(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6966541
(24)【登録日】2021年10月25日
(45)【発行日】2021年11月17日
(54)【発明の名称】電動歯ブラシ
(51)【国際特許分類】
A61C 17/22 20060101AFI20211108BHJP
【FI】
A61C17/22 C
【請求項の数】10
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2019-517990(P2019-517990)
(86)(22)【出願日】2017年9月29日
(65)【公表番号】特表2019-528983(P2019-528983A)
(43)【公表日】2019年10月17日
(86)【国際出願番号】KR2017010995
(87)【国際公開番号】WO2018062951
(87)【国際公開日】20180405
【審査請求日】2019年3月28日
(31)【優先権主張番号】10-2016-0126020
(32)【優先日】2016年9月30日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520330906
【氏名又は名称】チェ, チェ ソン
【氏名又は名称原語表記】CHOI, Jae Seung
(74)【代理人】
【識別番号】110001494
【氏名又は名称】前田・鈴木国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】チェ, チェ ソン
(72)【発明者】
【氏名】チェ, チュ ア
【審査官】
芝井 隆
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭50−018467(JP,U)
【文献】
実開昭55−000440(JP,U)
【文献】
米国特許出願公開第2007/0220689(US,A1)
【文献】
韓国登録特許第10−0400350(KR,B1)
【文献】
中国実用新案第204839807(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61C 17/22 − 17/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータにより駆動される駆動ユニットによってそれぞれ反対方向に回転または回転及び前後進する第1及び第2駆動軸が露出されるケースと、
第1及び第2結合ユニットにより前記第1及び第2駆動軸とそれぞれ結合され、第1及び第2駆動軸の回転力と前後進モーションを伝達するための第1及び第2歯ブラシの柄と、
前記第1及び第2歯ブラシの柄の端部に設けられて第1及び第2歯ブラシの柄に伝達される回転力と前後進モーションにより歯磨きをするための第1及び第2ブラシと
を備え、
前記第1結合ユニットは、それぞれ前記ケースに設けられる第1駆動軸と第1歯ブラシの柄とを結合するもので、前記第1駆動軸に第1螺旋状傾斜溝が形成され、前記第1歯ブラシの柄には前記第1駆動軸の回転力により前記第1螺旋状傾斜溝と結合される第1螺旋状突起が形成され、
前記第2結合ユニットは、それぞれ前記ケースに設けられる第2駆動軸と第2歯ブラシの柄とを結合するもので、前記第2駆動軸に第2螺旋状傾斜溝が形成され、前記第2歯ブラシの柄には前記第2駆動軸の回転力により前記第2螺旋状傾斜溝と結合される第2螺旋状突起が形成され、第1及び第2駆動軸の回転によりそれぞれ第1及び第2歯ブラシの柄が結合され、
前記第1及び第2歯ブラシの第1及び第2ブラシフレームは、それぞれ前記第1及び第2駆動軸の回転方向に捻じれる弾性力を有するワイヤよりなり、歯ブラシ毛が、前記第1及び第2ブラシフレームの捻じれ方向に沿って保持されることを特徴とする電動歯ブラシ。
【請求項2】
前記第1及び第2歯ブラシの柄と第1及び第2ブラシは、それぞれ第1及び第2ブラシ結合ユニットにより結合されることを特徴とする請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項3】
前記第1及び第2駆動軸と結合される第1及び第2歯ブラシの柄は、第1及び第2駆動軸から第1及び第2ブラシ側に行くほど次第に間隔が狭くなるように傾斜して設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の電動歯ブラシ。
【請求項4】
前記第1ブラシ結合ユニットは、前記第1歯ブラシの柄の端部に第1ブラシフレームが結合される第1ブラシフレーム結合溝が形成され、その内周面に第3螺旋状傾斜溝が形成され、前記第1ブラシの第1ブラシフレームには前記第1ブラシフレーム結合溝と結合される第3螺旋状傾斜溝と結合される第3螺旋状突起が形成され、
