(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6969022
(24)【登録日】2021年10月29日
(45)【発行日】2021年11月24日
(54)【発明の名称】空気充填システム及び空気充填方法
(51)【国際特許分類】
F04B 45/00 20060101AFI20211111BHJP
【FI】
F04B45/00 Z
【請求項の数】30
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2020-564082(P2020-564082)
(86)(22)【出願日】2018年9月19日
(65)【公表番号】特表2021-523996(P2021-523996A)
(43)【公表日】2021年9月9日
(86)【国際出願番号】CN2018106535
(87)【国際公開番号】WO2019218561
(87)【国際公開日】20191121
【審査請求日】2020年11月13日
(31)【優先権主張番号】201810482021.X
(32)【優先日】2018年5月18日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518372796
【氏名又は名称】広東商旅宝健康科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Guangdong Travelmall Health Technology Co., Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】劉志明
【審査官】
山崎 孔徳
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2004/0163707(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2007/0276268(US,A1)
【文献】
中国実用新案第212028673(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04B 45/00
F16K 15/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースと調節モジュールと第1密封モジュールとエアーバックとを備える空気充填システムであって、
前記ベースに、収容室と入気口と少なくとも2つの空気充填孔とが設けられ、
前記エアーバックは、前記入気口と連通され、
前記調節モジュールは、前記収容室内に、位置調整可能に設置され、
前記第1密封モジュールは、各前記空気充填孔に位置され、且つ各前記空気充填孔を密封し、
前記調節モジュールが回転することで、前記少なくとも2つの空気充填孔のうち所要の空気充填孔を連通位置又は遮断位置に位置合わせ、前記入気口と前記所要の空気充填孔とを連通又は遮断させることができ、連通位置に位置合わせた場合、高圧気体によって前記第1密封モジュールを開放させ、空気充填を行い、遮断位置に位置合わせた場合、前記調節モジュールは、高圧気体が前記第1密封モジュールを開放することを阻止し、前記所要の空気充填孔と前記入気口との連通を遮断する、ことを特徴とする空気充填システム。
【請求項2】
前記調節モジュールは、前記収容室内に、回転可能に設置される、ことを特徴とする請求項1に記載の空気充填システム。
【請求項3】
前記第1密封装置は、前記所要の空気充填孔を片方向に密封し、空気充填を行う時、前記所要の空気充填孔を開放させ、空気充填を行わない時、前記所要の空気充填孔を密封する、ことを特徴とする請求項1に記載の空気充填装置。
【請求項4】
前記調節モジュール内に、空気室が設けられ、前記空気室が前記入気口に連通され、前記調節モジュールの底壁には、前記空気室に連通される貫通孔が設けられ、前記調節モジュールは、前記貫通孔と前記空気充填孔の1つとを連通させ、又は前記底壁によって前記空気充填孔の1つを密封させる、ことを特徴とする請求項1に記載の空気充填システム。
【請求項5】
前記貫通孔は前記空気充填孔の何れか1方に選択的な連通され、且つ前記底壁は他方の前記空気充填孔を密封する、ことを特徴とする請求項4に記載の空気充填システム。
【請求項6】
前記空気室と前記入気口とは、柔軟性管路で連通される、ことを特徴とする請求項4に記載の空気充填システム。
【請求項7】
前記空気充填システムは、第2密封モジュールを更に備え、前記調節モジュールは、前記空気室に連通される排気口を設け、前記第2密封モジュールは、前記排気口に設けられ、且つ前記排気口を片方向に密封する、ことを特徴とする請求項4に記載の空気充填システム
【請求項8】
前記空気充填システムは、操作モジュールを更に備え、前記操作モジュールは、前記排気口において摺動可能に設けられ、前記第2密封モジュールは、前記操作モジュールに固定され、前記操作モジュールは、前記第1密封モジュールを駆動して開放させ、前記所要の空気充填孔と前記排気口とを連通させる、ことを特徴とする請求項7に記載の空気充填システム。
【請求項9】
前記操作モジュールにピン部材が設けられ、前記操作モジュールは、前記ピン部材を介して前記第1密封モジュールを駆動して開放させる、ことを特徴とする請求項8に記載の空気充填システム。
【請求項10】
前記操作モジュールと前記調節モジュールとの間に前記操作モジュールが前記第1密封モジュールを開放させるためのばねが設けられる、ことを特徴とする請求項8に記載の空気充填システム。
【請求項11】
前記空気充填システムは、弁芯を更に備え、前記弁芯は、前記調節モジュールに対して摺動可能且つ前記所要の空気充填孔に対応するように設置され、前記調節モジュールが位置調整する時、前記弁芯の上下移動を駆動し、前記所要の空気充填孔を開放又は密封させる、ことを特徴とする請求項1に記載の空気充填システム。
【請求項12】
前記調節モジュールは、高さ調整構造を設け、前記調節モジュールは、前記高さ調整構造によって、前記弁芯の上下移動を駆動させる、ことを特徴とする請求項11に記載の空気充填システム。
【請求項13】
前記弁芯は、各前記空気充填孔に対応する、ことを特徴とする請求項11に記載の空気充填システム。
【請求項14】
前記高さ調整構造は、頂部及び底部を設け、前記頂部に位置される前記弁芯は、前記所要の空気充填孔を開放し、前記底部に位置される前記弁芯は、前記所要の空気充填孔を密封する、ことを特徴とする請求項12に記載の空気充填システム。
【請求項15】
前記高さ調整構造は、前記調節モジュールの下縁に位置され、前記調節モジュールの下縁には、前記頂部を形成するように凹部が設けられ、前記空気充填システムは、第1弾性部材を更に備え、前記第1弾性部材は、前記弁芯と前記高さ調整構造との当接する弾性力を提供する、ことを特徴とする請求項14に記載の空気充填システム。
【請求項16】
前記調節モジュールは、ブロック部を設け、前記調節モジュールが位置調整する際、前記ブロック部が前記所要の空気充填孔を開放又は密封するように駆動し、前記所要の空気充填孔と前記収容室とを連通又は密封に遮断させる、ことを特徴とする請求項1に記載の空気充填システム。
【請求項17】
前記空気充填システムは、第2密封モジュールを更に備え、前記ベースは、前記収容室に連通される排気口が設けられ、前記第2密封モジュールは、前記排気口において設けられ、前記排気口を片方向に密封する、請求項11又は請求項16に記載の空気充填システム。
