(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
本明細書における多様な実施形態の詳細な説明では、多様な実施形態を例示的に示す添付図面を参照する。当業者であれば本発明を実施可能なほど詳細にこれらの多様な実施形態が説明されており、他の実施形態が実施可能で、また、本発明の趣旨及び範囲から逸脱する事無く論理的、化学的及び機械的に変更が可能なことは理解されたい。そのため、本明細書における詳細説明は、単に例示であって限定を目的とするものではない。例えば、方法または工程説明のステップは任意の順序で実行されてもよく、必ずしも提示する順序に限定されない。さらに、単数での記述は、複数での実施形態を含み、複数での構成要素またはステップの記述は、単数での実施形態またはステップを含んでもよい。また、添付された、固定された、接続されたなどの記述は、永久的、取り外し可能、一時的、部分的、完全、及び/または、他の任意の可能な取り付け法を含んでもよい。さらに、非接触(または類似表現)の記述は、少ない接触または最低限での接触を含んでもよい。
【0013】
本明細書での詳細な説明において、「one embodiment(一実施形態)」、「an embodiment((ある)実施形態)」、「various embodiments(多様な実施形態)」などの記述は、記載された当該実施形態が特定の特徴、構造、または特性を備え得るが、全ての実施形態が必ずしも特定の当該特徴、構造、及び特性を備えるものではないことを示す。さらに、そういった表現は、必ずしも同一の実施形態を意味するものではない。また、特定の特徴、構造、または特性がある実施形態に関連して記載されている場合、明記の如何に関わらず、他の実施形態に関連するそういった特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは、当業者の知識の範囲内である。本説明を読めば、当業者には、代替実施形態において本開示を実施する方法は明らかであろう。
【0014】
システムプログラム命令及び/またはコントローラ命令は、コントローラにより実行されると、コントローラに多様な動作を実行させる命令が保存された非一時的有形コンピュータ可読媒体にロードされてもよい。用語「非一時的(non−transitory)」とは、特許請求の範囲から一時的伝達信号それ自体のみを排除するものであるとし、一時的伝達信号それ自体だけではない全ての標準コンピュータ可読媒体に対する権利を放棄するものではない。言い換えれば、用語「非一時的コンピュータ可読媒体(non−transitory computer−readable medium)」及び「非一時的コンピュータ可読記憶媒体(non−transitory computer−readable storage medium)」は、In Re Nuijtenにおいて、米国特許法第101条に従い特許請求可能内容の範囲外となった一時的コンピュータ可読媒体のタイプのみを排除するものと、解釈すべきである。
【0015】
本明細書で使用する「電子通信(electronic communication)」とは、物理接続(例えば、「電気通信(electrical communication)」または「電気的に接続された(electrically coupled)」)での、または物理接続無く電磁場を介した(例えば、「電磁誘導通信(inductive communication)」、「電磁誘導で接続された(inductively coupled)」、または「電磁誘導接続(inductive coupling)」)電子信号通信を意味する。これに関し、用語「電子通信(electronic communication)」を使用する場合、「電気通信(electrical communication)」及び「電磁誘導通信(inductive communication)」の両方が含まれる。
【0016】
