【文献】
松村 太郎,できるiPhone 6sパーフェクトブック 困った!&便利ワザ大全,日本,株式会社インプレス,2015年11月01日,p.175-179,単行本2017-00438-001
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記選択基準が、前記接触の特性強度が第1の強度閾値を超え、前記選択基準が満たされるために前記接触が少なくとも所定の閾値時間にわたって維持されることを要求する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
前記タッチ感知面を横切る前記接触の前記移動を検出することが、前記接触が第2の所定のオブジェクトスナップ位置に近接する閾値位置に移動したことを検出することを含み、
前記接触の前記移動に従い前記ユーザインターフェース上で前記第1のオブジェクトを移動させることが、
前記接触が前記第2の所定のオブジェクトスナップ位置に近接する前記閾値位置に移動したことを検出したこと応答して、前記閾値位置に対して前記第1のオブジェクトを前記第2の所定のオブジェクトスナップ位置に移動させることと、
前記第1のオブジェクトを前記第2の所定のオブジェクトスナップ位置に移動させることに関連して第3の触知出力を生成することと、を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
前記ユーザインターフェースが、複数のアプリケーションの異なるアプリケーションに対応する複数のアプリケーションアイコンを含むアプリケーション起動ユーザインターフェースであり、
前記複数の所定のオブジェクトスナップ位置が、アプリケーションアイコンを表示するための複数の位置に対応し、
前記第1のオブジェクトが、前記複数のアプリケーションの第1のアプリケーションに対応する第1のアプリケーションアイコンを含む、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。
前記ユーザインターフェースが、複数の地理的位置の異なる地理的位置に対応する複数の気象項目を含む気象予報ユーザインターフェースであり、対応する地理的位置における気象のインジケーションを含み、
前記複数の所定のオブジェクトスナップ位置が、気象項目を表示する複数の位置に対応し、
前記第1のオブジェクトが、前記複数の気象項目のうちの第1の気象項目を含む、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【0026】
説明される様々な実施形態を良好に理解するため、以下の図面と併せて、以下の「発明を実施するための形態」が参照されるべきである。ここで、類似の参照番号は、それらの図全体を通じて、対応する部分を指す。
【0027】
【
図1A】一部の実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイを有するポータブル多機能デバイスを示すブロック図である。
【0028】
【
図1B】一部の実施形態に係る、イベントハンドリングのための例示的な構成要素を示すブロック図である。
【0029】
【
図1C】一部の実施形態に係る、触知出力モジュールを示すブロック図である。
【0030】
【
図2A】一部の実施形態に係る、タッチスクリーンを有するポータブル多機能デバイスを示す図である。
【0031】
【
図2B】一部の実施形態に係る、力感知入力デバイスの分解図である。
【
図2C】一部の実施形態に係る、力感知入力デバイスの分解図である。
【0032】
【
図3】一部の実施形態に係る、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。
【0033】
【
図4A】一部の実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス上のアプリケーションのメニューのための例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0034】
【
図4B】一部の実施形態に係る、ディスプレイと分離したタッチ感知面を有する多機能デバイスのための例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0035】
【
図4C】一部の実施形態に係る、動的強度閾値の例を示す図である。
【
図4D】一部の実施形態に係る、動的強度閾値の例を示す図である。
【
図4E】一部の実施形態に係る、動的強度閾値の例を示す図である。
【0036】
【
図4F】一部の実施形態に係る、サンプル触知出力パターンのセットを示す図である。
【
図4G】一部の実施形態に係る、サンプル触知出力パターンのセットを示す図である。
【0037】
【
図4H】一部の実施形態に係る、ボタンクリックをシミュレートするために触知出力と関連して使用される、例示的な触知オーディオ出力パターン対時間を示す図である。
【
図4I】一部の実施形態に係る、ボタンクリックをシミュレートするために触知出力と関連して使用される、例示的な触知オーディオ出力パターン対時間を示す図である。
【
図4J】一部の実施形態に係る、ボタンクリックをシミュレートするために触知出力と関連して使用される、例示的な触知オーディオ出力パターン対時間を示す図である。
【0038】
【
図4K】一部の実施形態に係る、触知出力パターン及び触知オーディオ出力パターン対時間の例示的な組み合わせを示す図である。
【0039】
【
図4L】明確にするために、
図4Kに示した組み合わせを拡大した図である。
【
図4M】明確にするために、
図4Kに示した組み合わせを拡大した図である。
【
図4N】明確にするために、
図4Kに示した組み合わせを拡大した図である。
【
図4O】明確にするために、
図4Kに示した組み合わせを拡大した図である。
【
図4P】明確にするために、
図4Kに示した組み合わせを拡大した図である。
【
図4Q】明確にするために、
図4Kに示した組み合わせを拡大した図である。
【0040】
【
図5A】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5B】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5C】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5D】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5E】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5F】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5G】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5H】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5I】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5J】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5K】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5L】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5M】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5N】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5O】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5P】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5Q】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5R】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5S】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5T】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5U】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5V】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5W】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5X】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5Y】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5Z】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AA】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AB】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AC】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AD】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AE】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AF】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AG】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AH】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AI】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AJ】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AK】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AL】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AM】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AN】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AO】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AP】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AQ】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AR】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AS】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AT】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AU】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AV】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AW】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AX】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AY】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5AZ】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BA】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BB】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BC】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BD】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BE】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BF】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BG】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BH】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BI】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BJ】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BK】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BL】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BM】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BN】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BO】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BP】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BQ】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BR】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BS】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BT】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BU】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BV】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BW】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BX】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BY】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5BZ】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CA】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CB】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CC】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CD】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CE】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CF】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CG】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CH】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CI】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CJ】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CK】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CL】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CM】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CN】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CO】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CP】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CQ】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CR】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CS】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CT】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CU】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CV】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CW】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CX】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CY】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5CZ】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5DA】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5DB】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5DC】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5DD】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5DE】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5DF】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5DG】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5DH】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5DI】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5DJ】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図5DK】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0041】
【
図6A】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6B】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6C】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6D】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6E】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6F】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6G】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6H】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6I】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6J】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6K】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6L】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6M】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6N】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6O】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6P】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6Q】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6R】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6S】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6T】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6U】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6V】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6W】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6X】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6Y】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図6Z】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連して触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0042】
【
図7A】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7B】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7C】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7D】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7E】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7F】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7G】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7H】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7I】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7J】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7K】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7L】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7M】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7N】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7O】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7P】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図7Q】一部の実施形態に係る、可変速度スクラブ中に触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0043】
【
図8A】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、輝度スライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図8B】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、輝度スライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図8C】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、輝度スライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図8D】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、輝度スライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図8E】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、輝度スライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図8F】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、輝度スライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図8G】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、輝度スライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図8H】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、輝度スライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図8I】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、輝度スライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図8J】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、輝度スライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図8K】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、輝度スライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図8L】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、輝度スライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図8M】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、輝度スライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図8N】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、輝度スライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0044】
【
図9A】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9B】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9C】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9D】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9E】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9F】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9G】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9H】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9I】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9J】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9K】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9L】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9M】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9N】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9O】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9P】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9Q】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9R】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9S】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9T】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9U】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図9V】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、スリープタイマースライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0045】
【
図10A】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、フォトセレクタスライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図10B】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、フォトセレクタスライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図10C】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、フォトセレクタスライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図10D】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、フォトセレクタスライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図10E】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、フォトセレクタスライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図10F】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、フォトセレクタスライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図10G】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、フォトセレクタスライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図10H】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、フォトセレクタスライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図10I】一部の実施形態に係る、スライダ制御(例えば、フォトセレクタスライダ制御)との対話のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0046】
【
図11A】一部の実施形態に係る、(例えば、リストユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図11B】一部の実施形態に係る、(例えば、リストユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図11C】一部の実施形態に係る、(例えば、リストユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図11D】一部の実施形態に係る、(例えば、リストユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図11E】一部の実施形態に係る、(例えば、リストユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図11F】一部の実施形態に係る、(例えば、リストユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図11G】一部の実施形態に係る、(例えば、リストユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図11H】一部の実施形態に係る、(例えば、リストユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図11I】一部の実施形態に係る、(例えば、リストユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図11J】一部の実施形態に係る、(例えば、リストユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図11K】一部の実施形態に係る、(例えば、リストユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図11L】一部の実施形態に係る、(例えば、リストユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0047】
【
図12A】一部の実施形態に係る、(例えば、フォトエディタユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図12B】一部の実施形態に係る、(例えば、フォトエディタユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図12C】一部の実施形態に係る、(例えば、フォトエディタユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図12D】一部の実施形態に係る、(例えば、フォトエディタユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図12E】一部の実施形態に係る、(例えば、フォトエディタユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図12F】一部の実施形態に係る、(例えば、フォトエディタユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図12G】一部の実施形態に係る、(例えば、フォトエディタユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図12H】一部の実施形態に係る、(例えば、フォトエディタユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図12I】一部の実施形態に係る、(例えば、フォトエディタユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図12J】一部の実施形態に係る、(例えば、フォトエディタユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図12K】一部の実施形態に係る、(例えば、フォトエディタユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図12L】一部の実施形態に係る、(例えば、フォトエディタユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図12M】一部の実施形態に係る、(例えば、フォトエディタユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図12N】一部の実施形態に係る、(例えば、フォトエディタユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図12O】一部の実施形態に係る、(例えば、フォトエディタユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0048】
【
図13A】一部の実施形態に係る、(例えば、ウェブブラウザユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図13B】一部の実施形態に係る、(例えば、ウェブブラウザユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図13C】一部の実施形態に係る、(例えば、ウェブブラウザユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図13D】一部の実施形態に係る、(例えば、ウェブブラウザユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図13E】一部の実施形態に係る、(例えば、ウェブブラウザユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図13F】一部の実施形態に係る、(例えば、ウェブブラウザユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図13G】一部の実施形態に係る、(例えば、ウェブブラウザユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図13H】一部の実施形態に係る、(例えば、ウェブブラウザユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図13I】一部の実施形態に係る、(例えば、ウェブブラウザユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図13J】一部の実施形態に係る、(例えば、ウェブブラウザユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図13K】一部の実施形態に係る、(例えば、ウェブブラウザユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図13L】一部の実施形態に係る、(例えば、ウェブブラウザユーザインターフェース内の)視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0049】
【
図14A】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14B】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14C】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14D】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14E】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14F】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14G】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14H】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14I】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14J】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14K】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14L】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14M】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14N】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14O】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14P】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14Q】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14R】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14S】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図14T】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、カレンダーユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0050】
【
図15A】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、気象予報ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図15B】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、気象予報ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図15C】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、気象予報ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図15D】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、気象予報ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図15E】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、気象予報ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図15F】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、気象予報ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図15G】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、気象予報ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図15H】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、気象予報ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図15I】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、気象予報ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図15J】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、気象予報ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図15K】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、気象予報ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図15L】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、気象予報ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0051】
【
図16A】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、ホーム画面ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図16B】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、ホーム画面ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図16C】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、ホーム画面ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図16D】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、ホーム画面ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図16E】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、ホーム画面ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図16F】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、ホーム画面ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図16G】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、ホーム画面ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図16H】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、ホーム画面ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図16I】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、ホーム画面ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図16J】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、ホーム画面ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図16K】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェース(例えば、ホーム画面ユーザインターフェース)におけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及びスナップを示す触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0052】
【
図17A】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する(例えば、デバイスが磁北に対して特定の方向に整列されている)触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図17B】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する(例えば、デバイスが磁北に対して特定の方向に整列されている)触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図17C】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する(例えば、デバイスが磁北に対して特定の方向に整列されている)触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図17D】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する(例えば、デバイスが磁北に対して特定の方向に整列されている)触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図17E】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する(例えば、デバイスが磁北に対して特定の方向に整列されている)触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図17F】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する(例えば、デバイスが磁北に対して特定の方向に整列されている)触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図17G】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する(例えば、デバイスが磁北に対して特定の方向に整列されている)触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図17H】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する(例えば、デバイスが磁北に対して特定の方向に整列されている)触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0053】
【
図18A】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する(例えば、デバイスが水平であり、安定している)触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図18B】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する(例えば、デバイスが水平であり、安定している)触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図18C】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する(例えば、デバイスが水平であり、安定している)触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図18D】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する(例えば、デバイスが水平であり、安定している)触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図18E】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する(例えば、デバイスが水平であり、安定している)触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0054】
【
図19A】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19B】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19C】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19D】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19E】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19F】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19G】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19H】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19I】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19J】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19K】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19L】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19M】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19N】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19O】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19P】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19Q】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19R】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19S】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【
図19T】一部の実施形態に係る、値ピッカ内のそれぞれの値の選択のための触知フィードバックを提供する例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0055】
【
図20A】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図20B】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図20C】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図20D】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図20E】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図20F】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図20G】一部の実施形態に係る、動作をトリガ又はキャンセルする閾値の交差を示す触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【0056】
【
図21】一部の実施形態に係る、電子デバイスの機能ブロック図である。
【0057】
【
図22A】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連する触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図22B】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連する触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図22C】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連する触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図22D】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連する触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図22E】一部の実施形態に係る、インデックスされたコンテンツのナビゲーション中にインデックスされたコンテンツのサブセット間の切り替えに関連する触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【0058】
【
図23】一部の実施形態に係る、電子デバイスの機能ブロック図である。
【0059】
【
図24A】一部の実施形態に係る、可変速度スクラビング中に触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図24B】一部の実施形態に係る、可変速度スクラビング中に触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図24C】一部の実施形態に係る、可変速度スクラビング中に触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図24D】一部の実施形態に係る、可変速度スクラビング中に触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図24E】一部の実施形態に係る、可変速度スクラビング中に触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図24F】一部の実施形態に係る、可変速度スクラビング中に触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図24G】一部の実施形態に係る、可変速度スクラビング中に触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【0060】
【
図25】一部の実施形態に係る、電子デバイスの機能ブロック図である。
【0061】
【
図26A】一部の実施形態に係る、可変速度スクラビング中に触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図26B】一部の実施形態に係る、可変速度スクラビング中に触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図26C】一部の実施形態に係る、可変速度スクラビング中に触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図26D】一部の実施形態に係る、可変速度スクラビング中に触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図26E】一部の実施形態に係る、可変速度スクラビング中に触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【0062】
【
図27】一部の実施形態に係る、電子デバイスの機能ブロック図である。
【0063】
【
図28A】一部の実施形態に係る、視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図28B】一部の実施形態に係る、視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図28C】一部の実施形態に係る、視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図28D】一部の実施形態に係る、視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図28E】一部の実施形態に係る、視覚的なゴムバンド効果と関連する触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【0064】
【
図29】一部の実施形態に係る、電子デバイスの機能ブロック図である。
【0065】
【
図30A】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェースにおけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である
【
図30B】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェースにおけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である
【
図30C】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェースにおけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である
【
図30D】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェースにおけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である
【
図30E】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェースにおけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である
【
図30F】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェースにおけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である
【
図30G】一部の実施形態に係る、ユーザインターフェースにおけるオブジェクトの選択、ピックアップ、ドラッグ、ドロップ、及び/又はスナップを示す触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である
【0066】
【
図31】一部の実施形態に係る、電子デバイスの機能ブロック図である。
【0067】
【
図32A】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図32B】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図32C】一部の実施形態に係る、デバイスの方向基準を満足する触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【0068】
【
図33】一部の実施形態に係る、電子デバイスの機能ブロック図である。
【0069】
【
図34A】一部の実施形態に係る、バリューピッカ内のそれぞれの値を選択するための触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図34B】一部の実施形態に係る、バリューピッカ内のそれぞれの値を選択するための触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図34C】一部の実施形態に係る、バリューピッカ内のそれぞれの値を選択するための触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【
図34D】一部の実施形態に係る、バリューピッカ内のそれぞれの値を選択するための触知フィードバックを提供するプロセスのフロー図である。
【0070】
【
図35】一部の実施形態に係る、電子デバイスの機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0071】
多数の電子デバイスは、グラフィカルユーザインターフェースにおいて入力が検出されたとき、フィードバックを提供して、入力がデバイス動作に及ぼす効果の示唆を提供する。本明細書で説明される方法は、大抵の場合、視覚フィードバック及び/又はオーディオフィードバックとともに触知フィードバックを提供して、検出された入力がデバイス動作に及ぼす効果をユーザが理解するのを支援し、かつデバイスの状態に関する情報をユーザに提供するものである。
【0072】
本明細書で説明される方法、デバイス、及びGUIは、ユーザインターフェースの対話を複数のやり方で改善するために触知フィードバックを使用する。例えば、これらの方法、デバイス、及びGUIにより、隠れ閾値を示すこと、インデックスバースクラブ及び可変レートスクラブなどのスクラブを行うこと、ゴムバンド効果を向上させること、オブジェクトをドラッグアンドドロップすること、デバイス方向を示すこと、及び、選択可能なオプションを表す可動ユーザインターフェース構成要素をスクロールすることが、より容易になる。
例示的なデバイス
【0073】
ここで、実施形態が詳細に参照され、それらの例が添付図面に示されている。以下の具体的な説明では、説明される様々な実施形態の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が明らかにされる。しかしながら、様々な説明される実施形態は、これらの具体的な詳細なしでも実施され得ることが当業者には明らかであろう。他の事例では、周知の方法、プロシージャ、構成要素、回路、及びネットワークは、実施形態の様相をいたずらに不明瞭にすることのないように、詳細には説明されていない。
【0074】
本明細書では、いくつかの事例において、様々な要素を説明するために第1、第2などの用語が使用されるが、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではないことも理解されよう。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、説明されている様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の接触は第2の接触と称され得、同様に、第2の接触は第1の接触と称され得る。第1の接触及び第2の接触はどちらも接触であるが、コンテキストがそうでないことを明白に示さない限り、それらは同じ接触ではない。
【0075】
本明細書で説明される様々な実施形態の説明において使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とするものであって、限定することを意図するものではない。説明される様々な実施形態の説明及び添付の特許請求の範囲で使用されるように、単数形「a」、「an」、及び「the」は、コンテキストがそうではないことを明白に示さない限り、複数形も含むことが意図される。本明細書で使用されるように、用語「及び/又は」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上の任意の全ての可能な組合せを指し、かつこれを含むことも理解されよう。「includes(含む)」、「including(含む)」、「comprises(備える)」、及び/又は「comprising(備える)」という用語は、本明細書で使用されるとき、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらのグループの存在又は追加を除外しないことが更に理解されよう。
【0076】
本明細書で使用されるように、「if(〜の場合)」という用語は、任意選択的に、コンテキストに依存して「when(〜のとき)」、「upon(〜すると)」、「in response to determining(〜と判定したことに応答して)」、又は「in response to detecting(〜を検出したことに応答して)」を意味するものと解釈される。同様に、「if it is determined(〜と判定される場合)」又は「if(a stated condition or event)is detected((述べられる条件又はイベント)が検出される場合)」という語句は、任意選択的に、コンテキストに依存して「upon determining(〜と判定すると)」、又は「in response to determining(〜と判定したことに応答して)」、又は「upon detecting(the stated condition or event)((述べられる条件又はイベント)を検出すると)」、又は「in response to detecting(the stated condition or event)((述べられる条件又はイベント)を検出したことに応答して)」を意味するものと解釈される。
【0077】
電子デバイス、そのようなデバイスのためのユーザインターフェース、及びそのようなデバイスを使用するための関連する処理の実施形態が説明される。一部の実施形態では、デバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレーヤ機能などの他の機能も含む、モバイル電話機などのポータブル通信デバイスである。ポータブル多機能デバイスのいくつかの実施形態は、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイスを含むが、これらに限定されない。タッチ感知面(例えばタッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するラップトップ又はタブレットコンピュータなどの他のポータブル電子デバイスが任意選択的に使用される。一部の実施形態では、デバイスはポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面(例えばタッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するデスクトップコンピュータであることも理解されたい。
【0078】
以下の議論では、ディスプレイ及びタッチ感知面を含む電子デバイスが説明される。しかしながら、電子デバイスは、物理キーボード、マウス、及び/又はジョイスティックなどの、1つ以上の他の物理ユーザインターフェースデバイスを任意選択的に含むことを理解されたい。
【0079】
デバイスは、一般的に、メモ取りアプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、ビデオ会議アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、トレーニングサポートアプリケーション、写真管理アプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、ウェブブラウジングアプリケーション、デジタル音楽プレーヤプリケーション及び/又はデジタルビデオプレーヤプリケーションのうちの任意の1つ以上などの様々なアプリケーションをサポートする。
【0080】
デバイス上で実行される様々なアプリケーションは、タッチ感知面などの少なくとも1つの共通の物理ユーザインターフェースデバイスを任意選択的に使用する。タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイスに表示される対応する情報は、任意選択的に、アプリケーション毎に次から次へと、及び/又はそれぞれのアプリケーション内で、調節され、かつ/又は変更される。このように、デバイスの共通の物理アーキテクチャ(タッチ感知面など)は、ユーザにとって直観的かつ透明なユーザインターフェースを有する様々なアプリケーションを任意選択的にサポートする。
【0081】
ここで、タッチ感知ディスプレイを有するポータブルデバイスの実施形態に着目する。
図1Aは、一部の実施形態による、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するポータブル多機能デバイス100を示すブロック図である。タッチ感知ディスプレイシステム112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれることがあり、単にタッチ感知ディスプレイと呼ばれることもある。デバイス100は、メモリ102(1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を任意選択的に含む)、メモリコントローラ122、1つ以上の処理ユニット(CPU)120、周辺機器インターフェース118、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、入出力(input/output、I/O)サブシステム106、その他の入力又は制御デバイス116、及び外部ポート124を含む。デバイス100は、1つ以上の光センサ164を任意選択的に含む。デバイス100は、デバイス100上の接触の強度を検出する1つ以上の強度センサ165(例えばデバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112などのタッチ感知面)を任意選択的に含む。デバイス100は、デバイス100上で触知出力を生成する(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112又はデバイス300のタッチパッド355などのタッチ感知面上で触知出力を生成する)1つ以上の触知出力生成器167を含む。これらの構成要素は、1つ以上の通信バス又は信号ライン103を通じて任意選択的に通信する。
【0082】
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるように、「触知出力」という用語は、ユーザによってユーザの触知で検出される、デバイスの以前の位置からの物理的変位、デバイスの構成要素(例えばタッチ感知面)の別の構成要素(例えば筐体)に対する物理的変位、又はデバイスの重心に対する構成要素の変位を指す。例えば、デバイス又はデバイスの構成要素が、タッチに感応するユーザの表面(例えばユーザの手の指、手のひら、又は他の部分)に接触している状況では、物理的変位によって生成された触知出力は、ユーザによって、デバイス又はデバイスの構成要素の物理的特性における認識された変化に対応する触感として解釈される。例えば、タッチ感知面(例えばタッチ感知ディスプレイ又はトラックパッド)の移動は、ユーザによって、任意選択的に、物理アクチュエータボタンの「ダウンクリック」又は「アップクリック」として解釈される。場合によっては、ユーザの動きによって物理的に押圧された(例えば変位した)タッチ感知面と関連付けられた物理アクチュエータボタンの移動がないときでさえ、ユーザは「ダウンクリック」又は「アップクリック」などの触感を感じるであろう。別の例として、タッチ感知面の移動は、タッチ感知面の平滑度における変化がないときでさえ、任意選択的に、ユーザによって、タッチ感知面の「粗さ」として解釈又は感知される。ユーザによるそのようなタッチの解釈は、ユーザの個人的な感覚認知に左右されるものではあるが、大多数のユーザに共通する多くのタッチの感覚認知が存在する。したがって、触知出力が、ユーザの特定の感覚認知(例えば、「アップクリック」、「ダウンクリック」、「粗さ」)に対応するものと記述される場合、別途記載のない限り、生成された触知出力は、典型的な(又は平均的な)ユーザの記述された感覚認知を生成するデバイス、又はデバイスの構成要素の物理的変位に対応する。触知出力を使用してユーザに触知フィードバックを提供すると、デバイスの操作性を高め、ユーザ−デバイスインターフェースを更に効率的にし(例えば、デバイスを操作するとき/デバイスと対話するとき、適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを低減することによって)、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を低減し、電池寿命を改善する。
【0083】
一部の実施形態では、触知出力パターンは、触知出力の振幅、触知出力の移動波形の形状、触知出力の周波数、及び/又は触知出力の期間などの触知出力の特性を指定する。
【0084】
異なる触知出力パターンを有する触知出力が、デバイスによって(例えば、触知出力を生成するために可動質量を移動させる1つ以上の触知出力生成器を介して)生成されると、触知出力は、ユーザがデバイスを保持する際又はタッチする際に異なる触知感覚を引き起こし得る。ユーザの感覚はユーザの触知出力の知覚に基づくものであるが、ほとんどのユーザは、デバイスによって生成された触知出力の波形、周波数、及び振幅における変化を識別することができる。よって、異なる操作が実行されたことをユーザに示すために、波形、周波数及び振幅を調節することができる。そのようにして、所与の環境(例えば、グラフィカルな特徴及びオブジェクトを含むユーザインターフェース、仮想境界及び仮想オブジェクトを有する疑似的物理環境、物理的境界及び物理的オブジェクトを有する現実の物理的環境、並びに/又は上記のいずれかの組合せ)におけるオブジェクトの、特性(例えばサイズ、材質、重量、剛性、平滑度など)、挙動(例えば振動、変位、加速、回転、拡大など)、及び/又は相互作用(例えば衝突、付着、反発、引力、摩擦など)をシミュレートするように設計、選択、及び/又は立案された触知出力パターンを有する触知出力は、一部の状況で、デバイスのユーザの操作の入力エラーを低減し、効率を向上させる有益なフィードバックをユーザに提供する。加えて、触知出力は、入力閾値又はオブジェクトの選択などの、疑似的物理特性に関連しないフィードバックに対応するように、任意選択的に生成される。そのような触知出力は、一部の状況では、デバイスのユーザの操作の入力エラーを低減して効率を向上させる有益なフィードバックをユーザに提供する。
【0085】
一部の実施形態では、好適な触知出力パターンを有する触知出力は、ユーザインターフェース内又はデバイス内のシーンの背後で、対象とするイベントの発生のキューとしての役割を果たす。対象とするイベントの例は、デバイス上又はユーザインターフェース内で提供されるアフォーダンス(例えば実ボタン若しくは仮想ボタン、又はトグルスイッチ)のアクティブ化、要求された動作の成功又は失敗、ユーザインターフェース内の境界に到達すること又は超えること、新たな状態に入ること、オブジェクト間の入力の焦点を切り替えること、新たなモードのアクティブ化、入力閾値に到達すること又は超えること、入力又はジェスチャのタイプの検出又は認識などを含む。一部の実施形態では、触知出力は、リダイレクション又は中断入力が時宜を得て検出されない限り発生する、近いうち起こるイベント又は結果に対する警告又はアラートしての役割を果たすように提供される。触知出力は、他のコンテキストでは、ユーザエクスペリエンスを強化し、視覚障害若しくは移動困難のユーザへのデバイスのアクセシビリティ若しくは他のアクセシビリティの必要性を改善し、かつ/又はユーザインターフェース及び/若しくはデバイスの効率性及び機能性を改善するためにも使用される。触知出力は、オーディオ出力及び/又は視認可能なユーザインターフェースの変更を任意選択的に伴い、それは、ユーザがユーザインターフェース及び/又はデバイスと対話するときのユーザの経験を更に高め、ユーザインターフェース及び/又はデバイスの状態に関する情報の搬送を更に促進し、また、デバイスのユーザの操作の入力エラーを低減し、効率を向上させる。
【0086】
図4Fは、様々なシナリオにおいて、上記で言及したもの並びに本明細書で論じたユーザインターフェース及び方法に関して説明されたものなどの様々な目的のために、好適な触知フィードバックを生成するように、現状のまま、又は1つ以上の変換(例えば変調、増幅、トランケーションなど)によって、個別で、又は組み合わせて使用することができるサンプル触知出力パターンのセットを提供するものである。触知出力のパレットのこの例は、3つの波形及び8つの周波数のセットをどのように使用して触知出力パターンのアレイを生成するかを示す。この図に示した触知出力パターンに加えて、これらの触知出力パターンのそれぞれは、例えば、
図4Gのフルタップ80Hz、フルタップ200Hz、ミニタップ80Hz、ミニタップ200Hz、マイクロタップ80Hz、及びマイクロタップ200Hzに対して、それぞれが1.0、0.75、0.5及び0.25のゲインを有する変形を伴って図に示されるように、触知出力パターンのゲイン値を変更することにより、振幅が任意選択的に調整される。
図4Gに示すように、触知出力パターンのゲインを変更することにより、パターンの周波数を変えたり波形の形状を変えたりすることなく、パターンの振幅を変更する。一部の実施形態では、可動質量にどれだけの力を加えることができるかということによって一部の触知出力生成器が制限されるため、触知出力パターンの周波数を変更すると振幅もより小さくなり、したがって、波形を作成するのに必要な加速が触知出力生成器の操作力の範囲外の力を必要としないことを保証するために、より高い周波数での質量の移動は、振幅をより小さくするように制約される(例えば230Hz、270Hz、及び300Hzでのフルタップのピーク振幅は、80Hz、100Hz、125Hz、及び200Hzでのフルタップの振幅よりも小さい)。
【0087】
図4Fにおいて、それぞれの列は特定の波形を有する触知出力パターンを示す。触知出力パターンの波形は、その触知出力パターンを伴う触知出力を生成するために可動質量が経る、中立位置(例えばx
zero)に対する物理的変位の経時変化のパターンを表す。例えば、
図4Fの左の列に示す第1の1組の触知出力パターン(例えば「フルタップ」の触知出力パターン)は、それぞれが、完全な2サイクルの振動(例えば開始及び終了が中立位置で、中立位置を3回横切る振動)を含む波形を有する。
図4Fの中央の列に示す触知出力パターン(例えば「ミニタップ」の触知出力パターン)の第2の1組は、完全な1サイクルを含む振動(例えば開始及び終了が中立位置で、中立位置を1回横切る振動)を含む波形を有する。
図4Fの右の列に示す触知出力パターン(例えば「マイクロタップ」の触知出力パターン)の第3の1組は、完全なサイクルの2分の1を含む振動(例えば開始及び終了が中立位置で、中立位置を横切らない振動)を含む波形を有する。触知出力パターンの波形は、触知出力の開始時及び終了時における可動質量の徐々の速度上昇及び速度低下を表す開始バッファ及び最終バッファも含む。
図4F〜
図4Gに示す例示的な波形は、可動質量の移動の最大限度を表すx
max値及び最小限度を表すx
min値を含む。より大きな可動質量を有するより大きな電子デバイスの場合、質量の移動の最小限度及び最大限度が、より大きいか又はより小さいことがある。
図4F〜
図4Gに示す例は、1次元における質量の移動を説明しているが、2次元又は3次元における可動質量の移動にも類似の原理が適用される。
【0088】
図4Fに示すように、それぞれの触知出力パターンは、その特性周波数を有する触知出力からユーザが感じる触知感覚の「ピッチ」に影響を及ぼす、対応する特性周波数も有する。連続的な触知出力について、特性周波数は、触知出力生成器の可動質量によって所与の時間期間内に完了するサイクル(例えば1秒当りのサイクル)の数を表す。離散触知出力の場合、(例えば0.5サイクル、1サイクル、又は2サイクルの)離散出力信号が生成され、特性周波数値は、その特性周波数で触知出力を生成するためには可動質量がどれだけ速く移動する必要があるかを特定する。
図4Fに示すように、触知出力の各タイプ(例えばフルタップ、ミニタップ、又はマイクロタップなどのそれぞれの波形によって定義される)について、より高い周波数値は、可動質量によるより速い移動(複数可)に対応し、したがって、一般に、触知出力を完了するための時間がより短い(例えば、離散触知出力に必要なサイクルの数を完了するための時間に開始及び終了のバッファ時間を足したものを含む)。例えば、特性周波数が80Hzのフルタップは、特性周波数が100Hzのフルタップよりも完了までに時間がかかる(例えば、
図4Fでは35.4ms対28.3ms)。更に、所与の周波数では、それぞれの周波数におけるその波形のサイクルがより多い触知出力は、同じそれぞれの周波数におけるその波形のサイクルがより少ない触知出力よりも完了するまでに時間がかかる。例えば、150Hzのフルタップは150Hzのミニタップよりも完了するのに時間がかかり(例えば19.4ms対12.8ms)、150Hzのミニタップは150Hzのマイクロタップよりも完了するのに時間がかかる(例えば12.8ms対9.4ms)。しかしながら、異なる周波数の触知出力パターンでは、この規則性が当てはまらないことがある(例えば、サイクルはより多いが周波数がより高い触知出力は、サイクルはより少ないが周波数がより低い触知出力よりも時間が短いことがあり、その逆もあり得る)。例えば300Hzでは、フルタップはミニタップと同じ時間(例えば9.9ms)がかかる。
【0089】
図4Fに示すように、触知出力パターンは、触知信号に含まれるエネルギー量に影響を及ぼす特性振幅、又はその特性振幅を有する触知出力によってユーザが感じ得る触知感覚の「強度」も有する。一部の実施形態では、触知出力パターンの特性振幅は、触知出力を生成する際の、可動質量の中立位置からの最大変位を表す絶対値又は正規化値を指す。一部の実施形態では、触知出力パターンの特性振幅は、例えば様々な条件(例えばユーザインターフェースのコンテキスト及び挙動に基づいてカスタマイズされたもの)、及び/又は予め構成されたメトリック(例えば入力ベースのメトリック、及び/又はユーザインターフェースベースのメトリック)に従って、一定のゲイン係数又は動的に決定されるゲイン係数(例えば0〜1の値)によって調整可能である。一部の実施形態では、入力ベースのメトリック(例えば強度変化メトリック又は入力速度メトリック)は、触知出力の生成を誘発する入力中に、入力の特性(例えば、押圧入力における接触の特性強度の変化速度、又はタッチ感知面を横切る接触の移動速度)を測定する。一部の実施形態では、ユーザインターフェースベースのメトリック(例えば境界を横切る速度のメトリック)は、触知出力の生成を誘発するユーザインターフェース変更中に、ユーザインターフェース要素の特性(例えばユーザインターフェースにおける隠れ境界又は可視境界を横切る要素の移動速度)を測定する。一部の実施形態では、触知出力パターンの特性振幅は「包絡線」によって変調されてよく、隣接するサイクルのピークは異なる振幅を有してよく、上記の波形のうちの1つは、触知出力が生成されているとき触知出力の一部分の振幅を経時的に徐々に調整するように、(例えば0〜1まで)経時変化する包絡線パラメータを乗ずることによって更に変調される。
