【実施例】
【0179】
実施例1
N-(3-ブロモ-2-ホルミルフェニル)-2-クロロアセトアミド(ZBC43)の合成
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2-アミノ-6-ブロモベンズアルデヒド(50mg)のDCM(10mL)溶液を0℃に冷却し、DIPEA(37μL)をゆっくりと加えた。次に2-クロロアセチルクロリド(17μL)を滴下した。0℃で30分間攪拌後、反応液をDCMで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製してZBC43を42mgで得た。ESI-MS C
9H
8BrClNO
2の計算値[M+H]
+ = 275.9; 実測値: 276.0。
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【0180】
実施例2
N-(3-ブロモ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)-2-クロロアセトアミド(ZBC44)の合成
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ZBC43(600mg)のメタノール(30mL)溶液を0℃に冷却し、NaBH
4(157mg)をゆっくりと加えた。30分後、反応を完了させ、溶媒を減圧蒸発させた。残渣を酢酸エチルに溶解させ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製してZBC44を560mgで得た。
【0181】
実施例3
6-ブロモ-3,5-ジヒドロベンゾ[e][1,4]オキサゼピン-2(1H)-オン(ZBC45)の合成
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NaOtBu(3g)のtBuOH(50mL)懸濁液を透明溶液になるまで80℃で加熱した。次にZBC44(4.8g)を1回で加え、反応液を80℃で15分間加熱した。反応混合物を冷却し、氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製してZBC45を3.7gで得た。ESI-MS C
9H
9BrNO
2の計算値[M+H]
+ = 241.98; 実測値: 242.14。
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【0182】
実施例4
7-ブロモ-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号36)の合成
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P
4S
10(147mg、0.66mmol)およびNaHCO
3(70mg、0.66mmol)の1,2-DCE(5mL)懸濁液を10分間攪拌した後、ZBC45(85mg)を加えた。反応混合物を65℃で4時間攪拌した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をnBuOH(10ml)に溶解させ、AcNHNH
2(100mg)を加えた。反応混合物を120℃で2時間攪拌した。反応混合物を冷却し、氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号36を45mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
11H
11BrN
3Oの計算値[M+H]
+ = 280.00; 実測値: 280.42。
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【0183】
実施例5
1-メチル-N-フェニル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-7-アミン(化合物番号37)の合成
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Pd
2(dba)
3(18mg)およびBINAP(26mg)を無水トルエン中で混合した。混合物を還流温度で3〜4分間加熱した。この混合物を、化合物番号36(60mg)、PhNH2(88mg)、tBuONa(60mg)、およびトルエン(2mL)を収容する丸底フラスコ中に移した。混合物を還流温度で終夜加熱した後、メタノールで反応停止させた。反応混合物を濾過し、混合物をHPLCで精製して化合物番号37をCF
3CO
2H塩として1.7mgで得た。ESI-MS C
17H
17N
4Oの計算値[M+H]
+ = 293.14; 実測値: 293.45。
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【0184】
実施例6
7-ベンジル-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号38)の合成
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丸底フラスコに化合物番号36(28mg、0.1mmol)、ベンジルトリフルオロホウ酸カリウム(40mg、0.2mmol)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を加えた。N
2雰囲気下でDME(3mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、1mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号38を20mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
18H
18N
3Oの計算値[M+H]
+ = 292.14; 実測値: 292.56。
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【0185】
実施例7
1-メチル-7-(フェニルチオ)-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号39)の合成
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化合物番号36(30mg)、DIPEA(56μL)、および1,4-ジオキサン(4mL)を収容する丸底フラスコにN
2下でPd
2(dba)
3(10mg)、キサントホス(12mg)、およびPhSH(14mg)を加えた。混合物を還流温度で4時間加熱した。反応混合物を濾過し、混合物をHPLCで精製して化合物番号39をCF
3CO
2H塩として12mgで得た。ESI-MS C
17H
16N
3OSの計算値[M+H]
+ = 310.10; 実測値: 310.44。
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【0186】
実施例8
1-メチル-7-(フェニルスルフィニル)-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号41)の合成
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DCM(4mL)中化合物番号39(30mg)を収容する丸底フラスコに-78℃でmCPBA(16mg)を加えた。混合物を室温に昇温させ、室温で2時間攪拌した。反応混合物を濾過し、混合物をHPLCで精製して化合物番号41をCF
3CO
2H塩として23mgで得た。ESI-MS C
17H
16N
3O
2Sの計算値[M+H]
+ = 326.09; 実測値: 326.35。
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【0187】
実施例9
1-メチル-7-(フェニルスルホニル)-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号42)の合成
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DCM(4mL)中化合物番号41(30mg)を収容する丸底フラスコに室温でmCPBA(32mg)を加えた。混合物を室温に昇温させ、室温で5時間攪拌した。反応混合物を濾過し、混合物をHPLCで精製して化合物番号42をCF
3CO
2H塩として17mgで得た。ESI-MS C
17H
16N
3O
3Sの計算値[M+H]
+ = 342.09; 実測値: 342.46。
【0188】
実施例10
1-メチル-7-(1-フェニルビニル)-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号43)の合成
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化合物番号36(28mg、0.1mmol)、(1-フェニルビニル)ボロン酸(30mg)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でジメトキシエタン(DME)(6mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、2mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号43を17mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
19H
18N
3Oの計算値[M+H]
+ = 304.14; 実測値: 304.45。
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【0189】
実施例11
7-(1H-インデン-3-イル)-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号44)の合成
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化合物番号36(28mg、0.1mmol)、(1H-インデン-3-イル)ボロン酸(30mg)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でDME(6mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、2mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号44を19mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
20H
18N
3Oの計算値[M+H]
+ = 316.14; 実測値: 316.63。
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【0190】
実施例12
1-メチル-7-(4-(トリフルオロメトキシ)ベンジル)-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号45)の合成
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化合物番号36(28mg、0.1mmol)、4,4,5,5-テトラメチル-2-(4-(トリフルオロメトキシ)ベンジル)-1,3,2-ジオキサボロラン(55mg)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でDME(6mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、2mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号45を20mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
19H
17F
3N
3O
2の計算値[M+H]
+ = 376.12; 実測値: 376.34。
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【0191】
実施例13
1-メチル-7-(1-フェニルエチル)-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号46)の合成
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化合物番号43(20mg)をメタノール混合物(4.0mL)に溶解させた。次に10% Pd/C(4mg)を加え、反応混合物をH
2(1気圧)下、室温で10時間攪拌した。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号46を16mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
19H
20N
3Oの計算値[M+H]
+ = 306.16; 実測値: 306.41。
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【0192】
実施例14
7-(2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号47)の合成
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化合物番号44(20mg)をメタノール混合物(4.0mL)に溶解させた。次に10% Pd/C(4mg)を加え、反応混合物をH
2(1気圧)下、室温で10時間攪拌した。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号47を14mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
20H
20N
3Oの計算値[M+H]
+ = 318.16; 実測値: 318.24。
【0193】
実施例15
1-メチル-7-(1-フェニルシクロプロピル)-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号48)の合成
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ZnEt
2(0.15mL、ヘキサン中1M)のDCM(2mL)溶液に-40℃でCH
2I
2(25μL)を加えた。混合物を-40℃で1時間攪拌した。次にCCl
3COOH(1mg)およびDME(10μL)を加えた。混合物を-15℃で1時間攪拌した後、DCM(2mL)中化合物番号43(10mg)を加え、混合物を室温で終夜攪拌した。次に水(0.5mL)を混合物に加えた。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号48を1mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
20H
20N
3Oの計算値[M+H]
+ = 318.16; 実測値: 318.44。
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【0194】
実施例17
2-(3,4-ジヒドロナフタレン-1-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(zbc71)の合成
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DCE(70mL)中3,4-ジヒドロナフタレン-1(2H)-オン(3g)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でTf
2O(4.1mL)および2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルピリジン(6.3g)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。次にヘキサン(200mL)を加えた。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮してZBC68を得た。ジオキサン(100mL)中のPd(dppf)Cl
2(1.7g)、dppf(1.2g)、KOAc(3.1g)、4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(5.4g)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でジオキサン(50mL)中ZBC68を加えた。反応混合物を100℃で終夜加熱した。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製してZBC71を2.1gで得た。ESI-MS C
16H
22BO
2の計算値[M+H]
+ = 257.17; 実測値: 257.32。
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【0195】
実施例18
7-(3,4-ジヒドロナフタレン-1-イル)-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号49)の合成
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化合物番号36(28mg、0.1mmol)、ZBC71(55mg)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でDME(6mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、2mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号49を18mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
21H
20N
3Oの計算値[M+H]
+ = 330.16; 実測値: 330.43。
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【0196】
実施例19
1-メチル-7-(1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イル)-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号50)の合成
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化合物番号49(20mg)をメタノール混合物(4.0mL)に溶解させた。次に10% Pd/C(4mg)を加え、反応混合物をH
2(1気圧)下、室温で10時間攪拌した。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号50を14mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
21H
22N
3Oの計算値[M+H]
+ = 332.17; 実測値: 332.45。
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【0197】
実施例20
1-(1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-7-イル)-1-フェニルエタン-1,2-ジオール(化合物番号116)の合成
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THF(6mL)、tBuOH(6mL)、およびH
2O(2mL)中の化合物番号43(100mg)を収容する丸底フラスコにNMO(58mg)およびOsO
4溶液(tBuOH中2.5% wt、0.4mL)を加えた。反応混合物を100℃で8時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号116を60mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
19H
20N
3O
3の計算値[M+H]
+ = 338.15; 実測値: 338.43。
【0198】
実施例21
(1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-7-イル)(フェニル)メタノン(化合物番号52)の合成
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THF(9mL)およびH
2O(3mL)中の化合物番号116(80mg)を収容する丸底フラスコにNaIO
4(51mg)を加えた。反応混合物を室温で8時間攪拌した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号52を63mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
18H
16N
3O
2の計算値[M+H]
+ = 306.12; 実測値: 306.36。
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【0199】
実施例22
2-(6,7-ジヒドロ-5H-ベンゾ[7]アヌレン-9-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(ZBC92)の合成
[この文献は図面を表示できません]
DCE(70mL)中6,7,8,9-テトラヒドロ-5H-ベンゾ[7]アヌレン-5-オン(3g)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でTf
2O(4.1mL)および2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルピリジン(6.3g)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。次にヘキサン(200mL)を加えた。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮してZBC90を得た。ジオキサン(100mL)中のPd(dppf)Cl
2(1.7g)、dppf(1.2g)、KOAc(3.1g)、4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(5.4g)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でジオキサン(50mL)中ZBC90を加えた。反応混合物を100℃で終夜加熱した。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製してZBC92を1.3gで得た。ESI-MS C
17H
24BO
2の計算値[M+H]
+ = 271.18; 実測値: 271.32。
【0200】
実施例23
7-(6,7-ジヒドロ-5H-ベンゾ[7]アヌレン-9-イル)-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号59)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号36(28mg、0.1mmol)、ZBC92(55mg)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でDME(6mL)およびNa
2CO
3水溶液(2.0M、2mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号59を10mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
22H
22N
3Oの計算値[M+H]
+ = 344.17; 実測値: 344.45。
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【0201】
実施例24
1-メチル-7-(6,7,8,9-テトラヒドロ-5H-ベンゾ[7]アヌレン-5-イル)-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号60)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号59(20mg)をメタノール混合物(4.0mL)に溶解させた。次に10% Pd/C(4mg)を加え、反応混合物をH
2(1気圧)下、室温で10時間攪拌した。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号60を10mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
22H
24N
3Oの計算値[M+H]
+ = 346.19; 実測値: 346.43。
[この文献は図面を表示できません]
【0202】
実施例25
3-(3,4-ジヒドロナフタレン-1-イル)-2,9-ジメチル-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号51)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号2(30mg、0.1mmol)、ZBC71(55mg)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でDME(6mL)およびNa
2CO
3水溶液(2.0M、2mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号51を20mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
20H
20N
3OSの計算値[M+H]
+ = 350.13; 実測値: 350.53。
【0203】
実施例26
3-(1H-インデン-3-イル)-2,9-ジメチル-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号53)の合成
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化合物番号2(30mg、0.1mmol)、(1H-インデン-3-イル)ボロン酸(30mg)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でDME(6mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、2mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号53を14mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
19H
18N
3OSの計算値[M+H]
+ = 336.11; 実測値: 336.48。
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【0204】
実施例27
2,9-ジメチル-3-(1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イル)-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号54)の合成
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化合物番号51(20mg)をメタノール混合物(4.0mL)に溶解させた。次に10% Pd/C(4mg)を加え、反応混合物をH
2(1気圧)下、室温で10時間攪拌した。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号54を6mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
20H
22N
3OSの計算値[M+H]
+ = 352.14; 実測値: 352.33。
【0205】
実施例28
3-(2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-2,9-ジメチル-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号55)の合成
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化合物番号53(20mg)をメタノール混合物(4.0mL)に溶解させた。次に10% Pd/C(4mg)を加え、反応混合物をH
2(1気圧)下、室温で10時間攪拌した。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号55を5mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
19H
20N
3OSの計算値[M+H]
+ = 338.13; 実測値: 338.54。
【0206】
実施例29
3-(6,7-ジヒドロ-5H-ベンゾ[7]アヌレン-9-イル)-2,9-ジメチル-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号56)の合成
