(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、レストランなどの飲食店では、良好な厨房排気は店舗環境を快適化する上で不可欠であり、排気ダクトの清掃を定期的に行うことが必要である。
しかしながら、油脂分を多く含む排気を行う焼肉店など、店舗では、顧客が集中した場合には排気ダクトへの油脂分の付着ないし堆積が顕著となり、定期的な清掃だけでなく、油脂分の付着や堆積に応じた清掃処理が必要となるという課題がある。
顧客が集中した場合、清掃処理が疎かになれば排気量が低下し、店舗環境を悪化させるだけでなく、油脂分の発火などの不測の事態も回避しなければならないという課題がある。
【0005】
排気ダクト内の汚れを汚れセンサーにより監視することが可能であるとしても、排気ダクト内に設置されたセンサーが油脂分によって検出機能が低下すると、ダクト内の清掃が疎かになるという課題がある。
そこで、本発明の目的は上記課題に鑑み、店舗で提供される調理品などの需要に応じて排気ダクトの汚れを予測し、排気ダクトの清掃を促し、排気機能の低下を防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明のダクト管理システムの一側面によれば、
排気ファンを備える排気ダクトを管理するダクト管理システムであって、少なくとも
調理品の調理数を含む調理品情報と、前記調理品情報を排気ダクトの汚れに換算して積算し、前記汚れの積算値が基準値を超えた場合、ダクト清掃を促すアラート情報を生成する
とともに、前記排気ファンを回転させるファンモーターの回転数を前記積算値が基準値を超える前よりも多い回転数に変更する処理手段と、前記アラート情報を提示するアラート情報提示手段とを備え
、前記処理手段は前記排気ダクトの清掃が完了したと判定した場合に前記積算値をクリアし、前記ファンモーターの回転数を戻す。
このダクト管理システムにおいて、前記基準値は、第1の基準値と該第1の基準値よりも高い値である第2の基準値を含み、前記処理手段は、前記ファンモーターを第1の回転数で回転させ、前記積算値が前記第1の基準値を超えた場合に、前記ファンモーターを前記第1の回転数よりも多い第2の回転数で回転させ、前記排気ダクトの清掃完了の判定がされずに前記積算値が前記第2の基準値を超えた場合に、前記ファンモーターを前記第2の回転数よりも多い第3の回転数で回転させてよい。
このダクト管理システムにおいて、前記調理品情報から換算される前記汚れは、前記調
理品の属性により異ならせてよい。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明のダクト管理プログラムの一側面によれば、コンピュータで実現させるためのダクト管理プログラムであって、少なくとも
調理品の調理数を含む調理品情報を取得する機能と、前記調理品情報を排気ダクトの汚れに換算して積算する機能と、前記汚れの積算値が基準値を超えた場合、ダクト清掃を促すアラート情報を生成する
とともに、前記排気ダクトに備えた排気ファンを回転させるファンモーターの回転数を前記積算値が基準値を超える前よりも多い回転数に変更する機能と、前記アラート情報を提示する機能と、
前記排気ダクトの清掃が完了したと判定した場合に前記積算値をクリアし、前記ファンモーターの回転数を戻す機能とを前記コンピュータで実現させる。
このダクト管理プログラムにおいて、前記基準値は、第1の基準値と該第1の基準値よりも高い値である第2の基準値を含み、前記ファンモーターを第1の回転数で回転させ、前記積算値が前記第1の基準値を超えた場合に、前記ファンモーターを前記第1の回転数よりも多い第2の回転数で回転させる機能と、前記排気ダクトの清掃完了の判定がされずに前記積算値が前記第2の基準値を超えた場合に、前記ファンモーターを前記第2の回転数よりも多い第3の回転数で回転させる機能とを含んでよい。
【0008】
上記目的を達成するため、本発明のダクト管理装置の一側面によれば、
排気ファンを備える排気ダクトを管理するダクト管理装置であって、少なくとも
調理品の調理数を含む調理品情報を記憶する記憶手段と、前記調理品情報を排気ダクトの汚れに換算して積算し、前記汚れの積算値が基準値を超えた場合、ダクト清掃を促すアラート情報を生成する
とともに、前記排気ファンを回転させるファンモーターの回転数を前記積算値が基準値を超える前よりも多い回転数に変更する処理部と、前記アラート情報を提示するアラート情報提示部とを備え
、前記処理部は前記排気ダクトの清掃が完了したと判定した場合に前記積算値をクリアし、前記ファンモーターの回転数を戻す。