【0090】
図4Fでは、例示的な目的で、具体的な周波数、振幅、及び波形が見本の触知出力パターンで表されているが、他の周波数、振幅、及び波形を有する触知出力パターンも類似の目的で使用され得る。例えば0.5〜4サイクルの波形を使用することができる。60Hz〜400Hzの範囲の他の周波数も同様に使用することができる。表1は、特定の触知フィードバックの挙動と構成の例、及びそれらの使用例を提供するものである。
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
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【0091】
表1に示した例は、異なる入力及びイベントに対して触知出力を生成できる環境の範囲を示すように意図されている。表1は、デバイスが、挙げられた入力又はイベントのそれぞれに、示された触知出力で応答する要件として解釈されるべきではない。むしろ、表1は、触知出力が、異なる入力及び/又はイベントに対して、(例えば触知出力パターン、頻度、ゲインなどに基づいて)どのように変化し、かつ/又は類似するかを示すように意図されている。例えば、表1は、「イベント成功」触知出力が「イベント失敗」触知出力からどのように変化するか、また、リターゲット触知出力がインパクト触知出力とどのように異なるかを示す。
【0092】
図4H〜
図4Jは、一部の実施形態による、ボタンクリックをシミュレートするために触知出力と関連して使用される、例示的な触知オーディオ出力パターン対時間を示す。
【0093】
図4Kは、一部の実施形態による、触知出力パターン及び触知オーディオ出力パターン対時間の例示的な組合せを示す。
図4L〜
図4Qは、
図4Kに示した組合せを明確さのために拡大したものである。
【0094】
図4Hにおいて、トップ触知オーディオパターン「クリックA1オーディオ」は、
図4K(第1のクリック列の第1の行)及び
図4Lの上部部分に示すように、「通常の」第1のクリックにおける第1のダウンクリックをシミュレートするために、「クリックA」の通常のミニタップ(230Hz)とともに再生されるオーディオ出力であり、制御アクティブ化閾値における接触強度の変化速度が、変化速度の閾値を上回る(例えば接触が「通常の」強い/速い押圧となる)ものである。この例では、「クリックA1オーディオ」は、「クリックA」の通常のミニタップ(230Hz)触知出力の開始から2msだけオフセットされている。一部の場合では、同じ「クリックA1オーディオ」及び「クリックA」の通常のミニタップ(230Hz)が再生され、第1のダウンクリックに続く第1のアップクリックをシミュレートする。一部の場合では、「クリックA1オーディオ」及び/又は「クリックA」の通常のミニタップ(230Hz)のゲインは、アップクリックにおいて、先行するダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。
【0095】
制御アクティブ化閾値における接触強度の変化速度が変化速度の閾値を下回る場合(例えば接触が「弱い」及び/又は遅い押圧となる場合)、トップ触知オーディオパターン「クリックA1オーディオ」も、
図4K(第1のクリック列の第2の行)及び
図4Lの下部部分に示すように、「弱い」第1のクリックにおける第1のダウンクリックをシミュレートするために、「クリックA」の弱いミニタップ(230Hz)とともに再生される。「弱い」ダウンクリックをシミュレートするために、「クリックA1オーディオ」及び「クリックA」の弱いミニタップ(230Hz)のゲインが、「弱い」ダウンクリックでは「通常の」ダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。この例では、「クリックA1オーディオ」は、「クリックA」の弱いミニタップ(230Hz)触知出力の開始から2msだけオフセットされている。一部の場合では、同じ「クリックA1オーディオ」及び「クリックA」の弱いミニタップ(230Hz)が再生され、第1のダウンクリックに続く第1のアップクリックをシミュレートする。一部の場合では、「クリックA1オーディオ」及び/又は「クリックA」の弱いミニタップ(230Hz)のゲインは、アップクリックにおいて、先行するダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。
【0096】
図4Hにおいて、制御アクティブ化閾値における接触強度の変化速度が変化速度の閾値を上回る場合(例えば第2のクリックにおける接触が「通常の」強い/速い押圧となる場合)、ボトム触知オーディオパターン「クリックA2オーディオ」は、
図4K(第2のクリック列の第1の行)及び
図4Mの上部部分に示すように、所定の時間期間内に(例えばダブルクリック入力における第2のクリックのような)第1のクリックに続く「通常の」の第2のクリックにおける第2のダウンクリックをシミュレートするために、「クリックA」の通常のミニタップ(230Hz)とともに再生されるオーディオ出力である。この例では、「クリックA2オーディオ」は、「クリックA」の通常のミニタップ(230Hz)触知出力の開始から2msだけオフセットされている。一部の場合では、同じ「クリックA2オーディオ」及び「クリックA」の通常のミニタップ(230Hz)が再生され、第2のダウンクリックに続く第2のアップクリックをシミュレートする。一部の場合では、「クリックA2オーディオ」及び/又は「クリックA」の弱いミニタップ(230Hz)のゲインは、第2のアップクリックにおいて、先行する第2のダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。
【0097】
制御アクティブ化閾値における接触強度の変化速度が変化速度の閾値を下回る場合(例えば接触が「弱い」及び/又は遅い押圧となる場合)、ボトム触知オーディオパターン「クリックA2オーディオ」も、
図4K(第2のクリック列の第2の行)及び
図4Mの下部部分に示すように、所定の時間期間内に(例えばダブルクリック入力における第2のクリックのように)第1のクリックに続く「弱い」第2のクリックにおける第2のダウンクリックをシミュレートするために、「クリックA」の弱いミニタップ(230Hz)とともに再生される。「弱い」ダウンクリックをシミュレートするために、「クリックA2オーディオ」及び「クリックA」の弱いミニタップ(230Hz)のゲインが、「弱い」ダウンクリックでは「通常の」ダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。この例では、「クリックA2オーディオ」は、「クリックA」の弱いミニタップ(230Hz)触知出力の開始から2msだけオフセットされている。一部の場合では、同じ「クリックA2オーディオ」及び「クリックA」の弱いミニタップ(230Hz)が再生され、第2のダウンクリックに続く第2のアップクリックをシミュレートする。一部の場合では、「クリックA2オーディオ」及び/又は「クリックA」の弱いミニタップ(230Hz)のゲインは、第2のアップクリックにおいて、先行する第2のダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。
【0098】
図4Iにおいて、制御アクティブ化閾値における接触強度の変化速度が閾値速度を上回る場合(例えば接触が「通常の」強い/速い押圧となる場合)、トップ触知オーディオパターン「クリックB1オーディオ」は、
図4K(第1のクリック列の第3の行)及び
図4Nの上部部分に示すように、「通常の」第1のクリックにおける第1のダウンクリックをシミュレートするために、「クリックB」の通常のミニタップ(270Hz)とともに再生されるオーディオ出力である。この例では、「クリックB1オーディオ」は、「クリックB」の通常のミニタップ(270Hz)触知出力の開始から2.8msだけオフセットされている。一部の場合では、同じ「クリックB1オーディオ」及び「クリックB」の通常のミニタップ(270Hz)が再生され、第1のダウンクリックに続く第1のアップクリックをシミュレートする。一部の場合では、「クリックB1オーディオ」及び/又は「クリックB」の通常のミニタップ(270Hz)のゲインは、アップクリックにおいて、先行するダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。
【0099】
制御アクティブ化閾値における接触強度の変化速度が閾値速度を下回る場合(例えば接触が「弱い」及び/又は遅い押圧となる場合)、トップ触知オーディオパターン「クリックB1オーディオ」も、
図4K(第1のクリック列の第4の行)及び
図4Nの下部部分に示すように、「弱い」第1のクリックにおける第1のダウンクリックをシミュレートするために、「クリックB」の弱いミニタップ(270Hz)とともに再生される。「弱い」ダウンクリックをシミュレートするために、「クリックB1オーディオ」及び「クリックB」の弱いミニタップ(270Hz)のゲインが、「弱い」ダウンクリックでは「通常の」ダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。この例では、「クリックB1オーディオ」は、「クリックB」の弱いミニタップ(270Hz)触知出力の開始から2.8msだけオフセットされている。一部の場合では、同じ「クリックB1オーディオ」及び「クリックB」の弱いミニタップ(270Hz)が再生され、第1のダウンクリックに続く第1のアップクリックをシミュレートする。一部の場合では、「クリックB1オーディオ」及び/又は「クリックB」の弱いミニタップ(230Hz)のゲインは、アップクリックにおいて、先行するダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。
【0100】
図4Iにおいて、制御アクティブ化閾値における接触強度の変化速度が変化速度の閾値を上回る場合(例えば第2のクリックにおける接触が「通常の」強い/速い押圧となる場合)、ボトム触知オーディオパターン「クリックB2オーディオ」は、
図4K(第2のクリック列の第3の行)及び
図4Oの上部部分に示すように、所定の時間期間内に(例えばダブルクリック入力における第2のクリックのような)第1のクリックに続く「通常の」の第2のクリックにおける第2のダウンクリックをシミュレートするために、「クリックB」の通常のミニタップ(270Hz)とともに再生されるオーディオ出力である。この例では、「クリックB2オーディオ」は、「クリックB」の通常のミニタップ(270Hz)触知出力の開始から2.8msだけオフセットされている。一部の場合では、同じ「クリックB2オーディオ」及び「クリックB」の通常のミニタップ(230Hz)が再生され、第2のダウンクリックに続く第2のアップクリックをシミュレートする。一部の場合では、「クリックB2オーディオ」及び/又は「クリックB」の通常のミニタップ(270Hz)のゲインは、第2のアップクリックにおいて、先行する第2のダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。
【0101】
制御アクティブ化閾値における接触強度の変化速度が、変化速度の閾値を下回る場合(例えば接触が「弱い」及び/又は遅い押圧となる場合)、ボトム触知オーディオパターン「クリックB2オーディオ」も、
図4K(第2のクリック列の第4の行)及び
図4Oの下部部分に示すように、所定の時間期間内に(例えばダブルクリック入力における第2のクリックのように)第1のクリックに続く「弱い」第2のクリックにおける第2のダウンクリックをシミュレートするために、「クリックB」の弱いミニタップ(270Hz)とともに再生される。「弱い」ダウンクリックをシミュレートするために、「クリックB2オーディオ」及び「クリックB」の弱いミニタップ(270Hz)のゲインが、「弱い」ダウンクリックでは「通常の」ダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。この例では、「クリックB2オーディオ」は、「クリックB」の弱いミニタップ(270Hz)触知出力の開始から2.8msだけオフセットされている。一部の場合では、同じ「クリックB2オーディオ」及び「クリックB」の弱いミニタップ(270Hz)が再生され、第2のダウンクリックに続く第2のアップクリックをシミュレートする。一部の場合では、「クリックB2オーディオ」及び/又は「クリックB」の弱いミニタップ(270Hz)のゲインは、第2のアップクリックにおいて、先行する第2のダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。
【0102】
図4Jにおいて、制御アクティブ化閾値における接触強度の変化速度が、変化速度の閾値を上回る場合(例えば接触が「通常の」強い/速い押圧となる場合)、トップ触知オーディオパターン「クリックC1オーディオ」は、
図4K(第1のクリック列の第5の行)及び
図4Pの上部部分に示すように、「通常の」第1のクリックにおける第1のダウンクリックをシミュレートするために、「クリックC」の通常のミニタップ(300Hz)とともに再生されるオーディオ出力である。この例では、「クリックC1オーディオ」は、「クリックC」の通常のミニタップ(300Hz)触知出力の開始から1.9msだけオフセットされている。一部の場合では、同じ「クリックC1オーディオ」及び「クリックC」の通常のミニタップ(300Hz)が再生され、第1のダウンクリックに続く第1のアップクリックをシミュレートする。一部の場合では、「クリックC1オーディオ」及び/又は「クリックC」の通常のミニタップ(300Hz)のゲインは、アップクリックにおいて、先行するダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。
【0103】
制御アクティブ化閾値における接触強度の変化速度が、変化速度の閾値を下回る場合(例えば接触が「弱い」及び/又は遅い押圧となる場合)、トップ触知オーディオパターン「クリックC1オーディオ」も、
図4K(第1のクリック列の第6の行)及び
図4Pの下部部分に示すように、「弱い」第1のクリックにおける第1のダウンクリックをシミュレートするために、「クリックC」の弱いミニタップ(300Hz)とともに再生される。「弱い」ダウンクリックをシミュレートするために、「クリックC1オーディオ」及び「クリックC」の弱いミニタップ(300Hz)のゲインが、「弱い」ダウンクリックでは「通常の」ダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。この例では、「クリックC1オーディオ」は、「クリックC」の弱いミニタップ(300Hz)触知出力の開始から1.9msだけオフセットされている。一部の場合では、同じ「クリックC1オーディオ」及び「クリックC」の弱いミニタップ(270Hz)が再生され、第1のダウンクリックに続く第1のアップクリックをシミュレートする。一部の場合では、「クリックC1オーディオ」及び/又は「クリックC」の弱いミニタップ(300Hz)のゲインは、アップクリックにおいて、先行するダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。
【0104】
図4Jにおいて、制御アクティブ化閾値における接触強度の変化速度が、変化速度の閾値を上回る場合(例えば第2のクリックにおける接触が「通常の」強い/速い押圧となる場合)、ボトム触知オーディオパターン「クリックC2オーディオ」は、
図4K(第2のクリック列の第5の行)及び
図4Qの上部部分に示すように、所定の時間期間内に(例えばダブルクリック入力における第2のクリックのような)第1のクリックに続く「通常の」の第2のクリックにおける第2のダウンクリックをシミュレートするために、「クリックC」の通常のミニタップ(300Hz)とともに再生されるオーディオ出力である。この例では、「クリックC2オーディオ」は、「クリックC」の通常のミニタップ(300Hz)触知出力の開始から1.9msだけオフセットされている。一部の場合では、同じ「クリックC2オーディオ」及び「クリックC」の通常のミニタップ(300Hz)が再生され、第2のダウンクリックに続く第2のアップクリックをシミュレートする。一部の場合では、「クリックC2オーディオ」及び/又は「クリックC」の通常のミニタップ(300Hz)のゲインは、第2のアップクリックにおいて、先行する第2のダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。
【0105】
制御アクティブ化閾値における接触強度の変化速度が、変化速度の閾値を下回る場合(例えば接触が「弱い」及び/又は遅い押圧となる場合)、ボトム触知オーディオパターン「クリックC2オーディオ」も、
図4K(第2のクリック列の第6の行)及び
図4Qの下部部分に示すように、所定の時間期間内に(例えばダブルクリック入力における第2のクリックのように)第1のクリックに続く「弱い」第2のクリックにおける第2のダウンクリックをシミュレートするために、「クリックC」の弱いミニタップ(300Hz)とともに再生される。「弱い」ダウンクリックをシミュレートするために、「クリックC2オーディオ」及び「クリックC」の弱いミニタップ(300Hz)のゲインが、「弱い」ダウンクリックでは「通常の」ダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。この例では、「クリックC2オーディオ」は、「クリックC」の弱いミニタップ(300Hz)触知出力の開始から1.9msだけオフセットされている。一部の場合では、同じ「クリックC2オーディオ」及び「クリックC」の弱いミニタップ(300Hz)が再生され、第2のダウンクリックに続く第2のアップクリックをシミュレートする。一部の場合では、「クリックC2オーディオ」及び/又は「クリックC」の弱いミニタップ(300Hz)のゲインは、第2のアップクリックにおいて、先行する第2のダウンクリックに対して(例えば50%だけ)低減される。
【0106】
デバイス100は、ポータブル多機能デバイスの一例に過ぎず、デバイス100は、示されているものよりも多くの構成要素又は少ない構成要素を任意選択的に有し、2つ以上の構成要素を任意選択的に組み合わせ、又は構成要素の異なる構成若しくは配置を任意選択的に有することを理解されたい。
図1Aに示す様々な構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組合せで実装される。
【0107】
メモリ102は高速ランダムアクセスメモリを任意選択的に含み、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスなどの不揮発性メモリも任意選択的に含む。CPU(複数可)120及び周辺機器インターフェース118などのデバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスは、任意選択的に、メモリコントローラ122によって制御される。
【0108】
周辺機器インターフェース118は、デバイスの入力周辺機器及び出力周辺機器をCPU(複数可)120及びメモリ102と結合するのに使用され得る。1つ以上のプロセッサ120は、デバイス100のための様々な機能を実行し、データを処理するために、メモリ102に記憶された様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを動作させ、又は実行する。
【0109】
一部の実施形態では、周辺機器インターフェース118、CPU(複数可)120、及びメモリコントローラ122は、任意選択的に、チップ104などの単一チップ上に実装される。一部の他の実施形態では、それらは、任意選択的に別個のチップに実装される。
【0110】
高周波(radio frequency、RF)回路108は、電磁信号とも呼ばれるRF信号を送受信する。RF回路108は、電気信号を電磁信号に変換し、又は電磁信号を電気信号に変換し、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路108は、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、コーデックチップセット、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリなどを含むがこれらに限定されない、それらの機能を実行する周知の回路を任意選択的に含む。RF回路108は、ワールドワイドウェブ(World Wide Web、WWW)とも称されるインターネット、イントラネット、並びに/又はセルラー電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(local area network、LAN)及び/若しくはメトロポリタンエリアネットワーク(metropolitan area network、MAN)などの無線ネットワークなどのネットワーク、並びに他のデバイスと無線通信によって任意選択的に通信する。無線通信は、複数の通信規格、通信プロトコル、及び通信技術のうちのいずれかを任意選択的に使用し、それらの通信規格、通信プロトコル、及び通信技術としては、移動通信用のグローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM)、拡張データGSM環境(Enhanced Data GSM Environment、EDGE)、高速ダウンリンクパケット接続(high-speed downlink packet access、HSDPA)、高速アップリンクパケット接続(high-speed uplink packet access、HSUPA)、Evolution Data Only(EV−DO)、HSPA、HSPA+、2重セルHSPA(Dual-Cell HSPA、DC−HSPDA)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、近距離無線通信(near field communication、NFC)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、W−CDMA)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)、Bluetooth(登録商標)、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、Wi−Fi)(登録商標)(例えばIEEE 802.11a、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11ax、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、及び/又はIEEE 802.11n)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(voice over Internet Protocol、VoIP)、Wi−MAX、電子メール用のプロトコル(例えばインターネットメッセージアクセスプロトコル(Internet message access protocol、IMAP)、及び/若しくはポストオフィスプロトコル(post office protocol、POP))、インスタントメッセージング(例えば拡張可能メッセージング及びプレゼンスプロトコル(extensible messaging and presence protocol、XMPP)、インスタントメッセージング及びプレゼンス利用拡張向けセッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions、SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(Instant Messaging and Presence Service、IMPS))、及び/若しくはショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)、又は本文書の出願日までにまだ開発されていない通信プロトコルを含む任意の他の好適な通信プロトコルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0111】
オーディオ回路110、スピーカ111、及びマイクロフォン113は、ユーザとデバイス100の間のオーディオインターフェースを提供する。オーディオ回路110は、周辺機器インターフェース118からオーディオデータを受信し、オーディオデータを電気信号に変換して、電気信号をスピーカ111に送信する。スピーカ111は、電気信号を人間の可聴音波に変換する。オーディオ回路110は、マイクロフォン113によって音波から変換された電気信号も受信する。オーディオ回路110は、電気信号をオーディオデータに変換し、オーディオデータを処理するために周辺機器インターフェース118へ送信する。オーディオデータは、任意選択的に、周辺機器インターフェース118によって、メモリ102及び/又はRF回路108との間で送受信される。一部の実施形態では、オーディオ回路110はヘッドセットジャック(例えば
図2Aの212)も含む。ヘッドセットジャックは、オーディオ回路110と、出力専用ヘッドホン又は出力(例えば片耳用又は両耳用のヘッドホン)と入力(例えばマイクロフォン)の両方を有するヘッドセットなどの着脱可能なオーディオ入出力周辺機器との間のインターフェースを提供する。
【0112】
I/Oサブシステム106は、タッチ感知ディスプレイシステム112及びその他の入力又は制御デバイス116などのデバイス100上の入出力周辺機器を周辺機器インターフェース118と結合する。I/Oサブシステム106は、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、強度センサコントローラ159、触知フィードバックコントローラ161、及びその他の入力又は制御デバイス用の1つ以上の入力コントローラ160を任意選択的に含む。1つ以上の入力コントローラ160は、その他の入力又は制御デバイス116との間で電気信号を送受信する。その他の入力又は制御デバイス116は、物理ボタン(例えばプッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイヤル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを任意選択的に含む一部の代替的実施形態では、入力コントローラ(複数可)160は、任意選択的に、キーボード、赤外線ポート、USBポート、スタイラス、及び/又はマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかと結合される(又はいずれにも結合されない)。1つ以上のボタン(例えば
図2Aの208)は、スピーカ111及び/又はマイクロフォン113のボリュームを制御するためのアップ/ダウンボタンを任意選択的に含む。1つ以上のボタンは、プッシュボタン(例えば
図2Aの206)を任意選択的に含む。
【0113】
タッチ感知ディスプレイシステム112は、デバイスとユーザの間の入力インターフェース及び出力インターフェースを提供する。ディスプレイコントローラ156は、タッチ感知ディスプレイシステム112との間で電気信号を送受信する。タッチ感知ディスプレイシステム112は、ユーザに視覚出力を表示する。視覚出力は、グラフィック、テキスト、アイコン、ビデオ、及びこれらの任意の組合せ(まとめて「グラフィック」と称する)を任意選択的に含む。一部の実施形態では、視覚出力の一部又は全てがユーザインターフェースオブジェクトに対応する。本明細書で使用されるように、「アフォーダンス」という用語は、ユーザ対話型のグラフィカルユーザインターフェースオブジェクト(例えばグラフィカルユーザインターフェースオブジェクトに向けられた入力に応答するように構成されたグラフィカルユーザインターフェースオブジェクト)を指す。ユーザ対話型のグラフィカルユーザインターフェースオブジェクトの例は、ボタン、スライダ、アイコン、選択可能メニュー項目、スイッチ、ハイパーリンク、又はその他のユーザインターフェース制御を含むが、これらに限定されない。
【0114】
タッチ感知ディスプレイシステム112は、触知及び/又は触知の接触に基づくユーザからの入力を受け取るタッチ感知面、センサ、又はセンサのセットを有する。(メモリ102内の任意の関連するモジュール及び/又は命令セットとともに)タッチ感知ディスプレイシステム112及びディスプレイコントローラ156は、タッチ感知ディスプレイシステム112上の接触(及び、接触の何らかの移動又は中断)を検出して、検出された接触を、タッチ感知ディスプレイシステム112上に表示されているユーザインターフェースオブジェクト(例えば1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ、又は画像)との相互作用に変換する。いくつかの実施形態では、タッチ感知ディスプレイシステム112とユーザの間の接触点は、ユーザの指又はスタイラスに対応する。
【0115】
タッチ感知ディスプレイシステム112は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)技術、発光ポリマーディスプレイ(light emitting polymer display、LPD)技術、又は発光ダイオード(light emitting diode、LED)技術を任意選択的に使用するが、他の実施形態では他のディスプレイ技術が使用される。タッチ感知ディスプレイシステム112及びディスプレイコントローラ156は、容量性技術、抵抗性技術、赤外線技術、及び表面音響波技術、並びにタッチ感知ディスプレイシステム112との1つ以上の接触点を判定するためのその他の近接センサアレイ又は他の要素を含むがこれらに限定されない、現在既知の、又は後に開発される、複数のタッチ感知技術のうちのいずれかを任意選択的に使用して、接触及びその任意の移動又は中断を検出する。いくつかの実施形態では、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)などに見られるような投影型相互容量感知技術が使用されている。
【0116】
タッチ感知ディスプレイシステム112は、任意選択的に、100dpiを超えるビデオ解像度を有する。一部の実施形態では、タッチスクリーンのビデオ解像度は400dpiを超える(例えば500dpi、800dpi、又はそれよりも高い)。ユーザは、スタイラス、指などの任意の好適な物体又は付属物を任意選択的に使用して、タッチ感知ディスプレイシステム112と接触する。一部の実施形態では、ユーザインターフェースは、指による接触及びジェスチャで機能するように設計されているが、これらは、タッチスクリーン上での指接触面積がより広いことに起因して、スタイラスに基づく入力よりも精度が低い場合がある。一部の実施形態では、デバイスは、指による粗い入力を、正確なポインタ/カーソル位置又はユーザの望むアクションを実行するためのコマンドに変換する。
【0117】
一部の実施形態では、デバイス100は、タッチスクリーンに加えて、特定の機能をアクティブにするか又は非アクティブにするタッチパッド(図示せず)を任意選択的に含む。一部の実施形態では、タッチパッドはデバイスのタッチ感知エリアであり、タッチスクリーンとは異なって視覚出力を表示しない。タッチパッドは、任意選択的に、タッチ感知ディスプレイシステム112とは別個のタッチ感知面、又はタッチスクリーンによって形成されたタッチ感知面の延長である。
【0118】
デバイス100は、様々な構成要素に電力を供給するための電力システム162も含む。電力システム162は、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、再充電システム、停電検出回路、電力コンバータ又はインバータ、電力状態インジケータ(例えば発光ダイオード(LED))、並びにポータブルデバイス内での電力の生成、管理、及び分配と関連付けられた任意の他の構成要素を任意選択的に含む。
【0119】
デバイス100は、1つ以上の光センサ164も任意選択的に含む。
図1Aは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158と結合された光センサを示す。光センサ(複数可)164は、電荷結合デバイス(charge-coupled device、CCD)又は相補的金属酸化物半導体(complementary metal-oxide semiconductor、CMOS)フォトトランジスタを任意選択的に含む。光センサ(複数可)164は、1つ以上のレンズを通じて投影された環境からの光を受信して、画像を表すデータに変換する。光センサ(複数可)164は、撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と連携して、静止画像及び/又はビデオを任意選択的にキャプチャする。一部の実施形態では、タッチスクリーンを静止画像及び/又はビデオ画像取得のためのビューファインダとして使用することができるように、光センサは、デバイスの前面上のタッチ感知ディスプレイシステム112の反対側で、デバイス100の背面上に設置されている。一部の実施形態では、ユーザの画像が取得されるように(例えば、ユーザが、ビデオ会議を目的としてタッチスクリーン上でその他のビデオ会議参加者を見ながら自撮りするためなど)、別の光センサがデバイスの前面上に設置されている。
【0120】
デバイス100は、1つ以上の接触強度センサ165も任意選択的に含む。
図1Aは、I/Oサブシステム106内の強度センサコントローラ159と結合された接触強度センサを示す。接触強度センサ(複数可)165は、1つ以上のピエゾ抵抗ひずみゲージ、電気容量式力センサ、電気力センサ、圧電力センサ、光学力センサ、容量式タッチ感知面、又は他の強度センサ(例えば、タッチ感知面上の接触の力(又は圧力)を測定するために使用されるセンサ)を任意選択的に含む。接触強度センサ(複数可)165は、環境から接触強度情報(例えば圧力情報又は圧力情報のためのプロキシ)を受信する。一部の実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサが、タッチ感知面(例えばタッチ感知ディスプレイシステム112)に対して並置されているか又は近接している。一部の実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサが、デバイス100の前面上に設置されているタッチスクリーンディスプレイシステム112の反対側で、デバイス100の背面上に設置されている。
【0121】
デバイス100は、1つ以上の近接センサ166も任意選択的に含む。
図1Aは、周辺機器インターフェース118と結合された近接センサ166を示す。代わりに、近接センサ166は、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160と結合される。一部の実施形態では、多機能デバイスがユーザの耳の近くに置かれているとき(例えばユーザが電話しているとき)、近接センサは、タッチ感知ディスプレイシステム112をオフにして無効にする。
【0122】
デバイス100は、1つ以上の触知出力生成器167も任意選択的に含む。
図1Aは、I/Oサブシステム106内の触知フィードバックコントローラ161と結合された触知出力生成器を示す。触知出力生成器(複数可)167は、スピーカ若しくは他のオーディオ構成要素などの1つ以上の電気音響デバイス、及び/又はモータ、ソレノイド、電気活性ポリマー、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ、若しくは触知出力を生成する他の構成要素(例えばデバイス上で電気信号を触知出力に変換する構成要素)などの、エネルギーを直線運動に変換する電気機械デバイスを任意選択的に含む。触知出力生成器(複数可)167は、触知フィードバックモジュール133から触知フィードバック生成命令を受信し、デバイス100のユーザが感知できる触知出力をデバイス100上に生成する。一部の実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器が、タッチ感知面(例えばタッチ感知ディスプレイシステム112)に対して並置されているか又は近接しており、任意選択的に、タッチ感知面を垂直方向(例えばデバイス100の面の内/外)又は水平方向(例えばデバイス100の面と同一の平面内の前後)に移動させることにより、触知出力を生成する。一部の実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器センサが、デバイス100の前面上に設置されているタッチ感知ディスプレイシステム112の反対側で、デバイス100の背面上に設置されている。
【0123】
デバイス100は、1つ以上の加速度計168も任意選択的に含む。
図1Aは、周辺機器インターフェース118と結合された加速度計168を示す。代わりに、加速度計168は、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160と任意選択的に結合される。一部の実施形態では、1つ以上の加速度計から受信されたデータの分析に基づいて、縦長表示又は横長表示でタッチスクリーンディスプレイ上に情報が表示される。デバイス100は、加速度計(複数可)168に加えて、磁気計(図示せず)並びにデバイス100の位置及び方向(例えば縦長又は横長)に関する情報を取得するGPS(又はGLONASS若しくは他のグローバルナビゲーションシステム)受信機(図示せず)を任意選択的に含む。
【0124】
一部の実施形態では、メモリ102に記憶されたソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、通信モジュール(又は命令セット)128、接触/移動モジュール(又は命令セット)130、グラフィックモジュール(又は命令セット)132、触知フィードバックモジュール(又は命令セット)133、テキスト入力モジュール(又は命令セット)134、全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)モジュール(又は命令セット)135、及びアプリケーション(又は命令セット)136を含む。更に、一部の実施形態では、
図1A及び
図3に示されるように、メモリ102はデバイス/グローバルの内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、あるとすればどのアプリケーションが現在アクティブであるかを示すアクティブアプリケーション状態、タッチ感知ディスプレイシステム112の様々な領域を、どのアプリケーション、ビュー、又は他の情報が占有しているかを示すディスプレイ状態、デバイスの様々なセンサ及びその他の入力又は制御デバイス116から取得された情報を含むセンサ状態、並びにデバイスの位置及び/又は姿勢に関する位置及び/又は位置の情報、のうちの任意の1つ以上を含む。
【0125】
オペレーティングシステム126(例えばiOS、Darwin、RTXC、LINUX、UNIX、OS X、WINDOWS、又はVxWorksなどの組込みオペレーティングシステム)は、全体的なシステムタスク(例えばメモリ管理、記憶デバイス制御、電力管理など)の制御及び管理のための様々なソフトウェア構成要素及び/又はドライバを含み、様々なハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素の間の通信を促進する。
【0126】
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124による他のデバイスとの通信を促進し、RF回路108及び/又は外部ポート124によって受信されたデータを処理するための様々なソフトウェア構成要素も含む。外部ポート124(例えばユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)、FIREWIREなど)は、直接的に、又はネットワーク(例えばインターネット、無線LANなど)を通じて間接的に、他のデバイスと結合するように適合されている。一部の実施形態では、外部ポートは、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのいくつかのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイス内で使用される30ピンコネクタと同一若しくは類似した、かつ/又は互換性のあるマルチピン(例えば30ピン)コネクタである。一部の実施形態では、外部ポートは、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのいくつかのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイス内で使用されるLightningコネクタと同一若しくは類似した、かつ/又は互換性のあるLightningコネクタである。
【0127】
接触/動きモジュール130は、(ディスプレイコントローラ156と連携して)タッチ感知ディスプレイシステム112との接触、及び他のタッチ感知デバイス(例えばタッチパッド又は物理クリックホイール)との接触を任意選択的に検出する。接触/動きモジュール130は、接触が発生したかどうかを判定する(例えば指が下がるイベントを検出する)こと、接触の強度(例えば接触の力若しくは圧力、又は接触の力若しくは圧力に代替するもの)を判定すること、接触の動きがあるかどうかを判定してタッチ感知面にわたる動きを追跡する(例えば1つ以上の指のドラッグイベントを検出する)こと、及び接触が停止したかどうかを判定する(例えば指が上がるイベント又は接触の中断を検出する)ことなどの、(例えば指又はスタイラスによる)接触の検出に関連する様々な操作を実行するためのソフトウェア構成要素を含む。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。一連の接触データによって表される接触点の移動を判定することは、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、及び/又は加速度(大きさ及び/又は方向の変化)を判定することを任意選択的に含む。これらの操作は、単一の接触(例えば1本の指の接触又はスタイラスの接触)又は複数の同時接触(例えば「マルチタッチ」/複数の指の接触)に対して任意選択的に適用される。一部の実施形態では、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上の接触を検出する。
【0128】
接触/動きモジュール130は、ユーザによるジェスチャ入力を任意選択的に検出する。タッチ感知面上の異なるジェスチャは、異なる接触パターン(例えば検出される接触の異なる動き、タイミング、及び/又は強度)を有する。よって、ジェスチャは、任意選択的に、特定の接触パターンを検出することによって検出される。例えば、指のタップジェスチャを検出することは、指が下がるイベントを検出し、続いて指が下がるイベントと同一の位置(又は実質的に同一の位置)において(例えばアイコンの位置において)指が上がる(リフトオフ)イベントを検出することを含む。別の例として、タッチ感知面上の指のスワイプジェスチャを検出することは、指が下がるイベントを検出し、続いて1つ以上の指のドラッグイベントを検出し、その後、指が上がる(リフトオフ)イベントを検出することを含む。同様に、タップ、スワイプ、ドラッグ、及びその他のジェスチャは、スタイラスについて、スタイラスに対する特定の接触パターンを検出することにより、任意選択的に検出される。
【0129】
一部の実施形態では、指のタップジェスチャを検出することは、指が下がるイベントを検出することと指が上がるイベントを検出することの間の時間の長さに依存するが、指が下がるイベントを検出することと指が上がるイベントを検出することの間の指接触の強度とは関連しない。一部の実施形態では、タップジェスチャは、タップの間の指接触の強度が、浅い押圧又は深い押圧の強度閾値などの所与の強度閾値を満たす(名目上の接触検出強度閾値よりも大きい)かどうかに関わらず、指が下がるイベントと指が上がるイベントの間の時間の長さが予め定められた値(例えば0.1秒、0.2秒、0.3秒、0.4秒又は0.5秒)よりも短いとの判定に従って検出される。よって、指のタップジェスチャが満たし得る特定の入力基準は、特定の入力基準が満たされるように接触の特性強度が所与の強度閾値を満たすことを必要としない。明確にするために、タップジェスチャにおける指接触は、一般的に、指が下がるイベントが検出されるためには名目上の接触検出強度閾値を満たす必要があり、それを下回ると接触が検出されない。類似の分析が、スタイラスによるタップジェスチャ又は他の接触を検出することに当てはまる。デバイスが、タッチ感知面上をホバリングしている指又はスタイラスの接触を検出することが可能なケースでは、名目上の接触検出強度閾値は、任意選択的に、指又はスタイラスとタッチ感知面との間の物理的接触に対応しない。
【0130】
同一の概念が、同様に、他のタイプのジェスチャに当てはまる。例えば、スワイプジェスチャ、ピンチジェスチャ、デピンチジェスチャ、及び/又は長い押圧ジェスチャは、ジェスチャに含まれる接触の強度と関係しない基準又は認識されるためにジェスチャを実行する接触が強度閾値に到達することを必要としない基準のいずれかを満たすことに基づいて、任意選択的に検出される。例えば、スワイプジェスチャは、1つ以上の接触の移動量に基づいて検出され、ピンチジェスチャは、2つ以上の接触の、互いの方へ向かう移動に基づいて検出され、デピンチジェスチャは、2つ以上の接触の、互いに離れる移動に基づいて検出され、長い押圧ジェスチャは、タッチ感知面上の接触の移動量が閾値移動量よりも小さい期間に基づいて検出される。そのようにして、特定のジェスチャ認識基準は、特定のジェスチャ認識基準が満たされるために接触(複数可)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことを必要としないとの記述は、ジェスチャにおける接触(複数可)がそれぞれの強度閾値に到達しない場合に特定のジェスチャ認識基準が満たされ得ること、及びジェスチャにおける接触のうちの任意の1つ以上がそれぞれの強度閾値に到達しない状況又は強度閾値を越えない状況でも満たされ得ることを意味する。一部の実施形態では、タップジェスチャは、接触が所定の時間期間の間にそれぞれの強度閾値を上回るか、又は下回るか、ということに関わらず、指が下がるイベント及び指が上がるイベントが所定の時間期間内で検出されたとの判定に基づいて検出され、スワイプジェスチャは、接触の移動の終わりに接触がそれぞれの強度閾値を上回る場合でさえ、接触の移動が所定の大きさよりも大きいとの判定に基づいて検出される。ジェスチャの検出がジェスチャを実行する接触の強度による影響を受ける(例えば、接触の強度が強度閾値を上回るときよりも早くデバイスが長い押圧を検出するか、又は接触の強度がより高いときに遅れてデバイスがタップ入力を検出する)実施態様でさえ、接触が特定の強度閾値に到達しない状況でジェスチャを認識する基準を満たすことができる限り、それらのジェスチャの検出は、(例えばジェスチャを認識するのに要する時間が変化する場合でさえ)接触が特定の強度閾値に到達することを必要としない。
【0131】
接触強度閾値、期間閾値、及び移動閾値は、一部の状況では、同一の入力要素又は領域に割り当てられた2つ以上の異なるジェスチャを区別するヒューリスティックを作成するために、様々な異なる組合せで組み合わされ、それによって、同一の入力要素との複数の異なる対話が可能になり、より豊かなセットのユーザ対話及び応答を提供する。ジェスチャ認識基準の特定のセットが、特定のジェスチャ認識基準が満たされるために接触(複数可)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことを必要としないとの記述は、それぞれの強度閾値を上回る強度の接触がジェスチャに含まれるとき満たされる基準を有する他のジェスチャを識別するための、他の強度依存ジェスチャ認識基準の同時評価を、排除するものではない。例えば、一部の状況では、第1のジェスチャ認識基準が満たされるために接触(複数可)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことを必要としないという、第1のジェスチャに関する第1のジェスチャ認識基準は、それぞれの強度閾値に到達する接触(複数可)に依存する第2のジェスチャのための第2のジェスチャ認識基準と競合する。そのような競合では、ジェスチャは、任意選択的に、第2のジェスチャに関する第2のジェスチャ認識基準が最初に満たされた場合には、第1のジェスチャに関する第1のジェスチャ認識基準を満たすものとして認識されることはない。例えば、接触が、所定の移動量だけ移動する前にそれぞれの強度閾値に到達した場合には、スワイプジェスチャではなく深い押圧ジェスチャが検出される。逆に、接触が、それぞれの強度閾値に到達する前に所定の移動量だけ移動した場合には、深い押圧ジェスチャではなくスワイプジェスチャが検出される。そのような状況でさえ、ジェスチャの終わりまで接触がそれぞれの強度閾値を下回ったままであれば(例えば、それぞれの強度閾値を上回るまで増加しない強度の接触を伴うスワイプジェスチャ)、そのジェスチャは第1のジェスチャ認識基準によってスワイプジェスチャとして認識されているはずであるので、第1のジェスチャに関する第1のジェスチャ認識基準は、第1のジェスチャ認識基準が満たされるために接触(複数可)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことを、なおも必要としない。そのようにして、特定のジェスチャ認識基準が満たされるために接触(複数可)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことを必要としない特定のジェスチャ認識基準は、(A)一部の状況では、(例えばタップジェスチャのための)強度閾値に関して接触の強度を無視するもの、及び/又は(B)一部の状況では、特定のジェスチャ認識基準が、(例えば、認識されるためには深い押圧ジェスチャと競合する長い押圧ジェスチャに関する)入力に対応するジェスチャを認識する前に、競合する(例えば深い押圧ジェスチャに関する)強度依存ジェスチャ認識基準のセットが強度依存ジェスチャに対応するものとして入力を認識すると、(例えば長い押圧ジェスチャに関する)特定のジェスチャ認識基準が機能しなくなるという意味で、強度閾値に関して接触の強度になおも依存するものである。
【0132】
グラフィックモジュール132に含まれる、グラフィックをタッチ感知ディスプレイシステム112又は他のディスプレイ上でレンダリングして表示するための様々な既知のソフトウェア構成要素は、表示されるグラフィックの視覚的影響(例えば輝度、透明度、彩度、コントラスト、又は他の視覚特性)を変更するための構成要素を含む。本明細書で使用されるように、「グラフィック」という用語は、テキスト、ウェブページ、アイコン(ソフトキーを含むユーザインターフェースオブジェクトなど)、デジタル画像、ビデオ、アニメーションなどを含むがこれらに限定されない、ユーザに対して表示され得る任意のオブジェクトを含む。
【0133】
一部の実施形態では、グラフィックモジュール132は、使用されるべきグラフィックを表すデータを記憶する。各グラフィックには、任意選択的に、対応するコードが割り当てられる。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、表示されるべきグラフィックを指定する1つ以上のコードを、必要に応じて座標データ及び他のグラフィック特性データとともに受信し、次いで、ディスプレイコントローラ156に出力するためのスクリーン画像データを生成する。
【0134】
触知フィードバックモジュール133は、デバイス100とのユーザ対話に応答してデバイス100上の1つ以上の位置で触知出力を生成するために、触知出力生成器(複数可)167によって使用される命令を生成するための様々なソフトウェア構成要素を含む。
【0135】
テキスト入力モジュール134は、任意選択的にグラフィックモジュール132の構成要素であり、様々なアプリケーション(例えば連絡先137、電子メール140、IM141、ブラウザ147、及びテキスト入力を必要とする何らかの他のアプリケーション)においてテキストを入力するためのソフトキーボードを提供する。
【0136】
GPSモジュール135は、デバイスの位置を判定して、この情報を様々なアプリケーションで使用するために(例えば、位置に基づくダイヤル発呼で使用するために電話138へ、写真/ビデオのメタデータとしてカメラ143へ、並びに、天気ウィジェット、地域のイエローページウィジェット、及び地図/ナビゲーションウィジェットなどの、位置に基づくサービスを提供するアプリケーションへ)提供する。
【0137】
アプリケーション136は、以下のモジュール(若しくは命令セット)又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを任意選択的に含む。
●連絡先モジュール137(アドレス帳又は連絡先リストと呼ばれることもある)、
●電話モジュール138、
●ビデオ会議モジュール139、
●電子メールクライアントモジュール140、
●インスタントメッセージング(instant messaging、IM)モジュール141
●トレーニングサポートモジュール142、
●静止画像及び/又はビデオ画像用のカメラモジュール143、
●画像管理モジュール144、
●ブラウザモジュール147、
●カレンダーモジュール148、
●天気ウィジェット149−1、株価ウィジェット149−2、計算機ウィジェット149−3、アラーム時計ウィジェット149−4、辞書ウィジェット149−5、及びユーザによって取得された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149−6のうちの任意の1つ以上を任意選択的に含むウィジェットモジュール149、
●ユーザ作成ウィジェット149−6を作成するためのウィジェット作成モジュール150、
●検索モジュール151、
●ビデオプレーヤモジュール及び音楽プレーヤモジュールから任意選択的に構成されている、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152、
●メモモジュール153、
●地図モジュール154、並びに/又は
●オンラインビデオモジュール155。
【0138】
任意選択的にメモリ102に記憶される他のアプリケーション136の例は、他のワードプロセッシングアプリケーション、他の画像編集アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、JAVA対応アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、ボイス認識、及びボイス複製を含む。
【0139】
連絡先モジュール137は、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と併せて、(例えば、メモリ102又はメモリ370内の連絡先モジュール137のアプリケーション内部状態192に記憶されている)アドレス帳又は連絡先リストを管理するための実行可能命令を含み、それには、アドレス帳に名前(複数可)を加えること、アドレス帳から名前(複数可)を削除すること、電話番号(複数可)、電子メールアドレス(複数可)、住所(複数可)、又は他の情報を名前と関連付けること、画像を名前と関連付けること、名前を分類したり並べ替えたりすること、電話番号及び/又は電子メールアドレスを提供して、電話138、ビデオ会議139、電子メール140又はIM141による通信を開始すること及び/又は促進すること、などが含まれる。
【0140】
電話モジュール138は、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と併せて、電話番号に対応する一連の文字を入力し、アドレス帳137内の1つ以上の電話番号にアクセスし、入力されている電話番号を修正し、それぞれの電話番号をダイヤルし、会話を実行し、会話が完了したときに接続を断つ、すなわち電話を切るための実行可能命令を含む。前述のように、無線通信は、複数の通信規格、プロトコル及び技術のうちのいずれかを任意選択的に使用する。
【0141】
ビデオ会議モジュール139は、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(複数可)164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先リスト137、及び電話モジュール138と併せて、ユーザの命令に従ってユーザと1人以上の他の参加者との間のビデオ会議を開始し、行い、かつ終了するための実行可能命令を含む。
【0142】
電子メールクライアントモジュール140は、RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と併せて、ユーザの命令に応答して電子メールを作成し、送信し、受信し、かつ管理するための実行可能命令を含む。電子メールクライアントモジュール140は、画像管理モジュール144と連携して、カメラモジュール143で撮影された静止画像又はビデオ画像を有する電子メールを作成して送信することを非常に容易にする。
【0143】
インスタントメッセージモジュール141は、RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と併せて、インスタントメッセージに対応する一連の文字を入力し、前に入力された文字を修正し、それぞれのインスタントメッセージを送信し(例えば、電話ベースのインスタントメッセージのためのショートメッセージサービス(SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(Multimedia Message Service、MMS)プロトコルを使用して、又はインターネットベースのインスタントメッセージのためのXMPP、SIMPLE、Apple Push Notification Service(APNs)、若しくはIMPSを使用して)インスタントメッセージを受信し、受信したインスタントメッセージを見るための実行可能命令を含む。一部の実施形態では、送受信されるインスタントメッセージは、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(Enhanced Messaging Service、EMS)でサポートされるような、グラフィック、写真、オーディオファイル、ビデオファイル、及び/又は他の添付ファイルを任意選択的に含む。本明細書で使用されるように、「インスタントメッセージ」は、電話ベースのメッセージ(例えばSMS又はMMSを使用して送信されるメッセージ)とインターネットベースのメッセージ(例えばXMPP、SIMPLE、APNs、又はIMPSを使用して送信されるメッセージ)の両方を指す。
【0144】
トレーニングサポートモジュール142は、RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、地図モジュール154、及び音楽プレーヤモジュール146と併せて、(例えば時間、距離、及び/又はカロリー消費目標を有する)トレーニングを作成し、(スポーツデバイス及びスマートウォッチ内の)トレーニングセンサと通信し、トレーニングセンサデータを受信し、トレーニングをモニタするのに使用されるセンサを較正し、トレーニングのための音楽を選択して再生し、かつトレーニングデータを表示し、記憶して送信するための実行可能命令を含む。
【0145】
カメラモジュール143は、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(複数可)164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及び画像管理モジュール144と併せて、静止画像又はビデオ(ビデオストリームを含む)をキャプチャしてメモリ102に記憶し、静止画像又はビデオの特性を修正し、かつ/又はメモリ102から静止画像若しくはビデオを削除するための実行可能命令を含む。
【0146】
画像管理モジュール144は、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びカメラモジュール143と併せて、静止画像及び/又はビデオ画像を配置し、修正し(例えば編集し)、又は別のやり方で操作し、ラベルを付け、削除し、(例えばデジタルスライドショー又はアルバムで)提示し、かつ記憶するための実行可能命令を含む。
【0147】
ブラウザモジュール147は、RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と併せて、ウェブページ又はそれらの一部、並びにウェブページにリンクされた添付ファイル及び他のファイルの、検索、リンク付け、受信、及び表示を含め、ユーザの命令に従ってインターネットをブラウズするための実行可能命令を含む。
【0148】
カレンダーモジュール148は、RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と併せて、ユーザの命令に従って、カレンダー及びカレンダーに関連付けられたデータ(例えばカレンダー項目、するべきことリストなど)を作成し、表示し、修正し、かつ記憶するための実行可能命令を含む。
【0149】
ウィジェットモジュール149は、ユーザによって任意選択的にダウンロードされて、RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して使用されるミニアプリケーション(例えば天気ウィジェット149−1、株価ウィジェット149−2、計算機ウィジェット149−3、アラーム時計ウィジェット149−4、及び辞書ウィジェット149−5)、又はユーザによって作成されるミニアプリケーション(例えばユーザ作成ウィジェット149−6)である。一部の実施形態では、ウィジェットは、ハイパーテキストマークアップ言語(Hypertext Markup Language、HTML)ファイル、カスケーディングスタイルシート(Cascading Style Sheets、CSS)ファイル、及びJavaScript(登録商標)ファイルを含む。一部の実施形態では、ウィジェットは、拡張可能マークアップ言語(Extensible Markup Language、XML)ファイル及びJavaScriptファイル(例えばYahoo!ウィジェット)を含む。
【0150】
ウィジェット作成モジュール150は、RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と併せて、ウィジェットを作成する(例えばウェブページのユーザ指定部分をウィジェットに変える)ための実行可能命令を含む。
【0151】
検索モジュール151は、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と併せて、ユーザの命令に従って1つ以上の検索基準(例えば1つ以上のユーザ指定の検索語句)と一致するメモリ102内のテキスト、音楽、サウンド、画像、ビデオ、及び/又は他のファイルを検索するための実行可能命令を含む。
【0152】
ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152は、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、及びブラウザモジュール147と併せて、MP3又はAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶されている記録された音楽又は他のサウンドファイルをユーザがダウンロードして再生することを可能にする実行可能命令と、ビデオを表示し、提示し、又は別のやり方で(例えばタッチ感知ディスプレイシステム112上で、又は無線で、若しくは外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上で)再生するための実行可能命令と、を含む。一部の実施形態では、デバイス100は、iPod(Apple Inc.の商標)などのMP3プレーヤの機能を任意選択的に含む。
【0153】
メモモジュール153は、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と併せて、ユーザの命令に従って、メモ、するべきことリストなどを作成して管理するための実行可能命令を含む。
【0154】
地図モジュール154は、RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、及びブラウザモジュール147と併せて、ユーザの命令に従って地図及び地図と関連付けられたデータ(例えば運転方向、特定の位置又はその近くの店舗及び対象とする他の地点についてのデータ、並びに位置に基づく他のデータ)を受信し、表示し、修正し、かつ記憶するための実行可能命令を含む。
【0155】
オンラインビデオモジュール155は、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と併せて、ユーザがH.264などの1つ以上のファイル形式のオンラインビデオにアクセスし、閲覧し、(例えばストリーミング及び/又はダウンロードによって)受信し、(例えばタッチスクリーン112上で、又は無線で、若しくは外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上で)再生し、特定のオンラインビデオへのリンクを有する電子メールを送信し、かつ別のやり方で管理することを可能にする実行可能命令を含む。一部の実施形態では、特定のオンラインビデオへのリンクを送信するのに、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141が使用される。
【0156】
上記の特定されたモジュール及びアプリケーションのそれぞれは、前述の1つ以上の機能を実行する実行可能命令セット、並びに本出願で説明される方法(例えば、本明細書で説明される、コンピュータにより実施される方法及び他の情報処理方法)に対応する。これらのモジュール(すなわち命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、よって、これらのモジュールの様々なサブセットは、任意選択的に、様々な実施形態において、組み合わされるか又は別のやり方で再配置される。一部の実施形態では、メモリ102は、上記の特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを任意選択的に記憶する。更に、メモリ102は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
【0157】
一部の実施形態では、デバイス100は、デバイス上で所定の機能のセットの操作がタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じて排他的に実行されるデバイスである。デバイス100の操作の主要な入力制御デバイスとしてタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することにより、デバイス100上の物理的な入力制御デバイス(プッシュボタン、ダイヤルなど)の数が任意選択的に低減される。
【0158】
タッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じて排他的に実行される所定の機能のセットは、ユーザインターフェース間のナビゲーションを任意選択的に含む。一部の実施形態では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされたとき、デバイス100を、デバイス100上に表示された任意のユーザインターフェースから、メインメニュー、ホームメニュー、又はルートメニューへナビゲートする。そのような実施形態では、「メニューボタン」はタッチパッドを使用して実装される。一部の他の実施形態では、メニューボタンは、タッチパッドの代わりに、物理プッシュボタン又は他の物理入力制御デバイスである。
【0159】
図1Bは、一部の実施形態による、イベントハンドリングの例示的な構成要素を示すブロック図である。一部の実施形態では、メモリ102(
図1A)又は370(
図3)は、(例えばオペレーティングシステム126内の)イベントソータ170及びそれぞれのアプリケーション136−1(例えば前述のアプリケーション136、137〜155、380〜390のいずれか)を含む。
【0160】
イベントソータ170は、イベント情報を受信して、イベント情報を伝送するべきアプリケーション136−1と、アプリケーション136−1のアプリケーションビュー191とを判定する。イベントソータ170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含む。一部の実施形態では、アプリケーション136−1は、アプリケーションがアクティブであるか又は実行中のときタッチ感知ディスプレイシステム112上に表示される現在のアプリケーションビュー(複数可)を示すアプリケーション内部状態192を含む。一部の実施形態では、デバイス/グローバル内部状態157は、どのアプリケーション(複数可)が現在アクティブであるかを判定するためにイベントソータ170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報を伝送するべきアプリケーションビュー191を判定するためにイベントソータ170によって使用される。
【0161】
一部の実施形態では、アプリケーション内部状態192は、アプリケーション136−1が実行を再開するときに使用される再開情報、アプリケーション136−1によって表示されているか又は表示の準備がされている情報を示すユーザインターフェース状態情報、ユーザがアプリケーション136−1の前の状態又はビューに戻ることを可能にするための状態待ち行列、及びユーザが行った前のアクションのリドゥ/アンドゥ待ち行列、のうちの任意の1つ以上などの追加の情報を含む。
【0162】
イベントモニタ171は、周辺機器インターフェース118からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、マルチタッチジェスチャの一部としての、タッチ感知ディスプレイシステム112上のユーザのタッチ)に関する情報を含む。周辺機器インターフェース118は、I/Oサブシステム106、又は近接センサ166、加速度計(複数可)168、及び/若しくは(オーディオ回路110を介した)マイクロフォン113などのセンサから受信した情報を送信する。周辺機器インターフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報は、タッチ感知ディスプレイシステム112又はタッチ感知面からの情報を含む。
【0163】
一部の実施形態では、イベントモニタ171は、周辺機器インターフェース118に対して、予め定められた間隔で要求を送信する。それに応答して、周辺機器インターフェース118はイベント情報を送信する。他の実施形態では、周辺機器インターフェース118は、重要なイベント(例えば、予め定められたノイズ閾値を上回り、かつ/又は予め定められた期間よりも長い入力を受信すること)が存在するときのみ、イベント情報を送信する。
【0164】
一部の実施形態では、イベントソータ170は、ヒットビュー判定モジュール172及び/又はアクティブイベント認識部判定モジュール173も含む。
【0165】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイシステム112が2つ以上のビューを表示するとき、1つ以上のビュー内のどこでサブイベントが発生したかを判定するためのソフトウェア手順を提供する。ビューは、制御と、ユーザがディスプレイ上で見ることができる他の要素とで構成されている。
【0166】
アプリケーションと関連付けられたユーザインターフェースの別の様相は、本明細書でアプリケーションビュー又はユーザインターフェースウィンドウと呼ばれることがあるビューのセットであり、これらに情報が表示され、タッチに基づくジェスチャが発生する。(それぞれのアプリケーションの)タッチが検出されるアプリケーションビューは、アプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内のプログラムレベルに任意選択的に対応する。例えば、タッチが検出される最下位レベルのビューは、任意選択的にヒットビューと呼ばれ、また、適切な入力として認識されるイベントのセットは、任意選択的に、タッチに基づくジェスチャを開始する初期のタッチのヒットビューに少なくとも部分的に基づいて判定される。
【0167】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチに基づくジェスチャのサブイベントに関連する情報を受信する。アプリケーションが階層に編成された複数のビューを有するとき、ヒットビュー判定モジュール172は、ヒットビューを、サブイベントを処理するべき階層における最下位のビューとして特定する。ほとんどの状況において、ヒットビューは、開始するサブイベント(すなわち、イベント又は潜在的なイベントを形成する一連のサブイベントにおける最初のサブイベント)が発生する最下位レベルのビューである。ヒットビューがヒットビュー判定モジュールによって特定されると、ヒットビューは、典型的には、それがヒットビューとして特定された同一のタッチ又は入力元に関連する全てのサブイベントを受信する。
【0168】
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のどのビュー(複数可)が特定の一連のサブイベントを受信するべきかを判定する。一部の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみが特定の一連のサブイベントを受信するべきであると判定する。他の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理的な位置を含む全てのビューがアクティブに関与しているビューであると判定し、したがって、全てのアクティブに関与しているビューが特定の一連のサブイベントを受信するべきであると判定する。他の実施形態では、タッチサブイベントが1つの特定のビューと関連付けられたエリアに完全に制限されている場合でさえ、階層における上位ビューは、アクティブに関与しているビューのままである。
【0169】
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベント認識部(例えばイベント認識部180)に発送する。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173によって判定されたイベント認識部にイベント情報を伝送する。一部の実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、それぞれのイベント受信部モジュール182によって取得されたイベント情報をイベント待ち行列に記憶する。
【0170】
一部の実施形態では、オペレーティングシステム126はイベントソータ170を含む。代わりに、アプリケーション136−1がイベントソータ170を含む。更に他の実施形態では、イベントソータ170は、スタンドアローンモジュールであるか、又は接触/動きモジュール130などの、メモリ102に記憶された別のモジュールの一部である。
【0171】
一部の実施形態では、アプリケーション136−1は複数のイベント処理部190及び1つ以上のアプリケーションビュー191を含み、そのそれぞれがアプリケーションのユーザインターフェースのそれぞれのビュー内で発生するタッチイベントを処理する命令を含む。アプリケーション136−1の各アプリケーションビュー191は、1つ以上のイベント認識部180を含む。典型的には、それぞれのアプリケーションビュー191が複数のイベント認識部180を含む。他の実施形態では、イベント認識部180のうちの任意の1つ以上は、ユーザインターフェースキット(図示せず)、又はアプリケーション136−1が方法及び他の特性を継承する上位レベルのオブジェクトなどの、別個のモジュールの一部である。一部の実施形態では、それぞれのイベントハンドラ190は、データアップデーター176、オブジェクトアップデーター177、GUIアップデーター178、及び/又はイベントソータ170から受信されたイベントデータ179のうちの任意の1つ以上を含む。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データアップデーター176、オブジェクトアップデーター177、又はGUIアップデーター178を任意選択的に利用するか又は呼び出す。代わりに、アプリケーションビュー191のうちの任意の1つ以上が、1つ以上のそれぞれのイベントハンドラ190を含む。また、一部の実施形態では、データアップデーター176、オブジェクトアップデーター177、及びGUIアップデーター178のうちの任意の1つ以上が、それぞれのアプリケーションビュー191に含まれる。
【0172】
それぞれのイベント認識部180は、イベントソータ170からイベント情報(例えばイベントデータ179)を受信して、イベント情報からイベントを特定する。イベント認識部180は、イベント受信部182及びイベント比較部184を含む。一部の実施形態では、イベント認識部180は、メタデータ183及びイベント伝送命令188(任意選択的にサブイベント伝送命令を含む)の少なくともサブセットも含む。
【0173】
イベント受信部182は、イベントソータ170からイベント情報を受信する。イベント情報は、例えばタッチ又はタッチの移動といったサブイベントに関する情報を含む。イベント情報は、サブイベントに依存してサブイベントの位置などの追加の情報も含む。サブイベントがタッチの動きに関わるとき、イベント情報はサブイベントの速さ及び方向も任意選択的に含む。一部の実施形態では、イベントは、1つの方向から別の方向への(例えば縦長方向から横長方向への、又はその逆の)デバイスの回転を含み、イベント情報は、デバイスの現在の方向(デバイスの姿勢とも呼ばれる)についての対応する情報を含む。
【0174】
イベント比較部184は、イベント情報を所定のイベント又はサブイベント定義と比較して、比較に基づいてイベント若しくはサブイベントを判定し、又はイベント若しくはサブイベントの状態を判定するか若しくは更新する。一部の実施形態では、イベント比較部184はイベント定義186を含む。イベント定義186は、例えばイベント1(187−1)、イベント2(187−2)などのイベントの定義(例えば所定の一連のサブイベント)を含む。一部の実施形態では、イベント187のサブイベントは、例えばタッチの始め、タッチの終わり、タッチの移動、タッチの中止、及び複数のタッチを含む。一例では、イベント1(187−1)の定義は、表示されたオブジェクト上のダブルタップである。ダブルタップは、例えば、表示されたオブジェクト上の予め定められた相についての第1のタッチ(タッチの始め)、予め定められた相についての第1のリフトオフ(タッチの終わり)、表示されたオブジェクト上の予め定められた相についての第2のタッチ(タッチの始め)、及び予め定められた相についての第2のリフトオフ(タッチの終わり)を含む。別の例では、イベント2(187−2)についての定義は、表示されたオブジェクト上のドラッグである。ドラッグは、例えば、表示されたオブジェクト上の予め定められた相についてのタッチ(又は接触)、タッチ感知ディスプレイシステム112を横切るタッチの移動、及びタッチのリフトオフ(タッチの終わり)を含む。一部の実施形態では、イベントは、1つ以上の関連するイベントハンドラ190についての情報も含む。
【0175】
一部の実施形態では、イベント定義187は、それぞれのユーザインターフェースオブジェクトについてのイベントの定義を含む。一部の実施形態では、イベント比較部184は、どのユーザインターフェースオブジェクトがサブイベントと関連付けられているかを判定するためのヒットテストを実行する。例えば、3つのユーザインターフェースオブジェクトがタッチ感知ディスプレイシステム112上で表示されるアプリケーションビューでは、タッチ感知ディスプレイシステム112上でタッチが検出されたとき、イベント比較部184は、ヒットテストを実行して、3つのユーザインターフェースオブジェクトのうちのどれがタッチ(サブイベント)と関連付けられているかを判定する。表示された各オブジェクトが、それぞれのイベントハンドラ190と関連付けられている場合、イベント比較部は、ヒットテストの結果を使用して、どのイベントハンドラ190がアクティブにされるべきかを判定する。例えば、イベント比較部184は、サブイベントに関連付けられたイベントハンドラと、ヒットテストを誘発するオブジェクトとを選択する。
【0176】
一部の実施形態では、それぞれのイベント187についての定義は、一連のサブイベントがイベント認識部のイベントタイプに対応するか否かが判定されるまでイベント情報の伝送を遅延させる遅延アクションも含む。
【0177】
それぞれのイベント認識部180は、一連のサブイベントがイベント定義186におけるイベントのいずれとも一致しないと判定したとき、イベント不可能状態、イベント失敗状態、又はイベント終了状態に入り、その後は、タッチに基づくジェスチャの後続のサブイベントを無視する。この状況では、ヒットビューに対してアクティブのままの他のイベント認識部が何かあると、そのイベント認識部は、進行中のタッチに基づくジェスチャのサブイベントの追跡及び処理を継続する。
【0178】
一部の実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベント伝送システムがアクティブに関与しているイベント認識部に対してどのようにサブイベント伝送を実行するべきかを示す、構成変更可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを有するメタデータ183を含む。一部の実施形態では、メタデータ183は、イベント認識部が相互にどのように対話するか又は対話することできるかを示す構成変更可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。一部の実施形態では、メタデータ183は、サブイベントがビュー階層又はプログラム階層における多様なレベルに伝送されるかどうかを示す構成変更可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。
【0179】
一部の実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識されたとき、イベントと関連付けられたイベントハンドラ190をアクティブにする。一部の実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントと関連付けられたイベント情報をイベントハンドラ190に伝送する。イベントハンドラ190をアクティブにすることは、それぞれのヒットビューにサブイベントを送信すること(及び送信を延期すること)とは異なる。一部の実施形態では、イベント認識部180は、認識されたイベントと関連付けられたフラグを投入し、フラグと関連付けられたイベントハンドラ190は、フラグを捕らえて、所定の処理を実行する。
【0180】
一部の実施形態では、イベント伝送命令188は、イベントハンドラをアクティブにすることなくサブイベントについてのイベント情報を伝送するサブイベント伝送命令を含む。代わりに、サブイベント伝送命令は、一連のサブイベントと関連付けられたイベントハンドラ又はアクティブに関与しているビューに、イベント情報を伝送する。一連のサブイベントと関連付けられたイベントハンドラ、又はアクティブに関与しているビューと関連付けられたイベントハンドラは、イベント情報を受信して、予め定められた処理を実行する。
【0181】
一部の実施形態では、データアップデーター176は、アプリケーション136−1で使用されるデータの作成及び更新を行う。例えば、データアップデーター176は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新するか、又はビデオプレーヤモジュール145で使用されるビデオファイルを記憶する。一部の実施形態では、オブジェクトアップデーター177は、アプリケーション136−1で使用されるオブジェクトの作成及び更新を行う。例えば、オブジェクトアップデーター177は、新たなユーザインターフェースオブジェクトを作成するか、又はユーザインターフェースオブジェクトの位置を更新する。GUIアップデーター178はGUIを更新する。例えば、GUIアップデーター178は、表示情報を準備して、タッチ感知ディスプレイ上に表示するためにグラフィックモジュール132へ送る。
【0182】
一部の実施形態では、イベントハンドラ(複数可)190は、データアップデーター176、オブジェクトアップデーター177、及びGUIアップデーター178を含み、又はこれらへのアクセスを有する。一部の実施形態では、データアップデーター176、オブジェクトアップデーター177、及びGUIアップデーター178は、それぞれのアプリケーション136−1又はアプリケーションビュー191の単一モジュールに含まれる。他の実施形態では、それらは2つ以上のソフトウェアモジュールに含まれる。
【0183】
タッチ感知ディスプレイ上のユーザタッチのイベント処理に関する前述の議論は、入力デバイスを用いて多機能デバイス100を操作するための他の形態のユーザ入力にも当てはまるが、その全てがタッチスクリーン上で開始されるわけではないことを理解されたい。例えば、任意選択的に単一若しくは複数のキーボードの押圧若しくは保持と共同作用できる、マウスの移動及びマウスボタンの押圧、タッチパッド上のタップ、ドラッグ、スクロールなどの接触の移動、ペンスタイラス入力、デバイスの移動、口頭の命令、検出された眼球運動、生体入力、並びに/又はそれらの任意の組合せが、認識されるべきイベントを定義するサブイベントに対応する入力として任意選択的に利用される。
【0184】
図1Cは、一部の実施形態による触知出力モジュールを示すブロック図である。一部の実施形態では、I/Oサブシステム106(例えば触知フィードバックコントローラ161(
図1A)及び/又は他の入力コントローラ(複数可)160(
図1A))は、
図1Cに例示する構成要素のうちの少なくともいくつかを含む。一部の実施形態では、周辺機器インターフェース118は、
図1Cに例示する構成要素のうちの少なくともいくつかを含む。
【0185】
一部の実施形態では、触知出力モジュールは触知フィードバックモジュール133を含む。一部の実施形態では、触知フィードバックモジュール133は、電子デバイス上のソフトウェアアプリケーションからのユーザインターフェースフィードバックに対する触知出力(例えば、表示されたユーザインターフェースに対応するユーザ入力に応答するフィードバック、並びに、電子デバイスのユーザインターフェースにおける動作の実行又はイベントの発生を示す警告及び他の通告)を集めて組み合わせる。触知フィードバックモジュール133は、(触知出力を生成するために使用される波形を提供する)波形モジュール123、(異なるチャネルの波形などの波形を混合する)ミキサ125、(波形のダイナミックレンジを低減するか又は圧縮する)圧縮器127、(波形中の高周波信号成分を除去する)ローパスフィルタ129、及び(熱条件に従って波形を調整する)熱コントローラ131のうちの任意の1つ以上を含む。一部の実施形態では、触知フィードバックコントローラ161(
図1A)には触知フィードバックモジュール133が含まれる。一部の実施形態では、オーディオコントローラ(例えば
図1Aのオーディオ回路110)には触知フィードバックモジュール133の別個のユニット(又は触知フィードバックモジュール133の別個の実装形態)も含まれ、オーディオ信号を生成するために使用される。一部の実施形態では、単一の触知フィードバックモジュール133が、オーディオ信号を生成し、触知出力用の波形を生成するために使用される。
【0186】
一部の実施形態では、触知フィードバックモジュール133は、トリガモジュール121(例えば、触知出力を生成することを決定して、対応する触知出力を生成する処理を開始する、ソフトウェアアプリケーション、オペレーティングシステム、又は他のソフトウェアモジュール)も含む。一部の実施形態では、トリガモジュール121は、(例えば波形モジュール123による)波形の生成を開始するトリガ信号を生成する。例えば、トリガモジュール121は、プリセットされたタイミング基準に基づいてトリガ信号を生成する。一部の実施形態では、トリガモジュール121は、外部触知フィードバックモジュール133からトリガ信号を受信して(例えば、一部の実施形態では、触知フィードバックモジュール133が、触知フィードバックモジュール133の外部に設置されているハードウェア入力処理モジュール146からトリガ信号を受信して)、トリガ信号を、触知フィードバックモジュール133内の他の構成要素(例えば波形モジュール123)又はハードウェア入力デバイス(例えばホームボタン)のアクティブ化に基づき、(例えばトリガモジュール121を用いて)動作を誘発するソフトウェアアプリケーションに中継する。一部の実施形態では、トリガモジュール121は、(例えば
