(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、転貸借の入出庫実績データより、期間計算による仕入データを自動計上する機能と、仮計上した仕入について、確定計上した後に、確定戻しを行う機能と、を実現できないという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、転貸借の入出庫実績データより、期間計算による仕入データを自動計上する機能と、仮計上した仕入について、確定計上した後に、確定戻しを行う機能と、を実現できる債務計上装置、債務計上方法、および、債務計上プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る債務計上装置は、記憶部と制御部とを備えた債務計上装置であって、前記記憶部は、転貸借取引における賃貸品の賃借先データ、賃借期間、前記賃貸品の仕入単価、前記賃貸品の数量、前記賃貸品の賃貸先データ、賃貸期間、および、前記賃貸品を使用する現場データを含む入出庫データを記憶する入出庫データ記憶手段、を備え、前記制御部は、前記入出庫データに基づいて、前記仕入単価を用いた前記賃借期間における日割計算により仕入金額を求め、賃借先、賃貸先、および/または、前記賃貸先の現場毎の仕入データを作成する仕入データ作成手段、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る債務計上装置は、前記債務計上装置において、前記入出庫データは、更に、前記賃貸品の売上単価を含み、前記制御部は、前記入出庫データに基づいて、前記売上単価を用いた前記賃借期間における日割計算により売上金額を求め、前記賃貸先、および/または、前記賃貸先の現場毎の売上データを作成する売上データ作成手段、を更に備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る債務計上装置は、前記債務計上装置において、前記制御部は、前記仕入データを前記売上データに紐付けて表示する仕入データ表示手段、を更に備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る債務計上装置は、前記債務計上装置において、前記入出庫データは、更に、前記賃借先の締日を含み、前記仕入データ作成手段は、前記賃借先の締日毎の前記仕入データを作成することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る債務計上装置は、前記債務計上装置において、前記仕入データは、前記賃借先データ、前記賃貸品の賃貸先データ、前記賃貸品を使用する現場データ、仕入日、および/または、前記仕入金額を含むことを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る債務計上方法は、記憶部と制御部とを備えた債務計上装置に実行させるための債務計上方法であって、前記記憶部は、転貸借取引における賃貸品の賃借先データ、賃借期間、前記賃貸品の仕入単価、前記賃貸品の数量、前記賃貸品の賃貸先データ、賃貸期間、および、前記賃貸品を使用する現場データを含む入出庫データを記憶する入出庫データ記憶手段、を備え、前記制御部で実行させる、前記入出庫データに基づいて、前記仕入単価を用いた前記賃借期間における日割計算により仕入金額を求め、賃借先、賃貸先、または、前記賃貸先の現場毎の仕入データを作成する仕入データ作成ステップ、を含むことを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る債務計上プログラムは、記憶部と制御部とを備えた債務計上装置に実行させるための債務計上プログラムであって、前記記憶部は、転貸借取引における賃貸品の賃借先データ、賃借期間、前記賃貸品の仕入単価、前記賃貸品の数量、前記賃貸品の賃貸先データ、賃貸期間、および、前記賃貸品を使用する現場データを含む入出庫データを記憶する入出庫データ記憶手段、を備え、前記制御部において、前記入出庫データに基づいて、前記仕入単価を用いた前記賃借期間における日割計算により仕入金額を求め、賃借先、賃貸先、または、前記賃貸先の現場毎の仕入データを作成する仕入データ作成ステップ、を実行させるためのものであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、転貸借の入出庫実績データより、期間計算による仕入データを自動計上する機能と、仮計上した仕入について、確定計上した後に、確定戻しを行う機能と、を実現できるという効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
【0016】
[1.概要]
図1を参照して、本発明の概要を説明する。
図1は、本実施形態に係る債務計上装置の機能概要および処理フローを示す図である。なお、
図1において、自社は、例えば、仕入先に対しては借手となり、得意先に対しては貸手となる。
【0017】
従来、仕入先からの賃借情報はシステムで管理出来ておらず、債権額のみの管理だったため、転賃借との紐付けが困難であり、正しい額を支払っているかを確認することが出来なかった。
