(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記少なくとも1つのステーションセットは、物品の梱包作業に関連したステーションを含む第1ステーションセットと、物品の分類作業に関連したステーションを含む第2ステーションセットと、を含む、請求項1に記載の物流管理方法。
前記ステーションセットに含まれた前記少なくとも1つのステーションは、前記トートに含まれた物品の梱包作業を行うための場所に対応する、請求項17に記載の物流管理方法。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
実施形態を説明するに際して、本発明の属する技術分野でよく知られており、本発明と直接的に関連のない技術内容に対しては、説明を省略する。これは、不要な説明を省略することによって、本発明の要旨を不明瞭にせず、一層明確に伝達するためである。
【0016】
同様の理由で添付の図面において一部の構成要素は誇張されたり省略されたり概略的に図示された。また、各構成要素のサイズは、実際のサイズを反映するものではない。各図面において、同一または対応する構成要素には、同じ参照番号を付けた。
【0017】
本発明の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すると明確になる。しかしながら、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現され得、ただ本実施形態は、本発明の開示が完全になるようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇により定義されるだけである。明細書全般において、同一の参照符号は、同一の構成要素を示す。
【0018】
この際、処理フローチャート図面の各ブロックとフローチャート図面の組合せは、コンピュータプログラムインストラクションにより行われ得ることを理解することができる。これらのコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサーに搭載され得るので、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサーを介して行われるそのインストラクションがフローチャートのブロックで説明された機能を行う手段を生成することになる。これらのコンピュータプログラムインストラクションは、特定の方式で機能を具現するために、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を指向できるコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能メモリに保存されることも可能なので、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能メモリに保存されたインストラクションは、フローチャートのブロックで説明された機能を行うインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータプログラムインストラクションは、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることも可能なので、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が行われて、コンピュータで実行されるプロセスを生成してコンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を行うインストラクションは、フローチャートのブロックで説明された機能を実行するための段階を提供することも可能である。
【0019】
また、各ブロックは、特定の論理的機能を実行するための1つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を示すことができる。また、いくつかの代替実行例では、ブロックで言及された機能が順序を外れて発生することも可能であることに注目しなければならない。例えば、続けて図示されている二つのブロックは、事実上、実質的に同時に行われることも可能であり、または、そのブロックが時に該当する機能によって逆順に行われることも可能である。
【0020】
本開示の多様な実施形態において使用される「〜部」という用語は、ソフトウェアまたはFPGAまたはASICのようなハードウェア構成要素を意味し、「〜部」は、任意の役割を行う。しかしながら、「〜部」は、ソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「〜部」は、アドレッシングし得る保存媒体にあるように構成されることもでき、1つまたはそれ以上のプロセッサーを再生させるように構成されることもできる。したがって、一例として、「〜部」は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素およびタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシーザー、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、および変数を含む。構成要素と「〜部」内で提供される機能は、さらに小さい数の構成要素および「〜部」に結合されるか、追加的な構成要素と「〜部」にさらに分離され得る。それだけでなく、構成要素および「〜部」は、デバイスまたはセキュアマルチメディアカード内の1つまたはそれ以上のCPUを再生させるように具現されることもできる。
【0021】
図1は、本開示の多様な実施形態に係る物流管理システムを示す概略的な構成ブロック図である。
【0022】
多様な実施形態によれば、物流管理システムは、電子装置100(例:サーバー)、ユーザ端末200、およびネットワーク50を含むことができる。
