【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、軽鎖(LC)及び重鎖(HC)を含み、
軽鎖が、それぞれアミノ酸配列RASQGISSWLA(配列番号10)、SAASSLQS(配列番号11)及びQQANHLPFT(配列番号12)からなる、軽鎖相補性決定領域LCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、
重鎖が重鎖相補性決定領域HCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、
HCDR1が、KASGGTFSSTAIS(配列番号2(xd−16 A、xd−16 B、xd−16 C、xd−16 D及び/またはxd−16 EのHCDR1の場合))に示されるアミノ酸配列からなり、
HCDR2が、
GIWPSFGTANYAQKFQG(配列番号3(xd−16 AのHCDR2の場合))、
GIWPSFGTASYAQKFQG(配列番号4(xd−16 BのHCDR2の場合))、
GIWPSFGTASYAQKFRG(配列番号5(xd−16 CのHCDR2の場合))、
GIWPSFDTANYAQKFRG(配列番号6(xd−16 DのHCDR2の場合))、または
GIWPSFGTANYARKFQG(配列番号7(xd−16 EのHCDR2の場合))に示されるアミノ酸配列からなり、
HCDR3がARAEYSSTGTFDY(配列番号8(xd−16 A、xd−16 C及び/またはxd−16 DのHCDR3の場合))またはARAEYSSTGIFDY(配列番号9(xd−16 B及び/またはxd−16 EのHCDR3の場合))に示されるアミノ酸配列からなる、抗体を提供する。
【0006】
本発明の特定の抗体は、一定の条件下、ヒトPD−1にニボルマブ(nivolumab)及びペンブロリズマブ(pembrolizumab)よりも高い、高親和性で結合する。さらに、本発明の特定の抗体は、インビボモデルにおいて、ニボルマブ及びペンブロリズマブと比較して優先的な向上した同種反応性を媒介する。
【0007】
ある実施形態では、本発明は、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3が、それぞれアミノ酸配列RASQGISSWLA(配列番号10)、SAASSLQS(配列番号11)、及びQQANHLPFT(配列番号12)からなり、HCDR1、HCDR2、及びHCDR3が、それぞれアミノ酸配列KASGGTFSSTAIS(配列番号2)、GIWPSFGTANYAQKFQG(配列番号3)、及びARAEYSSTGTFDY(配列番号8)からなる、抗体を提供する。
【0008】
さらなる実施形態では、本発明は、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3が、それぞれアミノ酸配列RASQGISSWLA(配列番号10)、SAASSLQS(配列番号11)、及びQQANHLPFT(配列番号12)からなり、HCDR1、HCDR2、及びHCDR3が、それぞれアミノ酸配列KASGGTFSSTAIS(配列番号2)、GIWPSFGTASYAQKFQG(配列番号4)、及びARAEYSSTGIFDY(配列番号9)からなる、抗体を提供する。
【0009】
さらなる実施形態では、本発明は、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3が、それぞれアミノ酸配列RASQGISSWLA(配列番号10)、SAASSLQS(配列番号11)、及びQQANHLPFT(配列番号12)からなり、HCDR1、HCDR2、及びHCDR3が、それぞれアミノ酸配列KASGGTFSSTAIS(配列番号2)、GIWPSFGTASYAQKFRG(配列番号5)、及びARAEYSSTGTFDY(配列番号8)からなる、抗体を提供する。
【0010】
さらなる実施形態では、本発明は、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3が、それぞれアミノ酸配列RASQGISSWLA(配列番号10)、SAASSLQS(配列番号11)、及びQQANHLPFT(配列番号12)からなり、HCDR1、HCDR2、及びHCDR3が、それぞれアミノ酸配列KASGGTFSSTAIS(配列番号2)、GIWPSFDTANYAQKFRG(配列番号6)、及びARAEYSSTGTFDY(配列番号8)からなる、抗体を提供する。
【0011】
さらなる実施形態では、本発明は、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3が、それぞれアミノ酸配列RASQGISSWLA(配列番号10)、SAASSLQS(配列番号11)、及びQQANHLPFT(配列番号12)からなり、HCDR1、HCDR2、及びHCDR3が、それぞれアミノ酸配列KASGGTFSSTAIS(配列番号2)、GIWPSFGTANYARKFQG(配列番号7)、及びARAEYSSTGIFDY(配列番号9)からなる、抗体を提供する。
【0012】
ある実施形態では、本発明は、1つまたは2つの軽鎖(LC)及び1つまたは2つの重鎖(HC)を含む抗体であって、軽鎖の各々が軽鎖可変領域(LCVR)を含み、重鎖の各々が重鎖可変領域(HCVR)を含み、LCVRが配列番号18に示されるアミノ酸配列を有し、HCVRが配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、または配列番号17に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0013】
さらなる実施形態では、本発明は、LCVRが配列番号18に示されるアミノ酸配列を有し、HCVRが配列番号13に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0014】
さらなる実施形態では、本発明は、LCVRが配列番号18に示されるアミノ酸配列を有し、HCVRが配列番号14に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0015】
さらなる実施形態では、本発明は、LCVRが配列番号18に示されるアミノ酸配列を有し、HCVRが配列番号15に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0016】
さらなる実施形態では、本発明は、LCVRが配列番号18に示されるアミノ酸配列を有し、HCVRが配列番号16に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0017】
さらなる実施形態では、本発明は、LCVRが配列番号18に示されるアミノ酸配列を有し、HCVRが配列番号17に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0018】
ある実施形態では、本発明は、LCが配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、HCが配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、または配列番号23に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0019】
さらなる実施形態では、本発明は、LCが配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、HCが配列番号19に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0020】
