特許第6968664号(P6968664)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6968664
(24)【登録日】2021年10月29日
(45)【発行日】2021年11月17日
(54)【発明の名称】操作装置、光学装置および撮像装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/225 20060101AFI20211108BHJP
   G02B 7/02 20210101ALI20211108BHJP
   G02B 7/08 20210101ALI20211108BHJP
   G02B 7/04 20210101ALI20211108BHJP
   G03B 17/56 20210101ALI20211108BHJP
   G02B 7/28 20210101ALI20211108BHJP
【FI】
   H04N5/225 400
   G02B7/02 E
   G02B7/08 A
   G02B7/04 D
   G03B17/56 Z
   G02B7/28 Z
   H04N5/225 100
【請求項の数】12
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-213586(P2017-213586)
(22)【出願日】2017年11月6日
(65)【公開番号】特開2019-87837(P2019-87837A)
(43)【公開日】2019年6月6日
【審査請求日】2020年11月5日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100101498
【弁理士】
【氏名又は名称】越智 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(74)【代理人】
【識別番号】100128668
【弁理士】
【氏名又は名称】齋藤 正巳
(72)【発明者】
【氏名】中井 則夫
【審査官】 益戸 宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−042964(JP,A)
【文献】 実開昭56−003528(JP,U)
【文献】 特開平11−202183(JP,A)
【文献】 特開平04−137022(JP,A)
【文献】 米国特許第05654833(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/222−257
G02B 7/02
G02B 7/08
G02B 7/04
G03B 17/56
G02B 7/28
G05G 1/00−25/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作部材と、回転により並進して前記操作部材に作用する力を調整して前記操作部材の操作トルクを調整するための調整部材と、を含む操作装置であって、
前記調整部材の前記回転の範囲を制限するための固定の第1部材と、前記範囲の一部のみにおいて前記調整部材と接触して前記調整部材とともに回転し且つ前記範囲の端において前記第1部材と接触する第2部材と、を有することを特徴とする操作装置。
【請求項2】
前記第2部材は、前記調整部材とは同軸上に支持され、前記第1部材と接触する第1部と、前記調整部材と接触する第2部とを有することを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
【請求項3】
前記第2部材における前記第1部の配置は、調整可能であることを特徴とする請求項2に記載の操作装置。
【請求項4】
前記第2部材における前記第2部の配置は、調整可能であることを特徴とする請求項2又は3に記載の操作装置。
【請求項5】
前記第1部材の配置は、調整可能であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項6】
前記第2部材が接触する前記調整部材における位置は、調整可能であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項7】
前記操作部材の回転角度に基づく指令値を出力することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項8】
前記調整部材は、ナットを含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項9】
前記調整部材は、前記ナットの回転により並進して前記操作部材に作用する摩擦力を調整することを特徴とする請求項8に記載の操作装置。
【請求項10】
光学素子と、前記光学素子の動作を操作するための請求項1乃至8のいずれか1項に記載の操作装置と、を有することを特徴とする光学装置。
【請求項11】
前記光学素子は、レンズ又は絞りを含むことを特徴とする請求項10に記載の光学装置。
