特許第6971405号(P6971405)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6971405フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6971405
(24)【登録日】2021年11月4日
(45)【発行日】2021年11月24日
(54)【発明の名称】フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20211111BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20211111BHJP
【FI】
   G09F9/00 302
   G09F9/00 350Z
   G09F9/30 308Z
【請求項の数】9
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2020-538545(P2020-538545)
(86)(22)【出願日】2019年3月14日
(65)【公表番号】特表2021-510213(P2021-510213A)
(43)【公表日】2021年4月15日
(86)【国際出願番号】CN2019078132
(87)【国際公開番号】WO2020057067
(87)【国際公開日】20200326
【審査請求日】2020年7月10日
(31)【優先権主張番号】201821534740.3
(32)【優先日】2018年9月19日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520032974
【氏名又は名称】云谷(固安)科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】后紅▲チ▼
(72)【発明者】
【氏名】廖富
(72)【発明者】
【氏名】丁立薇
(72)【発明者】
【氏名】呉雨華
(72)【発明者】
【氏名】朱召吉
(72)【発明者】
【氏名】孫康龍
【審査官】 川俣 郁子
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2017/051788(WO,A1)
【文献】 国際公開第2018/082338(WO,A1)
【文献】 国際公開第2014/087951(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0378203(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第107657897(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第105405361(CN,A)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0295709(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0205792(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第106710450(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第106851158(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F9/00−9/46
H01L27/32
51/50
H04M1/02−1/23
H04N5/64−5/655
H05B33/00−33/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレキシブルディスプレイの一部を支える可動式ディスプレイホルダーと、
前記可動式ディスプレイホルダーが固定式回転軸まわりに半径を変えながら回転して前記フレキシブルディスプレイを曲げるよう、前記可動式ディスプレイホルダーを駆動する曲げ駆動装置と、を備え、
前記フレキシブルディスプレイの曲げ角度が大きくなるほど、前記可動式ディスプレイホルダーの回転半径が小さくなり、
前記曲げ駆動装置は、
曲率半径が変化する円弧状表面を有するカムと、
前記可動式ディスプレイホルダーが前記カムの前記円弧状表面に沿って回転するよう、前記可動式ディスプレイホルダーを駆動する駆動機構と、を備える
ことを特徴とする、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置。
【請求項2】
フレキシブルディスプレイが平面状態から折りたたみ状態になるとき、前記可動式ディスプレイホルダーの回転半径は大から小に変化し、
フレキシブルディスプレイが折りたたみ状態から平面状態になるとき、前記可動式ディスプレイホルダーの回転半径は小から大に変化する