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化合物番号2(30mg、0.1mmol)、ZBC92(65mg)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でDME(6mL)およびNa
2CO
3水溶液(2.0M、2mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号56を11mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
21H
22N
3OSの計算値[M+H]
+ = 364.14; 実測値: 364.43。
【0207】
実施例30
2-(6-フルオロ-3,4-ジヒドロナフタレン-1-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(ZBC93)の合成
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DCE(70mL)中6-フルオロ-3,4-ジヒドロナフタレン-1(2H)-オン(3g)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でTf
2O(4.1mL)および2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルピリジン(6.3g)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。次にヘキサン(200mL)を加えた。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮してZBC91を得て、これを精製せずに直接使用した。ジオキサン(100mL)中のPd(dppf)Cl
2(1.7g)、dppf(1.2g)、KOAc(3.1g)、および4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(5.4g)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でジオキサン(50mL)中ZBC91を加えた。反応混合物を100℃で終夜加熱した。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製してZBC93を1.4gで得た。ESI-MS C
16H
21BFO
2の計算値[M+H]
+ = 275.16; 実測値: 275.35。
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【0208】
実施例31
2-(7-フルオロ-3,4-ジヒドロナフタレン-1-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(ZBC95-2)の合成
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DCE(70mL)中7-フルオロ-3,4-ジヒドロナフタレン-1(2H)-オン(3g)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でTf
2O(4.1mL)および2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルピリジン(6.3g)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。次にヘキサン(200mL)を加えた。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮してZBC95-1を得て、これを精製せずに直接使用した。ジオキサン(100mL)中のPd(dppf)Cl
2(1.7g)、dppf(1.2g)、KOAc(3.1g)、および4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(5.4g)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でジオキサン(50mL)中ZBC95-1を加えた。反応混合物を100℃で終夜加熱した。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製してZBC95-2を1.0gで得た。ESI-MS C
16H
21BFO
2の計算値[M+H]
+ = 275.16; 実測値: 275.22。
【0209】
実施例32
3-(6-フルオロ-3,4-ジヒドロナフタレン-1-イル)-2,9-ジメチル-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号57)の合成
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化合物番号2(30mg、0.1mmol)、ZBC93(70mg)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でDME(6mL)およびNa
2CO
3水溶液(2.0M、2mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号57を20mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
20H
19FN
3OSの計算値[M+H]
+ = 368.12; 実測値: 368.44。
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【0210】
実施例33
3-(7-フルオロ-3,4-ジヒドロナフタレン-1-イル)-2,9-ジメチル-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号58)の合成
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化合物番号2(30mg、0.1mmol)、ZBC95-2(70mg)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でDME(6mL)およびNa
2CO
3水溶液(2.0M、2mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号58を21mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
20H
19FN
3OSの計算値[M+H]
+ = 368.12; 実測値: 368.34。
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【0211】
実施例34
4-ブロモ-5-クロロインドリン-2,3-ジオン(ZBC103)の合成
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4-ブロモイサチン(3g)およびトリクロロイソシアヌル酸(1.4g)の氷浴中混合物に濃H
2SO
4 10mLを磁気攪拌下で5分間にわたって滴下した。混合物を氷浴中に攪拌下で15分間維持した。次に混合物を砕氷上に注いだ。結晶を収集し、冷水で洗浄してZBC103 3.1gを橙色固体として得た。
【0212】
実施例35
6-アミノ-2-ブロモ-3-クロロ安息香酸(ZBC104)の合成
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250mL丸底フラスコにZBC103(3g)および2N NaOH(40mL)を加え、反応容器を0℃に冷却した。次に30%過酸化水素(4mL)をゆっくりと加えた。反応混合物を0℃で3時間攪拌した。続いて反応混合物を0℃で2N HClによって酸性化して固体化合物を得た。固体材料を濾取し、乾燥させて標記化合物を得た。ESI-MS C
7H
6BrClNO
2の計算値[M+H]
+ = 249.9; 実測値: 250.11。
【0213】
実施例36
(6-アミノ-2-ブロモ-3-クロロフェニル)メタノール(ZBC105-1)の合成
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250mL丸底フラスコにZBC104(170mg)およびTHF(40mL)を加え、反応容器を0℃に冷却した。次にLiAlH
4(60mg)をゆっくりと加えた。反応混合物を0℃で3時間攪拌した。次に2N NaOH(15mL)を加えた。30分後、溶媒を減圧蒸発させた。残渣を酢酸エチルに溶解させ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製してZBC105-1を120mgで得た。ESI-MS C
7H
8BrClNOの計算値[M+H]
+ = 235.94; 実測値: 236.05。
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【0214】
実施例37
N-(3-ブロモ-4-クロロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル)-2-クロロアセトアミド(ZBC107)の合成
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ZBC105-1(50mg)のDCM(10mL)溶液を0℃に冷却し、DIPEA(37μL)をゆっくりと加えた。次に2-クロロアセチルクロリド(17μL)を滴下した。0℃で30分間攪拌後、反応液をDCMで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製してZBC107を44mgで得た。ESI-MS C
9H
9BrCl
2NO
2の計算値[M+H]
+ = 311.9; 実測値: 312.1。
【0215】
実施例38
6-ブロモ-7-クロロ-3,5-ジヒドロベンゾ[e][1,4]オキサゼピン-2(1H)-オン(ZBC109)の合成
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NaOtBu(1g)のtBuOH(50mL)懸濁液を透明溶液になるまで80℃で加熱した。次にZBC107(1.6g)を1回で加え、反応液を80℃で15分間加熱した。反応混合物を冷却し、氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製してZBC109を1.1gで得た。ESI-MS C
9H
8BrClNO
2の計算値[M+H]
+ = 275.9; 実測値: 276.1。
【0216】
実施例39
7-ブロモ-8-クロロ-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号70)の合成
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P
4S
10(147mg、0.66mmol)およびNaHCO
3(70mg、0.66mmol)の1,2-DCE(5mL)懸濁液を10分間攪拌した後、ZBC109(85mg)を加えた。反応混合物を65℃で4時間攪拌した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をnBuOH(10ml)に溶解させ、AcNHNH
2(135mg)を加えた。反応混合物を120℃で2時間攪拌した。反応混合物を冷却し、氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号70を60mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
11H
10BrClN
3Oの計算値[M+H]
+ = 313.9; 実測値: 314.3。
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【0217】
実施例40
7-ベンジル-8-クロロ-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号71)の合成
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丸底フラスコに化合物番号70(31mg、0.1mmol)、ホウ酸塩(40mg、0.2mmol)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を加えた。N
2雰囲気下でDME(3mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、1mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号71を21mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
18H
17ClN
3Oの計算値[M+H]
+ = 326.1; 実測値: 326.4。
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【0218】
実施例41
5-(7-ベンジル-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-8-イル)ピリジン-2-アミン(化合物番号72)の合成
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化合物番号71(31mg、0.1mmol)、(6-アミノピリジン-3-イル)ボロン酸(43mg)、Pd
2(dba)
3(20mg)、トリtertブチルホスフィンテトラフルオロボレート(12mg)、およびK
3PO
4(60mg)を収容する丸底フラスコにジオキサン(5mL)および水(100μL)を加えた。反応混合物を100℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号72を10mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
23H
22N
5Oの計算値[M+H]
+ = 384.1; 実測値: 384.3。
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【0219】
実施例42
7-ベンジル-1-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号73)の合成
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化合物番号71(31mg、0.1mmol)、(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ボロン酸(46mg)、Pd
2(dba)
3(20mg)、トリtertブチルホスフィンテトラフルオロボレート(12mg)、およびK
3PO
4(60mg)を収容する丸底フラスコにジオキサン(5mL)および水(100μL)を加えた。反応混合物を100℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号73を8mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
22H
22N
5Oの計算値[M+H]
+ = 372.18; 実測値: 372.4。
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【0220】
実施例43
8-クロロ-7-(3,4-ジヒドロナフタレン-1-イル)-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号74)の合成
[この文献は図面を表示できません]
丸底フラスコに化合物番号70(31mg、0.1mmol)、ZBC71(60mg)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を加えた。N
2雰囲気下でDME(6mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、2mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号74を14mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
21H
19ClN
3Oの計算値[M+H]
+ = 364.1; 実測値: 364.4。
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【0221】
実施例44
7-ベンジル-1-メチル-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号75)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号71(31mg、0.1mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(60mg)、Pd
2(dba)
3(20mg)、トリtertブチルホスフィンテトラフルオロボレート(12mg)、およびK
3PO
4(60mg)を収容する丸底フラスコにジオキサン(5mL)および水(100μL)を加えた。反応混合物を100℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号75を4mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
21H
20N
5Oの計算値[M+H]
+ = 358.1; 実測値: 358.3。
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【0222】
実施例45
2-(4-(7-ベンジル-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-8-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アセトアミド(化合物番号76)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号71(31mg、0.1mmol)、2-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アセトアミド(60mg)、Pd
2(dba)
3(20mg)、トリtertブチルホスフィンテトラフルオロボレート(12mg)、およびK
3PO
4(60mg)を収容する丸底フラスコにジオキサン(5mL)および水(100μL)を加えた。反応混合物を100℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号76を5mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
23H
23N
6O
2の計算値[M+H]
+ = 415.18; 実測値: 415.5。
【0223】
実施例46
7-ベンジル-8-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号77)の合成
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化合物番号71(31mg、0.1mmol)、(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ボロン酸(60mg)、Pd
2(dba)
3(20mg)、トリtertブチルホスフィンテトラフルオロボレート(12mg)、およびK
3PO
4(60mg)を収容する丸底フラスコにジオキサン(5mL)および水(100μL)を加えた。反応混合物を100℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号77を6mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
23H
24N
3O
2の計算値[M+H]
+ = 374.18; 実測値: 374.5。
【0224】
実施例47
7-ベンジル-8-(4,5-ジヒドロフラン-3-イル)-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号78)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号71(31mg、0.1mmol)、2-(4,5-ジヒドロフラン-3-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(60mg)、Pd
2(dba)
3(20mg)、トリtertブチルホスフィンテトラフルオロボレート(12mg)、およびK
3PO
4(60mg)を収容する丸底フラスコにジオキサン(5mL)および水(100μL)を加えた。反応混合物を100℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号78を8mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
22H
22N
3O
2の計算値[M+H]
+ = 360.17; 実測値: 360.4。
【0225】
実施例48
7-ベンジル-1-メチル-8-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号79)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号77(20mg)をメタノール混合物(4.0mL)に溶解させた。次に10% Pd/C(4mg)を加え、反応混合物をH
2(1気圧)下、室温で10時間攪拌した。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号79を11mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
23H
26N
3O
2の計算値[M+H]
+ = 376.20; 実測値: 376.4。
【0226】
実施例49
7-ベンジル-8-(フラン-3-イル)-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号80)の合成
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化合物番号71(31mg、0.1mmol)、フラン-3-イルボロン酸(60mg)、Pd
2(dba)
3(20mg)、トリtertブチルホスフィンテトラフルオロボレート(12mg)、およびK
3PO
4(60mg)を収容する丸底フラスコにジオキサン(5mL)および水(100μL)を加えた。反応混合物を100℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号80を15mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
22H
20N
3O
2の計算値[M+H]
+ = 358.15; 実測値: 358.5。
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【0227】
実施例50
7-ベンジル-1-メチル-8-(テトラヒドロフラン-3-イル)-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号81)の合成
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化合物番号80(20mg)をメタノール混合物(4.0mL)に溶解させた。次に10% Pd/C(4mg)を加え、反応混合物をH
2(1気圧)下、室温で10時間攪拌した。混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号81を10mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
22H
24N
3O
2の計算値[M+H]
+ = 362.18; 実測値: 362.4。
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【0228】
実施例51
7-ベンジル-1-メチル-8-((トリメチルシリル)エチニル)-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号82)の合成
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化合物番号71(15mg、0.05mmol)、エチニルトリメチルシラン(15μL)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(10mg)、トリtertブチルホスフィンテトラフルオロボレート(7mg)、およびDIPEA(0.5mL)を収容する丸底フラスコにDMF(0.5mL)を加えた。反応混合物を80℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号82を4mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
23H
26N
3OSiの計算値[M+H]
+ = 388.18; 実測値: 388.3。
【0229】
実施例52
7-ベンジル-8-エチニル-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号83)の合成
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化合物番号82(15mg)およびK
2CO
3(1mg)を収容する丸底フラスコにMeOH(1mL)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。混合物を逆相HPLCで精製して化合物番号83を3mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
20H
18N
3Oの計算値[M+H]
+ = 316.14; 実測値: 316.4。
【0230】
実施例53
4-(7-ベンジル-1-メチル-4,6-ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-8-イル)ブタ-3-イン-1-オール(化合物番号84)の合成
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化合物番号71(15mg)、(ブタ-3-イン-1-イルオキシ)(tert-ブチル)ジメチルシラン(44mg)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(12mg)、トリtertブチルホスフィンテトラフルオロボレート(10mg)、Cs
2CO
3(33mg)、およびDIPEA(0.2mL)を収容する丸底フラスコにDMF(0.3mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製して中間体を得て、これをTHF(3mL)に溶解させた。次にTBAF(THF中1M/L、0.06mL)を加え、混合物を室温で15分間攪拌した。混合物を逆相HPLCで精製して化合物番号84を4mgでCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
22H
22N
3O
2の計算値[M+H]
+ = 360.17; 実測値: 360.5。
【0231】
実施例54
メチル 2-アミノ-4-ブロモチオフェン-3-カルボキシレートの合成
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メチル 2-((((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)-4-オキソ-4,5-ジヒドロチオフェン-3-カルボキシレート(3.1g)のジオキサン(20mL)懸濁液にPOBr
3(2.7g)を加え、反応混合物を還流温度に1時間加熱した。反応混合物を冷却し、氷水混合物に注いだ。反応混合物をEtOAc(3x200mL)で抽出した。一緒にした有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をDCM(30mL)に溶解させ、モルホリン(5g)を加え、反応混合物を終夜攪拌した。反応混合物を濾過し、少量のEt
2Oですすいだ。濾液を減圧蒸発させ、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(純粋なDCM)にかけて2-アミノ-4-ブロモチオフェン-3-カルボキシレートを白色固体(0.9g)として得た。
【0232】
実施例55
(S)-メチル 4-ブロモ-2-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)プロパンアミド)チオフェン-3-カルボキシレート(ZBC180)の合成
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2-アミノ-4-ブロモチオフェン-3-カルボキシレート(50mg)のDCM(10mL)溶液を0℃に冷却し、DIPEA(37μL)をゆっくりと加えた。次に(S)-2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)プロパノイルクロリド(60mg)を加えた。0℃で30分間攪拌後、反応液をDCMで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製してZBC180を56mgで得た。ESI-MS C