【0023】
電子装置100(例:サーバー)は、物流管理のための多様な過程を処理するための装置であり、例えば物流センターに入庫される物品の在庫管理、物流センター内での物品の移動管理、または物品の集品作業、分類作業、梱包作業のうち少なくとも1つのための作業処理を管理することができる。一実施形態において、集品は、物流センターに入庫された物品を集めて次の処理を行うことができるように収集する手続きであり、分類は、集品された物品を所定の注文情報に基づいて分類する手続きであり、梱包は、集品されたり分類された物品を配送することができるようにボックスまたはビニルに梱包する手続きに該当し得る。
【0024】
電子装置100は、ネットワークサーバーで具現される多数のコンピュータシステムまたはコンピュータソフトウェアを含むことができ、多様な情報をウェブページで構成して提供することができる。例えば、電子装置100は、イントラネットまたはインターネットのようなコンピュータネットワークを介して他のネットワークサーバーと通信できる下位装置と連結されて作業実行要請を受け付け、それに対する作業を行って実行結果を提供するコンピュータシステムおよびコンピュータソフトウェアを指すことができる。その他にも、前記電子装置100は、ネットワークサーバー上で動作できる一連の応用プログラムと、内部に構築されている各種データベースを含む広義の概念と理解され得る。例えば、電子装置100は、ドス(DOS)、ウィンドウ(Windows)(登録商標)、リナックス(Linux)(登録商標)、ユニックス(UNIX)(登録商標)、またはMac OS(MacOS)(登録商標)等の運営体制によって多様に提供されるネットワークサーバープログラムを用いて具現され得る。
【0025】
ネットワーク50は、電子装置100とユーザ端末200、または電子装置100と外部装置(不図示)を連結する役割をすることができる。例えば、ネットワーク50は、ユーザ端末200が前記電子装置100と連結されてパケットデータを送受信することができるように接続経路を提供することができる。
【0026】
本開示の一実施形態に係る物流管理システムの動作は、電子装置100を介して具現され得、ユーザ端末200は、ネットワーク50を介して前記物流管理システムに連結され得る。電子装置100は、ユーザ端末200から受信した情報をデータベースに保存したり、前記データベースに保存された情報をユーザ端末200に提供することができる。
【0027】
さらに他の実施形態によれば、物流管理システムは、ユーザ端末200で具現されることもできる。例えば、ユーザは、ネットワーク50を介して、ユーザ端末200にアプリケーション形式の物流管理システムを設置して使用することができる。
【0028】
多様な実施形態に係る物流管理システムは、単一の物理的装置で具現され得、複数の物理的装置が有機的に結合された方式で具現されることもできる。例えば、物流管理システムに含まれた構成のうち一部は、いずれか1つの物理的装置により具現され、前記物流管理システムに含まれた構成のうち残りの一部は、他の物理的装置で具現され得る。例えば、いずれか1つの物理的装置は、電子装置100の一部で具現され得、他の物理的装置は、ユーザ端末200の一部または外部装置(不図示)の一部で具現され得る。場合によって、物流管理システムに含まれたそれぞれの構成要素は、それぞれ互いに異なる物理的装置に分散して配置され、前記分散配置された構成要素が有機的に結合されて、物流管理システムの機能および動作を行うように具現されることもできる。
【0029】
図2は、本開示の一実施形態に係る物流管理システムにおける物流処理過程を説明するための概略的な図である。
【0030】
物流センター(fulfillment center,FC)200は、購買者に配送する物品を貯蔵し管理する倉庫領域に該当し得る。例えば、物流センター200は、
図2に示されたように、多数の区域203、205、207、209、211、213、215に区分され得る。前記区域は、物品を入庫して貯蔵し、移動、検索、分類、出庫、および配送するための一連の処理過程を説明するための仮想の区分された空間を意味することもできる。前述した多数の区域のうち少なくとも一部は、本開示の多様な実施形態の範囲内で省略されたり、追加区分されたり、または変更適用され得ることはもちろんである。
【0031】
図2を参照して多様な実施形態に係る物流処理過程に関する概略的なフローを説明すると、まず、物品は、販売者から提供されて第1区域203(例:入庫区域(inbound zone))から物流センター200に入庫され得る。前記入庫された物品は、第2区域205(例:バッファー区域(buffer zone))および第3区域207(例:ドロップ区域(drop zone))を経て第4区域209(例:集品区域(picking zone))に伝達されて保管され、購買者から特定物品に対する注文が受け付けられたのにしたがって、前記第4区域209から集品された物品は、トート(トートボックス)に収納されて所定の運搬手段214を介して第5区域211(例:梱包区域(packing zone))に伝達、梱包され得る。第5区域211で梱包が完了した物品は、第6区域213(例:ハブ区域(hub zone))に保管されてから、配送員により出庫(outbound)されて、第7区域215(例:キャンプ区域(camp zone))からそれぞれの注文配送地に配送され得る。一方、実施形態において、トートは、集品過程で使用され得、その後、トートは、物品の分類または梱包手続きを行うステーションに移動して、トートに含まれた物品が分類または梱包され得るようにする。各トートは、識別情報を含むことができ、物流管理システムは、トートの識別情報を通じてトートの現在状態を確認することができる。より具体的には、集品、分類および梱包作業者は、作業状態に対応して作業状態情報と共に当該トートの識別情報をシステムに伝送し、システムは、各作業者から受信された情報に基づいてトートに含まれた物品の現在作業進行状態を確認することができる。