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記駆動機構は、
モータと、
前記モータと前記カムとの間に配置される駆動部と、を備え、
前記モータは回転して前記駆動部を連動させ、前記駆動部は前記可動式ディスプレイホルダーを駆動し、前記可動式ディスプレイホルダーは前記円弧状表面に沿って回転する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記駆動部は、
前記モータの頭部側の端部に配置される固定台と、
前記固定台の前記モータから離れた一端に配置される回転リンクと、
前記回転リンクの前記固定台から離れた一端に連結されるスライダーと、
前記カムと前記スライダーとの間に配置されるばねと、
前記ばねの前記スライダーから離れた一端に配置され、ねじによって前記回転リンクと締結されるスライダー圧盤と、
前記回転リンクに配置され、ねじによって前記回転リンクと締結されるベアリングと、を備え、
前記固定台の一端が前記カムに連結される
ことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項5】
ベースを更に備え、
前記ベースはスルーホールを有し、
前記駆動機構は前記スルーホールの中に配置される
ことを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記スルーホールの前記可動式ディスプレイホルダーに近接する一端の表面を覆うトップカバーを更に備え、
前記カムは前記トップカバーの内部に配置される
ことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項7】
前記トップカバーの前記ベースから離れた一端に固定される固定式ディスプレイホルダーを更に備え、
前記固定式ディスプレイホルダーと前記可動式ディスプレイホルダーとは、フレキシブルディスプレイの折り曲げ領域の両側に並んで配列される
ことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項8】
前記可動式ディスプレイホルダーと前記固定式ディスプレイホルダーとの間に配置され、前記可動式ディスプレイホルダーと前記固定式ディスプレイホルダーとを連結する軟質樹脂製回転軸、を更に備える
ことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項9】
前記固定式ディスプレイホルダーに配置されて前記フレキシブルディスプレイを固定するディスプレイ固定板と、
前記可動式ディスプレイホルダー及び前記ディスプレイ固定板に固定されて前記フレキシブルディスプレイを固定するディスプレイ止め具と、を更に備え、
前記ディスプレイ止め具は2つであり、前記ディスプレイ止め具は枠構造であり、前記2つのディスプレイ止め具はそれぞれフレキシブルディスプレイの折り曲げ線に対する両端に配置され、一方のディスプレイ止め具は固定式ディスプレイホルダーに連結され、他方のディスプレイ止め具は可動式ディスプレイホルダーに連結され、
または、
前記ディスプレイ止め具は複数であり、前記複数のディスプレイ止め具はそれぞれフレキシブルディスプレイの折り曲げ領域の両側に配置され、前記ディスプレイ止め具はバー状であり、前記複数のディスプレイ止め具はそれぞれ固定式ディスプレイホルダー及び可動式ディスプレイホルダーと固定連結される
ことを特徴とする請求項またはに記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2018年9月19日に出願された中国特許出願「No.201821534740.3」の優先権を主張し、そのすべての内容を参照により本明細書に組み込む。
本願は、自動化装置技術分野に関し、具体的にはフレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
有機発光ダイオード(Organic Light−Emitting Diode,OLED)は、自身が発光でき、体積が小さく、エネルギー消費量が低く、可撓性を有するなどの特長があるため、表示技術として軍用、医学、展覧などの分野において大きく活躍している。近年、そのフレキシブルで折りたたみ可能であるという優位性に基づいて、表示業界においては携帯電話などの端末製品のフレキシブル化が発展している。また、表示業界のトップ企業も折りたたみ式ディスプレイについて布石を打ち始めている。しかしながら、新しいディスプレイ製品であるフレキシブル折りたたみディスプレイは、自身の折りたたみ構造に制約されて、折り曲げ領域において「折り目」の形成や引っ張り現象が発生しやすい。したがってスクリーンが故障してしまい、正常に表示することができなくなる。
【発明の概要】
【0003】