図1A及び
図3の触知フィードバックモジュール133からの)触知フィードバック生成命令も受信する。一部の実施形態では、トリガモジュール121は、(例えば
図1A及び
図3の触知フィードバックモジュール133からの)触知フィードバック命令を受信する触知フィードバックモジュール133(又は触知フィードバックモジュール133内のトリガモジュール121)に応答してトリガ信号を生成する。
【0187】
波形モジュール123は、(例えばトリガモジュール121からの)トリガ信号を入力として受信し、トリガ信号を受信するのに応答して、1つ以上の触知出力を生成する波形(例えば
図4F〜
図4Gを参照しながら以下でより詳細に説明される波形など、波形モジュール123によって使用するように設計された所定のセットの波形から選択された波形)を提供する。
【0188】
ミキサ125は、(例えば波形モジュール123からの)波形を入力として受信して波形を合成する。例えば、ミキサ125は、2つ以上の波形(例えば、第1のチャネルの第1の波形、及び第1の波形と少なくとも部分的に重なる第2のチャネルの第2の波形)を受信すると、2つ以上の波形の総和に対応する合成波形を出力する。一部の実施形態では、ミキサ125は、また、(例えば特定の波形(複数可)のスケールを増加させ、かつ/又は残りの波形のスケールを減少させることにより)2つ以上の波形のうちの1つ以上を変更して、特定の波形(複数可)を残りの波形に対して強調する。一部の状況では、ミキサ125は、合成波形から除去するべき1つ以上の波形を選択する(例えば、触知出力生成器167によって同時に出力するよう要求されている3つを超えるソースからの波形が存在する場合、最も古いソースからの波形を除外する)。
【0189】
圧縮器127は、波形(例えばミキサ125からの合成波形)を入力として受信して変更する。一部の実施形態では、圧縮器127は、波形に対応する触知出力が低下するように、(例えば触知出力生成器167(
図1A)又は357(
図3)の物理的な仕様に従って)波形を低減する。一部の実施形態では、圧縮器127は、波形に対して所定の最大振幅を強制することなどによって波形を制限する。例えば、圧縮器127は、所定の振幅閾値を超えない波形の部分の振幅を維持しながら、所定の振幅閾値を超える部分の振幅を低減する。一部の実施形態では、圧縮器127は波形のダイナミックレンジを低減する。一部の実施形態では、圧縮機127は、合成波形が触知出力生成器167の性能仕様(例えば力及び/又は可動質量の変位の限界)の範囲内にとどまるように、波形のダイナミックレンジを動的に低減する。
【0190】
ローパスフィルタ129は、波形(例えば圧縮器127からの圧縮波形)を入力として受信してフィルタリング(例えば平滑化)する(例えば波形の高周波信号成分を除去するか又は低減する)例えば、一部の例では、圧縮器127の圧縮波形には外来信号(例えば高周波信号成分)が含まれ、圧縮された波形に従って触知出力が生成されるとき、触知出力の生成を妨害し、かつ/又は触知出力生成器167の性能仕様を超える。ローパスフィルタ129は、波形のこのような外来信号を低減するか又は除去する。
【0191】
熱コントローラ131は、入力として波形(例えばローパスフィルタ129からのフィルタリングされた波形)を受信し、(例えば、触知フィードバックコントローラ161の温度、及び/又はデバイス100によって検出された外部温度などの、デバイス100内で検出された内部温度に基づいて)デバイス100の熱条件に従って波形を調整する。例えば、一部の場合では、触知フィードバックコントローラ161の出力は温度によって変化する(例えば、触知フィードバックコントローラ161は、同じ波形を受信しても、触知フィードバックコントローラ161が第1の温度にあるときには第1の触知出力を生成し、触知フィードバックコントローラ161が第1の温度とは異なる第2の温度にあるときには第2の触知出力を生成する)。例えば、触知出力の大きさ(又は振幅)は温度によって変化し得る。温度変化の影響を低減するために波形が変更される(例えば温度に基づいて波形の振幅が増減される)。
【0192】
一部の実施形態では、触知フィードバックモジュール133(例えばトリガモジュール121)はハードウェア入力処理モジュール146に結合されている。一部の実施形態では、
図1Aの他の入力コントローラ(複数可)160は、ハードウェア入力処理モジュール146を含む。一部の実施形態では、ハードウェア入力処理モジュール146は、ハードウェア入力デバイス145(例えばホームボタンなどの
図1Aの他の入力又は制御デバイス116)からの入力を受信する。一部の実施形態では、ハードウェア入力デバイス145は、タッチ感知表示システム112(
図1A)、キーボード/マウス350(
図3)、タッチパッド355(
図3)、他の入力若しくは制御デバイス116(
図1A)のうちの1つ、又は(例えば
図2Bに示すような)強度感知ホームボタン(又は
図2Cに示すような機械式アクチュエータを有するホームボタン)などの本明細書で説明される任意の入力デバイスである。一部の実施形態では、ハードウェア入力デバイス145は、(例えば
図2Bに示すような)強度感知ホームボタン(又は
図2Cに示すような機械式アクチュエータを有するホームボタン)と、タッチ感知表示システム112(
図1A)、キーボード/マウス350(
図3)、又はタッチパッド355(
図3)とからなる。一部の実施形態では、ハードウェア入力処理モジュール146は、ハードウェア入力処理モジュール145からの入力に応答して、1つ以上のトリガ信号を触知フィードバックモジュール133に提供して、ホームボタンの「クリック」(例えば「ダウンクリック」又は「アップクリック」)に対応する入力などの、所定の入力基準を満たすユーザ入力が検出されたことを示す。一部の実施形態では、触知フィードバックモジュール133は、ホームボタンの「クリック」に対応する入力に応答してホームボタンの「クリック」に対応する波形を提供し、物理ホームボタンを押圧する触知フィードバックをシミュレートする。
【0193】
一部の実施形態では、触知出力モジュールは、触知出力の生成を制御する触知フィードバックコントローラ161(
図1Aの触知フィードバックコントローラ161)を含む。一部の実施形態では、触知フィードバックコントローラ161は、複数の触知出力生成器に結合されており、複数の触知出力生成器のうちの1つ以上の触知出力生成器を選択し、選択された1つ以上の触知出力生成器に波形を送信して、触知出力を生成する。一部の実施形態では、触知フィードバックコントローラ161は、(例えばソフトウェアイベントに対応する触知出力に対してハードウェア入力デバイス145のアクティブ化に対応する触知出力を優先させるために、例えば特定の波形(複数可)のスケールを増加させ、かつ/又は残りの波形のスケールを減少させることにより)ハードウェア入力デバイス145のアクティブ化に対応する触知出力要求と、ソフトウェアイベント(例えば触知フィードバックモジュール133からの触知出力要求)に対応する触知出力要求とを調整し、2つ以上の波形うちの1つ以上の波形を変更して、特定の波形(複数可)を、2つ以上の波形の残りに対して強調する。
【0194】
一部の実施形態では、
図1Cに示すように、触知フィードバックコントローラ161の出力がデバイス100のオーディオ回路(例えば
図1Aのオーディオ回路110)に結合されて、デバイス100のオーディオ回路にオーディオ信号を提供する。一部の実施形態では、触知フィードバックコントローラ161は、触知出力を生成するために使用される波形と、触知出力の生成に関連してオーディオ出力を提供するために使用されるオーディオ信号の両方を提供する。一部の実施形態では、触知フィードバックコントローラ161は、(例えばオーディオ信号及び/又は波形を遅延させることによって)オーディオ出力及び触知出力が同期するように、(触知出力を生成するのに使用される)オーディオ信号及び/又は波形を変更する。一部の実施形態では、触知フィードバックコントローラ161は、デジタル波形をアナログ信号に変換するために使用されるデジタルアナログ変換器を含み、アナログ信号は、増幅器163及び/又は触知出力生成器167によって受信される。
【0195】
一部の実施形態では、触知出力モジュールは増幅器163を含む。一部の実施形態では、増幅器163は、(例えば触知フィードバックコントローラ161から)波形を受信し、波形を増幅してから、触知出力生成器167(例えば触知出力生成器167(
図1A)又は357(
図3)のうちのいずれか)に増幅波形を送信する。例えば、増幅器163は、受信した波形を、触知出力生成器167の物理的仕様(例えば、触知出力生成器167に送信された信号が触知フィードバックコントローラ161から受信した波形に対応する触知出力を生成するために触知出力生成器167によって必要とされる電圧及び/又は電流)に合う信号レベルに増幅し、増幅した波形を触知出力生成器167に送信する。これに応答して、触知出力生成器167は、(例えば可動質量の中立位置に対して1つ以上の距離で可動質量を往復移動させることによって)触知出力を生成する。
【0196】
一部の実施形態では、触知出力モジュールは、触知出力生成器167に結合されたセンサ169を含む。センサ169は、触知出力生成器167又は触知出力生成器167の1つ以上の構成要素(例えば、触知出力を生成するために使用されるメンブレンなどの1つ以上の移動部)の状態又は状態変化(例えば機械的位置、物理的変位、及び/又は移動)を検出する。一部の実施形態では、センサ169は、磁界センサ(例えばホール効果センサ)又は他の変位及び/若しくは移動センサである。一部の実施形態では、センサ169は、触知フィードバックコントローラ161に情報(例えば、触知出力生成器167の1つ以上の部分の位置、変位、及び/又は移動)を提供し、触知フィードバックコントローラ161は、センサ169によって提供された触知出力生成器167の状態についての情報に従って、触知フィードバックコントローラ161から出力された波形(例えば、任意選択的に増幅器163を介して触知出力生成器167に送信された波形)を調整する。
【0197】
図2は、一部の実施形態による、タッチスクリーン(例えば
図1Aのタッチ感知ディスプレイシステム112)を有するポータブル多機能デバイス100を示す。タッチスクリーンは、ユーザインターフェース(user interface、UI)200の内部の1つ以上のグラフィックを任意選択的に表示する。この実施形態並びに後述する実施形態では、ユーザは、例えば1本以上の指202(図では原寸に比例しない)又は1つ以上のスタイラス203(図では原寸に比例しない)を用いてグラフィック上でジェスチャを行うことにより、グラフィックのうちの任意の1つ以上を選択することができる。一部の実施形態では、ユーザが1つ以上のグラフィックとの接触を断ったとき、その1つ以上のグラフィックの選択が生じる。一部の実施形態では、ジェスチャは、1回以上のタップ、(左から右、右から左、上方向、及び/又は下方向への)1回以上のスワイプ、及び/又はデバイス100と接触した指の(右から左、左から右、上方向、及び/又は下方向への)ローリングを任意選択的に含む。一部の実装又は状況では、グラフィックとの不測の接触はグラフィックを選択しない。例えば、選択に対応するジェスチャがタップであるとき、アプリケーションアイコンの上をスイープするスワイプジェスチャは、任意選択的に、対応するアプリケーションを選択しない。
【0198】
デバイス100は、「ホーム」又はメニューボタン204などの1つ以上の物理ボタンも任意選択的に含む。以前に説明したように、メニューボタン204は、デバイス100上で任意選択的に実行されるアプリケーションのセットの任意のアプリケーション136にナビゲートするために、任意選択的に使用される。代わりに、一部の実施形態では、メニューボタンは、タッチスクリーンディスプレイ上に表示されるGUIのソフトキーとして実装される。
【0199】
一部の実施形態では、デバイス100は、タッチスクリーンディスプレイと、メニューボタン204と、デバイスへの電源供給のオン/オフ及びデバイスのロックのためのプッシュボタン206と、ボリューム調節ボタン(複数可)208と、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210と、ヘッドセットジャック212と、ドッキング/充電用外部ポート124と、を含む。プッシュボタン206は、任意選択的に、ボタンを押し下げ、押し下げた状態で所定の時間間隔の間保持することによってデバイスの電源をオン/オフし、ボタンを押し下げて、所定の時間間隔が経過する前にボタンを解放することによってデバイスをロックし、かつ/又はデバイスのロックを解除するか若しくはロック解除処理を開始するために使用される。一部の実施形態では、デバイス100は、マイクロフォン113を通して一部の機能をアクティブにするか又は非アクティブにするための口頭入力も受け取る。デバイス100は、タッチ感知ディスプレイシステム112上の接触の強度を検出するための1つ以上の接触強度センサ165、及び/又はデバイス100のユーザ向けに触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器167も任意選択的に含む。
【0200】
図2B〜2Cは、
図1A、
図2A、
図3及び/又は
図4Aに示す電子デバイスで使用するのに適した第1の入力デバイス(例えばホームボタン204)の分解図である。
図2Bは、強度感知ホームボタンに加えられる力に対応する強度値の範囲を判定するために使用される静電容量式センサを有する強度感知ホームボタンの一例を示す。
図2Cは機械式スイッチ要素を有するホームボタンの一例を示す。
図2Bを参照して、入力デバイススタック220はカバー要素222及びトリム224を含む。図示の実施形態では、トリム224は、カバー要素222の側面及びカバー要素222の上面の周囲を完全に取り囲む。他の実施形態はこの構成に限定されない。例えば、一実施形態では、カバー要素222の側面及び/又は上面はトリム224によって部分的に囲まれ得る。代わりに、他の実施形態ではトリム224を省略することができる。
【0201】
カバー要素222とトリム224の両方が、任意の好適な、不透明、透明、及び/又は半透明の材料で形成することができる。例えば、カバー要素222は、ガラス、プラスチック、又はサファイア製であり得、トリム224は金属又はプラスチック製でよい。一部の実施形態では、カバー要素222の下に1つ以上の追加の層(図示せず)を配置することができる。例えば、カバー要素222が透明な材料で作られている場合には、カバー要素222の下に不透明なインク層を配置することができる。不透明なインク層は、他の構成要素が透明なカバー要素222を通して視認されないように、入力デバイススタック220内の他の構成要素を覆い隠すことができる。
【0202】
カバー要素222の下に第1の回路層226を配置することができる。任意の好適な回路層を使用してよい。例えば、第1の回路層226は回路基板又はフレキシブル回路でよい。第1の回路層226は、1つ以上の回路、信号ライン、及び/又は集積回路を含むことができる。一実施形態では、第1の回路層226は生体センサ228を含む。任意の好適なタイプの生体センサを使用することができる。例えば、一実施形態では、生体センサは、ユーザの指(複数可)がカバー要素222に接近したとき及び/又は接触したときに、少なくとも1つの指紋を捕捉する静電容量式指紋センサである。
【0203】
第1の回路層226は、カバー要素222の底面に接着剤層230を用いて取り付けられてよい。接着剤層として、任意の好適な接着剤を使用することができる。例えば接着剤層230として感圧接着剤層を使用してよい。
【0204】
第1の回路層226の下に従順性層232が配置されている。一実施形態では、従順性層232には開口部234が形成されている。開口部234は、デバイススタック220を組み立てるとき、第1の回路層226及び/又は生体センサ228の上面を露出させる。図示の実施形態では、従順性層232は、トリム224の内周及び/又はカバー要素222の周縁の縁部に配置される。従順性層232は、円形に描かれているが、正方形又は楕円などの任意の所与の形状及び/又は寸法を有することができる。従順性層232は、
図2B及び
図2Cでは連続した従順性層として示されているが、他の実施形態はこの構成に限定されない。一部の実施形態では、デバイススタック220内に複数の離散的な従順性層が使用されてよい。加えて、一部の実施形態では、従順性層232は開口部234を含まず、入力デバイススタック220の少なくとも一部分にわたって延在する。例えば、従順性層232は、カバー要素222の底面、第1の回路層226の底面、又は(例えば、カバー要素の周縁の縁部の)カバー要素222の底面の一部分及び第1の回路層226の底面にわたって延在してよい。
【0205】
第1の回路層226の下に第2の回路層238が位置している。フレキシブル回路及び回路基板は、第2の回路層238において使用され得る回路層の一例である。一部の実施形態では、第2の回路層238は、第1の回路部分240及び第2の回路部分242を含むことができる。第1の回路部分240及び第2の回路部分242は互いに電気的に接続され得る。
【0206】
第1の回路部分240は、強度センサに含まれる1つ以上の強度センサ構成要素の第1の1組を含むことができる。一部の実施形態では、第1の回路部分240は第1の回路層226に対して電気的に接続され得る。例えば、第1の回路層226が生体センサ228を含む場合には、生体センサ228を第2の回路層238の第1の回路部分240に電気的に接続してよい。
【0207】
第2の回路部242は、信号ライン、回路構成要素、集積回路などの付加回路を含むことができる。一実施形態では、第2の回路部分242は、第2の回路層238を電子デバイス内の他の回路に電気的に接続する基板対基板コネクタ244を含むことができる。例えば、第2の回路層238は、基板対基板コネクタ244を使用して、処理デバイスに対して動作可能に接続され得る。それに加えて、又はその代わりに、第2の回路層238は、第1の回路部分240内の強度センサ構成要素(複数可)から受信した信号(例えば感知信号)を処理デバイスへ送信する回路に対して動作可能に接続されてよい。それに加えて、又はその代わりに、第2の回路層238は、第1の回路部分240内の1つ以上の強度センサ構成要素に信号(例えば駆動信号、基準信号)を提供する回路に対して動作可能に接続されてよい。
【0208】
一部の実施形態では、第2の回路層238の第1の回路部分240は、接着剤層236を使用して第1の回路層226の底面に取り付けられていてよい。非限定的な例では、第1の回路部分240を第1の回路層226の底面に取り付けるためにダイアタッチフィルムが使用され得る。
【0209】
第2の回路層238の第1の回路部分240の下に第3の回路層246が配設されている。第3の回路層246は、強度センサに含まれた1つ以上の強度センサ構成要素の第2の1組を含み得る。第3の回路層246は、支持要素248によって支持され、かつ/又は支持要素248に取り付けられている。一実施形態では、支持要素248はトリム224に取り付けられ、デバイススタック220内の他の構成要素のエンクロージャを構成する。支持要素248は、好適なアタッチメント機構を使用してトリム224に取り付けられてよい。
【0210】
第1の回路部分240における1つ以上の強度センサ構成要素の第1の1組と、第3の回路層246における1つ以上の強度センサ構成要素の第2の1組とが、一緒に強度センサを形成する。強度センサは、任意の好適な強度感知技術を使用することができる。例示的な感知技術は、容量性、圧電性、ピエゾ抵抗性、超音波、及び磁気的なものを含むが、それらに限定されない。
【0211】
図2B及び
図2Cに示す例では、強度センサは電気容量式力センサである。電気容量式力センサについては、1つ以上の強度センサ構成要素の第1の1組が1つ以上の電極250の第1の1組を含み、1つ以上の力センサ構成要素の第2の1組が1つ以上の電極252の第2の1組を含む。1つ以上の電極の第1の1組250及び第2の1組252の各電極は、
図2B及び
図2Cでは正方形状に示されているが、任意の所与の形状(例えば矩形、円)を有することができる。加えて、第1の1組250及び第2の1組252の1つ以上の電極は、任意の所与のパターン(例えば1つ以上の行及び1つ以上の列)で配置されてよい。
【0212】
図2B及び
図2Cは、1つ以上の電極の第1の1組250及び第2の1組252における、2つの電極を示す。ただし、他の実施形態はこの構成に限定されない。1つ以上の電極の第1の1組250及び第2の1組252は、それぞれ単一の電極又は複数の個別電極であり得る。例えば、1つ以上の電極の第1の1組が単一電極であれば、1つ以上の電極の第2の1組は複数の個別電極を備える。一部の実施形態では、1つ以上の電極の第2の1組は単一電極であり得て、第1の1組は複数の個別電極を含む。あるいは、1つ以上の電極の第1の1組250と第2の1組252の両方が、それぞれ複数の個別電極を含むことができる。
【0213】
1つ以上の電極250の第1の1組の各電極は、1つ以上の電極252の第2の1組の各電極に対して少なくとも1つの方向(例えば垂直方向)に整列されて、1つ以上のコンデンサを構成する。カバー要素222(例えば入力デバイスの入力面)に力入力が加えられると、第1の1組250の少なくとも1つの電極が第2の1組252の各電極に近づき、コンデンサ(複数可)の容量を変化させる。各コンデンサから感知される容量信号は、そのコンデンサの容量測定値を表す。処理デバイス(図示せず)は、容量信号(複数可)を受信して、容量信号(複数可)をカバー要素222に印加された強度量に相関させるように構成されている。一部の実施形態では、力センサはスイッチ要素を置換することができ、アクティブ化イベントを判定するのに、異なる強度閾値が使用され得る。
【0214】
図2Cに示す実施形態などの一部の実施形態では、支持要素248の下にスイッチ要素254を配置することができる。スイッチ要素254は、カバー要素222に加えられた力入力が所定量の力(例えば第1の回路部分240と第3の回路層246との間の距離の接近に関連する力閾値)を超えると、ユーザ入力を登録する。任意の好適なスイッチ要素を使用することができる。例えば、スイッチ要素254は、カバー要素222に加えられる力の入力が力閾値を超えたときにへこむドームスイッチであってもよい。ドームスイッチがへこんだとき回路が完成し、処理デバイスによって検出され、ユーザ入力(例えばアイコン、機能、又はアプリケーションの選択)として認識される。一実施形態では、ドームスイッチは、圧潰可能なドームの頂部が支持プレート248の底面に近接するように配置される。別の実施形態では、圧潰可能なドームのベースは、支持プレート248の底面に近接することができる。
【0215】
図3は、一部の実施形態による、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。デバイス300はポータブル型である必要はない。一部の実施形態では、デバイス300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、マルチメディア再生デバイス、ナビゲーションデバイス、教育デバイス(子供の学習玩具など)、ゲームシステム、又は制御デバイス(例えば家庭用又は業務用のコントローラ)である。デバイス300は、典型的には、1つ以上の処理ユニット(CPU)310と、1つ以上のネットワーク又は他の通信インターフェース360と、メモリ370と、これらの構成要素を相互接続するための1つ以上の通信バス320と、を含む。通信バス320は、システム構成要素を相互接続してその間の通信を制御する回路(チップセットと呼ばれることがある)を任意選択的に含む。デバイス300が含む入出力(I/O)インターフェース330は、典型的にはタッチスクリーンディスプレイであるディスプレイ340を備える。I/Oインターフェース330は、また、キーボード及び/又はマウス(又は他のポインティングデバイス)350並びにタッチパッド355と、(例えば
図1Aを参照しながら上記で説明された触知出力生成器(複数可)167と類似の)デバイス300上で触知出力を生成するための触知出力生成器357と、センサ359(例えば光センサ、加速度センサ、近接センサ、タッチ感知センサ、及び/又は
図1Aを参照しながら上記説明された接触強度センサ(複数可)165と類似の接触強度センサ)とを任意選択的に含む。メモリ370は、DRAM、SRAM、DDR RAM、又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含み、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの不揮発性メモリを任意選択的に含む。メモリ370は、CPU(複数可)310から遠隔に設置されている1つ以上の記憶デバイスを任意選択的に含む。一部の実施形態では、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100(
図1A)のメモリ102に記憶されたプログラム、モジュール、及びデータ構造に似たプログラム、モジュール、及びデータ構造、又はそれらのサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100のメモリ102に存在しない追加のプログラム、モジュール、及びデータ構造を任意選択的に記憶する。例えば、デバイス300のメモリ370は、描画モジュール380、プレゼンテーションモジュール382、ワードプロセッシングモジュール384、ウェブサイト作成モジュール386、ディスクオーサリングモジュール388、及び/又はスプレッドシートモジュール390を任意選択的に記憶するが、ポータブル多機能デバイス100(
図1A)のメモリ102は、任意選択的に、これらのモジュールを記憶しない。
【0216】
上記で特定された
図3の要素のそれぞれは、以前に言及したメモリデバイスのうちの任意の1つ以上に任意選択的に記憶される。上記で特定されたモジュールのそれぞれは、前述の機能を実行する命令セットに対応する。上記で特定されたモジュール又はプログラム(すなわち命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、プロシージャ、又はモジュールとして実装される必要はなく、よって、これらのモジュールの様々なサブセットは、任意選択的に、様々な実施形態において組み合わされ、又は別のやり方で再配置される。一部の実施形態では、メモリ370は、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを任意選択的に記憶する。更に、メモリ370は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
【0217】
ここで、ポータブル多機能デバイス100に任意選択的に実装されるユーザインターフェース(「UI」)の実施形態に着目する。
【0218】
図4Aは、一部の実施形態による、ポータブル多機能デバイス100上のアプリケーションのメニューのための例示的なユーザインターフェースを示す。類似のユーザインターフェースが、任意選択的に、デバイス300上に実装される。一部の実施形態では、ユーザインターフェース400は、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●セルラー及びWi−Fi信号などの無線通信(複数可)のための信号強度標識(複数可)402、
●時刻404、
●Bluetooth(登録商標)インジケータ405、
●バッテリ状態インジケータ406、
●下記のものなどの、頻繁に利用されるアプリケーション用のアイコンを含むトレー408、
○不在着信又はボイスメールメッセージの数のインジケータ414を任意選択的に含む、「Phone(電話)」とラベル付けされた、電話モジュール138用のアイコン416、
○未読電子メールの数のインジケータ410を任意選択的に含む、「Mail(メール)」とラベル付けされた、電子メールクライアントモジュール140用のアイコン418、
○「Browser(ブラウザ)」とラベル付けされた、ブラウザモジュール147用のアイコン420、及び
○「iPod」とラベル付けされた、iPod(Apple Inc.の商標)モジュール152とも称されるビデオ及びミュージックプレーヤモジュール152用のアイコン422、並びに
●下記のものなどの、その他のアプリケーション用のアイコン、
○「Messages(メッセージ)」とラベル付けされた、IMモジュール141用のアイコン424、
○「Calendar(カレンダー)」とラベル付けされた、カレンダーモジュール148用のアイコン426、
○「Photos(写真)」とラベル付けされた、画像管理モジュール144用のアイコン428、
○「Camera(カメラ)」とラベル付けされた、カメラモジュール143用のアイコン430、
○「Online Video(オンラインビデオ)」とラベル付けされた、オンラインビデオモジュール155用のアイコン432、
○「Stocks(株価)」とラベル付けされた、株価ウィジェット149−2用のアイコン434、
○「Maps(地図)」とラベル付けされた、地図モジュール154用のアイコン436、
○「Weather(天気)」とラベル付けされた、天気ウィジェット149−1用のアイコン438、
○「Clock(時計)」とラベル付けされた、目覚まし時計ウィジェット149−4用のアイコン440、
○「Workout Suppor(トレーニングサポート)」とラベル付けされた、トレーニングサポートモジュール142用のアイコン442、
○「Notes(メモ)」とラベル付けされた、メモモジュール153用のアイコン444及び
○デバイス100及びその様々なアプリケーション136に関する設定へのアクセスを提供する、設定アプリケーション又はモジュール用のアイコン446。
【0219】
図4Aに示されたアイコンのラベルは単なる例に過ぎないことに留意されたい。例えば、一部の実施形態では、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152用のアイコン422は、「Music(音楽)」又は「Music Player(音楽プレーヤ)」とラベル付けされる。様々なアプリケーションアイコン用に、他のラベルが任意選択的に使用される。一部の実施形態では、それぞれのアプリケーションアイコン用のラベルは、それぞれのアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前を含む。一部の実施形態では、特定のアプリケーションアイコンのラベルは、特定のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前とは別個である。
【0220】
図4Bは、ディスプレイ450とは別個のタッチ感知面451(例えば
図3のタブレット又はタッチパッド355)を有するデバイス(例えば
図3のデバイス300)上の例示的なユーザインターフェースを示す。デバイス300は、タッチ感知面451上の接触の強度を検出するための1つ以上の接触強度センサ(例えばセンサ357のうちの任意の1つ以上)、及び/又はデバイス300のユーザ向けに触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器359も任意選択的に含む。
【0221】
以下の例のうちの多くは、(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされている場合)タッチスクリーンディスプレイ112上の入力を参照しながら与えられるが、一部の実施形態では、デバイスは、
図4Bに示すように、ディスプレイとは別個のタッチ感知面上の入力を検出する。一部の実施形態では、タッチ感知面(例えば
図4Bの451)は、ディスプレイ(例えば450)上の主軸(例えば
図4Bの453)に対応する主軸(例えば
図4Bの452)を有する。これらの実施形態によれば、デバイスは、ディスプレイ上のそれぞれの位置に対応する位置(例えば、
図4Bでは460が468に対応し、462が470に対応する)におけるタッチ感知面451との接触(例えば
図4Bの460及び462)を検出する。このように、タッチ感知面がディスプレイと分離しているとき、タッチ感知面(例えば
図4Bの451)上でデバイスによって検出されたユーザ入力(例えば接触460及び462、及びそれらの移動)は、多機能デバイスのディスプレイ(例えば
図4Bの450)上でユーザインターフェースを操作するためにデバイスによって使用される。類似の方法が、本明細書で説明される他のユーザインターフェースに任意選択的に使用されることを理解されたい。
【0222】
加えて、以下の例は、主に指入力(例えば指接触、指のタップジェスチャ、指のスワイプジェスチャなど)を参照しながら与えられるが、一部の実施形態では、それらの指入力のうちの任意の1つ以上が別の入力デバイスからの入力(例えばマウスに基づく入力又はスタイラス入力)で置換されることを理解されたい。例えば、スワイプジェスチャは、任意選択的に、(例えば接触の代わりに)マウスクリックで置換され、その後(例えば接触の移動の代わりに)スワイプの経路に沿ったカーソルの移動が続く。別の例として、タップジェスチャは、任意選択的に、(例えば、接触を検出し、それに続いて接触の検出を停止する代わりに)タップジェスチャの位置にカーソルがある間のマウスクリックで置換される。同様に、複数のユーザ入力が同時に検出されたとき、複数のコンピュータマウスが任意選択的に同時に使用されるか、又はマウス及び指の接触が任意選択的に同時に使用されることを理解されたい。
【0223】
本明細書で使用されるように、「フォーカスセレクタ」という用語は、ユーザが対話しているユーザインターフェースの現在の部分を示す入力要素である。カーソル又は他の位置マーカを含む一部の実装形態では、カーソルは、カーソルが特定のユーザインターフェース要素(例えばボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインターフェース要素)の上にある間は、タッチ感知面(例えば
図3のタッチパッド355、又は
図4Bのタッチ感知面451)上で入力(例えば押圧入力)が検出されると、検出された入力に従って特定のユーザインターフェース要素が調整されるように、「フォーカスセレクタ」として機能する。タッチスクリーンディスプレイ(例えば
図1Aのタッチ感知ディスプレイシステム112又は
図4Aのタッチスクリーン)上のユーザインターフェース要素との直接的な対話を可能にするタッチスクリーンディスプレイを含む一部の実装形態では、タッチスクリーン上で検出された接触は、入力(例えば接触による押圧入力)がタッチスクリーンディスプレイ上の特定のユーザインターフェース要素(例えばボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインターフェース要素)の位置で検出されると、検出された入力に従って特定のユーザインターフェース要素が調節されるように、「フォーカスセレクタ」として機能する。一部の実装形態では、タッチスクリーンディスプレイ上の対応するカーソルの移動又は接触の移動なしで、(例えばタブキー又は矢印キーを使ってフォーカスを1つのボタンから別のボタンに移動させることにより)フォーカスが、ユーザインターフェースの1つの領域からユーザインターフェースの別の領域に移動され、それらの実装形態では、フォーカスセレクタは、ユーザインターフェースの異なる領域間のフォーカスの移動に従って移動する。フォーカスセレクタによって採用される具体的な形態とは関わりなく、フォーカスセレクタは、一般的に、ユーザがユーザインターフェースに対して意図した対話を通信するために、(例えばユーザが対話することを意図しているユーザインターフェースの要素をデバイスに示すことにより)ユーザによって制御されるユーザインターフェース要素(又はタッチスクリーンディスプレイ上の接触)である。例えば、タッチ感知面(例えばタッチパッド又はタッチスクリーン)上の押圧入力が検出されている間のそれぞれのボタンの上のフォーカスセレクタ(例えばカーソル、接触、又は選択ボックス)の位置は、(デバイスのディスプレイに示された他のユーザインターフェース要素とは反対に)それぞれのボタンのアクティブ化をユーザが意図していることを示す。
【0224】
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるように、タッチ感知面上の接触の「強度」という用語は、タッチ感知面上の接触(例えば指接触又はスタイラスの接触)の力若しくは圧力(単位面積当りの力)、又はタッチ感知面上の接触の力若しくは圧力を代替するもの(プロキシ)である。接触の強度が有する値の範囲は、少なくとも4つの別個の値を含み、より典型的には何百もの(例えば少なくとも256の)別個の値を含む。接触の強度は、任意選択的に、様々な手法、及び様々なセンサ又はセンサの組合せを使用して判定される(又は測定される)。例えば、タッチ感知面の下にあるか又はこれに隣接する1つ以上の力センサは、任意選択的に、タッチ感知面上の様々な点における力を測定するのに使用される。一部の実装形態では、推定される接触の力を判定するために、複数の力センサからの力測定値が組み合わされる(例えば加重平均をとられるか又は合計される)。同様に、スタイラスの感圧先端部は、タッチ感知面上のスタイラスの圧力を判定するために任意選択的に使用される。代わりに、タッチ感知面上で検出された接触エリアのサイズ及び/若しくはその変化、接触に近接したタッチ感知面の容量及び/若しくはその変化、並びに/又は接触に近接したタッチ感知面の抵抗力及び/若しくはその変化が、タッチ感知面上の接触の力又は圧力の代替として任意選択的に使用される。一部の実装形態では、接触の力又は圧力の代替測定値が、強度閾値を超えているかどうかを判定するために直接使用される(例えば、強度閾値は代替測定値に対応する単位で記述される)。一部の実装形態では、接触の力又は圧力の代替測定値は、推定された力又は圧力に変換され、推定された力又は圧力は、強度閾値を超えているかどうかを判定するために使用される(例えば、強度閾値は圧力の単位で測定された圧力閾値である)。ユーザ入力の属性として接触の強度を使用すると、アフォーダンスを(例えばタッチ感知ディスプレイ上に)表示するためのスペース、及び/又はユーザ入力を(例えばタッチ感知ディスプレイ、タッチ感知面、又はノブ若しくはボタンなどの物理的/機械的制御を介して)受信するためのスペースが制限された小さいサイズのデバイスにおいて、そうしなければユーザによるアクセスが不可能なはずの、追加のデバイス機能へのユーザのアクセスが可能になる。
【0225】
一部の実施形態では、接触/動きモジュール130は、ユーザによって操作が実行されたかどうかを判定するために(例えばユーザがアイコン上で「クリック」したかどうかを判定するために)、1つ以上の強度閾値のセットを使用する。一部の実施形態では、少なくとも強度閾値のサブセットは、ソフトウェアパラメータに従って判定される(例えば、強度閾値は、特定の物理アクチュエータのアクティブ化閾値によって判定されるのではなく、デバイス100の物理ハードウェアを変更せずに調節され得る)。例えば、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのマウス「クリック」閾値は、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのハードウェアを変更することなく、広範囲の既定の閾値のうちのいずれかに設定され得る。更に、一部の実装形態では、デバイスのユーザには、(例えば、個々の強度閾値の調整及び/又はシステムレベルのクリック「強度」パラメータによって、一度に複数の強度閾値を調整することにより)強度閾値のセットのうちの任意の1つ以上を調整するためのソフトウェア設定が提供される。
【0226】
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるように、接触の「特性強度」という用語は、接触の1つ以上の強度に基づく接触の特性を指す。一部の実施形態では、特性強度は複数の強度サンプルに基づくものである。特性強度は、所定のイベント(例えば接触を検出した後、接触のリフトオフを検出する前、接触の移動の開始を検出する前若しくは後、接触の終わりを検出する前、接触の強度の増加を検出する前若しくは後、及び/又は接触の強度の減少を検出する前若しくは後)に対して予め定められた時間間隔(例えば0.05秒、0.1秒、0.2秒、0.5秒、1秒、2秒、5秒、10秒)中に収集された、所定の数の強度サンプル又は強度サンプルのセットに任意選択的に基づくものである。接触の特性強度は、接触の強度の最大値、接触の強度の中間値、接触の強度の平均値、接触の強度の上位10%値、接触の強度の最大値の半分の値、接触の強度の最大値の90%の値、接触の強度の、所定の期間にわたる低域フィルタリング、又は所定の時間に始まる低域フィルタリングによって生成された値などのうちの任意の1つ以上に任意選択的に基づくものである。一部の実施形態では、接触の期間は、(例えば特性強度が接触の強度の経時的な平均であるとき)特性強度を判定するのに使用される。一部の実施形態では、特性強度は、ユーザによって操作が実行されたかどうかを判定するために1つ以上の強度閾値のセットと比較される。例えば、1つ以上の強度閾値のセットが、第1の強度閾値及び第2の強度閾値を含むことができる。この例では、第1の閾値を上回らない特性強度を有する接触の結果として第1の動作が実行され、第1の強度閾値を上回って第2の強度閾値を上回らない特性強度を有する接触の結果として第2の動作が実行され、第2の強度閾値を上回る特性強度を有する接触の結果として第3の動作が実行される。一部の実施形態では、特性強度と1つ以上の強度閾値との間の比較は、第1の動作又は第2の動作のどちらを実行するかを判定するために使用されるのではなく、1つ以上の操作を実行するか否か(例えば、それぞれのオプションを実行するか、又はそれぞれの操作の実行を控えるか)を判定するために使用される。
【0227】
一部の実施形態では、ジェスチャの一部分が、特性強度を判定する目的で特定される。例えば、タッチ感知面は、開始位置から移行して終了位置に達し、この終了位置で接触の強度が増加する連続的なスワイプ接触(例えばドラッグジェスチャ)を受け取ることがある。この例では、終了位置における接触の特性強度は、連続的なスワイプ接触全体ではなく、そのスワイプ接触の一部分のみ(例えばスワイプ接触の終了位置の部分のみ)に基づくものでよい。一部の実施形態では、接触の特性強度を判定する前に、スワイプ接触の強度に対して平滑化アルゴリズムが適用され得る。例えば、平滑化アルゴリズムは、重みを付けない移動の平均平滑化アルゴリズム、三角平滑化アルゴリズム、中央値フィルタ平滑化アルゴリズム、及び/又は指数平滑化アルゴリズム、のうちの任意の1つ以上を任意選択的に含む。一部の状況では、これらの平滑化アルゴリズムは、特性強度を判定する目的で、スワイプ接触の強度の小幅な上昇又は低下を除外する。
【0228】
本明細書で説明されるユーザインターフェースの図は、1つ以上の強度閾値(例えば接触検出強度閾値IT
0、浅い押圧強度閾値IT
L、深い押圧強度閾値IT
D(例えば、少なくとも最初はI
Lよりも大きい)、及び/又は1つ以上の他の強度閾値(例えばI
Lよりも小さい強度閾値I
H))に対してタッチ感知面上の接触の現在の強度を示す様々な強度の図表を任意選択的に含む。この強度の図表は、典型的には、表示されるユーザインターフェースの一部ではないが、図の解釈を支援するために提供されるものである。一部の実施形態では、浅い押圧強度閾値は、典型的には、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることに関連付けられた操作をデバイスが実行する強度に対応する。一部の実施形態では、深い押圧強度閾値は、典型的には、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることに関連付けられた操作とは異なる操作をデバイスが実行する強度に対応する。一部の実施形態では、(例えば、それ未満では接触がもはや検出されない名目上の接触検出強度閾値IT
0を上回って)浅い押圧強度閾値は下回る特性強度で接触が検出されると、デバイスは、浅い押圧強度閾値又は深い押圧強度閾値と関連する操作を実行せずに、タッチ感知面上の接触の移動に従ってフォーカスセレクタを移動させる。概して、別途記載のない限り、それらの強度閾値はユーザインターフェースの図の異なるセットの間で一貫している。
【0229】
一部の実施形態では、デバイスによって検出された入力に対するデバイスの応答は、入力の間の接触強度に基づく基準に依存する。例えば、いくつかの「浅い押圧」入力について、入力の間の第1の強度閾値を超える接触の強度は第1の応答を誘発する。一部の実施形態では、デバイスによって検出された入力に対するデバイスの応答は、入力の間の接触強度と時間に基づく基準との両方を含む基準に依存する。例えば、いくつかの「深い押圧」入力について、入力の間の浅い押圧に関する第1の強度閾値よりも大きい第2の強度閾値を超える接触の強度は、第1の強度閾値を満たすことと第2の強度閾値を満たすことの間で遅延時間が経過した場合のみ、第2の応答を誘発する。この遅延時間は、典型的には、持続時間が200ms未満である(例えば、第2の強度閾値の大きさに依存して、40ms、100ms、又は120msであり、遅延時間は第2の強度閾値が増加するにつれて増加する)。この遅延時間は、深い押圧入力の偶発的な認識を回避することを支援する。別の例として、いくつかの「深い押圧」について、第1の強度閾値が満たされた時間の後に発生する、感度が低下した時間期間が存在する。感度が低下した時間期間の間、第2の強度閾値が増加する。第2の強度閾値におけるこの一時的な増加も、偶発的な深い押圧入力を回避することを支援する。他の深い押圧入力について、深い押圧入力の検出に対する応答は時間に基づく基準に依存しない。
【0230】
一部の実施形態では、入力強度閾値及び/又は対応する出力のうちの任意の1つ以上が、ユーザ設定、接触の動き、入力タイミング、実行しているアプリケーション、強度が印加される速度、同時入力の数、ユーザ履歴、環境要因(例えば環境ノイズ)、フォーカスセレクタの位置などの1つ以上の要因に基づいて変化する。例示的な要因が、米国特許出願第14/399,606号及び米国特許出願第14/624,296号に記載されており、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれている。
【0231】
例えば、
図4Cは、経時的なタッチ入力476の強度に部分的に基づいて経時的に変化する動的強度閾値480を示す。動的強度閾値480は、タッチ入力476が最初に検出されたときから所定の遅延時間p1の後に経時的に減衰する第1の成分474と、タッチ入力476の強度を経時的に追跡する第2の成分478との、2つの成分の合計である。第1の成分474の初期の高強度閾値は、「深い押圧」応答を偶発的に誘発することを低減する一方で、タッチ入力476が十分な強度を提供する場合に即時的な「深い押圧」応答をなおも可能にする。第2の成分478は、タッチ入力における穏やかな強度変動によって、「深い押圧」応答の意図せぬ誘発を低減する。一部の実施形態では、(例えば
図4Cのポイント481において)タッチ入力476が動的強度閾値480を満たすとき、「深い押圧」応答が誘発される。
【0232】
図4Dは、別の動的強度閾値486(例えば強度閾値I
D)を示す。
図4Dは、第1の強度閾値I
H及び第2の強度閾値I
Lといった2つの他の強度閾値も示す。
図4Dにおいて、タッチ入力484は、時間p2の前に第1の強度閾値I
H及び第2の強度閾値I
Lを満たすが、時間482において遅延時間p2が経過するまでは応答が提供されない。また、
図4Dでは、動的強度閾値486は、所定の遅延時間p1が時間482から経過した後(第2の強度閾値I
Lに関連する応答が誘発されたとき)の時間488に始まる減衰で、経時的に減衰する。このタイプの動的強度閾値は、第1の強度閾値I
H又は第2の強度閾値I
Lなどの、より小さい強度閾値に関連する応答を誘発した直後、又はそれと同時に、動的強度閾値I
Dに関連する応答を偶発的に誘発することを低減する。
【0233】
図4Eは、更なる別の動的強度閾値492(例えば強度閾値I
D)を示す。
図4Eにおいて、強度閾値IT
Lに関連付けられた応答は、タッチ入力490が最初に検出されたときから遅延時間p2が経過した後に誘発される。同時に、動的強度閾値492は、タッチ入力490が最初に検出されたときから所定の遅延時間p1が経過した後に減衰する。よって、強度閾値I
Lに関連する応答を誘発した後にタッチ入力490の強度が減少しても(その後増加する)、タッチ入力490の強度は、例えば強度閾値I
Lといった別の強度閾値を下回るときでさえ、タッチ入力490を解除することなく、(例えば時間494において)強度閾値I
Dに関連する応答を誘発することができる。
【0234】
接触の特性強度が、浅い押圧強度閾値IT
Lを下回る強度から、浅い押圧強度閾値IT
Lと深い押圧強度閾値IT
Dの間の強度まで増加することは、「浅い押圧」入力と称されることがある。接触の特性強度が、深い押圧強度閾値IT
Dを下回る強度から、深い押圧強度閾値IT
Dを上回る強度まで増加することは、「深い押圧」入力と称されることがある。接触の特性強度が、接触検出強度閾値IT
0を下回る強度から接触検出強度閾値IT
0と浅い押圧強度閾値IT
Lの間の強度まで増加することは、タッチ面上の接触の検出と称されることがある。接触の特性強度が、接触検出強度閾値IT
0を上回る強度から接触検出強度閾値IT
0を下回る強度まで減少することは、タッチ面からの接触のリフトオフの検出と称されることがある。一部の実施形態では、IT
0はゼロである。一部の実施形態では、IT
0はゼロよりも大きい。一部の図では、タッチ感知面上の接触の強度を表すために影付きの円又は楕円が使用されている。一部の図では、それぞれの接触の強度を指定することなくタッチ感知面上のそれぞれの接触を表すために、影なしの円又は楕円が使用されている。
【0235】
本明細書で説明されるいくつかの実施形態では、1つ以上の操作は、それぞれの押圧入力を含むジェスチャ又はそれぞれの接触(若しくは複数の接触)で実行されるそれぞれの押圧入力を検出したことに応答して実行され、それぞれの押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回る接触(又は複数の接触)の強度の増加を検出したことに少なくとも部分的に基づいて検出される。一部の実施形態では、それぞれの操作は、押圧入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増加を検出したことに応答して実行される(例えば、それぞれの操作は、それぞれの押圧入力の「ダウンストローク」に対して実行される)。一部の実施形態では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増加と、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度のその後の減少とを含み、それぞれの操作は、押圧入力閾値を下回るそれぞれの接触の強度のその後の減少を検出したことに応答して実行される(例えば、それぞれの操作は、それぞれの押圧入力の「アップストローク」に対して実行される)。
【0236】
一部の実施形態では、デバイスは、「ジッタ」と呼ばれることがある偶発的な入力を回避するために強度ヒステリシスを採用し、押圧入力強度閾値との所定の関係を有するヒステリシス強度閾値を定義するか又は選択する(例えば、ヒステリシス強度閾値は、押圧入力強度閾値よりも小さいX強度単位であり、又は押圧入力強度閾値の75%、90%、若しくは何らかの妥当な割合である)。よって、一部の実施形態では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増加と、押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度のその後の減少とを含み、それぞれの操作は、ヒステリシス強度閾値を下回るそれぞれの接触の強度のその後の減少を検出したことに応答して実行される(例えば、それぞれの操作は、それぞれの押圧入力の「アップストローク」に対して実行される)。同様に、一部の実施形態では、押圧入力は、デバイスがヒステリシス強度閾値以下の強度から押圧入力強度閾値以上の強度への接触の強度の増加、及び、任意選択的に、接触の強度のヒステリシス強度以下へのその後の減少を検出したときのみ検出され、それぞれの操作は、押圧入力(例えば、状況に依存して、接触の強度の増加又は接触の強度の減少)を検出したことに応答して実行される。
【0237】
説明を容易にするために、押圧入力強度閾値と関連付けられた押圧入力に応答して、又は押圧入力を含むジェスチャに応答して実行される操作の説明は、任意選択的に、押圧入力強度閾値を上回る接触の強度の増加、ヒステリシス強度閾値を下回る強度から押圧入力強度閾値を上回る強度への接触の強度の増加、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少、又は押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応答して誘発される。加えて、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応答して操作が実行されると説明された例では、操作は、押圧入力強度閾値よりも小さい、押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応答して任意選択的に実行される。前述のように、一部の実施形態では、これらの応答の誘発は、時間に基づく基準が満たされることにも依存する(例えば、遅延時間は、第1の強度閾値が満たされたときと第2の強度閾値が満たされたときの間の経過時間である)。
ユーザインターフェース及び関連するプロセス
【0238】
ここで、ディスプレイと、タッチ感知面と、触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器と、(任意選択的に)タッチ感知面との接点の強度を検出するための1つ以上のセンサとを有するポータブル多機能デバイス100又はデバイス300などの電子デバイスで実施され得る、ユーザインターフェース(user interface、「UI」)及び関連するプロセスの実施形態に関心が向けられる。
【0239】
これらのユーザインターフェース及び関連するプロセスは、触知フィードバックを使用して
●隠された閾値を示し、
●インデックスバースクラブ、可変レートスクラブ、及びスライダスクラブなどのスクラブを実行し、
●ラバーバンドエフェクトを機能強化し、
●オブジェクトをドラッグアンドドロップし、
●デバイスの方向を示し、
●選択可能なオプションを表す可動ユーザインターフェース構成要素をスクロールする、新しい改良型のやり方を提供する。
【0240】
図5A〜5DKは、ユーザインターフェース項目に関連付けられた動作をトリガ又は中止する閾値を横断したこと(例えば各閾値位置を通り越して動くこと、又は各閾値移動量を超えて動くこと)を示す触知フィードバックを(任意選択的に視覚フィードバックと共に)提供する、ユーザインターフェースの例を示す。これらの図のユーザインターフェースを使用して、
図20A〜
図20Fのプロセスを含めた、以下に記述するプロセスが説明される。説明の便宜上、実施形態のうちのいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイスで実行される動作を参照して述べられることになる。このような実施形態では、フォーカスセレクタは、任意選択的に:それぞれの指若しくはスタイラスの接点、指若しくはスタイラスの接点に対応する代表点(例えば、各接点に関連付けられた各接点若しくは点の重心)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112で検出される2つ以上の接点の重心である。しかし、任意選択的に、ディスプレイ450及び個別のタッチ感知面451を有するデバイスで、図に示されるユーザインターフェースをフォーカスセレクタと共にディスプレイ450に表示しながら、タッチ感知面451で接点を検出するのに応答して、類似の動作が実行される。
【0241】
図5A〜
図5Wは、メールアプリケーションにおいて動作(例えばeメール項目の既読/未読状態の変更)をトリガする隠された閾値を満たしたとき、視覚フィードバックが提供されるのと共に触知出力が提供されることを示す。
【0242】
図5Aは、eメール要約項目5004、eメール要約項目5006、及びeメール要約項目5008を含めたeメール要約項目のリストを含む、メールアプリケーション向けのユーザインターフェース5002を示す。eメール要約項目は、例えば:
●送信者情報5010、
●件名5012、
●eメール内容の通知(例えば文字切れしたeメール内容)5014、
●eメールが送信された時間5016、
●eメール要約項目に対応するeメールを見るためのコントロール5018、及び
●未読メールインジケータ5020(例えばそのeメール要約項目に対応するeメールが未読状態であることを示すドット)を含む。
【0243】
図5B〜
図5Iは、「未読」から「既読」へと、eメール要約項目5006に対応するeメールの状態を変えるプロセスを示す。
【0244】
図5Bでは、デバイスは、タッチスクリーン112での接点5022のタッチダウンなどの、eメール要約項目5006への入力を検出する。タッチスクリーン112でのeメール要約項目5006への接点5022のタッチダウンの検出に応答して、eメール要約項目5006は視覚的に識別されて(例えば図に示すようにハイライトされて)、eメール要約項目5006が選択されていることを示し、かつ/又は選択されていない第1のeメール要約項目5004及びeメール要約項目5008から、選択されているeメール要約項目5006を識別する。接点5022は、矢印5024によって示されるように、eメール要約項目5006に沿って動く。
【0245】
図5Cでは、接点5022は、矢印5024によって示される経路に沿って動いている。接点5022が、矢印5024によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5006は、接点5022の移動に応答して、例えば矢印5024によって示される経路に沿って動き、(例えばユーザインターフェース5002の左縁部から)コンテンツマーキングインジケータ5026を徐々に見せる。例えば、eメール要約項目5006が選択されているので、eメール要約項目5006は接点5022に「アタッチ」され、その結果、eメール要約項目5006は、接点5022と共に動く。接点5022は、矢印5028によって示されるように、eメール要約項目5006に沿って動き続ける。
【0246】
図5Dでは、接点5022は、矢印5028によって示される経路に沿って動いている。接点5022が、矢印5028によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5006は、接点5022の移動に応答して動き続け、引き続きコンテンツマーキングインジケータ5026を徐々に見せ、マーキングインジケータトレー5030を徐々に見せる。接点5022は、矢印5032によって示されるように、eメール要約項目5006に沿って動き続ける。
【0247】
図5Eでは、接点5022は、矢印5032によって示される経路に沿って動いている。接点5022が、矢印5032によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5006は、接点5022の移動に応答して動き続け、引き続きコンテンツマーキングインジケータ5026及びマーキングインジケータトレー5030を徐々に見せる。接点5022は、矢印5034によって示されるように、eメール要約項目5006に沿って動き続ける。
【0248】
図5Fでは、接点5022は、矢印5034によって示される経路に沿って動いている。接点5022が矢印5034によって示される経路に沿って動くにつれて、接点5022の移動は、移動閾値基準を満たす(例えば、接点5022が移動閾値を超える距離を動く、又はユーザインターフェースの閾値位置に到達する)。接点5022の移動がユーザインターフェースの閾値位置(例えば視覚的にマークされていない閾値位置)通り越して動いたとき、デバイスは、触知出力5036(例えばインジケータ5036−a及び波形5036−bによって示されるようにミニタップ(270Hz)、ゲイン:1.0)を生み出す。加えて、接点5022がユーザインターフェースの閾値位置を通り越して動いたとき、アニメーションが開始し、コンテンツマーキングインジケータ5026が接点5022の移動方向に急に展開して、マーキングインジケータトレー5030を埋めるのが示される。
【0249】
図5G〜
図5Iでは、接点5022の移動が、
図5Fに関して上に述べたように閾値位置を通り越して動いたとき、eメール要約項目5006は、タッチスクリーン112からの接点5022のリフトオフに応答して、解放されてユーザインターフェースのその元の位置に戻り、コンテンツマーキングインジケータ5026は、eメール要約項目5006によって隠される。第2のeメール要約5006に対応するeメールの状態は「既読」に変更され、第2のeメール要約5006は、もう未読としてマークされていない。
図5Iでは、未読メールインジケータ5020は、第2のeメール要約5006にはもう表示されていない。
【0250】
図5J〜
図5Pは、メールアプリケーションにおいて動作(例えばeメール項目の既読/未読状態の変更)をトリガする隠された閾値を満たしたとき、視覚フィードバックが提供されるのと共に触知出力が提供されることを示す。
【0251】
図5Jでは、デバイスは、タッチスクリーン112での接点5038のタッチダウンなどの、eメール要約項目5006への入力を検出する。接点5038は、矢印5040によって示されるように、eメール要約項目5006に沿って動く。
【0252】
図5Kでは、接点5038は、矢印5040によって示される経路に沿って動いている。接点5038が、矢印5040によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5006は、接点5038の移動に応答して、例えば矢印5040によって示される経路に沿って動き、コンテンツマーキングインジケータ5026を徐々に見せる。接点5038は、矢印5042によって示されるように、eメール要約項目5006に沿って動き続ける。
【0253】
図5Lでは、接点5038は、矢印5042によって示される経路に沿って動いている。接点5038が、矢印5042によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5006は、接点5038の移動に応答して動き続け、引き続きコンテンツマーキングインジケータ5026を徐々に見せ、マーキングインジケータトレー5030を徐々に見せる。接点5038は、矢印5044によって示されるように、eメール要約項目5006に沿って動き続ける。
【0254】
図5Mでは、接点5038は、矢印5044によって示される経路に沿って動いている。接点5038が矢印5044によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5006は、接点5038の移動に応答して動き続け、引き続きコンテンツマーキングインジケータ5026及びマーキングインジケータトレー5030を徐々に見せる。接点5038は、矢印5046によって示されるように、eメール要約項目5006に沿って動き続ける。
【0255】
図5Nでは、接点5038は、矢印5046によって示される経路に沿って動いている。接点5038が矢印5046によって示される経路に沿って動くにつれて、接点5038の移動は、移動閾値基準を満たす(例えば接点5038が、移動閾値を超える距離、又はユーザインターフェースの閾値位置を越える距離を動く)。接点5038の移動が移動閾値基準を満たしたとき、デバイスは、触知出力5050(例えばインジケータ5050−a及び波形5050−bによって示されるようにミニタップ(270Hz)、ゲイン:1.0)を生み出す。加えて、デバイスは、コンテンツマーキングインジケータ5026が接点5038の移動方向に急に展開して、マーキングインジケータトレー5030を埋めるのを示すアニメーションを開始する。接点5038は、矢印5048によって示されるように、eメール要約項目5006に沿って動き続ける。
【0256】
図5Oでは、接点5038の移動が、
図5Nに関して上に述べた移動閾値基準を満たしたとき、eメール要約項目5006は、タッチスクリーン112からの接点5038のリフトオフに応答して、解放されて再びコンテンツマーキングインジケータ5026を隠す。第2のeメール要約5006に対応するeメールの状態は、「未読」に変更され、第2のeメール要約5006は、未読としてマークされる。
図5Pでは、未読メールインジケータ5020が、第2のeメール要約5006に再び表示されている。
【0257】
図5Q〜
図5Wは、メールアプリケーションにおいて動作(例えばeメール項目のアーカイブ)をトリガする隠された閾値を満たしたとき、視覚フィードバックが提供されるのと共に触知出力が提供されること示す。
【0258】
図5Qでは、デバイスは、タッチスクリーン112での接点5052のタッチダウンなどの、eメール要約項目5006への入力を検出する。接点5052は、矢印5054によって示されるように、eメール要約項目5006に沿って動く。
【0259】
図5Rでは、接点5052は、矢印5054によって示される経路に沿って動いている。接点5052が、矢印5054によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5006は、接点5054の移動に応答して、例えば矢印5054によって示される経路に沿って動き、(例えばユーザインターフェース5002の右縁部から)コンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060を徐々に見せる。接点5052は、矢印5062によって示される経路に沿って動き続ける。
【0260】
図5Sでは、接点5052は、矢印5062によって示される経路に沿って動いている。接点5052が、矢印5062によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5006は、接点5052の移動に応答して動き続け、引き続きコンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060を徐々に見せる。接点5052は、矢印5064によって示されるように、eメール要約項目5006に沿って動き続ける。
【0261】
図5Tでは、接点5052は、矢印5064によって示される経路に沿って動いている。接点5052が、矢印5064によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5006は、接点5052の移動に応答して動き続け、引き続きコンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060を徐々に見せる。接点5052は、矢印5066によって示されるように、eメール要約項目5006に沿って動き続ける。
【0262】
図5Uでは、接点5052は、矢印5066によって示される経路に沿って動いている。接点5052が矢印5066によって示される経路に沿って動くにつれて、接点5052の移動は、移動閾値基準を満たす(例えば接点5052が、移動閾値を超える距離、又は閾値位置を越える距離を動く)。接点5052の移動が移動閾値基準を満たしたとき、デバイスは、触知出力5068(例えばインジケータ5068−a及び波形5068−bによって示されるようにミニタップ(270Hz)、ゲイン:1.0)を生み出し、アーカイブコンテンツアフォーダンス5060は、接点5052の移動方向に急に展開して(例えば接点の移動及び/又はアーカイブコンテンツアフォーダンス5060のこれまでの移動より速く動いて)、コンテンツメニューアフォーダンス5056及びフラグコンテンツアフォーダンス5058を覆う。
【0263】
図5Vでは、タッチスクリーン112からの接点5052のリフトオフに応答して、eメール要約5006が解放される。
図5V〜
図5Wでは、接点5052の移動が、
図5Uに関して上に述べた移動閾値基準を満たしたとき、第2のeメール要約5006は、接点5052のリフトオフに応答して、(例えば、第3のeメール要約5008及び第3のeメール要約5008の下のeメール要約がユーザインターフェース5002の下部から徐々に上昇し、第2のeメール要約5006の縦方向のサイズが、第2のeメール要約5006がもう表示されなくなるまで徐々に小さくなる、
図5U〜
図5Wのアニメーションによって示されるように)アーカイブされる。
図5Wでは、第2のeメール要約5006はユーザインターフェース5002に表示されておらず、第2のeメール要約5006に対応するeメールがアーカイブされたことが示される。
【0264】
図5X〜
図5AFは、ある動作(例えばeメール項目の既読/未読状態の変更)の動作トリガ閾値を満たし、その後に、この動作が実行されないように動作中止閾値を満たしたとき、視覚フィードバックを提供するのと共に触知出力を提供するプロセスのプロセスを示す。プロセス中、接点は、第1の方向に動いて、eメールの既読状態を変更する閾値位置を通過し、その後、リフトオフの前に第2の方向に動いて、eメールの既読状態を変更する動作を中止する閾値位置を通過する。
【0265】
図5Xでは、デバイスは、タッチスクリーン112での接点5070のタッチダウンなどの、eメール要約項目5008への入力を検出する。タッチスクリーン112でのeメール要約項目5008への接点5070のタッチダウンの検出に応答して、eメール要約項目5008は、視覚的に識別されて(例えば図に示すようにハイライトされて)、eメール要約項目5008が選択されていることを示し、かつ/又は選択されていない第1のeメール5004から、選択されているeメール要約項目5008を識別する。接点5070は、矢印5072によって示されるように、eメール要約項目5008に沿って動く。
【0266】
図5Yでは、接点5070は、矢印5072によって示される経路に沿って動いている。接点5070が、矢印5072によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5008は、接点5070の移動に応答して、例えば矢印5072によって示される経路に沿って動き、(例えばユーザインターフェース502の左縁部から)コンテンツマーキングインジケータ5026を徐々に見せる。接点5070は、矢印5074によって示されるように、eメール要約項目5008に沿って動き続ける。
【0267】
図5Zでは、接点5070は、矢印5074によって示される経路に沿って動いている。接点5070が、矢印5074によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5008は、接点5070の移動に応答して動き続け、引き続きコンテンツマーキングインジケータ5026を徐々に見せ、マーキングインジケータトレー5030を徐々に見せる。接点5070は、矢印5076によって示されるように、eメール要約項目5008に沿って動き続ける。
【0268】
図5AAでは、接点5070は、矢印5076によって示される経路に沿って動いている。接点5070が矢印5076によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5008は、接点5070の移動に応答して動き続け、引き続きコンテンツマーキングインジケータ5026及びマーキングインジケータトレー5030を徐々に見せる。接点5070は、矢印5078によって示されるように、eメール要約項目5008に沿って動き続ける。
【0269】
図5ABでは、接点5070は、矢印5078によって示される経路に沿って動いている。接点5070が矢印5078によって示される経路に沿って動くにつれて、接点5070の移動は、移動閾値基準を満たす(例えば、移動閾値を超える距離を動く、又はユーザインターフェースの閾値位置を通り越して動く)。接点5070が移動閾値基準を満たしたとき、デバイスは、触知出力5080(例えばインジケータ5080−a及び波形5080−bによって示されるようにミニタップ(270Hz)、ゲイン:1.0)を生み出す。加えて、デバイスは、コンテンツマーキングインジケータ5026が接点5070の移動方向に急に展開して(例えば接点の移動及び/又はコンテンツマーキングインジケータ5026のこれまでの移動より速く動いて)、マーキングインジケータトレー5030を埋めるのを示すアニメーションを表示する。接点5070の移動が、eメール要約項目5008によって表されるeメールの既読/未読状態を変更する閾値位置を通り越して動いた後、接点5070は、矢印5082によって示されるように、方向を逆にし、eメール要約項目5008に沿って動く。
【0270】
図5ACでは、接点5070は、矢印5082によって示される経路に沿って動いている。接点5070が、矢印5082によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5008は、接点5070の移動に応答して動く。矢印5082によって示される経路に沿った接点5070の移動に応答して、コンテンツマーキングインジケータ5026及びマーキングインジケータトレー5030は、ユーザインターフェース5002の左縁部に向かって徐々に「後退」する(例えばコンテンツマーキングインジケータ5026及びマーキングインジケータトレー5030のサイズが徐々に小さくなるのが示される)。接点5070は、矢印5084によって示されるように、eメール要約項目5008に沿って動き続ける。
【0271】
図5ADでは、接点5070は、矢印5084によって示される経路に沿って動いている。接点5070が、矢印5086によって示される経路に沿って動くにつれて、接点5070の移動は、逆転基準を満たす(例えば接点5070の逆の移動が、逆の移動閾値を超える、又は動作トリガ閾値位置の左の動作中止閾値位置を通り越して動く)。接点5070がユーザインターフェースの動作中止閾値位置を通り越して動いたとき、デバイスは、触知出力5086(例えばインジケータ5086−a及び波形5086−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.55)を提供して、動作を中止する閾値が満たされていることを示す。加えて、デバイスは、コンテンツマーキングインジケータ5026が、接点5070の移動方向に急に縮小し(例えば接点の移動及び/又はコンテンツマーキングインジケータ5026のこれまでの移動より速く動き)、マーキングインジケータトレー5030が再表示されるのを示すアニメーションを表示する。いくつかの実施形態では、接点5070は、矢印5088によって示されるように、eメール要約項目5008に沿って動き続ける。
【0272】
図5AEでは、接点5070の移動が、
図5ADに関して上に述べた逆転基準を満たしたとき、タッチスクリーン112からの接点5070のリフトオフに応答して、コンテンツマーキングインジケータ5026が解放される。第3のeメール要約5008に対応するeメールの状態は、未読メールインジケータ5020によって示されるように、「未読」として保たれる。
図5AE〜
図5AFでは、eメール要約5008及びコンテンツマーキングインジケータ5026は、ユーザインターフェース5002の左縁部に向かって動き続ける(例えばコンテンツマーキングインジケータ5026のサイズは小さくなり続ける)。
図5AFでは、第3のeメール要約5008において、未読メールインジケータ5020の表示が保たれている。言い換えれば、接点5070は、動作トリガ閾値位置を越えて進んだ後、リフトオフの前に動作中止閾値位置を越えて後退したので、接点5070のリフトオフに際して、eメール要約5008に対応するeメールの既読/未読状態を変更する動作は実行されていない。
【0273】
図5AG〜
図5APは、ある動作(例えばeメールのアーカイブ)の動作トリガ閾値を満たし、その後に、この動作が実行されないように動作中止閾値を満たしたとき、視覚フィードバックを提供するのと共に触知出力を提供するプロセスを示す。プロセス中、接点は、第1の方向に動いて、eメールをアーカイブする第1の閾値位置を通過し、その後、リフトオフの前に第2の方向に動いて、eメールをアーカイブする動作を中止する第2の閾値位置を通過する。
【0274】
図5AGでは、デバイスは、タッチスクリーン112での接点5090のタッチダウンなどの、eメール要約項目5008への入力を検出する。接点5090は、矢印5092によって示されるように、eメール要約項目5008に沿って動く。
【0275】
図5AHでは、接点5090は、矢印5092によって示される経路に沿って動いている。接点5090が、矢印5092によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5008は、接点5090の移動に応答して、例えば矢印5092によって示される経路に沿って動き、(例えばユーザインターフェース5002の右縁部から)コンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060を徐々に見せる。接点5090は、矢印5094によって示されるように、eメール要約項目5008に沿って動き続ける。
【0276】
図5AIでは、接点5090は、矢印5094によって示される経路に沿って動いている。接点5090が、矢印5094によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5008は、接点5090の移動に応答して動き続け、引き続きコンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060を徐々に見せる。接点5090は、矢印5096によって示されるように、eメール要約項目5008に沿って動き続ける。
【0277】
図5AJでは、接点5090は、矢印5096によって示される経路に沿って動いている。接点5090が矢印5096によって示される経路に沿って動くにつれて、接点5090の移動は、移動閾値基準を満たす(例えば移動閾値を超える距離を動く、又はユーザインターフェースの閾値位置を通り越して動く)。接点5090の移動が移動閾値基準を満たしたとき、デバイスは、触知出力5089(例えばインジケータ5098−a及び波形5098−bによって示されるようにミニタップ(270Hz)、ゲイン:1.0)を生み出し、接点が動作トリガ閾値位置を通り越して動いたことを示す。加えて、デバイスは、アーカイブコンテンツアフォーダンス5060が、接点5090の移動方向に急に展開して(例えば接点の移動及び/又はアーカイブコンテンツアフォーダンス5060のこれまでの移動より速く動いて)、マーキングコンテンツメニューアフォーダンス5056及びフラグコンテンツアフォーダンス5058を覆うのを示すアニメーションを表示する。接点5090は、矢印5100によって示されるように、eメール要約項目5008に沿って動き続ける。
【0278】
図5AKでは、接点5090は、矢印5100によって示される経路に沿って動いている。接点5090が、矢印5100によって示される経路に沿って動くにつれて、アーカイブコンテンツアフォーダンス5060は、接点5090の移動に応答して動き続ける。接点5090は、矢印5102によって示されるように、方向を逆にし、eメール要約項目5008に沿って動く。
【0279】
図5ALでは、接点5090は、矢印5102によって示される経路に沿って動いている。接点5090が、矢印5102によって示される経路に沿って動くにつれて、アーカイブコンテンツアフォーダンス5060は、接点5090の移動に応答して動く。矢印5102によって示される経路に沿った接点5090の移動に応答して、アーカイブコンテンツアフォーダンス5060は、ユーザインターフェース5002の右縁部に向かって徐々に「後退」する(例えばアーカイブコンテンツアフォーダンス5060のサイズが徐々に小さくなるのが示される)。接点5090は、矢印5104によって示されるように、eメール要約項目5008に沿って動き続ける。
【0280】
図5AMでは、接点5090は、矢印5104によって示される経路に沿って動いている。接点5090が矢印5104によって示される経路に沿って動くにつれて、接点5090の移動は、逆転基準を満たす(例えば接点5090の逆の移動が、逆の移動閾値を超える、又は動作を中止する閾値位置を通り越して動く)。接点5090が逆転基準を満たしたとき、デバイスは、触知出力5106(例えばインジケータ5016−a及び波形5036−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.55)を生み出し、接点が動作中止閾値位置を通り越して動いたことを示す。加えて、デバイスは、アーカイブコンテンツアフォーダンス5060が接点5090の移動方向に急に縮小し(例えば接点の移動及び/又はアーカイブコンテンツアフォーダンス5060のこれまでの移動より速く動き)、フラグコンテンツアフォーダンス5058及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060が再表示されるのを示すアニメーションを表示する。いくつかの実施形態では、接点5090は、矢印5108によって示されるように、eメール要約項目5008に沿って動き続ける。
【0281】
図5ANでは、
図5AMに関して上に述べたように、逆の移動閾値を超える距離を逆に動いた後(例えば、接点5090が、動作を中止する閾値位置を通り越して逆の方向に動いた後)、タッチスクリーン112からの接点5090のリフトオフに応答して、eメール要約5008、アフォーダンス5056、5058及び5060は解放される。第3のeメール要約5008に対応するeメールの状態は、アーカイブされていないものとして残る。
図5AO〜
図5APでは、コンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060は、ユーザインターフェース5002の右縁部に向かって「後退」し続ける(例えば、コンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060のサイズは小さくなる)。
図5APでは、第3のeメール要約5008は、(例えばアーカイブされていないままで)ユーザインターフェース5002のeメール要約のリストに表示されている。
【0282】
図5AQ〜
図5AXは、コンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060の表示を見せ、その表示を保って、(例えば移動閾値基準が満たされていないので)触知出力を生成せずに、これらのアフォーダンスのうちの1つで選択入力を受けることを可能にするプロセスを示す。
【0283】
図5AQでは、デバイスは、タッチスクリーン112での接点5110のタッチダウンなどの、eメール要約項目5008への入力を検出する。接点5110は、矢印5112によって示されるように、eメール要約項目5008に沿って動く。
【0284】
図5ARでは、接点5110は、矢印5112によって示される経路に沿って動いている。接点5110が、矢印5112によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5008は、接点5110の移動に応答して、例えば矢印5112によって示される経路に沿って動き、(例えばユーザインターフェース5002の右縁部から)コンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060を徐々に見せる。接点5110は、矢印5114によって示されるように、eメール要約項目5008に沿って動き続ける。
【0285】
図5ASでは、接点5110は、矢印5114によって示される経路に沿って動いている。接点5110が、矢印5114によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目5008は、接点5110の移動に応答して動き続け、引き続きコンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060を徐々に見せる。接点5110は、矢印5116によって示されるように、eメール要約項目5008に沿って動き続ける。
【0286】
図5ATでは、接点5110は、矢印5116によって示される経路に沿って動いて、タッチスクリーン112からリフトオフされている。接点5110の移動は、リフトオフの前に、移動閾値基準を満足させずに(例えば接点5110は、eメール要約項目5008に対応するeメールをアーカイブする移動閾値を超過する距離は動かなかった)、停止閾値基準を満足させた(例えば接点5110は、停止閾値距離、又はコンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060を停止させる位置を超過する距離を動いた)。タッチスクリーン112からの接点5110のリフトオフに応答して、コンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060は、「停止」される(例えばコンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060の表示が保たれる)。コンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060の表示が保たれるとき、コンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、又はアーカイブコンテンツアフォーダンス5060で受けられるその後の入力(例えばタップ入力)は、各アフォーダンスに関連付けられた動作を実行する。例えば、コンテンツメニューアフォーダンス5056で受けられるその後の入力に応答して、操作項目のメニューが表示され、フラグコンテンツアフォーダンス5058で受けられるその後の入力に応答して、eメール要約項目5008に対応するeメールの状態が、フラグが立てられた状態(又はフラグが立てられていない状態)に切り替えられ、アーカイブコンテンツアフォーダンス5060で受けられるその後の入力に応答して、eメール要約項目5008に対応するeメールが削除される。
【0287】
図5AUでは、デバイスは、フラグコンテンツアフォーダンス5058への、接点5118によるタップ入力などの入力を検出する。接点5118による入力に応答して、eメール要約項目5008に対応するeメールの状態は、フラグが立てられた状態に切り替えられる。
図5AV〜
図5AXに示されるように、接点5118のリフトオフに応答して、コンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060は、ユーザインターフェース5002の右縁部に向かって「後退」する(例えば、コンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060のサイズは小さくなる)。5AXに示されるように、フラグマーカ5120がeメール要約項目5008に表示されて、eメール要約項目5008に対応するeメールが、フラグが立てられた状態であることを示す。
【0288】
図5AY〜
図5BIは、ある入力の第1の部(例えば押圧入力)に応答して、eメール要約項目5008に対応するeメールのプレビューを表示し、この入力の第2の部に応答して、eメールの既読/未読状態を変更するプロセスを示す。デバイスは、プロセス中、プレビューを表示する閾値が満たされたとき、及びeメールの既読/未読状態の変更をトリガする閾値が満たされたとき、視覚フィードバックを表示するのと共に、触知出力を生成する。
【0289】
図5AYは、eメール要約項目5004、eメール要約項目5008、及び第4のeメール要約項目5009を含むeメール要約項目のリストを表示する。
図5AYでは、eメール要約項目5008は、未読メールインジケータ5020を含む。
【0290】
図5AZでは、デバイスは、タッチスクリーン112での接点5122のタッチダウンなどの、eメール要約項目5008への入力を検出する。第3のeメール要約項目5008は、視覚的に識別されて(例えば図に示すようにハイライトされて)、eメール要約項目5008が選択されていることを示し、かつ/又は選択されていない第1のeメール要約項目5004から、選択されているeメール要約項目5008を識別する。
【0291】
接点5122の特性強度は、
図5AZの強度レベルメータ5124に示されるように微小強度閾値IT
Hを下回るところから、
図5BAの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Hを上回り、弱押圧強度閾値IT
Lを下回る特性強度まで上がる。
図5BAに示されるように、接点5122の特性強度がIT
Hを上回って上がるとき、選択されているeメール要約項目5008はぼやけずに示され、ユーザインターフェース5002の残りの部分の少なくとも一部はぼかされる。
【0292】
接点5122の特性強度は、
