(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6968487
(24)【登録日】2021年10月29日
(45)【発行日】2021年11月17日
(54)【発明の名称】物干し補助具及び物干し具
(51)【国際特許分類】
D06F 57/00 20060101AFI20211108BHJP
A47G 25/28 20060101ALI20211108BHJP
【FI】
D06F57/00 340
A47G25/28 Z
【請求項の数】4
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2021-14091(P2021-14091)
(22)【出願日】2021年2月1日
【審査請求日】2021年2月2日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】597101616
【氏名又は名称】酒井 裕子
(72)【発明者】
【氏名】酒井 裕子
【審査官】
田村 惠里加
(56)【参考文献】
【文献】
特開2014−209944(JP,A)
【文献】
特開2012−066039(JP,A)
【文献】
特開2006−198182(JP,A)
【文献】
特開2003−024694(JP,A)
【文献】
特開2009−125156(JP,A)
【文献】
特開2017−164438(JP,A)
【文献】
特開2020−48669(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 57/00
A47G 25/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
物干し竿にかけるフックとフックに連結された両方の肩掛け部と、両方の肩掛け部の下部に位置する下部材とを備え、前記フックの回転軸は物干し竿に吊下した場合略垂直方向となり、両方の肩掛け部と下部材を含む面に対してフックが回転可能に支持されている物干し具、もしくはフックと両方の肩掛け部両者の相対位置を設定する角度ごとに嵌合できるよう構成された物干し具において、
物干し補助具を有する物干し具は、物干し補助具の中央付近より上部に傾斜している傾斜掛け部を設け、該傾斜掛け部は物干し具に掛けた衣類の一部を掛けることができ、
物干し補助具の中段と下部に鉤状の物干し具取付け部を構成し、物干し補助具の中段にある物干し具取り付け部を両方の肩掛け部に引掛け、物干し補助具の下部にある物干し具取付け部を下部に位置する下部材に物干し具取付け部を引掛け、物干し補助具を着脱可能とした物干し具取付け部を設けた物干し補助具を有する物干し具。
【請求項2】
物干し竿にかけるフックとフックに連結された両方の肩掛け部と、両方の肩掛け部の下部に位置する下部材とを備え、前記フックの回転軸は物干し竿に吊下した場合略垂直方向となり、両方の肩掛け部と下部材を含む面に対してフックが回転可能に支持されている物干し具、もしくはフックと両方の肩掛け部両者の相対位置を設定する角度ごとに嵌合できるよう構成された物干し具において、
物干し補助具を有する物干し具は、物干し補助具の中央付近より上部に傾斜している傾斜掛け部を設け、該傾斜掛け部は物干し具に掛けた衣類の一部を掛けることができ、
両方の肩掛け部に物干し補助具の一部を差し込み、物干し補助具の一部は少なくともフックを挟んだ2ヶ所の受け入れ部を設け、受け入れ部を設けた物干し具取付け部上部が両方の肩掛け部に係り、物干し具取付け部下部が下部材に係り、物干し補助具の一部を着脱可能とした物干し具取付け部を設けた物干し補助具を有する物干し具。
【請求項3】
