特許第6971418号(P6971418)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ サンディスク テクノロジーズ インコーポレイテッドの特許一覧

特許6971418小さなスイングの電圧感知を提供するセンスアンプアーキテクチャ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6971418
(24)【登録日】2021年11月4日
(45)【発行日】2021年11月24日
(54)【発明の名称】小さなスイングの電圧感知を提供するセンスアンプアーキテクチャ
(51)【国際特許分類】
   G11C 7/06 20060101AFI20211111BHJP
   G11C 11/56 20060101ALI20211111BHJP
   G11C 16/26 20060101ALI20211111BHJP
【FI】
   G11C7/06 120
   G11C7/06 130
   G11C11/56 210
   G11C11/56 220
   G11C16/26
【請求項の数】20
【外国語出願】
【全頁数】42
(21)【出願番号】特願2021-40708(P2021-40708)
(22)【出願日】2021年3月12日
(65)【公開番号】特開2021-168224(P2021-168224A)
(43)【公開日】2021年10月21日
【審査請求日】2021年3月24日
(31)【優先権主張番号】16/845,735
(32)【優先日】2020年4月10日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】511242535
【氏名又は名称】サンディスク テクノロジーズ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】特許業務法人快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】矢部 紘貴
【審査官】 後藤 彰
(56)【参考文献】
【文献】 特開平8−255495(JP,A)
【文献】 特表2019−522862(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G11C 16/26
G11C 7/06
G11C 11/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
センスアンプであって、
第1のプレート及び第2のプレートを有するコンデンサと、
前記コンデンサの前記第1のプレートを選択されたメモリセルに接続するように構成された第1の選択スイッチと、
入力ノード及び出力ノードを有する第1のインバータであって、前記入力ノードが前記コンデンサの前記第2のプレートに接続された、第1のインバータと、
前記第1のインバータの前記出力ノードに接続された入力ノードと、前記第1のインバータの前記入力ノードに接続された出力ノードと、を有し、前記第1のインバータとラッチを形成するように構成された、第2のインバータと、
前記第1のインバータの前記入力ノードを前記第1のインバータの前記出力ノードに接続するように構成された短絡スイッチと、
前記第1のインバータの前記出力ノードに接続された入力ノードと、前記コンデンサの前記第1のプレートに接続された出力ノードと、を有する、第3のインバータと、
前記第1の選択スイッチ、前記短絡スイッチ、前記第1のインバータ、前記第2のインバータ、及び前記第3のインバータに接続された1つ以上の制御回路であって、前記1つ以上の制御回路は、
前記コンデンサの前記第1のプレートをプリチャージし、前記コンデンサの前記第1のプレートをプリチャージすると同時に、前記短絡スイッチが、前記第1のインバータの前記入力ノードを前記第1のインバータの前記出力ノードに接続することを可能にすることと、
前記コンデンサの前記第1のプレートをプリチャージすることに続いて、前記短絡スイッチを無効にし、前記第1の選択スイッチによって前記コンデンサの前記第1のプレートを前記選択されたメモリセルに接続し、前記選択されたメモリセルの導通状態に応じた速度で前記コンデンサの前記第1のプレートを放電することと、を行うように構成されている、1つ以上の制御回路と、を備える、センスアンプ。
【請求項2】
前記コンデンサの前記第1のプレートを前記第1の選択スイッチに接続する内部ビット線と、
プリチャージ電圧レベルまで前記内部ビット線に接続するプリチャージスイッチと、を更に備え、前記1つ以上の制御回路は、前記プリチャージスイッチを通して前記コンデンサの前記第1のプレートをプリチャージするように構成されている、請求項1に記載のセンスアンプ。
【請求項3】
前記第1の選択スイッチは、前記内部ビット線を、前記選択されたメモリセルが接続される第1のビット線に接続するように構成されており、前記センスアンプは、
前記第1のビット線に接続された第1のプログラミングデータラッチであって、前記第1のビット線をプログラムイネーブル電圧レベル又はプログラム禁止電圧レベルのうちの1つにバイアスするように構成されている、第1のプログラミングデータラッチを、更に備える、請求項2に記載のセンスアンプ。
【請求項4】
前記センスアンプが、
前記内部ビット線を対応するビット線に接続するようにそれぞれ構成された、前記第1の選択スイッチを含む複数の選択スイッチと、
前記第1のプログラミングデータラッチを含む複数のプログラミングデータラッチであって、それぞれが対応するビット線に接続され、前記対応するビット線をプログラムイネーブル電圧レベル又はプログラム禁止電圧レベルのうちの1つにバイアスするように構成されている、複数のプログラミングデータラッチと、を更に備える、請求項3に記載のセンスアンプ。
【請求項5】
前記1つ以上の制御回路が、
前記第1の選択スイッチが、プログラムデータを前記第1のインバータの前記出力ノードから前記第1のプログラミングデータラッチに転送することを可能にするように、更に構成されている、請求項3に記載のセンスアンプ。
【請求項6】
前記第1の選択スイッチは、NMOSデバイスと並列に接続されたPMOSデバイスを含む転送ゲートを含み、
前記短絡スイッチは、NMOSデバイスと並列に接続されたPMOSデバイスを含む転送ゲートを含む、請求項1に記載のセンスアンプ。
【請求項7】
前記第1のインバータの前記出力ノードとデータバスとの間に接続されたデータ転送ラッチを更に備え、前記1つ以上の制御回路は、前記第1のインバータの出力ノードと前記データバスとの間でデータを転送するように構成されている、請求項1に記載のセンスアンプ。
【請求項8】
前記第1のインバータが1を超えるゲインを有するように構成されている、請求項1に記載のセンスアンプ。
【請求項9】
方法であって、
センスアンプ回路をプリチャージすることであって、
前記センスアンプ回路の感知コンデンサの第1のプレートに接続された内部ビット線をプリチャージすることと、
前記センスアンプ回路のラッチ回路をプリチャージすることと、を含み、前記ラッチ回路は、前記感知コンデンサの第2のプレートに接続された入力ノード、及び第1のインバータの入力部に接続された出力部を有する第2のインバータの入力部に接続された出力ノードを含み、前記センスアンプ回路はまた、前記第1のインバータの前記出力ノードに接続された入力部及び前記内部ビット線に接続された出力部を有する第3のインバータを含み、前記ラッチ回路をプリチャージすることは、前記第1のインバータの前記出力ノードを前記第1のインバータの前記入力ノードに接続することを含む、ことと、
読み出し選択されたメモリセルをバイアスして、前記読み出し選択されたメモリセルに記憶されたデータ状態に依存するレベルで電流を伝導することと、
前記センスアンプ回路をプリチャージすることに続いて、前記読み出し選択されたメモリセルをバイアスして、前記読み出し選択されたメモリセルに記憶されたデータ状態に依存するレベルで電流を伝導する間、前記内部ビット線を前記読み出し選択されたメモリセルを介して放電するように接続することと、を含む、方法。
【請求項10】
前記内部ビット線を、感知間隔の間に前記読み出し選択されたメモリセルを介して放電するように接続することに続いて、前記第1のインバータの前記入力ノード上の電圧レベルを前記ラッチ回路にラッチすることを更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のインバータの前記入力ノード上の電圧レベルを前記ラッチ回路にラッチすることは、
前記第1のインバータによって、1より大きいゲインで前記第1のインバータの前記入力ノード上の前記電圧レベルを増幅することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のインバータの前記入力ノード上の前記電圧レベルを前記ラッチ回路にラッチすることに続いて、前記第1のインバータの前記出力ノード上にラッチされた電圧レベルをデータバスに転送することを更に含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のインバータの前記出力ノードにおいてデータバスから第1のプログラミングデータを受信することと、
前記第1のインバータの前記出力ノードから前記内部ビット線に前記第1のプログラミングデータを転送することと、
前記内部ビット線から第1のビット線に関連付けられた第1のプログラミングラッチに前記第1のプログラミングデータを転送することと、
プログラミングパルスを、前記第1のビット線に接続された第1の書き込み選択されたメモリセルに印加することと、を更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のプログラミングデータが、書き込み禁止値又は書き込みイネーブル値のうちの1つである、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第1のプログラミングデータを前記内部ビット線から、前記第1のビット線に関連付けられた前記第1のプログラミングラッチに転送することに続いて、かつ前記プログラミングパルスを前記第1の書き込み選択されたメモリセルに印加する前に、
前記第1のインバータの前記出力ノードにおいて前記データバスから第2のプログラミングデータを受信することと、
前記第1のインバータの前記出力ノードから前記内部ビット線に前記第2のプログラミングデータを転送することと、
前記内部ビット線から第2のビット線に関連付けられた第2のプログラミングラッチに前記第2のプログラミングデータを転送することと、
前記プログラミングパルスを前記第1の書き込み選択されたメモリセルに印加することと同時に、前記プログラミングパルスを前記第2のビット線に接続された第2の書き込み選択されたメモリセルに印加することと、を更に含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
不揮発性メモリ回路であって、
複数の不揮発性メモリセルと、
前記メモリセルのうちの1つ以上にそれぞれ接続された1本以上のビット線と、
前記1本以上のビット線のうちの第1のビット線に接続可能なセンスアンプであって、
コンデンサと、
前記コンデンサの第1のプレートに接続され、かつ前記ビット線のうちの1本以上に選択的に接続可能な内部ビット線と、
前記コンデンサの第2のプレートに接続された入力ノードと、出力ノードとを有するラッチと、
前記ラッチの前記出力ノードに接続された入力部と、前記内部ビット線に接続された出力部とを有するインバータと、を含む、センスアンプと、
前記メモリセル及び前記センスアンプに接続された1つ以上の制御回路であって、
前記メモリセルのうちの選択された1つをバイアスして、前記選択されたメモリセルに記憶されたデータ状態に依存するレベルで電流を伝導することと、
前記センスアンプをバイアスして、前記内部ビット線をプリチャージし、前記ラッチの前記入力ノードを前記ラッチの前記出力ノードに短絡させることによって、前記ラッチをプリチャージすることと、
前記内部ビット線及び前記ラッチをプリチャージすることに続いて、前記選択されたメモリセルを介して、前記選択されたメモリセルの導電率に基づいた速度で、前記内部ビット線を感知間隔の間に放電させることと、
前記感知間隔に続いて前記内部ビット線の電圧レベルに基づいて、前記ラッチの前記出力ノードの値を設定することと、を行うように構成されている、1つ以上の制御回路と、を備える不揮発性メモリ回路。
【請求項17】
前記センスアンプが、
前記内部ビット線と前記1本以上のビット線の第1のビット線との間に接続された第1のビット線選択スイッチと、
前記第1のビット線に接続され、前記第1のビット線をプログラムイネーブル電圧又はプログラム禁止電圧のうちの1つにバイアスするように構成された第1のプログラミングラッチと、を更に備え、
接続された前記1つ以上の制御回路が、
前記ラッチの前記出力ノードから前記第1のビット線選択スイッチを介して前記第1のプログラミングラッチに第1のプログラミング値を転送することと、
前記第1のビット線を、前記第1のプログラミング値に基づいて、プログラムイネーブル電圧又はプログラム禁止電圧のうちの1つにバイアスすることと、
前記第1のビット線をバイアスすることに続いて、プログラミング電圧を、前記第1のビット線に接続されたメモリセルに印加することと、を行うように更に構成されている、請求項16に記載の不揮発性メモリ回路。
【請求項18】
前記センスアンプが、
前記内部ビット線と前記1本以上のビット線の第2のビット線との間に接続された第2のビット線選択スイッチと、
前記第2のビット線に接続され、前記第2のビット線をプログラムイネーブル電圧又はプログラム禁止電圧のうちの1つにバイアスするように構成された第2のプログラミングラッチと、を更に備え、
接続された前記1つ以上の制御回路が、
前記ラッチの前記出力ノードから前記第1のプログラミングラッチに前記第1のプログラミング値を転送することに続けて、前記ラッチの前記出力ノードから前記第2のビット線選択スイッチを介して前記第2のプログラミングラッチに第2のプログラミング値を転送することと、
前記第2のビット線を、前記第2のプログラミング値に基づいて、プログラムイネーブル電圧又はプログラム禁止電圧のうちの1つにバイアスすることと、
前記第2のビット線をバイアスすることに続けて、プログラミング電圧を、前記第2のビット線に接続されたメモリセルに同時に印加して、前記第1のビット線に接続された前記メモリセルに電圧を印加することと、を行うように更に構成されている、請求項17に記載の不揮発性メモリ回路。
【請求項19】
前記センスアンプが、
前記ラッチの前記入力ノードと前記ラッチの前記出力ノードとの間に接続されたスイッチを更に備え、前記1つ以上の制御回路は、前記スイッチをオンにすることによって、前記ラッチの前記入力ノードを前記ラッチの前記出力ノードに短絡させるように構成されている、請求項16に記載の不揮発性メモリ回路。
【請求項20】
前記ラッチは、
前記ラッチの前記入力ノードに接続された入力部と、前記ラッチの前記出力ノードに接続された出力部とを有する、第1のラッチインバータと、
前記ラッチの前記出力ノードに接続された入力部と、前記ラッチの前記入力ノードに接続された出力部とを有する、第2のラッチインバータと、を備える、請求項16に記載の不揮発性メモリ回路。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
半導体メモリは、携帯電話、デジタルカメラ、パーソナルデジタルアシスタント、電子医療機器、モバイルコンピューティングデバイス、サーバ、ソリッドステートドライブ、非モバイルコンピューティングデバイス、及び他のデバイスなどの様々な電子デバイスに広く使用されている。半導体メモリは、不揮発性メモリ又は揮発性メモリを含むことがある。不揮発性メモリにより、不揮発性メモリが電源(例えば、電池)に接続されていないときでも、情報を記憶及び保持することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0002】
図1A】メモリデバイスの機能ブロック図である。
【0003】
図1B】メモリ構造の一例を描画するブロック図である。
【0004】
図2】メモリシステムの一実施形態を描画するブロック図である。
【0005】
図3】モノリシック3次元メモリ構造の一実施形態の部分斜視図である。
【0006】
図4】複数のNANDストリングの概略図である。
【0007】
図5】垂直クロスポイント構造を有する3次元メモリアレイの一部の様々な実施形態を描画する。
【0008】
図6】セル当たり3ビットの実施形態における閾値電圧分布を描画する。
【0009】
図7A】プログラミング/書き込みのプロセスの一実施形態を説明するフロー図である。
【0010】
図7B】共通ワード線に接続されたメモリセルにデータをプログラムする/書き込むプロセスの一実施形態を説明するフロー図である。
【0011】
図7C】プログラミング/書き込み及び検証動作中のワード線電圧を描画する。
【0012】
