特許第6966645号(P6966645)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6966645
(24)【登録日】2021年10月25日
(45)【発行日】2021年11月17日
(54)【発明の名称】3つの位置を含む容器用クロージャ
(51)【国際特許分類】
   B65D 41/04 20060101AFI20211108BHJP
【FI】
   B65D41/04 300
【請求項の数】12
【全頁数】33
(21)【出願番号】特願2020-526600(P2020-526600)
(86)(22)【出願日】2018年11月1日
(65)【公表番号】特表2021-502934(P2021-502934A)
(43)【公表日】2021年2月4日
(86)【国際出願番号】US2018058655
(87)【国際公開番号】WO2019103817
(87)【国際公開日】20190531
【審査請求日】2020年5月14日
(31)【優先権主張番号】17203313.6
(32)【優先日】2017年11月23日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】590005058
【氏名又は名称】ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー
【氏名又は名称原語表記】THE PROCTER & GAMBLE COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マーク ルイス アガートン
(72)【発明者】
【氏名】ブライアン デイビッド アンドレス
(72)【発明者】
【氏名】ダグラス デイビッド セナ
【審査官】 家城 雅美
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2005/0279746(US,A1)
【文献】 米国特許第04609114(US,A)
【文献】 仏国特許出願公開第02702739(FR,A1)
【文献】 特開2016−094229(JP,A)
【文献】 特表2011−505302(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0261066(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 41/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジン及びシュラウドを備えるクロージャであって、前記クロージャが、容器の開口部に取り付けられて内部及び外側を画定するように適合されており、
前記シュラウド及びエンジンが、係合するように適合されており、
前記クロージャが、第1の位置、第2の位置、及び第3の位置をとることができ、
a.前記シュラウドが、前記エンジンに対して直線的に移動し、前記エンジンに対する前記シュラウドの前記直線的な移動により、前記クロージャが第1の位置から第2の位置に、または第2の位置から第1の位置に移動し、前記クロージャを前記第1の位置から前記第2の位置に移動させるには、前記クロージャを前記第2の位置から前記第1の位置に移動させるのとは異なる最小の力が必要とされるか、若しくは
b.前記シュラウドが、前記エンジンに対して直線的に移動し、前記エンジンに対する前記シュラウドの前記直線的な移動により、前記クロージャが第2の位置から第3の位置に、または第3の位置から第2の位置に移動し、前記クロージャを前記第2の位置から前記第3の位置に移動させるには、前記クロージャを前記第3の位置から前記第2の位置に移動させるのとは異なる最小の力が必要とされるか、又は
c.a及びbの両方であるか、あるいは
d.前記シュラウドが、前記エンジンに対して回転的に移動し、前記エンジンに対する前記シュラウドの前記回転的な移動により、前記クロージャが第1の位置から第2の位置に、または第2の位置から第1の位置に移動し、前記クロージャを前記第1の位置から前記第2の位置に移動させるには、前記クロージャを前記第2の位置から前記第1の位置に移動させるのとは異なる最小のトルクが必要とされるか、若しくは
e.前記シュラウドが、前記エンジンに対して回転的に移動し、前記エンジンに対する前記シュラウドの前記回転的な移動により、前記クロージャが第2の位置から第3の位置に、または第3の位置から第2の位置に移動し、前記クロージャを前記第2の位置から前記第3の位置に移動させるには、前記クロージャを前記第3の位置から前記第2の位置に移動させるのとは異なる最小のトルクが必要とされるか、又は
f.d及びeの両方であり、
前記クロージャが容器に取り付けられ、かつ前記クロージャが前記第1の位置にあるとき、気体と液体のいずれも、前記内部と前記外側との間を通過することができず、
前記クロージャが容器に取り付けられ、かつ前記クロージャが前記第2の位置にあるとき、気体は、前記内部と前記外側との間を通過できるが、液体は、通過することができず、
前記クロージャが容器に取り付けられ、かつ前記クロージャが前記第3の位置にあるとき、気体及び液体の両方が、前記内部と前記外側との間を通過することができる、クロージャ。
【請求項2】
a.前記クロージャは、前記第3の位置を通過することなく、前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動させることができ、
b.前記クロージャは、前記第1の位置を通過することなく、前記第2の位置と前記第3の位置との間で移動させることができ、
c.前記第1の位置と前記第3の位置との間の運動が、前記第2の位置を通過する、請求項1に記載のクロージャ。
【請求項3】
前記クロージャが、閉鎖位置を有しており、前記クロージャが容器に取り付けられ、かつ前記クロージャが前記閉鎖位置にあるとき、気体と液体のいずれも、前記内部と前記外側との間を通過することができない、請求項1又は2に記載のクロージャ。
【請求項4】
前記クロージャが、気体のみの位置を有しており、前記クロージャが容器に取り付けられ、かつ前記クロージャが前記気体のみの位置にあるとき、気体は、前記内部と前記外側との間を通過できるが、液体は、通過することができない、請求項1〜3のいずれか一項に記載のクロージャ。
【請求項5】
前記クロージャが、開放位置を有しており、前記クロージャが容器に取り付けられ、かつ前記クロージャが前記開放位置にあるとき、気体及び液体の両方が、前記内部と前記外側との間を通過することができる、請求項1〜4のいずれか一項に記載のクロージャ。
【請求項6】
前記エンジンが第1のトラックを有し、前記シュラウドが第2のトラックを有し、
前記エンジンが、前記第1のトラックに沿った第1の突出輪郭プロファイルを備えた、前記第1のトラックから突出する第1の突出部を含み、
前記シュラウドが、前記第2のトラックに沿った第2の突出輪郭プロファイルを備えた、前記第2のトラックから突出する第2の突出部を含み、
前記第1の位置と前記第2の位置との間の前記シュラウドの移動が、前記第1の突出部と前記第2の突出部との間の相互作用を引き起こす、請求項1〜5のいずれか一項に記載のクロージャ。
【請求項7】
前記エンジンが第1のトラックを有し、前記シュラウドが第2のトラックを有し、
前記エンジン又は前記シュラウドが、前記第1又は第2のトラックにそれぞれ沿った第3の突出輪郭プロファイルを備えた、前記第1又は第2のトラックからそれぞれ突出する第3の突出部を含む、請求項6に記載のクロージャ。
【請求項8】
前記第3の突出部が、前記第1のトラックから突出し、前記第2の位置と前記第3の位置との間の前記シュラウドの運動が、前記第3の突出部と前記第2の突出部との間の相互作用を引き起こす、請求項7に記載のクロージャ。
【請求項9】
前記第3の突出部が、前記第2のトラックから突出し、前記第2の位置と前記第3の位置との間の前記シュラウドの運動が、前記第3の突出部と前記第1の突出部との間の相互作用を引き起こす、請求項7に記載のクロージャ。
【請求項10】
前記シュラウド及び前記エンジンが、異なる材料のものである、請求項1〜9のいずれか一項に記載のクロージャ。
【請求項11】
前記エンジンが、プロピレン又は置換プロピレンのポリマーを含むか、若しくは
前記シュラウドが、プロピレン又は置換プロピレンのポリマーを含むか、又は
前記エンジン及び前記シュラウドがそれぞれ、プロピレン又は置換プロピレンのポリマーを含むか、あるいは
前記シュラウドが、エチレン又は置換エチレンのポリマーを含むか、若しくは
前記エンジンが、エチレン又は置換エチレンのポリマーを含むか、又は
前記エンジン及び前記シュラウドがそれぞれ、エチレン又は置換エチレンのポリマーを含むか、あるいは
前記シュラウドが、熱可塑性エラストマーを含むか、若しくは
前記エンジンが、熱可塑性エラストマーを含むか、又は
前記エンジン及び前記シュラウドがそれぞれ、熱可塑性エラストマーを含む、請求項1〜のいずれか一項に記載のクロージャ。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか一項に記載の、クロージャを得るために組み立てられるように適合されたシュラウド及びエンジンを備える、部品のキット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器用クロージャに関し、このクロージャは3つの位置を含む。本発明は更に、そのようなクロージャを組み立てるための部品のキットに関する。
【背景技術】
【0002】
製品を販売及び輸送するための新しいモデルの出現に伴い、包装方法及び物品の改善が必要とされている。具体的には、同一の製品が、現在、店舗、電話、又はオンラインで物理的に購入できるようになり、様々な提示及び輸送活動に同時に適している包装容器が必要とされている。インターネット及び電話ベースの小売の場合、製品が搬送中に漏出しないようにするために、最小封止基準が必要とされている。容器が十分に封止され得る場合、包装内の追加の封止層の必要性を省くことができる。その一方で、店舗で購入している顧客は、店舗自体で容器の内容物を、特にそれを嗅ぐことによって検査することを望む場合がある。
【0003】
先行技術における容器のための改善されたクロージャを提供する1つの取り組みは、英国特許第2 339 771号で行われている。ここでは、可撓性のねじ山が、クロージャを容器と位置合わせする際の柔軟性を可能にするために用いられている。
【0004】
別の取り組みは、米国特許第5,217,130号に記載されている。ここでは、閉鎖するためにはラチェットが使用され、開放するためには、より複雑が操作を必要とする機構が、使用されている。
【0005】
本発明は、当該技術分野に存続する、様々な小売及び輸送の状況に適したクロージャへの要求に対処するものである。
【0006】
一般に、パラメータ「トルク」は、本発明の文脈において有用な任意の方法によって測定することができ、有用な結果を提供することができる。このテキストで定義されるトルク値は、一般に、コンディショニング方法9.2及び9.3を使用してASTM D3198によって測定される。好適なトルクテスタは、例えば、Mark−10 Corporation(11 Dixon Avenue、NY 11726 USA)から入手可能なCap Torque Tester Series TT01若しくはDigital Torque Gauges Series TT03C、又は同等のトルク測定機器である。
【0007】
一般に、パラメータ「力」は、本発明の文脈において有用な任意の方法によって測定することができ、有用な結果を提供することができる。このテキストに定義される力値は、一般に、ASTM E2069−00に開示されている方法に沿って、シュラウドを保持するジグと、ばね力ゲージの先端を使ってエンジンを押すばね力ゲージ(例えば、Mark−10 Corporation(11 Dixon Avenue、Copiague、NY 11726 USA)から入手可能なMark 10シリーズ4、シリーズ5、若しくはシリーズ6力ゲージ、又は同等のばね力ゲージ)と、を使用して測定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】英国特許第2 339 771号
【特許文献2】米国特許第5,217,130号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の目的は、輸送時に漏出するリスクが低減された容器用クロージャを提供することである。
【0010】
本発明の目的は、輸送時に追加の封止包装の必要性が低減された容器用クロージャを提供することである。
【0011】
本発明の目的は、顧客が容器の内容物を嗅ぐことを可能にする容器用クロージャを提供することである。
【0012】
本発明の目的は、上記の目的の2つ以上、好ましくは全てを同時に満たす容器用クロージャを提供することである。
【0013】
上記の目的のうちの少なくとも1つを少なくとも部分的に解決することへの寄与は、以下の実施形態の主題によってなされる。これらの実施形態のうちの2つ以上は、それらが不適合である場合を除いて組み合わせることができる。
【0014】
|1|本発明の第1の実施形態は、エンジン及びシュラウドを備えるクロージャであって、クロージャが、容器の開口部に取り付けられて内部及び外側を画定するように適合されており、
シュラウド及びエンジンが、係合するように適合されており、
クロージャが、第1の位置、第2の位置、及び第3の位置をとることができ、
a.シュラウドが、エンジンに対して直線的に移動し、クロージャを第1の位置から第2の位置に移動させるには、クロージャを第2の位置から第1の位置に移動させるのとは異なる最小の力が必要とされるか、若しくは
b.シュラウドが、エンジンに対して直線的に移動し、クロージャを第2の位置から第3の位置に移動させるには、クロージャを第3の位置から第2の位置に移動させるのとは異なる最小の力が必要とされるか、又は
c.a及びbの両方であるか、あるいは