25H
29BrNO
4SSiの計算値[M+H]
+ = 546.07; 実測値: 546.3。
【0233】
実施例56
(S)-メチル 4-ブロモ-2-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)プロパンチオアミド)チオフェン-3-カルボキシレート(ZBC181)の合成
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ZBC180(80mg)およびローソン試薬(35mg)のジオキサン(10mL)中混合物を80℃で終夜加熱した。次に混合物をロータリーエバポレーター上で濃縮し、シリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで直接精製してZBC181を50mgで得た。ESI-MS C
25H
29BrNO
3S
2Siの計算値[M+H]
+ = 562.05; 実測値: 562.3。
【0234】
実施例57
(S)-メチル 4-ブロモ-2-(3-(1-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール-4-イル)チオフェン-3-カルボキシレート(ZBC183)の合成
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ZBC181(5.1g、9.2mmol)のTHF(10mL)溶液に0℃でヒドラジン一水和物(0.89mL、18.4mmol、2当量)を加え、反応混合物を室温に昇温させた。反応混合物を4時間攪拌した後、減圧濃縮した。残渣をDCMに取り込み、水およびブラインで洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。残渣をエタノール(10mL)に取り込み、オルト酢酸トリエチル(5mL、27.6mmol、3当量)を加えた。反応混合物を還流温度で1時間加熱した。すべての揮発物を減圧除去し、残渣をAcOH(10mL)に溶解させた。溶液を還流温度で1時間加熱した後、溶媒を減圧除去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにかけてZBC183を2.3gで得た。ESI-MS C
27H
31BrN
3O
3SSiの計算値[M+H]
+ = 584.10; 実測値: 584.3。
【0235】
実施例58
(S)-4-(4-ブロモ-3-(クロロメチル)チオフェン-2-イル)-3-(1-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール(ZBC184)の合成
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ZBC183(2.5g、4.3mmol)のTHF(30mL)溶液に0℃でLiBH
4溶液(THF中2M、3.3mL、6.5mmol、1.5当量)を加えた。MeOH(3mL)を加え、反応混合物を室温に昇温させ、12時間攪拌した。すべての揮発物を除去し、残渣をEtOAcに取り込んだ。有機層を水およびブラインで洗浄した後、乾燥させ、濃縮した。残渣をDCM(20mL)に溶解させ、0℃に冷却した。塩化チオニル(0.94mL、12.9mmol、3当量)を加え、反応混合物を室温に昇温させた。1時間後、すべての揮発物を除去し、残渣をEtOAcに取り込み、1M Na
2CO
3で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/トリエチルアミン 25:1)にかけて標記化合物を1.8グラムで得た。ESI-MS C
26H
30BrClN
3OSSiの計算値[M+H]
+ = 574.07; 実測値: 574.3。
【0236】
実施例59
(S)-3-ブロモ-6,9-ジメチル-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号117)の合成
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ZBC184(1.9g、3.3mmol)のTHF(10mL)溶液に0℃でTBAF溶液(3.6mL、3.6mmol、THF中1M)を加えた。溶液を1時間攪拌した後、80℃でNaOtBu(634mg、6.6mmol、2当量)の
tBuOH(40mL)中熱溶液に加えた。反応混合物を5分間攪拌した後、溶媒を減圧除去した。残渣をEtOAcおよび水に取り込んだ。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号117のTFA塩(704mg)を得た。ESI-MS C
10H
11BrN
3OSの計算値[M+H]
+ = 299.98; 実測値: 300.3。
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【0237】
実施例60
(S)-3-ベンジル-6,9-ジメチル-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号118)の合成
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化合物番号117(30mg、0.1mmol)、ベンジルトリフルオロホウ酸カリウム(40mg、0.2mmol)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でDME(3mL)およびNa
2CO
3水溶液(2.0M、1mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号118を21mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
17H
18N
3OSの計算値[M+H]
+ = 312.11; 実測値: 312.4。
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【0238】
実施例61
(S)-3-ベンジル-2-ブロモ-6,9-ジメチル-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号119)の合成
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化合物番号118(240mg、0.57mmol)のAcOH(4mL)溶液にNBS(101mg、0.57mmol、1当量)を加えた。反応混合物を1時間攪拌した後、水(2mL)およびメタノール(2mL)を加えた。すべての揮発物を減圧除去し、残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号119(240mg)をCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
17H
17BrN
3OSの計算値[M+H]
+ = 390.02; 実測値: 390.3。
【0239】
実施例62
(S)-3-ベンジル-6,9-ジメチル-2-((1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)エチニル)-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号85)の合成
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化合物番号119(25mg)、4-エチニル-1-メチル-1H-ピラゾール(16mg)、Pd(PPh
3)Cl
2(13.5mg)、およびCuI(7.3mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でEt
3N(0.5mL)およびTHF(1mL)を加えた。反応混合物を60℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号85を18mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
23H
22N
5OSの計算値[M+H]
+ = 416.15; 実測値: 416.2。
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【0240】
実施例63
3-ベンジル-9-メチル-2-((1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)エチニル)-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号86)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号31(25mg)、5-エチニル-1-メチル-1H-イミダゾール(16mg)、Pd(PPh
3)Cl
2(13.5mg)、およびCuI(7.3mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でEt
3N(0.5mL)およびTHF(1mL)を加えた。反応混合物を60℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号86を10mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
22H
20N
5OSの計算値[M+H]
+ = 402.13; 実測値: 402.3。
[この文献は図面を表示できません]
【0241】
実施例64
3-ベンジル-9-メチル-2-(ピリジン-4-イルエチニル)-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号87)の合成
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化合物番号31(25mg)、4-エチニルピリジン(16mg)、Pd(PPh
3)Cl
2(13.5mg)、およびCuI(7.3mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でEt
3N(0.5mL)およびTHF(1mL)を加えた。反応混合物を60℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号87を10mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
23H
19N
4OSの計算値[M+H]
+ = 399.12; 実測値: 399.4。
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【0242】
実施例65
3-ベンジル-9-メチル-2-(ピリジン-3-イルエチニル)-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号88)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号31(25mg)、3-エチニルピリジン(16mg)、Pd(PPh
3)Cl
2(13.5mg)、およびCuI(7.3mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でEt
3N(0.5mL)およびTHF(1mL)を加えた。反応混合物を60℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号88を16mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
23H
19N
4OSの計算値[M+H]
+ = 399.12; 実測値: 399.3。
【0243】
実施例66
5-((3-ベンジル-9-メチル-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-2-イル)エチニル)ピリジン-2-アミン(化合物番号89)の合成
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化合物番号31(25mg)、5-エチニルピリジン-2-アミン(16mg)、Pd(PPh
3)Cl
2(13.5mg)、およびCuI(7.3mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でEt
3N(0.5mL)およびTHF(1mL)を加えた。反応混合物を60℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号89を16mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
23H
20N
5OSの計算値[M+H]
+ = 414.13; 実測値: 414.3。
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【0244】
実施例67
(S)-3-ベンジル-6,9-ジメチル-2-((1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)エチニル)-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号120)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号119(25mg)、5-エチニル-1-メチル-1H-イミダゾール(16mg)、Pd(PPh
3)Cl
2(13.5mg)、およびCuI(7.3mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でEt
3N(0.5mL)およびTHF(1mL)を加えた。反応混合物を60℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号120を13mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
23H
22N
5OSの計算値[M+H]
+ = 416.15; 実測値: 416.4。
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
実施例68
(S)-3-ベンジル-6,9-ジメチル-2-(ピリジン-4-イルエチニル)-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号121)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号119(25mg)、4-エチニルピリジン(16mg)、Pd(PPh
3)Cl
2(13.5mg)、およびCuI(7.3mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でEt
3N(0.5mL)およびTHF(1mL)を加えた。反応混合物を60℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号121を17mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
24H
21N
4OSの計算値[M+H]
+ = 413.14; 実測値: 413.2。
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【0246】
実施例69
(S)-3-ベンジル-6,9-ジメチル-2-(ピリジン-3-イルエチニル)-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号122)の合成
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化合物番号119(25mg)、3-エチニルピリジン(16mg)、Pd(PPh
3)Cl
2(13.5mg)、およびCuI(7.3mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でEt
3N(0.5mL)およびTHF(1mL)を加えた。反応混合物を60℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号122を17mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
24H
21N
4OSの計算値[M+H]
+ = 413.14; 実測値: 413.2。
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【0247】
実施例70
(S)-5-((3-ベンジル-6,9-ジメチル-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-2-イル)エチニル)ピリジン-2-アミン(化合物番号123)の合成
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化合物番号119(25mg)、5-エチニルピリジン-2-アミン(16mg)、Pd(PPh
3)Cl
2(13.5mg)、およびCuI(7.3mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でEt
3N(0.5mL)およびTHF(1mL)を加えた。反応混合物を60℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号123を10mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
24H
22N
5OSの計算値[M+H]
+ = 428.15; 実測値: 428.4。
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【0248】
実施例71
(S)-3-(4-フルオロベンジル)-6,9-ジメチル-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号124)の合成
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化合物番号117(30mg、0.1mmol)、4-フルオロベンジルトリフルオロホウ酸カリウム(40mg、0.2mmol)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でDME(3mL)およびNa
2CO
3水溶液(2.0M、1mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号124を21mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
17H
17FN
3OSの計算値[M+H]
+ = 330.10, 実測値: 330.2。
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【0249】
実施例72
(S)-2-ブロモ-3-(4-フルオロベンジル)-6,9-ジメチル-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号125)の合成
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化合物番号124(240mg、0.57mmol)のAcOH(4mL)溶液にNBS(101mg、0.57mmol、1当量)を加えた。反応混合物を1時間攪拌した。すべての揮発物を減圧除去し、残渣を逆相HPLCで精製して化合物番号125(180mg)をCF
3CO
2H塩として得た。ESI-MS C
17H
16BrFN
3OSの計算値[M+H]
+ = 408.01; 実測値: 408.1。
【0250】
実施例73
(S)-3-(4-フルオロベンジル)-6,9-ジメチル-2-((1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)エチニル)-4,6-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号126)の合成
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化合物番号125(25mg)、4-エチニル-1-メチル-1H-ピラゾール(16mg)、Pd(PPh
3)Cl
2(13.5mg)、およびCuI(7.3mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でEt
3N(0.5mL)およびTHF(1mL)を加えた。反応混合物を60℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号126を18mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
23H
21FN
5OSの計算値[M+H]
+ = 434.1; 実測値: 434.3。
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【0251】
実施例74
3-ブロモ-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号2)の合成
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【0252】
実施例74-A
2-アミノ-N-メトキシ-N,5-ジメチルチオフェン-3-カルボキサミドの合成
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【0253】
工程1
2-アミノ-5-メチル-チオフェン-3-カルボン酸メチルエステル(17.1g、100mmol)を、攪拌子を備えた1L丸底フラスコに入れ、THF(150mL)およびMeOH(100mL)の混合物に溶解させた。水酸化リチウム一水和物(21g、500mmol)の水250mL溶液を攪拌下でフラスコに加えた。フラスコに冷却器を取り付け、混合物を85℃で12時間加熱した。冷却後、THFおよびMeOHを蒸発させた。残りの溶液を0℃で冷却し、6M HCl(約83mL)をゆっくりと加えてpH 4に酸性化した。析出物を濾過し、水で洗浄した。湿潤固体をEtOAcに溶解させ、ブラインで洗浄し、有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して2-アミノ-5-メチルチオフェン-3-カルボン酸12.8g(82%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0254】
工程2
2-アミノ-5-メチルチオフェン-3-カルボン酸(12.8g、82mmol、1当量)の乾燥THF(100mL)溶液を収容する丸底フラスコを油浴に浸漬した。トリホスゲン(8.2g、28mmol、0.34当量)を数回に分けて加え(発熱反応)、反応液を40〜50℃で3時間加熱した。冷却後、ヘキサン(200mL)を加えた。析出物を濾過して無水イサト酸生成物(14.5g、97%)を得た。
【0255】
工程3
N,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(11.5g、119mmol)の90%エタノール水溶液(40mL)中溶液にトリエチルアミン(16.5mL、119mmol)を加えた。25℃で10分間攪拌後、無水イサト酸生成物(14.5g、79mmol)を数回に分けて加えた。次に反応液を還流温度で1.5時間加熱し、等量の氷および飽和炭酸水素ナトリウムに注いだ。次にエタノールを回転蒸発により除去し、得られた水性混合物を酢酸エチル(3X150mL)で抽出し、一緒にした抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ、油状物に濃縮した。油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:2 酢酸エチル/ヘキサン)にかけてHYB-94を淡黄色油状物(9.5g、59%)として得た。
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【0256】
実施例74-B
tert-ブチル (3-(メトキシ(メチル)カルバモイル)-5-メチルチオフェン-2-イル)カルバメートの合成
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HYB-94(4.2g、21mmol)のCH
3CN(50mL)溶液にBoc
2O(7.3g、33.6mmol、1.6当量)およびDMAP(2.56g、21mmol、1当量)を加え、混合物を10分間攪拌し、その間に黄色析出物が観察された。次にtert-ブタノール(3.2mL、33.6mmol、1.6当量)を加え、反応混合物を還流温度で終夜加熱した。反応混合物を40℃に冷却し、N
2H
4・H
2O(1mL、21mmol、1.0当量)を混合物に加え、40℃で3時間攪拌し続けた。溶媒を除去し、混合物を酢酸エチル(50mL)に取り込み、水で洗浄し、次に乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、次に濃縮した。油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:4 酢酸エチル/ヘキサン)にかけてHYB-108を淡黄色油状物(6.4g、99%)として得た。
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【0257】
実施例74-C
tert-ブチル (3-ホルミル-5-メチルチオフェン-2-イル)カルバメートの合成
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HYB-108(6.4g、21mmol)のEt
2O(100mL)溶液を0℃に冷却し、LiAlH
4(718mg、19mmol)をゆっくりと加え、反応混合物を室温に昇温させた。次に混合物を0℃に冷却し、酒石酸Na-K溶液で反応停止させた。混合物を酢酸エチル(50mL)に取り込み、ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥させ、濾過した後、油状物に濃縮し、これをシリカゲルクロマトグラフィー(1:8 酢酸エチル/ヘキサン)にかけてHYB-107を黄色固体(3.0g、59%)として得た。
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【0258】
実施例74-D
2-クロロ-N-(3-ホルミル-5-メチルチオフェン-2-イル)アセトアミドの合成
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【0259】
工程1
酢酸中33% HBr溶液(7.3mL)を0℃に冷却した。HYB-107(1g、4mmol)のDCM(1mL)中冷溶液を加え、反応混合物は直ちに赤色になった。反応混合物を直ちに氷水(各50g)に注ぎ、酢酸エチルに取り込んだ。有機層を分離し、10% NaOH(40mL)、NaHCO
3(40mL)、およびブライン(40mL)で順次洗浄した。乾燥後、有機溶液を短いシリカゲルパッドに通し、次に濃縮した。次の工程のために残渣をジクロロメタンに溶解させた。
【0260】
工程2
上記で調製した溶液を0℃に冷却し、2-クロロ酢酸(1.5当量)およびEDCI(1.5当量)を順次加えた。次にDMAP(0.1当量)を加え、反応混合物を室温に昇温させ、終夜攪拌した。反応液をDCMで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:4 酢酸エチル/ヘキサン)にかけてHYB-125を固体(640mg、2工程で45%)として得た。
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【0261】
実施例74-E
7-メチル-1,5-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,4]オキサゼピン-2(3H)-オンの合成
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【0262】
工程1
HYB-125(600mg、2.8mmol)のメタノール溶液を0℃に冷却し、NaBH
4(157mg、4.1mmol、1.5当量)をゆっくりと加えた。30分後、反応を完了させ、溶媒を減圧蒸発させた。残渣をEtOAcに取り込み、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。固体を1:2酢酸エチル/ヘキサンでトリチュレートし、濾過して固体(400mg、収率64%)を得た。
【0263】
工程2
NaO
tBu(5.5mmol、3当量)の
tBuOH(10mL)懸濁液を透明溶液になるまで80℃で加熱した。次に上記で調製した固体(400mg、1.8mmol)を1回で加え、反応を5分で完了させた。反応混合物を冷却し、氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層をブライン(20mL)で洗浄し、乾燥させ、濾過した後、油状物に濃縮し、これをシリカゲルクロマトグラフィー(1:2 酢酸エチル/ヘキサン)にかけてHYB-139を得た。
