特許第6971393号(P6971393)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6971393
(24)【登録日】2021年11月4日
(45)【発行日】2021年11月24日
(54)【発明の名称】通信設備シングルボードおよび通信設備
(51)【国際特許分類】
   H05K 7/14 20060101AFI20211111BHJP
【FI】
   H05K7/14 K
【請求項の数】8
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2020-517358(P2020-517358)
(86)(22)【出願日】2018年9月26日
(65)【公表番号】特表2020-535652(P2020-535652A)
(43)【公表日】2020年12月3日
(86)【国際出願番号】CN2018107576
(87)【国際公開番号】WO2019062752
(87)【国際公開日】20190404
【審査請求日】2020年3月25日
(31)【優先権主張番号】201710882782.X
(32)【優先日】2017年9月26日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518056748
【氏名又は名称】新華三技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】NEW H3C TECHNOLOGIES CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】肖 辰 飛
(72)【発明者】
【氏名】許 進
【審査官】 五貫 昭一
(56)【参考文献】
【文献】 特開平6−310220(JP,A)
【文献】 特開2019−79703(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 7/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信設備に用いられる通信設備シングルボード(10)であって、
前記通信設備シングルボードのコネクタには、固定位置(11)と第1接触位置(12)が設置され、前記固定位置(11)の電圧レベルと前記第1接触位置(12)の電圧レベルとが異なり、
前記固定位置(11)は、導電性弾性シートの内側の一方端(21)を固定接続し、前記導電性弾性シートの外側には、絶縁被覆層が設けられ、前記導電性弾性シートは、力を受けたときに変形することができ、力を受けずに元の状態に復元することができ、
前記固定位置(11)が前記導電性弾性シートの内側の一方端(21)を固定接続し、且つ前記通信設備シングルボードのコネクタと対応する通信設備のコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲に属するときに、前記導電性弾性シートの内側の他方端(22)は、前記第1接触位置(12)に接触し、
前記通信設備シングルボードが前記通信設備に挿入されたとき、前記導電性弾性シートが力を受けることによって、前記導電性弾性シートの前記他方端(22)は、前記第1接触位置(12)に徐々に近づき、
前記嵌合隙間が前記所定閾値範囲よりも大きい場合、前記導電性弾性シートの前記他方端(22)と前記第1接触位置(12)とは接触しないことを特徴とする通信設備シングルボード。
【請求項2】
前記通信設備シングルボードのコネクタには、第2接触位置(13)が更に設置され、前記第2接触位置(13)の電圧レベルと前記固定位置(11)の電圧レベルとが異なり、
前記固定位置(11)が前記導電性弾性シートの内側の一方端(21)を固定接続し、且つ前記通信設備シングルボードのコネクタと対応する通信設備のコネクタとの嵌合隙間が前記所定閾値範囲の上限値より大きいときに、前記導電性弾性シートの内側の他方端(22)は、前記第2接触位置(13)に接触することを特徴とする請求項1に記載の通信設備シングルボード。
【請求項3】
前記通信設備シングルボードのコネクタには、第3接触位置(14)が更に設置され、前記第3接触位置(14)の電圧レベルと前記固定位置(11)の電圧レベルとが異なり、
前記固定位置(11)が前記導電性弾性シートの内側の一方端(21)を固定接続し、且つ前記通信設備シングルボードのコネクタと対応する通信設備のコネクタとの嵌合隙間が前記所定閾値範囲の下限値より小さいときに、前記導電性弾性シートの内側の他方端(22)は、前記第3接触位置(14)に接触することを特徴とする請求項1または2に記載の通信設備シングルボード。
【請求項4】
論理チップ(15)を更に備え、
前記論理チップ(15)は、前記第1接触位置(12)に接続され、前記第1接触位置(12)の電圧レベル状態変化を検出し、対応する電圧レベル変化信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の通信設備シングルボード。
【請求項5】
前記固定位置(11)は、所定電源に接続され、前記第1接触位置(12)は、接地され、
前記論理チップ(15)は、前記第1接触位置(12)に接続され、
前記論理チップ(15)は、前記第1接触位置(12)の電圧レベル低電圧レベルから高電圧レベルに変化したと検出したときに、第1電圧レベル変化信号を生成し、
前記論理チップ(15)は、前記第1接触位置(12)の電圧レベル高電圧レベルから低電圧レベルに変化したと検出したときに、第2電圧レベル変化信号を生成することを特徴とする請求項4に記載の通信設備シングルボード。
【請求項6】
前記固定位置(11)は、接地され、前記第1接触位置(12)は、所定電源に接続され、
前記論理チップ(15)は、前記第1接触位置(12)に接続され、