物干し竿にかけるフックとフックに連結された両方の肩掛け部と、両方の肩掛け部の下部に位置する下部材とを備え、前記フックの回転軸は物干し竿に吊下した場合略垂直方向となり、両方の肩掛け部と下部材を含む面に対してフックが回転可能に支持されている物干し具、もしくはフックと両方の肩掛け部両者の相対位置を設定する角度ごとに嵌合できるよう構成された物干し具に使用される物干し補助具であって、
物干し補助具の中央付近より上部に傾斜している傾斜掛け部を設け、該傾斜掛け部は物干し具に掛けた衣類の一部を掛けることができ、
物干し補助具の中段と下部に鉤状の物干し具取付け部を構成し、物干し補助具の中段にある物干し具取り付け部を物干し具の両方の肩掛け部に引掛け、物干し補助具の下部にある物干し具取付け部を下部に位置する下部材に物干し具取付け部を引掛け、物干し補助具を着脱可能とした物干し具取付け部を設けた物干し補助具。
【請求項4】
物干し竿にかけるフックとフックに連結された両方の肩掛け部と、両方の肩掛け部の下部に位置する下部材とを備え、前記フックの回転軸は物干し竿に吊下した場合略垂直方向となり、両方の肩掛け部と下部材を含む面に対してフックが回転可能に支持されている物干し具、もしくはフックと両方の肩掛け部両者の相対位置を設定する角度ごとに嵌合できるよう構成された物干し具に使用される物干し補助具であって、
物干し補助具の中央付近より上部に傾斜している傾斜掛け部を設け、該傾斜掛け部は物干し具に掛けた衣類の一部を掛けることができ、
物干し具の両方の肩掛け部に物干し補助具の一部を差し込み、物干し補助具の一部は少なくともフックを挟んだ2ヶ所の受け入れ部を設け、受け入れ部を設けた物干し具取付け部上部が両方の肩掛け部に係り、物干し具取付け部下部が下部材に係り、物干し補助具の一部を着脱可能とした物干し具取付け部を設けた物干し補助具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物干し竿にかけるフックとフックに連結された両方の肩掛け部と、両方の肩掛け部の下部に位置する下部材とを備え、前記フックの回転軸は物干し竿に吊下した場合略垂直方向となり、両方の肩掛け部と下部材を含む面に対してフックが回転可能に支持されている物干し具、もしくはフックと両方の肩掛け部両者の相対位置を設定する角度ごとに嵌合できるよう構成された物干し具において、
【0002】
物干し補助具を有する物干し具は、物干し補助具の中央付近より上部に傾斜している傾斜掛け部を設け、該傾斜掛け部は物干し具に掛けた衣類の一部を掛けることができ、
物干し補助具の中段と下部に鉤状の物干し具取付け部を構成し、物干し補助具の中段にある物干し具取り付け部を両方の肩掛け部に引掛け、物干し補助具の下部にある物干し具取付け部を下部に位置する下部材に物干し具取付け部を引掛け、物干し補助具を着脱可能とした物干し具取付け部を設けた物干し補助具を有する物干し具である。
【0003】
又、物干し竿にかけるフックとフックに連結された両方の肩掛け部と、両方の肩掛け部の下部に位置する下部材とを備え、前記フックの回転軸は物干し竿に吊下した場合略垂直方向となり、両方の肩掛け部と下部材を含む面に対してフックが回転可能に支持されている物干し具、もしくはフックと両方の肩掛け部両者の相対位置を設定する角度ごとに嵌合できるよう構成された物干し具において、
【0004】
物干し補助具を有する物干し具は、物干し補助具の中央付近より上部に傾斜している傾斜掛け部を設け、該傾斜掛け部は物干し具に掛けた衣類の一部を掛けることができ、
両方の肩掛け部に物干し補助具の一部を差し込み、物干し補助具の一部は少なくともフックを挟んだ2ヶ所の受け入れ部を設け、受け入れ部を設けた物干し具取付け部上部が両方の肩掛け部に係り、物干し具取付け部下部が下部材に係り、物干し補助具の一部を着脱可能とした物干し具取付け部を設けた物干し補助具を有する物干し具。
【0005】