【0032】
より具体的には、第1区域203で、販売者から伝達を受けた物品202A、202Bが物流センター200に入庫され得る。販売者は、例えばトラック201等の運送手段を用いて物品202A、202Bを物流センター200に伝達することができる。前記第1区域203で作業者は、配送された物品の種類、入庫された数量、物品の損傷の有無等を確認し、これに関連した情報をユーザ端末200(または電子装置100)に提供することができる。例えば、作業者は、所定の条件を満たす物品に限って当該物品を第2区域205に伝達することができる。
【0033】
第2区域205は、第4区域209(例:集品区域(picking zone))に対する予備的な貯蔵所の役割をする空間に該当し得る。例えば、予想注文需要量以上で第4区域209に既に貯蔵された物品が存在する場合、これと同じ種類の物品が入庫されると、当該物品は、第2区域205に臨時的に貯蔵され得る。第4区域209に前記物品に対する追加貯蔵が要求される場合に、作業者は、前記第2区域205に貯蔵された物品を第3区域207に移動させ、第3区域207に移動した物品をさらに第4区域209に移動させることができる。例えば、前記移動作業は、フォークリフト(forklifts)206等を用いて行われ得る。
【0034】
第3区域207は、物品が第4区域209に配置される前まで前記物品を保管する場所に該当し得る。第3区域207で作業者は、ユーザ端末200を用いて物品に対する識別情報(例:バーコード)を識別(例:スキャン)し、前記物品を第4区域209に伝達することができる。第4区域209に伝達された物品は、第4区域209の特定貯蔵領域(例:棚、箱、トート、冷蔵庫、冷凍庫等)に配置され得る。
【0035】
例えば、第4区域209は、それぞれの貯蔵領域210を有する複数のフロアから構成され得る。第4区域209で作業者は、ユーザ端末200を介して貯蔵領域210の所定の位置に物品208を配置するようとの作業指示情報を受信し、当該作業指示情報を基に物品208を貯蔵領域210の指定された位置に配置することができる。例えば、作業者は、ユーザ端末200を用いて配置する物品208の識別情報(例:バーコード)を識別し、前記物品208を配置する貯蔵領域210の特定位置に対応する識別情報(例:バーコード)を識別する方式で、前記第4区域209で物品208が配置される位置に関連した情報をユーザ端末200(または電子装置100)に提供することができる。
【0036】
一方、第4区域209に配置された物品のうち少なくとも一部は、購買者の注文要請に対応して生成された集品作業指示情報に基づいて集品され得、少なくとも1つのトート(トートボックス)に収納され得る。例えば、前記第4区域209で作業者は、ユーザ端末200を介して前記貯蔵領域210に配置された物品のうち一部の物品を検索して集品するようとの作業指示情報を受信し、前記作業指示情報に基づいて集品作業を行うことができる。
【0037】
前記集品完了した物品が収納されたトートは、次の作業を行う目的地に移動することができる。前記トートは、例えば、梱包作業を行うステーションに移動したり、または分類作業を行うステーションに移動することができる。電子装置100は、前記トートに含まれた物品の特性に基づいて前記トートが移動する目的地(ステーション)を決定し、作業者にこれに関連した情報を提供することができる。
【0038】
例えば、作業者は、トートを所定の運搬手段214(例:コンベヤーベルト、エレベーター、カート、ハンドトラック、ドリー等)を介して第5区域211の特定目的地に伝達することができる。
【0039】
第5区域211は、第4区域209から伝達された物品を購買者に配送するために、箱、バッグ、またはビニル等を用いて梱包作業を行うステージ領域を含むことができる。また、第5区域211は、前記梱包作業が行われることに先立って、物品の分類作業を行うステージ領域をさらに含むことができる。
【0040】
一実施形態によれば、電子装置100は、購買者から受け付けられた1つ以上の注文を指定された条件によってバッチ(batch)単位で割り当てることができる。例えば、電子装置100は、注文の特性または注文された物品の特性に基づいて所定の注文(または物品)をバッチ単位で割り当てることができる。
【0041】
一例として、電子装置100は、第4区域209で1人の作業者に特定バッチに含まれる物品を一括的に集品するように集品作業指示情報を提供することができる。この場合、作業者は、前記バッチに含まれる物品を全部集品完了するまで集品作業を行うことになり、前記バッチに含まれる物品は、他のバッチに含まれる物品と混ぜられずに、単一のトート(またはトートセット)に収納され得る。例えば、Aバッチに含まれた物品(物品1、物品2、物品3)は、全部第1トートに収納され得る。前記第1トートは、梱包作業に関連した特定ステージ領域に移動し、Aバッチに含まれた少なくとも一部の物品は、1つのボックスまたはバッグに梱包されて出庫され得る。
【0042】
他の例として、電子装置100は、集品作業をより迅速かつ効率的に処理するために、割り当てられたバッチと関係なく前記第4区域209で作業者の位置と隣接する物品を対象として集品作業が行われ得るように複数の作業者に集品作業指示情報を提供することができる。この場合、1つのバッチに含まれた様々な物品が互いに異なる作業者に割り当てられ、前記バッチに含まれる物品は、様々な作業者により集品されて互いに異なるトートに収納され得る。例えば、Aバッチに含まれた物品(物品1、物品2、物品3)は、それぞれ第1トート、第2トート、および第3トートに収納され得る。前記互いに異なるトートに収納されたバッチ内の物品は、トートに収納された物品を分類する作業に関連したステージ領域に移動し、各バッチに対応する物品が同じトート(またはトートセット)に収納されるように分類する作業が行われ得る。例えば、物品1が収納された第1トート、物品2が収納された第2トート、および物品3が収納された第3トートは、それぞれ分類作業に関連した特定ステージ領域に移動して、第4トートに一括的に収納され得る。このようにバッチ単位で分類作業が行われたトートは、さらに第5区域211で梱包作業が行われ得るステージ領域に伝達され得る。