本明細書で使用する「接続された(connected、またはcoupled)」とは、「電子通信状態(in electronic communication)」を意味する。本明細書で使用する「直接電子通信(direct electronic communication)」とは、電線といった電力用コンジット以外は「電子通信(electronic communication)」における中間装置が無い電子信号通信を意味する。
【0017】
多様な実施形態において、本明細書で説明する電力システムは、宇宙船の安全なテイクオフ、フライト及びランディングを維持するために負荷への給電において冗長性を持ってもよい。本明細書で説明する電力システムは、通常動作中にパワーエレクトロニクスコンポーネントへの電気的及び熱的ストレスを低減し得る。本明細書で説明する電力システムは、電力システムを大型化することなく、急加速または再生など、一般的にアクチュエータの動作に関連する動的ピーク電力に対応し得る。本明細書で説明する電力システムは、電磁誘導(EMI)の放出を大幅に減少させ、その結果EMIフィルタの重量及びサイズを改善し得る。
【0018】
図1を参照し、多様な実施形態による電力システム(EPS)100を説明する。EPS100は、電源102を備えてもよい。電源102は、ソーラアレイ104、バッテリ106、及び/またはスーパキャパシタ108を備えてもよい。ソーラアレイ104は、太陽光発電システムを備えてもよい。バッテリ106は、リチウムイオンバッテリを備えてもよい。EPS100は、マルチチャネルDCバス120を備えてもよい。多様な実施形態において、マルチチャネルDCバス120は、無調整バスを備えてもよい。電源102は、マルチチャネルDCバス120に給電してもよい。ソーラアレイ104は、マルチチャネルDCバス120に給電してもよい。バッテリ106は、マルチチャネルDCバス120に給電してもよい。多様な実施形態において、マルチチャネルDCバス120は、バッテリ106に給電してもよい。ソーラアレイ104は、例えばバッテリ106の電荷量が閾値に満たないことを受け、マルチチャネルDCバス120を介してバッテリ106に給電してもよい。スーパキャパシタ108は、マルチチャネルDCバス120に給電してもよい。多様な実施形態において、マルチチャネルDCバス120は、スーパキャパシタ108に給電してもよい。例えば、ソーラアレイ104は、マルチチャネルDCバス120を介してスーパキャパシタ108に給電してもよい。
【0019】
多様な実施形態において、EPS100は、最大電力点追跡(MPPT)コンバータ112、DC/DCコンバータ114、及びDC/DCコンバータ116を備えてもよい。DC/DCコンバータ114及びDC/DCコンバータ116は、双方向DC/DCコンバータを備えてもよい。MPPTコンバータ112は、ソーラアレイ104とマルチチャネルDCバス120との間に接続されてもよい。DC/DCコンバータ114は、バッテリ106とマルチチャネルDCバス120との間に接続されてもよい。DC/DCコンバータ116は、スーパキャパシタ108とマルチチャネルDCバス120との間に接続されてもよい。多様な実施形態において、MPPTコンバータ112、DC/DCコンバータ114、及びDC/DCコンバータ116は、直接電子通信でマルチチャネルDCバス120に接続されてもよい。
【0020】
多様な実施形態において、EPS100は、DC/DCコンバータ130及び高電圧直流(HVDC)バス140を備えてもよい。多様な実施形態において、HVDCバス140は、調整バスを備えてもよい。マルチチャネルDCバス120は、HVDCバス140に給電してもよい。マルチチャネルDCバス120は、DC/DCコンバータ130を介してHVDCバス140に給電してもよい。DC/DCコンバータ130は、マルチチャネルDCバス120とHVDCバス140との間に直列接続されてもよい。多様な実施形態において、DC/DCコンバータ130は、マルチチャネルDCバス120とHVDCバス140との間に直接電子通信で直列接続されてもよい。DC/DCコンバータ130はガルバニック絶縁されてもよい。
【0021】