このダクト管理装置において、前記基準値は、第1の基準値と該第1の基準値よりも高い値である第2の基準値を含み、前記処理部は、前記ファンモーターを第1の回転数で回転させ、前記積算値が前記第1の基準値を超えた場合に、前記ファンモーターを前記第1の回転数よりも多い第2の回転数で回転させ、前記排気ダクトの清掃完了の判定がされずに前記積算値が前記第2の基準値を超えた場合に、前記ファンモーターを前記第2の回転数よりも多い第3の回転数で回転させてよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) 調理品の需要に応じて排気ダクトの汚れを予測して清掃を促すので、定期的な清掃に比較して排気ダクト内の清浄化レベルを高めることができ、排気機能を正常に維持できる。
(2) 顧客数、混み具合または厨房での調理に応じて排気ダクトの汚れを予測して清掃を行うことができるので、排気ファンによる排気エネルギーの消費を削減できる。
(3) 厨房の換気機能を高め、店舗環境を清浄化できる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
〔一実施の形態〕
図1は、本発明の一実施の形態に係るダクト管理システムを示している。
図1に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
このダクト管理システム2は、店舗の厨房などに設置される排気ダクトを管理するシステムである。このダクト管理システム2には調理品情報源4、情報処理部6およびアラート情報提示部8が備えられる。調理品情報源4はたとえば、POS(Point of Sales)システムなど、店舗で提供する調理品やその調理数を含む調理品情報を蓄積する。POSシステムは売上を商品単位で集計し、その集計結果に基づいて売上や在庫の管理や、その分析機能を備える公知のシステムである。情報処理部6はコンピュータシステムで構成され、調理品情報源4から提供された調理品情報を用いた情報処理を行う。
【0012】
この情報処理には、情報換算機能10、ダクト汚れの積算機能12、積算値評価機能14、アラート生成機能16が含まれる。
情報換算機能10は、調理品情報をダクト汚れに換算する。ダクト汚れの積算機能12は、調理品情報から換算したダクト汚れを積算し、この積算値Dxを記憶する。この積算値Dxはダクト汚れの程度を表している。
積算値評価機能14はダクト汚れの程度を判定する機能であり、積算値Dxが基準値Drefを超えたか否かを判定する。アラート生成機能16は、積算値Dxがダクト汚れの基準値Drefを超えた際に、ダクト清掃を促すためのアラート情報を生成する。
そして、アラート情報提示部8は、アラート情報を受けてアラートを提示し、ユーザーに対しダクト清掃を促す。
【0013】
<調理品の推移、調理品情報、ダクト汚れおよびアラート生成>
図2のAは、店舗で調理された調理品Xiの調理数やその属性を含む調理品情報の推移を示している。調理品数は店舗で調理された調理品の数であり、その属性は調理品を調理した際にダクトに付着する油脂、煤煙、蒸気などである。
図2のBは、調理品情報テーブルを示している。この調理品情報テーブル18には、調理品部20、調理数部22、属性部24が備えられる。調理品部20には複数の調理品Xi(=X1、X2 、・・・、Xn)の識別情報が格納される。調理数部22には調理した調理品Xiの数が格納される。属性部24には、調理品Xiの属性として調理品を調理した際にダクトに付着する油脂、煤煙、蒸気などのダクト汚れの換算値が格納される。
【0014】
図2のCは、調理品情報から換算されたダクト汚れの積算値Dxの推移を示している。この積算値Dxは、調理した調理数や調理品Xiの属性に応じて増加し、排気ダクトの内壁に付着した油脂や煤煙の堆積量を示している。この積算値Dxに対し、ダクト清掃の基準値Drefが設定されている。
【0015】
図2のDは、アラート生成を示している。
図2のCに示すように、ダクト汚れの積算値Dxが基準値Drefに到達すると、積算値評価機能14による評価結果を受け、アラート生成機能16は、積算値Dxが基準値Drefを超えたことを表すアラート情報を生成する。これにより、
図2のDに示すように、積算値Dxが基準値Drefを超えた時点から一定時間、アラートが出力される。これにより、ダクト清掃が促される。
【0016】
<ダクト管理>
図3は、ダクト管理の処理シーケンスを示している。この処理シーケンスは本発明のダクト管理プログラムの一例である。
調理品情報源4には、調理される調理品Xiを表す調理品情報が蓄積される(S101)。情報処理部6は調理品情報源4から調理品情報を取得し(S102)、この調理品情報を記憶する(S103)。
情報処理部6では、調理品情報をダクト汚れに換算し(S104)、このダクト汚れを積算する(S105)。このダクト汚れの積算は提供する調理数に比例するが、調理品に応じた属性により、係数を異ならせてダクト汚れに換算する。
【0017】