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【0264】
実施例74-F
6-ブロモ-7-メチル-1,5-ジヒドロチエノ[2,3-e][1,4]オキサゼピン-2(3H)-オンの合成
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HYB-139(130mg、0.7mmol)の酢酸(2mL)溶液にNBS(126mg、0.7mmol)を加えた。反応液を2時間攪拌した。析出物を濾過してHYB-213 85mg(60%)を得た。
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【0265】
実施例74-G
3-ブロモ-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピンの合成
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【0266】
工程1
P
4S
10(147mg、0.66mmol、2当量)およびNa
2CO
3(70mg、0.66mmol、2当量)の1,2-DCE(5mL)懸濁液を10分間攪拌した後、HYB-213(85mg、0.33mmol)を加えた。反応混合物を65℃で4時間攪拌した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、DCMで抽出した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮して粗生成物を得た。
【0267】
工程2
粗生成物のTHF溶液にヒドラジン一水和物(33mg、0.66mmol)を加え、反応液は黄色になった。1時間後、溶媒を除去し、残渣をDCMで取り込み、水およびブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮して粗生成物を得た。
【0268】
工程3
上記粗生成物をエタノールに取り込み、オルト酢酸トリエチル(0.18mL、0.99mmol、3当量)を加え、すべての出発原料が消費されるまで反応液を還流温度に加熱した。溶媒の蒸発後、残渣固体をヘキサンでトリチュレートして化合物番号2(40mg、40%)を得た。
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【0269】
実施例75
3-ベンジル-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号4)および2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号1)の合成
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丸底フラスコにHYB-149(0.1mmol)、ベンジルトリフルオロホウ酸カリウム(40mg、0.2mmol)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(2mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、1mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製した。
主生成物化合物番号4(収率70%):
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副生成物化合物番号1:
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【0270】
実施例76
2,9-ジメチル-3-フェニル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号3)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、フェニルボロン酸(8mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(3mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(1mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、0.5mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号3のTFA塩(収率90%)を得た。
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【0271】
実施例77
2,9-ジメチル-3-(キノリン-4-イル)-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号5)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、キノリン-4-イルボロン酸(12mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(3mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(1mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、0.5mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号5のTFA塩(収率80%)を得た。
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【0272】
実施例78
2,9-ジメチル-N-フェニル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-3-アミン(化合物番号6)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、アニリン(6mg、2当量)、Pd
2(dba)
3(5.3mg)、P
tBu
3(0.2当量)のトルエン溶液、およびNaO
tBu(10mg、3当量)を加えた。N
2雰囲気下でトルエン(1mL)を加えた。反応混合物を100℃で12時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号6のTFA塩(収率50%)を得た。
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【0273】
実施例79
N-(3-シクロプロピル-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-3-アミン(化合物番号7)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、3-シクロプロピル-1-メチル-1H-ピラゾール-5-アミン(9mg、2当量)、Pd
2(dba)
3(5.3mg)、P
tBu
3(0.2当量)のトルエン溶液、およびNaO
tBu(10mg、3当量)を加えた。N
2雰囲気下でトルエン(1mL)を加えた。反応混合物を100℃で12時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号7のTFA塩(収率40%)を得た。
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【0274】
実施例80
3-(3-クロロベンジル)-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号8)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、(3-クロロベンジル)トリフルオロホウ酸カリウム(14mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(3mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(1mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、0.5mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号8のTFA塩(収率45%)を得た。
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【0275】
実施例81
3-(4-クロロベンジル)-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号9)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、(4-クロロベンジル)トリフルオロホウ酸カリウム(14mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(3mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(1mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、0.5mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号9のTFA塩(収率50%)を得た。
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【0276】
実施例82
3-(2-クロロベンジル)-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号10)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、(2-クロロベンジル)トリフルオロホウ酸カリウム(14mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(3mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(1mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、0.5mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号10のTFA塩(収率20%)を得た。
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【0277】
実施例83
3-(3-フルオロベンジル)-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号100)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、(3-フルオロベンジル)トリフルオロホウ酸カリウム(13mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(6mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(2mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、1mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号100のTFA塩(収率70%)を得た。
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【0278】
実施例84
3-(3-シアノベンジル)-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン;(化合物番号101)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、(3-シアノベンジル)トリフルオロホウ酸カリウム(14mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(6mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(2mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、1mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号101のTFA塩(収率40%)を得た。
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【0279】
実施例85
3-(2-フルオロベンジル)-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号102)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、(2-フルオロベンジル)トリフルオロホウ酸カリウム(13mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(6mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(2mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、1mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号102のTFA塩(収率20%)を得た。
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【0280】
実施例86
3-(4-フルオロベンジル)-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号103)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、(4-フルオロベンジル)トリフルオロホウ酸カリウム(13mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(6mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(2mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、1mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号103のTFA塩(収率50%)を得た。
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【0281】
実施例87
3-(3,5-ジフルオロベンジル)-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号104)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、(3,5-ジフルオロベンジル)トリフルオロホウ酸カリウム(13mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(6mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(2mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、1mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号104のTFA塩(収率20%)を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0282】
実施例88
3-(3,4-ジフルオロベンジル)-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号105)の合成
[この文献は図面を表示できません]
丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、(3,4-ジフルオロベンジル)トリフルオロホウ酸カリウム(13mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(6mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(2mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、1mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号105のTFA塩(収率15%)を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
実施例89
2,9-ジメチル-3-(1-フェニルビニル)-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号24)の合成
[この文献は図面を表示できません]
丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、(1-フェニルビニル)ボロン酸(10mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(3mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(1mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、0.5mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号24のTFA塩(収率90%)を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0284】
実施例90
2,9-ジメチル-3-(1-フェニルエチル)-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号28)の合成
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化合物番号24(10mg)のメタノール(2mL)溶液に10%Pd/C(10mg)を加え、H
2を溶液に20分間吹き込んだ。反応液を濾過し、粗生成物をHPLCを通じて精製して化合物番号28のTFA塩(収率30%)を得た。
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【0285】
実施例91
3-((1H-インドール-1-イル)メチル)-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号106)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、1H-インドール-1-イル)メチルトリフルオロホウ酸カリウム(14mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(6mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(2mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、1mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号106のTFA塩(収率70%)を得た。
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【0286】
実施例92
3-((1H-ピロール-1-イル)メチル)-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号107)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、1H-ピロール-1-イル)メチルトリフルオロホウ酸カリウム(11mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(6mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(2mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、1mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号107のTFA塩(収率65%)を得た。
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【0287】
実施例93
3-((1H-ピラゾール-1-イル)メチル)-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号112)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、1H-ピラゾール-1-イル)メチルトリフルオロホウ酸カリウム(11mg、2当量)、[PdCl(allyl)]
2(2mg)、
SSphos(3.4mg)、Cs
2CO
3(32.6mg、3当量)を加えた。N
2雰囲気下でCPME(2mL)および水(0.5mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号112のTFA塩(収率20%)を得た。
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【0288】
実施例94
2,9-ジメチル-3-((1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)メチル)-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号127)および2,3,9-トリメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号128)の合成
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ジボリルメタン(107mg、0.4mmol、2当量)、化合物番号2(60mg、0.2mmol)、およびPd[(P
tBu)
3]
2(11mg、0.1当量)のジオキサン(2mL)溶液に室温で8N KOH(0.05mL、0.4mmol、2当量)を加えた。混合物を3時間攪拌した。次に8N KOH(0.075mL、0.6mmol、3当量)および4-ブロモ-1-メチル-1H-ピラゾール(97mg、3当量)を加えた。混合物を60℃で24時間攪拌した。混合物を冷却し、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号127のTFA塩(収率30%)を得た。
主生成物化合物番号127:
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副生成物化合物番号128:
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【0289】
実施例95
3-(tert-ブトキシメチル)-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号108)の合成
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丸底フラスコに化合物番号2(10mg、0.033mmol)、tert-ブトキシメチルトリフルオロホウ酸カリウム(20mg)、Pd(dppf)Cl
2(6mg)を加えた。N
2雰囲気下でジオキサン(2mL)およびNa
2CO
3溶液(2.0M、1mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間加熱した後、EtOAcおよび水に取り込んだ。有機層を分離し、蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号108のTFA塩(収率60%)を得た。
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【0290】
実施例96
3-ブロモ-2,6,9-トリメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号130)の合成
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【0291】
実施例96-A
メチル 2-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)プロパンアミド)-5-メチルチオフェン-3-カルボキシレートの合成
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2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)プロパン酸(3g、9mmol)のDCM(10mL)溶液に0℃で塩化オキサリル(1mL、1.3当量)を加えた。数滴のDMFを加え、反応混合物を室温に昇温させ、1時間攪拌した。次にすべての揮発物を減圧除去し、残渣をDCM(4mL)に溶解させた。この溶液を0℃でメチル 2-アミノ-チオフェン-3-カルボキシレート(770mg、4.5mmol)およびDIPEA(2.35mL、13.5mmol)のDCM(10mL)溶液に滴下した。反応混合物を室温に昇温させ、1時間攪拌した後、飽和NaHCO
3で反応停止させ、DCM(3x20mL)で抽出した。一緒にした有機層を水で洗浄し、次に乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、次に濃縮した。油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:8 酢酸エチル/ヘキサン)にかけて標記化合物を油状物(2.3g、99%)として得た。
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【0292】
実施例96-B
メチル 2-(3-(1-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール-4-イル)-5-メチルチオフェン-3-カルボキシレートの合成
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【0293】
工程1
2-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)プロパンアミド)-4-クロロチオフェン-3-カルボキシレート(481mg、1mmol)のジクロロエタン(8mL)溶液にNa
2CO
3(212mg、2mmol、2当量)、P
4S
10(444mg、2mmol)を加え、反応混合物を還流温度で8時間加熱した。反応混合物をDCMに取り込み、飽和NaHCO
3で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:16 酢酸エチル/ヘキサン)にかけてメチル 2-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)プロパンチオアミド)-4-クロロチオフェン-3-カルボキシレートを粗油状物(360mg、72%)として得た。
【0294】
工程2
メチル 2-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)プロパンチオアミド)-4-クロロチオフェン-3-カルボキシレート(360mg、0.72mmol)のTHF(4mL)溶液に0℃でヒドラジン一水和物(0.07mL、1.44mmol、2当量)を加え、反応混合物を室温に昇温させた。反応混合物を8時間攪拌した後、減圧濃縮した。残渣をDCMに取り込み、水およびブラインで洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。残渣をエタノール(8mL)に取り込み、オルト酢酸トリエチル(0.4mL、2mmol、3当量)を加えた。反応混合物を還流温度で12時間加熱した。すべての揮発物を減圧除去し、残渣をAcOH(2mL)に溶解させた。溶液を還流温度で1時間加熱した後、溶媒を減圧除去した。残渣をEtOAcに取り込み、2M Na
2CO
3で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)にかけて標記化合物をジアステレオ異性体混合物(H-NMRで1:1比)(130mg、35%)として得た。
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【0295】
実施例96-C
3-(1-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)-4-(3-(クロロメチル)-5-メチルチオフェン-2-イル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾールの合成
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メチル 2-(3-(1-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール-4-イル)-5-メチルチオフェン-3-カルボキシレート(130mg、0.25mmol)のTHF(4mL)溶液に0℃でLiBH