図5BAの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Hを上回り、IT
Lを下回るところから、
図5BBの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Lを上回るところまで上がる。接点5122の特性強度が、
図5BBに示されるようにIT
Lを上回って上がるとき、デバイスは、触知出力5126(例えばインジケータ5126−a及び波形5126−bによって示されるようにマイクロタップ(200Hz)、ゲイン:1.0)を生み出し、eメール要約5008に関連付けられたプレビューを表示する閾値強度が、この入力によって満たされていることを示す。加えて、デバイスは、eメール要約項目5008に対応するeメールのプレビュー5128を表示する。
【0293】
図5BCでは、プレビュー5128が表示される間(例えばプレビュー5128が接点5122の下に表示さる間)、接点5122は、矢印5130によって示される経路に沿って動く。
【0294】
図5BDでは、接点5122は、矢印5130によって示される経路に沿って動いている。接点5122が、矢印5130によって示される経路に沿って動くにつれて、プレビュー5128は、接点5122の移動に応答して動き続け、(例えばプレビュー5128の下から)コンテンツマーキングインジケータ5132を徐々に見せる。接点5122は、矢印5134によって示されるように、プレビュー5128上の経路に沿って動き続ける。
【0295】
図5BEでは、接点5122は、矢印5134によって示される経路に沿って動いている。接点5122が、矢印5134によって示される経路に沿って動くにつれて、プレビュー5128は、接点5122の移動に応答して動き続け、引き続きコンテンツマーキングインジケータ5132を見せる。接点5122は、矢印5136によって示されるように、プレビュー5128上の経路に沿って動き続ける。
【0296】
図5BFでは、接点5122は、矢印5136によって示される経路に沿って動いている。接点5122が矢印5136によって示される経路に沿って動くにつれて、接点5122の移動は、移動閾値基準を満たして(例えば、接点5122が移動閾値を超える距離を動いて、又は閾値位置を通り越して動いて)、eメール項目の既読/未読状態を変更する動作をトリガする。接点5122の移動が移動閾値基準を満たしたとき、デバイスは、触知出力5138(例えばインジケータ5138−a及び波形5138−bによって示されるようにミニタップ(270Hz)、ゲイン:1.0)を生み出し、移動閾値基準が満たされていることを示す。加えて、デバイスは、コンテンツマーキングインジケータ5132の外観を変更して(例えばコンテンツマーキングインジケータ5132の配色が反転されて)、接点のリフトオフに際して、eメール要約項目5008に対応するeメールの状態が、「未読」から「既読」に変わることになるのを示す。
【0297】
図5BGでは、接点5122の移動が、
図5BFに関して上に述べたように移動閾値基準を満たしたとき、タッチスクリーン112からの接点5122のリフトオフに応答して、プレビュー5128が解放される。
図5BG〜
図5BIでは、プレビュー5128の表示は、eメール要約項目のリストで置き換えられる(例えば、プレビュー5128は、ユーザインターフェース5002においてプレビュー5128がもう見えなくなるまで右にスライドし続け、eメール要約項目のリストが再表示される)。
【0298】
図5BIでは、未読メールインジケータ5020は、第3のeメール要約5008にはもう表示されていない。
【0299】
図5BJ〜
図5BRは、ある入力の第1の部(例えば押圧入力)に応答して、eメール要約項目5008に対応するeメールのプレビューを表示し、この入力の第2の部に応答して、eメールの既読/未読状態を変更するプロセスを示す。デバイスは、プロセス中、プレビューを表示する閾値が満たされたとき、及びeメールの既読/未読状態の変更をトリガする閾値が満たされたとき、視覚フィードバックを表示するのと共に、触知出力を生成する。
【0300】
図5BJでは、デバイスは、タッチスクリーン112での接点5140のタッチダウンなどの、eメール要約項目5008への入力を検出する。接点5140の特性強度は、
図5BJの強度レベルメータ5124に示されるように微小強度閾値IT
Hを下回るところから、
図5BKの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Hを上回り、弱押圧強度閾値IT
Lを下回る特性強度まで上がる。
図5BKに示されるように、接点5140の特性強度がIT
Hを上回って上がるとき、選択されているeメール要約項目5008はぼやけずに示され、ユーザインターフェース5002の残りの部分の少なくとも一部はぼかされる。
【0301】
接点5140の特性強度は、
図5BKの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Hを上回りIT
Lを下回るところから、
図5BLの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Lを上回るところまで上がる。接点5140の特性強度が、
図5BLに示されるようにIT
Lを上回って上がるとき、デバイスは、触知出力5142(例えばインジケータ5142−a及び波形5142−bによって示されるようにマイクロタップ(200Hz)、ゲイン:1.0)を生み出し、デバイスは、eメール要約項目5008に対応するeメールのプレビュー5128を表示する。接点5140は、矢印5144によって示されるように、プレビューパネル5128上の経路に沿って動く。
【0302】
図5BMでは、プレビュー5128が表示される間、接点5140は、矢印5144によって示されるように、プレビュー5128上の経路に沿って動く。
【0303】
図5BNでは、接点5140は、矢印5144によって示される経路に沿って動いている。接点5140が、矢印5144によって示される経路に沿って動くにつれて、プレビュー5128は、接点5140の移動に応答して動き、(例えばプレビュー5128の下から)コンテンツマーキングインジケータ5132を徐々に見せる。接点5140は、矢印5146によって示されるように、プレビュー5128上の経路に沿って動き続ける。
【0304】
図5BOでは、接点5140は、矢印5146によって示される経路に沿って動いている。接点5140が矢印5146によって示される経路に沿って動くにつれて、接点5140の移動は、移動閾値基準を満たして(例えば、接点5140が移動閾値を超える距離を動いて、又はユーザインターフェースでの閾値位置を通り越して動いて)、eメールの既読/未読状態を変更するための動作をトリガする。接点5140の移動が移動閾値基準を満たしたとき、デバイスは、触知出力5148(例えばインジケータ5148−a及び波形5148−bによって示されるようにミニタップ(270Hz)、ゲイン:1.0)を生み出し、eメール要約5008に対応するプレビューを表示する閾値が満たされていることを示す。加えて、デバイスは、コンテンツマーキングインジケータ5132の外観を変更して(例えばコンテンツマーキングインジケータ5132の配色が反転されて)、リフトオフに際して、eメール要約項目5008に対応するeメールの状態が、「既読」から「未読」に変わることになるのを示す。
【0305】
図5BPでは、接点5140の移動が、
図5BOに関して上に述べたように移動閾値基準を満たしたとき、タッチスクリーン112からの接点5140のリフトオフに応答して、プレビュー5128は解放される。
図5BP〜
図5BSでは、プレビュー5128の表示は、eメール要約項目のリストで置き換えられる(例えば、プレビュー5128は、
図5BQに示されるように、ユーザインターフェース5002においてプレビュー5128がもう見えなくなるまで右にスライドし続け、
図5BRに示されるように、eメール要約項目のリストが再表示される)。
【0306】
図5BRでは、未読メールインジケータ5020が、第3のeメール要約5008に表示されている。
【0307】
図5BS〜
図5CAは、ある入力の第1の部(例えば押圧入力)に応答して、eメール要約項目5008に対応するeメールのプレビューを表示し、この入力の第2の部に応答して、eメールをアーカイブするプロセスを示す。デバイスは、プロセス中、プレビューを表示する閾値が満たされたとき、及びeメールをアーカイブする動作をトリガする閾値が満たされたとき、視覚フィードバックを表示するのと共に触知出力を生成する。
【0308】
図5BSでは、デバイスは、タッチスクリーン112での接点5150のタッチダウンなどの、eメール要約項目5008への入力を検出する。接点5150の特性強度は、
図5BSの強度レベルメータ5124に示されるように微小強度閾値IT
Hを下回るところから、
図5BTの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Hを上回り、弱押圧強度閾値IT
Lを下回る特性強度まで上がる。接点5150の特性強度が、
図5BTに示されるようにIT
Hを上回って上がるとき、選択されているeメール要約項目5008はぼやけずに示され、ユーザインターフェース5002の残りの部分の少なくとも一部はぼかされる。
【0309】
接点5150の特性強度は、
図5BTの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Hを上回り、IT
Lを下回るところから、
図5BUの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Lを上回るところまで上がる。接点5150の特性強度が、
図5BUに示されるようにIT
Lを上回って上がるとき、デバイスは、触知出力5152(例えばインジケータ5152−a及び波形5152−bによって示されるようにマイクロタップ(200Hz)、ゲイン:1.0)を生み出し、デバイスは、eメール要約項目5008に対応するeメールのプレビュー5128を表示する。プレビュー5128が表示される間、接点5150は、矢印5157によって示される経路に沿って動く。
【0310】
図5BVでは、プレビュー5128が表示される間、接点5150は、矢印5154によって示されるように、プレビュー5128上の経路に沿って動く。
【0311】
図5BWでは、接点5150は、矢印5154によって示される経路に沿って動いている。接点5150が、矢印5154によって示される経路に沿って動くにつれて、プレビュー5128は、接点5150の移動に応答して、例えば矢印5154によって示される経路に沿って動き、(例えばプレビュー5128の下から)アーカイブインジケータ5132を徐々に見せる。接点5150は、矢印5158によって示されるように、プレビュー5128上の経路に沿って動き続ける。
【0312】
図5BXでは、接点5150は、矢印5158によって示される経路に沿って動いている。接点5150が、矢印5158によって示される経路に沿って動くにつれて、プレビュー5128は、接点5150の移動に応答して、例えば矢印5158によって示される経路に沿って動き続け、引き続きアーカイブインジケータ5156を見せる。接点5150は、矢印5160によって示されるように、プレビュー5128上の経路に沿って動き続ける。
【0313】
図5BYでは、接点5150は、矢印5160によって示される経路に沿って動いている。接点5150が、矢印5160によって示される経路に沿って動くにつれて、接点5150の移動は、移動閾値基準を満たす(例えば、接点5150が移動閾値を超える距離を動く、又はユーザインターフェースの閾値位置を通り越して動く)。接点5150の移動が移動閾値基準を満たしたとき、デバイスは、触知出力5162(例えばインジケータ5162−a及び波形5162−bによって示されるようにミニタップ(270Hz)、ゲイン:1.0)を生み出す。加えて、デバイスは、アーカイブインジケータ5156の外観を変更して(例えばアーカイブインジケータ5132の配色が反転されて)、接点5150のリフトオフに際して、eメール要約項目5008に対応するeメールが、アーカイブされることになるのを示す。
【0314】
図5BZでは、接点5150の移動が、
図5BYに関して上に述べたように移動閾値基準を満たしたとき、タッチスクリーン112からの接点5150のリフトオフに応答して、プレビュー5128が解放される。
図5BZ〜
図5CAでは、プレビュー5128の表示は、eメール要約項目のリストで置き換えられる(例えば、プレビュー5128は、
図5BZに示されるように、ユーザインターフェース5002においてプレビュー5128がもう見えなくなるまで右にスライドし続ける)。
図5CA〜
図5CCでは、eメール要約項目のリストは、アニメーション化されて、eメール要約項目5008の元の場所の、徐々に閉じる隙間を示し、eメール要約項目5008がアーカイブされたことを示す。
図5CBでは、eメール要約項目5004は、第4のeメール要約項目5009のすぐ隣に位置付けられる。
【0315】
図5CC〜
図5CMは、ある入力の第1の部(例えば押圧入力)に応答して、eメール要約項目5004に対応するeメールのプレビューを表示し、この入力の第2の部(例えば第1の方向へのドラッグ入力)に応答して、動作トリガ閾値を満たし、その後に、この入力の第3の部(例えば第2の方向へのドラッグ入力)に応答して、動作中止閾値を満たすプロセスを示す。デバイスは、プロセス中、プレビューを表示する閾値が満たされたとき、eメールの既読/未読状態を変更する動作をトリガする閾値が満たされたとき、及びeメールの既読/未読状態を変更する動作を中止する閾値が満たされたとき、視覚フィードバックを表示するのと共に触知出力を生成する。
【0316】
図5CCでは、デバイスは、タッチスクリーン112での接点5164のタッチダウンなどの、eメール要約項目5004への入力を検出する。
【0317】
接点5164の特性強度は、
図5CCの強度レベルメータ5124に示されるように微小強度閾値IT
Hを下回るところから、
図5CDの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Hを上回り、弱押圧強度閾値IT
Lを下回る特性強度まで上がる。接点5164の特性強度が、
図5CDに示されるようにIT
Hを上回って上がるとき、選択されているeメール要約項目5004はぼやけずに示され、ユーザインターフェース5002の残りの部分の少なくとも一部はぼかされる。
【0318】
接点5164の特性強度は、
図5CDの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Hを上回り、IT
Lを下回るところから、
図5CEの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Lを上回るところまで上がる。接点5164の特性強度が、
図5CEに示されるようにIT
Lを上回って上がるとき、デバイスは、触知出力5166(例えばインジケータ5166−a及び波形5166−bによって示されるようにマイクロタップ(200Hz)、ゲイン:1.0)を生み出し、デバイスは、eメール要約項目5004に対応するeメールのプレビュー5129を表示する。
【0319】
図5CFでは、プレビュー5129が表示される間、接点5164は、矢印5168によって示されるように、プレビュー5129上の経路に沿って動く。
【0320】
図5CGでは、接点5164は、矢印5168によって示される経路に沿って動いている。接点5164が、矢印5168によって示される経路に沿って動くにつれて、プレビュー5129は、接点5164の移動に応答して動き、(例えばプレビューパネル5128の下から)コンテンツマーキングインジケータ5132を徐々に見せる。接点5164は、矢印5170によって示されるように、プレビュー5129上の経路に沿って動き続ける。
【0321】
図5CHでは、接点5164は、矢印5170によって示される経路に沿って動いている。接点5164が矢印5170によって示される経路に沿って動くにつれて、接点5164の移動は、移動閾値基準を満たす(例えば、接点5164が移動閾値を超える距離を動く、又はユーザインターフェースの閾値位置を通り越して動く)。接点5164の移動が移動閾値基準を満たしたとき、デバイスは、触知出力5172(例えばインジケータ5172−a及び波形5172−bによって示されるようにミニタップ(270Hz)、ゲイン:1.0)を生み出し、eメールの既読/未読状態の変更をトリガする移動閾値基準が満たされていることを示す。加えて、デバイスは、コンテンツマーキングインジケータ5132の外観を変更して(例えばコンテンツマーキングインジケータ5132の配色が反転されて)、接点のリフトオフに際して、eメール要約項目5004に対応するeメールの状態が、「未読」から「既読」に変わることになるのを示す。接点5164は、矢印5174によって示されるように、プレビュー5129上の経路に沿って動き続ける。
【0322】
図5CIでは、接点5164の移動が、
図5CHに関して上に述べたように移動閾値基準を満たしているとき、接点5164は、方向を逆にし、矢印5176によって示される経路に沿って動く。
【0323】
図5CJでは、接点5164は、矢印5176によって示される経路に沿って動いている。接点5164が、矢印5176によって示される経路に沿って動くにつれて、プレビュー5129は、接点5164の移動に応答して動く。接点5164は、矢印5178によって示されるように、プレビュー5128上の経路に沿って動き続ける。
【0324】
図5CKでは、接点5164は、矢印5178によって示される経路に沿って動いている。接点5164が、矢印5178によって示される経路に沿って動くにつれて、接点5164の移動は、逆転基準を満たす(例えば、接点5164の逆の移動が、逆の移動閾値を超える、又はユーザインターフェースの閾値位置を通過する)。接点5164の移動が逆転基準を満たしたとき、デバイスは、触知出力5180(例えばインジケータ5180−a及び波形5180−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.55)を提供して、eメールの既読/未読状態を変更する動作を中止する閾値が満たされたことを示す。加えて、デバイスは、コンテンツマーキングインジケータ5132の外観を変更して(例えばコンテンツマーキングインジケータ5132の配色が反転されて)、接点5164のリフトオフに際して、eメールの状態(例えば「既読」又は「未読」)が変更されないことを示す。
【0325】
図5CLでは、接点5164の移動が、
図5CKに関して上に述べた逆転基準を満たしたとき、タッチスクリーン112からの接点5164のリフトオフに応答して、プレビュー5129が解放される。
図5CL〜
図5CMでは、プレビュー5129の表示は、eメール要約項目のリストで置き換えられる(例えば、プレビュー5129は、ユーザインターフェース5002においてプレビュー5129がもう見えなくなるまで左にスライドし続け、eメール要約項目のリストが再表示される)。
【0326】
図5CMでは、第1のeメール要約5004において、未読メールインジケータ5020の表示が保たれている。
【0327】
図5CN〜
図5CYは、ある入力の第1の部(例えば押圧入力)に応答して、eメール要約項目5004に対応するeメールのプレビューを表示し、この入力の第2の部(例えば第1の方向へのドラッグ入力)に応答して、動作トリガ閾値を満たし、その後に、この入力の第3の部(例えば第2の方向へのドラッグ入力)に応答して、動作中止閾値を満たすプロセスを示す。デバイスは、プロセス中、プレビューを表示する閾値が満たされたとき、eメールをアーカイブする動作をトリガする閾値が満たされたとき、及びeメールをアーカイブする動作を中止する閾値が満たされたとき、視覚フィードバックを表示するのと共に、触知出力を生成する。
【0328】
図5CNでは、デバイスは、タッチスクリーン112での接点5180のタッチダウンなどの、eメール要約項目5004への入力を検出する。
【0329】
接点5180の特性強度は、
図5CNの強度レベルメータ5124に示されるように微小強度閾値IT
Hを下回るところから、
図5COの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Hを上回り、弱押圧強度閾値IT
Lを下回る特性強度まで上がる。接点5180の特性強度が、
図5COに示されるようにIT
Hを上回って上がるとき、選択されているeメール要約項目5004はぼやけずに示され、ユーザインターフェース5002の残りの部分の少なくとも一部はぼかされる。
【0330】
接点5180の特性強度は、
図5COの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Hを上回り、IT
Lを下回るところから、
図5CPの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Lを上回るところまで上がる。接点5180の特性強度が、
図5CPに示されるようにIT
Lを上回って上がるとき、デバイスは、触知出力5182(例えばインジケータ5182−a及び波形5182−bによって示されるようにマイクロタップ(200Hz)、ゲイン:1.0)を生み出し、eメール要約項目5004に対応するeメールのプレビューを表示する閾値が満たされていることを示す。加えて、デバイスは、eメール要約項目5004に対応するプレビュー5129を表示する。
【0331】
図5CQでは、プレビュー5129が表示される間、接点5180は、矢印5184によって示されるように、プレビュー5129上の経路に沿って動く。
【0332】
図5CRでは、接点5180は、矢印5184によって示される経路に沿って動いている。接点5180が、矢印5184によって示される経路に沿って動くにつれて、プレビュー5129は、接点5184の移動に応答して動き、(例えばプレビュー5129の下から)アーカイブインジケータ5156を徐々に見せる。接点5180は、矢印5186によって示されるように、プレビュー5129上の経路に沿って動き続ける。
【0333】
図5CSでは、接点5180は、矢印5186によって示される経路に沿って動いている。接点5180が、矢印5186によって示される経路に沿って動くにつれて、プレビュー5129は、接点5186の移動に応答して動き続け、引き続き(例えばプレビュー5129の下から)アーカイブインジケータ5156を見せる。接点5180は、矢印5188によって示されるように、プレビュー5129上の経路に沿って動き続ける。
【0334】
図5CTでは、接点5180は、矢印5188によって示される経路に沿って動いている。接点5180が、矢印5188によって示される経路に沿って動くにつれて、接点5180の移動は、移動閾値基準を満たす(例えば、接点5180が移動閾値を超える距離を動く、又はユーザインターフェースの閾値位置を通り越して動く)。接点5180の移動が移動閾値基準を満たしたとき、デバイスは、触知出力5190(例えばインジケータ5190−a及び波形5190−bによって示されるようにミニタップ(270Hz)、ゲイン:1.0)を生み出し、アーカイブ動作をトリガする閾値が満たされていることを示す。加えて、デバイスは、アーカイブインジケータ5156の外観を変更して(例えばアーカイブインジケータ5156の配色が反転されて)、接点のリフトオフに際して、eメール要約項目5004に対応するeメールがアーカイブされることになるのを示す。接点5180は、矢印5192によって示されるように、プレビュー5129上の経路に沿って動き続ける。
【0335】
図5CUでは、接点5180の移動が、
図5CTに関して上に述べたように移動閾値基準を満たしているとき、接点5180は、矢印5194によって示されるように、方向を逆にし、プレビュー5129上の経路に沿って動く。
【0336】
図5CVでは、接点5180は、矢印5194によって示される経路に沿って動いている。接点5180が、矢印5194によって示される経路に沿って動くにつれて、プレビュー5129は、接点5180の移動に応答して動く。接点5180は、矢印5196によって示されるように、プレビュー5129上の経路に沿って動き続ける。
【0337】
図5CWでは、接点5180は、矢印5196によって示される経路に沿って動いている。接点5180が、矢印5196によって示される経路に沿って動くにつれて、接点5180の移動は、逆転基準を満たす(例えば、接点5180の逆の移動が逆の移動閾値を超える、又はユーザインターフェースの閾値位置を越える)。接点5180の移動が逆転基準を満たしたとき、デバイスは、触知出力5198(例えばインジケータ5198−a及び波形5198−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.55)を提供し、アーカイブ動作を中止する閾値が満たされていることを示す。加えて、デバイスは、アーカイブインジケータ5156の外観を変更して(例えばアーカイブインジケータ5156の配色が反転されて)、eメールが、接点5180のリフトオフに際してアーカイブされないことを示す。
【0338】
図5CXでは、接点5180の移動が、
図5CWに関して上に述べた逆転基準を満たしているとき、タッチスクリーン112からの接点5180のリフトオフに応答して、プレビュー5129は解放される。
図5CX〜
図5CYでは、プレビュー5129の表示は、eメール要約項目のリストで置き換えられる(例えば、プレビュー5129は、ユーザインターフェース5002においてプレビュー5129がもう見えなくなるまで右にスライドし続け、eメール要約項目のリストが再表示される)。
【0339】
図5CZ〜
図5DDは、ある入力の第1の部(例えば弱押圧強度閾値IT
Lを満たす押圧入力)に応答して、eメール要約項目5200に対応するeメールのプレビューを表示し、この入力の第2の部(例えば強押圧強度閾値IT
Dを満たす強押圧入力)に応答して、そのeメールを表示するプロセスを示す。デバイスは、プロセス中、プレビューを表示する閾値が満たされたとき、プレビューを表示するのと共に、触知出力を生成し、eメールを表示する閾値が満たされたとき、eメールの内容を表示するのと共に、触知出力を生成する。
【0340】
図5CZでは、eメール要約5200を含むeメール要約のリストが、ユーザインターフェース5002に表示される。
【0341】
図5DAでは、デバイスは、タッチスクリーン112での接点5202のタッチダウンなどの、eメール要約項目5200への入力を検出する。
【0342】
接点5202の特性強度は、
図5DAの強度レベルメータ5124に示されるように微小強度閾値IT
Hを下回るところから、
図5DBの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Hを上回り、弱押圧強度閾値IT
Lを下回る特性強度まで上がる。接点5202の特性強度が、
図5DBに示されるようにIT
Hを上回って上がるとき、eメール要約項目5200はぼやけずに示され、ユーザインターフェース5002の残りの部分の少なくとも一部はぼかされる。
【0343】
接点5202の特性強度は、
図5DBの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Hを上回り、IT
Lを下回るところから、
図5DCの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Lを上回るところまで上がる。接点5202の特性強度が、
図5DCに示されるようにIT
Lを上回って上がるとき、デバイスは、触知出力5204(例えばインジケータ5204−a及び波形5204−bによって示されるようにマイクロタップ(200Hz)、ゲイン:1.0)を生み出し、デバイスは、eメール要約項目5200に対応するeメールのプレビュー5131を表示する。
【0344】
接点5202の特性強度は、
図5DCの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Lを上回り、IT
Dを下回るところから、
図5DDの強度レベルメータ5124に示されるようにIT
Dを上回るところまで上がる。接点5202の特性強度が、
図5DDに示されるようにIT
Dを上回って上がるとき、デバイスは、触知出力5205(例えばインジケータ5205−a及び波形5205−bによって示されるようにフルタップ(150Hz)、ゲイン:1.0)を生み出し、デバイスは、プレビュー5131を表示するのを中止して、eメール要約項目5200に対応するeメール5201を表示する。
【0345】
図5DE〜
図5DKは、ユーザインターフェースの閾値位置を通過する接点によるドラッグ入力に応答して、触知出力を提供するプロセスを示す。eメール要約項目のリストを更新する閾値に到達しており、(例えば入力の終了に際して、又は閾値位置の横断に際して)eメールリストが更新されることになることを視覚的に示すのと共に、触知出力が提供される。
【0346】
図5DEでは、デバイスは、タッチスクリーン112での接点5206による下方へのスワイプジェスチャなどの、ユーザインターフェース5002のeメール要約項目のリストへの入力を検出する。ユーザインターフェース5002のeメール要約項目のリストは、eメール要約項目5208、eメール要約項目5210、及びeメール要約項目5212を含む。eメール要約項目のリストは、スレッド情報5214などの追加情報を含んでもよい。eメール要約項目のリストの現在の状態(例えば「アップデート:たった今」)は、状態インジケータフィールド5224に示される。接点5206は、矢印5216によって示されるように、eメール要約項目のリスト上の経路に沿って動く。
【0347】
図5DFでは、接点5206は、矢印5216によって示される経路に沿って動いている。接点5206が、矢印5216によって示される経路に沿って動くにつれて、eメール要約項目のリストは、接点5206の移動に応答して動き(例えば、eメール要約項目のリストが、下方へのスワイプジェスチャに応答して下方に動き)、進度インジケータ5218を見せる。進度インジケータ5218は、例えば、接点5206の移動が、リストを更新する移動閾値基準(例えばユーザインターフェースの閾値位置を通り越す移動)を満たすかどうか、かつ/又は新たに受信したeメールをダウンロード及び提示するための更新プロセスが進行中であるかどうかを示す。例えば、接点5206の移動が移動閾値基準を満たしたとき、5DGに示されるように、進度インジケータスポークの完全なリングが表示される。接点5206は、矢印5222によって示されるように、eメール要約項目のリスト上の経路に沿って動き続ける。
【0348】
図5DGでは、接点5206は、矢印5222によって示される経路に沿って動いている。接点5206が、矢印5222によって示される経路に沿って動くにつれて、接点5206の移動は、移動閾値基準を満たす(例えば、接点5206が移動閾値を超える距離を動く、又はユーザインターフェースの閾値位置を通り越して動く)。接点5206の移動が移動閾値基準を満たしたとき、デバイスは、触知出力5226(例えばインジケータ5226−a及び波形5226−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.6)を生み出し、(例えば直近で受信したeメールを確認するための)コンテンツ更新プロセスを開始する。いくつかの実施形態では、状態インジケータフィールド5224に示される状態は、コンテンツ更新プロセスが開始されたことを示すためにアップデートされる(例えば「メールをチェック中」)。
【0349】
図5DHでは、接点5206の移動が、
図5DGに関して上に述べた移動閾値基準を満たしたとき、タッチスクリーン112からの接点5206のリフトオフに応答して、
図5DH〜DKに示されるようにeメール要約項目のリストは解放され、その初期位置へと徐々に戻る(例えば上方へ動く)。
図5DIでは、状態インジケータフィールド5224は、アップデートされて、新しいeメールがダウンロードされていることを示す。
図5DJでは、ダウンロードされた、直近で受信したeメールに対応するeメール要約項目5228が、eメール要約リストに示される。
図5DKでは、eメール要約リストは、新しいeメール要約項目5228を含めてその元の位置に戻り、状態インジケータフィールド5224はアップデートされて、eメール要約リストがアップデートされたことを示す(例えば「アップデート:たった今」)。
【0350】
図6A〜
図6Xは、インデックスが付けられたコンテンツを自由に移動する間、異なるインデックスに対応するコンテンツ同士の間での切り替えに対応する触知出力を提供する、ユーザインターフェースの例を示す。これらの図のユーザインターフェースを使用して、
図22A〜
図22Eのプロセスを含めた、以下に記述するプロセスが説明される。説明の便宜上、実施形態のうちのいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイスで実行される動作を参照して述べられることになる。このような実施形態では、フォーカスセレクタは、任意選択的に:それぞれの指若しくはスタイラスの接点、指若しくはスタイラスの接点に対応する代表点(例えば、各接点に関連付けられた各接点若しくは点の重心)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112で検出される2つ以上の接点の重心である。しかし、任意選択的に、ディスプレイ450及び個別のタッチ感知面451を有するデバイスで、図に示されるユーザインターフェースをフォーカスセレクタと共にディスプレイ450に表示しながら、タッチ感知面451で接点を検出するのに応答して、類似の動作が実行される。
【0351】
図6Aは、アドレス帳の、インデックスが付けられた名前のリスト(例えば連絡先)を自由に移動するためのユーザインターフェース6002を示す。ユーザインターフェース6002は、インデックススクラバ6004及び名前リスト6006を含む。名前リスト6006の名前エントリは、名前の識別情報の中の文字に従って、グループに分類される。名前リスト6006は、名前6008、名前6010、名前6012、及び名前6014を含む「A」グループの名前(例えば文字「A」で始まる名前)と、名前6016及び名前6018を含む「B」グループの名前(例えば文字「B」で始まる名前)と、名前6022及び名前6018を含む「C」グループの名前(例えば文字「C」で始まる名前)とを含む。名前リスト6006は、グループと互いに隣り合って(例えば先行して)位置付けられるグループインデックスを含む。例えば、「A」グループの名前には、「A」グループインデックス6022が先に付き、「B」グループの名前には、「B」グループインデックス6024が先に付き、「C」グループの名前には、「C」グループインデックス6026が先に付く。インデックススクラバ6004は、名前リスト6006の、全てのグループインデックスの一覧を含む(いくつかの実施形態では、グループインデックスのサブセットのみが表示される(例えば、中間にあるいくつかのグループインデックスは、インデックススクラバ6004の空間的な制約のために表示されない場合がある))。例えば、インデックススクラバ6004は、インデックス「A」のためのインデックスマーカ6028と、インデックス「B」のためのインデックスマーカ6030と、インデックス「C」のためのインデックスマーカ6032とを含む。
【0352】
図6B〜
図6Hは、インデックススクラバ6004を使用した、名前リスト6006の名前エントリのグループ間を自由に移動するための入力を示す。
【0353】
図6B〜
図6Eは、インデックススクラバ6004に沿った、下方向への接点6034の移動を示す。
【0354】
図6Bでは、初期時間T=T
0において、デバイスは、タッチスクリーン112での接点6034のタッチダウンなどの入力を検出する。接点6034は、矢印6036によって示されるように、インデックス6004に沿って下方に動く。
【0355】
図6Cでは、時間T=T
0+t
1において、接点6034は、矢印6036によって示される経路に沿って、インデックススクラバ6004のインデックス値「A」についてのインデックスマーカ6028に対応する、タッチスクリーン112上の場所へと動いている。接点6034が、インデックススクラバ6004の、インデックス値「A」についてのインデックスマーカ6028の場所へと動いたとき、名前リスト6006は、「A」グループインデックス6022が、名前リスト6006が表示される領域の上縁部6040に位置付けられるようにディスプレイ上で偏移し、デバイスは、触知出力6038(例えばインジケータ6038−a及び波形6038−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.5)を生み出す。接点6034は、矢印6042によって示されるように、インデックス6004に沿って下方に動き続ける。
【0356】
図6Dでは、時間T=T
0+t
1+t
2において、接点6034は、矢印6042によって示される経路に沿って、インデックススクラバ6004のインデックス値「B」についてのインデックスマーカ6030の場所へと動いている。時間インターバルt
2は、閾値時間以上である。接点6034が、インデックススクラバ6004の、インデックス値「B」についてのインデックスマーカ6030の場所へと動いたとき、名前リスト6006は、「B」グループインデックス6024が、名前リスト6006が表示される領域の上縁部6040に位置付けられるようにディスプレイ上で偏移し、デバイスは、触知出力6044(例えばインジケータ6044−a及び波形6044−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.5)を生み出す。接点6034は、矢印6048によって示されるように、インデックス6004に沿って下方に動き続ける。
【0357】
この例では、インデックススクラバ6004に沿った接点6034の移動は、「低速」移動であり、この間、デバイスは、接点6034がインデックススクラバ6004に沿って次のインデックスマーカに到達する度に触知出力を提供する。いくつかの実施形態では、接点6034の移動が「高速」移動である(例えば、接点6034が、あるインデックスマーカからその後のインデックスマーカへと、閾値時間より短い時間インターバルで動く)とき、
図6I〜
図6Lに関して以下でより詳細に述べるように、デバイスは、接点6034がインデックススクラバ6004に沿って次のインデックスマーカに到達する度には触知出力を提供しない(例えばいくつかの触知出力は省略される)。
【0358】
図6Eでは、時間T=T
0+t
1+t
2+t
3において、接点6034は、矢印6048によって示される経路に沿って、インデックススクラバ6004のインデックス値「C」についてのインデックスマーカ6032の場所へと動いている。時間インターバルt
3は、
図6Dに関して上に述べた閾値時間以上である。接点6034が、インデックススクラバ6004のインデックス値「C」についてのインデックスマーカ6032の場所へと動いたとき、名前リスト6006は、「C」グループインデックス6026が、名前リスト6006が表示される領域の上縁部6040に位置付けられるようにディスプレイ上で偏移し、デバイスは、触知出力6050(例えばインジケータ6050−a波形6050−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.5)を生み出す。
【0359】
図6F〜
図6Hは、インデックススクラバ6004に沿った、上方向への接点6034の移動を示す。
【0360】
図6Fでは、時間T=T
0(
図6F〜
図6HにおけるT
0は、
図6B〜
図6EにおけるT
0とは異なる)において、接点6034は、インデックススクラバ6004のインデックスマーカ「C」についてのインデックスマーカ6032の場所にある。接点6034は、矢印6054によって示されるように、インデックス6004に沿って上方に動く。
【0361】
図6Gでは、時間T=T
0+t
4において、接点6034は、矢印6054によって示される経路に沿って、インデックススクラバ6004のインデックス値「B」についてのインデックスマーカ6030の場所へと動いている。時間インターバルt
4は、デバイスが最後の触知出力(例えば触知出力6050)を生成したときから、閾値時間以上である。接点6034が、インデックススクラバ6004のインデックスマーカ「B」についてのインデックスマーカ6030の場所へと動いたとき、名前リスト6006は、「B」グループインデックス6024が、名前リスト6006が表示される領域の上縁部6040に位置付けられるようにディスプレイ上で偏移し、デバイスは、触知出力6056(例えばインジケータ6056−a及び波形6056−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.5)を生み出す。接点6034は、矢印6060によって示されるように、インデックススクラバ6004に沿って上方へ動き続ける。
【0362】
図6Hでは、時間T=T
0+t
4+t
5において、接点6034は、矢印6060によって示される経路に沿って、インデックススクラバ6004のインデックス値「A」についてのインデックスマーカ6028の場所へと動いている。時間インターバルt
5は、
図6Dに関して上に述べた閾値時間以上である。接点6034が、インデックススクラバ6004のインデックス値「A」についてのインデックスマーカ6028の場所へと動いたとき、名前リスト6006は、「A」グループインデックス6022が、名前リスト6006が表示される領域の上縁部6040に位置付けられるようにディスプレイ上で偏移し、デバイスは、触知出力6062(例えばインジケータ6062−a及び波形6062−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.5)を生み出す。
【0363】
図6I〜
図6Lは、インデックススクラバ6004を使用した、名前リスト6006の名前エントリのグループ間を自由に移動するための(例えば「高速」移動を用いた)入力を示す。
【0364】
図6Iでは、初期時間T=T
0((
図6I〜
図6LにおけるT
0は、
図6B〜
図6E及び
図6F〜
図6HにおけるT
0とは異なる))において、デバイスは、タッチスクリーン112での接点6034のタッチダウンなどの入力を検出する。接点6034は、矢印6066によって示されるように、インデックススクラバ6004に沿って下方に動く。
【0365】
図6Jでは、時間T=T
0+t
6において、接点6034は、矢印6066によって示される経路に沿って、インデックススクラバ6004のインデックス値「B」についてのインデックスマーカ6030の場所へと動いている。時間Tは、デバイスが最後の触知出力(例えば触知出力6062)を生成して以来、閾値時間を超える。接点6034が、インデックススクラバ6004のインデックス値「B」についてのインデックスマーカ6028の場所へと動いたとき、名前リスト6006は、「B」グループインデックス6024が、名前リスト6006が表示される領域の上縁部6040に位置付けられるようにディスプレイ上で偏移し、デバイスは、触知出力6068(例えばインジケータ6068−a及び波形6068−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.5)を生み出す。接点6034は、矢印6072によって示されるように、インデックス6004に沿って下方に動き続ける。
【0366】
以下の例では、インデックススクラバ6004に沿った接点6034の移動は、「高速」移動(例えば
図6B〜
図6Hに関して述べられた「低速」移動よりも速い)であり、この間、デバイスは、接点6034が、インデックススクラバ6004に沿って次のインデックスマーカに到達する度には触知出力を提供しない(例えばいつかの触知出力は省略される)。
【0367】
図6Kでは、時間T=T
0+t
6+t
7において、接点6034は、矢印6072によって示される経路に沿って、インデックススクラバ6004のインデックス値「C」についてのインデックスマーカ6032の場所へと動いている。時間インターバルt
7は、
図6Dに関して上に述べた閾値時間未満である。接点6034が、インデックススクラバ6004のインデックス値「C」についてのインデックスマーカ6032の場所へと動いたとき、名前リスト6006は、「C」グループインデックス6026が、名前リスト6006が表示される領域の上縁部6040に位置付けられるようにディスプレイ上で偏移するが、デバイスは触知出力を生み出さない(例えば、接点の移動は「高速」移動であり、デバイスが最後の触知出力(例えば触知出力6068)を生成して以来、閾値時間は尽きていないので、触知出力は「省略」される。接点6034は、矢印6074によって示されるように、インデックス6004に沿って下方に動き続ける。
【0368】
図6Lでは、時間T=T
0+t
6+t
7+t
8において、接点6034は、矢印6074によって示される経路に沿って、インデックススクラバ6004のインデックス値「D」についてのインデックスマーカ6076の場所へと動いている。時間インターバルt
7+t
8は、
図6Dに関して上に述べた閾値時間よりも長い。言い換えれば、最後の触知出力(例えば触知出力6068)の生成以来、閾値時間は尽きている。接点6034が、インデックススクラバ6004のインデックス値「D」についてのインデックスマーカ6076の場所へと動いたとき、名前リスト6006は、「D」グループインデックス6079が、名前リスト6006が表示される領域の上縁部6040に位置付けられるようにディスプレイ上で偏移し、デバイスは、触知出力6078(例えばインジケータ6078−a及び波形6078−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.5)を生み出す。
【0369】
図6M〜
図6Zは、名前リスト6006の上をスワイプして、名前エントリのグループ間を自由に移動するプロセスを示す。触知出力は、各グループの名前がユーザインターフェースの閾値位置を通過するとき、任意選択的に生成される。
【0370】
図6Mでは、デバイスは、タッチスクリーン112上の名前リスト6006に対応する場所での、接点6082のタッチダウンなどの入力を検出する。接点6082は、矢印6084によって示されるように、名前リスト6006の中で下方に動く。
【0371】
図6Nでは、接点6082は、矢印6084によって示される経路に沿って動いている。名前リスト6006は、接点6082の移動に応答して動く(例えば、名前リスト6006は、名前リスト606が矢印6084によって示される経路に沿って動くように接点6082に「アタッチ」される)。名前リスト6006がスクロールし、その結果、「C」グループインデックス6026が、名前リスト6006が表示される領域の上縁部6040を越えて動いたとき、デバイスは、触知出力6090(例えばインジケータ6090−a及び波形6090−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.5)を生み出す。接点6082は、矢印6094によって示されるように、名前リスト6006の中で下方に動き続ける。
【0372】
図6Oでは、接点6082は、矢印6094によって示される経路に沿って動いている。名前リスト6006は、接点6094の移動に応答して動き、その結果、「B」グループインデックス6024が部分的に表示されるが、名前リスト6006が表示される領域の上縁部6040をまだ完全に横断していない。接点6082は、矢印6096によって示されるように、名前リスト6006の中で下方に動き続ける。
【0373】
図6Pでは、接点6082は、矢印6096によって示される経路に沿って動いている。名前リスト6006は、接点6082の移動に応答して動く。名前リスト6006がスクロールし、その結果、「B」グループインデックス6024が、名前リスト6006が表示される領域の上縁部6040を越えて動いたとき、デバイスは、触知出力6098(例えばインジケータ6098−a及び波形6098−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.5)を生み出す。接点6082は、矢印6102によって示されるように、名前リスト6006の中で下方に動き続ける。
【0374】
図6Q〜
図6Rでは、接点6082は、矢印6104及び矢印6106によって示されるように、名前リスト6006の中で下方に動く。名前リスト606は、接点6082の移動に応答して下方にスクロールし、「B」グループの名前を見せる。
【0375】
図6Sでは、接点6082は、矢印6106によって示される経路に沿って動いている。名前リスト6006は、接点6082の移動に応答して動き、その結果、「A」グループインデックス6022が部分的に表示されるが、名前リスト6006が表示される領域の上縁部6040をまだ完全に横断していない。接点6082は、矢印6108によって示されるように、名前リスト6006の中で下方に動き続ける。
【0376】
図6Tでは、接点6082は、矢印6108によって示される経路に沿って動いている。名前リスト6006は、接点6082の移動に応答して動く。名前リスト6006がスクロールし、その結果、「A」グループインデックス6022が、名前リスト606が表示される領域の上縁部6040を越えて動いたとき、デバイスは、触知出力6110(例えばインジケータ6110−a及び波形6110−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.5)を生み出す。接点6082は、矢印6114によって示されるように、名前リスト6006の中で下方に動き続ける。
【0377】
図6Uでは、接点6082は、矢印6114によって示される経路に沿って動いている。名前リスト6006は、接点6094の移動に応答して動き、「A」グループの名前を見せる。矢印6116によって示されるように、接点6082の移動は、方向を逆にし、接点6082は、名前リスト6006の中で上方に動く。
【0378】
図6Vでは、接点6082は、矢印6116によって示される経路に沿って動いている。名前リスト6006は、接点6082の移動に応答して動き、「D」グループから追加的な名前を見せる。接点6082は、矢印6118によって示されるように、名前リスト6006の中で上方に動き続ける。
【0379】
図6Wでは、接点6082は、矢印6118によって示される経路に沿って動いている。名前リスト6006は、接点6082の移動に応答して動き、その結果、「A」グループインデックス6022は、部分的に覆い隠されるが、名前リスト6006が表示される領域の上縁部6040をまだ完全に横断していない。接点6082は、矢印6120によって示されるように、名前リスト6006の中で上方に動き続ける。
【0380】
図6Xでは、接点6082は、矢印6120によって示される経路に沿って動いている。名前リスト6006は、接点6082の移動に応答して動く。名前リスト6006がスクロールし、その結果、「A」グループインデックス6022が、名前リスト6006が表示される領域の上縁部6040を越えて動いたとき、デバイスは、触知出力6122−a(例えばインジケータ6122−a及び波形6122−bによって示されるようにマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.5)を生み出す。
【0381】
図7A〜
図7Qは、いくつかの実施形態による可変レートスクラブ中、触知出力を提供する、ユーザインターフェースの例を示す。これらの図のユーザインターフェースを使用して、
図24A〜
図24Gのプロセスを含めた、以下に記述するプロセスが説明される。説明の便宜上、実施形態のうちのいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイスで実行される動作を参照して述べられることになる。このような実施形態では、フォーカスセレクタは、任意選択的に:それぞれの指若しくはスタイラスの接点、指若しくはスタイラスの接点に対応する代表点(例えば、各接点に関連付けられた各接点若しくは点の重心)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112で検出される2つ以上の接点の重心である。しかし、任意選択的に、ディスプレイ450及び個別のタッチ感知面451を有するデバイスで、図に示されるユーザインターフェースをフォーカスセレクタと共にディスプレイ450に表示しながら、タッチ感知面451で接点を検出するのに応答して、類似の動作が実行される。
【0382】
図7A〜
図7Dは、コンテンツプレーヤの中のコンテンツの、標準の再生スピードでの再生開始を示す。
【0383】
図7Aは、スライダコントロール704と、デバイスで再生されているコンテンツでの現在の位置を示す、スライダコントロールの中の調節可能な進度インジケータ706と、再生/一時停止アイコン714などの他のメディアコンテンツプレーヤコントロールとを含む、メディアコンテンツプレーヤ向けのユーザインターフェース702を表示する。
【0384】
図7Bでは、デバイスは、
図7C〜
図7Dに示されるように標準の再生スピードでのコンテンツの再生を開始する、接点716によるタップジェスチャなどの、再生/一時停止アイコン714への入力を検出する。
【0385】
図7E〜
図7Kは、進度インジケータ706を起点とし、スライダコントロール704を離れて境界708、境界710、及び境界712を越える、(例えばドラッグジェスチャでの)接点718の移動720を示す。いくつかの実施形態では、境界708、境界710、及び境界712は、ユーザインターフェース702において視覚的にマークされる。いくつかの実施形態では、境界708、境界710、及び境界712は、目に見えない境界である。いくつかの実施形態では、それぞれの境界は、境界が接点によって横断されるとき、任意選択的に短時間表示される。いくつかの実施形態では、境界は、スライダコントロール704の進度インジケータ706の位置を調節するための、異なるスクラブレートに対応するエリアを隔てる。いくつかの実施形態では、(進度インジケータ706を動かし始めた)接点718が境界708より上にある間、スライダコントロール704での進度インジケータ706の位置は、スライダコントロールに平行な、ディスプレイ上での接点718の移動の水平成分と同じ量だけ動く(いわゆる「フルスピードスクラブ」)。接点718が、境界708と境界710の間にある間、スライダコントロール704での進度インジケータ706の位置は、スライダコントロールに平行な、ディスプレイ上での接点718の移動の水平成分のうちのほんの一部の量(例えば1/2、言い換えると50%)だけ動く(いわゆる「1/2スピードスクラブ」)。接点718が、境界710と境界712の間にある間、スライダコントロール704での進度インジケータ706の位置は、スライダコントロールに平行な、ディスプレイ上での接点718の移動の水平成分のうちの更に小さい量(例えば1/4、言い換えると25%)だけ動く(いわゆる「1/4スピードスクラブ」)。接点718が境界712より下にある間、スライダコントロール704での進度インジケータ706の位置は、スライダコントロールに平行な、ディスプレイ上での接点718の移動の水平成分のうちの更に小さい量(例えば1/8、言い換えると12.5%)だけ動く(いわゆる「詳細スピードスクラブ」)。ここで使用される分数のスクラブレート(50%、25%及び12.5%)は、単なる例である。接点とスライダコントロールの間の垂直距離が伸びるにつれて連続的に遅くなる、異なるスクラブレートも使用され得る。
【0386】
デバイスは、触知出力(例えば中マイクロタップ(150Hz)、最大ゲイン:0.8、最小ゲイン:0.0)を提供して、ユーザがスクラブレートを調節し、進度インジケータ706の位置を素早く精密に調節するのを助ける。いくつかの実施形態では、接点718が境界708、境界710、及び境界712のそれぞれを横断するとき、触知出力がトリガされる。例えば、接点718が境界708を横断するとき、触知出力726(
図7G)が生み出され、接点718が境界710を横断するとき、触知出力728(
図7I)が生み出され、接点718が境界712を横断するとき、触知出力730(
図7K)が生み出される。これらの触知出力は、スクラブレートが変化しているというフィードバックをユーザに提供し、これが、ユーザが所望のスクラブレートを選択及び使用する助けとなる(例えば、最初はフルスピードスクラブを使用して進度インジケータを素早く動かし、次いでより低速のスクラブスピードを使用して、より精密に進度インジケータの位置を調節する)。
【0387】
いくつかの実施形態では、境界708、境界710、及び境界712の横断は、同時に起きるユーザへの視覚フィードバックの変更もトリガする。例えば、(例えば
図7E〜
図7Fのスクラブスピードインジケータ722−aによって示されるように)表示されているテキスト「フルスピードスクラブ」は、接点718が境界708を横断するとき、(例えば
図7Gのスクラブスピードインジケータ722−bによって示されるように)「1/2スピードスクラブ」に変わり、(例えば
図7G〜
図7Hのスクラブスピードインジケータ722−bによって示されるように)表示されているテキスト「1/2スピードスクラブ」は、接点718が境界710を横断するとき、(例えば
図7Iのスクラブスピードインジケータ722−cによって示されるように)「1/4スピードスクラブ」に変わり、(例えば
図7I〜
図7Jのスクラブスピードインジケータ722−cによって示されるように)表示されているテキスト「1/4スピードスクラブ」は、接点718が境界712を横断するとき、(例えば
図7Kのスクラブスピードインジケータ722−aによって示されるように)「詳細スピードスクラブ」に変わる。同時に起きる視覚フィードバックを提供することにより、スクラブレートが変化しているという、ユーザへの総合的なフィードバックが機能強化され、これは、ユーザが所望のスクラブレートを選択及び使用する助けとなる。
【0388】
図7L〜
図7Qは、まず境界712を越え、次いで境界710を越え、次いで境界708を越えてスライダコントロール704に向かって戻る、(例えば
図7E〜
図7Kでのドラッグジェスチャに続く)接点718の移動720を示す。いくつかの実施形態では、接点718が境界712、境界710、及び境界708のそれぞれを横断し、同時にスクラブレートを(例えば詳細スピードスクラブから1/4スピードスクラブ、1/2スピードスクラブ、次いでフルスピードスクラブへと)調節するとき、デバイスは触知出力を提供する。
【0389】
いくつかの実施形態では、所与の触知出力の特性は、接点718の移動の特性に依存する。いくつかの実施形態では、デバイスは、所与の境界(又は他の閾値)が横断される時点での、接点718の速度を決定する。いくつかの実施形態では、触知出力パターンは、境界が横断されるとき、接点の速度に従って調節される。いくつかの実施形態では、境界での接点の速度が増すにつれて、触知出力パターンの振幅に適用されるゲイン係数は増加する。例えば、
図7Gでは、境界708での接点718−cの移動720−cの速度は、中程度スピード閾値V
Mと高速スピード閾値V
Fの間であり、中程度のゲインが触知出力726に適用される(例えばマイクロタップ(150Hz)、ゲイン:0.5)。同じ触知出力パターンは、(例えば触知出力732に関して)
図7N、(例えば触知出力734に関して)
図7O、及び(例えば触知出力736に関して)
図7Pで起こる。これらの図において、境界横断時の接点718の移動720の速度は、V
MとV
Fの間であるからである。対照的に、
図7Iでは、境界710での接点718−eの移動720−eの速度は、高速スピード閾値V
Fを上回り、大きいゲインが触知出力728に適用される(例えばマイクロタップ(150Hz)、ゲイン:0.8)。反対に、
図7Kでは、境界712での接点718−gの移動720−gの速度は、中程度スピード閾値V
Mと低速スピード閾値V
0との間であり、小さいゲインが触知出力730に適用される(例えばマイクロタップ(150Hz)、ゲイン:0.3)。速度に従ったこのゲイン/振幅の増加により、接点の移動が敏速であるために普通であればユーザが気付かない可能性がある、ユーザへのフィードバックが大きくなる。いくつかの実施形態では、ゲイン係数は、境界(又は他の閾値)での接点の全体的な速度に従って増加する。いくつかの実施形態では、ゲイン係数は、境界(又は他の閾値)での接点の速度の垂直成分に従って増加する。
【0390】
図8A〜
図8N、
図9A〜
図9V、及び
図10A〜
図10Iは、いくつかの実施形態に従ってスライダコントロールについての触知出力を提供するユーザインターフェースの例を示す。これらの図のユーザインターフェースを使用して、
図26A〜
図26Eのプロセスを含めた、以下に記述するプロセスが説明される。説明の便宜上、実施形態のうちのいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイスで実行される動作を参照して述べられることになる。このような実施形態では、フォーカスセレクタは、任意選択的に:それぞれの指若しくはスタイラスの接点、指若しくはスタイラスの接点に対応する代表点(例えば、各接点に関連付けられた各接点若しくは点の重心)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112で検出される2つ以上の接点の重心である。しかし、任意選択的に、ディスプレイ450及び個別のタッチ感知面451を有するデバイスで、図に示されるユーザインターフェースをフォーカスセレクタと共にディスプレイ450に表示しながら、タッチ感知面451で接点を検出するのに応答して、類似の動作が実行される。
【0391】
図8A〜
図8Eは、ディスプレイ輝度用のスライダコントロールを最小輝度値までゆっくりと調節するのを示し、これは、最小輝度値での調節スピードがゆっくりとしているために、触知出力を生み出さない。
【0392】
図8Aは、ディスプレイの輝度を調節するスライダコントロール812を含めて複数のデバイスコントロールアフォーダンスを有するコントロールパネルを含む、ユーザインターフェース810を表示する。スライダコントロール812は、第1の値(例えば最小輝度)に対応する第1の端部816と、第2の値(例えば最大輝度)に対応する第2の端部818と、第1の値と第2の値の間の、値の(連続的な)範囲における現在の値を示す可動インジケータ814(例えばバブル、つまみ、又は他の可動アイコン)とを含む。
【0393】
図8B〜
図8Dでは、デバイスは、可動インジケータ814への入力、例えばディスプレイの輝度を最小値までゆっくりと調節する、接点820による移動822を用いたゆっくりとしたドラッグジェスチャを検出する。インジケータ814が最小値816に到達するとき、接点820の移動822(例えば
図8Dでの移動822−c)及びインジケータ814のレートは閾値スピードを下回り、したがって触知出力は生み出されない。接点820がリフトオフし(
図8E)、ディスプレイ輝度がその最小端部816に設定されたままになるときも、触知出力は起こらない。
【0394】
図8F〜
図8Hでは、デバイスは、可動インジケータ814へのより速い入力、例えば最小値に向かってディスプレイの輝度を素早く調節する、接点824による移動826を用いたフリックジェスチャを検出する。フリックジェスチャの後(例えば接点824のリフトオフの後)、可動インジケータ814は、移動827のレートで、疑似的慣性で動き続ける。可動インジケータ814が最小端部816に到達するとき、移動827(例えば
図8Hでの移動827−b)のレートは、閾値スピードを上回り、したがって、インジケータ814がスライダコントロール812の最小端部816に到達するとき、デバイスは、インジケータ814のスピードに基づいて構成される触知出力パターン(例えば触知出力パターンの振幅)を用いて、触知出力828(例えばマイクロタップ(150Hz)、最大ゲイン:0.6、最小ゲイン:0.3)を生成する。例えば、閾値スピードを上回るスピードにおいては、インジケータがスライダコントロールの最小端部に到達するとき、インジケータのスピードがより速くなると、より大きいゲイン係数がベースライン触知出力パターンに適用される。
【0395】
図8A〜
図8Hには示されていないが、インジケータ814が閾値スピードを上回るスピードでスライダコントロール812の最小端部816へとドラッグされるときも、デバイスは、触知出力を生成する。生成される触知出力の触知出力パターンも、インジケータ814がスライダコントロール812の最小端部816に到達するとき、インジケータ814のスピードに従って構成される。例えば、より速い可動インジケータ814のスピードは、ベースライン触知出力パターンに適用されるより大きいゲイン係数に対応する。
【0396】
これらの触知出力は、スライダコントロールの最小端部に到達したという、ユーザへのフィードバックを提供する。使用される入力が速く、粗くなるにつれて、提供される触知出力は強くなる。反対に、場合によっては、ユーザがドラッグジェスチャを用いて、スライダコントロールの最小値へとより遅いスピードで注意深くインジケータを調節しているとき、ユーザの気をそらすのを避けるために、触知出力は提供されない。
【0397】
図8I〜
図8Kでは、デバイスは、可動インジケータ814への入力、例えばスライダコントロール812の最大端部818に向かってディスプレイの輝度を調節する、接点830による移動832を用いたドラッグジェスチャを検出する。インジケータ814が、スライダコントロール812の最大端部818に到達するとき、触知出力834(例えばマイクロタップ(150Hz)、最大ゲイン:0.6、最小ゲイン:0.3)が生成される。触知出力834の触知出力パターンは、インジケータ814がスライダコントロール812の最大端部818に到達するとき、インジケータ814の移動のレートに基づいて構成される(例えば触知出力834は、0.5であるゲインを有する)。
【0398】
図8L〜
図8Mでは、デバイスは、可動インジケータ814へのより速い入力、例えば最大端部818に向かってディスプレイの輝度を素早く調節する、接点836による移動838を用いたフリックジェスチャを検出する。フリックジェスチャの後(例えば、接点836のリフトオフの後)、インジケータ814は、疑似的慣性で動き続ける。インジケータ814による移動839のレートは、インジケータ814がスライダコントロール812に沿って動き続けるにつれて、徐々に低減する。触知出力840は、インジケータ814がスライダコントロール812の最大端部818に到達するとき、インジケータ814のスピード839−bに基づいて構成される触知出力パターンを用いて生み出される(例えばマイクロタップ(150Hz)、最大ゲイン:0.6、最小ゲイン:0.3)。
図8Nでのインジケータ814のスピード839−bは、
図8Kでのインジケータ814のスピードより遅いので、触知出力843の生成に使用されるゲイン係数(例えば0.5であるゲイン)に比べて小さいゲイン係数(例えば0.3であるゲイン)がベースライン触知出力パターンに適用されて、触知出力840を生成する。
【0399】
これらの触知出力は、スライダコントロールの最大値に到達したという、ユーザへのフィードバックを提供する。使用される入力が速く、粗くなるにつれて、提供される触知出力は強くなる。
【0400】
いくつかの実施形態では、インジケータ814がスライダコントロール812の端部に到達するとき、インジケータ814をスライダコントロール812の端部で跳ね返らせてそこから離し、次いでスライダコントロールの端部へとインジケータ814を戻らせるなどの視覚フィードバックも表示される。視覚フィードバックと触知フィードバックを同時に提供することにより、スライダコントロールの端部に到達したという、ユーザへの総合的なフィードバックが機能強化され、スライダコントロールの操作性が向上する。
【0401】
図9A〜
図9Vは、円形状のスライダコントロールの中でインジケータが動かされる間に触知出力を提供する、いくつかの実施形態による例示的なユーザインターフェースを示す。
【0402】
図9A〜
図9Vは、スリープタイマー用の例示的なユーザインターフェース900を表示し、これは、時計の文字盤904の周りに位置決めされる、円形状のスライダコントロール902(例えば、第1の端部が例えば12:00で第2の端部に連結されるスライダコントロール)を含む。時計の文字盤904は、円形状のコントロールスライダ902において、1時間刻み(正時)である定義済みの値の第1のセットに対応する、大目盛り908−1〜908−12を含む。時計の文字盤904は、円形状のスライダコントロール902において、15分刻み(正時外)である定義済みの値の第2のセットに対応する、小目盛り910−1〜910−36も含む。可動インジケータ906は、円形状のスライダ902に沿って表示され、時計の文字盤904の外側の周りを動くことができる。可動インジケータ906は、第1の端部901及び第2の端部903によって結ばれて、ユーザ定義のタイマー時間に対応する。例えば、ユーザは、第1の端部901を用いて就寝時間を設定し、第2の端部903を用いて起床時間を設定することができる。可動インジケータ906の一端部がスライダの一端部(例えば、12:00)に到達するとき、及び大目盛り908又は小目盛り910を通過するとき、ユーザインターフェース900は触知フィードバックを提供し、ユーザがスライダコントロールの設定点を決定する助けとなる。
【0403】
図9A〜
図9Fは、スリープタイマーでユーザ定義の時間帯の始点及び終点を設定するとき、デバイスが触知出力を生成して所定の時刻を示す、例示的な一実施形態を示す。インジケータの端部が(例えば
図9C及び
図9Eに示されるように)時計の文字盤の目盛りを通過するとき、触知出力が生成され、触知出力は、端部が小目盛りを越えてスライドするのか、それとも大目盛りを越えてスライドするのかに応じて異なる。インジケータの端部が、(例えば
図9Dに示されるように)2つの目盛りの間の場所を通過しているとき、触知出力は生成されない。いくつかの実施形態では、デバイスは、触知出力が生成される最大レートに制限を課し、したがって、インジケータが時計の文字盤の周りを非常に素早く動く場合、いくつかの触知出力は省略され得る。例えば、インジケータの端部が目盛りを通過し、(例えば、インジケータの端部が目盛りを通過した、より早い時間において)デバイスが最後に触知出力を生成したとき以来、閾値時間(例えば0.05秒)が尽きていない場合、デバイスは、目下の触知出力の生成を取り止める。
【0404】
図9Aは、可動インジケータ906の位置(第1の端部901は11:00PMに対応する大目盛り908−11に位置決めされ、第2の端部903は7:00AMに対応する大目盛り908−7に位置決めされる)によって示されるように、11:00PMから7:00AMの間の8時間の睡眠時間向けに設定されるスリープアラームを示す。
図9Bでは、デバイス100は、ドラッグジェスチャを検出する。
図9B〜
図9Eでは、デバイスは、接点912の移動914に従って、スライダコントロール902の周りで可動インジケータ906を回転させる。
【0405】
インジケータ906を回転させている間、
図9Cにおいて第1の端部901が小目盛り910−34を通過し、第2の端部903が小目盛り910−22を通過するとき、デバイスは、第1の触知出力916(例えばマイクロタップ(150Hz)、最大ゲイン:0.6、最小ゲイン:0.0)を生成する。引き続きインジケータ906を回転させている間、
図9Eにおいて第1の端部901が大目盛り908−12を通過し、第2の端部903が大目盛り908−8を通過するとき、デバイスは、第2の触知出力918(例えばマイクロタップ(150Hz)、最大ゲイン:1.0、最小ゲイン:0.3)を生成する。インジケータ906の端部は、
図9Eでは大目盛りを越え、
図9Cでは小目盛りを越えるので、第2の触知出力918(例えば
図9Eでの、1.0であるゲインを有するマイクロタップ(150Hz))は、第1の触知出力916(例えば
図9Cでの、0.6であるゲインを有するマイクロタップ(150Hz))より強い。
図9Fは、インジケータ906の回転を終了させる、接点のリフトオフを示す。
【0406】
図9F〜
図9Jは、可動インジケータの一方の端部をインジケータの他方の端部に向かって動かすことによってユーザ定義の時間帯インジケータを縮小するとき、デバイスが触知出力を生成して所定の時刻を示す、例示的な一実施形態を示す。インジケータの端部が(例えば
図9Hに示されるように)時計の文字盤の目盛りを通過するとき、触知出力が生成される。インジケータの端部が、(例えば
図9Iに示されるように)2つの目盛りの間の場所を通過しているとき、触知出力は生成されない。
【0407】
図9Fは、可動インジケータ906の位置(第1の端部901は12:00PMに対応する大目盛り908−12に位置決めされ、第2の端部903は8:00AMに対応する大目盛り908−8に位置決めされる)によって示されるように、12:00PM(例えば真夜中)から8:00AMの間の8時間の睡眠時間向けに設定されるスリープアラームを示す。
図9Gでは、デバイス100は、ドラッグジェスチャを検出する。
図9G〜
図9Iでは、接点920は、インジケータの端部で最初に検出されたので、接点920の移動922は、可動インジケータ906の第2の端部903のみを円形状のスライダコントロール902の周りで回転させる。これにより、可動インジケータ906は、
図9Gでの8時間の時間帯から
図9Iでの4時間40分の時間帯へと縮小される。対照的に、一連の
図9A〜
図9Fは、接点がインジケータの端部ではなく中間で検出されたので、可動インジケータ全体が円形状のスライダコントロールの周りで回転される一実施形態を示した。
【0408】
図9Hでは、時計の文字盤の周りでインジケータ906の第2の端部903を動かしている間、第2の端部903が7:00AMに対応する大目盛り910−22を通過するとき、デバイスは、第3の触知出力924(例えばマイクロタップ(150Hz)、最大ゲイン:1.0、最小ゲイン:0.3)を生成する。インジケータ906の端部は、
図9Hでは大目盛りを越え、
図9Cでは小目盛りを越えるので、第3の触知出力918(例えば
図9Hでの、1.0であるゲインを有するマイクロタップ(150Hz))は、第1の触知出力916(例えば
図9Cでの、0.6であるゲインを有するマイクロタップ(150Hz))より強い。
図9Iに示されるように、引き続き第2の端部903を回転させている間、第2の端部が4:40AMに対応する時計の値を通過するとき、この値は、触知出力に対応するように定義済みの値の第1のセット(例えば毎15分)にも値の第2のセット(例えば毎時)にも含まれていないので、触知出力は生成されない。
図9Jは、インジケータ906の第2の端部903の回転を終了させる、接点のリフトオフを示す。
【0409】
図9K〜
図9Nは、可動インジケータのいずれかの端部が時計の文字盤の目盛りを通過するとき、デバイスが触知出力を生成して所定の時刻を示す一実施形態を示す。インジケータの他方の端部が同時に時計の文字盤の目盛りを横断する場合でも、触知出力は生成される。この一連の図は、一連の
図9A〜
図9Fと比較してより小さい可動インジケータを回転させている間、デバイスはより小さい触知出力を生成し、一連の
図9A〜
図9Fでは、同様のトリガイベントについてより大きい触知出力が示される、例示的な一実施形態も示す。
【0410】
図9Kは、可動インジケータ906の位置(第1の端部901は12:00PMに対応する大目盛り908−12に位置決めされ、第2の端部903は4:40AMに対応する位置に位置決めされる)によって示されるように、12:00PM(例えば真夜中)から4:40AMの間の4時間40分の睡眠時間向けに設定されるスリープアラームを示す。
図9Kでは、デバイス100はドラッグジェスチャを検出する。
図9K〜
図9Mでは、デバイスは、接点926の移動928に従って、スライダコントロール902の周りで可動インジケータ906を回転させる。
【0411】
インジケータ906を回転させている間、
図9Lにおいて第1の端部901が小目盛り908−3を通過するとき、第2の端部903は目盛りを同時に通過していないが、デバイスは第4の触知出力930(例えばマイクロタップ(150Hz)、最大ゲイン:0.6、最小ゲイン:0.0)を生成する。引き続きインジケータ906を回転させている間、
図9Mにおいて第2の端部901が大目盛り908−6を通過するとき、第1の端部901は同時に目盛りを通過していないが、デバイスは第5の触知出力931(例えばマイクロタップ(150Hz)、最大ゲイン:1.0、最小ゲイン:0.3)を生成する。インジケータ906の端部は、
図9Mでは大目盛りを越え、
図9Lでは小目盛りを越えたので、第5の触知出力931(例えば
図9Mでの、0.5であるゲインを有するマイクロタップ(150Hz))は、第4の触知出力930(例えば
図9Lでの、0.3であるゲインを有するマイクロタップ(150Hz))より強い。
図9Nは、インジケータ906の回転を終了させる、接点のリフトオフを示す。
【0412】
図9L及び
図9Mは、
図9C及び
図9Eにもそれぞれ示されるように、インジケータの一方の端部が小目盛り及び大目盛りを通過するのに応答して生成される触知入力を示す。しかし、
図9L及び
図9Mのインジケータ906は、
図9C及び
図9Eのインジケータ906より小さいので、
図9L(例えば0.3であるゲインを有するマイクロタップ(150Hz))及び
図9M(例えば0.5であるゲインを有するマイクロタップ(150Hz))において生成される各触知出力は、
図9C(例えば0.6であるゲインを有するマイクロタップ(150Hz))及び
図9E(例えば1.0であるゲインを有するマイクロタップ(150Hz))での対応する触知出力より小さい。
【0413】
図9O〜
図9Qは、可動インジケータの一方の端部をインジケータの他方の端部から離れるように動かすことによってユーザ定義の時間帯インジケータを展開するとき、デバイスが触知出力を生成して所定の時刻を示す、例示的な一実施形態を示す。インジケータの端部が時計の文字盤の目盛りを通過するとき、触知出力が生成される。
【0414】
図9Oは、可動インジケータ906の位置(第1の端部901は1:20AMに対応する位置に位置決めされ、第2の端部903は6:00AMに対応する大目盛り908−6に位置決めされる)によって示されるように、1:20AMと6:00AMの間の4時間40分の睡眠時間向けに設定されるスリープアラームを示す。
図9Oでは、デバイス100はドラッグジェスチャを検出する。
図9O〜
図9Pでは、接点932は、インジケータの第1の端部901で最初に検出されたので、接点932の移動934は、可動インジケータ906の第1の端部901のみを円形状のスライダコントロール902の周りで回転させる。これにより、可動インジケータ906は、
図9Oでの4時間40分の時間帯から
図9Pでの5時間30分の時間帯へと展開される。
【0415】
図9Pでは、インジケータ906を回転させている間、端部903が12:30AMに対応する小目盛り908−1を通過するとき、デバイスは第6の触知出力936(例えばマイクロタップ(150Hz)、最大ゲイン:0.6、最小ゲイン:0.0)を生成する。
図9Qは、インジケータ906の回転を終了させる、接点のリフトオフを示す。
【0416】
図9R〜
図9Vは、ある触知出力が、別の触知出力がトリガされるのと同時にトリガされるとき、デバイスがある触知出力を抑制する一実施形態を示す。図は、ジェスチャが終わった後、可動インジケータがジェスチャからの疑似的慣性で動き続ける間、デバイスが触知出力を生成する一実施形態も示す。
【0417】
図9Rは、可動インジケータ906の位置(第1の端部901は12:30AMに対応する小目盛り910−2に位置決めされ、第2の端部903は6:00AMに対応する大目盛り908−6に位置決めされる)によって示されるように、12:30AMから6:00AMの間の5時間30分の睡眠時間向けに設定されるスリープアラームを示す。
図9Rでは、デバイス100はドラッグジェスチャを検出する。
図9R〜
図9Tでは、デバイスは、接点938の移動940に従って、スライダコントロール902の周りで可動インジケータ906を回転させる。
【0418】
図9Sでは、インジケータ906を回転させている間、第1の端部901が小目盛り910−1を通過し、第2の端部が小目盛り910−18を通過するとき、デバイスは、第6の触知出力942(例えばマイクロタップ(150Hz)、最大ゲイン:0.6、最小ゲイン:0.0)を生成する。第1の端部と第2の端部は目盛りを同時に通過するので、デバイスは、生成されたはずの触知出力のうちの1つを抑制する。両方の端部が小目盛りを通過していたので、両方のイベントは、同じタイプの触知出力を生成したはずである。両方の端部は同じスピードで小目盛りを通過していたので、両方のイベントは、同じ大きさの、同じタイプの触知出力を生成したはずである。例えば、触知出力942は、0.6であるゲインを有するマイクロタップ(150Hz)である。
図9Sには図示されていないが、いくつかの実施形態では、デバイスは、目盛りを通過しているそれぞれの端部について生成されるはずの触知出力を重ね合わせ、組み合わせられた(例えば
図9Sに示される触知出力と同じ波形で振幅が2倍の)触知出力を生成する。いくつかの実施形態では、デバイスは、独立した可動分銅を使用して、目盛りを通過している端部毎に触知出力を生成する。
【0419】
図9Tでは、引き続きインジケータ906を回転させている間、第1の端部901が大目盛り908−12を通過し、第2の端部903が小目盛り910−17を通過するとき、デバイスは、第7の触知出力944(例えば中マイクロタップ(150Hz)、最大ゲイン:1.0、最小ゲイン:0.3)を生成する。第1の端部と第2の端部は目盛りを同時に通過するので、デバイスは、第1の端部901が大目盛り908−12を通過することによって生成される触知出力の生成を優先して、第2の端部903が小目盛り910−17を通過することによって生成されたはずの触知出力を抑制する。第1の端部901によって引き起こされるイベントは、第2の端部903によって引き起こされるイベントより大きい触知出力を生成するので、第1の端部901によって引き起こされるイベントによって生成される触知出力は、他方の潜在的な触知出力より優先度が高い。例えば、触知出力942は、0.9であるゲインを有するマイクロタップ(150Hz)である。
図9Tには図示されていないが、いくつかの実施形態では、デバイスは、目盛りを通過している端部毎に生成されたはずの触知出力を重ね合わせ、組み合わせられた(例えば
図9Tに示される触知出力と同じ波形で、より大きい振幅を有する)触知出力を生成する。いくつかの実施形態では、デバイスは、独立した可動分銅を使用して、目盛りを通過している端部毎に触知出力を生成する。
【0420】
図9Tは、接点938のリフトオフも示す。しかし、可動インジケータ906は、疑似的慣性945で、スライダコントロール902の周りを回転し続ける。
【0421】
図9Uでは、インジケータ906が疑似的慣性945で回転し続ける間、第1の端部901が小目盛り910−35を通過し、第2の端部903が大目盛り908−5を通過するとき、デバイスは、第8の触知出力946(例えばマイクロタップ(150Hz)、最大ゲイン:0.6、最小ゲイン:0.0)を生成する。第1の端部と第2の端部は目盛りを同時に通過し、第2の端部903は第1の端部901より優先度の高い目盛りを通過しているので、デバイスは、第2の端部903が大目盛り908−5を通過することによって生成される触知出力の生成を優先して、第1の端部901によって生成されたはずの触知出力を抑制する。
図9Vは、インジケータ906が11:20PMから4:50AMにまたがる時間帯で停止するのを示す。インジケータの端部は、目盛り同士の間に位置決めされるので、更なる触知出力は生成されない。
【0422】
図9A〜
図9Vに関して上に述べた触知出力は、インジケータの端部が、円形状のスライダコントロールの所定の値(例えば時刻)である、例えば毎15分に到達したという、ユーザへのフィードバックを提供する。ユーザが、所定の値のサブセット(例えば毎正時の時刻)を所定の値のより大きいセット(例えば15分刻み)から識別することができるように、より大きい触知出力が提供される。これは、視覚フィードバックと触知フィードバックを同時に提供することにより、ユーザが円形状のスライダでより容易に値(例えば時刻や時間帯)を設定することを可能にし、これによりユーザへの総合的なフィードバックが機能強化され、スライダコントロールの操作性が向上する。反対に、いくつかの実施形態では、ユーザの気をそらすのを避けるために、触知出力は抑えられるか、又は提供されない。加えて、デバイスがタッチスクリーンディスプレイへのタッチ入力を検出するとき、触知フィードバックは、ユーザの指又はスタイラスがユーザインターフェースの重要な部分を覆い隠すとき、ユーザに情報を伝達する助けにもなる。
【0423】
図9A〜
図9Vは、スリープタイマー向けの例示的なユーザインターフェース900を表示し、これは時計902を含む。時計は、ユーザ定義の時間帯の第1の(例えば開始)時刻を定義する第1の端部901、及びユーザ定義の時間帯の第2の(例えば終了)時刻を定義する第2の端部903を有するタイマーハンドル906と、連続的な値の範囲(例えば12:00から11:59までの時刻)を表し、かつ連続的な値の範囲の中の、定義済みの値の第1のセット(例えば1時間刻みの毎正時)に対応する大目盛り908−1〜908−12、及び連続的な値の範囲の中の定義済みの値の第2のセット(例えば正時外の15分刻み)に対応する小目盛り910−1〜910−36を含む時計の文字盤904とを含む。
【0424】
タイマーハンドル906は、第1の端部901及び第2の端部903によって結ばれて、ユーザ定義のタイマー時間に対応する。例えば
図9B〜
図9E、
図9K〜
図9M、及び
図9R〜
図9Vのセットにおいて示されるように、タイマーハンドル906は、(例えば端部ではなく)ハンドルの中間で開始するユーザ入力ジェスチャに応答して、時計の文字盤904の周りを動くことができる(例えば回転することができる)。タイマーハンドル906は、いずれかの端部で開始するユーザ入力ジェスチャに応答して、(例えば一連の
図9G〜
図9Jに示されるように)収縮可能であり、(例えば一連の
図9O〜
図9Qに示されるように)展開可能である。回転、収縮、又は展開している間、端部901及び端部903のいずれかが時計の文字盤の目盛りを通過するとき、デバイス100は触知出力を生成する。
【0425】
図10A〜
図10Iは、複数の画像から画像を選ぶ(例えば、デジタルカメラのバーストモードで撮られた一連の画像から1つ以上の画像を選ぶ)間に、画像ピッカスライダについての触知出力を提供するユーザインターフェースの例を示す。
【0426】
図10Aは、ユーザが一続きの画像から1つ以上の画像を手動で選ぶことを可能にするユーザインターフェース1002を表示し、これは、一続きの画像の中の複数の画像1004の縮小画像1006(例えばサムネイル画像)を含む画像スライダ1003と、対応する(より大きい)画像(例えば1004−4)が表示されている所与の縮小画像(例えば1006−4)を指し示すポインタ1008と、ポインタ1008が現在指し示している縮小画像1006に対応する(より大きい)画像1004と、一続きの画像の自動分析(例えばシャープネス、鮮明さ、及び/又はモーションブラーの自動分析)が、一続きの画像の中でより良い画像であると判断した画像を示すインジケータ1010と、(例えばタップジェスチャによって)アクティブにされたとき、チェックマーク又は他のマークを付して、ユーザがその画像を選んだことを示す、画像1004用のチェックボックスエリア1011と、(例えばタップジェスチャによって)アクティブにされたとき、一続きの画像の中のいかなる画像も選ぶことなく画像選択モードを終了する中止アイコンと、(例えばタップジェスチャによって)アクティブにされたとき、画像選択モードを終了し、一続きの画像の全ての画像を残したいか、それともユーザの選んだ画像のみを残したいかをユーザが選択することを可能にするオプションメニューを表示する、完了アイコンとを含む。
【0427】
いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース1002は、一続きの画像1004に対応する選択アイコンへの入力(例えばタップジェスチャ)の検出に応答して表示される。
【0428】
図10B〜
図10Cでは、デバイスは、接点1012による移動1014を用いたドラッグジェスチャ、スワイプジェスチャ、又はフリックジェスチャなどの画像スライダ1003への入力を検出し、この入力は、画像スライダ1003の縮小画像1006を右方向へ横にスクロールし、同時に、表示される対応する画像1004を変更する。例えば
図10Bでは、ポインタ1008は縮小画像1006−4を指し示し、対応する(より大きい)画像1004−4が表示されるが、
図10Cでは、ポインタ1008は縮小画像1006−2を指し示し、対応する(より大きい)画像1004−2が表示される。
【0429】
図10Dでは、ポインタ1008は、画像スライダ1003の終端の縮小画像、すなわち画像スライダ1003の最初の縮小画像1006−1を指し示し、これは触知出力1015(例えばマイクロタップ(150Hz)、最大ゲイン:0.8、最小ゲイン:0.0)をトリガする。触知出力1015は、画像スライダ1003の終端の縮小画像がポインタ1008に到達するとき、画像スライダ1003のスピードに基づく触知出力パターンを用いて任意選択的に生み出される。例えば、画像スライダ1003のスピードが上がるにつれて、触知出力パターンのゲインは増加する。これらの触知出力は、画像スライダの終端に到達したという、ユーザへのフィードバックを提供し、使用される入力が速く、粗くなるにつれて、提供される触知出力は強くなる。反対に、場合によっては、ユーザがより遅いスピードのドラッグジェスチャを用いて画像スライダ1003を注意深く調節しているとき、ユーザの気をそらすのを避けるために、触知出力は提供されない。