情報処理部6は、積算値評価機能14により、積算値Dxが基準値Drefを超えたか否かを判定する(S106)。Dx≦Drefであれば(S106のNO)、待機状態を維持し、Dx>Drefであれば(S106のYES)、アラート情報を生成する(S107)。
このアラート情報はアラート情報提示部8に提供され、アラート情報提示部8はダクト清掃を促すアラートを提示する(S108)。
【0018】
<一実施の形態の効果>
この一実施の形態によれば、次のような効果が得られる。
(1) 調理品の需要に応じて排気ダクトの汚れを予測して清掃を促すことができ、ダクト汚れを検出するセンサーが不要である。
(2) 定期的な清掃に比較して排気ダクト内の清浄化レベルが高められ、排気ダクトの排気機能を正常に維持することができる。
【0019】
(3) 顧客数、混み具合または厨房での調理に応じて排気ダクトの汚れを予測して清掃を行うことができる。
(4) 排気ダクトの清浄化により、排気ファンによる排気エネルギーの消費を削減できるとともに、換気機能を高めることができる。
【実施例1】
【0020】
<ダクト管理装置>
図4は、実施例1に係る排気ダクトを管理するダクト管理装置を示している。このダクト管理装置26は、本発明のダクト管理システムの一例である。
このダクト管理装置26にはダクト管理部28およびアラート情報提示部8が備えられる。ダクト管理部28はコンピュータで構成され、プロセッサ30、メモリ部32、入出力部(I/O)34、通信部36が備えられる。
プロセッサ30はメモリ部32にあるOS(Operating System)やダクト管理プログラムを実行し、各種機能部を制御する。メモリ部32には既述の調理品情報テーブル18、OSやダクト管理プログラムなどを格納し、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random-Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory )などの記憶素子が用いられる。
【0021】
I/O34にはアラート情報提示部8、清掃完了入力部38およびモーター駆動部40が接続され、アラート情報の出力や清掃完了信号が入力される。清掃完了入力部38にはたとえば、清掃完了時の検知信号や、ユーザー操作によってダクト清掃の完了入力が加えられる。モーター駆動部40はファンモーター42が接続されている。このファンモーター42は排気ダクト44に設置された排気ファン46を回転させる。
通信部36には有線または無線により調理品情報源4が接続され、プロセッサ30の制御により、調理品情報源4から調理品情報がメモリ部32に取り込まれる。通信部36には公衆回線網を介して情報端末48が接続される。この情報端末48は、アラート情報提示部8と同様に、アラート情報の出力や、清掃完了入力部38に代わる入力手段として用いられる。
【0022】
<ダクト汚れ、アラート生成およびファンモーター回転数>
図5のAは、
図2のCと同様に、ダクト汚れの積算値Dxの推移を示している。この積算値Dxが基準値Drefを超えると、
図5のBに示すように、アラート情報の生成によりアラートが出力される。
実施例1では、アラート情報の生成に同期し、ダクト汚れの積算値Dxが基準値Drefを超えたとき、
図5のCに示すように、ファンモーター42の回転数を、回転数N1から回転数N2(>N1)に切り替え、換気機能を増強する制御を行う。これにより、換気の低下を防止できる。
【0023】
<ダクト管理>
図6は、実施例1に係るダクト管理システムの処理シーケンスを示している。この処理シーケンスは本発明のダクト管理プログラムの一例である。
このシーケンスにおいて、S201〜S208は、
図3のS101〜S108と同一であるので、その説明を割愛する。
このシーケンスでは、アラート情報の生成(S207)と同期してファンモーター42の回転数を現状回転数N1から回転数N2(>N1)に変更して増加させ(S209)、この回転数の変更をアラート情報提示部8に提示させる(S210)。
【0024】
このアラート情報生成および回転数変更の後、ダクトの清掃が完了したかを清掃完了入力部38の入力の有無により判定する(S211)。ダクトの清掃が完了すれば(S211のYES)、ダクト汚れの積算値Dxをクリアし(S212)、S202に戻り、調理品情報を取得し(S202)、S202〜S212の処理を行う。
ダクト清掃が完了しなければ(S211のNO)、アラート出力から一定時間が経過したかを判定し(S213)、一定時間が経過した後(S213のYES)、S207に戻ってアラート情報を生成し(S207)、再アラートによりダクト清掃を促す。
【0025】
<実施例1の効果>
この実施例1によれば、次の効果が得られる。
(1) ダクト汚れの積算値が基準値を超えたとき、アラート出力とともに、ファンモーターの回転数を上昇させるので、排気ダクトの換気機能を低下させることがない。