前記論理チップ(15)は、前記第1接触位置(12)の電圧レベル高電圧レベルから低電圧レベルに変化したと検出したときに、第3電圧レベル変化信号を生成し、
前記論理チップ(15)は、前記第1接触位置(12)の電圧レベル低電圧レベルから高電圧レベルに変化したと検出したときに、第4電圧レベル変化信号を生成することを特徴とする請求項4に記載の通信設備シングルボード。
【請求項7】
前記論理チップ(15)は、更に、生成された電圧レベル変化信号を出力することを特徴とする請求項4に記載の通信設備シングルボード。
【請求項8】
請求項1から7の何れか一項に記載の通信設備シングルボードを備える通信設備。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
関連出願の相互引用
本願は、出願日が2017年9月26日であり、出願番号が201710882782.Xであり、発明名称が「通信設備シングルボードおよび通信設備」である中国特許出願の優先権を主張し、当該出願の全文が引用により本願に組み込まれる。
【0002】
筐体型カード挿抜設備とは、モジュール化設計された筐体を採用し、各モジュール(例えば、サービスボード、メイン制御ボード、ファブリックボード、ファン、電源)を独立させるものを指す。モジュール間の信号がコネクタを介して繋がり、モジュール同士が構造部材を介して固定されることにより、1つのシステムは構成される。
【0003】
筐体型カード挿抜設備では、モジュールの回路板がトレイ構造を有するハンドルバーに固定されている。ハンドルバーにおけるレバーによって、ハンドルバーを締め付けたり引き抜いたりすることができる。モジュールが何れも挿抜可能なものであるため、筐体型カード挿抜設備のモジュールの配置がより柔軟であり、筐体型カード挿抜設備がモジュールの余剰をサポートでき、モジュールの修理とメンテナンスも容易である。
【0004】
従来の筐体型カード挿抜設備の組立方式は、ハンドルバーを締め付け、且つ構造部材の外側でネジ締めすることにより、モジュール間の嵌合隙間が要求に合致することを確保させる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】本発明の実施例に係る通信設備シングルボードの模式図である。
図2】本発明の実施例に係る導電性弾性シートの模式図である。
図3A】実施例一における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図3B】実施例一における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図3C】実施例一における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図3D】実施例一における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図3E】実施例一における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図4A】実施例二における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図4B】実施例二における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図4C】実施例二における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図4D】実施例二における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図4E】実施例二における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図5A】実施例三における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図5B】実施例三における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図5C】実施例三における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図5D】実施例三における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図5E】実施例三における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図5F】実施例三における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図5G】実施例三における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図6A】実施例四における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図6B】実施例四における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図6C】実施例四における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図6D】実施例四における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図6E】実施例四における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図6F】実施例四における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