図8】不揮発性メモリセルからデータを読み出すプロセスの一実施形態を説明するフロー図である。
【0013】
図9】選択されたメモリセルに接続されたセンスアンプアーキテクチャの一例を示す。
【0014】
図10】感知動作のための図9のセンスアンプ回路の動作の一実施形態を示すフロー図である。
【0015】
図11図9及び図10に関して記載された読み出しプロセスに関与するタイミングの一部を示す一連の波形である。
【0016】
図12図9のセンスアンプ構造内の感知ノード上の電圧スイングを示すためのセンスマージングラフである。
【0017】
図13図12のような感知ノード上での電圧スイングを示すが、より大きな電圧スイングを有するセンスマージングラフである。
【0018】
図14】オンメモリセルとオフメモリセルとの間の小さな電圧スイングを使用して、選択されたメモリセルのデータ状態を決定するためのセンスアンプアーキテクチャの一実施形態のハイレベルブロック図である。
【0019】
図15図14のセンスアンプの一実施形態のより詳細な図である。
【0020】
図16図15のSDLセクションの更なる詳細を提供する。
【0021】
図17図14及び図15のセンスアンプ構造の主SAセクション及びその動作に関するより詳細を提供する。
図18図14及び図15のセンスアンプ構造の主SAセクション及びその動作に関するより詳細を提供する。
図19図14及び図15のセンスアンプ構造の主SAセクション及びその動作に関するより詳細を提供する。
【0022】
図20図14図19のセンスアンプ構造を使用した感知動作の一実施形態のフロー図である。
【0023】
図21図14図19のセンスアンプ構造を使用して、プログラミング動作に関するデータを転送し、書き込む一実施形態のフロー図である。
【0024】
図22】SDLセクションのプログラミングラッチへのデータ転送を示す一連の波形である。
【0025】
図23】プログラム検証動作の一実施形態を示す一連の波形である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
メモリ回路の性能における重要な要因は、メモリセルを感知することができる速度である。感知動作は、データ読み取り動作、並びにまた、データを書き込む検証動作及びデータを消去する検証動作の両方で使用される。その結果、感知時間のあらゆる改善は、特に、メモリセルのデータ状態を判定するのに複数の感知動作を必要とし得るマルチステートメモリデバイスにおいて、メモリ性能を著しく改善することができる。
【0027】
メモリ性能を改善するために、オンメモリセルとオフメモリセルとの間の差から生じるより小さい電圧スイングを感知することができることによって感知時間を低減することができるメモリ回路に好適なセンスアンプアーキテクチャが提示される。感知コンデンサは、対応する選択スイッチを介して1本以上のビット線の各々に接続可能な内部ビット線に接続される。感知コンデンサの他方の側には、ラッチが接続されている。ラッチは、一対のインバータを含み、その第1のインバータは、コンデンサに接続された入力部を有し、その第2のインバータは、ラッチの第1のインバータの出力部に接続された入力部を有する。ラッチの第2のインバータの出力部は、ラッチの第1のインバータの入力部に接続される。第1のインバータラッチの出力部/第2のインバータラッチの入力部におけるノードは、読み出しデータをラッチから転送し、プログラムデータをラッチに転送するために、データバスに接続され得る。ラッチの第1のインバータは、その入力上の電圧レベルが増幅されるように、1を超えるゲインを有するように構成されており、内部ビット線上の比較的小さい電圧スイングを増幅し、ラッチの出力ノードでもある第1のインバータの出力ノードにラッチすることを可能にする。追加の第3のインバータは、ラッチの出力ノードに接続された入力、及びラッチの出力レベルを内部ビット線に戻してフィードバックするために内部ビット線に接続された出力ノードを有する。
【0028】
感知動作では、データ読み出しのためか、検証のためかを問わず、内部ビット線及びラッチはプリチャージされる。ラッチ構造をプリチャージする際、ラッチの入力部は、ラッチの第1のインバータの入力部と出力部との間に接続されたスイッチの使用などによって、ラッチの出力部に短絡される。プリチャージ後、内部ビットは、選択されたメモリセルに接続され、選択されたメモリセルの導電率に基づいた速度で放電することができる。感知間隔の間の放電後、インバータは、得られた電圧スイングのレベルを内部ビット線上で増幅し、この結果を増幅及びラッチすることができる。
【0029】
センスアンプ構造はまた、センスアンプに接続可能なビット線の各々に関連付けられたプログラミングデータラッチを有することができる。書き込み動作では、ビット線の各々の書き込みデータは、主センスアンプセクションのデータラッチに順次転送され、次いで、第3のインバータによって内部ビット線に転送され、内部ビット線から、対応するビット線選択スイッチを介して、センスアンプに関連付けられたビット線のうちの1つのプログラミングデータラッチに転送され得る。次いで、関連するビット線のプログラミングデータラッチ内の書き込みデータを使用して、ビット線をプログラムイネーブル又はプログラム禁止電圧レベルのいずれかにバイアスすることができ、その後、プログラミングパルスを選択されたメモリセルのワード線に印加することができる。
【0030】
図1A図5は、本明細書で提案される技術を実装するために使用することができるメモリシステムの例を記載する。図1Aは、例示的メモリシステム100の機能ブロック図である。一実施形態では、図1Aに描画される構成要素は電気回路である。メモリシステム100は、1つ以上のメモリダイ108を含む。1つ以上のメモリダイ108は、完全なメモリダイ又は部分的なメモリダイであり得る。一実施形態では、各メモリダイ108は、メモリ構造126、制御回路110、及び読み出し/書き込み回路128を含む。メモリ構造126は、行デコーダ124を介してワード線によりアドレス指定可能であり、列デコーダ132を介してビット線によりアドレス指定可能である。行デコーダ124は、異なるメモリ動作のためにワード線をバイアスするドライバ及び他の要素を含むことができる。読み出し/書き込み回路128は、SB1、SB2、...、SBp(感知回路)を含む複数のセンスブロック150を含み、メモリセルのページが並列に読み出されるか又はプログラムされることを可能にし、ページは、データが書き込まれ及び/又は読み出される単位である。物理ページは、データが同時に書き込まれ及び/又は読み出され得る多数のセルの物理単位であり、論理ページは、物理ページに書き込まれた対応する論理単位のデータである。SB1、SB2、...、SBpを含むセンスブロック150で使用することができるセンスアンプ回路の詳細を、以下に提供する。
【0031】
一部のシステムでは、コントローラ122は、1つ以上のメモリダイ108と同じパッケージ(例えば、リムーバブルストレージカード)に含まれる。しかしながら、他のシステムでは、コントローラはメモリダイ108から分離することができる。いくつかの実施形態では、コントローラはメモリダイ108とは異なるダイ上にあることになる。いくつかの実施形態では、1つのコントローラ122は、複数のメモリダイ108と通信することになる。他の実施形態では、各メモリダイ108はそれ自体のコントローラを有する。コマンド及びデータは、データバス120を介してホスト140とコントローラ122との間で、また、線118を介してコントローラ122と1つ以上のメモリダイ108との間で伝送される。一実施形態では、メモリダイ108は、線118に接続する1組の入力及び/又は出力(input and/or output、I/O)ピンを含む。
【0032】
制御回路110は、読み出し/書き込み回路128と協働して、メモリ構造126でメモリ動作(例えば、書き込み、読み出しなど)を実施し、ステートマシン112、オンチップアドレスデコーダ114、及び電力制御回路116を含む。ステートマシン112は、メモリ動作のダイレベル制御を提供する。一実施形態では、ステートマシン112は、ソフトウェアによってプログラム可能である。他の実施形態では、ステートマシン112は、ソフトウェアを使用せず、ハードウェア(例えば電気回路)内に完全に実装される。他の実施形態では、ステートマシン112をプログラム可能なマイクロコントローラに置き換えることができる。制御回路110はまた、レジスタ、ROMヒューズ、並びにベース電圧及び他のパラメータななどのデフォルト値を記憶するための他の記憶デバイスなどのバッファも含む。
【0033】
オンチップアドレスデコーダ114は、ホスト140又はコントローラ122によって使用されるアドレスと、デコーダ124及び132によって使用されるハードウェアアドレスとの間のアドレスインターフェースを提供する。電力制御モジュール116は、メモリ動作中にワード線及びビット線に供給される電力及び電圧を制御する。電力制御モジュール116は、電圧を生成するための電荷ポンプを含み得る。センスブロックは、ビット線ドライバを含む。
【0034】
図2に描画される他の回路の全て又は一部と組み合せたステートマシン112及び/又はコントローラ122(又は同等に機能する回路)は、本明細書に記載する機能を実施する制御回路の一部であるとみなすことができる。制御回路は、ハードウェアのみ、又はハードウェアとソフトウェア(ファームウェアを含む)との組み合せを含むことができる。例えば、本明細書に記載する機能を実施するためにファームウェアによってプログラムされたコントローラは、制御回路の一例である。制御回路は、プロセッサ、FGA、ASIC、集積回路、又は他の種類の回路を含むことができる。
【0035】
(オンチップ又はオフチップの)コントローラ122(一実施形態では電気回路である)は、1つ以上のプロセッサ122c、ROM122a、RAM122b、メモリインターフェース(memory interface、MI)122d、及びホストインターフェース(host interface、HI)122eを含んでもよく、これらの全ては、相互接続されている。記憶デバイス(ROM122a、RAM122b)は、1組の命令(ファームウェアを含む)などのコード(ソフトウェア)を記憶し、1つ以上のプロセッサ122cは、この1組の命令を実行して本明細書に記載する機能を提供するように動作可能である。代替的に又は追加的に、1つ以上のプロセッサ122cは、1つ以上のワード線に接続されたメモリセルの予約領域などの、メモリ構造内の記憶デバイスからコードにアクセスすることができる。RAM122bは、プログラムデータのキャッシングを含む、コントローラ122のためのデータを記憶するためのものであり得る。ROM122a、RAM122b及びプロセッサ122cと通信するメモリインターフェース122dは、コントローラ122と1つ以上のメモリダイ108との間の電気的インターフェースを提供する電気回路である。例えば、メモリインターフェース122dは、信号のフォーマット又はタイミングを変更すること、バッファを提供すること、サージから隔離すること、I/Oをラッチすることなどが可能である。1つ以上のプロセッサ122cは、メモリインターフェース122dを介して、制御回路110(又はメモリダイ108の別の構成要素)にコマンドを発することができる。ホストインターフェース122eは、ホスト140からコマンド、アドレス及び/又はデータを受信して、ホスト140にデータ及び/又はステータスを提供するために、ホスト140データバス120との電気的インターフェースを提供する。
【0036】
一実施形態では、メモリ構造126は、ウェハなどの単一の基板上に複数のメモリレベルが形成される不揮発性メモリセルの3次元メモリアレイを含む。メモリ構造は、シリコン(又は他の種類の)基板上に配置された活性領域を有するメモリセルのアレイの1つ以上の物理レベルに、モノリシックに形成される任意の種類の不揮発性メモリを含み得る。一例では、不揮発性メモリセルは、例えば米国特許第9,721,662号に記載されているような電荷トラップ材料を有する垂直NANDストリングを含み、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0037】
別の実施形態では、メモリ構造126は、不揮発性メモリセルの2次元メモリアレイを含む。一例では、不揮発性メモリセルは、例えば米国特許第9,082,502号に記載されているような浮動ゲートを利用するNANDフラッシュメモリセルであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。他の種類のメモリセル(例えば、NOR型フラッシュメモリ)も使用することができる。
【0038】
メモリ構造126に含まれるメモリアレイアーキテクチャ又はメモリセルの正確な種類は、上記の例に限定されない。多くの異なる種類のメモリアレイアーキテクチャ又はメモリ技術を使用して、メモリ構造126を形成することができる。本明細書で提案された新たに特許請求される実施形態の目的には、特定の不揮発性メモリ技術は必要とされない。メモリ構造126のメモリセルに適した技術の他の例として、ReRAMメモリ、磁気抵抗メモリ(例えば、MRAM、スピントランスファートルクMRAM、スピン軌道トルクMRAM)、位相変化メモリ(例えばPCM)などが挙げられる。メモリ構造126のメモリセルアーキテクチャに適した技術の例として、2次元アレイ、3次元アレイ、クロスポイントアレイ、積層型2次元アレイ、垂直ビット線アレイなどが挙げられる。
【0039】
ReRAM又はPCMRAM、クロスポイントメモリの一例として、X線及びY線(例えば、ワード線及びビット線)によってアクセスされるクロスポイントアレイに配置された可逆抵抗スイッチング素子が挙げられる。別の実施形態では、メモリセルは、導電性ブリッジメモリ素子を含み得る。導電性ブリッジメモリ素子はまた、プログラム可能なメタライゼーションセルと呼ばれ得る。導電性ブリッジメモリ素子は、固体電解質内のイオンの物理的再配置に基づく状態変化素子として使用され得る。場合によっては、導電性ブリッジメモリ素子は、2つの電極間に固体電解質薄膜を有する、2つの固体金属電極を含んでもよく、一方は、比較的不活性であり(例えば、タングステン)、他方は、他の電気化学的に活性である(例えば、銀又は銅)。温度が上昇すると、イオンの移動度も増加し、導電性ブリッジメモリセルのプログラミング閾値が低下する。したがって、導電性ブリッジメモリ素子は、温度に対して広範囲のプログラミング閾値を有し得る。
【0040】
磁気抵抗メモリ(Magnetoresistive memory、MRAM)は、磁気記憶素子によってデータを記憶する。素子は、各々が薄い絶縁層によって分離された磁化を保持することができる、2つの強磁性プレートから形成される。2つのプレートのうちの1つは、特定の極性に設定された永久磁石である。他方のプレートの磁化は、メモリを記憶するために外場の磁化と一致するように変更することができる。メモリデバイスは、このようなメモリセルのグリッドから構築される。プログラミングのための一実施形態では、各メモリセルは、互いに直角に、セルに平行に、セルの1つ上及び1つ下に配置された一対の書き込み線の間にある。電流がそれらを通過すると、誘導磁場が生成される。
【0041】
位相変化メモリ(Phase change memory、PCM)は、カルコゲナイドガラス特有の挙動を利用する。一実施形態は、単にレーザパルス(又は別の光源からの光パルス)でゲルマニウム原子の調整状態を変化させることによって、非熱位相変化を達成するために、GeTe−Sb2Te3超格子を使用する。したがって、プログラミングの線量はレーザーパルスである。メモリセルは、メモリセルが光を受信することをブロックすることによって抑制され得る。他の実施形態では、PCMメモリのメモリセルは、現在のパルスを使用してそれらのデータ状態を設定又はリセットすることができる。本書では「パルス」の使用には四角いパルスを必要としないが、(連続的又は非連続的な)音の振動若しくはバースト、電流、電圧光、又はその他の波を含む。
【0042】
当業者であれば、本明細書に記載されるこの技術は単一の特定のメモリ構造に限定されず、本明細書に記載され、当業者によって理解されるように、技術の趣旨及び範囲内で、多くの関連するメモリ構造をカバーすることを、理解するであろう。
【0043】
図1Bは、メモリ構造126の例を描画する。一実施形態では、メモリセルのアレイは、複数の平面に分割される。図1Bの例では、メモリ構造126は、平面141及び平面142の2つの平面に分割される。他の実施形態では、2つより多いか又は少ない平面を使用することができる。一部の実施形態では、各平面は多数のメモリ消去ブロックに分割される(例えば、ブロック0〜1023、又は別の量)。あるメモリ技術(例えば、2D/3D NAND及び他の種類のフラッシュメモリ)において、メモリ消去ブロックは、消去動作のためのメモリセルの最小単位である。即ち、各消去ブロックは、単一の消去動作で共に消去される最小数のメモリセルを含む。他の消去の単位も使用することができる。本明細書で特許請求される解決策を実装する他の実施形態で使用される他のメモリ技術(例えば、MRAM、PCMなど)では、メモリセルは消去動作を伴わずに上書きされるため、消去ブロックは存在しないことがある。