さらなる実施形態では、本発明は、LCが配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、HCが配列番号20に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0021】
さらなる実施形態では、本発明は、LCが配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、HCが配列番号21に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0022】
さらなる実施形態では、本発明は、LCが配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、HCが配列番号22に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0023】
さらなる実施形態では、本発明は、LCが配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、HCが配列番号23に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0024】
ある実施形態では、本発明は、2つの軽鎖及び2つの重鎖を含む抗体であって、各軽鎖が配列番号24に示される前記アミノ酸配列を有し、各重鎖が配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、または配列番号23に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0025】
さらなる実施形態では、本発明は、各軽鎖が配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、各重鎖が配列番号19に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0026】
さらなる実施形態では、本発明は、各軽鎖が配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、各重鎖が配列番号20に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0027】
さらなる実施形態では、本発明は、各軽鎖が配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、各重鎖が配列番号21に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0028】
さらなる実施形態では、本発明は、各軽鎖が配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、各重鎖が配列番号22に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0029】
さらなる実施形態では、本発明は、各軽鎖が配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、各重鎖が配列番号23に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0030】
ある実施形態では、本発明は、重鎖のうちの1つが軽鎖のうちの1つと鎖間ジスルフィド結合を形成し、他の重鎖が他の軽鎖と鎖間ジスルフィド結合を形成し、重鎖のうちの1つが他の重鎖と2つの鎖間ジスルフィド結合を形成する、抗体を提供する。
【0031】
ある実施形態では、本発明は、グリコシル化された抗体を提供する。
【0032】
ある実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、軽鎖(LC)及び重鎖(HC)を含み、軽鎖が軽鎖可変領域(LCVR)を含み、重鎖が重鎖可変領域(HCVR)を含み、LCVRが配列番号18に示されるアミノ酸配列を有し、HCVRが配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、または配列番号17に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0033】
さらなる実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、LCVRが配列番号18に示されるアミノ酸配列を有し、HCVRが配列番号13に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。さらなる実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、LCVRが配列番号18に示されるアミノ酸配列を有し、HCVRが配列番号14に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。さらなる実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、LCVRが配列番号18に示されるアミノ酸配列を有し、HCVRが配列番号15に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。さらなる実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、LCVRが配列番号18に示されるアミノ酸配列を有し、HCVRが配列番号16に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。さらなる実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、LCVRが配列番号18に示されるアミノ酸配列を有し、HCVRが配列番号17に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0034】
ある実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、LCが配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、HCが配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、または配列番号23に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0035】
