【実施例】
【0259】
本発明はここで、以下の実施例を参照して記載される。これらの実施例は、例証のみの
目的のために提供されるものであり、本発明は、これらの実施例に限定されるわけではな
く、むしろ本明細書において提供される教示の結果として明白であるすべての変動を包含
する。別段明記しない限り、本明細書に記載される合成のための出発物は、市販品または
既知の合成手順により得て、更には精製せずに使用した。全溶媒は市販品を購入して使用
した。
【0260】
(方法)
マイクロ波照射下で実施した反応は、CEM10mL反応容器またはChem Gla
ss厚壁圧力容器(100mL、38mm×190mm)の何れかを使用し、CEM D
iscoverマイクロ波反応器中で行った。反応の進行は、逆相HPLCおよび/また
は薄層クロマトグラフィー(TLC)によりモニターした。液体クロマトグラフィー−質
量分析は、水および0.1%ギ酸でドープしたアセトニトリルまたはメタノールを使用し
、WatersまたはShimadzu HPLC機器の何れかを使用して行った。逆相
精製は、水および0.1%ギ酸でドープしたアセトニトリルまたはメタノールを使用して
行った。TLCは、シリカゲル60 F254コーティング済みプレート(0.25mm
)を使用して行った。フラッシュクロマトグラフィーは、シリカゲル(粒径32〜63μ
m)または酸化アルミニウム(活性化、塩基性、約150メッシュサイズ)を使用して行
った。全ての生成物は、UVランプおよび/もしくはヨウ素および/もしくはCAMまた
は塩基性KMnO
4を検出目的で使用し、TLC分析(単一スポット、特に明記しない限
り)により均一になるよう精製した。NMRスペクトルは、周囲温度にて400MHz分
光器上で記録した。
1Hおよび
13C NMRの化学シフトは、内部標準として残留する
溶媒を使用し、δとして報告する;CDCl
3:7.26、77.16ppm;CD
3O
D:3.31、49.00ppm;DMSO−d6:2.50、39.52ppm、CD
3CN:1.94(
1H)、1.32(
13C)ppm。略語を使用した:質量分析(M
S)、炭素担持パラジウム(Pd−C)、アセトニトリル(MeCN)、ジクロロメタン
(DCM)、ジエチルエーテル(Et
2O)、酢酸エチル(EtOAc)、エタノール(
EtOH)、メタノール(MeOH)、テトラヒドロフラン(THF)。
【0261】
(実施例1)
5−ハロ−2,4−(ジアリールアミノ/オキソ/チオ)−ピリミジン誘導体の合成
【0262】
【化17】
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【0263】
(実施例2)
5−ハロ−N
2,N
4−ジアリールピリミジン−2,4−ジアミン誘導体の合成(反応条
件AおよびC、方法1を使用)
適切なアミン(10mmol、1当量)のDMF(30mL)中溶液に、2,4,5−
トリクロロピリミジン(13mmol、1.3当量)およびK
2CO
3(13mmol、
1.3当量)を加えた。反応混合物を75℃で5時間撹拌した。次いでこれを室温に冷却
し、水(300mL)中に注ぎ入れた。得られた沈殿物を濾過し集め、続いて50%アセ
トニトリル水溶液で洗浄し、乾燥して、所望の2,5−ジハロ−N−アリールピリミジン
−4−アミン誘導体を得た。粗生成物を更には精製せずに次のステップに使用した(方法
1a)。2,5−ジクロロ−N−アリールピリミジン−4−アミン(1mmol、1当量
)および適切なアニリン(2mmol、2当量)の混合物を
nBuOH(10mL)に溶
解し、110℃で12時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、過剰の溶媒を減圧下で
減少させた。粗製の残留物は自動分取HPLCを使用して精製して、所望の5−ハロ−N
2,N
4−ジアリールピリミジン−2,4−ジアミン誘導体を得た(方法1b)。
【0264】
(実施例3)
2,5−ジクロロ−N−アリールピリミジン−4−アミン誘導体の合成(反応条件Bおよ
びC、方法2を使用)
適切なアミン(1mmol、1当量)の
nBuOH(10mL)中溶液に、2,4,5
−トリクロロピリミジン(1mmol、1当量)およびDIPEA(1mmol、1当量
)を加えた。得られた混合物を110℃で4〜5時間撹拌した(方法2a)。反応混合物
を室温に冷却し、同じ反応混合物に適切なアニリン(1mmol、1当量)およびDIP
EA(1mmol、1当量)を加え、110℃で12時間加熱した。反応混合物を室温に
冷却し、過剰の溶媒を減圧下で減少させた。粗製の残留物を自動分取HPLCを使用して
精製して、所望の5−ハロ−N
2,N
4−ジアリールピリミジン−2,4−ジアミン誘導
体を得た(方法2b)。
【0265】
(実施例4)
2,5−ジクロロ−N−アリールピリミジン−4−アミン誘導体の合成(反応条件Aまた
はB、方法3を使用して得られた中間体から、反応条件Dを使用)
2,5−ジハロ−N−アリールピリミジン−4−アミン誘導体(1mmol、1当量)
のEtOH(10mL)中溶液に、適切なアミン(1mmol、1当量)および数滴のH
Clを加えた。反応混合物を60℃で4〜5時間撹拌した(方法3a)。次いで反応混合
物を室温に冷却し、水(25mL)で希釈し、1N NaOH溶液で中和し、酢酸エチル
(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥した。減圧下で溶媒を除去して、粗生成物を得た。粗製の残留物を自動分取HP
LCを使用して精製して、所望の5−ハロ−N
2,N
4−ジアリールピリミジン−2,4
−ジアミン誘導体を得た(方法3b)。
【0266】
(実施例5)
2−(5−トリフルオロメチル−2−(アリールアミノ/オキソ/チオ)ピリミジン−4
−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド誘導体の合成
【0267】
【化18】
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【0268】
(実施例6)
N
2,N
4−ジアリール−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン誘
導体の合成(反応条件EおよびF、方法4を使用)
5−トリフルオロメチル−2,4−ジクロロピリミジン(4.6mmol、1当量)の
DCE:
tBuOH(1:1、40mL)中溶液に、ZnCl
2(5.5mmol、1.
2当量)を0℃で加えた。1時間後、DCE:
tBuOH(4mL)中の適切なアニリン
(1当量)およびトリエチルアミン(4.6mmol、1.2当量)を反応混合物に加え
た。1.5時間撹拌した後、反応混合物を濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をMeO
Hで摩砕し、濾過し、乾燥して、所望の5−トリフルオロメチル−4−クロロ−N−アリ
ールピリミジン−2−アミン誘導体を得た(方法4a)。5−トリフルオロメチル−4−
クロロ−N−アリールピリミジン−2−アミン誘導体(1mmol、1当量)の
nBuO
H(10mL)中溶液に、適切なアニリン(1mmol、1当量)およびDIPEA(1
mmol、1当量)を加えた。反応混合物を100℃で16時間撹拌した。次いでこれを
室温に冷却し、過剰の溶媒を減圧下で減少させた。粗製の残留物を自動分取HPLCを使
用して精製して、所望の5−トリフルオロメチル−N
2,N
4−ジアリールピリミジン−
2,4−ジアミン誘導体を得た(方法4b)。
【0269】
(実施例7)
2−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0270】
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
【0271】
2−アミノ−N−メチルベンズアミド(1.5g、10mmol)、2,4,5−トリ
クロロピリミジン(2.38g、13mmol)およびK
2CO
3(1.79g、13m
mol)を使用し、方法1aに従って調製した。白色固体(2.6g、89%)。
1H
NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ12.15(s,1H)、8.82(br
s,1H)、8.48(d,J=7.3Hz,1H)、8.43(s,1H)、7.76
(d,J=7.3Hz,1H)、7.57(t,J=8.2Hz,1H)、7.18(t
,J=7.8Hz,1H)、2.76(d,J=2.3Hz,3H)。LC−MS(ES
I)C
12H
10Cl
2N
4O[M+H]
+の計算値:297.02;実測値:297.
00。
【0272】
(実施例8)
2−(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド
の調製
【0273】
【化20】
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【0274】
2−アミノ−N−メチルベンズアミド(1.5g、10mmol)、5−ブロモ−2,
4−ジクロロピリミジン(2.75g、13mmol)およびK
2CO
3(1.79g、
13mmol)を使用し、方法1aに従って調製した。黄色固体(4.5g、66%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.93(s,1H)、8.50
(brs,1H)、8.48(d,J=7.3Hz,1H)、8.41(s,1H)、7
.75(d,J=7.3Hz,1H)、7.54(t,J=8.2Hz,1H)、7.1
7(t,J=7.8Hz,1H)、2.76(d,J=2.3Hz,3H)。LC−MS
(ESI)C
12H
10BrClN
4O[M+H]
+の計算値:342.97;実測値:
342.85。
【0275】
(実施例9)
6−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−3,4
−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製(方法4a)
【0276】
【化21】
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【0277】
5−トリフルオロメチル−2,4−ジクロロピリミジン(1g、4.6mmol)のD
CE:
tBuOH(1:1、40mL)中溶液に、ZnCl
2(5.5mL、5.5mm
ol)を0℃で加えた。1時間後、DCE:
tBuOH(4mL)中の6−アミノ−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン塩酸塩(0.938g、4.6mmol)およ
びトリエチルアミン(1g、5.5mmol)を反応混合物に加えた。1.5時間撹拌し
た後、反応混合物を濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をメタノールで摩砕し、濾過し
、真空で乾燥して、化合物を得た。黄色固体(1g、64%)。
1H NMR(400M
Hz,DMSO−d
6):δ10.51(s,1H)、10.04(s,1H)、8.7
9(s,1H)、7.40(s,1H)、7.39(d,J=8.2Hz,1H)、6.
82(d,J=12.6Hz,1H)、2.76(t,J=7.2Hz,2H)、2.3
9(t,J=7.3Hz,2H)。LC−MS(ESI)C
14H
10ClF
3N
4O[
M+H]
+の計算値:343.05;実測値:342.90。
【0278】
(実施例10)
4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
ピリミジン−2−アミンの調製
【0279】
【化22】
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【0280】
方法4aに従い、5−トリフルオロメチル−2,4−ジクロロピリミジン(1g、4.
6mmol)、ZnCl
2(5.5mL、5.5mmol)、3,4,5−トリメトキシ
アニリン(0.841g、4.6mmol)およびトリエチルアミン(1g、5.5mm
ol)の反応により標題化合物を調製した。淡黄色固体(1.38g、82%)。
1H
NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ10.45(s,1H)、8.75(s,
1H)、7.06(s,2H)、3.85(s,6H)、3.68(s,3H)。LC−
MS(ESI)C
14H
13ClF
3N
3O
3[M+H]
+の計算値:364.06;実
測値:363.95。
【0281】
(実施例11)
4−クロロ−N−(5−メトキシ−2−メチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−2−アミンの調製
【0282】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
方法4aに従い、5−トリフルオロメチル−2,4−ジクロロピリミジン(1g、4.
6mmol)、ZnCl
2(5.5mL、5.5mmol)、5−メトキシ−2−メチル
アニリン(0.60g、4.6mmol)およびトリエチルアミン(1g、5.5mmo
l)の反応により標題化合物を調製した。無色固体(0.800g、53%)。
1H N
MR(400MHz,DMSO−d
6):δ8.04(s,1H)、7.20(d,J=
2.8Hz,1H)、7.19(d,J=8.2Hz,1H)、6.68(dd,J=8
.9Hz,2.8Hz,1H)、3.70(s,3H)、2.11(s,3H)。LC−
MS(ESI)C
13H
11ClF
3N
2O[M+H]
+の計算値:318.05;実測
値:318.00。
【0284】
(実施例12)
2−(5−クロロ−2−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニルアミノ)ピリミジン−
4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0285】
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
【0286】
2−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド(0
.148g、0.5mmol)、2−メトキシ−4−モルホリノアニリン(0.208g
、1mmol)および数滴のHClを方法3に従って処理した。茶褐色固体(0.150
g、64%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):11.56(s,1H
)、8.68(d,J=4.6Hz,2H)、8.56(d,J=7.8Hz,1H)、
8.14(s,1H)、7.68(d,J=9.2Hz,1H)、7.39(d,J=8
.7Hz,1H)、7.29(t,J=7.8Hz,1H)、7.03(t,J=15.
0Hz,1H)、6.61(d,J=2.3Hz,1H)、6.46(dd,J=11.
5,2.8Hz,1H)、3.73〜3.64(重複する一重線および三重線,7H)、
3.09(t,J=4.6Hz,4H)、2.75(d,J=4.6Hz,3H)。LC
−MS(ESI)C
23H
25ClN
6O
6[M+H]
+の計算値:469.17;実測
値:469.10。HRMS(ESI)C
23H
25ClN
6O
6[M+H]
+の計算値
:469.1749;実測値:469.1749。
【0287】
(実施例13)
2−(5−ブロモ−2−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニルアミノ)ピリミジン−
4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0288】
【化25】
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【0289】
2−(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミ
ド(0.341g、1mmol)、2−メトキシ−4−モルホリノアニリン(0.208
g、1mmol)およびHClを方法3に従って処理した。黄褐色固体(0.258g、
50%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.33(s,1H)
、8.80(brs,1H)、8.50(brs,1H)、8.01(s,1H)、7.
64(d,J=7.3Hz,1H)、7.34(d,J=8.2Hz,1H)、7.27
(t,J=7.2Hz,1H)、7.03(t,J=7.3Hz,1H)、6.61(s
,1H)、6.43(d,J=8.7Hz,1H)、5.71(s,1H)、3.72〜
3.68(重複する一重線および三重線,7H)、3.06(t,J=7.3Hz,4H
)、2.75(d,J=4.3Hz,3H)。LC−MS(ESI)C
23H
25BrN
6O
3[M+H]
+の計算値:515.12;実測値:515.05。HRMS(ESI
)C
23H
25BrN
6O
3[M+H]
+の計算値:515.1227;実測値:515
.1226。
【0290】
(実施例14)
2−(5−ブロモ−2−(3,4,5−トリメトキシフェニルアミノ)ピリミジン−4−
イルアミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0291】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
【0292】
2−(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミ
ド(0.341g、1mmol)および3,4,5−トリメトキシアニリン(0.366
g、2mmol)を方法1bに従って処理した。黄褐色固体(0.325g、67%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.39(s,1H)、9.26
(s,1H)、8.69〜8.65(m,2H)、8.25(s,1H)、7.68(d
,J=7.8Hz,1H)、7.37(t,J=7.8Hz,1H)、7.08(t,J
=7.8Hz,1H)、6.97(s,2H)、3.61(s,6H)、3.59(s,
3H)、7.76(d,J=4.4Hz,3H)。LC−MS(ESI)C
21H
22B
rN
5O
4[M+H]
+の計算値:490.09;実測値:490.00。HRMS(E
SI)C
21H
22BrN
5O
4[M+H]
+の計算値:490.0910;実測値:4
90.0912。
【0293】
(実施例15)
2−(5−クロロ−2−(3,4,5−トリメトキシフェニルアミノ)ピリミジン−4−
イルアミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0294】
【化27】
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【0295】
2−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド(0
.296g、1mmol)および3,4,5−トリメトキシアニリン(0.366g、2
mmol)の混合物を方法1bに従って処理した。無色固体(0.160g、73%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.63(s,1H)、9.27
(s,1H)、8.27〜8.71(m,2H)、8.18(s,1H)、7.70(d
,J=9.2Hz,1H)、7.69(t,J=7.8Hz,1H)、7.08(t,J
=7.3Hz,1H)、6.98(s,2H)、3.62(s,3H)、3.59(s,
6H)、2.76(d,J=4.6Hz,3H)。LC−MS(ESI)C
21H
22C
lN
5O
4[M+H]
+の計算値:444.13;実測値:444.05。HRMS(E
SI)C
21H
22ClN
5O
4[M+H]
+の計算値:444.1433;実測値:4
44.1431。
【0296】
(実施例16)
2−(5−クロロ−2−(5−メトキシ−2−メチルフェニルアミノ)ピリミジン−4−
イルアミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0297】
【化28】
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【0298】
2−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド(0
.296g、1mmol)および5−メトキシ−2−メチルアニリン(0.274g、2
mmol)を方法1bに従って処理した。黄色固体(0.232g、58%)。
1H N
MR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.44(s,1H)、8.48(s,1
H)、8.66(d,J=8.7Hz,1H)、(d,J=8.7Hz,1H)、8.1
6(s,1H)、7.64(d,J=7.8Hz,1H)、7.09〜7.04(m,4
H)、6.65(d,J=8.2Hz,1H)、3.65(s,3H)、2.77(d,
J=4.6Hz,3H)、2.11(s,3H)。LC−MS(ESI)C
20H
20C
lN
5O
2[M+H]
+の計算値:398.13;実測値:398.00。HRMS(E
SI)C
20H
20ClN
5O
2[M+H]
+の計算値:398.1378;実測値:3
98.1366。
【0299】
(実施例17)
2−(5−ブロモ−2−(5−メトキシ−2−メチルフェニルアミノ)ピリミジン−4−
イルアミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0300】
【化29】
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【0301】
2−(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミ
ド(0.341g、1mmol)および5−メトキシ−2−メチルアニリン(0.274
g、2mmol)を方法1bに従って処理した。黄褐色固体(0.298g、67%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.61(s,1H)、9.40
(s,1H)、8.73〜8.72(m,2H)、8.20(s,1H)、7.72(d
,J=7.8Hz,1H)、7.44(t,J=7.4Hz,1H)、7.30〜7.1
0(m,3H)、6.51(d,J=7.8Hz,1H)、3.65(s,3H)、2.
77(d,J=4.1Hz,3H)、2.11(s,3H)。LC−MS(ESI)C
2
0H
20BrN
5O
2[M+H]
+の計算値:444.08; 実測値:443.95。
HRMS(ESI)C
20H
20BrN
5O
2[M+H]
+の計算値:444.0855
;実測値:444.0849。
【0302】
(実施例18)
2−(2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−5−クロロピリミジン−4−イルア
ミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0303】
【化30】
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【0304】
標題化合物を2−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベン
ズアミド(0.148g、0.5mmol)および1H−インドール−5−アミン(0.
132g、1mmol)から調製し、方法1bに従って処理した。黄褐色固体(0.17
2g、84%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.03(s,
1H)、9.66(s,1H)、8.63〜8.51(m,1H)、7.85(s,1H
)、7.70(s,1H)、7.53〜7.38(m,1H)、7.14(d,J=7.
8Hz,1H)、7.24(s,1H)、7.15〜7.09(m,3H)、7.00〜
6.96(m,1H)、6.81(t,J=7.8Hz,1H)、6.21(s,1H)
、2.77(d,J=4.2Hz,3H)。LC−MS(ESI)C
20H
17ClN
6
O[M+H]
+の計算値:393.12;実測値:392.95。HRMS(ESI)C
20H
17ClN
6O[M+H]
+の計算値:393.1152;実測値:393.12
13。
【0305】
(実施例19)
2−(5−クロロ−2−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イ
ルアミノ)ピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0306】
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
【0307】
2−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド(0
.148g、0.5mmol)および6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H
)−オン(0.162g、1mmol)を方法1bに従って処理して、所望の化合物を黄
褐色固体として得た(0.154g、73%)。
1H NMR(400MHz,DMSO
−d
6):δ11.87(s,1H)、9.99(s,1H)、9.74(s,1H)、
8.80(d,J=4.1Hz,1H)、8.56(brs,1H)、8.22(s,1
H)、7.74(d,J=7.3Hz,1H)、7.40〜7.38(m,2H)、7.
24(d,J=7.8Hz,1H)、7.15(t,J=7.3Hz,1H)、6 77
(d,J=8.7Hz,1H)、2.72〜2.76(重複する二重線および三重線,5
H)、2.39(t,J=7.3Hz,2H)。LC−MS(ESI)C
21H
19Cl
N
6O
2[M+H]
+の計算値:423.13;実測値:423.00。HRMS(ES
I)C
21H
19ClN
6O
2[M+H]
+の計算値:423.1331;実測値:42
3.1303。
【0308】
(実施例20)
2−((5−ブロモ−2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6
−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)アミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0309】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0310】
2−(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミ
ド(0.171g、0.5mmol)および6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2
(1H)−オン(0.162g、1mmol)を方法1bに従って処理して、所望の化合
物を得た。黄色固体(0.193g、83%)。
1H NMR(400MHz,DMSO
−d
6):δ11.27(s,1H)、9.90(s,1H)、9.27(s,1H)、
8.68(d,J=4.1Hz,1H)、8.56(s,1H)、8.20(s,1H)
、7.67(d,J=7.3Hz,1H)、7.44〜7.08(m,4H)、6 72
(d,J=8.7Hz,1H)、2.72〜2.76(重複する二重線および三重線,5
H)、2.39(t,J=7.3Hz,2H)。LC−MS(ESI)C
21H
19Br
N
6O
2[M+H]
+の計算値:467.08;実測値:467.00。
【0311】
(実施例21)
2−(5−クロロ−2−(2−オキソインドリン−5−イルアミノ)ピリミジン−4−イ
ルアミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0312】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0313】
2−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド(0
.148g、0.5mmol)および5−アミノインドリン−2−オン(0.148g、
1mmol)を
nBuOHに溶解した。次いでこれを一般手順(方法1b)に従って処理
して、所望の化合物を黄褐色固体として得た(0.147g、73%)。
1H NMR(
400MHz,DMSO−d
6):δ11.50(s,1H)、10.23(s,1H)
、9.29(s,1H)、8.71〜8.70(重複する一重線および二重線,2H)、
8.13(s,1H)、7.70(d,J=7.8Hz,1H)、7.56(s,1H)
、7.43(t,J=7.3Hz,1H)、7.30(d,J=7.8Hz,1H)、7
.10(t,J=7.3Hz,1H)、6.70(d,J=8.2Hz,1H)、3.3
9(s,2H)、2.76(d,J=3.2Hz,3H)。LC−MS(ESI)C
20
H
17ClN
6O
2[M+H]
+の計算値:409.11;実測値:409.05。
【0314】
(実施例22)
ブロモ−N
4−(ピリジン−2−イル)−N
2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0315】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
【0316】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.227g、1mmol)、2−アミノ
ピリジン(0.094g、1mmol)、3,4,5−トリメトキシアニリン(0.18
3g、1mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.258g、2mmol)を
方法2に従って処理して、所望の化合物を無色固体として得た(0.240g、56%)
。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ9.37(s,1H)、8.30
〜8.29(重複する一重線および多重線,4H)、8.16(s,1H)、7.71(
t,J=6.9Hz,1H)、7.10(t,J=6.4Hz,1H)、6.98(s,
1H)、3.70(s,3H)、3.63(s,6H)。LC−MS(ESI)C
18H
18BrN
5O
3[M+H]
+の計算値:434.05;実測値:433.95。HRM
S(ESI)C
18H
18BrN
5O
3[M+H]
+の計算値:434.0647;実測
値:434.0650。
【0317】
(実施例23)
2−(2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−5−ブロモピリミジン−4−イルア
ミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0318】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
2−(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミ
ド(0.341g、1mmol)、1H−インドール−5−アミン(0.264g、2m
mol)を方法1bに従って処理して、所望の化合物を黄褐色固体として得た(0.29
6g、68%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.28(s,
1H)、10.91(s,1H)、9.18(s,1H)、8.68〜8.67(m,2
H)、8.19(s,1H)、7.83(s,1H)、7.66(d,J=7.8Hz,
1H)、7.27〜7.18(m,4H)、7.06(t,J=7.3Hz,1H)、6
.29(s,1H)、2.76(d,J=4.6Hz,3H)。LC−MS(ESI)C
20H
17BrN
6O[M+H]
+の計算値:439.06;実測値:439.00。H
RMS(ESI)C
20H
17BrN
6O[M+H]
+の計算値:439.0702;実
測値:439.0693。
【0320】
(実施例24)
5−クロロ−N
4−(6−メトキシピリジン−3−イル)−N
2−(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0321】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0322】
5−クロロ−2,4−ジクロロピリミジン(0.183g、1mmol)、6−メトキ
シ−ピリジン−3−アミン(0.124g、1mmol)、3,4,5−トリメトキシア
ニリン(0.183g、1mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.258g
、2mmol)を方法2に従って処理して、所望の化合物を無色固体として得た(0.2
72g、65%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ9.13(s,
1H)、8.84(s,1H)、8.37(s,1H)、8.08(s,1H)、7.8
2(dd,J=8.7Hz,2.8Hz,1H)、6.91(s,2H)、6.75(d
,J=8.7Hz,1H)、3.98(s,3H)、3.72(s,6H)、3.54(
s,3H)。LC−MS(ESI)C
19H
20ClN
5O
4[M+H]
+の計算値:4
18.12;実測値:418.00。HRMS−MS(ESI)C
19H
20ClN
5O
4[M+H]
+の計算値:418.1277;実測値:418.1275。
【0323】
(実施例25)
5−ブロモ−N
4−(6−メトキシピリジン−3−イル)−N
2−(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0324】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0325】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.227g、1mmol)、6−メトキ
シピリジン−3−アミン(0.124g、1mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(
0.258g、2mmol)および3,4,5−トリメトキシアニリン(0.183g、
1mmol)を一般手順(方法2)に従って処理して、所望の化合物を無色固体として得
た(0.232g、50%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ9.
10(s,1H)、8.60(s,1H)、8.33(s,1H)、8.16(s,1H
)、7.79(d,J=8.7Hz,1H)、6.89(s,1H)、6.74(d,J
=8.8Hz,1H)、3.81(s,3H)、3.54(s,3H)、3.49(s,
3H)、3.31(s,3H)。LC−MS(ESI)C
19H
20BrN
5O
4[M+
H]
+の計算値:463.07;実測値:463.15。
【0326】
(実施例26)
5−ブロモ−N
2−(5−メトキシ−2−メチルフェニル)−N
4−(ピリジン−2−イ
ル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0327】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
【0328】
2−アミノ−ピリジン(0.094g、1mmol)、5−ブロモ−2,4−ジクロロ
ピリミジン(0.227g、1mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.258g
、2mmol)および5−メトキシ−2−メチルアニリン(0.137g、2mmol)
を
nBuOH(10mL)に溶解した。次いでこれを方法2に従って処理して、所望の化
合物を無色固体として得た(0.120g、31%)。
1H NMR(400MHz,D
MSO−d
6):δ8.86(s,1H)、8.25〜8.24(m,1H)、8.23
(s,1H)、8.01(d,J=8.2Hz,1H)、7.97(s,1H)、7.8
8(t,J=8.7Hz,1H)、7.11(d,J=8.7Hz,1H)、7.03〜
7.00(m,1H)、6.96(s,1H)、6.70(d,J=2.8Hz,1H)
、3.65(s,3H)、2.08(s,3H)。LC−MS(ESI)C
17H
16B
rN
5O[M+H]
+の計算値:386.05;実測値:385.85。
【0329】
(実施例27)
5−クロロ−N
2−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニル)−N
4−(6−メトキシ
ピリジン−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0330】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
6−メトキシピリジン−3−アミン(0.124g、1mmol)、2,4,5−トリ
クロロピリミジン(0.208g、1mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.2
58g、2mmol)および2−メトキシ−4−モルホリノアニリン(0.127g、1
mmol)を
nBuOH(10mL)に溶解した。次いでこれを方法2に従って処理して
、所望の化合物を無色固体として得た(0.289g、65%)。
1H NMR(400
MHz,DMSO−d
6):δ8.76(s,1H)、8.28(s,1H)、7.98
(s,1H)、7.67〜7.72(m,2H)、7.86(d,J=6.9Hz,1H
)、7.74(s,1H)、7.43(d,J=8.2Hz,1H)、6.70(d,J
=8.2Hz,1H)、6.30(s,1H)、7.43(d,J=7.8Hz,1H)
、3.80(s,3H)、3.73〜3.72(重複する一重線および三重線,8H)、
3.02(t,J=4.6Hz,4H)。LC−MS(ESI)C
21H
23ClN
6O
3[M+H]
+の計算値:443.15;実測値:443.05。
【0332】
(実施例28)
5−ブロモ−N
2−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニル)−N
4−(6−メトキシ
ピリジン−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0333】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0334】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.227g、1mmol)、6−メトキ
シピリジン−3−アミン(0.124g、1mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(
0.258g、2mmol)および2−メトキシ−4−モルホリノアニリン(0.208
g、1mmol)を方法2に従って処理して、所望の化合物を無色固体として得た(0.
258g、53%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ8.53(s
,1H)、8.24(s,1H)、8.05(s,1H)、7.83(d,J=8.7H
z,1H)、7.73(s,1H)、7.41(d,J=8.7Hz,1H)、6.71
(d,J=8.7Hz,1H)、6.56(s,1H)、6.28(d,J=8.7Hz
,1H)、3.80(s,3H)、3.72(s,3H)、3.60(t,J=4.6H
z,4H)、3.02(t,J=5.0Hz,4H)。LC−MS(ESI)C
21H
2
3BrN
6O
3[M+H]
+の計算値:487.11、実測値:487.00。
【0335】
(実施例29)
5−クロロ−N
2−(1H−インドール−5−イル)−N
4−(6−メトキシピリジン−
3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0336】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【0337】
5−クロロ−2,4−ジクロロピリミジン(0.183g、1mmol)、6−メトキ
シピリジン−3−アミン(0.124g、1mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(
0.258g、2mmol)および1H−インドール−5−アミン(0.132g、1m
mol)を方法2に従って処理した。淡黄色固体(0.158g、42%)。
1H NM
R(400MHz,DMSO−d
6):δ10.77(s,1H)、8.99(s,1H
)、8.47(s,1H)、8.07(s,1H)、7.86(s,1H)、7.83(
d,J=8.4Hz,1H)、7.72(s,1H)、7.16〜7.12(m,3H)
、6.73(d,J=8.7Hz,1H)、6.15(s,1H)、3.84(s,3H
)。LC−MS(ESI)C
18H
15ClN
6O[M+H]
+の計算値:367.10
;実測値:367.45。
【0338】
(実施例30)
5−ブロモ−N
2−(1H−インドール−5−イル)−N
4−(6−メトキシピリジン−
3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0339】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0340】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.227g、1mmol)、6−メトキ
シピリジン−3−アミン(0.124g、1mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(
0.258g、2mmol)および1H−インドール−5−アミン(0.132g、1m
mol)を一般方法2に従って処理した。無色固体(0.172g、42%)。
1H N
MR(400MHz,DMSO−d
6):δ10.77(s,1H)、8.99(s,1
H)、8.47(s,1H)、8.07(s,1H)、7.86(s,1H)、7.83
(d,J=8.4Hz,1H)、7.72(s,1H)、7.16〜7.12(m,3H
)、6.73(d,J=8.7Hz,1H)、6.15(s,1H)、3.84(s,3
H)。LC−MS(ESI)C
18H
15BrN
6O[M+H]
+の計算値:411.0
5;実測値:411.00。
【0341】
(実施例31)
N
4−(3−(メチルスルホニル)ベンジル)−5−(トリフルオロメチル)−N
2−(
3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0342】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0343】
4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル
)ピリミジン−2−アミン(0.036g、0.1mmol)、(3−(メチルスルホニ
ル)フェニル)メタンアミン塩酸塩(0.022g、0.1mmol)およびジイソプロ
ピルエチルアミン(0.013g、0.1mmol)を方法4bに従って処理した。無色
固体(0.039g、76%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ9
.44(s,1H)、8.42(s,1H)、7.84(s,1H)、7.76(d,J
=6.8HZ,1H)、7.55〜7.52(m,2H)、6.99(s,2H)、4.
78(d,J=5.5Hz,2H)、3.56(s,3H)、3.54(s,6H)、3
.10(s,3H)。LC−MS(ESI)C
22H
23F
3N
4O
5S[M+H]
+の
計算値:513.14;実測値:513.10。HRMS(ESI)C
22H
23F
3N
4O
5S[M+H]
+の計算値:513.1414;実測値:513.1405。
【0344】
(実施例32)
6−(4−(3−(メチルスルホニル)ベンジルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−2−イルアミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0345】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0346】
6−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.034g、0.1mmol)、(3−(
メチルスルホニル)フェニル)メタンアミン塩酸塩(0.022g、0.1mmol)お
よびジイソプロピルエチルアミン(0.013g、0.1mmol)を方法4bに従って
処理した。無色固体(0.035g、71%)。
1H NMR(400MHz,DMSO
−d
6):δ9.89(s,1H)、9.43(brs,1H)、8.16(s,1H)
、7.82〜7.75(m,3H)、7.56〜7.54(m,2H)、7.34(s,
1H)、7.19(d,J=7.3Hz,1H)、6.64(d,J=8.7Hz,1H
)、4.70(d,J=5.5Hz,2H)、3.34(s,3H)、2.63(t,J
=7.3Hz,2H)、2.34(t,J=11.0Hz,2H)。LC−MS(ESI
)C
22H
20F
3N
5O
3S[M+H]
+の計算値:492.12;実測値:492.
05。HRMS(ESI)C
22H
20F
3N
5O
3S[M+H]
+の計算値:492.
1312;実測値:492.1197。
【0347】
(実施例33)
5−((4−((3−(メチルスルホニル)ベンジル)アミノ)−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミジン−2−イル)アミノ)インドリン−2−オンの調製
【0348】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0349】
5−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)イ
ンドリン−2−オン(0.164g、0.5mmol)、(3−(メチルスルホニル)フ
ェニル)メタンアミン塩酸塩(0.100g、0.5mmol)およびジイソプロピルエ
チルアミン(0.065g、0.5mmol)を方法4bに従って処理した。無色固体(
0.190g、80%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ10.2
3(s,1H)、9.45(s,1H)、8.08(s,1H)、7.84〜7.56(
m,5H)、7.42(s,1H)、7.26(d,J=8.2Hz,1H)、6.64
(d,J=8.2Hz,1H)、4.71(d,J=5.5Hz,2H)、3.36(s
,2H)、3.10(s,3H)。LC−MS(ESI)C
22H
18F
3N
5O
3S[
M+H]
+の計算値:478.11;実測値:477.60。
【0350】
(実施例34)
5−クロロ−N
2−(5−メトキシ−2−メチルフェニル)−N
4−(6−メトキシピリ
ジン−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0351】
【化46】
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【0352】
5−クロロ−2,4−ジクロロピリミジン(0.183g、1mmol)、6−メトキ
シピリジン−3−アミン(0.124g、1mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(
0.258g、2mmol)および5−メトキシ−2−メチルアニリン(0.137g、
1mmol)を方法2に従って処理した。無色固体(0.171g、46%)。
1H N
MR(400MHz,DMSO−d
6):δ8.74(s,1H)、8.40(s,1H
)、8.29(s,1H)、8.00(s,1H)、7.82(d,J=8.7Hz,1
H)、6.99(d,J=8.2Hz,1H)、6.95(d,J=2.8Hz,1H)
、6.60(d,J=9.2Hz,1H)、6.56(d,J=8.2Hz,1H)、3
.82(s,3H)、3.57(s,3H)、2.05(s,3H)。LC−MS(ES
I)C
18H
18ClN
5O
2[M+H]
+の計算値:372.11;実測値:372.
00。
【0353】
(実施例35)
5−ブロモ−N
2−(5−メトキシ−2−メチルフェニル)−N
4−(6−メトキシピリ
ジン−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0354】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0355】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.227g、1mmol)、6−メトキ
シピリジン−3−アミン(0.124g、1mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(
0.258g、2mmol)および5−メトキシ−2−メチルアニリン(0.137g、
1mmol)を方法2に従って処理した。無色固体(0.241g、58%)。
1H N
MR(400MHz,DMSO−d
6):δ8.51(s,1H)、8.39(s,1H
)、8.26(s,1H)、8.07(s,1H)、7.82(d,J=8.7Hz,1
H)、6.99(d,J=8.2Hz,1H)、6.95(d,J=2.8Hz,1H)
、6.60(d,J=9.2Hz,1H)、6.56(d,J=8.2Hz,1H)、3
.77(s,3H)、3.57(s,3H)、2.05(s,3H)。LC−MS(ES
I)C
18H
18BrN
5O
2[M+H]
+の計算値:417.06;実測値:417.
