【文献】
Huawei, HiSilicon,Further details for PT-RS design,3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1701 R1-1700073,フランス,3GPP,2017年01月09日,Sections 2.3-2.4,3.1
【文献】
Nokia, Alcatel-Lucent Shanghai Bell,On the PTRS design for NR,3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1701 R1-1701105,フランス,3GPP,2017年01月09日,Sections 1,3.2-3.3
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の指示情報は、前記位相追跡参照信号の時間領域密度に対応する前記第1の変調符号化方式閾値のテーブルの番号、および/または前記位相追跡参照信号の周波数領域密度に対応する前記第1のスケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルの番号である、請求項1に記載の方法。
前記第1の指示情報は、前記位相追跡参照信号の時間領域密度に対応する前記第1の変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータの番号、および/または前記位相追跡参照信号の周波数領域密度に対応する前記第1のスケジュールされるリソースブロック数閾値と関連付けられたパラメータの番号である、請求項2に記載の方法。
前記第1の指示情報は、前記位相追跡参照信号の時間領域密度に対応する前記第1の変調符号化方式閾値のテーブルの番号、および/または前記位相追跡参照信号の周波数領域密度に対応する前記第1のスケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルの番号である、請求項6に記載の方法。
前記第1の指示情報は、前記位相追跡参照信号の時間領域密度に対応する前記第1の変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータの番号、および/または前記位相追跡参照信号の周波数領域密度に対応する前記第1のスケジュールされるリソースブロック数閾値と関連付けられたパラメータの番号である、請求項7に記載の方法。
前記第1の指示情報は、前記位相追跡参照信号の時間領域密度に対応する前記第1の変調符号化方式閾値のテーブルの番号、および/または前記位相追跡参照信号の周波数領域密度に対応する前記第1のスケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルの番号である、請求項11に記載の無線通信装置。
前記第1の指示情報は、前記位相追跡参照信号の時間領域密度に対応する前記第1の変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータの番号、および/または前記位相追跡参照信号の周波数領域密度に対応する前記第1のスケジュールされるリソースブロック数閾値と関連付けられたパラメータの番号である、請求項12に記載の無線通信装置。
前記第1の指示情報は、前記位相追跡参照信号の時間領域密度に対応する前記第1の変調符号化方式閾値のテーブルの番号、および/または前記位相追跡参照信号の周波数領域密度に対応する前記第1のスケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルの番号である、請求項16に記載の無線通信装置。
前記第1の指示情報は、前記位相追跡参照信号の時間領域密度に対応する前記第1の変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータの番号、および/または前記位相追跡参照信号の周波数領域密度に対応する前記第1のスケジュールされるリソースブロック数閾値と関連付けられたパラメータの番号である、請求項17に記載の無線通信装置。
コンピュータ記憶媒体であって、前記コンピュータ記憶媒体がコンピュータプログラムを格納し、実行されたとき、請求項1から5または6から10のいずれか一項に記載の方法が実行される、コンピュータ記憶媒体。
コンピュータプログラムであって、コンピュータによって実行されたとき、請求項1から5または6から10のいずれか一項に記載の方法が実行される、コンピュータプログラム。
【発明の概要】
【0006】
本出願は、位相雑音誤差補償性能が確保されつつ、位相追跡参照信号のオーバーヘッドが削減されてスペクトル効率が改善されるように、異なる変調符号化方式および/または異なるスケジュールされた帯域幅のケースにおける、異なる端末装置の位相追跡参照信号のパターンを柔軟にコンフィギュレーションするための、無線通信方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様によれば、ネットワーク装置によって、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定するステップと、位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号の決定されたパターンに基づいて、端末装置に送信するステップとを含む無線通信方法が提供される。
【0008】
したがって、ネットワーク装置は、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定する。このようにして、異なる変調符号化方式および/または異なるスケジュールされた帯域幅のケースにおける、異なる端末装置の位相追跡参照信号のパターンが柔軟にコンフィギュレーションされ、したがって、位相雑音誤差補償性能が確保されつつ、位相追跡参照信号のオーバーヘッドが削減されてスペクトル効率が改善される。
【0009】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、ネットワーク装置によって、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定するステップの前に、方法は、
ネットワーク装置によって、端末装置によって送信された、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つを受信するステップをさらに含む。
【0010】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、ネットワーク装置によって、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定するステップの前に、方法は、
ネットワーク装置によって、端末装置によって送信された、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値のテーブルの番号、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルの番号を受信するステップをさらに含む。
【0011】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、ネットワーク装置によって、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定するステップの前に、方法は、
ネットワーク装置によって、端末装置によって送信された、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータの番号、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値と関連付けられたパラメータの番号、を受信するステップと、
端末装置によって送信された、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータの番号、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値と関連付けられたパラメータの番号に基づいて、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、および端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、を決定するステップとをさらに含む。
【0012】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータ、または位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータ、またはその両方は、以下のパラメータ、すなわち周波数、端末装置の位相雑音モデル、サブキャリア間隔、およびレシーバの位相雑音処理能力、のうちの少なくとも1つを含む。
【0013】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応する帯域幅閾値であり得る。
【0014】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、位相追跡参照信号のパターンを決定するステップは、
位相追跡参照信号の時間領域密度を、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、に基づいて決定するステップを含む。
【0015】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、位相追跡参照信号の時間領域密度を、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、および現在スケジュールされている変調符号化方式、に基づいて決定するステップは、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を、ネットワーク装置の位相雑音に基づいて修正するステップと、位相追跡参照信号の時間領域密度を、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、に基づいて決定するステップとを含む。
【0016】
したがって、位相追跡参照信号の時間領域密度は、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、および現在スケジュールされている変調符号化方式、に基づいて決定される。このようにして、位相追跡参照信号は、時間領域において柔軟にコンフィギュレーションされることができ、それによって、リソースオーバーヘッドを削減することができ、スペクトル効率を改善することができる。
【0017】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号のパターンに基づいて端末装置に送信するステップの前に、方法は、ネットワーク装置が位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を修正するとき、第1の指示情報を端末装置に送信するステップであって、第1の指示情報は、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値を示すために使用される、ステップ、またはネットワーク装置が位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を修正しないとき、第1の指示情報を端末装置に送信するステップであって、第1の指示情報は確認情報である、ステップをさらに含む。
【0018】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、第1の指示情報が、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値を示すために使用されることは、
第1の指示情報が、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値と、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値との間の差を使用して、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値を示すために使用されることを含む。
【0019】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、第1の指示情報は無線リソース制御シグナリングである。
【0020】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、位相追跡参照信号のパターンを決定するステップは、
位相追跡参照信号の周波数領域密度を、位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定するステップを含む。
【0021】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、位相追跡参照信号の周波数領域密度を、位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定するステップは、位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を、ネットワーク装置の位相雑音に基づいて修正するステップと、位相追跡参照信号の周波数領域密度を、位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定するステップとを含む。
【0022】
したがって、位相追跡参照信号の周波数領域密度は、位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定される。このようにして、位相追跡参照信号は、周波数領域において柔軟にコンフィギュレーションされることができ、それによって、位相追跡参照信号によって占有されるサブキャリア数を削減することができ、リソースオーバーヘッドを削減することができ、スペクトル効率を改善することができる。
【0023】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号のパターンに基づいて端末装置に送信するステップの前に、方法は、ネットワーク装置が位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を修正するとき、第2の指示情報を端末装置に送信するステップであって、第2の指示情報は、位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値を示すために使用される、ステップ、またはネットワーク装置が位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を修正しないとき、第2の指示情報を端末装置に送信するステップであって、第2の指示情報は確認情報である、ステップをさらに含む。