図6G】実施例四における通信設備シングルボードの模式図と回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本発明の実施例における技術案がより良好に当業者に理解され、且つ、本発明の実施例の上記目的、特徴とメリットがより明瞭になるように、以下では、図面を組み合わせて本発明の実施例における技術案について更に詳細に説明する。
【0007】
従来の筐体型カード挿抜設備の組み立て方式は、モジュール間の実の接続位置(即ち、モジュール間のコネクタの所)が筐体内部に存在するため、外部から観察するだけで、モジュール間の嵌合隙間が設計要求範囲に入っているか否かを正確に判断するのは、非常に困難である。これに鑑みて、本発明は、当該技術課題の解決に向けて、通信設備シングルボードおよび通信設備を提出する。
【0008】
図1は、本発明の実施例に係る通信設備シングルボードの模式図である。当該通信設備シングルボードは、通信設備に適用する。図1に示すように、当該通信設備シングルボード10のコネクタには、固定位置11と接触位置12が設置され、当該固定位置11と接触位置12とのレベルは、異なる。
【0009】
固定位置11は、導電性弾性シート20の内側(即ち、通信設備シングルボード10に近接する側)の一方端21を固定接続する。当該導電性弾性シート20の外側(即ち、通信設備シングルボード10から離れた側)には、絶縁被覆層が設けられている。
【0010】
固定位置11が導電性弾性シート20の内側の一方端21を固定接続し、且つ通信設備シングルボード10のコネクタと筐体型設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲に属するときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、接触位置12に接触する。
【0011】
本発明の実施例では、固定位置11と接触位置12とのレベルが異なるため、導電性弾性シート20の内側の一方端21が固定位置11を固定接続し、且つ導電性弾性シート20の内側の他方端22が接触位置12に接触したときに、固定位置11又は接触位置12のレベル変化を引き起こせる。したがって、固定位置11または接触位置12のレベル変化を検出することにより、導電性弾性シート20の内側の他方端22が接触位置12に接触するか否かを特定でき、更に、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲に属するか否かを特定できる。
【0012】
通信設備シングルボード10のコネクタが通信設備における対応するコネクタに正常に接続されたときに、即ち、通信設備シングルボード10が正常に挿入されたときに、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間は、所定閾値範囲に属する。
【0013】
図2は、本発明の実施例に係る導電性弾性シートの模式図である。当該導電性弾性シート20は、金属導電材質であってもよく、且つ当該導電性弾性シート20の外側には、絶縁被覆層が設けられ、当該導電性弾性シート20は、力を受けたときに変形し、力を受けていないときに元に戻る。
【0014】
それ相応に、導電性弾性シート20の絶縁被覆層が設けられていない内側の導電の一方端21を通信設備シングルボード10のコネクタの固定位置11に固定接続することにより、通信設備シングルボード10が通信設備に挿入されたときに、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌め合いがきつくなるにつれて、導電性弾性シート20は、力を受けて延長し、導電性弾性シート20の内側の他方端22が通信設備シングルボード10のコネクタに接触する位置も変化する。通信設備シングルボード10が正常に挿入されたときに、即ち、通信設備シングルボード10のコネクタと、通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲に達したときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、通信設備シングルボード10のコネクタの接触位置12に接触する。
【0015】
本発明の実施例に係る技術案がより良好に当業者に理解されるように、以下では、具体的な実例を組み合わせて本発明の実施例に係る技術案について説明する。
【0016】
実施例一
図3Aは、本発明の実施例に係る通信設備シングルボードの構造模式図である。図3Aに示すように、図2に示す通信設備シングルボードを基に、当該通信設備シングルボード10は、論理チップ15を更に含んでもよい。
【0017】
当該論理チップ15は、接触位置12に接続され、接触位置12のレベル状態変化を検出し、対応するレベル変化信号を生成する。
【0018】
当該実施例の中の1つの実施形態では、その動作原理の回路図は、図3Bに示される。通信設備シングルボード10のコネクタの固定位置11は、接地され、接触位置12は、所定電源に接続されている。
【0019】
説明すべきことは、本発明の実施例において、特別説明しない限り、言及された接地が、何れも抵抗器を介して接地することを意味し、電源に接続されることが、何れも抵抗器を介して電源に接続することを意味する。本発明の実施例では、後で繰り返し説明しない。
【0020】
当該実施形態では、通信設備シングルボード10のコネクタが通信設備における対応するコネクタに接続されていないときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、通信設備シングルボード10のコネクタの接触位置12以外の領域に接触し(当該領域は、固定位置11と接触位置12の間に位置する)、その際、論理チップ15によって検出された接触位置12のレベルは、高レベルである。
【0021】