以上に鑑みて、本願は、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置を提供することによって、フレキシブルディスプレイの折り曲げ領域において発生しやすい「折り目」の形成や引っ張り現象の影響でスクリーンが故障して表示が異常になってしまう課題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の一態様により提供されるフレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置は、フレキシブルディスプレイの一部を支える可動式ディスプレイホルダーと、前記可動式ディスプレイホルダーが固定式回転軸まわりに半径を変えながら回転して前記フレキシブルディスプレイを曲げるよう、前記可動式ディスプレイホルダーを駆動する曲げ駆動装置と、を備える。ここで、前記フレキシブルディスプレイの曲げ角度が大きくなるほど、前記可動式ディスプレイホルダーの回転半径が小さくなる。
【0005】
一実施例において、前記曲げ駆動装置は、曲率半径が変化する円弧状表面を有するカムと、前記可動式ディスプレイホルダーが前記カムの前記円弧状表面に沿って回転するよう、前記可動式ディスプレイホルダーを駆動する駆動機構と、を備える。
【0006】
一実施例において、前記駆動機構は、モータと、前記モータと前記カムとの間に配置される駆動部と、を備える。前記モータは回転して前記駆動部を連動させ、前記駆動部は前記可動式ディスプレイホルダーが前記円弧状表面に沿って回転するように前記可動式ディスプレイホルダーを駆動する。
【0007】
一実施例において、前記駆動部は、前記モータの頭部側の端部に配置される固定台と、前記固定台に配置される回転リンクと、前記回転リンクの前記固定台から離れた一端に連結されるスライダーと、前記カムと前記スライダーとの間に配置されるばねと、前記ばねの前記スライダーから離れた一端に配置され、ねじによって前記回転リンクと締結されるスライダー圧盤と、前記回転リンクに配置され、ねじによって前記回転リンクと締結されるベアリングと、を備える。前記固定台の一端は前記カムに連結される。
【0008】
一実施例においては、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置は、ベースを更に備える。ここで、前記ベースはスルーホールを有し、前記駆動機構は前記スルーホールの中に配置される。
【0009】
一実施例において、前記ベースの形状は矩形、長方形及び円形などのうちの1つ又は複数である。
【0010】
一実施例において、前記スルーホールの形状は円形と方形とのうちの1つ又は複数である。
【0011】
一実施例において、前記ベースの材料は金属とプラスチックとのうちの1つ又は複数である。
【0012】
一実施例においては、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置は、駆動回路基板と、配線と、を更に備える。駆動回路基板は前記ベースに配置され、ねじによって前記ベースに固定され、前記モータが回転するように駆動する。配線は前記ベースに配置され、その一端が前記駆動回路基板と電気的に接続され、他端が前記モータと電気的に接続される。
【0013】
一実施例において、前記駆動回路基板が前記ベースにおいて配置される位置は、前記スルーホールの中と、前記ベースの前記モータに近接する側と、前記ベースの前記ホルダーに近接する側と、のうちの1つ又は複数である。
【0014】
一実施例においては、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置は、前記スルーホールの前記可動式ディスプレイホルダーに近接する一端の表面を覆うトップカバーを更に備える。ここで、前記カムは前記トップカバーの内部に配置される。
【0015】
一実施例において、前記トップカバーの形状は矩形、円形及び長方形のうちの1つ又は複数である。
【0016】
一実施例において、前記トップカバーの材料は金属とプラスチックとのうちの1つ又は複数である。
【0017】
一実施例においては、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置は、前記スルーホールの前記トップカバーから離れた一端の表面を覆うボトムカバーを更に備える。
【0018】
一実施例において、前記ボトムカバーの形状は矩形、長方形及び円形のうちの1つ又は複数である。
【0019】
一実施例において、前記ボトムカバーの材料は金属とプラスチックとのうちの1つ又は複数である。
【0020】
一実施例においては、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置は、前記トップカバーの前記ベースから離れた一端に固定される固定式ディスプレイホルダーを更に備える。ここで、固定式ディスプレイホルダーと前記可動式ディスプレイホルダーとは、フレキシブルディスプレイの折り曲げ領域の両側に並んで配列される。