【請求項12】
請求項10又は11に記載の光学装置と、前記光学装置により形成された像を受ける撮像素子と、を有することを特徴とする撮像装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作装置、光学装置および撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、レンズを操作するための操作部材の操作トルクを調整するために、摩擦力を調整する構造を開示している。当該構造は、摩擦力を調整するための、ねじ送りされる調整部材の外周にギアを設け、当該ギアとモータギアとを噛合させている。そのうえで、当該構造は、調整部材の送り量をモータにより制御して、操作部材の操作トルクを調整する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許4787773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された従来技術は、調整部材の送り量の円滑な制御を行うために、操作装置内にモータを内蔵し、調整部材の回転軸にベアリングを構成するなど、機構が複雑となり、装置の大型化や高価格化を招きうる。調整部材の回転を手動で行う場合には、調整部材の回転範囲を1回転以上としなければ、調整敏感度が高いために操作トルクの適切な調整が困難となりうる。
【0005】
本発明は、例えば、操作部材の操作トルクの調整に有利な操作装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のレンズ操作装置は、操作部材と、回転により並進して前記操作部材に作用する力を調整して前記操作部材の操作トルクを調整するための調整部材と、を含む操作装置であって、前記調整部材の前記回転の範囲を制限するための固定の第1部材と、前記範囲の一部のみにおいて前記調整部材と接触して前記調整部材とともに回転し且つ前記範囲の端において前記第1部材と接触する第2部材と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、例えば、操作部材の操作トルクの調整に有利な操作装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の第1の実施例におけるレンズ操作装置の側面からの要部断面図
図2】本発明の第1の実施例におけるレンズ操作装置の側面図
図3】本発明の第1の実施例における操作トルク最小値設定状態を表す正面図
図4】本発明の第1の実施例における図3の状態でのトルク調整部の正面からの透視図
図5】本発明の第1の実施例におけるトルク調整部材を時計回りにα度回転した状態を表す正面図
図6】本発明の第1の実施例における図5の状態でのトルク調整部の正面からの透視図
図7】本発明の第1の実施例におけるトルク調整部材を図5の状態より時計回りにさらにβ度回転し、操作トルク最大状態を表す正面図
図8】本発明の第1の実施例における図7の状態でのトルク調整部の正面からの透視図
図9】本発明の第2の実施例におけるレンズ操作装置の側面からの要部断面図
図10】本発明の第2の実施例における操作トルク最小値設定状態を表すトルク調整部の正面からの透視図
図11】本発明の第2の実施例におけるトルク調整部材を時計回りにγ度回転した状態でのトルク調整部の正面からの透視図
図12】レンズ装置とレンズ操作装置のレンズシステムの概略図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施例におけるレンズ操作装置の側面からの要部断面図であり、図2は側面図を表している。図3は本発明の第1の実施例における操作トルク最小値設定状態を表す正面図であり、図4図3の状態でのトルク調整部の正面からの透視図を表している。図5は本発明の第1の実施例において、図3の状態よりトルク調整部材を時計回りにα度回転した状態を表す正面図であり、図6図5の状態でのトルク調整部の正面からの透視図を表している。
【0010】
また、図7は本発明の第1の実施例における、トルク調整部材を図5の状態より時計回りにさらにβ度回転し、操作トルク最大状態を表す正面図であり、図8図7の状態でのトルク調整部の正面からの透視図である。
【0011】
図9は、本発明の第2の実施例におけるレンズ操作装置の側面からの要部断面図であり、図10は本発明の第2の実施例におけるレンズ操作装置の操作トルク最小値設定状態を表すトルク調整部の正面からの透視図を表している。図11は本発明の第2の実施例において、図10の状態よりトルク調整部材を時計回りにγ度回転した状態を表す正面図である。
【実施例1】
【0012】
以下、図1から図8を参照して、本発明の第1の実施例によるレンズ操作装置の操作トルク調整機構について説明する。
【0013】