通信設備シングルボード10が通信設備に挿入され、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの接続が徐々に緊密になるときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、導電性弾性シート20の受力によって接触位置12へ徐々に近接する。通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとが正常に接続されたときに、即ち、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲に達したときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、接触位置12に接触し、接触位置12は、固定位置11に正常に接続する。その模式図は、図3Cに示されてもよい。その際、論理チップ15は、接触位置12の電圧が高レベルから低レベルに変化して低レベル状態に維持されると検出する。その回路図が図3Dに示されてもよい。
【0022】
論理チップ15は、接触位置12の電圧が高レベルから低レベルに変化したと検出したときに、対応するレベル変化信号(本文では、第1レベル変化信号と呼ばれる)を生成してもよい。ユーザ(例えば、管理者)は、当該第1レベル変化信号に基づいて、通信設備シングルボード10の正常挿入を特定する。
【0023】
説明すべきことは、通信設備シングルボード10の挿入の過程中に、論理チップ15で生成された第1レベル変化信号がずっと検出されなかった場合に、挿入の異常が発生したと特定でき、その際、実際の状況に応じて対応する処理措置を行ってもよい。
【0024】
当該実施形態では、通信設備シングルボード10が正常動作状態において引き抜かれた(人為的動作または障害)ときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22の、通信設備シングルボード10のコネクタに接触する領域は、徐々に接触位置12から離れて固定位置11へ近接する。通信設備シングルボード10が引き抜かれるとともに、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとは、徐々に分離し、両者の嵌合隙間は、段々に大きくなる。通信設備10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲の上限値を超えたときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、接触位置12に接触しなくなり、接触位置12は、固定位置11から切り離れる。その際、論理チップ15は、接触位置12の電圧が低レベルから高レベルに変化して高レベル状態に維持されると検出する。
【0025】
論理チップ15は、接触位置12の電圧が低レベルから高レベルに変化したと検出したときに、対応するレベル変化信号(本文では、第2レベル変化信号と呼ばれる)を生成してもよい。ユーザ(例えば、管理者)は、当該第2レベル変化信号に基づいて、通信設備シングルボード10が引き抜かれたことを特定可能である。
【0026】
当該実施例の別の実施形態では、その動作原理の回路図は、図3Eに示されてもよい。通信設備シングルボード10のコネクタの固定位置11は、所定電源に接続され、接触位置12は、接地されている。
【0027】
当該実施形態では、通信設備シングルボード10のコネクタが通信設備における対応するコネクタに接続されなかったときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、通信設備シングルボード10のコネクタの接触位置12以外の領域に接触する。その際、論理チップ15で検出された接触位置12のレベルは、低レベルである。
【0028】
通信設備シングルボード10が通信設備に挿入され、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの接続が徐々に緊密になるときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、導電性弾性シート20の受力によって徐々に接触位置12へ近接する。通信設備シングルボード10のコネクタが通信設備における対応するコネクタに正常に接続されたときに、即ち、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲に達したときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、接触位置12に接触し、接触位置12は、固定位置11に正常に接続する。その際、論理チップ15は、接触位置12の電圧が低レベルから高レベルに変化して高レベル状態に維持されると検出する。
【0029】
論理チップ15は、接触位置12の電圧が低レベルから高レベルに変化したと検出したときに、対応するレベル変化信号(本文では、第3レベル変化信号と呼ばれる)を生成してもよい。ユーザ(例えば、管理者)は、当該第3レベル変化信号に基づいて通信設備シングルボード10の正常挿入を特定する。
【0030】
説明すべきことは、通信設備シングルボード10の挿入の過程中に、論理チップ15で生成された第3レベル変化信号がずっと検出されなかった場合に、挿入の異常が発生したと特定可能である。その際、実際の状況に応じて対応する処理措置を行ってもよい。
【0031】