4溶液(THF中2M、0.38mL、0.75mmol、3当量)を加えた。MeOH(0.4mL)を加え、反応混合物を室温に昇温させ、12時間攪拌した。すべての揮発物を除去し、残渣をEtOAcに取り込んだ。有機層を水およびブラインで洗浄した後、乾燥させ、濃縮した。残渣をDCMに溶解させ、0℃に冷却した。塩化チオニル(0.07mL、1mmol)を加え、反応混合物を室温に昇温させた。1時間後、すべての揮発物を除去し、残渣をEtOAcに取り込み、2M Na
2CO
3で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)にかけて標記化合物をジアステレオ異性体混合物(80mg、63%)として得た。
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【0296】
実施例96-D
2,6,9-トリメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号129)の合成
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3-(1-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)-4-(3-(クロロメチル)-5-メチルチオフェン-2-イル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール(160mg、0.3mmol)のTHF溶液に0℃でTBAF溶液(0.3mL、0.3mmol、THF中1M)を加えた。溶液を1時間攪拌した後、80℃でNaOtBu(86mg、0.9mmol、2当量)のtBuOH(4mL)溶液に加えた。反応混合物を5分間攪拌した後、溶媒を減圧除去した。残渣をEtOAcおよび水に取り込んだ。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号129を固体(60mg、85%)として得た。
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【0297】
実施例97
3-ブロモ-2,6,9-トリメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号130)の合成
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2,6,9-トリメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピンTFA塩(60mg、0.2mmol)のAcOH(2mL)溶液にNBS(44mg、1当量)を加えた。反応混合物を1時間攪拌した後、水で反応停止させた。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層を1M NaOH、飽和NaHCO
3、およびブラインで洗浄した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号130を固体(16mg、25%)として得た。
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【0298】
実施例98
3-ベンジル-2,6,9-トリメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号109)の合成
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シュレンク管にN
2下で3-ブロモ-2,6,9-トリメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(16mg、0.05mmol)、ベンジルトリフルオロホウ酸カリウム(20mg、0.1mmol)、Pd(dppf)Cl
2(10mg)、ジオキサン(2mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、1mL)を加えた。管を密封し、100℃油浴で1時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号109を固体(10mg、62%)として得た。
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【0299】
実施例99
(R)-3-ベンジル-2,6,9-トリメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号114)の合成
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キラル(R)-2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)プロパン酸から出発することを除いては化合物番号109と同じ合成手順に従って化合物番号114を合成した。
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【0300】
実施例100
tert-ブチル 2-(3-ベンジル-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-6-イル)アセテート(化合物番号115)の合成
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
実施例100-A
メチル (S)-2-(4-(tert-ブトキシ)-2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-オキソブタンアミド)-5-メチルチオフェン-3-カルボキシレートの合成
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(S)-4-(tert-ブトキシ)-2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-オキソブタン酸(3g、10mmol)のDCM(20mL)溶液に0℃で塩化オキサリル(0.85mL、1.3当量)を加えた。数滴のDMFを加え、反応混合物を室温に昇温させ、1時間攪拌した。次にすべての揮発物を減圧除去し、残渣をDCM(10mL)に溶解させた。この溶液を0℃でメチル 2-アミノ-チオフェン-3-カルボキシレート(850mg、5mmol)およびEt
3N(2mL、15mmol)のDCM(20mL)溶液に滴下した。反応混合物を室温に昇温させ、1時間攪拌した後、飽和NaHCO
3で反応停止させ、DCM(3x20mL)で抽出した。一緒にした有機層を水で洗浄し、次に乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、次に濃縮した。油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:8 酢酸エチル/ヘキサン)にかけて標記化合物を油状物(1g、20%)として得た。
【0302】
実施例100-B
メチル (S)-2-(3-(3-(tert-ブトキシ)-1-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-3-オキソプロピル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール-4-イル)-5-メチルチオフェン-3-カルボキシレートの合成
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【0303】
工程1
HYC-238(1g、2mmol)のジオキサン(20mL)溶液にローソン試薬(484mg、0.1.2mmol、0.6当量)を加え、反応混合物を還流温度で8時間加熱した。ローソン試薬(484mg、0.12mmol、0.6当量)をさらに加え、4時間還流させた。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3溶液で反応停止させ、EtOAcで抽出した。有機層を分離し、乾燥させ、減圧除去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:16 酢酸エチル/ヘキサン)にかけてメチル (S)-2-(4-(tert-ブトキシ)-2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-オキソブタンチオアミド)-5-メチルチオフェン-3-カルボキシレートを油状物(530mg、60%)として得た。
【0304】
工程2
メチル (S)-2-(4-(tert-ブトキシ)-2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-オキソブタンチオアミド)-5-メチルチオフェン-3-カルボキシレート(510mg、1.1mmol)のTHF(4mL)溶液に0℃でヒドラジン一水和物(0.12mL、2.4mmol、2当量)を加え、反応混合物を室温に昇温させた。反応混合物を1時間攪拌した後、減圧濃縮した。残渣をDCMに取り込み、水およびブラインで洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。
【0305】
工程3
残渣をエタノール(4mL)に取り込み、オルト酢酸トリエチル(0.54mL、3.3mmol、3当量)を加えた。反応混合物を還流温度で12時間加熱した。
【0306】
工程4
すべての揮発物を減圧除去し、残渣をAcOH(4mL)に溶解させた。溶液を還流温度で1時間加熱した後、溶媒を減圧除去した。残渣をEtOAcに取り込み、2M Na
2CO
3で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)にかけて一対のジアステレオ異性体(2:1比)(260mg、56%)を得た。
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【0307】
実施例100-C
tert-ブチル (S)-3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-3-(4-(3-(クロロメチル)-5-メチルチオフェン-2-イル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)プロパノエートの合成
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【0308】
工程1
HYC-242(300mg、0.6mmol)のTHF(10mL)溶液に0℃でLiBH
4溶液(THF中2M、0.45mL、0.9mmol)を加えた。MeOH(1mL)を加え、反応混合物を室温に昇温させ、12時間攪拌した。すべての揮発物を除去し、残渣をEtOAcに取り込んだ。有機層を水およびブラインで洗浄した後、乾燥させ、濃縮した。
【0309】
工程2
残渣をDCMに溶解させ、0℃に冷却した。塩化チオニル(0.13mL、1.8mmol、3当量)を加え、反応混合物を室温に昇温させた。1時間後、すべての揮発物を除去し、残渣をEtOAcに取り込み、2M Na
2CO
3で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)にかけてHYC-247をジアステレオ異性体混合物(229mg、64%)として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0310】
実施例100-D
tert-ブチル 2-(2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-6-イル)アセテート(化合物番号131)の合成
[この文献は図面を表示できません]
HYC-247(57mg、0.1mmol)のTHF(2mL)溶液に0℃でTBAF溶液(0.1mL、0.1mmol、THF中1M)を加えた。溶液を1時間攪拌した後、80℃でNaO
tBu(9.6mg、0.1mmol、1当量)の
tBuOH(2mL)中熱溶液に加えた。反応混合物を5分間攪拌した後、溶媒を減圧除去した。残渣をEtOAcおよび水に取り込んだ。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号131のTFA塩(8mg、20%)を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0311】
実施例100-E
tert-ブチル 2-(3-ブロモ-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-6-イル)アセテート(化合物番号132)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号131(23mg、0.05mmol)の酢酸(1mL)溶液にNBS(9mg、0.05mmol)を加え、反応液を20分間攪拌した。混合物をHPLCを通じて精製して化合物番号132のTFA塩(13mg、50%)を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0312】
実施例100-F
tert-ブチル 2-(3-ベンジル-2,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-6-イル)アセテート(化合物番号115)の合成
[この文献は図面を表示できません]
シュレンク管にN
2下で化合物番号132(5mg)、ベンジルトリフルオロホウ酸カリウム(10mg)、Pd(dppf)Cl
2(5mg)、ジオキサン(1mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、0.5mL)を加えた。管を密封し、100℃油浴で1時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号115(収率20%)を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0313】
実施例101
3'-ベンジル-2',9'-ジメチル-4'H-スピロ[シクロプロパン-1,6'-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン](化合物番号136)の合成
[この文献は図面を表示できません]
【0314】
実施例101-A
メチル 1-(チオフェン-3-イルメトキシ)シクロプロパン-1-カルボキシレートの合成
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NaH(960mg、24mmol)のTHF(20mL)懸濁液に℃でメチル 1-ヒドロキシシクロプロパン-1-カルボキシレート(2.32g、20mmol、1.25当量)のTHF(4mL)溶液を滴下し、10分間攪拌した。次に3-(ブロモメチル)チオフェン(2.83g、16mmol)を加えた後、TBAI(590mg、1.6mmol)を加えた。反応混合物を室温に昇温させ、終夜攪拌した。反応混合物を水の添加により反応停止させ、EtoAc(3x40mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲル上で精製(1:8 酢酸エチル/ヘキサン)してHYC-258を無色油状物(2.1g、63%)として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0315】
実施例101-B
1-((2-ブロモチオフェン-3-イル)メトキシ)シクロプロパン-1-カルボキサミドの合成
[この文献は図面を表示できません]
【0316】
工程1
メチル 1-(チオフェン-3-イルメトキシ)シクロプロパン-1-カルボキシレート(1.65g、7.8mmol)のDCM(5mL)およびAcOH(5mL)溶液にNBS(1.38g、7.8mmol)を加え、反応混合物を終夜攪拌した。反応混合物を氷水混合物に注ぎ、Et
2O(3x20mL)で抽出した。一緒にした有機層を1M NaOH(2x10mL)、飽和NaHCO
3(2x20mL)、およびブラインで洗浄し、乾燥させ、濾過し、次に濃縮した。油状物をさらに精製せずに次の工程に直接使用した。
【0317】
工程2
メチル 1-((2-ブロモチオフェン-3-イル)メトキシ)シクロプロパン-1-カルボキシレート(2.24g、7.8mmol)のTHF(15.6mL)およびEtOH(15.6mL)溶液に0℃で1M NaOH(15.6mL、2当量)を加えた。混合物を室温に昇温させ、終夜攪拌した。揮発物を蒸発させ、残渣に水を加え、Et
2Oで抽出した。水層を分離し、0℃に冷却した後、HCl(1M、16mL)で中和した。溶液をEtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮して次の工程用の粗生成物を得た。
【0318】
工程3
上記粗生成物をDCMに溶解させ、0℃に冷却した。塩化オキサリル(0.87mL、10mmol、1.3当量)をゆっくりと加えた後、数滴のDMFを加えた。反応混合物を室温に昇温させ、1時間攪拌した後、減圧濃縮した。残渣はDCMに溶解させ、0℃でNH
3のメタノール溶液(7M、5mL)にゆっくりと加えた。反応混合物を終夜攪拌した後、セライト上で濾過した。濾液を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)にかけてHYC-276を固体(1.38g、64%)として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
実施例101-C
1',5'-ジヒドロ-2'H-スピロ[シクロプロパン-1,3'-チエノ[2,3-e][1,4]オキサゼピン]-2'-オンの合成
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フラスコにN
2下でHYC-276(1.23g、4.5mmol)、Pd(OAc)
2(56mg、0.25mmol)、キサントホス(289mg、0.5mmol)、Cs
2CO
3(3.2g、10mmol)、およびジオキサン(25mL)を加えた。反応混合物を100℃で終夜攪拌した。反応混合物を冷却し、水で反応停止させ、EtOAcで抽出した。一緒にした有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:2 酢酸エチル/ヘキサン)にかけてHYC-280を固体(140mg、16%)として得た。
【0320】
実施例101-D
7'-ブロモ-1',5'-ジヒドロ-2'H-スピロ[シクロプロパン-1,3'-チエノ[2,3-e][1,4]オキサゼピン]-2'-オンの合成
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HYC-280(140mg、0.72mmol)のDCM(4mL)およびAcOH(1mL)溶液にNBS(128mg、0.75mmol)を加え、反応混合物を終夜攪拌した。反応混合物をDCMで希釈し、ブラインで洗浄した。一緒にした有機層を乾燥させ、濾過した後、濃縮した。油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:15 酢酸エチル/DCM)にかけてHYC-283を固体(140mg、73%)として得た。
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【0321】
実施例101-F
2'-ブロモ-9'-メチル-4'H-スピロ[シクロプロパン-1,6'-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン](化合物番号133)の合成
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【0322】
工程1
HYC-283(110mg、0.4mmol)のジオキサン(6mL)溶液にローソン試薬(97.7mg、0.24mmol、0.6当量)を加え、反応混合物を80℃で4時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3溶液で反応停止させ、EtOAcで抽出した。有機層を分離し、乾燥させ、減圧除去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:16 酢酸エチル/ヘキサン)にかけて化合物番号133を油状物として得た。
【0323】
工程2
7'-ブロモ-1',5'-ジヒドロ-2'H-スピロ[シクロプロパン-1,3'-チエノ[2,3-e][1,4]オキサゼピン]-2'-チオンのTHF(2mL)溶液に0℃でヒドラジン一水和物(0.038mL、0.8mmol、2当量)を加え、反応混合物を室温に昇温させた。反応混合物を1時間攪拌した後、減圧濃縮した。残渣をDCMに取り込み、水およびブラインで洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。
【0324】
工程3
残渣をエタノール(2mL)に取り込み、オルト酢酸トリエチル(0.22mL、1.2mmol、3当量)を加えた。反応混合物を還流温度で12時間加熱した。
【0325】
工程4
すべての揮発物を減圧除去し、残渣をAcOH(1mL)に溶解させた。溶液を還流温度で1時間加熱した後、HPLCを通じて精製して化合物番号133(110mg、65%)を得た。
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【0326】
実施例101-G
2',9'-ジメチル-4'H-スピロ[シクロプロパン-1,6'-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン](化合物番号134)の合成
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化合物番号133(80mg、0.26mmol)のTHF(5mL)溶液をN
2下で-78℃に冷却した。BuLi溶液(THF中1.6M、0.16mL、0.26mmol)を滴下し、反応混合物を20分間攪拌した。次にMeI(0.024mL、0.4mmol)を加え、反応混合物を室温に昇温させた。終夜攪拌後、反応混合物を水の添加により反応停止させた。混合物をEtOAcで抽出し、一緒にした有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。油状物をHPLCを通じて精製して化合物番号134を固体(47mg、50%)として得た。
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【0327】
実施例101-H
3'-ブロモ-2',9'-ジメチル-4'H-スピロ[シクロプロパン-1,6'-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン](化合物番号135)の合成
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化合物番号134(45mg、0.125mmol)のAcOH(1mL)溶液にNBS(23mg、0.125mmol)を加え、反応混合物を1時間攪拌した。反応混合物をHPLCを通じて精製して化合物番号135を固体(13mg、30%)として得た。ESI-MS:326.02。
【0328】
実施例101-I
3'-ベンジル-2',9'-ジメチル-4'H-スピロ[シクロプロパン-1,6'-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン](化合物番号136)の合成
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シュレンク管にN
2下で化合物番号135(13mg)、ベンジルトリフルオロホウ酸カリウム(16mg)、Pd(dppf)Cl
2(6mg)、ジオキサン(2mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、1mL)を加えた。管を密封し、100℃油浴で1時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号136(収率90%)を得た。
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【0329】
実施例102
5-(3-ベンジル-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-2-イル)ピリジン-2-アミン(化合物番号32)の合成
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【0330】
実施例102-A
メチル 4-ブロモ-2-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)アセトアミド)チオフェン-3-カルボキシレートの合成
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2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)酢酸(8g、25.4mmol)のDCM(40mL)溶液に0℃で塩化オキサリル(30mmol、2.6mL、1.2当量)を加えた。数滴のDMFを加え、反応混合物を室温に昇温させ、1時間攪拌した。次にすべての揮発物を減圧除去し、残渣をDCM(10mL)に溶解させた。この溶液を0℃でメチル 2-アミノ-4-ブロモチオフェン-3-カルボキシレート(2.9g、12.7mmol)およびDIPEA(6.6mL、38mmol)のDCM(40mL)溶液に滴下した。反応混合物を室温に昇温させ、1時間攪拌した後、飽和NaHCO
3で反応停止させ、DCM(3x40mL)で抽出した。一緒にした有機層を水で洗浄し、次に乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、次に濃縮した。油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:8 酢酸エチル/ヘキサン)にかけて標記化合物を油状物(6.6g、90%)として得た。
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【0331】
実施例102-B
メチル 4-ブロモ-2-(3-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール-4-イル)チオフェン-3-カルボキシレートの合成
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【0332】
工程1
HYC-85(394mg、0.74mmol)のジオキサン(8mL)溶液にローソン試薬(300mg、0.74mmol、1当量)を加え、反応混合物を還流温度で8時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3溶液で反応停止させ、EtOAcで抽出した。有機層を分離し、乾燥させ、減圧除去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:16 酢酸エチル/ヘキサン)にかけて粗油状物(230mg、57%)を得た。
【0333】
工程2
上記粗生成物のTHF(4mL)溶液に0℃でヒドラジン一水和物(42mg、0.84mmol、2当量)を加え、反応混合物を室温に昇温させた。反応混合物を1時間攪拌した後、減圧濃縮した。残渣をDCMに取り込み、水およびブラインで洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。
【0334】
工程3
残渣をエタノール(4mL)に取り込み、オルト酢酸トリエチル(0.23mL、1.26mmol、3当量)を加えた。反応混合物を還流温度で12時間加熱した。
【0335】
工程4
すべての揮発物を減圧除去し、残渣をAcOH(4mL)に溶解させた。溶液を還流温度で1時間加熱した後、溶媒を減圧除去した。残渣をEtOAcに取り込み、2M Na
2CO
3で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)にかけて標記化合物(175mg、42%)を得た。
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【0336】
実施例102-C
4-(4-ブロモ-3-(クロロメチル)チオフェン-2-イル)-3-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾールの合成
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【0337】
工程1
HYC-94(56.9mg、0.1mmol)のTHF(4mL)溶液に0℃でLiBH
4溶液(THF中2M、0.075mL、0.15mmol)を加えた。MeOH(0.4mL)を加え、反応混合物を室温に昇温させ、12時間攪拌した。すべての揮発物を除去し、残渣をEtOAcに取り込んだ。有機層を水およびブラインで洗浄した後、乾燥させ、濃縮した。
【0338】
工程2
残渣をDCMに溶解させ、0℃に冷却した。塩化チオニル(0.3mmol、3当量)を加え、反応混合物を室温に昇温させた。1時間後、すべての揮発物を除去し、残渣をEtOAcに取り込み、2M Na