【0044】
各メモリ消去ブロックは、多数のメモリセルを含む。メモリ消去ブロックの設計、サイズ、及び組織は、メモリ構造126のアーキテクチャ及び設計によって決まる。本明細書で使用するように、メモリ消去ブロックは、ワード線とビット線とを共有する隣接する1組のメモリセルである。例えば、図1Bの消去ブロックiは、ワード線WL0_i、WL1_i、WL2_i及びWL3_iを共有し、ビット線BL0−BL69,623を共有するメモリセルを含む。
【0045】
一実施形態では、メモリ消去ブロック(ブロックiを参照)は、ビット線(例えば、ビット線BL0〜BL69,623)及びワード線(WL0、WL1、WL2、WL3)を介してアクセスされる1組のNANDストリングを含む。図1Bは、4つのメモリセルがNANDストリングを形成するように直列に接続されていることを示す。4つのセルが、各NANDストリングに含まれるように描画されるが、4つより多いか又は少ないセルを使用することができる(例えば、16個、32個、64個、128個、256個、又は別の数又はメモリセルをNANDストリングで使用することができる)。NANDストリングの一方の端子は、ドレイン選択ゲートを介して対応するビット線に接続され、他方の端子は、ソース選択ゲートを介してソース線に接続される。図1Bは、69,624のビット線を示しているが、異なる数のビット線も使用することができる。
【0046】
各メモリ消去ブロック及び/又は各メモリ記憶ユニットは、典型的に、複数のページに分割される。一実施形態では、1ページは、プログラミング/書き込みの単位、及び読み出しの単位である。プログラミングの他のユニットも使用することができる。1つ以上のページのデータは、典型的には、1行のメモリセルに記憶される。例えば、1つ以上のページのデータが、共通ワード線に接続されたメモリセルに記憶されてもよい。1ページは、ユーザデータとオーバーヘッドデータ(システムデータとも呼ばれる)とを含む。オーバーヘッドデータは、典型的には、セクタのユーザデータから算出されたヘッダ情報とエラー訂正コード(Error Correction Code、ECC)とを含む。コントローラ(又は他の構成要素)は、データがアレイに書き込まれているときにECCを算出し、データがアレイから読み出されているときにECCをチェックする。一実施形態では、1ページは、共通ワード線に接続された全てのメモリセルに記憶されたデータを含む。
【0047】
上で論じる例では、消去の単位は、メモリ消去ブロックであり、プログラミング及び読み出しの単位はページである。他の操作の単位も使用することができる。データは、1回に1バイト、記憶/書き込み/プログラム/読み出し又は消去される1Kバイト、512Kなどであり得る。本明細書に記載の特許請求される解決策には、特別な操作の単位は必要とされない。一部の例では、システムのプログラム、消去、及び読み出しは、同じ操作の単位で行う。他の実装形態において、システムのプログラム、消去、及び読み出しは、異なる操作の単位で行う。一部の例では、システムが、ゼロ及び1(又は他のデータ値)をプログラム/書き込みすることができ、これにより、以前に記憶された情報を上書きすることができるので、他の例ではシステムがプログラム/書き込みを行うだけでよいように、システムは、消去することを必要とせずにプログラム/書き込み及び消去を行う。
【0048】
本明細書で使用するとき、メモリ記憶ユニットは、メモリ構造126にデータを記憶/書き込み/プログラムするために、メモリ技術に対する最小の動作の記憶単位を表すメモリセルの組である。例えば、一実施形態では、メモリ記憶ユニットは、4KBのデータを保持するサイズのページである。特定の実施形態では、完全なメモリ記憶ユニットは、メモリ構造126の行を横切る物理メモリセルの数に一致するようなサイズにされる。一実施形態では、不完全なメモリ記憶ユニットは、完全なメモリ記憶ユニットより少ない物理メモリセルを有する。
【0049】
図2は、コントローラ122のより詳細な一実施形態を描画する例示的メモリシステム100のブロック図である。本明細書で使用するように、フラッシュメモリコントローラは、フラッシュメモリに記憶されたデータを管理し、コンピュータ又は電子デバイスなどのホストと通信するデバイスである。フラッシュメモリコントローラは、本明細書に記載する特定の機能に加えて、様々な機能を有することができる。例えば、フラッシュメモリコントローラは、フラッシュメモリをフォーマットしてメモリが適切に動作していることを確実にし、不良のフラッシュメモリセルを打ち出し、将来の故障セルと置換される予備メモリセルを割り当てることができる。予備セルの一部は、フラッシュメモリコントローラを動作させ、他の機能を実装するためのファームウェアを保持するために使用することができる。動作中、ホストがデータをフラッシュメモリから読み出すか又はデータをフラッシュメモリに書き込む必要があるとき、ホストはフラッシュメモリコントローラと通信する。ホストがデータを読み出し/書き込むべき論理アドレスを提供する場合、フラッシュメモリコントローラは、ホストから受信される論理アドレスをフラッシュメモリの物理アドレスに変換することができる。(代替的に、ホストが物理アドレスを提供することもできる)。フラッシュメモリコントローラはまた、これだけに限定されないが、ウェアレベリング(さもなければ繰り返し書き込まれる特定のメモリブロックの消耗を回避するために書き込みを分散させること)及びガーベッジコレクション(ブロックが満杯となった後、全ブロックを消去し再利用することができるように有効なデータページのみを新たなブロックに移すこと)などの様々なメモリ管理機能も実施することができる。
【0050】
コントローラ122と不揮発性メモリダイ108との間のインターフェースは、トグルモード200、400、又は800などの任意の好適なフラッシュインターフェースであってもよい。一実施形態では、メモリシステム100は、セキュアデジタル(secure digital、SD)又はマイクロセキュアデジタル(マイクロSD)カードなどのカードによるシステムであってもよい。代替の実施形態では、メモリシステム100は、埋め込みメモリシステムの一部であってもよい。例えば、フラッシュメモリは、ホスト内に埋め込まれてもよい。他の例では、メモリシステム100は、個体ドライブ(solid-state drive、SSD)の形態であり得る。
【0051】
いくつかの実施形態では、不揮発性メモリシステム100は、コントローラ122と不揮発性メモリダイ108との間に単一のチャネルを含み、本明細書に記載する主題は単一のメモリチャネルを有することに限定されない。例えば、一部のメモリシステムアーキテクチャでは、コントローラの能力に応じて、コントローラとメモリダイとの間に2、4、8、又はそれ以上のチャネルが存在してもよい。本明細書に記載する実施形態のいずれにおいても、たとえ単一のチャネルが図面に示されているとしても、コントローラとメモリダイとの間に単一より多いチャネルが存在することがある。
【0052】
図2に描画するように、コントローラ122は、ホストとインターフェースするフロントエンドモジュール208と、1つ以上の不揮発性メモリダイ108とインターフェースするバックエンドモジュール210と、本明細書で詳細に説明することになる機能を実施する様々な他のモジュールを含む。
【0053】
図2に描画するコントローラ122の構成要素は、他の構成要素と共に使用するように設計されるパッケージ化された機能ハードウェアユニット(例えば、電気回路)、(マイクロ)プロセッサ若しくは関連機能の特定の機能を通常実施する処理回路によって実行可能なプログラムコード(例えば、ソフトウェア又はファームウェア)の一部、又は例えば、より大きいシステムとインターフェースする自己完結型のハードウェア若しくはソフトウェア構成要素の形態を取り得る。例えば、各モジュールは、特定用途向け集積回路(ASIC)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA)、回路、デジタル論理回路、アナログ回路、ディスクリート回路の組み合せ、ゲート、他の任意の種類のハードウェア、又はそれらの組み合せを含み得る。代替的に又は追加的に、各モジュールは、本明細書に記載する機能をコントローラ122が実施するためにプロセッサをプログラムするための、プロセッサ可読デバイス(例えば、メモリ)に記憶されるソフトウェアを含んでもよい。図2に描画するアーキテクチャは、図1Aに描画したコントローラ122の構成要素(即ち、RAM、ROM、プロセッサ、インターフェース)を使用してもよい(又は使用しなくてもよい)実装形態の一例である。
【0054】
コントローラ122のモジュールを再び参照し、バッファマネージャ/バスコントロール214が、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)216内のバッファを管理し、コントローラ122の内部バスの調停を制御する。読み出し専用メモリ(read only memory、ROM)218は、システム起動コードを記憶する。図2ではコントローラ122から離れて位置しているものとして図示するが、他の実施形態では、RAM216及びROM218の一方又は両方がコントローラ内に位置し得る。更に、他の実施形態では、RAM及びROMの一部がコントローラ122内及びコントローラ外の両方に位置し得る。更に、いくつかの実装形態では、コントローラ122、RAM216、及びROM218が別個の半導体ダイ上に位置し得る。
【0055】
フロントエンドモジュール208は、ホスト又は次のレベルの記憶域コントローラとの電気的インターフェースを提供するホストインターフェース220及び物理層インターフェース(physical layer interface、PHY)222を含む。ホストインターフェース220の種類の選択は、使用されているメモリの種類によって決まり得る。ホストインターフェース220の例として、これだけに限定されないが、SATA、SATA Express、SAS、ファイバチャネル、USB、PCIe、及びNVMeが挙げられる。ホストインターフェース220は、典型的に、データ、制御信号、及びタイミング信号の転送を促進する。
【0056】
バックエンドモジュール210は、ホストから受信したデータバイトを符号化し、不揮発性メモリから読み出したデータバイトを復号してエラーを訂正するエラー訂正コード(error correction code、ECC)エンジン224を含む。コマンドシーケンサ226は、不揮発性メモリダイ108に伝送されるプログラムコマンドシーケンス及び消去コマンドシーケンスなどのコマンドシーケンスを生成する。独立ダイの冗長アレイ(Redundant Array of Independent Die、RAID)モジュール228はRAIDパリティの生成及び障害データの回復を管理する。RAIDパリティは、不揮発性メモリシステム100内に書き込まれているデータのための完全性保護の更なるレベルとして使用してもよい。場合によっては、RAIDモジュール228がECCエンジン224の一部であり得る。RAIDパリティは、通称によって暗示されるように追加のダイとして加えてもよいが、例えば、追加の平面、追加のブロック、又はブロック内の追加のワード線として既存のダイ中に加えてもよいことに留意されたい。メモリインターフェース230は、コマンドシーケンスを不揮発性メモリダイ108に提供し、不揮発性メモリダイ108からステータス情報を受信する。一実施形態では、メモリインターフェース230は、トグルモード200、400、又は800インターフェースなどのダブルデータレート(double data rate、DDR)インターフェースであり得る。フラッシュ制御層232は、バックエンドモジュール210の全体的な動作を制御する。
【0057】
一実施形態は、メモリセルの書き込み及び読み出しを(メモリダイ上の回路と共に)管理するために使用することができる書き込み/読み出しマネージャ236を含む。一部の実施形態では、書き込み/読み出しマネージャ236は、後述するフロー図に描画するプロセスを実施する。
【0058】
図2に図示するシステム100の追加の構成要素は、不揮発性メモリダイ108のメモリセルのウェアレベリングを実行するメディア管理層238を含む。システム100はまた、外部の電気的インターフェース、外部のRAM、抵抗、コンデンサ、又はコントローラ122とインターフェースし得る他の構成要素などの他のディスクリート構成要素240も含む。代替の実施形態では、物理層インターフェース222、RAIDモジュール228、メディア管理層238、及びバッファ管理/バスコントローラ214のうちの1つ以上が、コントローラ122内で不要である任意選択的な構成要素である。
【0059】
フラッシュエラー及びホストとのインターフェースを扱い得るフラッシュ管理の一部として、フラッシュ変換層(Flash Translation Layer、FTL)又はメディア管理層(Media Management Layer、MML)238が統合され得る。具体的には、MMLはフラッシュ管理内のモジュールであってもよく、NAND管理の内部的特性に関与してもよい。具体的には、MML238は、ホストからの書き込みをダイ108のメモリ構造126への書き込みに変換するメモリデバイスファームウェア内のアルゴリズムを含み得る。MML238は、1)メモリの耐久性が限られている場合があること、2)メモリ構造126がページの倍数単位でのみ書き込むことができること、及び/又は3)メモリ構造126はブロックとして消去されない限り書き込むことができないことを理由に必要とされ得る。MML238は、ホストにとって可視でない可能性があるメモリ構造126のこれらの潜在的制約を理解する。したがって、MML238は、ホストからの書き込みをメモリ構造126内への書き込みに変換しようと試みる。MML238を使用して不安定ビットを識別及び記録してもよい。この不安定ビットの記録は、ブロック及び/又はワード線(ワード線上のメモリセル)の正常性を評価するために使用することができる。
【0060】
コントローラ122は、1つ以上のメモリダイ108とインターフェースし得る。一実施形態では、コントローラ122及び複数のメモリダイ(共に不揮発性記憶システム100を含む)が、固体ドライブ(SSD)を実装し、SSDは、NASデバイスなどとして、ラップトップ、タブレット、サーバなどのホスト内のハードディスクドライブをエミュレートし、置換し、又はその代わりに使用され得る。加えて、SSDはハードドライブとして機能するように作られなくてもよい。
【0061】
不揮発性記憶システムのうちのいくつかの実施形態は、1つのコントローラ122に接続された1つのメモリダイ108を含むことになる。しかしながら、他の実施形態は、1つ以上のコントローラ122と通信する複数のメモリダイ108を含み得る。一実施例では、複数のメモリダイをメモリパッケージの組にグループ化することができる。各メモリパッケージは、コントローラ122と通信する1つ以上のメモリダイを含む。一実施形態では、メモリパッケージは、1つ以上のメモリダイが搭載されたプリント回路基板(又は同様の構造)を含む。いくつかの実施形態では、メモリパッケージは、メモリパッケージのメモリダイを収容するための成形材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、コントローラ122は、メモリパッケージのいずれかから物理的に分離されている。
【0062】
図3は、複数のメモリセルを含む、モノリシック3次元メモリ構造126の例示的な一実施形態の一部の斜視図である。例えば、図3は、1つのメモリのブロックの一部を示している。描画される構造は、交互の誘電体層及び導電層のスタックの上に位置決めされた1組のビット線BLを含む。例示的目的のため、誘電体層のうちの1つがDとしてマークされ、導電層(ワード線層とも呼ばれる)のうちの1つがWとしてマークされている。交互の誘電体層及び導電層の数は、特定の実装要件に基づいて変化し得る。1組の実施形態は、108〜216個の交互の誘電体層と導電層との間に、例えば96個のデータワード線層、8個の選択層、4個のダミーワード線層、及び108個の誘電体層を含む。108〜216個よりも多いか又は少ない層を使用することもできる。以下に説明するように、交互の誘電体層及び導電層は、ローカルインターコネクトLI(アイソレーション領域)によって、4つの「フィンガ」に分割される。図3は、2つのフィンガ及び2つのローカルインターコネクトLIのみを示している。交互の誘電体層及びワード線層の下には、ソース線層SLがある。メモリホールは、交互の誘電体層及び導電層のスタック内に形成される。例えば、メモリホールの1つはMHとしてマークされる。図3では、誘電体層がシースルーとして描画されているので、読者は交互の誘電体層及び導電層のスタックに位置決めされたメモリホールを見ることができる。一実施形態では、メモリセルの垂直列を生成するために、メモリホールを電荷トラップ層を含む材料で充填することによって、NANDストリングが形成される。各メモリセルは、1つ以上のビットのデータを記憶することができる。3次元モノリシックメモリ構造126の更なる詳細は、図4に関して提供される。