本発明のレンズ操作装置は、操作グリップ4(操作部材)の回転角度に基づく指令値を出力し、操作グリップ4の操作トルク値(作用する力)を操作トルク調整ツマミ13(調整部材)の回転により調整可能な構成を有する。
【0014】
図1から図4においてレンズ操作装置本体1には、主軸2が回動可能に嵌挿され、該主軸2は連動ピン3を介して操作グリップ4と連結しており、該操作グリップ4には操作補助レバー4aが複数突設されている。前記主軸2にはギア5が設けられ、前記レンズ操作装置本体1にはエンコーダ6が固定されている。エンコーダ6にはギア7が設けられ、前記ギア5と噛合している。前記主軸2は操作トルク調整用ナット8と螺合しており、前記操作トルク調整用ナット8と前記操作グリップ4を離間する方向に付勢力を発する圧縮コイルばね9が設けられている。前記レンズ操作装置本体1と前記主軸2、該レンズ操作装置本体1と前記操作グリップ4との間にはそれぞれ滑りワッシャ10及び11が設けられている。さらに前記操作グリップ4の内径側には中間リング(第2部材)12及び操作トルク調整ツマミ13は同軸上で該操作グリップ4に対し同軸上で回動可能に嵌挿(支持)されている。前記操作トルク調整用ナット8と前記操作トルク調整ツマミ13は連動ピン14によって前記主軸2を軸とした回転運動のみが伝達するように連結されている。前記レンズ操作装置本体1には固定当接ピン(第1部材)15が突設され、前記中間リング12には回動により前記固定当接ピン15と当接(接触)するように当接ネジ16(第1部)が前記中間リング12の向心方向に螺設されている。また前記中間リング12の前記操作トルク調整ツマミ13側にはネジ穴12aが周方向に複数設けられ、任意の該ネジ穴12aに当接ネジ17(第2部)が螺設(配置)されている。さらに前記操作トルク調整用ナット8には該操作トルク調整用ナット8の回転により前記当接ネジ17と当接(接触)するように可動当接ネジ18及び可動当接ネジ19が設けられている。この構成により、操作トルク調整ツマミ13の回転の範囲は、中間リング12、固定当接ピン15、当接ネジ17、可動当接ネジ18、可動当接ネジ19により制限される。前記中間リング12及び前記操作トルク調整ツマミ13は、前記主軸2に螺合した抜け止め20により回動軸方向への移動が規制されている。
【0015】
以上のような構成で前記操作グリップ4の操作回転角は前記主軸2、ギア5、ギア7を介して前記エンコーダ6に伝達され、該エンコーダ6の出力信号に応じて、外部に接続された不図示のレンズが駆動される。
【0016】
図1から図4は前記操作トルク調整ツマミ13を反時計回りに突き当たるまで回した状態を表しており、前記固定当接ピン15と前記当接ネジ16が当接し、前記当接ネジ17と前記可動当接ネジ18が当接している。
【0017】
図5及び図6は、前述の図1から図4の状態から前記操作トルク調整ツマミ13を時計回りにα度回転させた状態を表しており、同時に前記操作トルク調整用ナット8は前記主軸2との螺合によりα度分だけ移動(並進)する。これに伴い前記圧縮コイルばね9が縮められ、前記滑りワッシャ10及び11を介して前記レンズ操作装置本体1に対する前記操作グリップ4の回転摺動抵抗(摩擦力)が大きくなる。すなわち、前記操作グリップ4の回転操作に要するトルク値がα度分だけ増加することになる。この時点より可動当接ネジ19が前記当接ネジ17と当接(接触)を開始することで前記中間リング12が連動して回転し始める。すなわち、中間リング12は、操作トルク調整ツマミ13の回転の全範囲ではなく、一部の範囲のみにおいて操作トルク調整ツマミ13と接触して共に回転する。
【0018】
図7及び図8は、前述の図5及び図6の状態から前記操作トルク調整ツマミ13を時計回りにさらにβ度回転させた状態を表しており、前記固定当接ピン15と前記当接ネジ16が前述の図1から図4の状態とは回転方向に対向する側から当接(接触)する。ここで前記中間リング12の回転が抑止されるため、前記操作トルク調整ツマミ13の時計回りの回転は終端を迎える。前記操作トルク調整用ナット8は前記主軸2との螺合により、図1から図4の状態からα+β度分だけ移動しており、前記レンズ操作装置本体1に対する前記操作グリップ4の回転摺動抵抗は最大となる。すなわち前記操作グリップ4の回転操作トルクも最大値を呈する。
【0019】
図7及び図8の状態から前記操作トルク調整ツマミ13を反時計回りに回した場合には前述の過程とは逆の状態を経て前記操作グリップ4の回転操作トルクが最小値となる初期状態、図1から図4の状態に帰着する。
【0020】