2CO
3で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)にかけてHYC-101(収率90%)を得た。
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【0339】
実施例102-D
3-ブロモ-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号137)の合成
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HYC-101(800mg、1.6mmol)のTHF(8mL)溶液に0℃でTBAF溶液(1.6mL、1.6mmol、THF中1M)を加えた。溶液を1時間攪拌した後、80℃でNaO
tBu(307mg、3.2mmol、2当量)の
tBuOH(30mL)中熱溶液に加えた。反応混合物を5分間攪拌した後、溶媒を減圧除去した。残渣をEtOAcおよび水に取り込んだ。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号137のTFA塩(210mg、46%)を得た。
【0340】
実施例102-F
3-ベンジル-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号30)の合成
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フラスコにN
2下で化合物番号137(210mg、0.74mmol)、ベンジルトリフルオロホウ酸カリウム(293mg、1.48mmol)、Pd(dppf)Cl
2(60mg、0.07mmol)、ジオキサン(6mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、3mL)を加えた。反応混合物を100℃油浴で1時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号30(166mg、収率76%)を得た。
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【0341】
実施例102-G
3-ベンジル-2-ブロモ-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号31)の合成
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化合物番号30 TFA塩(166mg、0.53mmol)のDCM(4mL)およびAcOH(1mL)溶液にNBS(94 mg、0.6 mmol)を加え、反応混合物を1時間攪拌した。反応混合物をHPLCを通じて精製して化合物番号31を固体(126mg、63%)として得た。ESI-MS:375.94。
【0342】
実施例102-F
5-(3-ベンジル-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-2-イル)ピリジン-2-アミン(化合物番号32)の合成
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フラスコにN
2下で化合物番号31(10mg、0.03mmol)、(6-アミノピリジン-3-イル)ボロン酸(10mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(3mg)、ジオキサン(1mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、0.5mL)を加えた。反応混合物を100℃油浴で1時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号32(収率40%)を得た。
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【0343】
実施例103
3-ベンジル-2-エチニル-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号33)の合成
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【0344】
工程1
フラスコにN
2下で化合物番号31(10mg、0.03mmol)、エチニルトリメチルシラン(6mg、2当量)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(2.1mg)、CuI(1mg)、THF(1mL)、およびEt
3N(1mL)を加えた。反応混合物を室温で18時間攪拌した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。
【0345】
工程2
残渣をMeOH(1mL)に溶解させ、K2CO3(13.8mg)を加え、1時間攪拌した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号33(収率20%)を得た。
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【0346】
実施例104
3-ベンジル-9-メチル-2-(モルホリノメチル)-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号90)の合成
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シュレンク管にN
2下で化合物番号31(10mg)、4-((4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)メチル)モルホリン(14mg、2当量)、Pd
2(dba)
3(2.7mg)、PCy
3(1.7mg)、ジオキサン(1mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、0.5mL)を加えた。管を密封し、100℃油浴で4時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号90(収率45%)を得た。
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【0347】
実施例105
3-ベンジル-9-メチル-2-(1H-ピラゾール-4-イル)-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号91)の合成
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フラスコにN
2下で化合物番号31(37.5mg、0.1mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(38.8mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)、ジオキサン(4mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、2mL)を加えた。反応混合物を100℃油浴で1時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号91(収率25%)を得た。
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【0348】
実施例106
3-ベンジル-9-メチル-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号92)の合成
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フラスコに化合物番号91(7mg、0.02mmol)、K
2CO
3(27mg)、MeI(0.025mL)、アセトニトリル(2mL)、および18-クラウンエーテル(10mg)を加えた。反応混合物を4時間攪拌した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号92(収率50%)を得た。
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【0349】
実施例107
3-ベンジル-2-シクロプロピル-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号93)の合成
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フラスコにN
2下で化合物番号31(10mg、0.03mmol)、シクロプロピルボロン酸(5mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(3mg)、ジオキサン(1mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、0.5mL)を加えた。反応混合物を100℃油浴で1時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号93(収率30%)を得た。
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【0350】
実施例108
3-ベンジル-9-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号94)の合成
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シュレンク管にN
2下で化合物番号31(20mg)、4,4,5,5-テトラメチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(20mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(6mg)、ジオキサン(2mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、1mL)を加えた。管を密封し、100℃油浴で1時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号94(収率75%)を得た。
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【0351】
実施例109
3-ベンジル-2-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号95)の合成
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シュレンク管にN
2下で化合物番号31(20mg)、2-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(25mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(6mg)、ジオキサン(2mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、1mL)を加えた。管を密封し、100℃油浴で1時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号95(収率95%)を得た。
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【0352】
実施例110
4-(3-ベンジル-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-2-イル)ブタ-3-イン-1-オール(化合物番号96)の合成
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フラスコにN
2下で化合物番号31(20mg、0.05mmol)、ブタ-3-イン-1-オール(8.4mg、2当量)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(4.2mg)、CuI(2.3mg)、THF(1mL)、およびEt
3N(1mL)を加えた。反応混合物を60℃で18時間攪拌した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号96(収率80%)を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0353】
実施例111
3-ベンジル-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-2-カルボニトリル(化合物番号110)の合成
[この文献は図面を表示できません]
フラスコにN
2下で化合物番号31(20mg、0.05mmol)、K
3Fe(CN)
6(7mg)、CuI(2mg)、1-メチル-1H-イミダゾール(0.5mL)を加えた。反応混合物を140℃で18時間攪拌した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号110(収率45%)を得た。
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【0354】
実施例112
3-ベンジル-9-メチル-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号97)の合成
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化合物番号95(20mg)のメタノール(4mL)溶液に10%Pd/C(20mg)を加え、H
2を溶液に20分間吹き込んだ。反応液を濾過し、粗生成物をHPLCを通じて精製して化合物番号97のTFA塩(収率30%)を得た。
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【0355】
実施例113
3-ベンジル-2-イソプロピル-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号98)の合成
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化合物番号94(10mg)のメタノール(3mL)溶液に10%Pd/C(20mg)を加え、H
2を溶液に20分間吹き込んだ。反応液を濾過し、粗生成物をHPLCを通じて精製して化合物番号98のTFA塩(収率50%)を得た。
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【0356】
実施例114
4-(3-ベンジル-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-2-イル)ブタン-1-オール(化合物番号99)の合成
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化合物番号96(18mg)のメタノール(4mL)溶液に10%Pd/C(20mg)を加え、H
2を溶液に20分間吹き込んだ。反応液を濾過し、粗生成物をHPLCを通じて精製して化合物番号99のTFA塩(収率60%)を得た。
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【0357】
実施例115
2-ブロモ-3-(4-フルオロベンジル)-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号140)の合成
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【0358】
実施例115-A
メチル 2-アミノ-4-クロロチオフェン-3-カルボキシレートの合成
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【0359】
工程1
メチル 2-((((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)-4-オキソ-4,5-ジヒドロチオフェン-3-カルボキシレート(36.6g、92mmol)のジオキサン(100mL)懸濁液にPOCl
3(19mL、184mmol、2当量)を加え、反応混合物を還流温度に1時間加熱した。反応混合物を冷却し、氷水混合物に注いだ。反応混合物をEtOAc(3x200mL)で抽出した。一緒にした有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をシリカゲル上で精製(純粋なDCM→DCM/EtOAc 15:1)してメチル 2-((((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)-4-クロロチオフェン-3-カルボキシレートを白色固体(8g、22%)として得た。
【0360】
工程2
メチル 2-((((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)-4-クロロチオフェン-3-カルボキシレート(5.6g、13.5mmol)のDCM(11.8mL)溶液にモルホリン(11.8mL、135mmol)を加え、反応混合物を終夜攪拌した。反応混合物を濾過し、少量のEt
2Oですすいだ。濾液を減圧蒸発させ、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(純粋なDCM)にかけて標記化合物を白色固体(2.6g、99%)として得た。
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【0361】
実施例115-B
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2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)酢酸(1.18g、3.6mmol)のDCM(10mL)溶液に0℃で塩化オキサリル(4.7mmol、0.4mL、1.3当量)を加えた。数滴のDMFを加え、反応混合物を室温に昇温させ、1時間攪拌した。次にすべての揮発物を減圧除去し、残渣をDCM(4mL)に溶解させた。この溶液を0℃でメチル 2-アミノ-4-クロロチオフェン-3-カルボキシレート(360mg、1.8mmol)およびDIPEA(0.94mL、5.4mmol)のDCM(8mL)溶液に滴下した。反応混合物を室温に昇温させ、1時間攪拌した後、飽和NaHCO
3で反応停止させ、DCM(3x20mL)で抽出した。一緒にした有機層を水で洗浄し、次に乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、次に濃縮した。油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:8 酢酸エチル/ヘキサン)にかけて標記化合物を油状物(0.6g、68%)として得た。
【0362】
実施例115-C
メチル 2-(3-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール-4-イル)-4-クロロチオフェン-3-カルボキシレートの合成
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【0363】
工程1
メチル 2-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)アセトアミド)-4-クロロチオフェン-3-カルボキシレート(0.6g、1.23mmol)のジオキサン(7mL)溶液にローソン試薬(299mg、0.74mmol、0.6当量)を加え、反応混合物を還流温度で8時間加熱した。揮発物を減圧除去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:16 酢酸エチル/ヘキサン)にかけて標記化合物を油状物(480mg、80%)として得た。
【0364】
工程2
メチル 2-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エタンチオアミド)-4-クロロチオフェン-3-カルボキシレート(480mg、0.95mmol)のTHF(4mL)溶液に0℃でヒドラジン一水和物(0.1mL、2mmol、2当量)を加え、反応混合物を室温に昇温させた。反応混合物を1時間攪拌した後、減圧濃縮した。残渣をDCMに取り込み、水およびブラインで洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。
【0365】
工程3
残渣をエタノール(4mL)に取り込み、オルト酢酸トリエチル(0.52mL、2.85mmol、3当量)を加えた。反応混合物を還流温度で12時間加熱した。
【0366】
工程4
すべての揮発物を減圧除去し、残渣をAcOH(2mL)に溶解させた。溶液を還流温度で1時間加熱した後、溶媒を減圧除去した。残渣をEtOAcに取り込み、2M Na
2CO
3で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)にかけて標記化合物を油状物(360mg、72%)として得た。
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【0367】
実施例115-D
3-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)-4-(4-クロロ-3-(クロロメチル)チオフェン-2-イル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾールの合成
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メチル 2-(3-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール-4-イル)-4-クロロチオフェン-3-カルボキシレート(360mg、0.68mmol)のTHF(10mL)溶液に0℃でLiBH
4溶液(THF中2M、1mL、2mmol)を加えた。MeOH(1mL)を加え、反応混合物を室温に昇温させ、12時間攪拌した。すべての揮発物を除去し、残渣をEtOAcに取り込んだ。有機層を水およびブラインで洗浄した後、乾燥させ、濃縮した。残渣をDCMに溶解させ、0℃に冷却した。塩化チオニル(0.1mL、1.4mmol、2当量)を加え、反応混合物を室温に昇温させた。1時間後、すべての揮発物を除去し、残渣をEtOAcに取り込み、2M Na
2CO
3で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)にかけて標記化合物を油状物(350mg、99%)として得た。
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【0368】
実施例115-E
3-クロロ-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号138)の合成
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3-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)-4-(4-クロロ-3-(クロロメチル)チオフェン-2-イル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール(350mg、0.68mmol)のTHF溶液に0℃でTBAF溶液(0.7mL、0.7mmol、THF中1M)を加えた。溶液を1時間攪拌した後、80℃でNaOtBu(134mg、1.4mmol、2当量)のtBuOH(6mL)溶液に加えた。反応混合物を5分間攪拌した後、溶媒を減圧除去した。残渣をEtOAcおよび水に取り込んだ。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号138を固体(100mg、61%)として得た。ESI: M+H 242.17。
【0369】
実施例115-F
3-(4-フルオロベンジル)-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号139)の合成
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シュレンク管にN
2下で3-クロロ-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(100mg、0.4mmol)、4-フルオロベンジルトリフルオロホウ酸カリウム(250mg、1.1mmol)、[Pd(allyl)Cl]
2(22mg、0.058mmol)、
SSphos(60mg、0.12mmol)、トルエン(5mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、5mL)を加えた。管を密封し、100℃油浴で4時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号139を固体(70mg、56%)として得た。ESI: M+H 316.20。
【0370】
実施例115-G
2-ブロモ-3-(4-フルオロベンジル)-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号140)の合成
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3-(4-フルオロベンジル)-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(70mg、0.22mmol)のAcOH(1mL)溶液にNBS(39.5mg、1当量)を加えた。反応混合物を1時間攪拌した後、HPLCを通じて精製して化合物番号140を固体(25mg、29%)として得た。ESI: M+H 394.10。
【0371】
実施例116
3-(4-フルオロベンジル)-9-メチル-2-((1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)エチニル)-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号111)の合成
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シュレンク管にN
2下で3-(4-フルオロベンジル-2-ブロモ-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(10mg、0.03mmol)、4-エチニル-1-メチル-1H-ピラゾール(6mg、0.06mmol、2当量)、[PdCl
2(PPh
3)
2](2.1mg)、CuI(1.1mg)、THF(1mL)、およびEt
2NH(0.5mL)を加えた。管を密封し、70℃油浴で12時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号111を固体(7mg、56%)として得た。
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【0372】
実施例117
(S)-3-ベンジル-2-ブロモ-6,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号119)の合成
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【0373】
実施例117-A
メチル (S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)プロパンアミド)-4-クロロチオフェン-3-カルボキシレートの合成
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報告された手順(Organic Letters, 16(9), 2322-2325; 2014)の修正に基づいて(S)-2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)プロパノイルクロリドを調製した。(S)-2-ヒドロキシプロパン酸リチウム(2.88g、30mmol)のDMF(30mL)溶液にN
2下、0℃でTBSCl(9g、60mmol)およびイミダゾール(8.2g、120mmol)を加えた。反応混合物を室温に昇温させ、終夜攪拌した。反応混合物をヘキサン(300mL)と飽和NaHCO
3溶液(300mL)との間で分配した。有機層を分離し、ブライン(30mL X 5)で洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮して粗油状物(9.2g)を得た。粗生成物をDCM(60mL)に溶解させ、溶液をN
2下で0℃に冷却した。DMF(0.43mL)を加えた後、塩化オキサリル(1.3当量、39mmol、3.3mL)のDCM(10mL)溶液を滴下した。反応混合物を室温に昇温させ、さらに1時間攪拌した。すべての揮発物を減圧除去し、残渣をDCM(10mL)に溶解させた。この溶液をN
2下、0℃でHYC-162(1.92g、10mmol)のDCM(90mL)およびDIPEA(7mL、40mmol)溶液に加えた。反応混合物を室温に昇温させ、1時間攪拌した後、飽和NaHCO