当該実施形態では、通信設備シングルボード10が正常動作状態において引き抜かれた(人為的動作または障害)ときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22が通信設備シングルボード10のコネクタと接触する領域は、徐々に接触位置12から離れて固定位置11へ近接する。通信設備シングルボード10が引き抜かれるとともに、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとは、徐々に分離し、両者の嵌合隙間は、段々に大きくなる。通信設備10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲の上限値を超えたときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、接触位置12に接触しなくなり、接触位置12は、固定位置11から切り離れる。その際、論理チップ15は、接触位置12の電圧が高レベルから低レベルに変化して低レベル状態に維持されると検出する。
【0032】
論理チップ15は、接触位置12の電圧が高レベルから低レベルに変化したと検出したときに、対応するレベル変化信号(本文では、第4レベル変化信号と呼ばれる)を生成してもよい。ユーザ(例えば、管理者)は、当該第4レベル変化信号に基づいて、通信設備シングルボード10が引き抜かれたことを特定する。
【0033】
当該実施例において、接触位置12のレベル変化を検出することにより、通信設備シングルボードが正常に挿入されたかそれとも引き抜かれたかを特定することが分かる。
【0034】
実施例二
図4Aは、本発明の実施例に係る通信設備シングルボードの構造模式図である。図4Aに示すように、図3Aに示す通信設備シングルボードを基に、当該通信設備シングルボード10は、接触位置13を更に含んでもよく、当該接触位置13と固定位置11とのレベルは、異なる。
【0035】
固定位置11が導電性弾性シート20の内側の一方端21を固定接続し、且つ通信設備シングルボードのコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲の上限値より大きくないときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、接触位置13に接触する。
【0036】
当該実施例において、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合状態をより正確に把握するために、通信設備シングルボード10のコネクタに別の接触位置(即ち、図4Aに示す接触位置13)を設置する。接触位置13は、接触位置12よりも固定位置11に近接し、且つ接触位置13と固定位置11とのレベルも異なる。
【0037】
それ相応に、論理チップ15は、接触位置12と接触位置13とにそれぞれ接続され、接触位置12と接触位置13のレベル状態変化を検出し、対応するレベル変化信号を生成してもよい。
【0038】
当該実施例の中の1つの実施形態では、その動作原理の回路図は、図4Bに示されてもよい。通信設備シングルボード10のコネクタの固定位置11は、接地され、接触位置12と接触位置13は、所定電源に接続されている。
【0039】
当該実施形態では、通信設備シングルボード10のコネクタが通信設備における対応するコネクタに接続されていないときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、通信設備シングルボード10のコネクタの接触位置13に接触し、その模式図が図4Aに示されてもよい。その際、論理チップ15で検出された接触位置13のレベルは、低レベルであり、接触位置12のレベルは、高レベルである。
【0040】
通信設備シングルボード10が通信設備に挿入され、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの接続が開始したときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、導電性弾性シート20の受力によって徐々に接触位置12へ近接する。通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの接続がある程度に達したときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、接触位置13に接触しなくなり、接触位置13は、固定位置11から切り離れる。論理チップ15は、接触位置13の電圧が低レベルから高レベルに変化して高レベル状態に維持され、接触位置12は、依然として高レベル状態に維持されると検出する。
【0041】
論理チップ15は、接触位置13の電圧が低レベルから高レベルに変化したと検出したときに、対応するレベル変化信号(本文では、第5レベル変化信号と呼ばれる)を生成してもよく、ユーザ(例えば、管理者)は、当該第5レベル変化信号に基づいて、通信設備シングルボード10のコネクタが既に通信設備における対応するコネクタに接続されたが、完全な接続がまだ完了していない(即ち、嵌合不足状態であり、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲の上限値より大きい)と特定する。
【0042】
通信設備シングルボード10の継続的な挿入とともに、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの接続は、徐々に緊密になり、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、引き続き接触位置12へ近接する。通信設備シングルボード10のコネクタが通信設備における対応するコネクタに正常に接続されたときに、即ち、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲に達したときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、接触位置12に接触し、接触位置12は、固定位置11に正常に接続し、その模式図が図4Cに示されてもよい。その際、論理チップ15は、接触位置12の電圧が高レベルから低レベルに変化して低レベル状態に維持され、接触位置13は、高レベルに維持されると検出する。その回路図が図4Dに示されてもよい。