【0430】
いくつかの実施形態では、ポインタ1008が縮小画像1006の中央を越えるとき、触知出力1015がトリガされる。いくつかの実施形態では、ポインタ1008が縮小画像1006の右側の縁部を越えるとき、触知出力1015がトリガされる。いくつかの実施形態では、ポインタ1008が縮小画像1006の左側の縁部を越えるとき、触知出力1015がトリガされる。
【0431】
いくつかの実施形態では、画像スライダ1003の終端に到達したとき、「ラバーバンド」エフェクトなどの視覚フィードバックも提供される。例えば、画像スライダ1003は、接点1012による速い入力に応答して右方向へ横にスクロールし続け、その結果、ポインタ1008は、
図10Eに示されるように、画像スライダ1003の終端の縮小画像1006−1をもう指し示していない。ポインタ1008がもう縮小画像1006−1を指し示さないように右方向へ横にスクロールした後、次いで、画像スライダ1003は横に左方向へスクロールし、その結果、ポインタ1008は、
図10Fに示されるように、画像スライダ1003の終端の縮小画像1006−1を指し示す。視覚フィードバックと触知フィードバックを同時に提供することにより、画像スライダの端部に到達したという、ユーザへの総合的なフィードバックが機能強化され、画像スライダコントロールの操作性が向上する。
【0432】
図10G〜
図10Hでは、デバイスは、接点1016による移動1018を用いたドラッグジェスチャ、スワイプジェスチャ、又はフリックジェスチャなどの画像スライダ1003への入力を検出し、この入力は、画像スライダ1003の縮小画像1006を左方向へ横にスクロールする。
【0433】
図10Hでは、ポインタ1008は、画像選択モード(
図10A)に入った際に、対応する(より大きい)画像1004−4が元々表示されていた縮小画像1006−4を指し示し、これは触知出力1020(例えばマイクロタップ(150Hz)、最大ゲイン:0.8、最小ゲイン:0.0)をトリガする。触知出力1020は、画像選択モードに入った際に対応する(より大きい)画像1004−4が元々表示されていた縮小画像1006−4がポインタ1008に到達するとき、画像スライダ1003のスピードに基づく触知出力パターンを用いて任意選択的に生み出される。例えば、画像スライダ1003のスピードが上がるにつれて、触知出力パターンのゲインは増加する。例えば、縮小画像1006の移動スピードは、
図10Hのほうが
図10Dより速いので、(例えば0.8であるゲインを有する)
図10Hでの触知出力1020は、(例えば0.6であるゲイン係数を有する)
図10Dでの触知出力1015より大きい振幅を有する。
【0434】
これらの触知出力は、画像選択モードに入った際に元々表示されていた画像1004(例えば1004−4)が再び表示されているという、ユーザへのフィードバックを提供し、使用される入力が速く、粗くなるにつれて、提供される触知出力は強くなる。このフィードバックは、ユーザが元々表示されていた画像に戻るように一続きの画像を自由に移動する助けとなる。反対に、場合によっては、ユーザがより遅いスピードのドラッグジェスチャを用いて画像スライダ1003を注意深く調節しているとき、ユーザの気をそらすのを避けるために、触知出力は提供されない。
【0435】
図10Iでは、画像スライダは、接点1016による入力が終わった後、表示される画像1004への対応する変化を伴って、疑似的慣性で左方向へ横にスクロールし続ける。
【0436】
図11A〜
図11L、
図12A〜
図12O、及び
図13A〜
図13Lは、いくつかの実施形態に従って、視覚的なラバーバンドエフェクトと共に触知出力を提供するユーザインターフェースの例を示す。これらの図のユーザインターフェースを使用して、
図28A〜
図28Eのプロセスを含めた、以下に記述するプロセスが説明される。説明の便宜上、実施形態のうちのいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイスで実行される動作を参照して述べられることになる。このような実施形態では、フォーカスセレクタは、任意選択的に:それぞれの指若しくはスタイラスの接点、指若しくはスタイラスの接点に対応する代表点(例えば、各接点に関連付けられた各接点若しくは点の重心)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112で検出される2つ以上の接点の重心である。しかし、任意選択的に、ディスプレイ450及び個別のタッチ感知面451を有するデバイスで、図に示されるユーザインターフェースをフォーカスセレクタと共にディスプレイ450に表示しながら、タッチ感知面451で接点を検出するのに応答して、類似の動作が実行される。
【0437】
図11A〜
図11Eは、項目のリスト(例えばeメールアプリケーションのスレッドのeメールのリスト)に適用される、1つ以上の触知出力を用いるラバーバンドエフェクトを示す。
【0438】
図11Aは、eメール1112のリスト1111と、リスト1111と互いに隣り合う、(例えばeメールに関する情報「アップデート:たった今、8,168件の未読」、及び(例えばタップジェスチャによって)アクティブにされたとき、新しいeメールを準備するためのユーザインターフェースを表示するアイコンを含む)領域1115と、領域1115の上縁部の閾値位置(例えば破線1114であり、これは通常個別のユーザインターフェース要素として表示されていない)とを含む、ユーザインターフェース1110を表示する。
【0439】
図11B〜
図11Dでは、デバイスは、リスト1111への入力、すなわち接点1116による移動1118を用いたドラッグジェスチャを検出し、これは、接点1116の移動に従って、eメール1112のリスト1111を上方向にスクロールする。
【0440】
図11Cでは、eメールのリスト1111の外縁部1120(eメール1112−6の下縁部に対応する)は、閾値位置1114にある。いくつかの実施形態では、外縁部1120が閾値位置1114を横断するとき、触知出力1121(例えばマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.6)がトリガされる。この触知出力1121は、リストの端部に到達したという、ユーザへのフィードバックを提供する。
【0441】
いくつかの実施形態では、触知出力1121の特性(例えば、触知出力を作り出す触知出力パターンの振幅、持続時間、周波数及び/若しくは波形、並びに/又は触知出力に付随するオーディオ)は、リスト1111の外縁部1120がユーザインターフェース1110の閾値位置1114を越えて動くときに、入力の特性スピード(例えば接点の平均スピード)に基づいて構成される。例えば、外縁部1120が閾値位置1114を通過するとき、より速いスピードの接点については使用される触知出力のゲインがより大きくなり、これは、より速い入力がなされるとき、触知フィードバックをユーザに分かりやすくする助けとなる。
【0442】
いくつかの実施形態では、触知出力1121の特性(例えば、触知出力を作り出す触知出力パターンの振幅、持続時間、周波数及び/又は波形、並びに/又は触知出力に付随するオーディオ)は、リスト1111の外縁部1120がユーザインターフェース1110の閾値位置1114を越えて動くときに、関連するユーザインターフェース要素の特性スピード(例えば縁部1120の平均スピード)に基づいて構成される。例えば、外縁部1120が閾値位置1114を横断するとき、より速いスピードの縁部1120については使用される触知出力のゲインがより大きくなり、これは、より速い入力がなされるとき、触知フィードバックをユーザに分かりやすくする助けとなる。
【0443】
図11D〜
図11Eでは、接点1116−cの移動1118−cに従ってリスト1111が上に動き続けるのにつれて、リスト1111の外縁部1120と閾値位置1114の間にエリア1122が表示されて展開する。
【0444】
図11Eでは、デバイスは、接点の終了(例えば接点1116−dのリフトオフ)を検出する。いくつかの実施形態では、デバイスが接点の終了を検出したとき、触知出力1124(例えばマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.3)がトリガされる。いくつかの実施形態では、触知出力1124の特性(例えば、触知出力を作り出す触知出力パターンの振幅、持続時間、周波数及び/又は波形、並びに/又は触知出力に付随するオーディオ)は、(例えば入力の終了が検出されるときに)リスト1111の外縁部1120がユーザインターフェースの閾値位置1114を越えて動いた程度に基づいて構成される。例えば、リスト1111の外縁部1120が閾値位置1114を越えて動いた程度がより大きい場合には、使用される触知出力のゲインがより大きくなり、これにより、視覚的なラバーバンドエフェクトフィードバックが大きくなるにつれて、触知フィードバックが増す。
【0445】
図11F〜
図11Gに示されるように、デバイスは、接点1116−dの終了(
図11E)を検出するのに応答して、リストの外縁部1120が閾値位置1114に戻るまで、リスト1111を下方にスクロールする。
【0446】
図11D〜
図11Gに示されるように、(例えば
図11D〜
図11Eに示されるように)接点1116の移動1118に従ってリストが第1の方向(例えば上方)にスクロールし続けるとき、リストの外縁部1120の向こうにエリア1122を表示すること、続いて接点の終了を検出するのに応答して、(例えば
図11E〜
図11Gに示されるように)エリア1122が表示されなくなるまで逆の方向(例えば下方)にリストをスクロールすることは、ラバーバンドエフェクトの一例である。
【0447】
触知出力1124により、ユーザへの、ラバーバンドエフェクトが適用されている視覚フィードバックが強化され、ラバーバンドエフェクトは、リストの下縁部を見ていることをユーザに示した後、リフトオフの後で、自動的に、リストの下部分をできるだけ多く表示する。視覚フィードバックと触知フィードバックを同時に提供することにより、リストの端部に到達したという、ユーザへの総合的なフィードバックが機能強化され、スクロールプロセスの効率が向上する。いくつかの実施形態では、過度の触知フィードバックを提供するのを避けるために、触知出力1121及び触知出力1124のうちの1つだけが生み出される。
【0448】
図11H〜
図11Iでは、デバイスは、リスト1111への別の入力、すなわち接点1126による移動1128を用いたドラッグジェスチャを検出し、これは、接点1126の移動に従って、eメール1112のリスト1111を上方にスクロールする。入力は、縁部1120が閾値位置1114を通過する前に、リストのいかなるスクロールも生じさせなかったので、リスト1111の縁部1120が閾値位置1114を通過するとき、触知出力は生成されない。
【0449】
図11H〜
図11Jでは、接点1126−bの移動1128−bに従ってリスト1111が上方に動き続けるのにつれて、リスト1111の外縁部1120と閾値位置1114の間にエリア1122が表示されて展開する。
【0450】
図11Jでは、デバイスは、接点の終了(例えば接点1126−cのリフトオフ)を検出する。いくつかの実施形態では、デバイスが接点の終了を検出するとき、触知出力1130(例えばマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.6)がトリガされる。
【0451】
いくつかの実施形態では、入力の終了が検出されたときに、リスト1111の外縁部1120が閾値位置1114を越えて動いた程度は、接点1126による入力のほうが、接点1116による入力よりも大きいので、触知出力1130の特性(例えば、触知出力を作り出す触知出力パターンの振幅、持続時間、周波数及び/又は波形、並びに/又は触知出力に付随するオーディオ)は、触知出力1124の対応する特性とは異なる。例えば、リスト1111の外縁部1120が閾値位置1114を越えて動いた程度が大きくなるにつれて、触知出力のゲインは増加する。このような場合には、(
図11Eと比較して大きい
図11Jでのエリア1122によって示されるように)接点1126による入力は、接点1116による入力より、閾値位置1114を大きく越えて外縁部1120を動かしたので、触知出力1130(例えば
図11Jでの0.6であるゲイン)は、触知出力1124(例えば
図11Eでの0.3であるゲイン)より大きいゲインを有するはずである。
【0452】
接点1126−cの終了を検出するのに応答して(
図11J)、デバイスは、
図11K〜
図11Lに示されるように、リストの外縁部1120が閾値位置1114に戻るまで、リスト1111を下方にスクロールする。
【0453】
いくつかの実施形態では、リスト1111の外縁部の位置を閾値位置1114に向かって戻るように動かし始める際に、触知出力が生成される(例えば、リスト1111が跳ね返り始めるとき、デバイスは、リスト1111が跳ね返り始めたことを示す触知出力を生成する)。跳ね返り始めるのに際するこの触知出力は、任意選択的に、(外縁部1120が閾値1114を横断するのに際して開始する)触知出力1121及び/又は(入力の終了の検出に際して開始する)触知出力1124の代わりに、又はこれらに加えてなされる。
【0454】
図12A〜
図12Fは、ズームアウト動作後、1つ以上の触知出力と共にデジタル画像(例えばMacBook(登録商標)広告のスクリーンキャプチャ)に適用されるラバーバンドエフェクトを示す。
【0455】
図12Aは、デジタル画像を編集するためのユーザインターフェース1210を表示し、これは、第1のサイズで表示されるデジタル画像1212であって、その結果、画像の幅がユーザインターフェースの幅と一致し、画像1212の左縁部1216がユーザインターフェースの閾値位置1214(例えばユーザインターフェース1210の左縁部)にあり、画像1212の右縁部1220がユーザインターフェースの閾値位置1218(例えばユーザインターフェース1210の右縁部)にある、デジタル画像1212と、(例えばタップジェスチャによって)アクティブにされたとき、赤目除去;自動補正;トリミング/回転;フィルタ;ライト、カラー、及び白/黒の調整;元に戻す;並びに中止などの種々の画像編集機能を可能にするアフォーダンスとを含む。
【0456】
図12B〜
図12Dでは、デバイスは、画像1212への入力、すなわち接点1222による移動1226を用いたピンチジェスチャ、及び接点1224による移動1228を用いたピンチジェスチャを検出し、これは、接点1222及び接点1224の移動に従って画像1212をズームアウトする。
図12B〜
図12Dでは、ピンチジェスチャ及びズームアウト動作が進むにつれて、画像1212の左縁部1216は閾値位置1214から離れるように動き、画像1212の右縁部1220は閾値位置1218から離れるように動き、画像の左縁部1216及び右縁部1220を越えた(背景)エリアが表示される。
【0457】
いくつかの実施形態では、ズームアウトが始まるとき、デバイス100は触知出力1230(例えばマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.6)を生成する。触知出力1230は、表示されている画像の幅が、(任意選択的に画像のデフォルトの最小表示サイズである)ユーザインターフェースの幅を下回って縮小されているというユーザへのフィードバックを提供し、これは、接点1222及び接点1224のうちの少なくとも1つのリフトオフ後、ラバーバンドエフェクトを生じさせることになる。いくつかの実施形態では、画像の外縁部(例えば左縁部1216及び/又は右縁部1220)がユーザインターフェースの閾値位置(例えば閾値位置1214及び/又は閾値位置1218)を横断したとき、触知出力がトリガされる。
【0458】
いくつかの実施形態では、触知出力1230の特性(例えば、触知出力を作り出す触知出力パターンの振幅、持続時間、周波数及び/又は波形、並びに/又は触知出力に付随するオーディオ)は、画像1212の外縁部がユーザインターフェース1210の閾値位置を越えて動くときに、入力の特性スピード(例えば接点1224及び/又は接点1226のスピード)に基づいて構成される。例えば、画像1212の外縁部がユーザインターフェース1210の閾値位置を横断するとき、接点1224及び接点1226のピンチスピードが速くなるにつれて触知出力のゲインは増加し、これは、より速い入力がなされるとき、触知フィードバックをユーザに分かりやすくする助けとなる。
【0459】
いくつかの実施形態では、触知出力1121の特性(例えば、触知出力を作り出す触知出力パターンの振幅、持続時間、周波数及び/又は波形、並びに/又は触知出力に付随するオーディオ)は、画像1212の外縁部がユーザインターフェース1210の閾値位置を越えて動くときに、画像1212の外縁部の特性スピードに基づいて構成される。例えば、外縁部が閾値位置(例えば閾値位置1214及び/又は閾値位置1218)を横断するとき、外縁部(例えば左縁部1216及び/又は右縁部1220)のスピードが速くなるにつれて、触知出力のゲインは増加し、これは、より速い入力がなされるとき、触知フィードバックをユーザに分かりやすくする助けとなる。
【0460】
図12Dでは、デバイスは、接点のうちの少なくとも1つの終了(例えば接点1222−c及び/又は接点1224−cのリフトオフ)を検出する。いくつかの実施形態では、デバイスが接点のうちの少なくとも1つの終了を検出したとき、デバイスは触知出力1232(例えばマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.6)を生成する。いくつかの実施形態では、触知出力1232の特性(例えば、触知出力を作り出す触知出力パターンの振幅、持続時間、周波数及び/又は波形、並びに/又は触知出力に付随するオーディオ)は、(例えば入力の終了が検出されるときに)画像1212の外縁部1216及び外縁部1220がユーザインターフェースの閾値位置1214及び閾値位置1218を越えて動いていた程度に基づいて構成される。例えば、終了を検出した際の画像1212のズームアウト(縮小)量が大きくなるにつれて、触知出力のゲインは増加し、これにより、視覚的なラバーバンドエフェクトフィードバックが大きくなるにつれて、触知フィードバックが増す。
【0461】
接点のうちの少なくとも1つの終了(例えば接点1222−c及び/又は接点1224−cのリフトオフ(
図12D))を検出するのに応答して、デバイスは、
図12E〜
図12Fに示されるように、画像の幅が再びユーザインターフェースの幅と一致するまで画像1212のサイズを大きくする。
図12Fでは、画像1212の左縁部1216はユーザインターフェースの閾値位置1214(例えばユーザインターフェース1210の左縁部)に戻り、画像1212の右縁部1220はユーザインターフェースの閾値位置1218(例えばユーザインターフェース1210の右縁部)に戻っている。
【0462】
接点1222の移動1226及び接点1224の移動1228に従って画像がズームアウトするのにつれて、画像1212の左縁部及び右縁部を越えて(背景)エリアを表示すること、続いて接点のうちの少なくとも1つの終了を検出するのに応答して、画像の幅が再びユーザインターフェースの幅と一致するまで画像を拡大することは、ラバーバンドエフェクトの別の例である。
【0463】
触知出力1232により、ユーザへの、ラバーバンドエフェクトが適用されている視覚フィードバックが強化され、ラバーバンドエフェクトは、画像全体を見ていることをユーザに示した後、リフトオフの後で、自動的に、画像の限度いっぱいの幅でディスプレイを埋める。視覚フィードバックと触知フィードバックを同時に提供することにより、画像全体が見せられてディスプレイを埋めているという、ユーザへの総合的なフィードバックが機能強化され、これは画像を見る効率を向上させる。いくつかの実施形態では、過度の触知フィードバックを提供するのを避けるために、触知出力1230及び触知出力1232のうちの1つのみが生み出される。
【0464】
図12G〜
図12Jは、並進移動後、触知出力と共に、デジタル画像(例えばMacBook広告のスクリーンキャプチャ)に適用されるラバーバンドエフェクトを示す。
【0465】
図12Gでは、デバイスは、画像1212への入力、すなわち接点1238による移動1240を用いたドラッグジェスチャを検出し、これは、接点1238の移動に従って画像1212を(例えば上方に)並進移動させる。
図12Gでは、画像1212の下縁部1236は、ドラッグジェスチャ及びスクロールが進むにつれて閾値位置1234から離れるように動き、下縁部1236の下に表示される(背景)エリアが大きくなる。
【0466】
図12Hでは、デバイスは接点の終了(例えば接点1238−bのリフトオフ)を検出する。いくつかの実施形態では、デバイスが接点の終了を検出したとき、触知出力1242(例えば高マイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.6)がトリガされる。いくつかの実施形態では、触知出力1242の特性(例えば、触知出力を作り出す触知出力パターンの振幅、持続時間、周波数及び/又は波形、並びに/又は触知出力に付随するオーディオ)は、(例えば入力の終了が検出されるときに)画像1212の下縁部1236がユーザインターフェースの閾値位置1234を越えて動いていた程度に基づいて構成される。例えば、終了を検出した際の画像1212の並進移動の量が増すにつれて、触知出力のゲインは増加し、これにより、視覚的なラバーバンドエフェクトフィードバックが大きくなるにつれて、触知フィードバックが増す。
【0467】
接点1238−bの終了を検出するのに応答して(
図12H)、デバイスは、
図12I〜
図12Jに示されるように、画像の下縁部1236が閾値位置1234に戻るまで画像1212を(例えば下方に)並進移動させる。
【0468】
接点1238の移動1240に従って画像が上方に並進移動するにつれて、画像の下縁部1236の下により多くの(背景)エリアを表示すること、続いて接点の終了を検出するのに応答して、追加的な(背景)エリアが表示されなくなるまで逆の方向(例えば下方)に画像を並進移動させ、それによって画像をその元の中央の位置まで戻すことは、ラバーバンドエフェクトの別の例である。
【0469】
触知出力1242により、ユーザへの、ラバーバンドエフェクトが適用されている視覚フィードバックが強化され、ラバーバンドエフェクトは、並進移動後、自動的に、画像を再びユーザインターフェースの中心に据える。視覚フィードバックと触知フィードバックを同時に提供することにより、画像が中央に置かれているという、ユーザへの総合的なフィードバックが機能強化され、並進移動プロセスの効率が向上する。
【0470】
図12K〜
図12Oは、ズームイン動作後、1つ以上の触知出力と共にデジタル画像(例えばMacBook広告のスクリーンキャプチャ)に適用されるラバーバンドエフェクトを示す。
【0471】
図12K〜
図12Nでは、デバイスは、接点1244による移動1248及び接点1246による移動1250を用いた、画像1212への入力、すなわちデピンチジェスチャを検出し、これは、接点1244及び接点1246の移動に従って、画像1212をズームイン(拡大)する。
図12K〜
図12Nでは、デピンチジェスチャを検出するのに応答して、大きくなる拡大図で画像1212のより狭い部分が表示される。
図12Lでは、画像1212−bは、入力の終了後(例えば接点1244及び接点1246のうちの少なくとも1つのリフトオフの後)、この画像についての、定義済みの最大ズームイン量(拡大率)に対応するズームイン量(拡大率)を超える。
【0472】
いくつかの実施形態では、入力の終了後、画像1212−bがこの画像についての定義済みの最大ズームイン量(拡大率)に対応するズームイン量(拡大率)を超えるとき(例えば
図12Lに示される拡大を伴う画像1212−b)、デバイス100は、触知出力1252(例えばマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.6)を生成する。触知出力1252は、入力の終了後、画像1212のズームイン量(拡大率)が、(任意選択的にこの画像についてのデフォルトの最大拡大率である)この画像についての定義済みの最大ズームイン量(拡大率)を上回って大きくされているという、ユーザへのフィードバックを提供し、これは、接点1244及び接点1246のうちの少なくとも1つのリフトオフ後、ラバーバンドエフェクトを生じさせることになる。いくつかの実施形態では、画像の外縁部が(例えば
図12Lにおいてタッチスクリーン112に表示されている部分の画像1212−bを越えて)、ユーザインターフェースの閾値位置を(例えばやはり
図12Lにおいてタッチスクリーン112に表示されている部分の画像1212−bを越えて)横断するとき、触知出力がトリガされる。
【0473】
いくつかの実施形態では、触知出力1252の特性(例えば、触知出力を作り出す触知出力パターンの振幅、持続時間、周波数及び/又は波形、並びに/又は触知出力に付随するオーディオ)は、入力の終了後、画像1212−bがこの画像についての定義済みの最大ズームイン量(拡大率)に対応するズームイン量(拡大率)を超えるときに、入力の特性スピード(例えば接点1244及び/又は接点1246のスピード)に基づいて構成される。例えば、入力の終了後、画像1212−bがこの画像についての定義済みの最大ズームイン量(拡大率)に対応するズームイン量(拡大率)を超えるとき、接点1244及び接点1246のデピンチスピードが速くなるにつれて、触知出力のゲインは増加し、これは、より速い入力がなされるとき、触知フィードバックをユーザに分かりやすくする助けとなる。
【0474】
いくつかの実施形態では、触知出力1252の特性(例えば、触知出力を作り出す触知出力パターンの振幅、持続時間、周波数及び/又は波形、並びに/又は触知出力に付随するオーディオ)は、入力の終了後、画像1212−bがこの画像についての定義済みの最大ズームイン量(拡大率)に対応するズームイン量(拡大率)を超えるときに、ズームインする特性スピードに基づいて構成される。例えば、入力の終了後、画像1212−bがこの画像についての定義済みの最大ズームイン量(拡大率)に対応するズームイン量(拡大率)を超えるとき、ズームインするスピードが速くなるにつれて触知出力のゲインは増加し、これはより速い入力がなされるとき、触知フィードバックをユーザに分かりやすくする助けとなる。
【0475】
図12Nでは、デバイスは、接点のうちの少なくとも1つの終了(例えば接点1244−d及び/又は接点1246−dのリフトオフ)を検出する。いくつかの実施形態では、デバイスが接点のうちの少なくとも1つの終了を検出したとき、触知出力1254(例えばマイクロタップ(270Hz)、ゲイン:0.6)がトリガされる。いくつかの実施形態では、触知出力1254の特性(例えば、触知出力を作り出す触知出力パターンの振幅、持続時間、周波数及び/又は波形、並びに/又は触知出力に付随するオーディオ)は、入力の終了後(例えば入力の終了が検出されたときに)、画像1212が、この画像についての定義済みの最大ズームイン量(拡大率)を越えてズームイン(拡大)されていた程度に基づいて構成される。例えば、終了を検出した際の画像1212のズームインの量(拡大率)が増すにつれて触知出力のゲインは増加し、これにより、視覚的なラバーバンドエフェクトフィードバックが大きくなるにつれて、触知フィードバックが増す。
【0476】
接点のうちの少なくとも1つの終了(例えば接点1244−d及び/又は接点1246−dのリフトオフ(
図12N))を検出するのに応答して、デバイスは、
図12Oに示されるように、定義済みの最大ズームイン量(拡大率)1212−bまで画像1212のサイズを小さくする。
【0477】
接点1244の移動1248及び接点1246の移動1250に従って画像がズームインするのにつれて、定義済みの最大ズームイン量(拡大率)より大きい拡大率で画像1212を表示すること、続いて接点のうちの少なくとも1つの終了を検出するのに応答して、画像拡大率が定義済みの最大ズームイン量(拡大率)と一致するまで画像を縮小することは、ラバーバンドエフェクトの別の例である。
【0478】
触知出力1254により、ユーザへの、ラバーバンドエフェクトが適用されている視覚フィードバックが強化され、ラバーバンドエフェクトは、リフトオフ後、自動的に、定義済みの最大ズームイン量(拡大率)で画像を表示する。視覚フィードバックと触知フィードバックを同時に提供することにより、定義済みの最大ズームイン量(拡大率)で画像を見ているという、ユーザへの総合的なフィードバックが機能強化され、これは画像をズームする効率を向上させる。いくつかの実施形態では、過度の触知フィードバックを提供するのを避けるために、触知出力1252及び触知出力1254のうちの1つのみが生み出される。
【0479】
図13A〜
図13Lに目を向けると、これらの図は、いくつかの実施形態に従って、定義済みのウェブブラウザ境界を越えるズーム(拡大又は縮小)の際に触知出力を提供する、例示的なウェブブラウザインターフェースを示す。
図13A〜
図13Gは、例示的なウェブページのズームイン(拡大)、及びウェブページの展開に関連して生成される触知出力を示す。
図13H〜
図13Lは、例示的なウェブページのズームアウト(縮小)、及びウェブページの縮小に関連して生成される触知出力を示す。
【0480】
図13Aでは、タッチスクリーンディスプレイ112に、例示的なウェブブラウザインターフェース1310が示されている。いくつかの実施形態では、ブラウザインターフェース1310は、ウェブページ(例えばウェブページ1324)を表示するコンテンツ表示領域1326を含む。例えば
図13Aでは、ウェブページ1324は、コンテンツ表示領域1326の上のアドレスバーに表示されるウェブアドレス「apple.com」に対応する。
図13Aでは、ウェブページ1324の境界1322は、ブラウザインターフェース1310のコンテンツ表示領域1326の境界と合致する。
【0481】
図13Bでは、デバイスは、移動1306及び移動1308によって示されるように、2つの接点1302及び接点1304がタッチ感知面112を横切って互いから離れるように動くことによるデピンチジェスチャなどの入力を検出する。2つの接点1302、接点1304によるデピンチジェスチャを検出するのに応答して、デバイスはウェブページ1324を展開し、その結果、ウェブページ1324の境界1322の位置は、コンテンツ表示領域1326の外側(例えばウェブブラウザインターフェース1310の表示される領域の外側)に押される。その結果、ウェブページ1324の一部のみが、タッチスクリーンディスプレイ112に見えている。
図13Cでは、接点1302及び接点1304が更に離れて動くにつれて、接点1302の移動1306及び接点1304の移動1308に従って、ウェブページ1324の展開が続く。
【0482】
図13Dでは、デバイスは接点1302及び接点1304のリフトオフを検出するが、いくつかの実施形態によれば、ウェブページ1324は、接点のリフトオフ後、疑似的慣性によって展開し続ける。ウェブページ1324の展開が続く間、デバイスは、ウェブページ1324の境界1322がウェブブラウザインターフェース1310のコンテンツ表示領域1326の外側の閾値位置を越えて動いていることを検出し、閾値位置は、
図13Eに示されるように、安定状態の、展開されるウェブページの所定の最大サイズに対応する。展開がこの所定の最大サイズを超えたことが検出されるのに応答して、デバイスは、触知出力1320(例えば0.6であるゲインを有するマイクロタップ(270Hz))を生成し、ウェブページの最大安定サイズに到達したこと、及び疑似的慣性の影響が終了すると、ウェブページはこの安定最大サイズに戻るように縮小することになることを示す。
図13Fは、疑似的慣性の影響の下で展開し続けるウェブページ1324を示す。
図13Gは、疑似的慣性の影響が終了した後、ウェブページ1324が縮小して所定の最大サイズに戻り、その所定の最大サイズでとどまることを示す。
【0483】
疑似的慣性による移動に従ってウェブページがズームインするにつれて、定義済みの最大ズームイン量(拡大率)より大きい拡大率でウェブページ1324を表示すること、続いて疑似的慣性の終了を検出するのに応答して、画像拡大率が定義済みの最大ズームイン量(拡大率)と一致するまで画像を縮小することは、ラバーバンドエフェクトの別の例である。
【0484】
触知出力1320により、ユーザへの、ラバーバンドエフェクトが適用されている視覚フィードバックが強化され、ラバーバンドエフェクトは、リフトオフ後、自動的に、定義済みの最大ズームイン量(拡大率)でウェブページを表示する。視覚フィードバックと触知フィードバックを同時に提供することにより、定義済みの最大ズームイン量(拡大率)でウェブページを見ているという、ユーザへの総合的なフィードバックが機能強化され、これはウェブページをズームする効率を向上させる。
【0485】
図13Hでは、タッチスクリーンディスプレイ112上に例示的なウェブブラウザインターフェース1310が表示されている。
図13Iでは、デバイスは、移動1316及び移動1318によって示されるように、2つの接点1312及び接点1314がタッチ感知面112を横切って互いに向かって動くことによる、ピンチジェスチャなどの入力を検出する。接点1312及び接点1314によるピンチジェスチャを検出するのに応答して、デバイスはウェブページ1324を縮小し、その結果、ウェブページ1324の外縁部1322の位置は、コンテンツ表示領域1326の境界の内側に引っ張られる。その結果、より小さいバージョンのウェブページ1324が、ウェブページ1324の周りの空間と共にコンテンツ表示領域1326の中に表示される。
【0486】
いくつかの実施形態では、ウェブページ1324のこれまでの安定サイズは、ピンチジェスチャの検出前の、ウェブページ1324の元のサイズである。いくつかの実施形態では、デバイスがピンチジェスチャの終了を検出する(例えば接点1312及び接点1314のうちの少なくとも1つのリフトオフが検出される)まで、触知出力は生成されない。例えば、
図13I〜
図13Jでは、接点1312及び接点1314が互いに近づくように動くにつれて、ウェブページ1324は、接点1312の移動1316及び接点1304の移動1318に従って縮小し続ける。
図13Jでは、接点1312及び接点1314のリフトオフを検出するのに応答して、デバイスは触知出力1326(例えば0.6であるゲインを有する高マイクロタップ(270Hz))を生成し、ウェブページの現在のサイズが不安定なサイズであり、ラバーバンドエフェクトが適用されて、安定サイズ(例えば、やはりウェブページの所定の最小サイズである元のサイズ)までウェブページを展開することになるのを示す。
図13K〜
図13Lに示されるように、デバイスは、ウェブページの境界1322がコンテンツ表示領域1326の境界と再び合致するまでウェブページ1324を展開することにより、ウェブページ1324のサイズを元に戻す(
図13L)。
【0487】
接点1312の移動及び接点1314の移動に従ってウェブページがズームアウトするにつれて、ウェブページ1324の境界1322を越えて(背景)エリアを表示すること、続いて接点のうちの少なくとも1つの終了を検出するのに応答して、ウェブページの境界1322がコンテンツ表示領域1326の境界と再び一致するまで画像を拡大することは、ラバーバンドエフェクトの別の例である。
【0488】
触知出力1236により、ユーザへの、ラバーバンドエフェクトが適用されている視覚フィードバックが強化され、ラバーバンドエフェクトは、ウェブページ全体を見ていることをユーザに示した後、リフトオフの後で、自動的に、ウェブページの元のサイズでディスプレイを埋める。視覚フィードバックと触知フィードバックを同時に提供することにより、ウェブページ全体が見せられてブラウザインターフェースのコンテンツ表示領域を埋めているという、ユーザへの総合的なフィードバックが機能強化され、これはウェブページを見る効率を向上させる。
【0489】
図14A〜14T、15A〜15L、及び16A〜16Kは、いくつかの実施形態による、触知出力を与えてオブジェクトの作成、ピックアップ、ドラッグ、及びドロップを表示することを示す。これらの図のユーザインターフェースはまた、触知出力を与えて既定のスナップ位置までスナップすること、ユーザインターフェースの境界を横切ること、ユーザインターフェースの新しいエリアへ移ることなどの、ユーザインターフェースの他の変化を表示することを示す。これらの図の例は、
図30A〜30Gに関して以下で説明する過程を示すために使用される。
【0490】
図14A〜14Tは、いくつかの実施形態による、様々なカレンダーイベント作成及び編集の機能を実行しながら、様々な触知出力を与える例示的なカレンダーユーザインターフェースを示す。
【0491】
図14A〜14Dは、新しいカレンダーエントリの作成中に触知出力を与える例示的なカレンダーユーザインターフェースを示す。
図14Aには、タッチスクリーンディスプレイ112上の週間表示カレンダーインターフェース1410が表示されている。カレンダーインターフェース1410は、既定の複数のオブジェクトスナップ位置を含む。いくつかの実施形態では、複数の既定のオブジェクトスナップ位置は、1つのオブジェクトが正確な場所の閾値範囲内で解放されたとき(例えばドロップされ、又はそうではなく、オブジェクトの移動に影響を及ぼす要因から解放されたとき)に収まる、ユーザインターフェース上の正確な場所(例えば、いくつかの所定の点、線、セル、及び/又はエリアと一致する場所)になる。例えば、カレンダーインターフェース1410では、カレンダーグリッドの日付線はカレンダーエントリのオブジェクトスナップ位置を定義し、所定のスナップ位置はそれぞれの日付に対応し、カレンダーエントリは、隣接する2つの日付線間の領域の近くにドロップされると、隣接する2つの日付線の間に収まる。
【0492】
垂直の日付線に加えて、カレンダーインターフェース1410はまた、カレンダーインターフェース1410内のセルが特定の日のタイムスロットを表すように、1日を1時間又は1時間の何分の1かの単位で分割する水平線を含む。いくつかの実施形態では、水平線は、オブジェクトスナップ位置だけではなく、すなわち、オブジェクトは、隣接する時間線間の不可視スナップ位置へ(例えば、時間線から離れた15分間隔に相当する不可視スナップ位置へ)、スナップすることができる。いくつかの実施形態では、カレンダーインターフェース1410はまた、イベントマーキングを容易にするために、現在時刻及び日付を示すドット1405が付いている水平線を含む。
【0493】
図14Aで、カレンダーインターフェース1410は最初に、8月31日、日曜日に予定されている1つの既存のカレンダーエントリ(例えば、「Have Lunch」)を含む。いくつかの実施形態では、
図14Bに示されるように、ユーザは、タッチスクリーンディスプレイ112への入力によって新イベント作成を開始することができる。いくつかの実施形態では、デバイスは、タッチスクリーン112上の接触1412(例えば、既定の閾値時間、例えば300ms間、強度がIT
Lを超える、表示されたカレンダーインターフェース1410上の接触)によって、長押し入力を検出して新カレンダーエントリの作成を開始する。いくつかの実施形態では、デバイスは、表示されたカレンダーインターフェース1410上の、強度がIT
Dを超える深押し入力を検出して新カレンダーエントリの作成を開始する。
【0494】
図14Bにまた示されるように、接触1412によって入力を検出することに応じて、ラベル「新イベント」が付いているオブジェクト1404が表示される。オブジェクト1404は、選択状態で(例えば、オブジェクト1404上にリサイズハンドル1405によって示されるように)カレンダーインターフェース1410に表示される。いくつかの実施形態では、デバイスは、カレンダーインターフェースからディスプレイの表面に向けて持ち上げられているオブジェクトを示すアニメーション(例えば、接触1412までのジャンプ)を表示する。
【0495】
オブジェクト1404の選択(及び、接触1412に向けたオブジェクト1404の持ち上げ)を視覚的に示すことと連携して、デバイスは、触知出力1440(例えば、0.8のゲインでMicroTap High(150Hz))を生成して、新カレンダーエントリが作成されたことを示す。次に、
図14Cで、新イベント情報入力インターフェース1411が、イベント情報、例えばタイトル「Go to Gym」、及び/又は新カレンダーエントリの場所を入力するために表示される。いくつかの実施形態では、接触1412のリフトオフ前に移動が検出された場合、新カレンダーエントリが動いていることを示す別の触知出力を任意選択で生成する。触知出力は、カレンダーエントリがその最初の場所から異なる場所に移動されていることを、この移動がリフトオフの前に接触1412の不意の移動によって意図せずに起きた場合に、ユーザに知らせる。接触1412のリフトオフの前に接触1412の移動が検出されなかったときには、触知出力は生成されず、オブジェクト1412はその元の場所にとどまる。
図14Dに示されるように、イベント情報がインターフェース1411に入力されると、ユーザは「Add」アフォーダンスダンスを選択して、カレンダーインターフェース1410に退避及び復帰することができる。
図14Dで、新イベントのタイトルは「Go to Gym」に更新されている。ここでオブジェクト1406は、既存のカレンダーエントリであり、非選択状態で現れる。
【0496】
いくつかの実施形態によれば、
図14E〜14Jは、既存のカレンダーエントリのピックアップ、ドラッグ、及びドロップ中に触知出力を与える例示的なユーザインターフェースを示す。既存のカレンダーエントリのピックアップ、ドラッグ、ドロップは、接触1413による入力の様々な部分に応じて実行される。
【0497】
図14Eは、接触1413による入力の第1の部分に応じて、既存のカレンダーエントリ1408をピックアップする。
図14Eに示すように、デバイスは、接触1413での長押し入力を検出し、カレンダーエントリ1408の見かけを変更して、その選択状態を示す。カレンダーエントリ1408の選択及び持ち上げを視覚的に示すことと連携して、装置100は、触知出力1442(例えば、ゲインが1.0のMicroTap(270Hz))を生成する。
図14Eの既存のオブジェクトをピックアップする触知出力1442(例えば、ゲインが1.0のMicroTap(270Hz))は、
図14Bの新オブジェクトを作成する触知出力1440(例えば、ゲインが0.8のMicroTap(150Hz))よりも高い周波数及び振幅(及び/又はゲイン係数)を有する。
【0498】
図14F〜14Iは、接触1413による入力の第2の部分に応じて項目をドラッグすることを示す。いくつかの実施形態では、接触1413による入力の第2の部分は、タッチスクリーンディスプレイ112を横切る接触1413の移動を含む。いくつかの実施形態では、選択オブジェクト1408は、接触1413の移動1414中に、接触1413によってドラッグされる。接触1414の移動中、オブジェクト1408は、オブジェクト及び接触1413がこれらのスナップ位置の近くにあるときに、1つ以上のスナップ位置(例えば火曜日と水曜日の間の日付線)へスナップする。
【0499】
図14Fで、デバイスは、9月2日火曜日と9月3日水曜日の間の日付境界の閾値範囲内の場所への接触1413の移動を検出する。
図14Gで、接触1413の移動に応じて、デバイスは、選択オブジェクト1408を9月2日火曜日から9月3日水曜日のタイムスロットに移動させ、移動オブジェクト1408のゴースト画像1416を、その移動前のオブジェクトスナップ位置、例えば9月2日火曜日の午前11時〜午後12時に表示する。
【0500】
いくつかの実施形態では、選択オブジェクト1408は、接触1413が現在のオブジェクトスナップ位置(例えば、9月2日火曜日)と関連付けられた閾値範囲から出て、次のスナップ位置(例えば、9月3日水曜日)と関連付けられた閾値範囲に達するまで、1つのオブジェクトスナップ位置(例えば、9月2日火曜日)にとどまり、それにより、オブジェクト1408があたかも接触の下でスライドし、次のスナップ位置(例えば、9月3日水曜日)まで跳ねるように見える。
【0501】
次の既定のオブジェクトスナップ位置までオブジェクト1408を移動させることと連携して、デバイスは触知出力1444(例えば、ゲインが0.4のMicroTap(270Hz))を生成する。いくつかの実施形態では、新しい位置にスナップするオブジェクトを示す触知出力1444は、ピックアップされているオブジェクトを示す触知出力1442(
図14E)(例えば、ゲインが1.0のMicroTap(270Hz))よりも小さい振幅を有する。
【0502】
図14Hで、オブジェクト1408が9月3日水曜日のタイムスロットへスナップした後に、接触1413は、移動1414で示されるように垂直方向に動く。この接触の動きに応じて、
図14Iに示すように、デバイスはオブジェクト1408を1日の異なる時刻へ、例えば午前11時の開始から午前11時15分の開始へと移動させ、このイベントオブジェクトを別の時刻へ移動させることに連携して、触知出力がデバイスによって生成されない。
【0503】
図14Jで、デバイスは、接触1413による入力の第3の位置を検出し、ドロップオフ基準が満たされている(例えば接触1413のリフトオフが検出され、オブジェクト1408が静止している)と判定する。ドロップオフ基準が満たされていると判定することに応じて、デバイス100は、ゴーストオブジェクト1416の表示を停止することによって、及び/又はオブジェクト1408の見かけを非選択状態に変更することによって、オブジェクトが除外されることを視覚的に示す。加えて、デバイスは、触知出力1446(例えば、ゲインが0.6のMicroTap(270Hz))を生成して、オブジェクト1416がドロップされタイムスロットの中に収まったことを示す。いくつかの実施形態では、ドロップオフの開始とオブジェクトが最終的にスナップ位置に収まる時間との間に遅延があり、デバイスは、オブジェクトがスナップ位置に最終的に収まることと同期した時間に触知出力1416を生成する。
図14Jは、触知出力1446が生成されたときに、ドロップオフと関連付けられたスナップ位置の、例えば9月3日水曜日午前11時15分〜午後12時15分に対応するタイムスロットの、オブジェクト1416を非選択状態で示す。
【0504】
図14K〜14Mは、いくつかの実施形態による、以前に未表示のカレンダーインターフェースの部分が、カレンダーインターフェースの境界まで動いたカレンダーエントリに応じて表示されたときに、触知出力を与えることを示す。この過程は、最初にオブジェクトをピックアップし、次にそのオブジェクトをカレンダーインターフェースの縁部までドラッグすることを含む。
【0505】
図14Kは、既存のカレンダーエントリ1420が接触1415による長押し入力によってピックアップされることと、カレンダーエントリ1420の選択及びリフトアップを示すことに連携してデバイスが触知出力1448(例えば、ゲインが1.0のMicroTap(270Hz))を生成してカレンダーエントリ1420の選択を表示することとを示す。
【0506】
図14Lで、デバイスは接触1415の移動を検出し、接触1415の移動を検出することに応じてデバイスは、接触1415の移動と一緒にカレンダーエントリ1420を移動させる。デバイスは、接触1415(及びカレンダーエントリ1420)が新タイムスロットの閾値範囲内で動くときに、カレンダーエントリ1420がカレンダーインターフェース1410の新タイムスロット(例えば、9月4日のタイムスロット)にスナップする度に、それぞれの触知出力(例えば触知出力1450(ゲインが0.4のMicroTap(270Hz))を生成する。カレンダーエントリ1420の移動中、カレンダーエントリ1420の元の位置にカレンダーエントリのゴースト画像1406が表示される。
【0507】
図14Mで、カレンダーエントリ1420がカレンダーインターフェース1410の縁部近くにドラッグされると、デバイスは、以前に未表示のカレンダーインターフェースの部分(例えば、9月7日に対応する列)がカレンダーインターフェースの縁部近くのカレンダーエントリ1420の下に表示されるように、カレンダーインターフェース1410をシフトする。例えば、カレンダーエントリ1420がカレンダーインターフェース1410の縁部に静止したままである間、カレンダーインターフェースは、翌日(9月7日)がカレンダーエントリ1420の下に表示されるように、カレンダーエントリ1420の下で左方向にスライドする。デバイスはまた、カレンダーエントリ1420に対してカレンダーインターフェース1410をシフトすることと連携して、触知出力1452(例えば、ゲインが0.4のMicroTap(270Hz))を生成する。いくつかの実施形態では、接触1415がカレンダーインターフェース1410の縁部に保持されているとき、デバイスは、接触1415のリフトオフが検出されるまでカレンダーインターフェースを左方向に一定期間毎にシフトして追加の日を出現させる。いくつかの実施形態では、デバイスは、カレンダーインターフェースが1日毎にシフトする度に、対応する触知出力を生成する。
【0508】
図14N〜14Tは、いくつかの実施形態による、カレンダーエントリが複数のスナップ位置の間で瞬き、カレンダーインターフェース内の最終位置に収まるときに触知出力を与える例示的なカレンダーユーザインターフェースを示す。
【0509】
図14N〜14Mを参照して上記で説明した、ドラッグすることによってカレンダーエントリを動かすことと同様に、
図14N示されるように、カレンダーエントリ1430が接触1431による入力(例えば、接触1431による押圧入力)の第1の部分の間中に最初に選択される。接触1431によるカレンダーエントリ1430の選択を視覚的に表示することに応じて、デバイスは触知出力1454(例えば、ゲインが1.0のMicroTap(270Hz))を生成してカレンダーエントリ1430の選択を示す。
【0510】
図14Oで、デバイスは、接触1431の(例えば、9月2日の列と9月3日の列の間の場所での)リフトオフの前にタッチスクリーンディスプレイ112を横切る接触1431の速い移動1432(例えば、フリングジェスチャ又はフリックジェスチャ)を含む、接触1431による入力の第2の部分を検出する。
【0511】
図14P〜14Sは、カレンダーエントリ1430が、疑似的慣性の影響を受けて複数日にわたって右方向に移動し続けることを示す。この装置は、カレンダーエントリ1430が通過したそれぞれの日のタイムスロットへカレンダーエントリ1430をスナップし、対応する触知出力(例えば、それぞれ触知出力1456及び触知出力1458(例えば、ゲインが0.4のMicroTap(270Hz))を生成して、カレンダーエントリ1430が新スナップ位置まで移動したことを示す。
【0512】
図14Sで、接触1431による入力の終了後にカレンダーエントリ1430が十分に減速する(例えば、カレンダーエントリ1430の速度がゼロ又は閾値速度まで低下する)と、デバイスは、ドロップオフ基準が満たされていると判定する。
図14S〜14Tに示されるように、カレンダーエントリ1430の速度が閾値速度未満に低下し、カレンダーエントリ1430が所定のスナップ位置(例えば、9月5日のスロット)の閾値範囲内にあるとき、デバイスは、カレンダーエントリ1430をカレンダーインターフェース1410の既定のスナップ位置へスナップする(
図14T)。カレンダーエントリ1430がスナップ位置に収まると、デバイスは、
図14Tに示されるように、触知出力1460(例えば、ゲインが0.6のMicroTap(270Hz))を生成する。
図14Q及び
図14Sで、カレンダーエントリ1430がいずれかのスナップ位置にスナップする前(例えば、カレンダーエントリ1430が日付線の間にあるとき)には、触知出力は生成されない)。
【0513】
図14Tで、カレンダーエントリ1430が最終スナップ位置に収まった後、デバイスは、カレンダーエントリ1430が除外されることを視覚的に示し、ゴースト画像1434の表示を中止する。
【0514】
図15A〜15Lは、いくつかの実施形態により、天気項目のリスト中の天気項目を再配置するときに様々な触知出力を与えることを示す。天気項目の再配置は、天気項目のうちの1つをピックアップすること、及び天気項目をドラッグジェスチャ又はフリックジェスチャによって移動させることによって実行される。ドラッグジェスチャによる天気項目の移動は
図15B〜15Eに示され、フリックジェスチャによる天気項目の移動は
図15F〜15Lに示されている。
【0515】
この例では、天気項目が1つのスナップ位置からピックアップされ、別のスナップ位置でドロップオフされたときに触知出力が生成される。より詳細に以下で説明するように、追加の触知出力が、ピックアップされていない他の天気項目(例えば、ドラッグ又はフリックされている項目用の場所を作るために近くのスナップ位置にスナップする他の項目、及びドラッグ又はフリックされている項目用の場所を作るために移動するときに互いに衝突する他の項目)の自動移動と連携して生成される。
【0516】
図15Aで、天気予報インターフェース1510がタッチスクリーンディスプレイ112上に表示される。天気予報インターフェース1510は、リストの形で配置された複数の天気項目を含む。各天気項目は、それぞれの地理的場所における天気を表示する。例えば、天気項目1502(1502−1〜1502−7)のリストは、複数の都市の天気予報に対応する。例えば、項目1502−1はクパチーノ市の、項目1502−2はサニーベール市の、項目1502−3は西安の、1502−4は深川の、1502−5は北京の、1502−6は上海の、及び1502−7は別の市などの、現在の気象条件を提示する。天気予報インターフェース1510では、これらの項目1502が互いに隣接して、すなわち隣接するスロット(例えば、スナップ位置1504)を占有して置かれている。隣接する天気項目間の境界線は、これらの天気項目1502のスナップ位置1504を画定する。例えば、深川天気項目1502−4、北京天気項目1502−5、及び上海天気項目1502−6は、3つの隣接するスロットを占有する。隣接する深川の天気項目1502−4と北京の天気項目1502−5の間の境界線、及び隣接する北京の天気項目1502−5と上海の天気項目1502−6の間の境界線は、スナップ位置1504−4に対応するスロットを画定する。いくつかの実施形態では、天気項目は、スロットの中に移動するときに、隣接する一対の境界線によって画定されるスロットに収まることができる。
【0517】
図15Bで、既存のカレンダーエントリを選択するのと同様に、北京天気項目1502−5が、接触1512による入力(例えば、長押し又は深押し)の第1の部分に応じて選択される。天気項目1502−5の選択に応じて、デバイスは、北京天気項目1502−5が選択されたことを例えば強調表示、拡大、及び/又は合焦して視覚的に示し、薄暗い、小さい、及び/又はぼやけている非選択項目1502−1、1502−2、1502−3、1502−4、1502−5、及び1502−6とは対照的である。項目1502−5の選択を視覚的に示すことと連携して、デバイスは、触知出力1520(例えば、ゲインが1.0のMicroTap High(270Hz))を生成して、項目1502−5が選択されたことを示す。
【0518】
図15Cで、北京天気項目1502−5項目が選択されている間、接触1512の移動1514が検出される。接触1512の上方向移動1514を検出することに応じて、デバイスは、
図15C〜15Dに示されるように、接触1512の移動に従って選択項目1502−5を移動させる。
【0519】
図15Dで、北京天気項目1502−5が、深川1502−4の非選択天気項目があるスナップ位置1502−3に向かって更に上方向に移動すると、北京天気項目1502−5の以前の移動位置1504−4に対応するスロット1504−4が空きになる。北京天気項目1502−5の場所を作るために、また空きスロットを埋めるために、深川天気項目1504−3が空きスロットに向かって下方に移動する。スナップ位置1504−4の空スロットの中に天気項目1504−3が移動すると、デバイスは触知出力1522(例えば、ゲインが1.0のMicroTap(270Hz))を生成して、スナップ位置1504−4の空きスロットの中に天気項目1504−3が移動したことを示す。
【0520】
図15Fで、北京天気項目1502−5が接触1512によってピックアップされた後(
図15B)、デバイスは、接触1512によるフリックジェスチャ(例えば、リフトオフ前に接触1512が素早く動く)を検出する。
図15Gに示されるように、北京天気項目1502−5は、接触1512のリフトオフ後、徐々に低下する速度で上方向に移動し続ける。天気項目1502−5が移動し続ける間、最初に、スナップ位置1504−3に対応するスロットが空く。移動する項目1502−5用の場所を作るために、またスナップ位置1504−3の空きスロットを埋めるために、デバイスは、
図15Gに示されるように、スナップ位置1504−2の西安天気項目1502−3をスナップ位置1504−3に向けて移動させる。西安天気項目1502−3がスナップ位置1504−3に収まると、デバイスは、
図15Hに示されるように、触知出力1524(例えば、ゲインが1.0のMicroTap(270Hz))を生成して、項目1502−3がスナップ位置1504−3に収まったこと、及びスナップ位置1504−2に対応するスロットが空いたことを示す。
【0521】
同様に、北京天気項目1502−5がスナップ位置1504−2を通過し、スナップ位置1504−1の閾値範囲に入ると(
図15I)、デバイスは、スナップ位置1504−1のサニーベール天気項目1502−2をスナップ位置1504−2に向けて移動させる。サニーベール天気項目1502−2がスナップ位置1504−2に収まると、デバイスは、
図15Jに示されるように、触知出力1526(例えば、ゲインが1.0のMicroTap(270Hz))を生成する。
【0522】
図15Jにまた示されるように、天気項目1502−5の速度は、ドロップオフ基準が満たされ、かつ天気項目1502−5がスナップ位置1504−1の閾値内になる程度にまで遅くなっている。
図15Kで、デバイスは、天気項目1502−5をスナップ位置1504−1のスロットまでスナップする。
図15Lで、ドロップオフ基準が満たされているので、すなわち、天気項目1502−5がスナップ位置1504−1の閾値範囲内に達した後の天気項目1502−5の移動速度が閾値速度未満であるので、デバイスは、天気項目1502−5が除外されることを視覚的に示す(例えば、天気項目北京1502−5を事前選択サイズまで小さくし、これをスナップ位置1504−1のスロットの中にドロップすることによって)。加えて、デバイスは触知出力1528(例えば、ゲインが0.6のMicroTap(270Hz))を生成して、天気項目1502−5がスナップ位置1504−1のスロットに収まったことを示す。
【0523】
いくつかの実施形態では、例えば
図15E、15H、15Jに示されるように、天気項目が隣接スロットにスナップして移動項目用の場所が作られると、デバイスは、ゲインが0.4のMicroTap(150Hz)である触知出力を生成する。いくつかの実施形態では、複数の項目が短い時間内に移動し複数の位置にスナップしている場合、デバイスは、触知出力生成速度が触知出力生成の閾値速度(例えば、0.05秒当り1つの触知出力)を超えようとしているならば、1つ以上の触知出力を任意選択で省くことができる。
【0524】
図16A〜16Kは、いくつかの実施形態による、ホーム画面ユーザインターフェースにアイコンを再配置するときに様々な触知出力を与えることを示す。アイコンの再配置は、例えば、ドックからアイコンをフラッキングする(
図16B〜16E)、又はアイコンをドックの中にドラッグする(
図16F〜16K)という接触の動きに従って1つのアイコンが移動することにより実行される。
【0525】
図16Aで、ホーム画面ユーザインターフェース1610がタッチスクリーンディスプレイ112に表示されている。ホーム画面1610は、異なるアプリケーションに対応する複数のアプリケーション起動アイコン、例えば、カレンダーアプリケーションに対応する「カレンダー」アイコン、「写真閲覧/編集アプリケーションに対応する「写真」アイコンなどを含む。アプリケーション起動アイコンは、ホーム画面の一般エリア内の、又はホーム画面ユーザインターフェースの下部のドック内の、スナップ位置1602などの複数の既定のスナップ位置に表示される。いくつかの実施形態では、移動アプリケーションアイコンが、移動アイコンが既定のスナップ位置の閾値範囲内にあるときに、既定のスナップ位置に収まる。
【0526】
いくつかの実施形態では、スナップ位置は、ユーザインターフェース上(ホーム画面の一般エリア内又はドック内のいずれか)のアイコンの数と、ディスプレイ設定(例えば、アイコンサイズ及びアイコンを表示するエリア)とに基づいて、これらのスナップ位置に表示されるアイコンが均等に間隔をあけた格子内で互いに隣接して出現するように、動的に決定される。
【0527】
図16Aで、ドックの外側のエリアは4×4格子に分割され、ドック内のエリアは、4つの隣り合うアイコンを表示する4つのセル(
図16A)又は3つの隣り合うアイコンを表示する3つのセル(
図16F)がある単一の列に分割されている。ドックの外側のアイコンがドックに追加される、又はドック内のアイコンがドックから取り除かれると、
図16Jを参照してより詳細に説明するように、デバイスは、スナップ位置を再計算し、その新しいスナップ位置にドック内の他のアイコンを再配置するとともに、このアイコン再配置と連携して触知出力を生成する。
【0528】
いくつかの実施形態では、これらの既定のスナップ位置、例えば
図16Aの1602−1...1602−16に連続番号などが割り当てられ、それにより既定のスナップ位置が順次埋められアイコンが互いに隣接して表示されるようになる。スナップ位置に対応する領域が空いていると(例えば、アイコンがその領域外に移動していることにより(
図16G))、隣接する大きい(又は小さい)番号が付いたスナップ位置のアイコンが自動的に中に移動して空きスロットを埋める。例えば、
図16G〜16Hで、「サファリ」アイコン1608がスナップ位置1602−3から出ると、「計算機」アイコン1604がスナップ位置1602−14から1602−13に自動的に移動して空きスロットを埋める。このような実施形態では、
図16B〜16Eに示されるように、移動するアプリケーションアイコンが、最大(又は最小)の番号が付いた空きスナップ位置、例えば既定のスナップ位置1602−14に収まる。
【0529】
図16Bを参照すると、ドック内の計算機アイコン1604が、接触1612による入力(例えば、接触1612による長押し又は深押し)の第1の部分に応じて選択される。アイコン1604が選択されたことに応じて、デバイスは、カレンダーアイコン1604が選択されていることを視覚的に示す(例えば、アイコン1604が強調表示され拡大される)。アイコン1604が選択されたことを視覚的に示すことと連携して、デバイスは、触知出力1626(例えば、ゲインが1.0のMicroTap(270Hz)を生成して、アイコン1604が選択されたことを示す。
【0530】
図16Cで、計算機アイコン1604が選択されている間に、接触1612の移動1614によって示されるように、接触1604による入力の第2の部分が検出される。接触1612の移動1614を検出することに応じて、デバイスは、ドックから出る接触1612の移動1614に従って、選択された計算機アイコン1604を移動させる。
【0531】
図16Dで、デバイスは速い指の動きを検出し、その後に接触1612のリフトオフを検出する。これに応じて、デバイスは、接触1612のリフトオフを検出した後、計算機アイコン1604を継続して移動させる。計算機アイコン1604は、疑似的慣性による接触のリフトオフ後、徐々に低下する速度で移動する。計算機アイコン1604の疑似的慣性移動が接触リフトオフの後に停止すると、デバイスはカレンダーアイコン1604を、次に利用可能な既定のスナップ位置1602−14に対応するユーザインターフェース内の空き領域に向けて、移動させる。
【0532】
図16Eでは、ドロップオフ基準は満たされており、例えばオブジェクの移動速度は、計算機アイコン1604がスナップ位置1602−14に近づいた後に閾値速度以下に低下する。これに応じて、デバイスは、計算機アイコン1604をスナップ位置1602−14に移動させ、計算機1604が除外されたことを視覚的に示し(例えば、計算機アイコンを事前選択サイズに縮小することによって)、触知出力1628(例えば、ゲインが0.6のMicroTap(270Hz))を生成して、計算機アイコン1604がスナップ位置1602−14に収まったことを示す。
【0533】
図16Eには示されていないが、いくつかの実施形態では、デバイスがドックからアイコンが除去されたことを検出すると、デバイスは、スナップ位置を計算し、ドック内の残りのアイコン(例えば、アイコン1622、1624、1620)を新しいスナップ位置まで、これらのアイコンがドック内で一様に表示されるように移動させる。残りのアイコンを再配置することと連携して、いくつかの実施形態では、デバイスは触知出力(例えば、ゲインが0.4のMicroTap(270Hz))を生成して、新しい位置にスナップするアイコンを模擬する。
【0534】
図16Fで、ドックの外側にあるサファリアイコン1608が、接触1616による入力の第1の部分に応じて選択される(例えば、接触1616による長押し又は深押し)。入力の第1の部分に応じて、デバイスは、サファリアイコン1608が選択されていることを視覚的に示す(例えば、アイコン1608が強調表示され拡大される)。アイコン1608の選択を視覚的に示すことと連携して、デバイスは、触知出力1630(例えば、ゲインが1.0のMicroTap(270Hz))を生成してアイコン1608が選択されたことを示す。
【0535】
図16Gで、サファリアイコン1608が選択されている間に、デバイスは、接触1616の移動1618を検出する。接触1616の移動1618を検出することに応じて、デバイスは、選択されたサファリアイコン1608を移動1618に従って、例えばスナップ位置1602−13からの第1の移動アイコン1608に従って、次にドックの近くへ(
図16H)、その次にドックの中へと(
図16I)移動させる。
【0536】
図16Jで、デバイスが、アイコン1608がドックに入ったことを検出すると、デバイスは、ドックの内側にアイコン1608を収容するためのスナップ位置を計算する。次に、デバイスは、サファリアイコン1608用の場所を作るためにドック内の他のアイコン(例えば、アイコン1620、1622、1624)を新しいスナップ位置へ移動させる。他のアイコンを再配置することと連携して、いくつかの実施形態では、デバイスは、触知出力1632(例えば、ゲインが0.4のMicroTap(270Hz))を生成する。
【0537】
図16Kでは、ドロップオフ基準が満たされている(例えば、サファリアイコン1608の移動速度は、オブジェクトがドック内のスナップ位置に近づいた後に閾値速度未満に低下する)。ドロップオフ基準が満たされていることに応じて、デバイス100は、サファリアイコン1608をドック内のスナップ位置に移動させ、サファリアイコン1608が除外されたことを視覚的に示し(例えば、サファリアイコンを事前選択サイズに縮小することによって)、触知出力1634(例えば、ゲインが0.6のMicroTap(270Hz))を生成して、サファリアイコン1608がドック内のスナップ位置に収まったことを示す。
【0538】
図17A〜17H及び18A〜18Eは、いくつかの実施形態による、デバイスの方向基準が満たされると触知出力が与えることを示す。
図17A〜17H及び18A〜18Eを用いて、
図32A〜32Cに関して以下で説明される過程を示す。
【0539】
図17A〜17Hは、いくつかの実施形態による、例示的なコンパスユーザインターフェースを示し、またデバイスと近辺の磁界(例えば、地球の磁界)との位置調整に基づいてデバイス100の方向を変えるときに生成される様々な触知出力を示す。
【0540】
図17Aでは、コンパスインターフェース1700がタッチスクリーンディスプレイ112に表示されている。コンパスユーザインターフェース1700は、デバイス付近の磁界を基準として複数の主方向(例えば、真北から30度毎)に対応する複数の主マーキング1704(例えば、0度、30度、60度、北、東などの太線)があるコンパス面1710を含む。いくつかの実施形態では、コンパス面1710は、複数の主マーキング1704の隣接する各主マーキングのそれぞれの対の間に、複数の副方向(例えば、1度、32度など)に対応する複数の副マーキング1706を更に含む。コンパスインターフェース1700上で、デバイスはまた、電子デバイス100の現在の方向を示すデバイスの方向インジケータ1702を表示し、例えば、インジケータ1702は、2つの主マーキング北と東の間の36度の副マーキングと一致しており、電子デバイスの現在の方向が北東36度であることを示す。加えて、コンパスインターフェース1700は、デバイス100の現在の方向を文字で明示する方向値インジケータ1708を含む。
【0541】
図17Bで、デバイスが方向を変える(例えば反時計方向に回転する)と、コンパス面は、インジケータ1702が、例えば30度マーキングである主マーキングと一致するまで時計方向に回転し、デバイスは、例えば北から30度毎の既定の方向にデバイスが達したと判定し、触知出力1712(例えば、ゲインが0.8のMicroTap(150Hz))を生成する。
【0542】
図17Cで、デバイスが更に方向を変える(例えば反時計方向に回転する)と、コンパス面は、インジケータ1702が副マーキング(例えば、29度マーキング)と一致するまで、主マーキング(例えば30度)を過ぎて更に時計方向に回転する。デバイスは、例えば北から30度毎の、既定の方向にデバイスが達していないと判定し、したがって、いかなる触知出力も生成しない。同様に、
図17Dで、デバイスが北から4度に回転すると、コンパス面1710は更に時計方向に回転して、現在の方向を北から4度として示す。デバイスは、デバイスが既定の方向に達していないと判定し、触知出力を何も生成しない。
【0543】
デバイス100の方向を変えることが継続し、
図17E〜17Hに示されるように、コンパス面1710は時計方向に更に回転する。デバイスが北へ0度(
図17E)、また北から330度(
図17H)の既定の各方向に達したという判定に従って、デバイスは触知出力1714及び1716(例えば、ゲインが0.8のMicroTap(150Hz)それぞれを生成する。対照的に、デバイスがいずれの既定の方向(例えば、
図17Fで北から358度、又は
図17Gで北から331度)にも達していない場合、触知出力は生成されない。
【0544】
図18A〜18Eは、いくつかの実施形態による、例示的な水平ユーザインターフェースを示し、またデバイスと地球の重力場に垂直な平面との位置調整に基づいてデバイスが水平で安定しているときに生成される触知出力を示す。
【0545】
図18Aでは、水平インターフェース1810がタッチスクリーンディスプレイ112に表示されている。水平ユーザインターフェース1810は、水平状態からの現在の偏向の程度を示す位置調整インジケータ、例えば交差する2つの円1804及び1806を含む。交差する円1804と1806間の重なり部分1802、及び重なり部分1802内の数字(例えば−10度)は、デバイスが水平状態からどれだけずれているかを示す(例えば、
図18Aでは10度)。
【0546】
図18B〜18Dは、デバイス100の水平度を調整することに応じて、位置合わせ調整インジケータがリアルタイムで更新されて、デバイスが水平状態に近づいていること、例えば、最初は水平状態から1度だけずれているが(
図18B)、次には、数字0及びほとんど同心の2つの円1806及び1804によって示されるように、数分の1度だけ水平状態から偏向していることを示す。
【0547】
図18Eで、デバイスが水平で安定している、例えば、少なくとも閾値の時間(例えば1秒)に対して水平状態からの偏向が閾値未満(例えば、1度未満)であるという判定に従って、デバイスは、水平インターフェース1810を例えば別の色又は濃淡の度合いに変化させて、デバイスの現在の方向が水平で安定していることを示し、触知出力1804(例えば、ゲインが0.8のMicroTap(150Hz))を生成する。
【0548】
図19A〜19Tは、いくつかの実施形態による、移動構成要素が値ピッカにおいて一連の選択可能値又は選択肢を進めるときに触知出力を生成することを示す。これらの図は、
図34A〜34Dに関して以下で説明される過程を示すために使用される。
【0549】
この例では、時間ピッカユーザインターフェース1910が図示されている。時間ピッカユーザインターフェース1910は、一連の60分値(例えば0〜59)から1つの分値を選択する第1の移動構成要素1950(例えば、回転分ホイール)を含む。時間ピッカユーザインターフェース1910は、一連の24時間値(例えば0〜23)から1つの時間値を選択する第2の移動構成要素1948(例えば、回転時ホイール)を更に含む。移動構成要素1950は、移動構成要素1950の前にある固定選択窓1912の中に分値が提示されているときに、分値を進める。同様に、移動構成要素1948は、移動構成要素1948の前にある固定選択窓1912の中に時間値が提示されているときに、時間値を進める。例示的なインターフェース1910は、時間ピッカであるが、時間ピッカユーザインターフェース1910は日付ピッカなどとすること、例えば、複数の年、月、及び日の値からそれぞれ1つの年、月、及び日の値を選択する移動構成要素を含む日付ピッカとすることができる。
【0550】
図19A〜19Jは、分ホイール1950を動かして一連の分値を進めることと、一連の分値のうちの1つ以上を進める分ホイールと関連して触知出力を生成することとを示す。
図19K〜19Tは、時ホイールと分ホイールの両方を同時に動かすことと、この連動と関連してそれぞれの触知出力を生成することとを示す。
【0551】
図19Aで、デバイスは、分ホイール1950に対応する位置における接触1904の下方移動1902を含む、分ホイール1950に向けられたスクロール入力を検出する。
【0552】
図19Bで、接触1904によるスクロール入力を検出したことに応じて、デバイスは分ホイール1950を、分値のそれぞれのマーカが固定選択窓1912を通過するように回転させる。例えば、接触1904の下方移動1902に応じて、分ホイールは、
図19Bでは、値「0」を進め終えており、値「59」を進めている。値「59」(例えば、現在選択されている時間ピッカの最小値が「59」)を進めている分ホイール1950を示すことと連携して、デバイスは、触知出力1920(例えば、ゲインが0.9で、同じ触知出力生成器又はデバイスによって生成された最後の触知出力以来の閾値最小間隔が0.05秒である、MicroTap(270Hz))を生成して、新しい分値が分ホイール1950の移動によって選択されたことを示す。更に、デバイスはまた、触覚オーディオ出力1921を生成して触知出力1920に付け加える。触覚オーディオ出力1921は、触知出力1920の触知出力パターン(例えば、周波数、振幅、持続時間、及び/又はタイミング)に応じて選択される触覚オーディオ出力パターン(例えば、周波数、振幅、持続時間、及び/又はタイミング)を有する。
【0553】
接触1904の移動1902を検出した後、デバイスは接触1904(図示せず)のリフトオフを検出する。
図19B〜19Jに示されるように、接触1904のリフトオフ後、分ホイールは疑似的慣性により回転し続けるが、この継続する動きは、分ホイール1950の動きが停止するまで徐々に減速する。分ホイール1950が一連の分値を進めるにつれて、触知出力及び付随する触覚オーディオ出力が各値の選択に対して、触知出力が(例えば、時間ピッカの以前の分値の選択に対して)最後に生成された時以来の閾値時間(例えば0.05秒)が終了していないときを除いて、生成される。言い換えると、分ホイールが複数の値を非常に短い時間に進めているとき(例えば、接触1904のリフトオフ直後にホイールが高速で回転しているとき)、触知出力を生成する閾値速度に到達し、生成されるはずのいくつかの触知出力が省かれる。いくつかの実施形態では、触知出力生成速度の制約によって特定の触知出力が省かれると、デバイスは任意選択で、特定の触知出力がない状態でユーザに非視覚的フィードバックを提供するために、省かれた触知出力に付随することになっていた触覚オーディオ出力を出し続ける。
【0554】
図19B〜19Jに示されるように、それぞれの触知出力(例えば、触知出力1920、1922、1924、1926、1928、及び1930)は、分値「59」(
図19B)、分値「45」(
図19D)、分値「37」(
図19F)、分値「34」(
図19G)、分値「30」(
図19I)、及び分値「29」(
図19J)それぞれが、時間ピッカで現在選択されている分値になったときに生成される。これらの図に示されるように、これらの触知出力の振幅は、分ホイール1950の速度が徐々に減速するにつれて、徐々に減少する(例えば、ゲイン係数が0.9から0.3に低減する)。いくつかの実施形態では、振幅は、ホイールの速度低下と共に滑らかに調整される。いくつかの実施形態では、振幅は離散的な段階で調整され、離散的な各振幅又はゲイン値に速度の閾値範囲が対応する。これらの触知出力の波形及び周波数は一定に維持される(例えば、MicroTap(270Hz))。生成される触知出力(例えば、触知出力1920、1922、1924、1926、1928、及び1930)に加えて、デバイスはまた、それぞれの触覚オーディオ出力(例えば、触覚オーディオ出力1921、1923、1925、1927、1929、及び1931、それぞれ)を生成して、生成される触知出力のそれぞれ(例えば、触知出力のそれぞれ1920、1922、1924、1926、1928、及び1930)に付け加える。いくつかの実施形態では、触覚オーディオ出力(例えば、触覚オーディオ出力1921、1923、1925、1927、1929、及び1931)の周波数は、分ホイール1950の速度が徐々に減速するにつれて徐々に低下する。触覚オーディオ出力の周波数を低下させ、かつ触知出力の周波数を一定に保つことによって、触知出力生成器に課せられる機能要件が低減され、それによって、ユーザに与えられる触知フィードバックの特性が大きく損なわれずに、触知出力生成器及びデバイスの製造コストが低下する。
【0555】
いくつかの実施形態では、触知出力生成の閾値最大速度が、分値を時間ピッカに通す分ホイールを検出することに応じて触知出力を生成するのに使用される触知出力生成器に課せられる。例えば、いくつかの実施形態では、0.05秒毎に1つの触知出力という最大速度が課せられ、デバイス、又はデバイスの触知出力生成器が1つの触知出力を与えた場合に、デバイス、又はデバイスの触知出力生成器は、次の触知出力が0.05秒の閾値時間間隔が終わる前に生成されるはずであれば、次の触知出力を省く。
図19B〜19Jに示されるように、デバイスは、分値「52」(
図19C)及び分値「40」(
図19E)が時間ピッカ内を通過しているときに触知出力を省いた。その理由は、これらの触知出力が生成されるはずであったときに閾値時間間隔が終わっていなかったからである。いくつかの実施形態では、これらの省かれた触知出力に付随する触覚オーディオ出力もまた省かれる。いくつかの実施形態では、特定の省かれた触知出力に付随すべき触覚オーディオ出力は、その特定の触知出力が省かれたときでさえなお生成される。
【0556】
図19Hで、時ホイール1950が分値の間にある(例えば、分値が選択窓1912内で現在選択されていない)ときには、触知出力又は触覚オーディオ出力が生成されない。
【0557】
別の例で、
図19Kでは、デバイスは、タッチ感知面112上の接触1924の遅い移動1922を含む分ホイール1950に向けられた別のスクロール入力を、分ホイール1950とその後の接触1924のリフトオフとに対応する位置で検出する。接触1924によって遅く短いスクロール入力を検出することに応じて、デバイスは連続分値(例えば、
図19K〜19Tに示された分値「29」から「23」まで)を通して、分ホイール1950を回転させる。分ホイールの速度は、時間の経過とともに徐々に減速する。スクロール入力が遅いために、触知出力生成の閾値速度の故に触知出力が省かれることはない。例えば、
図19L及び
図19Mに示されるように、分ホイール1950が、触知出力を生成する閾値時間間隔(例えば0.05秒)よりも長い時間にわたって連続分値「28」及び「27」を通すときには、連続する2つの触知出力1932及び1934が生成される。
図19L及び
図19Mでは、分ホイール1950の速度が低いので、触知出力1932及び1934は振幅が比較的小さい(例えばゲインが0.4)。加えて、デバイスはまた、対応する触覚オーディオ出力1933及び1935を生成して、触知出力1932及び1935それぞれに付け加える。いくつかの実施形態では、触覚オーディオ出力1935は触覚オーディオ出力1933よりも周波数が低いが、触知出力1932と1934の振幅及び周波数は同じである(例えば、ゲインが0.4のMicroTap(270Hz))。
【0558】
いくつかの実施形態では、
図19M〜19Tに示されるように、別の触知出力(例えば、より強い触知出力、又は周波数がより高い触知出力)もまた同時に生成されるはずである場合(例えば、分ホイールと時ホイールがそれぞれの値を同時に進めていることがあり得る)、特定の触知出力が省略されるか、又は別の触知出力と一緒にされ得る。
【0559】
図19M〜19Nで、分ホイール1950が疑似的慣性により(例えば、又は追加スクロール入力により)回転し続けている間に、デバイスは、時ホイール1948に対応する位置の接触1926の移動1928を含む、時ホイール1948に向けられた別のスクロール入力を検出する。接触1926によるスクロール入力を検出することに応じて、デバイスは時ホイールを例えば分ホイール1950の回転と逆方向に回転させる。
【0560】
いくつかの実施形態では、分値を進める分ホイールに関連して触知出力を生成するのと同様に、時ホイールが時間値を進めると、デバイスはまた、触知出力を生成して、新しい時間値が時間ピッカで選択されたことを示す。いくつかの実施形態では、デバイスはまた、触覚オーディオ出力を生成して触知出力に付け加える。
【0561】
いくつかの実施形態では、デバイスの触知出力生成器は、2つの異なる可動塊を使用して、分ホイールよび時ホイールに対応するそれぞれの触知出力を別個に生成する。いくつかの実施形態では、単一の可動塊が使用される場合、デバイスは、分ホイール及び時ホイールに関して同時に生成されるはずのそれぞれの触知出力の触知出力パターンを任意選択で組み合わせ、この組み合わされた触知出力パターンに基づいて触知出力を生成する。いくつかの実施形態では、デバイスは、2つの触知出力のうちの1つ(例えば、同時に生成されるはずである、より弱い触知出力(例えば、より小さい振幅、より低い周波数、又はその両方))を省く。いくつかの実施形態では、デバイスは、閾値時間間隔(例えば0.05秒)内に生成されるはずの触知出力のうちの1つを省き、例えば、時ホイールがそれぞれの時間値を通す時間の後に分ホイールが閾値時間間隔内のそれぞれの分値を通す場合、デバイスは、分ホイールに関する触知出力を省く。
【0562】
図19Nで、デバイスは、分ホイール1950が分値「26」を進めるとき、触知出力1936(例えば、ゲインが0.4のMicroTap(270Hz))を触覚オーディオ出力1937と共に生成する。このとき、時ホイール1948に関しては、時ホイール1948が時間値「1」と「2」の間にあるので、触知出力が生成されない。
【0563】
図19Oで、分ホイール1950が分値「25」を進めるのと同時に時ホイール194が時間値「4」進めると、デバイスは、それぞれの値を進める両ホイールと連携して触知出力1938を生成する。いくつかの実施形態では、触知出力1938(MicroTap(270Hz))は、2つのホイールのそれぞれに関して生成されるはずのそれぞれの触知出力の振幅の組み合わせに基づいて選択されている、より強い振幅を有する。いくつかの実施形態では、触知出力1938は、ホイールのうちの一方(例えば、2つのホイールのうちのより速く移動するホイール、又は2つのうちのより重いホイール)に関して他方のホイールが動いていない間に生成されるはずである、同じ触知出力であるこの例では、触知出力1938及び1940(及び付随する触覚オーディオ出力1939及び1941)が両方とも、それぞれの時間値を経由する時ホイールの動きに応じて生成される(例えば、
図19O及び
図19Pの時ホイール1948の速度に応じて選択されたゲインで)。例えば、触知出力1938は0.7のゲインを有し、触知出力1940は0.6のゲインを有する。
【0564】
図19Q及び
図19Tでは、触知出力1942及び1946(例えば、ゲインがそれぞれ0.4及び0.3のMicroTap(270Hz))と、対応する触覚オーディオ出力1943及び1947とが、分値「24」及び「23」をそれぞれ進める分ホイール1950と連携して生成される。
図19Sでは、触知出力1944(例えば、ゲインが0.5のMicroTap(270Hz))、及び対応する触覚オーディオ出力1945が、時間値「10」を進める時ホイール1948と連携して生成される。時ホイール1948が分ホイール1950よりも速度が速いことにより、触知出力1944は、触知出力1942及び1946と比べて、振幅がより大きい。
【0565】
図19Rでは、時ホイールも分ホイールもそれぞれの値を時間ピッカに通していないので、触知出力が生成されない。
【0566】
図20A〜20Fは、いくつかの実施形態による、隠された閾値をコンテンツ管理のために顕示する触知出力を与える方法2000を示す流れ図である。方法2000は、ディスプレイ、タッチ感知面、及び触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器を備える電子デバイス(例えば、デバイス300、
図3、又は携帯型多機能デバイス100、
図1A)において実行される。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを含む。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか、又はこれと一体化されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面から分離している。方法2000のいくつかの操作が任意選択で組み合わされ、かつ/又はいくつかの操作の順序が任意選択で変更される。
【0567】
下記のように、方法2000は、ユーザインターフェース項目に関連する動作を起動又は取り消す閾値を横切っていることを示す触知フィードバックを与える、直感的な方法を提供する。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースのフォーカスセレクタによる閾値位置又は閾値移動量などの、動作を起動又は取り消す閾値は、ユーザインターフェースで視覚的にマーク付けされない。このような場合、このような閾値を横切っていることを示す触知フィードバックは、このようなフィードバックを受けて現在の入力をどのようにして続行するか、例えば、操作を完了するために現在の入力を終了するか、それとも現在の入力を転換して操作を取り消すか、を決定する場合にユーザにとって特に助けになる。触知フィードバックは、従来の視覚的フィードバックと比べて、気付きやすく、また従来の視覚的フィードバック(例えば、アニメーション、ユーザインターフェース要素による視覚効果など)よりも多くの場合で注意をそらすことが少ない、という点で有利である。例えば、ユーザは、結果を得るために入力(例えば、スワイプジェスチャ)を行っている間、ユーザインターフェースにとらわれなくてよい。加えて、触知フィードバックは、対応する視覚フィードバックをユーザの指が遮るタッチ画面ユーザインターフェースのユーザに、価値のある情報をもたらす。この改善された非視覚的フィードバックを提供することにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスインターフェースがより効率的になり(例えば、適切な入力を行うためのユーザの助けになること、及びデバイスを操作し対話するときのユーザの誤りを減らすことによって)、これにより、更に、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようになることによって、デバイスの電力使用が減り、バッテリ寿命が改善する。
【0568】
デバイスは、ディスプレイ112上に、第1の項目(例えば、電子メールのリストの形の電子メール項目、ニュース記事のリストの形のニュース記事項目、電子メールのリストの形の電子メール項目への深押し入力に応じて表示される電子メールのプレビューなど)を含むユーザインターフェース5002を表示する(2002)。例えば、ユーザインターフェース5002は、
図5Aに示すように、電子メール一覧項目(例えば、電子メール一覧項目5004、5006、5008を含む)のリストを含み、その第1の項目は、電子メール一覧項目5006である。
【0569】