【0024】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、第2の指示情報が、位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値を示すために使用されることは、第2の指示情報が、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値と、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値との間の差を使用して、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値を示すために使用されることを含む。
【0025】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、第2の指示情報は、無線リソース制御シグナリングである。
【0026】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、位相追跡参照信号のパターンを決定するステップは、
位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタに基づいて決定するステップを含む。
【0027】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって受信される信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタに基づいて決定するステップは、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値および/またはスケジュールされるリソースブロック数閾値を決定するステップと、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置およびネットワーク装置の位相雑音の総合的なパワースペクトル密度、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、に基づいて決定するステップとを含む。
【0028】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置およびネットワーク装置の位相雑音の総合的なパワースペクトル密度、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、に基づいて決定するステップは、端末装置およびネットワーク装置の位相雑音の総合的なパワースペクトル密度を、端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタに基づいて修正するステップと、
位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値および/またはスケジュールされるリソースブロック数閾値を、端末装置およびネットワーク装置の位相雑音の修正された総合的なパワースペクトル密度に基づいて決定するステップ、および位相追跡参照信号のパターンを、ネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている、変調符号化方式および/または帯域幅に基づいて決定するステップとを含む。
【0029】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置およびネットワーク装置の位相雑音の総合的なパワースペクトル密度、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、に基づいて決定するステップの前に、方法は、
端末装置およびネットワーク装置の位相雑音の総合的なパワースペクトル密度を、端末装置によって送信されたランダムアクセス信号またはアップリンク参照信号に基づいて推定するステップをさらに含む。
【0030】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号のパターンに基づいて端末装置に送信するステップの前に、方法は、
位相追跡参照信号のパターンに対応する決定された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を端末装置に送信するステップをさらに含む。
【0031】
したがって、位相追跡参照信号のパターンは、端末装置およびネットワーク装置の位相雑音の総合的なパワースペクトル密度、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、に基づいて決定される。このようにして、位相追跡参照信号は、時間領域および/または周波数領域において柔軟にコンフィギュレーションされることができ、それによって、位相追跡参照信号によって占有されるサブキャリア数を削減することができ、リソースオーバーヘッドを削減することができる。
【0032】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、位相追跡参照信号のパターンに対応する決定された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を、端末装置に送信するステップは、第3の指示情報を端末装置に送信するステップであって、第3の指示情報は、位相追跡参照信号のパターンに対応する決定された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を示すために使用される、ステップを含む。
【0033】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、第3の指示情報は無線リソース制御シグナリングである。
【0034】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、位相追跡参照信号のパターンを決定するステップの前に、方法は、端末装置によって送信された第4の指示情報を受信するステップであって、第4の指示情報は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つを示すために使用される、ステップをさらに含む。
【0035】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、第4の指示情報は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値と、端末装置の位相追跡参照信号のパターンに対応する現在の変調符号化方式閾値との間の差、または端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値と、端末装置の位相追跡参照信号のパターンに対応する予めコンフィギュレーションされた変調符号化方式閾値との間の差、を使用して、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を示す。
【0036】
代替的に、第4の指示情報は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値と、端末装置の位相追跡参照信号のパターンに対応する現在のスケジュールされるリソースブロック数閾値との間の差、または端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値と、端末装置の位相追跡参照信号のパターンに対応する予めコンフィギュレーションされたスケジュールされるリソースブロック数閾値との間の差、を使用して、位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を示す。
【0037】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、端末装置によって送信された第4の指示情報を受信するステップの前に、方法は、第5の指示情報を端末に送信するステップであって、第5の指示情報は、第1のリソースを示すために使用され、第1のリソースは、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つをネットワーク装置に送信するために端末装置によって使用される、ステップをさらに含む。
【0038】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、第1のリソースを端末装置に送信するステップの前に、方法は、端末装置によって送信された第6の指示情報を受信するステップであって、第6の指示情報は、ネットワーク装置から第1のリソースを要求するために端末装置によって使用される、ステップをさらに含む。
【0039】
任意選択的に、第1の態様の一実施態様では、方法は、ネットワーク装置によって、第7の指示情報を端末装置に送信するステップであって、第7の指示情報は、ネットワーク装置によって端末装置に送信された、位相追跡参照信号に対応する修正された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、の有効時間を示すために使用され、有効時間は、端末装置が、位相追跡参照信号に対応する修正された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、を受信した時間以降の期間であり得、時間は、スロット、および/またはサブフレーム、および/またはフレーム単位であり得る、ステップをさらに含む。
【0040】
第2の態様によれば、端末装置によって、第1の指示情報をネットワーク装置に送信するステップであって、第1の指示情報は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つを示すために使用される、ステップと、ネットワーク装置によって送信された位相追跡参照信号を受信するステップとを含む無線通信方法が提供される。
【0041】
したがって、ネットワーク装置が、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされているリソースブロック、のうちの少なくとも1つに基づいて決定するように、端末装置は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つをネットワーク装置に送信する。このようにして、異なる変調符号化方式および/または異なるスケジュールされた帯域幅のケースにおける、異なる端末装置の位相追跡参照信号のパターンが柔軟にコンフィギュレーションされ、したがって、位相雑音誤差補償性能が確保されつつ、位相追跡参照信号のオーバーヘッドが削減されてスペクトル効率が改善される。
【0042】
任意選択的に、第2の態様の一実施態様では、第1の指示情報は、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値のテーブルの番号、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルの番号である。
【0043】
任意選択的に、第2の態様の一実施態様では、第1の指示情報は、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータの番号、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値と関連付けられたパラメータの番号である。
【0044】
任意選択的に、第2の態様の一実施態様では、ネットワーク装置によって送信された位相追跡参照信号を受信するステップの前に、方法は、ネットワーク装置によって送信された第2の指示情報を受信するステップであって、第2の指示情報は、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、を示すために使用される、ステップと、
第2の指示情報に基づいて、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値を決定するステップと、
位相追跡参照信号の時間領域密度および/または周波数領域密度を、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、ならびにネットワーク装置によって端末装置用にスケジュールされた変調符号化方式、および/またはネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされているリソースブロック、に基づいて決定するステップとをさらに含む。
【0045】
任意選択的に、第2の態様の一実施態様では、第2の指示情報は、無線リソース制御
(RRC)シグナリングである。
【0046】
任意選択的に、第2の態様の一実施態様では、端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタは、以下のパラメータ、すなわち、
共通位相雑音、サブキャリア間干渉、共通位相雑音が従う統計的分布の平均、共通位相雑音が従う統計的分布の分散、サブキャリア間干渉が従う統計的分布の平均、およびサブキャリア間干渉が従う統計的分布の分散、のうちの少なくとも1つを含む。
【0047】
任意選択的に、第2の態様の一実施態様では、ネットワーク装置および端末装置は、影響のファクタのインターバルレンジと影響のファクタのインデックスシーケンスとの間のマッピング関係を記憶し、送信端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタをネットワーク装置に送信するステップは、影響のファクタのインデックス番号をネットワーク装置に送信するステップを含む。
【0048】
任意選択的に、第2の態様の一実施態様では、方法は、ネットワーク装置によって送信された第3の指示情報を受信するステップであって、第3の指示情報は、位相追跡参照信号のパターンに対応する決定された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、を示すために使用される、ステップと、
第3の指示情報に基づいて、位相追跡参照信号のパターンに対応する決定された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を決定するステップと、
位相追跡参照信号の時間領域密度および/または周波数領域密度を、位相追跡参照信号のパターンに対応する決定された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、ならびにスケジュールされた変調符号化方式、および/または帯域幅、に基づいて決定するステップとをさらに含む。
【0049】
任意選択的に、第2の態様の一実施態様では、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つを決定するステップの前に、方法は、
ネットワーク装置によって送信された第4の指示情報を受信するステップであって、第4の指示情報は、第1のリソースを示すために使用され、第1のリソースは、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つをネットワーク装置に送信するために端末装置によって使用される、ステップをさらに含む。