【0043】
論理チップ15は、接触位置12の電圧が高レベルから低レベルに変化したと検出したときに、対応するレベル変化信号(本文では、第6レベル変化信号と呼ばれる)を生成してもよく、ユーザ(例えば、管理者)は、当該第6レベル変化信号に基づいて通信設備シングルボード10の正常挿入を特定する。
【0044】
説明すべきことは、当該実施形態において、通信設備シングルボード10が引き抜かれた時の接触位置12および接触位置13のレベル状態変化が通信設備シングルボード10の挿入時とは逆であり、その具体的な実施についてここで繰り返し説明しない。
【0045】
当該実施例の別の実施形態では、その動作原理の回路図が図4Eに示されてもよい。通信設備シングルボード10のコネクタの固定位置11は、所定電源に接続され、接触位置12と接触位置13は、接地されている。
【0046】
当該実施形態では、通信設備シングルボード10のコネクタが通信設備における対応するコネクタに接続されていないときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、通信設備シングルボード10のコネクタの接触位置13に接触する。その際、論理チップ15は、接触位置13のレベルが高レベルであり、接触位置12のレベルが低レベルであることを検出する。
【0047】
通信設備シングルボード10が通信設備に挿入され、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの接続が開始したときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、導電性弾性シート20の受力によって徐々に接触位置12へ近接する。通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの接続がある程度に達したときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、接触位置13に接触しなくなり、接触位置13は、固定位置11から切り離れる。論理チップ15は、接触位置13の電圧が高レベルから低レベルに変化して低レベル状態に維持され、接触位置12は、依然として低レベル状態に維持されると検出する。
【0048】
論理チップ15は、接触位置13の電圧が高レベルから低レベルに変化したと検出したときに、対応するレベル変化信号(本文では、第7レベル変化信号と呼ばれる)を生成してもよく、ユーザ(例えば、管理者)は、当該第7レベル変化信号に基づいて、通信設備シングルボード10のコネクタが既に通信設備における対応するコネクタに接続されたが、完全な接続がまだ完了していないと特定する。
【0049】
通信設備シングルボード10の継続的な挿入とともに、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの接続は、徐々に緊密になり、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、引き続き接触位置12へ近接する。通信設備シングルボード10のコネクタが通信設備における対応するコネクタに正常に接続されたときに、即ち、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲に達したときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、接触位置12に接触し、接触位置12は、固定位置11に正常に接続する。その際、論理チップ15は、接触位置12の電圧が低レベルから高レベルに変化して低レベル状態に維持され、接触位置13は、低レベルに維持されると検出する。
【0050】
論理チップ15は、接触位置12の電圧が高レベルから低レベルに変化したと検出したときに、対応するレベル変化信号(本文では、第8レベル変化信号と呼ばれる)を生成してもよく、ユーザ(例えば、管理者)は、当該第8レベル変化信号に基づいて通信設備シングルボード10の正常挿入を特定する。
【0051】
説明すべきことは、当該実施形態において、通信設備シングルボード10が引き抜かれた時の接触位置12および接触位置13のレベル状態変化が通信設備シングルボード10の挿入時とは逆であり、その具体的な実施についてここで繰り返し説明しない。
【0052】
当該実施例において、接触位置12および接触位置13のレベル変化を検出することにより、通信設備シングルボード10が正常に挿入されたかそれとも嵌合不足状態であるかを特定することが分かる。
【0053】
実施例三
図5Aは、本発明の実施例に係る通信設備シングルボードの構造模式図である。図5Aに示すように、図3Aに示す通信設備シングルボードを基に、当該通信設備シングルボード10は、接触位置14を更に備え、当該接触位置14と固定位置11とのレベルは、異なる。
【0054】
固定位置11が導電性弾性シート20の内側の一方端21を固定接続し、且つ通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲の下限値より小さいときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、接触位置14に接触する。
【0055】
当該実施例において、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合状態をより正確に把握するために、通信設備シングルボード10のコネクタに別の接触位置(即ち、図5Aに示す接触位置14)を設置してもよく、接触位置14は、接触位置12よりも固定位置11から離れ、且つ接触位置14と固定位置11とのレベルも異なる。
【0056】