【0021】
一実施例において、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置は、前記可動式ディスプレイホルダーと前記固定式ディスプレイホルダーとの間に配置されて前記可動式ディスプレイホルダーと前記固定式ディスプレイホルダーとを連結する軟質樹脂製回転軸を更に備える。
【0022】
一実施例において、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置は、前記固定式ディスプレイホルダーに配置されて前記フレキシブルディスプレイを固定するディスプレイ固定板を更に備える。
【0023】
一実施例において、前記固定板の材料は金属と木材とのうちの1つ又は複数である。
【0024】
一実施例においては、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置は、ディスプレイ止め具を更に備える。前記ディスプレイ止め具は、ねじによって前記可動式ディスプレイホルダー及び前記ディスプレイ固定板に固定され、前記フレキシブルディスプレイを固定する。
【0025】
一実施例において、前記モータはサーボモータである。
【発明の効果】
【0026】
本願の実施例はフレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置を提供する。当該フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置は、可動式ディスプレイホルダーと曲げ駆動装置とを備える。ディスプレイホルダーはフレキシブルディスプレイの一部を支え、曲げ駆動装置は、可動式ディスプレイホルダーが固定式回転軸まわりに半径を変えながら回転してフレキシブルディスプレイを曲げるよう、可動式ディスプレイホルダーを駆動する。フレキシブルディスプレイの曲げ角度が大きくなるほど、可動式ディスプレイホルダーの回転半径が小さくなる。例えば、フレキシブルディスプレイが平面状態から折りたたみ状態になるとき、回転半径は大から小に変化し、フレキシブルディスプレイが折りたたみ状態から平面状態になるとき、回転半径は小から大に変化する。したがって、引っ張られるときにフレキシブルディスプレイが受ける応力を変えて、フレキシブルディスプレイが曲げられるときに引っ張られてスクリーンが故障し、表示が異常になってしまう課題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本願の一実施例により提供されるフレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置の構造模式図である。
図2】本願の一実施例により提供されるフレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置の構造模式図である。
図3】本願の一実施例により提供される曲げ駆動装置の構造模式図である。
図4】本願の一実施例により提供される駆動機構の構造模式図である。
図5】本願の一実施例により提供される駆動部の構造模式図である。
図6】本願の一実施例により提供されるトップカバー、ベース及びボトムカバーの構造模式図である。
図7】本願の一実施例により提供される固定式ディスプレイホルダーの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本願の実施例による図面を参照しながら、本願の実施例に係る技術案に対して明確で完全に説明する。明らかに、ここで説明される実施例は本願の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。当業者が本願の実施例に基づいて創造的な労働をせずに取得する他の実施例は、すべて本願の保護範囲に属する。
【0029】
図1は、本願の一実施例により提供されるフレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置の構造模式図である。図2は、本願の一実施例により提供されるフレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置の構造模式図である。
【0030】