d.シュラウドが、エンジンに対して回転的に移動し、クロージャを第1の位置から第2の位置に移動させるには、クロージャを第2の位置から第1の位置に移動させるのとは異なる最小のトルクが必要とされるか、若しくは
e.シュラウドが、エンジンに対して回転的に移動し、クロージャを第2の位置から第3の位置に移動させるには、クロージャを第3の位置から第2の位置に移動させるのとは異なる最小のトルクが必要とされるか、又は
f.d及びeの両方である、クロージャに関する。
【0015】
この第1の実施形態の第1の態様では、シュラウドが、エンジンに対して直線的に移動し、クロージャを第1の位置から第2の位置に移動させるには、クロージャを第2の位置から第1の位置に移動させるのよりも大きい最小の力が必要とされる。
【0016】
この実施形態の第2の態様では、シュラウドが、エンジンに対して直線的に移動し、クロージャを第1の位置から第2の位置に移動させるには、クロージャを第2の位置から第1の位置に移動させるのよりも小さい最小の力が必要とされる。
【0017】
この第1の実施形態の第3の態様では、シュラウドが、エンジンに対して直線的に移動し、クロージャを第2の位置から第3の位置に移動させるには、クロージャを第3の位置から第2の位置に移動させるのよりも大きい最小の力が必要とされる。
【0018】
この第1の実施形態の第4の態様では、シュラウドが、エンジンに対して直線的に移動し、クロージャを第2の位置から第3の位置に移動させるには、クロージャを第3の位置から第2の位置に移動させるのよりも小さい最小の力が必要とされる。
【0019】
この第1の実施形態の第5の態様では、シュラウドが、エンジンに対して直線的に移動し、クロージャを第1の位置から第2の位置に移動させるには、クロージャを第2の位置から第1の位置に移動させるのよりも大きい最小の力が必要とされ、クロージャを、第2の位置から第3の位置に移動させるには、クロージャを第3の位置から第2の位置に移動させるのよりも大きい最小の力が必要とされる。
【0020】
この第1の実施形態の第6の態様では、シュラウドが、エンジンに対して直線的に移動し、クロージャを第1の位置から第2の位置に移動させるには、クロージャを第2の位置から第1の位置に移動させるのよりも大きい最小の力が必要とされ、クロージャを第2の位置から第3の位置に移動させるには、クロージャを第3の位置から第2の位置に移動させるのよりも小さい最小の力が必要とされる。
【0021】
この第1の実施形態の第7の態様では、シュラウドが、エンジンに対して直線的に移動し、クロージャを第1の位置から第2の位置に移動させるには、クロージャを第2の位置から第1の位置に移動させるのよりも小さい最小の力が必要とされ、クロージャを第2の位置から第3の位置に移動させるには、クロージャを第3の位置から第2の位置に移動させるのよりも大きい最小の力が必要とされる。
【0022】
この第1の実施形態の第8の態様では、シュラウドが、エンジンに対して直線的に移動し、クロージャを第1の位置から第2の位置に移動させるには、クロージャを第2の位置から第1の位置に移動させるのよりも小さい最小の力が必要とされ、クロージャを第2の位置から第3の位置に移動させるには、クロージャを第3の位置から第2の位置に移動させるのよりも小さい最小の力が必要とされる。
【0023】
この第1の実施形態の第9の態様では、シュラウドが、エンジンに対して回転的に移動し、クロージャを第1の位置から第2の位置に移動させるには、クロージャを第2の位置から第1の位置に移動させるのよりも大きい最小のトルクが必要とされる。
【0024】
この第1の実施形態の第10の態様では、シュラウドが、エンジンに対して回転的に移動し、クロージャを第1の位置から第2の位置に移動させるには、クロージャを第2の位置から第1の位置に移動させるのよりも小さい最小のトルクが必要とされる。
【0025】
この第1の実施形態の第11の態様では、シュラウドが、エンジンに対して回転的に移動し、クロージャを第2の位置から第3の位置に移動させるには、クロージャを第3の位置から第2の位置に移動させるのよりも大きい最小のトルクが必要とされる。
【0026】
この第1の実施形態の第12の態様では、シュラウドが、エンジンに対して回転的に移動し、クロージャを第2の位置から第3の位置に移動させるには、クロージャを第3の位置から第2の位置に移動させるのよりも小さい最小のトルクが必要とされる。
【0027】
この第1の実施形態の第13の態様では、シュラウドが、エンジンに対して回転的に移動し、クロージャを第1の位置から第2の位置に移動させるには、クロージャを第2の位置から第1の位置に移動させるのよりも大きい最小のトルクが必要とされ、クロージャを第2の位置から第3の位置に移動させるには、クロージャを第3の位置から第2の位置に移動させるのよりも大きい最小のトルクが必要とされる。
【0028】
この第1の実施形態の第14の態様では、シュラウドが、エンジンに対して回転的に移動し、クロージャを第1の位置から第2の位置に移動させるには、クロージャを第2の位置から第1の位置に移動させるのよりも大きい最小のトルクが必要とされ、クロージャを第2の位置から第3の位置に移動させるには、クロージャを第3の位置から第2の位置に移動させるのよりも小さい最小のトルクが必要とされる。
【0029】
この第1の実施形態の第15の態様では、シュラウドが、エンジンに対して回転的に移動し、クロージャを第1の位置から第2の位置に移動させるには、クロージャを第2の位置から第1の位置に移動させるのよりも小さい最小のトルクが必要とされ、クロージャを第2の位置から第3の位置に移動させるには、クロージャを第3の位置から第2の位置に移動させるのよりも大きい最小のトルクが必要とされる。
【0030】
この第1の実施形態の第16の態様では、シュラウドが、エンジンに対して回転的に移動し、クロージャを第1の位置から第2の位置に移動させるには、クロージャを第2の位置から第1の位置に移動させるのよりも小さい最小のトルクが必要とされ、クロージャを第2の位置から第3の位置に移動させるには、クロージャを第3の位置から第2の位置に移動させるのよりも小さい最小のトルクが必要とされる。
【0031】
|2|第2の実施形態は、
a.クロージャは、第3の位置を通過することなく、第1の位置と第2の位置との間で移動させることができ、
b.クロージャは、第1の位置を通過することなく、第2の位置と第3の位置との間で移動させることができ、
c.第1の位置と第3の位置との間の運動が、第2の位置を通過する、実施形態|1|によるクロージャに関する。
【0032】
|3|第3の実施形態は、クロージャが、閉鎖位置を有しており、クロージャが容器に取り付けられ、かつクロージャが閉鎖位置にあるとき、気体と液体のいずれも、本質的に内部と外側との間を通過することができない、前述の実施形態のいずれかに記載のクロージャに関する。
【0033】
|4|第4の実施形態は、クロージャが、気体のみの位置を有しており、クロージャが容器に取り付けられ、かつクロージャが気体のみの位置にあるとき、気体は、内部と外側との間を通過できるが、液体は、本質的に通過することができない、前述の実施形態のいずれかに記載のクロージャに関する。
【0034】
|5|第5の実施形態は、クロージャが、開放位置を有しており、クロージャが容器に取り付けられ、かつクロージャが開放位置にあるとき、気体及び液体の両方が、内部と外側との間を通過することができる、前述の実施形態のいずれかに記載のクロージャに関する。
【0035】
|6|第6の実施形態は、
クロージャが容器に取り付けられ、かつクロージャが第1の位置にあるとき、気体と液体のいずれも、本質的に内部と外側との間を通過することができず、
クロージャが容器に取り付けられ、かつクロージャが第2の位置にあるとき、気体は、内部と外側との間を通過できるが、液体は、本質的に通過することができず、
クロージャが容器に取り付けられ、かつクロージャが第3の位置にあるとき、気体及び液体の両方が、内部と外側との間を通過することができる、前述の実施形態のいずれかに記載のクロージャに関する。
【0036】
本発明の文脈において使用される用語「気体及び液体を本質的に含まない」とは、このような量の気体及び液体のみが、本発明の文脈における当業者が実質的でないと認識するであろう任意の方向の内部と外側との間を通過することができることを意味する。
【0037】
本発明の文脈において使用されるように、液体が内部から外側へ、又は外側から内部へと通過できない特徴は、通常の環境条件下で、すなわち、本発明が一般的に使用される環境条件で、内部と外部との間で液体の量が交換されず、これは、クロージャによって保護された材料の貯蔵又は使用に悪影響を及ぼす。
【0038】
本開示全体を通して、気体の特徴は、本質的に内部から外側へと通過することができないことは、好ましくは、容器が最初に1気圧(101325Pa)のアルゴンで充填され、50mPaのアルゴンの圧力まで排気されたチャンバ内に配置されたときに、内部から外側への10分間の平均漏出率が1g/分未満であることを意味する。10分間の平均漏出率は、好ましくは0.01g/分未満、より好ましくは0.005g/分未満である。10分間の平均漏出率は、好ましくは以下のように決定される。
【0039】
本開示全体を通して、気体の特徴は、本質的に外側から内部へと通過することができないことは、好ましくは、容器が最初に50mPaのアルゴンまで排気され、1気圧(101325Pa)のアルゴンで充填されたチャンバ内に配置されたときに、外側から内部への10分間の平均漏出率が1g/分未満であることを意味する。10分間の平均漏出率は、好ましくは0.01g/分未満、より好ましくは0.005g/分未満である。10分間の平均漏出率は、好ましくは以下のように決定される。
【0040】
この第6の実施形態の第1の態様では、エンジンが、シュラウドに対して直線的に移動し、閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力よりも小さく、
閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは5〜15Nの範囲、例えば、5〜8Nの範囲、8〜12Nの範囲、若しくは12〜15Nの範囲、又は5〜15Nの範囲内、例えば、5〜8Nの範囲内、8〜12Nの範囲内、若しくは12〜15Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、6〜13Nの範囲、7〜11Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は6〜13Nの範囲内、7〜11Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは10〜20Nの範囲、例えば、10〜13Nの範囲、13〜17Nの範囲、若しくは17〜20Nの範囲、又は10〜20Nの範囲内、例えば、10〜13Nの範囲内、13〜17Nの範囲内、若しくは17〜20Nの範囲内である。必要とされる最小の力12〜19Nの範囲、14〜18Nの範囲、若しくは15〜17Nの範囲、又は12〜19Nの範囲内、14〜18Nの範囲内、若しくは15〜17Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは3〜10Nの範囲、例えば、3〜5Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は3〜10Nの範囲内、例えば、3〜5Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、4〜9Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは5.5〜7.7Nの範囲、又は4〜9Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは5.5〜7.7Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
閉鎖位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは3〜10Nの範囲、例えば、3〜5Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は3〜10Nの範囲内、例えば、3〜5Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、4〜9Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは5.5〜7.7Nの範囲、又は4〜9Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは5.5〜7.7Nの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0041】
この第6の実施形態の第2の態様では、エンジンが、シュラウドに対して直線的に移動し、閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力よりも大きく、
閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは5〜15Nの範囲、例えば、5〜8Nの範囲、8〜12Nの範囲、若しくは12〜15Nの範囲、又は5〜15Nの範囲内、例えば、5〜8Nの範囲内、8〜12Nの範囲内、若しくは12〜15Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、6〜13Nの範囲、7〜11Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は6〜13Nの範囲内、7〜11Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは10〜20Nの範囲、例えば、10〜13Nの範囲、13〜17Nの範囲、若しくは17〜20Nの範囲、又は10〜20Nの範囲内、例えば、10〜13Nの範囲内、13〜17Nの範囲内、若しくは17〜20Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、12〜19Nの範囲、14〜18Nの範囲、若しくは15〜17Nの範囲、又は12〜19Nの範囲内、14〜18Nの範囲内、若しくは15〜17Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは3〜10Nの範囲、例えば、3〜5Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は3〜10Nの範囲内、例えば、3〜5Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、4〜9Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは5.5〜7.7Nの範囲、又は4〜9Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは5.5〜7.7Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
閉鎖位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは3〜10Nの範囲、例えば、3〜5Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は3〜10Nの範囲内、例えば、3〜5Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、4〜9Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは5.5〜7.7Nの範囲、又は4〜9Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは5.5〜7.7Nの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0042】
この第6の実施形態の第3の態様では、エンジンが、シュラウドに対して直線的に移動し、気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力よりも大きく、
閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは3〜10Nの範囲、例えば、3〜5Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は3〜10Nの範囲内、例えば、3〜5Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、4〜9Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは5.5〜7.7Nの範囲、又は4〜9Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは5.5〜7.7Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは3〜10Nの範囲、例えば、3〜5Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は3〜10Nの範囲内、例えば、3〜5Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、4〜9Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは5.5〜7.7Nの範囲、又は4〜9Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは5.5〜7.7Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは10〜20Nの範囲、例えば、10〜13Nの範囲、13〜17Nの範囲、若しくは17〜20Nの範囲、又は10〜20Nの範囲内、例えば、10〜13Nの範囲内、13〜17Nの範囲内、若しくは17〜20Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、12〜19Nの範囲、14〜18Nの範囲、若しくは15〜17Nの範囲、又は12〜19Nの範囲内、14〜18Nの範囲内、若しくは15〜17Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは5〜15Nの範囲、例えば、5〜8Nの範囲、8〜12Nの範囲、若しくは12〜15Nの範囲、又は5〜15Nの範囲内、例えば、5〜8Nの範囲内、8〜12Nの範囲内、若しくは12〜15Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、6〜13Nの範囲、7〜11Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は6〜13Nの範囲内、7〜11Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0043】
この第6の実施形態の第4の態様では、エンジンが、シュラウドに対して直線的に移動し、気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力よりも小さく、
閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは3〜10Nの範囲、例えば、3〜5Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は3〜10Nの範囲内、例えば、3〜5Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、4〜9Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは5.5〜7.7Nの範囲、又は4〜9Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは5.5〜7.7Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは3〜10Nの範囲、例えば、3〜5Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は3〜10Nの範囲内、例えば、3〜5Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、4〜9Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは5.5〜7.7Nの範囲、又は4〜9Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは5.5〜7.7Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは5〜15Nの範囲、例えば、5〜8Nの範囲、8〜12Nの範囲、若しくは12〜15Nの範囲、又は5〜15Nの範囲内、例えば、5〜8Nの範囲内、8〜12Nの範囲内、若しくは12〜15Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、6〜13Nの範囲、7〜11Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は6〜13Nの範囲内、7〜11Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
開放位置から気体のみに位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは10〜20Nの範囲、例えば、10〜13Nの範囲、13〜17Nの範囲、若しくは17〜20Nの範囲、又は10〜20Nの範囲内、例えば、10〜13Nの範囲内、13〜17Nの範囲内、若しくは17〜20Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、12〜19Nの範囲、14〜18Nの範囲、若しくは15〜17Nの範囲、又は12〜19Nの範囲内、14〜18Nの範囲内、若しくは15〜17Nの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0044】
この第6の実施形態の第5の態様では、エンジンが、シュラウドに対して直線的に移動し、閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力より小さく、気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力よりも小さく、
閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは5〜15Nの範囲、例えば、5〜8Nの範囲、8〜12Nの範囲、若しくは12〜15Nの範囲、又は5〜15Nの範囲内、例えば、5〜8Nの範囲内、8〜12Nの範囲内、若しくは12〜15Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、6〜13Nの範囲、7〜11Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は6〜13Nの範囲内、7〜11Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは10〜20Nの範囲、例えば、10〜13Nの範囲、13〜17Nの範囲、若しくは17〜20Nの範囲、又は10〜20Nの範囲内、例えば、10〜13Nの範囲内、13〜17Nの範囲内、若しくは17〜20Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、12〜19Nの範囲、14〜18Nの範囲、若しくは15〜17Nの範囲、又は12〜19Nの範囲内、14〜18Nの範囲内、若しくは15〜17Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは5〜15Nの範囲、例えば、5〜8Nの範囲、8〜12Nの範囲、若しくは12〜15Nの範囲、又は5〜15Nの範囲内、例えば、5〜8Nの範囲内、8〜12Nの範囲内、若しくは12〜15Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、6〜13Nの範囲、7〜11Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は6〜13Nの範囲内、7〜11Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
開放位置から気体のみに位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは10〜20Nの範囲、例えば、10〜13Nの範囲、13〜17Nの範囲、若しくは17〜20Nの範囲、又は10〜20Nの範囲内、例えば、10〜13Nの範囲内、13〜17Nの範囲内、若しくは17〜20Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、12〜19Nの範囲、14〜18Nの範囲、若しくは15〜17Nの範囲、又は12〜19Nの範囲内、14〜18Nの範囲内、若しくは15〜17Nの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0045】
この第6の実施形態の第6の態様では、エンジンが、シュラウドに対して直線的に移動し、閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力より大きく、気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力よりも大きく、
閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは10〜20Nの範囲、例えば、10〜13Nの範囲、13〜17Nの範囲、若しくは17〜20Nの範囲、又は10〜20Nの範囲内、例えば、10〜13Nの範囲内、13〜17Nの範囲内、若しくは17〜20Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、12〜19Nの範囲、14〜18Nの範囲、若しくは15〜17Nの範囲、又は12〜19Nの範囲内、14〜18Nの範囲内、若しくは15〜17Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは5〜15Nの範囲、例えば、5〜8Nの範囲、8〜12Nの範囲、若しくは12〜15Nの範囲、又は5〜15Nの範囲内、例えば、5〜8Nの範囲内、8〜12Nの範囲内、若しくは12〜15Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、6〜13Nの範囲、7〜11Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は6〜13Nの範囲内、7〜11Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは10〜20Nの範囲、例えば、10〜13Nの範囲、13〜17Nの範囲、若しくは17〜20Nの範囲、又は10〜20Nの範囲内、例えば、10〜13Nの範囲内、13〜17Nの範囲内、若しくは17〜20Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、12〜19Nの範囲、14〜18Nの範囲、若しくは15〜17Nの範囲、又は12〜19Nの範囲内、14〜18Nの範囲内、若しくは15〜17Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小の力は、好ましくは5〜15Nの範囲、例えば、5〜8Nの範囲、8〜12Nの範囲、若しくは12〜15Nの範囲、又は5〜15Nの範囲内、例えば、5〜8Nの範囲内、8〜12Nの範囲内、若しくは12〜15Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、6〜13Nの範囲、7〜11Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は6〜13Nの範囲内、7〜11Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0046】