3で反応停止させ、DCM(3x50mL)で抽出した。一緒にした有機層を水で洗浄し、次に乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、次に濃縮した。油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:16→1:8 酢酸エチル/ヘキサン)にかけて標記化合物を油状物(3.1g、82%)として得た。
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【0374】
実施例117-B
メチル (S)-2-(3-(1-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール-4-イル)-4-クロロチオフェン-3-カルボキシレートの合成
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【0375】
工程1
6(3g、8mmol)のジオキサン(20mL)溶液にローソン試薬(1.93g、4.8mmol、0.6当量)を加え、反応混合物を還流温度で12時間加熱した。揮発物を減圧除去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:16 酢酸エチル/ヘキサン)にかけてメチル (S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)プロパンチオアミド)-4-クロロチオフェン-3-カルボキシレートを油状物(1.8g、57%)として得た。
【0376】
工程2
上記化合物(3.6g、9.2mmol)のTHF(10mL)溶液に0℃でヒドラジン一水和物(0.89mL、18.4mmol、2当量)を加え、反応混合物を室温に昇温させた。反応混合物を1時間攪拌した後、減圧濃縮した。残渣をDCMに取り込み、水およびブラインで洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。
【0377】
工程3
残渣をエタノール(10mL)に取り込み、オルト酢酸トリエチル(5mL、27.6mmol、3当量)を加えた。反応混合物を還流温度で1時間加熱した。
【0378】
工程4
すべての揮発物を減圧除去し、残渣をAcOH(10mL)に溶解させた。溶液を還流温度で1時間加熱した後、溶媒を減圧除去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:2 酢酸エチル/ヘキサン、続いて酢酸エチル/トリエチルアミン 25:1)にかけて標記化合物を非必然的ジアステレオ異性体の混合物(1.8g、47%)として得た。
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【0379】
実施例117-C
(S)-3-(1-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(4-クロロ-3-(クロロメチル)チオフェン-2-イル)-5-メチル-4H-1,2,4-トリアゾールの合成
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HYC-268(1.8g、4.3mmol)のTHF(30mL)溶液に0℃でLiBH
4溶液(THF中2M、3.3mL、6.5mmol、1.5当量)を加えた。MeOH(3mL)を加え、反応混合物を室温に昇温させ、12時間攪拌した。すべての揮発物を除去し、残渣をEtOAcに取り込んだ。有機層を水およびブラインで洗浄した後、乾燥させ、濃縮した。残渣をDCM(20mL)に溶解させ、0℃に冷却した。塩化チオニル(0.94mL、12.9mmol、3当量)を加え、反応混合物を室温に昇温させた。1時間後、すべての揮発物を除去し、残渣をEtOAcに取り込み、1M Na
2CO
3で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/トリエチルアミン 25:1)にかけて標記化合物をジアステレオ異性体混合物(1.34g、75%)として得た。
【0380】
実施例117-D
(S)-3-クロロ-6,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号141)の合成
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HYC-270(1.34g、3.3mmol)のTHF(10mL)溶液に0℃でTBAF溶液(3.6mL、3.6mmol、THF中1M)を加えた。溶液を1時間攪拌した後、80℃でNaO
tBu(634mg、6.6mmol、2当量)の
tBuOH(40mL)中熱溶液に加えた。反応混合物を5分間攪拌した後、溶媒を減圧除去した。残渣をEtOAcおよび水に取り込んだ。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号141のTFA塩(575mg、52%)を得た。
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【0381】
実施例117-E
(S)-3-ベンジル-6,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号118)の合成
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フラスコにN
2下で(S)-3-クロロ-6,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピンTFA塩(152mg、0.4mmol)、ベンジルトリフルオロホウ酸カリウム(158mg、0.8mmol、2当量)、[Pd(allyl)Cl]
2(15mg、0.04mmol)、
SSphos(41mg、0.08mmol)、トルエン(5mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、2mL)、水(2mL)を加えた。反応混合物を100〜110℃油浴で2時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号118を固体(150mg、88%)として得た。ESI: M+H 312.08。
【0382】
実施例117-F
(S)-3-ベンジル-2-ブロモ-6,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号119)の合成
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(S)-3-ベンジル-6,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピンTFA塩(240mg、0.57mmol)のAcOH(4mL)溶液にNBS(101mg、0.57mmol、1当量)を加えた。反応混合物を1時間攪拌した後、水(2mL)およびメタノール(2mL)を加えた。すべての揮発物を減圧除去し、残渣をHPLCで精製して化合物番号119を固体(240mg、84%)として得た。ESI: M+H 390.03。
【0383】
実施例118
(S)-4-(3-ベンジル-6,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-2-イル)ブタ-3-イン-1-オール(化合物番号113)の合成
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シュレンク管にN
2下で(S)-3-ベンジル-2-ブロモ-6,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(36mg、0.09mmol)、ブタ-3-イン-1-オール(14mg、0.2mmol、2当量)、[PdCl
2(PPh
3)
2](8.4mg、0.01mmol)、CuI(4.6mg、0.02mmol)、THF(1mL)、およびEt
3N(1mL)を加えた。管を密封し、70℃油浴で12時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号113を固体(21mg、62%)として得た。
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【0384】
実施例119
(S)-3-(3-ベンジル-6,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-2-イル)-N,N-ジメチルプロパ-2-イン-1-アミン(化合物番号144)の合成
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シュレンク管にN
2下で(S)-3-ベンジル-2-ブロモ-6,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(20mg、0.05mmol)、N,N-ジメチルプロパ-2-イン-1-アミン(8.3mg、0.1mmol、2当量)、[PdCl
2(PPh
3)
2](7mg)、CuI(3.8)、THF(2mL)、およびEt
3N(0.5mL)を加えた。管を密封し、70℃油浴で12時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号144を固体(90%)として得た。
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【0385】
実施例120
(S)-3-ベンジル-2-(3-メトキシプロパ-1-イン-1-イル)-6,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号145)の合成
[この文献は図面を表示できません]
シュレンク管にN
2下で(S)-3-ベンジル-2-ブロモ-6,9-ジメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(20mg、0.05mmol)、3-メトキシプロパ-1-イン(7mg、0.1mmol、2当量)、[PdCl
2(PPh
3)
2](7mg)、CuI(3.8)、THF(2mL)、およびEt
3N(0.5mL)を加えた。管を密封し、70℃油浴で12時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号145を固体(75%)として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0386】
実施例121
3-ベンジル-2,9-ジメチル-5,6-ジヒドロ-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン(化合物番号15)の合成
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【0387】
実施例121-A
(9H-フルオレン-9-イル)メチル (2-((3-ホルミル-5-メチルチオフェン-2-イル)アミノ)-2-オキソエチル)カルバメートの合成
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【0388】
工程1
酢酸中33% HBr溶液(7.3mL)を0℃に冷却した。HYB-107(1g、4mmol)のDCM(1mL)中冷溶液を加え、反応混合物は直ちに赤色になった。反応混合物を直ちに氷水(各50g)に注ぎ、酢酸エチルに取り込んだ。有機層を分離し、10% NaOH(40mL)、NaHCO
3(40mL)、およびブライン(40mL)で順次洗浄した。乾燥後、有機溶液を短いシリカゲルパッドに通し、次に濃縮した。次の工程のために残渣をジクロロメタンに溶解させた。
【0389】
工程2
上記溶液を0℃に冷却し、(((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)グリシン(1.5当量)およびEDCI(1.5当量)を順次加えた。反応混合物を室温に昇温させ、終夜攪拌した。反応混合物をシリカゲルパッド上に直接注いだ。溶離(1:15 酢酸エチル/DCM)によりHYB-252(900mg、53%)を赤色粗固体として得て、これをEt
2O中でトリチュレートして黄色固体を得た。
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【0390】
実施例121-B
ベンジル 7-メチル-2-オキソ-1,2,3,5-テトラヒドロ-4H-チエノ[2,3-e][1,4]ジアゼピン-4-カルボキシレートの合成
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HYB-252(900mg、2.1mmol)のTHF(20mL)溶液にEt
3N(2mL)を加え、反応混合物を60℃に4時間加熱した。揮発物を減圧除去し、残渣をTHF(20mL)に溶解させ、NaBH(OAc)
3(1.7g、8mmol)を加えた。反応混合物を4時間攪拌した後、Na
2CO
3溶液(2M)で反応停止させた。反応混合物をEtOAcで抽出し、飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。有機溶媒を除去した。残渣をDCM(10mL)および飽和NaHCO
3(10mL)に溶解させた。CbzCl(2mmol、0.3mL)を加え、反応混合物を終夜攪拌した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:2 酢酸エチル/ヘキサン)で精製してHYB-271(200mg、収率30%)を得た。
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【0391】
実施例121-C
ベンジル 6-ブロモ-7-メチル-2-オキソ-1,2,3,5-テトラヒドロ-4H-チエノ[2,3-e][1,4]ジアゼピン-4-カルボキシレートの合成
[この文献は図面を表示できません]
HYB-271(100mg、0.3mmol)をAcOH/DCM混合物(4mL/4mL)に溶解させた。NBS(50mg、0.9当量)を加え、反応液を10分間攪拌した後、氷水に注いだ。混合物をEtOAcで抽出し、NaOH(1M、10mL)、NaHCO
3溶液(10mL)、およびブラインで洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:2 酢酸エチル/ヘキサン)で精製してHYB-272(110mg、収率93%)を得た。ESI-MS: 395.03。
【0392】
実施例121-D
ベンジル 3-ブロモ-2,9-ジメチル-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン-5(6H)-カルボキシレート(化合物番号146)の合成
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【0393】
工程1
P
4S
10(124mg、0.56mmol)およびNa
2CO
3(59mg、0.56mmol)の1,2-DCE(4mL)懸濁液にHYB-272(110mg、0.28mmol)を加えた。反応が完了するまで反応混合物を65℃で4時間加熱した。反応混合物を冷却し、飽和NaHCO
3に取り込み、DCMで抽出した。有機層を飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄した後、乾燥させた。
【0394】
工程2
溶媒を除去し、残渣をTHF(4mL)に溶解させた。NH
2NH
2・H
2O(27μL、0.56mmol)を加え、反応液を1時間攪拌した。揮発物を減圧除去し、残渣を飽和NaHCO
3に取り込み、DCMで抽出した。有機層を分離し、乾燥させた後、除去した。
【0395】
工程3
残渣をエタノール(4mL)に溶解させ、オルト酢酸トリエチル(0.9mmol、0.16mL)を加えた。反応混合物を60℃で1時間加熱した。揮発物を除去して粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製した(30mg、25%)。
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【0396】
実施例121-E
ベンジル 3-ベンジル-2,9-ジメチル-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン-5(6H)-カルボキシレート(化合物番号14)の合成
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シュレンク管にN
2下で化合物番号146(30mg、0.07mmol)、ベンジルトリフルオロホウ酸カリウム(28mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(8mg)、ジオキサン(2mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、1mL)を加えた。管を密封し、100℃油浴で1時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号14(収率84%)を得た。ESI-MS: 445.21
【0397】
実施例121-F
3-ベンジル-2,9-ジメチル-5,6-ジヒドロ-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン(化合物番号15)の合成
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化合物番号14(26mg)をTFA-チオアニソール混合物(2mL-0.2mL)に溶解させ、室温で24時間攪拌した。揮発物を蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号15(12mg、67%)を得た。
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【0398】
実施例122
3-ベンジル-2,5,9-トリメチル-5,6-ジヒドロ-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン(化合物番号35)の合成
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化合物番号15(10mg)をTHFに溶解させ、ホルムアルデヒド(37%溶液、10mg)を加えた。NaBH(OAc)
3(25mg)を1回で加え、反応液を室温で24時間攪拌した後、Na
2CO
3溶液(2M)で反応停止させた。反応混合物をEtOAcで抽出し、飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。有機溶媒を除去した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号35(収率90%)を得た。
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【0399】
実施例123
S)-3-ベンジル-2,6,9-トリメチル-5,6-ジヒドロ-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン(化合物番号13)の合成
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【0400】
実施例123-A
(9H-フルオレン-9-イル)メチル (S)-(1-((3-ホルミル-5-メチルチオフェン-2-イル)アミノ)-1-オキソプロパン-2-イル)カルバメートの合成
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【0401】
工程1
酢酸中33% HBr溶液(7.3mL)を0℃に冷却した。HYB-107(1g、4mmol)のDCM(1mL)中冷溶液を加え、反応混合物は直ちに赤色になった。反応混合物を直ちに氷水(各50g)に注ぎ、酢酸エチルに取り込んだ。有機層を分離し、10% NaOH(40mL)、NaHCO
3(40mL)、およびブライン(40mL)で順次洗浄した。乾燥後、有機溶液を短いシリカゲルパッドに通し、次に濃縮した。次の工程のために残渣をジクロロメタンに溶解させた。
【0402】
工程2
上記溶液を0℃に冷却し、(((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)-L-アラニン(2g、1.5当量)およびEDCI(1.15g、1.5当量)を順次加えた。反応混合物を室温に昇温させ、終夜攪拌した。反応混合物をEtOAcに取り込み、水およびブラインで洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、蒸発させて粗混合物を得て、これをシリカゲル上で精製(溶離1:15 酢酸エチル/DCM)してHYB-240(580mg、33%)を得た。
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【0403】
実施例123-B
ベンジル (S)-3,7-ジメチル-2-オキソ-1,2,3,5-テトラヒドロ-4H-チエノ[2,3-e][1,4]ジアゼピン-4-カルボキシレートの合成
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HYB-240(1g、2.3mmol)のTHF(20mL)溶液にEt
3N(2mL)を加え、反応混合物を60℃に4時間加熱した。次にEt
3N(2mL)をさらに加え、さらに4時間加熱した。揮発物を減圧除去し、残渣をTHF(40mL)に溶解させ、NaBH(OAc)
3(1.95g、4当量)を加えた。反応混合物を4時間攪拌した後、Na
2CO
3溶液(2M)で反応停止させた。反応混合物をEtOAcで抽出し、飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。有機溶媒を除去した。残渣をDCM(10mL)および飽和NaHCO
3(10mL)に溶解させた。CbzCl(4.6mmol、0.65mL)を加え、反応混合物を終夜攪拌した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:2 酢酸エチル/ヘキサン)で精製してHYB-244(500mg、収率65%)を得た。
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【0404】
実施例123-C
ベンジル (S)-6-ブロモ-3,7-ジメチル-2-オキソ-1,2,3,5-テトラヒドロ-4H-チエノ[2,3-e][1,4]ジアゼピン-4-カルボキシレートの合成
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HYB-244(500mg、1.5mmol)をAcOH(6mL)に溶解させた。NBS(269mg、1.5mmol)を加え、反応混合物を10分間攪拌した後、氷水に注いだ。混合物をEtOAcで抽出し、NaOH(1M、10mL)、NaHCO
3溶液(10mL)、およびブラインで洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:2 酢酸エチル/ヘキサン)で精製してHYB-245(394mg、収率64%)を得た。
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【0405】
実施例123-D
ベンジル (S)-3-ブロモ-2,6,9-トリメチル-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン-5(6H)-カルボキシレート(化合物番号147)の合成
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【0406】
工程1
P
4S
10(444mg、2mmol)およびNa
2CO
3(212mg、2mmol)の1,2-DCE(10mL)懸濁液にHYB-245(394mg、0.95mmol)を加えた。反応が完了するまで反応混合物を65℃で4時間加熱した。反応混合物を冷却し、飽和NaHCO
3に取り込み、DCMで抽出した。有機層を飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄した後、乾燥させた。
【0407】
工程2
溶媒を除去し、残渣をTHF(4mL)に溶解させた。NH
2NH
2・H
2O(0.1mL、2mmol)を加え、反応液を1時間攪拌した。揮発物を減圧除去し、残渣を飽和NaHCO
3に取り込み、DCMで抽出した。有機層を分離し、乾燥させた後、除去した。
【0408】
工程3
残渣をエタノール(4mL)に溶解させ、オルト酢酸トリエチル(3mmol、0.55mL)を加えた。反応混合物を60℃で1時間加熱した。揮発物を除去して粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号147(270mg、60%)を得た。
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【0409】
実施例123-E
ベンジル (S)-3-ベンジル-2,6,9-トリメチル-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン-5(6H)-カルボキシレート(化合物番号12)の合成
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シュレンク管にN
2下で化合物番号147(270mg、0.6mmol)、ベンジルトリフルオロホウ酸カリウム(238mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(49mg)、ジオキサン(4mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、1mL)を加えた。管を密封し、100℃油浴で1時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号12(収率73%)を得た。
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【0410】
実施例123-F
(S)-3-ベンジル-2,6,9-トリメチル-5,6-ジヒドロ-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン(化合物番号13)の合成
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化合物番号12(50mg)をTFA-チオアニソール混合物(2mL-0.2mL)に溶解させ、室温で24時間攪拌した。揮発物を蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号13(25mg、77%)を得た。
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【0411】
実施例124
ベンジル (R)-3-ベンジル-2,6,9-トリメチル-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン-5(6H)-カルボキシレート(化合物番号16)の合成
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キラル(((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)-D-アラニンから出発することを除いては化合物番号12と同じ合成手順に従って化合物番号16を合成した。ESI-MS: 459.11。
【0412】
実施例125
(R)-3-ベンジル-2,6,9-トリメチル-5,6-ジヒドロ-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン(化合物番号17)の合成
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化合物番号13と同じ合成手順に従って化合物番号17を合成した。ESI-MS: 325.10。
【0413】
実施例126
エチル (S)-3-ベンジル-2,6,9-トリメチル-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン-5(6H)-カルボキシレート(化合物番号18)の合成
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化合物番号13(14mg、0.043mmol)のDCM(1mL)溶液に0℃でEt
3N(0.1mL)およびクロロギ酸エチル(0.05mL)を加えた。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号18(収率76%)を得た。
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【0414】
実施例127
(S)-1-(3-ベンジル-2,6,9-トリメチル-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン-5(6H)-イル)プロパン-1-オン(化合物番号19)の合成
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化合物番号13(30mg)のDCM(1mL)溶液に0℃でEt