又、物干し竿にかけるフックとフックに連結された両方の肩掛け部と、両方の肩掛け部の下部に位置する下部材とを備え、前記フックの回転軸は物干し竿に吊下した場合略垂直方向となり、両方の肩掛け部と下部材を含む面に対してフックが回転可能に支持されている物干し具、もしくはフックと両方の肩掛け部両者の相対位置を設定する角度ごとに嵌合できるよう構成された物干し具に使用される物干し補助具であって、
【0006】
物干し補助具の中央付近より上部に傾斜している傾斜掛け部を設け、該傾斜掛け部は物干し具に掛けた衣類の一部を掛けることができ、
物干し補助具の中段と下部に鉤状の物干し具取付け部を構成し、物干し補助具の中段にある物干し具取り付け部を物干し具の両方の肩掛け部に引掛け、物干し補助具の下部にある物干し具取付け部を下部に位置する下部材に物干し具取付け部を引掛け、物干し補助具を着脱可能とした物干し具取付け部を設けた物干し補助具。
【0007】
又、物干し竿にかけるフックとフックに連結された両方の肩掛け部と、両方の肩掛け部の下部に位置する下部材とを備え、前記フックの回転軸は物干し竿に吊下した場合略垂直方向となり、両方の肩掛け部と下部材を含む面に対してフックが回転可能に支持されている物干し具、もしくはフックと両方の肩掛け部両者の相対位置を設定する角度ごとに嵌合できるよう構成された物干し具に使用される物干し補助具であって、
【0008】
物干し補助具の中央付近より上部に傾斜している傾斜掛け部を設け、該傾斜掛け部は物干し具に掛けた衣類の一部を掛けることができ、
物干し具の両方の肩掛け部に物干し補助具の一部を差し込み、物干し補助具の一部は少なくともフックを挟んだ2ヶ所の受け入れ部を設け、受け入れ部を設けた物干し具取付け部上部が両方の肩掛け部に係り、物干し具取付け部下部が下部材に係り、物干し補助具の一部を着脱可能とした物干し具取付け部を設けた物干し補助具。
【0009】
マンションによっては、景観重視でベランダサッシ、壁より上に蒲団や洗濯物を干すことを禁じているマンションも増えてきている。そのような事情の中、フード付パーカーを干す場合、物干し具の肩掛け部より上にフード掛けを設ける為に別体の竿に掛けるフックを用い、そのフックに物干し具を掛けて使用する二重フックを必要とし、そのためかなり下まで吊り下げることになり、ベランダの床すれすれになる可能性もあることを解消する物干し補助具を有する物干し具、又は物干し具に使用する物干し補助具に関するものである。
【背景技術】
【0010】
物干し用
物干し補助具を有する物干し具は種々提案されているが、特許文献1は、フード付衣料品を、フードの後頭部が後ろ身頃から立ち上がった状態で吊るすことができる衣料用ハンガーであるが、
衣料用ハンガーを物干し竿にかけるとフックより下方にフード付衣料品を吊るすことになり、最近のマンション等は景観重視の為、ベランダサッシ、壁より低く干すことを理事会などで定められている所が増えてきている。その為フックより下方を長くし、ハンガーの肩掛け部に衣料品を掛ければベランダ床面すれすれになってしまうおそれがある。また、ベランダサッシ、壁などが影になり洗濯物が乾きにくい欠点がある。
【0011】
特許文献2は、適当な大きさで強度のあるO状リング、又は板等のカッパフード部掛けの後部の下部に、適当な太さと長さで上端部を適当な大きさの逆U字形にした掛け部の下部を接続し、さらに、掛け部の後部の適当な位置に適当な大きさの三角形状ズボン掛けの上部を固定したカッパハンガーであるが、
フックより下方にO状リング又は逆U字形掛け部を設けたカッパハンガーを物干し竿に掛ければ、最近のマンション等は景観重視の為、ベランダサッシ、壁より低く干すことを理事会などで定められている所が増えてきている。その為カッパハンガーを物干し竿に掛けて干せば、床面すれすれになってしまうおそれがある。また、ベランダサッシ、壁などが影になり洗濯物が乾きにくい欠点がある。
【0012】