【請求項18】
前記空気充填システムは、操作モジュールを更に備え、前記操作モジュールは、前記ベースに設けられ、前記操作モジュールが前記調節モジュールに接続され且つ前記調節モジュールを駆動する、ことを特徴とする請求項17に記載の空気充填システム。
【請求項19】
前記操作モジュールは、前記排気口において摺動可能に設置され、前記第2密封モジュールは、前記操作モジュールに固定され、前記操作モジュールは、前記第1密封モジュールの開放を駆動し、前記空気充填孔と前記排気口とを連通させる、ことを特徴とする請求項18に記載の空気充填システム。
【請求項20】
前記操作モジュールは、ピン部材を設け、前記ピン部材と前記ブロック部とは前記収容室の底面の投影方向に沿って角度をなすように設置され、前記操作モジュールは、前記ピン部材を介して前記第1密封モジュールを開放させる、ことを特徴とする請求項19に記載の空気充填システム。
【請求項21】
前記操作モジュールと前記ベースとの間に、前記操作モジュールを復位させるばねが設けられる、ことを特徴とする請求項19に記載の空気充填システム。
【請求項22】
前記空気充填システムは、空気充填モジュールを更に備え、前記空気充填モジュールが前記入気口に連通される、ことを特徴とする請求項1に記載の空気充填システム。
【請求項23】
空気充填方法であって、
空気充填システムであって、前記空気充填システムは、収容室と入気口と少なくとも2つの空気充填孔を備えるベースと、前記空気充填孔に連通されるエアーバックと、前記収容室内に位置調整可能に設置される調節モジュールと、各前記空気充填孔に設けられ且つ前記空気充填孔を密封する第1密封モジュールとを備える空気充填システムを提供するステップと、
前記収容室の入気口を、前記少なくとも2つの空気充填孔のうち所要の空気充填孔に位置合わせるように、前記調節モジュールを操作するステップと、
前記入気口から高圧気体を充填し、高圧気体は、前記第1密封モジュールの開放を駆動し空気充填製品を充填するステップとを含む、ことを特徴とする空気充填方法。
【請求項24】
前記調節モジュールは、前記収容室内に回転可能に設置される、ことを特徴とする請求項23に記載の空気充填方法。
【請求項25】
前記第1密封モジュールは、前記空気充填孔を片方向に密封し、空気充填を行う時、前記空気充填孔を開放させ、空気充填を行わない時、前記空気充填孔を密封する、ことを特徴とする請求項24に記載の空気充填方法。
【請求項26】
前記第1密封モジュールを開放し、前記空気充填孔に接続される空気充填製品を排気させるステップを含む、ことを特徴とする請求項24に記載の空気充填方法。
【請求項27】
引っ張り又は押し付けの形式によって、前記第1密封モジュールを開放させる、ことを特徴とする請求項24に記載の空気充填方法。
【請求項28】
前記調節モジュールは阻止モジュールを設け、前記調節モジュールが回転することにより、前記阻止モジュールの運動を駆動し、前記空気充填孔を開放させる、ことを特徴とする請求項24に記載の空気充填方法。
【請求項29】
前記阻止モジュールが、前記調節モジュールの回転中心軸に垂直する平面上に水平移動する、ことを特徴とする請求項28に記載の空気充填方法。
【請求項30】
前記阻止モジュールが、前記調節モジュールの回転中心軸の軸方向に沿って移動する、ことを特徴とする請求項28に記載の空気充填方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は空気充填システムに関し、特に空気流路に対し選択的な空気充填が可能な空気充填システムに関する。
【背景技術】
【0002】
空気充填玩具、浮き輪、インフレータブル枕、エアマットレス等の多くの空気充填製品は、使用しない時に、体積を縮小させ、携帯を便利にするために、空気を抜くことが多い。一方、使用する時には、製品に空気を充填する必要があり、その際、良く使用される空気充填方法は、口で空気を吹き入れる方法であるが、手間がかかるとともに衛生的ではなかった。空気ポンプ等の工具を用いて空気を充填すると時間と労力を節約するが、空気ポンプ等の工具を携帯する必要があり、面倒である。便利に空気充填を行うために、空気充填製品に設けられる空気充填装置が市販されているが、このような装置は、空気弁及びエアーバッグを備え、エアーバッグを圧縮することで製品の空気充填を行い、空気弁を押すことで製品の空気抜きを行うので、使用は比較的に便利である。しかし、従来の空気充填装置のエアーバッグ及空気弁には、安全モードがなく、製品の使用過程において押圧されやすく、思わぬ空気充填又は空気抜きにより、過度な空気充填に起因する爆発の危険性があり、あるいは使用感に影響をもたらす場合がある。
【0003】
また、従来の空気充填装置は、一対一に設けられるものであり、即ち、1つの空気充填エアポケットは1つの空気充填装置に対応し、空気充填製品の形態の多様化、機能の多様化及び空気充填製品の内部構造の複雑化に伴い、将来1つの空気充填製品には、複数の互いに独立な空気充填エアポケットが存在する可能性がある。そのため、従来の通り配置すると、1つの空気充填製品には、複数の空気充填装置が配置されることになるが、その場合、空気充填製品の体積が膨大になり、外観が損なわれ、操作が面倒であり、また、気体の充填及び排気が不便になり、空気充填製品の使用感に大きく影響する。
【0004】
そのため、空気流路に対して選択的な空気充填が可能な空気充填装置を開発するのが必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、空気流路に対して選択的な空気充填が可能な空気充填システムを提供することである。
本発明のもう1つの目的は、空気流路に対して選択的な空気充填を行う空気充填方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するために、本発明によって提供される空気充填システムは、ベースと調節モジュールと第1密封モジュールとを備え、前記ベース内に収容室と入気口と空気充填孔とが設けられ、前記調節モジュールは、前記収容室内に、位置調整可能に設置され、前記第1密封モジュールは、前記空気充填孔を密封し、前記調節モジュールが位置調整することによって、前記空気充填孔を開放又は密封させ、前記入気口と前記空気充填孔とを連通又は遮断させることができ、連通の時、高圧気体によって前記第1密封モジュールを開放させ、空気充填を行い、遮断の際、前記調節モジュールは、高圧気体が前記第1密封モジュールを開放することを阻止し、空気充填を遮断する。
【0007】
従来技術に比べると、本発明では、前記調節モジュールを前記ベース内に位置調整可能に設置し、また前記ベースに入気口と空気充填孔とが設けられるので、前記調節モジュールの位置を調整するように操作すると、前記調節モジュールによって、前記空気充填孔を開放させ、空気充填孔と入気口とを互いに連通させることができる。これによって、前記入気口において、空気充填孔方向に対して空気充填を行うことができる。前記調節モジュールが前記空気充填孔を密封する時、空気充填孔と入気口との間は遮断され、前記入気口から空気充填孔方向に空気充填を行うことができず、空気充填製品の当時点の空気量を維持する目的を達成し、空気充填製品が不用意に押圧されることによる不用意な空気の充填又は排気を有効に防止、使用過程における危険を回避し、製品使用の安全性を向上させることができる。
【0008】
好ましくは、前記調節モジュールは、前記収容室内に、回転可能に設置される。
【0009】