この第6の実施形態の第7の態様では、エンジンが、シュラウドに対して回転的に移動し、閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクよりも小さく、
閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲、又は0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲、又は0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.05〜1Nmの範囲、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲、0.3〜0.7Nmの範囲、若しくは0.7〜1Nmの範囲、又は0.05〜1Nmの範囲内、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲内、0.3〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.7〜1Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.1〜0.8Nmの範囲、0.2〜0.7Nmの範囲、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲、又は0.1〜0.8Nmの範囲内、0.2〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.05〜1Nmの範囲、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲、0.3〜0.7Nmの範囲、若しくは0.7〜1Nmの範囲、又は0.05〜1Nmの範囲内、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲内、0.3〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.7〜1Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.1〜0.8Nmの範囲、0.2〜0.7Nmの範囲、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲、又は0.1〜0.8Nmの範囲内、0.2〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
【0047】
この第6の実施形態の第8の態様では、エンジンが、シュラウドに対して回転的に移動し、閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクよりも大きく、
閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲、又は0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲、又は0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.05〜1Nmの範囲、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲、0.3〜0.7Nmの範囲、若しくは0.7〜1Nmの範囲、又は0.05〜1Nmの範囲内、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲内、0.3〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.7〜1Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.1〜0.8Nmの範囲、0.2〜0.7Nmの範囲、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲、又は0.1〜0.8Nmの範囲内、0.2〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.05〜1Nmの範囲、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲、0.3〜0.7Nmの範囲、若しくは0.7〜1Nmの範囲、又は0.05〜1Nmの範囲内、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲内、0.3〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.7〜1Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.1〜0.8Nmの範囲、0.2〜0.7Nmの範囲、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲、又は0.1〜0.8Nmの範囲内、0.2〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
【0048】
この第6の実施形態の第9の態様では、エンジンが、シュラウドに対して回転的に移動し、気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクよりも大きく、
閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.05〜1Nmの範囲、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲、0.3〜0.7Nmの範囲、若しくは0.7〜1Nmの範囲、又は0.05〜1Nmの範囲内、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲内、0.3〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.7〜1Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.1〜0.8Nmの範囲、0.2〜0.7Nmの範囲、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲、又は0.1〜0.8Nmの範囲内、0.2〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.05〜1Nmの範囲、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲、0.3〜0.7Nmの範囲、若しくは0.7〜1Nmの範囲、又は0.05〜1Nmの範囲内、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲内、0.3〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.7〜1Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.1〜0.8Nmの範囲、0.2〜0.7Nmの範囲、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲、又は0.1〜0.8Nmの範囲内、0.2〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲、又は0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲、又は0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0049】
この第6の実施形態の第10の態様では、エンジンが、シュラウドに対して回転的に移動し、気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクよりも小さく、
閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.05〜1Nmの範囲、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲、0.3〜0.7Nmの範囲、若しくは0.7〜1Nmの範囲、又は0.05〜1Nmの範囲内、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲内、0.3〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.7〜1Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.1〜0.8Nmの範囲、0.2〜0.7Nmの範囲、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲、又は0.1〜0.8Nmの範囲内、0.2〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.05〜1Nmの範囲、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲、0.3〜0.7Nmの範囲、若しくは0.7〜1Nmの範囲、又は0.05〜1Nmの範囲内、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲内、0.3〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.7〜1Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.1〜0.8Nmの範囲、0.2〜0.7Nmの範囲、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲、又は0.1〜0.8Nmの範囲内、0.2〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲、又は0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲、又は0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0050】
この第6の実施形態の第11の態様では、エンジンが、シュラウドに対して回転的に移動し、閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクより小さく、気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクよりも小さく、
閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmorの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲、又は0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲、又は0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲、又は0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲、又は0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0051】
この第6の実施形態の第12の態様では、エンジンが、シュラウドに対して回転的に移動し、閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクより大きく、気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクよりも大きく、
閉鎖位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲、又は0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から閉鎖位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲、又は0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
気体のみの位置から開放位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲、又は0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
開放位置から気体のみの位置にクロージャを移動させるのに必要な最小のトルクは、好ましくは0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲、又は0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0052】
|7|第7の実施形態は、エンジンが第1のトラックを有し、シュラウドが第2のトラックを有し、
エンジンが、第1のトラックに沿った第1の突出輪郭プロファイルを備えた、第1のトラックから突出する第1の突出部を含み、