【0018】
すなわち、従来、得意先への賃貸期間を基にした請求額しか把握できず、請求と支払いの締日がずれる場合、賃借期間による正確な認識ができなかったため、賃借品に関して、物品を返却するまで継続的に債務が発生することになり、毎月手動で仕入計上を行う必要があった。
【0019】
そこで、本実施形態においては、物品賃貸業における賃貸品の転貸借取引に関する債務自動計上機能として、転賃借品の入出庫実績データを基に、賃借期間による仕入データを日割計算で自動計上し、自動計上する仕入データを仕入先−得意先−現場毎に作成する機能を実現している。
【0020】
図1に示すように、本実施形態の物品賃貸業における転貸借取引に関する債務自動計上機能においては、転貸借の入出庫実績データより、期間計算による仕入データをバッチ更新で自動計上することを可能としており、期間計算による仕入データを自動作成する事により、仕入先からの請求内容を賃借期間にて照合することを可能としている。
【0021】
[2.構成]
本実施形態に係る債務計上装置100の構成の一例について、
図2を参照して説明する。
図2は、債務計上装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0022】
債務計上装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、債務計上装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0023】
債務計上装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。債務計上装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0024】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、債務計上装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、債務計上装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
【0025】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、入出庫データファイル106aと、売上データファイル106bと、仕入データファイル106cとを備えている。
【0026】
入出庫データファイル106aは、賃貸借取引の入出庫データ(入庫データおよび出庫データ)を記憶する。ここで、入出庫データファイル106aは、転貸借取引における賃貸品の賃借先データ、賃借期間、賃貸品の仕入単価、賃貸品の数量、賃貸品の賃貸先データ、賃貸期間、賃貸品の売上単価、賃借先の締日、および/または、賃貸品を使用する現場データを含む入出庫データを記憶していてもよい。
【0027】
売上データファイル106bは、賃貸借取引の売上データを記憶する。ここで、売上データファイル106bは、賃貸先、および/または、賃貸先の現場毎の売上データを記憶していてもよい。
【0028】
仕入データファイル106cは、賃貸借取引の仕入データを記憶する。ここで、仕入データファイル106cは、賃借先、賃貸先、および/または、賃貸先の現場毎の仕入データを記憶していてもよい。また、仕入データは、賃借先データ、賃貸品の賃貸先データ、賃貸品を使用する現場データ、仕入日、および/または、仕入金額を含んでいてもよい。
【0029】
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0030】
制御部102は、債務計上装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、入出庫データ取得部102aと、売上データ作成部102bと、仕入データ作成部102cと、仕入データ表示部102dとを備えている。
【0031】
入出庫データ取得部102aは、入出庫データを取得する。ここで、入出庫データ取得部102aは、ユーザにより入力装置112を介して入力された入出庫データ(入庫データまたは出庫データ)を取得してもよい。また、入出庫データ取得部102aは、入出庫データを入出庫データファイル106aに格納してもよい。
【0032】
売上データ作成部102bは、売上データを作成する。ここで、売上データ作成部102bは、入出庫データに基づいて、売上単価を用いた賃借期間における日割計算により売上金額を求め、賃貸先、および/または、賃貸先の現場毎の売上データを作成してもよい。また、売上データ作成部102bは、売上データを売上データファイル106bに格納してもよい。
【0033】
仕入データ作成部102cは、仕入データを作成する。ここで、仕入データ作成部102cは、入出庫データに基づいて、仕入単価を用いた賃借期間における日割計算により仕入金額を求め、賃借先(仕入先)、賃貸先(得意先)、および/または、賃貸先の現場毎の仕入データを作成してもよい。また、仕入データ作成部102cは、賃借先の締日毎の仕入データを作成してもよい。また、仕入データ作成部102cは、仕入データを仕入データファイル106cに格納してもよい。