好ましくは、前記第1密封装置は、前記空気充填孔を片方向に密封し、空気充填を行う時、前記空気充填孔を開放させ、空気充填を行わない時、前記空気充填孔を密封する。
【0010】
好ましくは、前記調節モジュール内に、空気室が設けられ、前記空気室が前記入気口に連通され、前記調節モジュールの底壁には、前記空気室に連通される貫通孔が設けられ、前記調節モジュールは、前記貫通孔と前記空気充填孔とを連通させ、又は前記底壁によって前記空気充填孔を密封させる。
【0011】
より詳しくは、前記ベースには、複数の前記空気充填孔が設けられ、前記貫通孔は前記空気充填孔の何れか1方に選択的な連通され、且つ前記底壁は他方の前記空気充填孔を密封する。
【0012】
より詳しくは、前記空気室と前記入気口とは、柔軟性管路で連通される。
【0013】
より詳しくは、前記空気充填システムは、第2密封モジュールを更に備え、前記調節モジュールは、前記空気室に連通される排気口を設け、前記第2密封モジュールは、前記排気口に設けられ、且つ前記排気口を片方向に密封する。
【0014】
より詳しくは、前記空気充填システムは、操作モジュールを更に備え、前記操作モジュールは、前記排気口において摺動可能に設けられ、前記第2密封モジュールは、前記操作モジュールに固定され、前記操作モジュールは、前記第1密封モジュールを駆動して開放させ、前記空気充填孔と前記排気口とを連通させる。
【0015】
より詳しくは、前記操作モジュールにピン部材が設けられ、前記操作モジュールは、前記ピン部材を介して前記第1密封モジュールを駆動して開放させる。
【0016】
より詳しくは、前記操作モジュールと前記調節モジュールとの間に前記操作モジュールが前記第1密封モジュールを開放させるためのばねが設けられる。
【0017】
好ましくは、前記空気充填システムは、弁芯を更に備え、前記弁芯は、前記調節モジュールに対して摺動可能且つ前記空気充填孔に対応するように設置され、前記調節モジュールが位置調整する時、前記弁芯の上下移動を駆動し、前記空気充填孔を開放又は密封させる。
【0018】
より詳しくは、前記調節モジュールは、高さ調整構造を設け、前記調節モジュールは、前記高さ調整構造によって、前記弁芯の上下移動を駆動させる。
【0019】
より詳しくは、前記ベースは、複数の前記空気充填孔を設け、前記弁芯は、各前記空気充填孔に対応する。
【0020】
より詳しくは、前記高さ調整構造は、頂部及び底部を設け、前記頂部に位置される前記弁芯は、前記空気充填孔を開放し、前記底部に位置される前記弁芯は、前記空気充填孔を密封する。
【0021】
より詳しくは、前記高さ調整構造は、前記調節モジュールの下縁に位置され、前記調節モジュールの下縁には、前記頂部を形成するように凹部が設けられ、前記空気充填システムは、第1弾性部材を更に備え、前記第1弾性部材は、前記弁芯と前記高さ調整構造との当接する弾性力を提供する。
【0022】
好ましくは、前記調節モジュールは、ブロック部を設け、前記調節モジュールが位置調整する際、前記ブロック部が前記空気充填孔を開放又は密封するように駆動し、前記空気充填孔と前記収容室とを連通又は密封に遮断させる。
【0023】
より詳しくは、前記空気充填システムは、第2密封モジュールを更に備え、前記ベースは、前記収容室に連通される排気口が設けられ、前記第2密封モジュールは、前記排気口において設けられ、前記排気口を片方向に密封する。
【0024】
より詳しくは、前記空気充填システムは、操作モジュールを更に備え、前記操作モジュールは、前記ベースに設けられ、前記操作モジュールが前記調節モジュールに接続され且つ前記調節モジュールを駆動する。
【0025】
より詳しくは、前記操作モジュールは、前記排気口において摺動可能に設置され、前記第2密封モジュールは、前記操作モジュールに固定され、前記操作モジュールは、前記第1密封モジュールの開放を駆動し、前記空気充填孔と前記排気口とを連通させる。
【0026】
より詳しくは、前記操作モジュールは、ピン部材を設け、前記ピン部材と前記ブロック部とは前記収容室の底面の投影方向に沿って角度をなすように設置され、前記操作モジュールは、前記ピン部材を介して前記第1密封モジュールを開放させる。
【0027】
より詳しくは、前記操作モジュールと前記ベースとの間に、前記操作モジュールを復位させるばねが設けられる。
【0028】
好ましくは、前記空気充填システムは、空気充填モジュールを更に備え、前記空気充填モジュールが前記入気口に連通される。
【0029】
空気充填方法であって、空気充填システムであって、前記空気充填システムは、ベースと、前記ベースの収容室内に位置調整可能に設置される調節モジュールと、前記ベースの空気充填孔を密封する第1密封モジュールとを備える空気充填システムを提供するステップと、前記収容室の入気口と前記空気充填孔とを連通させる前記調節モジュールを操作するステップと、前記入気口から高圧気体を充填し、高圧気体は、前記第1密封モジュールの開放を駆動し空気充填製品を充填するステップとを含む。
【0030】
好ましくは、前記調節モジュールは、前記収容室内に回転可能に設置される。
【0031】
好ましくは、前記第1密封モジュールは、前記空気充填孔を片方向に密封し、空気充填を行う時、前記空気充填孔を開放させ、空気充填を行わない時、前記空気充填孔を密封する。
【0032】
好ましくは、前記第1密封モジュールを開放し、前記空気充填孔に接続される空気充填製品を排気させるステップを含む。
【0033】
より詳しくは、引っ張り又は押し付けの形式によって、前記第1密封モジュールを開放させる。
【0034】
好ましくは、前記調節モジュールは阻止モジュールを設け、前記調節モジュールが回転することにより、前記阻止モジュールの運動を駆動し、前記空気充填孔を開放させる。
【0035】
より詳しくは、前記阻止モジュールが、前記調節モジュールの回転中心軸に垂直する平面上に水平移動する。
【0036】
より詳しくは、前記阻止モジュールが、前記調節モジュールの回転中心軸の軸方向に沿って移動する。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【
図1】本発明の実施例1の空気充填装置の斜視図である。
【
図2】本発明の実施例1の空気充填装置の下側から見た斜視図である。
【
図3】本発明の実施例1の空気充填装置の内部構造図である。
【
図4】本発明の実施例1の空気充填装置の内部構造の分解図である。
【
図5】本発明の実施例1の空気充填装置の断面構造図である。
【
図6】本発明の実施例1の空気充填装置の排気時の状態図である。
【
図7】本発明の実施例2の空気充填装置の斜視図である。
【
図8】本発明の実施例2の空気充填装置の下側から見た斜視図である。
【
図9】本発明の実施例2の空気充填装置の内部構造図である。
【
図10】本発明の実施例2の空気充填装置の内部構造の分解図である。
【
図11】本発明の実施例2の空気充填装置の調節部材の構造図である。
【
図12】本発明の実施例2の空気充填装置の断面構造図である。
【
図13】本発明の実施例2の空気充填装置が排気した時の状態図である。
【
図14】本発明の実施例3の空気充填装置の斜視図である。
【
図15】本発明の実施例3の空気充填装置の下側から見た斜視図である。
【
図16】本発明の実施例3の空気充填装置の内部構造をベースに取り付けた状態図である。
【
図17】本発明の実施例3の空気充填装置の内部構造図である。
【
図18】本発明の実施例3の空気充填装置の断面構造図である。
【
