特許第6971191号(P6971191)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6971191
(24)【登録日】2021年11月4日
(45)【発行日】2021年11月24日
(54)【発明の名称】表示装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/32 20120101AFI20211111BHJP
   G06F 11/32 20060101ALI20211111BHJP
【FI】
   G06Q50/32
   G06F11/32 110
【請求項の数】4
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2018-67881(P2018-67881)
(22)【出願日】2018年3月30日
(65)【公開番号】特開2019-179371(P2019-179371A)
(43)【公開日】2019年10月17日
【審査請求日】2020年8月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社NTTドコモ
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】特許業務法人朝日特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中込 寿
(72)【発明者】
【氏名】長村 鉄雄
(72)【発明者】
【氏名】深澤 春菜
(72)【発明者】
【氏名】田村 晃弘
(72)【発明者】
【氏名】櫻井 仁
(72)【発明者】
【氏名】竹崎 力
【審査官】 速水 雄太
(56)【参考文献】
【文献】 特開平07−114484(JP,A)
【文献】 特開2011−198254(JP,A)
【文献】 特開2011−100190(JP,A)
【文献】 猪原一義,端末機器故障診断支援システムの開発,NTT技術ジャーナル ,社団法人電気通信協会,1993年11月01日,Vol.5,NO.11,第46〜47頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
G06F 11/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末に発生した不具合の事象に応じて、当該不具合の原因の候補を列挙して表示させる第1表示制御部と、
前記ユーザ端末の属性及び当該ユーザ端末のサービス契約の内容に応じて、前記不具合に対する対応策の候補を列挙して表示させる第2表示制御部とを備え、
前記第1表示制御部及び前記第2表示制御部は、前記ユーザ端末に関する情報の入力結果及び当該ユーザ端末に対する機械解析の結果に応じて、前記不具合の原因の候補及び前記対応策の候補の前記表示を変更し、
さらに、前記第2表示制御部は、ユーザが前記ユーザ端末の交換を頻繁に行う顧客層に属する場合には、ユーザ端末の買い替えという対応策を、当該買い替え以外の対応策よりも優先して表示させる
ことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
ユーザ端末に発生した不具合の事象に応じて、当該不具合の原因の候補を列挙して表示させる第1表示制御部と、
前記ユーザ端末の属性及び当該ユーザ端末のサービス契約の内容に応じて、前記不具合に対する対応策の候補を列挙して表示させる第2表示制御部とを備え、
前記第1表示制御部及び前記第2表示制御部は、前記ユーザ端末に関する情報の入力結果及び当該ユーザ端末に対する機械解析の結果に応じて、前記不具合の原因の候補及び前記対応策の候補の前記表示を変更し、
さらに、前記第2表示制御部は、過去に他のユーザ端末における前記不具合についてユーザ端末の交換という対応策が頻繁に採られているという履歴がある場合には、ユーザ端末の買い替えという対応策を、当該買い替え以外の対応策よりも優先して表示させる
ことを特徴とする表示装置。
【請求項3】
ンピュータに、
ユーザ端末に発生した不具合の事象に応じて、当該不具合の原因の候補を列挙して表示させる第1表示制御部と、
前記ユーザ端末の属性及び当該ユーザ端末のサービス契約の内容に応じて、前記不具合に対する対応策の候補を列挙して表示させる第2表示制御部とを実現させ、
前記第1表示制御部及び前記第2表示制御部は、前記ユーザ端末に関する情報の入力結果及び当該ユーザ端末に対する機械解析の結果に応じて、前記不具合の原因の候補及び前記対応策の候補の前記表示を変更し、
さらに、前記第2表示制御部は、ユーザが前記ユーザ端末の交換を頻繁に行う顧客層に属する場合には、ユーザ端末の買い替えという対応策を、当該買い替え以外の対応策よりも優先して表示させるプログラム。