前記第2ブラシ結合ユニットは、前記第2歯ブラシの柄の端部に第2ブラシフレームが結合される第2ブラシフレーム結合溝の内周面に第4螺旋状傾斜溝が形成され、前記第2ブラシの第2ブラシフレームには前記第2ブラシフレーム結合溝に形成された第4螺旋状傾斜溝と結合される第4螺旋状突起が形成される
ことを特徴とする請求項2に記載の電動歯ブラシ。
【請求項5】
前記ケースから延びるカバー支持部の端部側に保持されて第1及び第2ブラシの一側を包むカバー本体部と、該カバー本体部から延びた支持部の端部に設けられて第1及び第2ブラシの第1及び第2ブラシフレームの端部がそれぞれ回転及び前後進自在に保持される第1及び第2軸受部を備えることを特徴とする請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項6】
モータにより駆動される駆動ユニットによって相互逆方向に回転し、それぞれ前後進する第1及び第2駆動軸が露出されるケースと、
第1及び第2結合ユニットにより前記第1及び第2駆動軸とそれぞれ結合され、第1及び第2駆動軸の回転力と前後進モーションを伝達するための第1及び第2歯ブラシの柄と、
該第1及び第2歯ブラシの柄の端部に結合されて第1及び第2歯ブラシの柄に伝達される回転力と前後進モーションにより歯磨きをするための第1及び第2ブラシと、
前記ケースに設けられた駆動ユニットの第3駆動軸に結合され所定角度で回転されることによって歯の咬合面を磨く補助ブラシが備えられた第3歯ブラシの柄と
を備え、
前記第1結合ユニットは、それぞれ前記ケースに設けられる第1駆動軸と第1歯ブラシの柄を結合するもので、前記第1駆動軸に第1螺旋状傾斜溝が形成され、前記第1歯ブラシの柄には前記第1駆動軸の回転力によって前記第1螺旋状傾斜溝と結合される第1螺旋状突起が形成され、
前記第2結合ユニットは、それぞれ前記ケースに設けられる第2駆動軸と第2歯ブラシの柄とを結合するもので、前記第2駆動軸に第2螺旋状傾斜溝が形成され、前記第2歯ブラシの柄には前記第2駆動軸の回転力によって前記第2螺旋状傾斜溝と結合される第2螺旋状突起が形成され、
前記第1及び第2歯ブラシの第1及び第2ブラシフレームは、それぞれ前記第1及び第2駆動軸の回転方向に捻じれる弾性力を有するワイヤよりなり、歯ブラシ毛が、前記第1及び第2ブラシフレームの捻じれ方向に沿って保持されることを特徴とする電動歯ブラシ。
【請求項7】
前記第1及び第2駆動軸と結合される第1及び第2歯ブラシの柄は、第1及び第2駆動軸から第1及び第2ブラシ側に行くほど次第に間隔が狭くなるように傾斜して設けられることを特徴とする請求項6に記載の電動歯ブラシ。
【請求項8】
前記第1及び第2歯ブラシの柄と第1及び第2ブラシは、それぞれ第1及び第2ブラシ結合ユニットにより結合自在に設けられることを特徴とする請求項6に記載の電動歯ブラシ。
【請求項9】
前記第1ブラシ結合ユニットは、前記第1歯ブラシの柄の端部に第1ブラシフレームが結合される第1ブラシフレーム結合溝が形成され、その内周面に第3螺旋状傾斜溝が形成され、前記第1ブラシの第1ブラシフレームには前記第1ブラシフレーム結合溝と結合される第3螺旋状傾斜溝と結合される第3螺旋状突起が形成され、
前記第2ブラシ結合ユニットは、前記第2歯ブラシの柄の端部に第2ブラシフレームが結合される第2ブラシフレーム結合溝の内周面に第4螺旋状傾斜溝が形成され、前記第2ブラシの第2ブラシフレームには前記第2ブラシフレーム結合溝に形成された第4螺旋状傾斜溝と結合される第4螺旋状突起が形成される
ことを特徴とする請求項8に記載の電動歯ブラシ。
【請求項10】
前記ケースから延びるカバー支持部の端部側に保持されて第1及び第2ブラシの一側を包むカバー本体部と、該カバー本体部から延びた第1及び第2支持部の端部に設けられ、第1及び第2ブラシの第1及び第2ブラシフレームの端部がそれぞれ回転及び前後進自在に保持する第1及び第2軸受部を備え、前記第1及び第2支持部の間には前記第3歯ブラシの柄の上端部を保持する補助ブラシ支持部を備えることを特徴とする請求項6に記載の電動歯ブラシ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動歯ブラシに係り、さらに詳しくは駆動軸と歯ブラシの柄または駆動軸とブラシとの結合構造が改善された電動歯ブラシに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、歯ブラシは歯垢などの汚れを落とし、有害菌から保護する機能を果たす歯洗浄具であって、ブラシ部を歯に対して一定方向に動かして洗浄する手動歯ブラシと電動歯ブラシが使われている。