【0050】
任意選択的に、第2の態様の一実施態様では、ネットワーク装置によって送信された第4の指示情報を受信するステップの前に、方法は、第5の指示情報をネットワーク装置に送信するステップであって、第5の指示情報は、ネットワーク装置から第1のリソースを要求するために端末装置によって使用される、ステップをさらに含む。
【0051】
任意選択的に、第2の態様の一実施態様では、方法は、端末装置によって、ネットワーク装置によって送信された第6の指示情報を受信するステップであって、第6の指示情報は、ネットワーク装置によって端末装置に送信された、位相追跡参照信号に対応する修正された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、の有効時間を示すために使用され、有効時間は、端末装置が、位相追跡参照信号に対応する修正された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、を受信した時間以降の期間であり得、時間は、スロット、および/またはサブフレーム、および/またはフレーム単位であり得る、ステップをさらに含む。
【0052】
第3の態様によれば、ネットワーク装置が提供され、決定モジュールと送信モジュールとを含み、第1の態様または第1の態様の任意選択的な実施態様のいずれか1つに係る方法を実行することができる。
【0053】
第4の態様によれば、端末装置が提供され、送信モジュールと受信モジュールとを含み、第2の態様または第2の態様の任意選択的な実施態様のいずれか1つに係る方法を実行することができる。
【0054】
第5の態様によれば、ネットワーク装置が提供され、メモリと、トランシーバと、プロセッサとを含み、メモリは、プロセッサによって駆動され、第1の態様または第1の態様の任意選択的な実施態様のいずれか1つに係る方法を実行するように命令するために使用され得る、プログラムコードを記憶し、トランシーバは具体的な信号送信および受信を実行するように構成され、コードが実行されたとき、プロセッサは、方法においてネットワーク装置によって実行される動作を実施し得る。
【0055】
第6の態様によれば、端末装置が提供され、メモリと、トランシーバと、プロセッサとを含み、メモリは、プロセッサによって駆動され、第2の態様または第2の態様の任意選択的な実施態様のいずれか1つに係る方法を実行するように命令するために使用され得る、プログラムコードを記憶し、トランシーバは具体的な信号送信および受信を実行するように構成され、コードが実行されたとき、プロセッサは、方法において端末装置によって実行される動作を実施し得る。
【0056】
第7の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供され、コンピュータ記憶媒体は、プログラムコードを記憶し、プログラムコードは、第1の態様または第1の態様の任意選択的な実施態様のいずれか1つに係る方法を実行するように命令するために使用され得る。
【0057】
第8の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供され、コンピュータ記憶媒体は、プログラムコードを記憶し、プログラムコードは、第2の態様または第2の態様の任意選択的な実施態様のいずれか1つに係る方法を実行するように命令するために使用され得る。
【0058】
第9の態様によれば、通信チップが提供され、通信チップは、命令を記憶し、命令がネットワーク装置または端末上で動作したとき、ネットワーク装置または端末は、前述の態様に係る方法を実行する。
【発明を実施するための形態】
【0060】
以下は、添付図面を参照しつつ、本出願の技術ソリューションを説明する。
【0061】
図1は、本出願に係る無線通信方法および装置を含む通信システム100の概略図である。
図1に示されるように、通信システム100はネットワーク装置102を含む。ネットワーク装置102は、アンテナ104、106、108、110、112、114などの複数のアンテナを含み得る。さらに、ネットワーク装置102は、トランスミッタチェーンおよびレシーバチェーンを含み得る。当業者は、トランスミッタチェーンおよびレシーバチェーンがそれぞれ、信号送信および受信に関連する複数のコンポーネント(たとえば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、またはアンテナ)を含み得ることを理解し得る。
【0062】
ネットワーク装置102は、複数の端末装置(たとえば、端末装置116および端末装置122)と通信し得る。ただし、ネットワーク装置102は、端末装置116または端末装置122と類似した任意の数の端末装置と通信し得ることが理解され得る。
【0063】
図1に示されるように、端末装置116は、アンテナ112および114と通信する。アンテナ112および114は、順方向リンク118を介して端末装置116に情報を送信し、逆方向リンク120を介して端末装置116から情報を受信する。さらに、端末装置122は、アンテナ104および106と通信する。アンテナ104および106は、順方向リンク124を介して端末装置122に情報を送信し、逆方向リンク126を介して端末装置122から情報を受信する。
【0064】
たとえば、周波数分割複信(FDD、Frequency Division Duplex)システムでは、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって使用される周波数帯域とは異なる周波数帯域を使用し得、順方向リンク124は、逆方向リンク126によって使用される周波数帯域とは異なる周波数帯域を使用し得る。
【0065】
別の例として、時分割複信(TDD、Time Division Duplex)システムおよび全二重(Full Duplex)システムでは、順方向リンク118は、逆方向リンク120と周波数帯域を共有し得、順方向リンク124は、逆方向リンク126と周波数帯域を共有し得る。
【0066】
通信用に設計された各アンテナ(または複数のアンテナを含むアンテナグループ)または各エリアまたはその両方は、ネットワーク装置102のセクタと称される。たとえば、アンテナグループは、ネットワーク装置102のカバレッジエリアのセクタ内の端末装置と通信するように設計され得る。ネットワーク装置102が順方向リンク118および124をそれぞれ介して端末装置116および122と通信するプロセスでは、順方向リンク118および124に対する信号対雑音比を高めるために、ビームフォーミングが、ネットワーク装置102の送信アンテナで使用され得る。さらに、ネットワーク装置102が、関連するカバレッジエリアにランダムに分散されている端末装置116および122に、ビームフォーミングを通じて信号を送信するとき、隣接するセル内のモバイル装置への干渉は、単一のアンテナを介してネットワーク装置のすべての端末装置に信号を送信する方式で引き起こされる干渉よりも弱い。
【0067】
ある与えられた時間において、ネットワーク装置102、端末装置116、または端末装置122は、無線通信送信装置および/または無線通信受信装置であり得る。データを送信するとき、無線通信送信装置は、送信のためにデータをエンコードし得る。具体的には、無線通信送信装置は、チャネルを介して無線通信受信装置に送信されるべき具体的な量のデータビットを取得(たとえば、生成、別の通信装置から受信、またはメモリに記憶)し得る。データビットは、データトランスポートブロック(または複数のトランスポートブロック)に含まれ得、トランスポートブロックは、複数のコードブロックを生成するためにセグメント化され得る。
【0068】
さらに、通信システム100は、公衆陸上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)、D2D(Device to Device)ネットワーク、M2M(Machine to Machine)ネットワーク、または別のネットワークであり得る。
図1は、一例についての単なる簡略化された概略図に過ぎない。ネットワークは、
図1に示されていない別のネットワーク装置をさらに含み得る。
【0069】
任意選択的に、本出願では、ネットワーク装置は、端末装置と通信する装置、たとえばネットワーク装置またはネットワーク装置コントローラであり得る。各ネットワーク装置は、具体的な地理的エリアについて通信カバレッジを提供し得、カバレッジエリア(セル)内に位置する端末装置(たとえば、UE)と通信し得る。ネットワーク装置は、異なる規格の通信プロトコルをサポートし得るか、または異なる通信モードをサポートし得る。たとえば、ネットワーク装置は、GSM(登録商標)システムまたはCDMAシステムにおける
ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station、BTS)であり得るか、またはWCDMA(登録商標)システムにおける
NodeB(NodeB、NB)であり得るか、またはLTEシステムにおける
進化型NodeB(Evolutional NodeB、eNBまたはeNodeB)もしくはクラウド無線アクセスネットワーク(Cloud Radio Access Network、CRAN)における無線コントローラであり得る。あるいは、ネットワーク装置は、将来の5Gネットワークにおけるネットワーク装置、たとえば、gNB、スモールセル、マイクロセル、もしくはTRP(transmission reception point、送信受信ポイント)であり得るか、または中継局、アクセスポイント、将来の進化型公衆陸上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)のネットワーク装置などであり得る。
【0070】
任意選択的に、本出願では、端末装置は、アクセス端末、ユーザ機器(User Equipment、UE)、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイルコンソール、リモート局、リモート端末、モバイル端末、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント、またはユーザ装置であり得る。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルド装置、無線モデムに接続されたコンピューティング装置または別の処理装置、車載装置、ウェアラブル装置、モノのインターネットにおける端末装置、バーチャルリアリティ装置、将来の5Gネットワークにおける端末装置、将来の進化型公衆陸上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)における端末装置などであり得る。
【0071】
本出願において提供される無線通信方法および装置は、端末装置に適用され得る。端末装置は、ハードウェア層、ハードウェア層の上位で動作するオペレーティングシステム層、およびオペレーティングシステム層の上位で動作するアプリケーション層を含む。ハードウェア層は、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、メモリ管理ユニット(Memory Management Unit、MMU)、メモリ(メインメモリとも称される)などのハードウェアを含む。オペレーティングシステは、プロセス(Process)を使用してサービスを処理する任意の1または複数のコンピュータオペレーティングシステム、たとえば、Linux(登録商標)オペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、windowsオペレーティングシステムであり得る。アプリケーション層は、ブラウザ、アドレスブック、ワープロソフト、インスタントメッセージングソフトウェアなどのアプリケーションを含む。
【0072】
さらに、本出願のさまざまな態様または特徴は、標準的なプログラミングおよび/または工学技術を使用する、方法、装置、または製品として実施され得る。本出願において使用される「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読のコンポーネント、キャリア、または媒体からアクセスされることができるコンピュータプログラムを対象とする。たとえば、コンピュータ可読媒体は、磁気記憶装置(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、または磁気テープ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(Compact Disc、CD)またはデジタルバーサタイルディスク(Digital Versatile Disc、DVD))、スマートカード、またはフラッシュ記憶装置(たとえば、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(Erasable Programmable Read−Only Memory、EPROM)、カード、スティック、またはキードライブ)を含み得るがこれには限定されない。さらに、本明細書において説明されるさまざまな記憶媒体は、情報を記憶するように構成された、1または複数の装置および/または他の機械可読媒体を示し得る。「機械可読媒体」という用語は、命令および/またはデータを記憶、包含、および/または運搬することができるさまざまな媒体を含み得るがこれには限定されない。
【0073】
本出願のより良好な理解のために、以下は、
図1に示されるシステムと同一または類似のシステムを一例として使用して、
図2から
図9を参照しつつ、本出願を説明する。
【0074】
図2は、本出願に係る無線通信方法200の概略フローチャートである。
図2に示されるように、方法200は以下のプロセスを含む。
【0075】
210.ネットワーク装置は、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定する。
【0076】
任意選択的に、ネットワーク装置が位相追跡参照信号のパターンを決定する前に、方法は、ネットワーク装置によって、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つを
受信する、ステップをさらに含む。
【0077】
任意選択的に、端末装置は、PTRSの存在/パターンを示す、変調符号化方式閾値および/またはスケジュールされるリソースブロック数閾値を推奨する。
【0078】
任意選択的に、変調符号化方式閾値およびスケジュールされるリソースブロック数閾値はそれぞれ、(M+N)ビットとして表現され得、Mは閾値を表すために使用され、Nは閾値のランキングを表すために使用される。閾値が位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値であるとき、Mによって必要とされるビットは、変調符号化方式閾値の総数に依存する。現在のLTEシステムでは、変調符号化方式閾値は0〜28であり、合計で29ビットである。したがって、Mは5ビットを必要とする。Nの値は、閾値の数に基づいて決定される。3つの指定されたMCS閾値、すなわち、
【数1】
【数2】
および
【数3】