【請求項4】
コンピュータに、
ユーザ端末に発生した不具合の事象に応じて、当該不具合の原因の候補を列挙して表示させる第1表示制御部と、
前記ユーザ端末の属性及び当該ユーザ端末のサービス契約の内容に応じて、前記不具合に対する対応策の候補を列挙して表示させる第2表示制御部とを実現させ、
前記第1表示制御部及び前記第2表示制御部は、前記ユーザ端末に関する情報の入力結果及び当該ユーザ端末に対する機械解析の結果に応じて、前記不具合の原因の候補及び前記対応策の候補の前記表示を変更し、
さらに、前記第2表示制御部は、過去に他のユーザ端末における前記不具合についてユーザ端末の交換という対応策が頻繁に採られているという履歴がある場合には、ユーザ端末の買い替えという対応策を、当該買い替え以外の対応策よりも優先して表示させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ端末の不具合発生時においてユーザに対する対応作業を支援する仕組みに関する。
【背景技術】
【0002】
スマートホン等のユーザ端末に不具合や故障が発生したときに、そのユーザ端末に対して通信サービスを提供するサービス事業者の店舗で不具合等の状況を確認し、例えば修理や交換等の対応を行う場合がある。例えば特許文献1には、携帯電話機が自己診断を行い、その診断ログを電話応対するオペレータに提供して不具合の解消を図ることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−238262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザ端末の高機能化や多機能化に伴い、店舗にてユーザ端末の状況を確認して各種の対応を行う店舗スタッフに要求されるスキルは、よりいっそう高度化している。そこで、本発明は、ユーザ端末の不具合発生時においてユーザに対する対応作業を支援する仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、ユーザ端末に発生した不具合の事象に応じて、当該不具合の原因の候補を列挙して表示させる第1表示制御部と、前記ユーザ端末の属性及び当該ユーザ端末のサービス契約の内容に応じて、前記不具合に対する対応策の候補を列挙して表示させる第2表示制御部とを備え、前記第1表示制御部及び前記第2表示制御部は、前記ユーザ端末に関する情報の入力結果及び当該ユーザ端末に対する機械解析の結果に応じて、前記不具合の原因の候補及び前記対応策の候補の前記表示を変更し、さらに、前記第2表示制御部は、ユーザが前記ユーザ端末の交換を頻繁に行う顧客層に属する場合には、ユーザ端末の買い替えという対応策を、当該買い替え以外の対応策よりも優先して表示させることを特徴とする表示装置を提供する。
【0006】
また、本発明は、ユーザ端末に発生した不具合の事象に応じて、当該不具合の原因の候補を列挙して表示させる第1表示制御部と、前記ユーザ端末の属性及び当該ユーザ端末のサービス契約の内容に応じて、前記不具合に対する対応策の候補を列挙して表示させる第2表示制御部とを備え、前記第1表示制御部及び前記第2表示制御部は、前記ユーザ端末に関する情報の入力結果及び当該ユーザ端末に対する機械解析の結果に応じて、前記不具合の原因の候補及び前記対応策の候補の前記表示を変更し、さらに、前記第2表示制御部は、過去に他のユーザ端末における前記不具合についてユーザ端末の交換という対応策が頻繁に採られているという履歴がある場合には、ユーザ端末の買い替えという対応策を、当該買い替え以外の対応策よりも優先して表示させることを特徴とする表示装置を提供する。
【0007】
また、本発明は、コンピュータに、ユーザ端末に発生した不具合の事象に応じて、当該不具合の原因の候補を列挙して表示させる第1表示制御部と、前記ユーザ端末の属性及び当該ユーザ端末のサービス契約の内容に応じて、前記不具合に対する対応策の候補を列挙して表示させる第2表示制御部とを実現させ、前記第1表示制御部及び前記第2表示制御部は、前記ユーザ端末に関する情報の入力結果及び当該ユーザ端末に対する機械解析の結果に応じて、前記不具合の原因の候補及び前記対応策の候補の前記表示を変更し、さらに、前記第2表示制御部は、ユーザが前記ユーザ端末の交換を頻繁に行う顧客層に属する場合には、前記ユーザ端末の買い替えという対応策を、当該買い替え以外の対応策よりも優先して表示させるプログラムを提供する。
【0008】