【0003】
歯ブラシの使い方には、歯ブラシの毛先を歯面に当てて往復運動させるスクラッピング法(scraping method)、歯ブラシの毛先と歯と歯肉の境目に約45°の角度に当てて前後に振動させるバス法(bass method)、歯ブラシを歯と歯茎などに上下または円運動させる方法などがある。
【0004】
前述した歯ブラシの使い方のうち、バス法、及び上下または円運動させる方法は、比較的洗浄性に優れ、歯茎のダメージを軽減できる長所があるものの、手と腕の筋肉構造上これを行うのは難しく、不適切な歯磨き習慣を持ったユーザの場合、正しい歯磨きのやり方を身につけることが困難である。
【0005】
かかる点に鑑みて、ユーザの手と腕による歯磨きパターンの習得の制約、及び歯磨きの効率性に鑑みて、電動歯ブラシが開発されて使用中である。
【0006】
韓国特許登録第10−0745842号(2007年7月27日)には電動歯ブラシが開示されている。本電動歯ブラシは、モータ付きケースと、該ケースに回転自在に設けられて弾性力を有し、端部にブラシが設けられた第1歯ブラシの柄及び第2歯ブラシの柄と、前記ケースに設けられ前記モータと第1歯ブラシの柄と第2歯ブラシの柄との間に設けられて各第1歯ブラシの柄と第2歯ブラシの柄を回転させる動力伝達部と、前記第1歯ブラシの柄と第2歯ブラシの柄を振動させる振動発生部を備える。
【0007】
そして、韓国特許登録第10−0529409号(2005年11月10日)には両方向電動歯ブラシが開示されており、国際特許出願PCT/KR02/01334号には二つのブラシを用いた電動歯ブラシが開示されている。
【0008】
前述したように構成された従来の電動歯ブラシは、歯の裏面と表面を同時に洗浄できるが、歯磨きをするためのブラシの交換が困難である。特に、電動歯ブラシの場合、ブラシの摩耗が激しいことから、比較的交換周期が短くなる。また、ブラシまたはこれを保持する歯ブラシの柄を交換するとき、着脱が容易でないという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前述した従来の技術の問題に鑑みて案出されたもので、本発明の目的とするところは、駆動軸と洗浄のためのブラシが設けられた歯ブラシの柄または歯ブラシの柄とブラシの着脱が容易であり、駆動軸から回転及び前後進する駆動力の伝達特性を向上させて歯の洗浄力を高められる電動歯ブラシを提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、歯の表面と裏面または歯の内外面と咬合面の洗浄時歯ブラシの柄とブラシをカバーするカバー部材の弾性力によりブラシと歯との水平的な密着力の低下を根本的に防止することができ、さらには歯の洗浄力を上げることのできる電動歯ブラシを提供するところにある。
【0011】
本発明のさらに他の目的は、歯ブラシの柄の前後進に対する干渉を最小化して、ブラシの一部を包むカバー部材のカバー力を向上させることができる電動歯ブラシを提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前述した課題を解決するために本発明のある観点によれば、本発明に係る電動歯ブラシは、モータにより駆動される駆動ユニットによって回転及び前後進する一つの駆動軸が露出されるケースと、前記駆動軸と結合ユニットにより結合され、駆動軸の回転力と前後進モーションを伝えるための歯ブラシの柄と、前記歯ブラシの柄の端部に設けられて歯ブラシの柄に伝えられる回転力と前後進モーションにより歯を磨くためのブラシを備え、
前記ケースに設けられる駆動軸と歯ブラシの柄とを結合する結合ユニットは前記駆動軸に螺旋状傾斜溝が形成され、前記歯ブラシの柄には前記駆動軸の回転力により前記螺旋状傾斜溝と結合される螺旋状の突起が形成される。
【0013】
そして、前記歯ブラシの柄とブラシはブラシ結合ユニットによって着脱自在に設けられ、前記ブラシは前記駆動軸の回転方向と逆方向に捻じれ、歯ブラシ毛が捻じれ方向に沿って保持されるブラシフレームを備え、前記ブラシ結合ユニットは歯ブラシの柄の端部とブラシフレームを歯ブラシの柄の回転力によりブラシフレームの捻じれ方向に押込ばめまたは螺旋方向に結合される。
【0014】
また、前記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、本発明の電動歯ブラシは、モータにより駆動される駆動ユニットによって相互反対方向に回転され、それぞれ前後進する第1及び第2駆動軸が露出されるケースと、第1及び第2結合ユニットにより前記第1及び第2駆動軸とそれぞれ結合され、第1及び第2駆動軸の回転力と前後進モーションを伝達するための第1及び第2歯ブラシの柄と、前記第1及び第2歯ブラシの柄の端部に設けられて第1及び第2歯ブラシの柄に伝達される回転力と前後進モーションにより歯磨きをするための第1及び第2ブラシを備えることを特徴とする。