00。
【0356】
(実施例36)
N−メチル−2−(5−(トリフルオロメチル)−2−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニルアミノ)ピリミジン−4−イルアミノ)ベンズアミドの調製
【0357】
【化48】
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【0358】
4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル
)ピリミジン−2−アミン(0.363g、1mmol)、2−アミノ−N−メチルベン
ズアミドおよびジイソプロピルエチルアミン(0.129g、1mmol)を方法4bに
従って処理して、標題化合物を無色固体として得た(0.232g、59%)。
1H N
MR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.43(s,1H)、9.65(s,1
H)、8.72(d,J=4.0Hz,1H)、8.42〜8.40(2H)、7.67
(d,J=7.8Hz,1H)、7.31(s,1H)、7.10(t,J=7.3H
z,1H)、6.95(s,2H)、3.68(s,6H)、3.58(s,3H)、2
.75(d,J=4.6Hz,3H)。LC−MS(ESI)C
22H
22F
3N
5O
4
[M+H]
+の計算値:478.16;実測値:478.10。HRMS(ESI)C
2
2H
22F
3N
5O
4[M+H]
+の計算値:478.1683;実測値:478.16
83。
【0359】
(実施例37)
N
4−(6−メトキシピリジン−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)−N
2−(3
,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0360】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0361】
4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル
)ピリミジン−2−アミン(0.363g、1mmol)、6−メトキシ−ピリジン−3
−アミン(0.124g、1mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.129
g、1mmol)を方法4bに従って処理して、標題化合物を得た。黄色固体(0.33
0g、73%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ8.30(s,1
H)、8.22(s,1H)、7.66(dd,J=8.4Hz,2.8Hz,1H)、
7.56(brs,1H)、6.72〜6.65(m,4H)、3.92(s,3H)、
3.79(s,3H)、3.61(s,6H)。LC−MS(ESI)C
20H
20F
3
N
5O
4[M+H]
+の計算値:452.15;実測値:452.05。HRMS(ES
I)C
20H
20F
3N
5O
4[M+H]
+の計算値:452.1540;実測値:45
2.1526。
【0362】
(実施例38)
N
4−(ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−N
2−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0363】
【化50】
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【0364】
4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル
)ピリミジン−2−アミン(0.181g、0.5mmol)、2−アミノピリジン(0
.047g、0.5mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.065g)を方
法4bに従って処理して、標題化合物を無色固体として得た(0.132g、63%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.83(s,1H)、10.2
0(s,1H)、8.86(d,J=4.6Hz,2H)、8.47(s,1H)、7.
73(d,J=6.9Hz,1H)、7.17(t,J=7.8Hz,1H)、6.99
(s,2H)、3.77(s,6H)、3.60(s,3H)。LC−MS(ESI)C
19H
18F
3N
5O
3[M+H]
+の計算値:422.37;実測値:422.05。
【0365】
(実施例39)
2−(2−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0366】
【化51】
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【0367】
4−クロロ−N−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニル)−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミジン−2−アミン(0.194g、0.5mmol)、2−アミノ−N−メ
チルベンズアミドおよびジイソプロピルエチルアミン(0.065g、0.5mmol)
を方法4bに従って処理して、標題化合物を無色固体として得た(0.125g、50%
)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.40(s,1H)、8.
65(s,1H)、8.64(s,2H)、8.27(s,1H)、7.62(d,J=
7.8Hz,1H)、7.26〜7.24(m,2H)、7.03(t,J=7.7Hz
,1H)、6.62(d,J=2.3Hz,1H)、6.45(dd,J=10.0Hz
,J=2.8Hz,1H)、3.73〜3.71(重複する一重線および三重線,7H)
、3.09(t,J=5.2Hz,4H)、2.73(d,J=4.6Hz,3H)。L
C−MS(ESI)C
24H
25F
3N
6O
3[M+H]
+の計算値:503.19;実
測値:503.05。HRMS(ESI)C
24H
25F
3N
6O
3[M+H]
+の計算
値:503.2013;実測値:503.2001。
【0368】
(実施例40)
N
2−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニル)−N
4−(6−メトキシピリジン−3
−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0369】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0370】
4−クロロ−N−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニル)−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミジン−2−アミン(0.194g、0.5mmol)、6−メトキシピリジ
ン−3−アミン(0.062g、0.5mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(
0.065g、0.5mmol)を一般方法2に従って処理した。黄褐色固体(0.12
5g、50%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ8.55(s,1
H)、8.21〜8.11(m,3H)、7.17(s,1H)、7.25(s,1H)
、6.70(d,J=6.9Hz,1H)、6.54(s,1H)、6.24(s,1H
)、3.80(s,3H)、3.72(s,3H)、3.32(t,J=4.2Hz,4
H)、3.03(t,J=4.6Hz,4H)。LC−MS(ESI)C
22H
23F
3
N
6O
3[M+H]
+の計算値:477.45;実測値:477.00。
【0371】
(実施例41)
5−クロロ−N
2−(5−メトキシ−2−メチルフェニル)−N
4−(3−(メチルスル
ホニル)ベンジル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0372】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0373】
5−クロロ−2,4−ジクロロピリミジン(0.109g、0.6mmol)、(3−
(メチルスルホニル)フェニル)メタンアミン塩酸塩(0.110g、0.5mmol)
、6−メトキシピリジン−3−アミン(0.082g、0.6mmol)およびジイソプ
ロピルエチルアミン(0.129g、1mmol)を一般方法2に従って処理した。黄色
固体(0.100g、46%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ9
.35(s,1H)、8.77(s,1H)、8.04(s,1H)、7.81(s,1
H)、7.76(d,J=7.8Hz,2H)、7.75(d,J=8.7Hz,1H)
、7.46〜7.43(m,1H)、7.12(d,J=10.1Hz,1H)、6.9
8(s,1H)、4.53(d,J=5.9Hz,2H)、3.67(s,3H)、3.
12(s,3H)、2.02(s,3H)。LC−MS(ESI)C
20H
21ClN
4
O
3S[M+H]
+の計算値:433.10;実測値:433.00。
【0374】
(実施例42)
2−(2−(5−メトキシ−2−メチルフェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0375】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0376】
4−クロロ−N−(5−メトキシ−2−メチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル
)ピリミジン−2−アミン(0.158g、0.5mmol)、2−アミノ−N−メチル
ベンズアミド(0.075g、0.5mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0
.065g、0.5mmol)を方法4bに従って処理して、標題化合物を無色固体とし
て得た(0.186g、86%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ
11.53(s,1H)、9.26(s,2H)、8.67〜8.66(m,2H)、8
.32(s,1H)、7.63(dd,J=7.8Hz,1.7Hz,1H)、7.11
(d,J=8.2Hz,1H)、7.01(t,J=7.3Hz,1H)、6.92(d
,J=2.3Hz,1H)、6.73(dd,J=8.2Hz,2.8Hz,1H)、3
.62(s,3H)、2.71(d,J=4.6Hz,3H)、2.05(s,3H)。
LC−MS(ESI)C
21H
20F
3N
5O
2[M+H]
+の計算値:432.15;
実測値:432.05。HRMS(ESI)C
21H
20F
3N
5O
2[M+H]
+の計
算値:432.1642;実測値:432.1631。
【0377】
(実施例43)
6−(4−(ベンジルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミ
ノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0378】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0379】
6−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.050g、0.15mmol)、ベンジ
ルアミン(0.031g、0.29mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.
019g、0.15mmol)を方法4bに従って処理した。無色固体(0.038g、
62%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ9.95(s,1H)、
8.21(s,1H)、8.01(s,1H)、7.25〜7.17(m,7H)、6.
68(J=8.8Hz,1H)、4.36(d,J=5.9Hz,2H)、2.65(t
,J=7.0Hz,2H)、2.33(t,J=7.3Hz,2H)。LC−MS(ES
I)C
21H
18F
3N
5O[M+H]
+の計算値:414.15;実測値:414.0
0。
【0380】
(実施例44)
2−(5−クロロ−2−(3−メトキシフェニルアミノ)ピリミジン−4−イルアミノ)
−N−メチルベンズアミドの調製
【0381】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0382】
2−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド(0
.297g、1mmol)および3−メトキシアニリン(0.246g、2mmol)を
nBuOH(10mL)に溶解した。次いでこれを一般方法1bに従って処理して、所望
の化合物を無色固体として得た(0.253g、66%)。
1H NMR(400MHz
,DMSO−d
6):δ11.6(s,1H)、9.40(s,1H)、8.73〜8.
72(m,2H)、8.19(s,1H)、7.29(d,J=8.8Hz,1H)、7
.14(t,J=7.3Hz,1H)、7.12〜7.10(m,4H)、6.51(d
,J=7.8Hz,1H)、3.65(s,3H)、2.77(d,J=4.1Hz,3
H)。LC−MS(ESI)C
19H
18ClN
5O
2[M+H]
+の計算値:384.
11;実測値:384.00。HRMS(ESI)C
19H
18ClN
5O
2[M+H]
+の計算値:384.1222;実測値:384.1210。
【0383】
(実施例45)
2−(5−クロロ−2−(5−メトキシ−2−メチルフェニルアミノ)ピリミジン−4−
イルアミノ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミドの調製
【0384】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0385】
5−クロロ−2,4−ジクロロピリミジン(0.92g、0.5mmol)、3−アミ
ノ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド(0.100g、0.5mmol)、ジイ
ソプロピルエチルアミン(0.129g、1mmol)および5−メトキシ−2−メチル
アニリン(0.068g、0.5mmol)を一般方法2に従って処理して、所望の化合
物を黄色固体として得た(0.098g、44%)。
1H NMR(400MHz,DM
SO−d
6):δ9.14(s,1H)、8.66(s,1H)、8.21〜8.18(
m,1H)、8.18(s,1H)、7.85〜7.84(m,1H)、7.33〜7.
27(m,2H)、7.06(d,J=8.7Hz,1H)、6.98(d,J=2.3
Hz,1H)、6.65(d,J=8.7Hz,1H)、3.53(s,3H)、2.4
5(s,6H)、2.39(s,3H)。LC−MS(ESI)C
20H
22ClN
5O
3S[M+H]
+の計算値:448.11;実測値:448.00。
【0386】
(実施例46)
N
2−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニル)−N
4−(ピリジン−2−イル)−5
−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0387】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0388】
4−クロロ−N−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニル)−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミジン−2−アミン(0.097g、0.25mmol)、2−アミノピリジ
ン(0.023g、0.25mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.032
g、0.25mmol)を一般方法2bに従って処理した。茶褐色固体(0.045g、
41%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ8.93(s,1H)、
8.33(s,1H)、8.24(s,1H)、8.05(s,1H)、7.90〜7.
85(m,1H)、7.23(s,1H)、7.11〜6.92(m,1H)、6.98
〜6.94(m,1H)、6.84(t,J=6.9Hz,1H)、6.46(dd,J
=2.3Hz,8.7Hz,1H)、3.79〜3.70(重複する一重線および二重線
,7H)、3.11(t,J=5.6Hz,4H)。LC−MS(ESI)C
21H
21
F
3N
6O
3[M+H]
+の計算値:447.17;実測値:447.00。
【0389】
(実施例47)
N
2−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニル)−N
4−(ピリジン−3−イル)−5
−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0390】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0391】
4−クロロ−N−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニル)−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミジン−2−アミン(0.097g、0.25mmol)、3−アミノピリジ
ン(0.023g、0.25mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.032
g、0.25mmol)を一般方法4bに従って処理した。茶褐色固体(0.037g、
33%)。LC−MS(ESI)C
21H
21F
3N
6O
3[M+H]
+の計算値:44
7.12;実測値:447.00。
【0392】
(実施例48)
6−(4−(フェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミ
ノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0393】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0394】
6−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.050g、0.15mmol)、アニリ
ン(0.014g、0.15mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.019
g、0.15mmol)を方法4bに従って処理した。無色固体(0.022g、37%
)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ9.58(s,1H)、9.5
1(brs,1H)、8.57(brs,1H)、8.26(s,1H)7.42〜7.
12(m,7H)、6.75(d,J=8.2Hz,1H)、3.31(t,J=7.3
Hz,2H)、2.46(t,J=6.9Hz,2H)。LC−MS(ESI)C
20H
16F
3N
5O[M+H]
+の計算値:400.13;実測値:400.00。
【0395】
(実施例49)
2−(2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)−5−クロロピリ
ミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0396】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0397】
2−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド(0
.296g、1mmol)およびベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(0
.274g、2mmol)を
nBuOH(10mL)に溶解した。次いでこれを方法1b
に従って処理して、所望の化合物を黄褐色固体として得た(0.162g、41%)。
1
H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.70(s,1H)、9.47(
s,1H)、8.73(d,J=4.2Hz,1H)、8.64(d,J=7.8Hz,
1H)、8.17(s,1H)、7.39(dd,J=8.2Hz,J=1.3Hz,1
H)、7.43(t,J=8.2Hz,1H)、7.28(d,J=1.8Hz,1H)
、7.13(t,J=7.3Hz,1H)、6.96〜6.94(m,1H)、6.8(
d,J=8.4Hz,1H)、5.99(s,2H)、2.77(d,J=4.6Hz,
3H)。LC−MS(ESI)C
19H
16ClN
5O
3[M+H]
+の計算値:398
.09;実測値:398.00。
【0398】
(実施例50)
N2−(2−メトキシ−5−メチルフェニル)−N4−(3−(メチルスルホニル)ベン
ジル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0399】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0400】
4−クロロ−N−(5−メトキシ−2−メチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル
)ピリミジン−2−アミン(0.080g、0.25mmol)、(3−(メチルスルホ
ニル)フェニル)メタンアミン塩酸塩(0.110g、0.5mmol)およびジイソプ
ロピルエチルアミン(0.065g、0.5mmol)を方法4bに従って処理して、標
題化合物を得た。黄色固体(0.046g、39%)。
1H NMR(400MHz,D
MSO−d
6):δ8.85(s,1H)、8.38(s,1H)、8.14(s,1H
)、7.83(s,1H)、7.76(d,J=7.8Hz,2H)、7.75(d,J
=8.7Hz,1H)、7.46〜7.43(m,1H)、7.12(d,J=10.1
Hz,1H)、6.95(s,1H)、4.53(d,J=5.5Hz,2H)、3.6
5(s,3H)、3.15(s,3H)、2.04(s,3H)。LC−MS(ESI)
C
21H
21F
3N
4O
3S[M+H]
+の計算値:467.14;実測値:467.0
0。HRMS(ESI)C
21H
21F
3N
4O
3S[M+H]
+の計算値:467.1
359;実測値:467.1348。
【0401】
(実施例51)
2−(5−クロロ−2−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イ
ルアミノ)ピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0402】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0403】
2−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド(0
.148g、0.5mmol)および2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシ
ン−6−アミン(0.151g、1mmol)を
nBuOHに溶解した。次いでこれを方
法1bに従って処理して、所望の化合物を黄褐色固体として得た(0.172g、84%
)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.56(s,1H)、9.
22(s,1H)、8.71〜8.70(m,2H)、8.14(s,1H)、7.70
(d,J=7.3Hz,1H)、7.43(t,J=7.8Hz,1H)、7.23(s
,1H)、7.08(t,J=7.3Hz,1H)、7.00(s,1H)、6.71(
d,J=8.7Hz,1H)、4.18(t,J=5.5Hz,4H)、2.77(d,
J=4.6Hz,3H)。LC−MS(ESI)C
20H
18ClN
5O
3[M+H]
+
の計算値:412.11;実測値:412.00。HRMS(ESI)C
20H
18Cl
N
5O
3[M+H]
+の計算値:412.1171;実測値:412.1151。
【0404】
(実施例52)
N
2−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニル)−N
4−(3−(メチルスルホニル)
ベンジル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0405】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0406】
4−クロロ−N−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニル)−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミジン−2−アミン(0.097g、0.25mmol)、(3−(メチルス
ルホニル)フェニル)メタンアミン塩酸塩(0.066g、0.3mmol)およびジイ
ソプロピルエチルアミン(0.040g、0.3mmol)を一般方法2bに従って処理
した。黄色固体(0.068g、51%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ9.01(s,1H)、8.56(s,1H)、8.21(s,1H)、7.8
5(s,1H)、7.78(d,J=7.3Hz,2H)、7.53(t,J=7.8H
z,1)、7.51(s,1H)、6.61(s,1H)、6.42(d,J=8.2H
z,1H)、4.62(s,2H)、3.75(s,3H)、3.70(t,J=5.0
Hz,4H)、3.23(s,3H)、3.10(t,J=7.3Hz,4H)。LC−
MS(ESI)C
24H
26F
3N
5O
4S[M+H]
+の計算値:538.16;実測
値:538.00。
【0407】
(実施例53)
2−(5−クロロ−2−(o−トリルアミノ)ピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチ
ルベンズアミドの調製
【0408】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0409】
2−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド(0
.148g、0.5mmol)および2−メチルアニリン(0.107g、1mmol)
を
nBuOH(5mL)に溶解した。次いでこれを方法1bに従って処理して、所望の化
合物を黄褐色固体として得た(0.159g、88%)。
1H NMR(400MHz,
DMSO−d
6):δ11.76(s,1H)、8.92(s,1H)、8.70(br
s,1H)、8.44(d,J=8.7Hz,1H)、8.11(s,1H)、7.68
(d,J=7.8Hz,1H)、7.36(d,J=6.9Hz,1H)、7.23〜7
.08(m,4H)、6.99(t,J=6.9Hz,1H)、2.75(d,J=4.
6Hz,3H)、2.16(s,3H)。LC−MS(ESI)C
19H
18ClN
5O
[M+H]
+の計算値:368.12;実測値:368.00。HRMS(ESI)C
1
9H
18ClN
5O[M+H]
+の計算値:368.1273;実測値:368.126
8。
【0410】
(実施例54)
2−(3−(5−クロロ−2−(5−メトキシ−2−メチルフェニルアミノ)ピリミジン
−4−イルアミノ)フェニル)アセトニトリルの調製
【0411】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0412】
5−クロロ−2,4−ジクロロピリミジン(0.183g、1mmol)、2−(3−
アミノフェニル)アセトニトリル(0.130g、1mmol)、ジイソプロピルアミン
(0.258g、1mmol)および5−メトキシ−2−メチルアニリン(0.136g
、1mmol)を方法2に従って処理して、所望の化合物を黄褐色固体として得た(0.
168g、44%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ8.97(s
,1H)、8.77(s,1H)、8.14(s,1H)、7.60〜7.58(m,2
H)、7.16(t,J=7.3Hz,1H)、7.08(d,J=8.2Hz,1H)
、6.98〜6.96(m,2H)、6.66(dd,J=8.3Hz,2.8Hz,1
H)、3.99(2H)、3.66(s,3H)、2.07(s,3H)。LC−MS(
ESI)C
20H
18ClN
5O[M+H]
+の計算値:381.12;実測値:381
.00。
【0413】
(実施例55)
5−クロロ−N
2−(5−メトキシ−2−メチルフェニル)−N
4−(4−メチルピリミ
ジン−2−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0414】
【化67】
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【0415】
2,4,5−トリクロロピリミジン(0.091g、0.5mmol)、4−メチルピ
リミジン−2−アミン(0.055g、0.5mmol)、2−メトキシ−5−メチルア
ニリン(0.069g、0.5mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.12
9g、1mmol)を方法2に従って処理して、所望の化合物を得た。黄色固体(0.0
20g、11%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ。LC−MS(
ESI)C
17H
17ClN
6O[M+H]
+の計算値:357.12;実測値:357
.00。
【0416】
(実施例56)
6−((5−フルオロ−4−((3−(メチルスルホニル)ベンジル)アミノ)ピリミジ
ン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0417】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0418】
2,4−ジクロロ−5−フルオロピリミジン(0.091g、0.5mmol)、(3
−(メチルスルホニル)フェニル)メタンアミン塩酸塩(0.110g、0.5mmol
)、6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.075g、0.5
5mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.129g、1mmol)を方法2
に従って処理して、所望の化合物を得た。黄褐色固体(0.128g、58%)。
1H
NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ10.00(s,1H)、9.71(s,
1H)、9.09(s,1H)、8.04〜8.03(m,1H)、7.86(s,1H
)、7.82(d,J=7.8Hz,1H)、7.64〜7.57(m,2H)、7.2
9(s,1H)、7.17(d,J=8.2Hz,1H)、6.75(dd,J=2.3
Hz,8.7Hz,1H)、4.69(d,J=5.0Hz,2H)、3.10(s,3
H)、2.72(t,J=7.8Hz,2H)、2.39(t,J=8.2Hz,2H)
。LC−MS(ESI)C
21H
20FN
5O
3S[M+H]
+の計算値:442.13
;実測値:442.00。
【0419】
(実施例57)
2−(5−クロロ−2−(6−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルア
ミノ)ピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0420】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0421】
2−(5−クロロ−2−クロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミ
ド(0.296g、1mmol)および6−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール
−5−アミン(0.151g、1mmol)を方法2bに従って処理した。茶褐色固体(
0.286g、69%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.6
2(s,1H)、8.68〜8.67(m,1H)、8.62(s,1H)、8.52(
d,J=6.4Hz,1H)、8.05(s,1H)、7.65(dd,J=7.8Hz
,1.8Hz,1H)、7.20(t,J=8.7Hz,1H)、7.02(t,J=7
.8Hz,1H)、6.89(s,1H)、6.79(s,1H)、5.90(s,2H
)、2.75(d,J=4.6Hz,3H)、2.10(s,3H)。HRMS(ESI
)C
20H
18ClN
5O
3[M+H]
+の計算値:412.1171;実測値:413
.1158。
【0422】
(実施例58)
6−(4−(チアゾール−2−イルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−
2−イルアミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0423】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0424】
6−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.086g、0.25mmol)、チアゾ
ール−2−アミン(0.025g、0.25mmol)およびジイソプロピルエチルアミ
ン(0.033g、0.25mmol)を方法4bに従って処理した。黄色固体(0.0
35g、32%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ10.47(s
,1H)、10.02(s,1H)、8.69(s,1H)、7.37〜7.35(m,
3H)、6.78(d,J=8.7Hz,1H)、2.79(t,J=7.8Hz,2H
)、2.39(t,J=7.6Hz,2H)。LC−MS(ESI)C
17H
13F
3N
6OS[M+H]
+の計算値:407.08;実測値:407.00。
【0425】
(実施例59)
N−メチル−2−(2−(3,4,5−トリメトキシフェニルアミノ)ピリミジン−4−
イルアミノ)ベンズアミドを合成するための一般スキーム
【0426】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0427】
(実施例60)
N−メチル−2−(2−(3,4,5−トリメトキシフェニルアミノ)ピリミジン−4−
イルアミノ)ベンズアミドの調製
【0428】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0429】
2−(5−ブロモ−2−(3,4,5−トリメトキシフェニルアミノ)ピリミジン−4
−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド(0.050g、0.1mmol)をメタノー
ルに溶解し、Pd/C(触媒)をこれに加え、H
2の雰囲気下室温で1時間撹拌した。次
いで反応混合物をセライトのショートパッドに通し、メタノールで洗浄した。減圧下で溶
媒を除去して粗生成物を得、次いでこれを自動分取HPLCにより精製して、標題化合物
を無色固体として得た(0.036g、88%)。
1H NMR(400MHz,DMS
O−d
6):δ11.55(s,1H)、10.11(brs,1H)、8.55(d,
J=4.6Hz,1H)、8.08(d,J=7.8Hz,1H)、7.93(d,J=
6.5Hz,1H)、7.63(d,J=7.8Hz,1H)、7.36(t,J=7.
8Hz,1H)、7.20(t,J=8.6Hz,1H)、6.42(d,J=6.5H
z,1H)、3.63(s,3H)、3.61(s,9H)、2.73(d,J=4.6
Hz,3H)。LC−MS(ESI)C
21H
23N
5O
4[M+H]
+の計算値:41
0.18;実測値:410.05。HRMS(ESI)C
21H
23N
5O
4[M+H]
+の計算値:410.1823;実測値:410.1813。
【0430】
(実施例61)
2−(3−(2−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イルアミ
ノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イルアミノ)フェニル)アセトニト
リルの調製
【0431】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0432】
6−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.342、1mmol)、2−(3−アミ
ノフェニル)アセトニトリル(0.168g、1mmol)およびジイソプロピルエチル
アミン(0.129g、1mmol)を方法4bに従って処理して、標題化合物を淡黄色
固体として得た(0.289g、66%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ9.87(s,1H)、9.63(brs,1H)、8.86(brs,1H)
、8.32(s,1H)、7.37〜7.15(m,6H)、6.60(d,J=7.8
Hz,1H)、3.98(s,2H)、2.62(t,J=7.3Hz,2H)、2.4
5(t,J=7.4Hz,2H)。LC−MS(ESI)C
22H
17F
3N
6O[M+
H]
+の計算値:439.14;実測値:439.09。HRMS(ESI)C
22H
1
7F
3N
6O[M+H]
+の計算値:439.1489;実測値:439.1484。
【0433】
(実施例62)
6−(4−(ベンジルチオ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ
)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0434】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
6−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.162g、0.5mmol)、フェニル
メタンチオール(0.062g、0.5mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(
0.065g、0.5mmol)を方法4bに従って処理して、標題化合物を得た。淡黄
色固体(0.136g、63%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ
10.04(s,1H)、9.98(s,1H)、8.45(s,1H)、7.45(s
,1H)、7.34〜7.20(m,6H)、6.76(d,J=8.7Hz,1H)、
4.51(s,2H)、2.48(t,J=6.9Hz,2H)、2.34(t,J=6
.9Hz,2H)。LC−MS(ESI)C
21H
17F
3N
4OS[M+H]
+の計算
値:431.10;実測値:431.00。
【0436】
(実施例63)
6−(4−(フェニルエチニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルア
ミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンを合成するための一般スキーム
【0437】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0438】
(実施例64)
6−(4−(フェニルエチニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルア
ミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0439】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0440】
6−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.171g、0.5mmol)の乾燥DM
F(2.5mL)中溶液に、ビストリフェニルホスフィンパラジウムジクロリド(0.0
18g、0.025mmol)、ヨウ化銅(I)(0.005g、0.025mmol)
およびトリエチルアミン(0.202g、2mmol)を加えた。得られた混合物をN
2
の雰囲気下100℃で1時間加熱した。セライトのショートパッドに通して濾過し、溶媒
を蒸発させた後粗生成物を得、これを逆相HPLCにより精製した。黄色固体(0.18
8g、92%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ10.28(s,
1H)、10.00(s,1H)、8.74(s,1H)、7.57〜7.48(m,7
H)、6.68(d,J=8.7Hz,1H)、2.82(t,J=7.3Hz,2H)
、2.40(t,J=7.4Hz,2H)。LC−MS(ESI)C
22H
15F
3N
4
O[M+H]
+の計算値:409.12;実測値:409.00。
【0441】
(実施例65)
6−((4−フェネチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)
−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンを合成するための一般スキーム
【0442】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0443】
(実施例66)
6−((4−フェネチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)
−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0444】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0445】
6−(4−(フェニルエチニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル
アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.010g、0.025m
mol)をMeOH(2mL)に溶解した。Pd/C(触媒)をこれに加え、H
2の雰囲
気下室温で1時間撹拌した。次いで反応混合物をセライトのショートパッドに通し、メタ
ノールで洗浄した。減圧下で溶媒を除去して粗生成物を得、これを自動分取HPLCによ
り精製して、標題化合物を無色固体として得た(0.008g、80%)。
1H NMR
(400MHz,DMSO−d
6):δ10.04(s,1H)、9.97(s,1H)
、8.58(s,1H)、7.52(s,1H)、7.42(dd,J=2.8Hz,8
.7Hz,1H)、7.27〜7.13(m,5H)、6.77(d,J=8.2Hz,
1H)、3.01〜3.00(m,4H)、2.81(t,J=6.8Hz,2H)、2
.39(t,J=7.8Hz,2H)。LC−MS(ESI)C
22H
19F
3N
4O[
M+H]
+の計算値:413.41;実測値:413.00。
【0446】
(実施例67)
6−((5−メチル−4−((3−(メチルスルホニル)ベンジル)アミノ)ピリミジン
−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0447】
【化79】
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【0448】
2,4−ジクロロ−5−メチルピリミジン(0.089g、0.55mmol)、6−
アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.081g、0.5mmol
)、(3−(メチルスルホニル)フェニル)メタンアミン塩酸塩(0.111g、0.5
mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.129g、1mmol)を方法2に
従って処理して、所望の化合物を黄褐色固体として得た(0.153g、70%)。
1H
NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ10.12(s,1H)、10.03(
s,1H)、8.87(s,1H)、7.82(s,1H)、7.78(d,J=6.9
Hz,1H)、7.70(s,1H)、7.56〜7.55(m,2H)、7.20(s
,1H)、7.11(d,J=8.2Hz,1H)、6.73(d,J=8.2Hz,1
H)、4.69(d,J=5.5Hz,2H)、3.10(s,3H)、2.67(t,
J=7.3Hz,2H)、2.35(t,J=7.3Hz,2H)、2.10(s,3H
)。LC−MS(ESI)C
22H
23N
5OS[M+H]
+の計算値:438.15;
実測値:438.00。
【0449】
(実施例68)
(E)−6−(4−アリール−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ
)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンを合成するための一般スキーム
【0450】
【化80】
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【0451】
(実施例69)
(E)−6−(4−スチリル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ
)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0452】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0453】
還流冷却器、窒素注入口および撹拌子を装着した2ツ口フラスコに、乾燥DME(3m
L)中の6−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)
−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.171g、0.5mmol)およ
びパラジウムテトラキストリフェニルホスフィン(0.023g、0.02mmol)を
仕込んだ。得られた混合物を室温で20分間撹拌した。これに水(1.2mL)に溶解し
た炭酸カリウム(0.138g、1mmol)を加え、続いてtrans−フェニルビニ
ルボロン酸(0.088g、0.6mmol)を加えた。混合物を24時間加熱還流し、
冷却し、水(10mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で溶媒を蒸発させ、続いて逆相HPLC
により、標題化合物を得た。黄色固体(0.098g、48%)。
1H NMR(400
MHz,DMSO−d
6):δ10.03(s,1H)、9.98(s,1H)、8.6
7(s,1H)、8.02(d,J=15.0Hz,1H)、7.65〜7.63(m,
3H)、7.62〜7.42(m,4H)、7.19(d,J=17.0Hz,1H)、
6.80(d,J=8.4Hz,1H)、2.71(t,J=7.3Hz,2H)、2.
45(t,J=7.3Hz,2H)。LC−MS(ESI)C
22H
17F
3N
4O[M
+H]
+の計算値:411.14;実測値:411.00。
【0454】
(実施例70)
(E)−N−メチル−2−((アリール−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)
アミノ)ピリミジン−4−イル)アミノ)ベンズアミドを合成するための一般スキーム
【0455】
【化82】
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【0456】
(実施例71)
(E)−N−メチル−2−((5−スチリル−2−((3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)アミノ)ピリミジン−4−イル)アミノ)ベンズアミドの調製
【0457】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0458】
還流冷却器、窒素注入口および撹拌子を装着した2ツ口フラスコに、乾燥DME(2m
L)中の2−(5−ブロモ−2−(3,4,5−トリメトキシフェニルアミノ)ピリミジ
ン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド(0.048g、0.1mmol)およ
びパラジウムテトラキストリフェニルホスフィン(0.005g、0.004mmol)
を仕込んだ。得られた混合物を室温で20分間撹拌した。これに水(0.5mL)中の炭
酸カリウム(0.0276g、0.2mmol)を加え、続いてtrans−フェニルビ
ニルボロン酸(0.018g、0.12mmol)を加えた。混合物を12時間加熱還流
し、冷却し、水(5mL)で希釈し、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた
有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で溶媒を蒸発させ、
続いて逆相HPLCにより、標題化合物を得た。白色固体(0.024g、47%)。L
C−MS(ESI)C
29H
29N
5O
4[M+H]
+の計算値:512.22;実測値
:512.10。
【0459】
(実施例72)
6−(4−フェニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0460】
【化84】
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【0461】
適切な出発物を使用し、(E)−6−(4−スチリル−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−2−イルアミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンにて記載し
た同様の手順に従って調製した(スキーム5)。黄色固体(0.122g、63%)。
1
H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ10.19(s,1H)、9.97(
s,1H)、8.78(s,1H)、7.49〜7.48(m,7H)、6.75(d,
J=8.2Hz,1H)、2.79(t,J=7.3Hz,2H)、2.38(t,J=
6.9Hz,2H)。LC−MS(ESI)C
20H
15F
3N
4O[M+H]
+の計算
値:385.11;実測値:384.96。
【0462】
(実施例73)
N−メチル−2−(5−フェニル−2−(3,4,5−トリメトキシフェニルアミノ)ピ
リミジン−4−イルアミノ)ベンズアミドの調製
【0463】
【化85】
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【0464】
適切な出発物を使用し、(E)−N−メチル−2−((5−スチリル−2−((3,4
,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)アミノ)ベンズアミドに
て記載した同様の手順に従って調製した。黄色固体(0.041g、85%)。
1H N
MR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.01(s,1H)、9.79(s,1
H)、8.55(d,J=4.1Hz,1H)、8.48(d,J=7.3Hz,1H)
、7.94(s,1H)、7.58(dd,J=1.4Hz,7.8Hz,1H)、7.
51〜7.42(m,5H)、7.30(t,J=8.2Hz,1H)、7.30(t,
J=7.3Hz,1H)、6.91(s,2H)、3.62(s,3H)、3.61(s
,6H)、2.58(d,J=4.6Hz,3H)。LC−MS(ESI)C
27H
27
N
5O
4[M+H]
+の計算値:486.20;実測値:486.00。
【0465】
(実施例74)
2−(5−クロロ−2−(2−クロロフェニルアミノ)ピリミジン−4−イルアミノ)−
N−メチルベンズアミドの調製
【0466】
【化86】
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【0467】
2−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド(0
.148g、0.5mmol)および2−クロロアニリン(0.127g、1mmol)
を
nBuOH(5mL)に溶解した。次いでこれを一般手順(方法1b)に従って処理し
て、所望の化合物を黄褐色固体として得た(0.109g、56%)。
1H NMR(4
00MHz,DMSO−d
6):δ11.7(s,1H)、8.9(s,1H)、8.6
9(d,J=4.5Hz,1H)、8.43(d,J=7.8Hz,1H)、8.1(s
,1H)、7.68(d,J=9.6Hz,1H)、7.61(d,J=9.6Hz,1
H)、7.50(d,J=9.6Hz,1H)、7.32〜7.18(m,3H)、7.
02(t,J=7.8Hz,1H)、2.75(d,J=4.6Hz,3H)。LC−M
S(ESI)C
18H
15Cl
2N
5O[M+H]
+の計算値:388.06;実測値:
386.00。
【0468】
(実施例75)
2−(5−ブロモ−2−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニルアミノ)ピリミジン−
4−イルアミノ)−N−メチルベンゼンスルホンアミドの調製
【0469】
【化87】
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【0470】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.227g、1mmol)、2−アミノ
−N−メチルベンゼンスルホンアミド(0.186g、1mmol)、2−メトキシ−4
−モルホリノアニリン(0.202g、1mmol)およびジイソプロピルエチルアミン
(0.258g、2mmol)を方法2に従って処理して、所望の化合物を黄褐色固体と
して得た(0.220g、40%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):
δ9.44(s,1H)、8.75〜8.73(m,1H)、8.27〜8.22(重複
する一重線および多重線,2H)、7.67〜7.72(m,2H)、7.49(t,J
=7.8Hz,1H)、7.30〜7.27(m,2H)、6.64(s,1H)、6.
42(d,J=8.2Hz,1H)、3.73〜3.72(重複する一重線および三重線
,7H)、3.10(t,J=4.6Hz,4H)、2.39(s,3H)。LC−MS
(ESI)C
22H
25BrN
6O
4S[M+H]
+の計算値:551.08;実測値:
551.10。HRMS(ESI)C
22H
25BrN
6O
4S[M+H]
+の計算値:
551.0896;実測値:551.0895。
【0471】
(実施例76)
N−メチル−2−(2−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イ
ルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イルアミノ)ベンズアミドの
調製
【0472】
【化88】
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【0473】
6−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.085g、0.25mmol)、2−ア
ミノ−N−メチルベンズアミド(0.037g、0.25mmol)およびジイソプロピ
ルエチルアミンを方法4bに従って処理して、標題化合物を無色固体として得た(0.0
85g、75%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.32(s
,1H)、9.95(s,1H)、9.73(s,1H)、8.70(s,1H)、8.