また、本発明は、コンピュータに、ユーザ端末に発生した不具合の事象に応じて、当該不具合の原因の候補を列挙して表示させる第1表示制御部と、前記ユーザ端末の属性及び当該ユーザ端末のサービス契約の内容に応じて、前記不具合に対する対応策の候補を列挙して表示させる第2表示制御部とを実現させ、前記第1表示制御部及び前記第2表示制御部は、前記ユーザ端末に関する情報の入力結果及び当該ユーザ端末に対する機械解析の結果に応じて、前記不具合の原因の候補及び前記対応策の候補の前記表示を変更し、さらに、前記第2表示制御部は、過去に他のユーザ端末における前記不具合についてユーザ端末の交換という対応策が頻繁に採られているという履歴がある場合には、ユーザ端末の買い替えという対応策を、当該買い替え以外の対応策よりも優先して表示させるプログラムを提供する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ユーザ端末の不具合発生時においてユーザに対する対応作業を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】ユーザ応対システムの全体構成を示す図
図2】表示装置のハードウェア構成を示すブロック図
図3】サーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図
図4】ユーザ応対システムが実現する機能を示す機能ブロック図
図5】表示装置の動作を示すフローチャート
図6】表示装置における表示例
図7】表示装置における表示例
図8】表示装置における表示例
図9】表示装置における表示例
図10】表示装置における表示例
図11】表示装置における表示例
図12】表示装置における表示例
図13】表示装置における表示例
図14】表示装置における表示例
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は、本発明の一実施形態であるユーザ応対システムの全体構成を示す図である。ユーザ応対システムは、例えばスマートホンやタブレット等のユーザ端末に不具合や故障或いはエラー(以下、単に不具合という)が発生したときに、ユーザ端末に対して通信サー
ビス等を提供するサービス事業者の店舗にユーザが赴き、その店舗において店舗スタッフがユーザ端末の状況を確認して各種の対応を行うためのシステムである。
【0018】
ユーザ応対システムは、サーバ装置10と、表示装置20とを少なくとも備える。表示装置20は、店舗80において、店舗スタッフSが、ユーザUの所持するユーザ端末30に発生した不具合への対応を行うために操作する装置である。サーバ装置10及び表示装置20は、ネットワーク90を介して接続されており、ネットワーク90経由で相互に通信を行う。ネットワーク90は、有線又は無線の通信網である。なお、図1には、サーバ装置10、表示装置20及びユーザ端末30を1つずつ示しているが、これらはそれぞれ複数であってもよい。なお、本実施形態においては、店舗スタッフSが表示装置20を店舗80にて用いてユーザ端末30の不具合への対応を行う場合を例に挙げて説明するが、このような店舗80ではない場所や環境(例えばコールセンター、オンライン相談或いはインターネット等)において、本実施形態と同様の対応を行うようにしてもよい。
【0019】
図2は、表示装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。表示装置20は、例えばタブレットなどの通信可能なコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、例えばハードディスクなどの補助記憶装置204と、例えばアンテナや通信回路を備えてネットワーク90を介して無線通信を行う通信装置205と、例えばキーやタッチセンサなどの操作子が設けられた操作デバイス及び例えば液晶パネルや液晶駆動回路などの表示デバイスを含むUI(User Interface)装置206とを備えている。CPU201は、RAM203をワークエリアとして用いてROM202や補助記憶装置204に記憶されたプログラムを実行することによって、後述する各機能を実現する。
【0020】
図3は、サーバ装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ装置10は、通信可能なコンピュータであり、CPU101と、ROM102と、RAM103と、例えばハードディスクなどの補助記憶装置104と、ネットワーク90を介して通信を行う通信装置105とを備えている。CPU101は、RAM103をワークエリアとして用いてROM102や補助記憶装置104に記憶されたプログラムを実行することによって、後述する各機能を実現する。
【0021】