【0034】
仕入データ表示部102dは、仕入データを出力装置114に表示する。ここで、仕入データ表示部102dは、仕入データを売上データに紐付けて出力装置114に表示してもよい。
【0035】
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、
図3から
図8を参照して説明する。
【0036】
[債務計上処理]
ここで、
図3を参照して、本実施形態における債務計上処理の一例について説明する。
図3は、本実施形態における債務計上装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
【0037】
図3に示すように、入出庫データ取得部102aは、ユーザにより入力装置112を介して入力された入出庫データを取得し、取得した入出庫データを入出庫データファイル106aに格納する(ステップSA−1)。
【0038】
そして、売上データ作成部102bは、入出庫データファイル106aに記憶された入出庫データに基づいて、売上単価を用いた賃借期間における日割計算により売上金額を求め、賃貸先、および/または、賃貸先の現場毎の売上データを作成し、作成した売上データを売上データファイル106bに格納する(ステップSA−2)。
【0039】
そして、仕入データ作成部102cは、入出庫データファイル106aに記憶された入出庫データに基づいて、仕入単価を用いた賃借期間における日割計算により仕入金額を求め、仕入先、得意先、および/または、得意先の現場毎の仕入データを作成し、作成した仕入データを仕入データファイル106cに格納する(ステップSA−3)。
【0040】
そして、仕入データ表示部102dは、仕入データ作成部102cにより作成された仕入データを売上データ作成部102bにより作成された売上データに紐付けて出力装置114に表示し(ステップSA−4)、処理を終了する。
【0041】
ここで、
図4から
図8を参照して、本実施形態に係る債務計上装置の処理内容について説明する。
【0042】
図4は、レンタル仕入計上処理画面の一例を示す図である。レンタル仕入計上処理画面に含まれる各項目について、簡単に説明する。作成区分は、「仮計上」、「確定計上」及び「確定戻し」のうちいずれか区分である。基準日は、処理時の日付である。支払区分は、「締支払」または「支払依頼」のいずれかを選択するための区分である。締日は、支払の締日である。支払先は、自社が、仕入先(自社が物品を賃借する相手)から賃借された物品の賃料を支払う相手である。得意先は、自社が、仕入先から賃借された物品を転賃借させる相手である。現場は、得意先に転賃借された物品が使用される場所である。
【0043】
図5は、本実施形態に係る処理フローの一例を示す図である。債務計上装置100は、入出庫データファイル106aを基に単位変更入力処理を行い、売上/仕入予定データファイルを作成する。債務計上装置100は、売上/仕入予定データファイルを基に売上計上処理を行い、売上データファイル106bを作成する。債務計上装置100は、売上データファイル106bを基に売上照会を行う。債務計上装置100は、売上/仕入予定データファイルを基に仕入計上処理を行い、仕入データファイル106cを作成する(債務自動計上機能)。債務計上装置100は、仕入データファイル106cを基に仕入照会を行う。ここで、売上計上処理及び仕入計上処理では、「仮計上」、「確定計上」及び「確定戻し」のうちいずれかの作成区分に応じた処理が行われる。「仮計上」の場合には、指定された条件をもとに、仮売上データと仮仕入データが作成される。「確定計上」の場合には、指定された条件をもとに、確定売上データと確定仕入データが作成される。「確定戻し」の場合には、確定計上済みデータの取消が行われ、仮計上に戻される。なお、確定売上データを基に請求・債権管理がされ、確定仕入データを基に支払・債務管理がされる。
【0044】
図6は、入出庫データから売上データ及び仕入データが作成されるまでのイメージを示す図である。売上計上処理では、入出庫データを基に、得意先及び現場毎(得意先−現場毎)の売上データが作成される。なお、賃貸取引の明細については、出庫日から締日までの日数を基に売上金額が自動計算される。仕入計上処理では、入出庫データを基に、仕入先、得意先、及び現場毎(仕入先−得意先−現場毎)の仕入データが作成される。なお、出庫実績データより仕入品明細のみが抽出される。また、賃貸取引の明細については、出庫日から締日までの日数を基に仕入金額が自動計算される(単価は出庫実績データの「仕入単価」を採用)。
【0045】