多様な実施形態において、マルチチャネルDCバス120は、低電圧直流(LVDC)バス240に給電してもよい。多様な実施形態において、LVDCバス240は、調整バスを備えてもよい。マルチチャネルDCバス120は、DC/DCコンバータ230を介してLVDCバス240に給電してもよい。DC/DCコンバータ230は、マルチチャネルDCバス120とLVDCバス240との間に直列接続されてもよい。DC/DCコンバータ230はガルバニック絶縁されてもよい。多様な実施形態において、DC/DCコンバータ230は、マルチチャネルDCバス120とLVDCバス240との間に電子通信で直列接続されてもよい。多様な実施形態において、DC/DCコンバータ230は、マルチチャネルDCバス120とLVDCバス240との間に直接電子通信で直列接続されてもよい。
【0022】
多様な実施形態において、EPS100は、配電ユニット(PDU)150を備えてもよい。多様な実施形態において、PDU150は、HVDCバス140に直接電子通信で接続されてもよい。PDU150は、HVDCバス140からHVDC負荷152に配電してもよい。PDU150は、固体電力制御装置(SSPC)、電気ヒューズ、または回路遮断器を備えてもよい。多様な実施形態において、EPS100はPDU250を備えてもよい。多様な実施形態において、PDU250は、LVDCバス240と電子通信接続されてもよい。多様な実施形態において、PDU250は、LVDCバス240に直接電子通信接続されてもよい。PDU250は、LVDCバス240からLVDC負荷252に配電してもよい。
【0023】
多様な実施形態において、EPS100はPDU170を備えてもよい。マルチチャネルDCバス120はPDU170に給電してもよい。PDU170は、当該電力を交流(AC)負荷172に配電してもよい。多様な実施形態において、AC負荷172は、アクチュエータ、モータ、照明、またはAC電力を受けるよう構成された他の電子デバイスを備えてもよい。マルチチャネルDCバス120は、カスケード型Hブリッジインバータ160を介してPDU170に給電してもよい。これに関し、カスケード型Hブリッジインバータ160は、マルチチャネルDCバス120とPDU170との間に直列接続されてもよい。多様な実施形態において、カスケード型Hブリッジインバータ160は、マルチチャネルDCバス120とPDU170との間に直接電子通信で直列接続されてもよい。
【0024】
多様な実施形態において、EPS100は、無調整DCバス190を備えてもよい。マルチチャネルDCバス120は、無調整DCバス190に給電してもよい。マルチチャネルDCバス120は、DC/DCコンバータ180を介して無調整DCバス190に給電してもよい。これに関し、DC/DCコンバータ180は、マルチチャネルDCバス120と無調整DCバス190との間に直列接続されてもよい。無調整DCバス190は、スラスタ192に給電してもよい。DC/DCコンバータ180はガルバニック絶縁されてもよい。
【0025】
図2、
図3A、
図3B、
図3C、
図4及び
図5を参照し、
図1における表示と同様に要素ナンバリングされた要素は同一であることを意図し、明瞭化のために必ずしも再言及しない。
【0026】
図2を参照し、多様な実施形態によるエネルギ源管理コンバータ(ESMC)200を説明する。ESMC200は、Hブリッジ210を備えてもよい。多様な実施形態において、Hブリッジ210は、ソーラアレイ204から第1チャネル220への配電を調整してもよい。多様な実施形態において、
図1を一時的に参照すると、MPPTコンバータ112はHブリッジ210を備えてもよい。
【0027】
ESMC200は、Hブリッジ212、高周波トランス214、及びHブリッジ216を備えてもよい。多様な実施形態において、Hブリッジ212は、高周波トランス214を介して、Hブリッジ216と電子通信してもよい。多様な実施形態において、Hブリッジ212、高周波トランス214、及びHブリッジ216は、バッテリ206から第1チャネル220への配電を調整してもよい。多様な実施形態において、一時的に
図1を参照すると、DC/DCコンバータ114は、Hブリッジ212、高周波トランス214、及びHブリッジ216を備えてもよい。
【0028】