図4は、ユーザ応対システムの機能構成を示す図である。表示装置20において、第1表示制御部22は、ユーザ端末30に発生した不具合の事象に応じて、当該不具合の原因の候補を列挙して表示部21に表示させる。第2表示制御部23は、ユーザ端末30の属性及びユーザ端末30のサービス契約の内容に応じて、不具合に対する対応策の候補を列挙して表示部21に表示させる。第3表示制御部24は、店舗スタッフやユーザに対する対話画面を表示部21に表示させる。通信部25は、サーバ装置10とネットワーク90経由で通信を行い、サーバ装置10との間で各種情報を遣り取りする。操作部26は、店舗スタッフの操作を受け付ける。第1表示制御部22、第2表示制御部23及び第3表示制御部24は、通信部25がサーバ装置10から取得した情報や操作部26が受け付けた操作内容に応じて、表示部21に対する表示制御を行う。
【0022】
サーバ装置10において、機械解析部11は、ユーザ端末30に発生した不具合の内容を機械的に解析する機械解析処理を行う。機械解析は、機械診断或いはソフトウェア解析とも呼ばれており、ユーザ端末30において実行中のソフトウェアの動作を計測して解析するものである。より具体的には、機械解析は、ソフトウェアを動作させ内部の状態をモニタリングし、モジュール間のインタラクションおよびメモリ等のリソースの使用状況を確認して設計通り動作しているか否か又はユーザ端末30のどこにどのような不具合が発生しているか等を特定する処理を含む。記憶部12は、ユーザ端末30の属性及びユーザ端末30のサービス契約の内容等を含むデータベースのほか、ユーザ端末30に発生した
不具合の事象、ユーザ端末30の属性及びユーザ端末30のサービス契約の内容に応じて、ユーザ端末30における不具合の原因の候補及び対応策の候補を特定するためのアルゴリズムを記憶している。このアルゴリズムは、ユーザ端末30のソフトウェアの設計時や動作解析等により予め把握されているものとする。
【0023】
なお、図4の機能構成はあくまで一例に過ぎず、表示装置20とサーバ装置10とが全体として図4に示す各機能を実現すればよい。例えば機械解析部11は、表示装置20が備えていてもよいし、表示装置20とサーバ装置10が連携して実現してもよい。また、記憶部12が記憶する情報の一部を表示装置20が記憶してもよい。
【0024】
[動作]
次に、図5図14を参照して本実施形態の動作を説明する。ユーザはユーザ端末30に不具合が発生した場合、そのユーザ端末30を店舗80に持参し、店舗スタッフに不具合発生の旨を伝える。なお、ここでいう「不具合」とは、ユーザ端末30に対して調査や解析をした結果に基づいて不具合と判定されるものに限らず、ユーザが「不具合」と感じる場合をも含む。表示装置20は、店舗スタッフの操作に従い、まず、図6に示す画面1(本発明における第1画面の一例)を表示する(図5:ステップS11)。この画面1には、店舗スタッフによる入力対象となる情報の項目名「情報1a」〜「情報5a」と、各情報が入力される入力欄とが含まれる。「情報1a」は、ユーザ端末30の不具合の事象を意味する情報(例えばユーザ端末30の電源が入らない、ユーザ端末30から音声が出力されない、ユーザ端末30のタッチパネルが動作しない等)である。「情報2a」〜「情報5a」は、例えば不具合が発生するユーザ端末30の機種名、そのユーザ端末30が所定の補償サービスに加入しているか否か、又は、ユーザ端末30のサービス契約期間等のように、ユーザ端末30の属性及びユーザ端末30のサービス契約の内容である。画面1の表示エリア2には、ユーザ端末30の不具合に対する対応策の候補(表示項目1、表示項目2、表示項目3)が表示される。表示項目1〜表示項目3は、例えばユーザ端末30の買い替え、ユーザ端末30の修理、ユーザ端末30が加入している補償サービスによる対応、といった3種類の対応策を意味している。ただし、この時点では、表示項目1〜表示項目3には、ユーザ端末30の買い替え、ユーザ端末30の修理、ユーザ端末30が加入している補償サービスによる対応、という対応策の名称が列挙されているだけであり、その各対応策に要する費用(ユーザが負担する費用)は表示されていない。
【0025】
ここで、店舗スタッフにより第1画面の項目名「情報1a」に対して或る「情報A」という不具合の事象が入力されると、第1表示制御部22は、その不具合の事象に応じて、当該不具合の原因の候補を列挙して表示エリア1に表示させる(図7)。例えば、入力された不具合の事象が「電源が入らない」であれば、その不具合の原因の候補として、電池故障、ソフトウェア影響、メモリ不足、電源ボタン故障、接触不良等の、その不具合に対して考え得る複数の原因に相当する要素1〜要素9が列挙表示される。不具合の事象とその原因の候補との対応関係としては、予め決められた内容がサーバ装置10に記憶部12に記憶されており、第1表示制御部22は、入力された不具合の事象に対応する原因の候補をサーバ装置10から取得して表示させる。このとき、不具合の事象に対する原因の候補には優先順位があり、或る不具合の事象に対してその原因の候補である可能性が高い順番が事前解析や経験的に予め特定されている。そこで、第1表示制御部22は、不具合の原因に該当する確率の高い候補から、例えば要素に付された番号の昇順(要素1→要素9)で列挙して表示させる。つまり、要素1は、要素1〜要素9のうち、入力された不具合の原因に該当する確率が最も高く、要素9は、要素1〜要素9のうち、入力された不具合の原因に該当する確率が最も低い。