【0015】
本発明において、前記第1駆動軸及び第2駆動軸と結合される第1歯ブラシの柄及び第2歯ブラシ柄は第1駆動軸及び第2駆動軸から第1ブラシ及び第2ブラシ側に行くほど次第に狭くなるよう傾斜して設けられる。
【0016】
前記第1結合ユニットは、それぞれ前記ケースに設けられる第1駆動軸と第1歯ブラシの柄とを結合するもので、前記第1駆動軸に第1螺旋状傾斜溝が形成され、前記第1歯ブラシの柄には前記第1駆動軸の回転力により前記第1螺旋状傾斜溝と結合される第1螺旋状突起が形成され、前記第2結合ユニットはそれぞれ前記ケースに設けられる第2駆動軸と第2歯ブラシの柄とを結合するもので、前記第2駆動軸に第2螺旋状傾斜溝が形成され、前記第2歯ブラシの柄には前記第2駆動軸の回転力により前記第2螺旋状傾斜溝と結合される第2螺旋状突起が形成される。
【0017】
また、上記課題を解決するために、本発明のさらに別の観点によれば、本発明の電動歯ブラシは、モータにより駆動される駆動ユニットにより相互反対方向に回転され、それぞれ前後進する第1及び第2駆動軸が露出されるケースと、第1及び第2結合ユニットにより前記第1及び第2駆動軸とそれぞれ結合され第1及び第2駆動軸の回転力と前後進モーションを伝達するための第1及び第2歯ブラシの柄と、前記第1及び第2歯ブラシの柄の端部に設けられて第1及び第2歯ブラシの柄に伝達される回転力と前後進モーションにより歯磨きをするための第1ブラシ及び第2ブラシと、前記ケースに設けられた駆動ユニットの第3駆動軸に結合され所定角度で回転されることによって、歯の咬合面を磨く補助ブラシが付設された第3歯ブラシの柄を備える。
【発明の効果】
【0018】
以上説明したように、本発明によれば、駆動軸の駆動力により歯ブラシの柄の着脱が可能になることから、ブラシの摩耗時これを容易に替えることができ、歯ブラシの柄が前面側に傾斜した構造をなしているので、歯ブラシの柄とブラシをカバーするカバー部材の弾性力によってブラシと歯との接触力を高める。また、二つのブラシにより歯の両面を磨くときそれぞれのブラシが歯と並んで当てられて均一な洗浄が行われ、さらには電動歯ブラシの商品力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係る電動歯ブラシの分離斜視図である。
【
図2】
図2は、本発明に係る電動歯ブラシの他の実施形態を示した斜視図である。
【
図3】
図3は、本発明に係る電動歯ブラシのさらに他の実施形態を示した分離斜視図である。
【
図4】
図4は、本発明に係る電動歯ブラシのさらに他の実施形態を示した分離斜視図である。
【
図5】
図5は、本発明に係る電動歯ブラシの第1及び第2結合ユニットを抜粋して示した分離斜視図である。
【
図6】
図6は、本発明に係る電動ブラシの第1及び第2結合ユニットの他の実施形態を抜粋して示した分離斜視図である。
【
図7】
図7は、本発明に係る電動ブラシの第1及び第2結合ユニットのさらに他の実施形態を抜粋して示した分離斜視図である。
【
図8】
図8は、本発明に係る電動ブラシの第1及び第2結合ユニットのさらに他の実施形態を抜粋して示した分離斜視図である。
【
図9】
図9は、本発明に係る歯ブラシの柄とブラシの結合状態及びカバー部材を抜粋して示した分離斜視図である。
【
図10】
図10は、本発明に係る電動歯ブラシに第1及び第2歯ブラシの柄と第1及び第2ブラシがそれぞれ結合される状態を示した分離斜視図である。
【
図11】
図11は、本発明に係る電動歯ブラシの他の実施形態を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明に係る電動歯ブラシは、ブラシを回転及び前後進させながら歯の内面と外面を同時に洗浄したり歯の内外面及び咬合面を洗浄するためのものであって、その実施形態を
図1ないし
図8に示した。
【0021】
図1に示したように、本発明に係る電動歯ブラシ10は、モータにより駆動される駆動ユニットによって回転及び前後進する第1及び第2駆動軸21、25が露出されるケース11と、第1及び第2結合ユニット30、40によって前記第1及び第2駆動軸21、25と結合され、第1及び第2駆動軸21、25の回転力と前後進モーションを伝達するための第1及び第2歯ブラシの柄50、55と、前記第1及び第2歯ブラシの柄50、55の端部に設けられて歯ブラシの柄に伝わる回転力と前後進モーションにより歯磨きをするための第1及び第2ブラシ61、65を具備する。