【0063】
図4は、例示的3D NAND構造を描画し、ブロック全体にわたって走る物理的ワード線WLL0〜WLL47を示す。図4の構造は、ビット線311、312、313、314、...、319を含む、図1Bのブロックのうちの1つの部分に対応することができる。ブロック内では、各ビット線は4つのNANDストリングに接続される。ドレイン側選択線SGD0、SGD1、SGD2、及びSGD3は、4つのNANDストリングのうちのどれが関連するビット線に接続するかを決定するために使用される。ブロックはまた、4つのサブブロックSB0、SB1、SB2、及びSB3に分割されていると考えることができる。サブブロックSB0は、SGD0及びSGS0によって制御されるそれらの垂直NANDストリングに対応し、サブブロックSB1は、SGD1及びSGS1によって制御されるそれらの垂直NANDストリングに対応し、サブブロックSB2は、SGD2及びSGS2によって制御されるそれらの垂直NANDストリングに対応し、サブブロックSB3は、SGD3及びSGS3によって制御されるそれらの垂直NANDストリングに対応する。
【0064】
図5は、図1Aの構造126に使用することができる別のメモリ構造を示す。図5は、3次元垂直クロスポイント構造を図示し、ワード線は依然として水平方向に走り、ビット線は垂直方向に走るように配向されている。
【0065】
図5は、第2のメモリレベル410の下に位置する第1のメモリレベル412を含む、モノリシック3次元メモリアレイ構造126の一部の一実施形態を描画する。描画するように、ローカルビット線LBL11〜LBL33は、第1の方向(即ち、垂直方向)に配置され、ワード線WL10〜WL23は第1の方向と直交する第2の方向に配置される。モノリシック3次元メモリアレイにおける垂直ビット線のこの配置は、垂直ビット線メモリアレイの一実施形態である。描画するように、各ローカルビット線と各ワード線との交差部の間には、特定のメモリセルが配置されている(例えば、メモリセルM111がローカルビット線LBL11とワード線WL10との間に配置されている)。この構造は、多数の異なるメモリセル構造と共に使用することができる。一例では、特定のメモリセルは、浮動ゲートデバイス又は電荷トラップデバイス(例えば、窒化シリコン材料を使用する)を含んでもよい。別の例では、特定のメモリセルは、可逆抵抗スイッチング材料、金属酸化物、位相変化メモリ(PCM)材料、又はReRAM材料を含んでもよい。グローバルビット線GBL〜GBLは、第1の方向及び第2の方向の両方に垂直である、第3の方向に配置される。垂直薄膜トランジスタ(vertical thin film transistor、VTFT)などの1組のビット線選択デバイス(例えば、Q11〜Q31)を使用して、1組のローカルビット線(例えば、LBL11〜LBL31)を選択してもよい。描画するように、ビット線選択デバイスQ11〜Q31は、ローカルビット線LBL11〜LBL31を選択し、列選択線SGを使用して、ローカルビット線LBL11〜LBL31をグローバルビット線GBL〜GBLに接続するために使用される。同様に、ビット線選択デバイスQ12〜Q32は、行選択線SGを使用してローカルビット線LBL12〜LBL32をグローバルビット線GBL〜GBLに選択的に接続するために使用され、ビット線選択デバイスQ13〜Q33は、行選択線SGを使用してローカルビット線LBL13〜LBL33をグローバルビット線GBL〜GBLに選択的に接続するために使用される。
【0066】
図5を参照すると、ローカルビット線毎に単一のビット線選択デバイスのみが使用されるので、特定のグローバルビット線の電圧のみが、対応するローカルビット線に印加され得る。したがって、第1の組のローカルビット線(例えば、LBL11〜LBL31)がグローバルビット線GBL〜GBLにバイアスされる場合、他のローカルビット線(例えば、LBL12〜LBL32及びLBL13〜LBL33)は、同じグローバルビット線GBL〜GBLに駆動されるか、又は浮動されるかのいずれかでなければならない。一実施形態では、メモリ動作中、メモリアレイ内の全てのローカルビット線は、グローバルビット線の各々を1つ以上のローカルビット線に接続することによって、まず選択されていないビット線電圧にバイアスされる。ローカルビット線が選択されていないビット線電圧にバイアスされた後、第1の組のローカルビット線LBL11〜LBL31のみがグローバルビット線GBL〜GBLを介して1つ以上の選択されたビット線電圧にバイアスされ、他方のローカルビット線(例えば、LBL12〜LBL32及びLBL13〜LBL33)が浮動される。1つ以上の選択されたビット線電圧は、例えば、読み出し動作中の1つ以上の読み出し電圧、又はプログラミング動作中の1つ以上のプログラミング電圧に対応し得る。
【0067】
上述したメモリシステムは、消去、プログラム/書き込み及び読み出しが可能である。良好なプログラミングプロセスの最後に、適切な場合には、メモリセルの閾値電圧は、プログラムされたメモリセルの閾値電圧の1つ以上の分布内、又は消去されたメモリセルの閾値電圧(Vts)の分布内にあるべきである。図6は、各メモリセルがマルチレベルセル(multi-level cell、MLC)フォーマットのデータの2ビット以上、この場合は3ビットのデータを記憶する場合のメモリセルアレイの例示的な閾値電圧分布を図示する。しかしながら、他の実施形態は、メモリセル当たり他のデータ容量(例えば、メモリセル当たり1、2、4、又は5ビットのデータなど)を使用し得る。図6は、8つのデータ状態に対応する8つの閾値電圧分布を示す。第1の閾値電圧分布(データ状態)S0は、消去されるメモリセルを表す。他の7つの閾値電圧分布(データ状態)S1〜S17はプログラムされるメモリセルを表し、したがってプログラムされた状態とも呼ばれる。各閾値電圧分布(データ状態)は、データビットの組に対する所定の値に対応する。メモリセルにプログラムされたデータとセルの閾値電圧レベルとの間の特定の関係は、そのセルに採用されたデータ符号化方式によって決まる。一実施形態では、データ値は、グレーコード割り当てを使用して閾値電圧範囲に割り当てられ、その結果、メモリの閾値電圧がその隣の物理状態に誤ってシフトした場合に、1ビットのみが影響を受けるようになる。
【0068】
図6はまた、メモリセルからデータを読み出すための、7つの読み出し基準電圧Vr1、Vr2、Vr3、Vr4、Vr5、Vr6、及びVr7を示す。所与のメモリセルの閾値電圧がこの7つの読み出し基準電圧よりも高いか低いかを試験する(例えば、感知動作を実施する)ことによって、システムは、メモリセルがどのデータ状態(即ち、S0、S1、S2、S3、...)にあるのかを判定することができる。
【0069】
図6はまた、7つの検証基準電圧Vv1、Vv2、Vv3、Vv4、Vv5、Vv6、及びVv7を示す。メモリセルをデータ状態S1にプログラムするとき、システムは、それらのメモリセルがVv1以上の閾値電圧を有するかどうかを試験する。メモリセルをデータ状態S2にプログラムするとき、システムは、メモリセルがVv2以上の閾値電圧を有するかどうかを試験する。メモリセルをデータ状態S3にプログラムするとき、システムは、メモリセルがVv3以上の閾値電圧を有するかどうかを判定する。メモリセルをデータ状態S4にプログラムするとき、システムは、それらのメモリセルがVv4以上の閾値電圧を有するかどうかを試験する。メモリセルをデータ状態S5にプログラムするとき、システムは、それらのメモリセルがVv5以上の閾値電圧を有するかどうかを試験する。メモリセルをデータ状態S6にプログラムするとき、システムは、それらのメモリセルがVv6以上の閾値電圧を有するかどうかを試験する。メモリセルをデータ状態S7にプログラムするとき、システムは、それらのメモリセルがVv7以上の閾値電圧を有するかどうかを試験する。
【0070】
フルシーケンスプログラミングとして知られる一実施形態では、メモリセルを、消去されたデータ状態S0からプログラムされたデータ状態S1〜S7のいずれかに直接的にプログラムすることができる。例えば、プログラムされることになるメモリセルの母集団は、母集団の全てのメモリセルが消去されたデータ状態S0になるように、まず消去されることがある。次いで、プログラミングプロセスを使用して、メモリセルをデータ状態S1、S2、S3、S4、S5、S6、及び/又はS7に直接的にプログラムする。例えば、いくつかのメモリセルがデータ状態S0からデータ状態S1にプログラムされる一方で、他のメモリセルは、データ状態S0からデータ状態S2へプログラムされ、かつ/又はデータ状態S0からデータ状態S3にプログラムされ、以下同様である。図6の矢印は、このフルシーケンスプログラミングを表している。本明細書に記載する技術はまた、フルシーケンスプログラミング(これに限定されるわけではないが、複数の段階/フェーズのプログラミングを含む)に加えて、他の種類のプログラミングと共に使用することもできる。一部の実施形態では、データ状態S1〜S7は、重複することができ、コントローラ122は、ECCに応じて、記憶されている正しいデータを識別する。
【0071】
図7Aは、コントローラ122によって実施されるプログラミングのプロセスの一実施形態を説明するフロー図である。一部の実施形態では、専用コントローラを有するのではなく、ホストがコントローラの機能を実施することができる。ステップ702において、コントローラ122は、データをプログラムするために、1つ以上のメモリダイ108に命令を送信する。ステップ704において、コントローラ122は、1つ以上のアドレスを1つ以上のメモリダイ108に送信する。1つ以上の論理アドレスは、データをどこでプログラムするかを示す。ステップ706において、コントローラ122は、プログラムされるべきデータを1つ以上のメモリダイ108に送信する。ステップ708において、コントローラ122は、1つ以上のメモリダイ108からプログラミングの結果を受信する。例示的な結果は、データが正常にプログラムされたこと、プログラミング動作が失敗したことの指示、及びデータがプログラムされたが、異なる場所でプログラムされたことの指示、又は他の結果を含む。ステップ710において、ステップ708で受信した結果に応答して、コントローラ122は、それが維持するシステム情報を更新する。一実施形態では、システムは、各ブロックのステータス情報を示すデータのテーブルを維持する。この情報は、ブロック/ワード線が開/閉される(又は部分的に開/閉される)、ブロック/ワード線が不良であるなどの、論理アドレスの物理アドレスへのマッピングを含み得る。
【0072】
一部の実施形態では、当技術分野で公知であるように、ステップ702の前に、コントローラ122は、ホストデータ及びホストからのプログラム命令を受信し、コントローラはECCエンジン224を実行して、ホストデータからコードワードを作成することになる。これらのコードワードは、ステップ706で送信されたデータである。コントローラ122(例えば、書き込み/読み出しマネージャ236)は、メモリ内のデータをプログラミングする前にデータをスクランブルすることもできる。
【0073】
図7Bは、プログラミングのためのプロセスの一実施形態を説明するフロー図である。図7Bのプロセスは、図7Aのステップに応答して(即ち、コントローラ122からの命令、データ及びアドレスに応答して)、メモリダイによって実施される。例示的な一実施形態では、図7Bのプロセスは、ステートマシン112の方向で、上述の1つ以上の制御回路(図1を参照)を使用してメモリダイ108上で実施される。図7Bのプロセスはまた、上述のフルシーケンスプログラミングを実装するために使用することもできる。図7Bのプロセスはまた、多段階プログラミングプロセスの各段階を実装するために使用することができる。
【0074】
典型的には、プログラム動作中に(選択されたワード線を介して)制御ゲートに印加されるプログラム電圧は、一連のプログラムパルスとして印加される。プログラミングパルス同士の間には、1組の検証パルスが存在して検証を実施する。多くの実装では、プログラムパルスの大きさは、所定のステップサイズだけ、各連続するパルスにあわせて増加する。図7Bのステップ770において、プログラミング電圧(Vpgm)が開始量(例えば、約12〜16V又は別の適切なレベル)に初期化され、ステートマシン112によって維持されるプログラムカウンタPCが、1に初期化される。ステップ772において、プログラム信号Vpgmのプログラムパルスが、選択されたワード線(プログラミングのために選択されたワード線)に印加される。一実施形態では、同時にプログラムされるメモリセルのグループが全て、同じワード線(選択されたワード線)に接続される。選択されていないワード線は、1つ以上の昇圧電圧(例えば、約7〜11ボルト)を受け取って、当技術分野で公知の昇圧方式を実施する。メモリセルがプログラムされようとしている場合、対応するビット線が接地される。一方で、メモリセルがその現在の閾値電圧に留まろうとしている場合、対応するビット線はVddに接続されてプログラミングを阻止する。ステップ772において、プログラムパルスが、選択されたワード線に接続された全てのメモリセルに同時に印加され、その結果、選択されたワード線に接続された全てのメモリセルが同時にプログラムされる。即ち、それらのメモリセルは、同時に、又は重複する時間の間に(どちらも同時であるとみなされる)プログラムされる。このようにして、選択されたワード線に接続された全てのメモリセルは、プログラミングからロックアウトされない限り、同時にそれらの閾値電圧を変化させる。
【0075】
ステップ774において、1つ以上の検証動作を実施するのに適切な検証基準電圧の組を使用して、適切なメモリセルが検証される。一実施形態では、検証プロセスは、プログラミングのために選択されたメモリセルの閾値電圧が適切な検証基準電圧に達したどうかの試験を適用することによって、実施される。
【0076】
ステップ776において、全てのメモリセルがそれらのターゲット閾値電圧に達したか(合格)について判定される。そうである場合、プログラミングプロセスは完了し成功である、というのも、選択されたメモリセルの全てがそれらのターゲット状態にプログラム及び検証されたからである。ステップ778において、「合格」の状態が報告される。776において、全てのメモリセルがそれらのターゲット閾値電圧に達していない(不合格)という判定がなされた場合、プログラミングプロセスはステップ780に続く。
【0077】
ステップ780において、システムは、それぞれのターゲット閾値電圧分布にまだ達していないメモリセルの数をカウントする。即ち、システムは、これまで検証プロセスに失敗したメモリセルの数をカウントする。このカウントは、ステートマシン、コントローラ、又は他の論理部品によって行うことができる。一実施形態では、センスブロックの各々が、それらのそれぞれのセルの状態(合格/不合格)を記憶することになる。一実施形態では、1つの合計カウントが存在し、これは、最後の検証ステップを失敗した現在プログラムされているメモリセルの総数を反映している。別の実施形態では、データ状態毎に別個のカウントが維持される。
【0078】
ステップ782において、ステップ780でのカウントが所定の限界値以下であるかどうかの判定がなされる。一実施形態では、所定の限界値は、メモリセルのページについての読み出しプロセスの間に、エラー訂正コード(ECC)によって訂正することができるビットの数である。失敗したメモリセルの数が所定の限界値以下である場合、プログラミングプロセスは停止することができ、「合格」の状態がステップ778で報告される。この状況では、十分な数のメモリセルが正確にプログラムされており、その結果、完全にプログラムされていない残りの僅かのメモリセルは、読み出しプロセスの間に、ECCを使用して訂正することができる。一部の実施形態では、ステップ780は、各セクタ、各ターゲットデータ状態、又は他の単位毎に失敗したセルの数をカウントし、これらのカウント値はステップ782で個別に又は集合的に閾値と比較される。
【0079】
別の実施形態では、所定の限界値は、今後の誤りを見越して、読み出しプロセスの間にECCによって訂正することができるビットの数より小さくすることができる。1ページに対する全てのメモリセルよりも少ないメモリセルをプログラムする場合、又は、1つのデータ状態のみ(又は全ての状態よりも少ない状態)に対するカウントを比較する場合、所定の限界値は、メモリセルのページの読み出しプロセスの間にECCによって訂正することができるビットの数の(比例した、又は比例しない)一部とすることができる。いくつかの実施形態では、限界値は予め決められていない。代わりに、限界値は、そのページについて既にカウントされた誤りの数、実施されるプログラム−消去のサイクル数、又は他の基準に基づいて変化する。
【0080】