37(s,1H)、7.67(d,J=7.8Hz,1H)、7.52〜7.23(m,
4H)、7.12(t,J=7.8Hz,1H)、)、6.72(d,J=8.7Hz,
1H)、2.74〜2.73(重複する二重線および三重線,5H)、2.46(t,J
=7.3H,2H)。LC−MS(ESI)C
22H
19F
3N
6O
2[M+H]
+の計
算値:457.15;実測値:457.05。HRMS(ESI)C
22H
19F
3N
6
O
2[M+H]
+の計算値:457.1594;実測値:457.1585。
【0474】
(実施例77)
N−メチル−2−((2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6
−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)ベンゼ
ンスルホンアミドの調製
【0475】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0476】
6−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.085g、0.25mmol)、2−ア
ミノベンゼンスルホンアミド(0.051g、0.275mmol)およびジイソプロピ
ルエチルアミン(0.035g、0.275mmol)を方法4bに従って処理して、標
題化合物を無色固体として得た(0.068g、55%)。LC−MS(ESI)C
21
H
19F
3N
6O
2S[M+H]
+の計算値:493.12;実測値:493.00。
【0477】
(実施例78)
2−(5−クロロ−2−(3,5−ジモルホリノフェニルアミノ)ピリミジン−4−イル
アミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0478】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0479】
2−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド(0
.148g、0.5mmol)および3,5−ジモルホリノアニリン(0.263g、2
mmol)を方法3に従って処理して、標題化合物を茶褐色がかった固体として得た(0
.170g、65%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ11.77
(s,1H)、9.35(s,1H)、8.77〜8.76(m,2H)、8.22(s
,1H)、7.72(dd,J=8.2Hz,1.3Hz,1H)、7.41(t,J=
7.3Hz,1H)、7.10(t,J=7.8Hz,1H)、6.78(s,2H)、
6.23(s,1H)、3.71(t,J=4.6Hz,8H)、3.01(t,J=5
.0Hz,8H)、2.77(d,J=4.6Hz,3H)。LC−MS(ESI)C
2
6H
30ClN
7O
3[M+H]
+の計算値:524.20;実測値:524.20。H
RMS(ESI)C
26H
30ClN
7O
3[M+H]
+の計算値:524.2171;
実測値:524.2158。
【0480】
(実施例79)
2−(5−ブロモ−2−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニルアミノ)ピリミジン−
4−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミドを合成するための一般スキ
ーム
【0481】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0482】
(実施例80)
2−(5−ブロモ−2−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニルアミノ)ピリミジン−
4−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミドの調製
【0483】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0484】
2−(5−ブロモ−2−(2−メトキシ−4−モルホリノフェニルアミノ)ピリミジン
−4−イルアミノ)−N−メチルベンゼンスルホンアミド(0.055g、0.1mmo
l)のDMF中溶液に、炭酸カリウム(0.069g、0.15mmol)およびヨウ化
メチル(0.021g、0.15mmol)を加えた。得られた混合物を50℃で1時間
撹拌した。冷却し、粗製の混合物をセライトのショートパッドに通し、メタノールで洗浄
した。減圧下で溶媒を除去して粗生成物を得、これを自動分取HPLCにより精製して、
標題化合物を茶褐色固体として得た(0.039g、72%)。
1H NMR(400M
Hz,DMSO−d
6):δ9.36(s,1H)、8.53(s,1H)、8.38(
d,J=,6.0Hz,1H)、8.22(s,1H)、7.75(dd,J=9.6H
z,1.8Hz,1H)、7.53(t,J=8.2Hz,1H)、7.31〜7.26
(m,2H)、6.62(d,J=2.2Hz,1H)、6.44(dd,J=11.4
Hz,5.7Hz,1H)、3.73〜3.69(重複する三重線および一重線,7H)
、3.10(t,J=7.3Hz,4H)、2.60(s,6H)。LC−MS(ESI
)C
23H
27BrN
6O
4S[M+H]
+の計算値:565.10;実測値:565.
10。HRMS(ESI)C
26H
30ClN
7O
3[M+H]
+の計算値:565.1
053;実測値:565.1048。
【0485】
(実施例81)
6−(4−(ベンジルオキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミ
ノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0486】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0487】
6−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.103g、0.3mmol)、ベンジル
アルコール(0.065g、0.6mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.
077g、0.6mmol)を方法4bに従って処理して、標題化合物を得た。黄色固体
(0.081g、65%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ9.9
9(s,1H)、8.47(s,1H)、7.37〜7.29(m,8H)、6.76(
d,J=8.7Hz,1H)、5.49(s,2H)、2.79(t,J=7.3Hz,
2H)、2.41(t,J=6.8Hz,2H)。LC−MS(ESI)C
21H
17F
3N
4O
2[M+H]
+の計算値:415.13;実測値:415.00。
【0488】
(実施例82)
6−((4−(((4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル)アミ
ノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロ
キノリン−2(1H)−オンの調製
【0489】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0490】
6−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.103g、0.3mmol)、(2,6
−ジメチルピリジン−4−イル)メタンアミン(0.050g、0.3mmol)および
ジイソプロピルエチルアミン(0.039g、0.3mmol)を方法4bに従って処理
して、標題化合物を得た。白色固体(0.083g、58%)。LC−MS(ESI)C
23H
23F
3N
6O
2[M+H]
+の計算値:473.18;実測値:473.00。
【0491】
(実施例83)
6−((4−(2,3−ジメチルフェノキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン
−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0492】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0493】
6−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルアミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.171g、0.5mmol)、2,3−
ジメチルフェノール(0.122g、1mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(
0.129g、1mmol)を方法4bに従って処理して、標題化合物を得た。黄色固体
(0.128g、60%)。LC−MS(ESI)C
22H
19F
3N
4O
2[M+H]
+の計算値:429.15;実測値:429.05。
【0494】
(実施例84)
N−メチル−2−((5−(フェニルエチニル)−2−((3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)アミノ)ベンズアミドを合成するための一般ス
キーム
【0495】
【化96】
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【0496】
(実施例85)
N−メチル−2−((5−(フェニルエチニル)−2−((3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)アミノ)ベンズアミドの調製
【0497】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0498】
ビストリフェニルホスフィンパラジウムジクロリド(0.018g、0.025mmo
l)、2−(5−ブロモ−2−(3,4,5−トリメトキシフェニルアミノ)ピリミジン
−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド(0.244g、0.5mmol)および
トリエチルアミン(0.202g、2mmol)の乾燥DMF(3mL)中撹拌混合物に
、Cu(I)I(0.005g、0.25mmol)を加えた。フェニルアセチレン(0
.056g、0.55mmol)を上記反応混合物に加え、100℃で12時間加熱した
。反応混合物を室温に冷却し、水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で
抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
蒸発させ、続いて粗製物を逆相HPLC精製して、所望の化合物を得た。白色固体(0.
050g、19%)。LC−MS(ESI)C
29H
27N
5O
4[M+H]
+の計算値
:510.21;実測値:510.00。
【0499】
(実施例86)
N−メチル−2−((5−フェネチル−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)ア
ミノ)ピリミジン−4−イル)アミノ)ベンズアミドを合成するための一般スキーム
【0500】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0501】
(実施例87)
N−メチル−2−((5−フェネチル−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)ア
ミノ)ピリミジン−4−イル)アミノ)ベンズアミドの調製
【0502】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0503】
N−メチル−2−((5−(フェニルエチニル)−2−((3,4,5−トリメトキシ
フェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)アミノ)ベンズアミド(0.030g、0.
059mmol)をMeOH(2mL)に溶解した。Pd/C(触媒)をこれに加え、得
られた混合物をH
2の雰囲気下室温で1時間撹拌した。次いで反応混合物をセライトのシ
ョートパッドに通し、メタノールで洗浄した。減圧下で溶媒を除去して粗生成物を得、こ
れを自動分取HPLCにより精製して、標題化合物を無色固体として得た(0.026g
、87%)。LC−MS(ESI)C
29H
31N
5O
4[M+H]
+の計算値:514
.24;実測値:514.20。
【0504】
(実施例88)
2−(5−ブロモ−2−(3,4,5−トリメトキシフェニルアミノ)ピリミジン−4−
イルオキシ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0505】
【化100】
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【0506】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.227g、1mmol)、2−ヒドロ
キシ−N−メチルベンズアミド(0.151g、1mmol)、3,4,5−トリメトキ
シアニリン(0.183g、1mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.25
8g、2mmol)を方法2に従って処理して、所望の化合物を茶褐色固体として得た(
0.100g、20%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ9.41
(s,1H)、8.47(s,1H)、8.50〜8.03(m,1H)、7.56(d
d,J=7.8Hz,1.8Hz,1H)、7.50(t,J=7.8Hz,1H)、7
.32〜7.29(m,2H)、6.80(s,2H)、3.62(s,9H)、2.6
0(d,J=4.5Hz,3H)。LC−MS(ESI)C
21H
21BrN
4O
5[M
+H]
+の計算値:491.07;実測値:491.0。HRMS(ESI)C
21H
2
1BrN
4O
5[M+H]
+の計算値:491.0751;実測値:491.0761。
【0507】
(実施例89)
N−メチル−2−((2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6
−イル)アミノ)−5−フェニルピリミジン−4−イル)アミノ)ベンズアミドの調製
【0508】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0509】
還流冷却器、窒素注入口および撹拌子を装着した2ツ口フラスコに、乾燥DME(5m
L)中の2−(5−ブロモ−2−(3,4,5−トリメトキシフェニルアミノ)ピリミジ
ン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミド(0.100g、0.21mmol)お
よびパラジウムテトラキストリフェニルホスフィン(0.010g、0.0084mmo
l)を仕込んだ。得られた混合物を室温で20分間撹拌した。これに水(1mL)中の炭
酸カリウム(0.056g、0.42mmol)を、続いてフェニルボロン酸(0.03
2g、0.25mmol)を加えた。混合物を12時間加熱還流し、冷却し、水(5mL
)で希釈し、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で溶媒を蒸発させ、続いて逆相HPLCによ
り、標題化合物を得た。淡黄色固体(0.030g、31%)。LC−MS(ESI)C
27H
24N
6O
2[M+H]
+の計算値:465.20;実測値:465.15。
【0510】
(実施例90)
2−(2−(3,5−ジモルホリノフェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリ
ミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0511】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0512】
4−クロロ−N−(3,5−ジモルホリノフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−2−アミン(0.110g、0.25mmol)、2−アミノ−N−メチルベ
ンズアミドおよびHCl(0.041g、0.275mmol)を方法3に従って処理し
て、標題化合物を茶褐色固体として得た(0.097g、70%)。
1H NMR(40
0MHz,DMSO−d
6):δ11.48(s,1H)、9.60(s,1H)、8.
71(s,1H)、8.40(s,1H)、7.69(d,J=7.8Hz,2H)、7
.36(s,1H)、7.10(t,J=7.3Hz,1H)、6.77(s,1H)、
6.24(s,2H)、3.63(brs,8H)、2.96(brs,8H)、2.7
5(d,J=4.7Hz,3H)。LC−MS(ESI)C
27H
30F
3N
7O
3[M
+H]
+の計算値:558.24;実測値:558.20。HRMS(ESI)C
27H
30F
3N
7O
3[M+H]
+の計算値:558.2435;実測値:558.2424
。
【0513】
(実施例91)
2−((5−ブロモ−2−((3,5−ジモルホリノフェニル)アミノ)ピリミジン−4
−イル)アミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0514】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0515】
2−(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イルアミノ)−N−メチルベンズアミ
ド(0.071g、0.21mmol)および3,5−ジモルホリノアニリン(0.05
5g、0.21mmol)を方法3に従って処理して、標題化合物を茶褐色がかった固体
として得た(0.081g、68%)。LC−MS(ESI)C
26H
30BrN
7O
3
[M+H]
+の計算値:568.16;実測値:5678.00。
【0516】
(実施例92)
N−メチル−2−(5−(トリフルオロメチル)−2−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニルアミノ)ピリミジン−4−イルオキシ)ベンズアミドの調製
【0517】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0518】
4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル
)ピリミジン−2−アミン(0.1g、0.3mmol)、2−ヒドロキシ−N−メチル
ベンズアミド(0.054g、0.36mmol)およびジイソプロピルエチルアミンを
方法4bに従って処理して、標題化合物を得た。白色固体(0.075g、76%)。
1
H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ10.06(brs,1H)、8.6
6(s,1H)、8.08(d,J=4.6Hz,1H)、7.62〜7.55(m,2
H)、7.37〜7.35(m,2H)、6.87(s,2H)、3.66(s,6H)
、3.64(s,3H)、2.62(d,J=4.6Hz,3H)。LC−MS(ESI
)C
24H
26F
3N
5O
4S[M+H]
+の計算値:479.15;実測値:479.
00。HRMS(ESI)C
22H
21F
3N
4O
5[M+H]
+の計算値:479.1
537;実測値:479.1541。
【0519】
(実施例93)
2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミドの調製
【0520】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0521】
サリチル酸メチル(8.7g、57.2mmol、1.0当量)およびメチルアミン(
エタノール中33重量%、37.37mL、300mmol、5.25当量)を0℃で撹
拌した。混合物を3時間かけて21℃に加温し、次いでこの温度で14時間撹拌した。混
合物を真空で濃縮し、次いで熱MeOHから再結晶化して、生成物7.08gを得た。M
S[C
8H
9NO
2+H]
+の計算値:152.07、実測値152.16。
【0522】
(実施例94)
3−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミドの調製
【0523】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0524】
サリチル酸メチル(8.7g、57.2mmol、1.0当量)およびメチルアミン(
エタノール中33重量%、12.36mL、171.6mmol、3.0当量)を21℃
で撹拌した。混合物を35℃に14時間加熱した。更にEtOH中のメチルアミン6mL
を加え、50℃で5時間加熱を続けた。混合物を真空で濃縮し、次いでフラッシュクロマ
トグラフィー(30分かけてDCM中10%EtOAc〜DCM中100%EtOAc濃
度勾配)により精製して、生成物6.09gを得た。MS[C
8H
9NO
2+H]
+の計
算値:152.07、実測値152.22。
【0525】
(実施例95)
2−メルカプト−N−メチルベンズアミドの調製
【0526】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0527】
チオサリチル酸メチル(5.07g、30.1mmol、1.0当量)およびメチルア
ミン(エタノール中33重量%、19.69mL、158mmol、5.25当量)を0
℃で撹拌した。混合物を3時間かけて21℃に加温し、次いでこの温度で14時間撹拌し
た。混合物を真空で濃縮し、次いで2−プロパノールを加え、これを冷却した。得られた
固体を濾過し、集めて、ジスルフィド4.56gを得た。次いでこのジスルフィド(18
7mg、0.563mmol、1.0当量)をMeOH(5mL)に溶解し、新たに砕い
たマグネシウム金属の削り状物(68mg、2.81mmol、5.0当量)を加えた。
混合物を40℃に14時間加熱した。混合物をMeOHと共にセライトに通して濾過して
、生成物92mgを得、これを更には精製せずにその後の反応に使用した。MS[C
8H
9NOS+H]
+の計算値:168.05、実測値168.17。
【0528】
(実施例96)
6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0529】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【0530】
6−ニトロ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(2.53g、13.1m
mol、1.0当量)および炭素担持パラジウム(100mg)をEtOH(40mL)
中で混合した。水素ガスの風船を8時間適用し、次いで混合物をDCMと共にセライトに
通して濾過し、真空で濃縮した。得られた茶褐色固体(2.02g)を更には精製せずに
使用した。この化合物は容易にはイオン化しないので、生成物のMSピークは無い。
1H
NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:9.65(s,1H)、6.54(d,
1H,J=8.4Hz)、6.39(d,1H,J=2.4Hz)、6.35(dd,1
H,J=2.8,8.4Hz)、4.73(bs,2H)、2.70(t,2H,J=8
.0Hz)、2.33(t,2H,J=7.2Hz)。
【0531】
(実施例97)
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの調製
【0532】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0533】
5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(1.0g、6.13mmol、1
.0当量)および炭素担持パラジウム(75mg)をEtOAc(20mL)中で混合し
た。水素ガスの風船を18時間適用し、次いで混合物をDCMと共にセライトに通して濾
過し、真空で濃縮した。得られた茶褐色固体(800mg)を更には精製せずに使用した
。MS[C
7H
7N
3+H]
+の計算値:134.07、実測値134.16。
【0534】
(実施例98)
三置換ピリミジンの調製に関する一般的合成スキーム:
【0535】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0536】
(実施例99)
N−メチル−2−((2−(フェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン
−4−イル)オキシ)ベンズアミドの調製
【0537】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0538】
2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(100mg、0.461
mmol、1.0当量)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(69mg、0.4
61mmol、1.0当量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL
、0.461mmol、1.0当量)のアセトニトリル(3mL)中溶液を、100℃で
10分間マイクロ波照射した。混合物を真空で濃縮し、次いでアニリン(0.042mL
、0.461mmol、1.0当量)および酢酸(2mL)を加えた。この混合物を12
0℃で10分間マイクロ波照射し、次いで真空で濃縮した。粗生成物のフラクションを逆
相HPLCにより精製して、生成物(13mg)を得た。MS[C
19H
15F
3N
4O
2+H]
+の計算値:389.12、実測値389.32。
【0539】
(実施例100)
2−((2−((5−ブロモ−2−メチルフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0540】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0541】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(69mg)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて5−ブロ
モ−2−メチルアニリン(86mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様
の手順。生成物10mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
20H
16BrF
3N
4
O
2+H]
+の計算値:481.05、実測値481.26。
【0542】
(実施例101)
2−((2−((5−メトキシ−2−メチルフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0543】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0544】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(69mg)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて5−メト
キシ−2−メチルアニリン(63mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同
様の手順。生成物14mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
21H
19F
3N
4O
3+H]
+の計算値:433.15、実測値433.41。
【0545】
(実施例102)
2−((2−((3−ブロモ−4−メチルフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0546】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0547】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(69mg)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて3−ブロ
モ−4−メチルアニリン(63mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様
の手順。生成物8mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
20H
16BrF
3N
4O
2+H]
+の計算値:481.05、実測値481.26。
【0548】
(実施例103)
2−((2−((2−メトキシフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミ
ジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0549】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0550】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(69mg)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて2−メト
キシアニリン(57mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順。生
成物46mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
20H
17F
3N
4O
3+H]
+の
計算値:419.13、実測値419.35。
【0551】
(実施例104)
2−((2−((2,5−ジメチルフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0552】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0553】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(69mg)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて2,5−
ジメチルアニリン(56mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順
。生成物36mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
21H
19F
3N
4O
2+H]
+の計算値:417.15、実測値417.40。
【0554】
(実施例105)
2−((2−((4−メトキシフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミ
ジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドおよび2−((4−メトキシフェニ
ル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−オールの調製。
【0555】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0556】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
150mg)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(104mg)およびN,N−
ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL)を、続いて第2のステップにおいて4−メ
トキシアニリン(85mg)および酢酸(3mL)を使用し、実施例99と同様の手順。
2−((2−((4−メトキシフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミ
ジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミド10mgおよび2−((4−メトキ
シフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−オール7mgを逆
相HPLC後に回収した。MS[C
20H
17F
3N
4O
3+H]
+の計算値:419.
13、実測値419.35。MS[C
12H
10F
3N
3O
2+H]
+の計算値:286
.08、実測値286.25。
【0557】
(実施例106)
2−((2−((3,4−ジメチルフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0558】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0559】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(69mg)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて3,4−
ジメチルアニリン(56mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順
。生成物13mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
21H
19F
3N
4O
2+H]
+の計算値:417.15、実測値417.40。
【0560】
(実施例107)
2−((2−((2−クロロ−4−メチルフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0561】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0562】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(69mg)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて2−クロ
ロ−4−メチルアニリン(65mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様
の手順。生成物13mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
20H
16ClF
3N
4
O
2+H]
+の計算値:437.10、実測値437.35。
【0563】
(実施例108)
2−((2−((3,4−ジクロロフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドおよび2−((3,4−ジクロ
ロフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−オールの調製
【0564】
【化120】
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【0565】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(70mg)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて4−メト
キシアニリン(75mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順。2
−((2−((3,4−ジクロロフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリ
ミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミド27mgおよび2−((3,4−
ジクロロフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−オール14
mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
19H
13Cl
2F
3N
4O
2+H]
+の計
算値:457.04、実測値457.28。MS[C
11H
6Cl
2F
3N
3O+H]
+
の計算値:323.99、実測値323.70。
【0566】
(実施例109)
2−((2−((2,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドおよび2−((2,5−ジメ
トキシフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−オールの調製
【0567】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
【0568】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(70mg)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて2,5−
ジメトキシアニリン(71mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手
順。2−((2−((2,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミド45mgおよび2−((
2,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−
オール6mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
21H
19F
3N
4O
4+H]
+の
計算値:449.14、実測値449.35。MS[C
14H
14F
3N
3O
3+H]
+
の計算値:316.09、実測値315.90
(実施例110)
N−メチル−2−((2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6
−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)オキシ)ベンズ
アミドの調製
【0569】
【化122】
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【0570】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(69mg)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミ
ノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(75mg)および酢酸(2mL)を
使用し、実施例99と同様の手順。生成物28mgを逆相HPLC後に回収した。MS[
C
22H
18F
3N
5O
3+H]
+の計算値:458.14、実測値458.40。
【0571】
(実施例111)
2−((5−ブロモ−2−(フェニルアミノ)ピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メ
チルベンズアミドの調製
【0572】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0573】
第1のステップにおいて5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(105mg)、2
−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(70mg)およびN,N−ジイソプロピルエチ
ルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいてアニリン(43mg)およ
び酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順。生成物12mgを逆相HPLC後
に回収した。MS[C
18H
15BrN
4O
2+H]
+の計算値:399.05、実測値
399.29。
【0574】
(実施例112)
2−((5−ブロモ−2−((5−ブロモ−2−メチルフェニル)アミノ)ピリミジン−
4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0575】
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
【0576】
第1のステップにおいて5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(105mg)、2
−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(70mg)およびN,N−ジイソプロピルエチ
ルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて5−ブロモ−2−メチルア
ニリン(86mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順。生成物6
mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
19H
16Br
2N
4O
2+H]
+の計算値
:492.97、実測値492.80。
【0577】
(実施例113)
2−((2−((2,3−ジフルオロフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0578】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0579】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(69mg)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて2,3−
ジフルオロアニリン(59mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手
順。生成物32mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
19H
13F
5N
4O
2+H
]
+の計算値:425.10、実測値425.35。
【0580】
(実施例114)
5−クロロ−N
2,N
4−ジフェニルピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0581】
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【0582】
第1のステップにおいて2,4,5−トリクロロピリミジン(100mg)、2−ヒド
ロキシ−N−メチルベンズアミド(82mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミ
ン(0.095mL)を、続いて第2のステップにおいてアニリン(59mg)および酢
酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順。所望していなかった生成物5mgを逆
相HPLC後に回収した。MS[C
16H
13ClN
4+H]
+の計算値:297.09
、実測値297.30。
【0583】
(実施例115)
2−((2−((2,3−ジメトキシフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドおよび2−((2,3−ジメ
トキシフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−オールの調製
【0584】
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
【0585】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(70mg)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて2,3−
ジメトキシアニリン(70mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手
順。2−((2−((2,3−ジメトキシフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミド15mgおよび2−((
2,3−ジメトキシフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−
オール6mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
21H
19F
3N
4O
4+H]
+の
計算値:449.14、実測値449.39。MS[C
13H
12F
3N
3O
3+H]
+
の計算値:316.09、実測値316.05。
【0586】
(実施例116)
N−メチル−2−((2−((2−(メチルチオ)フェニル)アミノ)−5−(トリフル
オロメチル)ピリミジン−4−イル)オキシ)ベンズアミドおよびN
2,N
4−ビス(2
−(メチルチオ)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミ
ンの調製
【0587】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0588】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(70mg)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて2−(メ
チルチオ)アニリン(78mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手
順。N−メチル−2−((2−((2−(メチルチオ)フェニル)アミノ)−5−(トリ
フルオロメチル)ピリミジン−4−イル)オキシ)ベンズアミド12mgおよびN
2,N
4−ビス(2−(メチルチオ)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2
,4−ジアミン5mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
20H
17F
3N
4O
2S
+H]
+の計算値:435.11、実測値435.36。MS[C
19H
17F
3N
4S
2+H]
+の計算値:423.09、実測値422.95。
【0589】
(実施例117)
2−((2−((5−メトキシ−2−メチルフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミジン−4−イル)チオ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0590】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0591】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−メルカプト−N−メチルベンズアミド(92mg)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて5−メト
キシ−2−メチルアニリン(63mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同
様の手順。生成物18mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
21H
19F
3N
4O
2S+H]
+の計算値:449.13、実測値449.38。
【0592】
(実施例118)
6−((4−((2−モルホリノフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリ
ミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−
((2−((2−モルホリノフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジ
ン−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび4−((
2−モルホリノフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−オー
ルの調製
【0593】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0594】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−モルホリノアニリン(82mg)およびN,N−ジイソプロピルエチ
ルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−3,4−ジヒ
ドロキノリン−2(1H)−オン(75mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例9
9と同様の手順。6−((4−((2−モルホリノフェニル)アミノ)−5−(トリフル
オロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)
−オン13mg、6−((2−((2−モルホリノフェニル)アミノ)−5−(トリフル
オロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)
−オン13mgおよび4−((2−モルホリノフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロ
メチル)ピリミジン−2−オール9mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
24H
2
3F
3N
6O
2+H]
+の計算値:485.19、実測値485.45。MS[C
24H
23F
3N
6O
2+H]
+の計算値:485.19、実測値485.45。MS[C
15
H
15F
3N
4O
2+H]
+の計算値:341.12、実測値341.32。
【0595】
(実施例119)
6−((4−((3−メトキシフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミ
ジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0596】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0597】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、3−メトキシアニリン(57mg)およびN,N−ジイソプロピルエチル
アミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−3,4−ジヒド
ロキノリン−2(1H)−オン(75mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99
と同様の手順。生成物45mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
21H
18F
3N
5O
2+H]
+の計算値:430.15、実測値430.43。
【0598】
(実施例120)
6−((4−((2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)−5−(トリフルオロ
メチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オ
ンおよびN
2,N
4−ビス(2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−5−(トリフルオ
ロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよび6,6’−((5−(トリフルオロメチ
ル)ピリミジン−2,4−ジイル)ビス(アザンジイル))ビス(3,4−ジヒドロキノ
リン−2(1H)−オン)の調製。
【0599】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0600】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−(ジフルオロメトキシ)アニリン(73mg)およびN,N−ジイソ
プロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(75mg)および酢酸(2mL)を使用
し、実施例99と同様の手順。6−((4−((2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)
アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒ
ドロキノリン−2(1H)−オン27mg、N
2,N
4−ビス(2−(ジフルオロメトキ
シ)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン9mgおよ
び6,6’−((5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジイル)ビス(アザ
ンジイル))ビス(3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン)14mgを逆相HP
LC後に回収した。MS[C
21H
16F
5N
5O
2+H]
+の計算値:466.13、
実測値466.39。MS[C
19H
13F
7N
4O
2+H]
+の計算値:463.10
、実測値463.34。MS[C
23H
19F
3N
6O
2+H]
+の計算値:469.1
6、実測値469.41。
【0601】
(実施例121)
6−((4−((3−(ベンジルオキシ)フェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの
調製
【0602】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0603】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、3−(ベンジルオキシ)アニリン(92mg)およびN,N−ジイソプロ
ピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(75mg)および酢酸(2mL)を使用し、
実施例99と同様の手順。生成物57mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
27H
22F
3N
5O
2+H]
+の計算値:506.18、実測値506.47。
【0604】
(実施例122)
N−メチル−3−((2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6
−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)オキシ)ベンズ
アミドの調製
【0605】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0606】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、3−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(70mg)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミ
ノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(75mg)および酢酸(2mL)を
使用し、実施例99と同様の手順。生成物18mgを逆相HPLC後に回収した。MS[
C
22H
18F
3N
5O
3+H]
+の計算値:458.14、実測値458.40。
【0607】
(実施例123)
6−((4−((2−メトキシ−4−モルホリノフェニル)アミノ)−5−(トリフルオ
ロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−
オンおよび6−((2−((2−メトキシ−4−モルホリノフェニル)アミノ)−5−(
トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2
(1H)−オンの調製
【0608】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0609】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2−メトキシ−4−モルホリノアニリン(96mg)およびN,N−ジイ
ソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ
−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(75mg)および酢酸(2mL)を使
用し、実施例99と同様の手順。6−((4−((2−メトキシ−4−モルホリノフェニ
ル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−
ジヒドロキノリン−2(1H)−オン20mgおよび6−((2−((2−メトキシ−4
−モルホリノフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)
アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン2.7mgを逆相HPLC後に
回収した。MS[C
25H
25F
3N
6O
3+H]
+の計算値:515.20、実測値5
15.52。MS[C
25H
25F
3N
6O
3+H]
+の計算値:515.52、実測値
515.52。
【0610】
(実施例124)
6−((4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)−5−(トリフ
ルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H
)−オンおよび6−((2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)
−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノ
リン−2(1H)−オンおよびN
2,N
4−ビス(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール
−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製。
【0611】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0612】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg)およびN,
N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて
6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(63mg)および酢酸(2
mL)を使用し、実施例99と同様の手順。6−((4−(ベンゾ[d][1,3]ジオ
キソール−5−イルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミ
ノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−((2−(ベンゾ[d]
[1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−
4−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの混合物9mgなら
びにN
2,N
4−ビス(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−5−(トリ
フルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン10mgを逆相HPLC後に回収した。
MS[C
21H
16F
3N
5O
3+H]
+の計算値:444.13、実測値444.38
。MS[C
19H
13F
3N
4O
4+H]
+の計算値:419.10、実測値419.3
5。
【0613】
(実施例125)
6−((4−((3,4−ジメチルフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0614】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0615】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、3,4−ジメチルアニリン(47mg)およびN,N−ジイソプロピルエ
チルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−3,4−
ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(63mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施
例99と同様の手順。生成物31mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
22H
20
F
3N
5O+H]
+の計算値:428.17、実測値428.44。
【0616】
(実施例126)
6−((4−(ナフタレン−1−イルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン
−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよびN
2,N
4
−ジ(ナフタレン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジア
ミンの調製
【0617】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0618】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ナフタレン−1−アミン(56mg)およびN,N−ジイソプロピルエチル
アミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−3,4−ジヒ
ドロキノリン−2(1H)−オン(63mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例9
9と同様の手順。6−((4−(ナフタレン−1−イルアミノ)−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
22mgおよびN
2,N
4−ジ(ナフタレン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−2,4−ジアミン4.5mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
24H
18F
3N
5O+H]
+の計算値:450.15、実測値450.38。MS[C
25H
17F
3N
4+H]
+の計算値:431.15、実測値431.35。
【0619】
(実施例127)
6−((4−((5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル)アミノ)−5−
(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−
2(1H)−オンおよび6−((2−((5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1
−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0620】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0621】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−アミン(58mg)および
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにお
いて6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(63mg)および酢酸
(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順。6−((4−((5,6,7,8−テト
ラヒドロナフタレン−1−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2
−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−((2−(
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル)アミノ)−5−(トリフルオロ
メチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オ
ンの混合物37mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
24H
22F
3N
5O+H]
+の計算値:454.19、実測値454.43。MS[C
24H
22F
3N
5O+H]
+の計算値:454.19、実測値4454.43。
【0622】
(実施例128)
N−メチル−3−((2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6
−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)ベンズ
アミドの調製
【0623】
【化140】
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【0624】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、3−アミノ−N−メチルベンズアミド(58mg)およびN,N−ジイソプ
ロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(63mg)および酢酸(2mL)を使用
し、実施例99と同様の手順。生成物110mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
22H
19F
3N
6O
2+H]
+の計算値:457.16、実測値457.41。
【0625】
(実施例129)
6−((4−((2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)アミノ)−5−(トリ
フルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1
H)−オンの調製
【0626】
【化141】
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【0627】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−アミン(52mg)およびN,N
−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて6
−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(63mg)および酢酸(2m
L)を使用し、実施例99と同様の手順。生成物7mgを逆相HPLC後に回収した。M
S[C
23H
20F
3N
5O+H]
+の計算値:440.17、実測値440.40。
【0628】
(実施例130)
6−((4−((2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)アミノ)−5−(トリ
フルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1
H)−オンおよび6−((2−((2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)アミ
ノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロ
キノリン−2(1H)−オンの調製。
【0629】
【化142】
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【0630】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−アミン(52mg)およびN,N
−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて6
−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(63mg)および酢酸(2m
L)を使用し、実施例99と同様の手順。6−((4−((2,3−ジヒドロ−1H−イ
ンデン−2−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミ
ノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン8mgおよび6−((2−((2,
3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリ
ミジン−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン9mgを逆
相HPLC後に回収した。LRMS[C
23H
20F
3N
5O+H]
+の計算値:440
.17、実測値440.40。MS[C
23H
20F
3N
5O+H]
+の計算値:440
.40、実測値440.40。
【0631】
(実施例131)
6−((4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−
イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−((2−(シ
クロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0632】
【化143】
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【0633】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、シクロプロパンアミン(22mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルア
ミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−3,4−ジヒド
ロキノリン−2(1H)−オン(63mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99
と同様の手順。6−((4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン12mg
および6−((2−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン
−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン15mgを逆相H
PLC後に回収した。MS[C
17H
16F
3N
5O+H]
+の計算値:364.14、
実測値364.36。MS[C
17H
16F
3N
5O+H]
+の計算値:364.14、
実測値364.36。
【0634】
(実施例132)
N−(4−((2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル
)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)フェニル)ア
セトアミドの調製
【0635】
【化144】
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【0636】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、N−(4−アミノフェニル)アセトアミド(59mg)およびN,N−ジイ
ソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミ
ノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(63mg)および酢酸(2mL)を
使用し、実施例99と同様の手順。生成物62mgを逆相HPLC後に回収した。MS[
C
22H
19F
3N
6O
2+H]
+の計算値:457.16、実測値457.41。
【0637】
(実施例133)
N
2−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)−N
4−(3
−メトキシフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調
製
【0638】
【化145】
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【0639】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、3−メトキシアニリン(48mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルア
ミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて2,3−ジヒドロベンゾ[b
][1,4]ジオキシン−6−アミン(59mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施
例99と同様の手順。生成物31mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
20H
17
F
3N
4O
3+H]
+の計算値:419.13、実測値419.39。
【0640】
(実施例134)
6,6’−((5−クロロピリミジン−2,4−ジイル)ビス(アザンジイル))ビス(
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン)の調製
【0641】
【化146】
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【0642】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
46mg)、6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(41mg)お
よびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.044mL)を、続いて第2のステップ
において6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(41mg)および
酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順。粗製の固体をアセトニトリル、アセ
トン、ジクロロメタンおよび酢酸エチル各10mLで洗浄して、部分的に純粋な生成物6
4mgを得、これをメタノール10mLで更に洗浄して、生成物46mgを得た。MS[
C
22H
19ClN
6O
2+H]
+の計算値:435.13、実測値435.43。
【0643】
(実施例135)
6,6’−((5−メトキシピリミジン−2,4−ジイル)ビス(アザンジイル))ビス
(3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン)の調製
【0644】
【化147】
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【0645】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
46mg)、6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(41mg)お
よびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップ
において6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(41mg)および
酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順。粗製の固体をジクロロメタン10m
Lで洗浄して、純粋な生成物11mgを得た。更に生成物11mgを、上記濾液の逆相H
PLC精製後に回収した。MS[C
23H
22N
6O
3+H]
+の計算値:431.18
、実測値431.42。
【0646】
(実施例136)
N
2−(3−クロロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−N
4−(3−メトキシ
フェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN
4−(
3−クロロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−N
2−(3−メトキシフェニル
)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0647】
【化148】
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【0648】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、3−メトキシアニリン(48mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルア
ミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて3−クロロ−4−(トリフル
オロメトキシ)アニリン(83mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様
の手順。N
2−(3−クロロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−N
4−(3−
メトキシフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよび
N
4−(3−クロロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−N
2−(3−メトキシ
フェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの混合物26m
gを逆相HPLC後に回収した。MS[C
19H
13ClF
6N
4O
2+H]
+の計算値
:479.07、実測値479.35。MS[C
19H
13ClF
6N
4O
2+H]
+の
計算値:479.07、実測値479.35。
【0649】
(実施例137)
3−((4−((3−メトキシフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミ
ジン−2−イル)アミノ)ナフタレン−2−オールおよび3−((2−((3−メトキシ
フェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)ナフ
タレン−2−オールの調製
【0650】
【化149】
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【0651】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、3−メトキシアニリン(48mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルア
ミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて3−アミノナフタレン−2−
オール(62mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順。3−((
4−((3−メトキシフェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2
−イル)アミノ)ナフタレン−2−オールおよび3−((2−((3−メトキシフェニル
)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)ナフタレン−
2−オールの混合物25mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
22H
17F
3N
4
O
2+H]
+の計算値:427.14、実測値427.44。MS[C
22H
17F
3N
4O
2+H]
+の計算値:427.14、実測値427.44。
【0652】
(実施例138)
3−((4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)−5−(トリフ
ルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ベンズアミドおよび3−((2−(ベン
ゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリ
ミジン−4−イル)アミノ)ベンズアミドの調製
【0653】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0654】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg)およびN,
N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて
3−アミノベンズアミド(53mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様
の手順。3−((4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)−5−
(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ベンズアミドおよび3−((2
−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピリミジン−4−イル)アミノ)ベンズアミドの混合物34mgを逆相HPLC後に
回収した。MS[C
19H
14F
3N
5O
3+H]
+の計算値:418.11、実測値4
18.36。MS[C
19H
14F
3N
5O
3+H]
+の計算値:418.11、実測値
418.36。
【0655】
(実施例139)
N
2−(4−(1H−ピロール−1−イル)フェニル)−N
4−(ベンゾ[d][1,3
]ジオキソール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミ
ンおよびN
4−(4−(1H−ピロール−1−イル)フェニル)−N
2−(ベンゾ[d]
[1,3]ジオキソール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4
−ジアミンの調製
【0656】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0657】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg)およびN,
N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて
4−(1H−ピロール−1−イル)アニリン(62mg)および酢酸(2mL)を使用し
、実施例99と同様の手順。N
2−(4−(1H−ピロール−1−イル)フェニル)−N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN
4−(4−(1H−ピロール−1−イル)フェニ
ル)−N
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−5−(トリフルオロ
メチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの混合物22mgを逆相HPLC後に回収した。
MS[C
22H
16F
3N
5O
2+H]
+の計算値:440.13、実測値440.40
。MS[C
22H
16F
3N
5O
2+H]
+の計算値:440.13、実測値440.4
0。
【0658】
(実施例140)
N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−(2,3−ジヒドロ
−1H−インデン−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジア
ミンおよびN
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−(2,3
−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2
,4−ジアミンの調製。
【0659】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0660】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg)およびN,
N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて
2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−アミン(52mg)および酢酸(2mL)を使
用し、実施例99と同様の手順。N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イ
ル)−N
2−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソー
ル−5−イル)−N
4−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)−5−(トリ
フルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの混合物7mgを逆相HPLC後に回収
した。MS[C
21H
17F
3N
4O
2+H]
+の計算値:415.14、実測値415
.41。MS[C
21H
17F
3N
4O
2+H]
+の計算値:415.14、実測値41
5.41。
【0661】
(実施例141)
N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−(2−フルオロ−3
−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4
−ジアミンおよびN
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−(
2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−2,4−ジアミンの調製
【0662】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0663】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg)およびN,
N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて
2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)アニリン(70mg)および酢酸(2mL)
を使用し、実施例99と同様の手順。N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5
−イル)−N
2−(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−(トリ
フルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン14mgおよびN
2−(ベンゾ[d][
1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル
)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン6mgを逆相
HPLC後に回収した。MS[C
19H
11F
7N
4O
2+H]
+の計算値:461.0
8、実測値461.38。MS[C
19H
11F
7N
4O
2+H]
+の計算値:461.