第1の項目を含むユーザインターフェース5002を表示しながら、デバイスは、第1の接触(例えば、
図5Q〜5Uに示される接触5052)による入力の第1の部分をタッチ感知面112で検出し(2004)、この第1の接触による入力の第1の部分を検出することは、第1の項目に対応するタッチ感知面112上の位置で第1の接触を検出することと、タッチ感知面112上で第1の接触の第1の移動(例えば、
図5Q〜5Tの矢印5054、5062、5064、及び5066によって示される、電子メール項目5006上の接触5052の移動)を検出することとを含む。
【0570】
第1の接触の追加の例としては、例えば、
図5B〜5Fに示される接触5022、
図5J〜5Nに示される接触5038、
図5X〜5AEに示される接触5070、
図5AG〜5ANに示される接触5090、
図5AQ〜5ASに示される接触5110、
図5AZ〜5BFに示される接触5122、
図5BJ〜5BOに示される接触5140、
図5BS〜5BYに示される接触5150、
図5CC〜5CKに示される接触5164、
図5CN〜5CWに示される接触5180、
図5DA〜5DDに示される接触5202、及び
図5DE〜5DGに示される接触5206が含まれる。
【0571】
例えば、
図5Qに示されるように、入力の第1の部分を検出することは、第1の項目(例えば、電子メール一覧項目5006)が表示されている間に、タッチ感知面112上で第1の接触(例えば、接触5052)のタッチダウンを検出し、その後、第1の方向(例えば左方向)への第1の接触の第1の移動(例えば、
図5Q〜5Uに示される電子メール一覧項目5006上の移動)を検出することを含む。いくつかの実施形態では、入力の第1の部分は、同じ第1の接触(例えば、接触5150)による軽く押す入力によって第1の項目(例えば、
図5BUのプレビューパネル5128に示されたプレビューなどの、電子メールメッセージのプレビュー)がユーザインターフェース5002に表示された後に生じ、この入力の第1の部分を検出することは、第1の項目が表示されている間に、第1の方向(例えば左方向)への第1の接触の次の移動(例えば、
図5BB〜5BYに関して説明される)を検出することを含む。
【0572】
第1の接触の第1の移動を含む入力の第1の部分を検出することに応じて(2006)、第1の接触の第1の移動が、第1の操作を実行する前提条件である第1の移動閾値基準を満たす(例えば、5Q〜5Uに図示された接触5052の移動が閾値移動距離を超える)と判定することに従って、デバイスは第1の触知出力(例えば、
図5Uに示された触知出力5068)を生成し(2006−a)、この第1の触知出力は、第1の操作についての第1の移動閾値基準が満たされていることを示す。第1の接触の第1の移動が第1の操作についての第1の移動閾値基準を満たさないという判定に従って、デバイスは、第1の触知出力の生成を実施しない(2006−b)。例えば、第1の触知出力は、選択可能選択肢(例えば、
図5Q〜5Wに示されている、電子メール一覧項目5006に対応する電子メールをアーカイブするアーカイブコンテンツ選択肢)に対応する第1の操作が、この操作の取り消し(例えば、
図5AG〜5APに関して説明される取り消し)を接触のリフトオフの前に行われなければ、接触のリフトオフによって実行されるというユーザに対する警告として機能する。いくつかの実施形態では、選択可能な選択肢は、第1の項目に向けられている第1の接触によるスワイプ入力に応じて現れた複数の選択可能な選択肢のうちの最後の1つである(例えば、
図5Tに示されているように、選択可能な選択肢は、複数の選択可能な選択肢(メニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060)のうちの最後の1つであるアーカイブコンテンツアフォーダンス5060である)。いくつかの実施形態では、第1の移動閾値基準は、接触の第1の移動が第1の方向に第1の距離又は位置閾値を超えることを要求するものである。例えば、第1の距離とは、ディスプレイの縁部間の中間までの距離のことである。例えば、位置閾値とは、ディスプレイの縁部からの閾値距離のことである。
【0573】
いくつかの実施形態では、第1の接触の第1の移動が第1の移動閾値基準を満たすという判定に従って第1の触知出力を生成した後に、デバイスは、第1の接触による入力の第2の部分を検出し(2008)、この入力の第2の部分は、第1の接触の第2の移動を含む。例えば、
図5AJは、
図5AG〜5AJに示された接触5090による左方向への移動に応じて生じる触知出力5098を示す。デバイスが触知出力5090を生成した後、
図5AK〜5ANに示されるように、接触5090による右方向への移動が検出される。
【0574】
第1の接触による入力の第2の部分を検出することに応じて、第1の接触の第2の移動が第1の操作を取り消す反転基準(例えば、第1の移動の反対方向の移動などの、閾値距離を超える、かつ/又は第1の操作を取り消す閾値位置まで動く移動)を満たすと判定することに従って、デバイスは第2の触知出力を生成し(2010)、この第2の触知出力は、第1の操作を取り消す反転基準が満たされていることを示しており、第1の接触の第2の移動が反転基準を満たしていないという判定に従って、デバイスは、第2の触知出力の生成を実施しない。例えば、
図5AG〜5AKに示されるように、接触5090が左方向に移動した後は、
図5AK〜5ANに示されるように、接触5090の右方向への移動が閾値移動距離を超える。接触5090の右方向への移動が閾値移動距離を超えたという判定に従って、
図AMの5106に示されるように、第2の触知出力が生成される。第2の触知出力(例えば、5106)は、選択可能選択肢(例えば、アーカイブコンテンツアフォーダンス5060などの、現れた最後の選択可能選択肢)のうちの1つに対応する第1の操作が、第1の移動閾値基準を第1の接触のリフトオフ前の第1の接触の更なる移動によって2度目は満たさなければ、もはや接触のリフォトオフによって実行されないというユーザに対する警告として機能する。例えば、
図5AK〜5ANに示される取り消し入力(電子メール一覧項目5008上の接触5090の右方向移動)により、電子メール一覧項目5008に対応する電子メールは、接触5070のリフトオフによってはアーカイブされない。
【0575】
いくつかの実施形態では、動作を起動するために閾値を横切ることと、動作を取り消すために閾値を続いて横切ることとの両方に対して触知フィードバックを与えることは、後者の場合に触知フィードバックがなければ、ユーザが現在の入力を終了したときの結果について不安を感じるので、有用である。したがって、反転基準が満たされていることに対して触知フィードバックを与えることにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスインターフェースがより効率的になり(例えば、適切な入力を行うためのユーザの助けになること、及びデバイスを操作し対話するときのユーザの誤りを減らすことによって)、これにより、更に、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようになることによって、デバイスの電力使用が減り、バッテリ寿命が改善する。
【0576】
いくつかの実施形態(2012)では、第1の触知出力(例えば、
図5AJに示される触知出力5098)と、第2の触知出力(例えば、
図5AMに示される触知出力5106)とは、異なる触知出力パターン(例えば、少なくとも第1の出力特性に関する異なる特性値)を有する。出力特性は、例えば、特性振幅、周波数、持続時間、波形、及び/又は、中立位置を横切るサイクルの数などである。例えば、第1の触知出力は、MiniTap(270Hz)でゲインが1.0であり(例えば、5098−bに示されるように)、第2の触知出力は、MicroTap(270Hz)でゲインが0.55である(例えば、5106−bで示されるように)。いくつかの実施形態では、触知出力パターンは、出力の振幅、出力の移動波形の形、出力の持続時間(例えば、離散的なタップ出力又は連続的な継続出力)などの所与の触知出力の特性、出力によって模擬されているオブジェクトの特性(例えば、模擬面で転がる模擬球などの模擬オブジェクトのサイズ、材料、及び/又は質量)、出力によって模擬されているオブジェクトの数、及び/又は模擬球の移動の特性を含む。
【0577】
いくつかの実施形態では、動作起動閾値を横切ること、及び操作取消閾値を横切ることに対して異なる触知出力を与えることによって、デバイスは、ユーザの入力により生じる2つの非常に異なる結果について簡潔にユーザの注意を促す。ユーザが動作起動閾値及び操作取消閾値を複数回横切ることがあっても、ユーザはやはり、ユーザの現在の入力の結果を知ることができる。したがって、動作起動閾値及び操作取消閾値を横切ることに対して異なる触知出力を与えることにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスインターフェースがより効率的になり(例えば、適切な入力を行うためのユーザの助けになること、及びデバイスを操作し対話するときのユーザの誤りを減らすことによって)、これにより、更に、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようになることによって、デバイスの電力使用が減り、バッテリ寿命が改善する。
【0578】
いくつかの実施形態では(2014)、第1の触知出力と第2の触知出力は、周波数が同じで振幅が異なる(例えば、第1の触知出力5098は周波数270Hzでゲインが1.0であり、第2の出力5106は周波数が270Hzでゲインが0.55である)。
【0579】
例えば、いくつかの実施形態では、操作取消閾値に対する触知フィードバックは、動作起動閾値に対する触知フィードバックよりも振幅が小さい。ユーザが、操作起動閾値に対する触知フィードバックにより既に注意を促されており、またユーザの入力の現在の部分が操作を取り消す要望を示すときには、ユーザが、操作の取り消しを確認するデバイスからの何らかのフィードバックを予期している可能性が高い。したがって、取り消しに対する比較的小さい振幅の触知フィードバックは、振幅が大きい触知フィードバックほどにも効果的であるが、生成するのに必要な電力は少なく、加えて、強過ぎる触知出力によってユーザを圧倒すること、又は疲労させることが回避される。
【0580】
いくつかの実施形態では(2016)、第1の触知出力と第2の触知出力は、周波数が同じで波形が異なる(例えば、第1の触知出力はMiniTap(270Hz)であり、第2の触知出力はMicroTap(270Hz)である)。
【0581】
いくつかの実施形態では、サイクル数が異なる離散的触知出力は、ユーザの手に明確な感覚を与え、それによりユーザは、動作起動閾値又は操作取消閾値を横切ったかどうかを容易に識別することができる。したがって、動作起動閾値を横切ること、及び操作取消閾値を横切ることに対して、波形が異なり持続時間が実質的に同じであるそれぞれの触知出力を与えることにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスインターフェースがより効率的になり(例えば、適切な入力を行うためのユーザの助けになること、及びデバイスを操作し対話するときのユーザの誤りを減らすことによって)、これにより、更に、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようになることによって、デバイスの電力使用が減り、バッテリ寿命が改善する。
【0582】
いくつかの実施形態では(2018)、第1の移動閾値基準及び反転基準は、ディスプレイ上の異なる閾値位置に対応する。
【0583】
いくつかの実施形態では、デバイスは、第1の接触のリフトオフを検出する(2020)。第1の接触のリフトオフを検出することに応じて、入力が、第1の操作のための起動基準(この起動基準は第1の移動閾値基準を含む)を満たすという判定に従って第1の操作を実行し、また入力が、第1の操作のための起動基準を満たさないという判定に従って、第1の操作の実施をしない。
【0584】
例えば、「コンテンツをアーカイブする」操作を実行するための起動基準を満たす入力が、
図5Q〜5Uに示されている。接触5052のリフトオフによって、
図5U〜5Wに示されるように、「コンテンツをアーカイブする」操作が実行される(例えば、接触5052が検出された電子メール一覧項目5006に対応する電子メールがアーカイブされる)。
【0585】
別の例で、「既読のマークを付ける」操作を実行するための起動基準を満たす入力が、
図5B〜5Fに示されている。接触5022のリフトオフによって、
図5F〜5Iに示されるように、「既読のマークを付ける」操作が実行される。
【0586】
別の例で、「未読のマークを付ける」操作を実行するための起動基準を満たす入力が、
図5J〜5Nに示されている。接触5038のリフトオフによって、
図5N〜5Pに示されるように、「未読のマークを付ける」操作が実行される。
【0587】
別の例で、「既読のマークを付ける」操作を実行するための起動基準を満たす入力が、
図5AZ〜5BFに示されている。接触5122のリフトオフによって、
図5BF〜5BIに示されるように、「既読のマークを付ける」操作が実行される。
【0588】
別の例で、「既読のマークを付ける」操作を実行するための起動基準を満たす入力が、
図5BJ〜5BOに示されている。接触5140のリフトオフによって、
図5BO〜5BRに示されるように、「未読のマークを付ける」操作が実行される。
【0589】
別の例で、「コンテンツをアーカイブする」操作を実行するための起動基準を満たす入力が、
図5BS〜5BYに示されている。接触5150のリフトオフによって、
図5BY〜5CBに示されるように、「アーカイブする」操作が実行される。
【0590】
別の例で、「リスト更新」操作を実行するための起動基準を満たす入力が、
図5DE〜5DGに示されている。接触5206のリフトオフによって、
図5DG〜5DMに示されるように、「リスト更新」操作が実行される。
【0591】
第1の操作の追加の例には、例えば、電子メールにフラグを立てる、電子ディスプレイメニューを削除する、記事を好む、記事を嫌う、記事を保存する、記事を共有する、記事にブックマークを付ける、チャネルをミュートする(例えば、ニュースチャネル)、及び/又は記事を報告することが含まれる。いくつかの実施形態では、第1の操作の起動は可逆性ではなく、第1の操作は、第1の移動閾値基準が満たされるとすぐに、又は第1の移動閾値基準が満たされた後のリフトオフにより、実行される。いくつかの実施形態では、第1の操作の起動は可逆性であり、第1の操作は、第1の移動閾値基準が満たされた後に第1の接触が追加的に逆移動することによって取り消し基準が満たされない場合にだけ、実行される。
【0592】
いくつかの実施形態では、操作取り消しは、入力が第1の方向の移動とは反対の方向の第1の接触の次の移動(反転移動)を含み、かつ次の移動が反転方向の閾値距離又は位置を超えたときに行われる。例えば、操作取り消しは、接触のリフトオフが第1の移動後に、反転方向の次の移動なしで検出されたか、又は閾値距離又は位置を超えない反転方向の次の移動と共に検出された場合には、行われない。
【0594】
いくつかの実施形態では、起動基準は、第1の移動閾値基準に加えて、入力が、第1の接触のリフトオフの前に取り消し基準を満たす第2の移動を含まないという要件を含む(2022)。
【0595】
いくつかの実施形態では、第1の接触による入力の第1の部分を検出することに応じて、デバイスは、第1の項目を第1の接触の第1の移動に従って動かす(2024)。例えば、
図5Q〜5Uに示されるように、例示的な第1の項目(電子メール一覧項目5006)が、例示的な第1の接触(例えば、接触5052)の移動に従って動く。
【0596】
いくつかの実施形態では、第1の接触による入力の第1の部分を検出することに応じて、デバイスは、第1の項目に適用できるそれぞれの動作にそれぞれ対応する1つ以上の選択可能な選択肢を顕示する(2026)(例えば、電子メールにフラグを立てる、電子メールをアーカイブする、既読電子メールにマークを付ける、未読電子メールにマークを付ける、メニューを表示する(操作を実行するための選択可能な選択肢を用いて)、記事を好む、記事を嫌う、記事を保存する、記事を共有する、記事にブックマークを付ける、チャネルをミュートする(例えば、ニュースチャネル)、かつ/又は記事を報告する)。例えば、
図5Q〜5Tに示されるように、接触5052による入力に応じて、選択可能な選択肢コンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060が顕示される。いくつかの実施形態では、1つ以上の選択可能な選択肢は、第1の操作に対応する第1の選択肢(例えば、アーカイブコンテンツアフォーダンス5060)を含む。いくつかの実施形態では、第1の接触の第1の移動に従って第1の項目が移動している間に、接触の第1の移動が移動閾値基準を満たすことを検出することが行われる。いくつかの実施形態では、第1の移動閾値基準が満たされて第1の操作に対応する選択肢が示されるときにアニメーションが表示されて、他の選択肢が展開されカバーされるか、又はそれが表示される唯一の選択肢であれば色が変わる。例えば、
図5Tで、選択可能な選択肢コンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060が表示され、
図5Uで、第1の移動閾値基準が満たされると、メニューアフォーダンス5056及びフラグコンテンツアフォーダンス5058が、アーカイブコンテンツアフォーダンス5060によってカバーされる。
【0597】
いくつかの実施形態では、第1の接触のリフトオフを検出することに応じて(2028)、この入力が第1の操作のための起動基準を満たしていない、また第1の接触のリフトオフによる第1の接触の移動が、第1の移動閾値基準よりも低い第2の移動閾値基準を満たしていると判定することに従って(例えば、第2の移動閾値基準は、接触の正味移動が、第1の移動閾値基準と関連した第1の距離又は位置閾値よりも小さく、基準位置(例えば、ディスプレイの右側縁部)まで短いすなわち近い第2の距離又は位置閾値よりは大きいことを要求する)、デバイスは、第1の接触のリフトオフを検出した後に1つ以上の選択可能な選択肢の表示を維持する(例えば、選択可能な選択肢が選択可能であり、かつ/又はメニューが別の接触による次の入力によって消去可能であるように、選択可能な選択肢のメニューの表示が維持される)。
【0598】
例えば、
図5AQ〜5ASで、接触5116による入力が、コンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060を顕示する。接触5116のリフトオフによって、
図5AS−5ATに示されるように、選択可能な選択肢のコンテンツメニューアフォーダンス5056、フラグコンテンツアフォーダンス5058、及びアーカイブコンテンツアフォーダンス5060の表示が維持される。
図5AUで、接触5118による入力(例えば、タップ入力)が、フラグコンテンツアフォーダンス5058に対応するタッチ感知面112上の位置で検出される。5AV〜5AXに示されるように、接触5118による入力が、フラグコンテンツアフォーダンス5058と関連したフラグコンテンツ選択肢を選択して、電子メール一覧項目5008に対応する電子メールにフラグ5120を適用する。
【0599】
いくつかの実施形態では、リフトオフしたときの第1の接触の正味移動が第2の移動閾値基準を満たさないという判定に従って、デバイスは第1の項目をその元の位置に戻し、1つ以上の選択可能な選択肢の表示を中止する。いくつかの実施形態では、第2の移動閾値基準が第1の接触によって満たされない場合には、触知出力が得られない。
【0600】
いくつかの実施形態では、第1の項目とは、ユーザインターフェースの第1の項目が表示される前にユーザインターフェースに表示された第2の項目(例えば、電子メール一覧項目に対応する電子メールメッセージ)のプレビューのことである。例えば、第1の項目とは、電子メール一覧項目5008に対応する電子メールのプレビューのことであり(例えば、
図5BUのプレビューパネル5128に示される)、第2の項目とは、電子メールプレビューが表示される前にユーザインターフェース5002(例えば、
図AZ〜BAに示される)に表示された電子メール一覧項目5008のことである。第1の項目を含むユーザインターフェースを表示する前に、デバイスは(2030)、第2の項目(例えば電子メール一覧項目5008)を含むユーザインターフェース(例えば、電子メール一覧項目のリストを含むユーザインターフェース5002)を表示する。すなわち、第2の項目を含むユーザインターフェースを表示しながら、デバイスは、タッチ感知面112上の第1の接触(例えば、
図5BSに示される接触5150)を、第2の項目に対応する位置で検出する、第2の項目を含むユーザインターフェースを表示しながら、デバイスは、第1の接触の特性強度の増加(例えば、
図BS〜BUの強度計5124で示される)を、第1の接触の特性強度の増加を検出することに応じて、第1の接触の特性強度がコンテンツプレビュー基準を満たすと判定することに従って検出し、このコンテンツプレビュー基準は、第1の接触の特性強度が第1の強度閾値(例えば、軽く押す強度閾値)に、コンテンツプレビュー基準が満たされるように適合することを要求し(例えば、接触5150の特性強度が、
図5BUに示されるように、軽く押す強度閾値レベルIT
Lを超えて増大する)、第2の項目を含むユーザインターフェースの表示が中止され、第2の項目を含むユーザインターフェースが、第1の項目を含むユーザインターフェースに置き換えられ、第1の接触の特性強度がコンテンツプレビュー基準を満たさないという判定に従って、デバイスは、第2の項目を含むユーザインターフェースの表示を維持する。
【0601】
いくつかの実施形態では、第1の接触の特性強度の増加を検出することに応じて(2032)、第1の接触の特性強度がコンテンツプレビュー基準を満たすと判定することに従って、第3の触知出力(例えば、ゲインが1.0のMicroTap(200Hz))を生成し、この第3の触知出力は、コンテンツプレビュー基準が満たされたことを示し、また第1の接触の特性強度がコンテンツプレビュー基準を満たさないという判定に従って、第3の触知出力の生成を実施しない。例えば、
図BUで、接触5150の特性強度がコンテンツプレビュー基準を満たす(例えば、強度レベル計5124で示されるように、接触の特性強度がIT
Lよりも大きくなる)と、デバイスは触知出力5152を生成する。
【0602】
いくつかの実施形態(2034)で、第1の移動閾値基準が満たされていることを示す第1の触知出力と、コンテンツプレビュー基準が満たされていることを示す第3の触知出力とでは、波形が異なる。例えば、
図BU〜BYで、第3の触知出力とは、接触5150の特性強度が、
図BUの強度レベル計5124で示されるように、IT
Lよりも大きくなったときに生じる触知出力5152(例えば、波形5152−bで示されるMicroTap(200Hz)、ゲイン1.0)のことであり、第1の触知出力とは、
図BYに示されるように、第1の移動閾値基準が満たされるまで矢印5154、5158、5160で示される経路に沿って接触5150が移動することに応じて生じる触知出力5162(例えば、波形5162−bで示されるMiniTap(270Hz)、ゲイン1.0)のことである。
【0603】
いくつかの実施形態(2036)では、第1の移動閾値基準が満たされていることを示す第1の触知出力(例えば、
図5BYに関して説明されている触知出力5152)は、コンテンツプレビュー基準が満たされていることを示す第3の触知出力(例えば、
図5BUに関して説明されている触知出力5152)よりも周波数が高い(例えば、第1の触知出力は周波数が270Hzであり、第3の触知出力は周波数が200Hzである)。
【0604】
いくつかの実施形態(2038)では、第1の移動閾値基準が満たされていることを示す第1の触知出力(例えば、
図CTに関して説明されている触知出力5190)は、コンテンツプレビュー基準が満たされていることを示す第3の触知出力(例えば、
図5CPに関して説明されている触知出力5182)とは波形が異なる(例えば、第1の触知出力はMiniTapであり、第3の触知出力はMicroTapである)。
【0605】
いくつかの実施形態(2040)では、反転基準が満たされていることを示す第2の触知出力(例えば、
図CWに関して説明されている触知出力5198)は、コンテンツプレビュー基準が満たされていることを示す第3の触知出力(例えば、
図5CPに関して説明されている触知出力5182)よりも周波数が高い(例えば、第2の触知出力は周波数が270Hzであり、第3の触知出力は周波数が200Hzである)。
【0606】
いくつかの実施形態では、第1の項目を含むユーザインターフェースを表示しながら、デバイスは、第1の接触の特性強度の第2の増加を検出する(2042)。例えば、接触5202の特性強度の第1の増加が、
図5DA〜5DCに示されるように、軽く押す強度閾値IT
Lを超えた後、接触5202の特性強度は、
図5DDに示されるように、増加し続ける。第1の接触の特性強度の第2の増加を検出することに応じて、第1の接触の特性強度がコンテンツ表示基準を満たすと判定することに従い、このコンテンツ表示基準は、コンテンツ表示基準が満たされるように第1の接触の特性強度が第2の強度閾値(例えば、強度レベル計5124で示される深押し強度閾値IT
D)を満たすことを要求し、それによって、第1の項目(例えば、
図5DCに示されたプレビュープラットフォーム5128)が、(例えば、ネイティブ電子メールアプリケーションとして表示される電子メールなどの、コンテンツのネイティブアプリケーションのコンテキストで)ディスプレイ上の第1の項目に対応するコンテンツを含むユーザインターフェースに置き換えられ、また第4の触知出力(例えば、
図5DDに示される触知出力5205)が生成され、この第4の触知出力は、コンテンツ表示基準が満たされたことを示す。例えば、
図5DDに示されるように、接触5202の特性強度が深押し強度閾値レベルIT
Dを超えて増加したという判定に従って、
図5DCのプレビュープラットフォーム5128に表示される電子メール5201のプレビューは、
図5DDに示されたネイティブ電子メールアプリケーション5201としての電子メール5201の表示に置き換えられる。
【0607】
いくつかの実施形態では、第4の触知出力(例えば、
図5DDに示される触知出力5205)は、第1の触知出力(例えば、
図5CTに示される触知出力5190)、第2の触知出力(例えば、
図5CWに示される触知出力5198)、及び/又は第3の触知出力(例えば、
図5CPに示される触知出力5182)とは触知出力パターンが異なる(少なくとも第1の出力特性に関して)。例えば、第4の触知出力は、第1の触知出力、第2の触知出力、及び第3の触知出力とは波形が異なる(例えば、サイクル数が異なる)(例えば、第4の触知出力は、FullTap(150Hz)、ゲインが1.0である)。いくつかの実施形態では、第4の触知出力は、第1の触知出力、第2の触知出力及び/又は第3の触知出力の特性値と同じである少なくとも1つの特性値を有する。
【0608】
いくつかの実施形態では、第1の接触の特性強度の第2の増加を検出することに応じて、第2の接触の特性強度がコンテンツ表示基準を満たさないと判定することに従って、デバイスは、第1の項目を含むユーザインターフェースを、ディスプレイ上の第1の項目に対応するコンテンツを含むユーザインターフェースに置き換えることを実施せず、また第4の触知出力を生成することを実施しない。
【0609】
いくつかの実施形態(2044)で、コンテンツプレビュー基準が満たされていることを示す第3の触知出力(例えば、
図5CPに示される触知出力5182)は、コンテンツ表示基準が満たされていることを示す第4の触知出力(例えば、
図5DDに示される触知出力5205)よりも周波数が高い(例えば、コンテンツプレビューに対する第3の触知出力は周波数が200Hzであり、コンテンツ表示に対する第4の触知出力は周波数が150Hzである)。
【0610】
いくつかの実施形態(2046)で、コンテンツプレビュー基準が満たされていることを示す第3の触知出力(例えば、
図5CPに示される触知出力5182)と、コンテンツ表示基準が満たされていることを示す第4の触知出力(例えば、
図5DDに示される触知出力5205)とは波形が異なる(例えば、プレビューに対する第3の触知出力はMicroTapであり、コンテンツ表示に対する第4の触知出力はFullTapである)。
【0611】
いくつかの実施形態では(2048)、第1の操作は、第1の項目に関連した状態を修正する(例えば、第1の操作で、電子メールにフラグを立て、電子メールをアーカイブし、電子メールに既読とマークを付け、電子メールに未読とマークを付け、記事を好み、記事を嫌い、記事を保存し、記事を共有し、記事にブックマークを付け、チャネルをミュートし(例えばニュースチャネル)、かつ/又は記事を報告する)。
【0612】
いくつかの実施形態(2050)では、第1の操作とは破壊的操作のことである(例えば、第1の操作で第1の項目を削除する)。
【0613】
いくつかの実施形態(2052)では、第1の項目とは、1つ以上のニュース記事を表すニュース項目であり、第1の操作とは、第1の項目を共有すること、及び第1の項目をお気に入りとしてマークを付けることのうちの1つである。いくつかの実施形態では、接触を第1の方向に移動することは第1の項目を共有することに対応し、接触を第2の方向に移動することは、ニュース項目にお気に入りではないとしてマークを付けることに対応する。いくつかの実施形態では、削除操作を実行するための移動閾値は、既読操作としてマークを実行するための移動閾値よりも高い。いくつかの実施形態では、移動閾値基準が満たされたこと、及び反転基準が満たされたことを示す触知出力は、第1の方向の移動に対しても第2の方向の移動に対しても使用される。
【0614】
いくつかの実施形態では、第1の項目とは、1つ以上の電子メッセージを表す電子メッセージ項目(例えば、電子メール一覧項目5004、電子メール一覧項目5006、電子メール一覧項目5008)のことであり、第1の操作とは、第1の項目に既読としてマークを付けること(例えば、
図5B〜5Iに示されているように、又は
図5AZ〜5BIに示されているように)、及び第1の項目を削除すること(又は、
図5Q〜5Wに示されているように、若しくは
図5BS〜5CBに示されているように、第1の項目をアーカイブすること)のうちの1つである。いくつかの実施形態では、接触を第1の方向に移動することは削除操作(又はアーカイブ操作)に対応し、接触を第2の方向に移動することは、電子メッセージに既読としてマークを付けることに対応する。いくつかの実施形態では、削除操作(又はアーカイブ操作)を実行するための移動閾値は、既読操作としてマークを実行するための移動閾値よりも高い。いくつかの実施形態では、移動閾値基準が満たされたこと、及び反転基準が満たされたことを示す触知出力は、第1の方向の移動に対しても第2の方向の移動に対しても使用される。
【0615】
図20A〜20Fの操作が説明された際の特定の順序は単なる例示であり、説明された順序がその操作を実行できる唯一の順序であることを示すものではないと理解されたい。当業者には、本明細書に記載の操作を再順序付けるための様々な方法が理解されよう。加えて、本明細書に記載の他の方法(例えば、方法2200、2400、2600、2800、3000、3200及び3400)に関して本明細書に記載の他の処理の詳細もまた、
図20A〜20Fに関して上述の方法2000に対し同様に適用可能であることに留意されたい。例えば、方法2000に関して上述の接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、及びアニメーションは、本明細書に記載の他の方法(例えば、方法2200、2400、2600、2800、3000、3200、及び3400)に関して本明細書に記載の接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、及びアニメーションの特徴のうちの1つ以上を任意選択的に有する。説明を簡潔にするために、これらの詳細についてここでは繰り返さない。
【0616】
いくつかの実施形態によれば、
図21は、説明される様々な実施形態の原理に従って構成された電子デバイス2100の機能ブロック図を示す。このデバイスの機能ブロックは、説明される様々な実施形態の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって任意選択的に実施される。当業者には、
図21に示される機能ブロックが、説明される様々な実施形態の原理を実施するために、任意選択的に組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが理解されよう。したがって、本明細書での説明は、本明細書に記載の機能ブロックについてのあらゆる可能な組み合わせ若しくは分割、又は更なる定義を任意選択的に支持する。
【0617】
図21に示されるように、電子デバイス2100は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット2102と、タッチ感知面ユニット2104と、触知出力を生成するように構成された1つ以上の触知出力生成器ユニット2106と、これらディスプレイユニット2102、タッチ感知面ユニット2104及び1つ以上の触知出力生成器ユニット2106に結合された処理ユニット2108とを備える。いくつかの実施形態において、処理ユニットは、検出ユニット2110、実行ユニット2112、移動ユニット2114、顕示ユニット2116、及び置き換えユニット2118を含む。
【0618】
処理ユニット2108は:第1の項目を含むユーザインターフェースを(例えば、ディスプレイユニット2102を用いて)ディスプレイユニット2102上で表示することを可能にするように構成され、第1の項目を含むユーザインターフェースを表示しながら、タッチ感知面上の第1の接触による入力の第1の部分を(例えば、検出ユニット2110を用いて)検出するように構成され、第1の接触による入力の第1の部分を検出することは、第1の項目に対応するタッチ感知面上の位置で第1の接触を(例えば、検出ユニット2110を用いて)検出することと、タッチ感知面上の第1の接触の第1の移動を(例えば、検出ユニット2110を用いて)検出することとを含み、第1の接触の第1の移動を含む入力の第1の部分を検出することに応じて、第1の接触の第1の移動が、第1の操作を実行する前提条件である第1の移動閾値基準を満たすと判定することに従って、第1の触知出力を(例えば、触知出力生成器ユニット2106を用いて)生成するように構成され、この第1の触知出力が、第1の操作についての第1の移動閾値基準が満たされていることを示し、更に処理ユニットは、第1の接触の第1の移動が第1の操作についての第1の移動閾値基準を満たさないという判定に従って、第1の触知出力の生成を実施しないように構成される。
【0619】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2108は更に:第1の接触の第1の移動が第1の移動閾値基準を満たすという判定に従って第1の触知出力を生成した後に、第1の接触による入力の第2の部分を(例えば、検出ユニット2110を用いて)検出するように構成され、この入力の第2の部分は第1の接触の第2の移動を含み、第1の接触による入力の第2の部分を検出することに応じて、第1の接触の第2の移動が第1の操作を取り消す反転基準を満たすと判定することに従って、第2の触知出力を(例えば、触知出力生成器ユニット2106を用いて)生成するように構成され、この第2の触知出力が、第1の操作を取り消す反転基準が満たされていることを示しており、更に処理ユニットは、第1の接触の第2の移動が反転基準を満たしていないという判定に従って、第2の触知出力の生成を実施しないように構成される。
【0620】
いくつかの実施形態では、第1の触知出力と第2の触知出力は、触知出力パターンが異なる。
【0621】
いくつかの実施形態では、第1の触知出力と第2の触知出力は、周波数が同じであるが、振幅が異なる。
【0622】
いくつかの実施形態では、第1の触知出力と第2の触知出力は、周波数が同じであるが、波形が異なる。
【0623】
いくつかの実施形態では、第1の移動閾値基準と反転基準は、ディスプレイユニット2102上の異なる閾値位置に対応する。
【0624】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2108は更に:第1の接触のリフトオフを(例えば、検出ユニット2110を用いて)検出するように構成され、第1の接触のリフトオフを検出することに応じて、入力が、第1の操作のための起動基準(この起動基準は第1の操作閾値基準を含む)を満たすという判定に従って、第1の操作を(例えば、実行ユニット2112を用いて)実行するように構成され、また入力が、第1の操作のための起動基準を満たさないという判定に従って、第1の操作を実施しないように構成される。
【0625】
いくつかの実施形態では、起動基準は、第1の移動閾値基準に加えて、入力が、第1の接触のリフトオフの前に取り消し基準を満たす第2の移動を含まないという要件を含む。
【0626】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2108は更に:第1の接触による入力の第1の部分を検出することに関して、第1の接触の第1の移動に従って第1の項目を(例えば、移動ユニット2114を用いて)動かすように構成される。
【0627】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2108は更に:第1の接触による入力の第1の部分を検出することに応じて、第1の項目に適用できるそれぞれの動作にそれぞれ対応する1つ以上の選択可能な選択肢を(例えば、顕示ユニット2116を用いて)顕示するように構成される。
【0628】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2108は更に:第1の接触のリフトオフを検出することに応じて、入力が第1の操作のための起動基準を満たしていないと判定し、また第1の接触のリフトオフによる第1の接触の移動が、第1の移動閾値基準よりも低い第2の移動閾値基準を満たしていると判定することに従って、第1の接触のリフトオフを検出した後に1つ以上の選択可能な選択肢の表示を(例えば、ディスプレイユニット212を用いて)維持するように構成される。
【0629】
いくつかの実施形態では、第1の項目とは、ユーザインターフェースの第1の項目が表示される前にユーザインターフェースに表示された第2の項目のプレビューのことであり、処理ユニット2108は更に:第1の項目を含むユーザインターフェースを表示する前に、第2の項目を含むユーザインターフェースの表示を(例えば、ディスプレイユニット2102を用いて)可能にするように構成され、第2の項目を含むユーザインターフェースを表示しながら、タッチ感知ユニット上の第1の接触を(例えば、検出ユニット2110を用いて)第2の項目に対応する位置で検出するように構成され、第2の項目を含むユーザインターフェースを表示しながら、第1の接触の特性強度の増加を(例えば、検出ユニット2110を用いて)検出するように構成され、第1の接触の特性強度の増加を検出することに応じて、第1の接触の特性強度がコンテンツプレビュー基準を満たすと判定することに従って(このコンテンツプレビュー基準は、コンテンツプレビュー基準が満たされるために第1の接触の特性強度が第1の強度閾値に適合することを要求する)、第2の項目を含むユーザインターフェースを(例えばディスプレイユニット2102を用いて)表示することを中止するように構成され、第2の項目を含むユーザインターフェースが、第1の項目を含むユーザインターフェースに置き換えられ、更に処理ユニットは、第1の接触の特性強度がコンテンツプレビュー基準を満たさないという判定に従って、第2の項目を含むユーザインターフェースを(例えばディスプレイユニット2102を用いて)表示することを維持するように構成される。
【0630】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2108は更に、第1の接触の特性強度の増加を検出することに応じて、第1の接触の特性強度がコンテンツプレビュー基準を満たすと判定することに従って、第3の触知出力を(例えば、触知出力生成器ユニット2106を用いて)生成するように構成され、この第3の触知出力は、コンテンツプレビュー基準が満たされたことを示し、また第1の接触の特性強度がコンテンツプレビュー基準を満たさないという判定に従って、第3の触知出力の生成を実施しないように構成される。
【0631】
いくつかの実施形態では、第1の移動閾値基準が満たされていることを示す第1の触知出力と、コンテンツプレビュー基準が満たされていることを示す第3の触知出力とは、波形が異なる。
【0632】
いくつかの実施形態では、第1の移動閾値基準が満たされていることを示す第1の触知出力は、コンテンツプレビュー基準が満たされていることを示す第3の触知出力よりも周波数が高い。
【0633】
いくつかの実施形態では、反転基準が満たされていることを示す第2の触知出力と、コンテンツプレビュー基準が満たされていることを示す第3の触知出力とは、波形が異なる。
【0634】
いくつかの実施形態では、反転基準が満たされていることを示す第2の触知出力は、コンテンツプレビュー基準が満たされていることを示す第3の触知出力よりも周波数が高い。
【0635】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2108は更に:第1の項目を含むユーザインターフェースを表示しながら、第1の接触の特性強度の第2の増加を(例えば、検出ユニット2110を用いて)検出するように構成され、第1の接触の特性強度の第2の増加を検出することに応じて、第1の接触の特性強度がコンテンツ表示基準を満たすと判定することに従い、このコンテンツプレビュー基準は、第1の接触の特性強度が第2の強度閾値に、コンテンツ表示基準が満たされるように適合することを要求し、それによって、第1の項目を含むユーザインターフェースが、ディスプレイユニット2102上の第1の項目に対応するコンテンツを含むユーザインターフェースに(例えば、置き換えユニット2118を用いて)置き換えられ、更に処理ユニットは、第4の触知出力を(例えば、触知出力生成器ユニット2106を用いて)生成するように構成され、この第4の触知出力が、コンテンツ表示基準が満たされたことを示し、第2の接触の特性強度がコンテンツ表示基準を満たさないと判定することに従って、処理ユニットは、第1の項目を含むユーザインターフェースを、ディスプレイユニット2102上の第1の項目に対応するコンテンツを含むユーザインターフェースに置き換えることを実施しないように、また第4の触知出力を生成することを実施しないように構成される。
【0636】
いくつかの実施形態では、コンテンツプレビュー基準が満たされていることを示す第3の触知出力は、コンテンツ表示基準が満たされていることを示す第4の触知出力よりも周波数が高い。
【0637】
いくつかの実施形態では、コンテンツプレビュー基準が満たされていることを示す第3の触知出力と、コンテンツ表示基準が満たされていることを示す第4の触知出力とは、波形が異なる。
【0638】
いくつかの実施形態では、第1の操作は、第1の項目に関連した状態を修正する。
【0639】
いくつかの実施形態では、第1の操作とは破壊的操作のことである。
【0640】
いくつかの実施形態では、第1の項目とは、1つ以上のニュース記事を表すニュース項目であり、第1の操作とは、第1の項目を共有すること、及び第1の項目をお気に入りとしてマークを付けることのうちの1つである。
【0641】
いくつかの実施形態では、第1の項目とは、1つ以上の電子メッセージを表す電子メッセージ項目のことであり、第1の操作とは、第1の項目に既読としてマークを付け、この第1の項目を削除することである。
【0642】
上述の、情報処理方法での操作は、(例えば、
図1A及び
図3に関連して上述した)汎用プロセッサ又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを実行することによって任意選択的に実施される。
【0643】
図20A〜20Fを参照して上述した操作は、
図1A〜1B、又は
図21に示された構成要素によって、任意選択的に実施される。例えば、検出操作2004及び生成操作2006は、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190によって任意選択的に実施される。イベントソータ170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1へ送出する。アプリケーション136−1のそれぞれのイベント認識部180は、イベント情報をそれぞれのイベント定義186と比較し、タッチ感知面上の第1の位置の第1の接触が、ユーザインターフェース上のオブジェクトの選択などの、所定のイベント又はサブイベントに対応するかどうかを判定する。それぞれの所定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190を起動する。イベントハンドラ190は、データアップデーター176又はオブジェクトアップデーター177を任意選択的に利用又は呼び出して、アプリケーション内部状態192を更新する。いくつかの実施形態では、イベントハンドラ190は、それぞれのGUIアップデーター178にアクセスして、アプリケーションによって表示されるものを更新する。同様に、当業者には、
図1A〜1Bに示される構成要素に基づいて他の処理をどのように実施できるかが明らかであろう。
【0644】
図22A〜22Eは、いくつかの実施形態による、触知フィードバックを与える方法2200を示すフロー図であり、この触知フィードバックは、項目ナビゲーションユーザインターフェースのサブセットの項目を通して視覚的に切り換わることと同期している。方法2200は、ディスプレイ、タッチ感知面、及び触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器を備えた電子デバイス(例えば、
図3のデバイス300、又は
図1Aのポータブル多機能デバイス100)において実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面はディスプレイ上にあるか、又はこれと一体化している。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面から分離している。方法700のいくつかの操作が任意選択的に組み合わされ、かつ/又はいくつかの操作の順序が任意選択的に変更される。
【0645】
下記のように、方法700は、触知フィードバックを与える直感的な方法を提供し、この触知フィードバックは、項目ナビゲーションユーザインターフェースのサブセットの項目に対応するインデックス値に向けられたユーザ入力に応じて、項目ナビゲーションユーザインターフェースのサブセットの項目(例えば、接触リスト、フォトブラウザなど)を通して視覚的に切り換わることと同期している。いくつかの実施形態では、呼び出されたインデックス値に対応するサブセットの項目が項目ナビゲーションユーザインターフェース内の既定の位置に移動すると触知出力が生成される。触知出力により、サブセットの項目に対応するそれぞれのインデックス値が呼び出されたという非視覚的な確証がユーザには得られ、項目ナビゲーションユーザインターフェースにおけるサブセットの項目の移動は、インデックス値を呼び出すことによる視覚的変化になる。いくつかの実施形態では、触知出力によって得られる触知フィードバックは、インデックス値がインデックスナビゲーション要素の中にサイズ制限によって密に詰め込まれて、インデックス値の正確な位置を見ることがユーザの指の接触する状態で困難になり得るので、特に有用である。触知出力とユーザインターフェースのサブセットの項目の視覚的切り替えとが同期することで、入力変化とユーザインターフェース変化の間の因果リンクがユーザに対し強調される。この改善された非視覚的フィードバックを提供することにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスインターフェースがより効率的になり(例えば、適切な入力を行うためのユーザの助けになること、及びデバイスを操作し対話するときのユーザの誤りを減らすことによって)、これにより、更に、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようになることによって、デバイスの電力使用が減り、バッテリ寿命が改善する。
【0646】
デバイスはディスプレイ上に、項目ナビゲーションユーザインターフェース(例えば、
図6Aに関して説明された名前リスト6006を含むユーザインターフェース6002、写真ブラウジングユーザインターフェース、又はニュースブラウジングインターフェース)を表示する(2200)。項目ナビゲーションユーザインターフェースは、複数の項目(例えば、
図6Aの名前6008、6010、6012、6014、6016、6018、及び6020)の第1の部分のレプリゼンテーションを含み(2202−a)、これら複数の項目は、2つ以上の群になるように配列され(例えば、名前6008、6010、6012及び6014を含む名前の「A]群、名前6016及び6018を含む「B」群、及び名前6020を含む名前の「C]群)、これらの群は、複数のインデックス値の中で、対応するインデックス値(例えば、「A」群インデックス6022、「B」群インデックス6024、及び「C」群インデックス6026)によって表され、複数の項目の第1の部分は、複数のインデックス値の中の第1のインデックス値に対応する項目の第1の群を含む(例えば、連絡先の名字の先頭文字によって分類された連絡先のアルファベット順のリスト、一連の画像サムネイル、及び/又は直線状の時間表に配置され、作成日/出版日で分類されたニュース項目)。項目ナビゲーションユーザインターフェースはまた、複数のインデックス値(例えば、文字、番号、日付、日付範囲、及び/又はラベル)のうちの3つ以上のレプリゼンテーションを含むインデックスナビゲーション要素(例えば、インデックススクラバ6004)を含む(2202−b)。例えば、インデックススクラバ6004とは、「A」群インデックス6022を表すインデックスマーカ6028と、「B」群インデックス6024を表すインデックスマーカ6030と、「C」群インデックス6026を表すインデックスマーカ6032とを含むインデックスナビゲーション要素のことである。
【0647】
項目ナビゲーションユーザインターフェースを表示しながら、デバイスは、タッチ感知面112上の第1のドラッグジェスチャ(例えば、第1の接触6034による)を検出し(2204)、このジェスチャは、項目の第1の群を表す第1のインデックス値のレプリゼンテーション(例えば、「A」群インデックス6022を表すインデックスマーカ6028)に対応する第1の位置から、項目の第2の群を表す第2のインデックス値のレプリゼンテーション(例えば、「B」群インデックス6030を表すインデックスマーカ6030)に対応する第2の位置への移動を含む。
【0648】
第1のドラッグジェスチャを検出することに応じて(2206):デバイスは、1つ以上の触知出力生成器によって、第2のインデックス値に対応する第2の位置への移動に対応する第1の触知出力6044−a(例えば、波形6044−bで示される、ゲインが0.5のMicroTap(270Hz))を生成し(2206−a)、複数の項目の第1の部分(例えば、「A」群の名前6008、6010、6012及び6014)のレプリゼンテーションを表示することから、複数の項目の第2の部分のレプリゼンテーションを表示することへ切り換わり、これら複数の項目の第2の部分は項目の第2の群(例えば、「B」群の名前6016及び6018)を含む(2206−b)。
【0649】
いくつかの実施形態では、複数の項目の第1の部分のレプリゼンテーションを表示することから複数の項目の第2の部分のレプリゼンテーションを表示することへ切り替えることは、複数の項目の第1の部分のレプリゼンテーションの表示を複数の項目の第2の部分のレプリゼンテーションの表示に、項目をスクロールせずに置き換えることを含む(2208)(例えば、項目の第2の群を表す第2のインデックス値に接触が届くと、項目の第2の群は、ユーザインターフェースの最上端で項目の第1の群に急に取って代わる)。
【0650】
例えば、項目をスクロールせずに項目のサブセットを切り替えることは、ドラッグ入力中の離散的な時点で生じるインデックス値を呼び出すことに同期することに対しより適合する。ユーザインターフェース変化と触知出力生成の間で同期することは、ユーザの予想とより良く合致し、デバイスの操作性が向上する。その結果、ユーザデバイスインターフェースがより効率的になり(例えば、適切な入力を行うためのユーザの助けになること、及びデバイスを操作し対話するときのユーザの誤りを減らすことによって)、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようになることによって、デバイスのバッテリ寿命が改善する。
【0651】
いくつかの実施形態では、複数の項目の第1の部分のレプリゼンテーションは、項目の第1の群のうちで所定の特性を持つ項目から始まり(例えば、名前6008、6010、6012及び6014の「A」群は、「A」群インデックス6022から、及び/又はアルファベット順に第1の名前6008から始まり)、複数の項目の第2の部分のレプリゼンテーションは、項目の第2の群のうちで同じ所定の特性を持つ項目から始まる(例えば、名前6016及び6018の「B」群は、「B」群インデックス6024から、及び/又はアルファベット順に第1の名前6016から始まる)(2210)。例えば、第1の項目とは、群内のアルファベット順又は時系列で第1の項目、又は群内のアルファベット順又は時系列で最後の項目のことである。
【0652】
いくつかの実施形態では、複数の項目の第1の部分のレプリゼンテーションを表示することから複数の項目の第2の部分のレプリゼンテーションを表示することへの切り替えは、複数の項目の第2の部分のレプリゼンテーションを項目ナビゲーションユーザインターフェースの所定の位置に表示することを含む(2212)(例えば、第2の部分の最上部が、名前リスト6006が表示される領域の上方縁部6040などの、項目ナビゲーションユーザインターフェースの項目ディスプレイ領域の上端縁部に表示される)。
【0653】
いくつかの実施形態では、項目ナビゲーションユーザインターフェース6002を表示しながら、デバイスは、第2のドラッグジェスチャを(例えば、第1の接触6034とは別個の第2の接触6082によって)タッチ感知面で検出し(2214)、この第2のドラッグジェスチャは、項目ナビゲーションユーザインターフェースの、項目の第3の群(例えば、名前6128、6130、6132及び6134を含む名前の群などの、文字「D」に対応する群)に対応する第3の位置から、項目の第4の群(例えば、名前6020、6124及び6126を含む名前の群などの、文字「C」に対応する群)に対応する第4の位置に向かう移動(例えば、
図6X〜6Yに図示の矢印6122によって示された経路に沿った名前リスト6006上の移動)を含む。第2のドラッグジェスチャを検出することに応じて、デバイスは、第2のドラッグジェスチャ(例えば、
図6X〜6Yに示されるように、上方向のスワイプジェスチャを用いて名前リスト6006を上方向にスクロールすること)に従い、項目の第3の群及び項目の第4の群を移動させ、項目の第3の群及び第4の群を移動させながら(また、ユーザインターフェース上の項目の順序付けられた配列を維持しながら)、デバイスは、項目の第4の群がユーザインターフェースの既定の位置を横切ったことを検出する(例えば、第4の群の最上部は、ユーザインターフェースの上端縁部に達している)。例えば、
図6Yに示されるように、文字「C」に対応する群は、名前リスト6006が表示されている領域の上方縁部6040に達している。
【0654】
項目の第4の群(例えば、文字「C」に対応する群)が、(例えば、
図6Yに示されるように)規定の位置を横切ったことを検出することに応じて、デバイスは、項目の第4の群がユーザインターフェースの既定の位置を横切ることと連携して(例えば、横切る時間に)、第2の触知出力(例えば、触知出力6136)を生成する。
【0655】
デバイスは、項目の第3の群が、ユーザインターフェースの既定の位置を横切った(例えば、第3の群の上端がユーザインターフェースの項目ディスプレイ領域の上端縁部に達した)ことを検出する。例えば、文字「D」に対応する群は、
図6Yに示されるように、矢印6138で示された経路に沿って移動しており、
図6Zに示されるように、名前リスト6006が表示されている領域の上方縁部6040に達している。項目の第3の群が、規定の位置を横切ったことを検出することに応じて、デバイスは、項目の第3の群がユーザインターフェースの既定の位置を横切ることと連携して(例えば、横切る時間に)、第3の触知出力(例えば、触知出力6140)を生成する。
【0656】
いくつかの実施形態では、項目ナビゲーションユーザインターフェース(例えば、ユーザインターフェース6002)を表示しながら、デバイスは、第2のドラッグジェスチャ(例えば、
図6X〜6Zに示されるように、矢印6122及び6138によって示された経路に沿ったジェスチャ)をタッチ感知面で検出し(2216)、この第2のドラッグジェスチャは、項目の第3の群(例えば、文字「D」に対応する群)に対応する第3の位置から、項目の第4の群(例えば、文字「C」に対応する群)に対応する第4の位置に向かう移動を含む。第2のドラッグジェスチャを検出することに応じて、デバイスは、第2のドラッグジェスチャ(例えば、上方向のスワイプジェスチャを用いて接触リストを上方向にスクロールすること)に従い、項目の第3の群及び項目の第4の群を、第3及び第4の項目がユーザインターフェースの既定の位置を横切ったときに触知出力を生成せずに、移動させる。
【0657】
いくつかの実施形態では、項目の第1の群と項目の第2の群は、複数のインデックス値の第1のインデックス値と第2のインデックス値の間のそれぞれの中間インデックス値に対応する項目のうちの1つ以上の中間群によって分離される(2218)。例えば、項目の第1の群とは、名前6008、6010、6012及び6014を含む「A」群のことであり(
図6A参照)、項目の第2の群とは、名前6128、6030、6132及び6134を含む「D」群のことであり(
図6X参照)、項目の1つ以上の中間群は、名前6016及び6018を含む「B」群と(
図6A参照)、名前6020、6124及び6126を含む「C」群(
図6X参照)とを含む。
【0658】
いくつかの実施形態では、第1のドラッグジェスチャが検出されている間、デバイスは、第1のドラッグジェスチャが複数のインデックス値の第1の中間インデックス値に対応する位置まで移動することを検出する。例えば、第1のドラッグジェスチャとは、
図6I〜6Jに示されるように、接触6034が、「A」群インデックスを表すインデックスマーカ6022を表すインデックスマーカ6028に対応する第1の位置から、「B」群インデックスを表すインデックスマーカ6030に対応する第2の位置まで、矢印6066で示された経路に沿って移動することである。第1の中間インデックス値(例えば、「B」群インデックス6030)に対応する位置への第1のドラッグジェスチャの移動を検出することに応じて、デバイスは、1つ以上の触知出力生成器によって、第1の中間値への移動に対応する第4の触知出力(例えば、
図6Jに示される触知出力6068)を生成する。このデバイスは、複数の項目の第3の部分のレプリゼンテーションを表示し、この複数の項目の第3の部分は、第1の中間値に対応する項目の第1の中間群(例えば、名前6016及び6018を含む「B」群項目)を含む。例えば、デバイスは、第1の中間インデックス値の直前の別のインデックス値(例えば、「A」群インデック6028)に対応する群を含む複数の項目のそれぞれの部分のレプリゼンテーションを表示することから切り換わる。
【0659】
いくつかの実施形態では、第1のドラッグジェスチャが検出される間、デバイスは、複数のインデックス値の第2の中間インデックス値に対応する位置まで第1のドラッグジェスチャが移動することを検出する(2220)。例えば、
図6I〜6Jに関して説明されたドラッグジェスチャは、矢印6072で示された経路に沿って、
図6Kに示されるように、「C」群インデックスに対応するインデックスマーカ6032の位置まで続く。第2の中間インデックス値に対応する位置への第1のドラッグジェスチャの移動を検出することに応じて、デバイスは第1のドラッグジェスチャの移動特性(例えば、第2の中間インデックス値に達するときの移動速度、又は第2の中間インデックス値(例えば、「C]群インデックスに対応するインデックスマーカ6032)に達する移動と、触知出力が生成された前インデックス値(「B]群インデックスに対応するインデックスマーカ6030)に達する移動との間の時間(例えば、時間間隔t
7))を決定する。第1のドラッグジェスチャの移動特性が触覚スキップ基準を満たさないという判定に従って、デバイスは、第2の中間インデックス値に達したことを示す第5の触知出力を生成する。第1のドラッグジェスチャの移動特性が触覚スキップ基準を満たすという判定に従って、デバイスは、第2の中間インデックス値に達したことを示す第5の触知出力(例えば、
図6Jに示される)を生成することを実施しない。例えば、いくつかの実施形態では、移動閾値基準は、第1の移動ドラッグジェスチャが第2の中間インデックス値に達するときに、第1のドラッグジェスチャの移動特性(例えば、接触の移動速度)が既定の閾値(例えば、閾値速度)を超えることを要求する。
【0660】
いくつかの実施形態では、触覚スキップ基準が満たされるように、触覚スキップ基準は、第1のドラッグジェスチャの移動がユーザインターフェースの第2の中間インデックス値に達するときに、移動の速度が閾値速度を超えることを要求する(2222)。
【0661】
いくつかの実施形態では、触覚スキップ基準が満たされるように、触覚スキップ基準は、第1のドラッグジェスチャの移動がユーザインターフェースの第2の中間インデックス値に達する時間(例えば、時間T=T
0+t
6+t
7)が、触知出力が複数のインデックス値の別のインデックス値(例えば、第1の中間インデックス値、又は最も最近に生成された触覚出力に対応するインデックス値)に達する第1のドラッグジェスチャの移動によって(例えば、時間T
0+t
6において)生成された以降に、閾時間未満であることを要求する(2224)。例えば、
図6Jで、時間T=T
0+t
6において、デバイスは、接触6034によるドラッグジェスチャの移動が第1の中間インデックス値(例えば、「B」群インデックスに対応するインデックスマーカ6030)に達すると、触知出力6068を生成する。
図6Kで、時間T
0+t
6+t
7において、接触は第2の中間インデックス値(例えば、「C」群インデックスに対応するインデックスマーカ6032)まで移動しているが、触知出力6068が生成された以降の時間が閾値(例えば、連続する触知出力間の最小時間)未満であり、したがって触知出力が生成されない。
【0662】
いくつかの実施形態では、第2の中間インデックス値(例えば、
図6Kに示される「C」群インデックスに対応するインデックスマーカ6032)に対応する位置への第1のドラッグジェスチャの移動を検出することに応じて、デバイスは、項目の第3の部分(例えば、名前6016及び6018を含む「B」群項目の部分)のレプリゼンテーションを表示することから、第2の中間インデックス値に対応する項目の第4の部分(例えば、名前6020、6124及び6126を含む「C」群項目)のレプリゼンテーションを表示することに切り換わる(例えば、第5の触知出力が生成されるかどうかに関わらず)(2226)。
【0663】
いくつかの実施形態では、項目ナビゲーションユーザインターフェースは、2つ以上の群(例えば、名前6008、6010、6012及び6014を含む名前の「A」群と、名前6016及び6018を含む「B」群と、名前6020、6124及び6126を含む「C]群とを含む群)になるように配列された複数のアドレスブック項目(例えば、
図6Aの名前6008、6010、6012、6014、6016、6018及び6020を含む名前リスト6006)のレプリゼンテーションを含み、この2つ以上の群は、複数のインデックス文字のうちの異なるインデックス文字(「A]群インデックス6022、「B」群インデックス6024、及び「C」群インデックス6026)に対応し、インデックスナビゲーション要素(例えば、インデックススクラバ6004)は、複数のインデックス文字のうちの2つ以上のレプリゼンテーションを含む(例えば、インデックス「A」のインデックスマーカ6028、インデックス「B」のインデックスマーカ6030、インデックス「C」のインデックスマーカ6032)(2228)。
【0664】
いくつかの実施形態では、項目ナビゲーションユーザインターフェースは、複数のインデックス日付のうちの異なるインデックス日付範囲に対応する2つ以上の群になるように配列された複数の画像項目のレプリゼンテーションを含み、インデックスナビゲーション要素は、複数のインデックス日付範囲の2つ以上のレプリゼンテーションを含む(2230)。
【0665】
いくつかの実施形態では、項目ナビゲーションユーザインターフェースは、複数のインデックス日付のうちの異なるインデックス日付範囲に対応する2つ以上の群になるように配列された複数のニュース項目のレプリゼンテーションを含み、インデックスナビゲーション要素は、複数のインデックス日付範囲の2つ以上のレプリゼンテーションを含む(2232)。
【0666】
図22A〜22Eの操作が説明された際の特定の順序は単なる例示であり、説明された順序がその操作を実行できる唯一の順序であることを示すものではないと理解されたい。当業者には、本明細書に記載の操作を再順序付けるための様々な方法が理解されよう。加えて、本明細書に記載の他の方法(例えば、方法2000、2400、2600、2800、3000、3200及び3400)に関して本明細書に記載の他の処理の詳細もまた、
図22A〜22Eに関して上述の方法2200に対し同様に適用可能であることに留意されたい。例えば、方法2200に関して上述の接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、フォーカスセレクタ、及びアニメーションは、本明細書に記載の他の方法(例えば、方法2000、2400、2600、2800、3000、3200、及び3400)に関して本明細書に記載の接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、フォーカスセレクタ、及びアニメーションの特徴のうちの1つ以上を任意選択的に有する。説明を簡潔にするために、これらの詳細についてここでは繰り返さない。
【0667】
いくつかの実施形態によれば、
図23は、説明される様々な実施形態の原理に従って構成された電子デバイス2300の機能ブロック図を示す。このデバイスの機能ブロックは、説明される様々な実施形態の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって任意選択的に実施される。当業者には、
図23に示される機能ブロックが、説明される様々な実施形態の原理を実施するために、任意選択的に組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが理解されよう。したがって、本明細書での説明は、本明細書に記載の機能ブロックについてのあらゆる可能な組み合わせ若しくは分割、又は更なる定義を任意選択的に支持する。
【0668】
図23に示されるように、電子デバイス2300は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット2302と、タッチ感知面ユニット2304と、触知出力を生成するように構成された1つ以上の触知出力生成器ユニット2306と、これらディスプレイユニット2302、タッチ感知面ユニット2304及び1つ以上の触知出力生成器ユニット2306に結合された処理ユニット2308とを備える。いくつかの実施形態において、処理ユニットは、検出ユニット2310、切り替えユニット2312、置き換えユニット2314、移動ユニット2316、及び決定ユニット2318を含む。
【0669】
処理ユニット2308は:複数の項目の第1の部分のレプリゼンテーションを含む項目ナビゲーションユーザインターフェースの表示を(例えば、ディスプレイユニット2302を用いて)ディスプレイユニット2302上で可能にするように構成され、複数の項目は、複数のインデックス値のうちの対応するインデックス値によって表される2つ以上の群になるように配列され、複数の項目の第1の部分は、複数のインデックス値のうちの第1のインデックス値に対応する項目の第1の群を含み、インデックスナビゲーション要素が、複数のインデックス値のうちの3つ以上のレプリゼンテーションを含み、項目ナビゲーションユーザインターフェースを表示しながら、処理ユニットは、項目の第1の群を表す第1のインデックス値のレプリゼンテーションに対応する第1の位置から、項目の第2の群を表す第2のインデックス値のレプリゼンテーションに対応する第2の位置への移動を含む、タッチ感知ユニット2304上の第1のドラッグジェスチャを(例えば、検出ユニット2310を用いて)検出するように、またこの第1のドラッグジェスチャを検出することに応じて、第2のインデックス値に対応する第2の位置への移動に対応する第1の触知出力を(例えば、触知出力生成器ユニット2306を用いて)、1つ以上の触知出力生成器ユニットによって生成するように、また複数の項目の第1の部分のレプリゼンテーションを表示することから、複数の項目の第2の部分のレプリゼンテーションを表示することへ(例えば、切り替えユニット2312を用いて)切り替えるように構成され、これら複数の項目の第2の部分は項目の第2の群を含む。
【0670】
いくつかの実施形態では、複数の項目の第1の部分のレプリゼンテーションを表示することから、複数の項目の第2の部分のレプリゼンテーションを表示することへ切り替えることは、複数の項目の第1の部分のレプリゼンテーションの表示を複数の項目の第2の部分のレプリゼンテーションの表示に、項目をスクロールせずに(例えば、置き換えユニット2314を用いて)置き換えることを含む。
【0671】
いくつかの実施形態では、複数の項目の第1の部分のレプリゼンテーションは、項目の第1の群のうちで所定の特性を持つ項目から始まり、複数の項目の第2の部分のレプリゼンテーションは、項目の第2の群のうちで同じ所定の特性を持つ項目から始まる。
【0672】
いくつかの実施形態では、複数の項目の第1の部分のレプリゼンテーションを表示することから複数の項目の第2の部分のレプリゼンテーションを表示することへの切り替えは、複数の項目の第2の部分のレプリゼンテーションを(例えば、ディスプレイユニット2302を用いて)項目ナビゲーションユーザインターフェースの所定の位置に表示することを含む。
【0673】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2308は更に:項目ナビゲーションユーザインターフェースを表示しながら、項目の第3の群に対応する第3の位置から、項目ナビゲーションユーザインターフェースの項目の第4の群に対応する第4の位置に向かう移動を含む、タッチ感知面ユニット2304上の第2のドラッグジェスチャを(例えば、検出ユニット2310を用いて)検出するように、また第2のドラッグジェスチャを検出することに応じて、項目の第3の群及び項目の第4の群を(例えば、移動ユニット2316を用いて)第2のドラッグジェスチャに従い移動させるように、また項目の第3の群及び項目の第4の群を移動させながら、項目の第4の群がユーザインターフェースの既定の位置を横切ったことを(例えば、検出ユニット2310を用いて)検出するように、また項目の第4の群が既定の位置を横切ったことを検出することに応じて、ユーザインターフェースの既定の位置を横切る項目の第4の群と連携して、第2の触知出力を(例えば、触知出力生成器ユニット2306を用いて)生成するように、また、項目の第3の群がユーザインターフェースの既定の位置を横切ったことを(例えば、検出ユニット2310を用いて)検出するように、また項目の第3の群が既定の位置を横切ったことを検出することに応じて、ユーザインターフェースの既定の位置を横切る項目の第3の群と連携して、第3の触知出力を(例えば、触知出力生成器ユニット2306を用いて)生成するように、構成される。
【0674】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2308は更に:項目ナビゲーションユーザインターフェースを表示しながら、項目の第3の群に対応する第3の位置から、項目ナビゲーションユーザインターフェースの項目の第4の群に対応する第4の位置に向かう移動を含む、タッチ感知面ユニット2304上の第2のドラッグジェスチャを(例えば、検出ユニット2310を用いて)検出するように、また第2のドラッグジェスチャを検出することに応じて、第2のドラッグジェスチャに従い項目の第3の群及び項目の第4の群を(例えば、移動ユニット2316を用いて)、第3及び第4項目がユーザインターフェースの既定の位置を横切ったときに触知出力を生成せずに移動させるように、構成される。
【0675】
いくつかの実施形態では、項目の第1の群と項目の第2の群は、複数のインデックス値の第1のインデックス値と第2のインデックス値の間のそれぞれの中間インデックス値に対応する項目のうちの1つ以上の中間群によって分離され、処理ユニット2308は更に:ドラッグジェスチャが検出されている間、ドラッグジェスチャが複数のインデックス値の第1の中間インデックス値に対応する位置まで移動することを(例えば、検出ユニット2310を用いて)検出するように、また第1の中間インデックス値に対応する位置へのドラッグジェスチャの移動を検出することに応じて、第1の中間値への移動に対応する第4の触知出力を1つ以上の触知出力生成器ユニットによって(触知出力生成器ユニット2306を用いて)生成するように、また複数の項目の第3の部分のレプリゼンテーションの表示を(例えば、ディスプレイユニット2303を用いて)可能にするように構成され、この複数の項目の第3の部分は、第1の中間値に対応する項目の第1の中間群を含む。
【0676】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは更に:ドラッグジェスチャが検出されている間、ドラッグジェスチャが複数のインデックス値の第2の中間インデックス値に対応する位置まで移動することを(例えば、検出ユニット2310を用いて)検出するように、また第2の中間インデックス値に対応する位置へのドラッグジェスチャの移動を検出することに応じて、ドラッグジェスチャの移動特性を(例えば、決定ユニット2318を用いて)決定するように、またドラッグジェスチャの移動特性が触覚スキップ基準を満たさないという判定に従って、第2の中間インデックス値に達したことを示す第5の触知出力を(例えば、触知出力生成器ユニット2306を用いて)生成するように、またドラッグジェスチャの移動特性が触覚スキップ基準を満たすという判定に従って、第2の中間インデックス値に達したことを示す第5の触知出力を生成することを実施しないように、構成される。
【0677】
いくつかの実施形態では、触覚スキップ基準が満たされるように、触覚スキップ基準は、ドラッグジェスチャの移動がユーザインターフェースの第2の中間インデックス値に達するときに、移動の速度が閾値速度を超えることを要求する。
【0678】
いくつかの実施形態では、触覚スキップ基準が満たされるように、触覚スキップ基準は、ドラッグジェスチャの移動がユーザインターフェースの第2の中間インデックス値に達する時間が、触知出力が複数のインデックス値の別のインデックス値に達するドラッグジェスチャの移動によって生成された以降に、閾時間未満であることを要求する。
【0679】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2308は更に、第2の中間インデックス値に対応する位置へのドラッグジェスチャの移動を検出することに応じて、項目の第3の部分のレプリゼンテーションを表示することから、第2の中間インデックス値に対応する項目の第4の部分のレプリゼンテーションを表示することへ(例えば、切り替えユニット2312を用いて)切り替えるように構成される。
【0680】
いくつかの実施形態では、項目ナビゲーションユーザインターフェースは、2つ以上の群になるように配列された複数のアドレスブック項目のレプリゼンテーションを含み、この2つ以上の群は、複数のインデックス文字のうちの異なるインデックス文字に対応し、インデックスナビゲーション要素は、複数のインデックス文字のうちの2つ以上のレプリゼンテーションを含む。
【0681】
いくつかの実施形態では、項目ナビゲーションユーザインターフェースは、複数のインデックス日付のうちの異なるインデックス日付範囲に対応する2つ以上の群になるように配列された複数の画像項目のレプリゼンテーションを含み、インデックスナビゲーション要素は、複数のインデックス日付範囲の2つ以上のレプリゼンテーションを含む。
【0682】
いくつかの実施形態では、項目ナビゲーションユーザインターフェースは、複数のインデックス日付のうちの異なるインデックス日付範囲に対応する2つ以上の群になるように配列された複数のニュース項目のレプリゼンテーションを含み、インデックスナビゲーション要素は、複数のインデックス日付範囲の2つ以上のレプリゼンテーションを含む。
【0683】
上述の、情報処理方法での操作は、(例えば、
図1A及び
図3に関連して上述した)汎用プロセッサ又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを実行することによって任意選択的に実施される。
【0684】
図22A〜22Eを参照して上述した操作は、
図1A〜1B、又は
図23に示された構成要素によって、任意選択的に実施される。例えば、検出操作2204及び触知フィードバック操作2206は、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190によって任意選択的に実施される。イベントソータ170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1へ送出する。アプリケーション136−1のそれぞれのイベント認識部180は、イベント情報をそれぞれのイベント定義186と比較し、タッチ感知面上の第1の位置の第1の接触が、ユーザインターフェース上のオブジェクトの選択などの、所定のイベント又はサブイベントに対応するかどうかを判定する。それぞれの所定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190を起動する。イベントハンドラ190は、データアップデーター176又はオブジェクトアップデーター177を任意選択的に利用又は呼び出して、アプリケーション内部状態192を更新する。いくつかの実施形態では、イベントハンドラ190は、それぞれのGUIアップデーター178にアクセスして、アプリケーションによって表示されるものを更新する。同様に、当業者には、
図1A〜1Bに示される構成要素に基づいて他の処理をどのように実施できるかが明らかであろう。
【0685】
図24A〜24Gは、いくつかの実施形態による、可変速度スクラビング中に触知フィードバックを与える方法2400を示すフロー図である。方法2400は、ディスプレイ、タッチ感知面、触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器、及び任意選択的に、タッチ感知面との接触の強度を検出する1つ以上のセンサを備えた電子デバイス(例えば、
図3のデバイス300、又は
図1Aのポータブル多機能デバイス100)において実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面はディスプレイ上にあるか、又はこれと一体化している。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面から分離している。方法2400のいくつかの操作が任意選択的に組み合わされ、かつ/又はいくつかの操作の順序が任意選択的に変更される。
【0686】
下記のように、方法2400は、調整可能な制御部の2つの異なる調整速度に関連するゾーン間の境界をフォーカスセレクタが、タッチ感知面を横切る接触の移動に応じて横切るときに触知フィードバックを与えることに関連する。このようなゾーン間の境界を横切ることを示す触知フィードバックは、触知フィードバックのない従来の視覚的フィードバックと比べて、いくつかのタイプの視覚的フィードバックよりも認識しやすく、かつ注意をそらすことが少ないので有利である。加えて、触知フィードバックは、対応する視覚フィードバックをユーザの指が遮るタッチ画面ユーザインターフェースのユーザに、価値のある情報をもたらす。加えて、触知フィードバックを用いると、制御ユーザインターフェースの隣接ゾーン間の境界が視覚的にマーク付けされる必要がなく、また、境界を横切ることに対応するユーザインターフェースの変化をより繊細に、かつ煩わしさが少なくなるようにして、視覚的に雑然としたユーザインターフェースにすること、及び/又は当面のタスクからユーザの注意を不必要にそらすことを避けることができる。触知フィードバックを用いると、ユーザは、入力(例えば、スワイプジェスチャ)を行いながら、視覚ほどにユーザインターフェースに集中する必要がない。この改良された非視覚的フィードバックを提供することにより、デバイスの操作性が向上し(例えば、入力中に調整速度が変化したことをユーザに非視覚的に警告することによって)、ユーザデバイスインターフェースがより効率的になる(例えば、適切な入力を行うためのユーザの助けになること、及びデバイスを操作し対話するときのユーザの誤りを減らすことによって)。
【0687】
デバイスは、ディスプレイ上にユーザインターフェースを表示し、このユーザインターフェースは、調整可能な制御部(例えば、
図7Aの、調整可能な進度インジケータ706付きのスライダ制御部704)を含む(2402)。いくつかの実施形態では、調整可能な制御部とは、スクラビングサム又はアイコン付きの進度インジケータのことである。いくつかの実施形態では、調整可能な制御部とは、ユーザインターフェースの所定の経路に沿って動くように構成されている、所定の経路に沿った進度のインジケータのことである。いくつかの実施形態では、調整可能な制御部とは、接触によるドラッグ入力に応じて、リニアスライダ制御部(例えば、オーディオ/ビデオスクラバ)に沿って往復移動するように構成されている位置インジケータ又は進度アイコンである。いくつかの実施形態では、調整可能な制御部とは、接触によるドラッグ入力、又は2カ所の接触による回転入力に応じて軸を中心に前後に回転するように構成されている回転可能ダイヤルのことである。
【0688】
次にデバイスは、ディスプレイ上の調整可能な制御部に対応する位置でのタッチ感知面上の接触(又は2カ所の同時接触)(例えば、
図7Eの接触718)を検出し、調整可能な制御部から離れる移動に対応する接触の移動が、接触の移動に基づいて調整可能な制御部を調整する調整速度を変化させる(2404)(例えば、フォーカスセレクタが進度インジケータに置かれている間に接触のタッチダウンを検出する、又は進度インジケータに対応する位置でタッチスクリーンディスプレイ上の接触のタッチダウンを検出する)。
【0689】
タッチ感知面上の接触を継続的に検出しながら(2406)(例えば、ドラッグ入力又は回転入力が、タッチ感知面を横切る継続的な接触によって、接触の最初の検出のときに進度インジケータがフォーカスセレクタによって選択された後に与えられる)、デバイスは、タッチ感知面を横切る接触の第1の移動(例えば、対角移動、又は垂直移動に続く水平移動、又は水平移動に続く垂直移動、又はフォーカスセレクタの水平変位にも垂直変位にもなる一連のジグザグ移動、軸から離れる径方向成分も軸の周りの回転成分も含む回転移動など)を検出する(2406−a)。接触の第1の移動を検出することに応じて(2406−b)、接触の第1の移動が、調整可能な制御部から離れるフォーカスセレクタの第1の閾値移動量よりも多くに対応するという判定に従って(例えば、
図7Gの、接触718−cの移動720−c)、第1の閾値移動量が第1の調整速度から第2の調整速度への(例えば、全速度から半速スクラビング速度への)移行を起動し(2406−c)、デバイスは、
図7Gの第1の触知出力726(例えば、MicroTap媒体(150Hz)、ゲイン最大が0.8、ゲイン最小が0.0)を1つ以上の触知出力デバイスによって、フォーカスセレクタが第1の閾値移動量に達したときに生成し(2406−d)、またフォーカスセレクタが第1の閾値量を超えて移動した後に(例えば、
図7Hの、接触718−dの移動720−d後に)検出される接触の移動に応じて、第2の調整速度で調整可能制御部を調整し(2406−e)、また接触の第1の移動が、調整可能制御部から離れるフォーカスセレクタの第1の閾値移動量よりも少量に対応するという判定に従って(例えば、
図7Eの接触718−aの移動720−a、及び
図7Fの接触718−bの移動720−b)、デバイスは、調整可能制御部を接触の移動に応じて第1の調整速度で、第1の触知出力を生成せずに調整する(2406−f)。
【0690】
いくつかの実施形態では、タッチ感知面上の接触を継続的に検出しながら(2408)、デバイスは、タッチ感知面を横切る接触の第2の移動(例えば、対角移動、又は垂直移動に続く水平移動、又は水平移動に続く垂直移動、又はフォーカスセレクタの水平変位にも垂直変位にもなる一連のジグザグ移動、径方向移動に続く回転移動、回転中心周りの螺旋運動など)を検出する(2408−a)。接触の第2の移動を検出することに応じて(2408−b)、接触の第2の移動が、調整可能な制御部から離れるフォーカスセレクタの第2の閾値移動量よりも多くに対応するという判定に従って(例えば、
図7Iの、接触718−eの移動720−e)(例えば、第2の閾値移動量は第2の閾値距離に、又は調整可能制御部から垂直方向に離れた第2の閾値位置に対応する)、第2の閾値移動量が第2の調整速度から第3の調整速度への(例えば、半速から4分の1速スクラビング速度への)移行を起動し(2408−c)、デバイスは、
図7Iの第2の触知出力728(例えば、MicroTap媒体(150Hz)、ゲイン最大が0.8、ゲイン最小が0.0)を1つ以上の触知出力デバイスによって、フォーカスセレクタが第2の閾値移動量に達したときに生成し(2408−d)、またフォーカスセレクタが第2の閾値量を超えて移動した後に(例えば、
図7Jの、接触718−fの移動720−f後に)検出される接触の移動に応じて、第3の調整速度で調整可能制御部を調整し(2408−e)、また接触の第2の移動が、調整可能制御部から離れるフォーカスセレクタの第2の閾値移動量よりも少量に対応するという判定に従って(例えば、
図7Hの接触718−dの移動720−d)、デバイスは、調整可能制御部を接触の移動に応じて第2の調整速度で、第2の触知出力を生成せずに調整する(2408−f)。
【0691】
いくつかの実施形態では、タッチ感知面上の接触を継続的に検出しながら(2410)、デバイスは、タッチ感知面を横切る接触の第3の移動(例えば、対角移動、又は垂直移動に続く水平移動、又は水平移動に続く垂直移動、又はフォーカスセレクタの水平変位にも垂直変位にもなる一連のジグザグ移動、径方向移動に続く回転移動、回転中心周りの螺旋運動など)を検出する(2410−a)。接触の第3の移動を検出することに応じて(2410−b)、接触の第3の移動が、調整可能な制御部から離れるフォーカスセレクタの第3の閾値移動量よりも多くに対応するという判定に従って(例えば、
図7Kの、接触718−gの移動720−g)(例えば、第3の閾値移動量は第3の閾値距離に、又は調整可能制御部から垂直方向に離れた第3の閾値位置に対応する)、第3の閾値移動量が第3の調整速度から第4の調整速度への(例えば、4分の1速から微速スクラビング速度への)移行を起動し(2410−c)、デバイスは、
図7Kの第3の触知出力730(例えば、MicroTap媒体(150Hz)、ゲイン最大が0.8、ゲイン最小が0.0)を1つ以上の触知出力デバイスによって、フォーカスセレクタが第3の閾値移動量に達したときに生成し(2410−d)、またフォーカスセレクタが第3の閾値量を超えて移動した後に(例えば、
図7Lの、接触718−hの移動720−h後に)検出される接触の移動に応じて、第4の調整速度で調整可能制御部を調整し(2410−e)、また接触の第3の移動が、調整可能制御部から離れるフォーカスセレクタの第3の閾値移動量よりも少量に対応するという判定に従って(例えば、
図7Jの接触718−fの移動720−f)、デバイスは、調整可能制御部を接触の移動に応じて第3の調整速度で、第3の触知出力を生成せずに調整する(2410−f)。
【0692】
いくつかの実施形態では、タッチ感知面上の接触を継続的に検出しながら(2412)、デバイスは、タッチ感知面を横切る接触の第4の移動(例えば、対角移動、又は垂直移動に続く水平移動、又は水平移動に続く垂直移動、又はフォーカスセレクタの水平変位にも垂直変位にもなる一連のジグザグ移動、径方向移動に続く回転移動、回転中心周りの螺旋運動など)を検出する(2412−a)。接触の第4の移動を検出することに応じて(2412−b)、接触の第4の移動が、調整可能な制御部に向かうフォーカスセレクタの第4の閾値移動量よりも多くに対応するという判定に従って(例えば、