失敗したメモリセルの数が所定の限界値以上である場合、プログラミングプロセスはステップ784に進み、プログラムカウンタPCはプログラム限界値(program limit value、PL)と照合される。プログラム限界値の例としては、12、20及び30が挙げられるが、他の値を使用することもできる。プログラムカウンタPCがプログラム限界値PL以上である場合、プログラムプロセスは失敗したとみなされ、不合格の状態がステップ788で報告される。これは、プログラム故障の一例である。プログラムカウンタPCがプログラム限界値PL未満である場合、プロセスはステップ786に進み、このステップの間に、プログラムカウンタPCは1だけインクリメントされ、プログラム電圧Vpgmは次の大きさにステップアップされる。例えば、次のパルスは、1ステップサイズだけ(例えば、0.1〜0.5ボルトのステップサイズ)、前のパルスよりも大きな大きさを有する。ステップ786の後、このプロセスはステップ772にループして戻り、別のプログラムパルスが選択されたワード線に印加され、その結果、図7Bのプログラミングプロセスの別の反復(ステップ772〜786)が実施される。
【0081】
一般に、検証動作及び読み出し動作の間には、選択されたワード線は、電圧(基準信号の一例)に接続され、電圧のレベルは、関連しているメモリセルの閾値電圧がこのようなレベルに達しているかどうかを判定するために、読み出し動作(例えば、図6の読み出し基準電圧Vr1、Vr2、Vr3、Vr4、Vr5、Vr6、及びVr7を参照)又は検証動作(図6の検証動作基準電圧Vv1、Vv2、Vv3、Vv4、Vv5、Vv6、及びVv7を参照)毎に指定される。ワード線電圧を印加した後、メモリセルの伝導電流を測定して、ワード線に印加された電圧に応答してメモリセルがオンになっている(電流が流れている)かどうかを判定する。伝導電流がある値よりも大きいと測定された場合、メモリセルがオンにされ、ワード線に印加される電圧がメモリセルの閾値電圧よりも大きいと仮定する。伝導電流が所定の値より大きいと測定されない場合、メモリセルはオンにならず、ワード線に印加される電圧はメモリセルの閾値電圧以下であると仮定する。読み出し又は検証プロセスの間、選択されていないメモリセルには、それらの制御ゲートにおいて1つ以上の読み出しパス電圧が提供され、その結果、これらのメモリセルは、パスゲートとして動作することになる(例えば、プログラムされているか消去されているかにかかわらず電流を流す)。
【0082】
読み出し又は検証動作中にメモリセルの伝導電流を測定する多くの方法がある。一実施例では、メモリセルの伝導電流は、センスアンプ内の専用コンデンサを放電又は充電する速度によって測定される。別の実施例では、選択されたメモリセルの伝導電流は、メモリセルを含むNANDストリングが対応するビット線を放電することを可能にする(又は可能にしない)。ビット線の電圧は、それが放電されていたかどうかを調べるために一定時間後に測定される。本明細書に記載される技術は、検証/読み出しのための当該技術分野で既知の様々な方法と共に使用され得ることに留意されたい。当該技術分野で既知の他の読み出し及び検証技術も使用することができる。
【0083】
一部の実施形態では、コントローラ122は、ホストデータ(ホストから受信したデータ)をメモリシステムにプログラムするために、ホスト(又はクライアント、ユーザなど)からの要求を受信する。一部の実施形態では、コントローラ122は、プログラムされるホストデータをデータの単位に配置する。例えば、コントローラ122は、ホストデータをページ、部分的なページ(ページのサブセット)、ワード線単位、ブロック、ジャンボブロック、又は他の単位に配置することができる。
【0084】
図7Bのステップ772は、選択されたワード線にプログラム電圧パルスを印加することを含む。図7Bのステップ774は、一部の実施形態において、選択されたワード線に検証基準電圧を印加することを含む検証を含む。ステップ772及び774が反復ループの一部であるとき、プログラム電圧は、大きさがステップアップする一連の電圧パルスとして印加される。電圧パルス同士の間に、検証基準電圧が印加される。これは、図7Cに描画され、プログラム電圧パルス792、794、及び796が、ステップ772の3回の連続した反復の間に印加される。プログラム電圧パルス792、794、及び796の間で、システムは、メモリセルを試験して、検証基準電圧を検証パルスとして印加することによって、メモリセルの閾値電圧がそれぞれの検証基準電圧よりも大きいかどうかを判定する。
【0085】
図8は、メモリセルからデータを読み出すために実施される感知動作を説明するフロー図である。ステップ800において、NANDストリング上の選択されていないメモリセルが導通するように、選択されていないワード線にパス電圧が印加され、これにより、システムは選択されたメモリセルが読み出し基準電圧に応答して導通するかどうかを試験することができる。このパス電圧は、Vreadと呼ばれることが多い。ステップ802において、Vcgrとも呼ばれる適切な読み出し基準電圧が、選択されたワード線に印加される。メモリセル当たり1ビットを記憶するシステムの一例では、Vcgr=0v、又は0vに近い小さい電圧を記憶する。ステップ804において、全てのビット線がプリチャージされSる。例示的な一実施形態では、ビット線は、センスアンプ内のコンデンサを充電し、次に、ビット線が充電されるように、ビット線を充電されたコンデンサと通信状態にすることによってプリチャージされる。ステップ806において、例えばコンデンサを放電することによって、ビット線が放電できるようになる。「積分時間」又は「ストローブ時間」と呼ばれる所定の時間の後、それぞれのメモリセルがステップ808で導通したかどうかを確認するために、コンデンサの電圧が、サンプリングされる。メモリセルがVcgrに応答して導通する場合、メモリセルの閾値電圧はVcgrよりも小さい。Vcgr=0vであり、メモリセルがオンになる場合、メモリセルは消去状態にあり、記憶されるデータは1である。Vcgr=0Vであり、メモリセルがオンにならない場合、メモリセルはプログラムされた状態にあり、記憶されるデータは0である。
【0086】
メモリセルの感知動作は、図1のSB1、SB2、...,SBpを含むセンスブロック150の一部であり得るセンスアンプ回路によって実施することができる。以下の説明は、センスアンプ回路をより詳細に考察し、より具体的には、メモリ性能を改善することができるセンスアンプアーキテクチャを考察する。不揮発性メモリが記憶することができるデータの量が増加するにつれて、メモリデバイスの性能要件も増加する。市場需要を満たすために、読み出し時間及びプログラム時間を低減することによって性能を向上させるための努力がなされている。典型的なセンスアンプ設計では、データ読み出し及びプログラム又は消去検証の両方のための感知時間の主要構成要素は、図8のフローに記載されるセンス時間と共に、ワード線ランプアップ時間、ビット線ランプアップ時間、及び整定時間である。本明細書で提示される実施形態のセンスアンプアーキテクチャは、具体的には図8の最終ステップに関して、低減された感知時間をもたらすことができる。
【0087】
図14で始まる以下に示される実施形態との比較のために、図9は、選択されたメモリセルを介して感知ノード又はコンデンサを放電することによって動作する電流ベースのセンスアンプ設計の簡略化された表現を示す。次いで、得られた電圧を感知ノード上に使用して、トランジスタ上にゲート電圧を設定し、そのトランジスタを通じてデータラッチに接続されたノードが放電される。
【0088】
より具体的には、図9は、選択されたメモリセルに接続されたセンスアンプアーキテクチャの一例を示す。選択されたメモリセル901は、ワード線WL903及びビット線BL907に沿って接続され、ビット線BL907は、一方の端部でビット線選択スイッチBLS913と、他方の端部でソース線SRC905と接続される。選択されたメモリセル901は、上記の様々な技術のうちの1つから得ることができる。NANDメモリ構造、又は(選択ゲート又はNANDストリングの非選択メモリセルなどのための)他の制御線が、選択されたメモリセルの感知のためのバイアスを必要とする他のアーキテクチャの場合、これらの追加の制御線は図9には表されないが、以下の説明に記載される感知動作に必要に応じてバイアスされるであろう。ビット線選択スイッチ913は、1本以上のビット線をセンスアンプの内部ビット線ノードBLIに選択的に接続することを可能にする(以下では、トランジスタBLS913などのデバイスは、デバイスのゲートに印加される制御信号と同じ名前でしばしば称される)。
【0089】
図9のセンスアンプ回路では、内部ビット線ノードBLIは、ビット線クランプBLC911を介して共通ノードCOMに接続され、共通ノードCOMは、トランジスタXXL918を介して感知ノードSENに接続される。感知コンデンサCsen917は、SENノードと電圧レベルCLKSAとの間に接続される。COMノードは、BLX912を経由してレベルVHSAから充電することができ、SENノードは、BLQ919を経由してレベルVHLBから(form)充電することができる。VHSA及びVHLBの値は、実装の詳細に依存することになり、異なるか又は同じであってもよく、これらは、センスアンプの高電源電圧レベルであり、典型的には数ボルトほどの値になるだろう。トランジスタ926は、電圧レベルCLKSAとSTB927との間に、かつSTB927を介してノードINV_Sに接続され、その制御ゲートがSENノードに接続されている。ラッチ931は、INV_Sとデータバスとの間に接続されている。単一のラッチのみが示されているが、多くの場合、センスアンプは、マルチレベルメモリセル動作の場合など、複数のラッチに接続されるであろう。センスアンプ回路の典型的な実装は、感知機能及びセンスアンプが実施し得る他の機能(プログラム動作中にビットラインをプログラムイネーブル又はプログラム禁止レベルにバイアスするなど)に関連する多数の他の要素を有するが、図及び説明を簡素化する(simply)ために、これらはここでは示されない。
【0090】
図10は、感知動作中の図9のセンスアンプ回路の動作の一実施形態を示すフロー図である。ステップ1001において、選択されたメモリセル901のビット線907は、内部ビット線ノードBLIを経由してプリチャージされる。ノードBLIは、図9において対応するラベル付けされた実線矢印によって示されるように、VHSA−BLX−BLC−BLI経路を介してVBLC−Vth電圧にプリチャージされ、ここで、VBLCは、BLC911のゲートに印加される電圧であり、この場合、VthはBLC911の閾値電圧である。BLX912のゲートは、トランジスタBLC911を飽和状態に保つためにVBLC電圧よりも高い電圧VBLXを受け取ることになる。VBLX電圧は、VBLX−VthであるCOMノードの電圧を規定することになり、この場合、VthはBLX912の閾値電圧である。
【0091】
ステップ1003では、感知コンデンサCsen917及びノードSENがプリチャージされる。Csen917は、図9において対応するラベル付けされた実線矢印によって示されるように、VHLB−BLQ−Csen経路を介してプリチャージされる。VHLBレベルは、センスアンプの高電圧レベルであってもよく、その結果、Csen917は、例えば、実装に応じて特定の値で数ボルトまで充電することができる。ステップ1001及び1003は、順番に又は並行して実施することができるが、以下のステップ1005の前に行われる。
【0092】
感知プロセスの一部として、データ読み出しのためか、プログラム検証のためかを問わず、選択されたメモリセル901は、電圧Vcgrを読み出すようにワード線WL903上の電圧を設定すること、並びに、使用される特定のメモリ技術に必要な他の要素(例えば、選択されていないワード線、選択ゲート、ソース線)をバイアスすることによって、例えば図8のステップ800に関してなど、上述したようにバイアスされる。NANDメモリの例では、選択されたメモリセル901は、メモリセルのデータ状態に対する特定のVcgr電圧のメモリセルの状態(オンセル又はオフセルのいずれか)に基づいて、高抵抗又は低抵抗のいずれかを有することになる。
【0093】
感知フェーズは、ステップ1005で実施される。BL907及びCsen917がそれらの期待値にプリチャージされるステップ1001及び1003のプリチャージ動作に続いて、CLKSAを上昇させて、SENノードの電圧レベルを上昇させることができる。次いで、XXL918及びBLC911をオンにすることにより、SEN−XXL−BLC−BL_I経路を通じてCsenコンデンサ917を放電させる。選択されたメモリセルの状態に基づいて、Csenコンデンサ917は、図9の対応するラベル付けされた破線矢印によって示されるように、放電するか、又は放電しないことになる。
【0094】
ステップ1005の感知フェーズは、トランジスタ926の閾値電圧に達するまで、SENノード電圧(選択されたメモリセル901がオン状態である場合)を放電し続ける。選択されたメモリセル901が高抵抗状態にある場合、SENはほとんど又は全く放電を見ず、SENノードは高いままとなるだろう。ステップ1007でのストローブ動作では、STB927のゲート電圧は高くなり、Csen917/SENノード電圧における電圧レベルに基づいて、トランジスタ926はオン又はオフのいずれかになる。トランジスタ926の状態に基づいて、ノードINV_Sは、その電圧の高い値を有するか、又はSTB927及びトランジスタ926を通じて放電され、低い値を有するだろう。次いで、結果をラッチ931にラッチし、その後、データバス上に送出することができる。
【0095】
メモリセルの読み出し時間は、ワード線設定、ビット線整定の時間、SENノードを放電するセンス時間(ステップ1005)及びストローブ時間(ステップ1007)に主に依存する。図9及び図10に関連して例示される感知スキームでは、Csen/SENノードを放電させる時間は、オン状態のメモリセルがSENノードをNMOSトランジスタ926の閾値電圧未満に放電するのに十分な長さであるべきである。このようにして、ストローブ(STB927のゲート上の電圧を高電圧にする)が印加されると、選択されたメモリセルがオン状態にある場合、線INV_Sは低電圧レベルに放電しない。Csen917及びSENノードが放電するレートは、選択されたメモリセルを流れる電流に依存する。オンメモリセルとオフメモリセルとの間を区別するのに十分なSENノードを放電する時間、Tsenは、以下のように表すことができる。
Tsen=(ΔVsenCsen)/Ion、
式中、Ionは、オンメモリセルの電流であり、ΔVsenは、SENノードがNMOS926の閾値電圧を下回って放電するのに必要な電圧の変化であり、この式では、CsenはCsen917の静電容量である。
【0096】
図11は、図9及び図10に関して記載された読み出しプロセスに関与するタイミングの一部を示す一連の波形である。一番上の線上は、プリチャージイネーブル信号PCnの反転であり、プリチャージイネーブル信号PCnは、プリチャージフェーズ中に低く、そうでなければ高い。上記PCnトレースのように、PCnは、ビット線プリチャージ(BL−PCH)及びSEN/Csenプリチャージ中に低く、続いてセンスフェーズにおいてSEN/Csenが放電されると高くなる。プリチャージ中、XXL918はオフであり、実線矢印で表されるように、BLX912、BLC911、及びBLS913が、ビット線BL907をプリチャージするためにオンであり、BLQ919は、SENノードをプリチャージするためにオンである。
【0097】
反転ラッチイネーブル信号Latch_ENnは、ストローブの後に、INV_Sにおけるレベルに基づいて感知結果をラッチするように下げられるまで高くなる。第3のトレースは、ビット線選択信号BLSであり、このビット線選択信号BLSは、選択されたメモリセルがセンスアンプに接続される持続時間の間高く、この持続時間は、INV_Sにおけるレベルが確定されるまでプリチャージフェーズ及び後続の感知フェーズの両方を含む。一番下は、SENノードのトレースである。
【0098】
SENノードにおける電圧レベルは、プリチャージフェーズ中に上昇し、この実施形態では、ビット線BL907及びCsen917は、同時にプリチャージされる。選択されたメモリセルがオフ状態にある場合、SENノードは、センスフェーズ中に放電せず、SENは、実線トレースによって示されるように高いままであり、NMOSトランジスタ926は後続のストローブフェーズのためにオンになり、INV_Sが放電することを可能にする。選択されたメモリセルがオン状態にある場合、SENノードは、破線トレースによって示されるように、センスフェーズ中に放電し、NMOSトランジスタ926は後続のストローブフェーズのためにオフになり、INV_Sが放電するのを防止する。
【0099】