図19】本発明の実施例3の空気充填装置の排気時の状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
本発明の技術内容、構造の特徴、実現する効果を説明するために、以下では図面を参照しながら実施形態を詳しく説明する。
【0039】
本発明の空気充填システムは、空気充填玩具、浮き輪、インフレータブル枕、エアマットレス等の多くの空気充填製品に適用され、当該空気充填システムは、ベース、調節モジュール及び第1密封モジュールを備え、前記ベース内には収容室、入気口及び空気充填孔が設けられ、前記調節モジュールは回転可能に前記収容室内に設けられ、前記第1密封モジュールは前記空気充填孔を片方向に密封する。前記調節モジュールの回転によって前記空気充填孔を開放又は密封し、前記入気口と前記空気充填孔とを連通又は遮断させることができる。前記入気口と前記空気充填孔とが連通された時に、高圧気体により前記第1密封モジュールを開放させ、空気充填を実現する。前記入気口と前記空気充填孔と遮断された時に、前記調節モジュールは、高圧気体による前記第1密封モジュールの開放を阻止して気体遮断を実現することができる。本発明について、3つの実施形態でより詳しくは説明するが、調節モジュールは実施例においてより詳しくは調節部材を指し、第1密封モジュールは第1密封装置を指し、第2密封モジュールは第2密封装置を指し、操作モジュールは操作部材を指す。より詳しくは以下通りである。
【0040】
図1〜
図5は、本発明の実施例1の空気充填装置の構造を示す。実施例1の空気充填装置100は、ベース11、調節部材12、第1密封装置13及び空気供給部14を備え、前記ベース11には、入気口111が設けられ、且つ、前記ベース11の底部には空気充填孔112が設けられ、前記入気口111と前記空気供給部14とが連通し、前記空気供給部14はエアーバッグである。前記空気充填孔112と前記空気充填製品の1つのエアポケットとが接続する。前記第1密封装置13は、空気充填孔112において前記空気充填孔112を片方向に密封するように設けられ、これにより、空気充填時に前記空気充填孔112を開放して前記空気充填孔112を密封し、空気充填をしない時に遮断する。前記第1密封装置13は、逆止弁であり、本実施形態の第1密封装置13としては弾性シーリングシートを用いており、前記弾性シーリングシートの一端が前記ベース11に固定され、他端が自由状態である。自然状態で自体の弾性力を利用して前記空気充填孔112の周縁に押し付けられて前記空気充填孔112を密封し、前記弾性シーリングシートは、空気の進入方向に開放可能である。前記ベース11内には収容室113が設けられ、前記調節部材12は、前記収容室113内に設けられ且つ前記収容室113内において位置を調整可能に設けられ、前記調節部材12の外壁と前記ベース11の内壁との間が密封されるように設けられる。本実施形態では、前記調節部材12がそれ自体の中心軸の周りに回転可能に構成され、前記調節部材12は偏心輪構造である。そのため、前記調節部材12は、前記ベース11内において特定の角度回転することができ、且つ、過度な偏向(回転)を回避する。前記調節部材12内には空気室121が設けられ、前記空気室121と前記入気口111とが連通する。
【0041】
図4及び
図5に示すように、前記調節部材12の底壁122には、前記空気室121を連通する貫通孔123が設けられ、前記調節部材12の位置を調整することで、前記貫通孔123と前記空気充填孔112とが連通されるか(所要の空気充填孔を貫通孔と連通する連通位置に位置合わせる)、又は前記底壁122が前記空気充填孔112を密封させる(所要の空気充填孔を貫通孔と遮断する遮断位置に位置合わせる)。前記ベース11の内底部には複数の前記空気充填孔112が設けられ、前記空気充填孔112が前記ベース11の中心軸の周りに周方向において配置される。前記貫通孔123は、選択的にいずれか1つの前記空気充填孔112に連通することができ、且つ前記底壁122は、その他の前記空気充填孔112を密封する。
【0042】
更に、
図5所示に示すように、前記空気室121と前記入気口111とは、柔軟性管路15により連通される。前記調節部材12は可動であるので、前記調節部材12と前記ベース11との間の接続部分における気体の漏れによる空気充填機能の低下を防止するためには、前記調節部材12と前記ベース11とは極めて高い密封効果を必要とする。従って、調節部材12と前記ベース11との間の气密性を確保するために、柔軟性管路15により前記空気室121と入気口111とを連通させ、入気口111の気体が前記ベース11を経由せず直接前記空気室121内に入ることで、上記の問題を有効に解決し、空気充填の機能及び効果を向上することができる。
【0043】
また、
図5を参照すると、前記空気充填装置100は第2密封装置16を更に備え、前記調節部材12には、前記空気室121に連通する排気口124が設けられ、前記第2密封装置16は前記排気口124において前記排気口124を片方向に密封することで、排気時に前記排気口124を開放し、排気しない時に前記排気口124を密封する。前記空気充填装置100は、操作部材162を更に備え、前記操作部材162摺動可能に前記排気口124において設けられ、前記第2密封装置16は前記操作部材162に固定される。前記操作部材162は、前記空気充填孔112と前記排気口124とが連通するように、前記第1密封装置13を開放させることができる。前記操作部材162を押圧して前記第1密封装置13を押し付けることで、第1密封装置13を開放させるよう構成されてもよく、前記操作部材162を引っ張って前記第1密封装置13を引っ張ることで、第1密封装置13を開放させるよう構成されてもよい。本実施形態では、前者のように構成される。より詳しくは、前記操作部材162には、ピン部材161が設けられ、前記ピン部材161は、前記貫通孔123の上方に位置し、前記操作部材162を押圧することで、前記空気充填孔112と前記排気口124とを連通させるように、前記ピン部材161を駆動して前記第1密封装置13押し退ける。前記調節部材12の上端には開放式のキャビティ125が設けられ、前記操作部材162の上端は前記キャビティ125からはみ出しており、前記操作部材162と前記調節部材12の排気口124との間には隙間がある。前記第2密封装置16は逆止弁であり、本実施形態の前記第2密封装置16は弾性シーリングシートである。前記弾性シーリングシートは、前記操作部材162に固定され且つ前記排気口124の内側縁に密着に押し付けられている。前記第2密封装置16及び前記ピン部材161を設けられることにより、前記操作部材162を押圧すると、前記ピン部材161が前記第1密封装置13を押し退けて開放させることができ、前記空気充填装置100が排気機能を有するようになる。同時に、前記操作部材162及びピン部材161が前記調節部材12に設けられているため、前記調節部材12の位置変化に伴って異なる空気充填孔112に対応することができ、これにより、前記ピン部材161が前記貫通孔123に対応する空気充填孔112にのみ操作可能であり、このような排気操作も選択的に行われるものであるため、空気充填製品が不意に押圧されて排気されることを防止し、製品使用の安全性を向上させる。前記操作部材162と前記調節部材12との間にはばね17が設けられことで、前記ピン部材161が前記第1密封装置13から離れるようにする。より詳しくは、前記ばね17は、圧縮ばねであり、前記操作部材162の外において接続され且つ前記キャビティ125内に位置し、前記圧縮ばねの一端は、前記操作部材162の上端縁に当接され、他端は前記調節部材12のキャビティ125の内底面に当接される。前記ばね17は、排気操作の動作が終わった後に前記ピン部材161に対し自動復位を行うことで、前記ピン部材161が自動復位されて前記貫通孔123から抜け、過度な排気を回避し、排気の制御、排気量を自由に調節するという目的を実現することができる。