3N(0.1mL)および無水プロピオン酸(0.05mL)を加えた。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号19(収率90%)を得た。
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【0415】
実施例128
(S)-3-ベンジル-2,5,6,9-テトラメチル-5,6-ジヒドロ-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン(化合物番号20)の合成
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化合物番号18(10mg)のTHF(1mL)溶液に0℃でLiAlH
4(10mg)を加えた。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号20(6mg)を得た。
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【0416】
実施例129
(R)-3-ベンジル-2,5,6,9-テトラメチル-5,6-ジヒドロ-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン(化合物番号34)の合成
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化合物番号17(20mg)をTHFに溶解させ、ホルムアルデヒド(37%溶液、10mg)を加えた。NaBH(OAc)
3(51mg)を1回で加え、反応液を室温で24時間攪拌した後、Na
2CO
3溶液(2M)で反応停止させた。反応混合物をEtOAcで抽出し、飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。有機溶媒を除去した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号34(17mg)を得た。
【0417】
実施例130
(S)-3-ベンジル-N-エチル-2,6,9-トリメチル-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン-5(6H)-カルボキサミド(化合物番号22)の合成
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化合物番号13(10mg)のDCM(1mL)溶液に0℃でEt
3N(20mg)およびイソシアン酸エチル(3当量)を加えた。揮発物を除去し、残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号22(収率90%)を得た。
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【0418】
実施例131
エチル (S)-2-(3-ベンジル-2,6,9-トリメチル-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン-5(6H)-イル)アセテート(化合物番号25)の合成
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化合物番号13(32mg、0.1mmol)のDCE(1mL)溶液にAcOH(0.3mL)およびオキソ酢酸エチル(102mg、0.5mmol、トルエン中50%)を加えた。30分間攪拌後、NaBH(OAc)
3(212mg)を1回で加え、反応液を2時間攪拌し、次に飽和NaHCO
3溶液で反応停止させた。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号25(3mg)を得た。
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【0419】
実施例132
(S)-3-ベンジル-2,6,9-トリメチル-5-(フェネチルスルホニル)-5,6-ジヒドロ-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン(化合物番号26)の合成
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化合物番号13(10mg)のDCM(1mL)溶液に0℃で2-フェニルエタン-1-スルホニルクロリド(20mg)を加えた。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号26(10mg)を得た。
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【0420】
実施例133
(S)-3-ベンジル-5-(シクロプロピルメチル)-2,6,9-トリメチル-5,6-ジヒドロ-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン(化合物番号27)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号13(20mg、0.06mmol)のTHF(1mL)溶液にシクロプロパンカルボアルデヒド(10mg)を加えた。10分間攪拌後、NaBH(OAc)
3(51mg)を1回で加え、反応液を2時間攪拌し、次に飽和NaHCO
3溶液で反応停止させた。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号27(24mg)を得た。
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【0421】
実施例134
ベンジル (S)-3-ベンジル-6-(2-メトキシ-2-オキソエチル)-2,9-ジメチル-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン-5(6H)-カルボキシレート(化合物番号21)の合成
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【0422】
実施例134-A
メチル (S)-3-((((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)-4-((3-ホルミル-5-メチルチオフェン-2-イル)アミノ)-4-オキソブタノエートの合成
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【0423】
工程1
酢酸中33% HBr溶液(7.3mL)を0℃に冷却した。HYB-107(1g、4mmol)のDCM(1mL)中冷溶液を加え、反応混合物は直ちに赤色になった。反応混合物を直ちに氷水(各50g)に注ぎ、酢酸エチルに取り込んだ。有機層を分離し、10% NaOH(40mL)、NaHCO
3(40mL)、およびブライン(40mL)で順次洗浄した。乾燥後、有機溶液を短いシリカゲルパッドに通し、次に濃縮した。次の工程のために残渣をジクロロメタンに溶解させた。
【0424】
工程2
上記溶液を0℃に冷却し、(S)-2-((((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)-4-メトキシ-4-オキソブタン酸(2.2g、1.5当量)およびEDCI(1.2g、1.5当量)を順次加えた。反応混合物を室温に昇温させ、終夜攪拌した。反応混合物をEtOAcに取り込み、水およびブラインで洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、蒸発させて粗混合物を得て、これをシリカゲル上で精製(溶離1:15 酢酸エチル/DCM)してHYB-189(1.5g、76%)を得た。
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【0425】
実施例134-B
ベンジル (S)-3-(2-メトキシ-2-オキソエチル)-7-メチル-2-オキソ-1,2,3,5-テトラヒドロ-4H-チエノ[2,3-e][1,4]ジアゼピン-4-カルボキシレートの合成
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HYB-295(1.3g、2.6mmol)のTHF(20mL)溶液にEt
3N(2mL)を加え、反応混合物を60℃に8時間加熱した。揮発物を減圧除去し、残渣をTHF(40mL)に溶解させ、NaBH(OAc)
3(2.12g、4当量)を加えた。反応混合物を4時間攪拌した後、Na
2CO
3溶液(2M)で反応停止させた。反応混合物をEtOAcで抽出し、飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。有機溶媒を除去した。残渣をDCM(10mL)および飽和NaHCO
3(10mL)に溶解させた。CbzCl(5.2mmol、0.74mL)を加え、反応混合物を終夜攪拌した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:2 酢酸エチル/ヘキサン)で精製してHYB-300(270mg、収率27%)を得た。
【0426】
実施例134-C
ベンジル (S)-6-ブロモ-3-(2-メトキシ-2-オキソエチル)-7-メチル-2-オキソ-1,2,3,5-テトラヒドロ-4H-チエノ[2,3-e][1,4]ジアゼピン-4-カルボキシレートの合成
[この文献は図面を表示できません]
HYB-300(270mg、0.7mmol)をAcOH(6mL)に溶解させた。NBS(124mg)を加え、反応混合物を10分間攪拌した後、氷水に注いだ。混合物をEtOAcで抽出し、NaOH(1M、10mL)、NaHCO
3溶液(10mL)、およびブラインで洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:2 酢酸エチル/ヘキサン)で精製してHYB-301(180mg、収率55%)を得た。
【0427】
実施例134-D
ベンジル (S)-3-ブロモ-6-(2-メトキシ-2-オキソエチル)-2,9-ジメチル-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン-5(6H)-カルボキシレート(化合物番号148)の合成
[この文献は図面を表示できません]
【0428】
工程1
P
4S
10(172mg、0.77mmol)およびNa
2CO
3(81mg、0.77mmol)の1,2-DCE(10mL)懸濁液にHYB-301(180mg、0.38mmol)を加えた。反応が完了するまで反応混合物を65℃で4時間加熱した。反応混合物を冷却し、飽和NaHCO
3に取り込み、DCMで抽出した。有機層を飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄した後、乾燥させた。
【0429】
工程2
溶媒を除去し、残渣をTHF(4mL)に溶解させた。NH
2NH
2・H
2O(38mg)を加え、反応液を1時間攪拌した。揮発物を減圧除去し、残渣を飽和NaHCO
3に取り込み、DCMで抽出した。有機層を分離し、乾燥させた後、除去した。
【0430】
工程3
残渣をエタノール(4mL)に溶解させ、オルト酢酸トリエチル(1.2mmol、0.21mL)を加えた。反応混合物を60℃で1時間加熱した。揮発物を除去して粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製して化合物番号148(20mg)を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0431】
実施例134-E
ベンジル (S)-3-ベンジル-6-(2-メトキシ-2-オキソエチル)-2,9-ジメチル-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン-5(6H)-カルボキシレート(化合物番号21)の合成
[この文献は図面を表示できません]
シュレンク管にN
2下で化合物番号148(20mg、0.04mmol)、ベンジルトリフルオロホウ酸カリウム(16mg、2当量)、Pd(dppf)Cl
2(3.3mg)、ジオキサン(1mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、0.5mL)を加えた。管を密封し、100℃油浴で1時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号21(収率50%)を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0432】
実施例135
メチル (S)-2-(3-ベンジル-2,9-ジメチル-5,6-ジヒドロ-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン-6-イル)アセテート(化合物番号23)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号21(7mg)をTFA-チオアニソール混合物(2mL-0.2mL)に溶解させ、室温で24時間攪拌した。揮発物を蒸発させて粗混合物を得て、これをHPLCを通じて精製してHYB-312(4mg)を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0433】
実施例136
1-メチル-7-フェノキシ-4H,6H-ベンゾ[e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号40)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号36(28mg)、塩化銅(I)(2mg)、炭酸カリウム(30mg)、PhOH(14mg)、1-ブチルイミダゾール13μL、およびトルエン1mLをアルゴン下でAce圧力管に加え、120℃に16時間加熱した。冷却後、水およびEtOAcを加えた。有機相をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号40を0.4mgでCF
3CO
2H塩として単離した。ESI-MS C
17H
16N
3O
2の計算値[M+H]
+ = 294.1; 実測値: 294.3。
【0434】
実施例137
(S)-3-ベンジル-5-シクロブチル-2,6,9-トリメチル-5,6-ジヒドロ-4H-チエノ[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン(化合物番号29)の合成
[この文献は図面を表示できません]
化合物番号13(20mg、0.06mmol)のTHF(1mL)溶液にシクロブタノン(10mg)を加えた。10分間攪拌後、NaBH(OAc)
3(51mg)を1回で加え、反応液を2時間攪拌し、次に飽和NaHCO
3溶液で反応停止させた。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCを通じて精製して化合物番号29(18mg、80%)を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
実施例138
4-(5-((3-ベンジル-9-メチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン-2-イル)エチニル)ピリジン-2-イル)ブタナール(化合物番号151)の合成
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【0436】
工程1
フラスコにCuI(19mg、0.1mmol)、Pd(Ph
3P)
2Cl
2(70mg、0.1mmol)、6-ブロモニコチンアルデヒド(1.86g、10mmol)、ブタ-3-イン-1-オール(1.1mL、15mmol)、THF(25mL)、およびEt
3N(3mL)を加えた。反応混合物を60℃で12時間加熱した。反応混合物を冷却し、EtOAcおよびブラインで処理した。有機層を分離し、乾燥させ、蒸発させた。残渣をクロマトグラフィー(EtOAc)で精製して6-(4-ヒドロキシブタ-1-イン-1-イル)ニコチンアルデヒド(1.7g、収率99%)を得た。
【0437】
工程2
6-(4-ヒドロキシブタ-1-イン-1-イル)ニコチンアルデヒド(1.7g、10mmol)のMeOH(50mL)溶液に10% Pd/C(200mg)を加えた。反応液をH
2バルーン下で4時間攪拌した後、濾過した。有機溶媒を除去し、残渣をクロマトグラフィー(EtOAc)で精製して6-(4-ヒドロキシブチル)ニコチンアルデヒド(927mg、52%)を得た。
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【0438】
工程3
6-(4-ヒドロキシブチル)ニコチンアルデヒド(627mg、3.5mmol)およびジメチル (1-ジアゾ-2-オキソプロピル)ホスホネート(807mg、4.2mmol)のメタノール(50mL)溶液にK
2CO
3(966mg、7mmol)を加えた。反応混合物を12時間攪拌した。反応混合物を蒸発させ、EtOAcおよびブラインで処理した。有機層を分離し、乾燥させ、蒸発させた。残渣をクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 2:1)で精製して4-(5-エチニルピリジン-2-イル)ブタン-1-オール(500mg、80%)を得た。
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【0439】
工程4
4-(5-エチニルピリジン-2-イル)ブタン-1-オール(400mg、2.3mmol)をDMSO(9mL)およびEt
3N(6mL)に溶解させた。次にSO
3ピリジン錯体(1.08g、6.8mmol)を加えた。反応混合物を3時間攪拌した後、水で反応停止させた。反応混合物をEtOAcで抽出した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。残渣をクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン: 1:2)で精製して4-(5-エチニルピリジン-2-イル)ブタナール(350mg、87%)を得た。
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【0440】
工程5
シュレンク管にCuI(9.5mg)、Pd(Ph
3P)
2Cl
2(35mg)、4-(5-エチニルピリジン-2-イル)ブタナール(170mg、1mmol)、L12(180mg、0.5mmol)、THF(6mL)、およびEt
3N(1.5mL)を加えた。反応混合物を60℃で12時間加熱した。反応混合物を冷却し、EtOAcおよびブラインで処理した。有機層を分離し、乾燥させ、蒸発させた。残渣をHPLCで精製して化合物番号151(231mg、収率92%)を得た。
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【0441】
実施例139
3-ベンジル-9-メチル-2-((1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)エチニル)-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号152)の合成
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化合物番号31(25mg)、4-エチニル-1-メチル-1H-ピラゾール(16mg)、Pd(PPh
3)Cl
2(13.5mg)、およびCuI(7.3mg)を収容する丸底フラスコにN
2雰囲気下でEt
3N(0.5mL)およびTHF(1mL)を加えた。反応混合物を60℃で10時間加熱した。反応液を冷却し、飽和NaHCO
3で取り込み、EtOAcで抽出した。有機層を一緒にし、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製した。化合物番号152をCF
3CO
2H塩として単離した(13mg)。ESI-MS C
23H
19N
4OSの計算値[M+H]
+ = 402.14; 実測値: 402.1。
【0442】
実施例140
(S)-3-ベンジル-2,6,9-トリメチル-4H,6H-チエノ[2,3-e][1,2,4]トリアゾロ[3,4-c][1,4]オキサゼピン(化合物番号154)の合成
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シュレンク管にN
2下で化合物番号119(50mg)、2,4,4,5,5-ペンタメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(36mg、2当量)、Pd
2(dba)
3(13mg)、PCy
3(8.5mg)、ジオキサン(2mL)、およびNa
2CO
3溶液(2M、1.0mL)を加えた。管を密封し、油浴中100℃で4時間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をHPLCで精製して化合物番号154(収率30%)を得た。
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【0443】
実施例141
競合蛍光偏光(FP)アッセイ
FAM標識蛍光プローブ(米国特許出願公開第2014/0256706号の化合物番号350を参照)を使用して蛍光偏光(FP)競合結合試験を行うことで、組換えBRD4 BD1およびBRD4 BD2タンパク質に対する本開示の代表的化合物の結合親和性を確定した。表2参照。BRD4 BD1およびBD2タンパク質に対する該蛍光プローブの平衡解離定数(K
d)値を、固定濃度の該蛍光プローブと完全飽和まで増加する濃度のタンパク質とで構成される混合物の全蛍光偏光をモニタリングすることによるタンパク質飽和実験によって確定した。アッセイ緩衝液(100mMリン酸緩衝液、pH = 6.5、0.01% Triton X-100(Sigma、282103)、アッセイの直前に添加)中で試験タンパク質の段階希釈液と該蛍光プローブとを最終量200μlまで混合した。両タンパク質について最終蛍光プローブ濃度を1.5nMとした。プレートを室温で30分間、緩やかに振盪しながらインキュベートすることで平衡を確保した。ミリ偏光単位(mP)のFP値を、Microfluor 196ウェル黒色丸底プレート(マサチューセッツ州ウォルサム、Thermo Scientific)中でInfinite M-1000プレートリーダー(ノースカロライナ州リサーチ・トライアングル・パーク、Tecan U.S.)を使用して励起波長485nmおよび発光波長530nmで測定した。タンパク質濃度の関数としてのシグモイド型の用量依存的FP増加をGraphpad Prism 6.0ソフトウェア(カリフォルニア州サンジエゴ、Graphpad Software)を使用してフィッティングすることで計算された該蛍光プローブのK
d値は、BDR4 BD1 およびBD2についてそれぞれ5.5nMおよび3.0nMである。
【0444】
化合物のIC
50値およびK
i値を競合結合実験において確定した。米国特許出願公開第2014/0256706号を参照。40%エチレングリコール含有アッセイ緩衝液中の試験化合物の溶液10μlとアッセイ緩衝液(100mMリン酸カリウム、pH 6.5、0.01% Triton X-100)中のプレインキュベートタンパク質/プローブ複合体の溶液190μlとの混合物をアッセイプレート中に加え、プレートを緩やかに振盪しながら室温で30分間インキュベートした。タンパク質の最終濃度はBRD4 BD1およびBD2のアッセイでそれぞれ10nMおよび6nMとした。最終プローブ濃度は両アッセイで1.5nMとする。タンパク質/プローブ複合体のみを含む陰性対照(0%阻害に等しい)、および遊離プローブのみを含む陽性対照(100%阻害に等しい)を各アッセイプレートに含めた。FP値を上記のように測定した。IC
50値を競合曲線の非線形回帰フィッティングによって確定した。競合アッセイでは、競合的阻害剤のKi値を、上記IC
50値から計算する代わりに、やはり非線形回帰フィッティングによって、異なるタンパク質についての該プローブのKd値ならびに該タンパク質およびプローブの濃度に基づいて直接得た(米国特許出願公開第2014/0256706号; Wang, FEBS Lett. 360; 111 (1995); Zhang et al., Analytical Biochemistry, 331;138 (2004))。
【0445】
【表2】
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【0446】
BRD2 BD1およびBD2、BRD3 BD1およびBD2、ならびにBRD4 BD1およびBD2に対する結合親和性も、OctetREDラベルフリーバイオレイヤー干渉法(BLI)結合アッセイを使用するラベルフリー結合アッセイによって確定することができる。
【0447】
実施例142
細胞増殖阻害
細胞生存率に関する本開示の代表的化合物の効果を4日間の増殖アッセイにおいて確定した。表3参照。細胞を10% FBS入りの適切な培地中で37℃および5% CO
2雰囲気に維持した。すべての細胞株を、新たなバイアルを解凍してから3ヶ月以内に使用した。
【0448】
細胞を96ウェル平底細胞培養プレート(ニューヨーク州コーニング、Corning COSTAR、カタログ番号3595)または白色不透明細胞培養プレート(BD Falcon、カタログ番号353296)に、培地75μl中細胞3,000〜10,000個/ウェルの密度で播種した。化合物を適切な培地に段階希釈し、希釈化合物75μlを細胞プレートの適切なウェルに加えた。化合物の添加後、細胞を5% CO
2雰囲気中、37℃で4日間インキュベートした。細胞生存率を、白血病細胞についてはCellTiter-Glo(登録商標)発光細胞生存率アッセイキット(ウィスコンシン州マジソン、Promega)を、接着細胞についてはWST(2-(2-メトキシ-4-ニトロフェニル)-3-(4-ニトロフェニル)-5-(2,4-ジスルホフェニル)-2H-テトラゾリウム一ナトリウム塩)Cell Counting-8キット(メリーランド州ロックビル、Dojindo Molecular Technologies, Inc.)を、製造者の説明書に従って使用して確定した。
【0449】
WSTアッセイ(接着細胞)では、WST-8試薬を各ウェルに最終濃度10%(v/v)で加えた後、プレートを発色のために37℃で1〜2時間インキュベートした。吸光度を、SPECTRAmax PLUSプレートリーダー(カリフォルニア州サニーベール、Molecular Devices)を使用して450nmで測定した。読取値をDMSO処理細胞に対して正規化し、最大半量阻害濃度(IC
50)をGraphPad Prism 5ソフトウェア(カリフォルニア州ラホヤ、GraphPad Software)を使用して非線形回帰(4つのパラメータを可変勾配にシグモイドフィッティング、最小二乗フィット、制約条件なし)分析により計算した。
【0450】
CellTiter-Gloアッセイ(浮遊細胞)では、CellTiter-Glo(登録商標)試薬100μlを各ウェルに加えた後、プレートを室温で10〜20分間インキュベートした。発光シグナルをTecan Infinite M1000マルチモードマイクロプレートリーダー(ノースカロライナ州モリスビル、Tecan)を使用して測定した。読取値をDMSO処理細胞に対して正規化し、IC
50をGraphPad Prism 5ソフトウェアを使用して非線形回帰(4つのパラメータを可変勾配にシグモイドフィッティング、最小二乗フィット、制約条件なし)分析により計算した。米国特許出願公開第2014/0256706号を参照。
【0451】
【表3】
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【0452】
実施例143
MDA-MB-231(ヒト乳がん)異種移植モデルを使用するインビボ有効性試験
MDA-MB-231のインビボ有効性実験(
図1参照)では、SCIDマウス(Charles River)の背側に、腫瘍細胞5x10
6個を50% Matrigelと共に皮下注射し、マウス当たり腫瘍1箇所とした。異種移植腫瘍が平均100〜200mm
3に到達したとき、マウスを、マウス6〜8匹の群にランダム化した。媒体対照(PEG200)または実験化合物を、指示された用量および期間で1日1回経口(p.o.)投与した。腫瘍のサイズおよび動物の体重を週2〜3回測定した。データを平均腫瘍量として表す。腫瘍量(mm
3) = (AxB
2)/2、ここでAおよびBはそれぞれ腫瘍の長さおよび幅(mm単位)である。統計分析をPrism(バージョン6.1、GraphPad)を使用して二元配置分散分析および独立両側t検定により行った。P<0.05を統計的に有意とみなした。動物の体重も測定した。
図2を参照。すべての動物実験をUniversity of Michigan Committee for Use and Care of Animalsのガイドラインに基づいて行った。
【0453】
本明細書において提供される方法、化合物、および組成物をこれで完全に説明したが、当業者であれば、本明細書において提供される方法、化合物、および組成物の範囲またはその任意の態様に影響を与えることなく、条件、製剤化、および他のパラメータの広範かつ等価な範囲内でこれらを実行することができることを理解するであろう。
【0454】
本明細書において引用されるすべての特許、特許出願、および刊行物は、参照によりその全体が本明細書に完全に組み入れられる。