ESMC200は、ハーフHブリッジ218を備えてもよい。スーパキャパシタ208は、ハーフHブリッジ218を介して第1チャネル220に給電してもよい。多様な実施形態において、
図1を一時的に参照すると、DC/DCコンバータ116はハーフHブリッジ218を備えてもよい。多様な実施形態において、マルチチャネルDCバス120は、第1チャネル220を備えてもよい。
【0029】
図3Aを参照し、多様な実施形態による電力システム(EPS)300を説明する。多様な実施形態において、
図1を一時的に参照すると、EPS100は、EPS300に類似していてもよい。EPS300は、電源302を備えてもよい。
図1を一時的に参照すると、電源302は電源102に類似していてもよい。電源302は、ソーラアレイ(本明細書では第1ソーラアレイともいう)304、バッテリ(本明細書では第1バッテリともいう)306、スーパキャパシタ(本明細書では第1スーパキャパシタともいう)308を備える第1複数電源371を備えてもよい。電源302は、第2複数電源372を備えてもよい。第2複数電源372は、第1複数電源371と類似していてもよい。同様に、電源302は、第3複数電源373、第4複数電源374、第5複数電源375、及び第6複数電源376を備えてもよい。
【0030】
多様な実施形態において、EPS300は、第1ESMC311、第2ESMC312、第3ESMC313、第4ESMC314、第5ESMC315、及び第6ESMC316を備える複数のESMCを備えてもよい。第1複数電源371は、第1ESMC311に給電してもよい。これに関し、第1複数電源371は、第1ESMC311と電子通信してもよい。
図2を一時的に参照すると、第1ESMC311は、ESMC200と類似していてもよい。第2複数電源372は、第2ESMC312に給電してもよい。同様に、第3複数電源373、第4複数電源374、第5複数電源375、及び第6複数電源376は、それぞれ、第3ESMC313、第4ESMC314、第5ESMC315、及び第6ESMC316に給電してもよい。
【0031】
多様な実施形態において、EPS300は、マルチチャネルDCバス320を備えてもよい。
図1を一時的に参照すると、マルチチャネルDCバス320は、マルチチャネルDCバス120に類似していてもよい。マルチチャネルDCバス320は、ESMCに関連付けられた正極端子及び負極端子を備える複数のチャネルを備えてもよい。これに関し、マルチチャネルDCバス320は、第1ESMC311に関連付けられた正極端子1P及び負極端子1Nを備える第1チャネル321を備え、それによりマルチチャネルDCバス320は、第1ESMC311から電力を受けてもよい。同様に、マルチチャネルDCバス320は、第2ESMC312に関連付けられた正極端子2P及び負極端子2Nを備える第2チャネル322を備え、それによりマルチチャネルDCバス320は、第2ESMC312から電力を受けてもよい。同様に、マルチチャネルDCバス320は、第3ESMC313、第4ESMC314、第5ESMC315、及び第6ESMC316に、それぞれ関連付けられた、正極端子3P及び負極端子3Nを備える第3チャネル323、正極端子4P及び負極端子4Nを備える第4チャネル324、正極端子5P及び負極端子5Nを備える第5チャネル325、及び、正極端子6P及び負極端子6Nを備える第6チャネル326を備えてもよい。
【0032】
多様な実施形態において、
図3A、
図3B及び
図3Cに示すように、多様な負荷が多様な電力管理システムを介してマルチチャネルDCバス320に接続されてもよい。
【0033】
引き続き