【0043】
一方、さらに他の例によれば、電子装置100は、前述した分類作業を省略するための方案として、注文に含まれた物品の特性に基づいて各物品ごとに1つのビニルにより梱包されて出庫されるように処理することもできる。この場合、特定バッチに含まれた物品が同じトート(またはトートセット)に収納されて梱包されなくても良いので、当該トートは、別途の分類作業に関連したステージ領域を経ることなく、すぐに梱包作業に関連したステージ領域に伝達され得る。このような方式で電子装置100は、所定物品に対する作業処理過程を短縮し、物流管理費用を節減することができる。
【0044】
電子装置100は、注文に含まれた物品の特性に基づいてトート(またはトートセット)を分類作業に関連したステージに伝達するかまたは梱包作業に関連したステージに伝達するか否かを決定することができる。例えば、電子装置100は、物品の特性(例:物品のサイズ、重さ等)に基づいてそれぞれの物品を1つのビニルに梱包して出庫できる物品に該当するかを決定することができる。例えば電子装置100は、前記それぞれの物品ごとに個別的にビニルに梱包して出庫できる特性の物品(注文)を区分して1つのバッチに割り当てることができる。
【0045】
第6区域213は、第5区域211から伝達された梱包された物品220を臨時的に貯蔵することができる。第6区域213に貯蔵された梱包された物品は、それぞれの配送住所地を基に第7区域215に伝達され、第7区域215で配送員224A、224Bは、多様な種類の運送手段222、226を用いて梱包された物品220を配送住所地に配送することができる。
【0046】
図3は、本開示の一実施形態に係る物流管理方法の概略的なフローチャートである。
【0047】
図3を参照すると、多様な実施形態に係る電子装置100は、段階310で、トートセットに含まれた少なくとも1つのトートを確認することができる。
【0048】
電子装置100は、購買者から受け付けられた少なくとも1つの注文に対して1つのバッチ(batch)に割り当てて管理することができる。例えば、1つのバッチには、少なくとも1つの顧客注文が含まれ得る。例えば、電子装置100は、指定された条件によって少なくとも1つの注文を取り合わせて1つのバッチとして決定することができる。例えば、電子装置100は、注文が受け付けられた時間に関連した情報に基づいて特定バッチに含まれる少なくとも1つの注文を決定したり、注文(または注文された物品)の特性に基づいて特定バッチに含まれる少なくとも1つの注文を決定することができる。
【0049】
トートセットは、前記1つのバッチで管理される少なくとも1つの注文に対応する物品が収納されたトートの集合に該当し得る。実施形態においてバッチは、ユーザまたはシステムにより設定された値であり、特定範囲の注文に対応する物品が含まれるトートを含むことができる。一例として、出庫されるべき時間が特定時間以前に該当する物品は、同じバッチに含まれたトートを通じて集品され得る。これに伴い、1つのトートは、当該バッチに含まれた物品のうち集品のための動線を最小化できる物品を含むことができ、ひいては、集品段階でバッチに含まれた全体の物品をそれぞれトートを通じて集品されるようにすることによって、集品の効率が向上し得、適時に配送するために、管理されるべき注文の集品および梱包状態をバッチに含まれたトートの状態を通じて確認することができる。
【0050】
例えば、トートセットは、当該バッチに含まれた注文(または物品)の特性によって、単一のトートを含んだり、または複数のトートを含むことができる。それぞれのトートは、例えば
図2の第4区域209で作業者により集品された物品が収納されるトートボックスに該当し得る。それぞれのトートには、1つ以上の物品が収納され得る。段階320で、多様な実施形態に係る電子装置100は、段階310で確認した少なくとも1つのトートに収納された物品(または複数物品)の特性に基づいて、前記トートセットに対応するステーションセットを確認することができる。また、実施形態において1つのトートに対応するバッチ情報に基づいて対応するステーションセットが確認され得る。
【0051】
ステーションセットは、物品が集品された後、トートに収納された状態で次の作業を行うステーションに移動する間に通り過ぎる分岐地点に該当し得る。より具体的には、ステーションセットに含まれたステーションは、トートがステーションセットに割り当てられると、割り当てられたトートに含まれた物品を処理することができる。ステーションセットに含まれたステーションにトートを割り当てる方式は後述することとする。
【0052】
例えば、電子装置100は、前記トートに含まれた物品の特性に基づいて、当該物品が集品された後、すぐに梱包作業を行うように設定された物品であるか、または当該物品が集品された後、他のトートに収納された物品と共に梱包され得るように分類作業を経た後、梱包作業を行うように設定された物品であるか否かによって、前記トートセットに対応するステーションセットを確認することができる。
【0053】
例えば、物流センター200は、第4区域209と第5区域211との間の位置に少なくとも1つのステーションセットを含むことができる。第4区域209で集品された物品は、前記少なくとも1つのステーションセットを通じて第5区域211の特定ステーション領域に移動して次の作業が行われ得る。
【0054】