【0026】
次に、第1画面の項目名「情報2a」〜「情報5a」に対して、ユーザ端末30の属性及び当該ユーザ端末30のサービス契約の内容を意味する「情報B」〜「情報D」の入力
及びチェックボックスへの入力がなされる。第2表示制御部23は、これらユーザ端末30の属性及び当該ユーザ端末30のサービス契約の内容に応じて、不具合に対する対応策の候補を列挙して表示エリア2に表示させる(図8)。ユーザ端末30の属性及び当該ユーザ端末30のサービス契約の内容と、不具合に対する対応策の候補(対応策に要する費用を含む)との対応関係としては、予め決められた内容がサーバ装置10に記憶部12に記憶されている。第2表示制御部23は、入力されたユーザ端末30の属性及び当該ユーザ端末30のサービス契約の内容に対応する対応策の候補を、サーバ装置10から取得して表示させる。これにより、表示項目1〜表示項目3において、例えばユーザ端末30の買い替えに係る費用、ユーザ端末30の修理に係る費用、ユーザ端末30が加入している補償サービスによる対応に係る費用が具体的に表示される。
【0027】
次に、表示装置20は、図9に示す画面2(本発明における第2画面の一例)を表示する(図5:ステップS12)。この画面2には、ユーザ端末30に関する情報の項目名(情報1b、情報2b)と、その情報の入力欄とが含まれる。情報1b、2bは、ユーザ端末30の外観に関する情報(例えば外観観察により破損しているとか水濡れしている等)である。なお、図9に示す「i」という項目を店舗スタッフが選択すると、「i」が表示されている入力欄に対するヘルプ情報(例えば、入力補助となる「図1」や「文章1」等)が表示される(他の図においても同じ)。第1表示制御部22は、不具合の原因の候補のうちいずれかが、ユーザ端末30に関する情報の入力結果に基づいてユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当しないと判明するたびに、当該原因に該当しない候補の優先順位を他の候補よりも下げて表示させる。ここでは、第1表示制御部22は、ユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当しない候補をいわゆるグレーアウトして表示させる。また、第1表示制御部22は、不具合の原因の候補のうちいずれかが、ユーザ端末30に関する情報の入力結果に基づいてユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当しない可能性が高いと判明するたびに、当該原因に該当しない可能性が高い候補の優先順位を他の候補よりも下げて表示させるようにしてもよい。ここでは、第1表示制御部22は、ユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当しない可能性が高い候補の表示配置順を下げて、つまり、その可能性に応じて要素1〜9の順で列挙して表示させる。このように不具合の原因判明の経緯を可視化することによって、ユーザはその経緯を店舗スタッフと共に閲覧し、その結果、どのような経緯で或る原因が排除されたか等を知ることができる。これにより、原因究明の過程を知るという意味での顧客満足を実現可能となる。また、第2表示制御部23は、ユーザ端末30に関する情報の入力結果に応じて対応策の候補の表示を変更する。例えばユーザ端末30に関する情報の入力結果(例えばユーザ端末30が破損しているとか水濡れしていること)に応じて、ユーザ端末30の買い替えに係る費用、ユーザ端末30の修理に係る費用、ユーザ端末30が加入している補償サービスによる対応に係る費用が変われば、その変更内容が表示される。ユーザ端末30に関する情報と不具合に対する対応策の候補(対応策に要する費用を含む)との対応関係は、予め決められた内容がサーバ装置10に記憶部12に記憶されている。
【0028】