図3Aを参照すると、EPS300は、電力管理システム380を備えてもよい。電力管理システム380は、例えばスラスタなどのプロパルサ用電力管理システムを備えてもよい。電力管理システム380は、マルチチャネルDCバス320と電子通信してもよい。電力管理システム380は、第1DC/DC絶縁コンバータ381、第2DC/DC絶縁コンバータ382、第3DC/DC絶縁コンバータ383、第4DC/DC絶縁コンバータ384、第5DC/DC絶縁コンバータ385、及び第6DC/DC絶縁コンバータ386を備えてもよい。電力管理システム380は、直列接続された第1DC/DC絶縁コンバータ381、第2DC/DC絶縁コンバータ382、及び第3DC/DC絶縁コンバータ383を備える第1直列接続DC/DC絶縁コンバータセットを備えてもよい。電力管理システム380は、直列接続された第4DC/DC絶縁コンバータ384、第5DC/DC絶縁コンバータ385、及び第6DC/DC絶縁コンバータ386を備える第2直列接続DC/DC絶縁コンバータセットを備えてもよい。当該第1セットは、当該第2セットと並列接続されてもよい。第1DC/DC絶縁コンバータ381は、マルチチャネルDCバス320の第1チャネル321と電子通信してもよい。これに関し、第1DC/DC絶縁コンバータ381は、第1チャネル321から電力を受けてもよい。第2DC/DC絶縁コンバータ382は、マルチチャネルDCバス320の第2チャネル322と電子通信してもよい。これに関し、第2DC/DC絶縁コンバータ382は、第2チャネル322から電力を受けてもよい。多様な実施形態において、
図1を一時的に参照すると、電力管理システム380は、DC/DCコンバータ180と類似していてもよい。
【0034】
EPS300は、無調整DCバス390を備えてもよい。無調整DCバス390は、電力管理システム380から電力を受けてもよい。当該電力は、第1DC/DC絶縁コンバータ381、第2DC/DC絶縁コンバータ382、及び第3DC/DC絶縁コンバータ383の個々の電圧の合計によって規定される電圧を含んでもよい。当該電力は、第4DC/DC絶縁コンバータ384、第5DC/DC絶縁コンバータ385、及び第6DC/DC絶縁コンバータ386の個々の電圧の合計によって規定される電圧を含んでもよい。これに関し、当該2つの直列接続DC/DCコンバータセット(すなわち、DC/DCコンバータ381、382及び383、及び、DC/DCコンバータ384、385及び386、それぞれ)を並列接続し、無調整DCバス390に給電してもよい。無調整DCバス390は、スラスタ392と電子通信してもよい。これに関し、スラスタ392は、電力管理システム380から電力を受けてもよい。多様な実施形態において、
図1を一時的に参照すると、無調整DCバス390は、無調整DCバス190と類似していてもよい。
【0035】
図3A及び
図3Bを併せて参照すると、EPS300は、電力管理システム330を備えてもよい。電力管理システム330は、例えばアクチュエータモータ制御装置などの、HVDC負荷用電力管理システムを備えてもよい。電力管理システム330は、マルチチャネルDCバス320と電子通信してもよい。電力管理システム330は、第1DC/DC絶縁コンバータ331、第2DC/DC絶縁コンバータ332、第3DC/DC絶縁コンバータ333、第4DC/DC絶縁コンバータ334、第5DC/DC絶縁コンバータ335、及び第6DC/DC絶縁コンバータ336を備えてもよい。第1DC/DC絶縁コンバータ331、第2DC/DC絶縁コンバータ332、第3DC/DC絶縁コンバータ333、第4DC/DC絶縁コンバータ334、第5DC/DC絶縁コンバータ335、及び第6DC/DC絶縁コンバータ336は、直列接続されてもよい。第1DC/DC絶縁コンバータ331は、マルチチャネルDCバス320の第1チャネル321と電子通信してもよい。これに関し、第1DC/DC絶縁コンバータ331は、第1チャネル321から電力を受けてもよい。第2DC/DC絶縁コンバータ332は、マルチチャネルDCバス320の第2チャネル322と電子通信してもよい。これに関し、第2DC/DC絶縁コンバータ332は、第2チャネル322から電力を受けてもよい。多様な実施形態において、
図1を一時的に参照すると、電力管理システム330は、DC/DCコンバータ130と類似していてもよい。
【0036】
EPS300はHVDCバス340を備えてもよい。HVDCバス340は、電力管理システム330から電力を受けてもよい。当該電力は、第1DC/DC絶縁コンバータ331、第2DC/DC絶縁コンバータ332、第3DC/DC絶縁コンバータ333、第4DC/DC絶縁コンバータ334、第5DC/DC絶縁コンバータ335、及び第6DC/DC絶縁コンバータ336の個々の電流の合計により規定される電流を含んでもよい。HVDCバス340は、HVDC負荷352と電子通信してもよい。これに関し、HVDC負荷352は、電力管理システム330から電力を受けてもよい。多様な実施形態において、