【0044】
そして、前記ベース11には、各空気充填孔112に対応する標識が設けられ、前記調節部材12がそのうちの1つの標識に回転されると、前記貫通孔123が当該標識の空気充填孔112に対応し、この際、当該空気充填孔112に対応する空気充填製品のエアポケットに対して空気充填を行う。
【0045】
上記の説明と
図5及び
図6を参照して、以下実施例1の空気充填装置100の作動原理について詳しく説明する。
【0046】
空気充填前に、先ず前記調節部材12をねじ(回転させ)、前記調節部材12の回転により前記貫通孔123が連動されて空気の充填又は排気を必要とする空気充填孔の112上まで水平に回転される。空気充填時、外部圧力によって前記エアーバッグを押圧し、エアーバッグの内部が圧縮され、気体が前記入気口111及び柔軟性管路15により前記エアーバッグから前記空気室121に入る。空気室121内の気圧が高まり、空気充填製品のエアポケット内の気圧より高いため、気体が前記第1密封装置13を押し退けて空気充填製品のエアポケット内に入り、この過程において、前記第2密封装置16は閉鎖され、1回目の空気充填を実現する。その後、外部圧力を解除し、前記エアーバッグが自身の弾性力によって復元するが、この際、エアーバッグ内部の圧力が外部の気圧より低いため、外部の気圧によって前記第2密封装置16が押し退けられることで、排気口124により空気室121を入り、更に空気室121から柔軟性管路15によりエアーバッグ内部に入り、エアーバッグが原状に回復する。その後、前記エアーバッグを押圧し続けて2回目の空気充填を行う。なお、上記の動作を繰り返せば、空気充填製品のエアポケットに対して空気充填を連続的に行うことができる。
【0047】
空気充填孔112に接続されている当時点での空気充填製品のエアポケットに対して排気する時に、前記操作部材162を押圧すればよく、これにより前記操作部材162が前記調節部材12に対して下方に移動し、この際、前記操作部材162が前記第2密封装置16を連動して下方に移動し、前記第2密封装置16が前記排気口124の内側縁から脱出する。この時、前記排気口124は、隙間によって前記空気室121に連通する。その同時に、前記ピン部材161は前記操作部材162に伴って下方に移動し、前記貫通孔123及び空気充填孔112を貫通して前記第1密封装置13押し付けて前記第1密封装置13を開放させる。この時、前記空気充填孔112、空気室121、隙間及び排気口124が連通され、空気充填製品のエアポケット内の高圧気体は前記排気口124から排出される。
【0048】
従来技術に比べると、本実施形態では、前記調節部材12が位置調整可能に前記ベース11内に設けられ、且つ前記調節部材12内に空気室121及び貫通孔123が設けられることで、前記調節部材12の位置を調整することにより、前記貫通孔123を選択的に前記ベース11のいずれかの1つの空気充填孔112に連通することができ、異なる空気充填孔112に対して空気充填を行う目的を実現する。異なる空気充填孔112は、同一の空気充填製品の異なるエアポケットに連通することができ、1つの空気充填装置100が複数に空気充填を行うことができる。前記貫通孔123を前記空気充填孔112に位置合わせると、空気充填孔112、貫通孔123、空気室121及び入気口111の4つが互いに連通されることで、前記入気口111から空気充填孔112に空気充填を行うことができる。前記貫通孔123がベース11の空気充填孔112に位置合わせされておらず前記底壁122によって密封されると、空気充填孔112と貫通孔123との間が遮断されることにより、前記入気口111から空気充填孔112に空気充填を行うことができないので、空気充填製品の当時点での空気量を維持する目的を実現することができる。空気充填装置100全体は、1つの調節部材12及び1つの操作部材162を有するだけで複数の空気充填孔112又は空気流路を制御することができ、空気充填装置100の構造を簡略化し、空気充填装置100の体積を縮小させ、複数のエアポケットを有する空気充填製品において、1つだけの空気充填装置100を使用するという目的を実現し、空気充填製品の体積が膨大になって外観を損なうことを回避し、操作が簡単で、空気の充填や排気が便利になり、空気充填製品の使用感を大幅に向上させる。また、空気充填製品に対して空気の充填又は排気行うためには、前記調節部材12をねじらないと操作できないので、空気充填製品が不用意に押圧されることによる不用意な空気の充填又は排気を有効に防止し、使用過程における危険を回避し、製品使用の安全性を向上させることができる。
【0049】
図7〜
図13に本発明の実施例2の空気充填装置の構造を示す。実施例2の空気充填装置200は、ベース21、調節部材22、第1密封装置23、弁芯24及び空気供給部25を備え、前記ベース21内に収容室211を有し、前記ベース21には前記収容室211に連通する入気口212及び空気充填孔213が設けられ、前記空気供給部25は前記入気口212に連通され、前記空気供給部25はエアーバッグである。前記空気充填孔213は前記収容室211内の底部に設けられ、前記第1密封装置23は空気充填孔213において前記空気充填孔213を片方向に密封することで、空気を充填する時に開放し、空気を充填しない時に遮断する。前記第1密封装置23は逆止弁であり、本実施形態の第1密封装置23としては弾性シーリングシートを用いており、前記弾性シーリングシートの一端は前記ベース21に固定され、他端は自由状態であり、自然状態で自体の弾性力を利用して前記空気充填孔213の周縁に押し付けされて前記空気充填孔213を密封し、前記弾性シーリングシートは空気進入方向に開放可能である。前記調節部材22は、前記収容室211内に設けられ且つ前記収容室211内において回転可能に構成され、前記調節部材22には高さ調整構造221が設けられ、前記弁芯24は摺動可能に前記収容室211内に設けられ且つ前記空気充填孔213に対応する。前記空気充填孔213を開放又は密封するように、前記調節部材22を回転させると前記高さ調整構造221を駆動して前記弁芯24を上下に移動することができる。
【0050】
図8〜