が存在する場合、Nは2ビットを必要とする。端末装置によって送信された変調符号化方式閾値が(01111+01)の場合、3番目の閾値が16であることを示す。3つの閾値すべてがフィードバックされる必要がある場合、変調符号化方式閾値は、(M+M+M)として代替的に表現され得る。閾値のうちのいくつかのみが更新される必要がある場合は、具体的な更新されるべき閾値、および更新されるべきMCS閾値のランキングを示すために、(M+N)が使用され得る。
【0079】
閾値が位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値である場合、Mによって必要とされるビットは、リソースブロックRB数に依存する。現在のLTEシステムでは、スケジュールされるリソースブロックの最大数は通常100である。したがって、Mは7ビットを必要とする。Nの値は、スケジュールされるリソースブロック数閾値の数に基づいて決定される。
【0080】
Mの値およびNの値は、実際のケースに基づいて調整され得ることが理解されるべきである。
【0081】
変調符号化方式閾値およびスケジュールされるリソースブロック数閾値は、別の形式で代替的に表現され得ることがさらに理解されるべきである。これは本出願において限定されない。
【0082】
任意選択的に、ネットワーク装置が、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定する前に、方法は、
ネットワーク装置によって、端末装置によって送信された、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値のテーブルの番号、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルの番号を受信するステップをさらに含む。
【0083】
たとえば、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値のテーブルの番号が0から11である場合、端末装置がネットワーク装置に1を報告したとき、それは、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値のテーブルの番号が1であることを示す。
【0084】
別の例として、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値のテーブルは、グループによって番号付けされ得る。テーブル0〜3は第1のグループ、テーブル4〜7は第2のグループ、テーブル8〜11は第3のグループである。端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値のテーブルの番号が3であるとき、変調符号化方式閾値のテーブルのものであって、ネットワーク装置に送信される、番号は、1+4であり、1は第1のグループを示し、4は第1のグループの第4のテーブルを示す。
【0085】
端末装置が、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値のテーブルの番号を報告する方式は、単なる一例に過ぎないことが理解されるべきである。代替的に、端末装置は、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値のテーブルの番号を別の方式で報告し得る。これは本出願において限定されない。
【0086】
端末装置が位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルの番号を報告する方式については、端末装置が位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値のテーブルの番号を報告する方式を参照されたいことが理解されるべきである。繰り返しを避けるために、本明細書では詳細は再度説明されない。
【0087】
任意選択的に、ネットワーク装置が、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定する前に、方法は、
ネットワーク装置によって、端末装置によって送信された、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータの番号、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値と関連付けられたパラメータの番号、を受信するステップと
端末装置によって送信された、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータの番号、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値と関連付けられたパラメータの番号に基づいて、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、および端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、を決定するステップとをさらに含む。
【0088】
任意選択的に、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータ、または位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータ、またはその両方は、以下のパラメータ、すなわち周波数、端末装置の位相雑音モデル、サブキャリア間隔、およびレシーバの位相雑音処理能力、のうちの少なくとも1つを含む。
【0089】
具体的には、異なる端末装置の位相雑音モデルの位相雑音レベルは、異なる周波数では異なり、異なるレシーバは、異なるサブキャリア上で異なる位相雑音耐性能力を有するので、端末装置によって必要とされる位相追跡参照信号のパターンは異なり、具体的には、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値と、位相追跡参照信号のパターンに対応する
スケジュールされるリソースブロック数閾値とも、また異なる。したがって、端末装置は、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータの番号、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値と関連付けられたパラメータの番号をネットワーク装置に推奨または報告し得る。パラメータの番号は、対応するパラメータ、および位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値に対応する。
【0090】
時間領域密度と周波数領域密度は、異なるパラメータ番号に対応することが理解されるべきである。周波数、位相雑音モデル、サブキャリア間隔、およびレシーバの位相雑音処理能力は、時間領域密度および周波数領域密度に異なる影響を及ぼすので、時間領域密度および周波数領域密度は別々に番号付けされ得る。たとえば、時間領域密度およびMCSに関連付けられるパラメータの番号は0〜K1であり、周波数領域密度およびBWに関連付けられるパラメータの番号は0〜K2である。
【0091】
任意選択的に、端末装置は、複数のパラメータを一様に番号付けし、番号付けされたパラメータをネットワーク装置に報告し得る。
【0092】
具体的には、すべてのパラメータ組合せの番号は、Nビットを使用して示され、N=ceil(log2(M))であり、Mはパラメータ組合せの合計数を示す。このソリューションでは、端末装置によって推奨または報告される内容の負荷が減らされることができ、基地局によって関連テーブルをコンフィギュレーションするシグナリングオーバーヘッドが減らされることができる。
【0093】
たとえば、表1に示されるように、表1のパラメータ組合せ番号は、異なるパラメータに対応し、各パラメータ組合せ番号は、1つのMCS閾値テーブルおよび/または1つのリソースブロック数閾値テーブルに対応する。端末装置がネットワーク装置に「000」を送信したき、それはパラメータ組合せ番号が0であることを示し、端末装置によって要求されるMCS閾値および/またはリソースブロック数閾値は、パラメータ組合せ番号に基づいて決定され得る。たとえば、パラメータ組合せ番号1に対応するMCS閾値のテーブルの番号は1であり、UEによって、パラメータ組合せ番号1を報告することは、UEによって、番号1のMCS閾値テーブルに対応するMCS閾値を推奨することとして理解され得る。
【0095】
任意選択的に、端末装置は、複数のパラメータを別々に番号付けし得、番号付けされたパラメータをネットワーク装置に報告し得る。
【0096】
具体的には、別々に番号付けすることは、パラメータが別々に番号付けされることを意味する。たとえば、具体的なパラメータ組合せの番号を示すためにN1+N2+N3+...ビットが使用され、Niは、1つの入力ファクタの番号によって必要とされるビット数を表す。たとえば、N1=2ビットは周波数に対応する番号を表すために使用され、N2=3ビットはサブキャリア間隔に対応する番号を表すために使用され、N3=2ビットは位相雑音モデルの番号を示すために使用され、N4=1ビットはレシーバの位相雑音処理能力に対応する番号を示すために使用される。
【0097】
すべてのパラメータに対応する最適な関連テーブル(つまり、各時間領域密度のMCS閾値を含む、時間領域密度とMCSとの間の対応関係のテーブル、および/または各周波数領域密度の、スケジュールされるリソースブロック数閾値を含む、周波数領域密度とスケジュールされるリソースブロック数との間の対応関係のテーブル)が、端末装置によって別々に推奨/報告され得、ネットワーク装置によって別々にコンフィギュレーションされ得、それによって比較的高い柔軟性を実施し得る。パラメータが変化、たとえば、サブキャリア間隔が60kHzから120kHzに変化するとき、端末装置は、サブキャリアに対応する番号のみを推奨/報告し得、ネットワーク装置は、関連テーブルを再選択するために、サブキャリア間隔に対応するビット、すなわちサブキャリアに対応するビットのみをコンフィギュレーションし得る。さらに、このソリューションでは、他の機能、たとえば、サブキャリア間隔および周波数用に使用されるシグナリングのいくつかが再利用され得る。別の例として、ネットワーク装置によって知られている周波数またはサブキャリアへのみ切替えが実行される場合、端末装置は、推奨を再度実行する必要はない。
【0098】
たとえば、表2に示されるように、シグナリングにおいて、最初の2ビットは周波数{30GHz、40GHz、70GHz、リザーブド}を表し、中央の2ビットはサブキャリア間隔{60kHz、120kHz、240kHz、480kHz}を表し、最後のビットは位相雑音モデル{位相雑音モデル1、位相雑音モデル2}を表す。
【0100】
たとえば、別々に番号付けすることは、階層グループ化の形態で代替的に表現され得る。
図3に示されるように、周波数は第1のレベルを表し、サブキャリアは第2のレベルを表し、位相雑音モデルは第3のレベルを表す。
図3には、周波数30GHz、40GHz、および70GHzが存在する。さらに、周波数30GHzのケースには、サブキャリア60kHzを有するサブセット1、およびサブキャリア120kHzを有するサブセット2が存在し、サブキャリア60kHzを有するサブセット1のケースには、位相雑音モデル1および位相雑音モデル2が存在し、サブキャリア120kHzを有するサブセット2のケースには、位相雑音モデル1および位相雑音モデル2が存在する。端末装置が00000を報告したとき、ネットワーク装置は、報告された内容に基づいて、端末装置によって要求されるMCS閾値および/またはリソースブロック数閾値を決定し得る。
【0101】
任意選択的に、端末装置は、複数のパラメータの第1の部分を別々に
番号付けし、複数のパラメータの第2の部分を一様に
番号付けし、次いで、複数のパラメータをネットワーク装置に報告し得る。たとえば、端末装置は、端末装置内のレシーバの位相雑音処理能力および位相雑音モデルを一様に番号付けし、周波数およびサブキャリアを別々に番号付けする。
【0102】
任意選択的に、端末装置は、異なるコンフィギュレーション期間または異なるコンフィギュレーショントリガ条件に基づいて、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値のテーブルの番号および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルの番号をネットワーク装置に送信する。
【0103】
任意選択的に、端末装置は、端末装置の位相雑音モデルの番号または位相雑音レベルの番号をネットワーク装置に報告する。端末装置によってネットワーク装置に報告される、端末装置の位相雑音モデルの番号または位相雑音レベルの番号は、端末装置の能力として報告され得る。
【0104】
任意選択的に、端末装置は、端末装置の位相雑音耐性能力の番号をネットワーク装置に報告する。端末装置の位相雑音耐性能力は、位相雑音、端末装置内のレシーバのアルゴリズム、端末装置の位相雑音モデルなどの総合的な考慮を必要とする。端末装置によってネットワーク装置に報告される、端末装置の位相雑音耐性能力の番号は、端末装置の能力として報告され得る。
【0105】
前述の説明において述べられた、テーブルの番号またはパラメータ組合せ番号は、代替的にインデックス(index)であり得ることが理解されるべきである。
【0106】
任意選択的に、端末装置は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つを、RRC報告を使用してネットワーク装置に送信し得る。
【0107】
任意選択的に、端末装置は、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値の差をネットワーク装置に送信する。差は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値と、端末装置の現在の位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値との間の差である。
【0108】
あるいは、端末装置は、位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値の差をネットワーク装置に送信する。差は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値と、端末装置の現在の位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値との差である。任意選択的に、端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタは、以下のパラメータ、すなわち、共通位相雑音、サブキャリア間干渉、共通位相雑音が従う統計的分布の平均、共通位相雑音が従う統計的分布の分散、サブキャリア間干渉が従う統計的分布の平均、およびサブキャリア間干渉が従う統計的分布の分散、のうちの少なくとも1つを含む。
【0109】