特許文献3は、ハンガー本体の中央部に下方へ延びる張出腕を枢着し、かつ該張出腕が適宜水平方向に起立保持されるよう張出腕の枢着基部に掛止手段を設けてなることを特徴とした子守り着陳列用のハンガーであるが、
フックより下方に子守り着を掛けるよう構成されている為、最近のマンション等は景観重視の為、ベランダサッシ、壁より低く干すことを理事会などで定められている所が増えてきている。その為子守り着陳列用ハンガーを物干し竿に掛けて干せば、床面すれすれになってしまうおそれがある。また、ベランダサッシ、壁などが影になり洗濯物が乾きにくい欠点がある。
【0013】
又、種々提案されているフード付衣類用ハンガーは、物干し竿を避けることを考え発明されているものが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】実開平6−3293
【特許文献2】実開昭57−169247
【特許文献3】実開昭53−153899
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
洗濯物をなるべく日光に当てて乾かしたいが、衣類の一部、特にフード付き衣類などはフード部分が背中に当たり、なかなか乾きにくい欠点があった。
又、フード付き衣類を干す場合は専用物干し具が種々提案されている、もしくは販売されているが、どれも物干し竿を避けるよう構成された物干し具であり、物干し竿にフック、肩掛け部を通常通りの位置で掛け使用することは出来ない欠点があった。
【0016】
又、最近のマンションは景観を重視するため、ベランダサッシ、壁より下に洗濯物を干すよう定めているマンションが多い。ベランダサッシ、壁などの高さは概ね130cm〜140cm位が多く、フード付き衣類用物干し具はフックを物干し竿に掛ければフード、洗濯物が全体的に下に下がりマンションによっては床すれすれに干すことになる欠点があった。
又、ベランダサッシ、壁などが影になり洗濯物が乾きにくい欠点があった。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記課題を解決するため、本発明に係る請求項1記載の物干し補助具を有する物干し具は、
物干し竿にかけるフックとフックに連結された両方の肩掛け部と、両方の肩掛け部の下部に位置する下部材とを備え、前記フックの回転軸は物干し竿に吊下した場合略垂直方向となり、両方の肩掛け部と下部材を含む面に対してフックが回転可能に支持されている物干し具、もしくはフックと両方の肩掛け部両者の相対位置を設定する角度ごとに嵌合できるよう構成された物干し具において、
【0018】
物干し補助具を有する物干し具は、物干し補助具の中央付近より上部に傾斜している傾斜掛け部を設け、該傾斜掛け部は物干し具に掛けた衣類の一部を掛けることができ、
物干し補助具の中段と下部に鉤状の物干し具取付け部を構成し、物干し補助具の中段にある物干し具取り付け部を両方の肩掛け部に引掛け、物干し補助具の下部にある物干し具取付け部を下部に位置する下部材に物干し具取付け部を引掛け、物干し補助具を着脱可能とした物干し具取付け部を設けた物干し補助具を有する物干し具である。
【0019】
請求項2記載の物干し補助具を有する物干し具は、物干し竿にかけるフックとフックに連結された両方の肩掛け部と、両方の肩掛け部の下部に位置する下部材とを備え、前記フックの回転軸は物干し竿に吊下した場合略垂直方向となり、両方の肩掛け部と下部材を含む面に対してフックが回転可能に支持されている物干し具、もしくはフックと両方の肩掛け部両者の相対位置を設定する角度ごとに嵌合できるよう構成された物干し具において、
【0020】
物干し補助具を有する物干し具は、物干し補助具の中央付近より上部に傾斜している傾斜掛け部を設け、該傾斜掛け部は物干し具に掛けた衣類の一部を掛けることができ、