一実施形態において、トートに含まれた物品が、集品後にすぐに梱包作業を行うように設定された物品である場合、電子装置100は、前記物品を含むトートセットを、物品の梱包作業に関連したステーションを含む第1ステーションセットに対応するものと判断することができる。
【0055】
例えば、集品後にすぐに梱包作業を行うように設定された物品は、ユーザの注文情報、物流センターの商品情報および物品情報のうち少なくとも1つに基づいて選択され得る。これに伴い、1人の顧客が複数の異なる種類の複数の物品を注文する場合にも、各物品は、別途梱包され得、別途梱包された複数の物品を配送員が顧客に配送することができる。一例として、別途梱包される物品は、1つの物品が1つの梱包材内に梱包され得る。
【0056】
他の実施形態において、前記トートに含まれた物品が、集品後に他のトートに収納された他の物品と共に梱包されるように、分類作業を経て前記梱包作業を行うように設定された物品である場合、電子装置100は、前記物品を含むトートセットを、物品の分類作業に関連したステーションを含む第2ステーションセットに対応するものと判断することができる。
【0057】
一方、電子装置100は、物品の梱包作業に関連したステーションを含むステーションセットが第4区域209で複数のフロアごとに設けられている場合、当該トートに対する集品作業が行われたフロアに対応するステーションセットを前記トートセットに対応するステーションセットとして決定することができる。
【0058】
段階330で、電子装置100は、確認したステーションセットに含まれた少なくとも1つのステーションのうちいずれか1つを、前記トートセットに含まれた少なくとも1つのトートの目的地として決定することができる。
【0059】
前記トートセットに含まれた少なくとも1つのトートは、段階330で決定された目的地に移動して、当該ステーション領域で物品の梱包作業または物品の分類作業のうちいずれか1つが行われ得る。
【0060】
電子装置100は、段階330で、前記確認されたステーションセットが複数のステーションを含む場合に、所定のスケジューリング方式を用いて前記複数のステーションのうちのいずれか1つのステーションを前記トートセットに含まれた少なくとも1つのトートの目的地として決定することができる。
【0061】
例えば、電子装置100は、段階330で、特定のトートセットが複数のステーションを含むステーションセットに対応するものと確認された場合、ラウンドロビン方式を通じて、前記トートセットに含まれた少なくとも1つのトートそれぞれの目的地を前記複数のステーションのうちいずれか1つのステーションとして決定することができる。一方、実施形態においてラウンドロビンを通じてトートをステーションに割り当てることを記載したが、ラウンドロビン以外の他のスケジューリング方式を通じてトートをステーションに割り当てることもでき、ステーションセットに含まれたステーションの作業負荷を考慮してステーションセットに到達するトートを適応的に作業負荷の低いステーションに割り当てる方式で本明細書の実施形態が具現され得る。
【0062】
例えば、所定のトートセットが第1トート、第2トート、第3トート、および第4トートを含み、前記トートセットに含まれた物品の特性に基づいて、前記トートセットが物品の梱包作業に関連した第1ステーションセットに対応するものと判断した場合、電子装置100は、前記第1ステーションセットに含まれたいずれか1つのステーションを前記第1トート〜第4トートの目的地として決定することができる。
【0063】
例えば、前記第1ステーションセットが複数のステーション(例:第1ステーション、第2ステーション、および第3ステーション)を含む場合、電子装置100は、ラウンドロビン方式を用いて、第1トート〜第4トートの目的地を決定することができる。例えば、第1トートの目的地は、第1ステーションとして決定され、第2トートの目的地は、第2ステーションとして決定され、第3トートの目的地は、第3ステーションとして決定され、第4トートの目的地は、さらに第1ステーションとして決定され得る。前記第1ステーション〜第3ステーションは、同一に梱包作業を行うように設定されたステーション領域に該当し得る。電子装置100は、トートセットに含まれたトートを複数のステーションに実質的に均等に分配することによって、特定ステーションにおける作業負荷が過度に増加することを防止することができる。
【0064】
一方、
図3に示されていないが、多様な実施形態に係る電子装置100は、ディスプレイ(またはユーザ端末200のディスプレイ)を介して、トートセットに関する情報および前記トートセットに対応するものと確認されたステーションセットに関する情報を表示することができる。
【0065】
例えば、電子装置100は、トートセットに含まれた少なくとも1つのトートの移動位置に関連した情報、トートセットの作業状態に関する情報、およびトートセットの出庫要請時間情報のうち少なくとも一部を提供することができる。
【0066】
例えば、電子装置100は、前記トートセットに含まれた少なくとも1つのトートの移動位置に関連した情報として、前記少なくとも1つのトートが目的地またはステーションセットに移動を完了したか否かに関する情報を表示することができる。例えば、電子装置100は、前記表示動作で、それぞれのトート目的地またはステーションセットに移動中のトートと、移動が完了したトートを互いに区別されるように異なる方式で表示することによって、トートセットに含まれた少なくとも1つのトートの移動状況に関する情報を提供することができる。
【0067】
例えば、電子装置100は、トートセットの作業状態情報として、トートセットに含まれる各トートの集品完了の有無に関連した情報を表示することができる。例えば、電子装置100は、トートセットに含まれたトートが現在集品中であるかまたは集品作業が完了したか否かに関する情報を表示することができる。
【0068】