それ相応に、論理チップ15は、接触位置12と接触位置14とにそれぞれ接続され、接触位置12と接触位置14のレベル状態変化を検出し、対応するレベル変化信号を生成してもよい。
【0057】
当該実施例の中の1つの実施形態では、その動作原理の回路図が図5Bに示されてもよい。通信設備シングルボード10のコネクタの固定位置11は、接地され、接触位置12と接触位置14は、所定電源に接続されている。
【0058】
当該実施形態では、通信設備シングルボード10が通信設備に挿入され、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの接続が徐々に緊密になるときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、導電性弾性シート20の受力によって接触位置12へ徐々に近接する。通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとが正常に接続されたときに、即ち、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲に達したときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、接触位置12に接触し、接触位置12は、固定位置11正常に接続する。その模式図は、図5Cに示されてもよい。その際、論理チップ15は、接触位置12の電圧が高レベルから低レベルに変化して低レベル状態に維持され、接触位置14は、依然として高レベルであると検出する。その回路図が図5Dに示されてもよい。
【0059】
論理チップ15は、接触位置12の電圧が高レベルから低レベルに変化したと検出したときに、対応するレベル変化信号(本文では、第9レベル変化信号と呼ばれる)を生成してもよい。ユーザ(例えば、管理者)は、当該第9レベル変化信号に基づいて、通信設備シングルボード10の正常挿入を特定する。
【0060】
当該実施形態では、ユーザ(例えば、管理者)が通信設備シングルボード10の正常挿入後で挿入動作を維持し続けると、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、徐々に接触位置14へ近接する。通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとが嵌合過剰状態(即ち、通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタの嵌合隙間とが所定閾値下限値より小さい)であるときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、接触位置12に接触しなくなり、接触位置14に接触するようになる。その際、接触位置14は、固定位置11に繋がり、その模式図が図5Eに示されてもよい。その際、論理チップ15は、接触位置14の電圧が高レベルから低レベルに変化して低レベル状態に維持され、接触位置12は、高レベルに変化したと検出する。その回路図が図5Fに示されてもよい。
【0061】
論理チップ15は、接触位置14の電圧が高レベルから低レベルに変化したと検出したときに、対応するレベル変化信号(本文では、第10レベル変化信号と呼ばれる)を生成してもよく、ユーザ(例えば、管理者)は、当該第10レベル変化信号に基づいて通信設備シングルボード10の挿入過剰を特定する。
【0062】
説明すべきことは、当該実施形態において、通信設備シングルボード10が引き抜かれた時の接触位置12および接触位置14のレベル状態変化が通信設備シングルボード10の挿入時とは逆であり、その具体的な実施についてここで繰り返し説明しない。
【0063】
当該実施例の別の実施形態では、その動作原理の回路図が図5Gに示されてもよい。通信設備シングルボード10のコネクタの固定位置11は、所定電源に接続され、接触位置12と接触位置14は、接地されている。
【0064】
当該実施形態では、通信設備シングルボード10が挿入された時の接触位置12および接触位置14のレベル状態変化と、一つ前の実施形態における通信設備シングルボード10が挿入された時の接触位置12および接触位置14のレベル状態変化とが逆である。同様に、通信設備シングルボード10が引き抜かれた時の接触位置12および接触位置14のレベル状態変化と、一つ前の実施形態における通信設備シングルボード10が引き抜かれた時の接触位置12および接触位置14のレベル状態変化とが逆である。その具体的な実施についてここで繰り返し説明しない。
【0065】
当該実施例において、接触位置12及び接触位置14のレベル変化を検出することにより、通信設備シングルボードが正常に挿入されたかそれとも嵌合過剰状態であるかを特定することが分かる。
【0066】
実施例四
図6Aは、本発明の実施例に係る通信設備シングルボードの構造模式図である。図6Aに示すように、図3Aに示す通信設備シングルボードを基に、当該通信設備シングルボード10は、接触位置13と接触位置14を含んでもよい。当該接触位置13および接触位置14の何れかでのレベルが固定位置11のレベルと異なる。
【0067】
固定位置11が導電性弾性シート20の内側の一方端21を固定接続し、且つ通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲の上限値より大きいときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、接触位置13に接触する。
【0068】
固定位置11が導電性弾性シート20の内側の一方端21を固定接続し、且つ通信設備シングルボード10のコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲の下限値より小さいときに、導電性弾性シート20の内側の他方端22は、接触位置14に接触する。