図1を一時的に参照すると、HVDCバス340は、HVDCバス140と類似していてもよい。PDU350は、電力管理システム330とHVDC負荷352との間に接続されてもよい。
図1を一時的に参照すると、PDU350は、PDU150と類似していてもよい。
【0037】
図3A及び
図3Bを併せて参照すると、EPS300は電力管理システム339を備えてもよい。電力管理システム339は、例えば光源などの、LVDC負荷用電力管理システムを備えてもよい。電力管理システム339は、マルチチャネルDCバス320と電子通信してもよい。電力管理システム339は、第1DC/DC絶縁コンバータ341、第2DC/DC絶縁コンバータ342、第3DC/DC絶縁コンバータ343、第4DC/DC絶縁コンバータ344、第5DC/DC絶縁コンバータ345、及び第6DC/DC絶縁コンバータ346を備えてもよい。第1DC/DC絶縁コンバータ341、第2DC/DC絶縁コンバータ342、第3DC/DC絶縁コンバータ343、第4DC/DC絶縁コンバータ344、第5DC/DC絶縁コンバータ345、及び第6DC/DC絶縁コンバータ346は、直列接続されてもよい。第1DC/DC絶縁コンバータ341は、マルチチャネルDCバス320の第1チャネル321と電子通信してもよい。これに関し、第1DC/DC絶縁コンバータ341は、第1チャネル321から電力を受けてもよい。第2DC/DC絶縁コンバータ342は、マルチチャネルDCバス320の第2チャネル322と電子通信してもよい。これに関し、第2DC/DC絶縁コンバータ342は、第2チャネル322から電力を受けてもよい。多様な実施形態において、
図1を一時的に参照すると、電力管理システム339はDC/DCコンバータ230と類似していてもよい。
【0038】
EPS300はLVDCバス349を備えてもよい。LVDCバス349は、電力管理システム339から電力を受けてもよい。当該電力は、第1DC/DC絶縁コンバータ341、第2DC/DC絶縁コンバータ342、第3DC/DC絶縁コンバータ343、第4DC/DC絶縁コンバータ344、第5DC/DC絶縁コンバータ345、及び第6DC/DC絶縁コンバータ346の個々の電流の合計で規定される電流を含んでもよい。LVDCバス349は、LVDC負荷353と電子通信してもよい。これに関し、LVDC負荷353は、電力管理システム339から電力を受けてもよい。多様な実施形態において、
図1を一時的に参照すると、LVDCバス349はLVDCバス240と類似していてもよい。PDU351は、電力管理システム339とLVDC負荷353との間に接続されてもよい。
図1を一時的に参照すると、PDU351はPDU250に類似していてもよい。
【0039】
図3A及び
図3Cを併せて参照すると、EPS300は電力管理システム360を備えてもよい。電力管理システム360は、例えばモータなどの、AC負荷用電力管理システムを備えてもよい。電力管理システム360は、三相5レベルモータドライバを備えてもよい。電力管理システム360は、マルチチャネルDCバス320と電子通信してもよい。電力管理システム360は、第1Hブリッジ361、第2Hブリッジ362、第3Hブリッジ363、第4Hブリッジ364、第5Hブリッジ365、及び第6Hブリッジ366を備えてもよい。第1Hブリッジ361は、マルチチャネルDCバス320の第1チャネル321と電子通信してもよい。これに関し、第1Hブリッジ361は、第1チャネル321から電力を受けてもよい。第2Hブリッジ362は、マルチチャネルDCバス320の第2チャネル322と電子通信してもよい。これに関し、第2Hブリッジ362は、第2チャネル322から電力を受けてもよい。多様な実施形態において、
図1を一時的に参照すると、電力管理システム360は、カスケード型Hブリッジインバータ160と類似していてもよい。
【0040】