図11を参照すると、前記ベース21には複数の前記空気充填孔213が設けられ、前記空気充填孔213は前記ベース21の中心軸の周りに周方向に配置される。各前記空気充填孔213はともに空気充填製品の1つのエアポケットに連通される。前記弁芯24はそれぞれ各前記空気充填孔213の上方に設けられる。前記調節部材22を回転させることで、前記高さ調整構造221を駆動して各前記弁芯24を上下に位置調整をする。前記高さ調整構造221は前記調節部材22の下縁に位置し、前記高さ調整構造221には頂部221a及び底部221bが設けられ、前記調節部材22の下縁には1つの前記頂部221aを形成するように凹部221cが設けられる。前記調節部材22のその他の平坦な位置は底部221bである。前記空気充填装置200は更に第1弾性部材26を備え、前記第1弾性部材26により前記弁芯24と前記高さ調整構造221との当接する弾性力を提供する。頂部221aに位置する前記弁芯24は前記空気充填孔213が開放させ、この時、前記第1弾性部材26により前記弁芯24が自動的に上に移動し且つ前記空気充填孔213を開放する。底部221bに位置する前記弁芯24は前記底部221bの押し付けによって、前記空気充填孔213の周縁に押し付けられて前記空気充填孔213を密封する。これにより、異なる空気充填孔213に対する空気充填の目的達成し、異なる空気充填孔213は同一の空気充填製品の異なるエアポケットに連通することができるので、1つの空気充填装置200が複数に空気充填を行うことができ、空気充填装置200の構造を簡略化し、空気充填装置200の体積を縮小し、且つ複数のエアポケットを有する空気充填製品において、1つだけの空気充填装置200使用するという目的を実現し、空気充填製品の体積が膨大になって外観を損なうことを防止し、操作が簡単であり、空気の充填や排気が便利になり、空気充填製品の使用感を大幅に向上させる。
【0051】
図9及び
図12に示すように、前記弁芯24は、架台241、座体242及び密封件243を備え、前記架台241は、水平ロッド241a及び鉛直ロッド241bを備え、前記水平ロッド241aの一端は前記鉛直ロッド241bに固定され、前記架台241の鉛直ロッド241bは摺動可能に前記ベース21の案内孔214内に插入され、且つ前記架台241の水平ロッド241aと前記高さ調整構造221とは摺動可能に当接される。前記鉛直ロッド241bの上端は位置限定のため前記調節部材22の内側にはみ出される。前記座体242と前記架台241の水平ロッド241a他端は接続され、前記密封件243は前記座体242の上端に設けられ、前記密封件243は前記空気充填孔213の周縁に密封可能に覆われる。
【0052】
また、
図9、
図10及び
図12を参照すると、前記空気充填装置200は第2密封装置27を更に備え、前記ベース21には前記収容室211に連通する排気口215が設けられ、第2密封装置27は逆止弁であり、前記排気口215に対して片方向に密封する。本実施形態で前記第2密封装置27は弾性シーリングシートであり、前記第2密封装置27は前記排気口215の内側縁に密着に当接される。前記空気充填装置200は操作部材28を更に備え、前記操作部材28は前記ベース21に設けられ、より詳しくは、前記操作部材28は周方向において回転可能に前記ベース21に設けられ、前記操作部材28と前記調節部材22とは接続されて前記調節部材22を駆動して回転させる。前記操作部材28は押圧することで前記調節部材22を駆動して回転させてもよく、例えば、前記操作部材28と前記調節部材22との間に変換装置を設け、この変換装置を利用して押圧運動を回転運動に変換して同様に前記調節部材22を回転させてもよい。本実施形態では前者を利用する。前記操作部材28には、前記弁芯24に対応するサポーター281が設けられ、前記サポーター281は摺動可能に前記調節部材22の上端の開孔221d内に插入され且つ前記架台241に当接される。前記操作部材28は前記調節部材22の中心軸方向に沿って前記排気口215において摺動可能に設けられる。前記操作部材28の外壁と前記ベース21の内壁との間は隙間有するように構成され、前記第2密封装置27は前記操作部材28に固定され、前記操作部材28の摺動によって前記第2密封装置27を駆動して前記排気口215を開放させ且つ前記サポーター281が前記調節部材22により前記弁芯24の架台241を押し付け、前記弁芯24が前記空気充填孔213により前記第1密封装置23を押し付けることで、前記空気充填孔213と前記収容室211とを連通させる。前記操作部材28を設けられことで、ベース21外において前記調節部材22を回転させることができ、使用の利便性を高める。そして、前記操作部材28を押圧すると、前記弁芯24が前記第1密封装置23を押し付けて開放させることで、前記空気充填装置200が排気機能を有するようになる。同時に、前記弁芯24と前記調節部材22とが接続されているため、前記調節部材22の回転によって異なる空気充填孔213を開放し、その他の空気充填孔213が密封され、そのため、現状での空気充填孔213に操作可能である。このような排気操作も選択的に行われので、空気充填製品が不用意に押圧されて排気されることを防止し、製品使用の安全性を高める。
【0053】
図12に示すように、より詳しくは、前記操作部材28と前記ベース21との間にはリターンスプリング28が設けられることで、前記第2密封装置27が前記排気口215を密封する。前記リターンスプリング28は圧縮ばねであり、前記操作部材28外に接続され且つ前記ベース21外側のキャビティ216内に位置され、前記圧縮ばねの一端は前記操作部材28の上端縁に当接され、他端は前記ベース21のキャビティ216内の底面に当接される。前記リターンスプリング28は、排気操作の動作が終わった後に前記操作部材28に対して自動復位を行うことで、前記弁芯24が自動復位されて前記第1密封装置23から離れ、過度な排気を回避し、排気の制御、排気量を自由に調節するという目的を実現することができる。
【0054】
そして、前記ベース21の表面には各空気充填孔213に対応する標識が設けられ、前記調節部材22がその1つの標識に回転されると、当該標識の空気充填孔213が前記弁芯24により開放され、この際、当該空気充填孔213に対応する空気充填製品的のエアポケットに対して空気充填を行う。
【0055】
上記の説明と
図12及び
図13を参照して、以下実施例2の空気充填装置200の作動原理について詳しく説明する。
【0056】
空気充填前に、先ず操作部材28が対応する標識にあるように前記操作部材28を操作することで、前記調節部材22を連動して回転させ、前記調節部材22は前記高さ調整構造221により前記弁芯24を駆動する。この時、頂部221aの位置が当該標識に対応し、当該標識における前記弁芯24が前記第1弾性部材26の回復力によって上に移動することで、対応する空気充填孔213を開放させ、その他の前記弁芯24(弁芯は、1つの空気充填孔に対応して1つが設けられている)は前記高さ調整構造221の底部221bに押し付けられて下に移動し、最終的にそれぞれ対応する空気充填孔213上において密封される。この時、外部圧力によって前記エアーバッグが押圧され、エアーバッグ内部が圧縮され、気体が前記エアーバッグから前記入気口212及び収容室211によって前記空気充填孔213に入り、収容室211内の気圧が高まるため、空気充填製品のエアポケット内の気圧より高くなり、そのため、気体が前記第1密封装置23を押し退けて空気充填製品のエアポケット内に入る。この過程において、前記第2密封装置27は閉鎖され、1回目の空気充填を実現する。その後、外部圧力を解除すると、前記エアーバッグは自身の弾性力によって復元し始める。この時、エアーバッグ内部の圧力が外部の気圧より低いため、外部の気圧によって前記第2密封装置27が押し退けられ、排気口215を通して収容室211に入り、更に収容室211からエアーバッグ内部に入ることで、エアーバッグが原状に回復する。その後、前記エアーバッグを押圧し続けて2回目の空気充填を行うことができ、上記の動作を繰り返せば、空気充填製品のエアポケットに対して空気充填を連続的に行うことができる。
【0057】