図7Pの、接触718−Iの移動720−I)(例えば、第4の閾値移動量は第4の閾値距離に、又は調整可能制御部から垂直方向に離れた第4の閾値位置に対応する)、第4の閾値移動量が第2の調整速度から第1の調整速度への(例えば、半速から全速度への)移行を起動し(2412−c)、デバイスは、
図7Pの第4の触知出力736(例えば、MicroTap媒体(150Hz)、ゲイン最大が0.8、ゲイン最小が0.0)を1つ以上の触知出力デバイスによって、フォーカスセレクタが第4の閾値移動量に達したときに生成し(2412−d)、またフォーカスセレクタが第4の閾値量を超えて移動した後に(例えば、
図7Qの、接触718−mの移動720後に)検出される接触の移動に応じて、第1の調整速度で調整可能制御部を調整し(2412−e)、また接触の第4の移動が、調整可能制御部に向かうフォーカスセレクタの第4の閾値移動量よりも少量に対応するという判定に従って、デバイスは、調整可能制御部を接触の移動に応じて第2の調整速度で、第4の触知出力を生成せずに調整する(2412−f)。いくつかの実施形態では、対応する触知出力が、他の調整速度に対応する領域間の閾値位置を接触が同様に横切るときに生成される。
【0693】
いくつかの実施形態では、調整可能な制御部を接触の移動に応じてそれぞれの調整速度で調整することは、調整可能制御部を、それぞれの方向の接触の移動(例えば、直線状進度バーに沿った移動、又は回転軸を中心に回る方向の移動)に比例する量(例えば、線形量又は角度量)だけ、それぞれの調整速度(例えば、全速調整速度、半速調整速度、4分の1速調整速度など)に対応する比例定数(例えば、1、0.5、0.25など)で調整することを含む(2414)。
【0694】
いくつかの実施形態では、タッチ感知面の接触を継続的に検出しながら、接触の第1の移動を検出することに応じて、接触の第1の移動が、調整可能制御部から離れるフォーカスセレクタの第1の閾値移動量よりも多くに対応するという判定に従って、デバイスは、第1の調整速度の視覚的な指示(例えば、
図7Fの文字「全速スクラビング」722−a)を表示することから、第2の調整速度の視覚的な指示(例えば、
図7Gの文字「半速スクラビング」722−b)を表示することに切り替え(2416)、接触の第1の移動が、調整可能制御部から離れるフォーカスセレクタの第1の閾値移動量よりも多くには対応しないという判定に従って、デバイスは、第1の調整速度の視覚的な指示(例えば、文字「全速スクラビング」)の表示を維持する(2416−b)。
【0695】
いくつかの実施形態では、フォーカスセレクタが第1の閾値移動量に達したときに1つ以上の触知出力デバイスによって第1の触知出力を生成することは(2418)、フォーカスセレクタが第1の閾値移動量に達するときの接触の移動に対応する移動測定基準(例えば、
図7Gの接触718の移動720−cの速度718などの、第1の閾値移動量に達するときの接触の移動速度)を決定すること(2418−a)と、移動測定基準に従って調整される触知出力パターンに従う第1の触知出力726を生成すること(例えば、より速い移動速度は、触知出力パターンの振幅に適用されるより高いゲイン係数に対応する)とを含む(2418−b)。
【0696】
いくつかの実施形態では、第1の閾値移動量に達するとき、触知出力パターンの振幅は、閾値移動量に達するときのフォーカスセレクタの移動速度に応じて調整される(2420)。いくつかの実施形態では、第1の閾値移動量が、直線状スクラバに対するそれぞれの(例えば、垂直の)方向の移動であるとき、移動速度はそれぞれの方向のフォーカスセレクタの速度に基づいている。
【0697】
いくつかの実施形態では、調整可能な制御部は、フォーカスセレクタの移動に応じて直線状経路に沿って移動するように構成されている移動インジケータを含み(2422)、直線状経路に垂直の方向のフォーカスセレクタ(例えば、接触)の移動には、第1の調整速度に対応するユーザインターフェースの第1の領域から、第2の調整速度に対応するユーザインターフェースの第2の領域へフォーカスセレクタを移動させることが要求される(2422−a)。いくつかの実施形態では、直線状制御部は、移動インジケータアイコン/つまみ付き直線状スライダ(例えば、
図7Aの、調整可能進度インジケータ706付きスライダ制御部704)を含む。いくつかの実施形態では、直線状制御部は、メディアファイルの現在の再生場所を示すメディア進度インジケータを含む。いくつかの実施形態では、直線状制御部は、マルチページコンテンツ(例えば、電子ブック)内の現在表示されているページの場所を示すコンテンツブラウジングインジケータを含む。
【0698】
いくつかの実施形態では、調整可能な制御部は、フォーカスセレクタの移動に応じて軸を中心に回転するように構成されている回転インジケータを含み(2424)、軸から離れる径方向のフォーカスセレクタ(例えば、接触)の移動には、フォーカスセレクタを第1の調整速度に対応するユーザインターフェースの第1の領域から、第2の調整速度に対応するユーザインターフェースの第2の領域へ移動させることが要求される(2424−a)。いくつかの実施形態では、調整可能な制御部は、開始位置に対応するマーカ付きの回転ダイヤルを含む。ダイヤルは、軸の周りにあるフォーカスセレクタの移動によって回転する。フォーカスセレクタの径方向の移動は、調整速度を変化させる移動に対応する。
【0699】
いくつかの実施形態では、接触の第1の移動を検出することに応じて、接触の第1の移動が、調整可能制御部から離れるフォーカスセレクタの第1の閾値移動量よりも多くに対応するという判定に従って、第1の閾値移動量が第1の調整速度から第2の調整速度への移行を起動し、デバイスは、フォーカスセレクタが第1の閾値量を超えて移動する前に検出された接触の移動(例えば、
図7Eの接触718−aの移動720−a、及び
図7Fの接触718−bの移動720−b)に応じて、第1の調整速度で制御部を調整する(2426)。
【0700】
いくつかの実施形態では、接触の第1の移動を検出することに応じて、接触の第1の移動が、調整可能制御部から離れるフォーカスセレクタの第2の閾値移動量よりも多くに対応するという判定に従って(例えば、
図7Iの接触718−eの移動720−e)、第2の閾値移動量が第2の調整速度から第3の調整速度への移行を起動し(2428)(例えば、半速から4分の1速スクラビング速度へ)、デバイスは、
図7Iの第2の触知出力728(例えば、ゲイン最大が0.8、ゲイン最小が0.0のMicroTap媒体(150Hz))を、フォーカスセレクタが第2の閾値移動量に達したときに1つ以上の触知出力デバイスによって生成し(2428−a)、また(例えば、第1の触知出力を生成することに加えて、又はその代わりに)調整可能制御部を、フォーカスセレクタが第2の閾値量を超えて移動した後に(例えば、
図7Jの接触718−fの移動720−f後に)検出される接触の移動に応じて、第3の調整速度で調整する(2428−b)。いくつかの実施形態では、調整可能制御部は、フォーカスセレクタが第1の閾値量を超えて移動する前に検出された接触の移動に応じて、第1の調整速度で調整される。いくつかの実施形態では、調整可能制御部は、フォーカスセレクタが第2の閾値量を超えて移動する(しかし、第1の閾値量を超えて移動する)前に検出された接触の移動に応じて、第2の調整速度で調整される。
【0701】
いくつかの実施形態では、接触の第1の移動を検出することに応じて、接触の第1の移動が、調整可能制御部から離れるフォーカスセレクタの第3の閾値移動量よりも多くに対応するという判定に従って(例えば、
図7Kの接触718−gの移動720−g)、第3の閾値移動量が第3の調整速度から第4の調整速度への移行を起動し(2430)(例えば、4分の1速から微速スクラビング速度へ)、デバイスは、
図7Kの第3の触知出力730(例えば、ゲイン最大が0.8、ゲイン最小が0.0のMicroTap媒体(150Hz))を、フォーカスセレクタが第3の閾値移動量に達したときに1つ以上の触知出力デバイスによって生成し(2430−a)、また(例えば、第1の触知出力及び/又は第2の触知出力を生成することに加えて、又はその代わりに)調整可能制御部を、フォーカスセレクタが第3の閾値量を超えて移動した後に(例えば、
図7Lの接触718−hの移動720−h後に)検出される接触の移動に応じて、第4の調整速度で調整する(2430−b)。いくつかの実施形態では、調整可能制御部は、フォーカスセレクタが第1の閾値量を超えて移動する前に検出された接触の移動に応じて、第1の調整速度で調整される。いくつかの実施形態では、調整可能制御部は、フォーカスセレクタが第2の閾値量を超えて移動する(しかし、第1の閾値量を超えて移動する)前に検出された接触の移動に応じて、第2の調整速度で調整される。いくつかの実施形態では、調整可能制御部は、フォーカスセレクタが第3の閾値量を超えて移動する(しかし、第2の閾値量を超えて移動する)前に検出された接触の移動に応じて、第3の調整速度で調整される。
【0702】
図24A〜24Gの操作が説明された際の特定の順序は単なる例示であり、説明された順序がその操作を実行できる唯一の順序であることを示すものではないと理解されたい。当業者には、本明細書に記載の操作を再順序付けるための様々な方法が理解されよう。加えて、本明細書に記載の他の方法(例えば、方法2000、2200、2600、2800、3000、3200及び3400)に関して本明細書に記載の他の処理の詳細もまた、
図24A〜24Gに関して上述の方法2400に対し同様に適用可能であることに留意されたい。例えば、方法2400に関して上述の接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、フォーカスセレクタ、及びアニメーションは、本明細書に記載の他の方法(例えば、方法2000、2200、2600、2800、3000、3200、及び3400)に関して本明細書に記載の接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、フォーカスセレクタ、及びアニメーションの特徴のうちの1つ以上を任意選択的に有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
【0703】
一部の実施形態によれば、
図25は、説明される各種実施形態の原理に従って構成された、電子デバイス2500の機能ブロック図を示す。デバイスの機能ブロックは、任意選択的に、説明される各種実施形態の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組合せによって、実施される。
図25で説明される機能ブロックが、説明される各種実施形態の原理を実施するように、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者には理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書に記載される機能ブロックの任意の可能な組合せ若しくは分割、又は更なる定義を任意選択的に支持する。
【0704】
図25に示すように、電子デバイス2500は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット2502と、タッチ感知面ユニット2504と、触知出力を生成するように構成された1つ以上の触知出力生成器ユニット2506と、ディスプレイユニット2502、タッチ感知面ユニット2504、及び1つ以上の触知出力生成器ユニット2506に結合された、処理ユニット2508と、を含む。一部の実施形態では、処理ユニットは、検出ユニット2510と、調整ユニット2512と、切り替えユニット2514と、判定ユニット2516と、維持ユニット2518と、を含む。
【0705】
処理ユニット2508は、ディスプレイユニット2502上での、調整可能なコントロールを含むユーザインターフェースの(例えばディスプレイユニット2502を用いた)表示を可能にし、ディスプレイユニット2502上の調整可能なコントロールに対応する場所におけるタッチ感知面ユニット2504上の接触を(例えば検出ユニット2510を用いて)検出し、調整可能なコントロールから離れる移動に対応する接触の移動により、調整可能なコントロールを接触の移動に基づいて調整するための調整率が変化し、タッチ感知面ユニット2504上の接触を引き続き検出している間に、タッチ感知面ユニット2504を横切る接触の第1の移動を(例えば検出ユニット2510を用いて)検出し、接触の第1の移動の検出に応答して、接触の第1の移動が、調整可能なコントロールから離れるフォーカスセレクタの第1の移動閾値量であって、第1の調整率から第2の調整率への移行をトリガする第1の移動閾値量よりも多くに対応するとの判定に従って、フォーカスセレクタが第1の移動閾値量に達したときに、1つ以上の触知出力デバイスを介して第1の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2506を用いて)生成し、フォーカスセレクタが第1の閾値量よりも多く移動した後で検出される接触の移動に従って、調整可能なコントロールを第2の調整率で(例えば調整ユニット2512を用いて)調整し、接触の第1の移動が、調整可能なコントロールから離れるフォーカスセレクタの第1の移動閾値量未満に対応するとの判定に従って、第1の触知出力を生成せずに、接触の移動に従って調整可能なコントロールを第1の調整率で(例えば調整ユニット2512を用いて)調整するように、構成されている。
【0706】
一部の実施形態では、処理ユニット2508は、タッチ感知面ユニット2504上の接触を引き続き検出している間に、タッチ感知面ユニット2504を横切る接触の第2の移動を(例えば検出ユニット2510を用いて)検出し、接触の第2の移動の検出に応答して、接触の第2の移動が、調整可能なコントロールから離れるフォーカスセレクタの第2の移動閾値量であって、第2の調整率から第3の調整率への移行をトリガする第2の移動閾値量よりも多くに対応するとの判定に従って、フォーカスセレクタが第2の移動閾値量に達したときに、1つ以上の触知出力デバイスを介して第2の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2506を用いて)生成し、フォーカスセレクタが第2の閾値量よりも多く移動した後で検出される接触の移動に従って、調整可能なコントロールを第3の調整率で(例えば調整ユニット2512を用いて)調整し、接触の第2の移動が、調整可能なコントロールから離れるフォーカスセレクタの第2の移動閾値量未満に対応するとの判定に従って、第2の触知出力を生成せずに、接触の移動に従って調整可能なコントロールを第2の調整率で(例えば調整ユニット2512を用いて)調整するように、更に構成されている。
【0707】
一部の実施形態では、処理ユニット2508は、タッチ感知面ユニット2504上の接触を引き続き検出している間に、タッチ感知面ユニット2504を横切る接触の第3の移動を(例えば検出ユニット2510を用いて)検出し、接触の第3の移動の検出に応答して、接触の第3の移動が、調整可能なコントロールから離れるフォーカスセレクタの第3の移動閾値量であって、第3の調整率から第4の調整率への移行をトリガする第3の移動閾値量よりも多くに対応するとの判定に従って、フォーカスセレクタが第3の移動閾値量に達したときに、1つ以上の触知出力デバイスを介して第3の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2506を用いて)生成し、フォーカスセレクタが第3の閾値量よりも多く移動した後で検出される接触の移動に従って、調整可能なコントロールを第4の調整率で(例えば調整ユニット2512を用いて)調整し、接触の第3の移動が、調整可能なコントロールから離れるフォーカスセレクタの第3の移動閾値量未満に対応するとの判定に従って、第3の触知出力を生成せずに、接触の移動に従って調整可能なコントロールを第3の調整率で(例えば調整ユニット2512を用いて)調整するように、更に構成されている。
【0708】
一部の実施形態では、処理ユニット2508は、タッチ感知面ユニット2504上の接触を引き続き検出している間に、タッチ感知面ユニット2504を横切る接触の第4の移動を(例えば検出ユニット2510を用いて)検出し、接触の第4の移動の検出に応答して、接触の第4の移動が、調整可能なコントロールに向かうフォーカスセレクタの第4の移動閾値量であって、第2の調整率から第1の調整率への移行をトリガする第4の移動閾値量よりも多くに対応するとの判定に従って、フォーカスセレクタが第4の移動閾値量に達したときに、1つ以上の触知出力デバイスを介して第4の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2506を用いて)生成し、フォーカスセレクタが第4の閾値量よりも多く移動した後で検出される接触の移動に従って、調整可能なコントロールを第1の調整率で(例えば調整ユニット2512を用いて)調整し、接触の第4の移動が、調整可能なコントロールに向かうフォーカスセレクタの第4の移動閾値量未満に対応するとの判定に従って、第4の触知出力を生成せずに、接触の移動に従って調整可能なコントロールを第2の調整率で(例えば調整ユニット2512を用いて)調整するように、更に構成されている。
【0709】
一部の実施形態では、調整可能なコントロールを接触の移動に従ってそれぞれの調整率で調整することは、調整可能なコントロールを、それぞれの調整率に対応する比例定数でそれぞれの方向に接触の移動に比例する量だけ調整することを含む。
【0710】
一部の実施形態では、処理ユニット2508は、タッチ感知面ユニット2504上の接触を引き続き検出している間に、接触の第1の移動の検出に応答して、接触の第1の移動が、調整可能なコントロールから離れるフォーカスセレクタの第1の移動閾値量よりも多くに相当するとの判定に従って、第1の調整率の視覚的な指示の表示から第2の調整率の視覚的な指示の表示へと(例えば切り替えユニット2514を用いて)切り替え、接触の第1の移動が、調整可能なコントロールから離れるフォーカスセレクタの第1の移動閾値量よりも多くに相当しないとの判定に従って、第1の調整率の視覚的な指示の表示を(例えば維持ユニット2518を用いて)維持するように、更に構成されている。
【0711】
一部の実施形態では、フォーカスセレクタが第1の移動閾値量に達したときに、1つ以上の触知出力デバイスを介して第1の触知出力を生成することは、フォーカスセレクタが第1の移動閾値量に達するときの接触の移動に対応する移動指標を(例えば判定ユニット2516を用いて)判定することと、移動指標に従って調整される触知出力パターンに従って、第1の触知出力を(例えば触知生成器ユニット2506を用いて)生成することと、を含む。
【0712】
一部の実施形態では、第1の移動閾値量に達するとき、触知出力パターンの振幅は、移動閾値量に達するときのフォーカスセレクタの移動速度に従って調整される。
【0713】
一部の実施形態では、調整可能なコントロールは、フォーカスセレクタの移動に従って直線経路に沿って移動するように構成されている、移動可能なインジケータを含み、第1の調整率に対応するユーザインターフェース内の第1の領域から第2の調整率に対応するユーザインターフェース内の第2の領域へとフォーカスセレクタを移動させるために、直線経路に対して垂直な方向へのフォーカスセレクタの移動が必要である。
【0714】
一部の実施形態では、調整可能なコントロールは、フォーカスセレクタの移動に従う軸線を中心に回転するように構成されている、回転可能なインジケータを含み、第1の調整率に対応するユーザインターフェース内の第1の領域から第2の調整率に対応するユーザインターフェース内の第2の領域へとフォーカスセレクタを移動させるために、軸線から離れる半径方向へのフォーカスセレクタの移動が必要である。
【0715】
一部の実施形態では、処理ユニット2508は、接触の第1の移動の検出に応答して、接触の第1の移動が、調整可能なコントロールから離れるフォーカスセレクタの第1の移動閾値量であって、第1の調整率から第2の調整率への移行をトリガする第1の移動閾値量よりも多くに対応するとの判定に従って、フォーカスセレクタが第1の閾値量よりも多く移動してしまう前に検出される接触の移動に従ってコントロールを第1の調整率で(例えば調整ユニット2512を用いて)調整するように、更に構成されている。
【0716】
一部の実施形態では、処理ユニット2508は、接触の第1の移動の検出に応答して、接触の第1の移動が、調整可能なコントロールから離れるフォーカスセレクタの第2の移動閾値量であって、第2の調整率から第3の調整率への移行をトリガする第2の移動閾値量よりも多くに対応するとの判定に従って、フォーカスセレクタが第2の移動閾値量に達したときに、1つ以上の触知出力デバイスを介して第2の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2506を用いて)生成し、フォーカスセレクタが第2の閾値量よりも多く移動した後で検出される接触の移動に従って、調整可能なコントロールを第3の調整率で(例えば調整ユニット2512を用いて)調整するように、更に構成されている。
【0717】
一部の実施形態では、処理ユニット2508は、接触の第1の移動の検出に応答して、接触の第3の移動が、調整可能なコントロールから離れるフォーカスセレクタの第3の移動閾値量であって、第3の調整率から第4の調整率への移行をトリガする第3の移動閾値量よりも多くに対応するとの判定に従って、フォーカスセレクタが第3の移動閾値量に達したときに、1つ以上の触知出力デバイスを介して第3の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2506を用いて)生成し、フォーカスセレクタが第3の閾値量よりも多く移動した後で検出される接触の移動に従って、調整可能なコントロールを第4の調整率で(例えば調整ユニット2512を用いて)調整するように、更に構成されている。
【0718】
上記した情報処理方法における動作は、任意選択的に、(例えば
図1A及び
図3を参照して上記したような)汎用プロセッサなどの情報処理装置又は特定用途向けチップにおいて1つ以上の機能モジュールを動作させることによって実施される。
【0719】
図24A〜
図24Gを参照して上記した動作は、任意選択的に、
図1A〜
図1B又は
図25に描写された構成要素によって実施される。例えば、検出動作2404及び触知フィードバック動作2406は、任意選択的に、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190によって実施される。イベントソータ170中のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に送達する。アプリケーション136−1のそれぞれのイベント認識部180は、イベント情報をそれぞれのイベント定義186と比較し、タッチ感知面上の第1の場所における第1の接触がユーザインターフェース上のオブジェクトの選択などの既定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。それぞれの既定のイベント又はサブイベントが検出されるとき、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は任意選択的に、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を利用して又は呼び出して、アプリケーション内部状態192を更新する。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、それぞれのGUI更新部178にアクセスして、アプリケーションによって表示されるものを更新する。同様に、他のプロセスを
図1A〜
図1Bに描写された構成要素に基づいてどのように実施できるかが、当業者には明らかであろう。
【0720】
図26A〜
図26Eは、一部の実施形態による、スライダコントロールの触知出力を提供する方法2600を説明するフロー図である。方法2600は、ディスプレイ、タッチ感知面、触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器、及び任意選択的にタッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを備える、電子デバイス(例えばデバイス300、
図3、又は、ポータブル多機能デバイス100、
図1A)において実行される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面はディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体である。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面とは別個である。任意選択的に、方法2600におけるいくつかの動作は組み合わされる、及び/又は、任意選択的に、いくつかの動作の順序は変更される。
【0721】
以下に記載するように、方法2600は、スライダコントロールの移動可能なインジケータがスライダコントロールの端部に達するときに触知出力の形態の触知フィードバックを提供することに関し、触知出力の触知出力パターン(例えば振幅、周波数、及び/又は持続時間を含む)は、移動可能なインジケータがスライダコントロールの端部に達するときの移動可能なインジケータの移動速度に基づいて構成されている。移動可能なインジケータの移動速度に従って触知出力の触知出力パターンを調製することによって、デバイスは見かけ上、ユーザの入力の変化により良く応答する。加えて、触知フィードバックは、対応する視覚的フィードバックがユーザの指によって分かりにくくなるタッチスクリーンユーザインターフェースに関して、ユーザに貴重な情報を提供する。このより応答性の高いフィードバック機構は、デバイスを操作/デバイスとやり取りしているときに、適正な入力を提供するようにユーザを案内すること及びユーザのミスを減らすことを助け、これによりデバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスのインターフェースがより効率的なものになる。加えて、ユーザのミスを減らすこと及びユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用するのを助けることによって、改善された触知フィードバックによりまた、電力使用量が低減され、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
【0722】
デバイスはディスプレイ上にユーザインターフェースを表示し(2602)、ユーザインターフェースは、第1の値と第2の値との間の値の連続的な範囲(例えば、数値の連続的な範囲に対応する値の範囲、連続的な若しくは離散的な位置の配列、又は様々な状態若しくは選択可能なオプションに対応する値の列挙)を表すスライダコントロールを含み、スライダコントロールは、第1の値に対応する第1の端部及び第2の値に対応する第2の端部を含む。例えば、直線状のスライダコントロール(例えば明るさスライダコントロール812、
図8A)では、スライダコントロールの2つの端部は、値の範囲の2つの境界値(例えば最大値818及び最小値816、
図8A)に対応する異なる場所に位置決めされている。円形のスライダコントロールでは、スライダコントロールの2つの端部は同じ場所に位置決めされており、値の範囲の2つの境界値に対応している(例えば時計の文字盤の周囲の時間値、例えば
図9Aに示すような0及び12の時間マークのところで端部が重なり合う円形のスライダ902)。スライダコントロールは、スライダコントロールの第1の端部と第2の端部との間をスライダコントロールに沿って移動して、スライダコントロール(例えば移動可能なインジケータ814、
図8A)によって表される値の連続的な範囲から選択される現在の値を示すように構成されている、移動可能なインジケータを更に含む。一部の実施形態では、移動可能なインジケータは、スライダコントロール(例えば
図9Aにおける移動可能なインジケータ906)によって表される値のサブセットである値の連続的な範囲を表す。一部の実施形態では、例えば
図10Aに示すように、スライダコントロール(例えば画像スライダ1003)は、写真セレクタにおけるサムネイル表現用のスロットの配列を含み、移動可能なインジケータ(例えば画像表現1006)は、スロットの配列に沿ってスライドするサムネイル表現の配列である。
【0723】
デバイスは、スライダコントロールの移動可能なインジケータに対応する場所におけるタッチ感知面上の接触(例えば接触824、
図8F、接触830、
図8J、又は接触836、
図8L)を検出する(2604)。デバイスは次いで、タッチ感知面上の接触の移動を検出する(2406)。接触の移動の検出に応答して(2606−a)、デバイスは、移動可能なインジケータを接触の移動に従ってスライダコントロールに沿って移動させ(2606−b)、移動可能なインジケータがスライダコントロールの第1の端部に達したときに第1の触知出力を生成し(2606−c)、第1の触知出力の触知出力パターン(例えば、触知出力の第1の出力特性に関する特性値(例えば、振幅、周波数、持続時間、波形、中立位置をまたぐ振動数、等))は、移動可能なインジケータがスライダコントロールの第1の端部に達するときの移動可能なインジケータの移動速度に基づいて構成されている(例えば、移動可能なインジケータのより高い速度は、より高い触知出力パターンの振幅、又はより高い触知出力パターンの周波数に対応している)。
【0724】
一部の実施形態では、移動可能なインジケータは値の範囲内の複数の値にわたり、複数の値は、移動可能なインジケータの第1の端部によって表される開始値及び移動可能なインジケータの第2の端部によって表される終了値を含み、移動可能なインジケータを移動させることは、移動可能なインジケータの第1の端部及び第2の端部の少なくとも一方を移動させることを含む(2608)。
【0725】
一部の実施形態では、移動可能なインジケータを移動させることは、移動可能なインジケータの現在のサイズを維持しながら開始値及び終了値を同時に変更することを含む(2610)。一部の実施形態では、デバイスは、接触の移動の検出に応答して(2610−a)、スライダコントロールにおける1つ以上の既定値(例えばマーキングによって示される値)を超える移動可能なインジケータの第1の端部の移動に対応する、1つ以上の触知出力を生成し(2610−b)、スライダコントロールにおける1つ以上の既定値(例えばマーキングによって示される値)を超える移動可能なインジケータの第2の端部の移動に対応する、1つ以上の触知出力を生成する(2610−c)。
【0726】
一部の実施形態では、移動可能なインジケータの第1の端部及び移動可能なインジケータの第2の端部がそれぞれ、1つ以上の既定値のうちの対応する値に同時に達したとの判定に従って、デバイスは、第1の端部及び第2の端部の一方が1つ以上の既定値のうちの対応する値に達することに対応する、それぞれの触知出力の生成を取り止め(2612)、同時に、第1の端部及び第2の端部の一方が1つ以上の既定値のうちの対応する値に達することに対応する、それぞれの触知出力を生成する。
【0727】
一部の実施形態では、1つ以上の既定値は、1つ以上の上位値(例えば時間マーク)及び1つ以上の下位値(例えば分マーク)を含み(2614)、第1の端部及び第2の端部の一方が1つ以上の既定値のうちの対応する値に達することに対応する、それぞれの触知出力の生成を取り止めること(2614−a)は、第1の端部及び第2の端部の一方が1つ以上の既定値のうちの下位値に達することに対応する、それぞれの触知出力の生成を取り止めること(2614−b)を含む(例えば、このとき、第1の端部及び第2の端部の一方が1つ以上の既定値のうちの上位値に達することに対応する、それぞれの触知出力を生成する)。このことは、
図9C、
図9E、
図9M、
図9S、
図9T、
図9Uに示されており、この場合、移動可能なインジケータ906の両端部が時計の文字盤上の目盛マークを通過して移動するときに、一方の触知出力のみが生成され、他方の触知出力は生成されない。
【0728】
一部の実施形態では、移動可能なインジケータを移動させることは、移動可能なインジケータの第2の端部を移動させずに移動可能なインジケータの第1の端部を移動させること(2616)を含み、デバイスは、接触の移動の検出に応答して(2616−a)、スライダコントロールにおける1つ以上の既定値(例えばマーキングによって示される値)を超える移動可能なインジケータの第1の端部の移動に対応する、1つ以上の触知出力を生成する(2616−b)(例えば、第2の端部は移動していないので、第2の端部に対応する触知出力を生成せず、第1の端部の移動に関する触知出力を生成する)。このことは、例えば
図9F〜
図9Jに示されている。
【0729】
一部の実施形態では、接触の移動の検出に応答して(2618)、デバイスは、移動可能なインジケータのスライダコントロールにおける1つ以上の既定値(例えばマーキングによって示される値)を超える移動に対応する、1つ以上の触知出力を生成する(2618−a)(例えば、触知出力のタイミングは、移動可能なインジケータが既定値を通過するタイミングと同期される)。一部の実施形態では、移動可能なインジケータが慣性に起因して接触のリフトオフ後引き続き移動するとき、移動可能なインジケータがユーザインターフェース上の追加の均等に離間された目盛マークを引き続き通過する際に、移動可能なインジケータの速度は次第に遅くなり、隣接する触知出力間の時間は大きくなる。このことは、例えば
図9S〜
図9Uに示されている。
【0730】
一部の実施形態では、1つ以上の既定値は、1つ以上の上位値(例えば時間マーク)及び1つ以上の下位値(例えば分マーク)を含み(2620)、スライダコントロールにおける1つ以上の既定値を超える移動可能なインジケータの移動に対応する、1つ以上の触知出力を生成すること(2620−a)は、第1の触知出力パターンを有する1つ以上の上位値を超える移動可能なインジケータの移動に対応する、それぞれの触知出力を生成すること(2620−b)と、第1の触知出力パターンよりも小さい振幅及び/又は短い持続時間を有する第2の触知出力パターンを有する1つ以上の下位値を超える移動可能なインジケータの移動に対応する、それぞれの触知出力を生成すること(2620−c)と、を含む。このことは
図9C及び
図9Eに示されており、例えば、端部が下位目盛マークを通過することに対応する触知出力916は、端部が上位目盛マークを通過することに対応する触知出力918よりも小さい振幅を有する。
【0731】
一部の実施形態では、接触の移動の検出に応答して(2622)、移動可能なインジケータが接触の移動に従ってスライダコントロールの第2の端部(例えば、スライダコントロールの最小値又は始点)に達したとの判定に従って(2622−a)、移動可能なインジケータが調整可能なコントロールの第2の端部に達するときの時間における移動可能なインジケータの移動速度が、第1の速度閾値を満たす、との判定に従って、デバイスは、移動可能なインジケータが調整可能なコントロールの第2の端部に達したことを示すための、第2の触知出力を生成し(2622−b)、移動可能なインジケータが調整可能なコントロールの第2の端部に達するときの時間における移動可能なインジケータの移動速度が、第1の速度閾値を満たさない、との判定に従って(例えば、移動可能なインジケータの移動速度が遅過ぎる)、デバイスは第2の触知出力の生成を取り止める(2622−c)。
【0732】
例えば、
図8A〜
図8Eにおけるスライダコントロール814に関して、デバイスは、ユーザがスライダコントロールの移動可能なインジケータを遅い速度で最小の端部までドラッグするとき、触知出力の生成を取り止める。かかる実施形態は、ユーザの入力の慎重さを考慮し、不必要な触知出力によって煩わされないというユーザの望みを尊重するような方法で応答する。このより応答性の高いフィードバック機構は、デバイスを操作/デバイスとやり取りしているときに、適正な入力を提供するようにユーザを案内すること及びユーザのミスを減らすことを助け、これによりデバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスのインターフェースがより効率的なものになる。
【0733】
一部の実施形態では、移動可能なインジケータを接触の移動に従ってスライダコントロールに沿って移動させることは、(例えば
図8Fに示すように)タッチ感知面上の接触を引き続き検出しながら、移動可能なインジケータをスライダコントロールに沿って移動させること(2624−a)と、接触のリフトオフの検出後に移動可能なインジケータをスライダコントロールに沿って引き続き移動させること(2624−b)(例えば、接触のリフトオフが検出された後で、
図8G〜
図8Hに示すように、速度がゼロに達するまで及び/又は移動可能なインジケータがスライダコントロールの端部に達するまで、移動可能なインジケータを次第に速度を下げながら引き続き移動させること)と、を含む(2624)。一部の実施形態では、移動可能なインジケータは、スライダコントロールの端部に達した後で、振幅を小さくしながら前後に1回以上跳ね返る。
【0734】
一部の実施形態では、移動可能なインジケータは調整可能なサイズを有し、第1の触知出力の触知出力パターンは、移動可能なインジケータの現在のサイズに従って構成されている(2626)。例えば、より大きい移動可能なインジケータ(例えばスリープタイマーのより長い持続時間)は、時計の文字盤上の目盛マークを通過して移動されるか又はスライダコントロールの端部に対して投げ出されるときに、より強い触知出力を引き起こす。例えば、
図9A〜
図9Fでは、移動可能なインジケータ906は、
図9K〜
図9Qに示す移動可能なインジケータ906と比較してより大きいサイズを有し、このより大きい移動可能なインジケータ906に対して、より強い触知出力が生成される(例えば、
図9Eにおける触知出力918は
図9Mにおける触知出力931よりも強い、及び、
図9Cにおける触知出力916は、
図9Lにおける触知出力930よりも強い)。
【0735】
一部の実施形態では、第1の触知出力は離散的な触知出力であり(2628)、例えば、フルタップ、ミニタップ、又はマイクロタップなど、中立位置を中心とした振動のサイクルが2以下である触知出力である。
【0736】
一部の実施形態では、移動可能なインジケータが値の連続的な範囲内のそれぞれの既定値に達したとの判定に従って(2630)、最後の触知出力の生成以降に時間閾値量(例えば0.05秒)が経過した(例えば触知出力レート限度に達していない)との判定に従って、デバイスは、移動可能なインジケータがそれぞれの規定された値に達したことを示すためのそれぞれの触知出力を生成し(2630−a)、最後の触知出力の生成以降に時間閾値量が経過していない(例えば触知出力レート限度に達している)との判定に従って、デバイスは、移動可能なインジケータがそれぞれの規定された値に達したことを示すためのそれぞれの触知出力の生成を取り止める(2630−b)。
【0737】
一部の実施形態では、移動可能なインジケータがスライダコントロール上の重要な値(例えば目盛マークにおける値)を横断したことを示すために、持続時間の短い(例えば、数ミリ秒から数10ミリ秒)離散的な触知出力が使用される。これは、移動可能なインジケータの移動が比較的遅いときに有用である。しかしながら、移動可能なインジケータが短い時間量内にかかる値を多数通過して移動するとき、かかる重要な値の各々に触知出力を提供することの利益は失われる。したがって、一部の触知出力が先に行われた触知出力に近くなり過ぎる(例えば50ミリ秒未満)ような場合、これらをスキップすることが有利である。触知出力生成のレートに対するこの制約は、電力の節約を、及び使用者の気を不必要に散らすのを回避するのを助ける。加えて、触知出力生成のレートを制約することによって、触知出力生成器に対する負担を軽くすることもでき、このことは、デバイスの製造及び保守費用の低減につながり得、デバイスの有効寿命を延ばし得る。
【0738】
一部の実施形態では、スライダコントロールは、複数の画像(例えば、
図10A〜
図10Iに示すような、デジタルカメラのバーストモードで撮影された一連の画像)から代表的な画像を選択するための画像ピッカであり(2632)、移動可能なインジケータは複数の画像の表現を含み(2632−a)、スライダコントロールは、スライダコントロールの第1の端部と第2の端部との間に位置決めされたインジケータを含み(2632−b)(例えば、スライダコントロールの第1の端部及び第2の端部の位置は、複数の画像における画像の数に基づいて判定され、ディスプレイの視認できる領域の外側に位置決めされ得る、例えば、スライダコントロールの長さは、画像の全てを収容するのに必要な長さのおよそ2倍である)、デバイスは、複数の画像のうちのそれぞれの画像がインジケータに達したときに、第2の触知出力を生成する(2632−c)。一部の実施形態では、それぞれの画像は、バースト撮影した画像から提案される選択肢の画像である。一部の実施形態では、バースト撮影した画像から提案される選択肢としてマークされる複数の画像が存在する。
【0739】
図26A〜
図26Eにおける動作について記載された特定の順序は単なる例示であり、記載された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で記載される動作の順序を変えるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法2000、2200、2400、2800、3000、3200、及び3400)に関して本明細書に記載される他のプロセスの詳細はまた、
図26A〜
図26Eに関して上記した方法2600にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法2600を参照して上記した接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、フォーカスセレクタ、アニメーションは、任意選択的に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法2000、2200、2400、2800、3000、3200、及び3400)を参照して本明細書に記載される接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、フォーカスセレクタ、アニメーションの特徴のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、これらの詳細は、ここでは繰り返さない。
【0740】
一部の実施形態によれば、
図27は、説明される各種実施形態の原理に従って構成された、電子デバイス2700の機能ブロック図を示す。デバイスの機能ブロックは、任意選択的に、説明される各種実施形態の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組合せによって、実施される。
図27で説明される機能ブロックが、説明される各種実施形態の原理を実施するように、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者には理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書に記載される機能ブロックの任意の可能な組合せ若しくは分割、又は更なる定義を任意選択的に支持する。
【0741】
図27に示すように、電子デバイス2700は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット2702と、タッチ感知面ユニット2704と、触知出力を生成するように構成された1つ以上の触知出力生成器ユニット2706と、ディスプレイユニット2702、タッチ感知面ユニット2704、及び1つ以上の触知出力生成器ユニット2706に結合された、処理ユニット2708と、を含む。一部の実施形態では、処理ユニットは、検出ユニット2710と、移動ユニット2712と、変更ユニット2714と、を含む。
【0742】
処理ユニット2708は、ディスプレイユニット2702上での、ユーザインターフェースの(例えばディスプレイユニット2702を用いた)表示を可能にし、ユーザインターフェースは、第1の値と第2の値との間の値の連続的な範囲を表すスライダコントロールを含み、スライダコントロールは第1の値に対応する第1の端部及び第2の値に対応する第2の端部を含み、スライダコントロールは、スライダコントロールの第1の端部と第2の端部との間をスライダコントロールに沿って(例えば移動ユニット2712により)移動して、スライダコントロールによって表される値の連続的な範囲から選択される現在の値を示すように構成されている、移動可能なインジケータを更に含み、スライダコントロールの移動可能なインジケータに対応する場所におけるタッチ感知面ユニット2704上の接触を(例えば検出ユニット2710を用いて)検出し、タッチ感知面ユニット2704上の接触の移動を(例えば検出ユニット2710を用いて)検出し、及び接触の移動の検出に応答して、移動可能なインジケータを接触の移動に従ってスライダコントロールに沿って(例えば移動ユニット2712を用いて)移動させ、移動可能なインジケータが接触の移動に従ってスライダコントロールの第1の端部に達するときに、第1の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2706を用いて)生成し、第1の触知出力の触知出力パターンは、移動可能なインジケータがスライダコントロールの第1の端部に達するときの移動可能なインジケータの移動速度に基づいて構成されるように、構成されている。
【0743】
一部の実施形態では、移動可能なインジケータは値の範囲内の複数の値にわたり、複数の値は、移動可能なインジケータの第1の端部によって表される開始値及び移動可能なインジケータの第2の端部によって表される終了値を含み、移動可能なインジケータを(例えば移動ユニット2712を用いて)移動させることは、移動可能なインジケータの第1の端部及び第2の端部の少なくとも一方を(例えば移動ユニット2712を用いて)移動させることを含む。
【0744】
一部の実施形態では、移動可能なインジケータを移動させることは、移動可能なインジケータの現在のサイズを維持しながら、開始値及び終了値を(例えば変更ユニット2714を用いて)同時に変更することを含み、処理ユニットは、接触の移動の検出に応答して、スライダコントロールにおける1つ以上の既定値を超える移動可能なインジケータの第1の端部の移動に対応する、1つ以上の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2706を用いて)生成し、スライダコントロールにおける1つ以上の既定値を超える移動可能なインジケータの第2の端部の移動に対応する、1つ以上の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2706を用いて)生成するように、更に構成されている。
【0745】
一部の実施形態では、処理ユニット2708は、移動可能なインジケータの第1の端部及び移動可能なインジケータの第2の端部がそれぞれ、1つ以上の既定値のうちの対応する値に同時に達したとの判定に従って、第1の端部及び第2の端部の一方が1つ以上の既定値のうちの対応する値に達することに対応する、それぞれの触知出力の生成を取り止め、このとき、第1の端部及び第2の端部の一方が1つ以上の既定値のうちの対応する値に達することに対応する、それぞれの触知出力を生成するように、更に構成されている。
【0746】
一部の実施形態では、1つ以上の既定値は、1つ以上の上位値及び1つ以上の下位値を含み、第1の端部及び第2の端部の一方が1つ以上の既定値のうちの対応する値に達することに対応する、それぞれの触知出力の生成を取り止めることは、第1の端部及び第2の端部の一方が1つ以上の既定値のうちの下位値に達したことに対応する、それぞれの触知出力の生成を取り止めることを含む。
【0747】
一部の実施形態では、移動可能なインジケータを移動させることは、移動可能なインジケータの第2の端部を移動させずに移動可能なインジケータの第1の端部を(例えば移動ユニット2712を用いて)移動させることを含み、処理ユニットは、接触の移動の検出に応答して、スライダコントロールにおける1つ以上の既定値を超える移動可能なインジケータの第1の端部の移動に対応する、1つ以上の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2706を用いて)生成するように、更に構成されている。
【0748】
一部の実施形態では、処理ユニット2708は、接触の移動の検出に応答して、スライダコントロールにおける1つ以上の既定値を超える移動可能なインジケータの移動に対応する1つ以上の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2706を用いて)生成するように、更に構成されている。
【0749】
一部の実施形態では、1つ以上の既定値は1つ以上の上位値及び1つ以上の下位値を含み、スライダコントロールにおける1つ以上の既定値を超える移動可能なインジケータの移動に対応する、1つ以上の触知出力を生成することは、第1の触知出力パターンを有する1つ以上の上位値を超える移動可能なインジケータの移動に対応する、それぞれの触知出力を生成することと、第1の触知出力パターンよりも小さい振幅及び/又は短い持続時間を有する第2の触知出力パターンを有する1つ以上の下位値を超える移動可能なインジケータの移動に対応する、それぞれの触知出力を生成することと、を含む。
【0750】
一部の実施形態では、処理ユニット2708は、接触の移動の検出に応答して、移動可能なインジケータが接触の移動に従ってスライダコントロールの第2の端部に達したとの判定に従って、移動可能なインジケータが調整可能なコントロールの第2の端部に達するときの時間における移動可能なインジケータの移動速度が、第1の速度閾値を満たす、との判定に従って、移動可能なインジケータが調整可能なコントロールの第2の端部に達したことを示すための、第2の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2706を用いて)生成し、調整可能なコントロールの第2の端部に達するときの時間における移動可能なインジケータの移動速度が、第1の速度閾値を満たさない、との判定に従って、第2の触知出力の生成を取り止める。
【0751】
一部の実施形態では、移動可能なインジケータを接触の移動に従ってスライダコントロールに沿って移動させることは、タッチ感知面ユニット2704上の接触を(例えば検出ユニット2710を用いて)引き続き検出しながら、移動可能なインジケータをスライダコントロールに沿って(例えば移動ユニット2712を用いて)移動させることと、接触のリフトオフの検出後に移動可能なインジケータをスライダコントロールに沿って(例えば移動ユニット2712を用いて)引き続き移動させることと、を含む。
【0752】
一部の実施形態では、移動可能なインジケータは調整可能なサイズを有し、第1の触知出力の触知出力パターンは、移動可能なインジケータの現在のサイズに従って構成されている。
【0753】
一部の実施形態では、第1の触知出力は離散的な触知出力である。
【0754】
一部の実施形態では、処理ユニット2708は、移動可能なインジケータが値の連続的な範囲内のそれぞれの既定値に達したとの判定に従って、最後の触知出力の生成以降に時間閾値量が経過したとの判定に従って、移動可能なインジケータがそれぞれの規定された値に達したことを示すためのそれぞれの触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2706を用いて)生成し、最後の触知出力の生成以降に時間閾値量が経過していないとの判定に従って、移動可能なインジケータがそれぞれの規定された値に達したことを示すためのそれぞれの触知出力の生成を取り止める。
【0755】
一部の実施形態では、スライダコントロールは、複数の画像から代表的な画像を選択するための画像ピッカであり、移動可能なインジケータは複数の画像の表現を含み、スライダコントロールは、スライダコントロールの第1の端部と第2の端部との間に位置決めされたインジケータを含み、処理ユニット2708は、複数の画像のうちのそれぞれの画像がインジケータに達したときに、第2の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2706を用いて)生成するように、更に構成されている。
【0756】
上記した情報処理方法における動作は、任意選択的に、(例えば
図1A及び
図3を参照して上記したような)汎用プロセッサなどの情報処理装置又は特定用途向けチップにおいて1つ以上の機能モジュールを動作させることによって実施される。
【0757】
図26A〜
図26Eを参照して上記した動作は、任意選択的に、
図1A〜
図1B又は
図27に描写された構成要素によって実施される。例えば、検出動作2604及び触知フィードバック動作2606は、任意選択的に、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190によって実施される。イベントソータ170中のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に送達する。アプリケーション136−1のそれぞれのイベント認識部180は、イベント情報をそれぞれのイベント定義186と比較し、タッチ感知面上の第1の場所における第1の接触がユーザインターフェース上のオブジェクトの選択などの既定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。それぞれの既定のイベント又はサブイベントが検出されるとき、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は任意選択的に、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を利用して又は呼び出して、アプリケーション内部状態192を更新する。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、それぞれのGUI更新部178にアクセスして、アプリケーションによって表示されるものを更新する。同様に、他のプロセスを
図1A〜
図1Bに描写された構成要素に基づいてどのように実施できるかが、当業者には明らかであろう。
【0758】
図28A〜
図28Eは、一部の実施形態による、視覚的なゴムバンド効果を有する触知出力を提供する方法2800を説明するフロー図である。方法2800は、ディスプレイ、タッチ感知面、触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器、及び任意選択的にタッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを備える、電子デバイス(例えばデバイス300、
図3、又は、ポータブル多機能デバイス100、
図1A)において実行される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面はディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体である。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面とは別個である。任意選択的に、方法2800におけるいくつかの動作は組み合わされる、及び/又は、任意選択的に、いくつかの動作の順序は変更される。
【0759】
以下に記載するように、方法2800は、ユーザインターフェースオブジェクトのサイズ変更又は移動中にユーザインターフェース要素の外縁が閾値位置を横断した後でゴムバンド視覚効果が適用されることになることをユーザに示すための、触知フィードバックを提供することに関する。例えば、一部の実施形態では、サイズ変更若しくはドラッグ入力の終了後に、又はユーザインターフェース要素が慣性に起因してその移動の終わりに停止した後で、ゴムバンド効果により、ユーザインターフェース要素の外縁は閾値位置へと戻るように移動する。デバイスは、閾値位置の横断時に及び/又は入力の終了時に、触知出力を提供する。いずれの場合も、触知出力は、ユーザが視覚的なゴムバンド効果を知覚可能になる直前に行われる。触知出力生成のこのタイミングにより、ゴムバンド効果の開始に関するユーザへの視覚的フィードバックが強化され、ユーザはユーザインターフェースにおいて生じる続く変化に関して事前に情報を得る。触知フィードバックは、一部の種類の視覚的フィードバックよりも気付きやすく、人の気を散らすことが少ない。ユーザは、ユーザインターフェースにおいて次に何が起こるかを知るために、入力(例えばスワイプジェスチャ又はピンチジェスチャ)の提供中に、ユーザインターフェース上にさほど視覚を集中させる必要はない。加えて、触知フィードバックは、対応する視覚的フィードバックがユーザの指によって分かりにくくなるタッチスクリーンユーザインターフェースに関して、ユーザに貴重な情報を提供する。この改善された非視覚的フィードバックを提供することにより、(例えば、デバイスを操作/デバイスとやり取りしているときに、ユーザが適切な入力を提供するのを助け、ユーザの混乱を防止し、かかる混乱に起因するユーザのミスを減らすことによって)デバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスのインターフェースがより効率的になる。
【0760】
デバイスはディスプレイ上にユーザインターフェースを表示し(2802)、ユーザインターフェースは第1のユーザインターフェース要素を含む(例えば、第1のユーザインターフェース要素は、アイテムのリスト1111(
図11A)、又は画像1212(
図12A)のようなユーザインターフェースオブジェクトである)。デバイスは次いで、第1のユーザインターフェース要素に対応するタッチ感知面上の場所における接触(例えば接触1116、
図11B、接触1126、
図11H、接触1222、
図12B、接触1238、
図12G、接触1244、
図12K、接触1302、
図13B、又は接触1314、
図13I)を検出する(2804)。デバイスは次いで、タッチ感知面を横切る接触の移動の検出を含め、接触による入力(例えば接触によるドラッグ入力(例えば
図11B〜
図11E、
図11H〜
図11J、若しくは
図12G〜
図12H)、2つの接触を互いに向かって移動させることによるピンチジェスチャ(例えば
図12B〜
図12D若しくは
図13I〜
図13J)、又は、2つの接触を互いから離れるように移動させることによるデピンチジェスチャ(例えば
図12K〜
図12N若しくは
図13B〜
図13D))を検出する(2806)。
【0761】
接触による入力の検出に応答して、デバイスは、タッチ感知面上の接触の移動に従って、ユーザインターフェース内の第1の閾値位置(例えば、第1の閾値位置は、ユーザインターフェースの縁部、又はユーザインターフェースの現在表示されている部分の外側の位置、又はユーザインターフェースの現在表示されている部分内の位置に、位置決めされ得る)に対する、ユーザインターフェース要素の外縁の位置を変更する(2808)。
【0762】
デバイスは次いで、ユーザインターフェース内の第1の閾値位置に対するユーザインターフェース要素の外縁の位置の変更により、ユーザインターフェース要素の外縁がユーザインターフェース内の第1の閾値位置を横切って移動したことを検出する(2810)。例えば、
図11B〜
図11Eに示すように、ドラッグ入力によりリストの端部がユーザインターフェース内に現れるまでリスト1111がスクロールされ、ドラッグ入力によりリストが引き続き移動して、この結果リストの端部がドラッグされてユーザインターフェース内の第1の閾値位置1114(例えば、ユーザインターフェースの現在表示されている部分内の位置)を通過する。例えば、
図12B〜
図12Dに示すように、ピンチ入力により、画像の縁部が第1の最小サイズに対応するユーザインターフェース内の開始位置を通過するまで、画像が縮小する。例えば、
図12K〜
図12Nに示すように、デピンチ入力により、画像の縁部が移動して、第1の最大サイズに対応するユーザインターフェースの現在表示されている部分の外側の閾値位置を通過するまで、画像が拡大する(例えば、オブジェクトの外縁は、接触の終了前に(例えば接触によってドラッグされて)、又は入力の終了後に(例えば疑似的慣性に起因する移動を通して)、第1の閾値位置を横断し得る)。
【0763】
ユーザインターフェース要素の外縁がユーザインターフェース内の第1の閾値位置を横切って移動したことを検出した後で(2812)(例えば、オブジェクトが、移動して第1の縁部位置を閾値量だけ通過しているか、若しくはユーザインターフェースの平面における第2の閾値位置に達している、画像が第1の最小サイズを超えて第1の最小サイズよりも小さい第2の最小サイズまで縮小している、又は、画像が第1の最大サイズを超えて第1の最大サイズよりも大きい第2の最大サイズまで拡大している(例えば、画像が第1の最大サイズを超えて拡大したときに画像の一部だけがユーザインターフェース内で可視であり得る))、デバイスは(例えば、ユーザインターフェース要素の現在の位置が不安定な位置であること、及び、ユーザインターフェース要素が前の安定した位置に戻される、例えばユーザインターフェース要素の外縁を第1の閾値位置に戻すことになることを示すための)触知出力を生成し(2812−a)、
図11C〜
図11G、
図11J〜
図11L、
図12B〜
図12F、
図12H〜
図12J、
図12L〜
図12O、
図13E〜
図13H、及び
図13J〜
図13Lに示すように、(例えば入力の終了後に、及び/又は、疑似的慣性によるユーザインターフェース要素の移動が停止した後で)ユーザインターフェース要素の外縁の位置を第1の閾値位置まで移動させる(2812−b)。
【0764】
一部の実施形態では、ユーザインターフェース内の第1の閾値位置に対するユーザインターフェース要素(例えばアイテムリスト、又はコンテンツ領域、又は画像、等)の外縁の位置(例えば、ユーザインターフェースウィンドウ又はユーザインターフェース要素を含むディスプレイ領域の境界)を変更することは、(例えば
図11B〜
図11Eに示すように)ユーザインターフェース要素をユーザインターフェース内の第1の閾値位置に対して第1の方向にスクロールさせること(2814)を含む。
【0765】
一部の実施形態では、接触による入力の検出に応答して(2816)、デバイスは、ユーザインターフェース要素の外縁がユーザインターフェース内の第1の閾値位置(例えば、ユーザインターフェースの現在表示されている部分内の位置)を横切って移動するように、ユーザインターフェース要素をスクロールさせ(2816−a)、(例えば、接触の移動に従って、及び、任意選択的に、接触のリフトオフ後の疑似的慣性によるユーザインターフェース要素の移動に従って)ユーザインターフェース要素の外縁が移動されて第1の閾値位置を通過した後で、ユーザインターフェース要素の外縁から第1の方向とは反対の第2の方向に延在する第1の領域(例えば
図11Eにおける領域1122)を表示する(2816−b)。
【0766】
一部の実施形態では、ユーザインターフェース要素の外縁の位置を第1の閾値位置まで移動させること(2818)は、ユーザインターフェース要素を第2の方向にユーザインターフェースの外縁が第1の閾値位置に戻るまでスクロールさせること(2818−a)と、(例えば
図11E〜
図11Gに示すように)ユーザインターフェース要素の外縁から延在する第1の領域の表示を中止すること(2818−b)と、を含む。
【0767】
一部の実施形態では、ユーザインターフェース内の第1の閾値位置に対するユーザインターフェース要素(例えば、コンテンツ領域、又は画像、等)の外縁の位置(例えば、ユーザインターフェースウィンドウ又はユーザインターフェース要素を含むディスプレイ領域の境界)を変更することは、(例えば
図12K〜
図12Nに示すように)ユーザインターフェース内のユーザインターフェース要素を拡大させること(2820)を含む。
【0768】
一部の実施形態では、接触による入力の検出に応答して(2822)、デバイスは、ユーザインターフェース要素をユーザインターフェース要素の第1の最大サイズに達するまで拡大し(2822−a)、ユーザインターフェース要素の外縁は、ユーザインターフェースの表示された部分を越えて移動し、第1の閾値位置は、第1の最大サイズに基づいて判定され(例えば第1の最大サイズは、ユーザインターフェース要素の安定した最大サイズである)、ユーザインターフェースの視認できる領域の外側に位置決めされており、例えば
図12K〜
図12N及び13A〜
図13Gに示すように、(例えば接触の移動に従って、及び任意選択的に、接触のリフトオフ後の疑似的慣性によるユーザインターフェース要素の移動に従って)ユーザインターフェース要素を第1の最大サイズを超えて更に拡大する(2822−b)。一部の実施形態では、ユーザインターフェース要素は、安定した最大サイズを超えてより大きいサイズまで拡張できるが、そのより大きいサイズへの拡張を引き起こす入力又は動きがユーザインターフェース要素に影響しなくなった後は、そのより大きいサイズにとどまろうとはしない。
【0769】
一部の実施形態では、ユーザインターフェース要素の外縁の位置を第1の閾値位置まで移動させることは、例えば
図12K〜
図12O及び13A〜
図13Hに示すように、ユーザインターフェース要素がユーザインターフェース要素の第1の最大サイズ(例えば第1の最大サイズは、ユーザインターフェース要素の安定した最大サイズである)に戻るように、ユーザインターフェース要素を縮小すること(2824)を含む。一部の実施形態では、安定した最大サイズは、ユーザインターフェース要素の元のサイズである。
【0770】
一部の実施形態では、ユーザインターフェース内の第1の閾値位置に対するユーザインターフェース要素(例えば、又はコンテンツ領域、又は画像、等)の外縁の位置(例えば、ユーザインターフェースウィンドウ又はユーザインターフェース要素を含むディスプレイ領域の境界)を変更することは、(例えば
図12B〜
図12D及び
図13I〜
図13Jに示すように)ユーザインターフェース内のユーザインターフェース要素を縮小すること(2826)を含む。
【0771】
一部の実施形態では、接触による入力の検出に応答して(2828)、デバイスは、ユーザインターフェース要素がユーザインターフェース要素の第1の最小サイズに達するようにユーザインターフェース要素を縮小し(2828−a)、第1の閾値位置は、第1の最小サイズに基づいて判定され、ユーザインターフェース要素の表示された部分内に位置決めされており、(例えば接触の移動に従って、及び任意選択的に、接触のリフトオフ後の疑似的慣性によるユーザインターフェース要素の移動に従って)ユーザインターフェース要素を第1の最小サイズを超えて更に縮小する(2828−b)。一部の実施形態では、ユーザインターフェース要素は、安定した最小サイズを超えてより小さいサイズまで縮小できるが、そのより小さいサイズへの縮小を引き起こす入力又は動きがユーザインターフェース要素に影響しなくなった後は、そのより小さいサイズにとどまろうとはしない。
【0772】
一部の実施形態では、ユーザインターフェース要素の外縁の位置を第1の閾値位置まで移動させることは、ユーザインターフェース要素がユーザインターフェース要素の第1の最小サイズ(例えば第1の最小サイズは、ユーザインターフェース要素の安定した最小サイズである)に戻るように、ユーザインターフェース要素を拡大すること(2830)を含む。一部の実施形態では、安定した最小サイズは、(例えば
図12D〜
図12F及び
図13J〜
図13Lに示すような)ユーザインターフェース要素の元のサイズである。
【0773】
一部の実施形態では、触知出力のそれぞれの特性(例えば触知出力パターン(例えば触知出力パターンの振幅、持続時間、周波数、及び/又は波形を含む)、付随するオーディオ、等)は、ユーザインターフェース要素の外縁がユーザインターフェース内の第1の閾値位置を横切って移動する速度に基づいて構成されている(2832)。
【0774】
一部の実施形態では、触知出力のそれぞれの特性(例えば触知出力パターン(例えば触知出力パターンの振幅、持続時間、周波数、及び/又は波形を含む)、付随するオーディオ、等)は、ユーザインターフェース要素の外縁がユーザインターフェース内の第1の閾値位置を横切って移動するときの時間における入力の特性速度(例えば接触の平均速度)に基づいて構成されている(2834)。
【0775】
一部の実施形態では、触知出力のそれぞれの特性(例えば触知出力パターン(例えば触知出力パターンの振幅、持続時間、周波数、及び/又は波形を含む)、付随するオーディオ、等)は、(例えば、入力の終了が検出されたときの、又は、入力の終了後のある時点でユーザインターフェース要素が次第に移動を停止するときの)ユーザインターフェース要素の外縁がユーザインターフェース内の第1の閾値位置を越えて移動した程度に基づいて構成されている(2836)。
【0776】
一部の実施形態では、触知出力を生成することは、ユーザインターフェース要素の外縁がユーザインターフェース内の第1の閾値位置を横切って移動したことを検出したときに、触知出力(例えば触知出力1121、
図11C)を生成すること(2838)を含む。
【0777】
一部の実施形態では、触知出力を生成することは、入力の終了を検出したときに(例えば接触のリフトオフの検出時に)、触知出力(例えば触知出力1124、
図11E)を生成すること(2840)を含む。
【0778】
一部の実施形態では、触知出力を生成することは、ユーザインターフェース要素の外縁の位置を第1の閾値位置へと移動させ始めたときに、触知出力を生成すること(2842)を含む(例えば、ユーザインターフェース要素が跳ね返り始めたとき、デバイスは、ユーザインターフェース要素が跳ね返り始めたことを示す触知出力を生成する)。
【0779】
一部の実施形態では、デバイスは、ユーザインターフェース要素の外縁がユーザインターフェース内の第1の閾値位置を横切って移動したことを検出したときに、第2の触知出力を生成する(2844)。
【0780】
図28A〜
図28Eにおける動作について記載された特定の順序は単なる例示あり、記載された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で記載される動作の順序を変えるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法2000、2200、2400、2600、3000、3200、及び3400)に関して本明細書に記載される他のプロセスの詳細はまた、
図28A〜
図28Eに関して上記した方法2800にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法2800を参照して上記した接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、フォーカスセレクタ、アニメーションは、任意選択的に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法2000、2200、2400、2600、3000、3200、及び3400)を参照して本明細書に記載される接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、フォーカスセレクタ、アニメーションの特徴のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、これらの詳細は、ここでは繰り返さない。
【0781】
一部の実施形態によれば、
図29は、説明される各種実施形態の原理に従って構成された、電子デバイス2900の機能ブロック図を示す。デバイスの機能ブロックは、任意選択的に、説明される各種実施形態の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組合せによって、実施される。
図29で説明される機能ブロックが、説明される各種実施形態の原理を実施するように、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者には理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書に記載される機能ブロックの任意の可能な組合せ若しくは分割、又は更なる定義を任意選択的に支持する。
【0782】
図29に示すように、電子デバイス2900は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット2902と、タッチ感知面ユニット2904と、触知出力を生成するように構成された1つ以上の触知出力生成器ユニット2906と、ディスプレイユニット2902、タッチ感知面ユニット2904、及び1つ以上の触知出力生成器ユニット2906に結合された、処理ユニット2908と、を含む。一部の実施形態では、処理ユニットは、検出ユニット2910と、変更ユニット2912と、移動ユニット2914と、スクロールユニット2916と、拡大ユニット2918と、縮小ユニット2920と、を含む。
【0783】
処理ユニット2908は、ディスプレイユニット2902上での、第1のユーザインターフェース要素を含むユーザインターフェースの(例えばディスプレイユニット2902を用いた)表示を可能にし、第1のユーザインターフェース要素に対応するタッチ感知面ユニット2904上の場所における接触を(例えば検出ユニット2910を用いて)検出し、タッチ感知面ユニット2904を横切る接触の移動の(例えば検出ユニット2910を用いた)検出を含め、接触による入力を(例えば検出ユニット2910を用いて)検出し、接触による入力の検出に応答して、タッチ感知面ユニット2904上の接触の移動に従って、ユーザインターフェース内の第1の閾値位置に対するユーザインターフェース要素の外縁の位置を(例えば変更ユニット2912を用いて)変更し、ユーザインターフェース内の第1の閾値位置に対するユーザインターフェース要素の外縁の位置の変更により、ユーザインターフェース要素の外縁が(例えば検出ユニット2914を用いて)ユーザインターフェース内の第1の閾値位置を横切って移動したことを(例えば検出ユニット2910を用いて)検出し、ユーザインターフェース要素の外縁がユーザインターフェース内の第1の閾値位置を横切って移動したことを検出した後で、触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2906を用いて)生成し、ユーザインターフェース要素の外縁の位置を第1の閾値位置まで(例えば移動ユニット2914を用いて)移動させるように、構成されている。
【0784】
一部の実施形態では、ユーザインターフェース内の第1の閾値位置に対するユーザインターフェース要素の外縁の位置を変更することは、ユーザインターフェース要素をユーザインターフェース内の第1の閾値位置に対して第1の方向に(例えばスクロールユニット2916を用いて)スクロールさせることを含む。
【0785】
一部の実施形態では、処理ユニット2908は、接触による入力の検出に応答して、ユーザインターフェース要素の外縁がユーザインターフェース内の第1の閾値位置を横切って移動するように、ユーザインターフェース要素を(例えばスクロールユニット2916を用いて)スクロールさせ、ユーザインターフェース要素の外縁が移動されて第1の閾値位置を通過した後で、ユーザインターフェース要素の外縁から第1の方向とは反対の第2の方向に延在する第1の領域の(例えばディスプレイユニット2902を用いた)表示を可能にするように、更に構成されている。
【0786】
一部の実施形態では、ユーザインターフェース要素の外縁の位置を第1の閾値位置まで移動させることは、ユーザインターフェース要素を第2の方向にユーザインターフェースの外縁が第1の閾値位置に戻るまで(例えばスクロールユニット2916を用いて)スクロールさせることと、ユーザインターフェース要素の外縁から延在する第1の領域の表示を中止することと、を含む。
【0787】
一部の実施形態では、ユーザインターフェース内の第1の閾値位置に対するユーザインターフェース要素の外縁の位置を変更することは、ユーザインターフェース内のユーザインターフェース要素を(例えば拡大ユニット2918を用いて)拡大することを含む。
【0788】
一部の実施形態では、処理ユニット2908は、接触による入力の検出に応答して、ユーザインターフェース要素をユーザインターフェース要素の第1の最大サイズに達するまで(例えば拡大ユニット2918を用いて)拡大し、ユーザインターフェース要素の外縁は、ユーザインターフェースの表示された部分を越えて移動し、第1の閾値位置は、第1の最大サイズに基づいて判定され、ユーザインターフェースの視認できる領域の外側に位置決めされており、ユーザインターフェース要素を第1の最大サイズを超えて(例えば拡大ユニット2918を用いて)更に拡大するように、更に構成されている。
【0789】
一部の実施形態では、ユーザインターフェース要素の外縁の位置を第1の閾値位置まで移動させることは、ユーザインターフェース要素がユーザインターフェース要素の第1の最大サイズに戻るようにユーザインターフェース要素を(例えば縮小ユニット2920を用いて)縮小することを含む。
【0790】
一部の実施形態では、ユーザインターフェース内の第1の閾値位置に対するユーザインターフェース要素の外縁の位置を変更することは、ユーザインターフェース内のユーザインターフェース要素を(例えば縮小ユニット2920を用いて)縮小することを含む。
【0791】
一部の実施形態では、処理ユニット2908は、接触による入力の検出に応答して、ユーザインターフェース要素がユーザインターフェース要素の第1の最小サイズに達するようにユーザインターフェース要素を(例えば縮小ユニット2920を用いて)縮小し、第1の閾値位置は、第1の最小サイズに基づいて判定され、ユーザインターフェース要素の表示された部分内に位置決めされており、ユーザインターフェース要素を第1の最小サイズを超えて(例えば縮小ユニット2920を用いて)更に縮小するように、更に構成されている。
【0792】
一部の実施形態では、ユーザインターフェース要素の外縁の位置を第1の閾値位置まで移動させることは、ユーザインターフェース要素がユーザインターフェース要素の第1の最小サイズに戻るようにユーザインターフェース要素を(例えば拡大ユニット2918を用いて)拡大することを含む。
【0793】
一部の実施形態では、触知出力のそれぞれの特性は、ユーザインターフェース要素の外縁がユーザインターフェース内の第1の閾値位置を横切って移動する速度に基づいて構成されている。
【0794】
一部の実施形態では、触知出力のそれぞれの特性は、ユーザインターフェース要素の外縁がユーザインターフェース内の第1の閾値位置を横切って移動するときの時間における入力の特性速度に基づいて構成されている。
【0795】
一部の実施形態では、触知出力のそれぞれの特性は、ユーザインターフェース要素の外縁がユーザインターフェース内の第1の閾値位置を越えて移動した程度に基づいて構成されている。
【0796】
一部の実施形態では、触知出力を生成することは、ユーザインターフェース要素の外縁がユーザインターフェース内の第1の閾値位置を横切って移動したことを検出したときに、触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2906を用いて)生成することを含む。
【0797】
一部の実施形態では、触知出力を生成することは、入力の終了を検出したときに触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2906を用いて)生成することを含む。
【0798】
一部の実施形態では、処理ユニット2908は、ユーザインターフェース要素の外縁がユーザインターフェース内の第1の閾値位置を横切って移動したことを検出したときに、第2の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2906を用いて)生成するように、更に構成されている。
【0799】
一部の実施形態では、触知出力を生成することは、ユーザインターフェース要素の外縁の位置を第1の閾値位置へと(例えば移動ユニット2914を用いて)移動させ始めたときに、触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット2906を用いて)生成することを含む。
【0800】
上記した情報処理方法における動作は、任意選択的に、(例えば
図1A及び
図3を参照して上記したような)汎用プロセッサなどの情報処理装置又は特定用途向けチップにおいて1つ以上の機能モジュールを動作させることによって実施される。
【0801】
図28A〜
図28Eを参照して上記した動作は、任意選択的に、
図1A〜
図1B又は
図29に描写された構成要素によって実施される。例えば、検出動作2804、2806、及び2810、並びに触知フィードバック動作2812は、任意選択的に、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190によって実施される。イベントソータ170中のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に送達する。アプリケーション136−1のそれぞれのイベント認識部180は、イベント情報をそれぞれのイベント定義186と比較し、タッチ感知面上の第1の場所における第1の接触がユーザインターフェース上のオブジェクトの選択などの既定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。それぞれの既定のイベント又はサブイベントが検出されるとき、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は任意選択的に、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を利用して又は呼び出して、アプリケーション内部状態192を更新する。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、それぞれのGUI更新部178にアクセスして、アプリケーションによって表示されるものを更新する。同様に、他のプロセスを
図1A〜
図1Bに描写された構成要素に基づいてどのように実施できるかが、当業者には明らかであろう。
【0802】
図30A〜
図30Gは、オブジェクトの選択及びユーザインターフェース内の所定のスナップ位置内へのオブジェクトのドロップオフを視覚的に示すことと連携させて触知フィードバックを提供する方法3000を説明するフロー図である。方法3000は、ディスプレイ、タッチ感知面、及びタッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを備える電子デバイス(例えば、デバイス300、
図3、又はポータブル多機能デバイス100、
図1A)において実行される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面はディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体である。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面とは別個である。任意選択的に、方法3000におけるいくつかの動作は組み合わされる、及び/又は、任意選択的に、いくつかの動作の順序は変更される。
【0803】
以下に記載するように、方法3000は、オブジェクトの選択及びユーザインターフェース内の所定のスナップ位置へのオブジェクトのドロップオフを視覚的に示すことと連携させて触知フィードバックを提供することに関する。加えて、触知フィードバックは、対応する視覚的フィードバックがユーザの指によって分かりにくくなる(これはユーザがタッチスクリーン上でユーザインターフェースオブジェクトをドラッグしているときに頻繁に見られる)タッチスクリーンユーザインターフェースに関して、ユーザに貴重な情報を提供する。触知フィードバックは、ユーザインターフェース内のオブジェクトの選択及びドロップオフに関する視覚的フィードバックを強化し、これにより、(例えば、デバイスを操作/デバイスとやり取りしているときに、ユーザが適切な入力を提供するのを助けること及びユーザのミスを減らすことによって)デバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスのインターフェースがより効率的なものなり、これにより更に、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによって、電力使用量が低減され、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
【0804】
デバイスは、ディスプレイ上に、第1のオブジェクト及び複数の所定のオブジェクトスナップ位置を含むユーザインターフェースを表示する(3002)。一部の実施形態では、複数の所定のオブジェクトスナップ位置は、ユーザインターフェース上の厳密な場所(例えば、特定の既定の点、線、セル、及び/又はエリアに対応する場所)であり、これらの中に、これら厳密な場所の閾値範囲内でオブジェクトが解放される(例えばドロップされる、又はそれ以外の様式でオブジェクトの移動又は位置に影響する要因から自由になる)ときに、オブジェクトが収まることになる。例えば、カレンダーインターフェースでは、カレンダーグリッドにおける日付線がカレンダーエントリに関するオブジェクトスナップ位置を画定し、カレンダーエントリは、カレンダーエントリが2つの隣接する日付線の間の領域に近接してドロップされるときに、2つの隣接する日付線の間に収まることになる。別の例では、アイテムリスト(例えば、複数の都市に対応する天気アイテムのリストを含む天気情報インターフェース)において、隣接するリストアイテム間の境界線はリストアイテムに関するスナップ位置を画定しており、リストアイテムは、リストアイテムが1対の隣接する境界線によって画定されるスロットの近くに移動されこのスロットに近接して解放されるとき、このスロット内に収まることになる。更に別の例では、ホーム画面インターフェースにおいて、隠されたグリッドがホーム画面内のアプリケーションアイコンが表示される場所を画定しており、これらの場所は、移動されたアプリケーションアイコンがその場所の近くで解放されたとき中に収まることのできる、スナップ場所である。このことは、
図14A(カレンダーインターフェース1410)、
図15A(天気予報インターフェース1510)、及び
図16A(ホーム画面1610)に示されている。
【0805】
デバイスは次いで、ユーザインターフェース内の第1のオブジェクトに対応する場所におけるタッチ感知面上の接触による入力の第1の部分を検出する(3004)(例えば、入力の第1の部分は、ユーザインターにおける第1のオブジェクトに対応するタッチ感知面上の場所における接触のタッチダウンを含むか、又は、入力の第1の部分は、ユーザインターフェース内の第1のオブジェクトに対応するタッチ感知面上の場所への接触の移動を含む)。
【0806】
接触による入力の第1の部分の検出に応答して(3006)、入力の第1の部分が選択基準(例えば、選択基準は、選択基準が満たされるために、接触が少なくとも時間閾値量の間満たされること、及び/又は、接触の特性強度が所定の強度閾値(例えば軽い押下強度閾値IT
L)を上回ることを要求する)を満たすとの判定に従って(及び接触を引き続き検出しながら)、デバイスは、第1のオブジェクトの選択を視覚的に示し(3006−a)(例えばオブジェクトがハイライトされる、異なる色/フォント/サイズに変更される、ハンドルでマークされる、及び/又はアニメーション化される、オブジェクトがユーザインターフェースの表面から仮想z方向に持ち上げられる及び/又はユーザインターフェースの表面上に浮かんでいるように見える)、第1のオブジェクトの選択を視覚的に示すことと連携させて第1の触知出力(例えば、0.6のゲインを有するマイクロタップ高(270Hz))を生成する(3006−b)。例えば、一部の実施形態では、接触の最初の検出とオブジェクトの選択との間に遅延が存在し、接触が選択基準を満たした後で(例えば、少なくとも時間閾値量の間接触が維持されているとき、及び/又は、接触の特性強度が所定の強度閾値(例えば軽い押下強度閾値IT
L)を上回るとき)、ユーザインターフェースの表面からの例えば仮想z方向へのオブジェクトのリフトオフ時に、触知出力が生成される。オブジェクトの選択又はピックアップが、例えば、
図14E(接触1413によるカレンダーエントリ1406の選択(1408として選択された状態で示されている))、
図14K(接触1415によるカレンダーエントリ1406の選択(1420として選択された状態で示されている))、
図14N(接触1431によるカレンダーエントリ1406の選択(1430において選択された状態で示されている))、
図15B(接触1512による天気アイテム1502−5の選択)、
図16B(接触1612によるアイコン1604の選択)、及び
図16F(接触1616によるアイコン1608の選択)に示されている。
【0807】
第1のオブジェクトが選択されている間、デバイスは、タッチ感知面上の接触による入力の第2の部分を検出し(3008)、入力の第2の部分を検出することは、タッチ感知面ユニットを横切る接触の移動を検出することを含む。接触による入力の第2の部分の検出に応答して、デバイスは、ユーザインターフェース上の第1のオブジェクトを接触の移動に従って移動させる(3010)。このことは、