【0022】
前記電動歯ブラシ10は、
図2及び
図3に示したように、前記ケース11に設けられ、前記駆動ユニットによって前後進または所定角度で回転自在に設けられて歯の咬合面を磨く補助ブラシ71が付設された第3歯ブラシの柄70をさらに具備することもできる。第3歯ブラシの柄70に付設された補助ブラシ71は、2本の第1及び第2ブラシ61、65の間に置かれる。
【0023】
前記第3歯ブラシの柄70に保持された補助ブラシ71の背面側には、
図3に示したように多数個の突起73形状の舌クリーナ部がさらに備わる場合もある。
【0024】
前述したように構成された電動歯ブラシを構成要素別にさらに詳しく説明すれば次の通りである。
【0025】
前記ケース11の内部にはモータと、該モータにより駆動されて第1及び第2駆動軸21、25を回転させるとともに前後進させる駆動ユニットが設けられるが、該駆動ユニットは韓国特許登録第10−0745842号に開示されている。かかる駆動ユニットを駆動させるためのモータの給電は充放電の可能なバッテリで行われる。この場合、バッテリはケースに収納される。
【0026】
そして、
図1ないし
図4に示したように、前記ケース11は上部側に第3歯ブラシの柄を包むように相対的に直径が小さくなるカバー支持部12が設けられ、該カバー支持部12の端部側には第1及び第2ブラシ61、65の一側を包むカバー部材80が結合される。
【0027】
前記カバー部材80はフレキシブルな弾性体よりなる。前記カバー部材80はカバー本体部83を備え、前記カバー本体部83には、前記第1及び第2歯ブラシの柄50、55の上部側に設けられる第1及び第2ブラシ61、65、すなわち後述する第1及び第2ブラシフレーム63、67(
図9参照)の端部(後述する)である第1及び第2ジャーナル部84、85を回転自在に保持する第1及び第2軸受部81、82が設けられる。前記第1及び第2軸受部81、82は前記カバー本体部83から延びる第1及び第2支持部81a、82bにより保持されるようにするのが好適である。
【0028】
前記カバー部材80は、前記第1及び第2支持部81a、82aと所定の間隔で離隔され、前記第1及び第2歯ブラシの柄50、55の上端部と結合される第1及び第2ブラシ61、65の下部または第1及び第2歯ブラシの柄50、55の上端部をそれぞれ保持するものであって、図示されていないが、第3及び第4軸受部と該第3及び第4軸受部を保持する第3及び第4支持部がさらに備わる。
【0029】
そして、
図4に示したように、前記第1及び第2支持部81a、82aの間には前記第3歯ブラシの柄70の上端部を保持する補助ブラシ支持部88をさらに具備する。前記補助ブラシ支持部88は第1及び第2支持部81a、82aを連結する連結部88aが備わり、該連結部88aには前記補助ブラシ71の端部に形成された補助ブラシジャーナル部75を回転自在に保持する補助軸受部88bを備える。前記補助ブラシ71はカバー本体部83の裏面に形成された開口部83aに置かれる。前記カバー部材80は連結部88aが補助ブラシジャーナル部75により保持されていることから、歯磨きをする際カバー部材80が後方に変形することを防止して、第1及び第2ブラシ61、65の過脱を防止できる。
【0030】
前記第1及び第2歯ブラシの柄50、55は、第1及び第2結合ユニット30,40により第1及び第2駆動軸21、25とそれぞれ結合され、回転及び前後進力をその端部に設けられる第1及び第2ブラシ61、65に伝達するもので、弾性力を有する合成樹脂、金属または非鉄金属よりなりうる。前記第1及び第2駆動軸21、25は第1及び第2歯ブラシの柄50、55との結合のための第1及び第2結合部材22、26がさらに備えられる。前記第1及び第2駆動軸21、25は結合部材22、26と一体に形成されうる。以降の実施形態では前記第1及び第2駆動軸21、25の端部に結合部材が一体に形成されたことと説明する。
【0031】
そして、第1及び第2歯ブラシの柄50、55の外周面の一側には、示されていないが、ナーリング加工による凹凸が形成されることによって、ユーザが替える(交換する)際容易に把持できるようにするのが望ましい。
【0032】
前記第1及び第2歯ブラシの柄50、55は、下部側から端部側に行くほど間隔が狭くなるようにテーパ状の配列構造を有するが、これに限らず、第1及び第2歯ブラシの柄50、55のうち、一側の歯ブラシの柄が傾斜して設けられて第1及び第2歯ブラシの柄50、55の前面側が狭くなるように具現できる。このように第1及び第2歯ブラシの柄50,55のテーパ状の配列構造は、その端部に設けられる第1及び第2ブラシ61、65の間に洗浄のための歯らが挿入されることによって、歯ブラシの柄50、55が広まって平行状態を維持するようになる。従って、第1及び第2歯ブラシの柄50、55の端部に設けられる第1及び第2ブラシ61,65が並んだ状態を保つようになり、第1及び第2ブラシ61、65は歯に均一な洗浄力を与えるようになる。