さらなる実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、LCが配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、HCが配列番号19に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。さらなる実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、LCが配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、HCが配列番号20に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。さらなる実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、LCが配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、HCが配列番号21に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。さらなる実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、LCが配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、HCが配列番号22に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。さらなる実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、LCが配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、HCが配列番号23に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0036】
ある実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、2つの軽鎖及び2つの重鎖を含み、各軽鎖が配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、各重鎖が、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、または配列番号23に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。
【0037】
さらなる実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、各軽鎖が配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、各重鎖が配列番号19に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。さらなる実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、各軽鎖が配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、各重鎖が配列番号20に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。さらなる実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、各軽鎖が配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、各重鎖が配列番号21に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。さらなる実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、各軽鎖が配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、各重鎖が配列番号22に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。さらなる実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、各軽鎖が配列番号24に示されるアミノ酸配列を有し、各重鎖が配列番号23に示されるアミノ酸配列を有する、抗体を提供する。ある実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、重鎖のうちの1つが軽鎖のうちの1つと鎖間ジスルフィド結合を形成し、他の重鎖が他の軽鎖と鎖間ジスルフィド結合を形成し、重鎖のうちの1つが他の重鎖と2つの鎖間ジスルフィド結合を形成する、抗体を提供する。
【0038】
ある実施形態では、本発明は、ヒトPD−1(配列番号1)に結合する抗体であって、グリコシル化された、抗体を提供する。
【0039】
本発明の第2の態様では、本発明は、上記のいずれか1つの抗体、またはその断片もしくは誘導体をコードするポリヌクレオチドを提供する。
【0040】
別の好ましい実施形態では、xd−16 A S228P IgG4のHCをコードするポリヌクレオチドは、配列番号25に示される。
【0041】
別の好ましい実施形態では、xd−16 B S228P IgG4のHCをコードするポリヌクレオチドは、配列番号26に示される。
【0042】
別の好ましい実施形態では、xd−16 C S228P IgG4のHCをコードするポリヌクレオチドは、配列番号27に示される。
【0043】
別の好ましい実施形態では、xd−16 D S228P IgG4のHCをコードするポリヌクレオチドは、配列番号28に示される。
【0044】
別の好ましい実施形態では、xd−16 E S228P IgG4のHCをコードするポリヌクレオチドは、配列番号29に示される。
【0045】
別の好ましい実施形態では、xd−16 A、xd−16 B、xd−16 C、xd−16 D及びxd−16 EのLCをコードするポリヌクレオチドは、配列番号30に示される。
【0046】
本発明の第3の態様は、第3の態様のポリヌクレオチドを含むベクターを提供する。
【0047】
本発明の第4の態様は、第3の態様のベクターを含む宿主細胞を提供し、または前記細胞のゲノムには、第2の態様に係る外来性ポリヌクレオチドが導入されている。
【0048】
好ましい実施形態では、前記宿主細胞は哺乳動物細胞、好ましくはCHO細胞である。
【0049】
ある実施形態では、本発明は、配列番号24のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列及び配列番号19のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を含むDNA分子を含む、哺乳動物細胞であって、配列番号24のアミノ酸配列を有する軽鎖及び配列番号19のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体を発現することができる、哺乳動物細胞を提供する。
【0050】
ある実施形態では、本発明は、配列番号24のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列及び配列番号20のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を含むDNA分子を含む、哺乳動物細胞であって、配列番号24のアミノ酸配列を有する軽鎖及び配列番号20のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体を発現することができる、哺乳動物細胞を提供する。
【0051】
ある実施形態では、本発明は、配列番号24のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列及び配列番号21のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を含むDNA分子を含む、哺乳動物細胞であって、配列番号24のアミノ酸配列を有する軽鎖及び配列番号21のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体を発現することができる、哺乳動物細胞を提供する。