次に、表示装置20は、図10に示す画面3(本発明における第3画面の一例)を表示する(図5:ステップS13)。この画面3は、ユーザ端末30に対する機械解析を促す画面であり、例えば「ユーザ端末への状態診断処理を行います」という文章1と、その処理を開始するための「機能実行」というソフトボタン等を含む。店舗スタッフが、表示装置20とユーザ端末30とをケーブルや無線通信等で接続し、「機能実行」というソフトボタンを選択すると、サーバ装置10の機械解析部11により、表示装置20経由でユーザ端末30に対する機械解析が実行される。この機械解析中は、図11に示すように画面の右上隅等に「機能実行中」という表示がなされる。第1表示制御部22は、不具合の原因の候補のうちいずれかが、ユーザ端末30に対する機械解析の結果に基づいてユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当しないと判明するたびに、当該原因に該当しない候補の優先順位を下げて表示させる。ここでは、ユーザ端末30に発生した不具合の原因に
該当しない候補をいわゆるグレーアウトして表示させる。また、第1表示制御部22は、不具合の原因の候補のうちいずれかが、ユーザ端末30に関する情報の入力結果に基づいてユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当しない可能性が高いと判明するたびに、当該原因に該当しない可能性が高い候補の優先順位を他の候補よりも下げて表示させるようにしてもよい。このように不具合の原因判明の経緯を可視化することにより、顧客満足を実現可能となる。また、第2表示制御部23は、ユーザ端末30に対する機械解析の結果に応じて、対応策の候補の表示を変更する。例えばユーザ端末30に対する機械解析の結果に応じて、ユーザ端末30の買い替えに係る費用、ユーザ端末30の修理に係る費用、ユーザ端末30が加入している補償サービスによる対応に係る費用が変われば、その変更内容が表示される。ユーザ端末30に対する機械解析の結果と対応策の候補(対応策に要する費用を含む)との対応関係は、予め決められた内容がサーバ装置10に記憶部12に記憶されている。
【0029】
この機械解析がなされている期間に並行して、表示装置20は、図12に示す画面4−1(本発明における第4画面の一例)を表示する(図5:ステップS14)。この画面4−1は、ユーザ端末30のユーザに対する質問への回答を入力するための画面であり、各質問に相当する「情報1c」〜「情報4c」と、その質問に対する回答を入力する入力欄とを含む。例えば「情報1c」〜「情報4c」は、不具合が生じる頻度とか、どのような状況で不具合が生じるかといった、ユーザに対する質問である。このとき、第3表示制御部24は、不具合の原因に該当する確率が最も高い候補がユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当するか否かを判断するための質問から順に列挙して表示させる。つまり、ここでは、最も確率の高い原因の候補である要素1がユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当するか否かを判断するための質問は、情報1cに相当する。次に確率の高い原因の候補である要素2がユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当するか否かを判断するための質問は、情報2cに相当する。その次に確率の高い原因の候補である要素3がユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当するか否かを判断するための質問は、情報3cに相当する。さらにその次に確率の高い原因の候補である要素4がユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当するか否かを判断するための質問は、情報4cに相当する。不具合の原因の候補と、その候補がユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当するか否かを判断するための質問との対応関係等は、予め決められた内容がサーバ装置10に記憶部12に記憶されており、第3表示制御部24は、この対応関係をサーバ装置10から取得して、画面4−1を表示させる。
【0030】
第1表示制御部22は、不具合の原因の候補のうちいずれかが、ユーザ端末30に関する情報の入力結果(上記質問に対する回答結果)に基づいてユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当しないと判明するたびに、当該原因に該当しない候補の優先順位を下げて表示させる。ここでは、ユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当しない候補をいわゆるグレーアウトして表示させる。この結果、グレーアウトせずに表示されている候補のうち、要素に付された番号の最も小さい候補が、不具合の原因に該当する可能性が高い候補に相当することになる。これにより、店舗スタッフが不具合の原因に該当する可能性が高い候補を早期に知ることができ、そのことをユーザへの応対に生かすことができる。また、第1表示制御部22は、不具合の原因の候補のうちいずれかが、ユーザ端末30に関する情報の入力結果に基づいてユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当しない可能性が高いと判明するたびに、当該原因に該当しない可能性が高い候補の優先順位を他の候補よりも下げて表示させるようにしてもよい。