図1及び図2に示すよう、当該フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置は、可動式ディスプレイホルダー1及び曲げ駆動装置2を備える。可動式ディスプレイホルダー1はフレキシブルディスプレイ9の一部を支え、曲げ駆動装置2は、可動式ディスプレイホルダー1が固定式回転軸まわりに、半径を変えながら回転してフレキシブルディスプレイを曲げるよう、可動式ディスプレイホルダー1を駆動する。当該固定式回転軸は、フレキシブルディスプレイ9の曲げ領域方向において配置される。固定式回転軸は実体を有する回転軸であってもよい。フレキシブルディスプレイ9の曲げ領域方向において実体を有する回転軸を配置する。曲げ駆動装置2は、可動式ディスプレイホルダー1が当該実体を有する回転軸まわりに、半径を変えながら運動するよう、可動式ディスプレイホルダー1を駆動する。又は、固定式回転軸は仮想の回転軸、すなわち実体を有しない回転軸であってもよい。例えば、曲げ駆動装置2は、可動式ディスプレイホルダー1がフレキシブルディスプレイ9の曲げ領域の方向まわりに、半径を変えながら運動するよう、可動式ディスプレイホルダー1を駆動してもよい。なお、本願は固定式回転軸が実体を有するか否かについて制限しない。フレキシブルディスプレイ9の曲げ角度が大きくなるほど、可動式ディスプレイホルダー1の回転半径が小さくなる。例えば、フレキシブルディスプレイ9が平面状態から折りたたみ状態になるとき、回転半径が大から小に変化し、フレキシブルディスプレイ9が折りたたみ状態から平面状態になるとき、回転半径が小から大に変化する。したがって、フレキシブルディスプレイ9が引っ張られるときに受ける応力を変えて、フレキシブルディスプレイ9が曲げられるときに引っ張られてスクリーンが故障し、表示が異常になってしまう課題を解決することができる。
【0031】
なお、当該フレキシブルディスプレイ9は、表示側に向けて曲げられてもよく、表示側の裏側に向けて曲げられてもよい。本願はフレキシブルディスプレイ9の曲げられる方向について制限しない。
【0032】
図3は、本願の一実施例により提供される曲げ駆動装置2の構造模式図である。
図3に示すよう、当該曲げ駆動装置2は、曲率半径が変化する円弧状表面を有するカム21及び駆動機構22を備える。カム21は、可動式ディスプレイホルダー1の回転半径を変更して、可動式ディスプレイホルダー1をカム21の円弧状表面に沿って回転させる。駆動機構22は、可動式ディスプレイホルダー1がカム21の円弧状表面に沿って回転するように可動式ディスプレイホルダー1を駆動する。可動式ディスプレイホルダー1は駆動機構22に連動して、カム21の円弧状表面に沿って曲率半径を変えながら回転する。ここでは、フレキシブルディスプレイ9が平面状態から折りたたみ状態になるとき、回転半径が大から小に変化し、フレキシブルディスプレイ9が折りたたみ状態から平面状態になるとき、回転半径が小から大に変化する。したがって、フレキシブルディスプレイ9が引っ張られるときに受ける応力を変えて、フレキシブルディスプレイ9が曲げられるときに引っ張られてスクリーンが故障し、表示が異常になってしまう課題を解決することができる。
【0033】
なお、曲率半径が変化するカム21の円弧状表面の円弧角度は、フレキシブルディスプレイ9の実際の折りたたみ方式に基づいて設計されることができ、本願はカム21の曲率半径が変化する表面の円弧角度について具体的に制限しない。
【0034】
図4は、本願の一実施例により提供される駆動機構22の構造模式図である。
図4に示すよう、前記駆動機構22はモータ221及び駆動部222を備える。駆動部222はモータ221とカム21との間に配置される。モータ221は回転して駆動部222を連動させて、駆動部222は動きながら可動式ディスプレイホルダー1を駆動し、可動式ディスプレイホルダー1はカム21の円弧状表面に沿って回転する。したがって、可動式ディスプレイホルダー1の回転半径が変わって、フレキシブルディスプレイ9が折りたたまれるときに受ける応力が小さくなり、フレキシブルディスプレイ9が曲げられるときに引っ張られてスクリーンが故障し、表示が異常になってしまう課題が解決される。
なお、モータ221はサーボモータ、ステッピングモータ又は一般のモータなどであってもよい。モータ221は、ディスプレイホルダーがカム21の外形に沿って、半径を変えながら回転するよう、ディスプレイホルダーを連動させることさえできればよく、本願はモータ221の具体的なタイプについて制限しない。
【0035】
図5は本願の一実施例により提供される駆動部の構造模式図である。
図5に示すよう、本願の一実施例において、駆動部222は、固定台2221と、回転リンク2222と、スライダー圧盤2225と、スライダー2223と、ばね2224と、ベアリングと、を備える。固定台2221はモータ221の頭部に連結され、回転リンク2222は固定台2221のモータ221から離れた一端に配置され、スライダー2223は回転リンク2222の固定台2221から離れた一端に連結され、ばね2224はスライダー2223とカム21との間に配置される。スライダー圧盤と回転リンク2222とをねじによって締結し、ベアリングを回転リンク2222に装着し、ベアリングと回転リンク2222とをねじによって締結してもよい。可動式ディスプレイホルダー1とスライダー2223とを固定し、スライダー2223を回転リンク2222に装着することによって、モータ221が回転リンク2222を連動させると、スライダー2223はばね2224の弾性力を受けて可動式ディスプレイホルダー1を連動させて、可動式ディスプレイホルダー1はカム21の外形に沿って、半径を変えながら回転する。したがって、フレキシブルディスプレイが曲げられるときに引っ張られることで発生する折りたたみ疲労や折りたたみ不良などの現象を防止することができる。