図11では、SENがセンスフェーズ内で放電するために割り当てられた時間はTsenで示され、組み合わせられたセンスフェーズ及びストローブフェーズは、ボックス内に封入されたSENトレースの部分によって表される。データ読み出し動作及びプログラム検証動作の両方が、多数のそのような読み出しを必要とするため、感知動作のセンス間隔及びストローブ間隔を低減することができる場合、メモリ性能を改善することができる。
【0100】
オフセルをオンセルと区別することができるように、感知ノードにおける電圧差は、センスアンプが2つの場合を正確に区別するのに十分な長さに十分に大きい必要がある。十分な差又は電圧スイングをより迅速に確立できるほど、その感知動作をより迅速に実施することができる。これは、図12及び図13を参照して例示することができる。
【0101】
図12は、図9のセンスアンプ構造内の感知ノード上の電圧スイングを示すためのセンスマージングラフである。図12では、垂直軸は、感知トランジスタ926の制御ゲートに接続されたセンスノードSENにおける電圧VSENを示す。感知トランジスタが導通し、INV_S線を放電できるようにするために、SENノード上の電圧は、感知トランジスタ926の閾値電圧Vtよりも大きい必要がある。しかしながら、センスアンプ間の処理及び他の変動により、図12のハッチング領域に示される範囲によって表されるように、感知トランジスタ926間で閾値電圧間の変動が存在するであろう。INV_Sを確実に放電させるためには、VSENは、このVt変動範囲を超えるべきであり、確実にINV_Sを放電させないためには、VSENは、このVt変動範囲を下回るべきである。
【0102】
上述のように、図9に示すような実施形態の電流ベースの感知のセンスフェーズの間、オンメモリセルの場合、メモリセルを通る電流は、XXL918、BLC911、及びBLS913を通る経路に沿ってSENノードを放電することになる。SENノードをVt変動範囲より下により迅速に放電できるほど、感知フェーズをより迅速に開始することができる。しかしながら、変動に起因して、再度、オンメモリセルは、異なるレートで放電することになり、図12は、ワースト(すなわち、オン時に低電流の)オンメモリセルの放電を示す。オンメモリセルの信頼性のある感知のために、センスアンプは、このワーストオン電圧がVt変動範囲を下回るまで待機する必要がある。
【0103】
オフメモリセルの場合、メモリセルを通る電流がほとんど又は全くないので、SENはプリチャージレベルのままである。実際の回路では、多くのオフメモリセルは依然としていくらかの電流を許容し、SEN放電をもたらすだろう。このことは、ワースト(すなわち、オフ時に最大電流の)オフメモリセルについて図12に示されている。オフセルを確実に感知するために、センスアンプは、このワーストオフ電圧降下がVt変動範囲に入る前に感知を完了するべきである。ワーストオンが下側、かつワーストオフが上側であるとき、使用可能なセンス時間Tsen、Vt変動範囲は、図12の水平ハッチング領域によって示されるとおりである。図12に示すように、メモリ電流がワーストオンメモリセルを十分に放電させるのを待機する必要性は、選択されたメモリセルを感知することができる速度を制限する。
【0104】
感知時間を低減し、結果としてメモリ性能を向上させるために、感知ノードにおけるオンメモリセルとオフメモリセルとの間の電圧差、又は電圧スイングをより大きくすることができ、より迅速に安定化することができる場合に、感知動作は、より迅速に開始し、かつ短時間で完了することができる。図9の構成において、SENノードからのBLC911を通る電流をより大きくすることができれば、感知ノードにおける電圧スイングがより大きくなり、より迅速に確立される。図13は、感知ノード上の大きなスイングを示す。
【0105】
図13は、図12のような感知ノード上での電圧スイングを示すが、より大きな電圧スイングを有するセンスマージングラフである。図13は、図12の要素を繰り返すが、ここではワーストオンの波形がはるかに急速に低下し、より長い、かつより早く開始する使用可能なTsen窓を提供し、より大きなオン/オフ比が非常に広いセンスマージンをもたらす。典型的な電流ベースのセンスアンプから利用可能なゲインは、量電圧スイング(amount voltage swing)によって制限され、これは多くの用途に対する著しい制限となり得る。十分なスイングがあれば、センスアンプは、オン/オフ電流比を増幅し、センスマージンを広くすることができる。センスアンプによって使用可能な最小スイングは、BLC911の電流増幅特性によって制限され、BLC911は、BLCトランジスタのスタビリティファクタ(又はSファクタ)によって制限される。したがって、電流ベースのセンスアンプは、BLC911のSファクタよりも無理なく大きい電圧スイングを有するべきである。いくつかの用途では、このことは、かかる電流ベースのアプローチの感知速度を制限する場合がある。
【0106】
これらの起こり得る制限を克服するために、以下では、より小さい電圧スイングに関しても十分なゲインを提供することができる電圧ベースのセンスアンプアーキテクチャを導入する。図14は、かかる電圧ベースの小さなスイングのセンスアンプに関するハイレベルブロック図である。
【0107】
図14は、オンメモリセルとオフメモリセルとの間の小さな電圧スイングを使用して、選択されたメモリセルのデータ状態を決定するためのセンスアンプアーキテクチャの一実施形態のハイレベルブロック図である。実施形態に応じて、図14のセンスアンプは、1本以上のビット線に接続することができ、この例は、2本のビット線BL0及びBL1を明示的に示す。以下の考察では、4本のビット線の例が使用されており、ここで各センスアンプのための複数のビット線を有することにより、感知のために選択されたビット線を非選択ビットで分離することを可能にして妨害を低減する。ビット線のそれぞれは、メモリセル1401に対してBL0 1407が示されるように、1つ以上のメモリセルに接続可能である。図9の対応する要素に関して上述したように、メモリセル1401は、BL0 1407とソース線SRC1405との間に、かつワード線1403に沿って接続される。上述のように、メモリセル1401は、NANDストリングなどのメモリセル群のうちの1つであってもよく、ワード線1403は、NANDストリングに沿った非選択メモリセルの選択線及びワード線などの、対応する制御線のセットを表すことができる。
【0108】
センスアンプは、感知コンデンサCsen1417を含み、その1つのプレートに内部ビット線BLIが接続されている。BLIは、スイッチBLSRC1415を介して電圧レベルVBLSRCに接続されている。内部ビット線BLIは、それぞれ対応するBLCスイッチ1411を介して1本以上のビット線に接続可能である。図14の実施形態は、ビット線毎に1つの対応するBLCスイッチ1411を示しているが、他の実施形態では、単一のBLCスイッチ1411を他のビット線選択要素と共に使用して、1つのセンスアンプを複数のビット線と共に使用可能にすることができる。複数のビット線の並行プログラミングを可能にするために、各ビット線は、BLCスイッチ1411の他方の側に対応するSDLセクション1413を有する。これにより、ビット線に共通の主セクション1421及び感知コンデンサCsen1417を共有させつつ、プログラムイネーブル値又はプログラム禁止値を各ビット線のSDLセクション1413内にラッチすることが可能になる。
【0109】
Csen1417の他方の側は、次に主センスアンプ(SA)セクション1421に接続される感知ノードSENpに接続される。主SAセクション1421は、SENpとSENnとの間に接続されている。SENnは次に、DBusスイッチ1423を経由して(by way)データバスに接続されて、感知動作の結果を出力することができる。主SAセクション1421はまた、Csen1417を戻ってBLIに接続される。
【0110】
制御信号スイッチBLSRC1415、BLCスイッチ1411、及び図14図17のスイッチをバイアスするために使用される他の制御信号は、1つ以上の制御回路1490によって生成され得る。実施形態に応じて、1つ以上の制御回路1490は、本明細書に記載される動作を実施するための電気回路を含み、複数のセンスアンプ間で共有される単一のセンスアンプ、より一般的なオンダイ制御回路110の一部、又はこれらの様々な組み合わせに特有であり得る。制御回路は、ハードウェアのみ、又はハードウェアとソフトウェア(ファームウェアを含む)との組み合せを含むことができる。例えば、本明細書に記載する機能を実施するためにファームウェアによってプログラムされたコントローラは、制御回路の一例である。制御回路は、プロセッサ、FGA、ASIC、集積回路、又は他の種類の回路を含むことができる。
【0111】
より具体的には、図1Aを再び参照すると、図14の制御/バイアスブロック1490の1つ以上の制御回路は、オンダイ制御回路110(ステートマシン、オンチップアドレスデコーダ114、及び電力制御116を含む)の要素と共に、感知ブロックSB1、SB2、...、SBp(センスアンプを配置することができる)内の制御回路を含むことができる。1つ以上の制御回路の他の要素は、行デコーダ124、列デコーダ132、及び読み出し/書き込み回路128の他の要素を含むことができる。例えば、図14図17のセンスアンプに印加される様々な制御信号は、電力制御116によって供給される電圧レベルを使用して、ステートマシン112からの命令に基づいて、感知ブロックSB1、SB2、...、SBp内の論理及び復号回路に提供され得る。メモリセル1401、ワード線WL1403、ソース線SRC1405、スイッチBLSRC1415、BLCスイッチ1411及び他の要素をバイアスすることは、再度電力制御116によって供給される電圧レベルを使用して、ステートマシン112からの命令に基づいて、バイアス回路、ドライバ、並びに行デコーダ124、列デコーダ132、及び読み出し/書き込み回路128の要素を有するデコーダを含む制御回路によって実施され得る。
【0112】
図15は、図14のセンスアンプの一実施形態のより詳細な図である。図15において、またより詳細な図16及び図17では、メモリセル1401及び他のメモリアレイ要素は、提示を単純化するために明示的に示されていない。同様に、制御/バイアスブロック1490は図示されていないが、制御/バイアスブロック1490の電気回路が図15図17に記載される要素の様々な制御信号を供給することが、理解されるであろう。図15の実施例では、センスアンプの内部ビット線BLIは、4本のビット線に接続可能である。BL0に関して、SDLセクション1413が、より詳細に示される。SDLセクション1413は、間で交差結合に接続されてラッチを形成し、1543INV_Sの入力ノードを、スイッチ1545を介してビット線BL0に接続する一対のインバータ1541及び1543を含む。ビット線BL0はまた、ビット線をVSLDレベルに設定するために使用することができるスイッチSLD1547を介して電圧レベルVSLDに接続される。図示の実施形態では、スイッチ1545、SLD1547、及びBLC1411は、相補的な制御信号を有する並列接続されたNMOS、PMOS対で形成された伝送ゲートとして実装される。本明細書に示される例示的実施形態では、スイッチBLSRC1415は伝送ゲートと同様に実装される。
【0113】
本実施形態における主SAセクション1421は、高供給レベルVddと接地との間に接続された3つのインバータ1533、1535、及び1537を含む。インバータ1533は、その入力部がSENpノードで感知コンデンサCsen1417に接続され、出力部がSENnノードに接続される。インバータ1535は、その入力部がSENnに接続され、出力部がSENpに接続されているインバータ1533と交差結合されてラッチを形成する。インバータ1537もまた、その入力部がSENnノードに接続されるが、その出力部は感知コンデンサCsen1413を越えて接続されている。短絡スイッチEQ1531は、SENpとSENnとの間に接続され、インバータ1533の入力SENp及び出力SENnが短絡されることを可能にする。スイッチEQ1531は、相補的制御信号を受信する並列接続されたNMOS/PMOS対の伝送スイッチとして再び実装される。
【0114】
図16は、図15のSDLセクション1413の更なる詳細を提供する。インバータ1541は、一対のPMOS1601及びNMOS1603から形成され、その入力部はINV_Sに接続されている。インバータ1541の出力部は、インバータ1543のPMOS1611及びNMOS1613の入力部であり、インバータ1543の出力部はINV_Sであり、その結果インバータ1541及び1543はラッチを形成することができる。PMOS1615及びNMOS1617はまた、インバータ1543の出力をINV_Sから分離するために含まれ得る。これらのトランジスタの制御信号は、上述のように、制御/バイアスブロック1490の1つ以上の制御回路によって提供され得る。
【0115】
矢印Aによって示されるように、転送ゲートSLD1547は、アイドル時又はビット線BLが非選択であるときに、ビット線BLにシールド電圧VSLDを提供するために使用することができる。スイッチ1545及びBLC1411がオフであり、SLD1547がオンであるとき、これは、ビット線のプリチャージ動作など、シールドのためか、他の目的のためかを問わず、VSLDレベルに設定されるようにビット線BLを設定することになる。
【0116】
SDLセクション1413は、プログラミング動作のためにビット線BL上の電圧に使用することができるラッチとして分離(severs)する。スイッチ1545及びBLC1411がオフになり、スイッチ1545がオンであるとき、ビット線BLは、LAT_S上のレベルにバイアスされる。INV_S上の高電圧レベル(例えばVdd)をラッチすることによって、ビット線BLはプログラム禁止になり、INV_S上の低電圧レベル(例えば、Vss)をラッチすることによって、ビット線BLはプログラム有効化される。
【0117】
転送ゲートBLC1411のスイッチは、矢印Bに示されるようにビット線BL及びSDLセクション1413を内部ビット線BLIに接続し、複数の目的で使用することができる。プログラムデータ(プログラムイネーブル又はプログラム禁止)は、BLC1411及びスイッチ1545経路によって、BLIからSDLセクション1413に転送され得る。BLC1411はまた、BLとBLIとの間でパス/フェイルスキャン結果を転送するために使用され得る。転送ゲートBLC1411はまた、選択されたときにビット線BLを、データ読み出し、プログラム検証、又は消去検証のためかにかかわらず、感知動作のためにBLI及び主SAセクション1421に接続する。
【0118】
図17図19は、図14及び図15のセンスアンプ構造の主SAセクション1421及びその動作に関するより詳細を提供する。インバータ1533は、Vddと接地との間で直列に接続された1701/1703のPMOS/NMOSの組み合わせを含み、それらの制御ゲートは、SENpに接続され、それらの間のノードはSENnに接続されている。PMOS STBn 1705は、PMOS1701とSENnとの間に接続され、NMOS STB 1707は、NMOS1703とSENnとの間に接続される。制御信号STB及びSTBnは相補的であり、インバータ1533をSENnノードから分離するために使用することができる。
【0119】
インバータ1535は、その入力部がSENnに接続され、出力部がSENpに接続されている、インバータ1533とラッチを形成するように配置されている。インバータ1535は、Vddと接地との間で直列に接続された1711/1713のPMOS/NMOSの組み合わせを含み、それらの制御ゲートは、SENnに接続され、それらの間のノードはSENpに接続されている。PMOS STB2n 1715は、PMOS1711とSENPとの間に接続され、NMOS STB2 1717は、NMOS1713とSENpとの間に接続される。制御信号STB2及びSTB2nは相補的であり、インバータ1535をSENpノードから分離するために使用することができる。
【0120】
インバータ1537もまた、その入力部がSENnに接続されるが、その出力はCsen1417を越えてBLIに接続されている。インバータ1537は、Vddと接地との間で直列に接続された1721/1723のPMOS/NMOSの組み合わせを含み、それらの制御ゲートは、SENnに接続され、それらの間のノードはBLIに接続されている。PMOS S2Sn 1725は、PMOS 1721とBLIに接続されたノードとの間に接続され、NMOS S2S 1727は、NMOS 1723とBLIに接続されたノードとの間に接続される。制御信号S2S及びS2Snは相補的であり、インバータ1537をBLIから分離するために使用することができる。図17のスイッチ及びトランジスタの制御信号は、上述のように、制御/バイアスブロック1490からの1つ以上の制御信号によって提供され得る。
【0121】