両方の肩掛け部に物干し補助具の一部を差し込み、物干し補助具の一部は少なくともフックを挟んだ2ヶ所の受け入れ部を設け、受け入れ部を設けた物干し具取付け部上部が両方の肩掛け部に係り、物干し具取付け部下部が下部材に係り、物干し補助具の一部を着脱可能とした物干し具取付け部を設けた物干し補助具を有する物干し具である。
【0021】
請求項3記載の物干し補助具は、物干し竿にかけるフックとフックに連結された両方の肩掛け部と、両方の肩掛け部の下部に位置する下部材とを備え、前記フックの回転軸は物干し竿に吊下した場合略垂直方向となり、両方の肩掛け部と下部材を含む面に対してフックが回転可能に支持されている物干し具、もしくはフックと両方の肩掛け部両者の相対位置を設定する角度ごとに嵌合できるよう構成された物干し具に使用される物干し補助具であって、
【0022】
物干し補助具の中央付近より上部に傾斜している傾斜掛け部を設け、該傾斜掛け部は物干し具に掛けた衣類の一部を掛けることができ、
物干し補助具の中段と下部に鉤状の物干し具取付け部を構成し、物干し補助具の中段にある物干し具取り付け部を物干し具の両方の肩掛け部に引掛け、物干し補助具の下部にある物干し具取付け部を下部に位置する下部材に物干し具取付け部を引掛け、物干し補助具を着脱可能とした物干し具取付け部を設けた物干し補助具である。
【0023】
請求項4記載の物干し補助具は、物干し竿にかけるフックとフックに連結された両方の肩掛け部と、両方の肩掛け部の下部に位置する下部材とを備え、前記フックの回転軸は物干し竿に吊下した場合略垂直方向となり、両方の肩掛け部と下部材を含む面に対してフックが回転可能に支持されている物干し具、もしくはフックと両方の肩掛け部両者の相対位置を設定する角度ごとに嵌合できるよう構成された物干し具に使用される物干し補助具であって、
【0024】
物干し補助具の中央付近より上部に傾斜している傾斜掛け部を設け、該傾斜掛け部は物干し具に掛けた衣類の一部を掛けることができ、
物干し具の両方の肩掛け部に物干し補助具の一部を差し込み、物干し補助具の一部は少なくともフックを挟んだ2ヶ所の受け入れ部を設け、受け入れ部を設けた物干し具取付け部上部が両方の肩掛け部に係り、物干し具取付け部下部が下部材に係り、物干し補助具の一部を着脱可能とした物干し具取付け部を設けた物干し補助具である。
【発明の効果】
【0025】
マンションによっては、景観重視でベランダサッシ、壁より上に蒲団や洗濯物を干すことを禁じているマンションも増えてきている。そのような事情の中、フード付パーカーを干す場合、物干し具の肩掛け部より上にフード掛けを設ける為に別体の竿に掛けるフックを用い、そのフックに物干し具を掛けて使用する二重フックを必要とし、そのためかなり下まで吊り下げることになり、ベランダの床すれすれになる可能性もある。
【0026】
本発明の
物干し補助具を有する物干し具、物干し補助具は、従来通りにフックを掛け、従来通りの位置に肩掛け部がくるため、洗濯物がベランダの床すれすれになることを防ぐ効果がある。
【0027】
又、ベランダサッシ、壁などが影になり洗濯物が乾きにくい欠点を解消するため、本発明の
物干し補助具を有する物干し具、物干し補助具は、洗濯物を物干し竿に干す場合、従来通りにフックを掛け、従来通りの位置に肩掛け部がくるため、洗濯物が乾きやすい効果がある。
【0028】
又、従来からある回転自在のフック、
両方の肩掛け部、下部材を備えた物干し具を用い、物干し補助具が該物干し具の
両方の肩掛け部と下部材に着脱可能に取り付けて使用
することができるため、物干し竿にフックを掛けても洗濯物が従来通りの位置で乾かすことができ、尚且つ傾斜している
傾斜掛け部を物干し竿より上方にくる形状に
なっているためフード付パーカーは乾きやすい効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】物干し具に物干し補助具を取り付けた説明斜視図
【