【0033】
そして、前記第3歯ブラシの柄70はカバー部材80とカバー支持部12に形成された嵌挿支持孔89、77を通して前記ケース11に設けられた第3駆動軸28と結合される。
【0034】
前記第1駆動軸21と第1歯ブラシの柄50とを結合する第1結合ユニット30は、
図1及び
図4、
図5に示したように、それぞれ前記ケース11に設けられる結合部材22を有する第1駆動軸21と第1歯ブラシの柄50を回転及び前後進自在に結合するものであって、前記第1駆動軸21には第1螺旋状傾斜溝31が形成され、前記第1歯ブラシの柄50の下端部側には前記第1駆動軸21の回転力により前記第1螺旋状傾斜溝31と螺合する第1螺旋状突起32が形成された構成を有する。前記第1螺旋状傾斜溝31と第1螺旋状突起32は螺旋のピッチを相対的に大きく形成するのが好適であり、二重螺旋の構造をなしうる。
【0035】
前記第2結合ユニット40は、実質的に前記第1結合ユニット30の構造と同様であり、ただし螺旋方向の反対方向に形成された構造を有する。すなわち、前記第2結合ユニット40は前記ケース11に設けられる前記第2駆動軸25と第2歯ブラシの柄55とを結合するためのものであって、前記第2駆動軸25に第2螺旋状傾斜溝41が形成され、前記第2歯ブラシの柄55の端部には第2駆動軸25の回転力により前記第2螺旋状傾斜溝41と結合される第2螺旋状突起42が形成される。
【0036】
前記第1螺旋状突起32と第2螺旋状突起42は必ず螺旋状に形成する必要はない。回転する第1及び第2螺旋状傾斜溝31、41に沿って結合され移動できる爪よりなりうる。そして、前記第1及び第2螺旋状傾斜溝31、41は第1及び第2歯ブラシの柄50、55の端部に設けられ、第1及び第2螺旋状突起32、42は前記第1及び第2駆動軸21、25にそれぞれ形成されうる。また前記第1及び第2螺旋状突起32、42の第1及び第2螺旋状傾斜溝31、41の傾斜角度はできるだけ垂直に近くなるように形成するのが好適である。
【0037】
前述したように構成された第1及び第2結合ユニットにより、第1及び第2駆動軸21、25と、第1及び第2ブラシ61、65がそれぞれ設けられた第1及び第2歯ブラシの柄50、55とを結合するためには、第1及び第2駆動軸21、25の第1及び第2螺旋状傾斜溝31、41に前記第1及び第2螺旋状突起32、42をそれぞれ接触させた状態で第1及び第2駆動軸21、25を駆動させる。こうすれば、第1及び第2駆動軸21、25の回転力により第1及び第2螺旋状傾斜溝31、41と第1及び第2歯ブラシの柄50、55の第1及び第2螺旋状突起32、42はそれぞれ結合される。
【0038】
従って、第1及び第2駆動軸21、25に対して第1及び第2歯ブラシの柄50、55の結合のために別に第1及び第2歯ブラシの柄50、55を回転させる必要がない。特に、本発明に係る第1及び第2結合ユニットによって、第1及び第2駆動軸21、25と第1及び第2歯ブラシの柄50、55が結合した状態でも強制に分離する際分離が可能である。
【0039】
図6ないし
図8には本発明に係る第1及び第2結合ユニットの他の実施形態を示す。示された実施形態において、同じ図面符号は同じ構成要素を指す。
【0040】
図3及び
図6を参照すれば、本発明に係る第1結合ユニット30は、前記第1駆動軸21の端部側、すなわち第1駆動軸21と一体に形成された第1結合部材22の端部側に長手方向に該第1歯ブラシの柄結合溝33が形成される。そして、前記第1歯ブラシの柄結合溝33の内周面には長手方向に第1垂直ガイド部34aが形成され、該第1垂直ガイド部34aの端部から円周方向に所定の長さで形成された第1水平ガイド部34bが形成される。
【0041】
そして、前記第1歯ブラシの柄50の端部、すなわち前記第1歯ブラシの柄結合溝33と結合される結合部には前記第1垂直、水平ガイド部34a、34bに沿って移動する第1ガイドピン35が設けられる。前記第1水平ガイド部34bの端部側には前記第1ガイドピン35がひっかかる引込溝(図示せず)を形成するのが望ましい。
【0042】
前記第2結合ユニット40は、前述した実施形態と実質的に同じ構成を有する。すなわち、第2結合ユニット40は前記第2駆動軸25と一体に形成された第2結合部材26に長手方向に第2歯ブラシの柄結合溝43が形成される。そして、前記第2歯ブラシの柄結合溝43の内周面には長手方向に第2垂直ガイド部44aが形成され、該第2垂直ガイド部44aの端部から円周方向に所定長さで形成された第2水平ガイド部44bが形成される。