図18は、データ読み出し又は検証のためかにかかわらず、感知動作中のビット線電圧VBLを示す。最初に、ビット線は、この実施例では1ボルトまでプリチャージされ、実際の値は実装に応じてより高くても低くてもよい。ビット線がプリチャージ及び安定化されると、ビット線に沿った選択されたワード線は、感知動作のためにバイアスされる。これには、特定のデータ状態を読み出す又は検証するための感知電圧を対応するワード線に印加すること、並びに選択されたNANDストリングの選択ゲート及び非選択メモリセルをバイアスしてオンにするなどの任意の他の必要なメモリセルアレイバイアシングを含むことができる。選択されたメモリセルに記憶されたデータ状態に対する感知電圧の関係に応じて、メモリセルはオン状態にあり、放電を開始するか、又はオフ状態にあり、そのプリチャージレベルを維持するかのどちらかになる。図18に示されるように、感知コンデンサが感知間隔中に放電する(又は放電しない)と、このことは電圧スイングを開く。図17に示されるセンスアンプアーキテクチャは、この例では50mVとして取られた比較的小さい電圧スイングが開くと、オンメモリセルとオフメモリセルとを区別することができる。VBLSRC電圧レベルは、この時点でVBL(オフ)値とVBL(オン)値との中間、すなわち、この実施例ではVBLSRC=0.975Vとなるように取られる。
【0122】
図19は、図18のビット線に示されるように、同じ感知プロセス中のSENpノード及びSENnノード上の電圧レベルを示す。最初に、ビット線のプリチャージ時間及び前の放電時間中、SNEp及びSENnはそれぞれ、センスアンプの前の動作に応じて、高(例えば、Vdd)及び低(例えば、Vss又は接地)又は低及び高のいずれかであってもよい。例えば、(オンの場合)ビット線が放電を開始した後しばらくの間の中間時間など、ビット線が完全な電圧スイングを完全に確立するために十分に放電する機会を有する前に、SENnノード及びSENpノードは、「1」とマークされた間隔中に、プリチャージされる。SENn及びSENpをプリチャージするために、STB1707及びSTBn1705は、転送ゲートEQ1531の短絡スイッチのようにオンにされ、その結果、インバータ1533の入力SENp及び出力SENnが短絡され、SENp及びSENnの両方を中間電圧レベルに設定する。間隔1の間、BLI上の電圧レベル、及びCsen1417上の電圧をVBLSRCとして設定するために、BLSRC1415はオンである。
【0123】
SENp及びSENnがプロチャージされ、それらの電圧レベルが安定すると、スイッチBLSRC1415及びEQ1531をオフにすることができる。ビット線電圧が、図18の電圧スイングによって示されるように十分な分離を確立するのに時間を有したとき、転送ゲートBLC1411はオンになり、内部ビット線BLIは、選択されたメモリセルのビット線に接続される。図19に示されるように、これは、間隔1の間隔2への遷移において生じる。オンメモリセルについては、これはBLI及びSENpを引き下げ、オフメモリセルについては、BLI及びSENpを引き上げる。時間間隔2から時間間隔3の遷移において、インバータ1533のSTB/STNn 1707/1705はオンであり、インバータ1535のSTB2/STN2n 1717/1715及びインバータ1535のS2S/S2Sn 1727/1725はオンになる。これにより、SENp上の反転され増幅されたレベル電圧レベルをSENnにラッチさせ、図18に示される低電圧スイングの種類で動作することができる電圧ベースの感知を提供する。次いで、SENnのラッチされた結果を、DBus転送ゲート1423を介してデータバスに接続して、感知結果を読み出すことができる。
【0124】
図14図19に関して例示されるセンスアンプアーキテクチャは、ビット線上のオンメモリセルとオフメモリセルとの間の電圧スイングとは独立して一定のゲインを提供することができ、高速動作に好適なアーキテクチャを作製することができる。転送ゲートEQ1531の使用は、プロセス、電圧、及び温度(PVT)変動から生じ得るインバータ1541の閾値変動を相殺することによって精度を向上させる。このアーキテクチャはまた、感知動作のための閾値依存デバイス(図9の感知トランジスタ916など)の使用が除外されているため、そのトランジスタのための非常に低い電圧デバイスの使用を可能にする。
【0125】
図20は、図14図19のセンスアンプ構造を使用した感知動作の一実施形態のフロー図である。ステップ2001では、図14の選択されたメモリセル1401のビット線BL0 1407などの選択されたメモリセルのビット線がプリチャージされる。選択されたビット線は、制御/バイアスブロック1490からの制御信号に基づいて、SDL1547の使用によってプリチャージすることができ、図18の開始時に示されるようにビット線電圧VBLを確立する。主SAセクション1421は、ステップ2003でプリチャージされ、図19の期間1に示すように、制御/バイアスブロック1490からの制御信号に基づいて、STBn1705、STB1707、EQ1531及びBLSRC1415をオンにすることによって、BLI、SENn、及びSENpをプリチャージする。プリチャージ及び安定化されると、BLSRC1415及びEQ1531をオフにすることができる。ステップ2005では、選択されたメモリセルは、選択されたメモリセル1401のWL1403に感知電圧を印加すること、並びに他の必要なアレイバイアシング(選択ゲート、非選択ワード線など)によって、選択されたメモリセルの伝導状態に応じて、放電する又は放電しないようにバイアスされる。これらの動作の制御信号は、オンオンチップ制御回路によって決定され、また行デコーダ124のドライバによってワード線に印加される電圧を用いて決定されるようなブロック1490からの制御信号に再度基づいてもよい。図18及び図19によって例示されるように、ステップ2005は、ステップ2003のプリチャージの前に開始することができるが、BLI、SENn、SENpのプリチャージは、ステップ2009の前に完了されるべきである。
【0126】
ステップ2007は、図18に示すように、選択されたメモリセルのビット線がオンメモリセルのために放電する間隔を与える。十分なスイングが確立されると、ステップ2009で、制御回路1490は、BLC1411をオンにしてBLIをビット線に接続し、それにより、SENpは、図19の期間2に示されるように、ステップ2007で確立されたVBLに応じて上昇又は下降し、SENpの実線の下り勾配線は、オンメモリセルに相当し、SENpの破線の上り勾配線はオフメモリセルに相当する。ステップ2011では、図19の期間、つまり間隔3に示されるように、SENp上のレベルに対して1を超えるゲインで増幅(及び反転)し、SENnのレベルを設定するために、STBn1705、STB1707、STB2n1715、STB1717、S2Sn1725、及びS2S1727は、全てオンであり、間隔3では、SENnの実線の上り勾配線は、オンメモリセルに相当し、SENnの破線の下り勾配線は、オンメモリセルに相当する。次いで、その結果は、インバータ1533及び1535から形成されたラッチにおいて、ステップ2013でラッチされる。次いで、ラッチされた結果は、DBusスイッチ1423を経由して、SENnからデータバスに転送され得る。
【0127】
図21は、図14図19のセンスアンプ構造を使用して、プログラミング動作に関するデータを転送し、書き込む一実施形態のフロー図である。データを書き込むことができる前に、データは、データバスからプログラミング前に各ビット線の対応するSDLセクション1413、状態マシン112の指示で実施され得るプロセス、及び制御信号を供給する制御/バイアスブロック1490内の他の要素に転送される。ステップ2101では、図14のBL1407、又はより一般的には、ビット線BLnなどの第1のビット線にプログラミングされるユーザデータが、DBus転送ゲート1423を越えてデータバスからSENnに転送され、インバータ1533及び1535から形成されたSENn−SENpラッチにラッチすることができる。図14及び図15の実施形態に示されるように、各主SAセクション1421は、複数のビット線に接続され得る。例示的な実施形態は、4本のビット線、及び各主SAセクション1421の対応するSDLセクション1413を有する。プログラミング前に、上記のNANDメモリ実施形態においてワード線に沿ってプログラミングパルスを印加することなどによって、ワードに沿った全てのビット線に対する書き込みデータが転送される。
【0128】
ステップ2103において、インバータ1533及び1535から形成されたSENn−SENpラッチ内の書き込みデータは、インバータ1537によってSENnからBLIに転送され、転送ゲートBLC1411を経由して、BLIからビット線に転送される。ビット線の書き込みデータは次に、ビット線の対応するSDLセクション1413にラッチされる。次いで、SENnノードは、センスアンプに関連付けられたビット線の次のデータを受信することができ、ビット線の対応するSDLセクション1413に同様に転送される。これは、ステップ2105において、ラッチに対するより多くのビット線書き込みデータが存在する場合、ステップ2101にループバックするフローによって発生する。本明細書で使用される例では、これは、センスアンプに関連付けられた4本のビット線に相当する。書き込みデータの全てが書き込みページのビット線にロードされると、ステップ2107でデータをプログラムする準備が整う。本明細書では、単一のセンスアンプ及びその対応するビット線のセットについて説明しているが、プロセスは、他のセンスアンプ及びビット線に対して同時に実施することができる。
【0129】
図22は、図21のステップ2101〜2107に対応するSDLセクション1413のプログラミングラッチへのデータ転送を示す一連の波形である。図22の例は、センスアンプnのプロセスを示し、センスアンプnは、対応するビット線のセットBL4n、BL4n+1、BL4n+2、及びBL4n+3を有する。この例では、BL4nから開始する順番が示されているが、他の実施形態は、他の順序を使用することができる。最初に図22では、データは、センスアンプnのSENn内で転送され、次いで、インバータ1537によってBLIに転送され、対応するBLC1411を経由してBL4nに転送されて、対応するSDLセクション1413、SDL<0>に記憶される。次いで、このプロセスは、BL4n+1及びSDL<1>、BL 4n+2及びSDL<2>、並びにBL4n+3及びSDL<3>について繰り返される。この時点で、書き込みデータはラッチされ、転送ゲートBLC1411は全てオフである。プログラミングに必要なアレイの任意の他のバイアスが確立され、プログラミングパルスVPGMを、対応するワード線に沿って印加することができる(WL=VPGM)。図14図19の構成では、SDLデータラッチは、ビット線に直接接続されているため、ビット線の全てがユーザデータで同時にプログラムされ得るように、プログラム禁止/プログラムイネーブルビット線バイアスを制御することができる。
【0130】
図21に戻ると、ステップ2109で、ラッチされた書き込みデータのプログラミングが実行され、このプログラミングは、ステートマシン112及び制御信号を供給する制御/バイアスブロック1490内の他の要素の指示で再度実施され得る。例えば、上記のNANDメモリ構造では、これは、行デコーダ124内のドライバからの図14の選択されたワード線WL1403へのVPGMパルスの印加に対応する。各センスアンプに接続された複数(この例では4本)のビット線が存在するとき、これらのビット線は順次検証される。この例では、これは、センスアンプnについてBL4n〜BL4n+3の順序で行われるが、他の実施形態は、他の順序を使用することができる。ステップ2111で、BLnに沿って選択されたメモリセルが検証され、検証動作は、データ読み取り動作について上述したようにすることができるが、その結果は、対応するSDLセクション1413に記憶される。より具体的には、SDLセクションがプログラムイネーブル値に以前に設定され、メモリセルがステップ2111で検証した場合、対応するSDLセクション1413内にラッチされた値は、プログラム禁止値に変更される。検証されるビット線がより多い場合、ステップ2113において、フローは、次の対応するビット線のためにステップ2111にループバックし、対応するビット線の全てが検証された場合、フローはステップ2113からステップ2115へと移動する。
【0131】
ステップ2115は、センスアンプに対応するビット線に沿って選択されたメモリセルの全てが検証されたかどうかを判定する。そうでない場合、フローは、次のプログラムパルスのためにステップ2109にループバックする。ステップ2115で、プログラムされたようにメモリセルの全てが検証された場合、プログラミング動作は、センスアンプに対応するビット線に対して完了する。次いで、ステートマシン112並びにブロック1490の他の制御及びバイアス要素は、(マルチステートメモリセルの実施形態の場合のように)同じワード線上にあるか、又は異なるワード線上にあるかにかかわらず、書き込まれるデータの任意の追加のページのプログラムに移ることができる。図21は、複数のビット線及びプログラミングデータラッチ(SDLセクション1413)が単一の主SAセクション1421に関連付けられているプロセスを示すためのいくつかの方法で簡略化されている。実際の実施形態では、典型的には、書き込みプロセスにおいて同時に動作する他のそのようなセンスアンプ及び対応するビット線のセットが存在し、書き込み動作は、選択されたメモリセルの全て(又は十分な数)が検証するまで継続するであろう。書き込み動作はまた、エラー状態を返す前にプログラムループの最大数を有する、又はある数のメモリセルにエラー訂正コード(ECC)及び他の技術を介してこれらを検証及び処理することができないようにすることなど、共通のプログラム動作の詳細を含むことができる。
【0132】
図23は、図21のステップ2109〜2115に対応するプログラム検証の一実施形態を示す一連の波形である。左から始めて、図23は、図22が、書き込みデータがプログラミングラッチSDLセクション1413にロードされた時点で、第1のプログラミングパルスWL=VPGMで終了したところから再開する。次いで、(この実施形態では)4本のビット線BL n、BL n+1、BL n+2、及びBL n+3が順次検証される。図23は、検証動作中のこれらのビット線のそれぞれのビット線電圧を示し、プリチャージされているビット線、次に、図18のVBLに対応する中間領域(中間領域内でビット線は、オフメモリセルのプリチャージレベルを維持するか、又はオンメモリセルのために放電する)を示し、その後、ビット線は放電され、プロセスは次のビット線に移動する。ビット線のセットの全てが検証され、結果がSDLセクション1413にラッチされると、ビット線のそれぞれはBL=SDLにバイアスされ得、次のプログラミングアプローチパルスWL=VPGMが印加される。このプロセスは、選択されたメモリセルの全てが検証されるまで、又はプログラミング動作がそれ以外終了するまで繰り返す。
【0133】
態様の第1のセットによれば、センスアンプ回路は、第1のプレート及び第2のプレートを有するコンデンサと、コンデンサの第1のプレートを選択されたメモリセルに接続するように構成された第1選択スイッチと、を含む。第1のインバータは、入力ノード及び出力ノードを有し、入力ノードは、コンデンサの第2のプレートに接続される。第2のインバータは、第1のインバータの出力ノードに接続された入力ノードと、第1のインバータの入力ノードに接続された出力ノードと、を有し、第1のインバータとラッチを形成するように構成されている。短絡スイッチは、第1のインバータの入力ノードを第1のインバータの出力ノードに接続するように構成され、第3のインバータは、第1のインバータの出力ノードに接続された入力ノードと、コンデンサの第1のプレートに接続された出力ノードと、を有する。1つ以上の制御回路は、第1の選択スイッチに、短絡スイッチに、第1のインバータに、第2のインバータに、及び第3のインバータに接続される。1つ以上の制御回路は、コンデンサの第1のプレートをプリチャージし、コンデンサの第1のプレートをプリチャージすると同時に、短絡スイッチが第1のインバータの入力ノードを第1のインバータの出力ノードに接続することを可能にすることと、コンデンサの第1のプレートをプリチャージすることに続いて、短絡スイッチを無効にし、第1の選択スイッチによってコンデンサの第1のプレートを選択されたメモリセルに接続し、選択されたメモリセルの導通状態に応じた速度でコンデンサの第1のプレートを放電することと、を行うように構成されている。
【0134】