図2】物干し補助具の先端部を傾斜掛け部より広くした一例斜視図
【
図3】物干し補助具の物干し具取付け部に連結部を設けた物干し補助具の一例斜視図
【
図4】物干し補助具の傾斜掛け部を伸縮自在にした斜視図
【
図5】物干し具に他の形状の物干し補助具を取り付けた説明斜視図
【
図6】物干し補助具の物干し具取付け部に連結部を設けた物干し補助具の側面図
【
図7】物干し具に他の形状の物干し補助具を取り付けた斜視図
【
図8】物干し竿にフード付パーカーを干して、フード部分が物干し竿より上方にきている説明正面図
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下に本発明の
物干し補助具を有する物干し具、物干し補助具の実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例】
【0031】
図1は、物干し補助具1の中段と下部に鉤状の物干し具取付け部2を構成し、物干し補助具1の中段にある物干し具取り付け部2を両方の肩掛け部7に引掛け、物干し補助具1の下部にある物干し具取付け部2を下部に位置する下部材8に物干し具取付け部2を引掛けた、物干し補助具1を有する物干し具5の斜視図である。
【0032】
図2は、物干し補助具1の先端部11を広い形状にした一例の斜視図である。
【0033】
図3は、物干し具取付け部2の中央付近に連結部9を設け、傾斜掛け部3に衣類の一部を止めておく止部4を設けた斜視図である。
【0034】
図4は、傾斜掛け部3を傾斜伸縮掛け部10にし、サイズの違う洗濯物に合わせやすくした斜視図である。
【0035】
図5は、
物干し具5の両方の肩掛け部7に物干し補助具1の一部を差し込み、物干し補助具1の一部は少なくともフック6を挟んだ2ヶ所の受け入れ部16を設け、受け入れ部16を設けた物干し具取付け部2上部が両方の肩掛け部7に係り、物干し具取付け部2下部が下部材8に係り、物干し補助具1の一部を着脱可能とした物干し具取付け部2を設けた物干し補助具1を有する物干し具5の他のデザインの説明斜視図である。
【0036】
図6は、物干し具取り付け部2に連結部を設けた物干し補助具の側面図である。
【0037】
図7は、傾斜掛け部3の先端12を猫のデザインにして、しっぽの部分に帽子、スリッパなども干せるようにし、物干し具5に取り付けた他の物干し補助具であり、傾斜掛け部3と物干し具取付け部2の接点を連結13させた他のデザインで、先端部分12は動物のデザイン、キャラクターのデザインなどいろいろ変えることが出来、掛け部3が傾斜しているので、物干し具5のフック6を物干し竿14に掛けても傾斜掛け部3が物干し竿14に当たることがなく洗濯物を干すことが出来る説明斜視図である。
【0038】
図8は、
物干し補助具1を有する物干し具5にフード付パーカー15を掛けて、物干し竿14に掛ければ、フード付パーカー15のフード部分が物干し竿14より上方にくることを説明した正面図である。
【符号の説明】
【0039】
1 物干し補助具
2 物干し具取り付け部
3 傾斜掛け部
4 止部
5 物干し具
6 フック
7
両方の肩掛け部
8 下部材
9 連結部
10 傾斜伸縮掛け部
11 先端部
12 傾斜掛け部デザイン先端部
13 連結部
14 物干し竿
15 フード付パーカー
16 受け入れ部
【要約】 (修正有)
【課題】最近のマンションのベランダサッシでも、洗濯物が乾き易い物干し補助具及び物干し具を提供する。
【解決手段】物干し具5の左右肩掛け部7を含む面に対して傾斜している傾斜掛け部3を設け、該掛け部3は物干し具5に掛けた衣類の一部を掛けることができ、物干し具5の左右肩掛け部7を含む面に対して傾斜している傾斜部と物干し具5の左右肩掛け部7及び下部材8に着脱可能に取り付けられる物干し具取付け部2を設けた物干し補助具1及び物干し具5。
【選択図】
図1