現状の空気充填孔213に接続されている空気充填製品のエアポケットに対して排気する時に、前記操作部材28を押圧して前記操作部材28のサポーター281が現状の空気充填孔213に対応する前記弁芯24の架台241を押し動けばよく、前記弁芯24がちょうど前記第1密封装置23を押し退けるよう下に移動すると(下に移動する路程は当該弁芯24が前記空気充填孔213を密封することを回避するようにする)、前記空気充填孔213、収容室211、操作部材28とベース21との隙間及び排気口215が連通され、空気充填製品のエアポケット内の高圧気体が前記排気口215から排気される。
【0058】
従来技術に比べると、本実施形態では、前記調節部材22が回転可能に前記ベース21内に設けられ、前記調節部材22に高さ調整構造221が設けられ、前記弁芯24が前記高さ調整構造221に対して摺動可能に設けられ且つ空気充填孔213に対応しているため、前記調節部材22を回転させれば、前記高さ調整構造221が前記弁芯24を上下に移動するように駆動されることで、前記空気充填孔213を選択的に開放又は密封し、異なる空気充填孔213に対して空気充填を行う目的を達成することができる。なお、異なる空気充填孔213は、同一の空気充填製品の異なるエアポケットに連通されるので、1つの空気充填装置200複数に空気充填を行うことができる。前記空気充填孔213が開放されると、前記空気充填孔213、収容室211及び入気口212の三者がお互いに連通されることで、前記入気口212から空気充填孔213の方向に空気充填を行うことができる。前記空気充填孔213が閉鎖されると、空気充填孔213と入気口212との間が遮断されるので、前記入気口212から空気充填孔213の方向に空気充填を行うことができないため、空気充填製品の当時点での空気量を維持する目的を達成する。空気充填装置200全体は、1つの調節部材22及び1つの操作部材28を有するだけで複数の空気充填孔213又は空気流路を制御することができ、空気充填装置200の構造簡略化し、空気充填装置200の体積を縮小させ、複数のエアポケットを有する空気充填製品において、1つだけの空気充填装置200を使用するという目的を実現し、且つ、空気充填製品の体積が膨大になって外観を損なうことを回避し、操作が簡単で、空気の充填や排気が便利になり、空気充填製品の使用感を大幅に向上させることができる。また、空気充填製品に対して空気の充填又は排気前に前記調節部材22を捻って空気充填孔213に対応させなければ操作ができないので、空気充填製品が不用意に押圧されることによる不用意な空気の充填又は排気を有効に防止、使用過程における危険を回避し、製品使用の安全性を向上させることができる。
【0059】
図14〜
図19に本発明の実施例3の空気充填装置の構造を示す。実施例3の空気充填装置300は空気充填玩具、浮き輪、インフレータブル枕、エアマットレス等の多くの空気充填製品に適用され、ベース31、複数の制御弁及び空気供給部33を備え、前記ベース31内には収容室311を有し、前記ベース31には前記収容室311に連通する入気口312及び複数の空気充填孔、複数の排気口が設けられ、前記空気供給部33と前記入気口312とは連通され、前記空気供給部33はエアーバッグであり、各前記空気充填孔と空気充填製品の1つのエアポケットが連通される。排気口と空気充填孔とは一対一に対応し、前記制御弁と前記空気充填孔とは一対一に対応する。例えば、前記制御弁は第1制御弁32、第2制御弁及び、第3制御弁35であってもよく、前記空気充填孔は第1空気充填孔313、第2空気充填孔314及び第3空気充填孔315であってもよく、前記排気口は第1排気口317、第2排気口及び第3排気口であってもよく、各空気充填孔は前記ベース31に配列され、各排気口は前記ベース31の表面に配列される。第1制御弁32は第1空気充填孔313及び第1排気口317に対応し、第2制御弁34は第2空気充填孔314及び第2排気口に対応し、第3制御弁35は第3空気充填孔315及び第3排気口に対応される。第1制御弁32、第2制御弁34及び第3制御弁35の構造及び機能は同じである。以下そのうちの1つの制御弁の構造及び機能について説明する。
【0060】
図17及び
図18に示すように、より詳しくは、前記第1制御弁32は調節部材321及び第1密封装置322を備え、前記第1密封装置322は前記第1空気充填孔313を片方向に密封するように前記第1空気充填孔313において設けられることで、空気充填をする時に空気充填の方向沿って開放され、空気充填をしない時に閉鎖される。前記第1密封装置322は逆止弁であり、本実施形態の第1密封装置322は弾性シーリングシートである。前記弾性シーリングシートの一端は前記ベース31に固定され、他端は自由状態であり、自然状態で自体の弾性力を利用して前記第1空気充填孔313の周縁に押し付けされて前記第1空気充填孔313を密封し、前記弾性シーリングシートは空気進入方向に開放可能である。前記調節部材321は前記収容室311内に設けられ且つ前記収容室311内おいて自身の中心軸の周りに回転可能に設けられる。前記調節部材321にはブロック部321aが設けられ、前記ブロック部321aは円形であり、前記調節部材321を回転させると前記ブロック部321aを前記第1空気充填孔313に連通するか又は遮断するように駆動することで、前記第1空気充填孔313と前記収容室311とを連通又は密封するように遮断する。前記収容室311内の底部には陥没部316が設けられ、前記第1空気充填孔313は前記陥没部316に設けられ、前記ブロック部321aは前記陥没部316内において移動する。前記陥没部316は、前記第1空気充填孔313を密封しやすくように、前記ブロック部321aに対して移動方向の制限を行う。
【0061】
更に、
図17及び
図18を参照すると、前記第1制御弁32は第2密封装置323及び操作部材324を更に備え、前記第2密封装置323は前記第1排気口317を片方向に密封するように前記第1排気口317において設けられることで、排気する時に前記第1排気口317を開放し、排気市内時に前記第1排気口317を密封する。本実施形態で前記第2密封装置323は弾性シーリングシートであり、前記弾性シーリングシートは前記操作部材324に固定され且つ前記第1排気口317の内側縁に密着に押し付けられている。前記操作部材324は周方向において回転可能であり且つ前記調節部材321の中心軸方向に沿って摺動可能に前記第1排気口317において設けられる。前記操作部材324の下端は前記収容室311にはみ出され、上端は前記ベース31にはみ出され且つ前記ベース31のキャビティ318内に位置する。前記操作部材324は前記調節部材321に接続されて前記調節部材321を駆動して回転させる。前記操作部材324は前記第1密封装置322を開放させることで、前記第1空気充填孔313と前記第1排気口317とを連通させる。前記操作部材324を押圧して前記第1密封装置322を押し退けることで、第1密封装置322を開放するように構成されてもよく、前記操作部材324を引っ張って前記第1密封装置322を引っ張ることで、第1密封装置322を開放するように構成されてもよい。本実施形態では前者を採用する。より詳しくは、前記操作部材324にはピン部材324aが設けられ、前記ピン部材324aは前記第1空気充填孔313の上方位置し、前記ピン部材324aと前記ブロック部321aとは前記収容室311の底面の投影方向に沿って角度をなすように構成され、即ち、前記ピン部材324a及び前記ブロック部321aのうちの一方が前記第1空気充填孔31の上方に位置する。前記操作部材324を押圧し、前記ピン部材324aを駆動して前記第1密封装置322を押し退けることで、前記第1空気充填孔313と前記収容室311とが連通される。