【0043】
ここで、前記第2水平ガイド部44bの方向は第1結合ユニット30の第1水平ガイド部34bの方向と実質的に反対方向に形成される。そして、前記第2歯ブラシの柄55の端部側の結合部には前記第2垂直、水平ガイド部44a、44bに沿って移動する第2ガイドピン45が設けられる。
【0044】
前述したように構成された第1及び第2結合ユニットによる第1及び第2駆動軸21、25と第1及び第2歯ブラシの柄50、55との結合は、第1及び第2歯ブラシの柄50、55の端部に形成された第1及び第2ガイドピン35、45をそれぞれ第1及び第2歯ブラシの柄結合溝33、43に形成された第1及び第2垂直、水平ガイド部34a、34b、44a、44bに沿って結合することによって行われる。前記第1及び第2ガイドピン35、45は、それぞれ第1及び第2水平ガイド部34b、44bに置かれるようになるので、第1及び第2駆動軸21、25の回転及び前後進力を第1及び第2歯ブラシの柄50、55に伝達することができる。
【0045】
図7は本発明に係る電動歯ブラシの第1及び第2結合ユニットのさらに他の実施形態を示す。
【0046】
同図を参照すれば、第1及び第2結合ユニット36,46はそれぞれ前記第1及び第2歯ブラシの柄50、55の下部側に取付溝36a、46aが形成され、前記第1及び第2駆動軸21、25に長手方向に形成された第1及び第2歯ブラシの柄結合溝33、43には前記取付溝36a、46aと結合されるボールプランジャ36b、46bが設けられる。本実施形態において、前記第1及び第2歯ブラシの柄結合溝33、34の回転に伴うスリップを減らすために楕円形または多角形に形成するのが望ましい。
【0047】
前述した第1及び第2結合ユニット36、46による第1及び第2駆動軸21、25と第1及び第2歯ブラシの柄50、55との結合は、第1及び第2歯ブラシの柄結合溝33、43に第1及び第2歯ブラシの柄50、55をそれぞれ挿入して、取付溝36a、46aにボールプランジャ36b、46bの端部が結合されるようにすることによってなされうる。
【0048】
図8は第1及び第2結合ユニットのさらに他の実施形態を示す。同図を参照すれば、前記第1及び第2結合ユニット37、47は前記第1及び第2歯ブラシの柄50、55の下部側に磁石につく金属部材37a、47aがそれぞれ設けられ、前記第1及び第2駆動軸50、55に長手方向に形成された第1及び第2歯ブラシの柄結合溝33、34にそれぞれ前記金属部材がつく磁石37b、47bが設けられる。
【0049】
ここで、前述した実施形態のように、第1及び第2歯ブラシの柄結合溝33,34は第1及び第2駆動軸21、25と結合された第1及び第2歯ブラシの柄50、55のスリップを防止するために、断面がタワー形または多角形に形成されうる。そして、第1及び第2歯ブラシの柄50、55の下部が金属材よりなり、前記第1及び第2駆動軸21、25の端部に設けられる結合部材が磁石でなされうる。
【0050】
第1及び第2結合ユニットは前述した実施形態により限定されず、第1及び第2駆動軸21、25と第1及び第2歯ブラシの柄50、55との結合が第1及び第2駆動軸21、25の回転力と前後進モーションを第1及び第2歯ブラシの柄50、55に伝達できる構造であれば可能である。例えば、第1及び第2駆動軸21、25にフック結合溝が形成され、前記第1及び第2歯ブラシの柄の端部にフック結合溝に結合される単位フックが形成されなされ、第1及び第2歯ブラシの柄の端部に多角形の引込溝が形成され、これと結合される第1及び第2回転軸が多角形に形成されて、これらが相互押込ばめされてなされうる。
【0051】
一方、
図9及び
図10に示したように、第1及び第2ブラシ61,65はそれぞれ第1及び第2歯ブラシの柄50、55の回転方向に捻じれ、歯ブラシ毛62,66が捻じれ方向に沿って歯ブラシ毛62、66を保持する第1及び第2ブラシフレーム63、67を備える。前記第1及び第2ブラシフレーム63、67は弾性力を有するワイヤからなりうるが、これに限定されない。
【0052】
前記第1及び第2ブラシフレーム63、67がワイヤからなる場合、歯ブラシ毛62、66を保持するための捻じれ方向はそれぞれ第1歯ブラシの柄50の回転方向と第2歯ブラシの柄55の回転方向を同じくするのが好適である。この場合、第1歯ブラシの柄50に設けられる第1ブラシ61のワイヤ捻じれ方向と第2歯ブラシの柄55に設けられるワイヤ捻じれ方向は相互反対方向よりなる。第1及び第2歯ブラシの柄の回転でこれにそれぞれ設けられる第1及び第2ブラシ61、65のワイヤは第1及び第2ブラシ61、65に加わる負荷が増えることによって歯ブラシ毛62、66の保持力が向上する。ここで、前記第1及び第2ブラシフレーム63、67の端部が解けないように解け防止手段が設けられる場合、捻じれ方向を限定する必要はない。