【0031】
次に、表示装置は、図13に示す画面4−2(本発明における第5画面の一例)を表示する(図5:ステップS15)。この画面4−2は、ユーザ端末30に対する操作を要する情報を入力するための画面である。ここで要求されるユーザ端末30に対する操作は、画面4−1にて、ユーザに対する質問への回答に応じて絞り込まれた操作である。例えば
「情報1d」〜「情報5d」は、不具合の再現を確認する操作(電源が入らない場合は、電源を入れてみる操作)や、ユーザ端末30の再起動を行う操作に応じてどのような結果になったかを求める情報である。店舗スタッフ又はユーザは、このような操作の指示に従って実際にユーザ端末30を操作し、その操作の結果を画面4−2に入力する。第1表示制御部22は、不具合の原因の候補のうちいずれかが、ユーザ端末30に関する情報の入力結果に基づいてユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当しないと判明するたびに、当該原因に該当しない候補の優先順位を下げて表示させる。ここでは、ユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当しない候補をいわゆるグレーアウトして表示させる。また、第1表示制御部22は、不具合の原因の候補のうちいずれかが、ユーザ端末30に関する情報の入力結果に基づいてユーザ端末30に発生した不具合の原因に該当しない可能性が高いと判明するたびに、当該原因に該当しない可能性が高い候補の優先順位を他の候補よりも下げて表示させるようにしてもよい。第1表示制御部22及び第2表示制御部23は、この入力結果に応じて、不具合の原因の候補及び対応策の候補の表示を変更する。
【0032】
最後に、表示装置は、図14に示す画面5を表示する(図5:ステップS16)。この画面5には、画面1〜画面4−2の遷移までに判明した情報が総合的に含まれる。店舗スタッフはこれらの画面1〜画面5を、必要に応じてユーザと共に閲覧しながら、そのユーザに対する相談や応対を行う。
【0033】
以上のように、第3表示制御部24は、ユーザ端末30のサービス契約の内容を入力するための画面1又はユーザ端末30の外観に関する情報を入力するための画面2を、ユーザ端末30に対する機械解析を促す画面3、ユーザ端末30のユーザに対する質問への回答を入力するための画面4−1、又はユーザ端末30に対する操作を要する情報を入力するための画面4−2よりも、時系列的に先に表示させる。ユーザ端末30のサービス契約の内容又はユーザ端末30の外観に関する情報は、他の入力及び解析に比較して、不具合に対する対応策の早期絞り込みを可能とするものである。よって、このような画面遷移により、対応策の早期絞り込みが可能となる。
【0034】
また、第3表示制御部24は、画面3を表示させた後に、画面4−1又は画面4−2を表示させる。これにより、画面4−1又は画面4−2に対する情報入力を機械解析中に並行して行い得ることになり、応対作業の迅速化に寄与する。
【0035】
また、第3表示制御部24は、画面4−1を表示させた後に、画面4−2を表示させる。画面4−2において行うユーザ端末30の操作は時間もかかるし煩雑な作業であるが、その操作の前に画面4−1に対する入力により不具合の原因等を絞り込むから、これにより、画面4−2において行うべき端末操作数の削減が可能となる。
【0036】
以上説明した実施形態によれば、ユーザ端末30の不具合発生時においてユーザに対する対応作業を容易化、迅速化又は標準化することが可能となる。これにより、店舗スタッフによる対応作業を支援することができ、この結果、店舗スタッフはユーザへの接客そのもの注力することが可能となる。
【0037】
[変形例]
上述した実施形態は次のような変形が可能である。また、以下の変形例を互いに組み合わせて実施してもよい。
[変形例1]
第1表示制御部22は、ユーザ端末30に発生した不具合の原因の候補を表示するときに、ユーザ端末30に生じた不具合の原因に該当する確率の高さに応じた表示を行ってもよい。不具合の原因に該当する確率の高さに応じた表示とは、例えば、その原因の候補を表示する順序又は配置、その原因の候補を示す文字の大きさ、色、線の太さ等の何らかの