より詳しくは、前記操作部材324にはサポーター324bが設けられ、前記調節部材321の上端には開孔321bが設けられ、前記サポーター324bは摺動可能に前記開孔321b内に插入され、前記操作部材324が回転されると前記サポーター324bにより前記調節部材321を回転させ、前記操作部材324すると直接前記ピン部材324aを押動し、前記調節部材321に影響しない。前記操作部材324を設けることで、前記調節部材321を便利且つ簡単に回転させることができ、使用の利便性を高める。そして、前記第2密封装置323及び前記ピン部材324aを設けることで、前記操作部材324を押圧すると、前記ピン部材324aが前記第1密封装置322を押し付けて開放させ、前記空気充填装置300が排気機能を有するようになる。前記第1制御弁32は更にばね325を備え、前記ばね325により前記ピン部材324aが前記第1密封装置322から離れる。前記ばね325は、圧縮ばねであり、前記操作部材324外に接続され且つ前記ベース31のキャビティ318内に設けられる。前記圧縮ばねの一端は前記操作部材324の上端縁に固定され、他端は前記キャビティ318内の底面に当接される。前記ばね325は、排気操作が終わった後に前記ピン部材324aに対して自動復位を行うことで、前記第1密封装置322が自動復位され、過度な排気を回避し、排気の制御、排気量を自由に調節するという目的を実現することができる。
【0062】
そして、前記ベース3111の表面には対応する標識が設けられ、当時点での空気充填孔の開放・閉鎖状況を表し、標識に従って対応するように位置させればよい。
【0063】
上記の説明と
図17及び
図19を参照して、以下本実施形態の空気充填装置300の作動原理について詳しく説明する。
【0064】
空気充填前に、空気充填しようとする空気充填孔を確定し、第1空気充填孔313に対して空気充填を行う場合、前記第1制御弁32を操作すればよく、その他の制御弁を閉鎖状態にする。第1制御弁32について、先ず前記操作部材324を捻り、前記サポーター324bにより前記調節部材321を前記調節部材321の回転が前記ブロック部321aを回転させるように連動し、操作部材324が開放の標識の位置に回転されると、前記ブロック部321aが水平に回転して前記第1空気充填孔313から完全に離れる。この時、前記第1空気充填孔313の一側と前記収容室311とが連通すると同時に、前記操作部材324が同時に前記ピン部材324aを前記第1空気充填孔313の上方に回転するように連動する。この時、外部圧力により前記エアーバッグが押圧され、エアーバッグ内部が圧縮され、気体が前記エアーバッグから前記入気口312、収容室311を経由して空気充填孔に入る。前記収容室311内の気圧が高まり、空気充填製品のエアポケット内の気圧より高いため、気体が前記第1密封装置322を押し退けて空気充填製品ものエアポケット内に入る。この過程において、前記第2密封装置323が密封され、1回目の空気充填を実現する。その後、外部圧力を解除すると、前記エアーバッグが自身の弾性力によって復元し始めるが、この時、エアーバッグ内部の圧力が外部の気圧より低く、外部の気圧により前記第2密封装置323が押し退けされることで、第1排気口317を経由して収容室311に入る。更に、収容室311からエアーバッグ内部に入り、エアーバッグが原状に回復する。その後、前記エアーバッグを押圧し続けて2回目の空気充填を行うことができ、上記の動作を繰り返せば、空気充填製品のエアポケットに対して空気充填を連続的に行うことができる。
【0065】
当該空気充填孔の空気充填製品に接続されているエアポケットを排気させる時、前記操作部材324を押し、前記操作部材324を前記調節部材321に対して下向きに動かせれば良い。この時、前記操作部材324が前記第2密封装置323を駆動して下方へ移動させ、前記第2密封装置323は、前記第1排気口317の内側の端から分離し、前記第1排気口317は、隙間を介して前記収容室311と連通される。同時に、前記ピン部材324aは、前記操作部材324と共に下向きに移動し、前記空気充填孔を通して前記第1密封装置322を押し、その結果、前記第1密封装置322が開放される。この時、前記空気充填孔、収容室311、隙間、第1排気口317は、連通されるようになり、空気充填製品のエアポケット内の高圧気体は、前記第1排気口317より放出することができる。
【0066】
第2空気充填孔314又は第3空気充填孔315に接続されたエアポケットに対して空気充填又は排気させる必要がある時、第2空気充填孔314又は第3空気充填孔315に対応する第2制御弁34又は第3制御弁35のみを操作すれば良い。なお、上述の空気充填及び排気過程は同じであるため、このでは詳細を省略する。
【0067】
従来技術に比べると、本実施形態では、前記調節部材321を前記ベース31内に回転可能に設置し、前記ベース31に空気充填孔を設け、前記調節部材321にブロック部321aを設けることで、前記調節部材321を操作して回転することで、前記ブロック部321aの位置を調整し、前記ブロック部321aを前記空気充填孔に選択的に整列させることができる。前記ブロック部321aが離れて前記空気充填孔と整列していない時、空気充填孔と収容室311とを互いに連通しているので、前記入気口312を介して空気充填孔方向に空気充填を行うことができる。前記ブロック部321aが空気充填孔と位置合わせされると、空気充填孔と収容室311との間は密封に遮断され、その結果、前記入気口312を介して空気充填孔方向に空気充填を行うことができなくなり、空気充填製品の当時点の空気量を維持することができる。これによって、空気充填製品が誤って押されたり、誤って膨張又は収縮したりするのを防ぎ、使用中の危険を回避し、製品の安全性を向上させることができる。さらに、前記第1制御弁32、第2制御弁34、第3制御弁35は、同一の収容室311内に設けられているので、1つ又は同時に複数の空気充填製品のエアポケットに空気充填を行うことができ、1つの空気充填装置300が複数のチャンネルに対して空気充填を行うことを実現させることができる。
【0068】
空気充填方法であって、
空気充填システムであって、前記空気充填システムは、ベースと、前記ベースの収容室内に回転可能に設置される調節モジュールと、前記ベースの空気充填孔を片方向に密封する第1密封モジュールを備える空気充填システムを提供するステップS1と、
前記調節モジュールを回転して、前記収容室の入気口と前記空気充填孔とを連通させるステップであって、前記調節モジュールは、阻止モジュールを設け、前記調節モジュールを回転することにより前記阻止モジュールの運動を駆動し、前記空気充填孔を開放させ、前記阻止モジュールは、前記阻止モジュールが前記調節モジュールの回転中心軸に垂直する平面上に水平移動の第1移動方式と、前記阻止モジュールが前記調節モジュールの回転中心軸に沿って軸方向移動の第2移動方式との2つの移動方式を有する、ステップS2と、
前記入気口を介して高圧気体が充填され、高圧気体は、前記第1密封モジュールの開放を駆動して空気充填製品を充填し、排気の時、引っ張り又は押し付けの形式で、前記第1密封モジュールを開放させ、前記空気充填孔と前記ベースの排気口を連通させ、前記空気充填孔に接続される空気充填製品を排気する、ステップS3と、を含む。
【0069】
上記は、本発明の好適な実施形態に過ぎず、本発明の範囲を限定するために使用するものではない。また、本発明の特許請求の範囲に従って行われた同等の変更は、本発明の請求の範囲に含まれる。