ここで前記中間リング12に設けられた前記複数のネジ穴12aの内前述の任意のネジ穴12aとは別の場所に前記当接ネジ17を固定すれば、前記操作トルク調整用ナット8の可動域は前述のまま、前記圧縮コイルばね9の使用長さ領域がシフトする。従って、前記当接ネジ17の取付位置の選択のみで前記操作グリップ4の回転操作に要するトルクの最小値から最大値までの調整が可能となる。同様に、当接ネジ16の中間リング12への取付位置を複数選択可能な構成とすることにより、当接ネジ16の取付位置の選択のみで操作グリップ4の回転操作に要するトルクの最小値から最大値までの調整が可能となる。また、固定当接ピン15のレンズ操作装置本体1への取付位置を複数選択可能な構成とすることにより、固定当接ピン15の取付位置の選択のみで操作グリップ4の回転操作に要するトルクの最小値から最大値までの調整が可能となる。さらに、当接ネジ19の操作トルク調整用ナット8への取付位置を複数選択可能な構成とすることにより、当接ネジ19の取付位置の選択のみで操作グリップ4の回転操作に要するトルクの最小値から最大値までの調整が可能となる。
【0021】
本発明のレンズ操作装置(光学装置)は、たとえば、フォーカスデマンドのフォーカス操作手段、ズームデマンドのズーム操作手段や、レンズ装置に装備されたフォーカスレンズ、ズームレンズ等の光学素子の動作を操作するための操作手段に適用可能である。
【実施例2】
【0022】
以下、図9から図11を参照して、本発明の第2の実施例によるレンズ操作装置の操作トルク調整機構について説明する。
【0023】
図9から図11において要部機構構成は実施例1と同様であり、機能、形状が同一の部材は同符号で表す。ここで前記連動ピン14に加えて連動板21が構成されることで、前記操作トルク調整ツマミ13の回転運動が操作トルク調整用ナット22に伝達される。また、前記当接ネジ17の代わりに当接調整板23が構成され、中間リング24の周方向に複数設けられたネジ穴24aの内、隣接する任意の2ヶ所を選択して前記当接調整板23の取付が可能となっている。さらに前記操作トルク調整用ナット22には該操作トルク調整用ナット22の回転により前記当接調整板23に設けられた当接突起23aと当接するように可動当接ネジ25が螺設されている。
【0024】
図11図10の状態から前記操作トルク調整ツマミ13を時計回りにγ度回転させた状態を表しており、実施例1と同様に前記操作グリップ4の回転操作に要するトルク値がγ度分だけ増加する。前記操作トルク調整ツマミ13の可動回転角はγ+β度となり、前記操作トルク調整用ナット22の移動量と前記圧縮コイルばね9の使用長さ領域も、前記主軸2との螺合によるγ+β度分の進み量となる。
【0025】
実施例2においては、前記当接調整板23の前記中間リング24への取付位置が任意の位相に調整可能であることにより、各当接部の当接位置を調整可能とし、前記操作グリップ4の回転操作に要するトルク値の調整幅が連続的に調整可能となっている。
【0026】
従って本発明によれば、簡易な機構で手動回転操作トルクの調整を容易にするとともに設定したトルク値の安定化を実現し、装置の小型化及び低価格化を可能としたレンズ操作装置を提供できる。
【0027】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本実施例における圧縮コイルばねは他の弾性部材に置換可能である。また、回転領域規制構造は操作装置の操作回転角の規制構造としても適用可能である。さらに、中間リングの構成を1段追加する毎に、1回転弱の規制回転角の増加が実現可能である。
【0028】
図12は実施例1又は2のレンズ操作装置とレンズ装置とを有するレンズシステムの概略図を示す。レンズ操作装置D1は、レンズ操作装置本体1と、レンズ操作装置本体1と相対的に回転可能な操作グリップ4とで構成される。操作グリップ4の外周面には複数の操作補助レバー4aが着脱自在に固定されている。レンズ操作装置本体1には、レンズ操作装置D1とレンズ装置Lを接続するための接続端子27と、レンズ操作装置D1を三脚などに固定するための装置固定部26が構成されている。レンズ操作装置D1は接続端子27からケーブルCを介してレンズ装置Lのレンズコネクタ101に接続されている。使用者が操作グリップ4を操作すると、操作角度に応じた駆動信号がレンズ装置Lの制御部102から駆動部103へ出力され、フォーカスレンズ群或いはズームレンズ群などの可動光学部材Fを所望の位置に移動することができる。
【0029】
このように本発明のレンズ操作装置をレンズ装置の可動光学部材を駆動するための装置として使用することにより、本発明の効果を享受できるレンズシステムを構成することができる。
さらに、上記のレンズシステムと、レンズ装置によって形成された光学像を受ける撮像素子とを有する撮像装置を構成することにより、本発明の効果を享受できる撮像装置を提供できる。
本発明は本実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
【符号の説明】
【0030】
1 :レンズ操作装置本体
4 :操作グリップ(操作部材)
12 :中間リング
13 :操作トルク調整ツマミ(調整部材)
15 :固定当接ピン
18、19 :可動当接ネジ
24 :中間リング
25 :可動当接ネジ(可動当接部)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12