他の態様は、センスアンプ回路をプリチャージすることと、読み出し選択されたメモリセルをバイアスして、読み出し選択メモリセル内に記憶されたデータ状態に依存するレベルで電流を伝導することと、を含む方法を含む。センスアンプ回路をプリチャージすることは、センスアンプ回路の感知コンデンサの第1のプレートに接続された内部ビット線をプリチャージすることと、センスアンプ回路のラッチ回路をプリチャージすることと、を含み、ラッチ回路は、感知コンデンサの第2のプレートに接続された入力ノード、及び第1のインバータの入力部に接続された出力部を有する、第2のインバータの入力部に接続された出力ノードを含み、センスアンプ回路はまた、第1のインバータの出力ノードに接続された入力部及び内部ビット線に接続された出力部を有する第3のインバータ(inverted)を含み、ラッチ回路をプリチャージすることは、第1のインバータの出力ノードを第1のインバータの入力ノードに接続することを含む。センスアンプ回路をプリチャージすることに続いて、読み出し選択されたメモリセルをバイアスして、読み出し選択メモリセルに記憶されたデータ状態に依存するレベルで電流を伝導する間、内部ビット線は、読み出し選択されたメモリセルを介して放電するように接続されている。
【0135】
更により多くの態様は、複数の不揮発性メモリセルと、メモリセルのうちの1つ以上にそれぞれ接続された1本以上のビット線と、1本以上の第1のビット線のうちの1本に接続可能なセンスアンプと、メモリセル及びセンスアンプに接続された1つ以上の制御回路と、を含む不揮発性メモリ回路を含む。センスアンプは、コンデンサと、コンデンサの第1のプレートに接続され、ビット線のうちの1本以上に選択的に接続可能な内部ビット線と、コンデンサの第2のプレートに接続された入力ノード及び出力ノードを有するラッチと、ラッチの出力ノードに接続された入力部及び内部ビット線に接続された出力を有するインバータと、を含む。1つ以上の制御回路は、メモリセルのうちの選択された1つをバイアスして、選択されたメモリセルに記憶されたデータ状態に依存するレベルで電流を伝導し、センスアンプをバイアスして、内部ビット線をプリチャージし、ラッチの入力ノードをラッチの出力ノードに短絡させることによって、ラッチをプリチャージすることと、内部ビット線及びラッチをプリチャージすることに続いて、選択されたメモリセルを介して、選択されたメモリセルの導電率に基づいた速度で内部ビット線を感知間隔の間に放電させることと、感知間隔に続いて内部ビット線の電圧レベルに基づいて、ラッチの出力ノードの値を設定することと、を行うように構成されている。
【0136】
本明細書の目的のために、明細書中の「実施形態」、「一実施形態」、「いくつかの実施形態」又は「別の実施形態」に対する言及は、異なる実施形態又は同一の実施形態について記述するために使用されることがある。
【0137】
本明細書の目的のために、接続とは、直接的な接続又は間接的な接続(例えば、1つ又は複数の他の部分を介して)であり得る。場合によっては、ある要素が別の要素に接続されるか又は結合されると言及される場合、この要素は、他の要素に直接的に接続されてもよく、又は、介在要素を介して他の要素に間接的に接続されてもよい。ある要素が別の要素に直接的に接続されていると言及される場合、この要素と他の要素との間には介在要素は存在しない。2つのデバイスは、それらが互いの間で電子信号を交換することができるように直接的に又は間接的に接続されている場合、「通信状態」にある。
【0138】
本明細書の目的のために、「基づいて」という用語は、「少なくとも部分的に基づいて」と読むことができる。
【0139】
本明細書の目的のために、追加の文脈がない、「第1の」物体、「第2の」物体、及び「第3の」物体などの数値的な用語の使用は、物体の順序を示唆するものではなく、代わりに、異なる物体を識別するための識別目的で使用されることがある。
【0140】
本明細書の目的のために、物体の「組」という用語は、複数の物体のうちの1つ又は複数の物体の「組」を指すことがある。
【0141】
前述の詳細な説明は、例示及び説明の目的のために提示されている。前述の詳細な説明は、網羅的であること、又は開示された正確な形態に限定することを意図したものではない。上記の教示に鑑みて多くの修正及び変形が可能である。説明した実施形態は、提案した技術の原理及びその実際の用途を最もよく説明するために選択されたものであり、それによって、当業者が様々な実施形態で、企図される特定の使用法に適するように様々な修正を伴って、この技術を最も良いように利用することを可能にする。本範囲は、本明細書に添付の特許請求の範囲によって定義されることが意図される。
【0142】
以下の項目は、出願当初の特許請求の範囲に記載されている各要素である。
(項目1)
センスアンプであって、
第1のプレート及び第2のプレートを有するコンデンサと、
前記コンデンサの前記第1のプレートを選択されたメモリセルに接続するように構成された第1の選択スイッチと、
入力ノード及び出力ノードを有する第1のインバータであって、前記入力ノードが前記コンデンサの前記第2のプレートに接続された、第1のインバータと、
前記第1のインバータの前記出力ノードに接続された入力ノードと、前記第1のインバータの前記入力ノードに接続された出力ノードと、を有し、前記第1のインバータとラッチを形成するように構成された、第2のインバータと、
前記第1のインバータの前記入力ノードを前記第1のインバータの前記出力ノードに接続するように構成された短絡スイッチと、
前記第1のインバータの前記出力ノードに接続された入力ノードと、前記コンデンサの前記第1のプレートに接続された出力ノードと、を有する、第3のインバータと、
前記第1の選択スイッチ、前記短絡スイッチ、前記第1のインバータ、前記第2のインバータ、及び前記第3のインバータに接続された1つ以上の制御回路であって、前記1つ以上の制御回路は、
前記コンデンサの前記第1のプレートをプリチャージし、前記コンデンサの前記第1のプレートをプリチャージすると同時に、前記短絡スイッチが、前記第1のインバータの前記入力ノードを前記第1のインバータの前記出力ノードに接続することを可能にすることと、
前記コンデンサの前記第1のプレートをプリチャージすることに続いて、前記短絡スイッチを無効にし、前記第1の選択スイッチによって前記コンデンサの前記第1のプレートを前記選択されたメモリセルに接続し、前記選択されたメモリセルの導通状態に応じた速度で前記コンデンサの前記第1のプレートを放電することと、を行うように構成されている、1つ以上の制御回路と、を備える、センスアンプ。
(項目2)
前記コンデンサの前記第1のプレートを前記第1の選択スイッチに接続する内部ビット線と、
プリチャージ電圧レベルまで前記内部ビット線に接続するプリチャージスイッチと、を更に備え、前記1つ以上の制御回路は、前記プリチャージスイッチを通して前記コンデンサの前記第1のプレートをプリチャージするように構成されている、項目1に記載のセンスアンプ。
(項目3)
前記第1の選択スイッチは、前記内部ビット線を、前記選択されたメモリセルが接続される第1のビット線に接続するように構成されており、前記センスアンプは、
前記第1のビット線に接続された第1のプログラミングデータラッチであって、前記第1のビット線をプログラムイネーブル電圧レベル又はプログラム禁止電圧レベルのうちの1つにバイアスするように構成されている、第1のプログラミングデータラッチを、更に備える、項目2に記載のセンスアンプ。
(項目4)
前記センスアンプが、
前記内部ビット線を対応するビット線に接続するようにそれぞれ構成された、前記第1の選択スイッチを含む複数の選択スイッチと、
前記第1のプログラミングデータラッチを含む複数のプログラミングデータラッチであって、それぞれが対応するビット線に接続され、前記対応するビット線をプログラムイネーブル電圧レベル又はプログラム禁止電圧レベルのうちの1つにバイアスするように構成されている、複数のプログラミングデータラッチと、を更に備える、項目3に記載のセンスアンプ。
(項目5)
前記1つ以上の制御回路が、
前記第1の選択スイッチが、プログラムデータを前記第1のインバータの前記出力ノードから前記第1のプログラミングデータラッチに転送することを可能にするように、更に構成されている、項目3に記載のセンスアンプ。
(項目6)
前記第1の選択スイッチは、NMOSデバイスと並列に接続されたPMOSデバイスを含む転送ゲートを含み、
前記短絡スイッチは、NMOSデバイスと並列に接続されたPMOSデバイスを含む転送ゲートを含む、項目1に記載のセンスアンプ。
(項目7)
前記第1のインバータの前記出力ノードとデータバスとの間に接続されたデータ転送ラッチを更に備え、前記1つ以上の制御回路は、前記第1のインバータの出力ノードと前記データバスとの間でデータを転送するように構成されている、項目1に記載のセンスアンプ。
(項目8)
前記第1のインバータが1を超えるゲインを有するように構成されている、項目1に記載のセンスアンプ。
(項目9)
方法であって、
センスアンプ回路をプリチャージすることであって、
前記センスアンプ回路の感知コンデンサの第1のプレートに接続された内部ビット線をプリチャージすることと、
前記センスアンプ回路のラッチ回路をプリチャージすることと、を含み、前記ラッチ回路は、前記感知コンデンサの第2のプレートに接続された入力ノード、及び前記第1のインバータの前記入力部に接続された出力部を有する第2のインバータの入力部に接続された出力ノードを含み、前記センスアンプ回路はまた、前記第1のインバータの前記出力ノードに接続された入力部及び前記内部ビット線に接続された出力部を有する第3のインバータを含み、前記ラッチ回路をプリチャージすることは、前記第1のインバータの前記出力ノードを前記第1のインバータの前記入力ノードに接続することを含む、ことと、
読み出し選択されたメモリセルをバイアスして、前記読み出し選択されたメモリセルに記憶されたデータ状態に依存するレベルで電流を伝導することと、
前記センスアンプ回路をプリチャージすることに続いて、前記読み出し選択されたメモリセルをバイアスして、前記読み出し選択されたメモリセルに記憶されたデータ状態に依存するレベルで電流を伝導する間、前記内部ビット線を前記読み出し選択されたメモリセルを介して放電するように接続することと、を含む、方法。
(項目10)
前記内部ビット線を、感知間隔の間に前記読み出し選択されたメモリセルを介して放電するように接続することに続いて、前記第1のインバータの前記入力ノード上の電圧レベルを前記ラッチ回路にラッチすることを更に含む、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記第1のインバータの前記入力ノード上の電圧レベルを前記ラッチ回路にラッチすることは、
前記第1のインバータによって、1より大きいゲインで前記第1のインバータの前記入力ノード上の前記電圧レベルを増幅することを含む、項目10に記載の方法。
(項目12)
前記第1のインバータの前記入力ノード上の前記電圧レベルを前記ラッチ回路にラッチすることに続いて、前記第1のインバータの前記出力ノード上にラッチされた電圧レベルをデータバスに転送することを更に含む、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記第1のインバータの前記出力ノードにおいてデータバスから第1のプログラミングデータを受信することと、
前記第1のインバータの前記出力ノードから前記内部ビット線に前記第1のプログラミングデータを転送することと、
前記内部ビット線から第1のビット線に関連付けられた第1のプログラミングラッチに前記第1のプログラミングデータを転送することと、
プログラミングパルスを、前記第1のビット線に接続された第1の書き込み選択されたメモリセルに印加することと、を更に含む、項目9に記載の方法。
(項目14)
前記第1のプログラムデータが、書き込み禁止値又は書き込みイネーブル値のうちの1つである、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記第1のプログラミングデータを前記内部ビット線から、第1のビット線に関連付けられた前記第1のプログラミングラッチに転送することに続いて、かつ前記プログラミングパルスを前記第1の書き込み選択されたメモリセルに印加する前に、
前記第1のインバータの前記出力ノードにおいて前記データバスから第2のプログラミングデータを受信することと、
前記第1のインバータの前記出力ノードから前記内部ビット線に前記第2のプログラミングデータを転送することと、
前記内部ビット線から第2のビット線に関連付けられた第2のプログラミングラッチに前記第2のプログラミングデータを転送することと、
前記プログラミングパルスを前記第1の書き込み選択されたメモリセルに印加することと同時に、前記プログラミングパルスを前記第2のビット線に接続された第2の書き込み選択されたメモリセルに印加することと、を更に含む、項目13に記載の方法。
(項目16)
不揮発性メモリ回路であって、
複数の不揮発性メモリセルと、
前記メモリセルのうちの1つ以上にそれぞれ接続された1本以上のビット線と、
前記1本以上のビット線のうちの第1のビット線に接続可能なセンスアンプであって、
コンデンサと、
前記コンデンサの第1のプレートに接続され、かつ前記ビット線のうちの1本以上に選択的に接続可能な内部ビット線と、
前記コンデンサの第2のプレートに接続された入力ノードと、出力ノードとを有するラッチと、
前記ラッチの前記出力ノードに接続された入力部と、前記内部ビット線に接続された出力部とを有するインバータと、を含む、センスアンプと、
前記メモリセル及び前記センスアンプに接続された1つ以上の制御回路であって、
前記メモリセルのうちの選択された1つをバイアスして、前記選択されたメモリセルに記憶されたデータ状態に依存するレベルで電流を伝導することと、
前記センスアンプをバイアスして、前記内部ビット線をプリチャージし、前記ラッチの前記入力ノードを前記ラッチの前記出力ノードに短絡させることによって、前記ラッチをプリチャージすることと、
前記内部ビット線及び前記ラッチをプリチャージすることに続いて、前記選択されたメモリセルを介して、前記選択されたメモリセルの導電率に基づいた速度で、前記内部ビット線を感知間隔の間に放電させることと、
前記感知間隔に続いて前記内部ビット線の電圧レベルに基づいて、前記ラッチの前記出力ノードの値を設定することと、を行うように構成されている、1つ以上の制御回路と、を備える不揮発性メモリ回路。
(項目17)
前記センスアンプが、
前記内部ビット線と前記1本以上のビット線の第1のビット線との間に接続された第1のビット線選択スイッチと、
前記第1のビット線に接続され、前記第1のビット線をプログラムイネーブル電圧又はプログラム禁止電圧のうちの1つにバイアスするように構成された第1のプログラミングラッチと、を更に備え、
接続された前記1つ以上の制御回路が、
前記ラッチの前記出力ノードから前記第1のビット線選択スイッチを介して前記第1のプログラミングラッチに第1のプログラミング値を転送することと、
前記第1のビット線を、前記第1のプログラミング値に基づいて、プログラムイネーブル電圧又はプログラム禁止電圧のうちの1つにバイアスすることと、
前記第1のビット線をバイアスすることに続いて、プログラミング電圧を、前記第1のビット線に接続されたメモリセルに印加することと、を行うように更に構成されている、項目16に記載の不揮発性メモリ回路。
(項目18)
前記センスアンプが、
前記内部ビット線と前記1本以上のビット線の第2のビット線との間に接続された第2のビット線選択スイッチと、
前記第2のビット線に接続され、前記第2のビット線をプログラムイネーブル電圧又はプログラム禁止電圧のうちの1つにバイアスするように構成された第2のプログラミングラッチと、を更に備え、
接続された前記1つ以上の制御回路が、
前記ラッチの前記出力ノードから前記第1のプログラミングラッチに前記第1のプログラミング値を転送することに続けて、前記ラッチの前記出力ノードから前記第2のビット線選択スイッチを介して前記第2のプログラミングラッチに第2のプログラミング値を転送することと、
前記第2のビット線を、前記第2のプログラミング値に基づいて、プログラムイネーブル電圧又はプログラム禁止電圧のうちの1つにバイアスすることと、
前記第2のビット線をバイアスすることに続けて、プログラミング電圧を、前記第2のビット線に接続されたメモリセルに同時に印加して、前記第1のビット線に接続された前記メモリセルに前記電圧を印加することと、を行うように更に構成されている、項目17に記載の不揮発性メモリ回路。
(項目19)
前記センスアンプが、
前記ラッチの前記入力ノードと前記ラッチの前記出力ノードとの間に接続されたスイッチを更に備え、前記1つ以上の制御回路は、前記スイッチをオンにすることによって、前記ラッチの前記入力ノードを前記ラッチの前記出力ノードに短絡させるように構成されている、項目16に記載の不揮発性メモリ回路。
(項目20)
前記ラッチは、
前記ラッチの前記入力ノードに接続された入力部と、前記ラッチの前記出力ノードに接続された出力部とを有する、第1のラッチインバータと、
前記ラッチの前記出力ノードに接続された入力部と、前記ラッチの前記入力ノードに接続された出力部とを有する、第2のラッチインバータと、を備える、項目16に記載の不揮発性メモリ回路。
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図7C
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23