08、実測値461.38。
【0664】
(実施例142)
6−((5−ブロモ−4−((3−メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン−2−イル)
アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0665】
【化154】
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【0666】
第1のステップにおいて5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(93mg)、3−
メトキシアニリン(50mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.071
mL)を、続いて2番目のステップにおいて6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2
(1H)−オン(66mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順。
生成物15mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
20H
18BrN
5O
2+H]
+
の計算値:440.07、実測値440.33。
【0667】
(実施例143)
6−((5−クロロ−4−((3−メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン−2−イル)
アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび5−クロロ−N
2,N
4
−ビス(3−メトキシフェニル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0668】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0669】
第1のステップにおいて2,4,5−トリクロロピリミジン(74mg)、3−メトキ
シアニリン(50mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.077mL)
を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)
−オン(59mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順。6−((
5−クロロ−4−((3−メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン−2−イル)アミノ)
−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン18mgおよび5−クロロ−N
2,N
4
−ビス(3−メトキシフェニル)ピリミジン−2,4−ジアミン1.2mgを逆相HPL
C後に回収した。MS[C
20H
18ClN
5O
2+H]
+の計算値:396.12、実
測値396.34。MS[C
18H
17ClN
4O
2+H]
+の計算値:357.11、
実測値357.33。
【0670】
(実施例144)
N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−(4−メトキシフェ
ニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN
2−(ベン
ゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−(4−メトキシフェニル)−5−
(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0671】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0672】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg)およびN,
N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて
4−メトキシアニリン(48mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の
手順。N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−(4−メトキ
シフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN
2−
(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−(4−メトキシフェニル)
−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの混合物29mgを逆相H
PLC後に回収した。MS[C
19H
15F
3N
4O
3+H]
+の計算値:405.12
、実測値405.36。MS[C
19H
15F
3N
4O
3+H]
+の計算値:405.1
2、実測値405.36。
【0673】
(実施例145)
N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−(5−メトキシ−2
−メチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよび
N
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−(5−メトキシ−2
−メチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0674】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0675】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg)およびN,
N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて
5−メトキシ−2−メチルアニリン(53mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例
99と同様の手順。N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−
(5−メトキシ−2−メチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,
4−ジアミンおよびN
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−
(5−メトキシ−2−メチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,
4−ジアミンの混合物25mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
20H
17F
3N
4O
3+H]
+の計算値:419.13、実測値419.39。MS[C
20H
17F
3
N
4O
3+H]
+の計算値:419.13、実測値419.39。
【0676】
(実施例146)
N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−(3,4−ジメチル
フェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN
2−(
ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−(3,4−ジメチルフェニル
)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製。
【0677】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0678】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg)およびN,
N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて
3,4−ジメチルアニリン(47mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同
様の手順。N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−(3,4
−ジメチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよ
びN
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−(3,4−ジメチ
ルフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの混合物9m
gを逆相HPLC後に回収した。MS[C
20H
17F
3N
4O
2+H]
+の計算値:4
03.14、実測値403.37。
【0679】
(実施例147)
N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−(2,3−ジクロロ
フェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN
2−(
ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−(2,3−ジクロロフェニル
)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0680】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0681】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg)およびN,
N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて
2,3−ジクロロアニリン(63mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同
様の手順。N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−(2,3
−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよ
びN
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−(2,3−ジクロ
ロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの混合物12
mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
18H
11Cl
2F
3N
4O
2+H]
+の計
算値:443.03、実測値443.28。MS[C
18H
11Cl
2F
3N
4O
2+H
]
+の計算値:443.03、実測値443.28。
【0682】
(実施例148)
N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−(3−クロロ−4−
フルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよび
N
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−(3−クロロ−4−
フルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0683】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0684】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg)およびN,
N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて
3−クロロ−4−フルオロアニリン(57mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例
99と同様の手順。N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−
(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,
4−ジアミンおよびN
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−
(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,
4−ジアミンの混合物36mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
18H
11ClF
4N
4O
2+H]
+の計算値:427.06、実測値427.30。MS[C
18H
11
ClF
4N
4O
2+H]
+の計算値:427.06、実測値427.30。
【0685】
(実施例149)
N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−(3−フェノキシフ
ェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN
2−(ベ
ンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−(3−フェノキシフェニル)−
5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0686】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0687】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg)およびN,
N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて
3−フェノキシアニリン(73mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様
の手順。N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−(3−フェ
ノキシフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−(3−フェノキシフェ
ニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの混合物36mgを
逆相HPLC後に回収した。MS[C
24H
17F
3N
4O
3+H]
+の計算値:467
.13、実測値467.41。MS[C
24H
17F
3N
4O
3+H]
+の計算値:46
7.13、実測値467.41。
【0688】
(実施例150)
6−((4−(シクロブチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イ
ル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−((2−(シク
ロブチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0689】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0690】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
70mg)、シクロブタンアミン(23mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミ
ン(0.056mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−3,4−ジヒドロ
キノリン−2(1H)−オン(52mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と
同様の手順。6−((4−(シクロブチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミ
ジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン12mgおよ
び6−((2−(シクロブチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−
イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン18mgを逆相HPLC
後に回収した。MS[C
18H
18F
3N
5O+H]
+の計算値:378.15、実測値
378.35。
【0691】
(実施例151)
6−((4−((2−メトキシエチル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジ
ン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−((
2−((2−メトキシエチル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−
イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0692】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0693】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
70mg)、2−メトキシエタン−1−アミン(24mg)およびN,N−ジイソプロピ
ルエチルアミン(0.062mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(52mg)および酢酸(2mL)を使用し、
実施例99と同様の手順。6−((4−((2−メトキシエチル)アミノ)−5−(トリ
フルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1
H)−オン11mgおよび6−((2−((2−メトキシエチル)アミノ)−5−(トリ
フルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1
H)−オン20mgを逆相HPLC後に回収した。LRMS[C
17H
18F
3N
5O
2
+H]
+の計算値:382.15、実測値382.33。MS[C
17H
18F
3N
5O
2+H]
+の計算値:382.15、実測値382.33。
【0694】
(実施例152)
N
4−シクロプロピル−N
2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5
−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN
2−シクロプロピル−
N
4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−(トリフルオロメチル
)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0695】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0696】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、シクロプロパンアミン(22mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルア
ミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて1H−ピロロ[2,3−b]
ピリジン−5−アミン(52mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の
手順。N
4−シクロプロピル−N
2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル
)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン13mgおよびN
2−シ
クロプロピル−N
4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−(トリ
フルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン9mgを逆相HPLC後に回収した。M
S[C
15H
13F
3N
6+H]
+の計算値:335.12、実測値335.25。MS
[C
15H
13F
3N
6+H]
+の計算値:335.12、実測値335.25。
【0697】
(実施例153)
5−ブロモ−N
2−(1H−インドール−5−イル)−N
4−(3−(メチルスルホニル
)ベンジル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0698】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0699】
第1のステップにおいて5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(150mg)、(
3−(メチルスルホニル)フェニル)メタンアミン、HCl塩(50mg)およびN,N
−ジイソプロピルエチルアミン(0.229mL)を、続いて第2のステップにおいて1
H−インドール−5−アミン(87mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と
同様の手順。生成物41mgを逆相C18シリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラ
フィー後に回収した。MS[C
20H
18BrN
5O
2S+H]
+の計算値:472.0
4、実測値472.25。
【0700】
(実施例154)
5−ブロモ−N
2−(1H−インドール−5−イル)−N
4−(ピリジン−2−イル)ピ
リミジン−2,4−ジアミンの調製
【0701】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0702】
第1のステップにおいて5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(150mg)、ピ
リジン−2−アミン(62mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11
7mL)を、続いて第2のステップにおいて1H−インドール−5−アミン(87mg)
および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順。生成物14mgを逆相C18
シリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー後に回収した。MS[C
17H
13
BrN
6+H]
+の計算値:381.05、実測値381.19。
【0703】
(実施例155)
6−((5−ブロモ−4−(ピリジン−2−イルアミノ)ピリミジン−2−イル)アミノ
)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0704】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0705】
第1のステップにおいて5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(150mg)、ピ
リジン−2−アミン(62mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11
7mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2
(1H)−オン(107mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順
。生成物12mgを逆相C18シリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー後に
回収した。MS[C
18H
15BrN
6O+H]
+の計算値:411.06、実測値41
1.22。
【0706】
(実施例156)
6−((5−ブロモ−4−((6−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)ピリミジン−
2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0707】
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
【0708】
第1のステップにおいて5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(150mg)、6
−メトキシピリジン−3−アミン(82mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミ
ン(0.117mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−3,4−ジヒドロ
キノリン−2(1H)−オン(107mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99
と同様の手順。生成物8mgを逆相C18シリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラ
フィー後に回収した。MS[C
19H
17BrN
6O
2+H]
+の計算値:441.07
、実測値441.15。
【0709】
(実施例157)
6−((4−(フェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)
アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−((2−(フェニル
アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒ
ドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0710】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0711】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、アニリン(36mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.0
68mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−
2(1H)−オン(64mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順
。6−((4−(フェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル
)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−((2−(フェニ
ルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−3,4−ジ
ヒドロキノリン−2(1H)−オンの混合物23mgを逆相HPLC後に回収した。MS
[C
20H
16F
3N
5O+H]
+の計算値:400.14、実測値400.36。MS
[C
20H
16F
3N
5O+H]
+の計算値:400.14、実測値400.36。
【0712】
(実施例158)
N
4−シクロプロピル−N
2−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−
6−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN
2−シ
クロプロピル−N
4−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル
)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0713】
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【0714】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、シクロプロパンアミン(22mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルア
ミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて2,3−ジヒドロベンゾ[b
][1,4]ジオキシン−6−アミン(59mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施
例99と同様の手順。N
4−シクロプロピル−N
2−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][
1,4]ジオキシン−6−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジ
アミン15mgおよびN
2−シクロプロピル−N
4−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][
1,4]ジオキシン−6−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジ
アミン8mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
16H
15F
3N
4O
2+H]
+の
計算値:353.12、実測値353.31。MS[C
16H
15F
3N
4O
2+H]
+
の計算値:353.12、実測値353.31。
【0715】
(実施例159)
6−((5−ブロモ−4−(シクロプロピルアミノ)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0716】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0717】
第1のステップにおいて5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(80mg)、シク
ロプロパンアミン(26mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.092
mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(
1H)−オン(57mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順。粗
製の固体を濾過し、アセトニトリルで濯ぐことにより、生成物10mgを単離した。MS
[C
16H
16BrN
5O+H]
+の計算値:374.06、実測値374.26。
【0718】
(実施例160)
6−((4−(シクロペンチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−
イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−((2−(シ
クロペンチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0719】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0720】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
120mg)、シクロペンタンアミン(47mg)およびN,N−ジイソプロピルエチル
アミン(0.096mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−3,4−ジヒ
ドロキノリン−2(1H)−オン(90mg)および酢酸(2mL)を使用し、実施例9
9と同様の手順。6−((4−(シクロペンチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン65m
gおよび6−((2−(シクロペンチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジ
ン−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン86mgを逆相
HPLC後に回収した。MS[C
19H
20F
3N
5O+H]
+の計算値:392.17
、実測値392.40。MS[C
19H
20F
3N
5O+H]
+の計算値:392.17
、実測値392.35。
【0721】
(実施例161)
N
4−シクロブチル−N
2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−
(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN
2−シクロブチル−N
4
−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−2,4−ジアミンの調製
【0722】
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
【0723】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
120mg)、シクロブタンアミン(49mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルア
ミン(0.120mL)を、続いて第2のステップにおいて1H−ピロロ[2,3−b]
ピリジン−5−アミン(92mg)および酢酸(3mL)を使用し、実施例99と同様の
手順。N
4−シクロブチル−N
2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)
−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン50mgおよびN
2−シク
ロブチル−N
4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−(トリフル
オロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびその位置異性体の混合物(60:40
比)60mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
16H
15F
3N
6+H]
+の計算
値:349.14、実測値349.35。MS[C
16H
15F
3N
6+H]
+の計算値
:349.14、実測値349.25。
【0724】
(実施例162)
以下に記載した三置換ピリミジンの調製に関する一般合成スキーム:
【0725】
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
【0726】
(実施例163)
N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−(2,3−ジヒドロ
−1H−インデン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジア
ミンおよびN
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−(2,3
−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2
,4−ジアミンの調製
【0727】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
【0728】
2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(85mg、0.392m
mol、1.0当量)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg、
0.392mmol、1.0当量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.0
68mL、0.392mmol、1.0当量)のアセトニトリル(3mL)中溶液を、1
00℃で10分間マイクロ波照射した。次いで2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−
アミン(52mg、0.392mmol、1.0当量)およびN,N−ジイソプロピルエ
チルアミン(0.068mL、0.392mmol、1.0当量)を加えた。この混合物
を100℃で10分間マイクロ波照射し、次いで真空で濃縮した。粗生成物のフラクショ
ンを逆相HPLCにより精製して、N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−
イル)−N
2−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−5−(トリフルオロ
メチル)ピリミジン−2,4−ジアミン5.3mgおよびN
2−(ベンゾ[d][1,3
]ジオキソール−5−イル)−N
4−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)
−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン3.5mgを得た。MS[
C
21H
17F
3N
4O
2+H]
+の計算値:415.14、実測値415.34。MS
[C
21H
17F
3N
4O
2+H]
+の計算値:415.14、実測値415.34。
【0729】
(実施例164)
N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−2−(ピロリジン−1−イル
)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミンおよびN−(ベンゾ[d][1
,3]ジオキソール−5−イル)−4−(ピロリジン−1−イル)−5−(トリフルオロ
メチル)ピリミジン−2−アミンの調製
【0730】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0731】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg)およびN,
N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて
ピロリジン(28mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)
を使用し、実施例163と同様の手順。N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5
−イル)−2−(ピロリジン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4
−アミン2mgおよびN−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−4−(
ピロリジン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−アミン1.4m
gを逆相HPLC後に回収した。MS[C
16H
15F
3N
4O
2+H]
+の計算値:3
53.12、実測値353.33。MS[C
16H
15F
3N
4O
2+H]
+の計算値:
353.12、実測値353.34。
【0732】
(実施例165)
N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル
)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−
5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0733】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0734】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg)およびN,
N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて
アンモニア(MeOH中7M溶液0.224mL)およびN,N−ジイソプロピルエチル
アミン(0.068mL)を使用し、実施例163と同様の手順。N
4−(ベンゾ[d]
[1,3]ジオキソール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4
−ジアミン15mgおよびN
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−
5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン15mgを逆相HPLC後に
回収した。MS[C
12H
9F
3N
4O
2+H]
+の計算値:299.08、実測値29
9.28。MS[C
12H
9F
3N
4O
2+H]
+の計算値:299.08、実測値29
9.28。
【0735】
(実施例166)
2−(アゼチジン−1−イル)−N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル
)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミンおよび4−(アゼチジン−1−
イル)−N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−5−(トリフルオロ
メチル)ピリミジン−2−アミンの調製
【0736】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0737】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg)およびN,
N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて
アゼチジン、HCl塩(37mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.1
37mL)を使用し、実施例163と同様の手順。2−(アゼチジン−1−イル)−N−
(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリ
ミジン−4−アミン2.5mgおよび4−(アゼチジン−1−イル)−N−(ベンゾ[d
][1,3]ジオキソール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−
アミン1.4mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
15H
13F
3N
4O
2+H]
+の計算値:339.11、実測値339.29。MS[C
15H
13F
3N
4O
2+H
]
+の計算値:339.11、実測値339.29。
【0738】
(実施例167)
N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−(シクロプロピルメ
チル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN
2−(ベン
ゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
4−(シクロプロピルメチル)−5−
(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製。
【0739】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0740】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(54mg)およびN,
N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のステップにおいて
シクロプロピルメタンアミン(56mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(
0.068mL)を使用し、実施例163と同様の手順。N
4−(ベンゾ[d][1,3
]ジオキソール−5−イル)−N
2−(シクロプロピルメチル)−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミジン−2,4−ジアミン10mgおよびN
2−(ベンゾ[d][1,3]ジ
オキソール−5−イル)−N
4−(シクロプロピルメチル)−5−(トリフルオロメチル
)ピリミジン−2,4−ジアミン10mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
16H
15F
3N
4O
2+H]
+の計算値:353.12、実測値353.32。MS[C
16
H
15F
3N
4O
2+H]
+の計算値:353.12、実測値353.32。
【0741】
(実施例168)
N
4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−シクロブチル−5−
(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン、N
2−(ベンゾ[d][1,3
]ジオキソール−5−イル)−N
4−シクロブチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミ
ジン−2,4−ジアミンおよびN
2,N
4−ジシクロブチル−5−(トリフルオロメチル
)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0742】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0743】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
85mg)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(48mg、0.89当
量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.068mL)を、続いて第2のス
テップにおいてシクロブタンアミン(56mg、2当量)およびN,N−ジイソプロピル
エチルアミン(0.068mL)を使用し、実施例163と同様の手順。N
4−(ベンゾ
[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N
2−シクロブチル−5−(トリフルオロ
メチル)ピリミジン−2,4−ジアミン13mg、N
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオ
キソール−5−イル)−N
4−シクロブチル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−
2,4−ジアミン18mgおよびN
2,N
4−ジシクロブチル−5−(トリフルオロメチ
ル)ピリミジン−2,4−ジアミン4.5mgを逆相HPLC後に回収した。LRMS[
C
16H
15F
3N
4O
2+H]
+の計算値:353.12、実測値353.32。MS
[C
16H
15F
3N
4O
2+H]
+の計算値:353.12、実測値353.32。M
S[C
13H
17F
3N
4+H]
+の計算値:287.15、実測値287.32。
【0744】
(実施例169)
N
2,N
4−ジシクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジア
ミンの調製
【0745】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0746】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
60mg)、シクロプロパンアミン(16mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルア
ミン(0.035mL)を、続いて第2のステップにおいてシクロプロパンアミン(16
mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.035mL)を使用し、実施例
163と同様の手順。N
2,N
4−ジシクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリ
ミジン−2,4−ジアミン29mgを逆相HPLC後に回収した。MS[C
11H
13F
3N
4+H]
+の計算値:259.12、実測値259.24。
【0747】
(実施例170)
2−((5−ブロモ−2−((5−メトキシ−2−メチルフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0748】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0749】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(53mg、0.232mmol、1.0当
量)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(35mg、0.232mmol、1.
0当量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.048mL、0.276mm
ol、1.2当量)の1−ブタノール(3mL)中溶液を0℃で20分間、次いで21℃
で16時間撹拌した。混合物を真空で濃縮し、次いで5−メトキシ−2−メチルアニリン
(32mg、0.232mmol、1.0当量)、塩化亜鉛(エーテル中1M溶液、0.
232mL、0.232mmol、1当量)および酢酸(2mL)を加えた。この混合物
を120℃で10分間マイクロ波照射し、次いで真空で濃縮した。粗生成物を逆相HPL
Cにより精製して、2−((5−ブロモ−2−((5−メトキシ−2−メチルフェニル)
アミノ)ピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミド8mgを得た。MS
[C
20H
19BrN
4O
3+H]
+の計算値:443.07、実測値443.35。
【0750】
(実施例171)
2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドおよびN−(5−ブロモ−2−((3,
4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−2−ヒドロキシ−N
−メチルベンズアミドの調製
【0751】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0752】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(1.809g、7.94mmol、1.0
当量)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(1.2g、7.94mmol、1.
0当量)、銅金属粉体(50mg、0.794mmol、0.1当量)およびN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(1.383mL、7.94mmol、1.0当量)のDMF
(10mL)中溶液を、50℃に2時間加熱した。EtOAc(100mL)を加え、ブ
ライン(4×50mL)、次いで水(3×50mL)で洗浄し、有機物を硫酸ナトリウム
で乾燥し、真空で濃縮して、2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オ
キシ)−N−メチルベンズアミドを得た。中間体生成物の収率を80%と仮定して、次の
ステップにおける試薬の量を計算した。次に、1,2−DCE(15mL)およびt−ブ
タノール(15mL)中の粗製の中間体に、塩化亜鉛(1.05g、7.71mmol、
1.2当量)を加えた。この混合物を超音波処理して、試薬の溶解性を高めた。3,4,
5−トリメトキシアニリン(1.177g、6.42mmol、1.0当量)およびトリ
エチルアミン(1.074mL、7.71mmol、1.2当量)を加え、混合物を45
℃に7時間加熱し、次いで真空で濃縮した。粗生成物にDCM(300mL)を加え、こ
れを水(1×50mL)およびブライン(6×30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥し、真空で濃縮した。粗生成物をC18逆相フラッシュクロマトグラフィー(水/Me
CN濃度勾配、40分かけて22%〜44%MeCN)により精製して、2−((5−ブ
ロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)オ
キシ)−N−メチルベンズアミド560mgおよびN−(5−ブロモ−2−((3,4,
5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−2−ヒドロキシ−N−メ
チルベンズアミド64mgを得た。MS[C
21H
21BrN
4O
5+H]
+の計算値:
489.08、実測値489.37。
【0753】
(実施例172)
5−ブロモ−N−(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メトキ
シピリミジン−2−アミンの調製
【0754】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0755】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(105mg、0.461mmol、1.0
当量)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(70mg、0.461mmol、1
.0当量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.096mL、0.553m
mol、1.2当量)の1−ブタノール(3mL)中溶液を、0℃で20分間、次いで2
1℃で16時間撹拌した。混合物を真空で濃縮し、次いで2−フルオロ−3−(トリフル
オロメチル)アニリン(82mg、0.461mmol、1.0当量)、塩化亜鉛(エー
テル中1M溶液、0.461mL、0.461mmol、1当量)および酢酸(2mL)
を加えた。この混合物を120℃で10分間マイクロ波照射し、次いで真空で濃縮した。
粗生成物を逆相HPLC(水/MeOH溶出液)により精製して、5−ブロモ−N−(2
−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−メトキシピリミジン−2−ア
ミン6mgを得た。MS[C
12H
9BrF
4N
3O+H]
+の計算値:365.99、
実測値365.25。
【0756】
(実施例173)
5−ブロモ−4−ブトキシ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2
−アミンの調製
【0757】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0758】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(170mg、0.748mmol、1.0
当量)、2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(113mg、0.748mmol、
1.0当量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.130mL、0.748
mmol、1.0当量)の1−ブタノール(6mL)中溶液を、21℃で22時間撹拌し
た。次いで3,4,5−トリメトキシアニリン(137mg、0.748mmol、1.
0当量)、塩化亜鉛(エーテル中1M溶液、0.748mL、0.748mmol、1当
量)を加えた。この混合物を100℃で10分間マイクロ波照射し、次いで真空で濃縮し
た。粗製の白色固体を濾過し、MeCN(20mL)で洗浄して、2−((5−ブロモ−
2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)オキシ)
−N−メチルベンズアミド80mgを得た。MS[C
17H
22BrN
3O
4+H]
+の
計算値:412.09、実測値412.32。
【0759】
(実施例174)
5−ブロモ−N4−シクロプロピル−N2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5
−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0760】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0761】
第1のステップにおいて5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(200mg)、シ
クロプロパンアミン(50mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15
3mL)を、続いて第2のステップにおいて1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−
アミン(117mg)および酢酸(4mL)を使用し、実施例99と同様の手順。生成物
54mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に単離した。MS[C
14H
13BrN
6+H]
+の計算値:345.05、実測値344.80。
【0762】
(実施例175)
6−((4−シクロブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミ
ノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0763】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0764】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、シクロブタノール(33mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミ
ン(0.080mL)を、続いて第2のステップにおいて6−アミノ−3,4−ジヒドロ
キノリン−2(1H)−オン(75mg)および酢酸(3mL)を使用し、実施例99と
同様の手順。6−((4−シクロブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2
−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン14mgを自動逆相ク
ロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に単離した。MS[C
18H
17F
3N
4O
2+H]
+の計算値:379.14、実測値379.10。
【0765】
(実施例176)
N−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1H−ピロロ
[2,3−b]ピリジン−5−アミンおよびN−(2−クロロ−5−(トリフルオロメチ
ル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの調製
【0766】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0767】
ジクロロメタン(5ml)およびt−ブタノール(5.00ml)中の2,4−ジクロ
ロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(0.4g、1.844mmol)に、窒素
下−10℃で塩化亜鉛(II)(0.502g、3.69mmol)を加えた。−10〜
0℃で1時間維持した。次いで1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.
245g、1.844mmol)およびトリエチルアミン(0.283ml、2.028
mmol)を加えた。冷却浴を21℃に加温した。濃縮してDCMを除去し、次いで固体
を濾過し、水で洗浄した。異性体の70:30混合物(主にはN−(4−クロロ−5−(
トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−
5−アミン)620mgを単離した。MS[C
12H
7ClF
3N
5+H]
+の計算値:
314.04、実測値313.80。
【0768】
(実施例177)
N4−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N2−(1H−ピロロ[2
,3−b]ピリジン−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジ
アミンの調製
【0769】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0770】
N−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1H−ピロ
ロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.100g、0.319mmol、位置異性
体30%を含む)、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(0.044g、
0.319mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.
111ml、0.638mmol)をDMF(3mL)中で混合した。混合物を130℃
で30分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物5mgを自動逆相クロマトグラフ
ィー(水−MeCN溶出液)後に単離した。MS[C
19H
13F
3N
6O
2+H]
+の
計算値:415.12、実測値415.20。
【0771】
(実施例178)
6−((4−((2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)
アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒ
ドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−((2−((2,2−ジフルオロベンゾ[d
][1,3]ジオキソール−5−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジ
ン−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0772】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0773】
第1のステップにおいて2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(
100mg)、2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミン(
80mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL)を、続いて第2
のステップにおいて6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(60m
g)および酢酸(2mL)を使用し、実施例99と同様の手順。6−((4−((2,2
−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)アミノ)−5−(トリフ
ルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H
)−オン24mgおよび6−((2−((2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジ
オキソール−5−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)
アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン94mgを、自動逆相クロマト
グラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収した。MS[C
21H
14F
5N
5O
3+H
]
+の計算値:480.11、実測値480.35。
【0774】
(実施例179)
N4−(2−メトキシエチル)−N2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イ
ル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0775】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0776】
N−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1H−ピロ
ロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.100g、0.319mmol、位置異性
体30%を含む)、2−メトキシエタン−1−アミン(24mg)およびN,N−ジイソ
プロピルエチルアミン(0.111mL)をDMF(2mL)中で混合した。混合物を1
00℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。N4−(2−メトキシエチル)−
N2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−(トリフルオロメチル
)ピリミジン−2,4−ジアミン13mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN
溶出液)後に回収した。MS[C
15H
15F
3N
6O+H]
+の計算値:353.14
、実測値353.25。
【0777】
(実施例180)
N4−(2−メトキシエチル)−N2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イ
ル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0778】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0779】
2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(0.100g、0.46
1mmol)、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−オール(0.065g、0.4
84mmol)および水素化ナトリウム(0.028g、0.691mmol)をアセト
ニトリル(2ml)中で混合した。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射した。濃
縮し、次いで6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.075g
、0.461mmol)および酢酸(0.527ml、9.22mmol)を加えた。混
合物を120℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。6−((4−((2,3
−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)オキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミ
ジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン15mgおよ
び6−((2−((2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)オキシ)−5−(ト
リフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(
1H)−オン9mgを、自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収し
た。MS[C
23H
19F
3N
4O
2+H]
+の計算値:441.16、実測値441.
15。
【0780】
(実施例181)
N4−フェニル−N2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−(ト
リフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN4−(1H−ピロロ[2,3
−b]ピリジン−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミ
ンの調製
【0781】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0782】
N−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1H−ピロ
ロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.100g、0.319mmol、位置異性
体30%を含む)、アニリン(0.029ml、0.319mmol)およびN−エチル
−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.111ml、0.638mmol)をア
セトニトリル(2ml)中で混合した。混合物を130℃で20分間マイクロ波照射し、
次いで濃縮した。少量の未反応出発物異性体を低減するため、アンモニア(455mL、
MeOH中7M)を加え、混合物を120℃で20分間マイクロ波照射した。N4−フェ
ニル−N2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−(トリフルオロ
メチル)ピリミジン−2,4−ジアミン19mgおよびN4−(1H−ピロロ[2,3−
b]ピリジン−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
15mgを、自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収した。MS[
C
18H
13F
3N
6+H]
+の計算値:371.13、実測値371.10。MS[C
12H
9F
3N
6+H]
+の計算値:295.09、実測値294.85。
【0783】
(実施例182)
N4−メチル−N2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−(トリ
フルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN2−メチル−N4−(1H−ピ
ロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2
,4−ジアミンの調製
【0784】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0785】
N−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1H−ピロ
ロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.100g、0.319mmol、位置異性
体30%を含む)およびメタンアミン(0.119ml、0.956mmol)をDMF
(2mL)中で混合した。混合物を100℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮し
た。N4−メチル−N2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−(
トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン20mgおよびN2−メチル−N4
−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−2,4−ジアミン11mgを、自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶
出液)後に回収した。MS[C
13H
11F
3N
6+H]
+の計算値:309.11、実
測値308.95。
【0786】
(実施例183)
6−((4−(2−メチルアジリジン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミ
ジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−(
(4−((2−クロロプロピル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2
−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンならびに6−((4−
((1−クロロプロパン−2−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン
−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0787】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【0788】
2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(0.100g、0.46
1mmol)、2−メチルアジリジン(0.033ml、0.461mmol)およびN
−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.060g、0.461mmol
)をアセトニトリル(2ml)中で混合した。混合物を70℃で10分間マイクロ波照射
した。濃縮し、6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.071
g、0.438mmol)および酢酸(2mL)を加えた。混合物を120℃で10分間
マイクロ波照射し、次いで濃縮した。6−((4−(2−メチルアジリジン−1−イル)
−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノ
リン−2(1H)−オン16mg、6−((4−((2−クロロプロピル)アミノ)−5
−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン
−2(1H)−オン10mgおよび6−((4−((1−クロロプロパン−2−イル)ア
ミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒド
ロキノリン−2(1H)−オン12mgを、自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN
溶出液)後に回収した。MS[C
17H
16F
3N
5O+H]
+の計算値:364.14
、実測値364.05。MS[C
17H
17ClF
3N
5O+H]
+の計算値:400.
12、実測値400.10。
【0789】
(実施例184)
6−((4−(メチル(フェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−
2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−((2−
(メチル(フェニル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)ア
ミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0790】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0791】
2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(0.100g、0.46
1mmol)、N−メチルアニリン(0.050ml、0.461mmol)およびN−
エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.080ml、0.461mmol
)をアセトニトリル(2ml)中で混合した。混合物を90℃で10分間マイクロ波照射
し、次いで濃縮した。6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.