図14F〜
図14I及び
図14L〜
図14M(カレンダーエントリのドラッグ)、
図15C〜
図15D(例えば天気アイテムのドラッグ)、及び
図16G〜
図16I(アイコンをドラッグすること)に示されている。
【0808】
入力の第2の部分の検出後、第1のオブジェクトが第1の所定のオブジェクトスナップ位置(例えば、カレンダーインターフェースにおける2つの隣接する日付線の間の場所、別のリストアイテムが放棄したスロット、ホーム画面上のアプリケーションアイコン用のスロット)に近接している間に、デバイスは、タッチ感知面上の接触による入力の第3の部分を検出する(例えば、入力の第3の部分は、接触のリフトオフ、又は、閾値強度(例えば、軽い押下強度閾値IT
Lよりも小さい解放強度閾値IT
LR)を下回る接触の特性強度の降下を含む)。
【0809】
接触による入力の第3の部分の検出に応答して(3014)、入力の第3の部分がドロップオフ基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、第1のオブジェクトの選択解除を視覚的に示し(3014−a)(例えば、オブジェクトが、ハイライトを解除される、選択前の状態に復帰する、及び/又はアニメーション化される)、第1のオブジェクトを第1の所定のオブジェクトスナップ位置まで移動させ(3014−b)(例えば、オブジェクトが第1の所定のオブジェクトスナップ位置、例えば8月4日、木曜日、午後12〜1時に対応するセルに、自動的にスナップされる、位置合わせされる、ジャンプする、という形で)、第2の触知出力(例えば、第1のオブジェクトが第1の所定のスナップ位置内に収まったことを示すための、0.6のゲインを有するマイクロタップ高(270Hz))を生成する(3014−c)。オブジェクトのドロップは、
図14H〜
図14J、
図15L、
図16E、及び
図16Kに示されている。
【0810】
一部の実施形態では、ドロップオフ基準は、ドロップオフ基準が満たされるために、接触の特性強度が所定の強度閾値(例えば、軽い押下強度閾値IT
L、IT
L,よりも低い解放強度閾値IT
LR、又は接触検出強度閾値(例えば接触のリフトオフ))未満に降下することを要求する。一部の実施形態では、ドロップオフ基準は、ドロップオフ基準が満たされるために、接触のリフトオフ後に慣性のモーメントに起因して第1のオブジェクトが引き続き移動する場合、第1のオブジェクトが第1の所定のスナップ位置の閾値範囲内に達した後で、第1のオブジェクトの移動速度が閾値速度未満に降下することを要求する。例えば、
図16Dでは、疑似的慣性に起因するアイコン1604の速度が閾値未満であり、アイコンがスナップ位置の閾値範囲内であるときに、ドロップオフ基準が満たされる。
図14I及び
図14Jでは、接触1413のリフトオフが検出されるときに、ドロップオフ基準が満たされる。
図14S〜
図14Qでは、疑似的慣性に起因するカレンダーエントリの速度が閾値未満であり、カレンダーエントリがスナップ位置の閾値範囲内であるときに、ドロップオフ基準が満たされる。
図15K〜
図15Lでは、疑似的慣性に起因するアイテム1502−5の速度が閾値未満であり、カレンダーエントリがスナップ位置の閾値範囲内であるときに、ドロップオフ基準が満たされる。
【0811】
一部の実施形態では、選択基準は、選択基準が満たされるために、接触の特性強度が第1の強度閾値を上回ること及び接触が少なくとも所定の時間閾値量の間維持されることを要求する(3016)(例えば、IT
Lを上回る強度での所定の時間閾値量、例えば300msの間の、表示されたカレンダー上での長い押下)。
【0812】
一部の実施形態では、選択基準は、接触の特性強度が第1の強度閾値及び第1の強度閾値を超える第2の強度閾値を上回ることを要求する(3018)(例えば、IT
Dを上回る強度を有する、表示されたカレンダー上での深い押下)。
【0813】
一部の実施形態では、第2の触知出力の第2の触知出力パターンは、第1の触知出力の第1の触知出力パターンとは異なっている(3020)。例えば、カレンダーイベント「ジムに行く」の選択を視覚的に示すことと連携させて生成されるピックアップ触知出力は、第1の触知出力パターン(例えばマイクロタップ中(150Hz)、ゲイン最小:0.0及び最大:0.6)を有し、カレンダーイベント「ジムに行く」を第1の所定のオブジェクトスナップ位置に表示することと連携させて生成されるドロップ触知出力は、第2の触知出力パターン(例えばマイクロタップ高(270Hz)、ゲイン:0.6))を有する。
【0814】
一部の実施形態では、異なる触知出力パターンを有する触知出力を使用することによって、デバイスは、入力の現在の部分に応答して実行された異なる動作に関して、ユーザへと効果的に連絡する。ユーザインターフェース内のオブジェクトのピックアップとオブジェクトのドロップオフとの間の視覚的な区別が、異なる触知出力パターンに従って生成された触知出力によって引き起こされる異なる触覚の感覚によって強化される。この改善された非視覚的フィードバックにより、(例えば、デバイスを操作/デバイスとやり取りしているときに、ユーザが適切な入力を提供するのを助けること及びユーザのミスを減らすことによって)デバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスのインターフェースがより効率的なものになり、これにより更に、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによって、電力使用量が低減され、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
【0815】
一部の実施形態では、第1の触知出力は、第1のオブジェクトの選択を視覚的に示すのと同時に生成される(3022)。例えば、一部の実施形態では、接触の最初の検出と、オブジェクトの選択と、オブジェクトの選択を示す視覚上の変更と、の間に遅延が存在する場合、第1の触知出力の生成は、オブジェクトの選択を示す視覚上の変更と同期される(例えば、第1の触知出力は、指がタッチ感知面上にタッチダウンするときではなく、第1のオブジェクトがディスプレイからリフトオフするときに生成される)。このことは、例えば
図14B、
図14E、
図14B、
図16B、及び
図16Fに示されている。
【0816】
一部の実施形態では、入力の現在の位置が選択基準を満たす時間と、第1のオブジェクトが未選択の状態から選択された状態へと視覚上の移行を完了する時間との間に、遅延が存在する。第1のオブジェクトが選択された状態への視覚上の移行を完了するときの時間において触知出力を導入することにより、デバイスは、移行が完了していること及びオブジェクトがピックアップされ移動の準備ができていることを、ユーザに確信させる。触知フィードバックの適切なタイミングは、デバイスとやり取りしているときに、(例えば、いつオブジェクトのドラッグを開始するべきかをユーザが判定するのを助けることによって)ユーザが適切な入力を提供するのを助け、ユーザのミスを減らし、これにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスのインターフェースがより効率的なものになり、これにより更に、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによって、電力使用量が低減され、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
【0817】
一部の実施形態では、第2の触知出力は、第1の所定のオブジェクトスナップ位置への第1のオブジェクトの到達と同時に生成される(3024)。例えば、接触による入力の第3の部分(例えば接触のリフトオフ)の検出と第1の所定のオブジェクトスナップ位置内への第1のオブジェクトのスナップとの間に遅延(例えば500ms)が存在する場合、触知出力の生成は、オブジェクトがスナップ位置内に収まるのと同期される。例えば、
図14Pでは、ユーザがディスプレイを横切るようにオブジェクトを投げ出すとき、接触のリフトオフは、「8月3日、水曜日、午前10〜11時」に関するグリッド場所内に接触が位置決めされているときに生じ、接触のリフトオフ後、カレンダーイベント「ジムに行く」は、引き続きカレンダーユーザインターフェース上を、「8月4日、木曜日」と「8月5日、金曜日」との間の日付境界を横切って移動する。カレンダーイベントが第1の所定のオブジェクトスナップ位置、例えば「8月5日、金曜日」に関する位置内に収まるとき(例えばユーザインターフェースの表面から仮想z方向へのオブジェクトのドロップオフ、及びx−y平面における日付線同士の間の位置内への水平方向のずらし)、第2の触知出力は、例えば
図14S〜
図14Tに示すように、8月5日、金曜日上の時間スロットにおけるカレンダーイベント「ジムに行く」の表示と同時に生成される。したがって、ドロップ触知出力は、指がタッチ感知面から持ち上がったときではなく、オブジェクトが所定位置に収まるときに生じる。このことは、例えば、
図15F〜
図15L、及び
図16C〜
図16Eにも示されている。
【0818】
一部の実施形態では、入力が終了したときと、第1のオブジェクトがその動きを完了し最終的に安定した位置内に収まったときとの間の遅延は、重要であり得る。第1のオブジェクトが最終的に安定した位置内に収まるときの時間において触知出力を導入することにより、デバイスは、第1のオブジェクトのドロップオフが完了していること、及びオブジェクトがこの時点で安定した状態にあることを、ユーザに確信させる。触知フィードバックの適切なタイミングは、デバイスとやり取りしているときに、(例えば、オブジェクトが所望の場所にあるか否か及び追加の調整が必要か否かをユーザが判定するのを助けることによって)ユーザが適切な入力を提供するのを助け、ユーザのミスを減らし、これにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスのインターフェースがより効率的なものになり、これにより更に、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによって、電力使用量が低減され、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
【0819】
一部の実施形態では、タッチ感知面を横切る接触の移動を検出することは、ディスプレイの縁部に(又はユーザインターフェースの表示された部分の縁部に)近接した閾値場所まで接触が移動したこと(例えば、接触は、日付境界に達する前か又は日付境界に達した後のいずれかに、ディスプレイの縁部に隣接した日付境界から所定の距離内を移動する)を検出すること(3026)を含み、ユーザインターフェース上の第1のオブジェクトを接触の移動に従って移動させることは、第1のオブジェクトを接触の移動に従ってディスプレイの縁部に近接した閾値場所まで移動させること(3026−a)を含む。デバイスは、ユーザインターフェースのそれまで表示されていなかった部分が第1のオブジェクトの下に表示されるように、ユーザインターフェースをディスプレイ上の第1のオブジェクトに対してずらし(3026−b)、デバイスは、ユーザインターフェースをディスプレイ上の第1のオブジェクトに対してずらすことと連携させて第3の触知出力を生成する(3026−c)。
【0820】
例えば、ずらすステップ3026−bを参照すると、オブジェクトがディスプレイの右縁部まで移動されるとき、週間カレンダービューは左にスライドして、オブジェクト「ジムに行く」の下に次の日又は週を表示する。同様に、オブジェクトがディスプレイの左縁部まで移動されるとき、週間カレンダービューは右にスライドして、オブジェクトの下に前の日又は週を表示する。
【0821】
例えば、生成するステップ3026−cを参照すると、8月31日〜9月6日の週間カレンダービューは、1日単位でずらされる。結果として、9月1〜7日の週に関する週間カレンダービューは、カレンダーオブジェクト「ジムに行く」の下でスライドし、9月1〜7日の週に関する週間カレンダービューをカレンダーオブジェクト「ジムに行く」の下でスライドさせることと連携させて、第3の触知出力(例えばマイクロタップ高(270Hz)、ゲイン:0.4)が生成される。このことは
図14Mに示されており、この場合、触知出力1452は、カレンダーユーザインターフェース1410をずらすことと連携させて生成される。
【0822】
一部の実施形態では、ユーザインターフェースのずれは、気付きにくい場合がある、及び/又は、ユーザを方向が分からなくさせ混乱させる場合がある。ユーザインターフェースの変更と連携させて触知出力を導入することにより、デバイスは、重要なイベントが発生したことをユーザに注意喚起し、ユーザインターフェースの変更に注意するようにユーザに促す。インターフェースの変更と連携させて提供される触知フィードバックは、デバイスとやり取りしているときに、(例えば、ユーザがオブジェクトとユーザインターフェースの新たに明示化された部分との間の相対位置に留意するのを助けることによって)ユーザが適切な入力を提供するのを助け、ユーザのミスを減らし、これにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスのインターフェースがより効率的なものになり、これにより更に、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによって、電力使用量が低減され、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
【0823】
一部の実施形態では、タッチ感知面を横切る接触の移動を検出することは、接触が第2の所定のオブジェクトスナップ位置に近接した閾値場所まで移動したこと(例えば接触は、日付境界に達する前か又は日付境界に達した後のいずれかに、日付境界から所定の距離内を移動する)を検出すること(3028)を含み、ユーザインターフェース上の第1のオブジェクトを接触の移動に従って移動させること(3028−a)は、第2の所定のオブジェクトスナップ位置に近接した閾値場所まで接触が移動したことを検出することに応答して、第1のオブジェクトを閾値場所に対して第2の所定のオブジェクトスナップ位置まで移動させること(3028−b)を含む。デバイスは、第1のオブジェクトを第2の所定のオブジェクトスナップ位置まで移動させることと連携させて、第3の触知出力を生成する(3028−c)。このことは、例えば
図14Gに示されている。
【0824】
例えば、移動させるステップ3028−bを参照すると、第1のオブジェクトが接触によってドラッグされている間に、オブジェクトは、オブジェクトが1つ以上のスナップ位置の近くでドラッグされるとき、これらのスナップ位置にスナップする。オブジェクトが現在収まっているスナップ位置から離れるように接触が移動する際に、オブジェクトは、接触が現在のスナップ位置に関連する閾値範囲から出るように移動して次のスナップ位置に関連する閾値範囲に達するまで、そのスナップ位置にとどまる。接触が次のスナップ位置の閾値範囲に達すると、オブジェクトはジャンプして接触に追いつき、次のスナップ位置にスナップする。例えば、
図14Gでは、指が「8月2日、火曜日、午前10〜11時」に関するグリッド内を水平に移動するとき、カレンダーイベント「ジムに行く」は静止したままである。指が「8月2日、火曜日」と「8月3日、水曜日」との間の日付境界の近くを移動している間に、デバイスは、カレンダーイベント「ジムに行く」を「8月2日、火曜日、午前10〜11時」から「8月3日、水曜日、午前10〜11時」(この場合は「第2の所定のオブジェクトスナップ位置」)へと移動させ、この結果、カレンダーイベント「ジムに行く」が指の下でスライドし、次のスナップ位置まで自動的に跳躍するように見える)。
【0825】
例えば、生成するステップ3028−cを参照すると、カレンダーイベント「ジムに行く」が8月2日、火曜日、午前10〜11時から移動され、8月3日、水曜日、午前10〜11時に関する場所にスナップされている間に、標的変更触知出力(例えばマイクロタップ高(270Hz)、ゲイン:0.4)が生成される。一部の実施形態では、第3の触知出力は、第1のオブジェクトのピックアップに関する第1の触知出力(例えばマイクロタップ中(150Hz)、ゲイン最小:0.0及び最大:0.6)よりも、低い振幅を有する。一部の実施形態では、第3の触知出力は、第1の触知出力、ピックアップ触知出力とは異なる波形を有する)。
【0826】
一部の実施形態では、第1のオブジェクトが新しいスナップ位置内に収まるときの時間において触知出力を導入することにより、デバイスは、オブジェクトの新しい位置に注意する、及び、オブジェクトが所望の位置に達したか否かに関する判定を行うように、ユーザに注意喚起する。インターフェースの変更と連携させて提供される触知フィードバックは、デバイスとやり取りしているときに、(例えば、ユーザがオブジェクトの新しい位置に留意するのを助けることによって)ユーザが適切な入力を提供するのを助け、ユーザのミスを減らし、これにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスのインターフェースがより効率的なものになり、これにより更に、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによって、電力使用量が低減され、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
【0827】
一部の実施形態では、第1のオブジェクトが第1の所定のスナップ場所まで移動される前に(3030)、ユーザインターフェースは、第1の所定のスナップ位置に位置決めされた第2のオブジェクトを含み、ユーザインターフェースは、第1の所定のスナップ位置に隣接する第2の所定のスナップ位置を含む。例えば、天気予報ユーザインターフェースでは、天気アイテム「深セン」及び「北京」は、2つの隣接するスロット(スナップ位置1及びスナップ位置2)を占める。デバイスは、(例えば、接触の移動に従って、又は接触のリフトオフ後の慣性の移動によって)第1のオブジェクトを第1の所定のスナップ位置に向けて移動させ(3030−a)、第1のオブジェクトが第1の所定のスナップ位置の閾値範囲内にあるとの判定に従って、第2のオブジェクトを第1の所定のスナップ位置から第2の所定のオブジェクトスナップ位置へと移動させる(3030−b)(例えば、北京に関する天気のオブジェクトを深センに関する天気オブジェクトに向けて移動させている間に、深センに関する天気のオブジェクトは、第1のオブジェクトスナップ位置1504−3から移動され、第2のオブジェクトスナップ位置1504−4にスナップされて、移動中の「北京」に関する天気オブジェクトのための場所が空けられる)。デバイスはまた、第2のオブジェクトを第2の所定のスナップ位置まで移動させることと連携させて、第4の触知出力を生成する(3030−c)。(例えば、
図15C〜
図15Eに示すように、深センに関する天気のオブジェクトを第2のオブジェクトスナップ位置1504−4まで移動させている間に、スナップ触知出力1522(例えばマイクロタップ高(270Hz)、ゲイン:0.4)が生成される。
【0828】
一部の実施形態では、第4の触知出力(例えばマイクロタップ高(270Hz)、ゲイン:0.4)は、第1の触知出力(例えばマイクロタップ中(150Hz)、ゲイン最小:0.0及び最大:0.6)、ピックアップ触知出力よりも、低い振幅を有する。一部の実施形態では、第4の触知出力は、第1の触知出力、ピックアップ触知出力とは異なる波形、例えば異なるサイクル数を有する)。一部の実施形態では、第1のオブジェクトが第1の所定のスナップ位置に隣接する別のスナップ位置(例えば、天気アイテム「西安」が占めているスロット)まで引き続き順方向に移動するとき、そのスナップ位置を現在占めているオブジェクトが第1のスナップ位置まで移動して、天気アイテム「北京」のための場所が空けられることになる。オブジェクトが第1のスナップ位置内に収まるとき、触知出力が生成される。一部の実施形態では、一連のオブジェクトがスナップ位置の配列内に置かれる場合に、最初のオブジェクトが移動してオブジェクトの各々を通過するとき、これらのオブジェクトは隣接する空のスロットにそれぞれジャンプし、付随する触知出力が生成される。触知出力が生成されるレートは、閾値によって、オブジェクトが新しいスロット内へと移動しているレートが閾値よりも高い場合に(例えばレートが0.05秒毎に1回よりも速いときに)いくつかの触知出力がスキップされるように、制限される。一部の実施形態では、触知出力は、オブジェクトを中にドロップできるスロットの上をオブジェクトが移動したときの時間に基づいて時間を計算し、既定の遅延時間量を加算し、時間遅延後に触知出力を生成することによって生成される。これにより、オブジェクトのうちの1つの移動により複数のオブジェクトが異なる場所内にスナップするとき、触知出力のカスケードの生成が回避される。
【0829】
一部の実施形態では、第1のオブジェクトを第1の所定のスナップ位置に向けて移動させることは、第1のオブジェクトを、第1の所定のスナップ位置に向かう移動に対応するタッチ感知面上の接触の移動に従って、第1の所定のスナップ位置に向けて移動させること(3032)を含む。
【0830】
一部の実施形態では、入力の第3の部分は接触のリフトオフを含み(3034)、第1のオブジェクトを第1の所定のスナップ位置に向かって移動させることは、接触のリフトオフ後に第1の所定のスナップ位置に向かう第1のオブジェクトの移動を(例えば次第に速度を下げながら)継続することを含む(3034−a)。
【0831】
一部の実施形態では、第1の触知出力は、第2の触知出力(3036)よりも高い振幅(3036)を有する。例えば、第1の触知出力はピックアップ触知出力(例えばマイクロタップ高(270Hz)、ゲイン:1.0)であり、第2の触知出力はドロップ触知出力(例えばマイクロタップ高(270Hz)、ゲインドロップ:0.6)である。
【0832】
一部の実施形態では、第1の触知出力は、第2の触知出力と同じ波形(3038)を有する(例えばいずれも、半サイクルのマイクロタップである)。
【0833】
一部の実施形態では、デバイスは(例えば、ピックアップ及びドロップオフのための入力の前又は入力の後のいずれかに)、ユーザインターフェース内の第3のスナップ位置に対応する場所におけるタッチ感知面上の第2の接触による第2の入力を検出する(3040)。第2の入力(例えば、第2の入力は、別のオブジェクトがまだ占めていないスナップ場所に対応する場所における、タッチ感知面上の第2の接触による長い押下である)がアイテム作成基準を満たすとの判定に従って(3040−a)、デバイスは、ユーザインターフェース内に新しいオブジェクトを表示し(3040−b)、ユーザインターフェース内に新しいアイテムを表示することと連携させて、第5の触知出力(例えば、マイクロタップ中(150Hz)、ゲイン最大:0.8、ゲイン最小:0.0)を生成する(3040−c)。一部の実施形態では、第2の接触のリフトオフ時に、新しいオブジェクトについての情報を入力するための新しいユーザインターフェースが表示される(触知出力は生成されない)。オブジェクト情報が入力され新しいユーザインターフェースが閉じられた後で、元のユーザインターフェースが、新しいアイテムを(未選択の状態の)既存のアイテムとした状態で表示される。
【0834】
一部の実施形態では、デバイスは、第2の接触のリフトオフの検出を含め、第2の入力の終了を検出する(3042)。第2の接触のリフトオフの検出に応答して(3042−a)、デバイスは(任意選択的に)、新しいオブジェクトに関連する情報を入力するための第2のユーザインターフェースを表示し(3042−b)、第2の入力が第2の接触のリフトオフの前の第2の接触の移動を含むとの判定に従って、第6の触知出力(例えば、aaマイクロタップ高(270Hz)、ゲイン:0.6のような、ドロップ触知出力)を生成し(3042−c)(そして、例えば、カレンダーユーザインターフェースの表示を維持し)、第2の入力が第2の接触のリフトオフの前の第2の接触の移動を含まないとの判定に従って、第6の触知出力の生成を取り止める(3042−d)(そして、例えば、第2の入力に応答して作成された新しいイベントの詳細を編集するための、新しいイベントを編集するユーザインターフェースを表示する)。一部の実施形態では、ユーザインターフェースは、新しいオブジェクトについての情報を入力するためのユーザインターフェースが表示される前に、第2の接触による新しいオブジェクトの移動を示す。
【0835】
一部の実施形態では、接触による入力の第1の部分の検出に応答して、入力の第3の部分が選択基準を満たさないとの判定に従って、デバイスは、タッチ感知面を横切る接触の移動の検出に応答して、ユーザインターフェース内に表示されるコンテンツをスクロールさせる(3044)。
【0836】
一部の実施形態では、ユーザインターフェースはカレンダーインターフェースであり、複数の所定のスナップ位置は複数の日付に対応しており、第1のオブジェクトはカレンダーエントリの表現を含む(3046)。このことは
図14A〜
図14Tに示されている。
【0837】
一部の実施形態では、ユーザインターフェースは、複数のアプリケーションのうちの異なるアプリケーションに対応する複数のアプリケーションアイコンを含む、アプリケーション起動ユーザインターフェースであり、複数の所定のスナップ位置はアプリケーションアイコンを表示するための複数の位置に対応しており、第1のオブジェクトは、複数のアプリケーションのうちの第1のアプリケーションに対応する第1のアプリケーションアイコンを含む(3048)。このことは
図16A〜
図16Kに示されている。
【0838】
一部の実施形態では、ユーザインターフェースは、複数の地理学上の場所のうちの異なる地理学上の場所に対応しており、対応する地理学上の場所における天気の指示を含む複数の天気アイテムを含む、天気予報ユーザインターフェースであり、複数の所定のスナップ位置は、天気アイテムを表示するための複数の位置に対応しており、第1のオブジェクトは、複数の天気アイテムのうちの第1の天気アイテムを含む(3050)。このことは
図15A〜
図15Lに示されている。
【0839】
図30A〜
図30Gにおける動作について記載された特定の順序は単なる例示あり、記載された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で記載される動作の順序を変えるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法2000、2200、2400、2600、2800、3200、及び3400)に関して本明細書に記載される他のプロセスの詳細はまた、
図30A〜
図30Gに関して上記した方法3000にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法3000を参照して上記した接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、フォーカスセレクタ、アニメーションは、任意選択的に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法2000、2200、2400、2600、2800、3200、及び3400)を参照して本明細書に記載される接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、フォーカスセレクタ、アニメーションの特徴のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、これらの詳細は、ここでは繰り返さない。
【0840】
一部の実施形態によれば、
図31は、説明される各種実施形態の原理に従って構成された、電子デバイス3100の機能ブロック図を示す。デバイスの機能ブロックは、任意選択的に、説明される各種実施形態の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組合せによって、実施される。
図31で説明される機能ブロックが、説明される各種実施形態の原理を実施するように、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者には理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書に記載される機能ブロックの任意の可能な組合せ若しくは分割、又は更なる定義を任意選択的に支持する。
【0841】
図31に示すように、電子デバイス3100は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット3102と、タッチ感知面ユニット3104と、触知出力を生成するように構成された1つ以上の触知出力生成器ユニット3106と、ディスプレイユニット3102、タッチ感知面ユニット3104、及び1つ以上の触知出力生成器ユニット3106に結合された、処理ユニット3108と、を含む。一部の実施形態では、処理ユニットは、検出ユニット3110と、移動ユニット3112と、ずらしユニット3114と、スクロールユニット3116と、を含む。
【0842】
ディスプレイユニット3102上での、第1のオブジェクト及び複数の所定のオブジェクトスナップ位置を含むユーザインターフェースの(例えばディスプレイユニット3102を用いた)表示を可能にし、ユーザインターフェース内の第1のオブジェクトに対応する場所における、タッチ感知面ユニット3104上の接触による入力の第1の部分を(例えば検出ユニット3110を用いて)検出し、接触による入力の第1の部分の検出に応答して、入力の第1の部分が選択基準を満たすとの判定に従って、第1のオブジェクトの選択を(例えばディスプレイユニット3102を用いて)視覚的に示し、第1のオブジェクトの選択を視覚的に示すことと連携させて、第1の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット3106を用いて)生成し、第1のオブジェクトが選択されている間に、タッチ感知面ユニット3104上の接触による入力の第2の部分を(例えば検出ユニット3110を用いて)検出し、入力の第2の部分を検出することは、タッチ感知面ユニット3104を横切る接触の移動を(例えば検出ユニット3110を用いて)検出することを含み、接触による入力の第2の部分の検出に応答して、ユーザインターフェース上の第1のオブジェクトを接触の移動に従って(例えば移動ユニット3112を用いて)移動させ、入力の第2の部分の検出後、第1のオブジェクトが第1の所定のオブジェクトスナップ位置に近接している間に、タッチ感知面上の接触による入力の第3の部分を(例えば検出ユニット3110を用いて)検出し、接触による入力の第3の部分の検出に応答して、入力の第3の部分がドロップオフ基準を満たすとの判定に従って、第1のオブジェクトの選択解除を(例えばディスプレイユニット3102を用いて)視覚的に示し、第1のオブジェクトを第1の所定のオブジェクトスナップ位置まで(例えば移動ユニット3112を用いて)移動させ、第2の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット3106を用いて)生成するように、構成されている。
【0843】
一部の実施形態では、選択基準は、選択基準が満たされるために、接触の特性強度が第1の強度閾値を上回ること、及び接触が少なくとも所定の時間閾値量の間維持されることを要求する。
【0844】
一部の実施形態では、選択基準は、接触の特性強度が第1の強度閾値及び第1の強度閾値を超える第2の強度閾値を上回ることを要求する。
【0845】
一部の実施形態では、第2の触知出力の第2の触知出力パターンは、第1の触知出力の第1の触知出力パターンとは異なっている。
【0846】
一部の実施形態では、第1の触知出力は、第1のオブジェクトの選択を視覚的に示すのと同時に生成される。
【0847】
一部の実施形態では、第2の触知出力は、第1の所定のオブジェクトスナップ位置への第1のオブジェクトの到達と同時に生成される。
【0848】
一部の実施形態では、タッチ感知面ユニット3104を横切る接触の移動を検出することは、ディスプレイユニット3102の縁部に近接した閾値場所まで接触が移動したことを(例えば検出ユニット3110を用いて)検出することを含み、ユーザインターフェース上の第1のオブジェクトを接触の移動に従って移動させることは、第1のオブジェクトを接触の移動に従ってディスプレイユニット3102の縁部に近接した閾値場所まで(例えば移動ユニット3112を用いて)移動させることを含み、処理ユニット3108は、ユーザインターフェースのそれまで表示されていなかった部分が第1のオブジェクトの下に表示されるように、ユーザインターフェースをディスプレイユニット3102上の第1のオブジェクトに対して(例えばずらしユニット3114を用いて)ずらし、ユーザインターフェースをディスプレイユニット3102上の第1のオブジェクトに対してずらすことと連携させて、第3の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット3106を用いて)生成するように、更に構成されている。
【0849】
一部の実施形態では、タッチ感知面ユニット3104を横切る接触の移動を検出することは、第2の所定のオブジェクトスナップ位置に近接した閾値場所まで接触が移動したことを(例えば検出ユニット3110を用いて)検出することと、ユーザインターフェース上の第1のオブジェクトを接触の移動に従って移動させることは、第2の所定のオブジェクトスナップ位置に近接した閾値場所まで接触が移動したことの検出に応答して、第1のオブジェクトを閾値場所に対して第2の所定のオブジェクトスナップ位置まで(例えば移動ユニット3112を用いて)移動させることと、第1のオブジェクトを第2の所定のオブジェクトスナップ位置まで移動させることと連携させて、第3の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット3106を用いて)生成することと、を含む。
【0850】
一部の実施形態では、第1のオブジェクトが第1の所定のスナップ場所まで移動される前に、ユーザインターフェースは、第1の所定のスナップ位置に位置決めされた第2のオブジェクトを含み、ユーザインターフェースは、第1の所定のスナップ位置に隣接する第2の所定のスナップ位置を含み、処理ユニット3108は、第1のオブジェクトを第1の所定のオブジェクトスナップ位置まで(例えば移動ユニット3112を用いて)移動させ、第1のオブジェクトが第1の所定のスナップ位置の閾値範囲内にあるとの判定に従って、第2のオブジェクトを第1の所定のスナップ位置から第2の所定のオブジェクトスナップ位置へと(例えば移動ユニット3112を用いて)移動させ、第2のオブジェクトを第2の所定のオブジェクトスナップ位置まで移動させることと連携させて、第4の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット3106を用いて)生成するように、更に構成されている。
【0851】
一部の実施形態では、入力の第3の部分は接触のリフトオフを含み、第1のオブジェクトを第1の所定のスナップ位置に向けて移動させることは、接触のリフトオフ後に第1の所定のスナップ位置に向かう第1のオブジェクトの移動を継続することを含む。
【0852】
一部の実施形態では、第1の触知出力は、第2の触知出力よりも高い振幅を有する。
【0853】
一部の実施形態では、第1の触知出力は、第2の触知出力と同じ波形を有する。
【0854】
一部の実施形態では、処理ユニット3108は、ユーザインターフェース内の第3のスナップ位置に対応する場所におけるタッチ感知面ユニット3104上の第2の接触による第2の入力を(例えば検出ユニット3110を用いて)検出し、第2の入力がアイテム作成基準を満たすとの判定に従って、ユーザインターフェース内の新しいオブジェクトの(例えばディスプレイユニット3102を用いた)表示を可能にし、ユーザインターフェース内に新しいアイテムを表示することと連携させて第5の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット3106を用いて)生成するように、更に構成されている。
【0855】
一部の実施形態では、処理ユニット3108は、第2の接触のリフトオフの(例えば検出ユニット3110を用いた)検出を含め、第2の入力の終了を(例えば検出ユニット3110を用いて)検出し、第2の接触のリフトオフの検出に応答して、新しいオブジェクトに関連する情報を入力するための第2のユーザインターフェースの(例えばディスプレイユニット3102を用いた)表示を可能にし、第2の入力が第2の接触のリフトオフの前の第2の接触の移動を含むとの判定に従って、第6の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット3106を用いて)生成し、第2の入力が第2の接触のリフトオフの前の第2の接触の移動を含まないとの判定に従って、第6の触知出力の生成を取り止める。
【0856】
一部の実施形態では、処理ユニット3108は、接触による入力の第1の部分の検出に応答して、入力の第3の部分が選択基準を満たさないとの判定に従って、タッチ感知面ユニット3104を横切る接触の移動の検出に応答して、ユーザインターフェース内に表示される内容を(例えばスクロールユニット3116を用いて)スクロールさせるように、更に構成されている。
【0857】
一部の実施形態では、ユーザインターフェースはカレンダーインターフェースであり、複数の所定のスナップ位置は複数の日付に対応しており、第1のオブジェクトはカレンダーエントリの表現を含む。
【0858】
一部の実施形態では、ユーザインターフェースは、複数のアプリケーションのうちの異なるアプリケーションに対応する複数のアプリケーションアイコンを含む、アプリケーション起動ユーザインターフェースであり、複数の所定のスナップ位置はアプリケーションアイコンを表示するための複数の位置に対応しており、第1のオブジェクトは、複数のアプリケーションのうちの第1のアプリケーションに対応する第1のアプリケーションアイコンを含む。
【0859】
一部の実施形態では、ユーザインターフェースは、複数の地理学上の場所のうちの異なる地理学上の場所に対応しており対応する地理学上の場所における天気の指示を含む複数の天気アイテムを含む天気予報ユーザインターフェースであり、複数の所定のスナップ位置は、天気アイテムを表示するための複数の位置に対応しており、第1のオブジェクトは、複数の天気アイテムのうちの第1の天気アイテムを含む。
【0860】
上記した情報処理方法における動作は、任意選択的に、(例えば
図1A及び
図3を参照して上記したような)汎用プロセッサなどの情報処理装置又は特定用途向けチップにおいて1つ以上の機能モジュールを動作させることによって実施される。
【0861】
図30A〜
図30Gを参照して上記した動作は、任意選択的に、
図1A〜
図1B又は
図31に描写された構成要素によって実施される。例えば、検出動作3004及び触知フィードバック動作3006は、任意選択的に、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190によって実施される。イベントソータ170中のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に送達する。アプリケーション136−1のそれぞれのイベント認識部180は、イベント情報をそれぞれのイベント定義186と比較し、タッチ感知面上の第1の場所における第1の接触がユーザインターフェース上のオブジェクトの選択などの既定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。それぞれの既定のイベント又はサブイベントが検出されるとき、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は任意選択的に、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を利用して又は呼び出して、アプリケーション内部状態192を更新する。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、それぞれのGUI更新部178にアクセスして、アプリケーションによって表示されるものを更新する。同様に、他のプロセスを
図1A〜
図1Bに描写された構成要素に基づいてどのように実施できるかが、当業者には明らかであろう。
【0862】
図32A〜
図32Cは、デバイスの現在の方向がある所定の基準を満たすとの判定に従って、視覚的フィードバックと連携させて触知フィードバックを提供する方法3200を説明するフロー図である。方法3200は、ディスプレイ、タッチ感知面、及びタッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを備える電子デバイス(例えば、デバイス300、
図3、又はポータブル多機能デバイス100、
図1A)において実行される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面はディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体である。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面とは別個である。任意選択的に、方法3200におけるいくつかの動作は組み合わされる、及び/又は、任意選択的に、いくつかの動作の順序は変更される。
【0863】
以下に記載するように、方法3200は、デバイスの現在の方向がある所定の基準を満たすとの判定に従って、視覚的フィードバックと連携させて触知フィードバックを提供することに関する。触知フィードバックを提供することにより、デバイスは、デバイスが目的の方向達したときにユーザに注意喚起し、ユーザがユーザインターフェースとの視覚的な接触を維持する必要はない。加えて、一部の実施形態では、基準を満たすことを示す視覚的な変更は微妙で気付きにくいものである場合がある。加えて、触知フィードバックは、対応する視覚的フィードバックがユーザの指によって分かりにくくなるタッチスクリーンユーザインターフェースに関して、ユーザに貴重な情報を提供する。触知フィードバックは、デバイスの現在の方向の状態に関する視覚的フィードバックを強化し、これにより、(例えば、デバイスを操作/デバイスとやり取りしているときに、ユーザが適切な入力を提供するのを助けること及びユーザのミスを減らすことによって)デバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスのインターフェースがより効率的なものになり、これにより更に、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによって、電力使用量が低減され、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
【0864】
デバイスはディスプレイ上にユーザインターフェースを表示し(3202)、ユーザインターフェースは、電子デバイスの現在の方向を示すデバイスの方向のインジケータを含む。例えば、一部の実施形態では、デバイスの方向のインジケータは、(例えば
図17Aに示すような)地球の磁場に対するデバイスの方向を示すコンパス、(例えば
図18Aに示すような)デバイスを水平に保持するときの地球の重力場に対して垂直な平面に対するデバイスの方向を示す水準器、又は、デバイスを垂直に保持するときの地球の重力場に対するデバイスの方向を示す、(水準器アプリの一部であり得る)垂直度インジケータである。
【0865】
デバイスは次いで、電子デバイスの移動を検出する(3204)。電子デバイスの移動の検出に応答して(3206)、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たすとの判定に従って(3206−a)、デバイスは、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たしていることを示すようにユーザインターフェースを変更し(3206−b)(例えば、(例えば
図18Eに示すように)ユーザインターフェースの色を変更し、又は、(例えば
図17B、
図17E、及び
図17Hに示すように)方向インジケータをコンパス面の周りで移動させ)、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たしていることを示すようにユーザインターフェースを変更したときに、触知出力(例えば、
図17B、17E、及び17Hにおける触知出力1712、1714、及び1716、及び
図18Eにおける触知出力1804)を生成し(3206−c)、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たさないとの判定に従って、デバイスは、触知出力を生成せずにデバイスの現在の方向を示すようにユーザインターフェースを変更する(3206−d)(例えばユーザインターフェースは、
図17C、
図17D、
図17F、
図17G、及び
図18A〜
図18Dに示すように、デバイスの方向の変化とともに引き続き更新される)。一例では、(例えば
図18Eに示すように)デバイスが水平で安定しているときに、第1の基準が満たされる。別の例では、デバイスが垂直で安定しているときに、第1の基準が満たされる。更に別の例では、デバイスが、1つ以上の所定の方向(例えば
図17B、
図17E、及び
図17Hに示すように、真北から30度ずつ離れる)のうちの1つに達するときに、第1の基準が満たされる。
【0866】
一部の実施形態では、第1の基準を満たす電子デバイスの現在の方向に従って触知出力を生成した後で、デバイスは、電子デバイスの第2の移動を検出する(3208)。電子デバイスの第2の移動を検出したことに応答して(3208−a)、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を再度満たすとの判定に従って(3208−b)、デバイスは、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たしていることを示すようにユーザインターフェースを変更し(3208−c)、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たしていることを示すようにユーザインターフェースを変更したときに、第2の触知出力を生成し(3208−d)、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を再度満たさないとの判定に従って、デバイスは、第2の触知出力を生成せずにデバイスの現在の方向を示すようにユーザインターフェースを変更する(3208−e)。一例では、デバイスが水平状態から離れるように移動した後で少なくとも時間閾値量の間再び水平状態になったときに、第1の基準が再度満たされる。別の例では、デバイスが垂直状態を離れた後で少なくとも時間閾値量の間再び垂直状態になったときに、第1の基準が再度満たされる。更に別の例では、デバイスが1つ以上の所定の方向(例えば真北から30度ずつ離れる)のうちの別の1つに達するときに、第1の基準が再度満たされる。
【0867】
一部の実施形態では、ユーザインターフェースは、デバイス付近の磁場に対する複数の上位方向に対応する複数の上位マーキングを有する、コンパス面を含む(3210)。一部の実施形態では、コンパス面は、複数の上位マーキングのうちの隣接する上位マーキングの各対の間に、複数の下位方向に対応する複数の下位マーキングを更に含む。第1の基準は、第1の基準が満たされるために、現在のデバイスの方向が複数の上位方向のうちの1つに一致することを要求する。現在のデバイスの方向が複数の上位方向のうちの1つと一致しない(例えば、現在のデバイスの方向が複数の下位方向のうちの1つと一致する)とき、第1の基準は満たされない。電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たしていることを示すようにユーザインターフェースを変更することは、デバイスの現在の方向を上位方向のうちの1つとして表示すること(例えば、コンパス面上で方向を「0度」、「30度」、等として表示すること)を含む。このことは、例えば
図17A〜
図17Hに示されている。
【0868】
一部の実施形態では、ユーザインターフェースは、電子デバイスの現在の方向に基づいて判定される、所定の方向からの現在の偏向度合を示す位置合わせインジケータ(例えば水平インジケータ若しくは垂直インジケータ)(例えば、水平状態からの偏向を示すための2本の線の間のバブル、又は水平若しくは垂直状態からの偏向を示すための数、又は水平状態からの偏向を示すための2つの交わる円、又は垂直状態からの偏向を示すための2本の交差する直線、等)を含む(3212)。第1の基準は、第1の基準が満たされるために、現在の偏向度合が閾値量未満であり、少なくとも時間閾値量の間閾値量未満のままである(例えばデバイスが水平で安定しているか、又は、デバイスが垂直で安定している)ことを要求する。第1の基準は、現在の偏向度合が少なくとも時間閾値量の間閾値量未満のままでないとき満たされない。電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たしていることを示すようにユーザインターフェースを変更することは、ユーザインターフェースの色を変更することを含む(例えばユーザインターフェースは、第1の基準が満たされるとき及び触知出力が生成されるとき、緑色になる)。このことは、例えば
図18A〜
図18Eに示されている。
【0869】
一部の実施形態では、電子デバイスの現在の方向を判定すること(3214)は、電子デバイスが基準の方向に対する第1の方向の状態にあるとの判定に従って(例えば、基準の方向は水平面であり、デバイスは水平面に対して垂直よりも水平に近い。一部の実施形態では、水平面は、地球の重力場の方向に対して垂直な平面であり)、デバイスは、基準の方向との電子デバイスの整列の度合いに従って、電子デバイスの現在の方向を判定し(3214−a)、電子デバイスが基準の方向に対する第2の方向の状態にあるとの判定に従って(例えば、基準の方向は水平面であり、デバイスは水平面に対して水平よりも垂直に近い)、デバイスは、地球の重力場との電子デバイスの整列の度合いに従って電子デバイスの現在の方向を判定する(3214−b)。
【0870】
一部の実施形態では、第1の基準は、第1の基準が満たされるために、電子デバイスの現在の方向に従う触知出力の生成に関するレートが、所定のレート限度(例えば、0.05秒毎に僅か1つの触知出力)を上回らないことを要求する(3216)。
【0871】
一部の実施形態では、第1の基準は、電子デバイスの現在の方向が維持されている間にただ1つの触知出力が生成されることを要求する(3216)(例えば、デバイスが所定の方向に達するときに触知出力が生成され、デバイスがその所定の方向に維持されている間、又はデバイスがその所定の方向から離れるとき、続く触知出力は生成されない)。
【0872】
図32A〜
図32Cにおける動作について記載された特定の順序は単なる例示あり、記載された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で記載される動作の順序を変えるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法2000、2200、2400、2600、2800、3000、及び3400)に関して本明細書に記載される他のプロセスの詳細はまた、
図32A〜
図32Cに関して上記した方法3200にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法3200を参照して上記した接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、フォーカスセレクタ、アニメーションは、任意選択的に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法2000、2200、2400、2600、2800、3000、及び3400)を参照して本明細書に記載される接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、フォーカスセレクタ、アニメーションの特徴のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、これらの詳細は、ここでは繰り返さない。
【0873】
一部の実施形態によれば、
図33は、説明される各種実施形態の原理に従って構成された、電子デバイス3300の機能ブロック図を示す。デバイスの機能ブロックは、任意選択的に、説明される各種実施形態の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組合せによって、実施される。
図33で説明される機能ブロックが、説明される各種実施形態の原理を実施するように、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者には理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書に記載される機能ブロックの任意の可能な組合せ若しくは分割、又は更なる定義を任意選択的に支持する。
【0874】
図33に示すように、電子デバイス3300は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット3302と、タッチ感知面ユニット3304と、触知出力を生成するように構成された1つ以上の触知出力生成器ユニット3306と、電子デバイスの現在の方向を判定するように構成された1つ以上の方向センサユニット3307と、ディスプレイユニット3302、タッチ感知面ユニット3304、及び1つ以上の触知出力生成器ユニット3306に結合された、処理ユニット3308と、を含む。一部の実施形態では、処理ユニットは、検出ユニット3310と、変更ユニット3312と、判定ユニット3314と、を含む。
【0875】
処理ユニット3308は、ディスプレイユニット3302上でのユーザインターフェースの表示を(例えばディスプレイユニット3302を用いて)可能にし、ユーザインターフェースは、(例えば方向センサユニット3307を用いて)電子デバイスの現在の方向を示す、デバイスの方向のインジケータを含み、電子デバイスの移動を(例えば検出ユニット3310を用いて)検出し、電子デバイスの移動の検出に応答して、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たすとの判定に従って、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たしていることを示すようにユーザインターフェースを(例えば変更ユニット3312を用いて)変更し、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たしていることを示すようにユーザインターフェースを変更したときに、触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット3306を用いて)生成し、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たさないとの判定に従って、触知出力を生成せずにデバイスの現在の方向を示すようにユーザインターフェースを(例えば変更ユニット3312を用いて)変更するように、構成されている。
【0876】
一部の実施形態では、ユーザインターフェースは、デバイス付近の磁場に対する複数の上位方向に対応する複数の上位マーキングを有する、コンパス面を含み、第1の基準は、第1の基準が満たされるために、現在のデバイスの方向が複数の上位方向のうちの1つに一致することを要求し、現在のデバイスの方向が複数の上位方向のうちの1つと一致しないとき、第1の基準は満たされず、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たしていることを示すようにユーザインターフェースを変更することは、デバイスの現在の方向を上位方向のうちの1つとして(例えばディスプレイユニット3302を用いて)表示することを含む。
【0877】
一部の実施形態では、処理ユニット3308は、第1の基準を満たす電子デバイスの現在の方向に従って触知出力を生成した後で、電子デバイスの第2の移動を(例えば検出ユニット3310を用いて)検出し、電子デバイスの第2の移動の検出に応答して、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を再度満たすとの(例えば判定ユニット3314を用いた)判定に従って、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たしていることを示すようにユーザインターフェースを(例えば変更ユニット3312を用いて)変更し、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たしていることを示すようにユーザインターフェースを変更したときに、第2の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット3306を用いて)生成し、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を再度満たさないとの(例えば判定ユニット3314を用いた)判定に従って、第2の触知出力を生成せずにデバイスの現在の方向を示すようにユーザインターフェースを(例えば変更ユニット3312を用いて)変更するように更に構成される。
【0878】
一部の実施形態では、ユーザインターフェースは、(例えば方向センサユニット3307を用いて)電子デバイスの現在の方向に基づいて(例えば判定ユニット3314を用いて)判定される、所定の方向からの現在の偏向度合を示す、位置合わせインジケータを含み、第1の基準は、第1の基準が満たされるために、現在の偏向度合が閾値量未満であり、少なくとも時間閾値量の間閾値量未満のままであることを要求し、第1の基準は、現在の偏向度合が少なくとも時間閾値量の間閾値量未満のままでないとき満たされず、電子デバイスの現在の方向が第1の基準を満たしていることを示すようにユーザインターフェースを(例えば変更ユニット3312を用いて)変更することは、ユーザインターフェースの色を(例えば変更ユニット3312を用いて)変更することを含む。
【0879】
一部の実施形態では、電子デバイスの現在の方向を判定することは、電子デバイスが基準の方向に対する第1の方向の状態にあるとの判定に従って、基準の方向との電子デバイスの整列の度合いに従って電子デバイスの現在の方向(例えば方向センサユニット3307を用いる)を(例えば判定ユニット3314を用いて)判定することと、電子デバイスが基準の方向に対する第2の方向の状態にある(例えば方向センサユニット3307を用いる)との(例えば判定ユニット3314を用いた)判定に従って、地球の重力場との電子デバイスの整列の度合いに従って、電子デバイスの現在の方向を(例えば判定ユニット3314を用いて)判定することと、を含む。
【0880】
一部の実施形態では、第1の基準は、第1の基準が満たされるために、電子デバイスの現在の方向に従う触知出力の生成に関するレートが、所定のレート限度を上回らないことを要求する。
【0881】
一部の実施形態では、第1の基準は、電子デバイスの現在の方向が維持されている間に、ただ1つの触知出力が生成されることを要求する。
【0882】
上記した情報処理方法における動作は、任意選択的に、(例えば
図1A及び
図3を参照して上記したような)汎用プロセッサなどの情報処理装置又は特定用途向けチップにおいて1つ以上の機能モジュールを動作させることによって実施される。
【0883】
図32A〜
図32Cを参照して上記した動作は、任意選択的に、
図1A〜
図1B又は
図33に描写された構成要素によって実施される。例えば、検出動作3204及び触知フィードバック動作3206は、任意選択的に、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190によって実施される。イベントソータ170中のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に送達する。アプリケーション136−1のそれぞれのイベント認識部180は、イベント情報をそれぞれのイベント定義186と比較し、タッチ感知面上の第1の場所における第1の接触がユーザインターフェース上のオブジェクトの選択などの既定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。それぞれの既定のイベント又はサブイベントが検出されるとき、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は任意選択的に、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を利用して又は呼び出して、アプリケーション内部状態192を更新する。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、それぞれのGUI更新部178にアクセスして、アプリケーションによって表示されるものを更新する。同様に、他のプロセスを
図1A〜
図1Bに描写された構成要素に基づいてどのように実施できるかが、当業者には明らかであろう。
【0884】
図34A〜
図34Dは、移動可能な構成要素が選択可能なオプションを通過するのに従って、協調させた触覚及びオーディオフィードバックを提供する方法3400を説明するフロー図である。方法3400は、ディスプレイ、タッチ感知面、及びタッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを備える電子デバイス(例えば、デバイス300、
図3、又はポータブル多機能デバイス100、
図1A)において実行される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面はディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体である。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面とは別個である。任意選択的に、方法3400におけるいくつかの動作は組み合わされる、及び/又は、任意選択的に、いくつかの動作の順序は変更される。
【0885】
以下に記載するように、方法3400は、移動可能な構成要素が複数の選択可能なオプションのうちの各選択可能なオプションを通過するそれぞれの速度に(例えば、移動可能な構成要素を動かしたスクロール入力の終了後に低下する速度に)従って、触知フィードバックに付随するオーディオフィードバックを提供することに関する。一部の実施形態では、移動可能な構成要素が速度を下げながら一連の選択可能なオプションを通過する際に、デバイスは、第1の特性(例えば周波数)に関しては同じ値を有する触知出力を、及び第2の特性(例えば振幅)に関しては様々な値を有する触知出力を生成し、同時に、第1の特性(例えば周波数)に関しては様々な値を有する対応するオーディオ出力を提供する。デバイスのハードウェア/ソフトウェア能力に過度に負担をかけることなく、豊かで直感的な経験をユーザに提供する、並びにユーザに移動可能な構成要素の移動速度及び量について知らせるために、触知出力とオーディオ出力をインテリジェントな様式で組み合わせることが有利である。例えば、触知出力の第1の特性(例えば周波数)を一定の値に保ち第2の特性の値(例えば振幅)のみを変えることにより、触知出力生成器にかかる負担が低減され(例えば特に、触知出力が高いレートで生成されるとき)、これによりデバイスの寿命が改善される。第1の特性(例えば周波数)に関して様々な値を有する対応するオーディオ出力を提供することにより、デバイスは、ユーザインターフェースの視覚上の変更に合致する正確な感覚を伝えるのに必要な変化を、最低限のコストで補償することができる。加えて、触知フィードバックは、対応する視覚的フィードバックがユーザの指によって分かりにくくなるタッチスクリーンユーザインターフェースに関して、ユーザに貴重な情報を提供する。この改善された非視覚的フィードバックを提供することにより、(例えば、デバイスを操作/デバイスとやり取りしているときに、ユーザが適切な入力を提供するのを助けること及びユーザのミスを減らすことによって)デバイスの操作性が向上し、ユーザ−デバイスのインターフェースがより効率的なものになり、これにより更に、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによって、電力使用量が低減され、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
【0886】
デバイスはディスプレイ上にユーザインターフェースを表示し(3402)、ユーザインターフェースは、第1の複数の選択可能なオプション(例えば、複数の時間及び分の値からある時間及び分の値をそれぞれ選ぶための移動可能な要素を有する時間ピッカ、複数の年、月、及び日付の値からある年、月、及び日付の値をそれぞれ選ぶための移動可能な要素を有する日付ピッカ)を表す第1の移動可能な構成要素(例えば、
図19Aにおける分ホイール1950)を含む、ユーザインターフェースオブジェクトを含む。
【0887】
デバイスは、タッチ感知面上の第1の接触の移動及びタッチ感知面からの第1の接触のリフトオフを含む、ユーザインターフェースオブジェクトの第1の移動可能な構成要素(例えば分ホイール1950)に向けられた第1のスクロール入力(例えば接触1904による入力)を検出する(3404)。
【0888】
第1のスクロール入力の検出に応答して(3406)、デバイスは、タッチ感知面からの第1の接触のリフトオフの検出後に、第1の移動可能な構成要素を第1の移動可能な構成要素の第1の選択可能なオプション及び第2の選択可能なオプションを介して移動させることを含め、第1の移動可能な構成要素の第1の複数の選択可能なオプションのサブセットを介して、第1の移動可能な構成要素を移動させ(3406−a)(例えば、移動可能な構成要素は、移動可能な構成要素の移動中に、ユーザインターフェースにおいて、それぞれの選択可能なオプションが所定の位置(例えば静止インジケータによってマークされた位置)を通過する、又は所定の状態になる(例えばユーザに正対する)ときに、それぞれの選択可能なオプションを介して移動する)、第1の移動可能な構成要素の移動は、第1の接触のリフトオフが検出された後で次第に減速する(例えば、移動可能な構成要素が慣性に起因して引き続き移動する)。このことは、例えば
図19A〜
図19Jに示されており、この場合、分ホイール1950は、接触1904による入力が終了し分ホイール1950がその移動中に分値の配列を通過した後で、次第に減速する。
【0889】
第1の移動可能な構成要素が第1の選択可能なオプションを介して第1の速度で移動する際に(3406−b)、デバイスは、第1の触知出力(例えばマイクロタップ高(270Hz)、ゲイン:0.4、最小間隔0.05秒)を生成し(3406−c)、第1のオーディオ出力(例えば、触知出力に付随する触覚オーディオ出力)を生成する(3406−d)。このことは
図19Bに示されており、この場合、例えば、分ホイールが分値「59」を通過するときに、触知出力1920及びオーディオ出力1921が生成される。
【0890】
第1の移動可能な構成要素が第2の選択可能なオプションを介して第1の速度よりも遅い第2の速度で移動する際に(3406−e)、デバイスは、第1の出力特性(例えば振幅)が第1の触知出力とは異なり第2の出力特性(例えば周波数)が第1の触知出力と同じである、第2の触知出力(例えば、第2の触知出力は、ゲイン:0.2、最小間隔0.05秒のマイクロタップ高(270Hz)である)を生成し(3406−f)、第2の出力特性(例えば周波数)が第1のオーディオ出力とは異なる第2のオーディオ出力を生成する(3406−g)このことは
図19Gに示されており、この場合、分ホイールが分値「34」を、
図19Bにおいて分ホイールが分値「59」を通過するときよりもより遅い速度で通過するときに、触知出力1926及びオーディオ出力1927が生成される。触知出力1926は、触知出力1920よりも低い振幅及び触知出力1920と同じ周波数を有する。オーディオ出力1927は、オーディオ出力1921よりも高い周波数を有する。
【0891】
例えば、接触のリフトオフの検出後に分要素のホイールが、配列された一連の値にわたって速度を下げながら回転するとき、触知出力の周波数は(例えば270Hzで)同じままであるが、触知出力の振幅はホイールの減速とともに小さくなり(例えば、減速とともにゲイン値が小さくなり)、対照的に、触知出力に付随するオーディオ出力のピッチは、ホイールの速度の低下とともに経時的により低くなる。
【0892】
一部の実施形態では、第1の移動可能な構成要素を、第1の移動可能な構成要素の第1の複数の選択可能なオプションのサブセットを介して移動させることは、第1の移動可能な構成要素を、第1の複数の選択可能なオプションのうちの第3の選択可能なオプションを介して移動させること(3408)を含む。第1の移動可能な構成要素が、第1の複数の選択可能なオプションのうちの第3の選択可能なオプションを介して移動する際に(3408−a)、触知出力レート限度に達していないとの判定に従って、デバイスは第3の触知出力を生成し(3408−b)(及び第3のオーディオ出力を生成し)、触知出力レート限度に達しているとの判定に従って、デバイスは第3の触知出力の生成を取り止める(3408−c)。このことは、
図19B〜
図19Jに示されており、この場合、
図19C、
図19Eにおいて、分ホイールが値を高速で通過し触知出力レート限度に達しているときに触知出力がスキップされ、
図19D、
図19F、
図19G、
図19I、及び
図19Jにおいて、触知出力レート限度に達していないときに(例えば、前の触知出力がスキップされているために、又は分ホイールの速度が減速しているときに)、触知出力が生成される。一部の実施形態では、触知出力レート限度に達することに起因して触知出力がスキップされるときでさえ、オーディオ出力が依然として生成される。一部の実施形態では、触知出力は、触知出力がスキップされるときでさえ、依然として第1の移動可能な構成要素の移動と同時になるように時間設定される。
【0893】
一部の実施形態では、ユーザインターフェースオブジェクトは、第2の複数の選択可能なオプションを表す第2の移動可能な構成要素(例えば、
図19Kにおける時間ホイール1948)を更に含む(3410)(例えば、時間ピッカにおいては、第1の移動可能な構成要素が分値を選ぶためのものである場合、第2の移動可能な構成要素は時間値を選ぶためのものである。
【0894】
第1の移動可能な構成要素の移動が続いている間(例えば、第1のスクロール入力の検出の前又は後のいずれかに)、デバイスは、タッチ感知面上の第2の接触の移動及びタッチ感知面からの第2の接触のリフトオフを含む、ユーザインターフェースオブジェクトの第2の移動可能な構成要素に向けられた第2のスクロール入力を検出する(3410−a)。このことは、
図19M〜
図19Nに示されている。
【0895】
第2のスクロール入力の検出に応答して(3410−b)、第1の移動可能な構成要素が第1の複数の選択可能なオプションを介して移動し続ける間に(例えば、第1のスクロール入力における第1の接触のリフトオフの前又は後のいずれかに)、デバイスは、第2の移動可能な構成要素を第2の複数の選択可能なオプションのうちの第1の選択可能なオプションを介して移動させることを含め、第2の移動可能な構成要素を第2の移動可能な構成要素の第2の複数の選択可能なオプションのサブセットを介して移動させ(3410−c)、第2の移動可能な構成要素が第2の複数の選択可能なオプションのうちの第1の選択可能なオプションを介して移動する際に、デバイスは、第4の触知出力を生成する(3410−d)(及び、第4のオーディオ出力を生成する)。このことは、例えば
図19Oに示されており、この場合、時間ホイール1948は時間値「4」を通って移動し、この間に、分ホイール1950は引き続き分値を通って移動する。デバイス100は、時間ホイールが時間値「4」を通過するときに、触知出力1938及びオーディオ出力1939を生成する。このことは、例えば
図19Pにも示されており、この場合、時間ホイール1948は時間値「6」を通って移動し、この間に、分ホイール1950は引き続き分値を通って移動する。デバイス100は、時間ホイールが時間値「6」を通過するときに、触知出力1940及びオーディオ出力1941を生成する。
【0896】
一部の実施形態では、第2の移動可能な構成要素が減速するにつれ、第1の移動可能な構成要素に関する触知及びオーディオ出力が変動するのと同じ又は類似の様式で、第2の移動可能な構成要素に関する触知出力及びオーディオ出力が変動する(例えば、触知出力周波数が同じままである間に、触知出力及びオーディオ出力の振幅が小さくなり、オーディオの周波数が変化する)。一部の実施形態では、第2の移動可能な構成要素に関する触知出力は、第1の移動可能な構成要素に関する触知出力の触知出力パターンとは異なる触知出力パターンを有する触知出力を有する(例えば、第1の移動可能な構成要素はミニタップを使用し、第2の移動可能な構成要素はマイクロタップを使用する、又は、第1の移動可能な構成要素はミニタップを使用し、第2の移動可能な構成要素はフルタップを使用する)。一部の実施形態では、第2の移動可能な構成要素に関する触知出力は、第1の移動可能な構成要素に関する触知出力の周波数とは異なる周波数を有する触知出力を有する(例えば第1の移動可能な構成要素は270Hzのミニタップを使用し、第2の移動可能な構成要素は150Hzのミニタップを使用する)。一部の実施形態では、第1の移動可能な構成要素及び第2の移動可能な構成要素のベースライン触知出力パターンは、第1の移動可能な構成要素及び第2の移動可能な構成要素のそれぞれのサイズに従って選択され、触知出力の振幅を変更するためのゲイン係数は、選択可能なオプションを横断するときの移動可能な構成要素の速度に基づいて選択される。
【0897】
一部の実施形態では、第2の移動可能な構成要素は、第1の選択可能な構成要素が、移動して第1の複数の選択可能なオプションのうちの第1の選択可能なオプションを通過したが、第1の複数の選択可能なオプションのうちの第2の選択可能なオプションには達していない間は、第2の複数の選択可能なオプションのうちの第1の選択可能なオプションを介して移動し(3412)、第4の触知出力は、第1の触知出力と第2の触知出力との間に生成される。例えば、
図19Mにおいて分ホイール1950が分値「27」を通過した後で(触知出力1934及びオーディオ出力1935が生成される)、時間ホイールが時間値「4」を通過し(触知出力1938及びオーディオ出力1939が生成される)、次いで分ホイールが分値「24」を通過する(触知出力1942及びオーディオ出力1943が生成される)。
【0898】
一部の実施形態では、第2の移動可能な構成要素は、第2の接触のリフトオフが検出された後は、第2の複数の選択可能なオプションのうちの第1の選択可能なオプションを介して移動する(3414)。
【0899】
一部の実施形態では、第2の移動可能な構成要素を、第2の移動可能な構成要素の第2の複数の選択可能なオプションのサブセットを介して移動させることは、第2の移動可能な構成要素を、第2の複数の選択可能なオプションのうちの第2の選択可能なオプションを介して移動させることを含む(3416)。
【0900】
第2の移動可能な構成要素が、第2の複数の選択可能なオプションのうちの第2の選択可能なオプションを介して移動する際に(3416−a)、触知出力レート限度に達していないとの判定に従って、デバイスは第5の触知出力を生成し(3416−b)、触知出力レート限度に達しているとの判定に従って、デバイスは第5の触知出力の生成を取り止める(3416−c)。
【0901】
例えば、生成するステップ3416−bを参照すると、一部の実施形態では、触知出力限度は、第2の移動可能な構成要素だけに適用されるそれぞれの触知出力限度であり、第1の移動可能な構成要素には、別個の触知出力限度が適用される。一部の実施形態では、第1の移動可能な構成要素及び第2の移動可能な構成要素の両方に、単一の触知出力限度が適用される。
【0902】
取り止めるステップ3416−cを参照すると、一部の実施形態では、触知出力レート限度に達することに起因して触知出力がスキップされるときでさえ、オーディオ出力が依然として生成される。一部の実施形態では、触知出力は、触知出力がスキップされるときでさえ、依然として第1の移動可能な構成要素及び第2の移動可能な構成要素の移動と同時になるように時間設定される。
【0903】
一部の実施形態では、第1の触知出力及び第2の触知出力は、同じ持続時間(例えば7.5ms)を有する(3418)。
【0904】
一部の実施形態では、第1の触知出力及び第2の触知出力は、同じ周波数(例えば270Hz)を有する(3420)。
【0905】
一部の実施形態では、第1のオーディオ出力及び第2のオーディオ出力は、異なる振幅(例えば、異なる移動速度に起因する異なるゲイン)を有する(3422)。
【0906】
一部の実施形態では、第1の触知出力と第1のオーディオ出力との間に第1の遅延が存在し、第2の触知出力と第2のオーディオ出力との間に第2の遅延が存在し、第1の遅延は第2の遅延とは異なっている(3424)。例えば、移動可能な構成要素が選択可能なオプションを通って移動する際に、そのより遅い速度に関して、より大きい遅延が使用される。
【0907】
図34A〜
図34Dにおける動作について記載された特定の順序は単なる例示あり、記載された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で記載される動作の順序を変えるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法2000、2200、2400、2600、2800、3000、及び3200)に関して本明細書に記載される他のプロセスの詳細はまた、
図34A〜
図34Dに関して上記した方法3400にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法3400を参照して上記した接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、フォーカスセレクタ、アニメーションは、任意選択的に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法2000、2200、2400、2600、2800、3000、及び3200)を参照して本明細書に記載される接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、フォーカスセレクタ、アニメーションの特徴のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、これらの詳細は、ここでは繰り返さない。
【0908】
一部の実施形態によれば、
図35は、説明される各種実施形態の原理に従って構成された、電子デバイス3500の機能ブロック図を示す。デバイスの機能ブロックは、任意選択的に、説明される各種実施形態の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組合せによって、実施される。
図35で説明される機能ブロックが、説明される各種実施形態の原理を実施するように、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者には理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書に記載される機能ブロックの任意の可能な組合せ若しくは分割、又は更なる定義を任意選択的に支持する。
【0909】
図35に示すように、電子デバイス3500は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット3502と、タッチ感知面ユニット3504と、触知出力を生成するように構成された1つ以上の触知出力生成器ユニット3506と、ディスプレイユニット3502、タッチ感知面ユニット3504、及び1つ以上の触知出力生成器ユニット3506に結合された、処理ユニット3508と、を含む一部の実施形態では、処理ユニットは、検出ユニット3510と、移動ユニット3512と、判定ユニット3514と、を含む。
【0910】
処理ユニット3508は、ディスプレイユニット3502上での、第1の複数の選択可能なオプションを表す第1の移動可能な構成要素を含むユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェースの(例えばディスプレイユニット3502を用いた)表示を可能にし、タッチ感知面ユニット3504上の第1の接触の移動及びタッチ感知面ユニット3504からの第1の接触のリフトオフを含む、ユーザインターフェースオブジェクトの第1の移動可能な構成要素に向けられた第1のスクロール入力を(例えば検出ユニット3510を用いて)検出し、第1のスクロール入力の検出に応答して、第1の移動可能な構成要素を、タッチ感知面3504からの第1の接触のリフトオフの検出後に、第1の移動可能な構成要素の第1の選択可能なオプション及び第2の選択可能なオプションを介して(例えば移動ユニット3512を用いて)移動させることを含め、第1の移動可能な構成要素を第1の移動可能な構成要素の第1の複数の選択可能なオプションのサブセットを介して(例えば移動ユニット3512を用いて)移動させ、第1の移動可能な構成要素の移動は、第1の接触のリフトオフが検出された後で次第に減速し、第1の移動可能な構成要素が第1の選択可能なオプションを介して第1の速度で移動する際に、第1の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット3506を用いて)生成し、第1のオーディオ出力を(例えば触知出力生成器ユニット3506を用いて)生成し、第1の移動可能な構成要素が、第2の選択可能なオプションを介して第1の速度よりも遅い第2の速度で移動する際に、第1の出力特性が第1の触知出力と異なり第2の出力特性が第1の触知出力と同じである、第2の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット3506を用いて)生成し、第2の出力特性が第1のオーディオ出力と異なる第2のオーディオ出力を(例えば触知出力生成器ユニット3506を用いて)生成するように、構成されている。
【0911】
一部の実施形態では、第1の移動可能な構成要素を、第1の移動可能な構成要素の第1の複数の選択可能なオプションのサブセットを介して移動させることは、第1の移動可能な構成要素を、第1の複数の選択可能なオプションのうちの第3の選択可能なオプションを介して(例えば移動ユニット3512を用いて)移動させることを含み、処理ユニット3508は、第1の移動可能な構成要素が、第1の複数の選択可能なオプションのうちの第3の選択可能なオプションを介して移動する際に、触知出力レート限度に達していないとの(例えば判定ユニット3514を用いた)判定に従って、第3の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット3506を用いて)生成し、触知出力レート限度に達しているとの(例えば判定ユニット3514を用いた)判定に従って、第3の触知出力の生成を取り止めるように、更に構成されている。
【0912】
一部の実施形態では、ユーザインターフェースオブジェクトは、第2の複数の選択可能なオプションを表す第2の移動可能な構成要素を更に含み、処理ユニット3508は、第1の移動可能な構成要素の移動が続いている間に、タッチ感知面ユニット3504上の第2の接触の移動及びタッチ感知面ユニット3504からの第2の接触のリフトオフを含む、ユーザインターフェースオブジェクトの第2の移動可能な構成要素に向けられた第2のスクロール入力を(例えば検出ユニット3510を用いて)検出し、第2のスクロール入力の検出に応答して、第1の移動可能な構成要素が、第1の複数の選択可能なオプションを介して(例えば移動ユニット3512を用いて)引き続き移動している間に、第2の移動可能な構成要素を、第2の複数の選択可能なオプションのうちの第1の選択可能なオプションを介して(例えば移動ユニット3512を用いて)移動させることを含め、第2の移動可能な構成要素を、第2の移動可能な構成要素の第2の複数の選択可能なオプションのサブセットを介して(例えば移動ユニット3512を用いて)移動させ、第2の移動可能な構成要素が第2の複数の選択可能なオプションのうちの第1の選択可能なオプションを介して移動する際に、第4の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット3506を用いて)生成するように、更に構成されている。
【0913】
一部の実施形態では、第2の移動可能な構成要素は、第1の選択可能な構成要素が、移動して第1の選択可能なオプションを通過したが第2の選択可能なオプションには達していない間は、第1の選択可能なオプションを介して移動し、第4の触知出力は、第1の触知出力と第2の触知出力との間に生成される。
【0914】
一部の実施形態では、第2の移動可能な構成要素は、第2の接触のリフトオフが検出された後は、第2の複数の選択可能なオプションのうちの第1の選択可能なオプションを介して移動する。
【0915】
一部の実施形態では、第2の移動可能な構成要素を、第2の移動可能な構成要素の第2の複数の選択可能なオプションのサブセットを介して移動させることは、第2の移動可能な構成要素を、第2の複数の選択可能なオプションのうちの第2の選択可能なオプションを介して移動させることを含み、処理ユニット3508は、第2の移動可能な構成要素が、第2の複数の選択可能なオプションのうちの第2の選択可能なオプションを介して移動する際に、触知出力レート限度に達していないとの(例えば判定ユニット3514を用いた)判定に従って、第5の触知出力を(例えば触知出力生成器ユニット3506を用いて)生成し、触知出力レート限度に達しているとの(例えば判定ユニット3514を用いた)判定に従って、第5の触知出力の生成を取り止めるように、更に構成されている。
【0916】
一部の実施形態では、第1の触知出力及び第2の触知出力は、同じ持続時間を有する。
【0917】
一部の実施形態では、第1の触知出力及び第2の触知出力は、同じ周波数を有する。
【0918】
一部の実施形態では、第1のオーディオ出力及び第2のオーディオ出力は、異なる振幅を有する。
【0919】
一部の実施形態では、第1の触知出力と第1のオーディオ出力との間に第1の遅延が存在し、第2の触知出力と第2のオーディオ出力との間に第2の遅延が存在し、第1の遅延は第2の遅延とは異なっている。
【0920】
上記した情報処理方法における動作は、任意選択的に、(例えば
図1A及び
図3を参照して上記したような)汎用プロセッサなどの情報処理装置又は特定用途向けチップにおいて1つ以上の機能モジュールを動作させることによって実施される。
【0921】
図34A〜
図34Dを参照して上記した動作は、任意選択的に、
図1A〜
図1B又は
図35に描写された構成要素によって実施される。例えば、検出動作3402及び触知フィードバック動作3406は、任意選択的に、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190によって実施される。イベントソータ170中のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に送達する。アプリケーション136−1のそれぞれのイベント認識部180は、イベント情報をそれぞれのイベント定義186と比較し、タッチ感知面上の第1の場所における第1の接触がユーザインターフェース上のオブジェクトの選択などの既定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。それぞれの既定のイベント又はサブイベントが検出されるとき、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は任意選択的に、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を利用して又は呼び出して、アプリケーション内部状態192を更新する。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、それぞれのGUI更新部178にアクセスして、アプリケーションによって表示されるものを更新する。同様に、他のプロセスを
図1A〜
図1Bに描写された構成要素に基づいてどのように実施できるかが、当業者には明らかであろう。
【0922】
上述の説明は、説明の目的上、特定の実施形態を参照して説明されている。しかしながら、上記の例示的な論考は、網羅的であること、又は本発明を、開示される厳密な形態に限定することを意図するものではない。上記の教示を鑑みて、多くの修正及び変形が可能である。本発明の原理及びその実際的な応用を最良の形で説明し、それによって他の当業者が、想到される特定の用途に好適な様々な改良で本発明及び説明される各種実施形態を最良の形で使用することを可能とするために、これらの実施形態を選択し説明した。