作業者(作業管理者)は、前記表示情報を確認することによって、トートセットに含まれるそれぞれのトートの移動状態および作業状態を直観的に識別し、トートセットをより効果的に管理することができる。
【0069】
図4は、本開示の一実施形態に係る電子装置の表示画面情報を示す図である。
【0070】
図4を参照すると、多様な実施形態に係る電子装置100は、トートセットに関する情報401、402、403、405および前記トートセットに対応するステーションセットに関する情報404を表示画面を介して出力することができる。
【0071】
一実施形態によれば電子装置100は、物流センター200で管理される複数のトートセットのうち、集品が完了したトートを1つ以上含むトートセットに関する情報を前記表示画面に出力することができる。
【0072】
例えば、電子装置100は、ユーザの情報照会時点を基準として、指定された期間(例:最近2日)以内に新規生成されたトートセットのうち、集品が完了したトートを少なくとも1つ含むトートセットを検索して当該情報を表示することができる。例えば、電子装置100は、前記検索されたトートセットが複数の個数である場合、各トートセットの出庫要請時間情報に基づいて、出庫要請時間が早い順に前記トートセットを羅列して表示することができる。
【0073】
一方、電子装置100は、前記表示されたトートセットに含まれたそれぞれのトートに対する出庫作業が全部完了した場合、当該トートセットに関する情報を前記表示画面から除外させることができる。
【0074】
すなわち、一実施形態に係る電子装置100は、トートセットに含まれるトートのうちいずれか1つのトートに対する集品の完了に対応してトートセットに関する情報を表示画面に出力し、前記トートセットに含まれるトート全体に対する梱包および出庫の完了に対応して前記トートセットに関する情報を前記表示項目から除外することができる。これを通じて、現在集品後に出庫前状態であるトートセットの作業進行に関する情報を効果的に提供することができる。
【0075】
一方、多様な実施形態に係る電子装置100は、集品作業後に別途の分類作業を経ることなくすぐに梱包作業を行うように決定されたトートセットに限って前記表示画面に情報を出力することができる。電子装置100は、前記表示画面を介して集品作業後にすぐに梱包作業を行うように設定されたトートセットに対する作業進行に関する情報を提供することができる。
【0076】
多様な実施形態によれば、電子装置100は、前記トートセットに関する情報照会時に、指定された条件を満たすそれぞれのトートセットを示すトートセット識別情報401と、前記トートセットに含まれるそれぞれのトートを示すトート識別情報405を表示することができる。また、電子装置100は、それぞれのトートセットに対する作業状態情報402、出庫要請時間情報403、そしてトートセットに含まれたそれぞれのトートの移動位置に関する情報405を表示することができる。
【0077】
トートセットの作業状態情報402は、例えば、それぞれのトートセットの集品作業が完了したか否かに関する情報であり、「集品中」または「集品完了」のうちいずれか1つで表示され得る。他の例として、前記トートセットの作業状態情報402は、各トートセットの集品作業完了の有無、分類作業完了の有無、または梱包作業完了の有無に関する情報のうち少なくとも一部を含むこともできる。例えば前記表示画面で照会されるトートセットは、集品作業後に別途の分類作業を経ることなく梱包作業が行われるように設定されたもの等に該当し得、この場合、特定トートセットの集品作業が完了し、梱包作業のためのステーションに移動が完了して梱包作業を行う状態である場合、当該トートセットの作業状態は、「分類完了」または「梱包中」で表示され得る。
【0078】
トートセットの出庫要請時間情報403は、トートセットに対応する注文の予想発送日付(expected shipping date)に基づいて決定される作業期限管理のための情報に該当し得る。一実施形態において電子装置100は、出庫要請時間情報403に基づいて、前記出庫要請時間が差し迫った順にトートセットを羅列して表示することができる。
【0079】
トートセットに対応するステーションセットに関する情報404は、前記トートセットに含まれる少なくとも1つのトートが次の作業を行うステーションに移動する過程で経由し得る分岐地点の識別情報に該当し得る。例えば、トートセットに対応するステーションセットは、前記トートセットの集品作業が行われた集品作業場所に基づいて決定され得る。例えば、前記トートセットに対応するステーションセットは、前記集品作業場所と同じフロア(floor)に位置するステーションセットに該当し得る。
【0080】
一方、多様な実施形態に係る電子装置100は、トートセットに含まれたトート情報405に関連して、それぞれのトートに対応するトートの識別情報と共に前記トートの移動位置に関する情報を含むように表示することができる。
【0081】
例えば、トート情報405は、それぞれのトートセットに含まれるトートが目的地(またはステーションセット)に移動を完了したか否かによって異なる方式で表示され得る。例えば、電子装置100は、それぞれのトート目的地に移動が進行中のトートと、移動が完了したトートが互いに区別されるようにトート識別情報を異なる方式で表示することができる。例えば、それぞれのトートに対応するトート識別情報の背景色、背景模様、ハイライト表示、フォント、アンダーライン等を相異に表示して、それぞれのトートの移動状態に関する情報を提供することができる。他の実施形態において、電子装置100は、前記トート情報405の項目で梱包作業が完了したトートに対応するトート識別情報を前記移動中のトートおよび移動が完了したトートと異なる方式で表示する方式で、個別トートの作業進行情報を提供することもできる。
【0082】
例えば、