075g、0.461mmol)および酢酸(2mL)を加えた。混合物を120℃で1
0分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。6−((4−(メチル(フェニル)アミノ)
−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノ
リン−2(1H)−オン48mgおよび6−((2−(メチル(フェニル)アミノ)−5
−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン
−2(1H)−オン30mgを、自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後
に回収した。MS[C
21H
18F
3N
5O+H]
+の計算値:414.16、実測値4
14.35。
【0792】
(実施例185)
6−((4−((1H−インダゾール−5−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル
)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調
製
【0793】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0794】
2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(0.100g、0.46
1mmol)、1H−インダゾール−5−アミン(0.061g、0.461mmol)
およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.080ml、0.46
1mmol)をアセトニトリル(2ml)中で混合した。混合物を90℃で10分間マイ
クロ波照射し、次いで濃縮した。6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−
オン(0.075g、0.461mmol)および酢酸(2mL)を加えた。混合物を1
20℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。6−((4−((1H−インダゾ
ール−5−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ
)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン30mgを自動逆相クロマトグラフィ
ー(水−エタノール溶出液)後に回収した。MS[C
21H
16F
3N
7O+H]
+の計
算値:440.15、実測値440.20。
【0795】
(実施例186)
5−ブロモ−N4−シクロプロピル−N2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリ
ミジン−2,4−ジアミンの調製
【0796】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0797】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.125g、0.549mmol)およ
びシクロプロパンアミン(0.038ml、0.549mmol)をアセトニトリル(2
ml)中で5℃にて混合した。2分後、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−ア
ミン(0.096ml、0.549mmol)を加え、21℃に加温した。混合物を70
℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。3,4,5−トリメトキシアニリン(
0.100g、0.549mmol)および酢酸(2ml)を加えた。混合物を100℃
で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。アセトンを加え、固体を濾過して、5−
ブロモ−N4−シクロプロピル−N2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジ
ン−2,4−ジアミン120mgを得た。MS[C
16H
19BrN
4O
3+H]
+の計
算値:395.07、実測値394.90。
【0798】
(実施例187)
5−ブロモ−N4−シクロプロピル−N2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリ
ミジン−2,4−ジアミンの調製
【0799】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
【0800】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.090g、0.379mmol)および3,4,5−トリメトキシアニリン(0
.069g、0.379mmol)を酢酸(2ml)中で混合した。混合物を100℃で
10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。アセトンを加え、白色固体を濾過して、5
−ブロモ−N4−シクロプロピル−N2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミ
ジン−2,4−ジアミン80mgを得た。MS[C
17H
19F
3N
4O
3+H]
+の計
算値:385.15、実測値385.40。
【0801】
(実施例188)
N2−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−6−イル)−N4−シクロプ
ロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0802】
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
【0803】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.090g、0.379mmol)および1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリ
アゾール−5−アミン(0.051g、0.379mmol)を酢酸(2ml)中で混合
した。混合物を110℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。アセトンを加え
、白色固体を濾過して、N2−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−6−
イル)−N4−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジア
ミン97mgを得た。MS[C
14H
12F
3N
7+H]
+の計算値:336.12、実
測値336.20。
【0804】
(実施例189)
4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−オールの
調製
【0805】
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
【0806】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.099g、0.417mmol)および6−アミノオキサゾロ[4,5−b]ピ
リジン−2(3H)−オン(0.063g、0.417mmol)を酢酸(2ml)中で
混合した。混合物を120℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。所望の生成
物は生成しなかった。4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリ
ミジン−2−オールを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収した
。MS[C
8H
8F
3N
3O+H]
+の計算値:220.07、実測値219.85。
【0807】
(実施例190)
N4−シクロプロピル−N2−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオ
キセピン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調
製
【0808】
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
【0809】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.080g、0.337mmol)および3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b]
[1,4]ジオキセピン−7−アミン(0.056g、0.337mmol)を酢酸(2
ml)中で混合した。混合物を110℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。
生成物を自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収した。MS[C
1
7H
17F
3N
4O
2+H]
+の計算値:367.14、実測値367.30。
【0810】
(実施例191)
6−アミノオキサゾロ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オンの調製
【0811】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
【0812】
オキサゾロ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン(1.0g、7.35mmol
)およびテトラフルオロホウ酸ニトロニウム(1.464g、11.02mmol)をス
ルホラン(4ml)中で混合した。100℃に14時間加熱した。粗製の混合物を50:
40:10DCM/EtOAc/MeOH溶媒混合物と共にショートシリカカラムに通し
てフラッシングした。スルホランがまだ残留したまま、生成物を濃縮した。次いで亜鉛(
1.083g、16.56mmol)および塩化アンモニウム(1.184g、16.5
6mmol)を加えた。EtOAcおよびMeOH(1:1)と共にセライトに通して濾
過し、次いで濃縮した。生成物を自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後
に回収した。スルホランが共溶出し、それゆえ収率の計算は出来なかった。物質をそのま
ま使用した。低いイオン化のため、生成物のマスはLCMSにより観測されなかった。
【0813】
(実施例192)
6−((5−ブロモ−2−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6
−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)アミノ)オキサゾロ[4,5−b]ピリジン−
2(3H)−オンの調製
【0814】
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
【0815】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.040g、0.176mmol)、6
−アミノオキサゾロ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン(0.027g、0.1
76mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.031
ml、0.176mmol)をスルホラン(2ml)中で混合した。混合物を100℃で
10分間マイクロ波照射した。次いで2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシ
ン−6−アミン(0.022ml、0.176mmol)および酢酸(1mL)を加えた
。混合物を120℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した(スルホランが残留)
。生成物12mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収した。
MS[C
18H
13BrN
6O
4+H]
+の計算値:457.03、実測値456.90
。
【0816】
(実施例193)
6−((4−(オキセタン−3−イルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン
−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0817】
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【0818】
2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(0.090g、0.41
5mmol)、オキセタン−3−アミン(0.030g、0.415mmol)およびN
−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.072ml、0.415mmo
l)をアセトニトリル(1ml)中で混合した。混合物を70℃で10分間マイクロ波照
射し、次いで濃縮した。6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0
.067g、0.415mmol)および酢酸(2mL)を加えた。混合物を100℃で
10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物14mgを自動逆相クロマトグラフ
ィー(水−MeCN溶出液)後に回収した。MS[C
17H
16F
3N
5O
2+H]
+の
計算値:380.14、実測値379.90。
【0819】
(実施例194)
N4−(オキセタン−3−イル)−N2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−
イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0820】
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
【0821】
N−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1H−ピロ
ロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.100g、0.319mmol、位置異性
体30%を含む)、オキセタン−3−アミン(0.016g、0.223mmol)およ
びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.039ml、0.223m
mol)をDMF(1ml)中で混合した。混合物を100℃で10分間マイクロ波照射
し、次いで濃縮した。生成物13mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出
液)後に回収した。MS[C
15H
13F
3N
6O+H]
+の計算値:351.12、実
測値350.95。
【0822】
(実施例195)
N4−シクロプロピル−N2−(1H−インダゾール−5−イル)−5−(トリフルオロ
メチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0823】
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
【0824】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.080g、0.337mmol)および1H−インダゾール−5−アミン(0.
045g、0.337mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を110℃で1
0分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。アセトンを加え、固体を濾過して、生成物7
0mgを得た。MS[C
15H
13F
3N
6+H]
+の計算値:335.13、実測値3
35.15。
【0825】
(実施例196)
N4−シクロプロピル−N2−(ピリジン−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−2,4−ジアミンの調製
【0826】
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
【0827】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.080g、0.337mmol)およびピリジン−3−アミン(0.032g、
0.337mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を110℃で10分間マイ
クロ波照射し、次いで濃縮した。生成物27mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−M
eCN溶出液)後に回収した。MS[C
13H
12F
3N
5+H]
+の計算値:296.
11、実測値295.95。
【0828】
(実施例197)
6−((4−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミ
ジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0829】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0830】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.070g、0.204mmol)、
2−アミノエタン−1−オール(0.012g、0.204mmol)およびN−エチル
−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.036ml、0.204mmol)をア
セトニトリル(1ml)中で混合した。混合物を100℃で10分間マイクロ波照射し、
次いで濃縮した。アセトンを加え、固体を濾過して、生成物53mgを得た。MS[C
1
6H
16F
3N
5O
2+H]
+の計算値:368.14、実測値368.10。
【0831】
(実施例198)
6−((4−(アゼチジン−3−イルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン
−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−((4
−(3−((2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル)
アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)アゼチジン−1
−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒ
ドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0832】
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
【0833】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.070g、0.204mmol)、
アゼチジン−3−アミン・2HCl(0.030g、0.204mmol)およびN−エ
チル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.107ml、0.613mmol)
をDMF(1ml)中で混合した。混合物を90℃で30分間マイクロ波照射し、次いで
濃縮した。水およびMeCNを加え、固体(副生成物)を濾過し、メタノールおよびアセ
トンで洗浄して、6−((4−(3−((2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン−6−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イ
ル)アミノ)アゼチジン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イ
ル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン41mgを得た。6−((
4−(アゼチジン−3−イルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イ
ル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン30mgを自動逆相クロマ
トグラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収した。MS[C
17H
17F
3N
6O+H
]
+の計算値:379.15、実測値379.05。MS[C
31H
26F
6N
10O
2
+H]
+の計算値:685.22、実測値685.40。
【0834】
(実施例199)
6−((4−(2−エチルヒドラジニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2
−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0835】
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
【0836】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.070g、0.204mmol)、
エチルヒドラジンシュウ酸(0.031g、0.204mmol)およびN−エチル−N
−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.107ml、0.613mmol)をアセト
ニトリル(1ml)中で混合した。混合物を100℃で10分間マイクロ波照射し、次い
で濃縮した。アセトンを加え、固体を濾過して、生成物61mgを得た。MS[C
16H
17F
3N
6O+H]
+の計算値:367.15、実測値367.30。
【0837】
(実施例200)
6−((4−(2−エチルヒドラジニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2
−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0838】
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【0839】
2−クロロ−N−シクロプロピルピリミジン−4−アミン(0.060g、0.354
mmol)および6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.05
7g、0.354mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を110℃で10分
間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物85mgを自動逆相クロマトグラフィー(
水−MeCN溶出液)後に回収した。MS[C
16H
17N
5O+H]
+の計算値:29
6.15、実測値296.00。
【0840】
(実施例201)
2−((2−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)アミノ)−5−(ト
リフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0841】
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
【0842】
2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(0.085g、0.39
2mmol)、2−アミノ−N−メチルベンズアミド(0.059g、0.392mmo
l)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.068ml、0.
392mmol)をアセトニトリル(1ml)中で混合した。混合物を90℃で10分間
マイクロ波照射し、次いで濃縮した。1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン
(0.052g、0.392mmol)および酢酸(0.024g、0.392mmol
)を加えた。混合物を110℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。メタノー
ルを加え、固体を濾過し、次いでTHFで洗浄した。生成物34mgを単離した。MS[
C
20H
16F
3N
7O+H]
+の計算値:428.15、実測値428.15。
【0843】
(実施例202)
6−((4−(シクロプロピル(メチル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミ
ジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0844】
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
【0845】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.075g、0.219mmol)、
N−メチルシクロプロパンアミン・HCl(0.024g、0.219mmol)および
N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.076ml、0.438mm
ol)をアセトニトリル(1ml)中で混合した。混合物を90℃で10分間マイクロ波
照射し、次いで濃縮した。EtOAcを加え、固体を濾過した。MS[C
18H
18F
3
N
5O+H]
+の計算値:378.16、実測値378.30。
【0846】
(実施例203)
N4−シクロプロピル−N2−(ピリミジン−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0847】
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
【0848】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.070g、0.295mmol)およびピリミジン−5−アミン(0.028g
、0.295mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を120℃で10分間マ
イクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物3mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−M
eCN溶出液)後に回収した。MS[C
12H
11F
3N
6+H]
+の計算値:297.
11、実測値296.90。
【0849】
(実施例204)
N4−シクロプロピル−N2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリ
ミジン−2,4−ジアミンの調製
【0850】
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
【0851】
2−クロロ−N−シクロプロピルピリミジン−4−アミン(0.070g、0.413
mmol)および1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.055g、0
.413mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を120℃で10分間マイク
ロ波照射し、次いで濃縮した。生成物18mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−Me
CN溶出液)後に回収した。MS[C
14H
14N
6+H]
+の計算値:267.14、
実測値266.80。
【0852】
(実施例205)
N4−シクロプロピル−N2−(ピラジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−2,4−ジアミンの調製
【0853】
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
【0854】
フラスコをフレーム乾燥し、また加熱前、試薬および溶媒に窒素を吹き込んだ。2−ク
ロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミン(0.
075g、0.316mmol)、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジ
イル)ビス(ジフェニルホスファン)(0.018g、0.032mmol)、ジアセト
キシパラジウム(3.54mg、0.016mmol)、ピラジン−2−アミン(0.0
30g、0.316mmol)および炭酸セシウム(0.206g、0.631mmol
)を1,4−ジオキサン(1ml)中で混合した。混合物を160℃で40分間マイクロ
波照射した。メタノールと共にセライトに通して濾過した。濃縮した。2:1水/MeC
Nを加え、固体を濾過した。MeCNを固体に再度加え、得られた固体を濾過して、生成
物33mgを得た。MS[C
12H
11F
3N
6+H]
+の計算値:297.11、実測
値296.95。
【0855】
(実施例206)
N4−シクロプロピル−N2−(1H−インドール−5−イル)−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0856】
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
【0857】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.070g、0.295mmol)、1H−インドール−5−アミン(0.039
g、0.295mmol)および酢酸(0.017ml、0.295mmol)を酢酸(
1ml)中で混合した。混合物を110℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮して
、生成物72mgを得た。MS[C
16H
14F
3N
5+H]
+の計算値:334.13
、実測値334.15。
【0858】
(実施例207)
N2−(2−アミノピリジン−3−イル)−N4−シクロプロピル−5−(トリフルオロ
メチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0859】
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
【0860】
フラスコをフレーム乾燥し、また加熱前、試薬および溶媒に窒素を吹き込んだ。2−ク
ロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミン(0.
075g、0.316mmol)、ピリジン−2,3−ジアミン(0.034g、0.3
16mmol)、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジイル)ビス(ジフ
ェニルホスファン)(0.018g、0.032mmol)、炭酸セシウム(0.206
g、0.631mmol)およびジアセトキシパラジウム(3.54mg、0.016m
mol)を1,4−ジオキサン(1ml)中で混合した。混合物を140℃で20分間マ
イクロ波照射した。MeOHと共にセライトに通して濾過し、次いで濃縮した。MeCN
を粗製物に加え、固体を濾過した。生成物19mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−
MeCN溶出液)後に回収した。MS[C
13H
13F
3N
6+H]
+の計算値:311
.13、実測値310.80。
【0861】
(実施例208)
N2−(ベンゾ[d]オキサゾール−6−イル)−N4−シクロプロピル−5−(トリフ
ルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよび6−((4−(シクロプロピルアミ
ノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ
ベンゾ[d]オキサゾール−2−オールの調製
【0862】
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
【0863】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.065g、0.274mmol)およびベンゾ[d]オキサゾール−6−アミン
(0.037g、0.274mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を130
℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。アセトンを加え、固体を濾過した。N
2−(ベンゾ[d]オキサゾール−6−イル)−N4−シクロプロピル−5−(トリフル
オロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン4mgおよび6−((4−(シクロプロピル
アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒ
ドロベンゾ[d]オキサゾール−2−オール14mgを、濾液の自動逆相クロマトグラフ
ィー(水−MeCN溶出液)後に回収した。MS[C
15H
12F
3N
5O+H]
+の計
算値:336.11、実測値335.95。MS[C
15H
14F
3N
5O
2+H]
+の
計算値:354.12、実測値353.90。
【0864】
(実施例209)
6−((4−アミノ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3
,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0865】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【0866】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.070g、0.204mmol)、
2,2−ジフルオロシクロプロパン−1−アミン・HCl(0.026g、0.204m
mol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.036ml、
0.204mmol)をアセトニトリル(1ml)中で混合した。混合物を100℃で1
0分間マイクロ波照射した。10%Pd−C(約20mg)を加え、混合物を140℃で
20分間マイクロ波照射した。MeOHを加え、固体を濾過した。副生成物12mgを自
動逆相クロマトグラフィー(水−MeOH溶出液)後に回収した。MS[C
14H
12F
3N
5O+H]
+の計算値:324.11、実測値323.80。
【0867】
(実施例210)
N2−(4−アミノピリジン−3−イル)−N4−シクロプロピル−5−(トリフルオロ
メチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0868】
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【0869】
フラスコをフレーム乾燥した。加熱前、試薬および溶媒に窒素を吹き込んだ。2−クロ
ロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミン(0.0
70g、0.295mmol)、ピリジン−3,4−ジアミン(0.032g、0.29
5mmol)、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジイル)ビス(ジフェ
ニルホスファン)(0.017g、0.029mmol)およびジアセトキシパラジウム
(3.31mg、0.015mmol)を1,4−ジオキサン(1ml)中で混合した。
混合物を140℃で20分間マイクロ波照射した。MeOHと共にセライトに通して濾過
し、次いで濃縮した。生成物16mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出
液)後に回収した。MS[C
13H
13F
3N
6+H]
+の計算値:311.13、実測
値310.90。
【0870】
(実施例211)
N2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−N4−シクロプロピル−5−(
トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0871】
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【0872】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.065g、0.274mmol)および1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−
アミン(0.036g、0.274mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を
130℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物41mgを自動逆相クロ
マトグラフィー(水−MeOH溶出液)後に回収した。MS[C
15H
13F
3N
6+H
]
+の計算値:335.13、実測値335.00。
【0873】
(実施例212)
6−((4−(ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6
−((4−(2−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)エトキシ)−5−(トリフルオロ
メチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オ
ンの調製
【0874】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【0875】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.070g、0.204mmol)、
2,2’−アザンジイルビス(エタン−1−オール)(0.020ml、0.204mm
ol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.036ml、0
.204mmol)をアセトニトリル(1ml)中で混合した。混合物を110℃で10
分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。6−((4−(ビス(2−ヒドロキシエチル)
アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒ
ドロキノリン−2(1H)−オン18mgおよび6−((4−(2−((2−ヒドロキシ
エチル)アミノ)エトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミ
ノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン20mgを、自動逆相クロマトグラ
フィー(水−MeOH溶出液)後に回収した。MS[C
18H
20F
3N
5O
3+H]
+
の計算値:412.16、実測値412.10。
【0876】
(実施例213)
N2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−N4−シクロプロピル−5
−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0877】
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
【0878】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.060g、0.253mmol)およびベンゾ[d][1,3]ジオキソール−
5−アミン(0.035g、0.253mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合
物を110℃で10分間マイクロ波照射した。生成物56mgを自動逆相クロマトグラフ
ィー(水−MeCN溶出液)後に回収した。MS[C
15H
13F
3N
4O
2+H]
+の
計算値:339.11、実測値339.00。
【0879】
(実施例214)
N4−シクロプロピル−N2−(イソオキサゾール−3−イル)−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN−シクロプロピル−2−(3−イミノイソ
オキサゾール−2(3H)−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ンの調製
【0880】
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
【0881】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.070g、0.295mmol)およびイソオキサゾール−3−アミン(0.0
25g、0.295mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を120℃で10
分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。N4−シクロプロピル−N2−(イソオキサゾ
ール−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン3mgお
よびN−シクロプロピル−2−(3−イミノイソオキサゾール−2(3H)−イル)−5
−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミン3mgを、自動逆相クロマトグラフィ
ー(水−MeCN溶出液)後に回収した。MS[C
11H
10F
3N
5O+H]
+の計算
値:286.09、実測値285.85。
【0882】
(実施例215)
6−((4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル
)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調
製
【0883】
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
【0884】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.070g、0.204mmol)、
3,3−ジフルオロアゼチジン、HCl(0.026g、0.204mmol)およびN
−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.071ml、0.409mmo
l)をアセトニトリル(1ml)中で混合した。混合物を100℃で10分間マイクロ波
照射し、次いで濃縮した。アセトンを加え、固体を濾過して、生成物62mgを得た。M
S[C
17H
14F
5N
5O+H]
+の計算値:400.12、実測値400.20。
【0885】
(実施例216)
6−((4−((シクロプロピルメチル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミ
ジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0886】
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【0887】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.070g、0.204mmol)、
シクロプロピルメタンアミン(0.015g、0.204mmol)およびN−エチル−
N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.036ml、0.204mmol)をアセ
トニトリル(1ml)中で混合した。混合物を110℃で10分間マイクロ波照射し、次
いで濃縮した。MeCNを加え、固体を濾過した。その上アセトンで濯いで、生成物57
mgを得た。MS[C
18H
18F
3N
5O+H]
+の計算値:378.16、実測値3
78.30。
【0888】
(実施例217)
N2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−(トリフルオロメチル
)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0889】
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
【0890】
2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(0.060g、0.27
7mmol)、2,2−ジフルオロシクロプロパン−1−アミン・HCl(0.036g
、0.277mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0
.096ml、0.553mmol)をアセトニトリル(1ml)中で混合した。混合物
を70℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。1H−ピロロ[2,3−b]ピ
リジン−5−アミン(0.037g、0.277mmol)および酢酸(0.016ml
、0.277mmol)を加えた。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次い
で濃縮した。副生成物9mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に
回収した。MS[C
12H
9F
3N
6+H]
+の計算値:295.09、実測値294.
90。
【0891】
(実施例218)
メチル(2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル)アミ
ノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)グリシネートの調製
【0892】
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【0893】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.070g、0.204mmol)、
メチルグリシネート・HCl(0.026g、0.204mmol)およびN−エチル−
N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.071ml、0.409mmol)をDM
F(1ml)中で混合した。混合物を130℃で30分間マイクロ波照射し、次いで濃縮
した。MeCNを加え、濾過して、生成物38mgを固体として得た。MS[C
17H
1
6F
3N
5O
3+H]
+の計算値:396.13、実測値396.05。
【0894】
(実施例219)
6−((4−(エトキシアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)
アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0895】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【0896】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.070g、0.204mmol)、
O−エチルヒドロキシルアミン・HCl(0.020g、0.204mmol)およびN
−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.071ml、0.409mmo
l)をDMF(1ml)中で混合した。混合物を130℃で30分間マイクロ波照射し、
次いで濃縮した。生成物29mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)
後に回収した。MS[C
16H
16F
3N
5O
2+H]
+の計算値:368.14、実測
値368.05。
【0897】
(実施例220)
6−((4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン、
6−((4−(ジメチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)
アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−((4−((2−(
ジメチルアミノ)−1−メトキシプロパン−2−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
の調製
【0898】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【0899】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.070g、0.204mmol)、
3−メチルオキセタン−3−アミン(0.018g、0.204mmol)およびN−エ
チル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.036ml、0.204mmol)
をDMF(1ml)中で混合した。混合物を130℃で30分間マイクロ波照射し、次い
で濃縮した。MeOH−水を加え、固体を濾別した。固体および濾液を2つ別々に逆相カ
ラムに通した(水−MeCN溶出液)。6−((4−((3−メチルオキセタン−3−イ
ル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−
ジヒドロキノリン−2(1H)−オン8mg、6−((4−(ジメチルアミノ)−5−(
トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2
(1H)−オン3mgおよび6−((4−((2−(ジメチルアミノ)−1−メトキシプ
ロパン−2−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミ
ノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン3mgを、自動逆相クロマトグラフ
ィー(水−MeCN溶出液)後に回収した。MS[C
18H
18F
3N
5O
2+H]
+の
計算値:394.15、実測値394.10。MS[C
16H
16F
3N
5O+H]
+の
計算値:352.14、実測値352.25。MS[C
20H
25F
3N
6O
2+H]
+
の計算値:439.21、実測値439.00。
【0900】
(実施例221)
N4−シクロプロピル−N2−(ピリダジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−2,4−ジアミンおよびN4−シクロプロピル−N2−(4−(シクロプロ
ピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−N2−(ピリダジ
ン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0901】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【0902】
フラスコおよび撹拌子をフレーム乾燥した。加熱前、試薬および溶媒に窒素を吹き込ん
だ。2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−ア
ミン(0.070g、0.295mmol)、ピリダジン−4−アミン(0.028g、
0.295mmol)、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジイル)ビス
(ジフェニルホスファン)(0.017g、0.029mmol)、ジアセトキシパラジ
ウム(3.31mg、0.015mmol)および炭酸セシウム(0.192g、0.5
89mmol)を1,4−ジオキサン(1ml)中で混合した。混合物を140℃で20
分間マイクロ波照射した。メタノールと共にセライトに通して濾過し、濃縮した。N4−
シクロプロピル−N2−(ピリダジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミ
ジン−2,4−ジアミン5mgおよびN4−シクロプロピル−N2−(4−(シクロプロ
ピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−N2−(ピリダジ
ン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン6mgを、
自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収した。MS[C
12H
11
F
3N
6+H]
+の計算値:297.11、実測値296.75。MS[C
20H
17F
6N
9+H]
+の計算値:498.16、実測値498.35。
【0903】
(実施例222)
6−((4−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの
調製
【0904】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
【0905】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.070g、0.204mmol)、
2,2,2−トリフルオロエタン−1−アミン・HCl(0.028g、0.204mm
ol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.071ml、0
.409mmol)をDMF(1ml)中で混合した。混合物を130℃で20分間マイ
クロ波照射し、次いで濃縮した。生成物22mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−M
eCN中10%THF溶出液)後に回収した。MS[C
16H
13F
6N
5O+H]
+の
計算値:406.11、実測値406.30。
【0906】
(実施例223)
N−(2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル)アミノ
)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アセトアミドの調製
【0907】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【0908】
フラスコおよび撹拌子をフレーム乾燥した。加熱前、試薬および溶媒に窒素を吹き込ん
だ。6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)
−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.070g、0.204mmol)
、アセトアミド(0.012g、0.204mmol)、(9,9−ジメチル−9H−キ
サンテン−4,5−ジイル)ビス(ジフェニルホスファン)(0.012g、0.020
mmol)、ジアセトキシパラジウム(2.293mg、10.21μmol)および炭
酸セシウム(0.100g、0.306mmol)をDMF(1ml)中で混合した。混
合物を140℃で20分間マイクロ波照射した。メタノールと共にセライトに通して濾過
し、次いで濃縮した。自動逆相クロマトグラフィーを行った(水−MeOH溶出液)。分
取TLCを使用して更に精製後、生成物1mgを単離した。MS[C
16H
14F
3N
5
O
2+H]
+の計算値:366.12、実測値366.00。
【0909】
(実施例224)
N4−シクロプロピル−N2−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−
6−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0910】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【0911】
2−クロロ−N−シクロプロピルピリミジン−4−アミン(0.060g、0.354
mmol)および2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−アミン(0
.053g、0.354mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を130℃で
10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物64mgを自動逆相クロマトグラフ
ィー(水−MeOH溶出液)後に回収した。MS[C
15H
16N
4O
2+H]
+の計算
値:285.14、実測値284.90。
【0912】
(実施例225)
6−((4−(シクロプロピルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)
−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0913】
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【0914】
2,4−ジクロロ−1,3,5−トリアジン(0.055g、0.367mmol)、
6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.059g、0.367
mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.064ml
、0.367mmol)をDMF(1ml)中で混合した。混合物を120℃で10分間
マイクロ波照射した。MeOHを加え、固体を濾過した。生成物を含む濾液を濃縮した。
生成物7mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeOH中2%DMF溶出液)後に回
収した。MS[C
15H
16N
6O+H]
+の計算値:297.15、実測値296.9
0。
【0915】
(実施例226)
N−(2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル)アミノ
)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)メタンスルホンアミドの調製
【0916】
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
【0917】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.070g、0.204mmol)、
メタンスルホンアミド(0.019g、0.204mmol)および水素化ナトリウム(
0.016g、0.409mmol)をDMF(1ml)中で混合した。混合物を130
℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。自動逆相クロマトグラフィー(水−M
eOH中2%DMF溶出液)を使用して、部分的に純粋な生成物を得た。濃縮後、固体を
エタノールで洗浄して、生成物2mgを得た。MS[C
15H
14F
3N
5O
3S+H]
+の計算値:402.09、実測値402.10。
【0918】
(実施例227)
メチル(2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル)アミ
ノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−L−プロリネートの調製
【0919】
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【0920】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.070g、0.204mmol)、
メチルL−プロリネート・HCl(0.034g、0.204mmol)およびN−エチ
ル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.071ml、0.409mmol)を
DMF(1ml)中で混合した。混合物を100℃で20分間マイクロ波照射し、次いで
濃縮した。自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN中10%THF溶出液)を使用し
て、部分的に純粋な生成物を得た。濃縮後、物質をシリカゲル上での順相クロマトグラフ
ィー(3%MeOH/DCM溶出液)により更に精製して、生成物18mgを得た。MS
[C
20H
20F
3N
5O
3+H]
+の計算値:436.16、実測値436.15。
【0921】
(実施例228)
N−シクロプロピル−2−(2−(ピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)−5−
(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミンの調製
【0922】
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
【0923】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.064g、0.269mmol)および3−(ピロリジン−2−イル)ピリジン
(0.040g、0.269mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を110
℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物3mgを自動逆相クロマトグラ
フィー(水−MeCN溶出液)後に回収した。MS[C
17H
18F
3N
6+H]
+の計
算値:350.16、実測値349.90。
【0924】
(実施例229)
N4−シクロプロピル−N2−(6−メトキシピリジン−2−イル)−5−(トリフルオ
ロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0925】
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
【0926】
フラスコおよび撹拌子をフレーム乾燥した。加熱前、試薬および溶媒に窒素を吹き込ん
だ。2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−ア
ミン(0.065g、0.274mmol)、6−メトキシピリジン−2−アミン(0.
034g、0.274mmol)、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジ
イル)ビス(ジフェニルホスファン)(0.016g、0.027mmol)、ジアセト
キシパラジウム(3.07mg、0.014mmol)および炭酸セシウム(0.134
g、0.410mmol)を1,4−ジオキサン(1ml)中で混合した。混合物を14
0℃で20分間マイクロ波照射した。MeOHと共にセライトに通して濾過し、濃縮した
。生成物9mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN中10%THF溶出液)後
に回収した。MS[C
14H
14F
3N
5O+H]
+の計算値:326.13、実測値3
26.10。
【0927】
(実施例230)
N4−シクロプロピル−N2−(5−メトキシピリジン−3−イル)−5−(トリフルオ
ロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0928】
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
【0929】
フラスコおよび撹拌子をフレーム乾燥した。加熱前、試薬および溶媒に窒素を吹き込ん
だ。2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−ア
ミン(0.065g、0.274mmol)、5−メトキシピリジン−3−アミン(0.
034g、0.274mmol)、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジ
イル)ビス(ジフェニルホスファン)(0.016g、0.027mmol)、ジアセト
キシパラジウム(3.07mg、0.014mmol)および炭酸セシウム(0.134
g、0.410mmol)を1,4−ジオキサン(1ml)中で混合した。混合物を14
0℃で20分間マイクロ波照射した。MeOHと共にセライトに通して濾過し、濃縮した
。生成物9mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収した。M
S[C
14H
14F
3N
5O+H]
+の計算値:326.13、実測値325.90。
【0930】
(実施例231)
6−((4−(オキセタン−3−イルオキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン
−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−((4
−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−
ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0931】
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
【0932】
反応フラスコおよび撹拌子をフレーム乾燥した。6−((4−クロロ−5−(トリフル
オロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)
−オン(0.070g、0.204mmol)、オキセタン−3−オール(0.015g
、0.204mmol)および水素化ナトリウム(6.37mg、0.266mmol)
をDMF(1ml)中で混合した。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次い
で濃縮した。6−((4−(オキセタン−3−イルオキシ)−5−(トリフルオロメチル
)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン11
mgおよび6−((4−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル
)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン2mgを、自動逆相クロマト
グラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収した。MS[C
17H
15F
3N
4O
3+H
]
+の計算値:381.12、実測値381.00。MS[C
14H
11F
3N
4O
2+
H]
+の計算値:325.09、実測値324.80。
【0933】
(実施例232)
5−((4−(シクロプロピルアミノ)ピリミジン−2−イル)アミノ)−1,3−ジヒ
ドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オンの調製
【0934】
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
【0935】
反応フラスコおよび撹拌子をフレーム乾燥した。2−クロロ−N−シクロプロピルピリ
ミジン−4−アミン(0.060g、0.354mmol)および5−アミノ−1,3−
ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン(0.053g、0.354mm
ol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を110℃で10分間マイクロ波照射し、
次いで濃縮した。アセトンを加え、固体を濾過して、生成物67mgを得た。MS[C
1
4H
14N
6O+H]
+の計算値:283.13、実測値282.85。
【0936】
(実施例233)
5,5’−((5−ブロモピリミジン−2,4−ジイル)ビス(アザンジイル))ビス(
1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン)の調製
【0937】
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
【0938】
反応フラスコおよび撹拌子をフレーム乾燥した。5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミ
ジン(0.100g、0.439mmol)および5−アミノ−1,3−ジヒドロ−2H
−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン(0.065g、0.439mmol)を酢酸(
1ml)中で混合した。混合物を110℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した
。アセトニトリルを加え、固体を濾過して、生成物40mgを得た。MS[C
18H
13
BrN
8O
2+H]
+の計算値:453.04、実測値452.90。
【0939】
(実施例234)
2−((5−クロロ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドおよびN−(5−クロロ−2−((3,
4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−2−ヒドロキシ−N
−メチルベンズアミドの調製
【0940】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
【0941】
2−((2,5−ジクロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミド
(0.325g、1.090mmol)、3,4,5−トリメトキシアニリン(0.20
0g、1.090mmol)、塩化亜鉛(II)(0.178g、1.308mmol)
およびトリエチルアミン(0.280ml、1.308mmol)を1,2−ジクロロエ
タン(2ml)およびt−ブタノール(2mL)中で混合した。60℃に8時間加熱し、
次いで混合物を100℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。2−((5−ク
ロロ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)オ
キシ)−N−メチルベンズアミド10mgおよびN−(5−クロロ−2−((3,4,5
−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−2−ヒドロキシ−N−メチ
ルベンズアミド5mgを、自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収
した。MS[C
21H
21ClN
4O
5+H]
+の計算値:445.13、実測値445
.25。
【0942】
(実施例235)
6−((4−(1H−ピロール−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−
2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0943】
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
【0944】
フラスコおよび撹拌子をフレーム乾燥した。加熱前、試薬および溶媒に窒素を吹き込ん
だ。6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)
−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.070g、0.204mmol)
、1H−ピロール(0.015g、0.225mmol)、(9,9−ジメチル−9H−
キサンテン−4,5−ジイル)ビス(ジフェニルホスファン)(7.09mg、0.01
2mmol)、ジアセトキシパラジウム(1.376mg、6.13μmol)および炭
酸セシウム(0.087g、0.266mmol)をDMF(1ml)中で混合した。混
合物を140℃で20分間マイクロ波照射した。MeCNを加え、固体を濾過した。濾液
を濃縮し、生成物2mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収
した。MS[C
18H
14F
3N
5O+H]
+の計算値:374.13、実測値373.
85。
【0945】
(実施例236)
5−((5−ブロモ−4−(シクロプロピルアミノ)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オンの調製
【0946】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
【0947】
反応フラスコおよび撹拌子をフレーム乾燥した。5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミ
ジン(0.100g、0.439mmol)、シクロプロパンアミン(0.030ml、
0.439mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.
076ml、0.439mmol)をアセトニトリル(2ml)中で混合した。混合物を
60℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。5−アミノ−1,3−ジヒドロ−
2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン(0.065g、0.439mmol)を加
えた。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。MeCNを加え
、固体を濾過して、生成物112mgを得た。MS[C
14H
13BrN
6O+H]
+の
計算値:361.04、実測値360.80。
【0948】
(実施例237)
2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)アミノ)−N−メチルベンゼンスルホンアミドの調製
【0949】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【0950】
反応フラスコおよび撹拌子をフレーム乾燥した。5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミ
ジン(0.080g、0.351mmol)、2−アミノ−N−メチルベンゼンスルホン
アミド(0.065g、0.351mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロ
パン−2−アミン(0.061ml、0.351mmol)をアセトニトリル(2ml)
中で混合した。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。3,4
,5−トリメトキシアニリン(0.064g、0.351mmol)および酢酸(0.0
21g、0.351mmol)を加えた。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し
、次いで濃縮した。生成物31mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液
)後に回収した。MS[C
20H
22BrN
5O
5S+H]
+の計算値:524.06、
実測値524.30。
【0951】
(実施例238)
2−((2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0952】
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
【0953】
2,4−ジクロロピリミジン(1g、6.71mmol)、2−ヒドロキシ−N−メチ
ルベンズアミド(1.015g、6.71mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプ
ロパン−2−アミン(1.169ml、6.71mmol)および銅(0.043g、0
.671mmol)をDMF(10ml)中で混合した。混合物をマイクロ波照射すると
7分で140℃に達し、次いで操作を止めた。混合物を濃縮し、そのまま使用した。MS
[C
12H
10ClN
3O
2+H]
+の計算値:264.06、実測値263.70。
【0954】
(実施例239)
N−メチル−2−((2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)オキシ)ベンズアミドの調製
【0955】
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
【0956】
2−((2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミド(1.
529g、5.8mmol)および塩化亜鉛(II)(0.790g、5.80mmol
)を1,2−ジクロロエタン(4mL)およびt−ブタノール(4mL)中で混合した。
1時間撹拌し、次いで3,4,5−トリメトキシアニリン(1.063g、5.80mm
ol)およびトリエチルアミン(0.808mL、5.80mmol)を加えた。密封管
中100℃で20分間マイクロ波照射した。フラスコに移し、油浴中80℃に合計24時
間加熱し、次いで濃縮した。生成物74mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeC
N溶出液)後に回収した。MS[C
21H
22N
4O
5+H]
+の計算値:411.17
、実測値411.20。
【0957】
(実施例240)
5−((4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−
イル)アミノ)インドリン−2−オンの調製
【0958】
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
【0959】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.060g、0.253mmol)および5−アミノインドリン−2−オン(0.
