位置決め部材(104)を結ぶ線は、スライドモジュール(103)のスライド方向に対して垂直である、
ことを特徴とする付記7に記載のシーツの交換を容易にするベッドフレーム。
【符号の説明】
【0048】
100:ベース;101:ヘッドボード;102:回転モジュール;103:スライドモジュール;104:位置決め部材;105:ストッパ;106:位置決め溝;200:スライド機構;201:スライドレール;202:スライダ;203:スライド溝;204:スライド部材;300:回転機構;301:回転アセンブリ;3011:小型回転盤;3012:回転部材;3013:軸受ブロック;3014:回転軸;3015:大型回転盤。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8