具体的には、端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタは、位相雑音によって引き起こされた、共通位相誤差および/またはサブキャリア間干渉を含む。共通位相誤差およびサブキャリア間干渉はそれぞれ、ランダムな数であり、具体的な統計的分布に従う。したがって、影響のファクタの分散または平均などの統計的特徴がフィードバックされ得る。
【0110】
任意選択的に、ネットワーク装置および端末装置は、影響のファクタのインターバルレンジと影響のファクタのインデックスシーケンスとの間のマッピング関係を記憶する。端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタをネットワーク装置に送信するステップは、影響のファクタのインデックス番号をネットワーク装置に送信するステップを含む。
【0111】
具体的には、影響のファクタまたは影響のファクタの統計的特徴を直接フィードバックするために比較的大量のリソースが占有されている場合、影響のファクタまたは影響のファクタの統計的特徴と、インデックス番号との間のマッピング関係が設定され、影響のファクタのインデックス番号または影響のファクタの統計的特徴のインデックス番号がネットワーク装置に直接フィードバックされ得る。
表3に示されるように、共通位相誤差の分散がδ1以内に収まるとき、インデックス番号1がネットワーク装置に送信される。
【0112】
表3は、端末装置によってネットワーク装置に影響のファクタをフィードバックする単なる一例に過ぎないことが理解されるべきである。実際のケースでは、インデックス番号の全数が設定され得る。これは本出願において限定されない。
【0114】
任意選択的に、ネットワーク装置が位相追跡参照信号のパターンを決定することは、位相追跡参照信号の時間領域密度を、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、および現在スケジュールされている変調符号化方式、に基づいて決定するステップを含む。
【0115】
具体的には、決定された変調符号化方式(Modulation and Coding Scheme、MCS)閾値のケースでは、変調符号化方式は、位相追跡参照信号(Phase tracking Reference Signal、PTRS)の時間領域密度を暗に示し得る。表4に示されるように、現在のスケジュール状態における端末装置の位相追跡参照信号の時間領域密度は、位相追跡参照信号のパターンに対応する決定されたMCS閾値、および現在スケジュールされている変調符号化方式、に基づいて決定され得る。
【0117】
変調符号化方式閾値と位相追跡参照信号の時間領域密度との間の関連付け関係は、式、たとえば式(1)、すなわち、
【数4】
として代替的に表現され得、D
Tは時間領域密度を示す。
【0118】
表4および式(1)は、MCS閾値とPTRSの時間領域密度との間の関連付け関係の単なる例に過ぎないことが理解されるべきである。MCS閾値とPTRSの時間領域密度との間の関連付け関係は、別の形式で代替的に表現され得る。これは本出願において限定されない。さらに、表4および式(1)における時間領域密度も単なる例に過ぎない。シンボルごと、2シンボルごと、または4シンボルごとを使用して1つのPTRSが送信され得る。時間領域密度は別の形態で代替的に表現され得る。これは本出願において限定されない。
【0119】
任意選択的に、ネットワーク装置によって、位相追跡参照信号の時間領域密度を、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、および現在スケジュールされている変調符号化方式、に基づいて決定するステップは、
位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を、ネットワーク装置の位相雑音に基づいて修正するステップと、位相追跡参照信号の時間領域密度を、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値、および現在スケジュールされている変調符号化方式、に基づいて決定するステップとを含む。
【0120】
具体的には、ネットワーク装置が、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を受信するとき、ネットワーク装置の位相雑音のパワースペクトル密度は比較的高く、ネットワーク装置の位相雑音は、信号に対して比較的大きな影響を及ぼす。しかしながら、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するMCS閾値は比較的高い。したがって、通信の信頼性を確保するために、ネットワーク装置は、
端末装置によって要求された位相追跡参照信号のパターンに対応するMCS閾値を修正し、MCS閾値を減少させ、ネットワーク装置は、位相追跡参照信号の時間領域密度を、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値、および現在スケジュールされている変調符号化方式、に基づいて決定する。
【0121】
任意選択的に、位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号のパターンに基づいて端末装置に送信するステップの前に、方法は、ネットワーク装置が位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を修正するとき、第1の指示情報を端末装置に送信するステップであって、第1の指示情報は、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値を示すために使用される、ステップ、または
ネットワーク装置が位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を修正しないとき、第1の指示情報を端末装置に送信するステップであって、第1の指示情報は確認情報である、ステップをさらに含む。
【0122】
具体的には、ネットワーク装置の位相雑音のパワースペクトル密度が比較的高く、位相雑音が信号に対して比較的大きな影響を及ぼす場合、ネットワーク装置は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を修正し、ネットワーク装置は、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値を示すために、第1の指示情報を端末装置に送信する。ネットワーク装置の位相雑音のパワースペクトル密度が比較的理想的であり、位相雑音が信号に対して影響を及ぼさないか、または影響が無視され得る場合、ネットワーク装置は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を修正せず、ネットワーク装置は、第1の指示情報を端末装置に送信し、第1の指示情報は、確認情報であり、第1の指示情報は、RRCシグナリングであり得る。
【0123】
変調符号化方式閾値に関する情報は、(M+N)または(M+M+M)として表現され得ることが理解されるべきである。具体的な方法は、端末装置によってフィードバックされる変調符号化方式閾値に関する情報の前述の表現形態と類似している。繰り返しを避けるために、本明細書では詳細は再度説明されない。
【0124】
任意選択的に、第1の指示情報が、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値を示すために使用されることは、
第1の指示情報が、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値と、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値との間の差を使用して、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値を示すために使用されることを含む。
【0125】
具体的には、ネットワーク装置は、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値と、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値との間の差を、端末装置に送信し得る。たとえば、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する閾値が
【数5】
であり、ネットワーク装置が、要求された位相追跡参照信号のパターンに対応する閾値を
【数6】
に調整する場合、ネットワーク装置は、第1の指示情報を使用して、
【数7】
の差を端末装置に送信する。
【0126】
任意選択的に、第1の指示情報は、変調符号化方式閾値のテーブルのものであって、端末装置によって要求または報告された、番号であり得る。
【0127】
任意選択的に、第1の指示情報は、指定された番号と、変調符号化方式閾値のテーブルのものであって、端末装置によって要求または報告された、番号との差であり得る。指定された番号は、変調符号化方式閾値のテーブルのデフォルトのコンフィギュレーションされた番号または最新のコンフィギュレーションされた番号であり得る。
【0128】
任意選択的に、第1の指示情報は、修正された変調符号化方式閾値のテーブルの番号であり得る。
【0129】
具体的には、ネットワーク装置の位相雑音が比較的大きい場合、最適なテーブルに対応する番号を選択するために、端末装置によって推奨された番号または端末装置によって報告された能力と一緒にネットワーク装置の位相雑音が考慮される。
【0130】
第1の指示情報は、変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータのものであって、端末装置によって要求または報告された、番号であり得る。
【0131】
任意選択的に、第1の指示情報は、指定された番号と、変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータのものであって、端末装置によって要求または報告された、番号との差であり得る。指定された番号は、変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータのデフォルトのコンフィギュレーションされた番号または最新のコンフィギュレーションされた番号であり得る。
【0132】
任意選択的に、第1の指示情報は、修正された変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータの番号であり得る。
【0133】
具体的には、ネットワーク装置の位相雑音が比較的大きい場合、最適な関連するパラメータに対応する番号を選択するために、端末装置によって推奨された番号または端末装置によって報告された能力と一緒にネットワーク装置の位相雑音が考慮される。
【0134】
任意選択的に、位相追跡参照信号のパターンを決定するステップは、位相追跡参照信号の周波数領域密度を、位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定するステップを含む。
【0135】
具体的には、決定されたリソースブロック数閾値のケースでは、現在スケジュールされている帯域幅は、PTRSの周波数領域密度を暗に示し得る。表5に示されるように、現在スケジュールされている帯域幅における端末装置の位相追跡参照信号の周波数領域密度は、位相追跡参照信号のパターンに対応する決定されたリソースブロック数閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定され得る。
【0137】
リソースブロック数閾値と位相追跡参照信号の周波数領域密度との間の関連付け関係は、式、たとえば式(2)、すなわち、
【数8】
として代替的に表現され得る。
【0138】
表5および式(2)は、スケジュールされるリソースブロック数閾値とPTRSの周波数領域密度との間の関連付け関係の単なる例に過ぎないことが理解されるべきである。スケジュールされるリソースブロック数閾値とPTRSの周波数領域密度との間の関連付け関係は、別の形態で代替的に表現され得る。これは本出願において限定されない。さらに、表5の周波数領域密度は単なる一例である。RBごと、または2RBごとを使用して、1つのPTRSが送信され得る。周波数領域密度は、別の形態で代替的に表現され得る。これは本出願において限定されない。
【0139】
表4または式(1)は、PTRSの時間領域密度と変調符号化方式との間の関係を示すために使用され得、表5または式(2)は、PTRSの周波数領域密度と帯域幅との間の関係を示すために使用され得る。さらに、変調符号化方式閾値および/またはスケジュールされるリソースブロック数閾値をコンフィギュレーションする際に、RRCシグナリングがサポートされる。
【0140】
任意選択的に、ネットワーク装置によって、位相追跡参照信号の周波数領域密度を、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定するステップは、位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を、ネットワーク装置の位相雑音に基づいて修正するステップと、位相追跡参照信号の周波数領域密度を、修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定するステップとを含む。
【0141】
具体的には、ネットワーク装置が、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を受信するとき、ネットワーク装置の位相雑音のパワースペクトル密度は比較的高く、ネットワーク装置の位相雑音は、信号に対して比較的大きな影響を及ぼす。しかしながら、ネットワーク装置によって要求された位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値は比較的小さい。したがって、通信の信頼性を確保するために、ネットワーク装置は、ネットワーク装置によって要求された位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を修正し、スケジュールされるリソースブロック数閾値を増加させ、ネットワーク装置は、位相追跡参照信号の周波数領域密度を、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定する。
【0142】
任意選択的に、位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号のパターンに基づいて端末装置に送信するステップの前に、方法は、ネットワーク装置が位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を修正するとき、第2の指示情報を端末装置に送信するステップであって、第2の指示情報は、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値を示すために使用される、ステップ、または
ネットワーク装置が位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を修正しないとき、第2の指示情報を端末装置に送信するステップであって、第2の指示情報は確認情報である、ステップをさらに含む。