037g、0.253mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を110℃で1
0分間マイクロ波照射した。固体を濾過し、アセトニトリルで洗浄して、生成物18mg
を得た。MS[C
16H
14F
3N
5O+H]
+の計算値:350.13、実測値350
.10。
【0960】
(実施例241)
3−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズア
ミドの調製。
【0961】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【0962】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.100g、0.439mmol)、3
−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(0.066g、0.439mmol)、N−エ
チル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.076ml、0.439mmol)
および銅(2.79mg、0.044mmol)をDMF(2ml)中で混合した。混合
物を80℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。これをそのまま使用した。M
S[C
12H
9BrClN
3O
2+H]
+の計算値:341.97、実測値341.65
。
【0963】
(実施例242)
3−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドの調製
【0964】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【0965】
3−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズ
アミド(0.147g、0.43mmol)および3,4,5−トリメトキシアニリン(
0.079g、0.430mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を110℃
で10分間マイクロ波照射した。塩化亜鉛(II)(0.059g、0.430mmol
)を加えた。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物1
3mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収した。MS[C
2
1H
21BrN
4O
5+H]
+の計算値:489.08、実測値488.95。
【0966】
(実施例243)
6−((4−((3−アミノ−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)アミノ)−
5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリ
ン−2(1H)−オンの調製
【0967】
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
【0968】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.072g、0.210mmol)、
1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン(0.021g、0.210mmo
l)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.037ml、0.
210mmol)をDMF(2ml)中で混合した。混合物を110℃で20分間マイク
ロ波照射した。銅(6.68mg、0.105mmol)および更に塩基を加え、混合物
を130℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物7mgを自動逆相クロ
マトグラフィー(水−MeCN中3%DMF溶出液)後に回収した。MS[C
16H
14
F
3N
9O+H]
+の計算値:406.14、実測値406.10。
【0969】
(実施例244)
2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N,N−ジメチルベ
ンズアミドの調製
【0970】
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【0971】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、2
−ヒドロキシ−N,N−ジメチルベンズアミド(0.109g、0.658mmol)、
N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.115ml、0.658mm
ol)および銅(4.18mg、0.066mmol)をDMF(3ml)中で混合した
。混合物を60℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮し、そのまま使用した。MS
[C
13H
11BrClN
3O
2+H]
+の計算値:355.98、実測値355.70
。
【0972】
(実施例245)
2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)オキシ)−N,N−ジメチルベンズアミドの調製
【0973】
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【0974】
2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N,N−ジメチル
ベンズアミド(0.203g、0.57mmol)および塩化亜鉛(II)(0.078
g、0.570mmol)を1,2−ジクロロエタン(2ml)およびt−ブタノール(
2.000ml)中で混合した。15分間撹拌し、次いで3,4,5−トリメトキシアニ
リン(0.104g、0.570mmol)およびトリエチルアミン(0.079ml、
0.570mmol)を加えた。混合物を80℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃
縮した。生成物29mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収
した。MS[C
22H
23BrN
4O
5+H]
+の計算値:503.10、実測値503
.00。
【0975】
(実施例246)
4−(2−((4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン
−2−イル)アミノ)エチル)フェノールの調製
【0976】
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
【0977】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.055g、0.231mmol)、4−(2−アミノエチル)フェノール(0.
032g、0.231mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−ア
ミン(0.040ml、0.231mmol)をDMF(1ml)中で混合した。混合物
を120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。アセトンを加え、セライトに
通して濾過した。濾液を濃縮して、生成物60mgを得た。MS[C
16H
17F
3N
4
O+H]
+の計算値:339.15、実測値339.20。
【0978】
(実施例247)
(R)−6−((4−(3−メチルモルホリノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジ
ン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【0979】
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
【0980】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.055g、0.160mmol)、
(R)−3−メチルモルホリン(0.016g、0.160mmol)およびN−エチル
−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.028ml、0.160mmol)をD
MF(1ml)中で混合した。混合物を130℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃
縮した。生成物6mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeOH溶出液)後に回収し
た。MS[C
19H
20F
3N
5O
2+H]
+の計算値:408.17、実測値408.
35。
【0981】
(実施例248)
2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メトキシベンズ
アミドの調製
【0982】
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
【0983】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、2
−ヒドロキシ−N−メトキシベンズアミド(0.110g、0.658mmol)、N−
エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.115ml、0.658mmol
)および銅(4.18mg、0.066mmol)をDMF(3ml)中で混合した。混
合物を60℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮し、そのまま使用した。MS[C
12H
9BrClN
3O
3+H]
+の計算値:357.96、実測値357.70。
【0984】
(実施例249)
2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)オキシ)ベンズアミドの調製
【0985】
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
【0986】
2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メトキシベン
ズアミド(0.179g、0.500mmol)および塩化亜鉛(II)(0.075g
、0.550mmol)を1,2−ジクロロエタン(1ml)およびt−ブタノール(1
.000ml)中で混合した。1時間後、3,4,5−トリメトキシアニリン(0.09
2g、0.500mmol)およびトリエチルアミン(0.070ml、0.500mm
ol)を加え、80℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。副生成物19mg
を自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収した。MS[C
20H
1
9BrN
4O
5+H]
+の計算値:475.06、実測値474.90。
【0987】
(実施例250)
N4−シクロプロピル−N2−(ピリミジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【0988】
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
【0989】
フラスコおよび撹拌子をフレーム乾燥した。加熱前、試薬および溶媒に窒素を吹き込ん
だ。2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−ア
ミン(0.070g、0.295mmol)、ピリミジン−4−アミン(0.028g、
0.295mmol)、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジイル)ビス
(ジフェニルホスファン)(0.017g、0.029mmol)、ジアセトキシパラジ
ウム(3.31mg、0.015mmol)および炭酸セシウム(0.144g、0.4
42mmol)を1,4−ジオキサン(2ml)中で混合した。混合物を140℃で20
分間マイクロ波照射した。MeOHと共にセライトに通して濾過し、次いで濃縮した。生
成物13mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeOH溶出液)後に回収した。MS
[C
12H
11F
3N
6+H]
+の計算値:297.11、実測値297.05。
【0990】
(実施例251)
2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−3−メトキシ−N−
メチルベンズアミドの調製
【0991】
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
【0992】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、2
−ヒドロキシ−3−メトキシ−N−メチルベンズアミド(0.119g、0.658mm
ol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.115ml、0.6
58mmol)および銅(4.18mg、0.066mmol)をDMF(3ml)中で
混合した。混合物を60℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮し、そのまま使用し
た。MS[C
13H
11BrClN
3O
3+H]
+の計算値:371.98、実測値37
1.70。
【0993】
(実施例252)
2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)オキシ)−3−メトキシ−N−メチルベンズアミドの調製
【0994】
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
【0995】
2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−3−メトキシ−N
−メチルベンズアミド(0.220g、0.590mmol)および塩化亜鉛(II)(
0.080g、0.590mmol)を1,2−ジクロロエタン(2ml)およびt−ブ
タノール(2.000ml)中で混合した。90分後、3,4,5−トリメトキシアニリ
ン(0.108g、0.590mmol)およびトリエチルアミン(0.082ml、0
.590mmol)を加えた。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃
縮した。生成物57mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)後に回収
した。MS[C
22H
23BrN
4O
6+H]
+の計算値:519.09、実測値519
.05。
【0996】
(実施例253)
N−(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)アセ
トアミドの調製
【0997】
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
【0998】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、N
−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.117ml、0.658mmo
l)およびN−(2−ヒドロキシフェニル)アセトアミド(0.100g、0.658m
mol)をアセトニトリル(3ml)中で混合した。混合物を100℃で10分間マイク
ロ波照射し、次いで濃縮し、そのまま使用した。MS[C
12H
9BrClN
3O
2+H
]
+の計算値:341.97、実測値341.60。
【0999】
(実施例254)
N−(2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリ
ミジン−4−イル)オキシ)フェニル)アセトアミドおよび4−(2−アミノフェノキシ
)−5−ブロモ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2−アミンの
調製
【1000】
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
【1001】
N−(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)ア
セトアミド(0.220g、0.642mmol)および塩化亜鉛(II)(0.088
g、0.642mmol)を1,2−ジクロロエタン(2ml)およびt−ブタノール(
2.000ml)中で混合した。1時間撹拌した。トリエチルアミン(0.090ml、
0.642mmol)および3,4,5−トリメトキシアニリン(0.118g、0.6
42mmol)を加えた。混合物を100℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮し
、最初にシリカゲル上での順相クロマトグラフィー(DCM−EtOAc)により、次い
で自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN溶出液)により精製して、N−(2−((
5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン−4−イ
ル)オキシ)フェニル)アセトアミド43mgおよび4−(2−アミノフェノキシ)−5
−ブロモ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2−アミン39mg
を得た。MS[C
21H
21BrN
4O
5+H]
+の計算値:489.08、実測値48
8.95。MS[C
19H
19BrN
4O
4+H]
+の計算値:447.07、実測値4
46.90。
【1002】
(実施例255)
2−((4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−
イル)アミノ)フェノールの調製
【1003】
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
【1004】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.060g、0.253mmol)および2−アミノフェノール(0.028g、
0.253mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を110℃で20分間マイ
クロ波照射し、次いで濃縮した。EtOAcを加え、固体を濾過して、生成物57mgを
得た。MS[C
14H
13F
3N
4O+H]
+の計算値:311.11、実測値311.
15。
【1005】
(実施例256)
2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−6−ヒドロキシ−N
−メチルベンズアミドの調製
【1006】
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
【1007】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、N
−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.115ml、0.658mmo
l)および2,6−ジヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(0.110g、0.658
mmol)をアセトニトリル(2ml)中で混合した。混合物を100℃で10分間マイ
クロ波照射し、次いで濃縮し、そのまま使用した。MS[C
12H
9BrClN
3O
3+
H]
+の計算値:357.96、実測値357.70。
【1008】
(実施例257)
2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)オキシ)−6−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミドの調製
【1009】
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
【1010】
2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−6−ヒドロキシ−
N−メチルベンズアミド(0.143g、0.400mmol)および塩化亜鉛(II)
(0.055g、0.400mmol)を1,2−ジクロロエタン(1ml)およびt−
ブタノール(1.000ml)中で混合した。1時間後、トリエチルアミン(0.056
ml、0.400mmol)および3,4,5−トリメトキシアニリン(0.073g、
0.400mmol)を加えた。混合物を100℃で10分間マイクロ波照射し、次いで
濃縮し、最初にシリカゲル上での順相クロマトグラフィー(DCM−EtOAc)により
、次いで自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN中10%THF)により精製して、
生成物41mgを得た。MS[C
21H
21BrN
4O
6+H]
+の計算値:505.0
7、実測値504.95。
【1011】
(実施例258)
N4−シクロプロピル−N2−(2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソー
ル−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【1012】
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
【1013】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.050g、0.210mmol)および2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,
3]ジオキソール−5−アミン(0.036g、0.210mmol)を酢酸(1ml)
中で混合した。混合物を110℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物
35mgをシリカゲル上での順相クロマトグラフィー(DCM)後に回収した。MS[C
15H
11F
4N
4O
2+H]
+の計算値:375.09、実測値375.20。
【1014】
(実施例259)
1−(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)プロ
パン−1−オンの調製
【1015】
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
【1016】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、1
−(2−ヒドロキシフェニル)プロパン−1−オン(0.099g、0.658mmol
)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.115ml、0.658
mmol)および銅(4.18mg、0.066mmol)をDMF(3ml)中で混合
した。混合物を80℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮し、そのまま使用した。
MS[C
13H
10BrClN
2O
2+H]
+の計算値:340.97、実測値340.
65。
【1017】
(実施例260)
1−(2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリ
ミジン−4−イル)オキシ)フェニル)プロパン−1−オンの調製
【1018】
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
【1019】
1−(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)プ
ロパン−1−オン(0.200g、0.585mmol)および塩化亜鉛(II)(0.
080g、0.585mmol)を1,2−ジクロロエタン(2ml)およびt−ブタノ
ール(1ml)中で混合した。混合物を100℃で10分間マイクロ波照射した。生成物
34mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−10%THF/MeCN)後に回収した。
MS[C
22H
22BrN
3O
5+H]
+の計算値:488.08 実測値487.90
。
【1020】
(実施例261)
ベンジル(2−((2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−
イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)オキシ)エチル)
カルバメートの調製
【1021】
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【1022】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.120g、0.350mmol)、
ベンジル(2−ヒドロキシエチル)カルバメート(0.068g、0.350mmol)
および水素化ナトリウム(0.017g、0.420mmol)をDMF(2ml)中で
混合した。混合物を100℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物4m
gを逆相HPLC(水−MeCN)後に回収した。MS[C
24H
22F
3N
5O
4+H
]
+の計算値:502.17 実測値502.30。
【1023】
(実施例262)
N4−シクロプロピル−N2−(ナフタレン−1−イルメチル)−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【1024】
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【1025】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.055g、0.231mmol)、ナフタレン−1−イルメタンアミン(0.0
36g、0.231mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミ
ン(0.044ml、0.255mmol)をDMF(2ml)中で混合した。混合物を
130℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。水中50%MeCNを加え、固
体を濾過して、生成物32mgを得た。MS[C
19H
17F
3N
4+H]
+の計算値:
359.15 実測値359.40。
【1026】
(実施例263)
6−((4−(シクロプロピルアミノ)キナゾリン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒ
ドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【1027】
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
【1028】
2−クロロ−N−シクロプロピルキナゾリン−4−アミン(0.055g、0.250
mmol)および6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.04
1g、0.250mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を110℃で10分
間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。アセトンを加え、固体を濾過して、生成物80m
gを得た。MS[C
20H
19N
5O+H]
+の計算値:346.17 実測値346.
30。
【1029】
(実施例264)
N4−シクロプロピル−N2−(キノリン−6−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−2,4−ジアミンの調製
【1030】
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
【1031】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.060g、0.253mmol)、銅(1.605mg、0.025mmol)
およびキノリン−6−アミン(0.036g、0.253mmol)を酢酸(2ml)中
で混合した。混合物を120℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。アセトン
を加え、固体を濾過した。生成物7mgを濾液の自動逆相クロマトグラフィー(水−Me
CN)後に回収した。MS[C
17H
14F
3N
5+H]
+の計算値:346.13 実
測値345.95。
【1032】
(実施例265)
5−ブロモ−2−クロロ−4−フェノキシピリミジンの調製
【1033】
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
【1034】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、フ
ェノール(0.062g、0.658mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプ
ロパン−2−アミン(0.126ml、0.724mmol)をDMF(3ml)中で混
合した。混合物を100℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮し、そのまま使用し
た。MS[C
10H
6BrClN
2O+H]
+の計算値:284.95 実測値284.
50。
【1035】
(実施例266)
5−ブロモ−4−フェノキシ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−
2−アミンの調製。
【1036】
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
【1037】
5−ブロモ−2−クロロ−4−フェノキシピリミジン(0.180g、0.630mm
ol)および塩化亜鉛(II)(0.086g、0.630mmol)を1,2−ジクロ
ロエタン(2ml)およびt−ブタノール(1ml)中で混合した。40分後、トリエチ
ルアミン(0.097ml、0.693mmol)および3,4,5−トリメトキシアニ
リン(0.115g、0.630mmol)を加えた。混合物を100℃で10分間マイ
クロ波照射し、次いで濃縮した。生成物78mgをシリカゲル上での順相クロマトグラフ
ィー(EtOAc−DCM)後に回収した。MS[C
19H
18BrN
3O
4+H]
+の
計算値:432.06、実測値431.90。
【1038】
(実施例267)
3−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズア
ミドの調製
【1039】
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
【1040】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、3
−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(0.100g、0.658mmol)およびN
−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.126ml、0.724mmo
l)をアセトニトリル(3ml)中で混合した。混合物を100℃で10分間マイクロ波
照射し、次いで濃縮し、そのまま使用した。MS[C
12H
9BrClN
3O
2+H]
+
の計算値:341.97、実測値341.70。
【1041】
(実施例268)
3−((5−ブロモ−2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6
−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドの調製
【1042】
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
【1043】
3−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズ
アミド(0.075g、0.219mmol)および塩化亜鉛(II)(0.030g、
0.219mmol)を1,2−ジクロロエタン(4ml)およびt−ブタノール(1m
l)中で混合した。30分後、トリエチルアミン(0.034ml、0.241mmol
)および6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.036g、0
.219mmol)を加えた。混合物を140℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃
縮した。生成物11mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN)後に回収した。
MS[C
21H
18BrN
5O
3+H]
+の計算値:468.07 実測値467.90
。
【1044】
(実施例269)
2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N−シクロプロピル
ベンズアミドの調製
【1045】
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
【1046】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、N
−シクロプロピル−2−ヒドロキシベンズアミド(0.117g、0.658mmol)
およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.126ml、0.72
4mmol)をアセトニトリル(3ml)中で混合した。混合物を100℃で10分間マ
イクロ波照射し、次いで濃縮し、そのまま使用した。MS[C
14H
11BrClN
3O
2+H]
+の計算値:367.98 実測値367.70。
【1047】
(実施例270)
2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)オキシ)−N−シクロプロピルベンズアミドの調製
【1048】
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
【1049】
2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N−シクロプロピ
ルベンズアミド(0.230g、0.624mmol)および塩化亜鉛(II)(0.0
85g、0.624mmol)を1,2−ジクロロエタン(3ml)およびt−ブタノー
ル(0.5ml)中で混合した。トリエチルアミン(0.096ml、0.686mmo
l)および3,4,5−トリメトキシアニリン(0.114g、0.624mmol)を
加えた。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物67m
gを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN)後に回収した。MS[C
23H
23B
rN
4O
5+H]
+の計算値:515.10 実測値515.05。
【1050】
(実施例271)
6−((4−((5−シクロブチル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ)−5−(ト
リフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(
1H)−オンの調製。
【1051】
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
【1052】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.060g、0.175mmol)、
5−シクロブチル−1H−ピラゾール−3−アミン(0.024g、0.175mmol
)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.034ml、0.1
93mmol)をDMF(2ml)中で混合した。混合物を130℃で30分間マイクロ
波照射し、次いで濃縮した。生成物14mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeC
N中10%THF)後に回収した。MS[C
21H
20F
3N
7O+H]
+の計算値:4
44.18 実測値444.15。
【1053】
(実施例272)
5−ブロモ−4−クロロ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2−
アミンの調製
【1054】
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
【1055】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(1.5g、6.58mmol)および塩化
亜鉛(II)(0.897g、6.58mmol)を1,2−ジクロロエタン(8ml)
およびt−ブタノール(2ml)中で混合した。30分後、トリエチルアミン(1.00
9ml、7.24mmol)および3,4,5−トリメトキシアニリン(1.206g、
6.58mmol)を加えた。混合物を80℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮
し、そのまま使用した。MS[C
13H
13BrClN
3O
3+H]
+の計算値:373
.99、実測値373.75。
【1056】
(実施例273)
5−ブロモ−2−クロロ−4−(2−(メトキシメチル)フェノキシ)ピリミジンの調製
【1057】
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
【1058】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、2
−(メトキシメチル)フェノール(0.091g、0.658mmol)およびN−エチ
ル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.115ml、0.658mmol)を
アセトニトリル(3ml)中で混合した。混合物を80℃で10分間マイクロ波照射し、
次いで濃縮し、そのまま使用した。MS[C
12H
10BrClN
2O
2+H]
+の計算
値:328.97、実測値328.70。
【1059】
(実施例274)
5−ブロモ−4−(2−(メトキシメチル)フェノキシ)−N−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)ピリミジン−2−アミンの調製
【1060】
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
【1061】
5−ブロモ−2−クロロ−4−(2−(メトキシメチル)フェノキシ)ピリミジン(0
.200g、0.607mmol)および塩化亜鉛(II)(0.083g、0.607
mmol)を1,2−ジクロロエタン(3ml)およびt−ブタノール(1.00ml)
中で混合した。15分後、トリエチルアミン(0.093ml、0.668mmol)お
よび3,4,5−トリメトキシアニリン(0.111g、0.607mmol)を加えた
。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物27mgを自
動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN中10%THF)後に回収した。MS[C
21
H
22BrN
3O
5+H]
+の計算値:476.08 実測値475.95。
【1062】
(実施例275)
N4−シクロプロピル−N2−(キノリン−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−2,4−ジアミンの調製
【1063】
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
【1064】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.060g、0.253mmol)およびキノリン−3−アミン(0.036g、
0.253mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を120℃で20分間マイ
クロ波照射し、次いで濃縮した。アセトンを加え、固体不純物を濾過した。生成物8mg
を濾液の自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN)後に回収した。MS[C
17H
1
4FN
5+H]
+の計算値:346.13 実測値345.80。
【1065】
(実施例276)
(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)(ピロリ
ジン−1−イル)メタノンの調製
【1066】
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
【1067】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、(
2−ヒドロキシフェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン(0.126g、0.65
8mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.126m
l、0.724mmol)をアセトニトリル(3ml)中で混合した。混合物を100℃
で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮し、そのまま使用した。MS[C
15H
13B
rClN
3O
2+H]
+の計算値:382.00、実測値381.70。
【1068】
(実施例277)
(2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジ
ン−4−イル)オキシ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノンの調製
【1069】
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
【1070】
(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)(ピロ
リジン−1−イル)メタノン(0.200g、0.523mmol)および塩化亜鉛(I
I)(0.071g、0.523mmol)を1,2−ジクロロエタン(3ml)および
t−ブタノール(1ml)中で混合した。トリエチルアミン(0.080ml、0.57
5mmol)および3,4,5−トリメトキシアニリン(0.096g、0.523mm
ol)を加えた。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成
物66mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN)後に回収した。MS[C
24
H
25BrN
4O
5+H]
+の計算値:529.11 実測値529.00。
【1071】
(実施例278)
N4−シクロプロピル−N2−(キノリン−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−2,4−ジアミンの調製
【1072】
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
【1073】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.060g、0.253mmol)、キノリン−5−アミン(0.036g、0.
253mmol)および酢酸(0.015g、0.253mmol)を酢酸(1ml)中
で混合した。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。アセトン
を加え、固体を濾過して、生成物42mgを得た。MS[C
17H
14F
3N
5+H]
+
の計算値:346.13 実測値345.80。
【1074】
(実施例279)
N−(2−ヒドロキシフェニル)シクロプロパンカルボキサミドの調製
【1075】
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
【1076】
2−アミノフェノール(3g、27.5mmol)、シクロプロパンカルボニルクロリ
ド(2.87g、27.5mmol)およびトリエチルアミン(4.21ml、30.2
mmol)をテトラヒドロフラン(30ml)中で混合した。40℃に8時間加熱し、次
いで濃縮した。シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−EtOAc
/DCM)を使用して、物質を精製した。精製後二重にアシル化された化合物(245a
mu)が所望の生成物に不純物として含まれていた。この不純物にも関わらず、物質を使
用した。MS[C
10H
11NO
2+H]
+の計算値:178.09 実測値177.8
5。
【1077】
(実施例280)
N−(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)シク
ロプロパンカルボキサミドの調製
【1078】
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
【1079】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、N
−(2−ヒドロキシフェニル)シクロプロパンカルボキサミド(0.117g、0.65
8mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.126m
l、0.724mmol)をアセトニトリル(3ml)中で混合した。混合物を100℃
で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮し、そのまま使用した。MS[C
14H
11B
rClN
3O
2+H]
+の計算値:367.98 実測値367.70。
【1080】
(実施例281)
N−(2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリ
ミジン−4−イル)オキシ)フェニル)シクロプロパンカルボキサミドの調製
【1081】
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
【1082】
N−(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)シ
クロプロパンカルボキサミド(0.220g、0.597mmol)および塩化亜鉛(I
I)(0.081g、0.597mmol)を1,2−ジクロロエタン(3ml)および
t−ブタノール(1ml)中で混合した。2時間後、トリエチルアミン(0.092ml
、0.657mmol)および3,4,5−トリメトキシアニリン(0.109g、0.
597mmol)を加えた。混合物を130℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮
した。MS[C
23H
23BrN
4O
5+H]
+の計算値:515.10 実測値515
.00。
【1083】
(実施例282)
1−(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)−N
,N−ジメチルメタンアミンの調製
【1084】
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
【1085】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、2
−((ジメチルアミノ)メチル)フェノール(0.100g、0.658mmol)およ
びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.126ml、0.724m
mol)をアセトニトリル(3ml)中で混合した。混合物を70℃で10分間マイクロ
波照射し、次いで濃縮し、そのまま使用した。MS[C
13H
13BrClN
3O+H]
+の計算値:342.00 実測値341.65。
【1086】
(実施例283)
5−ブロモ−4−(2−((ジメチルアミノ)メチル)フェノキシ)−N−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2−アミンの調製
【1087】
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
【1088】
1−(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)−
N,N−ジメチルメタンアミン(0.170g、0.496mmol)および塩化亜鉛(
II)(0.068g、0.496mmol)を1,2−ジクロロエタン(3ml)およ
びt−ブタノール(1ml)中で混合した。20分後、トリエチルアミン(0.076m
l、0.546mmol)および3,4,5−トリメトキシアニリン(0.091g、0
.496mmol)を加えた。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃
縮した。シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(DCM)を最初に使用して物
質を部分的に精製し、次いでこの部分的に純粋な物質の自動逆相クロマトグラフィー(水
−MeCN)後に5mgを回収した。MS[C
24H
25BrN
4O
5+H]
+の計算値
:529.11 実測値529.00。
【1089】
(実施例284)
5−ブロモ−4−エトキシ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2
−アミンの調製
【1090】
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
【1091】
5−ブロモ−4−クロロ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2
−アミン(2.3g、6.14mmol)および水酸化ナトリウム(10.23mL、3
0.7mmol)を水(1mL)およびエタノール(10ml)中で混合した。100℃
に8時間加熱し、次いで23℃で6日間維持した。塩化アンモニウム溶液を加えて中和し
、次いで回転蒸発器により有機溶媒を除去した。固体を濾過し、水で洗浄した。固体60
mgをシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(DCM−EtOAc)により精
製して、生成物41mgを得た。MS[C
15H
18BrN
3O
4+H]
+の計算値:3
84.06 実測値383.90。
【1092】
(実施例285)
2−クロロ−4−(シクロプロピルアミノ)ピリミジン−5−カルボン酸の調製
【1093】
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
【1094】
2,4−ジクロロピリミジン−5−カルボン酸(0.100g、0.518mmol)
、シクロプロパンアミン(0.036ml、0.518mmol)およびN−エチル−N
−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.099ml、0.570mmol)をDMF
(2ml)中で混合した。混合物を70℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮し、
そのまま使用した。MS[C
8H
8ClN
3O
2+H]
+の計算値:214.04 実測
値213.65。
【1095】
(実施例286)
4−(シクロプロピルアミノ)−2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン−6−イル)アミノ)ピリミジン−5−カルボン酸の調製
【1096】
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
【1097】
2−クロロ−4−(シクロプロピルアミノ)ピリミジン−5−カルボン酸(0.100
g、0.468mmol)および6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−
オン(0.076g、0.468mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を1
20℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。アセトンを加え、固体を濾過した
。その固体にMeOHを加え、濾過して、最終生成物74mgを得た。MS[C
17H
1
7N
5O
3+H]
+の計算値:340.14 実測値340.00。
【1098】
(実施例287)
4−(シクロプロピルアミノ)−2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン−6−イル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリルおよび2−(シクロプロピ
ルアミノ)−4−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル)
アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリルの調製。
【1099】
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
【1100】
2,4−ジクロロピリミジン−5−カルボニトリル(0.100g、0.575mmo
l)、シクロプロパンアミン(0.040ml、0.575mmol)およびN−エチル
−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.110ml、0.632mmol)をア
セトニトリル(2ml)中で混合した。混合物を70℃で10分間マイクロ波照射し、次
いで濃縮した。6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.093
g、0.575mmol)および酢酸(0.035g、0.575mmol)を加えた。
混合物を110℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。4−(シクロプロピル
アミノ)−2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル)ア
ミノ)ピリミジン−5−カルボニトリル14mgおよび2−(シクロプロピルアミノ)−
4−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル)アミノ)ピリ
ミジン−5−カルボニトリル14mgを、自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN)
後に回収した。MS[C
17H
16N
6O+H]
+の計算値:321.15 実測値32
1.00。
【1101】
(実施例288)
N2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−N4−シクロプロピル−5−(
トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製。
【1102】
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
【1103】
フラスコおよび撹拌子をフレーム乾燥した。加熱前、試薬および溶媒に窒素を吹き込ん
だ。2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−ア
ミン(0.065g、0.274mmol)、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−
4,5−ジイル)ビス(ジフェニルホスファン)(0.016g、0.027mmol)
、ジアセトキシパラジウム(3.07mg、0.014mmol)、1H−ベンゾ[d]
イミダゾール−2−アミン(0.036g、0.274mmol)および炭酸セシウム(
0.107g、0.328mmol)を1,4−ジオキサン(2ml)中で混合した。混
合物を140℃で20分間マイクロ波照射した。MeOHと共にセライトに通して濾過し
、次いで濃縮した。アセトンを加え、固体を濾過して、生成物13mgを得た。MS[C
15H
13FN
6+H]
+の計算値:335.13 実測値335.10。
【1104】
(実施例289)
2−(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)−4
−メチルオキサゾールの調製
【1105】
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
【1106】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、2
−(4−メチルオキサゾール−2−イル)フェノール(0.115g、0.658mmo
l)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.126ml、0.
724mmol)をアセトニトリル(2ml)中で混合した。混合物を120℃で20分
間マイクロ波照射し、次いで濃縮し、そのまま使用した。MS[C
14H
9BrClN
3
O
2+H]
+の計算値:365.97 実測値365.70。
【1107】
(実施例290)
5−ブロモ−4−(2−(4−メチルオキサゾール−2−イル)フェノキシ)−N−(3
,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2−アミンの調製
【1108】
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
【1109】
2−(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)−
4−メチルオキサゾール(0.230g、0.627mmol)および塩化亜鉛(II)
(0.094g、0.690mmol)を1,2−ジクロロエタン(3ml)中で混合し
た。30分後、トリエチルアミン(0.105ml、0.753mmol)および3,4
,5−トリメトキシアニリン(0.115g、0.627mmol)を加えた。混合物を
120℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。シリカゲル上でのフラッシュク
ロマトグラフィー(DCM)を使用して、部分的に純粋な生成物を単離した。生成物18
mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN中10%THF)後に回収した。MS
[C
23H
21BrN
4O
5+H]
+の計算値:513.08 実測値512.95。
【1110】
(実施例291)
6−((4−(シクロプロピルアミノ)−5−ニトロピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよびN2,N4−ジシクロプロピル−5
−ニトロピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【1111】
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
【1112】
アセトニトリル(2ml)中の2,4−ジクロロ−5−ニトロピリミジン(0.070
g、0.361mmol)に、0℃でシクロプロパンアミン(0.025ml、0.36
1mmol)を加えた。5分後、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(
0.069ml、0.397mmol)を加えた。混合物を60℃で10分間マイクロ波
照射し、次いで濃縮した。6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(
0.059g、0.361mmol)および酢酸(0.022g、0.361mmol)
を加えた。混合物を100℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。アセトンを
加え、固体を濾過して、6−((4−(シクロプロピルアミノ)−5−ニトロピリミジン
−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン17mgを、濃縮
後にN2,N4−ジシクロプロピル−5−ニトロピリミジン−2,4−ジアミン20mg
を含む濾液と共に得た。MS[C
16H
16N
6O
3+H]
+の計算値:341.14
実測値341.00。MS[C
10H
13N
5O
2+H]
+の計算値:236.12 実
測値236.00。
【1113】
(実施例292)
5−ブロモ−2−クロロ−N−フェニルピリミジン−4−アミンの調製
【1114】
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
【1115】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、ア
ニリン(0.060ml、0.658mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプ
ロパン−2−アミン(0.126ml、0.724mmol)をアセトニトリル(2ml
)中で混合した。混合物を100℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮し、そのま
ま使用した。MS[C
10H
7BrClN
3+H]
+の計算値:283.96 実測値2
83.55。
【1116】
(実施例293)
5−ブロモ−N4−フェニル−N2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン
−2,4−ジアミンの調製
【1117】
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
【1118】
5−ブロモ−2−クロロ−N−フェニルピリミジン−4−アミン(0.175g、0.
615mmol)および塩化亜鉛(II)(0.101g、0.738mmol)を1,
2−ジクロロエタン(3ml)中で混合した。30分後、混合物を140℃で20分間マ
イクロ波照射した。メタノール中アンモニア(200μL、7M)を加えた。混合物を1
40℃で20分間マイクロ波照射して出発物を消費し、精製を容易にした。シリカゲル上
でのフラッシュクロマトグラフィー(DCM)を使用して部分的に純粋な物質を得、次い
で生成物40mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN中10%THF)後に回
収した。MS[C
19H
19BrN
4O
3+H]
+の計算値:431.07 実測値43
0.90。
【1119】
(実施例294)
6−((4−((1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ)−5−(トリフ
ルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H
)−オンの調製
【1120】
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
【1121】
フラスコおよび撹拌子をフレーム乾燥した。加熱前、試薬および溶媒に窒素を吹き込ん
だ。6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)
−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.085g、0.248mmol)
、ジアセトキシパラジウム(1.671mg、7.44μmol)、1H−1,2,4−
トリアゾール−3−アミン(0.023g、0.273mmol)および炭酸セシウム(
0.105g、0.322mmol)をDMF(2ml)中で混合した。混合物を140
℃で20分間マイクロ波照射した。MeOHと共にセライトに通して濾過し、次いで濃縮
した。MeOHを加え、黄色固体を濾過した。アセトンおよびDCMで洗浄して非極性不
純物を除去し、生成物35mgを得た。MS[C
16H
13F
3N
8O+H]
+の計算値
:391.13 実測値391.00。
【1122】
(実施例295)
メチル(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)カ
ルバメートの調製
【1123】
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
【1124】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、メ
チル(2−ヒドロキシフェニル)カルバメート(0.110g、0.658mmol)お
よびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.126ml、0.724
mmol)をアセトニトリル(2ml)中で混合した。混合物を120℃で20分間マイ
クロ波照射し、次いで濃縮し、そのまま使用した。MS[C
12H
9BrClN
3O
3+
H]
+の計算値:357.96 実測値357.70。
【1125】
(実施例296)
メチル(2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピ
リミジン−4−イル)オキシ)フェニル)カルバメートの調製
【1126】
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
【1127】
メチル(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)
カルバメート(0.220g、0.614mmol)および塩化亜鉛(II)(0.10
0g、0.736mmol)を1,2−ジクロロエタン(3ml)中で混合した。1時間
後、トリエチルアミン(0.103ml、0.736mmol)および3,4,5−トリ
メトキシアニリン(0.112g、0.614mmol)を加えた。混合物を120℃で
20分間マイクロ波照射した。酢酸(0.037g、0.614mmol)および3,4
,5−トリメトキシアニリン(0.112g、0.614mmol)を加えた。混合物を
130℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。シリカゲル上でのフラッシュク
ロマトグラフィー(DCM−EtOAc)を使用して部分的に純粋な物質を得、次いで生
成物36mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN中10%THF)後に回収し
た。MS[C
21H
21BrN
4O
6+H]
+の計算値:505.07、実測値504.
95。
【1128】
(実施例297)
N2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−N4−(5−シクロブチル−1
H−ピラゾール−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミ
ンの調製
【1129】
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
【1130】
2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(0.087g、0.40
1mmol)、5−シクロブチル−1H−ピラゾール−3−アミン(0.055g、0.
401mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.07
7ml、0.441mmol)をアセトニトリル(2ml)中で混合した。混合物を80
℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6
−アミン(0.053g、0.401mmol)および酢酸(0.024g、0.401
mmol)を加えた。混合物を110℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。
生成物14mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN)後に回収した。MS[C
19H
17F
3N
8+H]
+の計算値:415.16、実測値415.20。
【1131】
(実施例298)
5−ブロモ−2−クロロ−4−(2−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ピリミジンの
調製
【1132】
【化310】
[この文献は図面を表示できません]
【1133】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.150g、0.658mmol)、2
−(トリフルオロメチル)フェノール(0.117g、0.724mmol)およびN−
エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.138ml、0.790mmol
)をアセトニトリル(3ml)中で混合した。混合物を120℃で20分間マイクロ波照
射し、次いで濃縮し、そのまま使用した。MS[C
11H
5BrClF
3N
2O+H]
+
の計算値:352.93、実測値352.60。
【1134】
(実施例299)
5−ブロモ−4−(2−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−N−(3,4,5−トリ
メトキシフェニル)ピリミジン−2−アミンの調製
【1135】
【化311】
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【1136】
5−ブロモ−2−クロロ−4−(2−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ピリミジン
(0.220g、0.622mmol)および塩化亜鉛(II)(0.110g、0.8
09mmol)を1,2−ジクロロエタン(3ml)中で混合した。30分後、トリエチ
ルアミン(0.121ml、0.871mmol)および3,4,5−トリメトキシアニ
リン(0.114g、0.622mmol)を加えた。混合物を120℃で20分間マイ
クロ波照射し、次いで濃縮した。生成物45mgをシリカゲル上でのフラッシュクロマト
グラフィー(DCM−EtOAc)後に回収した。MS[C
20H
17BrF
3N
3O
4
+H]
+の計算値:500.05、実測値500.00。
【1137】
(実施例300)
6−((4−フェノキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)
−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンおよび6−((2−フェノキシ−5−(
トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2
(1H)−オンの調製
【1138】
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
【1139】
2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(0.080g、0.36
9mmol)、フェノール(0.035g、0.369mmol)およびN−エチル−N
−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.071ml、0.406mmol)をアセト
ニトリル(2ml)中で混合した。混合物を100℃で10分間マイクロ波照射し、次い
で濃縮した。6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.060g
、0.369mmol)および酢酸(0.022g、0.369mmol)を加えた。混
合物を110℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。50:50MeCN−水
混合物を加え、固体を濾過した。この固体にアセトンを加え、この固体を濾過して、6−
((4−フェノキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3
,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン23mgを得た。上記からのMeCN−水濾
液を自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN)を使用して精製して、6−((2−フ
ェノキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−3,4−ジヒ
ドロキノリン−2(1H)−オン8mgを得た。MS[C
20H
15F
3N
4O
2+H]
+の計算値:401.12、実測値401.20。
【1140】
(実施例301)
6−((4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−
イル)アミノ)−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オンの調製
【1141】
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
【1142】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.060g、0.253mmol)および6−アミノ−3,4−ジヒドロナフタレ
ン−1(2H)−オン(0.041g、0.253mmol)を酢酸(1ml)中で混合
した。混合物を110℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。DCM−EtO
Acを加え、固体を濾過して、生成物61mgを得た。MS[C
18H
17F
3N
4O+
H]
+の計算値:363.15、実測値363.15。
【1143】
(実施例302)
(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)フェニル)メタノー
ルの調製
【1144】
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
【1145】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.100g、0.439mmol)、(
2−アミノフェニル)メタノール(0.054g、0.439mmol)およびN−エチ
ル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.084ml、0.483mmol)を
アセトニトリル(2ml)中で混合した。混合物を100℃で20分間マイクロ波照射し
、次いで濃縮し、そのまま使用した。MS[C
11H
9BrClN
3O+H]
+の計算値
:313.97、実測値313.60。
【1146】
(実施例303)
(2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジ
ン−4−イル)アミノ)フェニル)メタノールの調製
【1147】
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
【1148】
(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)フェニル)メタノ
ール(0.125g、0.397mmol)および塩化亜鉛(II)(0.065g、0
.477mmol)を1,2−ジクロロエタン(2ml)中で混合した。30分後、トリ
エチルアミン(0.072ml、0.517mmol)および3,4,5−トリメトキシ
アニリン(0.073g、0.397mmol)を加えた。混合物を140℃で20分間
マイクロ波照射し、次いで濃縮した。物質を自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN
中10%THF)を使用して精製して、部分的に純粋な物質を得た。これをシリカゲル上
でのフラッシュクロマトグラフィー(DCM−EtOAc)により更に精製して、生成物
22mgを得た。MS[C
20H
21BrN
4O
4+H]
+の計算値:461.08、実
測値460.90。
【1149】
(実施例304)
N2−(4−アミノフェニル)−N4−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピ
リミジン−2,4−ジアミンおよびN2,N2’−(1,4−フェニレン)ビス(N4−
シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン)の調製
【1150】
【化316】
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【1151】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.060g、0.253mmol)およびベンゼン−1,4−ジアミン(0.05
5g、0.505mmol)をブタン−1−オール(1ml)中で混合した。混合物を1
20℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。アセトンを加え、固体を濾過して
、N2,N2’−(1,4−フェニレン)ビス(N4−シクロプロピル−5−(トリフル
オロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン)36mgを得た。濾液を濃縮して、N2−
(4−アミノフェニル)−N4−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジ
ン−2,4−ジアミン92mgを得た。MS[C
14H
14F
3N
5+H]
+の計算値:
310.13、実測値310.00。MS[C
22H
20F
6N
8+H]
+の計算値:5
11.18、実測値511.30。
【1152】
(実施例305)
N4−シクロプロピル−N2−(キノキサリン−6−イル)−5−(トリフルオロメチル
)ピリミジン−2,4−ジアミンの調製
【1153】
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
【1154】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.060g、0.253mmol)およびキノキサリン−6−アミン(0.037
g、0.253mmol)を酢酸(1ml)中で混合した。混合物を120℃で20分間
マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物17mgを自動逆相クロマトグラフィー(水
−MeCN)後に回収した。MS[C
16H
13F
3N
6+H]
+の計算値:347.1
3、実測値347.10。
【1155】
(実施例306)
6−((4−(シクロプロピルアミノ)−6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−
イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【1156】
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
【1157】
2,4−ジクロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリミジン(0.110g、0.50
7mmol)、シクロプロパンアミン(0.035ml、0.507mmol)およびN
−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.088ml、0.507mmo
l)をエタノール(3ml)中で混合した。23℃で3時間撹拌し、次いで濃縮した。6
−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.082g、0.507m
mol)および酢酸(0.030g、0.507mmol)を加えた。混合物を130℃
で20分間マイクロ波照射した。中間体はまだ存在していた。反応混合物を濃縮し、1,
2−ジクロロエタン(4mL)および塩化亜鉛(II)(0.069g、0.507mm
ol)を加えた。混合物を110℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成
物20mgをシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(DCM−EtOAc)後
に単離した。MS[C
17H
16F
3N
5O+H]
+の計算値:364.14、実測値3
64.20。
【1158】
(実施例307)
N−(2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル)アミノ
)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)シクロプロパンカルボキサミド
の調製
【1159】
【化319】
[この文献は図面を表示できません]
【1160】
フラスコおよび撹拌子をフレーム乾燥した。加熱前、試薬および溶媒に窒素を吹き込ん
だ。6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)
−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.080g、0.233mmol)
、ジアセトキシパラジウム(1.572mg、7.00μmol)、シクロプロパンカル
ボキサミド(0.022g、0.257mmol)および炭酸セシウム(0.099g、
0.303mmol)をDMF(2ml)中で混合した。混合物を130℃で20分間マ
イクロ波照射した。MeOHと共にセライトに通して濾過し、次いで濃縮した。生成物4
mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN)後に単離した。MS[C
18H
16
F
3N
5O
2+H]
+の計算値:392.14、実測値392.05。
【1161】
(実施例308)
tert−ブチル6−((4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カルボ
キシレートの調製
【1162】
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
【1163】
フラスコおよび撹拌子をフレーム乾燥した。加熱前、試薬および溶媒に窒素を吹き込ん
だ。2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−ア
ミン(0.100g、0.421mmol)、ジアセトキシパラジウム(2.83mg、
0.013mmol)、tert−ブチル6−アミノ−3,4−ジヒドロイソキノリン−
2(1H)−カルボキシレート(0.115g、0.463mmol)および炭酸セシウ
ム(0.178g、0.547mmol)を1,4−ジオキサン(2ml)中で混合した
。混合物を130℃で20分間マイクロ波照射した。MeOHと共にセライトに通して濾
過し、次いで濃縮した。アセトンを加え、固体を濾過すると、生成物は濾液中であり、こ
れを濃縮した。生成物166mgをシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(D
CM−EtOAc)後に単離した。MS[C
22H
26F
3N
5O
2+H]
+の計算値:
450.21、実測値450.55。
【1164】
(実施例309)
N4−シクロプロピル−N2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル
)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン・HClの調製
【1165】
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
【1166】
tert−ブチル6−((4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル
)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カル
ボキシレート(0.132g、0.294mmol)および水中塩化水素(0.489m
l、1.468mmol、水中3M)をメタノール(1ml)中で混合した。60℃に1
6時間加熱し、次いで濃縮した。固体をDCMで洗浄して、生成物109mgを得た。M
S[C
17H
18F
3N
5+H]
+の計算値:350.16、実測値350.05。
【1167】
(実施例310)
tert−ブチル(3−((2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン−6−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)
プロピル)カルバメートの調製
【1168】
【化322】
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【1169】
6−((4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−
3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.200g、0.584mmol)、
tert−ブチル5−アミノペンタノエート(0.101g、0.584mmol)およ
びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.102ml、0.584m
mol)をDMF(5ml)中で混合した。混合物を100℃で20分間マイクロ波照射
し、次いで濃縮した。生成物242mgをシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィ
ー(DCM−MeOH)後に単離した。MS[C
22H
27F
3N
6O
3+H]
+の計算
値:481.22、実測値481.55。
【1170】
(実施例311)
N−(シクロプロパンカルボニル)−N−(4−((4−(シクロプロピルアミノ)−5
−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)シクロプロパンカ
ルボキサミドの調製
【1171】
【化323】
[この文献は図面を表示できません]
【1172】
N2−(4−アミノフェニル)−N4−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−2,4−ジアミン(0.043g、0.139mmol)、シクロプロパン
カルボニルクロリド(0.016g、0.153mmol)およびN−エチル−N−イソ
プロピルプロパン−2−アミン(0.029ml、0.167mmol)をDMF(1m
l)中で混合した。混合物を60℃で10分間マイクロ波照射した。更にシクロプロパン
カルボニルクロリド(0.016g、0.153mmol)を加えた。混合物を60℃で
10分間マイクロ波照射した。生成物10mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−Me
CN)後に単離した。MS[C
22H
22F
3N
5O
2+H]
+の計算値:446.18
、実測値446.35。
【1173】
(実施例312)
N−(4−((4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン
−2−イル)アミノ)フェニル)シクロプロパンカルボキサミドの調製
【1174】
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
【1175】
N2−(4−アミノフェニル)−N4−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−2,4−ジアミン(0.020g、0.065mmol)、シクロプロパン
カルボニルクロリド(6.16μl、0.068mmol)およびトリエチルアミン(0
.012ml、0.084mmol)をDMF(1ml)中で混合した。混合物を60℃
で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物3mgを自動逆相クロマトグラフ
ィー(水−MeCN)後に単離した。MS[C
18H
18F
3N
5O+H]
+の計算値:
378.16、実測値378.00。
【1176】
(実施例313)
6−((4−((3−アミノプロピル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジ
ン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン・HClの調製
【1177】
【化325】
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【1178】
tert−ブチル(3−((2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン−6−イル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ
)プロピル)カルバメート(0.232g、0.483mmol)および塩化水素、H
2
O(0.644ml、1.931mmol)をメタノール(2ml)中で混合した。濃縮
して、生成物195mgを得た。MS[C
17H
19F
3N
6O+H]
+の計算値:38
1.17、実測値381.10。
【1179】
(実施例314)
5−((4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−
イル)アミノ)イソインドリン−1,3−ジオンの調製
【1180】
【化326】
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【1181】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.060g、0.253mmol)および5−アミノイソインドリン−1,3−ジ
オン(0.041g、0.253mmol)を酢酸(2ml)中で混合した。混合物を1
20℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物1mgを自動逆相クロマト
グラフィー(水−MeCN中3%DMF)後に単離した。MS[C
16H
12F
3N
5O
2+H]
+の計算値:364.10、実測値364.00。
【1182】
(実施例315)
3−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルプロパン
アミドの調製
【1183】
【化327】
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【1184】
3−ヒドロキシ−N−メチルプロパンアミド(0.068g、0.658mmol)お
よび水素化ナトリウム(0.026g、0.658mmol)をDMF(1ml)中で混
合した。混合物を80℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮し、そのまま使用した
。MS[C
8H
9BrClN
3O
2+H]
+の計算値:293.97、実測値293.6
0。
【1185】
(実施例316)
3−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)オキシ)−N−メチルプロパンアミドの調製
【1186】
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
【1187】
3−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルプロパ
ンアミド(0.175g、0.594mmol)および塩化亜鉛(II)(0.105g
、0.772mmol)を1,2−ジクロロエタン(3ml)中で混合した。30分後、
トリエチルアミン(0.083ml、0.594mmol)および3,4,5−トリメト
キシアニリン(0.109g、0.594mmol)を加えた。混合物を120℃で20
分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物31mgを自動逆相クロマトグラフィー
(水−MeCN)後に単離した。MS[C
17H
21BrN
4O
5+H]
+の計算値:4
41.08、実測値440.85。
【1188】
(実施例317)
2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)アミノ)フェノールの調製
【1189】
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
【1190】
2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)フェノール(0.1
80g、0.599mmol)および塩化亜鉛(II)(0.098g、0.719mm
ol)を1,2−ジクロロエタン(4ml)中で混合した。トリエチルアミン(0.10
0ml、0.719mmol)および3,4,5−トリメトキシアニリン(0.110g
、0.599mmol)を加えた。混合物を130℃で20分間マイクロ波照射し、次い
で濃縮した。シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(DCM−EtOAc)を
使用して部分的に純粋な物質を得、次いで生成物19mgを自動逆相クロマトグラフィー
(水−MeCN中10%THF)後に回収した。MS[C
19H
19BrN
4O
4+H]
+の計算値:447.07、実測値446.85。
【1191】
(実施例318)
2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)オキシ)−4−メトキシ−N−メチルベンズアミドおよび2−((5−ブロ
モ−4−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン−2−イル)オキ
シ)−4−メトキシ−N−メチルベンズアミドの調製
【1192】
【化330】
[この文献は図面を表示できません]
【1193】
2−ヒドロキシ−4−メトキシ−N−メチルベンズアミド(0.048g、0.267
mmol)および水素化ナトリウム(0.014g、0.347mmol)をDMF(3
ml)中で混合した。次いで5−ブロモ−4−クロロ−N−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)ピリミジン−2−アミン(0.100g、0.267mmol)を加えた。混
合物を110℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃塩化アンモニウム溶液を加えた。
有機物をDCMで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。2−((5−ブロモ−2
−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)オキシ)−
4−メトキシ−N−メチルベンズアミド12mgおよび2−((5−ブロモ−4−((3
,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン−2−イル)オキシ)−4−メト
キシ−N−メチルベンズアミド6mgを、自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN中
10%THF)後に回収した。MS[C
22H
23BrN
4O
6+H]
+の計算値:51
9.09、実測値519.05。
【1194】
(実施例319)
N−(2−ヒドロキシフェニル)ピバルアミドの調製
【1195】
【化331】
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【1196】
2−アミノフェノール(2g、18.33mmol)、塩化ピバロイル(2.483m
l、20.16mmol)および炭酸水素ナトリウム(4.62g、55.0mmol)
を水(60ml)および酢酸エチル(50ml)中で混合した。1M HClを加え、E
tOAcで1回およびDCMで1回抽出した。混合物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し
、真空で濃縮した。ニ重にアシル化された生成物も生成した。ヘキサンで洗浄して不純物
を除去し、そのまま使用した。MS[C
11H
15NO
2+H]
+の計算値:194.1
2、実測値194.00。
【1197】
(実施例320)
N−(2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリ
ミジン−4−イル)オキシ)フェニル)ピバルアミドの調製
【1198】
【化332】
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【1199】
N−(2−ヒドロキシフェニル)ピバルアミド(0.062g、0.320mmol)
および水素化ナトリウム(9.99mg、0.416mmol)をDMF(3ml)中で
混合した。次いで5−ブロモ−4−クロロ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
ピリミジン−2−アミン(0.120g、0.320mmol)を加えた。混合物を11
0℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物16mgを自動逆相クロマト
グラフィー(水−MeCN中10%THF)後に回収した。MS[C
24H
27BrN
4
O
5+H]
+の計算値:531.13、実測値531.05。
【1200】
(実施例321)
N−(2−((2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)−5−ブ
ロモピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)アセトアミドおよび4−(2−アミノフ
ェノキシ)−N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−5−ブロモピリ
ミジン−2−アミンの調製
【1201】
【化333】
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【1202】
N−(2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ)フェニル)ア
セトアミド(0.170g、0.496mmol)および塩化亜鉛(II)(0.081
g、0.595mmol)を1,2−ジクロロエタン(3ml)中で混合した。15分後
、トリエチルアミン(0.069ml、0.496mmol)およびベンゾ[d][1,
3]ジオキソール−5−アミン(0.068g、0.496mmol)を加えた。混合物
を120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。N−(2−((2−(ベンゾ
[d][1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)−5−ブロモピリミジン−4−イル)
オキシ)フェニル)アセトアミド8mgおよび4−(2−アミノフェノキシ)−N−(ベ
ンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−5−ブロモピリミジン−2−アミン2
6mgを、自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN中10%THF)後に回収した。
MS[C
19H
15BrN
4O
4+H]
+の計算値:443.04、実測値442.85
。MS[C
17H
13BrN
4O
3+H]
+の計算値:401.03、実測値400.8
0。
【1203】
(実施例322)
2−((2,5−ジクロロピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドの
調製
【1204】
【化334】
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【1205】
2,4,5−トリクロロピリミジン(0.170g、0.927mmol)、N−エチ
ル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.161ml、0.927mmol)お
よび2−ヒドロキシ−N−メチルベンズアミド(0.140g、0.927mmol)を
n−ブタノール(5ml)中で混合した。60℃に16時間加熱し、次いで濃縮し、その
まま使用した。MS[C
12H
9Cl
2N
3O
2+H]
+の計算値:298.02、実測
値297.65。
【1206】
(実施例323)
N−(2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリ
ミジン−4−イル)オキシ)フェニル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミドの調製
【1207】
【化335】
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【1208】
4−(2−アミノフェノキシ)−5−ブロモ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)ピリミジン−2−アミン(0.190g、0.425mmol)、トリエチルアミン
(0.065ml、0.467mmol)および2,2,2−トリフルオロ酢酸無水物(
0.059ml、0.425mmol)をアセトニトリル(4.00ml)中で混合した
。混合物を130℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物10mgをシ
リカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(DCM)後に回収した。MS[C
19H
15BrN
4O
4+H]
+の計算値:443.04、実測値442.85。MS[C
21
H
18BrF
3N
4O
5+H]
+の計算値:543.05、実測値543.00。
【1209】
(実施例324)
5−ブロモ−4−(キノリン−8−イルオキシ)−N−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)ピリミジン−2−アミンおよび5−ブロモ−2−(キノリン−8−イルオキシ)−
N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−4−アミンの調製
【1210】
【化336】
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【1211】
キノリン−8−オール(0.046g、0.320mmol)および水素化ナトリウム
(0.017g、0.416mmol)をDMF(2ml)中で混合した。次いで5−ブ
ロモ−4−クロロ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2−アミン
(0.120g、0.320mmol)を加えた。混合物を120℃で20分間マイクロ
波照射し、次いで濃縮した。5−ブロモ−4−(キノリン−8−イルオキシ)−N−(3
,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2−アミン28mgおよび5−ブロモ−
2−(キノリン−8−イルオキシ)−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミ
ジン−4−アミン24mgを、自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN中10%TH
F)後に回収した。MS[C
22H
19BrN
4O
4+H]
+の計算値:483.07、
実測値482.90。
【1212】
(実施例325)
2−((5−ブロモ−2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6
−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)オキシ)−N−メチルベンズアミドの調製
【1213】
【化337】
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【1214】
上記の通りに調製した2−((5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)オキシ
)−N−メチルベンズアミド(0.140g、0.409mmol)および塩化亜鉛(I
I)(0.067g、0.490mmol)を1,2−ジクロロエタン(3ml)中で混
合した。30分後、トリエチルアミン(0.063ml、0.450mmol)および6
−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.066g、0.409m
mol)を加えた。混合物を130℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生
成物32mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN中10%THF)後に回収し
た。MS[C
21H
18BrN
5O
3+H]
+の計算値:468.07、実測値467.
95。
【1215】
(実施例326)
2−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)アミノ)−5−(トリフルオ
ロメチル)ピリミジン−4−オールの調製
【1216】
【化338】
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【1217】
N−(4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−1H−ピロ
ロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.102g、0.325mmol)、2−ア
ミノ−N−メチルベンズアミド(0.029g、0.195mmol)およびN−エチル
−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.057ml、0.325mmol)をD
MF(1ml)中で混合した。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃
縮した。2:1水/MeCNを加えて固体が沈殿し、これを濾過した。濾液を濃縮し、副
生成物20mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN)後に回収した。MS[C
12H
8F
3N
5O+H]
+の計算値:296.08、実測値295.85。
【1218】
(実施例327)
2−(2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリ
ミジン−4−イル)オキシ)フェニル)−N−メチルアセトアミドの調製
【1219】
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
【1220】
2−(2−ヒドロキシフェニル)−N−メチルアセトアミド(0.044g、0.26
7mmol)および水素化ナトリウム(8.33mg、0.347mmol)をDMF(
2ml)中で混合した。5分後、5−ブロモ−4−クロロ−N−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)ピリミジン−2−アミン(0.100g、0.267mmol)を加えた
。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物50mgを自
動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN中10%THF)後に回収した。MS[C
22
H
23BrN
4O
5+H]
+の計算値:503.10、実測値503.00。
【1221】
(実施例328)
N−(2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリ
ミジン−4−イル)オキシ)ベンジル)アセトアミドの調製
【1222】
【化340】
[この文献は図面を表示できません]
【1223】
5−ブロモ−4−クロロ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2
−アミン(0.110g、0.294mmol)、N−(2−ヒドロキシベンジル)アセ
トアミド(0.049g、0.294mmol)および水素化ナトリウム(0.015g
、0.382mmol)をDMF(2ml)中で混合した。混合物を120℃で20分間
マイクロ波照射し、次いで濃縮した。生成物31mgを自動逆相クロマトグラフィー(水
−MeCN中10%THF)後に回収した。MS[C
22H
23BrN
4O
5+H]
+の
計算値:503.10、実測値503.05。
【1224】
(実施例329)
4−((1H−インドール−7−イル)オキシ)−5−ブロモ−N−(3,4,5−トリ
メトキシフェニル)ピリミジン−2−アミンおよび2−((1H−インドール−7−イル
)オキシ)−5−ブロモ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−4−
アミンの調製
【1225】
【化341】
[この文献は図面を表示できません]
【1226】
1H−インドール−7−オール(0.039g、0.294mmol)および水素化ナ
トリウム(0.015g、0.382mmol)をDMF(3ml)中で混合した。次い
で5−ブロモ−4−クロロ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2
−アミン(0.110g、0.294mmol)を加えた。混合物を120℃で20分間
マイクロ波照射し、次いで濃縮した。4−((1H−インドール−7−イル)オキシ)−
5−ブロモ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2−アミン44m
gおよび2−((1H−インドール−7−イル)オキシ)−5−ブロモ−N−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−4−アミン6mgを、自動逆相クロマトグラフ
ィー(水−MeCN中10%THF)後に回収した。MS[C
21H
19BrN
4O
4+
H]
+の計算値:471.07、実測値470.95。
【1227】
(実施例330)
5−ブロモ−4−((5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル)オキシ)−
N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2−アミンおよび5−ブロモ−
2−((5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル)オキシ)−N−(3,4
,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−4−アミンの調製
【1228】
【化342】
[この文献は図面を表示できません]
【1229】
5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−オール(0.044g、0.294m
mol)および水素化ナトリウム(0.015g、0.382mmol)をDMF(3m
l)中で混合した。5分後、5−ブロモ−4−クロロ−N−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)ピリミジン−2−アミン(0.110g、0.294mmol)を加えた。混
合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。5−ブロモ−4−((5
,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル)オキシ)−N−(3,4,5−トリ
メトキシフェニル)ピリミジン−2−アミン66mgおよび5−ブロモ−2−((5,6
,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル)オキシ)−N−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)ピリミジン−4−アミン14mgを、自動逆相クロマトグラフィー(水−
MeCN中10%THF)後に回収した。MS[C
23H
24BrN
3O
4+H]
+の計
算値:486.11、実測値486.05。
【1230】
(実施例331)
4−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−5−ブロモ−N−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2−アミンおよび2−(1H−ベン
ゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−5−ブロモ−N−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)ピリミジン−4−アミンの調製
【1231】
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
【1232】
1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール(0.035g、0.294mmol
)および水素化ナトリウム(0.015g、0.382mmol)をDMF(3ml)中
で混合した。5分後、5−ブロモ−4−クロロ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)ピリミジン−2−アミン(0.110g、0.294mmol)を加えた。混合物を
120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。4−(1H−ベンゾ[d][1
,2,3]トリアゾール−1−イル)−5−ブロモ−N−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)ピリミジン−2−アミン70mgおよび2−(1H−ベンゾ[d][1,2,3
]トリアゾール−1−イル)−5−ブロモ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
ピリミジン−4−アミン28mgを、シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(
DCM−EtOAc)後に回収した。MS[C
23H
24BrN
3O
4+H]
+の計算値
:486.11、実測値486.05。
【1233】
(実施例332)
シクロプロピル(6−((4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)
ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)
メタノンの調製
【1234】
【化344】
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【1235】
N4−シクロプロピル−N2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イ
ル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン・HCl(0.018
g、0.047mmol)、シクロプロパンカルボニルクロリド(4.23μl、0.0
47mmol)およびトリエチルアミン(0.026ml、0.187mmol)をDM
F(3ml)中で混合した。60℃に8時間加熱した。MeOHを加え、濃縮した。生成
物8mgをシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(DCM−EtOAc)後に
回収した。MS[C
21H
22F
3N
5O+H]
+の計算値:418.19、実測値41
8.00。
【1236】
(実施例333)
N−(3−((2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル
)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)シ
クロプロパンカルボキサミドの調製
【1237】
【化345】
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【1238】
6−((4−((3−アミノプロピル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミ
ジン−2−イル)アミノ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン・HCl(0
.024g、0.058mmol)、シクロプロパンカルボニルクロリド(5.22μl
、0.058mmol)およびトリエチルアミン(0.020ml、0.144mmol
)をDMF(1ml)中で混合した。MeOHを加え、1時間撹拌し、次いで濃縮した。
生成物19mgをシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(DCM−MeOH)
後に回収した。MS[C
21H
23F
3N
6O
2+H]
+の計算値:449.19、実測
値449.00。
【1239】
(実施例334)
6−((4−(シクロプロピルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−
イル)アミノ)−2,3−ジヒドロフタラジン−1,4−ジオンの調製
【1240】
【化346】
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【1241】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.055g、0.231mmol)および6−アミノ−2,3−ジヒドロフタラジ
ン−1,4−ジオン(0.041g、0.231mmol)を酢酸(2ml)中で混合し
た。混合物を110℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。MeOHおよび5
%DMFを加え、固体を濾過して、生成物35mgを得た。MS[C
16H
13F
3N
6
O
2+H]
+の計算値:379.12、実測値379.00。
【1242】
(実施例335)
1−(8−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリ
ミジン−4−イル)オキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)エタン−
1−オンおよび1−(8−((5−ブロモ−4−((3,4,5−トリメトキシフェニル
)アミノ)ピリミジン−2−イル)オキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−
イル)エタン−1−オンの調製
【1243】
【化347】
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【1244】
5−ブロモ−4−クロロ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2
−アミン(0.100g、0.267mmol)、1−(8−ヒドロキシ−3,4−ジヒ
ドロキノリン−1(2H)−イル)エタン−1−オン(0.051g、0.267mmo
l)および水素化ナトリウム(0.014g、0.347mmol)をDMF(2ml)
中で混合した。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。1−(
8−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)オキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)エタン−1−オ
ン52mgおよび1−(8−((5−ブロモ−4−((3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)アミノ)ピリミジン−2−イル)オキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)
−イル)エタン−1−オン36mgを、自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN中1
0%THF)後に回収した。MS[C
24H
25BrN
4O
5+H]
+の計算値:529
.11、実測値529.10。
【1245】
(実施例336)
2−((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジン
−4−イル)オキシ)フェノールの調製
【1246】
【化348】
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【1247】
ピロカテコール(0.032g、0.294mmol)および水素化ナトリウム(0.
015g、0.382mmol)をDMF(2ml)中で混合した。次いで5−ブロモ−
4−クロロ−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピリミジン−2−アミン(0.
110g、0.294mmol)を加えた。混合物を120℃で10分間マイクロ波照射
し、次いで濃縮した。生成物31mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN中1
0%THF)後に回収した。MS[C
19H
18BrN
3O
5+H]
+の計算値:448
.05、実測値447.95。
【1248】
(実施例337)
2−(ヒドロキシメチル)−N−メチルベンズアミドの調製
【1249】
【化349】
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【1250】
2−メチルイソインドリン−1,3−ジオン(1.08g、6.70mmol)および
水素化ホウ素ナトリウム(0.761g、20.10mmol)を2−プロパノール(1
5ml)、トルエン(2.500ml)および水(2.500ml)中で混合した。1M
HClを加えて試薬をクエンチし、次いで濃縮して、2−プロパノールを除去した。E
tOAcで2回抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、生成物をそのまま使用した。
データはTetrahedron Letters 39、(1998)、5017-5018に報告されているデータと一致し
た。
【1251】
(実施例338)
2−(((5−ブロモ−2−((3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ)ピリミジ
ン−4−イル)オキシ)メチル)−N−メチルベンズアミドの調製
【1252】
【化350】
[この文献は図面を表示できません]
【1253】
2−(ヒドロキシメチル)−N−メチルベンズアミド(0.044g、0.267mm
ol)および水素化ナトリウム(0.014g、0.347mmol)をDMF(3ml
)中で混合した。次いで5−ブロモ−4−クロロ−N−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)ピリミジン−2−アミン(0.100g、0.267mmol)を加えた。混合物
を150℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。物質をシリカゲル上でのフラ
ッシュクロマトグラフィー(DCM−MeOH)に供して部分的に純粋な固体を得、次い
でこれをアセトンで洗浄して、生成物18mgを得た。MS[C
22H
23BrN
4O
5
+H]
+の計算値:503.10、実測値503.00。
【1254】
(実施例339)
5−クロロ−N2−(5−メトキシ−2−メチルフェニル)−N4−(2−(5−メチル
−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)ピリミジン−2,4−ジアミン
の調製
【1255】
【化351】
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【1256】
2,5−ジクロロ−N−(2−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イ
ル)フェニル)ピリミジン−4−アミン(0.161g、0.5mmol)および5−メ
トキシ−2−メチルアニリン(0.137g、1mmol)を
nBuOH(5mL)に溶
解し、一般方法1bに従って処理した。淡黄色固体(0.122g、58%)。LCMS
C
21H
19ClN
6O
2[M+H]+の計算値:423.13。実測値:423.0
0。
【1257】
(実施例340)
2−((3−ブロモ−5−ニトロピリジン−2−イル)(エチル)アミノ)エタン−1−
オールの調製
【1258】
【化352】
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【1259】
3−ブロモ−2−クロロ−5−ニトロピリジン(2g、8.42mmol)、トリエチ
ルアミン(1.174ml、8.42mmol)および2−(エチルアミノ)エタン−1
−オール(0.751g、8.42mmol)をアセトニトリル(30ml)中で混合し
た。80℃に14時間加熱し、次いで濃縮した。生成物1.76gをシリカゲル上での自
動クロマトグラフィー(DCM−EtOAc)後に回収した。
【1260】
(実施例341)
4−エチル−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オ
キサジンの調製
【1261】
【化353】
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【1262】
2−((3−ブロモ−5−ニトロピリジン−2−イル)(エチル)アミノ)エタン−1
−オール(0.182g、0.627mmol)、2’−(ジ−tert−ブチルホスフ
ァニル)−N,N−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−2−アミン(0.013g、
0.038mmol)、Pd
2(dba)
3(0.017g、0.019mmol)およ
びナトリウム2−メチルプロパン−2−オレート(0.090g、0.941mmol)
をトルエン(5ml)中で混合した。100℃に16時間加熱し、次いで濃縮した。水を
加え、DCMで3回およびEtOAcで1回抽出した。硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し
た。物質をアルミナ上でのフラッシュクロマトグラフィー(DCM)に供して、生成物5
1mgを得た。LCMS[C
9H
11N
3O
3+H]
+の計算値:210.09、実測値
:210.21。
【1263】
(実施例342)
4−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7
−アミンの調製
【1264】
【化354】
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【1265】
4−エチル−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]
オキサジン(0.051g、0.244mmol)およびパラジウム(2.59mg、0
.024mmol)をメタノール(3ml)中で混合した。水素風船を加え、2日間撹拌
し、次いでDCMおよびMeOHと共にセライトに通して濾過し、濃縮して生成物47m
gを得、これをそのまま使用した。LCMS[C
9H
11N
3O
3+H]
+の計算値:2
10.09、実測値:210.21。
【1266】
(実施例343)
6−((5−ブロモ−4−((4−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−
b][1,4]オキサジン−7−イル)アミノ)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3,
4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【1267】
【化355】
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【1268】
5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(0.051g、0.223mmol)、4
−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−
アミン(0.04g、0.223mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパ
ン−2−アミン(0.039ml、0.223mmol)をアセトニトリル(2ml)中
で混合した。混合物を100℃で10分間マイクロ波照射し、次いで濃縮した。6−アミ
ノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.032g、0.200mmol
)を酢酸(1ml)と共に加えた。混合物を120℃で20分間マイクロ波照射し、次い
で濃縮した。生成物5mgを逆相HPLC(水−MeCN)後に回収した。MS[C
22
H
22BrN
7O
2+H]
+の計算値:496.11、実測値496.32。
【1269】
(実施例344)
N4−シクロプロピル−N2−(4−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2
−b][1,4]オキサジン−7−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2
,4−ジアミンの調製
【1270】
【化356】
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【1271】
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミ
ン(0.120g、0.505mmol)および4−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−
ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−アミン(0.091g、0.505m
mol)を酢酸(2ml)中で混合した。混合物を110℃で10分間マイクロ波照射し
、次いで濃縮した。生成物76mgを自動逆相クロマトグラフィー(水−MeCN)後に
回収した。MS[C
17H
19F
3N
6O+H]
+の計算値:381.17、実測値38
1.33。
【1272】
更なる実施例を以下に提供する:
【1273】
【表2-1】
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【1274】
【表2-2】
[この文献は図面を表示できません]
【1275】
【表2-3】
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【1276】
(実施例357)
(方法)
(プラスミド)
ヒトAtg13をコードするcDNA(KIAA0652/AB014,552)は、
日本のかずさDNA研究所から入手した。ヒトFIP200、マウスULK1、およびマ
ウスULK2構築物のcDNAは、Open Biosystemsから入手した(それ
ぞれ、クローン3,908,134、6,834,534、および5,709,559)
。ヒトAtg101、ヒトVPS34、ヒトアンブラ1およびヒトベクリン−1は、In
vitrogenから入手した。マウスシンテニン−1のcDNAは、マウス胚線維芽細
胞(MEF)から調製したcDNAライブラリーからクローニングし、マウスシンテニン
−1の転写変異体1(NM_001,098,227.1)の配列と合致するように配列
を検証した。
【1277】
FlagタグおよびattL1部位(BP反応のため)を、標準的な手順を使用してP
CR増幅した。cDNAをBP clonase(Invitrogen)でpDONR
221中にサブクローニングし、QuikChange II XL(Stratage
ne)を使用して部位特異的突然変異誘発法を実施した。キナーゼデッドULK1は、K
46I突然変異によって実現した。キナーゼデッドVPS34は、D747N/N748
K二重突然変異によって実現した。pDONR221における野生型および突然変異対立
遺伝子の全体を配列決定して、PCRまたは突然変異誘発ステップ中にさらなる突然変異
が導入されなかったことを検証し、次いで、LR反応(Invitrogen)によって
、pcDNA3 MycもしくはFlag哺乳動物発現ベクター、またはpcDNA6.