図4に示された表示画面を介して、ユーザ(作業管理者)は、トートセット識別番号が453である第1トートセットの場合、トート識別番号453213の第1トートを含み、前記第1トートは、集品が完了し、前記第1トートセットに対応するステーションセット(Y Line)側に移動が完了し、前記第1トートセットの出庫要請時間は、2020年3月24日19時30分であることを確認することができる。
【0083】
また、トートセット識別番号が452である第3トートセットは、少なくとも6個のトート(トート識別番号452101、トート識別番号452614、トート識別番号452903、トート識別番号452245、トート識別番号452288、トート識別番号452662)を含み、これら6個のトートは、全部集品が完了し、第3トートセットに対応するステーションセット(X Line)側に4個のトート(トート識別番号452614、トート識別番号452903、トート識別番号452245、トート識別番号452662)は、移動が完了し、2個のトート(トート識別番号452101、トート識別番号452288)は、現在移動中であり、前記第3トートセットの出庫要請時間は、2020年3月24日19時30分に該当することを確認することができる。
【0084】
一方、一実施形態に係る電子装置100は、前記表示画面で特定ステーションセットに対応するトートセットを選択的に検索できるインターフェース406を含むことができる。例えば、ユーザは、前記インターフェース406を介していずれか1つのステーションセット(例:Y Line)に対応するトートセット(例:トートセット識別番号453)のみを検索して選択的に表示することができる。
【0085】
図5は、本開示の一実施形態に係る電子装置の表示情報画面を示す図である。
【0086】
多様な実施形態によれば、電子装置100で管理する所定の物流センター200は、少なくとも1つのステーションセット(例:X Line、Y Line、Z Line)と、前記ステーションセットそれぞれに含まれた少なくとも1つのステーション(例:X1〜X7、Y1、Z1)を含むことができる。
【0087】
電子装置100は、「ステーションセット設定変更」503の項目を用いてユーザから前記物流センター200に含まれたステーションセットおよびステーションの情報を設定する入力を受信することができる。例えば、
図5に示された表示画面で出力されるそれぞれのステーションは、物品の梱包作業に関連したステーションに該当し得る。例えば、前記第2ステーションセット(Y Line)は、物品の梱包作業に関連したステーションY1と物品の分類作業に関連したステーション(例:Y2)(不図示)を含むことができる。ユーザは、前記第2ステーションセットに含まれた複数のステーションのうち梱包作業に関連したステーションY1のみを
図5のステーション項目に含ませることができる。
【0088】
例えば、第1ステーションセット(X Line)のように、物品の梱包作業に関連したステーションX1〜X7を複数個含むものと設定された場合、電子装置100は、前記第1ステーションセット(X Line)に対応するものと確認されたトートセットの各トートを、所定のスケジューリング方式を用いて前記複数の梱包作業に関連したステーションX1〜X7に割り当てることができる。例えば、電子装置100は、トートセットに含まれたそれぞれのトートに対する目的地を、ラウンドロビン方式を用いて、前記第1ステーションセット(X Line)に含まれた前記ステーションX1〜X7のうちいずれか1つとして決定することができる。
【0089】
図6は、本開示の一実施形態に係る電子装置の表示情報画面を示す図である。例えば
図6は、
図5の表示情報画面で特定トートセットに対応する識別情報を選択するユーザ入力の受信によって、前記選択されたトートセットに関する詳細情報を表示する画面を例示的に示す図である。
【0090】
図6を参照すると、多様な実施形態に係る電子装置100は、ユーザの入力に基づいてトートセットに関する詳細情報を表示することができる。
【0091】
例えば、前記トートセットに関する詳細情報は、当該トートセットに対応する識別情報(例:トートセットID 「453」)601、トートセットの作業状態情報602、608(例:「集品中」、「集品完了」)、トートセットの作業管理者に関する情報603、609(例:管理者ID 「John」、管理者接続時間情報「2020−07−31 14:36:15」、管理者接続の有無情報(例:「ログイン」、「ログアウト」))、トートセットの出庫要請時間情報604(例:「2020−07−31 17:45:00」)、トートセットに含まれるトートの集品完了時間情報605(例:「2020−07−31 14:39:39」)、トートセットに対応するステーションセットおよびトート目的地情報606(例:「梱包Z Line−Z1」、およびトートセットに含まれるトートに対応する識別情報(例:カート(トート)「453213」)607、612のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0092】
また、前記トートセットに関する詳細情報は、前記トートセットに含まれる1つ以上の注文に関する情報610、611(例:出庫番号情報、注文番号情報)をさらに含むことができる。例えば、電子装置100は、前記トートセットに含まれる1つ以上の注文に関する情報のうちいずれか1つに対するユーザ入力を受信したのにしたがって、当該注文情報の詳細情報をさらに表示するユーザインタフェースを提供することもできる。
【0093】
図7は、本開示の一実施形態に係る電子装置の表示情報画面を示す図である。例えば
図7は、
図5の表示情報画面で特定トートに対応する識別情報を選択するユーザ入力の受信によって、前記選択されたトートに関する詳細情報を表示する画面を例示的に示す図である。
【0094】
図7を参照すると、多様な実施形態に係る電子装置100は、ユーザの入力に基づいて特定トートに関する詳細情報を表示することができる。