【0052】
ある実施形態では、本発明は、配列番号24のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列及び配列番号22のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を含むDNA分子を含む、哺乳動物細胞であって、配列番号24のアミノ酸配列を有する軽鎖及び配列番号22のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体を発現することができる、哺乳動物細胞を提供する。
【0053】
ある実施形態では、本発明は、配列番号24のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列及び配列番号23のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を含むDNA分子を含む、哺乳動物細胞であって、配列番号24のアミノ酸配列を有する軽鎖及び配列番号23のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体を発現することができる、哺乳動物細胞を提供する。
【0054】
本発明の第5の態様は、配列番号24のアミノ酸配列を有する軽鎖及び配列番号20のアミノ酸配列を有する重鎖を含む抗体の産生プロセスであって、第4の態様の宿主細胞を抗体が発現されるような条件下で培養すること、及び発現された抗体を回収することを含むプロセスを提供する。
【0055】
ある実施形態では、本発明は、本発明のプロセスにより産生された抗体を提供する。
【0056】
本発明の第6の態様は、本発明の抗体及び薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物を提供する。
【0057】
本発明の第7の態様は、がんの治療方法であって、治療を必要とする患者に、有効量の本発明の抗体を投与するステップを含む、方法を提供する。
【0058】
さらなる実施形態では、がんの治療方法は、治療を必要とする患者に、有効量の本発明の抗体を投与するステップを含み、そのがんは、黒色腫、肺がん、頭頚部がん、結腸直腸がん、膵臓がん、胃がん、腎臓がん、膀胱がん、前立腺がん、乳がん、卵巣がん、または肝がんである。
【0059】
さらなる実施形態では、これらの方法は、1つ以上の抗腫瘍剤、免疫療法剤またはそれらの組み合わせとの、同時の、別々の、または連続した組み合わせでの有効量の本発明の抗体の投与を含む。
【0060】
好ましい実施形態では、前記抗腫瘍剤としては、限定されないが、ラムシルマブ(ramucirumab)、ネシツムマブ(necitumumab)、オララツマブ(olaratumab)、ガルニセルチブ(galunisertib)、アベマシクリブ(abemaciclib)、シスプラチン、カルボプラチン、ダカルバジン、リポソームドキソルビシン、ドセタキセル、シクロホスファミド及びドキソルビシン、ナベルビン(navelbine)、エリブリン(eribulin)、パクリタキセル、注射可能な懸濁液用のパクリタキセルタンパク質結合粒子、イザベピロン(ixabepilone)、カペシタビン、FOLFOX(ロイコボリン、フルオロウラシル、及びオキサリプラチン)、FOLFIRI(ロイコボリン、フルオロウラシル、及びイリノテカン)、セツキシマブまたはそれらの組み合わせが挙げられる。
【0061】
さらなる実施形態では、前記免疫療法剤としては、限定されないが、ニボルマブ、イピリムマブ(ipilimumab)、ピジリズマブ(pidilizumab)、ペンブロリズマブ、トレメリムマブ(tremelimumab)、ウレルマブ(urelumab)、リリルマブ(lirilumab)、アテゾリズマブ(atezolizumab)、デュルバルマブ(durvalumab)またはそれらの組み合わせが挙げられる。
【0062】
本発明の第8の態様は、療法における使用のための、本発明の抗体を提供する。
【0063】
本発明の第9の態様は、がん治療における使用のための、本発明の抗体を提供する。
【0064】
さらなる実施形態では、本発明は、がん治療における使用のための、本発明の抗体であって、そのがんが、黒色腫、肺がん、頭頚部がん、結腸直腸がん、膵臓がん、胃がん、腎臓がん、膀胱がん、前立腺がん、乳がん、卵巣がん、または肝がんである、抗体を提供する。
【0065】
本発明の第10の態様は、がんを治療における組み合わせた使用のための、1つ以上の抗腫瘍剤、免疫的抗腫瘍剤またはそれらの組み合わせとの、同時の、別々の、または連続した組み合わせでの、本発明の態様のいずれか1つに係る抗体を提供する。
【0066】
好ましい実施形態では、前記抗腫瘍剤としては、限定されないが、ラムシルマブ、ネシツムマブ、オララツマブ、ガルニセルチブ、アベマシクリブ、シスプラチン、カルボプラチン、ダカルバジン、リポソームドキソルビシン、ドセタキセル、シクロホスファミド及びドキソルビシン、ナベルビン、エリブリン、パクリタキセル、注射可能な懸濁液用のパクリタキセルタンパク質結合粒子、イザベピロン、カペシタビン、FOLFOX(ロイコボリン、フルオロウラシル、及びオキサリプラチン)、FOLFIRI(ロイコボリン、フルオロウラシル、及びイリノテカン)、セツキシマブまたはそれらの組み合わせが挙げられる。
【0067】
さらなる実施形態では、前記免疫療法剤としては、限定されないが、ニボルマブ、イピリムマブ、ピジリズマブ、ペンブロリズマブ、トレメリムマブ、ウレルマブ、リリルマブ、アテゾリズマブ、デュルバルマブまたはそれらの組み合わせが挙げられる。
【0068】
本発明の第11の態様は、がんの治療のための薬学的組成物の調製のための、本発明の抗体の使用を提供する。
【0069】
さらなる実施形態では、そのがんが、黒色腫、肺がん、頭頸部がん、結腸直腸がん、膵臓がん、胃がん、腎臓がん、膀胱がん、前立腺がん、乳がん、卵巣がん、または肝細胞癌である、方法を提供する。
【0070】
さらなる実施形態では、前記薬学的組成物は、1つ以上の抗腫瘍剤及び/または免疫療法剤をさらに含む。
【0071】
さらなる実施形態では、前記薬学的組成物は、1つ以上の抗腫瘍剤及び/またはイムノ−腫瘍学剤との同時の、別々の、または連続した組み合わせで、必要とする対象に投与される。
【0072】
好ましい実施形態では、前記抗腫瘍剤としては、限定されないが、ラムシルマブ、ネシツムマブ、オララツマブ、ガルニセルチブ、アベマシクリブ、シスプラチン、カルボプラチン、ダカルバジン、リポソームドキソルビシン、ドセタキセル、シクロホスファミド及びドキソルビシン、ナベルビン、エリブリン、パクリタキセル、注射可能な懸濁液用のパクリタキセルタンパク質結合粒子、イザベピロン、カペシタビン、FOLFOX(ロイコボリン、フルオロウラシル、及びオキサリプラチン)、FOLFIRI(ロイコボリン、フルオロウラシル、及びイリノテカン)、セツキシマブまたはそれらの組み合わせが挙げられる。
【0073】
さらなる実施形態では、前記免疫療法剤としては、限定されないが、ニボルマブ、イピリムマブ、ピジリズマブ、ペンブロリズマブ、トレメリムマブ、ウレルマブ、リリルマブ、アテゾリズマブ、デュルバルマブまたはそれらの組み合わせが挙げられる。
【0074】
本発明において、上記及び下記(例えば実施例)において、具体的に記載される技術的特徴が、相互いに組み合わされ、それにより、個別の記載を要さない新たな、または好ましい技術的な解決手段を構成し得ることを理解すべきである。