【0036】
なお、本実施例においては、ねじによる固定方式を開示したが、別の実施形態としてリベットによる固定方式を採用してもよく、本願は具体的な固定方式について制限しない。
【0037】
図6は、本願の一実施例により提供されるトップカバー4、ベース3及びボトムカバー5の構造模式図である。
【0038】
図6に示すよう、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置は、ベース3を更に備える。前記ベース3はスルーホールを有し、駆動機構22は前記スルーホールの中に配置される。ベース3はモータ221のホルダー及びモータ221を囲むことができるため、モータ221のホルダー及びモータ221を保護しながら、外観を美化することができる。
【0039】
なお、ベース3のスルーホールは円形スルーホール、方形スルーホール又は不規則な形のスルーホールなどであってもよい。実現することが可能であり且つ操作と装着が簡単であればよいため、本願においてはベース3のスルーホールの具体的な形状について制限しない。
【0040】
また、ベース3の形状は、矩形、長方形、円形又は4つの角が丸角である矩形や長方形などであってもよく、本願はベース3の外部形状について制限しない。
また、ベース3の材料は金属やプラスチックなどであってもよく、本願はベース3の具体的な材料について制限しない。
【0041】
本願の一実施例において、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置は、駆動回路基板6及び配線を備える。駆動回路基板6は前記ベース3に配置され、ねじによって前記ベース3と固定される。配線は前記ベース3に配置され、前記駆動回路基板6と電気的に接続される。配線の一端は駆動回路基板6と電気的に接続され、他端はモータ221と電気的に接続される。当該駆動回路基板6及び配線は、モータ221を駆動制御して回転させる。モータ221が回転すると、ディスプレイホルダーも連動して回転する。したがって、フレキシブルディスプレイ9を手動ではなく自動的に曲げる機能を実現することができる。
【0042】
なお、駆動回路基板6は、ベース3のスルーホールの内部に配置されてもよく、ベース3のモータ221固定部に近接する側に配置されてもよく、又は、ベース3のディスプレイホルダーに近接する側に配置されてもよい。本願は、駆動回路基板6がモータ221において配置される具体的位置について制限しない。
【0043】
本願の一実施例において、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置はトップカバー4を更に備える。トップカバー4はベース3にかぶせるように、ベース3のディスプレイホルダーに近接する一端に配置される。カム21はトップカバー4の内部に位置する。トップカバー4はモータ221ホルダー及びモータ221を保護しながら、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置の外観を美化することができる。
なお、トップカバー4の形状は、矩形、長方形又は円形などであってもよく、本願はトップカバー4の外部形状について制限しない。
【0044】
また、トップカバー4の材料は金属又はプラスチックなどであってもよく、本願はトップカバー4の具体的な材料について制限しない。
【0045】
本願の一実施例において、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置はボトムカバー5を更に備える。ボトムカバー5はベース3にかぶせるように、ベース3のトップカバー4から離れる一端に配置される。ボトムカバー5はモータ221を保護して支えることができ、モータ221などの部品が連結のゆるみのせいで脱落して展示効果が影響されることを予防することができる。
【0046】
なお、ボトムカバー5の形状は、矩形、長方形又は円形などであってもよく、本願はボトムカバー5の外部形状について制限しない。
【0047】
また、ボトムカバー5の材料は金属又はプラスチックなどであってもよく、本願はボトムカバー5の具体的な材料について制限しない。
【0048】
図7は、本願の一実施例により提供される固定式ディスプレイホルダーの構造模式図である。
【0049】