【0143】
具体的には、ネットワーク装置の位相雑音のパワースペクトル密度が比較的高く、位相雑音が信号に対して比較的大きな影響を及ぼす場合、ネットワーク装置は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を修正し、ネットワーク装置は、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値を示すために、第2の指示情報を端末装置に送信する。ネットワーク装置の位相雑音のパワースペクトル密度が比較的理想的であり、位相雑音が信号に対して影響を及ぼさないか、または影響が無視され得る場合、ネットワーク装置は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を修正せず、ネットワーク装置は、第2の指示情報を端末装置に送信し、第2の指示情報は、確認情報であり、第2の指示情報は、RRCシグナリングであり得る。
【0144】
任意選択的に、第2の指示情報が、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された
スケジュールされるリソースブロック数閾値を示すために使用されることは、
第2の指示情報が、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値と、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値との間の差を使用して、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値を示すために使用されることを含む。
【0145】
具体的には、ネットワーク装置は、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値と、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値との間の差を、端末装置に送信し得る。たとえば、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する閾値が
【数9】
であり、ネットワーク装置が、要求された位相追跡参照信号のパターンに対応する閾値を
【数10】
に調整する場合、ネットワーク装置は、第2の指示情報を使用して、
【数11】
の差を端末装置に送信する。
【0146】
スケジュールされるリソースブロック数閾値に関する情報は、(M+N)または(M+M+M)として表現され得ることが理解されるべきである。具体的な方法は、端末装置によってフィードバックされるスケジュールされるリソースブロック数閾値に関する情報の前述の表現形態と類似している。繰り返しを避けるために、本明細書では詳細は再度説明されない。変調符号化方式/帯域幅が、端末装置用にコンフィギュレーションされた変調符号化方式閾値またはスケジュールされるリソースブロック数閾値を超えるとき、PTRSがマッピングされる。
【0147】
任意選択的に、第2の指示情報は、スケジュールされるリソースブロック数閾値と関連付けられたパラメータのものであって、端末装置によって要求または報告された、番号であり得る。
【0148】
任意選択的に、第2の指示情報は、指定された番号と、スケジュールされるリソースブロック数閾値と関連付けられたパラメータのものであって、端末装置によって要求または報告された、番号との間の差であり得る。指定された番号は、端末装置のスケジュールされるリソースブロック数閾値と関連付けられたパラメータの、デフォルトのコンフィギュレーションされた番号または最新のコンフィギュレーションされた番号であり得る。
【0149】
任意選択的に、第2の指示情報は、修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値と関連付けられたパラメータの番号であり得る。
【0150】
具体的には、ネットワーク装置の位相雑音が比較的大きい場合、最適な
関連するパラメータに対応する番号を選択するために、端末装置によって推奨された番号または端末装置によって報告された能力と一緒にネットワーク装置の位相雑音が考慮される。
【0151】
任意選択的に、第2の指示情報は、スケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルのものであって、端末装置によって要求または報告された、番号であり得る。
【0152】
任意選択的に、第2の指示情報は、指定された番号と、スケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルのものであって、端末装置によって要求または報告された、番号との間の差であり得る。指定された番号は、端末装置のスケジュールされるリソースブロック数閾値の、デフォルトのコンフィギュレーションされた番号または最新のコンフィギュレーションされた番号であり得る。
【0153】
任意選択的に、第2の指示情報は、修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルの番号であり得る。
【0154】
具体的には、ネットワーク装置の位相雑音が比較的大きい場合、最適な関連テーブルに対応する番号を選択するために、端末装置によって推奨された番号または端末装置によって報告された能力と一緒にネットワーク装置の位相雑音が考慮される。
【0155】
任意選択的に、位相追跡参照信号のパターンを決定するステップは、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタに基づいて決定するステップを含む。
【0156】
任意選択的に、影響のファクタは、共通位相誤差および/またはサブキャリア間干渉であり得る。
【0157】
具体的には、ネットワーク装置が、端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタを受信したとき、ネットワーク装置の位相雑音が比較的理想的である場合、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値は、端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタに基づいて決定され得る。端末装置の位相雑音が、端末装置によって受信された信号に比較的大きな影響を及ぼす場合、位相追跡参照信号のパターンの時間領域密度および/または周波数領域密度は増加され、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値は、相応して増加される。
【0158】
たとえば、影響のファクタは共通位相誤差である。より大きな共通位相誤差は、端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の、より大きな影響を示す。したがって、位相追跡参照信号のパターンの時間領域密度および/または周波数領域密度が増加される。
【0159】
任意選択的に、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタに基づいて決定するステップは、位相追跡参照信号のパターンの変調符号化方式閾値および/または帯域幅閾値を決定するステップと、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置およびネットワーク装置の位相雑音の総合的なパワースペクトル密度、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、に基づいて決定するステップとを含む。
【0160】
具体的には、ネットワーク装置が、端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタを受信したとき、ネットワーク装置の位相雑音が比較的大きい場合、ネットワーク装置は、位相追跡参照信号のパターンの変調符号化方式閾値および/または帯域幅閾値を決定するべきであり、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置およびネットワーク装置の位相雑音の総合的なパワースペクトル密度、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、に基づいて決定するべきである。
【0161】
任意選択的に、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置およびネットワーク装置の位相雑音の総合的なパワースペクトル密度、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、に基づいて決定するステップは、端末装置およびネットワーク装置の位相雑音の総合的なパワースペクトル密度を、端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタに基づいて修正するステップと、位相追跡参照信号のパターンの変調符号化方式閾値および/または帯域幅閾値を、端末装置およびネットワーク装置の位相雑音の修正された総合的なパワースペクトル密度に基づいて決定するステップと、位相追跡参照信号のパターンを、スケジュールされる変調符号化方式および/または帯域幅に基づいて決定するステップとを含む。
【0162】
任意選択的に、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置およびネットワーク装置の位相雑音の総合的なパワースペクトル密度、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、に基づいて決定するステップの前に、方法は、端末装置およびネットワーク装置の位相雑音の総合的なパワースペクトル密度を、端末装置によって送信されたランダムアクセス信号またはアップリンク参照信号に基づいて推定するステップをさらに含む。
【0163】
任意選択的に、ネットワーク装置は、第3の指示情報を端末装置に送信する。第3の指示情報は、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を示すために使用される。
【0164】
任意選択的に、ネットワーク装置は、第4の指示情報を端末装置に送信する。第4の指示情報は、ネットワーク装置から端末装置に送信された、位相追跡参照信号に対応する修正された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、の有効時間を示すために使用される。有効時間は、端末装置が、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、を受信した時間以降の期間であり得、時間は、スロット、および/またはサブフレーム、および/またはフレーム単位であり得る。
【0165】
有効時間は、代替的に、ネットワーク装置および端末装置によって合意された時間であり得ることが理解されるべきである。
【0166】
任意選択的に、ネットワーク装置は、端末装置用に、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値のテーブルの番号、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルの番号を、端末装置によって推奨または報告された、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値のテーブルの番号、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルの番号、または変調符号化方式閾値と関連付けられたパラメータの番号、またはスケジュールされるリソースブロック数閾値と関連付けられたパラメータの番号を考慮することなく、直接コンフィギュレーションし得る。
【0167】
具体的には、端末装置が、関連するパラメータの番号、または位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値のテーブルの番号、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルの番号を、たとえば初期化フェースにおいて報告しないとき、または端末装置によって報告された能力が正確でないとき、または端末装置によって報告された能力(たとえば、位相雑音モデル、またはレシーバのアルゴリズム)が、関連テーブルの選択に対してほとんど影響を及ぼさないときには、ネットワーク装置は、端末装置用に、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値のテーブルの番号、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値のテーブルの番号を、直接コンフィギュレーションする。
【0168】
任意選択的に、ネットワーク装置は、端末装置用に、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、を直接コンフィギュレーションし得るか、または位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値の
テーブルの番号、および/または位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値の
テーブルの番号、を直接コンフィギュレーションし得る。
【0169】
したがって、本出願では、ネットワーク装置は、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって送信される、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定する。このようにして、異なる変調符号化方式および/または異なるスケジュールされた帯域幅のケースにおける、異なる端末装置の位相追跡参照信号のパターンが柔軟にコンフィギュレーションされ、したがって、位相雑音誤差補償性能が確保されつつ、位相追跡参照信号のオーバーヘッドが削減されてスペクトル効率が改善される。
【0170】
図4は、PTRSの、異なるパターンの概略図であり、
図4の(a)は、PTRSの現在のパターンの概略図である。ネットワーク装置は、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって送信される、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびに現在スケジュールされている変調符号化方式、および現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定する。PTRSの決定されたパターンは、
図4の(b)または
図4の(c)であり得る。図(a)では、PTRSは、周波数領域密度1(12サブキャリアごとに1つのPTRSが存在する)および時間領域密度1を有する。図(b)では、PTRSは、周波数領域密度1(12サブキャリアごとに1つのPTRSが存在する)および時間領域密度1/2を有する。図(c)では、PTRSは、周波数領域密度1/2(24サブキャリアごとに1つのPTRSが存在する)および時間領域密度1を有する。ネットワーク装置は、位相追跡参照信号によって占有されるサブキャリアの数が削減されるように、位相追跡参照信号のパターンを柔軟に調整する。