【0095】
例えば、トートに関する詳細情報は、当該トートに対応する識別情報701、716(例:トート識別情報「456861」)、トートの次の作業情報702(例:トート用途「梱包」)、トートの目的地情報703(例:「Z1」ステーション)、トートの作業状態情報704、705(例:トートの目的地への移動の有無「Tote移動完了」、移動完了時間「2020−07−31 14:25:19」、作業要請時間「2020−07−31 14:20:25」)、トートに対応するトートセット情報707(例:トートセット識別情報」456」)、トートに対応するトートセットの作業情報708(例:Batch Job ID 「127767049」、「集品完了」)、トートに対応するトートセットの出庫要請時間情報709(例:2020−07−31 17:45:00)、前記トートの作業位置情報710、711、712(例:リバッチロケーション、リビンロケーション、梱包ロケーション「Z Line−Z1」)、およびトートに含まれた注文別の詳細情報(例:各注文の集品完了の有無に関する情報713、各注文に含まれた物品情報714、各注文に対応する出庫番号情報715、各注文別の集品完了時間情報717)のうち少なくとも一部を含むことができる。例えば、前記トートに関する詳細情報を表示する表示画面は、トートの作業状態を変更するためのインターフェース706をさらに含むこともできる。
【0096】
図8は、本開示の多様な実施形態に係る電子装置の概略的な構成ブロック図である。
【0097】
図8を参照すると、多様な実施形態に係る電子装置100(例:サーバー)は、プロセッサー110、データベース120、ディスプレイ130、および通信モジュール140のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0098】
プロセッサー110は、本開示の多様な実施形態に係る物流管理方法を行うための一連の段階を処理することができる。プロセッサー110は、電子装置100の他の構成要素を全般的に制御することができる。
【0099】
例えば、プロセッサー110は、指定された条件を満たす特定トートセットに含まれる少なくとも1つのトートを確認し、前記少なくとも1つのトートに含まれた物品の特性に基づいて、トートセットに対応するステーションセットを確認することができる。
【0100】
プロセッサー110は、前記トートセットに対応するステーションセットに含まれた少なくとも1つのステーションのうちいずれか1つを前記少なくとも1つのトートの目的地として決定することができる。例えば、プロセッサー110は、所定のスケジューリング方式(例:ラウンドロビン方式)を用いて、ステーションセットに含まれた複数のステーションのうちいずれか1つをトートの目的地として決定することができる。
【0101】
プロセッサー110は、その他にも
図3を参照して説明した本開示の多様な実施形態に係る物流管理に関連した多様な機能を実行することができる。
【0102】
データベース120は、電子装置100の所定の保存空間に具現されたデータ構造であり、データの保存、検索、削除、編集、または追加等の機能が自由に行われ得る。例えば、データベース120は、データの保存、検索、削除、編集、または追加等の機能を処理するためのフィールドまたは構成要素を有し得る。
【0103】
データベース120は、電子装置100の多様な機能に関連したデータを保存することができる。例えば、データベース120は、物流センターに関連した多様な情報を保存することができ、プロセッサー110の実行動作のための命令語またはデータを保存することができる。
【0104】
ディスプレイ130は、電子装置100の動作に関連した多様な情報を表示することができる。例えば、ディスプレイ130は、トートセットに関する情報、トートセットに対応するステーションセットに関する情報、およびトートセットに含まれるトートに関する情報等を表示することができる。一実施形態に係る電子装置100は、ディスプレイ130を含まなくてもよく、通信モジュール140を介して前記表示される情報を他の装置(例:ユーザ端末200)に伝送して、他の装置に設けられたディスプレイを介して前記情報が表示され得るように表示情報を提供することもできる。
【0105】
通信モジュール140は、電子装置100のデータベース120に保存された情報またはプロセッサー110により処理された所定の情報を他の装置に伝送したり、他の装置から電子装置100に所定の情報を受信する機能を行うことができる。例えば、通信モジュール140は、ユーザ端末200から所定のユーザ入力情報を受信することができる。実施形態において通信モジュール140は、情報を送受信するためのトランシーバーを含むことができる。
【0106】
なお、本明細書と図面には、本発明の好ましい実施形態について開示し、たとえ特定用語が使用されても、これは、ただ本発明の技術内容を容易に説明し、発明の理解を助けるための一般的な意味で使用されたものであって、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施形態の他にも、本発明の技術的思想に基づく他の変形例が実施可能であることは、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に自明である。
【解決手段】多様な実施形態に係る物流管理方法は、トートセットに含まれた少なくとも1つのトートを確認する段階と、前記少なくとも1つのトートに含まれた物品の特性に基づいて、少なくとも1つのステーションセットのうち前記少なくとも1つのトートに対応するステーションセットを確認する段階と、前記確認されたステーションセットに含まれた少なくとも1つのステーションのうちいずれか1つを前記少なくとも1つのトートに対応する目的地として決定する段階と、を含むことができる。その他、他の実施形態が可能である。