シュラウドが、第2のトラックに沿った第2の突出輪郭プロファイルを備えた、第2のトラックから突出する第2の突出部を含み、
第1の位置と第2の位置との間のシュラウドの移動が、第1の突出部と第2の突出部との間の相互作用を引き起こす、前述の実施形態のいずれかに記載のクロージャに関する。
【0053】
この実施形態の一態様では、第1の突出輪郭プロファイルは非対称である。この実施形態の別の態様では、第1の突出輪郭プロファイルは対称である。
【0054】
この実施形態の一態様では、第2の突出輪郭プロファイルは非対称である。この実施形態の別の態様では、第2の突出輪郭プロファイルは対称である。
【0055】
この実施形態の一態様では、第1の突出輪郭プロファイル及び第2の突出輪郭プロファイルの両方が非対称である。この実施形態の別の態様では、第1の突出輪郭プロファイル及び第2の突出輪郭プロファイルの両方が対称である。
【0056】
|8|第8の実施形態は、エンジンが第1のトラックを有し、シュラウドが第2のトラックを有し、
エンジン又はシュラウドが、第1又は第2のトラックにそれぞれ沿った第3の突出輪郭プロファイルを備えた、第1又は第2のトラックからそれぞれ突出する第3の突出部を含む、前述の実施形態のいずれかに記載のクロージャに関する。
【0057】
この第8の実施形態の一態様では、第3の突出輪郭プロファイルは非対称である。この実施形態の別の態様では、第3の突出輪郭プロファイルは対称である。
【0058】
|9|第9の実施形態は、第3の突出部が、第1のトラックから突出し、第2の位置と第3の位置との間のシュラウドの運動が、第3の突出部と第2の突出部との間の相互作用を引き起こす、実施形態|8|に記載のクロージャに関する。
【0059】
|10|第10の実施形態は、第3の突出部が、第2のトラックから突出し、第2の位置と第3の位置との間のシュラウドの運動が、第3の突出部と第1の突出部との間の相互作用を引き起こす、実施形態|8|に記載のクロージャに関する。
【0060】
|11|第11の実施形態は、シュラウド及びエンジンが、異なる材料のものである、前述の実施形態のいずれかに記載のクロージャに関する。
【0061】
|11a|第11aの実施形態は、シュラウド及びエンジンが、同一の材料である、前述の実施形態のいずれかに記載のクロージャに関する。
【0062】
この実施形態の一態様では、シュラウド及びエンジンの材料は、プラスチック又は金属、又はその両方の組み合わせである。1つの好ましいタイプのプラスチックは、熱可塑性エラストマーである。いくつかの好ましいプラスチックは、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート及びアクリロニトリルブタジエンスチレンからなる群から選択される1つ以上である。好ましい金属は、アルミニウム又は鋼、又はこれらの組み合わせである。
【0063】
|12|第12の実施形態は、
エンジンが、プロピレン若しくは置換プロピレンのポリマーを含むか、又は
シュラウドが、プロピレン若しくは置換プロピレンのポリマーを含むか、あるいは
エンジン及びシュラウドがそれぞれ、プロピレン若しくは置換プロピレンのポリマーを含む、前述の実施形態のいずれかに記載のクロージャに関する。この実施形態の好ましい態様では、エンジンが、プロピレン又は置換プロピレンのポリマーを含む。
【0064】
|13|第13の実施形態は、
シュラウドが、エチレン若しくは置換エチレンのポリマーを含むか、又は
エンジンが、エチレン若しくは置換エチレンのポリマーを含むか、あるいは
エンジン及びシュラウドがそれぞれ、エチレン若しくは置換エチレンのポリマーを含む、前述の実施形態のいずれかに記載のクロージャに関する。この実施形態の好ましい態様では、シュラウドが、エチレン又は置換エチレンのポリマーを含む。
【0065】
|14|第14の実施形態は、
シュラウドが、熱可塑性エラストマーを含むか、若しくは
エンジンが、熱可塑性エラストマーを含むか、又は
エンジン及びシュラウドがそれぞれ、熱可塑性エラストマーを含む、前述の実施形態のいずれかに記載のクロージャに関する。この実施形態の好ましい態様では、シュラウドは、熱可塑性エラストマーを含む。
【0066】
|15|第15の実施形態は、前述の実施形態のいずれかに記載のクロージャを得るために組み立てられるように適合されたシュラウド及びエンジンを備える部品のキットに関する。
【図面の簡単な説明】
【0067】
ここで、図面を参照して本発明を更に説明する。この例示的な説明は、例示目的のみのためであり、本発明の範囲を限定するものではない。
【0068】
図面のリスト
図1a】非対称突出部及び対称突出部
図1b】2つの非対称突出部
図1c】2つの対称突出部
図2】回転運動のクロージャ
図3】エンジン、シュラウド、及び容器アセンブリ
図4a】突出輪郭プロファイルの判別
図4b】輪郭プロファイル
図5】積層リングトラック
図6】円筒形トラック上の突出輪郭プロファイル
図7】積層ディスクトラック上の突出輪郭プロファイル
図8】位置の構成
【発明を実施するための形態】
【0069】
クロージャ
本発明のクロージャは容器用である。好適な容器は中空であり、開口部、好ましくは開口部を1つだけ含む。クロージャは、容器の開口部に取り付けられて内部及び外側を画定するように適合される。容器へのクロージャの取り付けは、好ましくは、気体と液体のいずれも、本質的に、クロージャを介する以外の経路では内部と外側との間を通過することができないように、封止部を形成する。クロージャ及び開口部は、好ましくは相補的であり、クロージャ及び開口部の相補的な性質は、開口部へのクロージャの取り付けを可能にするのに役立つ。好ましい構成では、クロージャ又は開口部は、ねじ山、クリップ、ラッチ、溶接、及び接着剤からなる群から選択される1つ以上を含み、又はクロージャ及び開口部の各々は、リストから選択される1つ以上を含む。一実施形態では、容器に不可逆的に取り付けられるように適合される。この実施形態の一態様では、容器に取り付けられたクロージャは、手で取り付けることができない。この実施形態の別の態様では、いったん容器に取り付けられたクロージャは、クロージャ若しくは容器又はその両方を損傷することなく取り外すことができない。
【0070】
本発明の一実施形態では、クロージャは容器に取り付けられ、製品は内部に存在する。この実施形態では、容器の内容物は製品であり、任意で空気である。製品は、気体、液体、及び固体からなる群から選択される1つ以上を含んでもよい。製品は、好ましくは液体を含み、より好ましくは、製品は液体である。この実施形態では、容器の内容物は加圧される場合がある。容器の内容物は加圧されないことが好ましい。
【0071】
本発明によるクロージャは、互いに移動可能に係合されるシュラウド及びエンジンを含む。一実施形態では、シュラウド及びエンジンは、エンジン上の第1のトラック及びシュラウド上の第2のトラックによって係合される。シュラウドは、好ましくは、容器の開口部に取り付けるように適合される。
【0072】
クロージャの構成要素部品は、同一の材料又は異なる材料であってもよい。クロージャのこの構成要素に好ましい材料は、プラスチック若しくは金属、又はこれらの組み合わせである。1つの好ましいタイプのプラスチックは、熱可塑性エラストマーである。いくつかの好ましいプラスチックは、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート及びアクリロニトリルブタジエンスチレンからなる群から選択される1つ以上である。好ましい金属は、アルミニウム又は鋼、又はこれらの組み合わせである。
【0073】
トラック
トラックは、表面のあらゆる点において主方向を有する表面である。主方向及び反対方向は、順方向及び逆方向、正方向及び負方向などとして様々に指定されてもよい。好ましいトラックは、直線状バンド、円形バンド、又は螺旋状のねじ山である。
【0074】
一実施形態では、トラックは平坦な表面であり、主方向は表面内のベクトルである。
【0075】
別の実施形態では、トラックは、シリンダの表面又はシリンダの曲面の一部であり、主方向は、シリンダ表面に接し、シリンダの軸に垂直なベクトルである。この実施形態の一態様では、シリンダの表面は、シリンダの外面である。この実施形態の別の態様では、表面は、シリンダの内面である。
【0076】
一実施形態では、トラックは、その表面がリングの軸に垂直な平面内にある積層リングである。
【0077】
本発明のいくつかの実施形態によれば、エンジン及びシュラウドの両方がトラックを有する。シュラウド上のトラックは、エンジン上のトラックに相補的であることが好ましい。一実施形態では、エンジン及びシュラウドの両方は、直線状トラックを有する。別の実施形態では、エンジン及びシュラウドの両方は、円形バンドを有する。
【0078】
トラックは、好ましくは、トラックの方向に延在する1つ以上の突出した細長いトラック要素を含む。突出部がトラック上に存在する場合、突出部は、突出した細長いトラック要素上に、2つの突出する細長いトラック要素の間に、又は他の方法で配置されてもよい。
【0079】
クロージャの運動
本発明によるクロージャは、エンジンに対するシュラウドの運動を可能にし、クロージャを複数の位置の間で移動させることができるようになっている。
【0080】
本発明の一実施形態では、シュラウドは、本質的にエンジンに対して直線的に移動することができる。この実施形態では、エンジン上に存在する第1のトラック及びシュラウド上に存在する第2のトラックは両方とも本質的に直線状であることが好ましい。この実施形態では、位置間のクロージャの運動は、抵抗力によって抵抗される。
【0081】
本発明の一実施形態では、シュラウドは、本質的にエンジンに対して回転的に移動することができる。この実施形態では、エンジン上に存在する第1のトラック及びシュラウド上に存在する第2のトラックは、両方とも本質的に円形であり、好ましくは円筒形又はディスク形状のいずれかであることが好ましい。この実施形態では、位置間のクロージャの運動は、抵抗力によって抵抗される。
【0082】
クロージャ位置
本発明によれば、クロージャは、3つ以上の位置をとることができる。この文脈において、位置は、エンジンに対するシュラウドの配置を示すことが好ましい。クロージャは、クロージャを各位置に維持するために外力又はトルクが必要とされない3つ以上の位置を取ることができることが好ましい。好ましくは、クロージャは、1つの位置から別の位置への運動に対する抵抗力又は抵抗トルクを提供する。
【0083】
本発明の文脈において、位置間の運動は、両方の運動方向を示す。位置Aと位置Bとの間の移動が可能である場合、位置Aから位置Bへの運動、及び位置Bから位置Aへの運動が可能である。位置Aと位置Bとの間の移動が不可能である場合、位置Aから位置Bへの運動、又は位置Bから位置Aへの運動のいずれも不可能である。
【0084】
一実施形態では、クロージャは、閉鎖位置を有する。閉鎖位置では、気体と液体のいずれも内部と外側との間を通過することができない。この実施形態の一態様では、気体は内部から外側に通過することができない。この実施形態の別の態様では、気体は外側から内部に通過することができない。この実施形態の別の態様では、液体は内部から外側に通過することができない。この実施形態の別の態様では、液体は外側から内部に通過することができない。閉鎖位置を有するクロージャは、1つ以上の更なる閉鎖位置を有し得る。
【0085】
10リットルチャンバは、50mPaまで排気し、アルゴンで1気圧(101325Pa)に充填し、再び50mPaまで排気することによって準備される。容器は、50mPaまで排気し、純粋なアルゴン気体で1気圧(101325Pa)に充填し、再び50mPaまで排気し、再び1気圧(101325Pa)に充填し、クロージャを取り付けることによって準備される。準備された容器を準備されたチャンバに入れ、チャンバ内の圧力を50mPaに維持しながら10分間放置する。準備された容器の重量は、10分の持続時間の開始及び終了時に測定され、それによって計算される平均漏出率で測定される。
【0086】
10リットルチャンバは、50mPaまで排気し、アルゴンで1気圧(101325Pa)に充填し、再び50mPaまで排気し、再びアルゴンで1気圧(101325Pa)に充填することによって準備される。容器は、50mPaまで排気し、アルゴンで1気圧(101325Pa)に充填し、再び50mPaまで排気し、クロージャを取り付けることによって準備される。準備された容器を準備されたチャンバに入れ、チャンバ内の圧力を1気圧(101325Pa)のアルゴンに維持しながら10分間放置する。準備された容器の重量は、10分の持続時間の開始及び終了時に測定され、それによって計算される平均漏出率で測定される。
【0087】
一実施形態では、クロージャは、気体のみの位置を有する。気体のみの位置では、気体は、内部と外側との間を通過することができるが、液体は、通過することができない。この実施形態の一態様では、気体は内部から外側に通過することができる。この実施形態の別の態様では、気体は外側から内部に通過することができる。この実施形態の別の態様では、液体は内部から外側に通過することができない。この実施形態の別の態様では、液体は外側から内部に通過することができない。気体のみの位置を有するクロージャは、1つ以上の更なる気体のみの位置を有し得る。内部と外側との間の気体の運動は、好ましくはクロージャの経路を介している。気体経路は、シュラウド及びエンジンの相対的な位置決めによって提供されることが好ましい。
【0088】
一実施形態では、クロージャは、開放位置を有する。開放位置では、気体及び液体の両方が内部と外側との間を通過することができる。この実施形態の一態様では、気体は内部から外側に通過することができる。この実施形態の別の態様では、気体は外側から内部に通過することができる。この実施形態の別の態様では、液体は内部から外側に通過することができる。この実施形態の別の態様では、液体は外側から内部に通過することができる。開放位置を有するクロージャは、1つ以上の更なる開放位置を有し得る。内部と外側との間の液体及び気体の運動は、好ましくは、クロージャの経路を介している。液体及び気体経路は、シュラウド及びエンジンの相対的な位置決めによって提供されることが好ましい。