【0171】
220.ネットワーク装置は、位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号の決定されたパターンに基づいて端末装置に送信する。
【0172】
230.端末装置は、位相追跡参照信号を受信する。
【0173】
したがって、本出願では、ネットワーク装置は、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定する。このようにして、位相追跡参照信号のパターンは、通信プロセスにおいて柔軟に調整されることができ、それによって、位相追跡参照信号によって占有されるサブキャリアの数を削減することができ、リソースオーバーヘッドを削減することができる。
【0174】
図5は、本出願に係る無線通信方法300の概略フローチャートである。
図5に示されるように、方法300は、以下のプロセスを含む。
【0175】
310.端末装置は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つをネットワーク装置に送信する。
【0176】
任意選択的に、変調符号化方式閾値およびスケジュールされるリソースブロック数閾値はそれぞれ、(M+N)ビットとして表現され得、Mは閾値を表すために使用され、Nは閾値のランキングを表すために使用される。閾値が位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値であるとき、Mによって必要とされるビットは、変調符号化方式閾値の総数に依存する。現在のLTEシステムでは、変調符号化方式閾値は0〜28であり、合計で29ビットである。したがって、Mは5ビットを必要とする。Nの値は、閾値の数に基づいて決定される。3つの指定されたMCS閾値、すなわち、
【数12】
【数13】
および
【数14】
が存在する場合、Nは2ビットを必要とする。端末装置によって送信された変調符号化方式閾値が(01111+01)の場合、3番目の閾値が16であることを示す。3つの閾値すべてがフィードバックされる必要がある場合、変調符号化方式閾値は、(M+M+M)として代替的に表現され得る。閾値のうちのいくつかのみが更新される必要がある場合は、具体的な更新されるべき閾値、および更新されるべきMCS閾値のランキングを示すために、(M+N)が使用され得る。
【0177】
閾値が位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値である場合、Mによって必要とされるビットは、リソースブロックRB数に依存する。現在のLTEシステムでは、スケジュールされるリソースブロックの最大数は通常100である。したがって、Mは7ビットを必要とする。Nの値は、スケジュールされるリソースブロック数閾値の数に基づいて決定される。
【0178】
Mの値およびNの値は、実際のケースに基づいて調整され得ることが理解されるべきである。
【0179】
変調符号化方式閾値およびスケジュールされるリソースブロック数閾値は、別の形式で代替的に表現され得ることがさらに理解されるべきである。これは本出願において限定されない。
【0180】
320.ネットワーク装置は、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用にスケジュールされた帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定する。
【0181】
330.ネットワーク装置は、位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号の決定されたパターンに基づいて端末装置に送信する。
【0182】
340.端末装置は、位相追跡参照信号を受信する。
【0183】
方法の
処理320〜340は、方法200の210〜230と同じである。繰り返しを避けるために、本出願において詳細は再度説明されない。
【0184】
図6は、本出願に係る無線通信方法400の概略フローチャートである。
図6に示されるように、方法400は以下のプロセスを含む。
【0185】
410.端末装置は、第5の指示情報をネットワーク装置に送信し、第5の指示情報は、ネットワーク装置から第1のリソースを要求するために端末装置によって使用され、第1のリソースは、ネットワーク装置に、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つを送信するために端末装置によって使用される。
【0186】
具体的には、位相雑音は、環境によって容易に影響され、たとえば、温度上昇に起因して位相雑音が激しくなる。したがって、端末装置が、PTRSの現在のパターンの閾値が不適切であることを検出したとき、端末装置は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つをフィードバックするためにネットワーク装置からリソースを要求するために、第4の指示情報をネットワーク装置に送信する。
【0187】
任意選択的に、端末装置は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つを、RRC報告を使用してネットワーク装置に送信し得る。
【0188】
420.ネットワーク装置は、端末装置から第5の指示情報を受信する。
【0189】
430.ネットワーク装置は、第6の指示情報を端末装置に送信し、第6の指示情報は、第1のリソースを示すために使用される。
【0190】
任意選択的に、第6の指示情報は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つをネットワーク装置にフィードバックするように端末装置に指示するためにさらに使用され得る。
【0191】
具体的には、PTRSの現在のパターンの閾値が不適切であることを検出したとき、ネットワーク装置は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つをフィードバックするために端末装置をスケジュールするために、指示情報を端末装置に送信し得る。
【0192】
440.端末装置は、ネットワーク装置から第6の指示情報を受信する。
【0193】
450.端末装置は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つを、ネットワーク装置に送信する。
【0194】
460.ネットワーク装置は、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびに現在スケジュールされている変調符号化方式、および現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定する。
【0195】
470.ネットワーク装置は、位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号の決定されたパターンに基づいて端末装置に送信する。
【0196】
480.端末装置は位相追跡参照信号を受信する。
【0197】
方法の
処理460〜480は、方法200の210〜230と同じである。繰り返しを避けるために、本出願において詳細は再度説明されない。
【0198】
したがって、本出願では、ネットワーク装置は、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定する。このようにして、位相追跡参照信号のパターンは、通信プロセスにおいて柔軟に調整されることができ、それによって、位相追跡参照信号によって占有されるサブキャリアの数を削減することができ、リソースオーバーヘッドを削減することができる。
【0199】
図7は、本出願に係る無線通信装置500の概略ブロック図である。
図7に示されるように、無線通信装置は、
位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定するように構成された決定モジュール510と、
位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号の決定されたパターンに基づいて、端末装置に送信するように構成された送信モジュール520とを含む。
【0200】
任意選択的に、決定モジュール510および送信モジュール520は、本出願における無線通信方法200、300、または400の動作を実行するように構成される。簡潔さのため、本明細書において詳細は再度説明されない。
【0201】
無線通信装置は、方法の実施形態におけるネットワーク装置であるか、またはネットワーク装置に統合されたチップであり得る。
【0202】
図8は、本出願に係る無線通信装置600の概略ブロック図である。
図8に示されるように、無線通信装置は、
端末装置によって、第1の指示情報をネットワーク装置に送信し、第1の指示情報は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つを示すために使用される、ように構成された送信モジュール610と、
ネットワーク装置によって送信された位相追跡参照信号を受信するように構成された受信モジュール620とを含む。
【0203】
任意選択的に、送信モジュール610および受信モジュール620は、本出願における無線通信方法200、300、または400の動作を実行するように構成される。簡潔さのため、本明細書において詳細は再度説明されない。
【0204】
ネットワーク装置および端末装置は、方法の実施形態におけるネットワーク装置および端末装置に正確に対応し、対応するモジュールは
対応する処理を実行する。詳細については、対応する方法の実施形態を参照されたい。
【0205】
無線通信装置は、方法の実施形態における端末装置であるか、または端末装置に統合されたチップであり得る。
【0206】
図9は、本出願に係る別の形態の無線通信装置700の概略ブロック図である。通信装置700は、
プログラムを記憶し、プログラムはコードを含む、ように構成された
メモリ720と、
別の装置と通信するように構成された
トランシーバ730と、
メモリ710内のプログラム内のコードを実行するように構成された
プロセッサ710とを含む。
【0207】
任意選択的に、コードが実行されたとき、プロセッサ730は、方法200、300、または400の動作を実施し得る。簡潔さのため、本明細書において詳細は再度説明されない。このケースでは、通信装置700は、ネットワーク装置または端末装置であり得る。プロセッサ730によって駆動され、トランシーバ720は、具体的な信号送信および受信を実行するように構成される。
【0208】
通信装置700は、前述のネットワーク装置または端末装置であり得るか、またはネットワーク装置または端末装置に統合されたチップであり得る。プロセッサは、決定モジュールの動作を実行する。トランシーバは、トランスミッタおよび/またはレシーバを含み得、トランスミッタおよびレシーバは、送信モジュールおよび受信モジュールに対応する
処理をそれぞれ実行する。
【0209】
本発明は、以下の実施形態をさらに提供する。以下の実施形態の番号は、前述の実施形態の番号の順序に必ずしも従う必要はないことが留意されるべきである。
【0210】
1.ネットワーク装置によって、位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって送信される、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定するステップと、
位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号の決定されたパターンに基づいて、端末装置に送信するステップと
を含む無線通信方法。
【0211】
2.位相追跡参照信号のパターンを決定するステップは、
位相追跡参照信号の時間領域密度を、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、に基づいて決定するステップを含む、実施形態1に記載の方法。
【0212】
3.位相追跡参照信号の時間領域密度を、位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、に基づいて決定するステップは、
位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を、ネットワーク装置の位相雑音に基づいて修正するステップと、
位相追跡参照信号の時間領域密度を、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、に基づいて決定するステップとを含む、実施形態1または2に記載の方法。
【0213】
4.位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号のパターンに基づいて端末装置に送信するステップの前に、方法は、
ネットワーク装置が位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を修正するとき、第1の指示情報を端末装置に送信するステップであって、第1の指示情報は、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値を示すために使用される、ステップ、または
ネットワーク装置が位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を修正しないとき、第1の指示情報を端末装置に送信するステップであって、第1の指示情報は確認情報である、ステップをさらに含む、実施形態3に記載の方法。
【0214】
5.位相追跡参照信号のパターンを決定するステップは、
位相追跡参照信号の周波数領域密度を、位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定するステップを含む、実施形態1から4のいずれか一項に記載の方法。
【0215】
6.位相追跡参照信号の周波数領域密度を、位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定するステップは、
位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を、ネットワーク装置の位相雑音に基づいて修正するステップと、
位相追跡参照信号の周波数領域密度を、位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定するステップとを含む、実施形態5に記載の方法。
【0216】
7.位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号のパターンに基づいて端末装置に送信するステップの前に、方法は、