強調処理の有無を含む。これにより、不具合の原因に該当する確率を提示することができる。店舗スタッフが不具合の原因に該当する可能性が高い候補を知ることができ、そのことをユーザへの応対に生かすことができる。
【0038】
[変形例2]
第2表示制御部23は、不具合に対する対応策の候補を、ユーザの属性に応じた順序で列挙して表示させる。例えばユーザの属性がユーザ端末30の交換を頻繁に行う顧客層に属する場合は、不具合に対する対応策の候補として、ユーザ端末30の買い替えを他の対応策よりも優先して表示する。これによりユーザの属性に応じた対応策を優先的に提示することができる。このようなユーザの属性はサーバ装置10の記憶部12等に予め記憶されている。
【0039】
[変形例3]
第2表示制御部23は、不具合に対する対応策の候補を、当該不具合に対して過去に採られた対応策の履歴に応じた順序で列挙して表示させる。このため、サーバ装置10又は表示装置20が過去の不具合の事象と採られた対応策の履歴を記憶しておき、例えばその不具合を経験したユーザが過去にユーザ端末30の交換を頻繁に行うという履歴がある場合は、その不具合に対する対応策の候補として、ユーザ端末30の買い替えを他の対応策よりも優先して表示する。これにより、同じ不具合を経験した他のユーザが多く選択した対応策を優先的に提示することができる。
【0040】
[その他の変形例]
なお、上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
【0041】
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
【0042】
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
【0043】
本明細書で使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
【0044】
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
【0045】
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。また、「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、及びそれらの変形が、本明細書或いは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書或いは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。また、本開示の全体において、例えば、英語でのa, an, 及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
【0046】
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
【0047】
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。本明細書で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続を使用することにより、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどの電磁エネルギーを使用することにより、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
【0048】
本発明に係る表示装置20は、実施形態で説明したようにそれぞれの機能の全てを一体に備えた装置によっても実現可能であるし、それぞれの装置の機能を、さらに複数の装置
に分散して実装したシステムであってもよい。
【0049】
本発明は、サーバ装置10が行う情報処理方法、或いは、サーバ装置10としてコンピュータを機能させるためのプログラムといった形態でも実施が可能である。かかるプログラムは、光ディスク等の記録媒体に記録した形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用可能にするなどの形態で提供されたりすることが可能である。
【符号の説明】
【0050】
10・・・サーバ装置、11・・・機械解析部、12・・・記憶部、20・・・表示装置、21・・・表示部、22・・・第1表示制御部、23・・・第2表示制御部、24・・・第3表示制御部、25・・・通信部、26・・・操作部、30・・・ユーザ端末、90・・・ネットワーク。
図1
図2
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