【0089】
位置間のクロージャの移動は、直接的又は間接的であり得る。2つの位置AとBとの間の直接移動は、クロージャの任意の他の位置を通過しない。例えば、位置A、B、及びCを有し、位置Aから位置Bに直接移動することができるクロージャは、位置Cを通過することなく、移動することができる。
【0090】
一実施形態では、クロージャの位置は連続的である。連続運動は、開放配列又は閉鎖配列であってもよい。閉鎖配列では、各位置は、直接運動によって2つの他の位置に接続され、間接運動によって他の全ての位置に接続される。開放配列では、第1の位置は、直接運動によって第2の位置に接続され、間接運動によって第2の位置以外の位置に接続され、最終位置は、直接の動きによって最後から2番目の位置に接続され、関節運動によって最後から2番目の位置以外の位置に接続され、直接運動によって最終位置以外の位置と、間接運動によってそれ自体とによって最終位置に接続され、そして、開始位置及び最終位置以外の各位置は、直接運動によって2つの位置に接続され、間接運動によってこれら2つ以外の全ての位置に接続される。
【0091】
開放配列の例は、A−B(AとBとの間の直接運動が可能)、A−B−C(AとBとの間、及びBとCとの間で直接運動が可能であるが、AとCとの間では間接運動のみが可能)、A−B−C−D(AとBとの間、BとCとの間、及びCとDとの間で直接運動が可能であるが、AとCの間、AとCの間、AとDの間、及びBとDの間では間接運動のみが可能)である。開放配列のその他の例は、A−B−C−D−E、A−B−C−D−E−F、A−B−C−D−E−F−G、A−B−C−D−E−F−G−H及びA−B−C−D−E−F−G−H−Iである。
【0092】
閉鎖配列の例は、−A−B−C−(AとBの間、BとCの間、及びCとAの間で直接運動が可能)、−A−B−C−D−(AとBとの間、BとCとの間、CとDとの間、及びDとAとの間で直接運動が可能であるが、AとCとの間及びBとDとの間では間接運動のみが可能)である。開放配列のその他の例は、−A−B−C−D−E−、−A−B−C−D−E−F−、−A−B−C−D−E−F−G−、−A−B−C−D−E−F−G−H−及び−A−B−C−D−E−F−G−H−I−である。
【0093】
突出部
本発明のいくつかの実施形態によれば、クロージャは、第1のトラックから突出する1つ以上の突出部と、第2のトラックから突出する1つ以上の突出部とを含む。突出部の目的は、運動に対する抵抗をもたらすように、その様々な位置の間のクロージャの運動中に相互作用することである。相互作用は、第1のトラック上の1つの突出部と、第2のトラック上の1つの突出部との間にある。
【0094】
本発明によれば、1つ以上の突出部は非対称である。突出部の非対称性が、運動に対する抵抗の非対称性を引き起こすことが好ましい。突出部の非対称性は、非対称突出輪郭プロファイルにおいて現れる。
【0095】
突出部は、角張っているか又は滑らかであってもよい。一実施形態では、突出部の表面は、1つ以上の平面部分を有する。別の実施形態では、突出部の表面は、本質的に平面部分を有さないか、又は平面部分を有さない。一実施形態では、突出部の表面は、1つ以上の角縁部を含む。別の実施形態では、突出部の表面は、角縁部を本質的に含まないか、又は角縁部を含まない。
【0096】
1つの実施形態では、ガードは、1つ以上の潤滑部材を含む。ブロック突出部は、反対側のトラック上の突出部が通過することを可能にしない。
【0097】
突出部の輪郭プロファイル
突出部の突出輪郭プロファイルは、トラックに沿った位置の関数としての、トラックからの突出部の程度である。
【0098】
一実施形態では、トラックは円筒形又は直線状であり、突出輪郭プロファイルは、突出部の最大突出点及びトラックの主方向に沿ったベクトルを含むトラックに垂直な平面内で決定される。2つ以上の最大突出点が存在する場合、トラックの中心に沿って線に最も近い平面が選択される。
【0099】
代替的な実施形態では、トラックは積層リングであり、突出輪郭プロファイルは、突出部表面と円筒形表面との切片として決定される。円筒形表面は、トラックとの回転軸を共有し、突出部の突出部の最大範囲の点を含む。
【0100】
代替的な実施形態では、突出輪郭プロファイルは、トラックに沿った距離の関数としての、トラックからの突出部の最大範囲の関数である。この場合、トラック内の特定の点における突出部の最大範囲は、トラックに沿ったその点において主方向に垂直な断面平面内で決定される。
【0101】
突出部の対称突出輪郭プロファイルは、反対方向に決定されたときの主方向で決定されたときに同一の突出輪郭プロファイルである。対称でない突出輪郭プロファイルは非対称である。
【0102】
構成
一実施形態では、クロージャは、位置A及び位置Bを有し、
位置Aから位置Bへクロージャを移動させるのに必要な最小力は、位置Bから位置Aへクロージャを移動させるのに必要な最小力よりも大きく、
クロージャを位置Aから位置Bに移動させるのに必要な最小力は、3〜10Nの範囲、例えば、3〜5Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は3〜10Nの範囲内、例えば、3〜5Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、4〜9Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは5.5〜7.7Nの範囲、又は4〜9Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは5.5〜7.7Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
クロージャを位置Bから位置Aに移動させるのに必要な最小力は、3〜10Nの範囲、例えば、3〜5Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は3〜10Nの範囲内、例えば、3〜5Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、4〜9Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは5.5〜7.7Nの範囲、又は4〜9Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは5.5〜7.7Nの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0103】
一実施形態では、クロージャは、位置C及び位置Dを有し、
位置Cから位置Dへクロージャを移動させるのに必要な最小力は、位置Dから位置Cへクロージャを移動させるのに必要な最小力よりも大きく、
クロージャを位置Cから位置Dに移動させるのに必要な最小力は、5〜15Nの範囲、例えば、5〜8Nの範囲、8〜12Nの範囲、若しくは12〜15Nの範囲、又は5〜15Nの範囲内、例えば、5〜8Nの範囲内、8〜12Nの範囲内、若しくは12〜15Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、6〜13Nの範囲、7〜11Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は6〜13Nの範囲内、7〜11Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
クロージャを位置Dから位置Cに移動させるのに必要な最小力は、3〜10Nの範囲、例えば、3〜5Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は3〜10Nの範囲内、例えば、3〜5Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、4〜9Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは5.5〜7.7Nの範囲、又は4〜9Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは5.5〜7.7Nの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0104】
一実施形態では、クロージャは、位置E及び位置Fを有し、
位置Eから位置Fへクロージャを移動させるのに必要な最小力は、位置Fから位置Eへクロージャを移動させるのに必要な最小力よりも大きく、
クロージャを位置Eから位置Fに移動させるのに必要な最小力は、10〜20Nの範囲、例えば、10〜13Nの範囲、13〜17Nの範囲、若しくは17〜20Nの範囲、又は10〜20Nの範囲内、例えば、10〜13Nの範囲内、13〜17Nの範囲内、若しくは17〜20Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、12〜19Nの範囲、14〜18Nの範囲、若しくは15〜17Nの範囲、又は12〜19Nの範囲内、14〜18Nの範囲内、若しくは15〜17Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
クロージャを位置Fから位置Eに移動させるのに必要な最小力は、3〜10Nの範囲、例えば、3〜5Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は3〜10Nの範囲内、例えば、3〜5Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、4〜9Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは5.5〜7.7Nの範囲、又は4〜9Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは5.5〜7.7Nの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0105】
一実施形態では、クロージャは、位置G及び位置Hを有し、
位置Gから位置Hへクロージャを移動させるのに必要な最小力は、位置Hから位置Gへクロージャを移動させるのに必要な最小力よりも大きく、
クロージャを位置Gから位置Hに移動させるのに必要な最小力は、5〜15Nの範囲、例えば、5〜8Nの範囲、8〜12Nの範囲、若しくは12〜15Nの範囲、又は5〜15Nの範囲内、例えば、5〜8Nの範囲内、8〜12Nの範囲内、若しくは12〜15Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、6〜13Nの範囲、7〜11Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は6〜13Nの範囲内、7〜11Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
クロージャを位置Hから位置Gに移動させるのに必要な最小力は、5〜15Nの範囲、例えば、5〜8Nの範囲、8〜12Nの範囲、若しくは12〜15Nの範囲、又は5〜15Nの範囲内、例えば、5〜8Nの範囲内、8〜12Nの範囲内、若しくは12〜15Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、6〜13Nの範囲、7〜11Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は6〜13Nの範囲内、7〜11Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0106】
一実施形態では、クロージャは位置I及び位置Jを有し、
位置Iから位置Jへクロージャを移動させるのに必要な最小力は、位置Jから位置Iへクロージャを移動させるのに必要な最小力よりも大きく、
クロージャを位置Iから位置Jに移動させるのに必要な最小力は、10〜20Nの範囲、例えば、10〜13Nの範囲、13〜17Nの範囲、若しくは17〜20Nの範囲、又は10〜20Nの範囲内、例えば、10〜13Nの範囲内、13〜17Nの範囲内、若しくは17〜20Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、12〜19Nの範囲、14〜18Nの範囲、若しくは15〜17Nの範囲、又は12〜19Nの範囲内、14〜18Nの範囲内、若しくは15〜17Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
クロージャを位置Jから位置Iに移動させるのに必要な最小力は、5〜15Nの範囲、例えば、5〜8Nの範囲、8〜12Nの範囲、若しくは12〜15Nの範囲、又は5〜15Nの範囲内、例えば、5〜8Nの範囲内、8〜12Nの範囲内、若しくは12〜15Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、6〜13Nの範囲、7〜11Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は6〜13Nの範囲内、7〜11Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0107】
一実施形態では、クロージャは位置K及び位置Lを有し、
位置Kから位置Lにクロージャを移動させるのに必要な最小力は、位置Lから位置Kへクロージャを移動させるのに必要な最小力よりも大きく、
クロージャを位置Kから位置Lに移動させるのに必要な最小力は、10〜20Nの範囲、例えば、10〜13Nの範囲、13〜17Nの範囲、若しくは17〜20Nの範囲、又は10〜20Nの範囲内、例えば、10〜13Nの範囲内、13〜17Nの範囲内、若しくは17〜20Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、12〜19Nの範囲、14〜18Nの範囲、若しくは15〜17Nの範囲、又は12〜19Nの範囲内、14〜18Nの範囲内、若しくは15〜17Nの範囲内にあることが好ましい場合があり、
クロージャを位置Lから位置Kに移動させるのに必要な最小力は、10〜20Nの範囲、例えば、10〜13Nの範囲、13〜17Nの範囲、若しくは17〜20Nの範囲、又は10〜20Nの範囲内、例えば、10〜13Nの範囲内、13〜17Nの範囲内、若しくは17〜20Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、12〜19Nの範囲、14〜18Nの範囲、若しくは15〜17Nの範囲、又は12〜19Nの範囲内、14〜18Nの範囲内、若しくは15〜17Nの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0108】
一実施形態では、クロージャは、位置M及び位置Nを有し、
位置Mから位置Nへクロージャを移動させるのに必要な最小トルクは、位置Nから位置Mへクロージャを移動させるのに必要な最小トルクよりも大きい、最小トルクと、
クロージャを位置Mから位置Nに移動させるのに必要な最小トルクは、0.05〜1Nmの範囲、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲、0.3〜0.7Nmの範囲、若しくは0.7〜1Nmの範囲、又は0.05〜1Nmの範囲内、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲内、0.3〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.7〜1Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.1〜0.8Nmの範囲、0.2〜0.7Nmの範囲、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲、又は0.1〜0.8Nmの範囲内、0.2〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
クロージャを位置Nから位置Mに移動させるのに必要な最小トルクは、0.05〜1Nmの範囲、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲、0.3〜0.7Nmの範囲、若しくは0.7〜1Nmの範囲、又は0.05〜1Nmの範囲内、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲内、0.3〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.7〜1Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.1〜0.8Nmの範囲、0.2〜0.7Nmの範囲、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲、又は0.1〜0.8Nmの範囲内、0.2〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
【0109】
一実施形態では、クロージャは、位置O及び位置Pを有し、
位置Oから位置Pへクロージャを移動させるのに必要な最小トルクは、位置Pから位置Oへクロージャを移動させるのに必要な最小トルクよりも大きく、
クロージャを位置Oから位置Pに移動させるのに必要な最小トルクは、0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲、又は0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
クロージャを位置Pから位置Oに移動させるのに必要な最小トルクは、0.05〜1Nmの範囲、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲、0.3〜0.7Nmの範囲、若しくは0.7〜1Nmの範囲、又は0.05〜1Nmの範囲内、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲内、0.3〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.7〜1Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.1〜0.8Nmの範囲、0.2〜0.7Nmの範囲、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲、又は0.1〜0.8Nmの範囲内、0.2〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
【0110】
一実施形態では、クロージャは位置Q及び位置Rを有し、
位置Qから位置Rへクロージャを移動させるのに必要な最小トルクは、位置Rから位置Qへクロージャを移動させるのに必要な最小トルクよりも大きく、
クロージャを位置Qから位置Rに移動させるのに必要な最小トルクは、0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲、又は0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
クロージャを位置Rから位置Qに移動させるのに必要な最小トルクは、0.05〜1Nmの範囲、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲、0.3〜0.7Nmの範囲、若しくは0.7〜1Nmの範囲、又は0.05〜1Nmの範囲内、例えば、0.05〜0.3Nmの範囲内、0.3〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.7〜1Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.1〜0.8Nmの範囲、0.2〜0.7Nmの範囲、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲、又は0.1〜0.8Nmの範囲内、0.2〜0.7Nmの範囲内、若しくは0.3〜0.6Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
【0111】
一実施形態では、クロージャは、位置S及び位置Tを有し、
位置Sから位置Tへクロージャを移動させるのに必要な最小トルクは、位置Tから位置Sへクロージャを移動させるのに必要な最小トルクよりも大きく、
クロージャを位置Sから位置Tに移動させるのに必要な最小トルクは、0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲、又は0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
クロージャを位置Tから位置Sに移動させるのに必要な最小トルクは、0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲、又は0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0112】
一実施形態では、クロージャは、位置U及び位置Vを有し、
位置Uから位置Vへクロージャを移動させるのに必要な最小トルクは、位置Vから位置Uへクロージャを移動させるのに必要な最小トルクよりも大きい、最小トルクと、
クロージャを位置Uから位置Vまで移動させるのに必要な最小トルクは、0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲、又は0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
クロージャを位置Vから位置Uに移動させるのに必要な最小トルクは、0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲、又は0.2〜1.7Nmの範囲、0.4〜1.4Nmの範囲、若しくは0.5〜1.1Nmの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0113】
一実施形態では、クロージャは位置W及び位置Xを有し、
位置Wから位置Xへクロージャを移動させるのに必要な最小トルクは、位置Xから位置Wへクロージャを移動させるのに必要な最小トルクよりも大きく、
クロージャを位置Wから位置Xに移動させるのに必要な最小トルクは、0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲、又は0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲内にあることが好ましい場合があり、
クロージャを位置Xから位置Wに移動させるのに必要な最小トルクは、0.15〜2Nmの範囲、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲、0.6〜1.4Nmの範囲、若しくは1.4〜2Nmの範囲、又は0.15〜2Nmの範囲内、例えば、0.15〜0.6Nmの範囲内、0.6〜1.4Nmの範囲内、若しくは1.4〜2Nmの範囲内である。必要とされる最小の力が、0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲、又は0.4〜1.8Nmの範囲、0.7〜1.6Nmの範囲、若しくは1〜1.4Nmの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0114】
一実施形態では、クロージャは、位置AA及び位置ABを有し、
位置AAから位置ABへクロージャを移動させるのに必要な最小力と、位置ABから位置ABへクロージャを移動させるのに必要な最小力との間の差は、0.1N未満であり、
クロージャを位置AAから位置ABまで移動させるのに必要な最小力は、3〜10Nの範囲、例えば、3〜5Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は3〜10Nの範囲内、例えば、3〜5Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、4〜9Nの範囲、5〜8Nの範囲、若しくは5.5〜7.7Nの範囲、又は4〜9Nの範囲内、5〜8Nの範囲内、若しくは5.5〜7.7Nの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0115】
一実施形態では、クロージャは、位置AC及び位置ADを有し、
クロージャを位置ACから位置ADに移動させるのに必要な最小力と、位置ADから位置ADへクロージャを移動させるのに必要な最小力との間の差は、0.1N未満であり、
クロージャを位置ACから位置ADに移動させるのに必要な最小力は、5〜15Nの範囲、例えば、5〜8Nの範囲、8〜12Nの範囲、若しくは12〜15Nの範囲、又は5〜15Nの範囲内、例えば、5〜8Nの範囲内、8〜12Nの範囲内、若しくは12〜15Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、6〜13Nの範囲、7〜11Nの範囲、若しくは8〜10Nの範囲、又は6〜13Nの範囲内、7〜11Nの範囲内、若しくは8〜10Nの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0116】
一実施形態では、クロージャは、位置AE及び位置AFを有し、
位置AEから位置AFにクロージャを移動させるのに必要な最小力と、位置AFから位置AFへクロージャを移動させるのに必要な最小力との間の差は、0.1N未満であり、
クロージャを位置AEから位置AFに移動させるのに必要な最小力は、10〜20Nの範囲、例えば、10〜13Nの範囲、13〜17Nの範囲、若しくは17〜20Nの範囲、又は10〜20Nの範囲内、例えば、10〜13Nの範囲内、13〜17Nの範囲内、若しくは17〜20Nの範囲内である。必要とされる最小の力が、12〜19Nの範囲、14〜18Nの範囲、若しくは15〜17Nの範囲、又は12〜19Nの範囲内、14〜18Nの範囲内、若しくは15〜17Nの範囲内にあることが好ましい場合がある。
【0117】
Motionに対する抵抗
本発明の様々な実施形態では、その様々な位置間のクロージャの運動は、抵抗によって抵抗される。抵抗は、抵抗力又は抵抗トルクであり得る。本発明の好ましい実施形態では、運動に対する抵抗は、クロージャの1つ以上の部分、好ましくは、トラック、突出した細長いトラック要素、突出部のうちの1つ以上の歪みによって引き起こされる。歪みは、エンジン又はシュラウド又は両方のものであってもよい。好ましい歪みは一時的歪である。一時的歪は、永久ひずみの永久構成要素を伴ってもよい。
【0118】
一般に、パラメータ「トルク」は、本発明の文脈において有用な任意の方法によって測定することができ、有用な結果を提供することができる。このテキストで定義されるトルク値は、一般に、コンディショニング方法9.2及び9.3を使用してASTM D3198によって測定される。好適なトルクテスタは、例えば、Mark−10 Corporation(11 Dixon Avenue、Copiague、NY 11726 USA)から入手可能なCap Torque Tester Series TT01若しくはDigital Torque Gauges Series TT03C、又は同等のトルク測定機器である。
【0119】