ネットワーク装置が位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を修正するとき、第2の指示情報を端末装置に送信するステップであって、第2の指示情報は、位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値を示すために使用される、ステップ、または
ネットワーク装置が位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を修正しないとき、第2の指示情報を端末装置に送信するステップであって、第2の指示情報は確認情報である、ステップをさらに含む、実施形態6に記載の方法。
【0217】
8.第1の指示情報は、無線リソース制御シグナリングであり、第2の指示情報は、無線リソース制御シグナリングである、実施形態4または7に記載の方法。
【0218】
9.端末装置によって、第1の指示情報をネットワーク装置に送信するステップであって、第1の指示情報は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つを示すために使用される、ステップと、
ネットワーク装置によって送信された位相追跡参照信号を受信するステップと
を含む無線通信方法。
【0219】
10.ネットワーク装置によって送信された位相追跡参照信号を受信するステップは、
ネットワーク装置によって送信された第2の指示情報を受信するステップであって、第2の指示情報は、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、を示すために使用される、ステップと、
第2の指示情報に基づいて、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値を決定するステップと、
位相追跡参照信号の時間領域密度および/または周波数領域密度を、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、ならびにネットワーク装置によって端末装置用にスケジュールされた変調符号化方式、および/またはネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定するステップと、
位相追跡参照信号の修正されたパターンを、位相追跡参照信号の時間領域密度および/または周波数領域密度に基づいて決定するステップと、
ネットワーク装置によって送信された位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号のパターンに基づいて受信するステップとを含む、実施形態9に記載の方法。
【0220】
11.第2の指示情報は、無線リソース制御シグナリングである、実施形態10に記載の方法。
【0221】
12.位相追跡参照信号のパターンを、端末装置によって送信された、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つ、ならびにネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、のうちの少なくとも1つ、に基づいて決定するように構成された決定モジュールと、
位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号の決定されたパターンに基づいて、端末装置に送信するように構成された送信モジュールと
を含むネットワーク装置。
【0222】
13.決定モジュールは、
位相追跡参照信号の時間領域密度を、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、に基づいて決定するように具体的に構成される、実施形態12に記載のネットワーク装置。
【0223】
14.決定モジュールは、
位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を、ネットワーク装置の位相雑音に基づいて修正し、
位相追跡参照信号の時間領域密度を、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている変調符号化方式、に基づいて決定する、ように具体的に構成される、実施形態12または13に記載のネットワーク装置。
【0224】
15.位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号のパターンに基づいて端末装置に送信するステップの前に、送信モジュールは、
ネットワーク装置が位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を修正するとき、第1の指示情報を端末装置に送信し、第1の指示情報は、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値を示すために使用される、または
ネットワーク装置が位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値を修正しないとき、第1の指示情報を端末装置に送信し、第1の指示情報は確認情報である、ように具体的に構成される、実施形態14に記載のネットワーク装置。
【0225】
16.決定モジュールは、
位相追跡参照信号の周波数領域密度を、位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定するように具体的に構成される、実施形態12から15のいずれか一項に記載のネットワーク装置。
【0226】
17.決定モジュールは、
位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を、ネットワーク装置の位相雑音に基づいて修正し、
位相追跡参照信号の周波数領域密度を、位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、およびネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定する、ように具体的に構成される、実施形態16に記載のネットワーク装置。
【0227】
18.位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号のパターンに基づいて端末装置に送信するステップの前に、送信モジュールは、
ネットワーク装置が位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を修正するとき、第2の指示情報を端末装置に送信し、第2の指示情報は、位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値を示すために使用される、または
ネットワーク装置が位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値を修正しないとき、第2の指示情報を端末装置に送信し、第2の指示情報は確認情報である、ように具体的に構成される、実施形態17に記載のネットワーク装置。
【0228】
19.第1の指示情報は、無線リソース制御シグナリングであり、第2の指示情報は、無線リソース制御シグナリングである、実施形態15または18に記載のネットワーク装置。
【0229】
20.端末装置によって、第1の指示情報をネットワーク装置に送信するように構成された送信モジュールであって、第1の指示情報は、端末装置によって要求される位相追跡参照信号のパターンに対応する変調符号化方式閾値、端末装置によって要求される位相追跡参照信号に対応するスケジュールされるリソースブロック数閾値、および端末装置によって受信された信号に対する端末装置の位相雑音の影響のファクタ、のうちの少なくとも1つを示すために使用される、送信モジュールと、
ネットワーク装置によって送信された位相追跡参照信号を受信するように構成された受信モジュールと
を含む端末装置。
【0230】
21.ネットワーク装置によって送信された位相追跡参照信号を受信するステップの前に、受信モジュールは、
ネットワーク装置によって送信された第2の指示情報を受信し、第2の指示情報は、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、を示すために使用される、
第2の指示情報に基づいて、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値を決定する、
位相追跡参照信号の時間領域密度および/または周波数領域密度を、位相追跡参照信号のパターンに対応する修正された変調符号化方式閾値、および/または位相追跡参照信号に対応する修正されたスケジュールされるリソースブロック数閾値、ならびにネットワーク装置によって端末装置用にスケジュールされた変調符号化方式、および/またはネットワーク装置によって端末装置用に現在スケジュールされている帯域幅、に基づいて決定する、
位相追跡参照信号の修正されたパターンを、位相追跡参照信号の時間領域密度および/または周波数領域密度に基づいて決定する、
ネットワーク装置によって送信された位相追跡参照信号を、位相追跡参照信号のパターンに基づいて受信する、ように具体的に構成される、実施形態20に記載の端末装置。
【0231】
22.第2の指示情報は、無線リソース制御シグナリングである、実施形態21に記載の端末装置。
【0232】
当業者は、本明細書において開示されている実施形態で説明される例と組み合わせて、モジュールおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実施され得ることを認識し得る。機能がハードウェアによって実施されるのか、それともソフトウェアによって実施されるのかは、特定のアプリケーションおよび技術ソリューションの設計制約条件に依存する。当業者は、説明されている機能を各特定のアプリケーション用に実施するために異なった方法を使用し得るが、その実施は本出願の範囲を逸脱すると考えられるべきではない。
【0233】
説明の簡単さおよび簡潔さのために、前述のシステム、装置、またはモジュールの詳細な動作プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたいことが、当業者によって明確に理解され得る。本明細書において詳細は再度説明されない。
【0234】
本出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置、および方法は、別の方式で実施され得ることが理解されるべきである。たとえば、説明された装置の実施形態は単なる例に過ぎない。たとえば、モジュール分割は単なる論理的な機能分割に過ぎない。実際の実施では、別の分割方式があり得る。たとえば、複数のモジュールまたはコンポーネントが、別のシステムに組み合わされるかもしくは統合されてもよく、または、いくつかの特徴が無視されるかもしくは実行されなくてもよい。さらに、表示または議論されている相互的連結もしくは直接的連結または通信接続は、いくつかのインタフェースを介して実施されてもよい。装置またはモジュール間の間接的な結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態、または別の形態で実施されてもよい。
【0235】
別々の部品として説明されているモジュールは、物理的に別個であってもなくてもよく、また、モジュールとして表示されている部品は、物理的に別々であってもなくてもよく、つまり、1つの場所に配置されていてもよいか、または複数のネットワークモジュール内に分散されていてもよい。モジュールのいくつかまたはすべてが、実施形態のソリューションの目的を達成するための実際の要件に基づいて選択されてもよい。
【0236】
さらに、本出願の実施形態における機能モジュールは、1つの処理モジュールに統合されてもよく、またはモジュールそれぞれが物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のモジュールが1つのモジュールに統合されてもよい。
【0237】
機能がソフトウェア機能モジュールの形態で実施され、独立した製品として販売または使用されるとき、機能はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。こうした理解に基づき、本出願の技術ソリューションが基本的に、または従来技術に貢献する部分が、または技術ソリューションのいくつかが、ソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本出願の実施形態において説明される方法のステップのいくつかまたはすべてを実行するように、1つのコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク装置などであり得る)に指示するための命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(Read−Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0238】
前述の実施形態のいくつかまたはすべては、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せによって実施され得る。実施形態を実施するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態のいくつかまたはすべては、コンピュータプログラム製品の形態で実施され得る。コンピュータプログラム製品は、1または複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータ上にロードされて実行されたとき、本出願に係る手順または機能のいくつかまたはすべてが生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラム可能な装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得るか、または1つのコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送され得る。たとえば、コンピュータ命令は、1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに、有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者回線)または無線(たとえば、赤外線、電波、マイクロ波など)方式で伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体、または1または複数の利用可能な媒体を含む、サーバもしくはデータセンタなどのデータ記憶装置であり得る。利用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートディスク、Solid State Disk、SSD)などであり得る。
【0239】
前述の説明は、単に本出願の具体的な実施態様に過ぎず、本出願の保護範囲を限定することは意図されていない。本出願で開示されている技術範囲内で当業者によって容易に考え付かれる一切の変形または置換は、本出願の保護範囲内に収まるものとする。したがって、本出願の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものとする。