特許第6967052号(P6967052)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6967052
(24)【登録日】2021年10月26日
(45)【発行日】2021年11月17日
(54)【発明の名称】コーヒーパーコレータ
(51)【国際特許分類】
   A47J 31/053 20060101AFI20211108BHJP
【FI】
   A47J31/053
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-204043(P2019-204043)
(22)【出願日】2019年11月11日
(65)【公開番号】特開2021-74334(P2021-74334A)
(43)【公開日】2021年5月20日
【審査請求日】2020年9月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000138336
【氏名又は名称】株式会社スノーピーク
(74)【代理人】
【識別番号】100091373
【弁理士】
【氏名又は名称】吉井 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100097065
【弁理士】
【氏名又は名称】吉井 雅栄
(72)【発明者】
【氏名】山井 太
【審査官】 吉澤 伸幸
(56)【参考文献】
【文献】 実公第008252(大正12年)(JP,Y1T)
【文献】 米国特許第01646022(US,A)
【文献】 米国特許第03453947(US,A)
【文献】 米国特許第02455660(US,A)
【文献】 実開昭55−101523(JP,U)
【文献】 特開昭47−009287(JP,A)
【文献】 特開昭50−155370(JP,A)
【文献】 特開平08−070998(JP,A)
【文献】 米国特許第05353693(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 31/053
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部開口型のポットと、このポットの上部開口部を開閉自在に閉塞する蓋体と、前記ポット内の上方に支持されペーパーフィルターを装着可能なペーパードリッパーと、前記ポット内に立設されて下端部がポット内の底部付近に配設され上端部が前記ペーパードリッパーより上方に配設される揚湯管とから成るコーヒーパーコレータであって、前記ペーパードリッパーは、下部に飲料用カップに着脱自在に載置可能な載置台部が設けられ、この載置台部を着脱自在に載置してペーパードリッパーを前記ポット内の上方に支持可能なドリッパー支持部が、ポット内に設けられ、前記揚湯管は、前記ポット内に着脱自在に設けられていると共に、ポット内の上方に支持された前記ペーパードリッパーを側方に迂回しつつ立設して上端部がペーパードリッパーの上方に配置される形状に形成されていることを特徴とするコーヒーパーコレータ。
【請求項2】
前記ペーパードリッパーは、側部に前記揚湯管を逃げる逃げ凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコーヒーパーコレータ。
【請求項3】
前記揚湯管は、前記ポットの内壁面に沿うようにして立ち上がった後、上部がポットの中心方向に折曲されて上端部が前記ペーパードリッパーの中心部上方位置に配設される形状に形成されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のコーヒーパーコレータ。
【請求項4】
前記揚湯管は、下部に前記ポット内の底部に着脱自在に載置可能な台座を有しており、この台座の偏心位置に揚湯管が立設されていると共に、この揚湯管は、ポット内壁面に沿うようにして前記ペーパードリッパーを側方に迂回する形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコーヒーパーコレータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーヒーパーコレータに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、パーコレータと称されるコーヒー抽出用器具が使用されている。
【0003】
このパーコレータを簡単に説明すると、蓋付のポットと、このポット内でポットの底部から立設される揚湯管と、このポット内で前記揚湯管上部の周囲に設けられる籠とから成るもので、ポット内に籠下まで水を入れ、籠内にコーヒー粉を収容してポットを加熱すると、熱湯が揚湯管を上昇し揚湯管上部から噴き出して籠内のコーヒー粉にかかることでコーヒー(液)が抽出され、抽出されたコーヒーは籠下の湯に混ざり、再度揚湯管を上昇して籠内のコーヒー粉に降りかかり、これが繰り返されることで適宜な濃度のコーヒーが得られる(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭61−293409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
パーコレータは、焚き火などの直火にかけて使用することも可能な手軽さから、キャンプなどのアウトドアレジャーで広く使用されているが、籠の網目がペーパーフィルターなどと比べると大きいことから、コーヒー抽出時に籠内に収容されているコーヒー粉までもが籠下の湯に落下し易く、落下したコーヒー粉がポットの底で泥状化して溜まってしまうことが往々にしてあった。
【0006】
そして、抽出されたコーヒーに泥状化したコーヒー粉が混ざると風味が大きく損なわれてしまうだけでなく、場合によっては泥状化したコーヒー粉が容器底に焦げ付いてしまって使用後のポットの洗浄作業が非常に厄介になるという問題があった。
【0007】
本発明は、このような従来のパーコレータの問題点に注目し、これを解決しようとするもので、籠に替えてペーパードリッパーを用いることによりポット内底部へのコーヒー粉の落下を防止できると共に、ペーパードリップ方式でコーヒーを抽出することも可能となる簡易構造のコーヒーパーコレータを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0009】
上部開口型のポット1と、このポット1の上部開口部2を開閉自在に閉塞する蓋体3と、前記ポット1内の上方に支持されペーパーフィルター6を装着可能なペーパードリッパー4と、前記ポット1内に立設されて下端部がポット1内の底部付近に配設され上端部が前記ペーパードリッパー4より上方に配設される揚湯管5とから成るコーヒーパーコレータであって、前記ペーパードリッパー4は、下部に飲料用カップCに着脱自在に載置可能な載置台部7が設けられ、この載置台部7を着脱自在に載置してペーパードリッパー4を前記ポット1内の上方に支持可能なドリッパー支持部8が、ポット1内に設けられ、前記揚湯管5は、前記ポット1内に着脱自在に設けられていると共に、ポット1内の上方に支持された前記ペーパードリッパー4を側方に迂回しつつ立設して上端部がペーパードリッパー4の上方に配置される形状に形成されていることを特徴とするコーヒーパーコレータに係るものである。
【0010】
また、前記ペーパードリッパー4は、側部に前記揚湯管5を逃げる逃げ凹部9が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコーヒーパーコレータに係るものである。
【0011】
また、前記揚湯管5は、前記ポット1の内壁面に沿うようにして立ち上がった後、上部がポット1の中心方向に折曲されて上端部が前記ペーパードリッパー4の中心部上方位置に配設される形状に形成されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のコーヒーパーコレータに係るものである。
【0012】
また、前記揚湯管5は、下部に前記ポット1内の底部に着脱自在に載置可能な台座10を有しており、この台座10の偏心位置に揚湯管5が立設されていると共に、この揚湯管5は、ポット1内壁面に沿うようにして前記ペーパードリッパー4を側方に迂回する形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコーヒーパーコレータに係るものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明は上述のように構成したから、揚湯管を邪魔にすることなくポット内の上方にペーパードリッパーを支持でき、ペーパードリッパーに装着されたペーパーフィルターによりコーヒー粉がペーパードリッパー下方に落ちることが防止されて美味しいコーヒーを抽出でき、しかも本発明は、ペーパードリップ方式でポット内にコーヒーを抽出する使い方もでき、ペーパードリッパーを単体で使用して飲料用カップへ直接コーヒーを抽出する使い方もでき、その上本発明のペーパードリッパーは、既存の載置台部付のペーパードリッパーを採用可能な構成であるので容易に設計実現可能となるなど、極めて実用性に優れたコーヒーパーコレータとなる。
【0014】
また、請求項2記載の発明においては、揚湯管が側方に迂回しつつ立設し易いペーパードリッパーを、簡易構成により容易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成のコーヒーパーコレータとなる。
【0015】
また、請求項3記載の発明においては、ポット内の上方に支持されたペーパードリッパーを側方に迂回しつつ立設して上端部がペーパードリッパーの上方に配置される揚湯管を、簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成のコーヒーパーコレータとなる。
【0016】
また、請求項4記載の発明においては、ポット内に着脱自在に立設可能且つポット内の上方に支持されたペーパードリッパーを側方に迂回しつつ立設する揚湯管を、簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成のコーヒーパーコレータとなる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本実施例を示す分解斜視図である。
図2】本実施例の使用状態(パーコレータ方式の使用状態)を示す説明側断面図である。
図3】本実施例の、ポットから揚湯管と蓋体を取外し、ペーパードリッパーに熱湯を注いでポット内にコーヒーを抽出している状態(ペーパードリップ方式の使用状態)を示す説明側断面図である。
図4】本実施例のペーパードリッパーを飲料用カップ上にセットし、ペーパードリッパーに熱湯を注いで飲料用カップ内にコーヒーを抽出している状態(ペーパードリッパーを単体で用いた場合の使用状態)を示す説明側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
【0019】
ポット1内に揚湯管5を立設すると共に、ペーパーフィルター6を装着したペーパードリッパー4を、その載置台部7をポット1内のドリッパー支持部8に載置することによってポット1内の上方に支持する。
【0020】
この際、揚湯管5は、ポット1内の上方に支持された前記ペーパードリッパー4を側方に迂回しつつ立設して上端部がペーパードリッパー4の上方に配置されているので、この揚湯管5が邪魔にならずにペーパードリッパー4をポット1内の上方に納めることができる。
【0021】
続いて、ポット1内にペーパードリッパー4より下方位置まで水を入れると共に、ペーパードリッパー4にペーパーフィルター6を装着した上でコーヒー粉11を入れ、上部開口部2を蓋体3で閉塞してからポット1を火にかけると、水が沸騰し蒸発することでポット1内の圧力が上昇して水面(湯面)が押し下げられ、これに伴いポット1内底部付近の下端部から揚湯管5内に浸入している湯が押し上げられる。
【0022】
そして、ペーパードリッパー4より上方に配設されている揚湯管5の上端部から湯が噴き出してペーパーフィルター6上のコーヒー粉11に降りかかり、ペーパーフィルター6で濾されてペーパードリッパー4の下方にコーヒー(液)が抽出される。
【0023】
この際、コーヒー粉11はペーパーフィルター6に遮られてペーパードリッパー4下方の湯に落ちることがなく、従って、従来のパーコレータのように、抽出されたコーヒーに泥状化したコーヒー粉が混ざることはないので、美味しいコーヒーが抽出される。
【0024】
また、本発明は、上記したパーコレータ方式だけでなく、ペーパードリップ方式でのコーヒー抽出も可能である。
【0025】
この場合、蓋体2と揚湯管5は使用しないので、ポット1から取外す。
【0026】
ペーパーフィルター6を装着したペーパードリッパー4をポット1内の上方に支持し、ペーパードリッパー4にコーヒー粉11を入れて上部開口部2から熱湯を注ぐことで、ポット1内のペーパードリッパー4の下方にコーヒーが抽出される。
【0027】
また更に、ペーパードリッパー4を単体で使用してペーパードリップ方式でコーヒーを抽出することも可能である。
【0028】
具体的には、ポット1内から取り出したペーパードリッパー4を、その載置台部7を介して飲料用カップCに着脱自在に載置し、ペーパーフィルター6が装着されたこのペーパードリッパー4にコーヒー粉11を入れて熱湯を注ぐことで、飲料用カップCに直接コーヒーを抽出することができる。
【0029】
また、載置台部7が下部に設けられている本発明のペーパードリッパー4は、飲料用カップCに載置可能な載置台部を具備する既存のペーパードリッパーを採用して構成可能であるから、実現化が容易である。
【実施例】
【0030】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0031】
本実施例のコーヒーパーコレータは、上部開口型のポット1と、このポット1の上部開口部2を開閉自在に閉塞する蓋体3と、前記ポット1内の上方に支持されペーパーフィルター6を装着可能なペーパードリッパー4と、前記ポット1内に立設されて下端部がポット1内の底部付近に配設され上端部が前記ペーパードリッパー4より上方に配設される揚湯管5とから構成されている。
【0032】
本実施例のポット1は、金属製の有底円筒状体であって、外壁面の対向位置に注ぎ口12と取手13が設けられている。
【0033】
また、このポット1の高さ方向中ほどの内壁面には、その周方向に間隔を置いた数箇所(例えば三箇所)に短い帯状金属板がL字状に折曲形成された金属片8が付設されていて、この数箇所の金属片8が前記ドリッパー4を支持するドリッパー支持部8として構成されている。
【0034】
本実施例の蓋体3は、金属製の円板状体であって、上面の中心部には、前記揚湯管5の上端部から噴き出すコーヒー(液)の色(濃度)を視認し得るように透明合成樹脂製の摘み14が設けられている。
【0035】
本実施例のドリッパー4は、前記上部開口部2を介してポット1内より出し入れ可能な大きさのものであって、漏斗形のフィルター装着部15の下部に円板状の載置台部7が一体成形されて成る例えば合成樹脂製の公知のペーパードリッパー4が採用されている。図中符号16はコーヒー抽出孔、17は把手である。尚、図面はフィルター装着部15が台形を呈する形態のものを示し、ペーパーフィルター6もこれに対応する台形のものを示しているが、逆円錐形のフィルター装着部15を有する(逆円錐形のペーパーフィルター6を装着できる)ペーパードリッパー4が採用されていても良い。
【0036】
このペーパードリッパー4は、その載置台部7を数箇所の前記ドリッパー支持部8に着脱自在に載置することにより、ポット1内の上方に支持されるように構成されている。
【0037】
また、このフィルター装着部15の側部上側と載置台部7の側部とには、前記揚湯管5を逃げる逃げ凹部9が形成されている。
【0038】
本実施例の前記揚湯管5は、例えば金属製であって、前記ポット1内に着脱自在に設けられていると共に、ポット1内の上方に支持された前記ペーパードリッパー4を側方に迂回しつつ立設して上端部がペーパードリッパー4の上方に配置される形状に形成されている。
【0039】
また、この揚湯管5は、ポット1の内径より径小で前記ポット1内の底部に着脱自在に載置可能な円板状の台座10を下部に有していて、この台座10の下面に揚湯管5下端の開口部が開口するように構成されている。
【0040】
また、この台座10は、外周縁の全周に脚片18が垂設されて、この脚片18により台座10下面がポット1内の底部より浮上した状態で載置されるように構成され、更にこの脚片18の数箇所には、半円形の導入部19が切欠形成されていて、台座10をポット1内の底部に載置した際には、ポット1内に入れた水(湯)がこの導入部19から台座10下方に導入されて揚湯管5(の下端開口部)へと導かれるように構成されている。
【0041】
また、揚湯管5は、台座10の偏心位置から立設されており、下部途中が更に台座10の中心から離れた外方へ折曲されて前記ポット1の内壁面に沿いつつ前記逃げ凹部9に配設されて立ち上がった後、上部がポット1の中心方向に折曲されて上端部が前記ペーパードリッパー4の中心部上方位置に配設されると共に、上端開口部が上方を向く形状に形成されている(図1図2参照)。
【0042】
次に、本実施例の使用方法を説明する。
【0043】
ポット1内の底部に台座10を載置することによって揚湯管5を立設すると共に、ペーパーフィルター6を装着したペーパードリッパー4を、前記逃げ凹部6に揚湯管5の途中部を配設することで揚湯管5を逃げつつ、載置台部7をポット1内のドリッパー支持部8に載置することによってポット1内の上方に支持する。尚、ペーパードリッパー4をポット1内の上方に支持した後で、ペーパードリッパー4にペーパーフィルター6を装着するようにしても良い。
【0044】
続いて、ポット1内にペーパードリッパー4より下方位置まで水を入れると共に、ペーパードリッパー4(ペーパーフィルター6上)にコーヒー粉11を入れ、上部開口部2を蓋体3で閉塞してからポット1を火にかけると、水が沸騰し蒸発することでポット1内の圧力が上昇して水面(湯面)が押し下げられ、これに伴いポット1内底部付近の下端部から揚湯管5内に浸入している湯が押し上げられる。
【0045】
そして、ペーパードリッパー4より上方に配設されている揚湯管5の上端部から湯が噴き出してペーパーフィルター6上のコーヒー粉11に降りかかり、ペーパーフィルター6で濾されてペーパードリッパー4の下方にコーヒー(液)が抽出される(図2参照)。
【0046】
この際、コーヒー粉11はペーパーフィルター6に遮られてペーパードリッパー4下方の湯に落ちることがなく、従って、従来のパーコレータのように、抽出されたコーヒーに泥状化したコーヒー粉が混ざることはない。
【0047】
また、本実施例は、パーコレータ方式だけでなく、ペーパードリップ方式でのコーヒー抽出も可能である。
【0048】
具体的には、図3に示すように、蓋体2と揚湯管5を使用せず、ペーパーフィルター6を装着したペーパードリッパー4を、その載置台部7を前記ドリッパー支持部8に載置することでポット1内の上方に支持する。
【0049】
そして、ペーパードリッパー4にコーヒー粉11を入れて上部開口部2から熱湯を注ぐことで、ポット1内のペーパードリッパー4の下方にコーヒーが抽出される。
【0050】
また、更に本実施例は、図4に示すように、ペーパードリッパー4を単体で使用するペーパードリップ方式でコーヒーを抽出することも可能である。
【0051】
具体的には、ポット1内から取り出したペーパードリッパー4を、その載置台部7を介して飲料用カップCに着脱自在に載置し、ペーパーフィルター6が装着されたこのペーパードリッパー4にコーヒー粉11を入れて熱湯を注ぐことで、飲料用カップCに直接コーヒーを抽出することができる。
【0052】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【符号の説明】
【0053】
1 ポット
2 上部開口部
3 蓋体
4 ペーパードリッパー
5 揚湯管
6 ペーパーフィルター
7 載置台部
8 ドリッパー支持部
9 逃げ凹部
10 台座
C 飲料用カップ
図1
図2
図3
図4