ここで、入出庫データに格納される情報について、簡単に説明する。出庫番号は、出庫を識別するための番号である。出庫日は、商品を得意先へ出庫する日である。つぎに、売上データに格納される情報について、簡単に説明する。売上番号は、売上を識別するための番号である。売上日は、売上の締日に相当する日である。開始日および終了日の項目には、商品の出庫日に相当する日及び売上の締日に相当する日が設定される。日数は、開始日から終了日までの日数(具体的には、終了日から開始日を減算した値に1を加算して得られる値)である。金額は、売上数、日数及び単価を乗じて得られる額である。つぎに、仕入データに格納される情報について、簡単に説明する。仕入番号は、仕入を識別するための番号である。仕入日は、仕入の締日に相当する日である。開始日および終了日の項目には、商品の出庫日に相当する日及び仕入の締日に相当する日が設定される。金額は、仕入数、日数及び単価を乗じて得られる額である。
【0046】
図7は、仕入計上処理画面を示す図である。当該画面に対し行うオペレータの操作について、簡単に説明する。オペレータは、「仮計上」、「確定計上」及び「確定戻し」のうちいずれかの作成区分を選択する。次に、オペレータは、「締支払」及び「支払依頼」のうちいずれかの支払区分を選択する。次に、オペレータは、仕入計上を行う「事業所、支払締年月日及び締日」を指定する。次に、オペレータは、計算対象とする「支払先、仕入先、得意先及び現場」の各コードの範囲指定を行う。なお、「仮計上」が選択された場合には、指定された条件で仮仕入データが作成される(ただし実際の債務計上は行わない)。「確定計上」が選択された場合には、指定された条件で確定仕入データが作成される。「確定戻し」が選択された場合には、確定計上済データの取消が行われる。
【0047】
図8は、結果照会画面を示す図である。当該画面に対し、オペレータは、仕入データの抽出条件を指定したり、明細を確認する仕入先を選択したりする。指定された抽出条件及び選択された仕入先を基に仕入データが抽出され、画面に表示される。これにより、仕入先、得意先及び現場毎(仕入先−得意先−現場毎)に、仕入先からの請求書と正確な突合が可能となり、また、得意先及び現場毎(得意先−現場毎)に、実際原価の把握が可能となる。
【0048】
本実施形態では、入出庫のデータから日数を算出している。本実施形態では、1日当たりの単価をもとに、入出庫のデータから算出した日数を乗算して仕入額を算出する(算出する際は、仕入先情報がある転賃借取引の場合のみ計上するよう条件分岐している)。本実施形態は、債権だけでなく債務側も自動計算させる仕組みを構築した点がポイントである。本実施形態では、「仕入データ」を作成する要素として、「出庫」と「入庫」の両データから必要な情報を取得する。
図6のデータ作成イメージでは、仕入該当商品を特定する目的として「出庫データ」を参照している。本実施形態では、仕入先(リース会社)から得意先への出庫データから「貸出日(出庫日)」を取得し且つ得意先から仕入先(リース会社)への入庫データから「戻ってきた日(入庫日)」を取得することにより、貸出期間を算出して、単価を掛け合わせる仕組みとしている。
【0049】
本実施形態によれば、売上データと紐付いた状態で仕入データを確認することが可能である。本実施形態によれば、賃借期間に応じた仕入データを作成することにより、仕入先からの請求内容を明細レベルで正確に照合する事が可能である。本実施形態によれば、仕入先−得意先−現場毎に仕入データを作成することにより、案件(現場)単位での売上/原価の対比が可能である。
【0050】
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0051】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0052】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0053】
また、債務計上装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0054】
例えば、債務計上装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて債務計上装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0055】
また、このコンピュータプログラムは、債務計上装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0056】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0057】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0058】
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0059】
また、債務計上装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、債務計上装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0060】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。