2 V5 dest(Invitrogen)、またはpQCXINレトロウイルスデス
ティネーションベクター(Addgene 17,399)のいずれかに入れた。pMX
spuro−GFP−DFCP1はNoboru Mizushimaから寄贈されたも
のであり、pEGFP−p40PXはSeth Field(UCSD)から寄贈された
ものであった。
【1278】
(抗体および試薬)
使用した細胞シグナル伝達抗体:総4EBP−1(9452番)、総ベクリン(349
5番)、Parp(9542番)、総Atg13(6940番)、pAMPK Thr1
72(2535番)、総AMPKアルファ1(2532番)、pACC Ser79(3
661番)、総ACC(4190番)、pAurora(2914番)、pRaptor
Ser792(2083番)、総raptor(4978番)、ホスホULK1 se
r555(5869番)、pS6(4858番)、Myc(2278番)、LC3B(3
868番)、総VPS34(4263番)、pJak2(4406番)。ホスホVPS3
4 ser249抗体は、Cell Signaling TechnologyのGa
ry Kasofと共同で開発した。
【1279】
使用したAbgent抗体:gabarap(PM037)。Abcam製pFAK
Y397(ab4803)。Epitomics製総FAK(2146−1)。使用した
Sigma抗体:総ULK1(A7481)チューブリン(T5168)、およびFla
gポリクローナル(F7425)。Progen、Heidelberg German
y製モルモット抗p62セクエストソーム抗体(03−GPP62−C)。Abbiot
ec製pベクリン−1 ser15(254,515)。
【1280】
Gibco/Life Technologies製EBSS(14,155−063
)および無グルコース培地(11,966−025)。Sigma製クロロキン。Act
ive Biochem製AZD−8055(A−1008)。BD Bioscien
ces製Annexin V−PEアポトーシス検出キット。NARD製Phos−ta
g(商標)AAL−107(304−93,521番)。University of
Iowa adenoviral coreから購入したAd5−CMV−Cre。
【1281】
(細胞培養、一過性トランスフェクション、細胞溶解およびPhos−tag(商標)
移動度シフト分析)
HEK293T、U87MG、PC3、A549およびSV40不死化野生型マウス胚
線維芽細胞(MEF)細胞を、10%ウシ胎仔血清(Hyclone、Thermo S
cientific)およびペニシリン/ストレプトマイシンを含有するDMEM(Me
diatech、Manassas、VA)中、37℃、10%CO
2中で培養した。F
AK MEはDavid Schlaepfer(UCSD)から、ULK1 KOおよ
びULK1/2 DKO MEFはCraig Thompson(MSKCC)から、
VPS34
flox/floxMEFはWei−Xing Zong(SUNYSB)か
ら、Atg5 MEFはJay Debnath(UCSF)から、寄贈されたものであ
る。
【1282】
HEK293T細胞における一過性発現のために、Lipofectamine 20
00(Invitrogen)を使用し、製造業者のプロトコールに準拠して、6cmの
培養皿当たり2ugずつのDNAプラスミドをトランスフェクトした。細胞をトランスフ
ェクション24時間後に収穫し、氷冷PBSで1回すすぎ、沸騰しているSDS溶解緩衝
剤(10mM Tris pH7.5、100mM NaCl、1%SDS)中で溶解さ
せた。粉砕後、BCA方法(Pierce)を使用して溶解物をタンパク質レベルに対し
て平衡化し、製造業者の指示に従って、8から15%SDS−PAGE Phos−ta
g(商標)ゲルで分割した。簡潔に述べると、Phos−tag(商標)AAL−107
(NARD 304−93,521番)を、SDS−PAGEアクリアミド混合物に、5
0μMの最終濃度で、100μMの最終濃度のMnCl
2とともに添加した。移動前に、
ゲルを、1mmol/L EDTAを含有する移動緩衝剤に30分間にわたって穏やかに
かき混ぜながら浸漬して、ゲルからマンガンイオンを排除する。ゲルをPVDF膜に移し
、製造業者の指示に従って、指示されている抗体でプローブする。
【1283】
(レンチおよびレトロウイルス調製ならびにウイルス感染症)
レンチウイルスshRNA形質導入およびレトロウイルス遺伝子発現は、前述した通り
に実施した。簡潔に述べると、pQCXIN Flag ULK1構築物を、アンホパッ
ケージングプラスミドとともに、増殖している293T中にトランスフェクトした。ウイ
ルス含有上清をトランスフェクション48時間後に収集し、濾過して細胞を排除し、標的
ULK1−/−MEFまたはA549を、ポリブレンの存在下で感染させた。24時間後
、細胞をネオマイシンで選択した。shRNAをコードするpLKO shRNAベクタ
ーを、レンチウイルスパッケージングプラスミドvsvg、GAG/pol、およびRE
Vとともに、Lipofectamine 2000を使用してHEK293T細胞中に
トランスフェクトした。トランスフェクション48時間後にウイルスを収集し、Myc
ULK1を既に安定的に発現しているMEF(mULK2に対するshRNA 93番)
およびU2OS(それぞれhULK1およびhULK2に対するshRNA 8番および
91番)に、ポリブレンの存在下、4時間にわたって、収集したウイルスを感染させて、
マウスであるMyc ULK1ではなく、内因性ヒトタンパク質をノックダウンした。
【1284】
(ULK1キナーゼアッセイ)
ULK1キナーゼ活性を測定するためのガンマ−
32Pアッセイは、前述した通りに実
施した。簡潔に述べると、Flag ULK1をHEK293T細胞中にトランスフェク
トし、20時間後、示されている通りに処理した。免疫沈降物をIP緩衝剤で3回洗浄し
、キナーゼ緩衝剤(25mM MOPS、pH7.5、1mM EGTA、0.1mM
Na
3VO
4、15mM MgCl
2)中で洗浄した。熱および冷ATPを、100μM
の最終濃度で添加した。基質として、大腸菌(E. coli)から精製されたGSTまたは組
換えタンパク質GST−Atg101を、各反応につき1μgで使用した。反応物を沸騰
させ、SDS pageゲル上で泳動させた。ゲルを乾燥させ、PhosphoImag
erソフトウェアを使用して撮像した。ULK1を評価するための冷アッセイでは、Fl
ag ULK1を一時的に過剰発現させ、HEK293T細胞から免疫沈降させた。次い
で、反応物をSDS pageゲル上で泳動させ、PVDF膜に移し、総レベルについて
ブロットした。
【1285】
(蛍光顕微鏡検査法)
Vps34
flox/floxMEFを、Flag−VPS34およびp40FXまた
はGFP−DFCP1のいずれかで再構成させた。Creリコンビナーゼを発現している
アデノウイルス(100のMOI)の感染48時間後、細胞を、ガラスカバースリップ上
、6ウェル組織培養プレート中ウェル当たり3×10
5細胞の密度で平板培養した。18
時間後、細胞をPBS中4%PFA中で10分間にわたって固定し、PBS中0.2%T
riton中で10分間にわたって透過化した。下記の一次抗体を使用した:マウス抗M
ycエピトープおよびLC3B XP抗体(それぞれ2276および3868、Cell
Signaling Technologies)。二次抗体は、抗ウサギAlexa
488および抗マウスAlexa594(Molecular Probes、1:10
00)であった。次いで、細胞を固定し、DAPIで対比染色した。カバースリップをF
luoromountG(SouthernBiothech)に載置した。Openl
abソフトウェアと連結されたZeiss Axioplan2落射蛍光顕微鏡で画像を
獲得した。mitotrackerの共焦点像を、Zeiss LSM 710レーザー
走査型共焦点顕微鏡で撮影した。100倍対物レンズおよび示されている代表的な画像を
使用して、条件当たり10ランダムフィールドを獲得した。ガラスカバースリップをFl
uoromountGとともにプレート上に直接載置し、Zeiss Axioplan
2落射蛍光顕微鏡で画像を撮影した。
【1286】
(ペプチドライブラリースクリーニング)
ペプチド混合物(50mM)を、マルチウェルプレート中、50mM HEPES、p
H7.4、25mM MgCl2、0.25mM DTT、12.5mM b−グリセロ
リン酸塩、5mM EGTA、2mM EDTA、0.1%Tween20、および50
mM ATP(0.03mCi/ml)中の示されているキナーゼの存在下、30℃で2
時間にわたってインキュベートした。各反応物のアリコートを、ストレプトアビジンでコ
ーティングされた膜(Promega)に移し、これを、前述した通りに、クエンチし、
洗浄し、乾燥させた。膜をホスホイメージャースクリーンに曝露して、放射性標識の組込
みを定量化した。Microsoft Excelを使用して、ヒートマップを生成した
。
【1287】
(質量分析)
293T細胞において過剰発現されているMyc ULK1を、抗Myc抗体(Cel
l Signaling)とともに腹腔内注射した、ビヒクル、A769,662、また
はフェンホルミンのいずれかで処理し、SDS pageゲル上で泳動させ、クマシー染
色した。ULK1に対応するゲル上のバンドを切り取り、ジチオスレイトールによる還元
、ヨードアセトアミドによるアルキル化、およびトリプシンまたはキモトリプシンによる
pH8.3で終夜のゲル内消化、続いて、逆相マイクロキャピラリー/タンデム質量分析
(LC/MS/MS)に供した。LC/MS/MSは、Easy−nLC nanofl
ow HPLC(Proxeon Biosciences)を、LTQ−Orbitr
ap XL質量分析計と連結された自己充填内径75μm×15cmのC
18カラム(T
hermo Scientific)とともに使用して、データ依存性獲得および陽イオ
ンモードにて、300nL/分で実施した。AMPK予測リン酸化部位からのペプチドイ
オンは、定量的分析のためのMS/MSモードにおいても標的となった。イオントラップ
における衝突誘起解離を介して収集されたMS/MSスペクトルは、Sequest(P
roteomics Browser Software、Thermo Scient
ific)を、Ser/Thr/Tyrリン酸化(+79.97)および試料処理アーチ
ファクトMet酸化(+15.99)、AsnおよびGlnの脱アミド(+0.984)
ならびにCysアルキル化(+57.02)のための差示的な修飾とともに使用して、連
接した標的およびデコイ(逆)単一のエントリULK1および完全なSwiss−Pro
tタンパク質データベースに対して探索した。リン酸化および非リン酸化ペプチド配列は
、下記のSequestスコアリング閾値を最初に渡した場合に同定した:標的データベ
ースに対して、1+イオン、Xcorr≧2.0Sf≧0.4、P≧5;2+イオン、X
corr≧2.0、Sf≧0.4、P≧5;標的タンパク質データベースに対して、3+
イオン、Xcorr≧2.60、Sf≧0.4、P≧5。通過するMS/MSスペクトル
を手動で検査して、すべてのb−およびy−断片イオンが、割り当てられた配列および修
飾部位とアラインしていることを確かめた。リン酸化の正確な部位の決定は、Fuzzy
IonsおよびGraphModを使用して補助し、リン酸化部位マップは、Prote
inReportソフトウェア(Proteomics Browser Softwa
re一式、Thermo Scientific)を使用して作成した。ペプチドヒット
(リン酸化および非リン酸化)の偽発見率(FDR)は、逆データベースヒットに基づき
、1.5%未満であると推測された。
【1288】
(アポトーシス分析−ウエスタンブロットおよびフローサイトメトリー)
A549細胞(ATCC CCL185番)およびMEFを、2.5×10
5細胞/m
L(すなわち、6cmの培養皿当たり750,000個の細胞)の濃度で播種し、終夜増
殖させ(18時間)、図の説明文において示されている通りに処理した。別段の指示がな
い限り、「飢餓」はEBSSであり、「対照」は示された時点に完全血清を加えたDME
Mである。ウエスタンブロットのための試料を、1×氷冷PBSで1回洗浄し、沸騰して
いるSDS溶解緩衝剤(10mM Tris pH7.5、100mM NaCl、1%
SDS)中で溶解させた。粉砕後、BCA方法(Pierce)を使用して溶解物をタン
パク質レベルに対して平衡化し、タンパク質の大きさに応じて、8から15%SDS−P
AGEゲルで分割した。PVDF膜を、製造業者の指示に従って、示されている抗体で終
夜プローブした。
【1289】
フローサイトメトリー分析のために、細胞を適切な時点で収集し、PBS中で1回洗浄
し、トリプシン処理し、ペレット化した。Annexin V染色のために、細胞を、1
×Annexin V緩衝剤中で洗浄し、Annexin V染色プロトコール(BD
Pharmingen、San Diego、CA)によって記載した通りに処理した。
簡潔に述べると、細胞をAnnexin V緩衝剤に1mL当たり100万の濃度になる
まで再懸濁し、次いで、100,000個の細胞を、5μLのフィコエリトリン(PE)
がコンジュゲートされたAnnexin V抗体(BD Pharmingen、San
Diego、CA)および5μLの7−アミノ−アクチノマイシンD(7AAD)で染
色し、次いで、室温で15分間にわたってインキュベートした。次いで、400μLのA
nnexin V緩衝剤を、穏やかに混合しながら各試料に添加した。染色した細胞を、
FACScanフローサイトメーター(Becton Dickinson、San J
ose、CA)を使用して分析した。フローサイトメトリーデータを、FlowJo 8
.6ソフトウェア(Tree Star Inc.、Ashland、OR)を使用して
分析した。
【1290】
(選択性プロファイリング)
キナーゼ阻害剤特異性プロファイリングアッセイは、最初に、1μMの化合物14を使
用する456キナーゼのパネル(www dot discoverx dot com
)に対するDiscoveRx KINOMEscan競合結合アッセイを使用して行っ
た。次いで、化合物14と潜在的に相互作用するキナーゼ(10%未満DMSO対照まで
阻害した)を、化合物14の用量曲線を用いる伝統的なin vitroキナーゼアッセ
イにおいて試験して、酵素活性をモニターし、Reaction Biologyを使用
してIC
50曲線を決定した。
【1291】
(考察)
(ULK1キナーゼコンセンサスリン酸化部位の決定)
その機能に重要となり得るULK1の新規基質を同定するために、本発明者らは、AM
PKについて以前に行った通り、配置された縮退ペプチドライブラリーを使用して最適な
ULK1リン酸化部位コンセンサスモチーフを同定した。これらの実験のための活性UL
K1を生成するために、エピトープタグ付きULK1を、HEK293T細胞および親和
性樹脂から溶離したペプチド中、そのサブユニットFIP200およびAtg13と共発
現させた。過去の研究は、適正なULK1活性にはFIP200およびAtg13の会合
が必要とされることを実証した。本発明者らの免疫沈降したULK1/FIP200/A
tg13複合体のin vitroキナーゼ活性を検査するために、本発明者らは、進化
を越えて保存されたULK1基質であることからin vitroキナーゼ基質としてA
tg13を、および哺乳動物細胞において報告されている最古のULK1基質の1つを利
用した。精製されたULK1複合体は、用量応答方式でAtg13に対して強固なキナー
ゼ活性を呈した。精製されたULK1複合体のこの供給源を、配置された縮退ペプチドラ
イブラリー上でのin vitroキナーゼアッセイに供して、その基質に対するULK
1の配列優先性を反映している特異的なペプチドライブラリーへの
32γ−ATPの選択
的移動を明らかにした。
【1292】
本発明者らが決定したULK1基質モチーフ配列特異性(
図4A)は、ULK1の酵母
オルソログであるAtg1についての最近のデータと極めてよく合致したが、これまでに
研究されたほとんどのキナーゼと比較して非常に独特である。特に、ULK1は、−3位
の疎水性残基、特にメチオニンおよびロイシンを好む。加えて、疎水性残基、とりわけフ
ェニルアラニンおよびチロシンのようなバルキーな残基は、+1位が富化されており、A
tg1最適モチーフとよく相関している(
図4B)。本発明者らは、最適なULK1基質
コンセンサス配列に基づいて、最適なペプチド、Ulktideを生成し、その効率的な
使用を、in vitroでのULK1キナーゼ活性のための代理として検証した(
図4
B)。このペプチドから出発して、−3および+1位を含むキー残基における置換を、i
n vitroキナーゼアッセイにおける基質としての活性について試験して、両方の位
置が最適な配列特異性に重要であることを明らかにした(
図4D)。
【1293】
(新規ULK1基質の同定)
ULK1の位置特異的選択性のマトリックス(
図4B)を使用して、ULK1基質コン
センサスと密接に合致している部位についてヒトプロテオームをバイオインフォマティク
ス的に探索した。本発明者らは、オートファジーにおいてよく確立された高度に保存され
た役割を有するこれらの候補基質に最初に焦点を合わせることを選択した。ULK1リン
酸化部位をin vivoで定義するために、本発明者らは、野生型ULK1が過剰発現
された場合に構成的に活性であるという事実を活用し、故に、本発明者らは、HEK29
3T細胞において野生型またはキナーゼデッドULK1と共発現させた場合のエピトープ
タグ付き候補標的について、グローバルなリン酸化事象を比較した。これらの条件下で候
補タンパク質におけるすべてのホスホ−ペプチドを決定するための質量分析を使用するこ
とにより、複数のULK1コンセンサス部位を有する数個の候補タンパク質が、キナーゼ
デッドではなく野生型ULK1の存在下で高度にリン酸化されたペプチドを含有している
ことを明らかにした。コンセンサス候補ULK1リン酸化部位を有するコアオートファジ
ータンパク質に焦点を合わせると、下流ATG構成要素のいずれもこのコンセンサスを含
有していなかった(例えば、ATG5、ATG7、ATG3、ATG12)が、上流構成
要素の多く(FIP200、ATG13、ATG14、ベクリン)がそのような配列を有
していたことは、注目すべきことであった。本発明者らは、FIP200、ATG13お
よびATG101を含むULK1キナーゼ複合体自体の構成要素に最初に焦点を合わせた
。
【1294】
Atg101は、ULK1に対する質量分析によって最初に同定され、哺乳動物細胞免
疫沈降において、ULK1−AT13−FIP200複合体の高度に保存された不可欠な
構成要素をコードすることが分かった。ATG101は、Atg13と直接結合している
ことが分かり、ULK1キナーゼ活性のAtg13安定化およびその結果として得られる
刺激のために重要である。Atg101における潜在的なULK1依存性リン酸化事象を
マッピングするために、本発明者らは、FLAGタグ付きATG101を野生型またはキ
ナーゼデッドULK1と共発現させ、FLAG−Atg101免疫沈降物における総ペプ
チドのMS/MS分析を実施して、2つの条件下でAtg101における総リン酸化部位
をマッピングした。本発明者らは、ヒトAtg101内の2つの特異的セリン部位(Se
r11、Ser203)が、キナーゼデッドULK1を共発現している細胞中ではなく野
生型ULK1を有する細胞中において、化学量論的にリン酸化されていることを観察した
(
図5A)。顕著には、これらの2つのULK1依存性リン酸化部位は、最適なULK1
基質モチーフによく適合しており、これらがin vivoでの直接的なULK1基質で
あってよいことを示唆している。in vivoでのULK1リン酸化をさらに探究する
ために、本発明者らは、Phos−tag SDS−PAGEゲル上におけるそのマイグ
レーションを検査し、これにより、リン酸結合複核金属複合体を使用して、リン酸化事象
を含有するタンパク質上での移動度シフトを強調した。HEK293細胞において過剰発
現された場合のPhostag含有ゲル上でのATG101のパターンを、野生型もしく
はキナーゼデッドULK1またはベクター対照と比較することにより、リン酸化を示す強
固な移動度変化が明らかになった(
図5A、下パネル)。ATG101 Ser11の突
然変異は、移動度変化の大部分を消失させ、これがSer11/Ser203二重突然変
異体においてさらに増強され、故に、質量分析によって潜在的なULK1依存性部位とし
てのそれらの同定を裏付けた。本発明者らは、次に、FIP200およびATG13リン
酸化事象の同様の分析を実施して、そのリン酸化が過剰発現されたULK1によってin
vivoで誘発された、ULK1基質コンセンサスを有するFIP200およびAtg
13において、複数のセリン部位を発見した(
図10A〜
図10C)。
【1295】
次に、本発明者らは、オートファジー開始時にULK1複合体の下流にあるベクリン/
Vps34複合体の構成要素を検査した。ここで、本発明者らは、ベクリンにおいて、最
適なUlk1コンセンサスに適合し、Phostagゲル上でのベクリン移動度変化に寄
与する、複数のセリンを同定した(
図5C)。これらの部位の1つ、Ser15は、最近
発見され、オートファジー誘導において保存された役割を果たすことが報告された。Ph
ostagゲル上でのベクリン移動度を検査する本発明者らのデータは、活性ULK1と
共発現させた際に、3つのセリン(Ser15、Ser30、Ser337)が消失した
場合に限り、移動度を対照レベルまで低減させないことを示唆している。ベクリン複合体
の別の構成要素、アンブラ1の検査は、in vivoでの複数のULK1依存性リン酸
化事象を明らかにし、ベクリン−Vps34複合体の多くの構成要素がULK1によって
標的とされ得ることを示唆していた(
図10C)。最後に、本発明者らは、ULK1基質
として同じく最近報告された、既知のULK1インタラクター、シンテニン−1を検査し
た。ここで、本発明者らは、以前に報告されたin vitroリン酸化部位、Ser6
が、第2の部位Ser61とともに、ULK1の存在下、in vivoでのシンテニン
−1の変更された移動度の原因であることを見出す(
図5E)。顕著には、これらの部位
はいずれも、ペプチドライブラリーを使用して本発明者らが定義したULK1コンセンサ
スと合致する。
【1296】
2および4ULK1依存性リン酸化部位の間に含有するこれらの基質のすべてとは対照
的に、本発明者らは、調節された見かけの単一部位:Vps34を有する単一タンパク質
のみを見出した。Vps34の高度に保存されたSer249は、野生型と共発現させた
場合にはHEK293細胞において化学量論的にリン酸化されたが、キナーゼデッドUL
K1ではされなかった(
図6A〜
図6B)。キナーゼデッドVps34を基質として使用
するIn vitroキナーゼアッセイは、Ser249における単一のセリンのアラニ
ンへの置換が、ULK1によるVps34のin vitroリン酸化を消失させること
を明らかにし(
図6C)、これは、ULK1と共発現させた場合、通常のSDS−PAG
Eゲル上であってもSer249Ala突然変異体を有するVps34タンパク質の有意
な移動度シフトの消失と並行していた(
図6D)。
【1297】
本発明者らは、リン酸化不可能な(Ser249Ala)またはリン酸化模倣(Ser
49Asp)突然変異体をコンディショナルVps34 floxedネズミ胚線維芽細
胞に導入することによって、ULK1によるVps34リン酸化の潜在的な機能を探究し
た。適正なオートファジーおよび最終的な細胞生存能力のためのVps34の要件を最初
に裏付けた後、本発明者らは、オートファジーにおけるVps34機能の4つのアッセイ
において、突然変異体の効果を試験した:飢餓後のMEFにおけるLC3およびp62代
謝回転、p40FX−GFP免疫学的局在決定によって検出される場合のin vivo
でのPI3P生成、in vivoでのGFP−DFCP1免疫学的局在決定によって検
出される場合のオートファゴソーム形成、飢餓後の細胞生存能力、ならびにオートファジ
ーと無関係な一般的Vps34機能の測定としてのEGFR代謝回転。Vps34 Se
r249は、本発明者らが検査した条件下では、これらの活性のいずれも制御しないよう
に思われた。ULK1がSer249を誘発すると同時にベクリンおよびアンブラ1にお
ける複数のリン酸化事象も調節していることを考慮すると、これは、異なるベクリン−V
ps34サブ複合体に対するUlk1の加算効果が、さらなる研究を必要とする高度に調
節された一連の事象となると予想されることを示唆している。
【1298】
本発明者らは、次に、Vps34 Ser249に対するホスホ特異的抗体を開発し、
そのシグナルは、ULK3ではなくULK1またはULK2を、HEK293T細胞にお
けるSer−249Alaではなく野生型突然変異体と共発現させた場合に増大した(図
6E)。このホスホ−Ser249 Vps34抗体を使用して、本発明者らは、次に、
その感受性を市販のホスホ−Ser15ベクリン抗体と直接比較して、キナーゼではなく
野生型ULK1がHEK293T細胞において共発現された場合の各部位の並行誘導を実
証した(
図6F)。顕著には、ベクリンのSer15およびVps34のSer249の
側面に位置する残基は、−3および+1におけるULK1選択的部位を越えて、広範囲に
わたる配列相同性を共有する(
図6F)。
【1299】
(ULK1の新規ATP競合性阻害剤の開発)
ULK1がオートファジーをどのようにして調節するかをさらに検査するために、本発
明者らは、ULK1の小分子ATP競合性キナーゼ阻害剤を同定することを求めた。in
vitroでのULK1キナーゼ活性の阻害剤用の化学化合物のライブラリーをスクリ
ーニングして、本発明者らは、化合物14を生成するための医薬品化学の努力を介してさ
らに精巧になるリード化合物を同定した。化合物14の用量応答分析は、ULK1につい
ては107nMおよびULK2キナーゼ活性については711nMのin vitro
IC
50を明らかにした(
図7A)。細胞においてULK1を阻害する化合物14および
関連誘導体の能力をさらに特徴付けるために、本発明者らは、エピトープタグ付きVps
34をHEK293T細胞において野生型ULK1 cDNAと共発現させた場合に、V
ps34 Ser249のリン酸化を阻害するこれらの化合物の能力を試験した。40の
化合物をスクリーニングして、本発明者らは、約5μMで使用した場合に過剰発現された
Vps34上のP−Vps34を阻害する化合物14を見出した(
図7B)。本発明者ら
は、次に、2つの構造的に異なったULK1阻害剤に対する、それぞれを有するcDNA
をHEK293T細胞に導入した場合の、Vps34セリン249対ベクリンセリン15
のリン酸化の感受性を検査した。本発明者らは、HEK293Tにおいて、化合物14が
ベクリンSer15およびVps34 Ser249を匹敵する程度まで阻害したこと(
図7C)、また、野生型ULK1と共発現させた場合に過剰発現されたシンテニン−1お
よびAtg13が受けるバンドシフトを崩壊させること(
図11A)を見出した。
【1300】
本発明者らは、次に、化合物14が内因性ULK1活性を阻害するか否かを検査した。
内因性ULK1を活性化するために、本発明者らは、MEFを、アミノ酸飢餓培地(アー
ル平衡塩類溶液[EBSS])またはmTOR ATP競合性阻害剤INK128もしく
はAZD8055のいずれかで処理した。WT MEFにおいて、本発明者らは、EBS
S飢餓培地またはmTOR触媒阻害剤に応答した内因性ベクリン1およびAtg13にお
ける移動度シフトを観察し、これは、Ulk1/2欠損MEFにおいては消失した(
図7
D)。EBSSおよびmTOR阻害剤は、ベクリン1における移動度シフトを誘発し、A
tg13は、WT MEFにおける6965共処理によって阻害された(
図7D)。ベク
リン1またはAtg13のいずれも、Ulk1/2欠損MEFにおけるEBSSまたはm
TOR触媒阻害剤いずれかによる処理時に移動度シフトを受けず、6965共処理で、そ
れらの基本的な移動度におけるさらなる減少は観察されなかった。ある特定の実施形態で
は、mTOR阻害剤および飢餓培地によって誘発された、内因性ベクリン1およびAtg
13において観察された移動度シフトは、WTにおいてのみ発生しUlk1/2欠損ME
Fにおいてはしないため、内因性ULK1/2による内因性ベクリン1/Atg13のリ
ン酸化を反映している。
【1301】
(化合物14は高度に選択的なULK1阻害剤である)
本発明者らは、次に、456の精製したヒトキナーゼのDiscoveRx KINO
MEscanパネルおよびその後の競合結合アッセイを使用して、化合物14の特異性を
検査した。
図7Dに見られる通り、化合物14は、非常に選択的であり、10μMで試験
した場合、95%超の8つのキナーゼおよび90%超の19のキナーゼのみを阻害した。
対照の35%未満を阻害したキノームの%によって測定した場合、化合物14のS(35
)選択指数=0.123であり、ここで、S(35)=(35未満の%対照を有する非変
異キナーゼの数)/(試験された非変異キナーゼの数)であり(
図11B)、これは、G
leevec(登録商標)およびラパチニブを含む臨床腫瘍学における広範な使用でのい
くつかのキナーゼ阻害剤に匹敵し、エルロチニブ、ソラフェニブ、およびダサチニブを含
む、臨床腫瘍学の使用におけるいくつかの他のキナーゼ阻害剤よりも選択的である。顕著
には、このATP結合ポケット競合アッセイによって、化合物14は、FAK、Src、
Abl、およびJak3を、Ulk1と同様のIC50で阻害し(
図7D)、これは、U
LK1以外として顕著であり、該化合物がヒットする他のキナーゼはすべて、チロシン残
基に対して作用する。
【1302】
その最上位の結合キナーゼに対する化合物14の選択性のよりよく確立された測定を使
用するために、本発明者らは、伝統的なin vitroキナーゼアッセイにおいてこれ
らのキナーゼのその阻害に関する用量応答曲線を検査した。ここで、本発明者らは、化合
物14によって最も抑制された10のキナーゼをATP結合アッセイによって試験した。
この分析から、ULK1、FAK、JAK2、およびAuroraAキナーゼが、化合物
14によって同等に阻害されたとして出現した。化合物14が、これらの4つのキナーゼ
を、本発明者らが検査した異なるアッセイのすべてにわたってまったく同等に阻害したと
しても、これは、臨床腫瘍学において今日広く使用されているATP競合性キナーゼ阻害
剤の一握りを除いてすべてよりもなお一層大きい選択性であることに留意することが重要
である。本発明者らは、次に、培養中の細胞における種々のキナーゼの下流のシグナル伝
達を抑制する化合物14の能力を検査した。本発明者らは、1μMにおいて、化合物14
が、HEK293細胞においてUlk1の阻害に匹敵する程度までFAKおよびAuro
raAキナーゼシグナル伝達を低減させることを見出した。同様に、化合物14は、ME
FにおいてULK1と匹敵するほどにFAKおよびAuroraAも阻害した。
【1303】
(SBI−0,206,965はmTOR阻害によって誘発されたオートファジーを抑
制し、これはULK1 siRNAによって表現型模写される)
オートファジーおよび細胞生存をブロックする化合物14の能力を試験するために、最
初の研究を、mTOR阻害に対して高度に感受性である、A549肺がん細胞において実
施した。本発明者らは、触媒ATP競合性mTORキナーゼ阻害剤AZD8055が、C
yto−IDオートファジー色素の蓄積によって可視化されている通りの強固なオートフ
ァジーを誘発し、この効果は5μMの6965による処理によって強く抑制されたことを
観察した(
図9E)。次に、本発明者らは、ULK1対化合物14によって阻害された他
のキナーゼについて要件を遺伝的に評価して、薬理学的なmTOR阻害後にオートファジ
ーを誘発した。GFP−LC3斑点を定量化するための強固なハイスループット顕微鏡法
は、GFP−LC3構築物を安定的に発現しているPC3前立腺がん細胞株を使用して確
立された。このアッセイを使用して、本発明者らは、化合物14との最良の結合としてD
iscovRxスクリーニングにおいて同定された最上位20のキナーゼの集中RNAi
分析を実施した。対照siRNAをトランスフェクトした細胞のウェルに対する定量的測
定は、mTOR触媒阻害剤INK128またはAZD8055のいずれかによる処理後の
GFP−LC3斑点形成における、一致する2倍の誘導を明らかにした(
図9Dおよび図
9F)。18の試験されたキナーゼのうち、際立って、唯一のキナーゼsiRNA、UL
K1が、mTOR阻害剤によって誘発されたLC3斑点をほぼ完全に消失させた(
図9D
)。mTOR阻害によって誘発されたオートファジー応答をほぼ完全に取り除くULK1
siRNAの能力は、少なくともこの細胞株において、ULK1が、mTOR抑制に応
答してオートファジーを刺激するために必須であることを示唆している。
【1304】
(栄養枯渇後の化合物14はULK1依存性細胞生存を予防する)
オートファジーの最もよく確立された機能の1つは、栄養枯渇の条件下で細胞生存を促
進することである。例えば、MEFにおけるATG5の遺伝的除去は通常の培地条件では
細胞の細胞生存に効果を有さないが、そのような細胞が飢餓培地に入れられると、対照細
胞と比較して大幅に加速された速度でアポトーシスを受ける。同様に、本発明者らは、U
LK1およびULK2に対するRNAiが、栄養枯渇条件下での細胞生存能力の損失にお
いて、ATG5に対するRNAiを表現型模写することを以前に実証した。本発明者らの
小分子ULK1阻害剤が栄養枯渇条件下で細胞生存を同様に制御するか否かを検査するた
めに、本発明者らは、通常の培地、アミノ酸枯渇培地、またはグルコース枯渇培地という
状況において、MEFを化合物14で処理した。アミノ酸枯渇後24時間で、ビヒクル処
理したMEFの20%が、伝統的なアポトーシスマーカーであるAnnexinVに対し
て陽性であった(
図8A)のに対し、化合物14で処理した細胞の50%がAnnexi
nV陽性であった。同様の効果がグルコース枯渇MEFにおいても見られ、ここで、化合
物14は、細胞死も促進した。アミノ酸飢餓細胞のイムノブロット経時分析は、活性開裂
カスパーゼ−3およびその標的PARPの開裂が、飢餓化合物14で共処理された細胞に
おいてのみかなり観察されたことを明らかにし(
図8B)、これは、免疫細胞化学による
アポトーシスマーカーと並行していた(
図8C)。興味深いことに、イムノブロット分析
は、化合物14処理が、ULK1およびAtg13タンパク質レベルの損失を誘発したが
、栄養枯渇条件においてのみであり、栄養豊富条件ではしなかったことを明らかにした。
おそらくULK1が活性化されているこの状況においてのみ、化合物14の直接結合がU
LK1代謝回転を刺激する(
図8B)。
【1305】
(小分子ULK1阻害剤は触媒mTOR阻害剤に対する細胞増殖抑制応答を細胞毒性応
答に変換する)
腫瘍細胞、特に、化学療法または標的治療薬からの代謝的ストレスに直面している腫瘍
細胞の生存におけるオートファジーの役割には、大きな関心が寄せられてきた。本発明者
らは、次に、化合物14が、オートファジーが積極的に関わっている条件下で選択的に、
腫瘍細胞においてMEFと同様にアポトーシスを促進するか否かを検査した。U87MG
膠芽細胞腫細胞およびネズミKras p53肺癌細胞において、化合物14は、栄養飢
餓状態で選択的にアポトーシス(AnnexinV+細胞)を促進した(
図9A)。mT
OR活性がULK1活性の支配的調節因子であること、および本発明者らが以前にmTO
R触媒阻害剤による細胞の処理がULK1活性を誘発するために十分であることに留意し
ていたことを考慮して、本発明者らは、mTOR触媒阻害剤による治療の文脈において、
ULK1阻害剤に付加する効果を検査した。mTORC1阻害に対して感受性であるよう
によく確立された細胞株、A549肺がん細胞を使用して、本発明者らは、一定の細胞増
殖抑制成長の停止を誘発する1マイクロモル用量のmTOR触媒阻害剤AZD8055を
保ちながら、漸増用量のULK1阻害剤で処理した。本発明者らは、AZD8055と組
み合わせた5μMの化合物14が、5μMの化合物14単独の9%またはAZD8055
単独で処理したそれらの細胞の6%と比較して、A549細胞の22%においてアポトー
シスを引き起こしたことを観察した。Annexin−V+アポトーシスA549細胞の
誘導は、化合物14の10または20μM投薬時にさらに一層劇的に高められた(
図9C
)。ULK1阻害剤と組み合わせた栄養枯渇のあるMEFにおいて観察された通り、イム
ノブロット分析は、細胞死のFACS分析と並行して、ULK1およびmTOR阻害剤の
組合せのみが、A549細胞においてカスパーゼ活性化を引き起こすことを明らかにした
(
図9B)。総ULK1レベルおよびAtg13レベルの分解は、オートファジー活性化
刺激(AZD8055)およびULK1阻害剤の存在下でのみ、先の通りに観察された。
【1306】
ULK1がmTOR阻害後にその効果を媒介する化合物14の重要な標的であることを
実証するための別の検査として、mTOR阻害剤AZD8055による処理後にLC3斑
点形成を調節する、化合物14の最上位の5つのキナーゼ標的のそれぞれのRNAi媒介
性抑制の能力を検査した。
図9Dに見られる通り、ULK1に対するRNAiは、LC3
斑点を誘発するAZD8055の能力を完全に取り除いたのに対し、FAK、Src、A
uroraAまたはJAK3に対するRNAiは、効果を有さなかった。これらの所見は
、細胞増殖をmTORに依存している腫瘍細胞が、mTOR阻害時にULK1を誘発し、
これが細胞生存機構の役割を果たすという、本発明者らの仮説を支持するものである。腫
瘍細胞をULK1阻害剤で前処理する場合、ULK1のmTOR依存性活性化および付随
する生存有益性を予防する。本発明者らは、ULK1小分子阻害剤が、高レベルのmTO
R活性に集中している腫瘍において最も有効であると期待している(
図3)。
【1307】
開示化合物、組成物および方法の原理が適用され得る多くの可能な実施形態を考慮して
、例証されている実施形態は本発明の好ましい例に過ぎず、本発明の範囲を限定するもの
として解釈されるべきではないことを認識すべきである。