一般に、パラメータ「力」は、本発明の文脈において有用な任意の方法によって測定することができ、有用な結果を提供することができる。このテキストに定義される力値は、一般に、ASTM E2069−00に開示されている方法に沿って、ジグシュラウドを保持するジグと、ばね力ゲージの先端を使ってエンジンを押すばね力ゲージ(Mark−10 Corporation(11 Dixon Avenue、Copiague、NY 11726 USA)から入手可能なMark 10シリーズ4、シリーズ5、又はシリーズ6力ゲージ、又は同等のばね力ゲージ)と、を使用して測定される。
【0120】
図の説明
図1aは、第1の突出部103を有する第1のトラック101と、第2の突出部104を有する第2のトラック102との長手方向断面を概略的に示す。断面平面は、両方のトラックの平面に対して垂直であり、第1の突出部103及び第2の突出部104の両方の最大突出点を含む。第1の突出部103は非対称であり、その右側肩部は、その左肩部よりも急である。第2の突出部104は対称であり、その左肩部及び右肩部は等しく急勾配である。この配置は、第2の突出部104が第1の突出部103の左側に位置する第1の位置Aに示されている。この配置は、第2の突出部104が第1の突出部103の右側にある第2の位置Bに移動することができる。そうすることで、第1の突出部103及び第2の突出部104は、運動に対して抵抗を接触させて、抵抗をもたらす。互いを通過させるために、トラックの一方又は両方が一時的に歪んでいる。この文脈における一時的な歪みは、永久ひずみの永久構成要素を伴ってもよい。右側突出部103,の急方向右肩部のために、BからAへAからBへの運動に対してより大きい抵抗が提供される。
【0121】
図1bは、第1の突出部103を有する第1のトラック101と、第2の突出部104を有する第2のトラック102との長手方向断面を概略的に示す。断面平面は、両方のトラックの平面に対して垂直であり、第1の突出部103及び第2の突出部104の両方の最大突出点を含む。第1の突出部103は非対称であり、その右側肩部は、その左肩部よりも急である。第2の突出部104は非対称であり、その右側肩部は、その左肩部よりも急である。この配置は、第2の突出部104が第1の突出部103の左側に位置する第1の位置Aに示されている。この配置は、第2の突出部104が第1の突出部103の右側にある第2の位置Bに移動することができる。そうすることで、第1の突出部103及び第2の突出部104は、運動に対して抵抗を接触させて、抵抗をもたらす。互いを通過させるために、トラックの一方又は両方が一時的に歪んでいる。この文脈における一時的な歪みは、永久ひずみの永久構成要素を伴ってもよい。第1の突出部103の急勾配右肩部及び第2の突出部104の急勾配左肩部に起因して、BからAへAからBへの運動に対してより大きい抵抗が提供される。
【0122】
図1cは、第1の突出部103を有する第1のトラック101と、第2の突出部104を有する第2のトラック102との長手方向断面を概略的に示す。断面平面は、両方のトラックの平面に対して垂直であり、第1の突出部103及び第2の突出部104の両方の最大突出点を含む。第1の突出部103は対称であり、その左肩部及び右肩部は等しく急勾配である。第2の突出部104は対称であり、その左肩部及び右肩部は等しく急勾配である。この配置は、第2の突出部104が第1の突出部103の左側に位置する第1の位置Aに示されている。この配置は、第2の突出部104が第1の突出部103の右側にある第2の位置Bに移動することができる。そうすることで、第1の突出部103及び第2の突出部104は、運動に対して抵抗を接触させて、抵抗をもたらす。互いを通過させるために、トラックの一方又は両方が一時的に歪んでいる。この文脈における一時的な歪みは、永久ひずみの永久構成要素を伴ってもよい。両方の突出部が対称であるため、B〜A及びA〜Bからの同等の抵抗が、比較例に対応する。
【0123】
図2は、本発明によるクロージャの平面断面図を示す。クロージャは、エンジン110と、係合するシュラウド109とを有する。エンジン110は、第1のトラック101を有する。第1のトラック101は円筒形の形状を有し、この図は、その円形断面を示す。第1のトラック101は、非対称な第1の突出部103,と、非対称な第3の突出部105,aと、第4の突出部106を遮断する第5の突出部107とを有する。第1のトラック101は、エンジン110の外面であり、突出部は回転軸108から離れて突出する。シュラウド109は、第2のトラック102を有する。第2のトラック102は、円筒形の形状を有し、この図は、その円形断面を示す。第2のトラック102は、対称な第2の突出部104を有する。第2のトラック102はシュラウド109の内面であり、突出部は回転軸108に向かって突出する。第1のトラック101及び第2のトラック102は共通軸108を共有する。第1のトラック101は、第2のトラック102よりも小さい直径を有し、その内部に嵌合する。シュラウド109は、共通軸108を中心として回転することによってエンジン110に対して移動可能である。クロージャは、第2のトラック102上の第2の突出部104が第4の突出部106と第1の突出部103との間に存在する第1の位置Aに示される。第2の突出部104が遮断第4の突出部106を通過できないため、シュラウド109は、位置Aから反時計回りに移動することを防止される。位置Aから、クロージャは、シュラウド109を時計回りに移動させることによって、第2の突出部104が第1の突出部103と第3の突出部105との間に存在する位置Bに移動され得る。そうすることで、第2の突出部104は、第1の突出部103を通過し、それと相互作用する。位置Bから、シュラウド109を反時計回りに移動させることによって、クロージャを位置Aに移動させることができる。そうすることで、第2の突出部104は、第1の突出部103を通過し、それと相互作用する。第1の突出部103,の非対称性により、傾斜面は、それが反時計方向に通過するときよりも、それが時計方向に通過するときに、第2の突出部104に提示される。これにより、位置Bから位置Aに移動するときよりも位置Aから位置Bに移動する際に運動に対する抵抗が大きくなることになる。位置Bから、クロージャは、シュラウド109を時計回りに移動させることによって、第2突出部104が第3突出部105と第5突出部107との間に存在する位置Cに移動され得る。そうすることで、第2の突出部104は、第3の突出部105を通過し、それと相互作用する。位置Cから、シュラウド109を反時計回りに移動させることにより、クロージャを位置Bに移動させることができる。そうすることで、第2の突出部104は、第3の突出部105を通過し、それと相互作用する。第3の突出部105,の非対称性により、傾斜面は、それが反時計方向に通過するときよりも、それが時計方向に通過するときに、第2の突出部104に提示される。これにより、位置Cから位置Bに移動するときよりも位置Bから位置Cに移動する際に運動に対する抵抗が大きくなる。シュラウド109は、第2の突出部104がブロック5の突出部107を通過できないため、位置Cから時計回りに移動することを防止される。
【0124】
図3は、本発明によるクロージャが容器上にどのように組み立てられ得るかを示す。シュラウド109は、円筒状の内面を有する円筒形状を有する。第2突出部104,を含む突出部204,は、シュラウド109の内面からシュラウドの回転軸に向かって突出する。エンジン110は、円筒状外表面を有する円筒形の形態を有する。第1の突出部103,を含む突出部205,は、エンジン110の外表面からエンジンの回転軸から離れて突出する。エンジン110の円筒状外表面は、シュラウド109の内側円筒状表面よりも小さい直径を有し、シュラウド109の円筒及びエンジン110の円筒が同軸であるように、シュラウド109内に導入され、シュラウド109と係合され得る。シュラウド109の内側及びエンジン110の外側の突出部204は、シュラウド109がエンジン110に対して回転すると相互作用する。エンジン110は、内部円筒表面上に存在するラッチ要素203を有する。これらのラッチ要素は、容器201の外側表面上のラッチ要素202と係合して、クロージャを容器201に取り付ける。
【0125】
図4aは、突出輪郭プロファイルの決定を示す。第1の突出部103は、第1のトラック101から突出する。突出輪郭プロファイル302は、トラック101の平面に対して垂直であり、トラック304の主方向に沿った最大突出部303の点及びベクトルを含む平面301内で決定される。
【0126】
図4bは、図4aで決定された突出輪郭プロファイル302を示す。これは非対称突出輪郭プロファイルであり、突出部402の範囲は、トラック401に沿った距離に対して対称的な関数ではないためである。
【0127】
図5は、第1のトラック101及び第2のトラック102が両方の積層リングである配置を示す。2つのトラックは、リングの内径及び外径と同一の回転軸108とを有する。この例では、第1のトラック101は、その上面上に突出部205を有し、第2のトラック102は、その下面に突出部204を有する。この構成は分解図で示され、シュラウド109及びエンジン110が係合されると、第1のトラック101上の突出部205が、共通軸108を中心として回転することによって、シュラウド109がエンジン110に対して移動するとき、第1のトラック101上の突出部205が第2のトラック102上の突出部204と相互作用するように、第1のトラック101及び第2のトラックは、より近くなる。
【0128】
図6は、円筒形トラック101上の突出部103の突出輪郭プロファイル302の決定を示す。突出輪郭プロファイル302は、トラックに対して垂直であり、突出部103の突出部303の最大延在点を含む平面301において決定され、トラック101及びトラック304の主方向に沿ったベクトルを形成する。
【0129】
図7は、積層ディスクトラック101上の突出部103の突出輪郭プロファイル302の決定を示す。突出輪郭プロファイル302は、トラック101と回転軸108を共有するシリンダ501内で決定され、かつ突出部103の突出部303の最大延在点を含むシリンダ501内で決定され、トラック101を形成する。
【0130】
図8は、本発明によるクロージャの位置の概略6構成を示す。各構成は、閉鎖位置である第1の位置1、気体のみの位置である第2の位置2、及び開放位置である第3の位置3を示す。位置間の運動は矢印で示され、2つの位置の間の各運動は、容易なE、硬質H、又は非常に硬いVとして示され、硬い運動よりも容易な運動が容易であり、激しい運動よりも激しい運動がより容易である。運動の容易さは、必要とされる最小力、又は必要とされる最小トルクの観点からのいずれかである。
【0131】
構成8aでは、第1の位置から第2の位置へと移動することは困難であり、第2の位置から第1の位置へと移動するのが非常に困難であり、第2の位置から第3の位置へと移動しやすく、第3の位置から第2の位置へ移動するのが容易である。運動の容易さが力の観点から、構成8aは、実施形態|6|の第1の態様に対応する。運動の容易さがトルクの観点から、構成8aは、実施形態|6|の第7の態様に対応する。
【0132】
構成8bでは、第1の位置から第2の位置へと移動することは非常に困難であり、第2の位置から第1の位置へと移動するのが困難であり、第2の位置から第3の位置へと移動しやすく、第3の位置から第2の位置へ移動することが容易である。運動の容易さが力の観点から、構成8bは、実施形態|6|の第2の態様に対応する。運動の容易さがトルクの観点から、構成8bは、実施形態|6|の第8の態様に対応する。
【0133】
構成8cでは、第1の位置から第2の位置への移動が容易であり、第2の位置から第1の位置へと移動するのが容易であり、第2の位置から第3の位置へと移動しにくく、第3の位置から第2の位置へと移動することが困難である。運動の容易さが力の観点から、構成8cは、実施形態|6|の第3の態様に対応する。運動の容易さがトルクの観点である場合、構成8cは、実施形態|6|の第9の態様に対応する。
【0134】
構成8dでは、第1の位置から第2の位置への移動が容易であり、第2の位置から第1の位置へと移動しやすく、第2の位置から第3の位置へと移動しにくく、第3の位置から第2の位置へと移動することが非常に困難である。運動の容易さが力の観点から、構成8dは、実施形態|6|の第4の態様に対応する。運動の容易さがトルクの観点である場合、構成8dは、実施形態|6|の第10の態様に対応する。
【0135】
構成8eでは、第1の位置から第2の位置へと移動することは困難であり、第2の位置から第1の位置へと移動するのが非常に困難であり、第2の位置から第3の位置へと移動しにくく、第3の位置から第2の位置へと移動することは非常に困難である。運動の容易さが力の観点から、構成8eは、実施形態|6|の第5の態様に対応する。運動の容易さがトルクの観点から、構成8eは、実施形態|6|の第11の態様に対応する。
【0136】
構成8fでは、第1の位置から第2の位置へと移動することは非常に困難であり、第2の位置から第1の位置へと移動するのが困難であり、第2の位置から第3の位置へと移動しにくく、第3の位置から第2の位置へと移動することは困難である。運動の容易さが力の観点から、構成8fは、実施形態|6|の第6の態様に対応する。運動の容易さがトルクの観点である場合、構成8fは、実施形態|6|の第12の態様に対応する。
【0137】
図中の参照番号のリスト
101第1のトラック
102第2のトラック
103第1の突出部
104第2の突出部
105第3の突出部
106第4の突出部
107第5の突出部
108回転軸
109シュラウド
110エンジン
201容器
202容器上のひっくり返り要素
203エンジン上のラッチ要素
204凸部シュラウド
205エンジン上の突出部
301突出輪郭プロファイルを決定するための平面
302突出輪郭プロファイル
303突出部の最大範囲の点
401トラックに沿った距離
402突出部の延長
【0138】
本明細書にて開示された寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
図1a
図1b
図1c
図2
図3
図4a
図4b
図5
図6
図7
図8