EPS300は三相バス370を備えてもよい。三相バス370は、電力管理システム360から電力を受けてもよい。電力管理システム360は、三相5レベルインバータを備えてもよい。電力管理システム360はマルチレベルモータドライバを備えてもよい。三相バス370は、三相負荷369と電子通信してもよい。これに関し、三相負荷369は、電力管理システム360から電力を受けてもよい。多様な実施形態において、三相バス370は、電力管理システム360と三相負荷369との間に接続されてもよい。多様な実施形態において、
図1を一時的に参照すると、三相バス370はPDU170を備えてもよい。
【0041】
多様な実施形態において、複数の電力管理システム360はマルチチャネルDCバス320に並列接続されてもよい。各電力管理システム360は、別個の三相負荷369または類似の三相負荷369に接続されてもよい。
【0042】
図4を参照し、多様な実施形態によるDC/DC絶縁コンバータ400を説明する。さらに
図3A及び
図3Bを参照すると、DC/DC絶縁コンバータ381、DC/DC絶縁コンバータ331、及び/またはDC/DC絶縁コンバータ341は、DC/DC絶縁コンバータ400のトポロジに類似していてもよい。
【0043】
図5を参照し、多様な実施形態によるHブリッジ500を説明する。さらに
図3Cを参照し、Hブリッジ361は、Hブリッジ500のトポロジに類似していてもよい。
【0044】
図3A及び
図6を併せて参照すると、EPS300は、多様な実施形態による電力管理システム640を備えてもよい。電力管理システム640は、例えば、光源などのLVDC負荷用電力管理システムを備えてもよい。電力管理システム640は、例えば、アクチュエータモータ制御装置などのHVDC負荷用電力管理システムを備えてもよい。電力管理システム640は、マルチチャネルDCバス320と電子通信してもよい。電力管理システム640は、第1DC/DC絶縁コンバータ641、第2DC/DC絶縁コンバータ642、第3DC/DC絶縁コンバータ643、第4DC/DC絶縁コンバータ644、第5DC/DC絶縁コンバータ645、及び第6DC/DC絶縁コンバータ646を備えてもよい。第1DC/DC絶縁コンバータ641は、マルチチャネルDCバス320の第1チャネル321と電子通信してもよい。これに関し、第1DC/DC絶縁コンバータ641は、第1チャネル321から電力を受けてもよい。第2DC/DC絶縁コンバータ642は、マルチチャネルDCバス320の第2チャネル322と電子通信してもよい。これに関し、第2DC/DC絶縁コンバータ642は、第2チャネル322から電力を受けてもよい。
【0045】
多様な実施形態において、第1DC/DC絶縁コンバータ641は、第1DC/DC絶縁コンバータ641の両端に接続された第1負荷651に給電してもよい。第2DC/DC絶縁コンバータ642は、第2DC/DC絶縁コンバータ642の両端に接続された第2負荷652に給電してもよい。第3DC/DC絶縁コンバータ643は、第3DC/DC絶縁コンバータ643の両端に接続された第3負荷653に給電してもよい。第4DC/DC絶縁コンバータ644は、第4DC/DC絶縁コンバータ644の両端に接続された第4負荷654に給電してもよい。第5DC/DC絶縁コンバータ645は、第5DC/DC絶縁コンバータ645の両端に接続された第5負荷655に給電してもよい。第6DC/DC絶縁コンバータ646は、第6DC/DC絶縁コンバータ646の両端に接続された第6負荷656に給電してもよい。
【0046】
図7を参照し、多様な実施形態による負荷への給電方法700を説明する。方法700は、第1チャネルが第1複数電源から電力を受ける(ステップ710)ことを含む。方法700は、第2チャネルが第2複数電源から電力を受ける(ステップ720)ことを含む。方法700は、第1コンバータが第1チャネルから電力を受ける(ステップ730)ことを含む。方法700は、第2コンバータが第2チャネルから電力を受ける(ステップ740)ことを含む。方法700は、DCバスが第1コンバータから電力を受ける(ステップ750)ことを含む。方法700は、DCバスが第2コンバータから電力を受ける(ステップ760)ことを含む。方法700は、負荷がDCバスから電力を受ける(ステップ770)ことを含む。