(2) 油脂分や煤煙の多い調理品の調理数が急激に増加した場合、換気機能の低下による不都合を回避できる。
(3) アラートによりダクト清掃を促したにも関わらず、清掃をしなかった場合、何度も何度も再アラートを出力することができる。
(4) ダクト汚れを直接検出するセンサーやその配線引き回しが不要である。
【実施例2】
【0026】
<ダクト汚れ、アラート生成およびファンモーター回転数>
図7のAは、実施例2に係るダクト汚れの積算値Dxの推移を示している。この積算値Dxに対し、既述の基準値Drefに相当する第1の基準値Dref1とともに、第2の基準値Dref2が設定されている。
ダクト汚れの積算値Dxが基準値Dref1を超えると、
図7のBに示すように、アラート情報の生成により第1のアラートa1が出力される。ダクト清掃を怠り、ダクト汚れの積算値Dxが基準値Dref2を超えると、アラート情報により第2のアラートa2が出力される。
【0027】
これらアラート情報の生成に同期し、実施例2では、ダクト汚れの積算値Dxが基準値Dref1を超えたとき、
図7のCに示すように、ファンモーター42の回転数を、回転数N1から回転数N2(>N1)に切り替えるが、ダクト清掃を怠り、ダクト汚れの積算値Dxが基準値Dref2を超えると、ファンモーター42の回転数N2から回転数N3(>N2)に切り替え、換気機能を増強する制御を行う。
これにより、再度のダクト清掃を促すとともに、換気の低下を防止できる。
【0028】
<ダクト管理>
図8は、実施例2に係るダクト管理の処理シーケンスを示している。この処理シーケンスは本発明のダクト管理プログラムの一例である。
このシーケンスにおいて、S301〜S305は、
図3のS101〜S105と同一であるので、その説明を割愛する。
ダクト汚れの積算値Dxが第1の基準値Dref1より大きいか判断する(S306)。Dx>Dref1であれば(S306のYES)、アラート情報を生成し(S307)、アラートa1をアラート情報提示部8に提示させる(S308)とともに、アラート情報の生成に同期してファンモーター42の回転数を現状回転数N1から回転数N2(>N1)に変更して増加させる(S309)。この回転数の変更情報はアラート情報提示部8に提示させてもよい。
【0029】
このアラート情報生成および回転数変更の後、ダクトの清掃が完了したかを清掃完了入力部38の入力の有無により判定する(S310)。ダクトの清掃が完了すれば(S310のYES)、ダクト汚れの積算値Dxをクリアし(S311)、S302に戻り、調理品情報を取得し(S302)、S302〜S311の処理を行う。
ダクト清掃が完了しなければ(S310のNO)、積算値Dxが第2の基準値Dref2より大きいかを判断する(S312)。Dx>Dref2であれば(S312のYES)、アラート情報を生成し(S313)、アラートa2をアラート情報提示部8に提示させる(S314)とともに、アラート情報の生成に同期してファンモーター42の回転数を現状回転数N2から回転数N3(>N2)に変更して増加させる(S315)。この回転数の変更情報はアラート情報提示部8に提示させてもよい。
【0030】
このアラート情報生成および回転数変更の後、ダクトの清掃が完了したかを清掃完了入力部38の入力の有無により判定する(S316)。ダクトの清掃が完了すれば(S316のYES)、ダクト汚れの積算値Dxをクリアし(S311)、S302に戻り、調理品情報を取得し(S302)、S302〜S316の処理を行う。
アラート出力から一定時間が経過したかを判定し(S317)、一定時間が経過した後(S317のYES)、S313に戻ってアラート情報を生成し(S313)、再アラートによりダクト清掃を促す。
【0031】
<実施例2の効果>
この実施例2によれば、次の効果が得られる。
(1) この実施例2では、ダクト汚れの積算値Dxに対し、少なくとも2段階の基準値Dref1、Dref2を設定してダクト汚れを監視し、ダクト清掃のアラートを出力し、ファンモーター回転数を上昇させるので、ダクト汚れによる換気機能の低下を防止できる。
(2) 突発的なダクト汚れに対する換気機能の低下を防止でき、換気低下による危険性を回避することができる。
【0032】
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施例ではダクト汚れの積算値に対して単一または段階的な基準値を設定してダクト汚れを監視するとともに、ファンモーターの回転数を段階的に増加させているが、ダクト汚れの積算値の増加に比例してファンモーター回転数を連続的に増加させてもよい。
(2) アラート情報は排気ダクトの近傍にインジケーターを設置し、このインジケーターにより換気機能の低下やダクト清掃を促す警告を発する形態としてもよい。
【0033】
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。