図7に示すよう、前記ディスプレイホルダーは可動式ディスプレイホルダー1と固定式ディスプレイホルダー7とを備える。可動式ディスプレイホルダー1と固定式ディスプレイホルダー7は、フレキシブルディスプレイ9の折り曲げ領域の両側に並んで配列される。可動式ディスプレイホルダー1はフレキシブルディスプレイ9の折り曲げ領域の一方側を支え、固定式ディスプレイホルダー7はフレキシブルディスプレイ9の折り曲げ領域の他方側を支える。可動式ディスプレイホルダー1のカム21に近接する側はカム21に連結する。モータ221は回転するときに可動式ディスプレイホルダー1を連動させて、可動式ディスプレイホルダー1はカム21の外形に沿って半径を変えながら運動する。固定式ディスプレイホルダー7は動かない。したがって、モータ221が回転するとき、フレキシブルディスプレイ9の固定式ディスプレイホルダー7に固定されている部分は動かず、フレキシブルディスプレイ9の可動式ディスプレイホルダー1に固定されている部分はモータ221に連動してカム21に沿って半径を変えながら運動する。つまり、フレキシブルディスプレイ9を自動的に折りたたんだり、展開したりすることを実現し、人的コストを節約することができる。当該自動折りたたみ装置は展覧に用いられてもよく、展示の効率と効果を向上させることができる。
【0050】
本願の一実施例において、ディスプレイホルダーは軟質樹脂製回転軸を更に備える。当該軟質樹脂製回転軸は可動式ディスプレイホルダー1と固定式ディスプレイホルダー7との間に配置され、可動式ディスプレイホルダー1と固定式ディスプレイホルダー7とを連結する。可動式ディスプレイホルダー1が回転するとき軟質樹脂製回転軸が連動して一緒に回転するため、フレキシブルディスプレイ9の一部が可動式ディスプレイホルダー1に連動して回転し、フレキシブルディスプレイ9の他の一部が固定式ディスプレイホルダー7により固定されて回転しない。当該軟質樹脂製回転軸の材料は軟質樹脂であってもよい。軟質樹脂は弾性を有するため、回転するときにフレキシブルディスプレイ9を傷つけたり圧迫したりすることなく、フレキシブルディスプレイ9を保護する機能を有する。
【0051】
本願の一実施例において、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置は、ディスプレイ固定部に配置される固定板を備える。固定板は、フレキシブルディスプレイ9を固定して、フレキシブルディスプレイ9が折りたたまれるときにフレキシブルディスプレイ9の固定部分が移動して回転効果に影響を及ぼすことを防止することができる。
【0052】
なお、固定板の材料は金属、木材又は他の固定機能に適する材料であってもよく、本願は固定板の具体的な材料について制限しない。
【0053】
本願の一実施例において、フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置はディスプレイ止め具8を備える。ディスプレイ止め具8は、フレキシブルディスプレイ9の一部を固定式ディスプレイホルダー7に固定し、他の部分を可動式ディスプレイホルダー1に固定する。ディスプレイ止め具8をフレキシブルディスプレイ9の表面に押し付け、ねじを用いてディスプレイ止め具8とディスプレイホルダーとを固定することによって、フレキシブルディスプレイ9を、当該フレキシブルディスプレイを自動的に折りたたむ装置に固定することができる。したがって、フレキシブルディスプレイ9が自動的に曲げられるときに位置がずれてしまうことを防止して、曲げ効果を向上させることができる。
【0054】
なお、ディスプレイ止め具8は少なくとも2つであってもよい。例えば、ディスプレイ止め具8が2つである場合、当該2つのディスプレイ止め具8は枠構造であり、それぞれフレキシブルディスプレイ9の折り曲げ線に対する両端に配置されてもよい。当該矩形枠をフレキシブルディスプレイ9の表面に置いてから、そのうちの1つのディスプレイ止め具8を固定式ディスプレイホルダー7に連結し、他の1つのディスプレイ止め具8を可動式ディスプレイホルダー1に連結する。ディスプレイ止め具8が複数である場合、複数のディスプレイ止め具8はそれぞれフレキシブルディスプレイ9の折り曲げ領域の両側に配列される。この場合、ディスプレイ止め具8はバー状であってもよい。複数のディスプレイ止め具8はそれぞれ固定式ディスプレイホルダー7及び可動式ディスプレイホルダー1に固定連結される。なお、フレキシブルディスプレイ9がディスプレイホルダーにおいて安定的に固定され且つ回転するときに位置が簡単にずれないことさえを確保できればよいため、本願はディスプレイ止め具8の数と形状について制限しない。
【0055】
なお、以上の記述内容は本願の好ましい実施例に過ぎず、本願を制限するためのものではない。本願の思想と原則を逸脱しない範囲内で行われる任意の変更や同等の置換などは、すべて本願の保護範囲に属するべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7