【0047】
図1、
図3A、
図3B及び
図7を併せて参照すると、ステップ710は、マルチチャネル直流(DC)バス320の第1チャネル321が第1複数電源371から第1ESMC311を介して電力を受けることを含んでもよい。ステップ720は、マルチチャネルDCバス320の第2チャネル322が第2複数電源372から第2ESMC312を介して電力を受けることを含んでもよい。ステップ730は、第1DC/DC絶縁コンバータ381が第1チャネル321から電力を受けることを含んでもよい。ステップ740は、第2DC/DC絶縁コンバータ382が第2チャネル322から電力を受けることを含んでもよい。しかし、
図3Cを一時的に参照すると、ステップ730及びステップ740は、それぞれ、第1Hブリッジ361が第1チャネル321から電力を受け、第2Hブリッジ362が第2チャネル322から電力を受けることを含んでもよい。ステップ750は、DCバス(すなわち、HVDCバス140、LVDCバス240、及び/または無調整DCバス190)が、第1DC/DC絶縁コンバータ(すなわち、第1DC/DC絶縁コンバータ381、第1DC/DC絶縁コンバータ331、及び/または第1DC/DC絶縁コンバータ341)から電力を受けることを含んでもよい。ステップ760は、DCバスが、第2DC/DC絶縁コンバータ(すなわち、第2DC/DC絶縁コンバータ382、第2DC/DC絶縁コンバータ332、及び/または第2DC/DC絶縁コンバータ342)から電力を受けることを含んでもよい。ステップ770は、負荷(すなわち、スラスタ392、HVDC負荷352、及び/またはLVDC負荷353)が、DCバスから電力を受けることを含んでもよい。
【0048】
特定の実施形態に関し、本明細書では利益、他の利点、及び課題解決法を説明してきた。さらに、本明細書に含む多様な図に示す接続線は、多様な要素間の多様な機能的関係及び/または物理接続を表すものである。実際のシステムでは、機能的関係または物理接続の代替または追加が多数存在し得ることに留意されたい。しかし、利益、利点、課題解決法、及び、利益、利点または解決法を可能にするか明白にし得る全ての要素は、本発明の重要、必須または本質的な特徴または要素として解釈されるものではない。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求でのみ限定され、単数で言及された要素は、明記されない限り、「one and only one(1のみ)」を意味するものではなく、「one or more(1以上)」を意味する。さらに、「at least one of A, B, or C(A、B、またはCの少なくとも1つ)」などの表現が特許請求で用いられる場合、当該表現は、ある実施形態ではAのみが存在してもよく、ある実施形態ではBのみが存在してもよく、ある施形態ではCのみが存在してもよく、または、ある一実施形態では要素A、B及びCの任意の組み合わせ、例えばA及びB、A及びC、B及びC、または、A及びB及びCが存在し得ることを意味すると解釈されることを意図している。全ての図面において、各部分が異なることを示すためにクロスハッチングを変えて用いているが、必ずしも同一材料または異なる材料を示すものではない。
【0049】
さらに、本開示における要素、構成要素及び方法ステップのいずれも、要素、構成要素または方法ステップが特許請求に明記されているかどうかに関係なく公開することを意図していない。クレーム要素が表現「means for(手段)」を使って明記されない限り、いずれのクレーム要素も、米国特許法第112条(f)項が適用されるものではない。本明細書で使用する用語「comprises(備える)」、「comprising(備えている)」、または任意の他の変形は、非排他的な包含を対象とすることを意図しており、要素の一覧を含む工程、方法、項目または装置は、これらの要素を含むだけでなく、そういった工程、方法、項目及び装置に明示的に挙げられず内在されない他の要素を含んでもよい。