【0053】
そして、前記第1及び第2ブラシ61、65の端部側、すなわち前記第1及び第2ブラシフレーム63、67の端部にはカバー部材80の前記第1及び第2軸受部81、82に保持される第1及び第2ジャーナル部84、85が設けられる。該第1及び第2ジャーナル部84、85は第1及び第2ブラシ62、65の回転が安定的に行われるようにし、軸受部81、82に保持されているので、歯磨きをする際ブラシの歯密着力を高めることができる。
【0054】
前記第1及び第2ブラシフレーム63、67に形成された第1及び第2ジャーナル部84、85の端部側の外周面にはそれぞれ第1及び第2支持部81、82から前後進動作時離脱しないように第1及び第2突出爪84a、85aが形成される。
【0055】
一方、第1及び第2ブラシ61、65の第1及び第2ブラシフレーム63、67は第1及び第2歯ブラシの柄50、55の端部と第1及び第2ブラシ結合ユニットにより着脱自在に設けられるが、その結合は押込ばめまたは螺合により行える。
【0056】
一方、第1歯ブラシの柄50と第1ブラシ61を結合する第1ブラシ結合ユニット91と第2歯ブラシの柄55と第2ブラシ65とを結合する第2ブラシ結合ユニット95の他の実施形態を
図10に示す。
【0057】
同図を参照すれば、前記第1ブラシ結合ユニット91は前記第1歯ブラシの柄50の端部に第1ブラシフレーム63が結合される第1ブラシフレーム結合溝92が形成され、その内周面に第3螺旋状傾斜溝93が形成され、前記第1ブラシ61の第1ブラシフレーム63には前記第1ブラシフレーム結合溝92と結合される第3螺旋状傾斜溝93と結合される第3螺旋状突起94が形成される。前記第2ブラシ結合ユニット95は前記第2歯ブラシの柄55の端部に第2ブラシフレーム67が結合される第2ブラシフレーム結合溝96が形成され、その内周面に第4螺旋状傾斜溝97が形成され、前記第2ブラシ65の第2ブラシフレーム67には前記第2ブラシフレーム結合溝96に形成された第4螺旋状傾斜溝97と結合される第4螺旋状突起98が形成される。
【0058】
第1及び第2歯ブラシの柄50、55と前記各第1及び第2ブラシフレーム63、67との各結合は、前述した実施形態により限定されず、第1及び第2結合ユニットの構造を適用できる。
【0059】
そして、
図11に示したように、第1及び第2駆動軸21、25を延びて第1及び第2歯ブラシの柄を使わず、第1及び第2駆動軸50、55の端部に第1及び第2ブラシ結合ユニットを用いて第1及び第2ブラシ61,65をそれぞれ結合して使用できる。この際、前記第1及び第2ブラシ結合ユニットは前記第1及び第2結合ユニットと同じ構造を使用できる。
【0060】
前述したように構成された本発明に係る電動歯ブラシ10を用いて歯磨きをするためには、第1及び第2歯ブラシの柄50、55に設けられた第1及び第2ブラシ61、65に歯磨き剤を供給し、前記第1及び第2歯ブラシの柄50、55の第1及び第2ブラシ61、65のブラシ毛、すなわち歯ブラシ毛62、66が、歯に内側と外側(
図1参照)または内側と外側及び咬合面(
図2参照)に密着したまま回転及び前後進しつつ磨くようになる。
【0061】
このように電動歯ブラシを使う過程において、第1及び第2ブラシ61、65の摩耗によって替えようとする場合、第1及び第2駆動軸21、25と端部に第1及び第2ブラシがそれぞれ設けられた第1及び第2歯ブラシの柄50、55を取り外した後替える。前記第1及び第2駆動軸と第1及び第2歯ブラシの柄50、55は第1及び第2結合ユニット30,40により結合されているので、前述した実施形態において言及したように着脱が容易である。特に、第1及び第2結合ユニット30、40が第1及び第2駆動軸21、25にそれぞれ第1及び第2螺旋状傾斜溝31、41が形成され、第1及び第2歯ブラシの柄50、55に第1及び第2螺旋状突起32、42が形成されてなされる場合、第1及び第2駆動軸21、25の回転によりこれらが結合できるので、ユーザは着脱に対する知識がなくても容易にブラシ61、65が設けられた第1及び第2歯ブラシの柄50、55の着脱が可能になる。
【0062】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、これについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。