【0069】
当該実施例における1つの実施形態では、その動作原理の回路図は、図6Bに示されてもよい。通信設備シングルボード10のコネクタの固定位置11は、接地され、接触位置12、接触位置13と接触位置14は、所定電源に接続されている。
【0070】
当該実施形態では、通信設備シングルボード10の挿入の過程中に、導電性弾性シート20の内側の他方端22と通信設備シングルボード10のコネクタとの接触は、それぞれ図6A図6C図6Dに示され、回路図の接続関係は、それぞれ図6B図6E図6Fに示される。図6Aは、図6Bに対応し、図6Cは、図6Eに対応し、図6Dは、図6Fに対応する。
【0071】
通信設備シングルボード10の挿入の過程中に、各接触位置12、13、14のレベル変化は、それぞれ実施例二と実施例三における関連技術を参照すればよいため、本発明の実施例ではここで繰り返し説明しない。
【0072】
説明すべきことは、通信設備シングルボード10が引き抜かれたときの接触位置12、接触位置13と接触位置14のレベル状態変化が通信設備シングルボード10の挿入時とは逆であり、その具体的な実施についてここで繰り返し説明しない。
【0073】
当該実施例の別の実施形態では、その動作原理の回路図は、図6Gに示される。通信設備シングルボード10のコネクタの固定位置11は、所定電源に接続され、接触位置12、接触位置13および接触位置14は、接地されている。
【0074】
当該実施形態では、通信設備シングルボード10の挿入時の接触位置12、接触位置13および接触位置14のレベル状態変化が、一つ前の実施形態における通信設備シングルボード10の挿入時の接触位置12、接触位置13および接触位置14のレベル状態変化とは逆であり、その具体的な実施についてここで繰り返し説明しない。同様に、通信設備シングルボード10の引き抜かれた時の接触位置12、接触位置13および接触位置14のレベル状態変化が一つ前の実施形態における通信設備シングルボード10の引き抜かれた時の接触位置12、接触位置13および接触位置14のレベル状態変化とは逆であり、その具体的な実施についてここで繰り返し説明しない。
【0075】
当該実施例において、接触位置12、接触位置13および接触位置14のレベル変化を検出することにより、通信設備シングルボードが正常に挿入されたか、それとも、嵌合過剰状態であるか、それとも嵌合不足状態であるかを特定することが分かる。
【0076】
なお、上記各実施例が単に通信設備シングルボード10のコネクタに接触位置を設置する何種類かの具体的な例示に過ぎず、本発明保護範囲に対する制限とはならない。本発明の実施例では、通信設備シングルボード10のコネクタに4つまたは4つ以上の接触位置が設置されてもよい。このように、各接触位置のレベル変化を検出することにより、通信設備シングルボード10の挿入状態をより正確に把握することができ、その具体的な実施は、ここで繰り返し説明しない。
【0077】
本発明における1つの実施例では、論理チップ15は、検出された各接触位置のレベル変化に基づいて対応するレベル変化信号を生成した後、生成されたレベル変化信号をレジスタに保存してもよい。このように、ユーザ(例えば、管理者)は、対応する制御指令に従って、CPU(Center Process Unit、中央処理装置)が対応するレベル変化信号をレジスタから読み取ってユーザへ示すように制御する。これにより、ユーザは、当該レベル変化信号を閲覧し、通信設備シングルボードの挿入状態を正確に把握することができる。
【0078】
本発明の別の実施例では、論理チップ15は、検出された各接触位置のレベル変化に基づいて対応するレベル変化信号を生成した後、当該レベル変化信号を直接出力する。例えば、論理チップ15は、生成されたレベル変化信号をCPUへ出力する。CPUは、指定の機能インターフェースにおいてユーザへ示す。このように、ユーザは、通信設備シングルボードの挿入状態を正確に把握できる。
【0079】
上述から分かるように、本発明の実施例に係る技術案では、通信設備シングルボードのコネクタにレベルの異なる固定位置と接触位置とを設け、当該固定位置に導電性弾性シートの内側の一方端を固定接続し、通信設備シングルボードのコネクタと通信設備における対応するコネクタとの嵌合隙間が所定閾値範囲に属するときに、導電性弾性シートの内側の他方端を接触位置12に接触させることにより、接触位置12のレベル変化に基づいて、通信設備シングルボードが正常に挿入されたか否かを特定する。
【0080】
更に、本発明の実施例は、通信設備を更に提供する。当該通信設備は、上記何れかの実施例に記載の通信設備シングルボードを備えてもよい。
【0081】
当業者は、明細書を考慮し、且つここで開示された発明を実践した後、本発明の他の実施案を容易に想到し得る。本願は、本発明の如何なる変形、用途または適応的変化もカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明に公開されていない本技術分野における公知常識や慣用技術手段も含む。明細書と実施例は、単に例示と見なされ、本発明の真の範囲と精神は、請求項によって示される。
【0082】
本発明が以上で記述され且つ図面に示された正確な構造に限定されず、その範囲を逸脱しないで種々の変更と改善が可能であることは、理解されるべきである。本発明の範囲は、添付する請求項のみで限定される。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図3E
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図5A
図5B
図5C
図5D
図5E
図5F
図5G
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図6F
図6G